「I」検索結果755件
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『薬屋のひとりごと』オリジナル・サウンドトラック音楽:神前暁、桶狭間ありさ、Kevin Penkin【商品内容】◆仕 様:アニメ描き下ろしジャケット、CD3枚組 ◆封入特典:特製ブックレット、ジャケットイラストステッカー(60mm×60mm) ◆収録曲数:77曲<DISC1>音楽:神前暁1.薬屋/2.輝く心/3.やり手婆/4.侍女/5.後宮/6.毒味役/7.知的欲求/8.かみ合わない/9.同情/10.猫猫の日常/11.状況把握/12.妃教育/13.恫喝/14.いつでも帰っておいで/15.お茶会/16.園遊会/17.蜂蜜/18.検証/19.ハマギク/20.分析/21.ホトトギス 作詞:柿原優子/22.秘めた意思/23.観察/24.明日を訪ねて 歌:XAI 作詞:XAI/25.私はただの女官/26.雪中花 歌:きしかな子 作詞:内田ましろ/27.片喰/28.ハナズオウ/29.枯れた薔薇/30.鳳仙花/31.身請け/32.蒼空の炎 歌:竹中だいち 作詞:内田ましろ/33.想い咲く時 歌:アオイエマ。 作詞:内田ましろ<DISC2>音楽:Kevin Penkin1.Echo/2.The Crystal Pavilion/3.Pizz Comedy/4.The March Of Events/5.Sadness/6.Horror Gong/7.Cold/8.Cold Marble/9.Violet/10.Winter Fruit/11.Colore/12.Renge Azalea - Hulusi -/13.Echo II/14.j'accuse!/15.My Hometown/16.Blue Rose/17.Let Me Die/18.Thousands<DISC3>音楽:桶狭間ありさ1.緑青館/2.毒/3.噂話/4.事件/5.女子会/6.芙蓉/7.調査/8.想風 歌:大原ゆい子 作詞:大原ゆい子/9.困りごと/10.剣舞/11.晴れない心/12.人影/13.南天/14.蓮華躑躅/15.妓女のお仕事/16.花街/17.進展/18.白いサザンカ/19.栗の木/20.シャコバサボテン/21.曼荼羅華/22.梅/23.李白の想い/24.春牡丹/25.夢のよう 歌:Chica 作詞:Chica/26.毒味役の少女THCA-60289/2023年東宝発売・販売元:東宝 ©「日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会『薬屋のひとりごと』オリジナル・サウンドトラック
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「血界戦線 & BEYOND」Blu-ray BOXクラウス・V・ラインヘルツ:小山力也/レオナルド・ウォッチ:阪口大助/ザップ・レンフロ:中井和哉/スティーブン・A・スターフェイズ:宮本充/チェイン・皇:小林ゆう/ツェッド・オブライエン:緑川光/K・K:折笠愛/ギルベルト・F・アルトシュタイン:銀河万丈/ドグ・ハマー:宮野真守/デルドロ・ブローディ:藤原啓治/ソニック:内田雄馬/ミシェーラ:水樹奈々 ほか2017年に放送された「血界戦線 & BEYOND」が待望のBlu-ray BOX となって発売決定!TBR32019D/2017年度東宝<「血界戦線 & BEYOND」STAFF> 原作:内藤泰弘(集英社 ジャンプ コミックス刊)/監督:高柳滋仁/シリーズ構成:加茂靖子/キャラクターデザイン:川元利浩/クリーチャーデザイン:杉浦幸次/プロップデザイン:神宮司訓之/エフェクト作画監督:橋本敬史/美術監督:東潤一/色彩設計:中山しほ子/撮影監督:古本真由子/CGI ディレクター:太田光希・三宅拓馬/編集:平木大輔/音響監督:明田川仁/音響効果:今野康之/音楽:岩崎太整/アニメーション制作:ボンズ/製作:血界戦線 & BEYOND 製作委員会 <「血界戦線」STAFF> 原作:内藤泰弘(集英社 ジャンプ・コミックス刊)/監督:松本理恵/シリーズ構成:古家和尚/キャラクターデザイン:川元利浩/クリーチャーデザイン:杉浦幸次/プロップデザイン:神宮司訓之/エフェクト作画監督:橋本敬史/美術監督:木村真二/色彩設計:後藤ゆかり/撮影監督:池上真崇/3DCG:カプセル/編集:西山茂(リアル・ティ)/音響効果:今野康之(スワラ・プロ)/音楽:岩崎太整/アニメーション制作:ボンズ/製作:血界戦線製作委員会かつて紐育と呼ばれた街は、わずか一晩で消失した。そこに出現した街「ヘルサレムズ・ロット」。濃い霧の向こうに広がる「異世界」と現世を繋ぐこの地は、さまざまな思惑を持った者たちが跋扈する、「地球上で最も剣呑な街」へと生まれ変わった。そんな混沌とした街の均衡を守るべく、人知れず活動を続ける者たち。ブレングリード流血闘術を使う強面の紳士、クラウス・V・ラインヘルツをリーダーに、顔に傷を持つクラウスの右腕・スティーブン、銀髪のチンピラ、ザップ・レンフロと半人半魚のツェッド、不可視の人狼、チェイン・皇と隻眼の淑女、K・K。そして「神々の義眼」を持つ青年レオ……。騒動が巻き起こるとき、そこには必ず秘密結社・ライブラが姿を見せる。路地に響き渡る狂騒と、不埒な怪物たち。愛すべき深淵と、繰り返すカタストロフィ。終わることのない日常茶飯事(パーティ)が今、再び幕を開ける。そして、さらにそのBeyond(向こう)へ……。©2017 内藤泰弘/集英社・血界戦線 & BEYOND 製作委員会 ©2015 内藤泰弘/集英社・血界戦線製作委員会「血界戦線 & BEYOND」Blu-ray BOXご購入はこちら
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劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』江戸川コナン:高山みなみ 毛利 蘭:山崎和佳奈 毛利小五郎:小山力也 安室 透:古谷 徹 高木 渉:高木 渉 佐藤美和子:湯屋敦子 スペシャルゲスト:白石麻衣 阿笠博士:緒方賢一 吉田歩美:岩居由希子 小嶋元太:高木 渉 円谷光彦:大谷育江 灰原 哀:林原めぐみ真実を守り抜け——— 火が灯された運命のスクランブル!!Disc1カラー/110分 ビスタサイズ/片面2層 音声: 1, ドルビーデジタル5.1ch 2, バリアフリー日本語音声ガイド 字幕:バリアフリー日本語字幕 【特典】予告編SDV32048R/2022年小学館原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中) 監督:満仲 勧 脚本:大倉崇裕 音楽:菅野祐悟 主題歌:BUMP OF CHICKEN「クロノスタシス」(TOY'S FACTORY)ハロウィンシーズンで賑わう東京渋谷。渋谷ヒカリエでとある結婚式が執り行われていた。そこには、ウェディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事の身に危機が—!?©2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
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あしなが育英会との『東宝スタジオ見学ツアー』開催!一般財団法人あしなが育英会 TOHOスタジオ株式会社 HP 東宝グループは、サステナビリティの基本方針に基づき、子どもたちに映画・演劇の原体験を提供することを目標に掲げています。 その取り組みの一環として、2023年より国内外の遺児を支援する一般財団法人あしなが育英会と連携し、所属する奨学生の皆さまを映画のイベント上映会や演劇公演に継続的にご招待しています。 今回、あしなが育英会との取り組みでは初めてとなる『東宝スタジオ見学ツアー』を8月4日(月)に実施しました。 あしなが育英会主催の体験学習「サマープログラム」に参加した、全国各地から集まった小学4年生~中学3年生まで約30名の奨学生を、夏休みの企業見学の一環として国内最大規模の撮影スタジオである東宝スタジオへ特別にご招待しました。 撮影が行われる広大な撮影スタジオ、映画に欠かせない効果音を収録する施設、映像の音声を調整するMAルームや特殊メイクを制作するスペシャルメイクアップセンターなど、普段は関係者以外立ち入ることができない東宝スタジオの様々な施設を巡りながら学びを深めました。参加した子どもたちは、各現場で活躍している現役スタッフの説明に真剣に耳を傾け、映画がどのように作られているのかを身近に感じ、映画制作に対する理解を深めました。 東宝スタジオ見学ツアーの様子(MAルーム) ツアー後は、東宝スタジオの限定メニューである「ゴジラカレー」を味わいながら、東宝グループの従業員と親睦を深める「ランチ交流会」を実施しました。映画事業や仕事内容について直接質問できる貴重な機会となり、参加した子どもたちは目を輝かせながら積極的に質問を投げかけ、熱心に話を聞いていました。 続いて行われた「クイズ大会」では、子どもたちと従業員がチーム対抗戦で知識を競い合いながら、クイズを通して事業を楽しく学びました。会場は大いに盛り上がり、子どもたちは東宝グループの魅力に触れ、新たな発見を得る時間となりました。 このような体験を通じて、子どもたちが映画業界への関心を高め、「映画に関わる仕事」という将来の選択肢を意識するきっかけとなるとともに、未来の才能を育む一助となることを願っています。 今後も東宝グループは、子どもたちに原体験の機会を提供し、エンタテインメント文化に触れる喜びを知っていただけるよう努めてまいります。 ランチ交流会の様子 クイズ大会の様子 =過去の開催実績= ▼2023年 ・映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』ジャパンプレミア ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・舞台『千と千尋の神隠し』公演 ご招待〈御園座〉 ・映画『ゴジラ-1.0』初日舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』初日舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ▼2024年 ・『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』公開記念舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〉 ・『僕のヒーローアカデミア THE ユアネクスト』公開記念舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・『すずめの戸締まり』あしなが育英会貸切上映会〈TOHOシネマズ 梅田〉〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』初日舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ▼2025年 ・『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』公開記念舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〉 ・ゴジラ生誕70周年記念 『ゴジラ・THE・アート展』 ご招待〈森アーツセンターギャラリー〉 TM & © TOHO CO., LTD.
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「ブラック・ショーマン」完成報告会「ブラック・ショーマン」公式サイト 東野圭吾の原作を映画化した「ブラック・ショーマン」がついに完成! 8月11日に都内で完成報告会が開催され、福山雅治さん、有村架純さん、田中亮監督が登壇しました。福山さんが、一流マジシャンにしてダークヒーローの主人公を演じるという本作だが、会見の冒頭から福山さんはマジックで登場! こちらの会見の模様をレポートいたします! 完成報告会 神尾武史役 福山雅治さん 神尾真世役 有村架純さん 田中亮監督 ■二枚のパネルが登場し、ステージ上を左右に何度も交錯したかと思うと、突然、パネルの後ろから福山さんが華麗に登場しました。 福山さんマジックでの登場だったんですが…うまくいったんですかね(笑)? (会場の反応を見て)大丈夫ですか? 良かったです。今日、初めてやったんです。会場に来たら「こういう風に出てください」って言われまして、しかも「できますよね?」っていう空気だったんで(苦笑)…「はい」とお返事して、やらせてもらいました。あの登場が今日一番緊張しました(笑)。今日は、お集まりいただいてありがとうございます。皆さんはまだ本作をご覧になっていないということですが、答えられる範囲でお答えできればと思っております。よろしくお願いいたします。 有村さんちょうど昨年の秋口に撮影をしました。福山さんをはじめとするキャスト、スタッフさん、皆さん非常に穏やかで、和やかな方ばかりで、作品とはまた別に、優しい空気がずっと流れている現場だったように思います。そういうチームワークの良さが、作品全体を包んでくれているような気がしますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。 田中監督今日こうして「ブラック・ショーマン」の完成を皆さんの前でご報告できる機会があり、非常にうれしく思っております。本作の魅力を、今日は限られた時間ですが、お伝えできたらと思っております。 MC福山さん、有村さんはつい先ほど、完成したばかりの本作をご覧になったそうですが、感想をお聞かせください。 福山さんはい。ズバリ面白かったです。大変楽しめました。スピード感があって、テンポ感も良かったです。「ブラック・ショーマン」ということでマジックのシーンがあるんですが、「これは現場で本当にやっているな」「本当にマジックをしているな」ということが伝わると思います。人力でやっている部分が散りばめられていて、楽しめましたね、僕は。(有村さんに向かって)いかがでしたか? 有村さん私もすごく迫力も感じましたし、テンポの良さも感じました。一つのミステリー・エンターテインメント作品としてしっかり仕上がっていて、劇中で流れている音楽も疾走感あふれる気持ちにさせてくれます。全体のトータルバランスというか、各ピースがカチッとハマっている作品になったんじゃないかと思います。 福山さん隙のない仕上がりになりましたね、監督。 田中監督今、こうしてお二人から感想を聞いてホッとしました。撮影段階から感じてはいましたが、編集の段階でも、皆さんに楽しんでいただけるエンターテインメント作品に仕上がっている手応えを感じていました。先ほど、出演者・スタッフのみんなで本作を観ました。みんなで力を合わせて作ったものが、良い作品になったと思います。本当に早く皆さんに楽しんでいただきたいという思いですね。 MC福山さんは「ガリレオ」シリーズ(2007年からフジテレビ系列にて放送されたドラマシリーズ。主演:福山雅治/劇場版として「容疑者Xの献身」(2008年公開)「真夏の方程式」(2013年公開)「沈黙のパレード」(2022年公開)がある)の東野圭吾先生と再タッグとなりました。そもそも東野先生が原作を執筆されたきっかけが、福山さんの「ダークヒーローを演じてみたい」という言葉だったとうかがったんですが、このように生み出されたキャラクターを演じられていかがでしたか? 福山さん湯川学という「ガリレオ」シリーズのキャラクターを演じている中で、「湯川さんがもしダークサイドの人間だったらどうなっちゃうんだろうな?」っていう考えがずっとあったんですね。彼は、天才物理学者で幸いなことに“正義の人”です。人間の感情にはあまり興味がなくて、事件が面白いか面白くないかという基準で事件に向き合っていく人ではあるんですが、やっぱり善の人、正義の人だと僕は思います。だけど、「もし湯川さんがダークサイドの人だったら…?」と考えた時、湯川さんの人間性は、ちょっとダークヒーローっぽい側面があるんじゃないかと思いながら、ずっと演じていました。だから、よりはっきりとそちらの方に振り切った感じで描いたものが「もしあったら良いですよね?」なんて、ちょっと遠くを見ながら言ったんじゃないですかね…(笑)。 MC有村さんは父親を亡くした悲しみを押し殺して、事件の謎に挑むという大変難しい役柄でした。父の死を目の前にしての涙や、武史との軽妙なやり取りなど、一つの役柄の中で、いろんな振れ幅があって心を揺さぶられました。演じられていかがでしたでしょうか? 有村さんとにかく「父」の存在を自分のなかにしっかりと記憶として残すために、ご本人にもお伝えしたんですが、父親役の仲村トオルさんの写真を待ち受け画面にしていました。携帯は毎日触るものですし、毎日目につくところにトオルさんのお顔があると、自然と父である英一さんというのが刷り込まれていく感覚がありました。撮影期間中は、トオルさんご本人のお写真にすごく助けられたところはありますね。 