「映画」検索結果397件
-
「劇場版 呪術廻戦 0」大ヒット御礼舞台挨拶「劇場版 呪術廻戦 0」大ヒット御礼舞台挨拶芥見下々による人気漫画を原作に、TVシリーズに続いて制作された「劇場版 呪術廻戦 0」が興行収入100億円を突破! 2月12日に東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、声優の緒方恵美さん、花澤香菜さん、中村悠一さん、櫻井孝宏さんが登壇! さらにTVシリーズの主人公・虎杖悠仁役の榎木淳弥さんがサプライズで登場し、予告されていた「重大発表」として「TVシリーズ第2期放送決定」を発表! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。大ヒット御礼舞台挨拶乙骨憂太役緒方恵美さん祈本里香役花澤香菜さん五条 悟役中村悠一さん夏油 傑役櫻井孝宏さん緒方さん公開後ここまで時間が経ってから、こうやって皆さんに御礼を申し上げる機会がいただけるということは本当に幸せなことだと思います。今日は最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いします。花澤さんこんにちは~! 劇場にお越しいただきありがとうございます。大大大大大ヒットですね? ね? 本当にちょっとネタバレしても良いんですよね? じゃあ、好きな五条先生のセリフは「怖い怖い」です...。分かるかな(笑)? はい以上です。中村さんそんなに長い時間じゃないんですが、楽しいこといっぱいあると思うんでよろしくお願いします。櫻井さん猿どもの皆さん! こんにちは。初日の舞台挨拶で「100億を超えるのが確実だ」と聞いて、「本当かなぁ...?」と思っていましたが、100億を超えて、まだまだ多くの人たちが劇場に足を運んでくださっているということを聞いて、嬉しく思っています。MC12月24日の公開から昨日までの公開50日で観客動員数784.1万人、興行収入は108.3億円を突破し、2021年に公開された映画の中でNO.1です! 皆さんの周りからも反響が届いてるんじゃないかと思います。 緒方さんあまり多くはないんですが、関係者の皆さんから「観たよ」的なLINEが多いのはビックリでした。コロナ禍前だったら「話したいので飲もうか」となることが多かったのですが、今は集まって飲みには行けないので、その分の熱い思いを書いてくださってビックリしました。それと同時に嬉しかったです。 中村さんこの映画に出ていない「呪術」の奴らからは言われました。「ヒットしていますね」とか他人事の顔をしていましたね。 花澤さん私もいろいろたくさんの人に「観たよ」って言ってもらえたり...。あとは「里香ちゃんホルダー(祈本里香型ドリンクホルダー)」! 「あれをゲットしに行くよ」って人がいたりしました。私もゲットしに行きたかったんですが、なかなか行けなくて...。まだ(本作も)一回しか観に行けていないんです(笑)。これからどんどんね、まだ長いことやってくれるんじゃないかと思いますので、行きたいと思います。中村さん緒方さんと同じく、現場でスタッフさんで、そんなに今まで交流がなかった人から「この間息子と観てきたんですよ」とか聞いたので、「それだけ多くの方に幅広く観ていただけているんだな」と、ありがたかったです。櫻井さん同じですね。例えばナレーションの現場に行った時、そっとビックリマン(「呪術廻戦マンチョコ」「劇場版 呪術廻戦 0マンチョコ」が2月8日より発売)が置いてあったり(笑)。 中村さん意図的に? 櫻井さん非常に意図的です。触れざるを得ないので、「これは!」とか...。そういうのヘタなんですけれど(笑)。それで、お話しをすると「もう映画館に三回行きました」とか教えてくださったりして、嬉しかったですね。 MCこういう時に聞きたいのは、やはり今だから話せる裏話なんですが...。アフレコやプロモーション時のまだしていない話などがあれば...。 緒方さんというかですね、コロナ禍で、本当に一緒に録っている時間が短かったので、私だけでなく全員が...個別取材をかなり多く受けてきたんですが、たぶんそこで語り尽くしているところありませんか? 中村さんありますよ(笑)。つまりネタがないんです、ぶっちゃけた話。 MC何とか絞り出していただければ...。 中村さん「絞り出して」? エグイ舞台挨拶ですね(笑)。 緒方さんでも、五条先生と夏油さんは、最後の方のことをしゃべってはいけなかったので、その辺の話はあまりしゃべってはいなかったんじゃないですか? そこは(ネタバレが)大丈夫なようなので、どうですか? 櫻井さん初日もそうでしたが、私はコメントが難しいなとか思っていて...。あまりに克明に言ってしまうのもなっていうのもあったんです。でも、やはりあそこの収録の時は、人知れず、胸にグッと来ていましたね。中村くんもどこかで言っていましたが、実際の収録の時には、聞こえないフレーズを...。 中村さん台本プレゼントキャンペーンをやっていましたが、あそこはどうなるんですか?櫻井さんあそこは(プレゼント用の台本には)ないそうです。プレゼント用と収録用で台本が違うという。我々だけしか知らないんですが、観てくださった後ですもんね? あのシーンは自分の中でもすごく良い感じでパフォーマンスできてるんじゃないかと思ったんです。僕が思うのは五条ってすごいなって。TVシリーズから劇場版にかけて、ずっと作品の顔というか、支えているというか...。五条がいるからこそっていうのを今回、すごく感じていますね。五条の力がすごいなって感じています。 中村さんありがとうございます! MC中村さんはいかがですか? 中村さん収録に関しては語り尽くしたので、いろんな媒体に散らばった情報ではあるんですが、収録を緒方さんと櫻井さんと三人でできて良かったです。収録時は圧巻というか、刺激をもらっていました。年明けに映画を観に行ったんですが劇場で観た時に、収録時に二人の芝居で気づけなかったことをスクリーンで観たことによって気づくこともあったし...。緒方さんの呼吸の演技がめちゃくちゃすごくて...。 櫻井さんそうなんですよ。 中村さん今吸った呼吸の音で、グッとこっちの心を持っていかれるという...。 櫻井さんそうなんですよ。 緒方さん収録の時は、今ここにあるアクリル板よりもさらに厚いものが両脇にガンとあって、(共演者が)立って隣でしゃべっていても全部が聴こえないんですね。以前はもう少し息づかいとかも聴こえていたんですが...。息だけじゃなくて、気配とか空気...それは一緒に録っているほうが感じられるんです。今回も、それは聴こえてきたんですが、細かい息遣いが今は聴けない状態で録っていたので、我々も全部スクリーンで、できたのを観て初めて知ることはありましたね。中村さん「おぉっ!」って。面白かったです、映画。 緒方さん私は、花澤さんのお芝居に圧倒されて...。 花澤さんいえいえ! 緒方さん! 緒方さん一つ残念だったことがあって...本編を見たら、「大大大大大好きだよ!」って言ってくれているシーンでゾワっとなって鳥肌が立ったんですが、あれは尺が長すぎて録り直した方だったんですよね? 花澤さんそうです。 緒方さんOKテイクはちょっと短くなっていまして、もちろん本編の演技もすごく良かったんですが...。(使われなかった)一発目がものすごかったんで、残念だったなとは思いました(苦笑)。 花澤さんあそこからセリフを畳みかけていくじゃないですか? その良いきっかけになれたのかなって思いました。 緒方さんいままで話していないことで言うと、あの辺の一連のシーンのセリフに関しては、事前に話さないようにってかん口令が敷かれてたんですが、夏油さんに「女誑し」と言われてしまう一連のセリフをどうしようかって考えていたんですね。一番最初はもっと「悔しい」とか「どうしても勝ちたい」って気持ちが強く出るのかな? と思って芝居をしてたんですが、「そうじゃない。凪いでいてほしい」と監督に言われて。「どうやったら凪いでいられるのか...?」 と思ってたら、「そうか」って思ったことがありました。「一緒にいよう」ってセリフが最後にありますが、それを「結婚しよう」って言う気持ちでしゃべりました。結婚するってことは一緒に向こうの世界に行って...ということですが、その両方をすべて覚悟して内省して、腹に据えた状態でそこに向かってしゃべるってことを意識してやったので、それを言った後で「大好きだよ」と言われたので本当に幸せでした! 花澤さんおぉー。 緒方さんぜひ観て感激してください。 花澤さんいや、もう私、次に観に行ったら「大大大大大好きだよー!」って言っちゃいそうです! 緒方さんいやいや、発声は禁止なので(笑)! MC花澤さんは何かありますか? 花澤さんいろいろ言えること言いつくしちゃったんですが...。これは前も話しましたが、幼少期の憂太くんがめちゃくちゃかわいくて、「あぁ、こりゃ好きになっちゃうよ」って思いました。アフレコの前も思いを募らせて行ったんですが、アフレコでも「里香ちゃんには憂太くんしかいないな」って思えて、緒方さんと一緒にアフレコができて良かったなと思います。 MCコロナ禍の中で限定的とはいえ、皆さんでアフレコできたことが大きかったということですね? 緒方さんそれができなかったら、最後のほうのシーンも全然違うものになっていたと思います。改めて、当たり前なんですが、一緒に芝居するというのは、一緒にやらないのとは違うなって思えました。今は一緒に収録できる機会はすごく重要なシーンだけになってしまいましたが、それでも一緒にやれるシーンがあって良かったなと思います。コロナ禍の中で、だいぶアニメーションの在り方、お芝居の掛け合いが変わってきてしまった部分もあって、若手の声優さんの中には、まだ一度も掛け合っていない方もいます。でも、(一緒に掛け合いながら収録すること)それが大事で、その結果がそういう映像になるということを、もちろんお客様もそうですが、業界の皆さんにも、もう一度確認していただいて...。音響スタッフさんには本当に頑張っていただいてるんですが、また一緒に掛け合える日常に戻りたいなと思います。 中村さん特に五条って、TVシリーズもそうですが、たいして自分自身の気持ちをしゃべっているわけじゃなく、説明が多いじゃないですか。それを一人で録った場合、説明で終わる可能性があるけれど、一緒に録ると、受けてもらえる息づかいが発生するので「じゃあ、こういうふうに説明していこうか」って、気持ちが変わってきたりもするんです。今回、一緒に収録できたし、説明が多かったところはすでに緒方さんの声が入っていたので、それを聞きながらできたのは、すごく大きかったですね。それが(緒方さんの声の収録)できていなかったら完成形がちょっと違っていたんじゃないかと思います。 櫻井さん私も同じだと思います。どうしても個別での収録だと、算数みたいに計算して演技しないといけない部分があるんです。今回は全部ができたわけじゃないですが、それでも(一緒に収録することができて)余計なこと考えずに没頭できたんです。それは自分以外の人がいて、という空気感があったからこそできた表現、セリフがあったと思います。 MCさて、今日の舞台挨拶では「呪術廻戦」に関する重大発表があるということでTwitterのトレンドも「重大発表」で埋まっていました。それを発表させていただきますので、例のものをお願いします! ■スタッフが大きな箱を舞台中央に運び込む。花澤さん何だ? 箱だー! 中村さんもう里香ちゃんのケーキはいいですよ(苦笑)? 花澤さんありましたね(笑)。 MCそれではお願いします。どうぞ! ■箱から「祝!大ヒット」と書かれたタスキを掛けた、虎杖悠仁役の榎木淳弥が飛び出す!虎杖悠仁役榎木淳弥さん榎木さん大大大大大ヒットおめでとう!花澤さんあはははは(笑)。 榎木さん憂太、大大大ヒットおめでとうだよぉ!めちゃくちゃ怖かった、これ! (スロープを上る時に)ガタガタして、何なんだろうこれって...このために用意していただいて。 MC箱に隠れて、タスキを掛けた状態から飛び出すという仕事をこれまでされたことは? 榎木さんないです。初めてです。 花澤さんなかなかないですね。 中村さん僕も未経験です。初めて見ました。やりたくはないですけれどね。MC何か重大発表があると聞いていましたが、この「祝!大ヒット」が重大発表ですか? 花澤さんあれ? 榎木さんそんなわけないじゃないですか! では発表します!(榎木さんは後ろを向く)じゃん! これ見えてますか? ■榎木さんが後ろを振り返ると、タスキの後ろに「祝TVアニメ第2期」の文字!榎木さんTVアニメの第2期、2023年放送決定でございます! 花澤さん(後ろを向いたままの榎木さんに)ちょっと顔も見せていただけますか(笑)? 緒方さんお客さんに背中向けるのはもうやめよう(笑)! (スクリーンに)映っているから大丈夫だから(笑)。 MCこれはめちゃくちゃ嬉しい発表ですね。全国のファンの皆さんが、このサプライズを待っていました。どんな内容になるんでしょうか? 榎木さん僕もね、まだ知らないんですが、原作の流れだと劇場版で活躍している五条と夏油の過去の話などもあるので、お楽しみにしていただければと思います。 MC皆さんが急にカンペを見始めました。言って良いことと、いけないことがあるんですね? 中村さんそうですね、今回、観ていただいた劇場版の中で数シーン、過去の夏油とのシーンも入っていましたが、あの辺なんですかね? あれだと良いな? 榎木さん濁すなぁ(笑)。 MC夏油さんとしてはどうですか? 櫻井さんじゃあ、カンペを読みますね(笑)。TVアニメがあって、そこから描かれてたことからすると、夏油が10月31日に五条を封印するってことなんで。 中村さん日付指定? すげー日付指定してくるんですよ。 櫻井さん日付指定してくると頑張れるじゃん? 目標があった方が。 MCまとめますと榎木さん、どうなりますか? 榎木さんつまり、そういうこと、ですね! 花澤さん何それ(笑)? 榎木さんこれ以上はちょっと...。そういうこと。そうですね。 MCこのほかにもお伝えする情報がございます。 ■2月23日(水・祝)19時より3時間特番放送決定! ■4月3日(日)より毎週日曜日の17時から、全国28局でTVアニメの第1期放送をもう一度! MC榎木さんは今回の劇場版を観ましたか? 榎木さん観ました。というか、中村さんと行きました。 中村さん一緒に行きました。出ていないやつらと一緒に行きました。 榎木さん(伏黒 恵役の)内田雄馬くんと、(釘崎野薔薇役の)瀬戸麻沙美さんと。 中村さん楽しかったですよね? 櫻井さんそれ話せよ! 中村さんいやいや、箱で(榎木さんが)出てくるから...と思って。すごかったですね。三人(榎木さん、内田さん、瀬戸さん)は初めて観るじゃないですか? 僕は収録しているから流れを分かっているけれど、リアクションが楽しみでしたよ。原作にないシーンとか、この隣の人たちどういう気持ちで見ているんだろうとか(笑)。 榎木さんアクションシーンとかも原作から膨らませているんです。終わった後、みんなで感想を言ったりしてめちゃくちゃ興奮しましたね。何かもう、結構、泣けましたね。里香ちゃんの序盤の「頑張れ」が好きで...。 花澤さんホント(笑)? 榎木さんすごく喜んでくれていますね。他にも、憂太の気合いみたいものが画面から伝わってきて終始圧倒されましたね。あとはもう、(内田さんと瀬戸さんは)二人とも小学生のようにはしゃいでいましたね。「おもろかった~」って瀬戸さん言っていましたね。 MCそれを聞いて、中村さんはほくそ笑むという。 中村さんそうですね。特に終盤の追加シーンとか「今どんな気持ち?」って観ている最中に言えないんでね、「TVシリーズの主役チームだけ出ていないってどんな気持ち?」って(笑)。それを心に秘めながら映画館を出ましたね。 榎木さんあの七海の出方もね。 中村さんあれはずるいよな? 榎木さんずるいですよね。あれ黒閃(威力が通常の2.5乗倍の打撃の必殺技)ですよね? 七海が原作で「調子が良いと出せますよ」って言っていたやつをここで出すんだ? とか、面白かったです。 MCそしてもう一つ、サプライズで原作者の芥見下々さんからイラストコメントをいただいてきました! ■スクリーンに芥見先生によるイラスト&コメント入りの色紙が映し出される。MC緒方さん、色紙のコメントをお読みいただけますか? 緒方さん「劇場版大ヒットだってよ~! TVアニメ2期も作ってくれるって~。読者、視聴者、関係者の皆様、いつもありがとう~! 芥見下々」花澤さん良いですねー。良いですね、この里香ちゃんが。「里香ちゃんで読んで」って言われるかと思ったんですが...(笑)。 MC読んでいただいても良いですか? 花澤さん良いですか?(特級過呪怨霊の里香の声で)てれびあにめ~登壇者の皆さんそっち(笑)? 花澤さんあれ? どっちだろう? 中村さん忘れちゃった? 緒方さん本当は(本編の里香の声は)加工が入っているんです。 中村さん本当はもっと上手なんですよ! 花澤さんそうそう思い出しました! 加工の技術がすごいって内山くんから聞きました! 舞台挨拶に一緒に登壇した時に後ろで、「『呪術』チームの音声加工すごいんだよ」「そうなんだねー」って話をしました。裏話でした。 緒方さん里香ちゃん頑張りました。 MC公開記念の舞台挨拶に芥見先生がいらしてくださっていたそうですね? 