「隣のステラ」初日舞台挨拶
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初日舞台挨拶
講談社「別冊フレンド」で大人気連載中の漫画を実写映画化した「隣のステラ」。本作は、今をときめく若手俳優としてスターへの道を走り出した昴(八木さん)と、その幼なじみの女子高生・千明(福本さん)が、幼なじみでありながらも“芸能人と一般人”というもどかしい関係となってしまった。そんな二人の、ピュアで真っ直ぐな恋の様子を描いた切ない王道ラブストーリーです。
8月22日に公開初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて開催し、ダブル主演を務めた福本莉子さんと八木勇征さんをはじめ、倉悠貴さん、横田真悠さん、西垣匠さん、田鍋梨々花さん、浜野謙太さん、泉谷星奈さん、松本花奈監督が出席しました。後半には、八木さんが企画した、キャストたちが福本さんに感謝を伝えるサプライズ動画を披露しました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。
福本莉子さん
天野千明役
八木勇征さん
柊木昴役
倉悠貴さん
高橋雄大役
横田真悠さん
篠原葉月役
西垣匠さん
新堂理生役
田鍋梨々花さん
近藤はるな役
浜野謙太さん
棚瀬浩役
泉谷星奈さん
千明の妹・天野千穂役
松本花奈監督
福本さん
皆さん、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。ようやく皆さんに本作を観ていただけたことが、とてもうれしいです。今日は素敵なキャストの皆さんがたくさんいらっしゃるので、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています。
八木さん
今日は、朝から、福本さんと電波ジャックをしていましたが、ようやく皆さんに「隣のステラ」が届いて、本当に感無量です。皆さん今日は短い間ですが楽しんでいきましょう!
倉さん
初日にお越しいただいて本当にありがとうございます。楽しい時間にできたらいいなと思っています。
横田さん
皆さんのお顔を見られてとてもうれしいです。
西垣さん
初日を迎えられて、すごくうれしく思っております。
泉谷さん
今日は、皆さん暑い中来て下さってありがとうございます。千穂役が決まる前から家には「隣のステラ」の漫画がありました。お母さんはずっと「千穂役に決まってほしいな」と言っていたので、千穂役になれてうれしいです。
浜野さん
大丈夫ですか? 一人だけオジ…。(隣の西垣さんで区切りながら)ここまでにしておげばいいものを…。(他の登壇キャストに向かって)キラキラしやがって!(マスコミに向かって)僕だけ写真を切らないでくださいよ(笑)!
田鍋さん
公開初日に皆さんとお会いできて、とってもうれしいです。
松本監督
初日を迎えられて、とてもうれしく思います。
MC
今日は初日を迎えました。満員のお客さん、本当にありがとうございます。この光景を見て、福本さんは今どんなお気持ちですか?
福本さん
本当にうれしいです。
今日は、朝から八木さんと電波ジャックをしていました。その時に駆けつけてくれた方々もいらっしゃって、皆さんが本作の公開を楽しみにして、一緒に盛り上げてくれたことがうれしいです。
八木さん
やっぱり皆さんの元に届くのはすごくうれしいです。こうして劇場に来てくれて、SNSでも盛り上げてくださる方もたくさんいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
MC
横田さんと西垣さんは本作の中でも舞台挨拶をされておりました。今日は本当の舞台挨拶ですね。
横田さん
劇中の舞台挨拶の時は、私たちは一言もしゃべらなかったので、今日はこうして言葉を発することができてとてもうれしいです。葉月は、千明にとって憧れの存在なので、いかにキラキラとしていられるかを考えて演じました。
……あの、西垣さんファンの方のボードが気になっているんです。文字が逆さまになっているから戻したほうが良いですよ!
西垣さん
(ファンの方に向かって)ホードを見せて! 応援ありがとうね!
撮影の時は、会場の皆さんが持っているうちわの名前が全部「昴」だったんです。なので、今日はちょっとだけでも僕の名前があって、すごくうれしいです!
MC
こういう時は、ご自身の名前を探しますか?
西垣さん
はい。
MC
八木さん、横田さん、西垣さんは、芸能人の役を演じるにあたり、どのようなことに気をつけたのでしょうか?
