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「イチケイのカラス」完成報告会映画『イチケイのカラス』公式サイト講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠にて放送され、平均世帯視聴率12.6%という令和“月9”No.1 の高視聴率を獲得した連続ドラマ「イチケイのカラス」が映画化。12月20日、映画『イチケイのカラス』の完成報告会が東京・日比谷の帝国ホテルで行われ、竹野内豊さん、黒木華さん、斎藤工さん、山崎育三郎さん、向井理さん、小日向文世さん、田中亮監督が出席しました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成報告会入間みちお役竹野内豊さん坂間千鶴役黒木華さん月本信吾役斎藤工さん井出伊織役山崎育三郎さん鵜城英二役向井理さん駒沢義男役小日向文世さん田中亮監督竹野内さん本日は完成報告会にお越しいただいて誠にありがとうございます。今年真夏の中を撮影して、本作が完成したことをこのような形でご報告できることを嬉しく思います。 黒木さんドラマでやった「イチケイのカラス」をこうして映画として皆さんに報告できることを嬉しく思います。 斎藤さん劇場版たるゆえんがたくさん詰まった、スケールアップした作品に参加できたことを光栄に思っています。 山崎さん連ドラファンの方、そして本作が初めてという方の架け橋のような役割ができればと思っております。 向井さん僕は、本作からの参加ということで、連ドラをすごく楽しみに見ていた一ファンとしては感慨深いものがありました。今年の夏、大変な中、撮っていた作品の完成をこうして皆さんにご報告できるのは嬉しいことです。 小日向さん連ドラで駒沢役を演じ、そのまま本作にも参加できて幸せな気持ちです。とても良い作品に仕上がっていますのでぜひ宣伝をよろしくお願いします。 田中監督これだけの素晴らしいキャストの皆さんに彩られて、自信をもってお送りできる作品が出来上がりました。 MC本日の会場は“法廷”を模しております。嘘偽りのないトークをお願いします。まずは竹野内さん、本作の完成おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。 竹野内さんありがとうございます。ちょうど一年前の連続ドラマの撮影中は、まさか映画化するなどとはスタッフもキャストも想像もつかなかったことでした。今こうして、この場に立つことができていること、これは本当にドラマを見て応援してくださった皆さんのおかげです。本当にありがたいことだと感謝しています。MC映画化は想像がつかなかったですか? 竹野内さんそうですね。いろいろとまだ落ち着いていない時期でしたので、とにかく「無事に最終回までたどり着くことができるかな?」という緊迫感みたいなものが常に現場にありました。でも、この「イチケイのカラス」のレギュラーメンバーの皆さんは和気あいあいとしていて、そういう空気の中でも現場の雰囲気はとても良かったです。多くの皆さんに楽しんでいただける作品になったのは嬉しいなと思います。 MC本作の現場で、皆さんと久々にお会いしたら、すぐに「イチケイのカラス」の世界観に引き戻されましたか? 竹野内さんそうですね、一年空いていたので「また役に戻れるかな?」というちょっとした不安はありました。私がクランクインしたのは野球場のシーンからでしたが、黒木さんの声を聞いたら一発で記憶が戻った感じでした。また、田中監督がすごく遊び心のある方で、撮影現場をとても和ませてくださるので、終始穏やかでした。どんなに大変な撮影状況であっても、スタッフもキャストの皆さんの雰囲気、空気感もすごく良かったんですよね。本当に良い現場だったと思います。 田中監督本当に暑い夏の撮影で、皆さんに長い法律用語とかを言ってもらったり、台本にないのに坂間さん(黒木さん)にチャリンコをこいでもらったり、皆さんに走ってもらったりしたので、「ニコニコやらないと怒られる」と考えていました。それがハマって良かったです(笑)。 竹野内さん田中監督はいろいろなことを仕掛けてくるんですよね。台本に書いてあることはもちろんですが、書いていないこと――さらにもっと膨らみが出たというか、田中監督だからこそ、こういう”入間みちおと坂間”の人物像を構築できたと思います。本当にありがとうございます。 田中監督こちらこそありがとうございます。 MC今回は弁護士として登場となった坂間千鶴ですが、入間みちおとの待望のバディ復活でした。役作りなどはいかがでしたか? 黒木さん気になっていた点は、坂間はロジカルに早口でまくし立てるセリフが多かったので、クランクインをした時に「戻せるかな?」というところでした。ドラマで一番大変だったのが、みちおさんを責め続ける長いシーンで、田中さんからは「もうちょっと早く」と言われました。「絶対にスピードを上げてください」っていう感じだったので、今回、弁護士としてそういう感じだったらどうしよう…と思っていました。でも、だんだんとみちおさんと会話をすることで感覚が戻ってきた感じでしたね。MCセリフもかなり難しい内容ですし…。 黒木さん違う役でゆっくりとしたしゃべり方をしていると…本作では舌が思ったより追いついてこなかったりするんですよ。それが一番大変でした。でも(最初が)竹野内さんとの野球のシーンだったので、あの空気感が思い起こされました。 MCそして、坂間には今回、これまでにない恋の予感のシーンもあります。今までにない表情にドキドキしました! 黒木さん良かったです(笑)。あんまりキュンとし過ぎないようにはしていたんですが…。でもね、(相手が)斎藤さんなんでたぶん出ちゃっていたんだと思います(笑)。 MC出ちゃっていました! 斎藤さんはそのシーンはいかがでしたか? 斎藤さん黒木さんは日本映画界の宝なので、ただただ光栄でしたね。たぶん、正解のない世界だと思うんですが、黒木さんの表現は「正解」なんですよ。坂間千鶴としてこの作品を背負っている黒木さんの表現が、本当に身に染みて背筋が伸びる思いを日々していました、本当に。MC斎藤さんが演じた月本と坂間のバディも注目ですが、斎藤さんはどんなことを意識されたんでしょうか? 斎藤さんそうですね、今回テーマに実はローカルエリアの絶妙な線引きというのがあって、月本はその地域に根づく法を超えたルールを坂間さんと探るというような、微妙な淵をなぞるような役割でした。そこのリアリティとエンタメ性は監督の采配によるものだったと思うんですが、実際に今流れている様々なニュースや地域の出来事と繋げるような役割を僕と坂間さんはいただいていたのかなと、完成した作品を観て思いました。 MC時に違法行為すれすれのことをするようなワイルドな一面を見せていますが…。 斎藤さんセーフではないようなこともあったりしました。法が何たるものかということを月本という人間なりに見ていて、それが観ている方にとって、ドラマの「イチケイのカラス」の坂間さんとはまた違う角度からの見方になったら良いなと思いました。 MCお二人の自転車のシーンも最高でした! 斎藤さんありがとうございます。こひさんからも、さっき「あのシーンの黒木さんの表情が最高に素敵だ」とおっしゃっていただきました。 黒木さんずっと小雨でしたよね。 斎藤さんそうでしたね。 MC山崎さん演じる井出は、みちおの“お目付け役”として岡山に異動となるも、職権発動を止められず、うなだれる姿が予告編にも映っていました。久々の「イチケイのカラス」はいかがでしたか? 山崎さん連ドラの時からLINEグループがあって、竹野内さんも華ちゃんも小日向さんもみんな入っていて、ちょくちょく皆さんとはやりとりをしていたんですね。そのおかけで「久しぶり!」という感覚はなかったですね。ただ、映画化が決まった時、本作には出演されないメンバーもいて、LINE上ではちょっと複雑な空気になりましたね。連ドラも映画もクランクインが野球場で、スタートの際にみんなで身体を動かすのって大事ですね。MCLINEグループではどんな連絡を…? 山崎さんでも連絡くださるのはこひさんとか…おじさまたちが盛り上がるというのはありましたね。 MC小日向さんはどんなLINEを送られていたんですか? 小日向さんドラマの最中ですか? 山崎さんこひさん、聞いていました(笑)? 小日向さん聞いていましたよ(笑)。ドラマの最中は、結構みんなでスタジオで写真を撮り合っていました。みんなが居眠りしているのをこっそり撮って、それを載せて「こんな顔してたんだ」って大笑いしたりしていましたね。ドラマが終わってからは、みんなで「食べに行こう」って話はしていたんですが、コロナ禍で行けなかったんで、その辺でちょっと止まっちゃったね…。 山崎さんみんなが、というよりは、割りとこひさんがみんなの写真を…。 小日向さんいや、華ちゃんも撮っていたんだよ。 黒木さんそうなんですよ。私は小日向さんが気づかないうちに盗撮したり、竹野内さんがストレッチしているのを撮ったりと、いかに気づかれずに撮るかと…。 小日向さん竹野内くんはよく寝ていたよね? 寝た写真をよく…。 竹野内さん寝ていません。目をつぶっていただけです! 斎藤さん嘘偽りなくお願いします。 MC井出は、今回まさかの結婚をするという…。 