緒方さんいらっしゃっていたんですが、あの日は12月24日で年内最後の金曜日ということで、道がめっちゃ混んでいて、我々が舞台挨拶直前に滑り込む感じで劇場入りしたんですね。なので、お会いしたんですが「もう出なくちゃなんない」って感じでほとんど会話できなかったんですよね。ご挨拶くらいしか。 櫻井さん私も「夏油です」って言うのが精一杯でした。 緒方さん「(映画について)良かった」と言ってくださったと思うんですが、本当にあっという間だったので...。 MCそれでは最後に榎木さん、緒方さんからメッセージをお願いいたします。 榎木さん劇場版も100億円を突破したということで...僕は出ていないんですが...でも本当に嬉しくてこんなに多くの方に観ていただけているのが信じられないというかすごいなと思います。本日、第2期の放送も決定しましたので、引き続き、多くの皆さんに「呪術廻戦」を楽しんでいただけたらと思います。本当に皆さん今日はお越しいただきましてありがとうございました。 緒方さん前回の舞台挨拶でもお話させていただいたんですが、この映画がこんなにヒットしたのは、もちろん芥見先生の原作のお力があるからであり、TVシリーズのキャスト・スタッフの皆さんが熱を込めて作ってくださったからです。それが皆さんに伝わって、「呪術廻戦」という作品が盛り上がりを見せた中で、私どもが劇場版を担当させていただいたという形なので、全ての「呪術廻戦」チームの思い、そしていろんな努力の結晶だと思っています。100億とかという数字のことは正直あんまりよく分からないし、肌にも感じにくいんですが、一つだけ分かっているのは、今日もこれだけたくさんの皆さんが観に来てくださっていて、全国の皆さんもそうですし、ここに今日はいないけれど観に来てくださった皆さん、お一人お一人が観て、心震わせて、いろんな方に伝えてくださったおかげだと思います。たくさんの方にご支持いただけたのは、本当に幸せなことですし、そういう作品に関われて幸せです。ご覧の通り、とても稀有な素晴らしい作品だと思います。コロナ禍でこの作品を作れたことが一番大きいかもしれません。未来につながる、そういう仕事になったと思います。私個人にとってもですが、先ほども少し話しましたが、業界的な意味でも...というと、不遜かもしれませんが、いろんな形でつながっていく作品だと思います。これからもアニメ業界、漫画業界をいろんな形で楽しんでいただいて、皆さんのお力で、より未来につながっていくようにしていただけたら嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました。
-
「KAPPEI」カッペイ披露試写会「KAPPEI」カッペイ披露試写会実写映画も大ヒットした「デトロイト・メタル・シティ」などで知られる漫画家・若杉公徳の伝説のギャグ漫画を超豪華キャストで実写化した映画「KAPPEI カッペイ」がついに完成! 2月16日(水)、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木にて、レッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニー、および完成披露ならぬ"カッペイ"披露試写会が開催され、主演の伊藤英明さんをはじめ、西畑大吾(なにわ男子)さん、大貫勇輔さん、山本耕史さん、小澤征悦さん、古田新太さん、平野隆監督がタキシード姿で登場しました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成披露試写会【「KAPPEI」レッド"カッペイ"トセレモニー】 伊藤英明さん(勝平役)マスコミの皆さん、関係各所の皆さん、本日はありがとうございます。良いんですか? この映画のためにお時間をいただいて...。やること他にあったんじゃないですか(苦笑)?短い時間の中でこの映画の良さをお伝えするのは本当に難しいんですが、ただ言えることは、キャリアを重ねてきた同世代の俳優が一生懸命、作品に向き合い、役に向き合って作った映画です......って言っているんですが、本当に難しいんですよね...(苦笑)。今日も朝から取材をやっていて、その中で(小澤)征悦くんが言っていたんですが、...ちょっと噛まずに言えるか分かりませんが、「老若男女、どの世代の方が観ても楽しんでいただける映画」だと思います。大変な時期ですが、感染対策をしっかりして劇場に足を運んでいただけたらと思います。西畑大吾さん(なにわ男子/入間啓太役)今日は皆さん、タキシードをきっちり着ていますが、後ろのパネルを見ていただいたら分かるように、ホンマに抱腹絶倒コメディとなっています。そのギャップが素敵だなと思います。今日はレッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニーというシャレが効いています。熱く、笑いで心が燃えるような、温まる映画になっていますので、ぜひともたくさんの方に観ていただきたいと思います。大貫勇輔さん(守役)本当にこの作品に関わることができて、嬉しく思っています。こんなご時世だからこそ、この作品を観て、少しでも多くの人に笑顔になっていただけたらと思います。そして、我々戦士の衣装の着こなしも見ていただければと思います。山本耕史さん(正義役)いい大人たちが真面目にふざけるというか、本当にこの戦士という役を駆け抜けています! 思い切り、恥ずかしがらず、前を向いて、明日に向かって...恥ずかしがらず(笑)...駆け抜けています! 一言でいうと青春群像みたいな部分もあるので、コメディと言いつつも心に刺さるものがあると思います。ぜひ皆さん、劇場でご覧になっていただければと思います。小澤征悦さん(英雄役)今回この「KAPPEI」という映画で、今、耕史が言っていたように、真面目にバカをやるってやっぱり大事だなと改めて思いました。台本を読んだ時、面白くて素晴らしい作品になると確信したんですが、最初の衣装合わせで、後ろのパネルにあるこれを着せられて「騙された」と感じた次第でございます(笑)。素晴らしい作品になっています。古田新太さん(師範役)実はですね、彼ら戦士たちは子どもの頃から修業を積んでいたんですが、僕はぶっちゃけ、子役しか相手にしていないんですね。僕は最後のほうにちらっと出てくるだけです。あと、見どころは小澤くんです。平野隆監督これまでたくさんの映画を製作してきたんですが、コメディ、笑いっていうのは一番難しいなと思っていました。しかし、手前味噌ですが本当にこの映画は上手くいって、コメディ映画の素晴らしい作品になったと思っています。それはひとえに、こちらにいる芸達者な役者の皆さんのおかげだと思っています。皆さん、きわめて真面目に、真摯に、一生懸命にこの作品に取り組んでいただきました。真面目にやっているからこその笑いを表現できたと思っています。僕はこの作品は「感動コメディ巨編」だと思っていますが、皆さん、この映画を観て、劇場を出ていく時に「本当にくっだらなぇな!」と笑って出て行っていただければと思います。【「KAPPEI」舞台挨拶】勝平役伊藤英明さんなにわ男子/入間啓太役西畑大吾さん守役大貫勇輔さん正義役山本耕史さん英雄役小澤征悦さん師範役古田新太さん平野隆監督伊藤さん皆さん、こんばんは。今日は会場に足を運んでいただいてありがとうございます。この映画の良さを短い時間で伝えるのは大変なんですが、とにかく僕ら同世代の俳優が、キャリアを積み重ねた上で、こういった作品をみんなで作り上げられたことに感謝しています。こういう大変な時期で、タイミングがズレたりすると、せっかく映画を作ってもこういう機会を設けることがなかなかできないので、本当に関係各所の皆さん、お客さん、こんな素晴らしい機会を設けていただきまして、ありがとうございます。西畑さん本当にこの映画は、心の底から笑えて、でも終わった後に「あの笑いはなんやったんやろうなぁ?」と不思議な感覚に襲われる...でもすごく心に残る映画になったと感じています。このようなご時世で、心から笑えないことがある方もいらっしゃるとは思いますが、本当にメチャメチャ面白いので、何も考えず、ぜひとも心を開放して観ていただければと思います。笑って免疫力を共に高めていきましょう!大貫さん本日はこの場に立てていることを嬉しく思います。こんなご時世なんですが、抱腹絶倒の「KAPPEI」という映画を、声を出しては笑えないかもしれませんが、全身で感じて楽しんでいってくれたら嬉しく思います。山本さんいい大人たちが振り切って、演じ切っています。皆さんも、振り切った気持ちで観ていただけると楽しめるんじゃないかと思います。この役について「体得(完全に会得して身につけること)が困難な馬跳流の使い手」とありますが、観ていただければ分かりますが、衣装もね...。この衣装で外でのロケをする時に、精神的にすごく困難な気持ちで演じていたシーンもあるので、その辺もぜひ楽しんで観ていただければと思います。小澤さん僕の方から皆さんに一つ質問があるんです。「最近、何かを心の底から真面目に取り組んだことはありますか?」何事にも真面目に取り組むって大事なことだと思うんです。今回「KAPPEI」という映画では、僕ら俳優部がみんな真面目にバカをやっています。そういう姿勢が大事だと思っているので、そういう部分を感じていただけたら嬉しく思います。あと、人生で初めて頭にホウキを乗せて芝居をしたので、その辺も楽しんで観ていただければと思います。 MCあの髪型はホウキなんですね? 小澤さんそうなんです。素材はホウキなんですが、未だに使用前なのか、 使用後なのか分かっていないんです。できれば使用前であってほしいというのが、僕の淡い希望です。古田さんえぇと、全部私のせいです(笑)。西畑くん以外の頭のおかしい人たちを育て上げたのは私なんですね。映画を観ていただければ分かるんですが、くっだらねぇです(笑)。そのくだらない人たちを一生懸命育て上げていたのが私です。楽しみにしていてください。平野監督これまでたくさんの映画を製作してきましたが、その中でコメディ映画、笑いっていうのは一番難しいと思っていました。でも、結果的にこの映画は一番素晴らしく、笑える映画になったと自負しています。それはこちらにいらっしゃる演技達者な皆さんが、とても真面目に、真摯に、本当に一生懸命に...時には議論を戦わせながら演じてくださったおかげです。そのおかげで「これが笑いなんだ」というものになったと思います。昨日、台本をチェックしたので、たぶん、38回くらい笑えると思います。ここにいる俳優さん以外の方も本当に笑えるところがありますので、今日はそこを注視して観ていただければと思います。そして、感動もすると思っていますが、「感動コメディ巨編」をぜひ楽しんでいただき、最後に劇場から出ていく時「本当にくだらねぇな」と笑っていただければ本望です。MC本作は若杉公徳先生の伝説のギャグ漫画のまさかの実写化ですが、最初にオファーが来た時の心境などについて教えてください。 伊藤さんいろいろあると思うんですが、原作がすごく面白いのは皆さんご存知だと思います。平野さんの先ほどの話にもありましたが、いろんな映画を製作されていて、僕もデビューの時の「クロスファイア」(2000年公開/出演:矢田亜希子・伊藤英明 他)だったり「陰陽師」(2001年公開/主演:野村萬斎)、あとは最後に平野さんとやったのが15年くらい前の「この胸いっぱいの愛を」(2005年公開/出演:伊藤英明・ミムラ 他)という作品だったんです。僕もずっと俳優としてキャリアを積み重ねてきましたが、「満を持して伊藤英明にやってもらいたい役があるんだ」って(平野さんに)言っていただいて、タイトルは何かと聞いたら「KAPPEI」だと。「タイトル『KAPPEI』? へぇ...」と思いました。平野さんとは15年ぶりの仕事で、僕も40代の終盤に差し掛かり、自分としてはアクション満載のスパイ映画とか、賞レースに参加するような時代劇なのかなという期待があったんです。でも、ビジュアルを見た時に、別に作品を否定している訳じゃないんですが、何かものすごく「これじゃないよ感」がしたんですよ(苦笑)。そして、衣装合わせでは、作品によっては20パターン着て2~3時間をかけて衣装合わせをすることもあるんですが、今回は衣装は1パターンなので15分くらいで終わるだろうと思っていたら3時間くらいかかって...。いろんな素材のジージャンを着せられて、丈がどうとか、ポケットがそのままあった方が面白いとか、このベルトだともたないよね...とか...。だんだん、自分も熱を帯びてきて、いろいろ話をしたんですが、決まった衣装を見てものすごくガッカリしました。今から(作品を)降りるって言っても、関係者もいろいろいて、このご時世ですし、いろいろ詮索されるから、今更降りられないし...。その衣装合わせの時に山本耕史くんと会って、山本耕史くんの衣装も過激だなと思っていたんですが、「よくこの作品受けたね?」って言ったら自信を持って「楽しんでやります」と心強い言葉を聞いて、腹をくくろうと思ったんです。でも...この格好で大学のロケとかもあったり、渋谷の街中も出るのって...。「やっぱり降りられないかな」って(苦笑)。今日も、上白石萌歌ちゃんがいなくて、やっぱりこの映画がイヤで舞台挨拶に来ないのかと思ったらイベントの名前に「オトコ祭」ってあってちょっと安心しました。この映画の撮影の時は、まだデビューしていなかったんですが「なにわ男子」として大ちゃんもデビューしましたからね。西畑さんありがとうございます(笑)。 伊藤さんデビュー曲の「初心LOVE(うぶらぶ)」の世界観がこの「KAPPEI」の世界観と合っているんじゃないかなって...。 西畑さんちょっとちゃいません(笑)? (映画の中に)勝平さんの"うぶらぶ"は描かれていますけど、ちょっと男臭すぎる気がします。 伊藤さんはい、僕の話は以上です! MC実際に衣装を着て、その姿がスクリーンに映っているのを観ての感想はいかがですか? 伊藤さんそうですね...あの、「迷惑じゃないかな?」って単純に。マスコミの皆さんもこのご時世でお忙しいのにこの映画のために...。自分だけの映画じゃないんで、そう言うと語弊がありますが、よくこの映画のために時間を割いていただいたなって感謝しかありません。お客さんもありがとうございます、本当に、ちょっとネガティブな発言をしてしまい申し訳ないですが。 MC衣装合わせで山本さんは伊藤さんと顔を合わせたんですね? 山本さん衣装合わせの時は着せられながら「周りはどういう恰好するの?」ってところが気になっていて、「え?伊藤さんこれ着るの?」とか、大貫くんに関しては「衣装合わせっていうか、これ"衣装脱ぎ"だよね?」とか思いつつ...。外でも撮影をするんですが、寒い時期だと、コートとかをスタッフの方が掛けてくださったりするんですが、裸の衣装の人あるあるなんですが、衣装と思わされているから(コートなしで)寒いまんまその場にいさせられたりするんですよね(笑)。今回は5月、6月とかだったのでそんなに寒くはなかったんですが、でも裸ですからね、彼は。裸にサスペンダーという、非常にインパクトの強い衣装で「はじめましてー」「どうも」って感じで...お互いよくよく見るとすごい二人が挨拶しているなと思いました(苦笑)。大貫さん僕は山本さんと初めてお会いしたのが茨城のロケの時だったんで、すごい格好をしていました(笑)。 山本さんこれは言っておきますが全裸ではないです! 大事なところは出ていないんが、一瞬「え?」となるんです(苦笑)。僕はその撮影が初日で、街中で(一般の方たちから)手を振っていただきましたが、ちょっと覚悟を決めないと精神的に危なかったですからね。本当に、これほど「気づかれたくない!」って思ったことはないくらいです。伊藤さんとは衣装合わせで会って「山本くん、よくこれ引き受けたね」って言われましたが、あの時僕も「降りられないかな」って思っていました(笑)。 大貫さん最初、「KAPPEI」という漫画原作の映画の守役と聞いて、原作を全部読んで「面白い漫画だな」って思いました。まあ、全体のキャラのバランスとしては裸ではあるけれど、キレイめな役だなって...。でも、「他の方たちはどこまでリアルにあの格好をやるのかな?」「キャストはどの方がやるのか?」って思っていました。この大先輩方があの格好をすると想像した時に、僕は裸だけれど、「この役で良かったな」って思って...。実際にお会いしたらものすごいパンチ力でした。伊藤さんにお会いしたら、似合い過ぎていて...。あの時「初めまして」でしたが、漫画から出てきたそのまんまという感じで「やっと会えたね」って感じで、僕も最初は一人での撮影から始まったので、孤独感があって「なんで僕だけこんな変な格好を...?」と思っていましたが、先輩たちとお会いしたら安心して、最後には落ち着いてお芝居できました。西畑さん僕は衣装に関しては何の面白味もなかったですね。啓太に関して、小ネタなんですがTシャツが絶妙にダサいというのが僕の中ではすごく楽しかったです。でも、皆さんの衣装がすごすぎて負けちゃっています。このお話をいただいて、企画書を読ませていただいたら、そこに「世紀末が訪れなかった『北斗の拳』」とあって。僕は「北斗の拳」をよく読んでいたので「そういう世界観なんだ!」って思って原作を読んだら、めちゃくちゃギャグ漫画でした(笑)。