MCちなみに、役作りと知らず、誰かにたまたま待ち受け画面を見られたことは、なかったですか? 有村さんそれはなかったですね。父とのシーンがそんなに多くはなかったので、どうやってこの時間を紡ごうかと考えた時に、この方法にたどり着きました。 MC東野圭吾先生の原作、福山雅治さんが主演、ヒロインに有村架純さんと、本当に豪華な布陣の本作ですが、監督をされてみていかがだったでしょうか? 田中監督この上ない光栄な機会をいただいたと思ったのと同時に、監督としては「ものすごいプレッシャーだぞ」と感じました。でも、制作を進めていくなかで、そのプレッシャーをなくせるタイミングがありました。 MC福山さんと有村さんは、今回が初共演ということですが、とても初めてとは思えない軽やかなやり取りをされていたという印象です。ご一緒されてみて、どんな印象でしたでしょうか? 福山さん偉そうに聞こえたら申し訳ないのですが、有村さんは、本当に実力がある方だなと思いました。この「ブラック・ショーマン」の世界や、神尾武史というキャラクターが、現実的かと問われれば、非現実的なところが多いです。だからこそ面白い――小説や映画だからこそ楽しめる存在だと思っています。そんな非現実の世界を現実と繋いでくれる存在が、真世であり、真世を演じる有村さんです。有村さんのお芝居が、この「ブラック・ショーマン」という世界、神尾武史というキャラクターにリアリティを持たせてくれる存在だと思います。有村さんのお芝居は、本読みの時から「難しい役だな」と思っていました。僕は、今初めてトオルさんのお写真を待ち受けにしていたという話を聞いたのですが、そういった役作りからも分かるように、有村さんは心からのお芝居、つまり心が動いて体が動く、心が動くと同時に体が動くということを、最初から最後までブレずにやられていました。僕は、そこに甘えさせてもらって、より自由に神尾武史という役を演じられるようになったのだと思います。この作品にリアリティを持たせてくれる有村さんのお芝居と、お芝居に向かう心が、神尾武史というキャラクターを作ってくれて、表現の自由度を高くさせてくれたという実感は、初日からありました。 有村さん恐縮です(笑)。 福山さん本当です。嘘はなく、本当なんです。 有村さん撮影は初めてご一緒させていただきましたが、以前に報知映画賞の授賞式でお会いした時に、「いつかご一緒できたら良いですね」なんて他愛もないお話をしました。でも、まさかこんな大きな作品でご一緒できるとは思いませんでした。しかも、叶うのが早かったなと思って…。 福山さんそうですね。 有村さんご縁があって良かったなと思いました。実際に、現場で見た福山さんは、福山さんが歩まれてきた歴史を背景に感じるような存在でした。ドラマや映画の世界で時代を築いて、先頭を切って歩いてこられた方です。もちろん、気持ちがあってお芝居をするのは大前提ですが、そこにプラスアルファとして「こういうこともできる」「ああいうこともできる」ということを考えられていました。ご自身が持っている武器みたいなものを駆使して、お芝居をされているのを見て、本当に圧倒的な存在だと感じました。それは、映像にしっかりと残っています。 福山さん恐縮です。 有村さんいえいえ(笑)。 福山さん恐縮至極でございます。 MC田中監督は二人のバディを見ていかがでしたか? 田中監督見事だったと思います。お二人の掛け合いのシーンを撮っている時が、本当に監督として楽しかったです。何が見事だったかというと、正反対だと思われているキャラクターが、不思議と絶妙なバランスできっちり噛み合っているんです。「叔父と姪」という、この関係性も東野圭吾さんの発明なのかなと思いますが、このような関係性のバディは、なかなか見たことがないですよね。 福山さん絶妙な距離感ですよね。 田中監督そうですね。この距離感の表現ですが、叔父と姪なので常に一緒にいたわけではなく、会っていなかった時間も当然あるわけです。。映画の中では描かれていない時間も、お二人の掛け合いからすごくにじみ出ていたので、この作品の大きな見どころの一つになっているんじゃないかなと思います。 福山さん監督がおっしゃったように、まさに「そんなに会っていない」という設定が、むしろ肝なのかなと思いました。武史はベガス(ラスベガス)に行っていたんで、姪である真世をちっちゃい時からすごく可愛がっていたかというと、おそらくそういう時間もあまり過ごせていなかったのだと思います。真世も、学生の頃に、「お父さんの盗聴器」と言われたことで、人に対して距離を取らざるを得ない、独特の寂しさを抱えていました。勝手ながらですが、この寂しさが有村さん自身が持っている儚さと、すごく通ずるような気がしています。武史も「バーに住んでいる」なんて言っていますが、どんな生活をしているかよく分からないんですよね。生活感があるような、ないようなところが、武史を演じるうえで演じやすかったです。だから、真世が持つ儚さ、切なさ、寂しさや、その距離感が「最初からあっても良いんだ」というのが、とてもやりやすかったですね。 有村さん特に叔父と姪の関係性については、現場で細かく話し合ったりはしていないですよね。でも、お芝居をする上で、お互いを信頼し合えるかどうかは、すごく肝になってくると思っています。福山さんが心をドーンと開いて待っていてくださったから、序盤からお互いに身を委ね合って、自然に空気を作っていくということがスムーズにできました。私も、この距離感や関係性を楽に作り上げることができました。 福山さんミステリーなんで、例えば殺人事件があったとして、「第一発見者など、一番近い人物が犯人なんじゃないか?」と思われることもたまにあります。でも、本作は、叔父と姪という親族関係なので、間違いなくどっちも犯人じゃない、というところから入ることができたので、そこは入りやすかったですね。 MC福山さんは今回、超一流マジシャン役ということで、マジックの所作などもかなり練習を重ねられたとうかがっています。さらに、ダークヒーロー演じるのも初めてということでした。新しいことづくしの本作だったと思うんですが、振り返っていかがでしょうか? 福山さんそれでいうと、今日の登場が一番緊張しました(苦笑)。 MC一発本番でしたからね。 福山さんやったことがないことを、いきなり取材陣の皆さんの前でやるっていうのは、本当に緊張しました。でも、そういった緊張感の連続は、お芝居をされた経験のある方だと理解してくれると思うんですが、「何かをやりながらセリフを言って芝居すること」が、一番カロリーが高いんですよね。文字を書きながらでも、セリフと書いている文字が違うといった、人間の反射的な動きとは逆のことをやらなければならないから、結構大変だったりするんですよね。だから、もう体に染み込ませるしかなかったです。雨の日も風の日も、ひたすらコインを持って練習する日々でした。ただ、それが俳優という仕事であり、一番大事なことなんです。体に染み込ませるっていうのは、例えば有村さんがトオルさんの写真をずっと待ち受けにしていたように、本人なりのメソッドで役を体に落とし込むことなのだと、新しい発見と学びになりましたね。 MC間近でご覧になっていって、有村さんはどうでしたか? 有村さん物語の冒頭からマジックが出てくるんですが、私が拝見したのもクランクインの日でした。その時、福山さんは代役を一切使わないで、全てご自身でマジックのシーンを撮影されていました。監督も一連の流れで撮影していたので、間近で見ている私も「いつ撮ったの?」と気づかないぐらいでした。モニターで確認した時に「これは楽しみですね」って監督に言ったのを覚えています。 福山さんものが消えるマジックの時ですね。 有村さん「これから、武史さんがどんなマジックを披露してくださるのか、楽しみですね」っていう会話をしたのを覚えています。 MC先ほど、田中監督からのお話にもありましたが、福山さんが制作の中にかなり入って、制作陣とのディスカッションを重ねて様々なアイディアを提案されたそうですが、改めて本作にかける思いというのをお聞かせいただけますか。 福山さん心配性なんだと思います(笑)。僕自身が、ある程度神尾武史という人物像を作る上で、監督さんやプロデューサー陣、そして撮影のカメラチーム、照明部と、“共犯関係”で撮影現場に入った方が良いなと思うんですよね。それはどの作品でも同じですが、特に今回はキャラクターが立っている設定なので、そのキャラクターを一緒に作り上げたいと思いました。僕は、家で一人で練り上げてくるタイプではないので、監督さん、プロデューサーの皆さんと一緒に相談しながら共犯関係になって、「神尾武史ってこうだよね」という人物像を作ってから芝居に入ったら、新たに登場してくる他の役者さんたちも入りやすいんじゃないかと思いました。何だか演劇部的な感じで、監督にも本読みを付き合ってもらって、みんなで作っていきましたね。 MC免許証を出すマジックのシーンでも、福山さんが提案された部分があったとか? 田中監督実際には、手から免許証を出すというシーンだったんですが、福山さんが練習したら、できてしまって、「もう一つ、二つ上のこともやれます」というご提案をいただきました。マジックの技術としてもすごいですが、「神尾武史というキャラクターとしては絶対にそちらの方が面白い」という提案だったので、「ぜひお願いします」と言いました。うれしい誤算ですが、福山さんは、“努力の方”ですからね。 福山さん心配なんですよ(苦笑)。台本上では書かれてないマジックが、現場で発生したりしました。だんだん監督さんもマジック監修のKiLaさんも「これを考えているんですが、できますよね?」という空気になっていましたね(笑)。そして、今日の登場に至るわけです(苦笑)。「これだったらできますよね?」みたいな感じでマジックが増えていきました。でも、それがやっぱり作品の説得力にも繋がったと思います。マジックが、場面ごとのフックになっていて「次に何が出てくるのかな?」と楽しみになります。決してマジックで事件を解決していく話じゃないんですが、場面ごとにマジックが散りばめられているだけで、神尾武史が本当のマジシャンなんだなっていう説得力が生まれていました。これはもう監督やKiLaさんたちに提案してもらえて良かったです。 MC最後に一言ずつメッセージをお願いします。 田中監督時間が来てしまったのですが、たくさん本作についてお伝えしたことはあります。この素晴らしい原作を映像化するにあたり、自分にとってはいろんな武器をいただけたと思っています。その一つが、真世という難しいキャラクターに、有村さんが本当に説得力のある感情を吹き込んでくださったことです。このストーリーを牽引する真世を、原作とはまた違った魅力で表現できたことが、僕としては、作品の一つの大きな指針となりました。あとは、やっぱり音楽ですかね。劇伴を佐藤直紀さんが作ってくださって、作品を本当に豊かに広げてくださいました。そして何よりも、福山さんが作ってくださったテーマソングの「幻界」です。これを先ほどの試写で、オープニングとエンディングで聞きました。観終わった時には「なんて幸せな作品に仕上がったんだろう」と思い、自分が携わっている作品ながらちょっと感動して観終えることができました。このチームで、この素晴らしい原作を映像化する上での使命というのは一つ果たせたと思いました。早く皆さんにも楽しんでいただきたいと思っております。 有村さん「ブラック・ショーマン」は静かな町で起こった、人々のちょっとしたボタンの掛け違いから、ひずみが生まれてしまって、事件に繋がっていく物語です。でも、近年の社会的な問題みたいなメッセージも入っていると思います。コミュニケーションの希薄さが生んだ、ボタンの掛け違いを、本作を観終わった時に「自分はどうかな?」「言葉にできているかな?」とか、自分自身も立ち返りながら楽しめるミステリー・エンターテインメント作品になっていると思います。ぜひ9月12日を楽しみにしてもらえたらと思います。 福山さん今、有村さんがおっしゃっていたように、地域創生や、SNSが人の人生を大きく左右してしまうことだったり、社会課題が「ブラック・ショーマン」の中には横たわっています。神尾武史というキャラクターは、「ダークヒーロー」という言葉の解釈はいろいろありますが、善の人なのか、悪の人なのかは僕自身も分かっておりません。その答えが分かったり、分からなかったり……つまり、マジックのタネのように「これ、本当にどうやってんの?」っていうことにも通じるような気がします。マジシャンですが、彼の存在自体がマジックのような存在になれば良いなと思っていました。彼のマジック、彼の存在そのものがマジックであったとするならば、そういった様々な社会課題を彼なりに、彼にしかできない方法で表現したり、解決していく――そういうことができるのが神尾武史という存在なのかなと思いました。「ブラック・ショーマン」という作品は、極上のエンターテイメントとして、素晴らしいキャスト、そして監督のスキのない演出・編集で仕上げることができたと思います。まもなく「It's Show Time」の始まりでございます。ご覧なってください。よろしくお願いいたします。
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『隣のステラ』劇場用パンフレットのお知らせ©餡蜜/講談社 ©2025 映画「隣のステラ」製作委員会 2025年8月22日(金)公開 『隣のステラ』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 B5横 P36(表紙込み) 定価990円 (税込) 『隣のステラ』 INTRODUCTION STORY CAST PROFILE AND INTERVIEW 福本莉子 八木勇征(FANTASTICS) CAST PROFILE AND COMMENT 倉 悠貴 横田真悠 西垣 匠 田鍋梨々花 CAST PROFILE 清水美砂 宮崎吐夢 紺野まひる 浜野謙太 野波麻帆 INTERVIEW 監督:松本花奈 PRODUCTION NOTES PRODUCTION DESIGN 美術:後藤レイコ FASHION STYLING スタイリスト:宮本茉莉 OFF SHOT INSIDE STORY 助監督:山下久義 LOCATION COMMENT 原作:餡蜜 SONG FANTASTICS「いつも隣で」歌詞紹介 CREDIT -
『大長編 タローマン 万博大爆発』劇場用パンフレットのお知らせTOHO theater STOREでも販売いたします ©2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会 ©NHK、藤井亮 2025年8月22日(金)公開『大長編 タローマン 万博大爆発』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 A4 P44(表紙込み) 定価990円 (税込) 『大長編 タローマン 万博大爆発』 銀河のみなさん ようこそ宇宙大万博へ!キャラクター大紹介未来社会大解剖これがエランスティックの10大機能だ!これがタローブレスだ!!タローマン立体げき場特別付録どびだしめがね!キャラクターデザイン&コンテタローマンの世界はこうして作られる!安居智博(クリエイター、造形作家、カミロボ作家)HISTORY of TAROMAN|映画の誕生藤井 亮(監督・脚本) ×柳本喜久晴(プロデューサー) × 佐野晴香(監督補)|スタッフからのメッセージ竹迫雄也(企画・プロデュース)/加藤満喜 桝本孝浩(プロデューサー)/藤本雅也(撮影)/東岡 允(照明)/伊藤祐太(美術)奥本宏幸(編集)/辻󠄀元 良(録音)/浅井可菜(衣裳)/乾肇(造型)/林 彰人(音楽)コメント真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)/小島秀夫(ゲームクリエイター)/樋口真嗣(映画監督)|出演者からのメッセージ山口一郎 岡村 渉 森野忠晋 川端英司 ボブ・マーサム マザえもん|識者の映画評氷川竜介(アニメ特撮研究家)|岡本芸術とはなにか平野暁臣(公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団理事長/岡本太郎記念館館長)|岡本太郎からのイマジネーション|監督からのメッセージ藤井 亮(監督・脚本)CREDIT -
