「ゴジラ-1.0」ワールドプレミアレッドカーペットイベント
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ワールドプレミアレッドカーペットイベント
2016年の「シン・ゴジラ」以来となる、日本で制作された30作目となる待望のゴジラ最新作「ゴジラ-1.0」の公開を控え、10月18日、ゴジラの“聖地”である東京・新宿の歌舞伎町にあるゴジラロードにてワールドプレミアレッドカーペットイベントが開催されました。神木隆之介さん、浜辺美波さん、山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さん、山崎貴監督が出席し、本作に登場するゴジラの大きさと同じ50.1メートルの長さのレッドカーペットを歩きました。こちらのイベントの模様をレポートいたします!
神木隆之介さん
敷島浩一役
浜辺美波さん
大石典子役
山田裕貴さん
水島四郎役
青木崇高さん
橘宗作役
吉岡秀隆さん
野田健治役
安藤サクラさん
太田澄子役
佐々木蔵之介さん
秋津淸治役
山崎貴監督
■四台の車でキャスト陣と監督が登場し、取材を受けながらレッドカーペットを歩きました。その後、トークイベントに再登場!
MC
皆さん、レッドカーペットを歩かれていかがでしたか?
神木さん
最初は緊張しましたね。皆さん、来ていただいてありがとうございます。夜になったらちょっと寒くなるので、温かくしてください。家に帰ったらすぐにお風呂に入ってくださいね。
こんな風にゴジラに見守られながら、(レッドカーペットの長さが)50.1メートルですか? ゴジラの身長ということですが、ゴジラ尽くしですね(笑)。(本作の中で)立ち向かった相手として、どこか見慣れた存在でもあるのか、安心して歩きました。
浜辺さん
緊張するかなと思ったんですが、見慣れない景色過ぎて――こんなに長いレッドカーペットを歩くこともあまりないので、フワフワした気持ちで歩いていたら、リングを落としてしまいました。そこで緊張がほどけました。ゴジラに見守られながら歩くことができて、ホッとしています。
神木さん
僕は「浜辺さんをエスコートしてください」と言われていたんです。でも、この人、車からサッと降りちゃって…(苦笑)。後で怒られるのは僕なんですけど。
浜辺さん
エスコートって難しいですよね(笑)。降りやすい車だったんですよ。
山田さん
「降りやすい車」って何だ(笑)?
佐々木さん
今日は天候が気になっていたんですが、晴れて涼しくて気持ちの良い日だと思いました。でも、車を降りたら皆さんの熱気、上から来る熱視線で気持ちは熱く、最高です。
吉岡さん
レッドカーペットなんて似合わないタイプなので、僕は小恥ずかしいです(苦笑)。でも神木くんが、本当にしっかりとした主演でいてくれて、こんなにうれしい日はないです。初めてお会いした時(「Dr.コトー診療所」フジテレビ系列にて2003年(第一期)2006年(第二期)放送/神木さんは第一期でゲスト出演)は、神木くんはまだ、小学四年生だったんですよ! 本当にしっかりしたねぇ。
神木さん
うれしいです。僕はずっと「コトー先生」と呼んでいて、大人になってからも「コトー先生」でしたが、この作品から「秀さん」と呼ばせていただいています(笑)。
安藤さん
すごく上にゴジラがありますが、こうしてゴジラに見守られながら、赤いカーペットを歩くなんて、なんとオシャレなことでしょう! そして、50.1メートルを歩く間に、新しい「ゴジラ」への皆さんの期待を感じました。
青木さん
安藤さんは「オシャレ」とおっしゃっていましたが、僕は「怖い」ですね(苦笑)。ゴジラヘッドもそうですし、皆さんはゴジラの旗を振っているし、正気の沙汰とは思えないです。 “最恐”のゴジラですからね。
山田さん
本当は緊張するかと思ったんですが、降りやすい車だったんでね(笑)。
本作は70周年の記念作品ということで、ゴジラは先輩ですよね。70年の大ベテランのゴジラさんのおかげで、僕はここに立てているんだということを感じながらレッドカーペットを歩きました。
山崎監督
パソコンの前でずっと仕事して、その前は撮影でひどい目に遭ったりしました(苦笑)。でも、ようやく皆さんに観せられることが感無量です。こんなに派手なイベントでゴジラを紹介できるのもうれしいです。
MC
完成した本作をご覧になっての感想をお聞かせください。「ゴジラ-1.0」はいったいどんな作品になっているんでしょうか?