でも関西人っていうこともあって、お笑いが好きで、いつかコメディをやってみたいと思っていたので嬉しいなと思いました。でも皆さん、先ほど小澤さんもおっしゃっていましたが、本気でバカをやっていて、僕も気持ちよくツッコミを入れさせていただきました! 本当に素敵な体験をさせていただきました。MC西畑さんが「終末の戦士」の役だったら、着てみたいと思った衣装は? 西畑さん一度、勝平さんの衣装を着させてもらったんですよ。上のジージャンを。 伊藤さんクランクアップの時だっけ? 一緒に写真を撮ったよね? 西畑さんガリガリすぎて全く似合わんかったですね(笑)。着てみたい衣装は...皆さんが知っている正義さんの衣装。特攻服と、もう一着、攻めているのがあるんですよね? そちらを一度、着てみたいなと。 小澤さんすごいとこ行ったね。 西畑さん馬がついてるんです。そこがポイントなので、ぜひともそれは劇場で観ていただければと思います。 伊藤さん焦ったよね、耕ちゃんの衣装を見た時は...。 山本さん写メを撮ってもらって、萌歌ちゃんに「こんな感じだよ」って見せたら「え?」って...(笑)。二度見して「びっくりした!」って言われました。 小澤さん出ているわけじゃないけどね(笑)。 伊藤さん一瞬、錯覚に陥るよね(笑)? 山本さんこれがウマいことなっていてね、馬のたてがみが...。 西畑さん皆さんの服を着てみたかったです(笑)。 MC小澤さんもオファーを受けた際の感想をお願いします。 小澤さんオファーを受けた時は、台本と原作を読んですごく面白かったので嬉しかったです。終末の戦士は、体を鍛えなくちゃいけないと思って、撮影前にトレーニングをして体脂肪率を落としたり、糖質制限をしたりしたんですよ。耕史と大貫さんは、結構露出多い役で、僕もそうだろうと思って衣装合わせに行ったら、僕一人だけ着ぐるみみたいになっていて...。腹筋の部分もちょっと作られた腹筋になっていて...。「僕、何のために鍛えたんだろうな...?」って思いました。あの腹筋は、6パックならぬ8パックとか、すごいもので、そうなるには3年くらいかかるものを求められていたので、それはさすがに無理だろうって僕も思いました。さっき出たホウキの話は想定外で、頭にホウキって結構な重量で、それにアクションもあって、最終的には「騙されたなぁ」ってのが感想ですかね。MCホウキをカツラのように被っていたんですか? 小澤さんそうですね。半分カツラみたいな感じで、後ろも長さがあるし、重量もあって揺れたりすると難しくて頭だけ固定してファイトしたりしていました。 MC古田さんはいかがでしたか? 古田さん僕は若杉先生のファンで当然(原作は)読んでいました。前にやった映画(「映画 みんな!エスパーだよ!」2015年公開/出演:染谷将太・「デトロイト・メタル・シティ」2008年公開/出演:松山ケンイチ)の時は参加できなくて悔しい思いをしていたので、「『KAPPEI』か、 良いな!」って思いました。師範か、楽だぞって。というか、皆さん、衣装について御託を並べていますが、みんな人間が着るやつじゃん。ゾウとかカワウソとかしたことないだろ、お前ら! 壁とか石とかそういう役。そういうのは衣装とは呼べないからね。皆さんぜひそうやって役の幅を広げていってください。小澤さん勉強になります(笑)! MC今回、突如解散を告げられた終末の戦士たちが都会に出てきて右往左往するという物語になっていますが、ここで描かれるような自分と社会の常識のギャップを感じた体験について皆さんからお話しいただきたいと思います。伊藤さんは何かありますか? 伊藤さんないですね。いや、それは冗談ですが、勝平はずっと島で鍛えて東京に出てくるんですが、僕は岐阜で育って上京したのは19歳ですが、その頃は鼻をかむと黒い煤がついていて、いつからかつかなくって、不思議に思っていたんです。田舎って空気がキレイじゃないですか。新幹線で二時間のところで「こんなに鼻の穴が黒くなるのか!」って思っていましたね。体が慣れてくるんですね。 西畑さん僕はギャップを今すごく感じています。皆さんにお会いするのは撮影以来なんですが、撮影の時はこのコスチュームで、今日会ったら、タキシードを着ていらして...、すごい違和感なんですよね。皆さん、すごく今日はカッコ良く...いや終末の戦士の時もカッコ良かったんですが、今日はよりカッコ良くて、ギャップにやられています。監督も髪型をセットしてタキシード着られていて、変な気分です。 MCそういう意味では、なにわ男子のファンもタキシード姿の西畑さんにギャップを感じられているかと。 西畑さん僕、デビューして初めての宣材写真は、胸に星の名札が付いていますからね、保育園の先生みたいな(笑)。 MC大貫さんはいかがですか? 大貫さん僕はダンサーで始まって、俳優業を23歳で舞台から始めたんですが、何年かして映像に初めて挑戦した時、まず「声が大きい」と言われたのと、動きも舞台みたいな動きをしてしまって「もうちょっと普通のテンションの動きをしてください」と言われたことがありました。稽古も、舞台は一カ月とかしてから、本番なんですが、映像はそれもなくその日に1~2回、リハーサルをして「はい本番」というテンポ感の速さも慣れるまでは大変でしたね。 山本さん僕は小さい頃、家で「チッチッパー」という言葉が当たり前のようにあって、幼稚園、小学生で「チッチッパー」と言っても誰にも通じなかったんですよね。何なのか分かりますか? 伊藤さん皆さん、ご存知ですよね? 「チッチッパー」ですよね(笑)? 山本さん家で子どもがなんとなく発したことをきっかけに、お父さんとお母さんが自分の家の中で、それを「チッチッパー」と呼んでいて、僕にとってはそれが常識になってたんですよ。でも外に出て、言ってみたら誰にも通じなくて「あ、これうちだけだったんだ」って。あの「ティッシュペーパー」のことです。それを僕なのか兄貴なのか... 「チッチッパー」と呼んでから、自分の家ではそれが常識になっていて、外に出て初めて「違うんだ」と知りました...。あとこれは余談ですが、優香ちゃんは、乳首を切ったらまた生えてくると思っていたらしいですよ(笑)。 小澤さんそれ余談過ぎるだろ! 伊藤さんそんな話で広がるんなら、僕も良いですか? 僕は小さい頃、空手を習っていて、年子の妹がいるんですが、初めて妹が道場に来た時に、「男は『オス!』って言うけれど、女の子は『メス!』って言うんだよ」って教えたら、真に受けて「メス!」って言って...、先生に怒られていました(笑)。 山本さん意外とね、家で教わったことを外でやっちゃったりするから、気を付けたほうが良いですよ。 伊藤さんそうですよね。 MC小澤さんはいかがですか? 小澤さんこの後、話しづらいですね(苦笑)。ギャップ? 今考えていたんですが、ライダースって革ジャンがあるじゃないですか? 僕はあれをスーツのジャケット代わりにしたりするんです。レストランに行った時、革ジャンを着たまま店に入ってごはんを食べていたら、友達に突然「お前、革ジャン脱がないの?」って言われて...、僕にとってはジャケット代わりだから脱がなかったんですが、最終的には脱ぐことになって...。それって僕が悪いですか(笑)? 伊藤さん何の話(笑)? 小澤さんギャップの話! 伊藤さんあぁ、革ジャンの話(笑)? 小澤さん皆さん、革ジャンってレストランに行ったら脱ぎますか? 僕は脱がなくて良いかなって思っていたんですが...。意外と何人にも言われたんですよ。 伊藤さん二択で(会場のお客さんに)拍手で聞いてみたら? 小澤さん分かりました。ではこの中で、革ジャンでレストランに行ったら、脱ぐという人? ■会場からは割と大きな拍手が。 小澤さん脱がないよって人? ■会場からはやや小さめの拍手が。 小澤さん以上です! 伊藤さん何の話? これは? 小澤さんちなみに僕は「チッチッパー」は「血まみれジッパー」だと思いました(笑)。 MC古田さんはいかがですか? 古田さん僕はあんまりギャップを感じたことはないんですが、この歳になって、最近噛むことと飲み込むことが面倒くさくなってしまいまして...。 小澤さん根源的な話になってきましたね(笑)。 古田さん「酒を飲めないなら飯いらないな」って思うようになって、なので今は夜しか食わないんですよ。でも、夜もしっかり食うかと言ったら、そうではなくて、なんせ噛むことと飲み込むことが面倒くさいから。で、最近一番自分の中で盛り上がってるのが、生卵で酒を飲む――そうするとついに噛まず済むという。これ話すと「へぇー」って反応されますね。 MCついにつまみに生卵を...。 古田さん卵焼きだと噛まないといけないじゃないですか? MC平野監督からこの映画の観てほしいところについて一言お願いします。 平野監督本当に、今もこういう素晴らしい発言をされた素晴らしい役者の皆さんなので、いろんな意見が出て、収拾がつかなくなって、朝日を迎える撮影が多かったです。それがすごく大変でした。でも笑いって間だと思うので、間が素晴らしくて、今日も間を感じていただけると思います。それで笑えるんだなと思いますので、皆さんのお芝居の間を気を付けて観ていただければと思います
-
HEPナビオ大阪市北区一部所有・阪急百貨店メンズ館店舗・映画館
-
東宝南街ビル大阪市中央区なんばマルイ店舗・映画館
-
「屋根裏のラジャー」ジャパンプレミア「屋根裏のラジャー」公式サイト「メアリと魔女の花」に次ぐスタジオポノックの長編アニメーションの最新作は、イギリスの作家A.F.ハロルド著の「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)を基にして、愛をなくした少女の想像が生み出した少年ラジャーを主人公に描かれる冒険ファンタジーです。 11月16日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにてジャパンプレミアを行い、同時に札幌、横浜、名古屋、大阪、福岡、全国五大都市の映画館との生中継を実施しました。イベントには、本作の声優を務めた寺田心さん、鈴木梨央さん、安藤サクラさん、仲里依紗さん、山田孝之さん、イッセー尾形さん、そして百瀬義行監督、西村義明プロデューサーが登壇し本作とキャラクターの魅力を語り尽くしました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。ジャパンプレミアラジャー役寺田 心さんアマンダ役鈴木梨央さんリジー役安藤サクラさんエミリ役仲 里依紗さんジンザン役山田孝之さんミスター・バンティング役イッセー尾形さん百瀬義行監督プロデューサー西村義明さんMC本日は、札幌、横浜、名古屋、大阪、福岡、全国五大都市の映画館にこちらの舞台挨拶を現在生中継しています。 寺田さん全国に繋いでのイベントは初めてです。今回、札幌、名古屋、横浜、大阪、福岡とたくさんのお客さんに観ていただけるのはすごくうれしいです。何よりも、僕の地元・名古屋にも繋がっている事がとてもうれしいです。(名古屋に向けて方言で)ぜひ名古屋の皆さん最後まで見てってちょー。 MC本作をご覧になっていかがでしたか。 寺田さん本当に映像がすごくきれいなのと、やはり手描きのアニメーションだからこそ生まれる温かさが感じられます。大切な言葉やシーンが、すごくちりばめられている作品だと思います。 MC最初に声を入れたのが2022年7月です。 寺田さん一年前の声変わりギリギリの時だったので、微妙に不安定な時でした。大きな声を出さないとか、白湯や蜂蜜を飲んだり、すごく気をつけることが多かったです。本当にちょっとずつ変わっていくあの時期を、「屋根裏のラジャー」という作品に収めることができて、僕にとっても貴重な体験になったと思います。 MC鈴木さんは、短編映画の「カニーニとカニーノ」(三つの短編集で構成された2018年公開『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』の内の一つ/キャスト:木村文乃、鈴木梨央)に続いて、ポノック作品は二度目ですね。 鈴木さん前回の「カニーニとカニーノ」ではカニーノ役として、カニとカニ語のお芝居でした。今回は初めてセリフをいただけたのでうれしかったです。(声を当てた)アマンダは自分よりも年齢が低かったので、自分の小さい時の作品を観直して、純粋な気持ちを声に乗せられるように、喜び方や話し方などを研究しました。そうやってアマンダに寄り添えたことが、すごくうれしかったです。 MCご覧になっていかがでしたか。 鈴木さん私は、本作の中に出てくるキャラクターとその世界観が大好きです。一番好きなシーンは、ラジャーがイマジナリの子たちと出会う場面です。いろんな声や音が聞こえてきて、すごく圧倒されました。 MC先に鑑賞した映画関係者からは「泣ける!」という声が届いております。 寺田さん本当に一生懸命やりました。僕も本作を二回ほど観ましたが、一回目は本当にどなたが声を担当しているのか分からないほどでした。皆さんがキャラクターとして生きられているというか、(キャラクターと)一心同体のように感じました。それが映画関係の方々にも伝わって、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。 MC皆さん、鑑賞の際はハンカチを片手にご覧いただきたいと思います。安藤さんは、アニメーション映画のアフレコは初めてだそうですね。ご出演のきっかけは? 安藤さんお話をいただいたのは随分前です。何年前だろう…。すごく時間が経ったような感覚があるんですが、「絶対やりたい!」と思いました。私も仕事柄、イマジネーションの世界から、すごく力をもらっているので、「やりたいな!」と思いました。今は、何でも視覚化できて、疑問は携帯を見ればすぐに分かってしまうじゃないですか。でも、この時代にイマジネーションを題材としたアニメは、いろいろな世代に絶対に届くと思いますし、本作が作られるのは非常に素敵だなぁって思いました。 MC私も本作を拝見して、娘に「イマジナリはいるの?」と聞いたら、「いる」と言っていました。子どもの世界では当たり前なんだなと思いました。安藤さんのお子さんはどうですか? 安藤さんうちの子は、この原作が大好きです。読み聞かせをするとすごく喜んでいるので、早く本作を観せてあげたいです。 MCこの作品をご覧になっていかがでしたか?安藤さんすごいスケール! 想像以上のスケールの大きさにスクリーンに吸い込まれていきました。最後に声を乗せたんですが、それまで作ってこられた長い年月を思うと、ここに立っていることがすごく光栄です。本当に圧倒されますので、ぜひ楽しんでください。 MC仲さんは、完成した本作をご覧になっていかがでしたか。 仲さん私は試写室で仕事の関係者の方々と一緒に観たんですが、そういう試写室で見ると仕事スイッチがオンに入って、「絶対泣くもんか!」ってなるんですよ。だから、自分が出た作品を試写で観る時は、仕事スイッチをオンにして、すました感じで観るんです。でも、本作は涙をこらえることが無理でした。我慢している時って余計に「ううっ!」って嗚咽してしまって、号泣しました。上映が終わると急いで涙を拭って、平静を装って「お疲れ様です」と挨拶をしました。でも、心の中ではその声さえも震えるぐらいでした。帰りの車でも思い出して泣けちゃうぐらい、こみ上げてくるものがありました。アフレコをしている時もそうですが、「本当にこのお仕事ができて良かったなぁ」って、思いましたね。本当にありがたく思います。 MC仕事モードを忘れてしまうぐらい? 仲さん皆さんは、これから大変ですよ。涙でメイクはたぶん落ちます。 MCこの作品への出演が決まった時はどうでしたか。 仲さん最初は、マネージャーさんから具体的にどういうお話かという説明がありました。イマジナリっていう言葉が、私の生活とはかけ離れていたので、言葉だけで聞くとちょっと「ん?」となりましたが、脚本を読んで「そういうことか」「なんて面白いんだ!」ってなりました。自分の中の忘れていたことを思い出させてもらうきっかけの作品になりました。実写だと限界があるんですが、アニメーションだとほんとに無限大の力があるから、すごく完成が楽しみでしたね。 MC山田さんは、ご覧になってどんな感想をお持ちですか。 山田さん(声を変えて高い声で)本当に純粋にすごく楽しかったです。すごく良い作品だなぁって思いました。 MCその声は、イマジナリですか? 山田さん(声を変えて高い声で)僕も録っていた時にちょうど声変わりで、今はもうあの声は出せないんですが、良いタイミングでお声掛けいただけたと思っています。(登壇者の皆さん:笑) MC寺田さんと同じ現象が起こっていたんですか? ちょっと情報が入ってこないので…改めてジンザン役はいかがでしたか。 山田さんこれから本作をご覧いただくので、ちょっと(手で)顔を隠して話をしますね。ジンザンは、物語の重要なところで出てくるんですよ。そこで1ミリも僕の顔がちらついてほしくないので、ちょっと邪魔にならないようにしますね。で、質問は何でしたっけ?(笑)MC本作を観ていかがでしたか? 山田さん本当に面白かったです。後ろの席でマネージャーも一緒に観ていたんですが、観終わった後に立ち上がって後ろを振り返って「面白かったね!」って言いました。本当に面白かったですし、感動しました。仲さんのように「泣いてたまるか!」とまでは思わないですが、「泣かないで冷静に観て、本作がどういうものかをお伝えしなきゃいけない」と思って分析していたんですが、泣きましたね。