「すずめの戸締まり」完成報告会見&完成披露試写会舞台挨拶「すずめの戸締まり」公式サイト「君の名は。」(2016年公開/主演:神木隆之介・上白石萌音)「天気の子」(2019年公開/主演:醍醐虎汰朗・森七菜)の新海誠監督の最新アニメーション映画「すずめの戸締まり」がついに完成しました。 10月25日に東京・有楽町の東京国際フォーラムにて完成報告会見、および完成披露試写会が開催され、新海誠監督、声優を務めた原菜乃華さん、松村北斗さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、花瀬琴音さん、音楽を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さん、同じく音楽を担当した陣内一真さんが出席しました。上映後、本作を観終えた会場のお客さんはスタンディングオベーションで新海監督らを迎え入れ、ヒロイン・鈴芽の声を担当した原さんが、感激のあまり声を詰まらせる一幕も! こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成報告会見&完成披露試写会舞台挨拶【完成報告会見】新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん岡部稔役染谷将太さん二ノ宮ルミ役伊藤沙莉さん海部千果役花瀬琴音さん音楽野田洋次郎さん(RADWIMPS)音楽陣内一真さん新海監督本日はお忙しいところ、足を運んでいただけてとても幸せです。楽しいお話がたくさんできればと思います。 原さん私自身、昨日、完成した作品を観せていただいて、余韻に浸ったままここに立っている状態なんです。今日は短い時間ですが楽しんでいきたいです。 松村さん僕も昨日、初号で観せていただきました。作品の持つ力でいまだに熱が抜けていません。ここで話さなくてはいけないので、一度落ち着かせてと思ったのですが、その熱が残っていることが心地よい作品なので、そういう作品の魅力が少しでも伝わるイベントにできたらと思います。 染谷さん僕はさっき観せていただいて、ちょっと胸に突き刺さり過ぎて「帰ろうかな」って思うくらいグッときました(笑)。まだ余韻に浸っている状態です。 伊藤さんスナックのママを演じられて、大変光栄です(笑)。新海さんの作品にまさか自分が参加できるなんて思ってもいなかったので、今ここに立っていることが不思議です。私も染谷さんと同じタイミングで午前中に観せていただいたんですけれど、本当に面白くて、気づいたら普通に泣いていて、なんて素敵な作品なんだろうと。改めて関われたことがとても幸福です。 花瀬さん今回、初めて声優を務めたのですが、私は女優としても舞台挨拶をするのが初めてで、ちょっと会場がすごく大きくてびっくりしています。 野田さん陣内さんも僕も数日前まで新海監督と一緒にダビングステージという仕上げをやっていて、「まだまだ明日もあるんじゃないか?ー」 とソワソワしているんですが(笑)。完成披露ということで皆さんに披露できること、届けられるのが心から嬉しいです。 陣内さん今回、新海監督とご一緒して、RADWIMPSの野田さんをはじめ、皆さんとスリリングな制作を楽しみながらやりました。作品も、先ほど洋次郎さんがおっしゃったように、ダビングをつい先日までやっていたので、まだ客観的に見られるところまでいけていないですが、今日は皆さんに作品を楽しんでいただけたらと思います。 MC新海監督、ついに最新作「すずめの戸締まり」が完成しました。おめでとうございます。 新海監督ありがとうございます。洋次郎さん、陣内さんがおっしゃったように、つい最近まで作っていて、そのまま完成会見みたいな感じで連続感の中にいるので、ちょっと気を失っていた内に時間が経ってしまったような、戸惑ったような気持ちなんですけど…。でも今日、この後、5000人の観客に観ていただいたら「終わったのかな」と思えるのかなと思います。 MC物語の着想について伺います。今回のテーマにはどのようにたどり着かれたのでしょうか? 新海監督きっかけとなったのが、「君の名は。」(2016年公開/出演:神木隆之介、上白石萌音)や「天気の子」(2019年公開/出演:醍醐虎汰朗、森七菜)を作り終えて、その後、日本全国を舞台挨拶のために回ったんですが、その時に感じたことがきっかけになったと思います。それは、人がずいぶん少なくなった、寂しくなったと感じてしまう場所が増えたなということです。その実感がここ何年かでありました。人が少なくなってしまった場所、消滅集落と呼ばれたり、僕の田舎もそうですが、限界集落と呼ばれる場所も、かつてはにぎやかだった記憶が自分の中にあるんですね。僕は団塊ジュニア世代なので、地鎮祭をやって、家の仮組みから華やかにお餅をまいて、家を作って、人が増えていくという記憶があります。にぎやかだった街から人が減って、「このまま人がいなくなったら、人は何をするんだろうか? 」「家を建てる時は地鎮祭のようなことをやったけど、このままどうやって終わっていくんだろう? 」と思うことが増えたんですね。そんなことをきっかけに、「場所を悼むような職業があったとしたら?」「 日本全国で人が消えていってしまった場所を悼んでいく職業のキャラクターをアニメキャラクターにできないか?」 と思ったのが最初のアイディアでした。 MC本作では“災い”の存在が描かれますが、この災いというものを監督はどのように捉えられているんでしょうか? 新海監督そうですね、難しいんですけれど…。最近「災いばかりだなぁ」と僕だけでなく、きっと多くの方が思っているかと思います。この作品を作り始めて、企画書を書き始めた頃が2020年の1月くらいで、ちょうどその一カ月後くらいにコロナ禍が始まったんです。緊急事態宣言が東京に下りたくらいに企画書を東宝に提出して「今回はこの作品にしましょう」という話をしたんですね。“災い”というのは、その後に起こった戦争も含めて、僕たちを不自由な場所に閉じ込めてしまうものだという感覚が強くあります。そういう感覚が椅子に閉じ込められてしまう、北斗くんに演じてもらった草太というキャラクターなのかなと。理不尽に窮屈な場所に閉じ込められてしまう感覚が草太になっていった気がしますね。そういう風に、日々、生きていて感じることが作品に少しずつ材料として入っているんじゃないかと思います。 MC昨年の製作発表会見では「映画館に足を運ぶような作品作りをしたい」とおっしゃっていました。作品が完成した今、その想いについてどのようにお考えでしょうか? 新海監督映像の体験という点について、今日、僕は荻窪のスタジオにいる何百人ものスタッフ、作画監督の土屋堅一さんをはじめとするスタッフの代表としてここにいるんですが、大きな画面で体験するにふさわしい映像ができたんじゃないかと思います。もう一つは、洋次郎さんとも話していたんですが、「君の名は。」、「天気の子」と二本の作品をやってきて「三本目に何ができるか? 」となった時、「劇場でしか聞けない音をこの作品にたくさん入れていきたい」という話をしました。アクションシーンもありますし、激しい劇伴から深く静かな劇伴までありますが、そういった音の連なりの、劇場でしかで体験できない作品にしたいという思いがありました。コロナ禍で作り始めた作品でもありましたので、「映画館っていいよね」「人が集まる場所っていいよね」と思って積極的に家から出る理由の一つになればという、大それた望みも抱きながら作ってきたと思います。MC本作は「音楽」というのも大きな要素でありますが、野田さん、陣内さんとの制作はいかがでしたか? 新海監督いつものパターンなんですが、脚本を書き終わった時、「感想を誰かに言ってほしいな」、「この脚本ってどう思われるんだろう?」 と最初に洋次郎さんに脚本を送りました…。 野田さんそうでしたね。2020年の3~4月だったと思います。 新海監督洋次郎さんに脚本を送ると、数カ月後に音楽という形で感想が戻ってくるという形が…(笑)。 野田さん自動的にみたいに言わないでください(笑)。そうですね。三作目でパターンとして出来上がり始めていましたね。 新海監督スタートはそういう形で「こういう音が聴こえるんだ」と洋次郎さんと確かめつつ、その頃に「僕たちも三本目なので違う人の力も入れていきたいよね」という話は最初の頃にしていましたよね? 野田さんそうですね、新しい起爆剤というか、「掛け算が増えていくような新しい要素がほしいね」と話していましたね。 新海監督それで、制作も中盤を過ぎてからかな…? 野田さんそうですね、一年半とか過ぎた後でしたね。 新海監督スケジュールもあまりないねって頃に、陣内さんと巡り合うことができて…。普段、シアトルで活動していらして。 陣内さんそうです、普段はシアトルをベースに。 新海監督作曲された音楽を聴かせていただいて、こういう音、今までの映画にないなと…。 野田さんそれで今年に入ってから、川村元気さん(企画プロデューサー)も含めて、みんなで打ち合わせをしましたね。 新海監督洋次郎さんの作ったメロディをベースに「ここは激しい戦闘なので陣内さんが…」「ここはRADでモチーフを作って…」という感じで…。 野田さんそうですね、一歩一歩という感じでしたね。 陣内さんもう皆さんで二作を作られているところに入るのはかなり緊張感があったのと、これまで自分が関わってきた作風とは一味違うテイストの作品でしたので、よくこちらに声をかけていただいたなというのもありました。お話を伺って、アクション要素や劇場の体験というところで、コンテやビデオも見せていただいて、「自分にもできることがあるんじゃないか?」と思えるようになった頃に、皆さんとお会いしてそこからのスタートでした。 野田さん結構、役割を分担して、夏あたりまではそれぞれ必死に新海誠という鬼コーチの千本ノックを受けるような感じでした。僕は「心強い同志が遠くで同じように作っているんだな」と嬉しくなりながら必死に作っていて、最後にオーケストラの録音をロンドンのアビーロードでした時に、お互いが積み上げて作ってきたものを共有しながら「最終的にこういう音楽にしていきたいね」と対話しました。そこで、実際に陣内さんが作られた音楽の演奏を聴きながら、ものすごく刺激を受けました。「こういうやり方があるんだ」と自分の中の経験値が上がっていくのを感じましたし、自分のメロディの解釈――こんな風に広げて、こんな和音で、こんなコードで作るんだ! 再解釈するんだ!――とものすごく大きな学びがあり、喜びでしたね。 MCここからは、完成したばかりの作品を見ての感想を皆さんにお聞きできればと思います。 原さん本当に言葉にできないくらい素晴らしくて……。寝る間も惜しんで音楽や映像をギリギリまで作ってくださったスタッフの皆さんがいて、本当なら皆さんで一緒に登壇したかったなと思うくらい、本当に素晴らしいものでした。皆さんの熱意を早く大画面、大音量で皆さんに肌で感じてもらいたいし、受け取ってもらいたいと思いました。松村さん本編の魅力的なシーンとか、いろいろなところを細かく上げていったらキリがないんです。本編を観ている間に数え切れないくらい何度も笑って、そして何度も涙が出てくるポイントが訪れます。そのたびに笑った理由と種類、涙の理由と種類も違うんです。僕の中で「面白い」と思う笑いの感性に「こんなに幅があったんだ」と思いました。「こんなことに感動したり、救われたりして涙が出るんだ」と、作品を観ているのに何だか自分を見ているような気持ちになる不思議な作品でした。 染谷さん僕はかなり没入しました。僕もそこで一緒に旅をしている気持ちになってきて、それで何回も心を持っていかれ、最後はもっとこのキャラクターたち、この愛おしい人たちを長く見守っていたい気持ちになり、後ろ髪を引かれながら終わって…。「本当に体験したことのない、観たことのない映画があった!」っていうのが正直な気持ちでした。 伊藤さん私も本当に、試写で見ている時、知らないうちに前のめりになっていたことに気づき、「ダメだ!背もたれに背をつけなきゃ!」ってくらい入り込んでいました。すごく笑えるところがあって、新幹線のシーンが好きです! 鈴芽ちゃんがかわいくて(笑)。ずいぶん遠くまで来たなってところで、どんどん鈴芽ちゃんが人として強くたくましくなって、成長しているところを応援したくなりました。私自身もおばと一緒に住んでいたことがあり、独特な関係性を踏まえての(鈴芽の叔母の)環さんのセリフが胸に突き刺さりました。出ている人たちがみんなちゃんと人間らしくて、それがすごく素敵で、みんなすごく器用なわけでもなく一生懸命生きているところに胸打たれて、ジワっと熱くなりました。とても面白かったです。 新海監督嬉しいです。ありがとうございます。染谷さんは、細田(守)さんの作品で大好きだったので、「声かけていいのかな?」って思いつつ(笑)? 花瀬さん私も染谷さんと一緒で、観たことのないアニメーションを観たなって感覚が強くて、始まってすぐ新海さんを浴びているような感覚というか、世界観に包まれているような…。私も参加しているんですが、私も戸締まりしているように感じられる参加型の作品だなと感じました。 野田さんさっきもお話したんですけれど、数日前まで作っていて、最後の数カ月、数週間は、観てない人には伝わらないと思いますが、新海さんが一番弱々になった(劇中に登場する)ダイジンのよう、どんどん背中が小っちゃくなっていったんです(笑)。でもそれが戦っている勇者の背中のようにも見えて、「あぁ、この人は本当に振り絞って作っているんだな」というのを僕らは間近で見られて、2年10カ月の間、込めてきた感情がスクリーンに全て出ている気がしました。日本のアニメーションというエンターテインメントのど真ん中にこの作品を届けるという、ものすごい覚悟と信念を感じました。二時間をフルで観た時に、「観た人すべてに絶対に届ける」という気概をありありと感じまして、自信を持って僕もすべての人に観てほしいと言えますし、「必ずあなたは何かを受け取るよ」と言える作品が完成したと誇らしく思っています。ぜひぜひ届いてほしいなと思います。 陣内さん作品を観て、気が付いたらメッセージに引き込まれているという、本当に引き込まれるつくりだなと思いました。実は、作曲しながらウルッときたこともあって、本当にいろいろなものが込められていて、それでいて観ていて楽しい作品に仕上がっているなと改めて感じました。更に、昨日、初号で観せていただいて「画作りのスタッフの皆さんの底力って本当にすごいな」と思いました。先週までダビングステージで見ていた画とも全然違う、素晴らしい画になっていて、観ても聴いても素晴らしい作品になったと思います。ぜひ劇場で観ていただけたらと思います。 MC声のお芝居についてもお伺いします。アフレコを振り返っていかがでしたか? 原さんアフレコは一カ月半くらい、全体で週に2~3回のペースで録りました。本当に右も左もわからないまま現場に入って、新海監督が一から十まで…百まで教えてくださいました。ブロックごとに録ったんですが、一つのパートが終わるごとに「菜乃華さん、素敵でした。ありがとう」と大好きな監督から言葉をいただけました。「なんて夢のような幸せな時間だったんだろう」って思っています。もちろん、自分の声がうまく扱えないことに対し、へこむ瞬間も数え切れないほどあったんですが、アフレコ現場は夢のように幸せで、ひたすら楽しい時間でした。 新海監督なんかサマーキャンプみたいな感じでしたよね。行くといつもTシャツ姿の二人(原さん&松村さん)がいて、何かおやつを食べていて、楽しい時間でした。二人にとっては楽しいだけの時間じゃなかったと思うんですけれど、僕にとっては色が一枚一枚、鮮やかに塗り直されていくというか、自分が最初に設計したものが、想像もしなかったような感じでどんどんカラフルになっていくのを毎日味わえて、幸せな時間でした。 松村さんそうですね、もちろん声は僕の身体から出ているわけで、音が鳴るのはこれ(=自身の身体から)なんです。誤解のないように伝わるといいんですが、新海さんが僕らのことを「楽器」と表してくれたことがあって、そう思うと、僕が演奏するよりも、新海さんが演奏することで草太が完成するということはすごく感じました。「この音じゃないな」、「このメロディじゃないな」とどんどん鍵盤を押し変えていってくれる作業は新海さん、音響監督の山田(陽)さんが筆頭にやってくださいました。アフレコ期間中の変化や苦悩は僕より新海さんのほうが詳しいんじゃないか?ってくらい、僕のすべてを預けた感じでした。新海監督そうだね、僕も最初の頃は、北斗くんの身体を使って、作品に必要な声を出してもらうんだという意識があったと思うけれど、自覚的にやっていたわけじゃなく、「一緒に探していこう」って気持ちでやっていました。でもある部分で、北斗くんが「芝居だけど、作品のために自分を丸ごと委ねるんだ」という気持ちに切り替える瞬間があった気がして、そこからより草太になっていくのを感じました。 染谷さん僕も新海さんと「はじめまして」のまま、収録が始まって、緊張していたんですが、本当に丁寧に優しく、包むように演出してくださいました。細かく的確で、僕はそこにただ乗っていくというか、乗っていくとすごく楽しく、気持ち良くなってきて、「これはもう1回やらせてもらったら良いものが出せる気がする!」って。普段そんなこと思う人間じゃないんですが(笑)、そう思う人間にまでさせてくれて、「もっとやりたい」、「どんどんやりたい」という気持ちにさせてくれました。その気持ちが稔という役をすごく豊かにしてくれて、短い時間でしたたが、充実した時間で、はじけ切った気持ちに最後はなりました。 新海監督「みんな!エスパーだよ!」の頃から大好きで、「あの声だ!」って思いながら、稔にピッタリだなと思っていました。光栄でした。 染谷さんこちらこそ光栄です。 伊藤さんアフレコは、私もとても楽しかったです。私もその日が「はじめまして」でご挨拶して、すぐ録る感じでした。ほしい音だったり、表現がすごく明確にある方で、本当に丁寧で、「こんなに腰の低い人、見たことない!」っていうくらい、「そんな、大丈夫ですよ」ってこちらが言っちゃうくらい、丁寧に優しくしてくださいました。いい緊張感はあったけれど、それ以上に自分がほぐれていい具合になったところで声を入れる作業があって、シンプルに楽しめました。私は何回か声の仕事をやったことがあるんですが、普段やっているお芝居より少し誇張する、キャラクターっぽくするのがアニメをやる際の特徴だと思っていたんです。