横田さん
莉子ちゃんが演じる千明に、「私では昴に似合わない…」と思わせたり、千明に憧れてもらえるように、キラキラした印象を与えないといけない役なので、いかにそれが出せるかをがんばりました。
西垣さん
僕の演じた新堂は、子役から芸能活動をやっている若手実力派俳優でした。若手で実力がある部分をちゃんと表現しないといけないので…(笑)。実年齢は勇征くんの方が年上なのですが、昴の先輩なので、大人の余裕や、大きな背中が見せられるようにがんばりました。
八木さん
僕の役は、本当に新人で、駆け出しの俳優って感じでした。なので、がむしゃらな感じや、ひたむきさ、そして自分で始めた仕事をどんどん好きになっていく姿が見せられたら良いなと思っていました。
MC
気持ちの切り替えは難しかったですか?
八木さん
千明といる時とそうじゃない時の違いを意識して、監督とも相談しながら演じました。
福本さん
テレビで見る昴、試写会の時の昴は、すごく輝いていてカッコ良いんですが、千明としては、寂しい気持ちもあるんです。ベランダで話をする時は、幼なじみの見慣れた昴だから…。
八木さんは、そういう部分を別人のように演じられていました。
松本監督
八木さんとは、撮影に入る前にお話をしてから撮影をしましたが、二日目くらいに海のシーン、三日目に写真スタジオのシーンを撮影しました。八木さんは、千明といるシーンでは彼女にしか見せない顔をしていて、スタジオでの撮影では“芸能人・昴”になっているので、演技の振り幅がすごいと感じました。
八木さん
(監督に褒めてもらえて)最高に気持ち良いです!
MC
舞台挨拶のシーンですが、大物俳優役で遠藤憲一さんが出演されていました。田鍋さんは、エンケン推しの役どころでしたね。めちゃくちゃうれしそうでした。
田鍋さん
撮影中は、うちわを持って推し活をしていましたが、撮影の後に(遠藤憲一さんと)一緒にお写真を撮っていただきました。すごく貴重な時間でした。こんなに贅沢な推し活はないと思います。
MC
倉さんは、これまでに様々な役を演じられていますが、本作のようなキラキラした作品と役どころはあまり見たことがない気がしますが、いかがでしたか?
倉さん
今回の役は、初めて演じる役どころだったので、オファーが来た時に「来たか!」と思いましたし、うれしかったです。お芝居でカッコ良さを表現する役は、あまりやってこなかったので、難しかったです。いわゆる王道の主人公ではなく、少しアンニュイな感じがある役なので、そこをニュアンスで表現するところに少し苦労しました。
MC
福本さんから見ても、高橋はカッコ良い先輩でしたよね?
福本さん
はい、めちゃくちゃカッコ良かったです! さらっとリードしてくれる良さがありました。
倉さん
ありがとうございます! 中学生から見る高校生とか、高校生から見る大学生って、すごく大人に見えるし、カッコ良く見えるじゃないですか。そういう部分を表現したくて頑張りました。うまく表現できているかはまだ不安です。(会場から:拍手) ありがとうございます!
MC
昴から見て、高橋くんの存在はどうでしたか?
八木さん
めちゃくちゃ大人でカッコ良いなって思いますね。
MC
撮影自体は半年前だとうかがっております。撮影中の印象的なエピソードや、楽しかった思い出は何かありますか。
浜野さん
ちょっと思い出しても良いですか?
泉谷さん
八木さんがいないシーンですが、撮影のために用意されたドーナツやご飯を、撮影後にスタッフさんやキャストさんと食べたんですが、本当にパーティーみたいで、すごく楽しかったです。
八木さん
僕も参加したかったな!
泉谷さん
すみません!
福本さん
美味しかったし、楽しかったね!
泉谷さん
うん!
MC
八木さんとの思い出は何かあるかな?
泉谷さん
撮影中のエピソードは思い出せないんですが、今日のエピソードならあります。移動中に、すごく面白い話をしてくれました。
MC
面白い話?