山崎さん今回、スピンオフ(スピンオフドラマ「イチケイのカラス~井出伊織、愛の記録~」2023年1月9日からフジテレビ系列にて放送)もあって井出さんが結婚するんです。「連ドラでやってきたキャラクターは合っていたのかな?」って思うくらい、井出さんが結婚することで、ちょっと爆発していくというか恋愛モードになっていきます。そんな井出さんには恐怖を感じるというか、ちょっと関わりたくないような人なので(苦笑)、スピンオフも楽しみにしていただければと思います。 MC向井さんは本作からの参戦ですが、竹野内さんとのシーンが多かったかと思います。 向井さんほとんど僕は竹野内さんとしか会っていないというか…。黒木さんは(この日が)「初めまして」だし、工とこひさんとも現場では会っていないし…。山崎さんとは会ったけれど…。僕も初めてこの現場に入っていくのは、プレッシャーってわけじゃないけれど、「どういう感じなのかな」と探るというか…。もうチームワークが出来上がったところに入っていくので、なるべく「自分」というより、「今までやられてきた方の流れを汲んで入っていければ」というのはありました。そこで最初から竹野内さんとご一緒できたのは大きかったです。みちおというキャラクターは、人間的なところがあって、僕は堅めの役だったので「崩されないように」という思いはありましたが、スムーズに現場に入れたと思います。MC竹野内さんの印象はいかがでしたか? 向井さんさっき否定されていましたが、割とみちおっぽさがあるんじゃないかと僕は思っていまして…。印象は…パブリックイメージってあると思うんですが、今回初めてご一緒して、僕としてはずっと竹野内さんを見て育った“世代”なので、憧れもありました。それにどこかユーモアがあって…という雰囲気が役と重なって見えたところもあります。そういうところはある種、意外でもあり、みちおでもあり、僕としては面白く拝見しました。いちいち人を笑わせるというわけではなく、居住まいとか視点が人と違って面白いなと思いました。 竹野内さんどうなんでしょうね? いや、そういう風におっしゃっていただくのは大変光栄なことだと思います(笑)。 MCお二人は緊迫感のあるシーンが多かったですね。 向井さん割と分かりやすく対立するところが多かったので、初めてお会いする先輩ですし、僕もあまりなあなあにはなりたくなかったんです。なので現場ではあまり深くしゃべらなかったんですが、だからこそ、また違う形でご一緒できたら嬉しいですね。 MC小日向さんは今回、東京からの参戦で、撮影日数は少なかったけれど、小日向さんが来る日はすごく盛り上がったとか…。 小日向さん今回、僕は連ドラから映画になって、みんなに会えると思っていたら、実は(役の上で)絡めたのは二人だけだったんです。斎藤さんと桜井ユキさんでした。だから、みんなとは法廷シーンで会いました。僕は傍聴席にいたんですが、そこで、華ちゃん、竹野内くん、山崎くんと会えて、嬉しくて手を振りました…(笑)。みんなも久しぶりに会えて、温かく迎えてくれた感じでした。もうちょっとみんなと絡めるかと思ったら三日で終わっちゃって…。ほとんどが斎藤さんとの山梨ロケで、待ち時間にいろんな映画の話ができてそれは楽しかったです。斎藤さんすごく僕も特別な時間でしたね。緑色のダンサーたちが小日向さんが現場にいらっしゃるということで踊っていました。 小日向さんそれはそういうシーンでしょ! 僕が来るからじゃなくて(笑)。 斎藤さん僕にはそう見えました。現場の喜びを具現化したものだと(笑)。 MC山崎さんも法廷での小日向さんとの再会は嬉しかったですか? 山崎さん嬉しかったです。やっぱり、こひさんがいると一気に空気が変わるので安心しました! 小日向さんいやいや、別に盛り上げようと思っていないんだけれどね(苦笑)。どうしても嬉しくてはしゃいじゃうんだよね。でも、もういい歳だから落ち着こうと思うんだけれど…。 MCそして1月14日(土)放送のSPドラマ(「イチケイのカラス スペシャル」)では、カッコ良い駒沢部長が見られるとうかがいました。 小日向さんこれはね、本作の公開の翌日なんですが、本当に申し訳ないけれど、かなり面白いです。ヘタすると本作より良いかも(笑)。これまでと全然違うシチュエーションで、熊本と東京で共同審議を行なうという…。そこで、駒沢さんが入間と同じように、法壇から降りるかもしれないという、なかなか見応えのあるシーンがあるのでぜひ観てほしいです。 竹野内さん連続ドラマの時に、見ることができなかった駒沢裁判官と入間みちおのバックグラウンドとか、その他のキャストの皆さんの、連続ドラマでは見られなかった過去などが見えてくる内容ですね。SPドラマの新キャストの方々も本当に魅力的で、豪華なゲストが集まっています。小日向さんがすごく…イヤ、何でもないです。ネタバレになるからやめておきます(笑)。 MC田中監督、映画化にあたって意識したポイントはどこですか? 田中監督刑事裁判官が主人公という非常に珍しい設定の作品です。でも、法律や裁判というものが遠い話ではなく、見ていただいた方々のすぐそばに訪れるかもしれない、すごく近い話だよと語りかけられるような作品になったら良いなと思って作ったところもあります。ただ法律についてだけではなく、坂間さんと月本さんの恋愛だったり、家族愛、郷土愛だったり、誰しも共感していただける部分も描いているので、まさにリーガルエンターテインメントになっていると思っています。そこは意識して作れたので良かったと思います。MC撮影で印象的なエピソードはありますか? 田中監督劇中でも雨が降るシーンが多くて、そこは狙いで降らせたんですが、そうじゃない時も非常に雨が降っていました。特にこひさんと斎藤さんのシーンは、雨がパラついていて…。こひさんが「降っていても撮るよね?」とプレッシャーをかけてきました…(笑)。「どうしても撮らなきゃ」と思ったら雨が止んだので、ギリギリ撮れました。 小日向さん雨で撮り直しになっても、また山梨にはとてもじゃないけど行けないから「何としてもこの日に撮ってほしい」と思っていました。そうしたら本当に雨が止んだんですよね(笑)。 MC登壇者の皆さん、本作をご覧になっての感想をお願いいたします。 竹野内さんいや、もうこの場では一言二言で感想を述べるのが難しいです。いろんな伏線が張られていて、時間があっという間で、もう終わってしまったんだなというくらい、本当に楽しんで拝見することができました。今回、「ドライブ・マイ・カー」(2021年公開/出演:西島秀俊 ほか)の撮影監督だった四宮(秀俊)さんが、カメラを回していて、その映像が本当にキレイだなという印象がすごく強かったです。連続ドラマからスケールも大きくなってしっかりと映画として、エンターテインメントとして、多くの方々に楽しんでいただける作品になったと思いました。 黒木さんドラマの「イチケイのカラス」の雰囲気を残しながら、事件もスケールアップして、キャストも豪華になっています。みちおとのバディと月本さんとのバディの違いを楽しんで観ていただけたら嬉しいです。 斎藤さん僕はドラマ版のファンとして、ドラマ版はコロナ禍の初期だったと思うんですが、先が見えない中で創意工夫で素晴らしいドラマを作っていただいて、一視聴者として、難しい時期をエンターテインメントに救われました。多くの方にとってこの作品は、今自分が置かれた状況で、「何を真実として未来を見るのか?」と、寄り添ってくれる作品でした。それが、多くの視聴者の思いを乗せて劇場版として進化したのかなと思うので、その必然――パンデミックの最中に生まれるべくして生まれた作品になっているんじゃないかと、一ドラマファン、映画ファンとして完成した作品を観て感銘を受けました。ぜひスクリーンで観ていただきたいと思います。 山崎さんドラマファンの皆さんにも、本作から初めて観ていただく方にも必ず満足していただける作品になっていると思います。ドラマで表現できなかったスケール感や壮大さを、ぜひスクリーンでご覧になっていただきたいと思います。あとは、野球のシーンで、竹野内さんが隠し球で黒木さんにタッチするシーンがあるんですが、その隠し球のボールの握り方、グローブの後ろにボールを挟むというのは、僕が教えました。 斎藤さん僕も見ていました。野球のシーンはほぼ育三郎さんの監修でしたね。 山崎さん監修です(笑)。自分が少年野球時代にやっていたことを竹野内豊さんがやってくださるという。 斎藤さん素晴らしいご指導でした 竹野内さん隠し球のやり方が分からなくて「どうしよう」って思っていたら、いくつかパターンを教えてくださいました。その中でも、おそらくこの状況だとこのやり方が面白いんじゃないかと教えていただきました。 山崎さん僕が言いました! 竹野内さん野球がものすごくお上手なんですよ! 向井さん率直な感想として、映画として良くできているなと思いました。作品として、「エンターテインメント」というのはいろんな意味があると思いますが、本作はヒューマンドラマの部分もあり、コメディ要素もあります。ただ、先ほど竹野内さんがおっしゃったように、伏線がたくさんある中で、いくつかの事件、人間、時間軸が複雑に絡み合います。でも、全然混乱することもなく、中だるみもせず、きれいな繋ぎ目で常に何かが流れている感じがありました。僕はもちろん台本読んでいて内容が分かってはいるんですが、スーッと入ってきてストレスが全くない――絶妙なバランスで練り上げられた脚本と演出の総合力をまざまざと感じました。本当にこの作品に参加できて良かったと改めて思いました。 小日向さんたくさんの登場人物たちの葛藤や生き様を田中監督がすごく丁寧に撮ってくれて、本当に満足できる作品になっていると思います。ぜひたくさんの方に観ていただきたいと思います。 MC最後に竹野内さんからメッセージをお願いします。 竹野内さんもう私から皆さんに伝えたいことは、「何の先入観もなくこの作品を楽しんでください」だと思います。ドラマシリーズをご覧いただいていない方でも十分にエンターテインメントとして楽しめる作品に田中監督が仕上げていますので、ぜひお正月に劇場で楽しんでいただけたらと思います。