でもそれが今回覆されたというか、キャラクターに沿った声というのはあるんですけれど、それ以上に「ナチュラルに」ということをお願いされました。普段やっているお芝居と感覚的に変わらないテンションでできて、違和感なくシンプルに楽しくできた上に、カラオケも歌えて、お得な感じで楽しかったです(笑)! 新海監督「男と女のラブゲーム」を歌っていただきました。音響監督の山田さんが「伊藤沙莉と歌いたいんだ!」と収録しながら、勝手にデュエットしていました(笑)。 伊藤さん男性パートを歌ってくださって(笑)。 新海監督そうです、そうです。 伊藤さん盛り上がりました! ありがとうございました。 花瀬さん私もお会いして、新海さんが本当に優しい方で驚きました。それがスタジオにいたスタッフの皆さんにも伝染して、優しく温かく、こんな私にも腰が低い方ばかりで、温かく素敵な作品を作る座組って、こういう居心地の良さがあるところからできるんだなと感じました。初めてのアフレコで、難しいところもあったんですけれど、千果という役が、明るく元気な役だったので、その力を借りて緊張することなく、明るく元気にできました。千果ちゃんに感謝しています。 MC今回、野田さんもアフレコ現場を訪れたそうですね? 野田さんはい、見学に少し伺いました。原さんがちょうど最後のシーンを録っているときに行きました。クライマックスの本当に重要なシーンで、原さんのしゃべり方などで印象が変化する難しいシーンだったんですけれど、一カ月半積み上げてきた、最後の最後のひと踏ん張り、ふり絞っているんだなというのを感じて、感動しました。ここに音楽も入っていよいよできるんだなというのを感じました。それから、新海さんが、アフレコでは他の現場と比べたらちょっと楽しそうでしたね(笑)。 新海監督アフレコは楽しいんですよ。画の現場がつらすぎて…。でも実写の世界ってどうなんでしょう? 実写の世界って全部がお芝居じゃないですか? 僕にはイメージできないんですけれど…。僕にとっては、アフレコ現場が逃げ場というか、保健室みたいなもので、休むわけじゃないけれど、リラックスできるというか…。画の現場は職人の集まりでして、僕よりも年上のアニメーターもいて、自分の技とプライドをかけて向き合っているので、「思い通りに描けない」と訴えてきて、泣きながら「もう一日だけ時間をください」、「僕からこの画を引き上げないでください。もう一日だけやらせてください」と訴えながらやり続ける現場が1年8カ月くらい続くので…。 野田さんアフレコ現場では基本「もう一回、やらせてください」って声に対して優しく対応されていましたけれど、作画の現場はちょっと違うんですか? 新海監督アフレコや音楽はリアルタイムの芸術なので、もう一回やっても、一言分の時間ですが、作画の現場は「もう一カットやらせてください」で一週間だから、「それはちょっと与えられない…」というジャッジもあります。そこはシビアになるところもあるけれど、大人たちが泣いたり悔しがったりしながら、それでもなんとか駆け抜けることはできました。 野田さん僕も何年も仕事をしてきて、皆さんと同じように、新海さんの感情がかき乱されてワーっとなっている瞬間を見たことがないし、怒鳴りつけている現場とか、ピリピリすることがあってもおかしくないくらいなんだろうけど、でも見たことがなくて…。もしかしたら作画の現場ではとんでもない怒号が飛び交っているかもしれないし、それも見てみたいですけれど(笑)。 新海監督諸先輩の伝説の監督の話を聞くと、ゴミ箱を蹴るとか描いてくれた画をホッチキスで留めて二度と見られなくするとかは聞くけれど、僕はそういうタイプではないです(笑)そういう意味で言うと、褒め合いみたいで恐縮ですが、洋次郎さんってなんて素敵なんだろうと思うんですね。いつもメールでやりとりをしていて、新しい曲が上がってきて、「すごく良い」と思う時もあれば、「ちょっとこれはこの作品のための曲じゃないな」って時もあるんです。切羽詰まったタイミングで何回も何回もテイクを出している時も「そちらも現場大変だと思うけれど、俺たちも同じ現場を目指してなんとか走っていきますので元気に行きましょう。寒くなってきましたね。風邪を引かないように」とかメッセージをくださるんです。そこを見習って、ニコニコやろうと思っています。 野田さん僕も新海さんを見習っていつもやっています(笑)! MC最後に新海監督から、これから映画を観る皆さん、全世界に向けてメッセージをお願いします。 新海監督今日は長い時間ありがとうございました。「自分たちがどんな作品を作ったのか?」 それを教えてもらえるのが、今日以降の時間だと思います。良いことであれ、気になったことであれ、できればたくさんの言葉を費やして、何か書いていただけるととても嬉しいです。観客の皆さんに関しては、この後お会いするんですが、エンターテインメントを楽しんでくださいと伝えたいです。もしかしたら今、「すずめの戸締まり」が日本で一番面白い作品かもしれません。全力で楽しんでいただければと思います。今日はありがとうございました。【完成披露試写会 上映後舞台挨拶】新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん岡部稔役染谷将太さん二ノ宮ルミ役伊藤沙莉さん海部千果役花瀬琴音さん音楽野田洋次郎さん(RADWIMPS)■本作の上映が終わると、会場のお客さんが総立ちで拍手! スタンディングオベーションの中を新海
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「沈黙のパレード」大大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」大大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」公式サイト天才的な頭脳をもつ物理学者・湯川学が、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で解決していく、東野圭吾さんの小説「探偵ガリレオ」を映画化したシリーズ第三弾となる「沈黙のパレード」。10月27日、観客動員数200万人を突破したことを祝して、主演の福山雅治さんがTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催された大大ヒット御礼舞台挨拶に登壇。この日は、福山さんが本作の主題歌「ヒトツボシ」を生歌唱するサプライズもあり、大いに盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。大大ヒット御礼舞台挨拶湯川 学役福山雅治さん福山さん本日は、まさか会えるとは思っていませんでした。大大ヒット舞台挨拶ということで、急なお知らせになってしまったんですけれども、おそらく全国からお越しいただいていると思います。ありがとうございます。 MC福山さん、発表させてください。本日が、公開から42日目になりまして、観客動員数200万人を突破いたしました!(客席:拍手) 福山さんありがとうございます! 僕は、自分のライブツアーでも200万人動員はないので……。 MC200万人って相当ですよ! 福山さんですよね。嬉しいですね。本当にありがとうございます。 MC大ヒット御礼舞台挨拶(10月2日実施)の時に、福山さんが「皆さんがたくさん観てくださったら、大大ヒット舞台挨拶をやりたいですね!」と、話されていましたけれど、それが実現しました。 福山さんまさか! 「実現したらいいな」と思いながら、「そんな簡単には行かないだろうな」と思っていたので、「今日200万人を突破した」ということを聞いて、大変嬉しく思っています。かつ、今日こちらにお集まりいただいた500名の方は、鮭が川をのぼってくるように厳しい抽選をくぐり抜けて…。(鮭の動きをジェスチャーする) MCなんで鮭なのかわかりませんが…。 福山さん少し前にテレビで目にしたから(笑)! たどり着いた皆さんです。来られなかったという方が本当にたくさんいると聞きました。そこで、急遽ですけれど、そういう方のために僕の夢に……いや夢には出てきていないですが…「なんとか見られるようにしなければ」と思いまして、Instagramライブを生中継しています。 MCもうすでに「追い沈(ちん)」(=リピート鑑賞)、「沈黙のパレード」を複数回ご覧になっている方! 福山さんえ?! 「追いパレ」ね! MC自ら積極的に「追い沈」って言っていたじゃないですか!? 福山さん僕はそんなこと言っていない!「追いパレ」。 MCわかりました。(客席に)では「追いパレしました」という方は?(ほぼ全員の方が手を挙げている) 福山さん&MCありがとうございます! MCSNSの感想で、「何度見ても新しい発見がある」と書いてありましたよ。そこで改めて伺います。福山さんが「沈黙のパレード」で好きな場面、好きなセリフはありますか? 福山さん好きな場面は、クスッと笑えるところですね。最初の湯川と内海薫さんが再会したところで、(湯川は)シャボン玉を磁石で追いかけているんですけれども、その姿を見て柴咲さん演じる内海の「相変わらずだな」という笑顔の表情です。会いたかったという気持ちがあったのかはわかりませんが、あの笑顔にいろいろなことが集約されています。その後、やりとりがあって、二人はファミレスに行きます。そしてファミレスで、かき氷を食べながら、「ガリレオ先生のあのポーズが出るのかな?」と思いきや、「(かき氷を食べて)頭が痛かったんだ」っていうところ。あれはアドリブでも何でもなくて、西谷監督の演出です。MC「『ガリレオポーズが見られる!』と一瞬気を持たせて、出さないというのをやってください」という指示ですか。 福山さんそうです! 「えーそんなの照れくさい」と思ったんですけれどね。 MCあのポーズは劇場版ではやらないですよね? 福山さん劇場版では(少し考えて)……今まで出てきたことはないですね。数式を書き殴るシーンもないです。「ついに!『沈黙のパレード』で出るか」と思いきや、「かき氷がキーンときただけか!」となった後で、「血も涙もない」(内海)という話になり、「血も涙もないと人はよく言うが……」(湯川)となる。やっぱりああいうところが、ガリレオらしくて好きですね。 MCご自身のセリフはどれが好きですか? 福山さんセリフはどこだろう……どれも心を込めて、セリフを発してはいるのですが、セリフがないところで好きな箇所はありますね。事件現場で検証実験をする時に、途中で草薙さんが遅れてきて、内海に「これは何の実験だ?」と聞くと、内海が「私にはさっぱりわかりません」と答える。そのやりとりを見た湯川が、感情のないガラスのような目で「こいつ相変わらずだな」という感じに内海を見る。自分のシーンではあのカットが好きです。あれも西谷監督の演出ですからね! MCそうなんですか! 福山さん何パターンか撮影しました。一テイク目は、「ほんとバカだな」という目線でした。その後に、監督から「もっと感情をなくして、何かの物体を見るようにしてください」と指示されました。いろいろ撮った中で一番、感情のない目線が(作品本編に)使われています。 MC振り返ってみますと、2007年10月15日に連続ドラマの放送が始まりました。ちょうど十五年前の作品ということで、それが十五年後には劇場版三作があり、三作目の大ヒット御礼までできている。福山さんも、まさかそこまでは予想していなかったでしょうけれども、改めてこの十五年間続いたこの「ガリレオ」シリーズはいかがですか? 福山さん(ここまで続くとは)最初はまったく思わなかったですし、(東野圭吾)先生が原作を新たに書いてくださるじゃないですか。「あれ、新しいの出たよ」、「知ってる、出たの」、「……どうするの?」。その繰り返しでずっと続いてきていて、今後もそういう気持ちで待っています。 MCでは、我々も「ガリレオ」期待していいですか?(会場:大きな拍手) 福山さんそれは東野先生の筆の走り具合によるんじゃないですか。 MCでは福山さんとしては大歓迎で、我々も大歓迎であるという? 福山さん僕自身が読者として「ガリレオ」のファンであること、湯川さんのファンでもあるし、草薙のファンでもあるし、内海のファンでもあるし、テレビ版でいえば渡辺いっけいさん演じる栗林のファンでもあるし、吉高さん演じた岸谷のファンですし、登場人物に対しても僕はファンなので、こういうのってなかなかないですよね。 MCですので、「沈黙のパレード」は、「これを映画化してほしかった」などの声がSNSにあります。あと感想で多いのが「追いパレ」をしていらっしゃる皆さんで、「展開がわかっているにもかかわらず、最後の『ヒトツボシ』で涙腺崩壊してしまう」、「『ヒトツボシ』の歌詞が素晴らしくて最高にマッチしている」といったつぶやきが投稿されています。 福山さん(会場:「ヒトツボシ」CDジャケットを掲げる方の姿を見て)ああ、ここに持ってきている!…僕が疑り深いからね。 MC「ちゃんと買っていますよ!」って。 福山さんありがとうございます。 MC今日は、(KOH+ヴォーカルの)柴咲さんがいらっしゃいませんけれども、今年行われた福山さんのツアーで、「ヒトツボシ」をセルフカバーされていますよね。 福山さん本作の公開が9月16日でしたけれど、6月の埼玉のライブでもうセルフカバー(の歌唱)をやっていましたね。 MC作品の内容はわからなくても(楽曲を聴いて)涙するという……。 福山さんやっていましたねー。 MCKOH+も最高ですけれど、福山さんのセルフカバーも最高です。(客席:拍手) 福山さんあれ? MC聴いてみたくなってきましたー!(客席:拍手) 福山さんあれ? どういう流れ? MC映画館で福山さんが歌っているの、これまで見たことない! 大大ヒット御礼だしなー! 聴きたいなー!?(客席:拍手) 福山さん映画館で歌ったことなんてないよ! 本当に? やっていいのですか? (客席:大きな拍手)…それではやらせていただきます! MC映画館で歌うのは見たことないです! 福山さん初めてです! MC本当ですね。お客さんにはサイリウムをお配りしています。袋から出してパキッと折ってください。今回は「沈黙のパレード」ということで黄色のサイリウムをお配りしました。 福山さんそうなの? サイリウムまで用意してくれたの? MCちょっとライブ会場のような雰囲気にしました。KOH+で柴咲さんを引き立てる福山さんも最高ですけれども、セルフカバーも最高なんです。 福山さんそうそう、Instagramライブも僕の演奏を映してね。 MCスマートフォンで映した映像ですけれど、相当きれいですよ。 福山さんそんな、まるで用意していたみたいじゃない。 MCサイリウムをお配りした時点で、「なぜサイリウム?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。 福山さんでも、記念写真を撮ることもあるので、「それ用かな?」とかね。じゃあ、ちょっと。(おどけて)やーもう最初からイヤモニ(イヤーモニター)が着いてたぁ(笑)。えー、嘘でしょう? 全然気がつかなかった(笑)。いつスタッフに着けられたんだろう? MCバッチリ準備できています! 福山さん知らぬ間に。いつの間にか(イヤモニが耳に)着いてた。(ギターを手にして)結局、サウンドチェックも何もできていないんですよ。(ギターの試し弾きをして)皆さん、聞こえますか?(客席:拍手) ではお声ではなく、サイリウムで答えてくださいね。(客席:サイリウム揺らす)あぁ、瞬いてる! ■主題歌「ヒトツボシ」生披露福山さん(会場:大きな拍手)ありがとうございました! MC皆さん「沈黙のパレード」を見終わった直後だから、よりグッときますよね。 福山さん作品を観て、そして柴咲さんのKOH+からの… MCトークで大笑いした後に泣くという情緒が大変なことになっています。 福山さんすみません。 MC改めて映画館で歌うというのはいかがですか? 福山さんそうですね。大大大ヒット舞台挨拶がもしもあったならば、またやりますか?(会場:大きな拍手) MCその時には、皆さん来ていただけますでしょうか?(会場:拍手)ありがとうございます。改めて、福山さん、生歌唱ありがとうございました。(会場:拍手) 福山さんスタッフの皆さん、音響スタッフの皆さん、ありがとうございます。 ■フォトセッションMC最後にご挨拶をお願いします。 福山さん本当にありがとうございました。「大大ヒット御礼舞台挨拶があったら」なんて言っていたら本当に実現されまして、でも実現できたのは皆さんお一人一人のおかげでございます。何度も観たという方もいらっしゃれば、口コミで周りに広めてくださった方もいらっしゃると思います。そのおかげで、こうしてまた皆さんと会うことができました。いつか、またお会いしましょう! どうしてももう一度この距離で会いたいという方がいらっしゃれば、百回ぐらい頑張って作品を観てもらえれば、また会えると思います。頑張ってみてください。……それは冗談としても、この作品が、2022年にこのように受け入れていただけて、おそらく十年、二十年経っても観てもらえるのではないかと思っています。この音楽も、作品も一生残りますからね。そのスタート地点に立たせてもらえる作品になったと思っています。それは皆さんのおかげです。永く永くこの作品を愛して、育ててください。またお会いしましょう! ありがとうございました。(生配信中をご覧の方に向けて)Instagramライブをご覧の皆さんもありがとうございました。またお会いしましょう!