泉谷さん
面白い話というか、ここで話して良いことなのかは分からないので…。(八木さんに)面白かったですよね?
八木さん
ね!
MC
福本さん、八木さんから見ても泉谷さんは可愛いですよね?
八木さん
めっちゃ可愛いくて、天使!
福本さん
現場がパッと明るくなります!
八木さん
劇中のセリフで、(千穂が)「昴と結婚する!」と言ってくれるのですが、毎回真剣に受け止めていました。
浜野さん
僕は、車の中で待機している時に八木くんと二人きりになって、“八木勇征を独り占め”しました。僕のためだけに、八木くんが話をしてくれました!
八木さん
いろいろな話をしましたね。
浜野さん
共通の知人の話もしたね。
MC
でも、その話はここでは言わないんですか?
浜野さん
(笑)。言わない!
MC
福本さん・八木さんという、フレッシュな二人と共演されてみていかがでしたか?
浜野さん
昴のお母さん役の紺野(まひる)さんと僕は同じくらいの世代なんですが、二人とも“ラブストーリー大好きオジ”と“ラブストーリー大好きオバ”なので、顔合わせの時に「中年二人でフレッシュな二人を支える!」と決めました。出来上がった作品を観たら最高でした。こんな若い二人がお互いを思い合って、オジが観ても涙がちょちょぎれますよ! ラブストーリーは若い人たちだけのものではなくて、中年も観られますよね?(と会場の皆さんに問いかけると手が挙がる)イェーイ!
MC
それでは、ここで映画のタイトルにちなんだ質問をしたいと思います。「隣のステラ」ということで、皆さんがこの夏に隣にいてほしい人、もしくは隣に置いておきたいものを教えてください。
松本監督
この質問、めっちゃ難しいですよね?
私は、最近引越しをしました。テレビではなくプロジェクターに変えたいと思っています。なので、「プロジェクター」を隣に置きたいです。
浜野さん
僕は、今年で44歳になりますが、芝居の仕事が来たのは30歳くらいの時でした。(登壇者の)皆さんの事務所は、マネージャーさんが変わっていくと思いますが、僕のところは小さい事務所なので、同い年のマネージャーが14、15年ずっと担当してくれています。「マサヤ、衣装どう?」など、ずっと二人でやっているので、常に「マサヤ」に隣にいてほしいです。
泉谷さん
隣に置きたいのは、「ドラえもん」です。私は、最近「ミュージカル SPY×FAMILY」(アーニャ・フォージャー役)のお稽古をしています。駅から稽古場までがすごく遠いので、いつもお稽古前に汗をかいて疲れてしまいます。だから、ドラえもんの「どこでもドア」を使ってさっと稽古場に行きたいです。私だけじゃなくて、スタッフさんやキャストの皆さんも、ドラえもんにお願いして、「どこでもドア」を使って汗をかかずに稽古場に行けるようにしたいです。
田鍋さん
私は、現実的に考えて、「おにぎり」だと思いました。本当に思いつかなかったんですが、さっき楽屋におにぎりがあったんです。どんな時もご飯を食べて生きていきたいので「おにぎり」です。
西垣さん
人か物ですよね? 五分に一度くらいの頻度で、僕に「『お水飲まなくて良いの?』って聞いてくれる人」が隣にいてほしいです。僕は、あまり水分を取らなくて、現場に一日いても500mlのペットボトルを飲みきることなく帰ることがあります。
MC
皆さんが“「マサヤ」で良いじゃん!”と思っていると思います。
浜野さん
僕のマサヤは一人ですから!
横田さん
思いつかないので、「怖い話」にします。私は怖い話が大好きで、ホラー映画も大好きなんです。だから、怖い話を見たり聞いたりして、ゾクゾクと寒気を感じていたいと思います。
倉さん
今日もニュースでやっていましたが、昨今暑くなっているので「日傘」です。そろそろデビューしようかと思っています。皆さんも気をつけてくださいね。
八木さん
ロケで、保冷機能の高い最新の「縦型の氷嚢(ひょうのう)」をいただきましたそれをグループの仕事で地方に行った時に持っていったのですが、そこの冷凍庫に入れたまま忘れて帰ってきちゃいました。(頭を下げる)本当にごめんなさい。
福本さん
私は、現実的に考えて「水枕」です。いつも冷蔵庫で冷やしておいた水枕で寝ています。頭がひんやりしてすぐ眠れます。皆さんにオススメです。
MC
松本監督、改めてこの二人と作り上げた作品はいかがでしたか?