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「Dr.コトー診療所」初日舞台挨拶「Dr.コトー診療所」公式サイト2003年と2006年に連続ドラマとして放送された名作ドラマ「Dr.コトー診療所」の16年ぶりの続編となる映画「Dr.コトー診療所」が12月16日についに公開となりました。 東京のTOHOシネマズ 六本木にて行われた初日舞台挨拶には、吉岡秀隆さん、柴咲コウさん、大塚寧々さん、髙橋海人さん、生田絵梨花さん、富岡涼さん、泉谷しげるさん、筧利夫さん、小林薫さん、中江功監督の総勢10名が登壇し、大きな盛り上がりを見せました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶五島健助役吉岡秀隆さん五島彩佳役柴咲コウさん西山茉莉子役大塚寧々さん織田判斗役髙橋海人さん(King & Prince)西野那美役生田絵梨花さん原剛洋役富岡涼さん安藤重雄役泉谷しげるさん和田一範役筧利夫さん星野正一役小林薫さん中江 功監督吉岡さんお元気でしたか? 16年も待っていただいて本当にありがとうございます。今日はどうぞよろしくお願いします。 柴咲さん皆さん、お越しくださりありがとうございます。これだけたくさんのお客さんの前に監督と登壇できるのがとても嬉しいです。みんなで盛り上がっていろいろお話しできたら嬉しく思います。今「一人立ちしていく子どもを見送る親のような気持ち」です。今まで私にはあまりないような感覚で、今回の作品はそういう作品になりました。よろしくお願いします。 大塚さん今日は足を運んでくださり本当にありがとうございます。16年ぶりに作品を撮れたこともすごく幸せでしたし、今日、この日を迎えられたこともすごく嬉しいです。今コウちゃんも言っていましたが、嬉しい気持ちもあり、ちょびっとだけ寂しい気持ちもあります。でも、たくさんの人に観ていただけたら嬉しいです。 髙橋さん撮影が終わってから今日まで…終わってからも気が抜けなくて、一日、一日がすごく長かったので、やっと皆さんの元に届けられることを嬉しく思います。今日からは「判斗、志木那島にいってらっしゃい!」という気持ちで、やっと送り出せる思いです。一人でも多くの方にこの作品が届けばと思っております。 生田さん私も髙橋さんと同じで、撮影が終わってからもなぜかずっと緊張しっぱなしでした。今日、この日を迎えられて、少しホッとしています。あとは純粋にこの作品を楽しんでいただいて登場人物たちを愛してもらえたらとても嬉しいです。ぜひ皆さん、この作品をよろしくお願いします。 富岡さん中江監督からお声がけいただいて今日まで本当にあっという間でした。今日を迎えることができて嬉しいのと同時に、皆さんとまたお会いできて幸せです。 泉谷さんこの12月16日、この日は絶対に来ないと思ってやっていたので…。途中で撮影が中断していますし、だいたい「Dr.コトー診療所」は撮影が中断するんですよ。TVの時もね。それだけ過酷なんですね。だから、これは完成できないだろうと思っていました。最初から未完成品を皆さんにお届けするつもりでやってきました。恐らくできていないと思います。よろしくお願いします。 筧さん今日、この回に当選された方々には大きな仕事が残っています。「#Dr.コトー診療所」と打ち込んで、公式Twitter、もしくは私のTwitterに、ネタバレをしない程度に感想をどしどしお送りください! 我々はすべてチェックしています! 小林さん「Dr.コトーっていったい何者なのか?」「何なのか?」中江監督の作品を観て、「Dr.コトー診療所」に対する思い入れが中江さんの中では誰よりも強くあるんだと改めて思い直しました。そういう思いが一番こもった作品になっていると思います。 中江監督こんなにたくさん、集まっていただいてありがとうございます。いろんなところでキャンペーンをやってきましたが、やっと上映後のイベントなので、初めて内容の話もできると思っています。公開を迎えて皆さんも話されてましたが、僕は皆さんよりも(作品への思いが)強いかも…だから、二割嬉しくて、八割寂しいです。いよいよ作品がお客さんのものになるんだと思うと寂しい気持ちのほうが強いです。でも、観ていただいて本当にありがとうございました。 MC改めて初日を迎えた気持ちをお聞かせください。 吉岡さんいや逆に、どうでした? 大丈夫でしたか?(会場:大きな拍手) もう僕の気持ちなんかより皆さんの気持ちが大事です。本当にもう最後なので、僕が”五島健助”として白衣を着ることはこれっきりなので、ちゃんとスクリーンで最後のコトー先生として皆さんに観ていただけて、吉岡は幸せです。MC改めて「Dr.コトー診療所」の魅力って何ですかね? 吉岡さんそうですね…「継承」だと思います。剛洋くんだったり、判斗先生だったり…。だから僕は、次は海人くんに任せて「Dr.ハント」の作品を、お客さんとして観たいと本当にそう思っています。 MC「Dr.ハント診療所」? マーベル作品みたいですね。髙橋さんはいかがですか? 髙橋さん背中を見ていて、今は本当に荷が重いなという感覚です。でも、「継承」ということなので、いただいたタスキを堂々と掲げて作品のトップとしていられる俳優になりたいと思っています。これからも頑張りたいと思います。答えとして合っています…? 吉岡さん合ってます! 本当に、今回の映画は判斗先生のシャウトで涙が溢れました。皆さんもそうだと思います。本当に素晴らしかったし、あとはお任せします! MC柴咲さんにもお聞きしたいと思います。柴咲さん自身、この作品の「ファン」とおっしゃっていますが、「Dr.コトー診療所」の魅力はどんなところにあると思いますか? 柴咲さん自分が出ている作品ですが、作品に流れる空気感、人の繋がり、コトー先生を取り巻く人々の暮らしぶり、音楽、全てを含めて本当に素敵な作品だと思います。改めて、自分にとっては23歳で「Dr.コトー診療所」に関わり、19年の月日が流れています。まだまだ足りない部分はありますが成長してきた部分もあると思います。自分の中で、当時は理解できなかった人との繋がりや、温かさが、今になって沁みてきている感じ…。やっぱり、この島と先生と島民の暮らしが本当にあってほしいと思います。「第二の故郷」なんだと、今は思っています。ウソでも偽りでもない、そこに確かに彩佳さんは生きていたという感覚でやっていましたね。MC先日、与那国島に足を運び、島の皆さんにも作品をご覧いただきましたね。 柴咲さん実際に島の人々の協力がなければ撮影は重ねられなかったですから…。いきなり撮影クルーが自分の住んでいるところに来て、何か撮るらしいってなったら、私だったら「変なものを撮られたらどうしよう?」って思うと思うんです。でも、私たちを信頼して協力してくださり、続編も撮らせてくださり、今回は、映画も撮らせていただきました。それがすごく嬉しかったので、やはり一番初めに観せたかったところでもあり、皆さんに観ていただけて良かったです。 MC髙橋さんは、「ラスボスクラスの皆さんの中に入っている」ということをおっしゃっていました。喜びも大変さもプレッシャーもあったかと思います。 髙橋さん僕がこう言うのも何ですが、本当に、今横にいられる皆さんは「ラスボス」って言葉が一番合うと思っています。僕がデビューしてからお芝居のお仕事をして、こんなに早く、素敵な皆さんに会えるんだと思って、嬉しかったです。でも、長年続けられていたこの作品で、出来上がっていたチームの中に入っていくプレッシャーはすごくありましたね。MCそのプレッシャーをはねのけて、吉岡さんからは「継承」という言葉が出てくるほど素晴らしいお芝居をされていました。 髙橋さんそうですかね…(笑)? 自分の評価はできないですが、観てくださった皆さんが「良かった」と言っていただけたら、これから続けるエネルギーになると思うので、「優しいお言葉をたくさんください」という気持ちです(笑)。 MC生田さんの役はもともと島に住んでいて、また戻ってきたという役どころでした。 生田さん私自身としては初参加なんですが、もともと島で暮らしていて、診療所に勤めて日が経っているという役だったので最初は緊張しました。でも、皆さんが役じゃないところでも気さくにコミュニケーションを取ってくださいました。柴咲さんも役だけでなく素の部分で“先輩”としておススメの食生活を教えてくださったり、歌手活動と俳優の活動の中での考え、どういう風にやっているかという話などを聞かせていただきました。「やっぱり憧れの先輩だ」と、心の中から感じられました。