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「ブラック・ショーマン」レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶「ブラック・ショーマン」公式サイト 東野圭吾原作の人気小説を福山雅治主演で映画化した「ブラック・ショーマン」がついに完成! 8月27日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、完成披露試写会が開催され、上映前にはレッドカーペットイベントおよび舞台挨拶が行なわれました。福山雅治さん、有村架純さん、成田凌さん、生田絵梨花さん、木村昴さん、秋山寛貴(ハナコ)さん、犬飼貴丈さん、岡崎紗絵さん、伊藤淳史さん、生瀬勝久さん、仲村トオルさん、田中亮監督の総勢12名が登壇し、会場は興奮に包まれました。こちらのイベントの模様をレポートいたします! レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶 神尾武史役 福山雅治さん 神尾真世役 有村架純さん 釘宮克樹役 成田凌さん 池永桃子役 生田絵梨花さん 柏木広大役 木村昴さん 牧原悟役 秋山寛貴さん(ハナコ) 杉下快斗役 犬飼貴丈さん 九重梨々香役 岡崎紗絵さん 中條健太役 伊藤淳史さん 木暮大介役 生瀬勝久さん 神尾英一役 仲村トオルさん 田中亮監督 【レッドカーペットイベント】 ■福山さんらキャスト陣が、階段に敷かれたレッドカーペットに登場すると、会場は歓声に包まれました。テレビカメラの取材に応じた後、最後に一同が揃ってレッドカーペット上でのフォトセッションを行いました。 MCでは、福山さんから一言メッセージをお願いします。 福山さん今日はお集まりいただきありがとうございます。ようやく公開することができます。撮影の期間が少し空いたこともあったんですが、その空いた期間の中で、キャストの皆さん、スタッフの皆さんの作品に対するアイディアやアプローチがより広く、深くなって、最終的には非常に見応えのある、隙のない作品に仕上がったと思います。ぜひご覧ください。(周りのキャストの方やスタッフに向かって)では…よろしいですか? いきます! 映画「ブラック・ショーマン」をぜひ劇場でお楽しみください。「It's Show time!」 ■福山さんの「It's Show time!」という言葉を合図に福山さんの手からテープが飛び出し、会場にスモークが焚かれる。 【完成披露舞台挨拶】 ■福山さんら登壇陣総勢12名が登壇! 福山さんお越しいただきましてありがとうございます。やっと公開できるようになりました。撮影のスケジュール上、ちょっと間が空いたこともあったんですが、その分より濃密な作品に仕上がったと思っております。楽しみにしていてください。よろしくお願いします。 有村さん皆さん、こんばんは。本当に素晴らしいミステリー・エンターテインメント作品が出来上がったと思っております。本当に素晴らしいキャストの方々のお芝居をぜひ注目して観てください。(秋山さんの方を向いて)そして、秋山さん。 秋山さんはい!? 有村さん初めて舞台挨拶に立つそうです。 秋山さんびっくりした! ただでさえ緊張しているんですよ(苦笑)。 福山さんどんどん振ってください(笑)。 秋山さんいやいや、予定にない順番でしゃべるのは、こっちがびっくりしますから! 有村さん皆さん、秋山さんも含めてよろしくお願いします。 秋山さん(深々と頭を下げながら)よろしくお願いします! 成田さんこの素晴らしいエンターテインメントの作品で釘宮克樹という良い役を演じました。本作は、素晴らしいので、楽しみにしてください。 生田さん皆さん、こんばんは。皆さんはこれから作品を観るんだと思いますが、私も、つい先日スクリーンで本作を拝見しました。本当にこの作品の臨場感や高揚感あふれる世界観に終始観入ってしまいました。なので、その一員として存在できていることが幸せだと感じております。 木村さんありがとうございます。ご来場、心より感謝申し上げます。(登場人物の)同級生の皆さん、かなり怪しいです。誰が犯人なのかを想像しながらご覧いただけたら楽しいんではないでしょうか。特に秋山さんが大変素晴らしい…。 秋山さんだから緊張しますから! 順番じゃないところでしゃべるのは緊張しますから! 木村さん「うわー!すごいですね。カメラいっぱいありますね」とか言っているところが、可愛くもあり、僕らも撮影中は、とても楽しく演じさせていただきました。ぜひお楽しみください。 秋山さんお芝居のお仕事の経験がほとんどない中で、この「ブラック・ショーマン」へのオファーをいただきました。撮影は大変緊張したのですが、田中監督がいろいろ声かけてくださいました。撮影初日で緊張している時に「秋山くん、映画って絶対にミスしちゃいけないから」って監督からとんでもないプレッシャーを掛けられまして…(苦笑)。「マジかよ!」と思いました。 田中監督あれが洗礼ですね。 秋山さんあれは洗礼だったんですか?一生懸命、できる限り精一杯臨みましたので、ぜひ皆さん楽しみに観てください。 犬飼さん僕も一足先に映画を観させていただいたんですが、本当に圧倒されました。作品に飲み込まれてしまうほどで、その感動を、皆さんに少しでも伝えられるように頑張りたいと思います。 岡崎さん今日はありがとうございます。学生の頃から東野圭吾さんの作品を読んでいたので、今回、自分がその物語の中に入れるということが、ものすごく光栄でした。どなたでも楽しんでいただける作品なので、このあと楽しんでください。 伊藤さん今日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。本当にこういう素晴らしい作品に自分が関わることができて、本当に幸せです。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。 生瀬さん今日ご来場の方は、これから本作をご覧になるということなので、僕は何にも話せないんですよ。なので、本当にノーコメントでお願いします。というか、一番怪しいのは伊藤さんです。 伊藤さんいやいや! 生瀬さんご覧になってくれれば、それが分かると思います。最後の最後まで怪しいです。 伊藤さん僕が、怪しいわけがないじゃないですか! 生瀬さん感想は僕のLINEの方に送っていただければと思います。お待ちしております。 仲村さん福山くんのお兄さんで、架純ちゃんのお父さんという、DNAの難易度がめっちゃ高い役でした。そのDNAを頑張って、振り絞って出したつもりです。それが皆さんに感じていただけたらうれしいです。 田中監督本作の舞台は、原作タイトル(「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」)にあるように「名もなき町」で、撮影も静かな町で丁寧に行なってきました。なので、こういう風に、皆さんと華やかな場にいることがすごく不思議な気がしております。先ほどレッドカーペットを歩いたんですが、秋山さんがあんなに堂々とあんな顔でレッドカーペットを歩くなんて…。 秋山さん僕は、信じられないくらいそわそわしていました。 田中監督本当にその辺も含めて本日はよろしくお願いいたします。 MC福山さん、原作者の東野圭吾先生も先日、試写をご覧になられて、その感想が公式サイトにアップされているんですが、一部を私の方からご紹介します。 映画「ブラック・ショーマン」は原作以上に華やかさとエンターテインメント精神に満ち溢れた作品になっています。 これほどまでの完成度はもちろん、監督やスタッフさんたちによる尽力の賜物でしょうが、やはり福山雅治さんや有村架純さんら俳優の皆さんたちの演技力があってこそであろうと愚考いたします。特に難易度の高いマジックに挑戦した福山さんのプロ意識には頭が下がります。 有村さんとの息もぴったりで、まさに神尾武史と真世が小説の世界から抜け出たようでした。楽しい時間をありがとうございました。 【東野圭吾さんの感想 抜粋】 MCこの感想をお聞きになって、そして、一般のお客さんはこれから初めて本作をご覧になるわけですが、今のお気持ちはいかがですか? 福山さん原作を生み出された東野圭吾先生にこう言っていただけるのは、本当に光栄なことです。当然ながら東野先生が描かれる原作世界っていうものは、まず“面白い”っていうところから始まるわけですよね。だから、「その面白いものを映像化する理由ってなんだ?」となる中で、映像化された時は、さらに面白くなっていなきゃいけない。――先生の原作を映像化できることは非常にラッキーだし、うれしいことなんですが、それと同時に非常にプレッシャーがあります。だから、「本当に届いたのかな?」「どうなのかな?」と、いつも自分の中で厳しく見ているつもりです。でも、今回は結構良いとこをいっているんじゃないかと思っております。ただ、僕もですね、もうこれ以降は、生瀬さん同様にノーコメントで通そうかと…(笑)。 MC早い、早い(笑)! 福山さんでは、答えられる範囲で…。 MC一般のお客さんは、これから初めてご覧になるんですが、ドキドキしている感じですか? 福山さん私がドキドキしているかということですか? いや、もちろん緊張感ってのはあるんですが、「早く観ていただきたいな」という思いの方が強いですね。マジックを扱った映像作品っていうのは、あることはあるんですが、どれとも違うと思います。でも、それぞれのマジック作品が持つ良さであるとか、エッセンスといったものは、逆に全て入っているじゃないかという風にも言えるので、そういう意味では早く観ていただいて、感想を聞きたいなという思いの方が強いですね。 MC有村さん、福山さんとは今回、初共演でしたが、改めてご共演されてみていかがだったでしょうか? 有村さん福山さんは、私がこのお仕事を始める前から、すでにご活躍されていらっしゃる、大大大先輩にあたる方です。実際に現場での福山さんの佇まいだったり、いろんなものを見させていただく中で、歴史を感じるっていうか、時代を築き上げてこられた方しか出せないオーラだったり、存在感だったり、引き出しといったものを、細やかなお芝居の中でたくさん見させていただいた時間でした。 MC福山さんは有村さんとの初共演はいかがでしたか? 福山さん非常に力のあるお芝居をされる方でした。お人柄も、きっといろんなことを受け止めて、受け入れてくれる方なんだろうという風に思っていました。やはり俳優という職業は、ある意味、一回いろんな状況を全部飲み込むといいますか、役柄についても、撮影現場の環境についても「何かちょっと違うな…」と思ったとしても、一回自分の中に入れて、自分や現場全体の納得っていうとこに持っていくのが、我々の仕事だと思うんです。きっと、そういったことをずっとされてきただろうという想定はしていましたが、想定以上に懐も深く、広く、かつ力のある表現をされる方でした。それは有村さんのみならず、皆さんのそういった経験と、受け止める力があってこそ、この「ブラック・ショーマン」の世界や、神尾武史という、ある種、非現実的な空気を纏った人間の自由度が生まれます。それを、初日の有村さんのお芝居からすでに感じていましたね。 MC監督から見てもお二人のお芝居はいかがでしたか? 田中監督この神尾武史さんと真世さんのバディというのは、今までの作品にはないリズム感と関係性を持ったバディです。だから、新しい時代に誇れる名バディが誕生したと言っても良いんじゃないかと思います。 MCそして成田さんも、福山さん、有村さんとは初共演ということですがいかがでしたか? 成田さんやはり、この仕事をやっていたらお二人とは共演したいと思うのが普通だと思うんです。でも、お二人への敬意がすご過ぎて、現場にいる時に現実味がなさ過ぎてふわふわしていました(笑)。もう学ぶところだらけでした。でも、真似できるものは何もないみたいな…。本当に学びが多く、現場にいるだけで日々すごく幸せでした。 MC撮影現場で何か印象に残ったことはありますか? 成田さん「日焼けをしてはいけない」ということですかね。福山さんは、みんなから質問攻めになるんですよ、「どうしてそんなに美しいんですか?」みたいなことも。そんな時に、「日焼けをしない」とおっしゃっていたので、次の日からすごく日焼け止めを塗っています! MC福山さん、やはり日焼けをしないことは大事だと? 福山さん乾燥肌なんですよ(苦笑)。だから、ダメージに弱い! 生まれながらに弱い子なんですよね。 MC生田さんは、声優としては“あの”作品(「ウィッシュ」2023年公開)でご一緒されていますが、その時に「次はぜひ実写で」とおっしゃっていました。 生田さんそうなんですよ。二年前に福山さんと声優のお仕事でご一緒した時に「いつか映像でもご一緒したいです」というお話をさせていただきました。でも、その“願い”がこんなにも早く叶うとは思っていなかったので、とってもうれしかったです。今回は対面でのお芝居や、福山さんのマジックを間近で浴びさせていただきました。撮影の合間の時間でもたくさんお話しさせていただいて、貴重な時間を過ごしたなと感じております。“ウィッシュ”が叶いました! 当時、私もいろんな取材で「“願い”はなんですか?」と聞かれるたびに、そうお答えしていたんですが、福山さんはその時に「その生田さんの願いが叶うことが僕の“願い”です」っておっしゃってくださって…。 福山さん(報道陣に向かって)今の話は、書いていただいてもよろしいですよ。 生田さん「ブラック・ショーマン」で“願い”が叶いました! MC福山さんは生田さんとの共演はいかがでしたか? 福山さん本当にね、生田さんは何でもできるから。お芝居でしょ、音楽もできるじゃないですか。演奏もソングライティングもやるっていうので、逆にいろいろと根掘り葉掘り質問攻めにしていました。「曲を作っている時、どんな感じで作っているんですか?」とかね。 生田さん緊張しました。私も「どうやって作られているんですか?」って聞いたんですが、そしたら「頭で鳴っている」とおっしゃっていました。“現代版ベートーヴェン”なのかなって思いました。 MC“現代版ベートーヴェン”、これも報道陣の皆さん、書いてくださいね。 福山さん何だったら、ちょっと髪型もコラージュしてもらっても良いですよ(笑)。 MC木村さんは、撮影で非常に難しかったシーンがあったとうかがいました。 木村さんそうですね。ネタバレをはらんでいるかもしれませんので、みなまでは申し上げられませんが…。人を殴るシーンがありまして…。 MC予告編に出ていますからね。 木村さんじゃあ、大丈夫ですかね。(さらっと)めっちゃ殴ります。(登壇者の皆さん:笑) その、殴るのが意外と難しいんですよ。普段、僕は声優をしておりまして、絵の中では、人を殴った経験というのは数知れませんが…。 MC公園とか空き地でね。 木村さんその同級生のことは確かにいっぱい殴ってきましたが…。 福山さん作品の中での話ですよね? 木村さんもちろんです! 福山さんそこを切り取られる可能性がありますからね。 木村さんマズイ、マズイ。 福山さん“あるアニメーション”の中でということですよね? 木村さんその通りです。実際に殴るのが難しいので、ご指導いただいて、「どうすれば殴っているように見えるか」っていう稽古をしたんです。これがなかなかうまくいかなくて、何回もリテイクしてしまったんですが、最終的には上手に殴れたんじゃないかな、と思っております。 田中監督今思ったのは「本気で殴っている」ように映画的にはみせたいので、「殴っているふり」みたいに言われちゃうと、ちょっと困っちゃうなと…。 木村さんごめんなさい。超殴りました! めちゃめちゃリアルに殴りました!(登壇者の皆さん:笑) MC秋山さんはもともと映画が大好きだということですが。 秋山さん小さいころから映画が大好きです! MC改めて今回、映画に出られていかがでしょうか? 秋山さん本当に映画愛がより強まりました。こんなにたくさんの人たちが関わって、これだけの時間と費用をかけて、こんなにでっかいスケールで撮っていたんだ。というのを、体感して、本当に感動しました。