神木さん
どんな作品…一言では言えないですが、「これが“絶望”って言うんだ」と感じる作品です。「見よ、これが絶望だ」と完成報告会見でも言わせてもらいましたが、絶望って気持ちなので目に見えないものじゃないですか? でも「見よ」っていう…本作ではその絶望が見えるんですよね。唯一「絶望」として見える存在がゴジラなのかなと思います。
浜辺さん
撮影している時は“自分の中のゴジラ”を育てて、それをグリーンバックでの撮影時に想像して演じていたので、ずっとゴジラに会いたい気持ちが募っていました。完成した作品を観て(日本で制作される映画としては)七年ぶりのゴジラにやっと会えた感覚がありました。劇場で観たんですが、迫力や音響――耳に響いてくるものがあって、「それがいる」と感じられました。それは「会えた」という気持ちに近くて、「今、ゴジラ映画を観ているんだ!」という感覚を七年ぶりに感じることができて、すごく感動しました。
佐々木さん
ゴジラの映画に出させてもらえると聞いて、神木くんは大きな作品ということで「すごいプレッシャーだった」と言っていたんですけれど、僕は「やった―!ゴジラの世界に行ける」という気持ちでした。山崎組に参加できるということで、最初の衣装合わせで山崎監督にお会いして「今すぐ映画、観たいです」と言ったんです。何も始まっていないのに。監督は「僕も観たいです」とおっしゃっていました。
(脚本の)ト書きを読んでも「これ、どうなるの?」という思いで、現場で撮影しました。自分の中の架空のゴジラと戦うんですね。役者にとって一番大切な想像力を駆使しながら、みんなで戦っていました。初号試写で本作を拝見しましたが、ゴジラを観て「あぁ…」となってしまって息ができなかったです。僕の秋津という役は、リーダーで楽しく陽気に現場を引っ張っていくんですが、不覚にも僕は涙を流して、最後は立てなかったです。それくらい絶望に突き落とされて、でもしっかりと希望につなげいく、本当に何とも言えない作品です。今この時期に世界に発信するのにふさわしい作品になったと思います。
吉岡さん
佐々木さんがあまりにも熱く語られているので、これ以上僕が何か言ったらインチキくさいなと思いました(笑)。
本作は本当に面白かったです。山崎監督とは長いですが、ゴジラと同じ世界にいられて幸せに思いました。山崎組の集大成といっても過言ではない作品になっていると思います。
安藤さん
私は観ながら絶叫していました。すごく叫びました。なので、皆さんも劇場で躊躇せず叫びながら観ていただけたらすごく楽しい時間になると思います 「絶叫上映」とかやってほしいですね。
山崎監督
素晴らしいアイデアですね! やりたいですね。
青木さん
ゴジラとの共演は…5歳の頃、自宅の子ども部屋です。本当によく遊んでいました。僕としては、ゴジラは子どもの時におもちゃで遊んでいた存在で、僕の中でスーパースターみたいな存在で、ヒーローです。それが三十数年経ってスクリーンで共演できて、今も鳥肌が立っています。役者冥利に尽きるし、皆さんには五感で感じていただきたいと思います。
山田さん
小さいころ、母に映画館に連れて行ってもらった思い出と共に、その作品に参加する喜び、山崎監督と初めてお仕事できた喜びがあります。今までのゴジラは「見守る」ように感じていたんですが、本作のゴジラは体感するゴジラだと思います。音も、映像も、本当にそこに存在するように思わせる、そんなゴジラになっていると思います。
MC
山崎監督にとっては、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007年公開)の劇中でゴジラを登場させ、西武園遊園地の「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」を手がけたことに続き、ついに「ゴジラ映画」の本編を監督されました。この日を迎えたお気持ちは?
山崎監督
常々思っていましたが、この人たちだから、ちゃんとゴジラがこの世に存在できたと思うし、このメンバーで本当に良かったと思います。
MC
最後にメッセージを神木さんからお願いします。
神木さん
公開は11月3日ですが、全国の皆さんに観ていただけるのが楽しみです。もう半月後くらいなので、すぐです! 「ついにこの時が来たな!」と思っています。
ゴジラという、歴史ある物語、そこに立ち向かっていく人間たちの物語でもありますが、純粋に楽しんでいただけたらうれしいなと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。