やっぱり心にすごく「ぐわっ!」とくるんですよ。 MC山田さんの本音が出ていましたが、ちょっと表情は読み取れませんでしたので、そこは皆さん想像してください。イッセーさんは、いかがでしょうか? 尾形さん美しい作品で可愛らしくてどんどんその世界に引き込まれていくんですね。物語の世界にも入り込んで、観終わって「自分にもこういう時があったんだ!」「通った道だ!」となる。自分で通ったことを忘れていたけれど、確実にあったと言うことを思い出すんですよ。そうすると、「自分にも少年時代があったんだな」と、70才の男が少年に、一瞬のうちに戻るんです。そういった意味で、今の僕とすごく密接に、ダイレクトに繋がっている作品に出させてもらったんだって実感しています。 MCラジャーとアマンダの少年少女だけではなく、大人の心にも刺さるんですね。百瀬監督、今どのようなお気持ちでいらっしゃいますか? 百瀬監督アニメーションって、人形をコマ撮りして、それが動くと、人形にあたかも命があるように見えますよね。僕らの場合は、一枚一枚絵を描いて、それをコマ撮りすることでキャラクターが動きます。アニメーションという言葉は「命を吹き込む」という意味もあるんです。それに、アフレコなどで声を入れてもらうんですが、その絵で描かれたキャラクターに声で肉付けをしてもらって、生身の感じをキャストの方の演技によって与えてもらいます。またそこで、作品に命を吹き込んでくれているのだと、現場に立ち会いながら感じていました。今、またそれをすごく感じています。アニメーション作りは作画=絵を描くことですが、それ以降の作業は別ではなく、全て一つにつながっているという実感が持てました。自分でもすごく良い体験をしたと思います。それはキャストの方々の声、あるいは演技もそうですが、絵で描かれているキャラクターに実在感と存在感を与えてもらったので本当にキャストの方々に感謝しています。ありがとうございます。 MC西村プロデューサーはどのようなお気持ちでしょうか? 西村プロデューサー声を選ぶ時は、とても考えて選びます。こちらにいらっしゃる皆さんは、多分作品を選んで出られる方々だと思います。そういう方々が本作への出演を選んでくれたことがとてもうれしいです。それに、なぜかは分からないんですが、百瀬さんが描いたキャラクターをモニターに当てながら、いろんな作品での皆さんの声を聞きながら選んだんですが、結果的にキャラクターと顔が似ています。多分真剣に選んだからだとは思っています。寺田さんがスタジオ遊びに来ていただいた時に、百瀬さんが「今、ラジャーの声がしたけど?」と言っていました。 百瀬監督そうでしたね。 MCここからは、キャラクターについてお話を伺っていきます。キャラクターたちの顔が大きく描かれたパネルがありますので、それぞれ声を吹き込まれたキャラクターの前に立っていただきましょう。まずはラジャーとアマンダについて伺いたいと思います。寺田さん、ラジャーの魅力はどんなところですか。寺田さんまっすぐに素直なところですね。本作を通して、僕がラジャーから教えてもらったことは「諦めない心」です。僕とラジャーの共通点は「一度物事を信じたら疑わない信念」かなと思っています。違うところはやっぱり15歳で、少し反抗期に入りかけているので、何か言われると斜に構えてしまうところです。いつまでもラジャーのようにやりたいし、ラジャーが教えてくれたこの気持ちはほんとに忘れないでいたいと思います。 MC今日は事前に、登壇者の皆さんにそれぞれ推しキャラを聞いております。ラジャーを選んだ仲さん、ラジャーの魅力はいかがでしょう? 仲さん「こういう息子ほしいなぁ」っていう、母の感覚です。こんなに良い子で元気でカッコ良い息子がいたらいいなぁっていう私の理想のイマジナリです! 心くんも良い子! 成長してびっくり仰天! 寺田さんありがとうございます! 中学に入ってから身長が40センチぐらい急に伸びました。だからこそ、収録の時は大変でした。 MC続いては鈴木さん、アマンダの魅力をお願いします。鈴木さんアマンダはすごく天真爛漫で無邪気で、ラジャーと一緒に冒険している時は本当に素直で明るい子です。でも、その明るいだけじゃないところもあるのがもう一つのアマンダの魅力だと思っています。例えば安藤さんが演じるお母さんのリジーにちょっと素直になれない気持ち、素直になりたいけれど感情が爆発しちゃうところや、言いたいことをうまく伝えられない瞬間があるので、そんなちょっと寄り添いたくなるような、部分がアマンダの魅力なのかなぁと感じています。 MC安藤さん、リジーの魅力はどんなところですか。 安藤さん本作の中で、現実の大人代表みたいな存在なのかな? どうですか? 違います? 百瀬監督そうです。 安藤さん私自身も母親ですし、同じような年頃なので…。まぁ、うちの娘も割とおてんばなタイプなので、日常にもすごく寄り添わせながら声を入れられたかなぁと思いました。 MC仲さんは、リジーの良いシーンがあるんですよね? 仲さんそうなんですよ。そのシーンで私は嗚咽レベルになっちゃったんです。母親だからより感情移入するものがあって、本当に大変ですよ。皆さんこれから大変なものを観るので、本当の本当にやばいって感じです。 MCラジャーの前に現れる怪しげな猫のジンザン。イマジナリの世界で出会うエミリ。仲さん、改めて魅力を教えてください。 仲さんイマジナリの町のリーダー的存在でしっかり者のお姉さんで、ハキハキとみんなを取りまとめているんです。皆さんが想像する私のイメージって、多分こういう元気な女の子で、どちらかというとちょっとボーイッシュな感じのタイプだと思います。セリフを本で読んだ時に、そういうイメージを持ったので、私が思われているイメージ通りだと思ってすごくうれしかったですね。だからなのか、エミリはすんなり演じることができました。 MCそのエミリ推しなのが鈴木さんと安藤さんです。鈴木さん、安藤さん、どんなところが良かったのですか? 鈴木さん一番好きなシーンはラジャーと出会う場面です。大好きです! その中でも、エミリが初めて出てくる場面が本当に明るくて、仲里依紗さん演じるエミリそのものというか、観ているだけで心が温かくなるようなエミリだなぁって思いました。 安藤さん本当に私もエミリが登場するシーンの、仲さんの声で世界がパッと変わる瞬間が好きです。仲里依紗さんの声は私の中で仲里依紗さんの声としてインプットされているのに、本当にエミリの声なのがすごく不思議。好き! MC山田孝之さん、ジンザンの魅力ってどんなところにありました? 山田さん落ち着いて頼りになる感じで良いキャラですよ。登場時は何者か分からないですが、ラジャーを導くキャラクターです。あんまり「行け!」とか「来い!」とか、背中を押しすぎないようにしたいと意識していましたね。まあ、「何を言われても最終的に自分で判断して一歩踏み出さないことには何も始まらないんだぞ」ということが伝わればと思ってやっていました。 MC山田さんは、ネコの役多くないですか。 山田さんありがとうございます。よく知っていますね。ネコの役は四回目です。ネコの王子様(2002年公開「猫の恩返し」ルーン役)とネコのスナックのママ(NHK総合で放送中のアニメ「マヌールの夕べ」マヌ子ママ役)と夜回りしているネコ(NHK総合で放送中のアニメ「夜廻り猫」遠藤平蔵役)と、ネコ役でオファーが来ると迷えないんです。 MC今後また猫の役が増えるかもしれませんね。 山田さんそうですね。まぁアニメーションじゃなくても、もうちょっとネコに寄せていって、最終的にはネコ役がちゃんとできたらと思います。 MC山田孝之、ネコになりたい! 皆さん次回作ご期待ください。山田さんの推しキャラはいますか?山田さん皆さん、実写で演じるのと同じことをしている。すごく気持ちを込めてその役と一緒になって、感情があるから言葉が出てくるわけじゃないですか。だから、私も声優やっているとか関係なく何かめちゃくちゃ揺さぶられました。揺さぶられた話をしていたら、何の話をしているか分からなくなっちゃった。私は今何の話をしていましたか? 安藤さん推しキャラの話!(笑) 山田さん僕の推しキャラか。ラジャーが、ジンザンに導かれてイマジナリたちと交流する時に、みんながすごく楽しそうに踊ったりしているんですね。その踊っている音楽を蓄音機のイマジナリがかけているんです。何かそういうのが僕の家にいてくれたら、ずっと僕はただ踊っているのになぁと思いました。 MCイッセーさんはいかがですか。 尾形さんバンティングは僕にそっくりでしょ! あの顔を見た途端、「この役は僕しかいないだろう」と思いましたね。「任せなさい!」と。顔から下は写ってないけれど、アロハシャツを着て、半ズボンはいて、傘持っていて、見た目で人を油断させるんです。だけど中身は、結構エグかかったりします。今は見えませんが、この後、皆さんには見えるんです、僕のパートナーが! そのパートナーのおかげでグレードアップします。 MC最後に、俳優陣を代表しまして、寺田さんよりご挨拶をお願いします。 寺田さんこの作品の原作の帯にも書かれていた「子どもに忘れられていく友だちを描いたこのこの本を、君たちはきっと忘れない」という言葉とともに生まれたと、以前西村さんにお聞きしました。「この作品に絶対に出たい」と思ってオーディションを受けたこと。ラジャー役に選ばれた時にうれしくて泣いたこと。本気でアニメーションを作っている作り手の皆さんの姿を見たこと。完成した本作を観た時のこと。こうして皆さんに本作をお届けできる日が来ていること。そんなたくさんの思いが詰まっています。そして、スタッフの皆さんや、俳優の皆さんが何年も何年も何年もかけて作った作品です。たくさんの大事なシーンとセリフが詰まっています。僕はこの作品に出られたことを一生忘れません! 皆さん、ぜひ劇場でもご覧ください。本日ありがとうございました。
-
「窓ぎわのトットちゃん」完成披露舞台挨拶映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト女優、タレント、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使などあらゆる顔を持ち、博識でありながら愛らしい人柄が広い世代から支持を集め、今もなおその姿をテレビで見ない日はない黒柳徹子さん。そんな彼女が自身の幼少期を描き、世界累計発行部数2500万部のベストセラーとなった小説「窓ぎわのトットちゃん」がアニメーションとして初映画化されます。11月18日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで完成披露舞台挨拶が開催され、黒柳さんをはじめ、トットちゃんを演じた大野りりあなさん、トモエ学園でトットちゃんの担任の大石先生を演じた滝沢カレンさん、八鍬新之介監督が登壇しました。黒柳さんが初めての映画化が叶った感激を明かしたこの日の模様を、詳しくレポートします!完成披露舞台挨拶原作黒柳徹子さんトットちゃん役大野りりあなさん大石先生役滝沢カレンさん八鍬新之介監督黒柳さん今日はお忙しいところ、ありがとうございます。これは、私が小学一年生ぐらいの時の本当の話を書いたものなんですが、本はベストセラーになりまして、たくさんの映画化のご要望がございました。テレビドラマや舞台、ミュージカルなどいろいろあったんですが、皆さんが読んでくださって、皆さんの中にあるトットちゃんができている方が良いと思ったので、全部お断りしました。それから42年経って、いろいろと考えたところ「もしかしたら、やっぱり映画にしておいた方が良いんじゃないか」と思いました。またちょっと(世界情勢など)きな臭くなっているところもあったりしたものですから、「映画にして作っていただければ」と思っていたところに、監督から「アニメでやったらどうか」というご要望がございました。そこで企画書を見たところ、とても丁寧に書かれていたのでお願いしました。それからずいぶん経って、六年くらい経ちましたでしょうか? 八鍬監督企画書をお見せしてからは七年になります。 黒柳さん七年…ものすごい時間が経って、やっと出来上がったものを観ました。いろいろなことが思い出されただけではなく、当時の世の中のこと、学校のこと、そういったものが私がいた時のまま描かれていて、お友だちも、本当に当時の友だちのようでした。そういったこともあって、本当に観終わった時に涙が出ました。原作を読まれた方にも、読まれていない方にも、本作を観ていただけたらうれしいなと思っております。共演者の皆さんも素晴らしいですし、なんといっても監督が七年もかけて作ってくださったものです。それは並大抵のことではなかったと思います。一つの作品に七年もかけてくださって、心からお礼申し上げます。 八鍬監督ありがとうございます。 大野さん今日はこんなに素敵な場所に立つことができて、皆さんにも会えて本当にうれしいです! アフレコは難しいところもあったけれど、監督さんや皆さんがすごく優しく教えてくれたので、楽しく、いっぱい感動できました。 滝沢さん徹子様の歴史の中に入れたような、本当にうれしい瞬間がたくさんあったので、そのことについてお話できればと思います。 八鍬監督先ほど徹子さんが おっしゃったように、企画から七年でようやく本作が完成いたしました。この作品を皆さんにお届けできることを心よりうれしく思っています。 MC七年の時を経て、ようやく完成した本作をこれから皆さんに観ていただくことになります。八鍬監督は、なぜ今この時代にトットちゃんを映画化しようと思われたのでしょうか。 八鍬監督今、世界中で人種や宗教をめぐって戦争が起きていて、たくさんの難民の方や犠牲者の方が出ています。遠い国の出来事のように感じるかもしれませんが、78年前に日本も同じように戦争をしていました。徹子さんの書いた「窓ぎわのトットちゃん」には、戦争中でも思いやりの心を忘れずに生きた人々が描かれています。その姿を映像化して世界に届けることができれば、少しでも明るい未来につながるんじゃないかと思って企画しました。 MC黒柳さんは、本作をご覧になって涙が出たとお話されました。今日はいよいよお客さんに観ていただくことになりますが、今の気持ちはいかがでしょうか。 黒柳さんワクワクしております。皆さんがどのようにお感じになるのか、知りたいと思います。本を読んでくださった方もいるかもしれないし、読んでいない方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらにしてもご覧になってくださった方は、胸を打たれるところがあると思います。またとても面白いところもありますし、りりあなさんのような子供が主役なので、皆さんもびっくりなさると思いますが、どうぞ楽しんでいただければと思います。 MCアニメ映画化されるにあたって、誰がトットちゃんを演じるのかと話題になりました。大野さんは、どのような気持ちでオーディションを受けられましたか? 大野さん五歳の時に女優さんとアナウンサーになりたいと思っていました。でも、「本当になれるかな?」と思っていたんです。お母さんとお父さんと一緒に徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」の原作の本を読みました。トットちゃんも新しい環境の中で頑張って、それが今の徹子さんになっているんだと思ってすごく勇気をもらいました! オーディションの時には、自分が本当にトットちゃんだと思いながらやりました。監督さんやスタッフの皆さんがすごく優しくいろんなことを教えてくれて、おしゃべりもすごく楽しかったので、今までで最高のオーディションになりました。 MC(大野さんのコメントに)滝沢さんも拍手をされていますが、本当にしっかりされていますね。 滝沢さんはい。(しみじみと)素敵な方です。 MC大野さんは、トットちゃんとご自身が「似ている」と思うところはありますか? 大野さん全部似ていると思いますが、その中でも一番似ていると思うところが二つあります。一つ目はおしゃべりが大好きなところです! トットちゃんはおしゃべりを始めると止まらなくなっちゃうんです。私もおしゃべりを始めると止まらなくなってしまうので、そこが似ていると思っています! 二つ目は、いろいろなことに興味があるところが似ていると思っています。トットちゃんはいろいろなことにチャレンジをしますが、私も「これもやってみたいし、これもやってみたいし、これもやってみたい!」という感じなので、そこが似ていると思います。それに、お友だちにも「チャレンジしようよ」と声をかけるところも似ていると思います。 MCトットちゃんとの共通点がとても多いですね。 大野さん(うれしそうに)えへへ。(会場:笑) MC徹子さんは、大野さんの声が吹き込まれたトットちゃんはいかがでしたか? 黒柳さんとっても可愛かったです。 大野さんありがとうございます!MC滝沢さんは、本作のオファーが届いた時にどのように感じましたか? 滝沢さんオファーをいただいて、「窓ぎわのトットちゃん」という徹子さんの小学生時代を描くアニメの声をやるとなった時に、ずっと見ていた黒柳徹子さんの話なので、その人生の中に飛び込ませていただくチャンスをもらえたことはとてもうれしかったです。また、自分の声で「徹子さんの小学生時代を絶対に汚したくない」「自分のせいで何かあったら嫌だ!」