与那国島では、コロナ禍であんまりごはんとかには行けなかったんですが、宿の食堂でキャストの何人かでこじんまりとお食事をした時、吉岡さんがこれまでの俳優人生の話だったり、ちょっとブラックなお話とかもしてくださって(笑)、気持ちがほぐれました。すごく貴重な時間でした。MC富岡さんは2006年の「Dr.コトー診療所」以来、16年ぶりに帰ってらっしゃいました。俳優を引退されていたところ、中江監督に口説かれて戻ってきたということですが、今はどんな思いですか? 富岡さん中江監督にお会いした時、かなり時間が空いてからお会いしたので、この「Dr.コトー診療所」という作品自体が、柴咲さんもおっしゃったように「第二の故郷」という感じがしました。中江監督にお会いしただけで里帰りしたような気分を味わっていましたし、コトー先生にお会いした時もそうだったんですが、「16年分の島の人の生活」とか、「剛洋は何しているのかな?」 という思いが一気に心の中に入ってきました。コトー先生の笑顔を見たり、時任(三郎)さんとおしゃべりをして、島の人の温かさ――特に時任さんは、時任さんって言うより「お父さん」って感じだったので、温かさを感じて幸せな気持ちになりました。MC衣装合わせで時任さんと顔を合わせた時に声を掛けられたそうですね? 富岡さんはい、「立派になったな」と。 MCさらに「良い靴履いてるな」と時任さんに言われたとか? 富岡さんそうでしたかね? 確かに言われたような…(笑)。でも、緊張交じりだったので、持っている中では「一番良い靴を履いていかないと」って気持ちもありました。 MC時任さんもそれを分かって…。 富岡さん言ってくださったのかもしれませんね。 MC吉岡さんは久々に富岡さんとご一緒されていかがでしたか。 吉岡さん嬉しかったです。涼くんが一番「Dr.コトー診療所」のファンだと思います。それに撮影のことも覚えていてくれました。「あのシーンはこうやって撮りましたよ」とか「あの時、コトー先生は…」とか「そこでこういうカットが入って…」というのを覚えていて、ずいぶん助けられました。判斗先生と剛洋くんとコトー先生の三人で、民宿のベランダでプラプラしながら、いろんなおしゃべりしたのが良い時間だったと思いますね。 MC16年のブランクを感じさせず「剛洋そのまま」という感慨もあります。 吉岡さんでもね、ちゃんと痩せたんだもんね? 頑張ってね…。 富岡さんそうですね。少しだけ…。15キロくらい(笑)? 今はちょっと戻っていますね…(苦笑)。 MC大塚さんは、息子役の神木隆之介さんと電話での共演もありました。16年ぶりの「Dr.コトー診療所」はいかがでしたか? 大塚さん演じる前は、16年ぶりということで「一体どうなってしまうんだろう?」って不安な気持ちもありました。だけど、与那国島に降り立って、皆さんと久しぶりにお会いした時から全くそれはなくなっていました。つい最近、数年前までずっと撮影を続けていたかのような気持ちになって自分でもびっくりしました。でも、嬉しかったです。この作品は、感動というか、心がすごく動くことが大きい作品だと改めて思いました。多くの人に観ていただけたらと思います。MC茉莉子さんのお店が癒しの場で、あの島にいたら自分も毎日行くんじゃないかと…。 大塚さん来てほしいです(笑)! MC泉谷さんは先ほど「この作品は完成しない」とおっしゃっていましたが、実は完成した作品をご覧になって、すごく感動されたとか…? 泉谷さんそういうことは本人から言わせてほしいよね。お前が言うな(笑)! いやいや、僕はね、「酷い現場」だったというネガティブキャンペーンをずっとやってきたんです。現場の文句を言って、監督の文句を言って、役者の待遇改善を言い続けて、「みんなで一致団結して、この苦難を乗り越えよう!」というつもりでやってきました。だけど、予想通り、完成した作品…いや、「未完成品」を観ちゃうと、感動しましたね。やっぱりやられたかと…。監督の大きな愛、何年この思いをずっと…16年もやってきたという、そこらの範疇で彼の愛を理解できるもんじゃないと思いました。私はこの距離を保っていきますが、この作品は素晴らしい出来だと思うのは海人とか絵梨花…、レギュラー陣も素晴らしいんだけれど、若い二人にちゃんとバトンが渡っているという素晴らしさですね。この作品は未完成であり続けてほしい。完成してほしくないですね。海人と絵梨花に引き継いでもらって、次の映画の在り方を決めていってほしい、そういう思いで監督には本当に感服しました。素晴らしい映画です!MC「監督は詩人だな」とおっしゃったとか? 泉谷さんえ? 詩人? 映像詩人…カメラの星谷(健司)さんかもしれないけれど。ドラマだけではない映像の語りが素晴らしいんですね。海の映像でも、どんだけ僕たちは天気を待たされたか…。海を撮るのに、衣装着てずっと待っているわけですよ。小林薫さんはドラマ撮影時に「天気と役者のどっちが大事なんだ?」と言って「天気だ」と言われたらしいですね(笑)。 MC筧さんも映画をご覧になっていかがでしたか? 筧さんあの、泣いたレベルで言うと「E.T.」(1982年公開/監督:スティーヴン・スピルバーグ)以来ですね。当時、「E.T.」と「蒲田行進曲」(1982年公開/監督:深作欣二)が同時期に上映していて、あれ以来ですね。泣いたレベルは…。相当昔ですが、そのくらい、その間の期間に、そこまで泣ける、ヒクヒクなる作品がなかったってことですよ! なったでしょ、皆さん? ヒクヒクとなっているはずなんですよ。(「E.T.」で)我慢できないくらい泣いたでしょ? あれレベルだったんですよ。今日は皆さん、そんな目に遭っているはずですよ! …皆さんは逆に「E.T.」を知らないかもしれない。小林さん人それぞれだから(笑)。 MC強要はいけませんね。ただ、筧さんとしては「E.T.」以来という。小林さん、改めて素晴らしいキャストの皆さんですね。 小林さんそうですね。本当にそう思いますよ。ここに出席されてない方も…時任さんをはじめ、たくさんいますが、先輩でもある93歳になる坂本長利さんも出演して、島にも「来たい」とおっしゃっていました。素晴らしい方たちが集まっていたなと…。おっしゃる通りだと思います。MC今回の作品、小林さんはどのような感想を? 小林さん恥ずかしいな…。(隣の筧さんに向かって)お前、その間、泣かな過ぎだろ! 「蒲田行進曲」以来って(笑)。それは筧さんの独特の言い回しだけれど、僕はさっき言ったように、監督がコトー先生に対する思い入れが一番あった人なんだとつくづく思いましたね。僕ら役者はどこか冷めているところあるけれど、監督は熱かったなって…。その熱さを観終わって一番感じましたね。 中江監督そう思われたなら嬉しいですよね。 MC16年ぶりに「Dr.コトー診療所」を映画にするということで、いろいろ考えられたと思います。 中江監督僕だけではなくみんなで考えに考えて、どうしようかと…。コトー先生、吉岡さんとは何回も話をして「どうやって終わらせようか?」「一度、終止符を打とうか」という話はしました。 MCそれぞれ素晴らしい演技を見せていますが、髙橋海人さんに対し、監督は思いを伝えられてないと伺いました。 中江監督もちろん今回、誰一人欠けても成立しなかった作品だったと思うんですが、海人くんだけにはちゃんと話していなかったかもしれないですね。試写でも会っていないので…。これまでは公開する前だったので、変に皆さんに印象を与えてはいけないなと思って一切触れなかったんですが、やっと言えます。素晴らしかったです。 髙橋さんえ…? 中江監督海人、ブラボー! ブラボーです。 髙橋さん本当ですか? 中江監督最初の頃にも言いましたが、いろんなキャラクター付けもあったと思います。最終的には髙橋海人じゃないと判斗はできなかったと思うくらい素晴らしかったです。 髙橋さんえ? え? ドッキリですか? ドッキリじゃないですよね? 吉岡さん素晴らしかったですよ、本当に。 髙橋さんありがとうございます。あまり自分の気持ちを乗せて話すのは苦手なんですが、アイドルとしてずっとやってきて、(CD)デビューをして、映像の作品に出させてもらえて、「芸能界ってこんな素敵なところがあるんだ!」ということを知れました。頑張ってやっていきたいと思ったので、その言葉をいただけて手が震えています(笑)。ありがとうございます。 MC監督がぜひこの場で伝えたいということで。 髙橋さん本当ですか? 中江監督本当だからね。だからMCの方に「海人に振って」とお願いしていたんです。 髙橋さんそんな誕生日的なサプライズを……生きていて良かったです。この作品に出られたことだけでも幸せなのに、ありがとうございます! MC最後に吉岡さんからメッセージをお願いします。 吉岡さん(バラバラに居並ぶキャスト陣を見つつ)なかなかまとまりのないチームで…(笑)。それでも、一番初めに与那国島に降り立ってから…20年くらい前ですか? それまでこの作品に関わるスタッフ、キャストの中でも亡くなられた方もいます。それでも、こうやって同じキャストとスタッフで、こういう作品が作れたことは、本当に奇跡的なことだと思います。こういう出会いに感謝します。そして、16年経っても初日に一番に足を運んでくれた皆さんとの出会いにも感謝します。今日は本当にありがとうございました。