松本監督
撮影に入る前も、撮影に入ってからも思っていたことがあります。福本さんと八木さんの雰囲気がすごく似ているところがあり、話すトーンで、幼なじみ感が際立っている感じがしました。撮影自体は一カ月ほどでしたが、画面に映っていないところで、二人が過ごした時間がちゃんと積み上がっているように感じられて、すごく素敵だと思いました。
MC
お二人は、松本監督との作品作りはいかがでしたか。
福本さん
撮影に入る前から「何かあったら相談してね」と言ってくださいました。現場でも、そういう環境を作ってくださっていたことが心強かったです。
八木さん
(福本さんと)二人でのシーンを撮る時に、段取りの前や後に、監督を交えて、三人で話し合ってから決めていました。僕と監督は、同世代だからこそ、言葉のツールや感覚が似ていることが多くて、とてもやりやすかったです。
松本監督
今回は、スタッフも含めて歳が近い人が多かったので、先ほど八木さんがおっしゃったように、言葉のツールが似ている事は私も感じていました。
■八木さんから、福本さんへのサプライズ企画!
MC
ここからは、八木さんお願いします!
八木さん
はい。莉子ちゃんと皆さんに、どうしても見てもらいたい映像があります。
福本さん
え! なんですか? 私は聞いていないです…。(戸惑いをみせる)
MC
福本さんは、相当驚いていらっしゃいますが、壇上の皆さんは下のモニターをご覧ください。
■スクリーンに映像が映し出される。
(映像の中の)八木さん
本作の撮影中から宣伝活動まで、明るく一緒に頑張ってくれた莉子ちゃんにサプライズをしたい。初日舞台挨拶の日に、朝から密着で電波ジャックがあるので、その時にキャストの皆さんと一緒にメッセージサプライズをやろうかなと思います!
福本さん
(映像を見ながら)え! いつのまに? これ、さっきですよね?
■この日の宣伝活動中、福本さんに気が付かれないように、キャストの皆さんが一文字ずつ書かれた紙を、カメラに向けていきました。八木さんが「隣」倉さんが「の」横田さんが「ス」西垣さんが「テ」田鍋さんが「ラ」浜田さんが「公」星谷さんが「開」。最後は皆さん一緒に福本さんへの感謝のメッセージ「莉子ちゃんありがとう」。
福本さん
私、近くにいたのに、まったく気が付かなかったです! 私も星を持っていました…。
八木さん
もうドキドキしました! 僕がみなさんに提案したのも今日なので、急いで編集していただきました。
莉子ちゃんの笑顔や、現場で明るく振る舞ってくれていたことに、すごく助けられたので、感謝の気持ちを込めて今日はサプライズをさせてもらいました。ありがとうございます!(会場:拍手)
福本さん
本当にたくさんの方に支えていただいて、今日という日を迎えられました。まさかのサプライズ企画までしていただいて、めっちゃうれしいです。ありがとうございます!(会場:拍手)
■フォトセッション
MC
最後に、八木さん、福本さんからメッセージをいただきます。
八木さん
本作は、同世代のキャストやスタッフの皆さんと一緒に「超王道のキラキラ映画を作ろう!」と言って始まりました。チーム一丸となり、手を取り合いながら一生懸命作った作品が、皆さんの元に届いて、すごくうれしいです。「隣のステラ」の世界観が広がって、たくさんの皆さんに届くことを願っています。今日は集まっていただいて本当にありがとうございました。
福本さん
餡蜜先生が描かれた作品に対して、リスペクトを持って、熱い思いで一丸となって本作を作り上げました。夏にぴったりの王道のラブストーリーの作品になっています。お友だちやご家族にこの作品の魅力をもっと広めてくださるとうれしいです。本日は本当にありがとうございました。