と思ったので、本当にいろいろと気をつけようと思いました。 MCそれぐらい滝沢さんにとって、黒柳さんは憧れの方なのでしょうか。 滝沢さんはい! 憧れの方ですし、妖精のような方なので「どうやったら私みたいな人間がこの世界に入れるのかな」と思いました。 MC徹子さん、滝沢さんから「妖精のようで、大好きで、憧れの方」というお話がありました。 黒柳さん光栄でございます。うふふ。滝沢さんは本当に普段からお知り合いですが、とても純粋で、何て言ったら良いのかしら…。あまりいない女の子のように思います。ちょっと形容しがたいんですけれど(笑)、こういう可愛い女の子は少ないと思います。そういう中の一人が滝沢さんだと思います。 滝沢さんうれしいです。その言葉をお返しします。(黒柳さん&会場:笑) MC続いて、皆さんがご覧になって印象に残ったシーンについて教えてください。 大野さん小林先生とトットちゃんが初めて会った時に、トットちゃんが小林先生に早口でおしゃべりをするんです。その後トットちゃんが「どうしてみんな、私のことを困った子っていうの?」というセリフがあるんです。その後に小林先生が「君は、本当は、良い子なんだよ」とトットちゃんに言うところがすごく感動するので、大好きです。 MCこの小林先生からのお言葉は、本当に毎日のように先生からいただいていた大事な言葉なんですよね。 黒柳さんそうなんです。今でも何かあった時には、「『君は、本当は、良い子なんだよ』と言われたんだから、『私は良い子に違いない』」と思って、良い子であるように頑張っています。 MC素敵な言葉です。続いて滝沢さんはいかがでしょうか。 滝沢さん私が本当に驚いたのは「徹子さんから見る電車の教室は、本当にこんな感じだったんだろうな」と感じたシーンです。本当に走っていく電車のようで、動いている電車のようで、その世界からお花が見えたり、友だちが見えたり、魚が見えたりと、本当に楽しそうな世界です。「自分で想像できる限りの楽しいものを全部頭で一回想像してください」と言われたような世界がアニメになっています。これはアニメだから描けたものではなくて、「きっと徹子さんのその時、その時の頭の中が、このような電車みたいだったんだ」と思うような、すごく素敵なシーンです。“子供心”だけれど、これが“徹子さん心”なんだと感じられました。これからぜひ観てほしいなと思います。 八鍬監督私はトットちゃんと泰明ちゃんが一緒に木登りをするシーンです。初めて原作を読んだ時に、ここのくだりがすごく好きでした。文章も内容もすごく美しくて、「このシーンを映像化したい」と思ったのが(本作を映画化したいと思った)きっかけでした。木登りではありますが、片手片足が麻痺している泰明ちゃんにとっては、命綱なしで高いビルに登るような作業と同じぐらいの大冒険だったと思います。それを支えるトットちゃんとの心の交流を、ぜひ観ていただきたいと思います。 MC黒柳さんはどのシーンが印象に残っていますか。 黒柳さん先ほど(大野さんが)おっしゃったように、小林校長先生が「本当は良い子なんだよ」と私におっしゃってくださるところは、「ああ、ここが本作にあって良かった」と、とてもうれしかったです。そして、今お話にあった、泰明ちゃんとのシーン。泰明ちゃんは小児麻痺の子で、歩く時も大変だったんですけれども、とても仲が良かったので、本作を観て泰明ちゃんを思い出して、ちょっと泣いたりしました。学校の先生は、「そういった障害を持っている子供にみんなで優しくしなければいけない」とはおっしゃらないんですけれど、そういう風にいつも行動していました。私たちは泰明ちゃんに優しくして、一緒に遊んで、一緒に木に登っていました。木に登らせてあげるのは大変だったので、私もよくあんなことをやったなと思います(笑)。ちょうどポスターに描かれているのがその場面なんですが、私が立って引っ張ったので、ちょっと危なかったんです(会場:笑)。それでも泰明ちゃんはとってもうれしかったようで、「木に登るってこういうものなのか」と言っていました。良い思い出を残してあげられたかなと思っています。 MC本日は残念ながら会場にいらっしゃることができなかった、こちらの皆さんからビデオレターをいただいております。 スクリーンにご注目ください。 ■スクリーンに、小林先生役を演じた役所広司さんの姿が映し出されました。徹子さん、こんにちは。(スクリーンに向かって、黒柳さんが手を振る) そして会場の皆さん、初めまして。小林先生役を演じました役所広司です。 完成披露試写会、おめでとうございます。徹子さん、今日は参加できなくてすみません。先日、録音の時に徹子さんが陣中見舞いに来ていただき本当に感謝しています。久しぶりに徹子さんにお会いできて、うれしかったです。どうぞいつまでも、お元気でいてください。 小林先生という徹子さんにとって大切な方を演じることができて本当に光栄でした。「小林先生はこんなんじゃない。こんな声じゃない」と言われたらと、ちょっとプレッシャーでした(苦笑)。何とか合格点をいただけるとうれしいです。またお会いする日を楽しみにしています。 皆さんにはこれから本作をご覧いただきますが、気に入っていただけたら、ぜひご家族、友人の方に勧めてください。では、本作を楽しんでください。役所広司でした。(会場:拍手)【役所さんからのメッセージ】■スクリーンに、ママ役を演じた杏さんの姿が映し出されました。徹子さん、こんにちは。杏です。そして劇場の皆さん、こんにちは。本作の完成、おめでとうございます。 子供の頃から読んでいた「窓ぎわのトットちゃん」が映画化されること、そして大好きな徹子さんのお母様の役を演じられたこと、とても光栄に思っております。皆さんにはこれから本編をご覧いただくので、あまりたくさんの言葉は必要ないかなとは思いますが、私がよく知っている自由が丘という町が、かつてはこんなに洋風でモダンで、すごく素敵な町だったんだと、町並みごとカラフルに描かれていたのがとても印象的でした。子供の頃に読んでいて「トットちゃんってすごいな。可愛いな。なんて自由な女の子なんだろう」と思っていました。その気持ちは今も変わらないんですが、大人になってから見てみると、お母さん、お父さん、そして先生、さらにトットちゃんを取り巻く全ての大人たちが、こんなに温かく、そして自由な心を持っていたんだということにとても感銘を受けました。お子さんも、そして大人にも大変、心に響く作品になっていると思います。それではこれから本編をお楽しみください。 徹子さん、また直接会いましょう! (映像の中で手を振る杏さん。黒柳さんもそれに応えるように手を振る)【杏さんからのメッセージ】MCお二人からビデオメッセージをいただきました。役所さんが演じられた小林先生、そして杏さんが演じられたお母様は、いかがでしたか? 黒柳さん共に私を育ててくださった方々ですので、(本作で観られて)心からうれしく思いました。本当にとてもよく描かれていました。先生も、それから私の母も本当にそのままに描かれていて、監督には「うれしかった」ということを申し上げました。 八鍬監督ありがとうございます。 MCキャスティングの際には、どのようなことを大切にされましたか? 八鍬監督実在した方々なので、ご本人をよく知っている徹子さんにアドバイスをいただきながらキャスティングを進めていきました。例えば、小林先生は低くて優しい声で、田舎にいるおじさんのようだとか、パパは芸術家肌で、とにかくカッコ良いということでした。 MCパパ役は小栗旬さんが演じていますね。 八鍬監督そうなんです。そのように実際の人となりをお聞きして、それを演じていただける方にお話をしました。 MCそして本日は、今回の映画を象徴する主題歌「あのね」を担当したあいみょんさんから、黒柳さんに向けて、手書きのお手紙が届いています。黒柳さん、お読みいただいてもよろしいでしょうか。 ■黒柳さんにあいみょんさんからの封書が渡され、黒柳さんが朗読しました。黒柳徹子さまへ。この度は大切な作品の主題歌アーティストに私を選んでくださって、本当にありがとうございました。約40年間も映像化することのなかった「窓ぎわのトットちゃん」。主題歌を担当するのが私で大丈夫なのかと不安もありました。作品から伝わる温もり、そして徹子さんの存在に支えられて、「あのね」を作ることができました。 徹子さんご本人から指名をいただけたこと、これからの私にとって確かな自信になります。この経験が私を励まして、私を救ってくれます。2022年の紅白の時に「よろしくお願いしますね」と声をかけてくださったこと、一生忘れません。本当にうれしかったです。本作と徹子さんの思いが日本中、そして世界中に届きますように。 2023年11月18日 あいみょん。【あいみょんさんからの手紙(黒柳さんの代読)】黒柳さん(黒柳さんが思い出を振り返り)この時は、私がたまたま紅白に出ていて(ゲスト審査員として出演)、あいみょんさんもいらっしゃったので「よろしくお願いしますね」と、主題歌のことを言ったんですが、あいみょんさんは何のことか分からなかったらしくて(笑)。後で分かったそうです。 MC本作に欠かせない曲になりますが、この主題歌を聴いてどのように感じましたか? 黒柳さん純粋なところ、悲しいところ、優しいところ、面白さもあって、とても良い音楽だと思いました。本作の最後のところで流れて、すごく良い曲だなとつくづく思います。 滝沢さん私にも、すごく染み入りました。最後の最後に、本作が終わったところで、物語を頭の中で最初からもう一回再生させているような感じになって…。とても心地良く、「あれもあった、こんな思い出もあった」と自分の卒業アルバムを一ページ、一ページ開いて、最後に閉じていくような曲です。皆さんの心にも響くとうれしいです。 大野さんあいみょんさんの「あのね」を聴いて、心がぽかぽかしました。歌詞にも本作に描かれているような意味がいっぱい入っているので、そういうことも探してみてほしいです。そして、「窓ぎわのトットちゃん」を観て、最後にこの曲を聴いて、いろいろなことを思い出してほしいと思います。 MC「あのね」というタイトルも、おしゃべり好きなトットちゃんを表現しているような曲ですね。 黒柳さん本当ですよね。ちょっと長い歌なんですが、子供がお話をしているような、私が誰かにお話をしているような、他の子供とお話をしているような、本当に子供らしい曲だと思っています。私も覚えて歌ってみようと思ったんですけれど、ちょっと難しかったです(笑)。 MCいつか皆さんと歌える日が来ると良いですね。最後に皆さんからメッセージをいただければと思います。 大野さん「窓ぎわのトットちゃん」の映画には、友情の大切さ、親子との関係、先生と子供たちの関係、そして争いというのがどれだけ寂しいものか、そういったいろいろなメッセージが込められている作品です。本作を観て、ぜひ皆さんに感動してほしいです。そして本作を世界中のいろいろな人に観てもらえたらと思います。 黒柳さん(大野さんのしっかりとしたコメントを聞いて)すごい! (会場も同意を表すように:拍手) 本当にしっかりしていて、びっくりします。 滝沢さんこれから本作を観ていただくということで、今日は絶対に温かい一日になることは決まったと思います。私は本作を観ていて、友だち作りを今日からまたもう一回、頑張りたいと思えました。こうやって声をかけて友だちを作ってみたり、誘ってみたりすることって、子供の頃だからできたのではなくて、大人になってもできるんじゃないかと、大人にもそんな不思議なパワーをくれる作品です。きっと子供さんだったら、絶対に学校に行くのが楽しくなるような、ワクワクする冒険間違いなしの作品なので、皆さんもぜひ観てください。 八鍬監督本作は、本当にたくさんの方のご協力、スタッフの懸命な努力があって、完成させることができました。日本を代表する方々がこの作品のために集まり、長い時間をかけて作った大作となっております。トットちゃんと一緒にトモエ学園に入学するつもりで、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。 黒柳さん伺ったところによると、機械も使っていますが、手でも描いているんでしょ? 十六万枚でしたっけ? 八鍬監督十二万枚です(照笑)。 黒柳さん十二万枚! 十二万枚の紙に描いたものが本作になっているので、その皆さんの努力というものは口では言い表せないものだと思います。皆さんが一生懸命描いてくださったんだと思うと、本当にうれしく思います。皆さんの心もお届けしたいと思いますので、そういうお気持ちも汲んで観ていただければうれしいです。(会場:拍手)
-
『アイミタガイ』japanese©2024映画 アイミタガイ 製作委員会『アイミタガイ』
-
「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議「室井慎次 生き続ける者」公式サイト1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。“青島と室井の約束”から 27 年の時を経て、プロデュース:亀山千広さん、脚本:君塚良一さん、監督:本広克行さんが再集結し、「踊るプロジェクト」再始動が発表されました。10 月 11日より、「室井慎次 敗れざる者」が全国 381 館で公開となり、続く「室井慎次 生き続ける者」の公開が11月15日に控えています。(11月8・9・10日先行上映あり) 10月30日東宝本社にて、「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写&緊急特別捜査会議が開催され、フジテレビジョンドラマ映画制作局長・臼井裕詞さんと「踊る」シリーズの生みの親である亀山千広プロデューサーが登壇しました。「踊る」シリーズ映画一作目となる「踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の 3 日間」の公開日前日から、26年のこの日に、これまでベールに包まれていた本作について語ったこちらのイベントの模様を詳しくレポートします。「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議フジテレビジョン ドラマ・映画制作局長臼井裕詞さんプロデューサー亀山千広さん臼井さん11月8日から先行上映の実施を発表しましたが、その前にいち早くマスコミの方に観ていただきたく、お集まりいただきました。「室井慎次 生き続ける者」は、観ていただいた通りの内容です。いろいろお話ししたいこと、伝えたいことがございます。これを機に、我々製作陣の熱を感じていただいて、応援団になっていただけるとありがたいです。 亀山さん11月8日の先行上映が決まって、我々としては、いろいろと作業が残っています。完成披露や、マスコミ試写を行う予定はなかったんですが、記者の皆さんにぜひご覧いただきたいと思い、完成版ではありませんが、ご覧いただきました。ご覧になった通り、最後の室井慎次の姿です。これから本作の公開に向けて、我々も動いていきますので、室井さんの思いを汲んで、引き続き応援をお願いできればと思います。 MC「踊る」シリーズが連続ドラマとしてスタートしたのは1997年になります。そして、映画第一弾「踊る大捜査線 THE MOVIE」が1998年10月31日公開し、ちょうど明日で公開から26年となります。映画第一弾は、興行収入101億円の大ヒットを記録しました。続く、2003年の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が興行収入103.5億円と、未だに破られていない邦画実写記録を打ち立てております。この誰もが知る「踊る」シリーズが、2024年3月に「室井慎次」二部作での映画化が発表されました。この「踊る」プロジェクト再始動である本作は、どのようなきっかけでスタートしたのでしょうか。 臼井さんすべてのきっかけは、「踊る」シリーズを生み出した亀山さんです。この後いっぱい補足しますが、まずは、亀山プロデューサーのお話を聞きたいと思います。 亀山さんご覧になっていただいたように、本作が最後の室井慎次です。実は、一昨年の12月に、君塚さんから「ともかく室井を書きたい」「本広監督と亀山と、三人揃ってもう一度できないだろうか?」と、突然メールが来ました。それを受けて、「とりあえず会いましょう」と、君塚さんと会いました。その時に、君塚さんから、室井慎次を書きたい理由を聞きました。一番大きかったのは、「柳葉敏郎さんを、室井役から解放してあげたい」という強い思いでした。室井を演じてきた柳葉さんが、実は27年間、(室井慎次役を大事にしていたので)スーツを着た役・スリーピースを着た役・反社の役・強烈な犯人役の、出演をお断りしていたということは、僕も聞いておりました。一方で、「室井を払拭したい」という思いで、時代劇・田舎のおっちゃん役・気の良い親父さん役などを受けていたそうです。それで、「そろそろ柳葉さんを解放してあげないといけない」と思い、二人で相談をして本作が始まりました。室井の最後の作品になると思うと、「スペシャル一本で、27年間一緒に付き合ったキャラクターを終わらせたくない」と、個人的に思いました。それに「踊る大捜査線」はフジテレビの優れた知的財産なので、臼井さんに相談し、当時の専務であった大多亮に相談もしました。