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サステナビリティサステナビリティ|東宝株式会社会社情報メニューサステナビリティサステナビリティの基本方針SustainabilityPolicy東宝グループは、エンタテインメントの提供を通じて、誰もが幸福で心豊かになれる社会の実現に向けて「朗らかに、清く正しく美しく」貢献します。東宝グループが取り組む4つの重要課題朗らかに誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります清く地球環境に優しいクリーンな事業活動を推進します正しく人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します美しく豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます重要課題に対する具体的な取り組み目標誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくりますジェンダー、キャリア(職歴)、年齢、国籍、障がいの有無を問わない多様性のある活力に溢れた組織の形成健康経営の推進と社内コミュニケーション活性化によるウェルビーイングの追求地球環境に優しいクリーンな事業活動を推進します脱炭素の実現に向け、再生可能エネルギー等を活用したCO2排出量の削減※削減目標:2030年度までに2017年度比50%削減、2050年度までに実質排出量ゼロへ(2023年11月にCO2排出量の削減目標を再設定いたしました。)事業活動における環境負荷の少ない素材の活用や廃棄物の削減等、環境課題の解決人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します誰一人取り残すことなく、すべてのお客様がエンタテインメントを楽しめる環境づくりあらゆるステークホルダーの人権を尊重し、持続的に「健全な娯楽」の提供ができる体制の追求豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます映像原版の保全、演劇作品の継承、知的財産権の保護に努め、日本の映画・演劇文化に貢献子どもたちへの原体験の提供やクリエイターの支援・育成による、将来のお客様と未来の才能の創出サステナビリティ・レポートCSRReport健康経営HealthManagement東宝株式会社健康経営宣言私たちは2022年4月、「TOHOVISION2032東宝グループ経営戦略」を発表しました。この中では、創立100周年に向けた長期ビジョンと成長戦略を掲げるとともに、新たな価値を創造できる「人材」が成長の大きな原動力となるとの認識のもと、「人材」の確保・育成に注力していく方針を宣言しました。また、サステナビリティの方針の重要課題として「誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります」を掲げ、従業員が心身共に健康で、持てる能力を最大限に発揮できる職場環境を実現することが、企業と従業員を共に成長させることに繋がると考えています。私たちは「EntertainmentforYOU 世界中のお客様に感動を」をコーポレート・スローガンとして、従業員の健康維持・増進活動への支援や職場環境の整備を積極的に推し進め、活力のある組織づくりに取り組んでまいります。2022年5月東宝株式会社代表取締役社長松岡宏泰教育活動EducationalActivities文部科学省が推進する、地域・学校・企業が連携して未来を担う子供たちの成長を支えることを目的とした「地域学校協働活動」。本活動に東宝も賛同し、企業訪問の受け入れを行っております。ご用意しているプログラムは以下です。映画ができるまで映画・演劇・不動産という東宝の事業の柱を紹介しながら、「健全な娯楽を広く大衆に提供する」という東宝の企業使命をもとに映画が作られる工程を説明するプログラム。プログラム詳細は以下もご覧ください。「学校と地域でつくる学びの未来」(文部科学省)本件に関するお問合せ東宝株式会社総務部広報室/IR室pr_ir@toho.co.jpトップ会社情報サステナビリティ
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「ブラックナイトパレード」初日舞台挨拶「ブラックナイトパレード」公式サイトサンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描く中村光さんのクリスマスコメディ作品を、福田雄一監督が実写映画化した「ブラックナイトパレード」。 公開初日を迎えた12月23日にTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶を行い、吉沢亮さん、橋本環奈さん、渡邊圭祐さんが登壇しました。全国107の劇場にも生中継を行ったこちらのイベントは、上映後に実施したためネタバレを含めたトークや、急遽客席からの質問に答える時間を設けるなど大いに盛り上がりました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。初日舞台挨拶日野三春役吉沢 亮さん北条志乃役橋本環奈さん古平鉄平役渡邊圭祐さん吉沢さん全国の劇場の皆さんもありがとうございます。鑑賞後ということですが本作は楽しんでいただけたでしょうか?(客席:拍手) 今年の六月に撮影が始まって今年の十二月に公開と言うことで、結構な駆け足でしたがどうにか面白いモノを作ろうとみんなで頑張った作品です! こうして皆さんのお顔が見られてホッとしております。 橋本さん会場にお越しの皆さん、そして全国の劇場の皆さん、こんばんは! (拍手する会場の反応に応えて)ありがとうございます。この作品は六月に「公開に間に合うかな?」と心配になりながら撮影をしたので、こうして無事に初日を迎えて、皆さんに観ていただけてすごく嬉しく思っています。 渡邊さん(MCの役柄紹介の「一切笑わないイケメン料理人」にあわせて)イケメンでーす! 公開することができて、嬉しく思っています。皆さんに本作を受け入れてもらえたことで、年の瀬に最高の年越しを迎えることができそうです。 MC本日、イベントに出席予定の福田雄一監督ですが、先日コロナウィルスに感染されまして、実は今日から復帰予定だったのですが、まだ体調が万全ではないということで大事をとり本日は欠席となります。ファンの皆さん大変申し訳ございません。ということで、監督がいらっしゃらないので、お三方で三十分以上たっぷり話せます! 橋本さん短い時間と言いつつ、結構時間がありますね(笑)。頑張ります! MC真夏の暑い時期に撮影をし、クリスマスイブイブの今日、公開となりました。改めて初日を迎えたお気持ちをお一人ずつ伺います。 吉沢さん安心ですね。観ていただくと分かると思いますが、CG処理もある作品なので、「本当に(公開日に作品の完成が)間に合うのか?」とか、撮影をしていても完成した画が想像できないシーンもあって、不安な部分もありました。完成した作品を観て、すごく面白いものになっていると思いました。こうしてたくさんの方々が笑って観てくれている姿を見ると、「頑張って良かった」って思います。MCでは、橋本さんお願いします。 橋本さん撮影がクライマックスのところからだったので、三春との出会いや、鉄平くんのお料理のところは最後の方の撮影でした。(物語の流れ通りではなく)バラバラに撮影していたので、実際にどうなるのかと思っていました。公開ギリギリに出来上がったので、私たちも完成作を観たのが本当に最近なんです。ですから、今ご覧になった皆さんとほぼ同じ気持ちです。 渡邊さん撮っている時は、どちらかといえば不安の方が大きかったです。 橋本さん(笑)! 渡邊さんCGも多かったし、完成が間に合うのかも心配でした。僕は、(面白いことなど)何もしていなかったですし、「編集で僕のシーンが切られていないかな?」と思ったのですが、ちゃんと映っていました。「あぁ、良かった!」と安心しています……(笑)。 MC公開日を迎えてネタバレ解禁なことも増えてきました。本作は誰もが知っているサンタクロースの誰も知らない舞台裏を描いていることにちなんで、本作の撮影中と宣伝期間中で、「この人のこんな裏側を見てしまったエピソード」をお話しください。 吉沢さんもしかしたら、気づいていない方もいらっしゃると思います。帽子さん…(神妙な面持ちで)実は、ムロツヨシさんなんですよ! 橋本さん(笑)。み~んな分かっている! 吉沢さんあの、分からなかった人は、もう一回観てください。ムロツヨシさんが演じているということを、僕らも言いたくて言いたくて……でも「今日まで解禁するな!」というお達しがありました。 MCあんなにバレバレなのに、「言わないで」と言われていましたよね。 吉沢さん予告編を見れば一発で分かります。 MC帽子の中に入る姿は見ましたか? 吉沢さん見ました! (帽子さんの衣装を)脱いだ姿も実は見ました! まさかムロさんってあんなに腕毛濃いんだっていう…。「めっちゃワイルドやん!」ってちょっとビックリしました。相当暑そうでしたし、汗をびっしょりかいていましたね。 MC渡邊さんもムロさんとのシーンがありましたね。 