ただ、その中に一員として入るというプレッシャーもすごかったです。共演者の方も優しくて、田中監督にも演出していただいたんですが、たまに何か嘘をつかれることがあるんですよね。本作のキャッチコピーに「全員嘘をついている」ってあるんですが、普段から嘘つかれる方も多くて…。 MCどんな嘘を? 秋山さん例えば、今日も、映画が初めてなので、こういう舞台挨拶が初めてなんです。台本に「自己紹介、一言挨拶をお願いします」と書かれていたんですが「そこの挨拶は1分半だよ、秋山さん」とまず成田さんからありました。僕は「あぁ、1分半なんだ。成田さんは何て優しいんだ!僕が分からないことを気遣ってくださったんだ」と思っていんです。でも、その直後に生瀬さんが「秋山くん、挨拶は3分以内でお願いします」って言うんです。もう、誰を信じて良いのか分からず…、始まってみたら皆さん一言ずつだったので、びっくりしました。 MCただ、ご家族がすごく喜んでらっしゃることはXにも上がっていましたね? 秋山さん実家が岡山なんですが、岡山の映画館に「ブラック・ショーマン」のでっかいポスターがあって、僕の顔も小っちゃく写っているんです。そこに父が(手を添えたポーズで)こうやって「息子です」ってやっている写真が送られてきました(笑)。家族一同、喜んでいます。 MC犬飼さんは、以前ご出演されていたバラエティ番組で、「もちろん頑張ったんですが、出演シーンが大幅にカットされているんじゃないかな」と、すごく心配されてらっしゃいましたが、出来上がった作品を観ると、全然そんなことはなかったですよね? 犬飼さんそうですね。出演したバラエティ番組での話が、「映画というのは、普通に出演シーンが全カットされて“出ていない”みたいになることもあり得る」みたいな話をしたんです。だから、「あれ?それも確かにあり得るな…」と思ったんです。予告には映っていたんですが、僕はその予告をまだ観ていなかったんで「やばいぞ」と思っていました。でも、先日(試写で完成した作品を)観たんですが、安心しました。でも、ちょいカットされていました(笑)。 MC改めて今回、福山さんと共演されてみていかがでしたか? 犬飼さん物心ついた時から、テレビで拝見していた方ですし、歌も聴いていたので、「あぁ、すごい!本物の福山雅治だ!」と思っていたら、クランクアップしていました(笑)。 MCそれは、「カットされているかも…」と心配になってしまいますね。 犬飼さんそういうのもあって…ちょっとフワフワしていたから切られているんじゃないかって…。 福山さん犬飼さんは、どんどんテイクを重ねるごとに、役柄としての怪しさや、ちょっと狡猾で嫌な感じである部分がどんどんどんどん出てきていました。「もっともっと何かいろんな表情を見たい」って思わせるお芝居をやられていました。 犬飼さんありがとうございます! MC岡崎さんは、非常に意志の強い女性を演じており、木村さん演じる柏木に恫喝されるようなシーンでも全くひるまず、監督も「素晴らしかった」とおっしゃっていました。今回、イメージを変えてショートカットで演じられたりもしていますが、いかがでしたか? 岡崎さんあれは、すごく印象的なシーンでした。迫りくる柏木さん(木村さん)を皆さんもこの後、観ると思うんですが、本当に恐ろしいんですよ! もう迫ってくると、圧とパワーと迫力が…。 MCあの日本一のガキ大将が…。 岡崎さんそうなんですよ! あのガキ大将さんが迫り来ると思うと、こちらも足をガタガタ震えていました。でも、踏ん張って、何とか対峙しました。言い合うシーンもあるんですが、何とか乗り越えました。 木村さんすみません(苦笑)。 MCそして伊藤さんは、有村さんとは久々の“あの映画“(「映画 ビリギャル」2015年公開)以来の共演ということで、あの時は先生でした。 伊藤さん“あの映画”では、先生と生徒でしたが、今回、オファーをいただいて、役柄の説明をいただいたら有村架純さんの婚約者だということで、「ぴったりだな」って思いました。(福山さん:拍手)もう、終始婚約者みたいな感じでね? 有村さんずっとおしゃべりしていましたよね? 伊藤さんそう。ずっとおしゃべりしていました。お芝居の話とか一切せず、近況報告とかね。トオルさんとも“とある作品”(2008年フジテレビ系列で放送された「チーム・バチスタの栄光」から始まった「チーム・バチスタ」シリーズ)でずっとご一緒していたので、思い出話ばっかりしていました。福山さんともお芝居には一切関係ないようなお話をずっとしていたので、撮影を振り返った時に、苦しいことがなかったんですよ。すごく楽しかったです。ただ、僕は本編では、おそらく97%ぐらいカットされています(苦笑)。観ていただければ分かると思いますが、大部分がカットされて、今回の量になっています(笑)。 MC有村さんはいかがでした? 久々の伊藤さんとの共演は。 有村さんすごくうれしかったです。以前は、塾の先生とギャルの関係で、私の中でも非常に心に残っている時間でした。やっぱり何年経って再会して、役と関係性を上書きするというか、何かまた新しい思い出を一緒に作れるのは、このお仕事の喜びでもあるし、醍醐味でもあると思っていました。 MC生瀬さんは、最も近くで福山さん演じる武史のマジックを仕掛けられる役どころでした。監督も「マジックはアクションシーンみたいに、間近で受けてからのお芝居も大事なんだ」とおっしゃっていました。改めて今回、目の前でマジックを仕掛けられる役を演じてみていかがでしたか? 生瀬さん僕は、そんなに芝居が上手じゃないので、マジックを目の前でやられて、ちょっとからかわれるんですが、本当に腹立ちました。(登壇者の皆さん:笑) そのぐらいリアルなんですよ。もちろん、普段から練習されていて、ちょっと失敗もされるんですよ。でも、本番になるとできちゃうから、本当に腹が立つんですよ。(登壇者の皆さん:笑) スターってそういうものなんだなと思いました。だから、僕は目の前でやられて驚くっていう“芝居”はやっていません。僕は本当に驚いています。だからオーバーでも何でもないです、僕の芝居は…いや「芝居は」って言っちゃいけない(苦笑)。(木村さん:爆笑) MC福山さんは生瀬さんの前でマジックをするのはどうでした? 福山さんご謙遜されていますけれど、生瀬さんと言えば、もう日本を代表する名優ですから、素晴らしいお芝居をされています。おっしゃったように、(マジックのシーンは)アクションシーンのような、殺陣のような――ある約束事の中で進んでいくんです。だけど、だからといって、仕掛けられることに対して自分から迎えに行っちゃうと芝居が変になっちゃうんですよ。でも、フレッシュに新鮮に仕掛けられるし、生瀬さんがイラッとするっことができるっていうのは、それはもう名優の証なんです。僕は、生瀬さんに本当に申し訳ないことをしてしまったんです。(生瀬さんが驚いた様子で)あるシーンで、火を使うシーンがあったんです。それが室内でやった時はうまくいっていたんですが、本番は外だったんです。なかなか上手くいかなくて、何十テイクもやったんです。でも、その時の生瀬さんのセリフが多かったんですよ。6~7行くらいのセリフを、ウワーッと言わなきゃいけない。結構、追い詰めなきゃいけないから、立て板に水のように話さないといけないシーンなのに、僕が何回やってもうまくいかず、「いや、本当に申し訳ないです」と言ったんです。だんだんスタッフさんの空気も「やっぱり無理なんじゃないか」みたいな感じになった時に生瀬さんがこうおっしゃったんです。「福山さん、気にしないでください。何度も何度もテイクを重ねるごとに、僕のセリフもより自然に滑らかになりますから。むしろありがとうございます」って。これは名優の証ですよ。 生瀬さん(報道陣の皆さんに向かって)ここを切り取ってください(笑)。 福山さん本当に助けられました。ありがとうございます! 生瀬さん(とんでもないという風に何度も手を振りながら) MCそして仲村さんは、武史の兄であ
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「沈黙の艦隊 北極海大海戦」完成報告会&完成披露舞台挨拶「沈黙の艦隊 北極海大海戦」公式サイト 1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載された人気コミックを実写映画化した「沈黙の艦隊」の映画化第2弾。大沢たかおさん主演兼プロデュースによるアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品は9月26日公開です。 8月25日、同作の完成報告会をリッツ・カールトン東京 ボールルームにて、完成披露舞台挨拶をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催しました。大沢たかおさん、上戸彩さん、中村蒼さん、松岡広大さん、前原滉さん、渡邊圭祐さん、風吹ジュンさん、夏川結衣さん、江口洋介さん、吉野耕平監督 、原作者のかわぐちかいじさん(完成報告会のみ)が登壇されました。完成したばかりの同作の披露ということで熱のこもったイベントとなりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 完成報告会&完成披露舞台挨拶 海江田四郎役 大沢たかおさん 市谷裕美役 上戸彩さん 山中栄治役 中村蒼さん 入江覚士役 松岡広大さん 溝口拓男役 前原滉さん 森山健介役 渡邊圭祐さん 海渡真知子役 風吹ジュンさん 曽根崎仁美役 夏川結衣さん 海原渉役 江口洋介さん 吉野耕平監督 原作 かわぐちかいじ先生 【完成報告会】 大沢さん本日は大変暑い中、ご来場いただきありがとうございます。 上戸さん皆さん、本日はありがとうございます。 中村さん今日はお集まりいただきありがとうございます。 松岡さん本日はご来場いただき誠にありがとうございます。 前原さん本日はよろしくお願いします。 渡邊さん短い時間ですが、よろしくお願いします。 風吹さんよろしくお願いします。 夏川さん今日はよろしくお願いします。 江口さん今日は暑い中お集まりいただきありがとうございます。本作は海の中の話で、こちらの会場も涼しく感じますが、穏やかな感じで、良い時間を過ごしたいと思います。 吉野監督監督を務めました。本日はよろしくお願いします。 かわぐち先生今日はよろしくお願いします。 MCまずは主演とプロデューサーを務められた大沢さん。前作の映画「沈黙の艦隊」(2023年公開)。そしてドラマシリーズ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」(2024年より配信開始/全8話のAmazon Originalドラマシリーズ)の反響についてお話しいただけますか。 大沢さんおかげさまで、映画の劇場公開と、全8話の連続ドラマの配信は、とてもたくさんの方に観ていただいて、反響もすごく大きかったです。しかも、世界でも配信されていたようで、海外に行った時に「KAIEDA!」と声をかけられることもありました。改めてこの作品の力に驚かされている部分もあります。比較的男っぽい話なので、女性の方に喜んでもらえなかったらと思うこともありましたが、特にドラマのほうは、たくさんの女性の方にも観ていただけました。いろいろな社会問題に、男女ともに関心が高いんだということを改めて感じました。 MC海外の方から声をかけられたのはどのような場所ででしょうか? 大沢さん具体的な店名は控えますが、電気屋さんみたいなところです。 上戸さん日本(企業)のお店ですか? 大沢さん海外のお店です。 江口さん「OH! KAIEDA!」って言われたの? 大沢さん店員の女性に、呼ばれたんです。最初は「何を言っているのだろう?」と思いましたが、「『THE SILENT SERVICE(ザ・サイレントサービス/英題)』が面白かった」と言われて。そこで世界でも配信されていたんだということを実感しました。 MC今は、世界情勢が様々ありますから、それによりこの作品に寄せる関心も高まっているのかなと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。 大沢さん本当におっしゃる通りだと思います。この企画の始まりは、五年ほど前だったので、まだロシアやウクライナの問題が起きていませんでした。こうした題材を取り上げることが、本当に時代に合っているのかなというスタートでした。決して良いことではないんですが、現実社会で戦争が起きてしまって、さらに日本国内においてもすごく不穏な、不安な空気が席巻して。今はそういう中での制作になっていて、当時とはまた違った意識と感覚になっています。 MC吉野監督は、続編を撮るにあたって、プレッシャーなどはありましたか? 吉野監督前作の反響が大きかったので、その先を作った時に、それを超えられるのかということですかね。それから、シーズン1から先の物語は、原作の中でも僕が好きな箇所だったので、「それをやって良いのか?」と言う葛藤がありました。ただ、人に任せるよりは自分でやりたいという欲望といいますか、夢の方が大きかったです。なので、頑張ってチャレンジさせていただきました。 MC原作の中でも見どころが多いところですよね。 吉野監督やはり海江田の戦術と、バトルものとしての面白さ、それに政治も動くところなので、周りにファンが多いです。原作の話をする時には、かかせないくらいに本当に好きな箇所です。 MCかわぐち先生には、本作をご覧になった感想をうかがいたいと思います。 かわぐち先生描いている時は、北極海での戦闘なので、荒涼とした海の世界ですよね。だから、寒いはずなんですが、描いていても戦闘自体がすごく熱くて、寒いと思うことはありませんでした。同時に「やまと選挙」(<やまと>を支持する首相を中心とした衆議院解散総選挙)が日本で行われ、これも冬なんですが熱かったんです。映画でも何か熱いものが伝わってきて、これは完璧、いえ、完璧以上になっていました。 MC映画を鑑賞した際に熱い感想をお話になったとうかがっております。 かわぐち先生描いている時に、「こんなことを描いて良いのか?」「実際に起こり得るのか?」とハラハラしながら描いたシーンが一カ所あるんです。それが映画でどう描かれるんだろうと思っていましたが、見事なシーンになっていました。ものすごくカッコ良いシーンになっていたので、喝采しました。……それがどのシーンのことかは予想して楽しんでください。 MC吉野監督、太鼓判をいただきましたね。 吉野監督どのシーンのことなのか、後でうかがって、心にしまって帰ろうと思います。 MC大沢さん、プロデューサーとして、続編に臨むプレッシャーはいかがでしたか。その完成作をご覧になった感想をうかがえますか。 大沢さんプレッシャーはいつもあります。続編は、ゼロからのスタートより難しいんです。ある種のサプライズ的なものは、最初にやり尽くしてしまっているので、マイナスからスタートするような感じでした。でも、この北極海大海戦のプロットは、僕が一番好きなブロックなので、「ここは絶対に落としたくない」と思っていました。地上では「やまと選挙」という総選挙が行われ、「ここは映像化を成功させたい」と強い思いを抱いていました。ですから、僕だけでなく全員がパート1の「沈黙の艦隊」の時とは別の顔をして現場に来ていた感じがして、すごく頼もしかったです。作品を観た感想としては、自分で言うのもアレですが、自分たちができる限界をやれたのではないかと思います。実は、本作の取材を一週間前まで受けていたんですが、実際に本編を観せることができないくらいCGにこだわって、ようやく完成しました。だから、まだ出来立てほやほやなんです。だから、本作を観た時に、心からこの作品を作ることができて良かったと思いましたし、これなら自信を持って皆さんに観ていただけると思えました。 MC前作からご出演されている上戸さん、夏川さん、江口さんにうかがいます。映画「沈黙の艦隊」、ドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」の反響と、ご自身が本作をご覧になった感想をお願いします。 