そして、「だったら、映画をやったらどうですか」というお話をいただきました。君塚さん的には、BSフジで四本のドラマぐらいと考えていたようです。でも、BSフジでは、予算的にも体力的にもそれはできないので、ここはフジテレビに、おすがりするということで、臼井さんから東宝さんにお話をしてもらいました。 臼井さんBSフジの社長として、おすがりというのは、大変謙虚におっしゃっています。 亀山さん何度も言いますが、今の僕はフジテレビとは全く関係がないです。もう、フジテレビの外部の人間ですから、本当におすがりするしかなくて…。 臼井さんレジェンドOBなんですから、フジテレビの関係者ですよ。最初にBSフジのドラマとして考えている時に、すでに亀山さんたちが、プロットを考えていて、我々に相談をいただきました。その時に「100%フジテレビの知的財産なので」という言い方をした覚えは、全くないんですが…。 亀山さんえ!(会場:笑) 臼井さん輝かしい歴史を持つ「踊る」シリーズ、「容疑者 室井慎次」、「交渉人 真下正義」も、劇場で皆さんを楽しませてきたエンターテインメントです。映画以外の形で、世に出るというのは、正直、僕の中ではあまり考えられませんでした。いろいろなことを考えていただいたんですが、「待っているお客さんがいる劇場で、最初に届けるべきではないか」というお話から始めました。経済的な難しい話は、我々が応援することになりますが、まずは2012年が「踊る」シリーズの最後で、それから12年以上が空いているので、「待ち焦がれているお客さんに最初に届けましょうよ」と亀山さんに懇願して、使ってもらいました。 亀山さんどうも話が美しくなっている(笑)。最初にフジテレビさんにお願いをした時は、本作には、事件のかけらもありませんでした。ただ室井が田舎に引きこもって、ちょっといじけながら、農業をやり、里親をしている話でした。その淡々とした中で、家族や、住人との小競り合いみたいなドラマを描き、今まで大組織を改革しようとしていた官僚が、小さな家族に血を通わせるといった筋書きでした。君塚さんの言い方を借りると「ロシア映画のような」ドラマです。僕はあまりロシア映画を観たことがないので、どういうものをイメージしているのかは分かりませんが、「昔の、集団農場で働いているようなやつをロングで撮って…」というようなことを言っていました。これはBSフジでも無理だなと思いました。(会場:笑)なので、この話を臼井さんにしました。事件のないプロットは、東宝さんにも伝わっているんですよね? 臼井さんはい。 亀山さん両方とも映画にしてくれるというので、僕はTOHOシネマズ シャンテくらいの規模の劇場で…。 臼井さんシャンテは名作だらけの劇場ですよ! 亀山さんシネフィル(映画通)に向けて、よろこんでもらえる作品になればと思っていました。でも、「踊る」と言う冠を背負うとなると、室井というキャラクターは存在感があるし、全国に何万人というファンがいます。それには答えないといけないので、一年半をかけて、脚本を作り、事件を入れたりしながらこの作品になりました。いずれにしても、室井慎次の最後の作品として、多くの方に観てもらえる作品にしたいと思いながらやりました。柳葉さんには、中身の話をする前に、「こういったものをやろうと思っているんですけれど、どうですか」と、臼井さん経由で事務所に聞いてもらいましたが、最初は断られました。 臼井さん柳葉敏郎さんにとって、室井慎次という役は、最も大事なキャラクターで、宝物だという大事な思いがありました。それを「今の自分が背負いきれるのか」「今の自分には、荷が重い」ということで、愛情たっぷりに「大事にしておきたいんだ」という返答をいただきました。 亀山さんその頃、NHKの「ブギウギ」(2023年/主演:趣里)を撮っている真っ最中でした。スケジュールとしては、昨年の10月~12月ぐらいまでがちょっとだけ空いていました。あわよくば、前編の「敗れざる者」は「雪が降る前の景色を撮れたらいいな」とお話をしましたが、返事は「ノー」でした。それで、「一度会ってくれませんか?」とお願いして、柳葉敏郎さんに会いました。そこで、柳葉さんには、君塚さんの言い方ではないですが、「室井に決着をつけましょう!」と話をしました。その時点で、ストーリーに事件は入っていましたっけ? 臼井さん事件はまだ入っていなかったですね。「室井慎次に決着をつけたい」「室井のメッセージを残したい」ということでした。 亀山さんその話を、柳葉さんにして、「多少、心が動いてくれたかな」という感じでした。でも、正式に「やります」という答えはもらえないまま、打ち合わせはどんどん進めていました。 臼井さん「作ってから、判断しましょう」っていうことでしたね。 亀山さんところが、本作りに入ると、事件も何もない話を、本広克行というエンターテインメント大好きの監督が、「なぜ、これを僕がやるんだ?」と及び腰になりました。何度か逃げられそうになったり、悩みすぎて熱中症になって、しばらく入院するという騒ぎまでありました。そんな中、君塚さんから、「本広監督がのらない理由は、(事件現場で飛ぶ)ヘリコプターが飛んでいないから」と言われまして…。 臼井さん(笑)。 亀山さん「事件を入れましょう」ということになりました。何とか過去の亡霊から逃げ切ろうとする室井さんを逃さないという、今回のプロットが出来上がりました。本広さんは、単純にやりたいとか、やりたくないとかじゃなくて、プレッシャーですよね。 臼井さんだめよ、それを言っちゃ(笑)。 亀山さん臼井さんは本広さんの交渉に、立ち会ってないんです。僕としては、主演男優に断られ、監督にも断られたのに、君塚さんからは「三人で仕事がしたい」って言われていて…。でも、二人ではどうにもならないんで、二カ月間は途方にくれていました。 臼井さん柳葉さんも大事な役柄ゆえに、演じるには重い覚悟が必要だと言っていました。台本が、そんな彼の心を打って、覚悟を決めてくれたんだと思います。先ほどの話にもありましたが、ご本人の口から「刑事役をやってこなかった」「スーツを着てこなかった」「髪型をオールバックにはしなかった」「ヤクザの役もやらなかった」と聞きました。それぐらい自分の中で室井を大事にしてきたんだと、熱い思いをうかがいました。だからこそ、「室井に決着をつける」という、一つの節目をつけたほうが良いんじゃないかと話して、柳葉さんに、それが必要なことだと思っていただけました。本広さんは、その重責を担って、「どのようにお客さんに室井さんの思いを届けたら良いのか」悩んで悩んで、熱中症になったんだと思います。 亀山さん本来は、僕の立場は座組を作って、「はい、こういうことでよろしく」と渡せば済むもんだと思っていたんです。でも、最後は腹をくくって、やってくださいましたけれども、柳葉さんもなかなか「うん」と言ってくれなかったし、監督も及び腰でした。監督を説得する時に、思わず「ずっとそばにいるからさ」と言ってしまったので、プロデューサーをやることになりました。今は、逆にプロデューサーを経験して、映画作りの面白さや難しさを改めて感じて、良い勉強になったと思っています。今更、僕が勉強してもしょうがないなとも思うんですがね(笑)。 臼井さん「踊る」シリーズは、亀山さん、君塚さん、本広さんが生み出したものですからね。その三原則が揃ってこその「踊る」シリーズなので! 亀山さん一つ言っておきたいのは、「再始動」って僕が言ったわけじゃありませんからね。別に再始動するつもりで動いたわけではありません。この作品をやるために、君塚さんが僕に連絡をくれて、僕が本広さんを捕まえに行き、柳葉さんを説得したのみです。だから、“「踊る」プロジェクト再始動”って言われると、小っ恥ずかしいです。そんなに大それた事は、まったく考えていません。ただ、最後の室井さんを描いて、きっちりと決着をつけたいという思いです。その思いで、精魂込めて作りました。 MC本作が二部作になった理由をお聞かせ下さい。 亀山さん27年間愛したキャラクターに対して、「二時間では足りない、本当は六時間ぐらいかけたい」という思いでした。一説には「僕らがネットドラマに売り込んだ」とされていますが、プロットを作って、いろいろなところに話に行かないと、この作品はやらせてもらえないと思っていました。プロットは、およそ五時間分あったので、「完成度を増すために、二時間+二時間の二本の映画で、一カ月待たずに公開してもらいたい」という話を臼井さんを通じて、東宝さんに頼みました。 臼井さん最初から五時間分ぐらいの、分厚いプロットでした。久々の室井の登場に、警察を辞めた室井を説明するにも、しっかりと尺が必要でした。最後にどう終わるのかも、それなりの尺が必要で、到底二時間で収まるようなものではありませんでした。フジテレビとしては、異例の前編・後編だったんですが、亀山さん、柳葉さん、君塚さんの思いが、いっぱい詰まった、中身の濃いスタートでした。これはもう「踊る」プロジェクトらしいチャレンジだと思って、やりました。 亀山さんOKしてもらえるとは思わなかったです。ただ、ベースには家族の話があります。家族を持たなかった男に、最後は家族を持たせたいと思いました。若い子が出ていますが、傷を持っている子たちです。でも、それを監督が、見事に暗くならずにやってくれたんだというのが、僕が観終わった時の感想でした。 MC先ほどもお話がありましたが、プロデューサーは亀山さん、脚本は君塚さん、監督は本広監督というレジェンドスタッフが久しぶりに集結しました。これは「踊る」の正当な続編と言えると思います。制作において、いろいろあったとは思いますが、本作にかける柳葉さんの熱量や、思い入れをそばでご覧になっていていかがでしたか? 臼井さんこれは、亀山さんは言いづらいと思いますが、柳葉さんとは相当熱い議論…と言うんですかね? 亀山さんあれはケンカですかね? 完全に僕がいけなかったんですが、柳葉さんがぐちぐちといろいろなことを言うものですから…。結構真剣に考えて、「決着をつけにいこう」と話をしているのに、何か小さなことを気にするので、ちょっと腹が立ってしまったんです。それで、「だったらやめようぜ!」って言ったら、「おぅ、やめてやるよ!」と帰られてしまいました。(会場:笑)その瞬間に横を見たら、この企画が潰れたと思って、本広監督が大よろこびしていたので、急に悔しくなって、「何とか成立させてやる!」と思いました。それくらい熱かったです。 臼井さん熱かったですね。お互いに譲りませんでしたね。柳葉さんには、譲れないものがあり、それは自分自身が室井のままのようでした。演じてきたことが、人生そのものという方だというのは、亀山さんは分かってらっしゃるんですけれどね…。 亀山さん具体的には、「敗れざる者」で、死体が見つかって、現場に立ち入り禁止の黄色いテープが貼られます。管理官時代の室井さんはテープをくぐって現場に入りますが、柳葉さんは「(室井は)もう辞めた人間なので、そこに入ること自体がおかしいだろう」という考えでした。それに対して「ここでそれを言うか?」と思ってしまいました。同じシーンで出演している(矢本悠馬さん演じる)乃木くんと(甲本雅裕さん演じる)緒方さんに「テープをくぐらせて、室井、つまり柳葉さんを、中に入れてくれ」と伝えました。結果は、コメディーとも何ともつかないお芝居で、黄色い非常線の中に入っていきました。本作でも、(松下洸平さん演じる)桜くんと一緒に、捜査本部に参加するシーンがありますが、室井は絶対に真ん中や、前には座らないんです。端のほうにいます。撮影時に、柳葉さんから、「青島っていつもどこで聞いていたの?」と聞かれて、「所轄だから、一番端っこの後ろ」と答えました。それで、捜査本部の一番左の端っこにドカっと柳葉さんが座っていたんです。監督は、もうちょっと違う角度から撮影したいと思っても、そこから撮影を始めざるを得ないので、かわいそうですが、松下さんが行ったり来たりする羽目になりました。でも、そのくらい「室井はこうはしない」「室井はこうする」ということを、僕ら以上に考えている方です。現場に入ると、室井さん、つまり柳葉さんの熱い思いが炸裂していました。 MCケンカしたとおっしゃっていましたが、柳葉さんご自身は「亀山さん、本広さんからの愛を感じて、この作品をやることに決めた」と、涙ながらにおっしゃっていました。 臼井さんそんなケンカじゃないですから! 議論が白熱してクールダウンをするためにお互い席を立つ程度ですよ。 亀山さんでも、そのまま衣装合わせまで、彼と会わなかったんだよ! 臼井さんでも、翌日にはお互いに何か言っていましたよね? 亀山さん翌日には「出ます」と言ってくれました。ケンカして居心地が悪かったから、「出ます」って言ったんだろうなと思っていたんです。だから、衣装合わせの時に「すみません」と謝ったら、「もういいから」と照れ臭そうに言っていました。謝る機会も失っていたんでしょうね。 臼井さん良い大人の情熱を持ったもの作りでしたね。 MC次に、先ほどもありましたが、11月8・9・10日に緊急先行上映が決定しました。これはファンの声に答えてということですよね。 亀山さんそうですね。「室井慎次 敗れざる者」は、ほとんどがフリの内容なので、「~敗れざる者」を観れば、「~生き続ける者」が早く観たくなるだろうと思っていました。テレビドラマなら、一週間待てば良いですが、「五週間もあるのか」という、ファンの声も聞こえました。だから、「引き続き、頑張って仕上げますので先行上映してもらえないだろうか」という現場の声を、臼井さんに頼んで、東宝さんと調整をしていただきました。 臼井さんその話をいただいた時に、東宝さんにはかなり無理なお願いで、劇場のご理解をいただかないとできないと思っていました。でも、亀山さんと話していて、これが「踊る」だよなと思いました。観客ファーストなんですよね。「踊る」のコンテンツは、いつも、革命というとちょっと言い過ぎですが、何かいつも革新的なことを、ファンを信じてやってきました。今回も、肌感覚で、ファンの方たちの「早く観たい」「待ちきれない」という思いに、「踊る」は答えたんです。ファンを大事にしてきたことが「踊る」スピリッツだと思いました。今回の亀山さんの相談も、「踊る」スピリッツだなと感じました。大の大人が純粋な思いを何とか実現できないかと考えているんです。そしたら、東宝の皆さんのご理解も賜れて、先行上映決定の運びになりました。亀山さん自分がお願いしたんですが、実現できるとは、思っていませんでした。 臼井さんちょっと待って! 真面目に思っていたんじゃないんですか?! 亀山さん臼井さんの立場で、東宝さんとお仕事を何度もして、いろいろなことをやらせてもらいましたが、こんなことをやってもらった試しはないし…。(会場:笑) 臼井さん(亀山さんも)いろいろやってきましたよ! 亀山さんダメならダメで、どう盛り上げようかと考えていました。ところが、いざ先行上映が成立したと聞いた瞬間に、8日に最後の室井さんを目撃することになったら、「やはり、ショックを受けるだろうな」と思ってしまいました。なので、ここまで僕らは、一切の取材をお断りして、本作の中身はしゃべっていませんでした。でも、また東宝さんに無理を言って、「僕のしゃべる機会を作ってもらえませんか」とお願いをしました。僕の想いは、「最後の室井、そして柳葉さんを解放してあげたい」「27年間、室井さんありがとう」の二つです。ぜひ、そこをファンの皆さんにお伝えするために、ご協力いただければと思います。先行上映がなければ、僕たちはまだ「試写をしない!」って強気で言っていたと思います。でも、先行上映を観たファンが、本作を観た時に、立ち上がれなくなるのは嫌です。室井さんのファンは、たくさんいますから、最後の室井を見届けてほしいとプロデューサーとしては、一番言いたいです。 MCここからはご来場いただいた記者の皆さまからの質問にお答えしたいと思います。先ほど、亀山さんは「“再始動”と自分からは言ってない」とおっしゃっていましたが、本作で、室井の決着はつきました。ですが、今も捜査支援分析センターにいる方が、まだ残っていると思います。その方は、今本店(警視庁)にいるという事になります。「踊る」として、この先に期待できるものは、何かしらあるんでしょうか?【記者質問1】亀山さん僕の立場では、まるっきり分かりません。例によって、知的財産権はフジテレビにありますから。少し動いていた時に「著作権はフジテレビにあります」って言われて、カチンときました。原作者が「書きたい」と言って、作ったプロデューサーがやっていることに対して「お前らが言うのか!」って思いましたが、「まぁ、その通りだなぁ」とも思いました。だから、すべてはフジテレビの指示通りですね。ただ、今回「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」を作るにあたって、織田くんに限らず、湾岸署の全ての方たちに、素材を使うので、本作の内容までお話をしています。なので、ある意味、僕たちが動いた事はご理解いただけているかと思います。そこから先は、まだこれからですね。 臼井さんあとは、亀山さん次第!(会場:笑) 亀山さんだから、僕はもうフジテレビの人間じゃないって! (会場:笑)今回、BSフジでも出資をしているから、僕は仕事ができるんです。まあ、すごく安い出資ですけれどね。 臼井さんそこは、あまり言わないほうが良いんじゃないですか? 亀山さん次もやらせてもらえれば、僕は大手を振って仕事ができます。でも、社業もありますので、次をやっていたら、役員会に通らないかもしれないですね…。 臼井さん亀山さんが説明したように、湾岸署のメンバーには、今回このプロジェクトが立ち上がることを、ご理解いただいてからスタートしています。ここから先は、何が生まれるか次第だと思っています。僕ができる事は、何か一個でも動き始めたら、全面的に協力することだけです。亀山さん次第なんていう、属人的な言い方ではなく、何かが動き始めれば、何かが生まれるんじゃないかという期待を寄せながら、心して構えて待つ、みたいな状態です。 記者1(織田裕二さん演じる)青島の現在地を、わざわざセリフで入れ込んできたということは、君塚さん的には、まだ何か思いがあるんじゃないでしょうか? 亀山さん僕たちが話し合って決めました。もう年齢的に、湾岸署にはいられないだろうと思ったので、警視庁の捜査支援分析センターに決めました。仮に次があったとして、そこからスタートするかどうかは分かりません。なぜ、室井さんを先にやったかというと、青島を代表とする湾岸署のメンバーは、僕たちはファンタジーだと思っているんです。あの人たちはどこに行っても生きていられます。本作をご覧になると分かると思いますが、(深津絵里さん演じる)すみれさんは、「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で、透けて見えるような演出になっていたので、一部のファンからは「死んだんじゃないか?」と言われていました。でも、真っ向からプロデューサーと脚本家は否定していました。ちゃんと大分で生きております。多少の後遺症に悩んでいますが、元気に生きています。そういう風に湾岸署のメンバーは、今もしっかり自分の場所を見つけて生きています。官僚チームの(真矢ミキさん演じる)沖田や、(筧利夫さん演じる)新城は、官僚なので、法律を整備したり、制度を作ったりすることに縛られています。