渡邊さんムロさんがテストの時と本番の時でお芝居を変えて全然違うギアで演じられるので、一緒のシーンはもうめちゃくちゃ面白かったですし、僕は(笑うのを)こらえられなくてめちゃくちゃ笑っています。笑っているのをごまかすために、「ベルトコンベアを何回も見る」というお芝居を個人的に入れました。ただ、あのシーンを観ている時は、帽子さんに気をとられていると思うのですが、あの時の、必死につっこみに食らいついている吉沢さんの顔をぜひ観てもらいたいです。 吉沢さん(ムロさんが)本番で、テストの時よりも本当に三倍ぐらい長くやってきたもんね。 渡邊さん「カット!」の声がかかるまでが無限の時間でしたね。 MC三春が頭に装置をつけるところは、どのような感じだったんですか? 吉沢さんあそこもねぇ、急に「大丈夫、これいいやつだから!」って言って、頭にブスブス挿されて……。 橋本さんなんか挨拶のところで「返事が小さい!大きな声で!」ってありましたよね?吉沢さんあれもアドリブです! 橋本さんですよね。「あんなの台本にないなー」と思っていました。 吉沢さん「挨拶ー!」と言われたので、思わず「おはようございます!」って業界の挨拶が出ちゃいました(笑)。 MC志乃さんの“頭の秘密”も話して良いんですよね? 橋本さん皆さん、私の秘密は観ましたよね? あの頭での撮影は、一日だけで本当に良かったです。見ての通り私は髪の毛が長いので、準備に二~三時間かかりました。(劇中の髪型になるために地毛を)ぎゅうぎゅうにつめて、ベタベタにつけているので……大変でした。 吉沢さんいや、もう顔の小ささがすご過ぎて……。「こんなに顔が小さい人間が存在するんだ」と驚きましたね。映像だと修正されてきれいになっていますが、実際は髪の毛の量が多いのと、あまりの顔の小ささで後頭部がちょっと出っ張っているんです。それがまたエイリアンみたいで面白かったです。なかなか笑いをこらえるのが大変なシーンでした。橋本さん(笑)。 MC渡邊さんは? 渡邊さん意外と難しいですね。サンタさんの活動時間が夜なので、撮影も深夜が多かったですね。その時に福田監督と橋本環奈さんがずーっとご飯を食べているんですよ。橋本さんいや、それで言ったら、渡邊さんは食べなさ過ぎ(笑)。もうなんか、「ウサギさんかな?」っていうぐらいの量しか食べないんだもん。 MC吉沢さんは何かありますか? 吉沢さんそれこそ志乃ちゃんの最高の変顔シーンを撮っている時ですが、端っこの方で(橋本さんが変顔の)すごく練習をしていました。「めっちゃストイックやん!」って思いました。橋本さんありがとうございます。 MC変顔を自分の中に染み込ませていくんですか? 橋本さんそうですね。あのシーンは、長回しで、しゃべりながら目を見開かないといけなくて…。まずは三春の方を向いて、それから向きを変えて、そのままセリフに入るのが難しかったので、練習をしました。 吉沢さん完全に役をおろしていましたよね!? 橋本さんそうそう、スイッチがありました。 MCその他に、「今だから言える、あのシーンはこうだった」というお話はありますか? 橋本さん私は、みんなが戦っている時に、基本は車に乗っていたんですが、みんなは別撮りのグリーンバックの撮影で、「登るのが大変だった」という話を聞きました。福田さんから撮影風景がちょこちょこ送られてきたんですが、謎の傾斜を登っていて大変そうでした。吉沢さん登っていましたね。本当に体力勝負で、あの瞬間「やっぱりサンタさんはブラックなんだな」と、初めて気がつきました。 渡邊さん衣装で黒のレザーのパンツを履いて、シャツを着て、ウールのコートを着る時に、男子チームは、下にインナーを履くか履かないかで議論を重ねました! 吉沢さん重ねましたねー! 渡邊さん汗をかくとレザーが肌に張り付いて、脱ぐ時が大変なので…。 MC結局、どうなったんですか? 渡邊さん結局、「脱ぐのが楽な方が良いよね」となり、みんなインナーを履いていました。 MC撮影現場で、みんなでやっていたことや、流行っていたこととかありますか? 吉沢さんそれこそ、(中川)大志とは、セリフ合わせとか自然と始めて、それなのに二人してめちゃくちゃふざけるんです。超変なテンションでセリフを言ってみて、それがそのまま現場で採用されたこともありました。僕がカイザーくんの部屋に助けに行き、「こんなの○○じゃないかー」というシーンで、僕が(敵に)やられてしまうところは、台本では何手かアクションがあってから吹っ飛ぶ設定でしたが、現場で別のことを試してみたらスタッフさんから爆笑が起きて…(笑)。本当はアクション部さんが三春の動きを考えてくださっていたんですが、全部すっ飛ばして、僕が部屋に突っ込んだ瞬間に敵にやられてしまうことになりました。そういうくだらないことから生まれるシーンもありましたね。 橋本さんその後は、ずっと痙攣していましたよね(笑)。 MCさて、明後日はクリスマスです。今年のクリスマスのプレゼントは何がほしいですか? 理由も併せてお願いします。 吉沢さん僕が今一番ほしいものは、たくさんの方に本作を観ていただいて、たくさんの方の笑顔を見たいです。本作以外の笑顔は別にいらないです。この作品をいっぱい観て、いっぱい笑ってください。(会場:拍手) MCさすが、主演! 素晴らしいです。(会場:拍手) それでは個人的にほしいものはなんですか? 吉沢さん個人的に?(考えこむ)…やっぱりねぇ、あのお風呂に入れるシュワシュワするやつ。 橋本さんバスボム? 入浴剤? 吉沢さん良い入浴剤がほしいです! お願いします。 MC橋本さんは? 橋本さん難しいなぁ、何が良いかなぁ…座るとぐにゃーとなって、ふにゃーとできる、人をダメにするクッションがほしいです。 吉沢さん僕もそれかもしれない! 僕もそうでした! 橋本さんおうちのリビングにちょっと大きめの、人をだめにするクッションを置いて沈みたいです。 MCでは、渡邊さんは? 渡邊さん僕は靴下がほしいです。 橋本さんクリスマスっぽい! MCいろいろお持ちなのでは? 渡邊さん持っていますが、靴下とパンツはすぐにダメになるじゃないですか!それでも履き続けちゃうタイプなので、あまり買わないし、捨てられないんです。僕は黒しか履きません! 僕のパンツは黒です!(手を前に差し伸べるポーズで)……メリークリスマス! 吉沢さんふぉー! 橋本さん「ふぉー」じゃない(笑)! MCクッションもつけておきますか? 渡邊さんパンツと靴下がほしいです! そうですね、人をダメにするクッションもつけてください。 吉沢さん僕にもインナーをお願いします! MCもう一つ、皆さんに質問をします。クリスマスが終われば、サンタのお仕事は終わり…ではないんです。本編中にもありますが、サンタクロースは、クリスマスプレゼントの配り忘れを届けなければいけません。サンタさんは年末年始も忙しいようです。今年も残り一週間です。そこで、今年やり残したこと、やりたかったことはありますか? 吉沢さんいっぱいあります。実家に帰りたいです。何かですね、僕が知らないうちに犬が一匹増えて、二匹になっているんです。「増えるよ」という連絡はあったんですが、写真を見たらめちゃくちゃかわいくて、会いたくなりました。 MC犬種は? 吉沢さん忘れちゃいました。会っていないから、会いたいです。元々飼っていたのはミルちゃんと言ってダックスとマルチーズのミックスです。新しく買い始めたマカちゃんは、ちっちゃくてかわいいんです。この間、朝の情報番組に出させてもらって、スタジオで犬のコーナーを見ていたんですが、めっちゃミルちゃんにそっくりの犬がでてきて…。それを見たらどうしても実家に帰りたくなりました。帰れたら嬉しいですね。 橋本さん私は、「何かやりたいな」と思った時には結構すぐ実行するんです。例えば、最近この子に会っていないな、会いたいなと思うとすぐに誘います。だから、毎年「これができなかった」っていうことはあまりなくて…。でも、今年に限っては海外旅行とか遠くに行けていないので暖かいところに行きたいですね。 渡邊さん僕の実家でも犬を二匹飼っています。それで今年、片方が死んでしまいまして……。ジャックっていうんですが、実家の庭に骨を撒くと言っていたので、立ち会いたいですね。 MCまだお時間があるので、フリートークいきましょうか。 吉沢さん昨日、何食べた? 橋本さんゆる〜い! 楽屋トークですね。逆に、何か質問がある人?(客席に挙手を求める) 吉沢さん頭良いね!(一緒に挙手を求めるポーズ)■客席から何人かの手が挙がる。 吉沢さんと橋本さん一番先に手を挙げてくれたあなた! お客さん質問じゃないんですが…。環奈ちゃんの白目が見たいです! 橋本さんさっき本作で観ましたよね? 吉沢さんそういうのは、そうやすやすと観られるものではないので、観たい方は本作をご覧ください(笑)。 MC白目をお見せするには、(役を)降ろさないといけないので、映画館でご覧ください。 吉沢さんまだ時間あるので、(橋本さんに向かって)どなたか選んでいただいて…。 橋本さんそちらのお二人? お客さんえっと…ハートをください! 吉沢さん(両手をあわせてハート型を作る) 橋本さんそれではカメラにもハートをお願いして良いですか? (吉沢さんのポーズに対して)ぎこちない(笑)。MCお時間になりました。吉沢さん、最後にご挨拶をお願いします。 吉沢さん本日は、本当に楽しい舞台挨拶をありがとうございます。本作は、ご覧の通りコメディ作品ではあるんですが、何かちょっとうるっとくるような家族の話や、仲間の友情といったいろいろな要素がある見応え十分な作品になっています。このクリスマスシーズンにピッタリで、年越しや年末年始にも相応しいと思います。本作をご覧になって、面白いと思ってくださった方は、ご家族やお友達などに勧めてください。また、「一人だ!」という方も、この作品はクリぼっちの味方です。本当にどんな世代でも、どんなかたちでも観に来ていただければ面白いと思ってもらえる作品だと思います。ぜひ劇場に足を運んでいただいて、一緒にこの「ブラックナイトパレード」を盛り上げてくれたら嬉しく思います。本当にありがとうございました。