上戸さん映画はもちろんなんですが、ドラマを見て夢中になってくれる友だちが私の周りには大勢いて、「次が気になる!」「次はあるのか」と言われました。前作で私はテレビ局に勤めるキャスターの役でしたが、今回の「沈黙の艦隊 北極海大海戦」では、キャスターを辞めて、自分の足と目で真実を追うフリージャーナリストとして、海江田と<やまと>を追求していきます。彼女のバックグラウンドとして、娘や家族が登場することで、人間の弱さ、怯えるシーンもあり、人間らしさを表現できたことが良かったと思っています。原作は、かわぐち先生が描いてくださった三十年前の作品ですが、現代と重なっている部分もあって他人ごとではないと感じました。情報がたくさん溢れている今の世の中で「どこに観点を置いて、何を軸として、何を信じていくのか」ということを考えさせられました。まさに、今観るべき作品だと思います。観る人が感情を重ねやすい市谷役を演じられたことに、改めて感謝でいっぱいです。 江口さん反響と言うよりは、自分の身近にいる人で、昔原作を読んでいた方から、「観ましたよ!」と、ものすごい熱量で言われました。「次はあるんですか?」って聞かれました。原作を読んでいる方が、「原作を超えるか超えられないか」という見方になることは、これまでにも経験しています。前作の「沈黙の艦隊」の時に、「これは超えられる!」と思いましたし、本作の「沈黙の艦隊 北極海大海戦」ではパワーアップしていると感じていただけると思います。 MCご自身がグッときたシーンはありますか? 江口さんいや、もうグッときっぱなしです。大沢くんが演じた海江田という圧倒的な人間が、潜水艦の中で微動だにせず…。(大沢さんに向かって)大変だよね? 大沢さん(笑)。 江口さん大沢くんはずっと動かないストイックな芝居をされていて。先ほど上戸さんがおっしゃった「人間の弱さ」という部分では、津田健次郎くんがやっている突拍子もないことをする政治家に、一人の老人が「頑張って」と話しかけ、その老人が帰る時に、エレベーターのところに車椅子に乗っている奥様がいるというワンカットがあることによって、「このお父さんは戦争を体験した」もしくは「戦前か戦後に生きてきた何かがある」と思わされました。息子がいて、孫もいるけれど、「頼むぞ」と言うシーン。あれは、グッときました。大沢くんたちの戦いのスケール、僕ら政治家の戦いのスケール、本当にエンタメとして心地よく観せてくれます。試写で本作を観て、すごく良い作品だなと思いました。 夏川さん<やまと>とアメリカの潜水艦の攻防のシーンは、本当に素晴らしいです。内容を知っているはずなのに、試写で息を止めて観ていることが何度もありました。アメリカの潜水艦の艦長のエピソードに感情移入したりして、意外なところでグッときてしまいました。ですから、女性の方も十分に楽しめる作品です。人の触れ合いを描くエピソードにグッときて、人間ドラマとして印象に残りました。 MC今回からご出演されています渡邊さんと風吹さんにもうかがいます。オファーがあった時のお気持ちと、演じる上でどういったことを意識されたのでしょうか? 渡邊さん「よっしゃ!<やまと>に乗れる!」ってワクワクしていたんですが、気がついたらヘリコプターに乗っていました。「人生何があるか分からないなぁ」っていう気持ちです。僕らジャーナリスト組は、視聴者の目線に近いと思います。リアルなものを体験しているんじゃないかと思いました。<やまと>の外側、政治の外側にいて、海江田に突き動かされるんですが、その何かパッションのようなものを感じられるような、若者の持っている内面のパワーみたいなものが出せれば良いなと思って演じました。 MCカメラマンとしてジャーナリストと行動を共にしますが、上戸さんとの共演はいかがでしたか? 渡邊さん<やまと>と並ぶぐらいうれしかったです! すごく気さくな方で、ずっと会話のラリーをしてくれました。笑いの絶えないハッピーな現場でした。現場では皆さんにお会いしていないので、今日ご挨拶をさせていただきました。僕らだけアナザーストーリーを撮っているようで、それもすごく楽しかったです。 上戸さん役ではそこまで話すことはなくて、心と心で分かりあうビジネスパートナーという間柄でした。撮影中の待ち時間では、年齢差があるので、昭和の懐かしいものを「これ知っている?」「あれ知っている?」と聞いて、大爆笑していました。 渡邊さんお子さんの写真も見せていただきました。すごく綺麗で可愛らしいんです。 上戸さん話が逸れちゃって…。 上戸さん&渡邉さんすみません。 風吹さん私はオファーに驚きました。どちらかというと、ファンの立場でしたから、かぶりつきで配信を観ていました。なので、本作に声がかかった時は、「誰のお母さん役?」「誰のおばあちゃん役?」って気持ちでいました。でも、アクション・ポリティカル・エンターテインメントのポリティカル部分だったので、「私が政治家役?」となりました。「ちょっと、私で大丈夫かしら?」と思いながら、衣装合わせに向かったことを鮮明に覚えています。監督にはずいぶん支えていただきました。街頭演説をするシーンがあるんですが、その撮影の時にエキストラの方がたくさん集まっていただいたので、作品がどれだけ人気があるのかを感じました。現場ではたまたま本物の街宣車がやってきたこともありまして…。この作品の運命は、政治や平和について描いているんですが、リアルに上手に乗っている部分があると思います。本作は私の推し作品ですが、すごく運の強い作品だなと心から思いました。 MC与党の幹事長を演じるためにどのようなことをされましたか? 風吹さん与党の女性幹事長はまだ現実にはいらっしゃらないので、女性の議員の方を参考にしました。「一歩も後に引かないこと」「どんな言葉も必ず正義であること」を自分に戒めて、セリフを言いました。 MC<やまと>乗組員の中村さん、松岡さん、前川さんは、前作にご出演されての反響、そして海江田の印象をうかがいたいです。 中村さん多くの方が観てくれて、アクション映画としても楽しんでくれました。小さいお子さんが真似をしてくれることもありました。潜水艦の仕組みが、男の子の心をくすぐるみたいで、そこを楽しく受け取ってくれたみたいです。年齢問わず楽しんでくれたんだなと感じました。海江田さんに、また会えてうれしかったです。海江田さんは圧倒的な信念とカリスマ性を持っているので、やっぱりお芝居でだけではなく、その人自身が持つ人間力が必要とされる役だと思います。そんな海江田を演じられるのは、大沢さんだけだろうなと思って、大沢さんの背中を見ながらお芝居をさせてもらいました。真面目な話が続く中でアレなんですが、大沢さんは体重管理をされていて。現場に置いてあった二枚一組のサンドイッチを大沢さんから「半分こにして食べようよ」と声をかけていただきました。艦長と半分こして食べたサンドイッチは、いままで食べたサンドイッチの中で一番おいしかったです。 大沢さんずっと食べていなかった時で、本当においしそうなサンドイッチだったんです。我慢ができなくて手に取ったんですが、「これを全部食べたらダメだな」と思っていたら、目の前に中村くんが座っていたので声をかけました。食べたくなかったかもしれないけれど、食べさせちゃいました(笑)。 松岡さんドラマ版を一気見してくださった方から「政治の部分と戦闘シーンとがシームレスになっているので、飽きることなく観ることができた」と、うれしい感想をいただきました。僕の中では、副長が母で艦長が父だと思っています。大沢さんが演じる海江田は、父の威厳が高まっていて、現場でいろいろと支えていただきました。俳優としてもそうですが、プロデューサーとしても現場を良くしようとする気持ちを、我々も感じていました。並々ならぬ努力と研鑽があって、ご苦労もあるはずなのに、それを感じさせず、我々には柔らかく接してくださいました。本当に海のような広い心を持った方だという印象です。 MC大沢さんから声をかけられた事はありましたか? 松岡さん撮影の初日に「お久しぶりです」とご挨拶をしたところ、「今回は入江にかかっているからね」と柔らかい口調でお言葉をいただきました。それでちょっと緊張して心臓が痛くなりました(笑)。でも、シャキッとして良い緊張感を持ちながら大事なシーンが撮れました。 前原さん自分で言うことではないんですが、溝口役をやっていると「カッコ良い!」と言ってもらえることが多いんです。僕は、変な役を演じることが多かったので、「カッコ良い役はありがたいな」という気持ちがありました。シーズン1に出演したことで、カッコ良さのある役も来るようになったので、作品への感謝があります(笑)。なので僕にとっては、全てにおいてすごく反響のある作品だなと思っています。今回は、海江田さんから溝口に直接指示をいただくことがありました。でも、僕らは基本的にソナーの画面を見ているので、あまり目を合わせてお芝居をすることがありません。直接指示をされる場面では、背中から大沢さんの重みを感じました。でも、できれば目を合わせたいなと思いながら、ずっと<やまと>に乗っています。 MC<やまと>メンバーのお話しを聞いていかがでしょうか。 大沢さん今回は本当に<やまと>クルーの一人一人にスポットが当たっています。前作の時とは少しやり方を変えて、本人たちに喋りかけるように位置を変えましたが、前原さんだけは、どうしても後ろになるんですよね。何とか見ようとするんですが、目が合わない。彼はずっと役を変えずに通してくれているので、自分としては本当に信頼ができるソナーマンであり、信頼できる俳優です。安心してセリフを投げられるチームで、本当に<やまと>のメンバーたちは最高で素晴らしいです。特に前作よりも全員がより人間っぽくなってパワーアップしていると思います。 前原さんちょっとうれし過ぎて言葉が出ません。「うれしいです。はい!」っていう感じです。ありがたいです。 MC大沢さんは今回の海江田をどのように受け止めていますか? また監督から現場で言われた事はありますか? 大沢さん先ほど話したように、続編はすごく難しいんです。前作を観た方には海江田のイメージが出来上がっているから、それを破壊していかなければなりません。この「沈黙の艦隊」を、別のステージに上げるには、新しい要素を入れていかないといけないので、前作以上にすごく悩みました。最初の台本を作りたての頃に、別のプロデューサーから「吉野監督があまり乗っていない」という話を聞きました。やはり続編は難しいですし、特にこの北極海の部分と選挙の部分の映像化は難しいので、自分も悩んでいたぐらいです。「だったら一度会いませんか?」とプロデューサー二人と監督と僕の四人で会いました。その時に、自分が続編でやりたい海江田像をお話ししました。抽象的な言い方でしたが、吉野監督には「それは面白いですね」と言っていただけて、何とか現場に来ていただくことが出来ました。それぐらい本作の部分はすごく大事なブロックでした。監督は絶対に失敗できないし、僕も悩んでいました。そういう意味では海江田像だけではなく、「沈黙の艦隊 北極海大海戦」の出来映えに繋がるので、緊迫感が伝わって、自分もスイッチが入りました。「これは、前作以上に海江田に魂を込めないと成立しないな」と思いました。 吉野監督前作の「沈黙の艦隊」を超えることが、自分も難しいですし、皆さんもそれをどう超えていくのかについて非常に悩みました。海江田はやっぱりほぼ変化をしないけれど、海江田の中の新たな一面は、観客のみなさんも見たいところのはずです。それをどうやってそれを伝えていくのかを悩みました。それで「逃げたいな」と思ったことが一度ありました。 大沢さん監督から言われた事は、ここでは触れませんが、観てくれた方にはきっと感じていただけると思います。自分も精一杯海江田を演じたつもりです。それを監督が一番理解してくれていました。共に戦って出来上がった作品だから、むしろ観て「何かあった」と感じてもらえたらすごくうれしいです。 MC前作でも海江田は<やまと>艦内であまり動きませんでしたが、今回は? 大沢さん前作では五歩くらい歩きましたが、今回は一週間で一歩も歩いていません! 歩くと「歩かないでください」と止められました。でも、今回は甲板に上がります。オーロラの中に海江田が出てくるところを、皆さんに観てほしいです。僕は、北極圏で実際にオーロラを見たことがあるのですが、別のプロデューサーが「その写真がほしい」と言うので渡しました。それを元にCGチームがオーロラを作りました。そんなオーロラの中に立たせていただく貴重な経験をさせて貰いました。真冬のマイナス40度の設定ですが、実際の撮影はほぼ40度に近い真夏なので、ものすごく苦しい撮影でした。そういうことも含めて一つ一つを丁寧にやった記憶があります。その時はもう監督はスイッチが入っていたので、この作品はきっと前作以上のパワーを持つと確信しました。 MCかわぐち先生、原作の連載から三十年、本作のキャスティングについての感想をお願いできますでしょうか? また撮影見学をされたとうかがっておりますが、いかがでしたか? かわぐち先生僕は、「やまと選挙」のシーンを見学しました。民事党の選挙事務所で、新しいキャラクターが登場します。政治を志す大滝淳の顔は、随分描き直した覚えがあります。「ちょっとイメージが違うな」と自分で直したので、すごく思い入れの強いキャラクターになりました。その大滝淳を津田健次郎さんが演じてくださるというので、ちょっと期待をしていました。大滝淳は、自分の信条をいろいろなアイディアにして、きちんと提示する新しい政治家です。それを津田さんが見事に演じてくれたのを見て、一つのセリフを思い出しました。大滝淳の先輩政治家が、大滝に「キミは大事なことを言う時に目が笑うね」と言うんです。その言葉で大滝淳の持っているパワーやイマジネーションを表現したことを思い出しました。見学を終えて帰る時に、津田さんに「大事なことを言う時に目が笑うので、大滝淳そのものでしたよ」と伝えたところ、非常に喜んでくださいました。良かったなと思いました。 MC最後に、代表して大沢さんからメッセージをいただきます。 大沢さんここにいるキャストや監督、原作のかわぐち先生が伝えている通り、これ以上できないというところまで追い込んで、スタッフキャストが全員一丸となって本作を作り上げました。この「沈黙の艦隊、北極海大海戦」を、ぜひ劇場で観ていただきたいと心から思っています。劇場公開は9月26日です。マスコミの皆さんも記事を書いて終わりではなく、ぜひ劇場に観に行って僕らの言っていることが本当なのか嘘なのかを実際に体験してください。もし「違うんじゃないか?」と思うのであれば、それは東宝宣伝部のほうに言っていただければと思います(笑)。ぜひ皆さん観ていただければうれしく思います。本日はありがとうございました。 【完成披露舞台挨拶】 大沢さん本日はご来場いただき誠にありがとうございます。前作の映画「沈黙の艦隊」、その後にドラマシリーズ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」が配信され、おかげさまで大変ご好評をいただきました。そして、続編となる本作は実は、ギリギリで完成しまして、我々も、この間初めて観ることができました。自分たちとしては、もうこれ以上手の尽くしようがないほど、ベストを尽くした作品になっています。なので、今日観ていただく皆さんが初めてのお客さんです。これまで一部の関係者しか観られなかったので、皆さんにこうして観ていただけることをドキドキワクワクしながら来ました。改めてご来場いただいたことをありがたく思います。そして、二時間強の作品ですが、楽しんでいただければと思います。 上戸さん観客の皆さんに観ていただくのは今日が初めてです。大沢さんもおっしゃっていましたが、前作をきっと超えたであろう、本作「沈黙の艦隊 北極海大海戦」を皆さんのもとに届けることが出来る楽しみと、皆さんがどう受け取るんだろう