-
「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」初日舞台挨拶「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」公式サイト志駕晃の人気小説を原作に、2018年からシリーズを重ねてきた「スマホを落としただけなのに」の第三弾にして、最終作となる「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」が11月1日(金)についに公開されました。 TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初日舞台挨拶が行われ、主演の成田凌さんをはじめクォン・ウンビさん、千葉雄大さん、大谷亮平さん、中田秀夫監督が登壇しました。成田さんが演じた浦野のお面が客席を埋め尽くすという奇妙な光景に成田さんの反応は…? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶浦野善治役成田凌さんスミン役クォン・ウンビさん加賀谷学役千葉雄大さんキム・ガンフン役大谷亮平さん中田秀夫監督■会場の皆さんが浦野のお面を付けて、登壇者の皆さんをお迎えするサプライズ演出に、登壇者の皆さんは、驚いていました。成田さん(浦野のお面で埋め尽くされた会場を見て)すごいですね…。そのお面、絶対に帰る途中で落とさないようにしてくださいね(笑)!今日は、楽しい時間を過ごせたらと…(噛んでしまう)。客席のお面にやられちゃいました(苦笑)。今日はよろしくお願いします! ウンビさん(日本語で)「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」で、スミンを演じましたクォン・ウンビです。今日は本当にありがとうございます。この作品を本当に一生懸命準備しました。ぜひ、皆さんご覧になって、これから観る方に伝えてください。よろしくお願いします! 千葉さん「スマホを落としただけなのに」の 最終章ということで、何か感慨深い気持ちです。今日は楽しくご挨拶ができたらと思います。 大谷さん皆さん、アンニョンハセヨ。初日に来ていただいて、本当にありがとうございます。去年の春に撮影をして、こうして初日を迎えられてうれしく思っています。 中田監督ご来場ありがとうございます。一作目、二作目に続いて、三作目も続けて監督をさせてもらうのは初めてなので、非常に光栄でした。僕としては、本作のラストは、ハッピーエンド、バッドエンド、どちらの解釈も成り立つと思います。皆さんに満足していただけたら、うれしいです。 MCまず、会場のたくさんの浦野(のお面)をご覧になっていかがでしたか? 成田さん(登壇者の皆さんに)いかがでしたか(笑)? ウンビさん怖いですね(笑)。 成田さんウンビさんは、撮影現場で実物の浦野と対面している唯一の人ですもんね? ウンビさんあぁ、そうですね。でも、たくさんの顔があって、ずっと見ているとだんだんかわいく見えてきました(笑)。 成田さん本当に(笑)? ウンビさんはい! MCいよいよ最終章が公開となりました。成田さん、千葉さん、中田監督は、一作目から全ての初日舞台挨拶に登壇されています。振り返ってみて、思い出などを教えてください。 成田さん覚えていますか? 中田監督一作目の舞台挨拶は、記憶の彼方です(笑)。ですが、一作目のクライマックスの(成田さんと千葉さん)お二人のメリーゴーランドでのシーン、あれは良かったなと思っています。六年半くらい前に撮影しましたが、お二人ともご立派になられましたね。 千葉さん育ちました(笑)。 中田監督一作目のラストシーンでは、成田くんが「あなたと私は同じ種類の人間だ」と千葉くんに言って、千葉君が苦い表情をするところありました。二作目では、千葉くんが、成田くんをとっちめる方になって、きれいなバトンタッチだったと思います。 成田さん(千葉さんに)舞台挨拶って覚えている? 千葉さん全部覚えていますね。 成田さんそういうの、覚えている派だよね(笑) 千葉さん今日も舞台に出る前に、三人で「あれって一作目だっけ?」とか話をして、同窓会みたいな気持ちでした。二作目の舞台挨拶の時は、北川景子さんも来て、僕が涙ホロリみたいなことをしてしまったこともありました。その涙を、成田くんのハンカチで拭かせていただきました。カニのハンカチね。 成田さんさっきチラッと見たら、今日はね、フグだった! 千葉さんうわ! そこはカニにしとけよ(笑)! 成田さん最近毎日稼働しているから、洗濯が間に合わないんですよ。 千葉さんフグもかわいいよね(笑)。成田さんいつ千葉雄大が泣いても良いように持っています(笑)。あと、今日は、忙しくて来られなかった井浦新さんに、二作目の完成披露の時に、「僕たちはキモ系俳優だからな」って言われたことを覚えています。あの日から「僕はキモ系俳優として生きていくんだ」と心に決めて、今日ここに立っています! MC六年にわたって、同じ役を演じるというのはいかがでしたか? 成田さん「全部繋げて観たら、本当に合っているのかな?」って心配になることもあります。浦野自身も成長しているだろうし、本作で過去を埋める気持ちで演じました。浦野の中身は、一作目、二作目では、あまり出していないので、本作で埋めていく感じでした。MCウンビさんは、韓国でソロアーティストとして活躍されていますが、本作が映画デビューとなります。今日は、この舞台挨拶のために来日されました。今のお気持ちをお聞かせください。 ウンビさん今日は、プロモーションのために、朝からいろいろなところに出演しました。そして、こうして映画館で皆さんにお会いできて、とても光栄です。これから観る方たちに、いっぱい宣伝をしていただければと思います。本作に出演できて、とても幸せです。MC大谷さんは、本作では成田さん、ウンビさんとの共演シーンが多かったと思いますが、現場では、日本語と韓国語を使い分けて、コミュニケーションを取られていたんでしょうか? 大谷さんもちろん、成田くんとは日本語、ウンビさんとは韓国語で話をしていました。成田くんは、韓国語の難しい長ゼリフがあったので、「これで大丈夫?」と、僕に聞いてくれることもあって、成田くんとは、セリフに関していろいろ話をしましたね。ウンビさんとは、演技の話はほぼしなかったですね(笑)。デビュー作で、日本で語の演技だから「心配です」って、本当か嘘か分かんないような感じでした(笑)。僕は日本に来て八、九年経つので、最近のK-POPの話など、たわいもない話で和んでいました。 ウンビさんそうですね。現場に大谷さんがいてくださって、頼もしかったです。大谷さんだけでなく他のキャストの皆さん、そして、監督にも助けていただきながら、楽しく撮影ができました。 MC成田さんは、韓国語を流暢に話されていましたね。 成田さんそうですね、流暢に話しましたね(笑)。でも、難しかったですね。何かこう…「みんな、韓国ドラマが好きじゃん?」って感じで、韓国ドラマの中に入ったつもりで、いつもより雰囲気を出して、カッコつけていたかもしれないですね(笑)。雰囲気でごまかしていました! MCウンビさんは、初めての映画出演で、日本語での演技をされるという大きな挑戦でした。今回のオファーが届いた時はどんなお気持ちでしたか? ウンビさんまず、とてもうれしかったです。日本でとても有名なこの作品に、私が出演できることは光栄でした。皆さんに助けていただきながら、大変な撮影を経たことで、「この先、何でもできるんじゃないかな?」と思えるくらいの経験になったと思います。 成田さんできるよ! 本当にすごいことですからね。 MC成田さんは、共演されたシーンも多かったと思いますが、いかがでしたか? 成田さん本来、僕が現場を引っ張らないといけないんですが、ウンビさんが現場の“太陽”として、みんなを引っ張ってくれていたので、そこに甘えていました。現場が押して来たら「ウンビ、『やるよ~!』って言って」とお願いしていました(笑)。 ウンビさん「やるよ~(笑)!」 大谷さん「本当にこれがデビュー作なのか?」と思うくらい、堂々としていました。僕と一緒のシーンは、韓国語のシーンだったので、日本語を話しているシーンは、試写で初めて観ました。もちろんセリフは全部分かるし、デビュー作で外国語の演技は、「よくこれをこなしたな。本当に立派だな」と思いました。MC今日、明日とプロモーションに駆け回って、お忙しいウンビさんのために、成田さん、千葉さん、大谷さんから、日本滞在中のお勧めスポットや、リラックス方法などをプレゼンしていただきたいと思います。 ウンビさん(リラックス方法)ください(笑)! 大谷さん韓国には、あまり湯船につかる文化がないので、韓国の方は温泉に行きたがるんですよね。仕事で日本に来る時は、大変かもしれないので、オフで来た時には、箱根あたりに行って、温泉から出た後にコーヒー牛乳というものがあるので、それをグイっと飲んでほしいですね。ぜひ、その経験を一回していただきたいです。 ウンビさんありがとうございます! 箱根温泉でコーヒー牛乳…ありがとうございます。 MC続いて千葉さん、お願いします。 千葉さん焼鳥は好きですか? ウンビさん好きです(笑)! 千葉さんじゃあ、おいしいところがあります(笑)。 ウンビさんどこですか? 千葉さん西荻窪(笑)。リフレッシュ方法は、僕は野菜を刻むとストレス解消になるので、みじん切りをおすすめします。 ウンビさんおぉ! やばいですね(笑)。料理好きですか? 千葉さん好きです。タコスとか。 ウンビさんタコ? 千葉さんタコス(笑)。 ウンビさんメキシカン? 私も好きですね。 MCちょっと狂気的なストレス解消法ですが…。 千葉さん狂気的かな(笑)? ぜひやってみてください。 成田さん昨日、テレビを見ていたら(千葉さんが)「泣きたい夜もある」とか言っていたから、心配になる…元気に生きてね! 千葉さん何もないんだけれどね…早くおすすめを言いなよ(笑)! 成田さん(千葉さんに向かって)ウンビさんはね、焼鳥じゃないんですよ。すき焼きなんです。 ウンビさんあぁ! すき焼き、好きですね! 成田さんおいしいところ教えます(笑)。 ウンビさんありがとうございます。 成田さんあと、ウンビさんはランニングもされるので、良い公園も教えます! ウンビさん吉祥寺(はどうですか)? 成田さん良いと思います! 千葉さん吉祥寺でランニングをして、西荻窪の焼鳥に行って、温泉に行って帰るというのが良いですね。 ウンビさん充実ですね! MCウンビさんはどれが気に入りましたか? ウンビさん私は、焼鳥が一番好きですね、(成田さんに向かって)すいません(苦笑)。 成田さん大丈夫です(笑)。 MC最後に代表して成田さんからご挨拶をお願いします。 成田さん今日は、本作を観てくださって、ありがとうございます。観てくださった方に言えることは「宣伝をお願いします」くらいになっちゃうんですが…(笑)。今日、七年前から続いてきた作品の最終章の初日を迎えることができたのは、この作品を愛してくださった皆さん、そしてスタッフ、今回加わっていただいたキャストの皆さんおかげです。本当にうれしく思います。いろんな意味で、浦野を永遠のものにしてくれたので…ね(笑)? 永遠のものをくれた、皆さんに感謝したいです。スマホは、良くも悪くも、便利ですので、本当に気をつけてくださいね。でも、今日、明日くらいは、本作の宣伝のために、スマホを使っていただければと思います。それと同時に、口コミというものも、僕は大切にしたいので、皆さんの大切な人に、本作のことを伝えていただけたらと思います。
-
映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』2025年2月21日(金)公開 配給:TOHO NEXT©ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie
-
『第3回 こども食堂×ポケモン上映会』開催!一般財団法人 ポケモン・ウィズ・ユー財団認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ神奈川こども食堂・地域食堂ネットワークTOHOシネマズでは、「ポケモン・ウィズ・ユー財団」の協力のもと「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」と共同で、「こども食堂応援隊 日本全国訪問チュウ!」特別編として、「いっしょにみると楽しいよ!シネコンへのポケモン遠足」を実施しております。 第3回目となる今回は、TOHOシネマズ 小田原にて開催。 定員を超える多くのご応募の中から抽選で選ばれた、小田原市及び周辺地域のこども食堂に通う子どもたちやそのご家族約100名が参加しました。 当日は、子どもたちの大きな声でのカウントダウンにて上映がスタート。ポップコーン&ドリンクと共に、大きなスクリーンでの大迫力な映像を体感していただきました。最後にはピカチュウとの写真撮影も行われ、ご参加された皆様には映画館での一日を存分に楽しんでいただきました。 今後も、次世代へ映画文化を継承するために、子どもたちへの劇場体験の提供に努めてまいります。 【イベント概要】 ・開催日:10月26日(土) ・会場:TOHOシネマズ 小田原 ・主催:TOHOシネマズ株式会社 ・共催:認定NPO法人全国子ども食堂支援センター・むすびえ 神奈川県こども食堂・地域食堂ネットワーク 実施会場近隣のこども食堂 ・協力:一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団 ・上映作品:『劇場版ポケットモンスター きみにきめた!』(2017年)©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
-