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「ディア・ファミリー」初日舞台挨拶「ディア・ファミリー」公式サイト映画「ディア・ファミリー」が6月14日に公開を迎え、TOHOシネマズ 日比谷で開催された初日舞台挨拶に大泉洋さん、菅野美穂さん、福本莉子さん、川栄李奈さん、新井美羽さん、松村北斗さん、月川翔監督が登壇しました。心臓に疾患を抱える娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発をはじめ、その後に世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを生みだした父親の実話を映画化した本作。映画の内容にちなみ、自身の家族への思いや、次に叶えたい夢など、それぞれが胸の内を明かしました。また、実際にバルーンカテーテルによって命を救われたお子さんを持つご家族から手紙が届くなど、感動的なひと時となりました。この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶坪井宣政役大泉洋さん坪井陽子役菅野美穂さん坪井佳美役福本莉子さん坪井奈美役川栄李奈さん坪井寿美役新井美羽さん富岡進役松村北斗さん月川翔監督大泉さんついに初日を迎えることができました。宣伝活動をする中で、何度も何度も雨の日があったんですが、ついに快晴の中で今日を迎えることができました。今日は「足元の悪い中」と言わずに済むということで…(笑)、「大変に足元の良い中」ありがとうございます。今年一番の暑さだそうです。暑さに乗って、本作をたくさんの方に観ていただければと思っています。 菅野さん今日は観てくださってありがとうございます。天気も良く、このように晴れ晴れとした気持ちでこの日を迎えられたことをうれしく思います。観終わったお客さんのお顔を拝見していると、「初日を迎えたんだな」と思えました。 福本さん満席の中で登壇をして、やっと「初日を迎えられたんだ」という気持ちになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 新井さん実感があまりなかったんですが、皆さんと一緒に登壇したら、「初日なんだ」と感じられて、今すごく幸せな気持ちです。 川栄さん本作を早く皆さんに観ていただきたかったので、こうして皆さんにお届けできて、とてもうれしく思います。 松村さん「坪井一家の中になぜ僕がいるんだ」という気持ちはありますが、劇中で演じた役と同じようにほどよく支えられたらと思っています(笑)。どうぞよろしくお願いいたします。 月川監督「この物語を、とにかく多くの人に届けたい」と思って、この作品を作ってきました。なので、こうして初日を迎えることができて、とてもうれしく思っています。 MC2022年の年末から、2023年の年始にかけて撮影が行われたとうかがっています。いよいよこの愛と命の物語を全国のお客さんにお届けできる日がやってまいりました。SNSなどでも「温かい涙がこぼれた」という感想も見受けられます。改めて、初日を迎えたお気持ちを聞かせてください。 大泉さん撮影が行われたのはもう、2年ほど前になります。公開はまだ先だと思っていたので、「やっとこの日が迎えられた」という思いでいっぱいです。撮影している時は必死ですし、宣伝活動をしている時は早く皆さんに観てほしいと思うんですが、こうやって皆さんの元に本作が届くと、それはそれでどこか寂しい思いもあります。ここからは、「ディア・ファミリー」という作品は、皆さんに育ててもらう順番になるんだと思います。我々は、作品の中で坪井一家という役を務めました。本作は、名古屋で今もお過ごしの筒井家の皆さんのお話です。少しでも多くの方に観ていただいて、(劇中の次女のモデルとなっている)佳美さんが天国で喜んでくれると良いなという思いでいっぱいです。感無量です。 菅野さん筒井家の皆さんの大切な思い出をお預かりして、「本作からこの物語をたくさんの人に届けることができたら」と思いながら撮影をしていました。試写を拝見した時に、温かい涙が流れてきました。一人でも多くの方に本作が観てもらえたらと、素直に思いました。そんな気持ちで、宣伝活動もお手伝いしていました。今こうして、皆さんに観ていただけて、いよいよ本作も独り立ちの時が来たんだなと、晴れ晴れとした気持ちです。大泉さんがおっしゃるように「みんなで頻繁に会えるのもこれで終わりなんだな」と感慨深いものもあります。「誰かを思うと人は頑張れるんだ」と、本作を通じて、その思いを新たにしました。また、ご存命の家族の物語を演じることには、演じ手として責任があると感じて、これまでとは違った思いで撮影に臨みました。その意味でも、私にとっても本当に大切な一本になったと思います。 福本さんこうして家族(演じた坪井家)みんなでたくさん宣伝活動もしてきて、名古屋にも行きました。その時からずっと、「初日が早く来ないかな」と思っていたので、今日こうして無事に公開することができて、とてもうれしいです。佳美さんの「たくさんの人の命を救いたい」という思いから始まったこの物語が、たくさんの人に届いて、観てほしいです。そして、天国の佳美さんが、この作品のことを喜んでくれていたらうれしく思います。 新井さんこのお話をいただいた時、すごく繊細なシーンが多いし、私にとっては少し挑戦でもあると、不安もありました。撮影や宣伝活動をしていくと、皆さんから「早く観たい」など、楽しみにしている声を聞いて、今日を迎えることが本当に楽しみでした。そして、今日はたくさんの方が観てくれて、すごく幸せです。この作品がもっとたくさんの方に広がれば良いなと思っています。 川栄さん撮影中から大泉さんと菅野さんがとても明るくて、優しくて、パワフルでした。そんなお二人が引っ張ってくださったので、家族の温かさを映し出せたと思っています。本作を、悲しいだけではなく、希望や愛に溢れた前向きな作品だと、皆さんに思ってもらえたら良いなと思っています。 松村さんどちらかと言うと、坪井ファミリーを見ている時間が多かった分、作品もそういう気持ちで観ることができました。やっと自分の好きな映画、好きな人に出会えたような感じで、すっかり本作のファンなので、早く観た人の感想に出会いたいです。初日を迎えて、感想をいくつか見ましたが、すごくうれしかったです。「早くみんな観て」という思いでいっぱいです。 月川監督僕は、実在する人物を描くのは初めての経験でした。大切な思い出をお借りして、作品を作るということで、すごくプレッシャーを感じていました。スタッフも、キャストの皆さんも、とても誠実にこの作品を一緒に作ってくださいました。映画はお客さんに観てもらえてようやく完成となりますので、今日、ようやく完成したんだと思っています。上映後の皆さんの表情を見られるのは、ご褒美のようで、ちょっと感極まっています。 MC娘の命を救うために、不可能に挑んだ家族の姿を描く本作ですが、作品を通じて、皆さんが改めて感じた“家族への思い”がありましたらお聞かせください。 大泉さん家族と言われると、私が作った家族もありますし、私の両親が作った家族もあります。…そうですねぇ。(じっくり考えながら)この物語は、自分の娘を助けるために、知識がないところから人工心臓を作るというすごい話です。僕も、家族のために、やれることは何でもするだろうと思います。「人工心臓を作る」という決断にまでなるかは分からないですが、「全てを投げ打ってでも何かをする」という思いは同じだと思いました。私は両親に、「本作が公開になります。映画というのは、公開になってから週末の三日間が大事なんだ」と言いました。(会場:笑)「この三日の間に必ず観て」「今、行け」と言ったんです。うちの両親はもう八十七歳の高齢ですから、「あんたね、そう言うけどね、年寄りが三日の間に行けと言われても大変なんだよ」と返ってくるわけです。でも、こちらは「良いから行け」と言っても「でも私たち二人が行って、何か変わるのかい」と返ってきます。(会場:笑) 「良いんだよ、良いから行けよ」と言ったら、「そんなに言うんだったらあんたが何百枚もチケットを買えば良いんじゃいの?」と言われまして、「うるさい、良いから行け。友だちに伝えろ」と言ったんですよ。(大泉さんの止まらないご両親とのやり取りの再現に、会場はずっと大笑い)(急に我に帰り)私は一体、何を言いたいんでしょう。 (会場:爆笑) MC三日間が大事。初動が大事だと。 大泉さん私は別に初動が大事だと言いたいわけではなくて(笑)、両親に感謝しているんです。