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「隣のステラ」初日舞台挨拶「隣のステラ」公式サイト 講談社「別冊フレンド」で大人気連載中の漫画を実写映画化した「隣のステラ」。本作は、今をときめく若手俳優としてスターへの道を走り出した昴(八木さん)と、その幼なじみの女子高生・千明(福本さん)が、幼なじみでありながらも“芸能人と一般人”というもどかしい関係となってしまった。そんな二人の、ピュアで真っ直ぐな恋の様子を描いた切ない王道ラブストーリーです。 8月22日に公開初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて開催し、ダブル主演を務めた福本莉子さんと八木勇征さんをはじめ、倉悠貴さん、横田真悠さん、西垣匠さん、田鍋梨々花さん、浜野謙太さん、泉谷星奈さん、松本花奈監督が出席しました。後半には、八木さんが企画した、キャストたちが福本さんに感謝を伝えるサプライズ動画を披露しました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。 初日舞台挨拶 天野千明役 福本莉子さん 柊木昴役 八木勇征さん 高橋雄大役 倉悠貴さん 篠原葉月役 横田真悠さん 新堂理生役 西垣匠さん 近藤はるな役 田鍋梨々花さん 棚瀬浩役 浜野謙太さん 千明の妹・天野千穂役 泉谷星奈さん 松本花奈監督 福本さん皆さん、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。ようやく皆さんに本作を観ていただけたことが、とてもうれしいです。今日は素敵なキャストの皆さんがたくさんいらっしゃるので、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています。 八木さん今日は、朝から、福本さんと電波ジャックをしていましたが、ようやく皆さんに「隣のステラ」が届いて、本当に感無量です。皆さん今日は短い間ですが楽しんでいきましょう! 倉さん初日にお越しいただいて本当にありがとうございます。楽しい時間にできたらいいなと思っています。 横田さん皆さんのお顔を見られてとてもうれしいです。 西垣さん初日を迎えられて、すごくうれしく思っております。 泉谷さん今日は、皆さん暑い中来て下さってありがとうございます。千穂役が決まる前から家には「隣のステラ」の漫画がありました。お母さんはずっと「千穂役に決まってほしいな」と言っていたので、千穂役になれてうれしいです。 浜野さん大丈夫ですか? 一人だけオジ…。(隣の西垣さんで区切りながら)ここまでにしておげばいいものを…。(他の登壇キャストに向かって)キラキラしやがって!(マスコミに向かって)僕だけ写真を切らないでくださいよ(笑)! 田鍋さん公開初日に皆さんとお会いできて、とってもうれしいです。 松本監督初日を迎えられて、とてもうれしく思います。 MC今日は初日を迎えました。満員のお客さん、本当にありがとうございます。この光景を見て、福本さんは今どんなお気持ちですか? 福本さん本当にうれしいです。今日は、朝から八木さんと電波ジャックをしていました。その時に駆けつけてくれた方々もいらっしゃって、皆さんが本作の公開を楽しみにして、一緒に盛り上げてくれたことがうれしいです。 八木さんやっぱり皆さんの元に届くのはすごくうれしいです。こうして劇場に来てくれて、SNSでも盛り上げてくださる方もたくさんいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 MC横田さんと西垣さんは本作の中でも舞台挨拶をされておりました。今日は本当の舞台挨拶ですね。 横田さん劇中の舞台挨拶の時は、私たちは一言もしゃべらなかったので、今日はこうして言葉を発することができてとてもうれしいです。葉月は、千明にとって憧れの存在なので、いかにキラキラとしていられるかを考えて演じました。……あの、西垣さんファンの方のボードが気になっているんです。文字が逆さまになっているから戻したほうが良いですよ! 西垣さん(ファンの方に向かって)ホードを見せて! 応援ありがとうね!撮影の時は、会場の皆さんが持っているうちわの名前が全部「昴」だったんです。なので、今日はちょっとだけでも僕の名前があって、すごくうれしいです! MCこういう時は、ご自身の名前を探しますか? 西垣さんはい。 MC八木さん、横田さん、西垣さんは、芸能人の役を演じるにあたり、どのようなことに気をつけたのでしょうか? 横田さん莉子ちゃんが演じる千明に、「私では昴に似合わない…」と思わせたり、千明に憧れてもらえるように、キラキラした印象を与えないといけない役なので、いかにそれが出せるかをがんばりました。 西垣さん僕の演じた新堂は、子役から芸能活動をやっている若手実力派俳優でした。若手で実力がある部分をちゃんと表現しないといけないので…(笑)。実年齢は勇征くんの方が年上なのですが、昴の先輩なので、大人の余裕や、大きな背中が見せられるようにがんばりました。 八木さん僕の役は、本当に新人で、駆け出しの俳優って感じでした。なので、がむしゃらな感じや、ひたむきさ、そして自分で始めた仕事をどんどん好きになっていく姿が見せられたら良いなと思っていました。 MC気持ちの切り替えは難しかったですか? 八木さん千明といる時とそうじゃない時の違いを意識して、監督とも相談しながら演じました。 福本さんテレビで見る昴、試写会の時の昴は、すごく輝いていてカッコ良いんですが、千明としては、寂しい気持ちもあるんです。ベランダで話をする時は、幼なじみの見慣れた昴だから…。八木さんは、そういう部分を別人のように演じられていました。 松本監督八木さんとは、撮影に入る前にお話をしてから撮影をしましたが、二日目くらいに海のシーン、三日目に写真スタジオのシーンを撮影しました。八木さんは、千明といるシーンでは彼女にしか見せない顔をしていて、スタジオでの撮影では“芸能人・昴”になっているので、演技の振り幅がすごいと感じました。 八木さん(監督に褒めてもらえて)最高に気持ち良いです! MC舞台挨拶のシーンですが、大物俳優役で遠藤憲一さんが出演されていました。田鍋さんは、エンケン推しの役どころでしたね。めちゃくちゃうれしそうでした。 田鍋さん撮影中は、うちわを持って推し活をしていましたが、撮影の後に(遠藤憲一さんと)一緒にお写真を撮っていただきました。すごく貴重な時間でした。こんなに贅沢な推し活はないと思います。 MC倉さんは、これまでに様々な役を演じられていますが、本作のようなキラキラした作品と役どころはあまり見たことがない気がしますが、いかがでしたか? 倉さん今回の役は、初めて演じる役どころだったので、オファーが来た時に「来たか!」と思いましたし、うれしかったです。お芝居でカッコ良さを表現する役は、あまりやってこなかったので、難しかったです。いわゆる王道の主人公ではなく、少しアンニュイな感じがある役なので、そこをニュアンスで表現するところに少し苦労しました。 MC福本さんから見ても、高橋はカッコ良い先輩でしたよね? 福本さんはい、めちゃくちゃカッコ良かったです! さらっとリードしてくれる良さがありました。 倉さんありがとうございます! 中学生から見る高校生とか、高校生から見る大学生って、すごく大人に見えるし、カッコ良く見えるじゃないですか。そういう部分を表現したくて頑張りました。うまく表現できているかはまだ不安です。(会場から:拍手) ありがとうございます! MC昴から見て、高橋くんの存在はどうでしたか? 八木さんめちゃくちゃ大人でカッコ良いなって思いますね。 MC撮影自体は半年前だとうかがっております。撮影中の印象的なエピソードや、楽しかった思い出は何かありますか。 浜野さんちょっと思い出しても良いですか? 泉谷さん 八木さんがいないシーンですが、撮影のために用意されたドーナツやご飯を、撮影後にスタッフさんやキャストさんと食べたんですが、本当にパーティーみたいで、すごく楽しかったです。 八木さん僕も参加したかったな! 泉谷さんすみません! 福本さん美味しかったし、楽しかったね! 泉谷さんうん! MC八木さんとの思い出は何かあるかな? 泉谷さん撮影中のエピソードは思い出せないんですが、今日のエピソードならあります。移動中に、すごく面白い話をしてくれました。 MC面白い話? 泉谷さん面白い話というか、ここで話して良いことなのかは分からないので…。(八木さんに)面白かったですよね? 八木さんね! MC福本さん、八木さんから見ても泉谷さんは可愛いですよね? 八木さんめっちゃ可愛いくて、天使! 福本さん現場がパッと明るくなります! 八木さん劇中のセリフで、(千穂が)「昴と結婚する!」と言ってくれるのですが、毎回真剣に受け止めていました。 浜野さん僕は、車の中で待機している時に八木くんと二人きりになって、“八木勇征を独り占め”しました。僕のためだけに、八木くんが話をしてくれました! 八木さんいろいろな話をしましたね。 浜野さん共通の知人の話もしたね。 MCでも、その話はここでは言わないんですか? 浜野さん(笑)。言わない! MC福本さん・八木さんという、フレッシュな二人と共演されてみていかがでしたか? 浜野さん昴のお母さん役の紺野(まひる)さんと僕は同じくらいの世代なんですが、二人とも“ラブストーリー大好きオジ”と“ラブストーリー大好きオバ”なので、顔合わせの時に「中年二人でフレッシュな二人を支える!」と決めました。出来上がった作品を観たら最高でした。こんな若い二人がお互いを思い合って、オジが観ても涙がちょちょぎれますよ! ラブストーリーは若い人たちだけのものではなくて、中年も観られますよね?(と会場の皆さんに問いかけると手が挙がる)イェーイ! MCそれでは、ここで映画のタイトルにちなんだ質問をしたいと思います。「隣のステラ」ということで、皆さんがこの夏に隣にいてほしい人、もしくは隣に置いておきたいものを教えてください。 松本監督この質問、めっちゃ難しいですよね? 私は、最近引越しをしました。テレビではなくプロジェクターに変えたいと思っています。なので、「プロジェクター」を隣に置きたいです。 浜野さん僕は、今年で44歳になりますが、芝居の仕事が来たのは30歳くらいの時でした。(登壇者の)皆さんの事務所は、マネージャーさんが変わっていくと思いますが、僕のところは小さい事務所なので、同い年のマネージャーが14、15年ずっと担当してくれています。「マサヤ、衣装どう?」など、ずっと二人でやっているので、常に「マサヤ」に隣にいてほしいです。 泉谷さん隣に置きたいのは、「ドラえもん」です。私は、最近「ミュージカル SPY×FAMILY」(アーニャ・フォージャー役)のお稽古をしています。駅から稽古場までがすごく遠いので、いつもお稽古前に汗をかいて疲れてしまいます。だから、ドラえもんの「どこでもドア」を使ってさっと稽古場に行きたいです。私だけじゃなくて、スタッフさんやキャストの皆さんも、ドラえもんにお願いして、「どこでもドア」を使って汗をかかずに稽古場に行けるようにしたいです。 田鍋さん私は、現実的に考えて、「おにぎり」だと思いました。本当に思いつかなかったんですが、さっき楽屋におにぎりがあったんです。どんな時もご飯を食べて生きていきたいので「おにぎり」です。 西垣さん人か物ですよね? 五分に一度くらいの頻度で、僕に「『お水飲まなくて良いの?』って聞いてくれる人」が隣にいてほしいです。僕は、あまり水分を取らなくて、現場に一日いても500mlのペットボトルを飲みきることなく帰ることがあります。 MC皆さんが“「マサヤ」で良いじゃん!”と思っていると思います。 浜野さん僕のマサヤは一人ですから! 横田さん思いつかないので、「怖い話」にします。私は怖い話が大好きで、ホラー映画も大好きなんです。だから、怖い話を見たり聞いたりして、ゾクゾクと寒気を感じていたいと思います。 倉さん今日もニュースでやっていましたが、昨今暑くなっているので「日傘」です。そろそろデビューしようかと思っています。皆さんも気をつけてくださいね。 八木さんロケで、保冷機能の高い最新の「縦型の氷嚢(ひょうのう)」をいただきましたそれをグループの仕事で地方に行った時に持っていったのですが、そこの冷凍庫に入れたまま忘れて帰ってきちゃいました。(頭を下げる)本当にごめんなさい。 福本さん私は、現実的に考えて「水枕」です。いつも冷蔵庫で冷やしておいた水枕で寝ています。頭がひんやりしてすぐ眠れます。皆さんにオススメです。 MC松本監督、改めてこの二人と作り上げた作品はいかがでしたか? 松本監督撮影に入る前も、撮影に入ってからも思っていたことがあります。福本さんと八木さんの雰囲気がすごく似ているところがあり、話すトーンで、幼なじみ感が際立っている感じがしました。撮影自体は一カ月ほどでしたが、画面に映っていないところで、二人が過ごした時間がちゃんと積み上がっているように感じられて、すごく素敵だと思いました。 MCお二人は、松本監督との作品作りはいかがでしたか。 福本さん撮影に入る前から「何かあったら相談してね」と言ってくださいました。現場でも、そういう環境を作ってくださっていたことが心強かったです。 八木さん(福本さんと)二人でのシーンを撮る時に、段取りの前や後に、監督を交えて、三人で話し合ってから決めていました。僕と監督は、同世代だからこそ、言葉のツールや感覚が似ていることが多くて、とてもやりやすかったです。 松本監督今回は、スタッフも含めて歳が近い人が多かったので、先ほど八木さんがおっしゃったように、言葉のツールが似ている事は私も感じていました。 ■八木さんから、福本さんへのサプライズ企画! MCここからは、八木さんお願いします! 八木さんはい。莉子ちゃんと皆さんに、どうしても見てもらいたい映像があります。 福本さんえ! なんですか? 私は聞いていないです…。(戸惑いをみせる) MC福本さんは、相当驚いていらっしゃいますが、壇上の皆さんは下のモニターをご覧ください。 ■スクリーンに映像が映し出される。 (映像の中の)八木さん本作の撮影中から宣伝活動まで、明るく一緒に頑張ってくれた莉子ちゃんにサプライズをしたい。初日舞台挨拶の日に、朝から密着で電波ジャックがあるので、その時にキャストの皆さんと一緒にメッセージサプライズをやろうかなと思います! 福本さん(映像を見ながら)え! いつのまに? これ、さっきですよね? ■この日の宣伝活動中、福本さんに気が付かれないように、キャストの皆さんが一文字ずつ書かれた紙を、カメラに向けていきました。八木さんが「隣」倉さんが「の」横田さんが「ス」西垣さんが「テ」田鍋さんが「ラ」浜田さんが「公」星谷さんが「開」。最後は皆さん一緒に福本さんへの感謝のメッセージ「莉子ちゃんありがとう」。 福本さん私、近くにいたのに、まったく気が付かなかったです! 私も星を持っていました…。 八木さんもうドキドキしました! 僕がみなさんに提案したのも今日なので、急いで編集していただきました。莉子ちゃんの笑顔や、現場で明るく振る舞ってくれていたことに、すごく助けられたので、感謝の気持ちを込めて今日はサプライズをさせてもらいました。ありがとうございます!(会場:拍手) 福本さん本当にたくさんの方に支えていただいて、今日という日を迎えられました。まさかのサプライズ企画までしていただいて、めっちゃうれしいです。ありがとうございます!(会場:拍手) ■フォトセッション MC最後に、八木さん、福本さんからメッセージをいただきます。 八木さん本作は、同世代のキャストやスタッフの皆さんと一緒に「超王道のキラキラ映画を作ろう!」と言って始まりました。チーム一丸となり、手を取り合いながら一生懸命作った作品が、皆さんの元に届いて、すごくうれしいです。「隣のステラ」の世界観が広がって、たくさんの皆さんに届くことを願っています。今日は集まっていただいて本当にありがとうございました。 福本さん餡蜜先生が描かれた作品に対して、リスペクトを持って、熱い思いで一丸となって本作を作り上げました。夏にぴったりの王道のラブストーリーの作品になっています。お友だちやご家族にこの作品の魅力をもっと広めてくださるとうれしいです。本日は本当にありがとうございました。