「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」大ヒット御礼舞台挨拶「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」公式サイトスマホを落としたことで、連続殺鬼に命を狙われるヒロインを描いた映画「スマホを落としただけなのに」シリーズの最新作で最終章となる「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」がついに11月1日全国 313館にて公開いたしました! 11月10日、大ヒット御礼舞台挨拶をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行い、主演の成田凌さん、クォン・ウンビさん、主題歌「Dried Flower」を担当した imaseさんが登壇しました。本作の反響や、今だからこそ明かせるエピソードや、会場のお客さんから質問を募り、生回答をしました。 また、11月9日が imaseさんの誕生日ということで、ウンビさんお手製の特大キンパ(韓国ののり巻き)で、誕生日と本作のヒットをお祝いしました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。大ヒット御礼舞台挨拶浦野善治役成田凌さんスミン役クォン・ウンビさん主題歌imaseさん成田さん本作を観ていただきありがとうございます。今日は大ヒット御礼舞台挨拶ということで、いつもの硬い雰囲気とは違って、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごしたいと思います。 ウンビさん(日本語で)映画館まで来てくれてありがとうございます。皆さん、本作はどうでしたか? (会場の皆さん:拍手、「最高!」の声)よろしくお願いします。 imaseさん一作目から大好きな作品なので、今回主題歌を担当することができて、すごくうれしかったです。 MC本作は11月1日に公開し、すでに多くの方が衝撃のラストを映画館で体験しています。周りでご覧になった方々の感想やエピソードを聞かせてください。 成田さん友人が「剥製がほしい」と言っていました。(会場:笑)「あげられない。諦めてくれ」と、理由も話したら驚いていました。本物なのに、偽物(人形)だと思われているみたいです。それにしても、友人は剥製をもらって、どうするつもりでしょうね? お誕生日席に置いて、一緒に食事でもするのか…。心配になっちゃいます。怖いです! ウンビさんたくさんの方が「すごく楽しかった」「面白かった」と言ってくれました。でも、やっぱり「ラストシーンがすごく怖かった」っていう意見が多かったです。成田さんもおっしゃっていましたが、「あれ人形なの?人なの?どっち?」って質問が一番多かったです。たくさんの方が「怖い」と言いながらも、楽しんでくれました。 MC「ラストシーンが怖い」という感想は、成田さん的にはどうですか? 成田さん撮影中は、「お客さんはどう受け止めるんだろう?」って分からないままでした。作品を観て「怖かった」「笑いました」「ハッピーエンドで良かった」と、皆さんからメッセージをいただいて、いろいろな意見があってそれはそれで面白いなと思いました。 MCウンビさんは、ラストについてどういう感想をお持ちですか? ウンビさん正直に言わせてもらっても良いですか? 最後のシーンは、成田さんと一生懸命撮影をしましたが、笑いそうになりました。でも、一生懸命演じました。(会場:拍手) imaseさん知り合いが本作を観て、最後のシーンに驚いていました。伏線の回収を楽しんでいる人がたくさんいて、「面白かった」という感想もたくさんいただきました。 MC大人気の「スマホを落としただけなのに」シリーズですが、改めてこのシリーズの人気の理由は、どんなところにあると思いますか? 成田さんスマホは、みんなが持っていて、身近なものだからですかね。それと、せっかく映画館に来たら楽しい思いもしたいですし、ちょっとだけハラハラしたいんじゃないですか? ウンビさんスマホは、私たちの日常にあるものなので、共感してもらえたのかなと思います。その共感があるからこそ、みんなに愛してもらえたんだと思います。一作目、二作目が大変人気がある作品なので、本作への期待も高かったんだと思います。 imaseさんやっぱり身近にあるものですからね。身の回りでも、スマホやSNSのトラブル…、例えばパスワードが甘くて乗っ取られてしまうとかありますよね。そういうトラブルから、何かこういった怖いことになるかもしれないという部分が、より引き込まれる魅力になっているのかなと思います。 MCimaseさんが、本作のために主題歌「Dried Flower」を書き下ろしてくださいましたが、成田さんとウンビさんが聴いた時の感想を教えてください。 成田さん「本作の締めくくりは、どんな曲になるのだろう」と思っていました。今までのimaseさんのイメージが、それぞれあると思うんですが、試写で初めて聴いた時はびっくりしました。単純に言うと、めちゃくちゃ良かったです。曲としての素晴らしさも、本作の締めくくりとしても、「良いぞ!」と思いました。それに「imaseの新しいフェーズを見られた気がする!」っていう、うれしい気持ちになりました。 MCお二人は、もともと交流があったんですか? 成田さん本作の主題歌が決まった後からですね。僕がimaseさんの出るフェスに遊びに行った時に、挨拶をしました。この間は、ラジオで「本作の話をしてください」って言われましたが、九割ぐらい曲の話をしていました。 imaseさんめちゃくちゃでしたね! 成田さん楽しかったね! いろいろな話ができました。 imaseさん楽しかったです。 ウンビさん私も試写で初めて主題歌を聴きました。私は、もともとimaseさんのファンで、たくさんの曲を聞いていたので、今回ご一緒できることが本当にうれしかったです。最初は、作品のイメージと違うかと思っていましたが、本作の最後のシーンを観た時に、ぴったり合っていてすごく素敵だと思いました。とってもカリスマ性のある音楽だと思います。(会場:拍手) imaseさんうれしいです! ありがとうございます。「スマホを落としただけなのに」シリーズは一作目から観ているので、ハラハラする要素と、本作に関しては歪んだ愛の部分も自分の楽曲で表現したいと思っていました。僕の楽曲は、ポップなイメージの曲が多いと思うんですが、本作の主題歌を作るにあたって、ちょっとそうじゃない自分を見せられる素敵な機会をいただいたと思っています。担当できてすごくうれしいです。 成田さんやはりミュージシャンですから、いろいろな音楽を聴いているだろうし、好きなものもあると思うので、今後も楽しみだと勝手に思っています。 MCウンビさん、韓国でのimaseさんの人気はすごいんですよね? ウンビさん(日本語で)本当に人気です!(imaseさんの楽曲「NIGHT DANCER」を口ずさむ)「どうでもいいよな夜だけど~」人気~!(さらにダンスを付けて)本当に人気ですよ。(会場:拍手)imaseさん(笑顔で)うれしいです! 成田さん本当に人気なんだね! MC本作は、来年の春に韓国での公開が決まっています。反響も楽しみですね。さて、「スマホを落としただけなのに」シリーズといいますと、イベントでは毎回「スマホを落としたエピソード」を聞かれると思いますが、今日は「落としたくないもの」があれば教えてください。 成田さん普段あまりアクセサリーとかをつけないんですが、なぜかメガネがよくなくなります。今かけているメガネは、昨日買いました。どうしてもメガネをかけたくなって、かけています。でも、買っても買ってもどこかへいくんです。(会場:笑) imaseさんメガネが?! 成田さんはい。これまでに十個ぐらいはなくなっているかな。なので、二度と落としたくないです。 imaseさんえー! 成田さん何ででしょう?! なぜかよくモノがなくなります。結構前ですが、引越しをしたら、スーツのラックが一式どこかにいきました。私の服や小物は、どこに行ったんでしょうか? ロストバゲージ? 悲しいので、もう二度とこんな思いはしたくありません! MCウンビさん、成田さんに何かアドバイスありますか? ウンビさん(日本語で)泣かないで! (会場:笑)(韓国語で)私が買ってあげます。 成田さんありがとうございます。 ウンビさん私は、髪を染めたり、いろいろなヘアスタイルをしたり、乾かしたりするから、髪の毛を痛めて落としたくないです。 成田さん髪の毛って頭にある時は良いけれど、抜け落ちたらすごく嫌なものになりますよね。 ウンビさん(側頭部を指しながら)今、ここに本物(=地毛)と偽物(=ヘアーエクステンション)があります。成田さんえ? そうなの? ウンビさん(日本語で)はい! 成田さんそれは本当の話? ウンビさん(日本語で)本当! (韓国語で)本当はもうちょっと短いです。 成田さん(戸惑いながら)じゃあ、半分ぐらい偽物なんだね。 ウンビさん(日本語で)はい。 imaseさん僕は、衣装を着ている時に、チョコレートを落としたくないですね。チョコレートが好きなので、ミュージックビデオの撮影や、イベントの時に食べるんですが、結構な確率で服に落としてしまいます。 成田さん今日の衣装は、チョコ対策で茶色なの?! imaseさんいやいや、違います(笑)!なぜかチョコが(衣装に)ついているんですよ。なので、食べる前に着替えるようにしたりして、気を付けています。でも、先日ミュージックビデオの撮影の時に、チョコを食べてから、衣装に着替え直して撮影に臨んだんです。でも、付けていたネックレスに、なぜかチョコがついていて、それが溶けて衣装に…。もうチョコは食べないようにしようかなぁと思いました。 成田さんどうしたら良いんだろうねぇ! MCここはウンビ先生にアドバイスを聞いてみましょう! ウンビさんアドバイス?! 汚れても目立たないように、毎日茶色い服を着てください。 imaseさん白を着ないようにします(笑)!MC本日は公開後ということで、お客様も観終わったばかりですので、ネタバレOKのQ&Aコーナーに参りましょう。(会場:拍手)成田さん、ウンビさん、imaseさんに聞きたいことを挙手制で募集します。実は昨日も本作を観て、今日も観ました。(成田さんが演じた)浦野さんのすごいところは、根回しをするところだと思っています。一番好きなシーンは、エレベーターを降りるところです。本人かと思ったら、違う人がぞろぞろ降りてくるところが、気持ち悪くてすごく好きなシーンです。 成田さんに質問です。私は中学生の時から、十年くらい成田さんのファンです。成田さんは、バラエティー番組では穏やかな印象ですが、役に入ると「本当に同じ人なのかな」というくらい印象が変わります。ファンなのにトラウマになりかけます。サイコパスの役を作るために、普段どうされていますか?成田さんに質問です。私は中学生の時から、十年くらい成田さんのファンです。成田さんは、バラエティー番組では穏やかな印象ですが、役に入ると「本当に同じ人なのかな」というくらい印象が変わります。ファンなのにトラウマになりかけます。サイコパスの役を作るために、普段どうされていますか?【会場のお客さんの質問1】成田さん普段?! 僕は普段何を考えているんですかねぇ? 基本的にふざけていたいと思っています。常にユーモアを持って生きています。私は二回目の鑑賞です。一回目の時は、ラストシーンが衝撃すぎて、そこに気がいってしまいました。今回は、一回目を踏まえて、ストーリーをちゃんと頭に入れながら観ました。浦野とスミンの感情がすごく入ってきて、ラストシーンは感動の涙でした! あと二回観に行きます! 私はウンビちゃんのファンです。ウンビちゃんは、日本語のセリフがとても多かったと思います。特に言いにくかったセリフや、感情表現が難しかったセリフはありますか?【会場のお客さんの質問2】ウンビさん(成田さんが演じた)浦野さんと感情的なやり取りをするシーンが、一番大変だった気がします。日本語の感情表現が難しくて、一番NGを出しました。でも、成田さんや、皆さんが助けてくれたので、何とかやり切れました。成田さんのファンです。剥製の人形グッズをお待ちしています。 シリーズを通して、ハッキングが大事なポイントになっていましたが、作中の皆さんのタイピングが早くて「本当のハッカーみたいだな」と思いました。自分も社会人で、パソコンを使うので、「それっぽさ」を出したいと思っているんですが、タイピングの特訓はしましたか?【会場のお客さんの質問3】成田さん剥製の人形グッズは、僕も提案しました! 「あの椅子に座った状態のチョロQを出せば良いのに!」って。(会場:笑) あれが早く走っていたら、めちゃくちゃ面白いと思うんですよね。タイピングは適当です。(会場:笑)あれは、スタッフさんの努力です。どこを打っても、エンターを押すとその文字が出るようになっています。…ここまで言って良いのかな(笑)。ブラインドタッチができるようになった! とかではないので、僕のタイピングは指一本レベルです。秘密にしておいてください。(お子さん)こんにちは。母と私は、成田凌さんのファンです。料理のシーンがありましたが、皆さんはどんな料理を作りますか。気になります。【会場のお客さんの質問4】成田さん気になるよね! (imaseさんに向かって)何を作っているの? imaseさん僕は料理は作らないです(笑)。Uber eatsばかりです。作ったとしても、インスタントのラーメンぐらいです。ウンビさんは? ウンビさん私は料理が大好きで、合羽橋にも行きました。 成田さん合羽橋、楽しいよね。鍋とか買ったの? ウンビさんコーヒーカップとソーサーのセットを買いました。(成田さんに向かって)料理は好きですか? 成田さん料理好きですよ。できる時はずっと作っています。(質問したお客さんに)何でも作りますよ。何が良いですか? 会場のお客さん4(作中に登場する)キンパで! 成田さんキンパは作ったことないけれど、家で友だちとタッカンマリは作りました。 MC成田さん、得意料理は何ですか? 成田さん何ですかねぇ。季節のものでパスタをよく作っています。 MC映画の感想もお願いします。 会場のお客さん4初日舞台挨拶も行って、今日で二回目です。最後は本当に衝撃のラストすぎて、パンフレットを読んで、本物だと知りました。二回目はずっと観察していました。大好きです。 成田さんパンフレット良いよね! MC次で最後の質問となります。すごくたくさん手が上がっていますね。ありがとうございます。 成田さんこれは良い質問だぞっていう人!私も、成田さんの大ファンです。今までの作品も観てきました。剥製になったのは、初めてだと思うんですが、それを演じると聞いた瞬間はどう思いましたか? また、本当に人形だと思ったので、ピクピク動いたりすることはなかったですか? 演じる上でどうやって人形っぽさを出したのか教えてください。【会場のお客さんの質問5】成田さん(imaseさんに)台本を読んでどう思った? 曲を作るために、みんなとはまた違う目線で観るでしょ? imaseさんもちろん今回の剥製は、曲を作る上でのポイントになっています。それに合わせて例えたところもあります。印象的な部分でした。 成田さん出来上がった曲を聴いた時に、ネタバレじゃんって思ったよ!(ウンビさんに向かって)僕、ピクピクしていた? ウンビさん(日本語で)ちょっと!(韓国語で)でも、成田さんは全然動いていなくて、私が見た感じでは、息もしていないと思いました。 成田さんあ、息は止めたわ。撮影じゃないタイミングで試したんです。途中で出てきた子供の剥製があまりにきれいすぎて、おじさんと若い子は肌が違うので、人間味が出ちゃうんです。なので、色を塗ったり、コンタクトを入れてみたり、いろいろな工夫をしました。髪の毛はカツラで偽物感を出しましたね。僕としては、最後のアップになった時に、パチっと一度瞬きをして終わったら、「またこの作品が続くかな」「怖いかな」と思って迷いました。でも、現場がそんなことをして良い空気ではなかったのでしませんでした。「一度やってみたら良かったかな」と思っています。 MCここで、ウンビさんから成田さんとimaseさんに一言あるとのことです。 ウンビさん撮影中、ずっと成田さんにお世話になって、感謝の言葉を伝えたいと思っていました。その感謝の気持ちをたっぷり込めて、さらに昨日imaseさんがお誕生日だったということで、お二人にプレゼントをしたいと思っています。 MCサプライズでプレゼントがあるとのことです。中身は何でしょうか? スタッフの方、ケースの布を外してください。ウンビさんより特大キンパのプレゼントです!ウンビさん浦野といえばコレだと思いました。長い黒髪が似合っていると思います。imaseさんは、アーティストの雰囲気があるので、髪の毛もちょっとくるくるっとさせています。 imaseさんこれは、たぶんミュージックビデオの金髪を意識してくれたのかな。ありがとうございます。 ウンビさん後は、唇に特徴があると思いました。以上です! 成田さん素晴らしいですよね。このユーモアの形がウンビらしくてめちゃくちゃ良いですよね。ちゃんと美味しそうだし、ありがとう。ウンビさん絶対に持って帰ってくださいね! MC浦野の髪には、とろろ昆布と岩のりと海苔を使っています。白眼はうずらの卵で、黒眼は黒豆を使っています。口はトマトケチャップです。 成田さん…ちょっと目が充血していて怖いね! imaseさんうれしいですが、このサイズ感のキンパは見たことがないですね。ドデカい! 僕の唇は何で作ったんですか? ウンビさんポテトです。MC髪の毛は、もやしナムルと沢庵と、とろろ昆布を使っています。お肌は白ゴマがベースです。ウンビさん人生の記憶に残るケーキだと思います。このケーキは覚えておいてくださいね。 MC最後に成田さんからご挨拶をいただきます。 成田さん今日は「スマホを落としただけなのに」シリーズの最終章を観てくれて、本当にありがとうございます。本作を観てくれた方に感謝を伝えられるのは、おそらく今日が最後の機会だと思います。ウンビは、日本での活動は大変だったと思いますが、最後にこんなどでかいものをありがとう。毎日スマホを通して、皆さんの感想を見ながら、「本作にしかない個性を、皆さんに存分に味わってもらえている」と感じています。皆さんが感想を打ってくれたり、直接メッセージをくれることに、公開されてから毎日感謝しています。みんなで一生懸命作った作品を、観てもらえることが一番うれしいです。皆さんとは、こうして楽しい時間を一緒に過ごしたので、その熱を持ったまま、いろいろな人に広げてくれたら、この作品は一生のものになると思います。舞台挨拶はこれが最後ですが、作品は残ります。皆さんのお力浦野ともども永遠のものにしてもらえたらと思っています。今日はありがとうございました。