両親はこの三日の間に本作を観に行くでしょう。僕が「老体に鞭を打って、行け」と言いましたからね。「できれば二、三回行け」と。(会場:笑) 菅野さん私の母は、今度の火曜日に観ると言っていました。(会場:笑) 大泉さんそれだとちょっと遅いですね! もうちょい早めに! (会場:笑)菅野さんそうですよね。明日、明後日…金、土、日が大事ですね。母はちょっとその辺りが分かっていないみたいなので。 大泉さん電話番号を教えてください! 「週末までに行け」と私が言いますから。(菅野さん&会場:笑) 菅野さん(松村さんに向かって)そうなんです。週末が大事なんですよ(笑)。 松村さん(急に話を振られて)僕ですか…?大泉さん(爆笑)。 松村さん心得ていますよ、もちろん。 大泉さん(爆笑)。 菅野さんあ、ご存知だった? 松村さんもちろん。映画だってCDだって、全部そうですよ(初動が大事)。 菅野さん皆さんも明日、明後日とスケジュールがお忙しいでしょうから。行かれない方もいるとは思いますが、週末に観てほしいですね。 大泉さん(爆笑)。 菅野さん私の母からも「本作を楽しみにしている」と言ってもらいました。私自身、育児中なので、母の手を借りながら子育てをしています。今も手伝ってもらっていて、本当にありがたいと思っています。育児をしていると、本当に余裕がなくなってイライラしてしまうこともしょっちゅうですが、やっぱり家族がいなければ知り得なかった気持ちが確実にあるんです。「子供はかわいいだろうな」「愛おしいだろうな」というのは、何となく想像通りなんですが、「こんなにも子育ては大変なんだ」と思いました。些細なことでイライラしたり、それが積み重なっていっぱいいっぱいになるということは、想像できませんでした。私の母もこういう思いをしながら私を育ててくれたんだろうと思いました。もちろん陽子さん、宣政さんも、お仕事も大変な中で、三人の育児をするっていうのは並大抵のことではないと思うので、本当にすごいなと思います。「幸せ」と「辛い」という漢字はよく似ていると思います。自分が望んだもの以外の感情を知ることも含めて、それが人生の彩りなのかなと思います。それは家族がもたらしてくれるものだと思います。(またまた初動が大事だという話を持ち出し)やっぱり金、土、日が大事だなと。(会場:笑) 大泉さんもうその話は良いですよ。(トークを)締めてください(笑)。菅野さん以上です! (会場:笑) 福本さん私は大阪出身なので、高校を卒業して上京してからは、家族が一堂に会することがなかなかなくなってしまいました。でも、本作を観て「家族に会いたいな」という気持ちになりました。こういった毎日が永遠に続くわけではないので、気恥ずかしいけれど、感謝を伝えられる時にはきちんと伝えなければいけないなと思いました。 MC大泉さん、菅野さん、こういうお話です。 大泉さんこういうことですね!(会場:笑) 福本さんでも、初動は大事ですよね。(会場:笑)姉は「絶対に泣いて目が腫れてしまうので、休みを取って本作を観に行くね」と言っていました。 大泉さん次の日、仕事がない時に行った方がね。 菅野さんじゃあ、週末が良いですよね!(会場:笑) 福本さん「明日、明後日で行って」と勧めておきます! 菅野さん(イベントのトークなど)若い人にいろいろと教わりますね。(会場:笑) 大泉さん本当に教わりますね。私の話なんて、老人に対して「週末に映画に行け」という話ですから。ひどい話ですよ。(会場:笑) MC新井さんはいかがでしょうか? 新井さん完成披露の舞台挨拶をお母さんが観に来ていました。帰りに「良い経験になったね。すごく良い作品だったよ」と言ってくれて、少しでも恩返しでしたかなと思いました。私は、家族と一緒に暮らしていますが、十七年間それが当たり前のように生活をしてきました。でも、「私もあと何十年もお家にいるわけじゃないんだろうな」と思ったら少し寂しい気持ちになりました。だから、家族との限りある時間を大切にしたいなと思いました。川栄さん家族は、一番近くで支えてくれたり、背中を押してくれる存在だと思います。それが生まれてからずっと続いていると、それが当たり前だと思うことは、皆さんにもあると思います。私は、この作品を観て、一日一日をより大切に、家族や周りの人に感謝しながら生きなくちゃいけないと思いました。私も“家族に感謝する”ということを忘れずにいたいなと思いました。 大泉さんやっぱりちょっと一回親に電話して「今週末じゃなくても良い」と伝えようかな。三人の話を聞いていたら、感謝が足りなかったと思いました。(会場:笑) ちょっと、僕は心が汚れていました。なぜあんなことを言ってしまうのか…。もっと親への感謝の気持ちを伝えなきゃいけない。(会場:笑) 菅野さんパンフレットも買ってもらえたら最高ですよね!(会場:笑) 大泉さんもうその話に乗らないで! より話が大きくなってしまうから!(会場:笑) 松村さんこの後、しゃべりづらいって…。(会場:笑) 僕は真面目な話をします。 大泉さん真面目な話をしてください。 松村さんこの作品は、親から子への無償の愛のお話です。僕は、自分が主人(あるじ)となる家族がないので、どちらかと言うと(劇中の)三姉妹の方に近い感覚です。子供たちも同じぐらいの気持ちで、「親に生きていてほしい」という思いがあるよなと、最終的に思いました。そういう思いというのは、教えられず、実は見失ってしまうものだと思います。僕みたいに、息子・娘の立場の人には、そういう思いを探しながら観てもらいたいです。自分が主人(あるじ)である人たちには、子供もそう思っているんだ、逆も然りだよと思いながら観てほしいと思います。僕は、親にそんな思いを馳せていました。 月川監督僕には、二人の子供がいます。何よりも大切な存在だと思っていますが、どうしても日々仕事に埋没してしまって、一緒に過ごす時間をちゃんと取れずにいます。明日も息子の運動会があるのに、自分は撮影をしている…というような生活をしています(苦笑)。この作品を作った身として、ちょっと改めなきゃいけないなと思っています。 菅野さん監督は、台本にご家族の写真をびっしり貼っているんですよ。表だけじゃなくて、裏表紙にも。「お父さんがこんなにも子供を思いながら撮影しているんだ」と、すごく胸に来るものがありました。 MCどんな困難がのしかかっても「次はどうする?」という言葉を胸に、諦めない人々の姿を描く本作にちなみ、皆さんの「次に叶えたい夢」を教えてください。 松村さん僕は、大泉さんのかねてからのファンというか、マニアなので…。 大泉さんマニアって言わないで(笑)。 MCここに移動する車の中でも、面白かったお話を、大泉さんにもう一回しゃべらせていましたもんね。 大泉さん(爆笑)。 松村さん「あの話が面白かったです」と言うと、全部しゃべってくれるんです。 大泉さん(爆笑)。 松村さんまるで再生ボタンを押したように、当時の声色のままなんです。 大泉さんジュークボックスのようにね。 松村さん本当に奇跡のような方です。大泉さんの出演された舞台や、作った舞台もありますが、どれか一個、リメイク的(再演)にいつかやってみたいです。 大泉さんええ!? それは素晴らしいよ! やって! (松村さんの所属するグループ)SixTONESで(TEAM NACSの舞台)「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」とかやってよ! 松村さん(会場に向かって)分からない方はごめんなさい。大泉さんが脚本を書いて、演出もしたTEAM NACSさんの家族のお話があるんです。SixTONESでやってみたい! でも、うちのメンバーは六人なので、(「下荒井兄弟」が五人の兄弟の絆を描く舞台であることから)ちょっと一人多いんですが…。 大泉さん誰か一人、辞めさせてよ。(会場:笑) 松村さんバカを言うんじゃない!(大泉さん&会場:笑) うち(SixTONES)は一人でも欠けたら意味がない。 大泉さん僕の作品のために、一人辞めさせて…。 松村さん一生、恨みますよ。(大泉さん&会場:笑) でも、本当に「下荒井兄弟」をSixTONESの六人でやれたら、僕はもうこの人生はクリアだと思っています。 大泉さんおおー! 分かった、頑張ろう。僕が、書く! 松村さんあとは、五人が大泉洋というものにどれほど熱があるかどうか…。(会場:笑) 大泉さんないの? 君ほどは、ないの?(会場:笑) 松村さんごめんなさい、これはもう当たり前です。 大泉さん何が当たり前なの! 松村さんあとの五人は「すごい俳優さんだな」という感じですよ。マニアは僕だけですから。 大泉さん(SixTONESメンバーの)ジェシーとか、全然ないの? 松村さん(ジェシーさんの真似で)「ああ、大泉さんね。えっへっへっ!」って感じですよ。(大泉さん&会場:笑) 大泉さんじゃあ僕も、新しい夢ができました。SixTONESにやってもらえるように、「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」を六人バージョンで書き直します。 松村さんこれは、実は、僕が十年くらい秘めていた思いです。 大泉さんありがとうございます。これは、台本料もだいぶ入るね。(会場:笑) 松村さん小っちゃい劇場でやってやる! (会場:笑) 川栄さん私は二十歳で(AKB48)グループを卒業する時に、朝ドラのヒロインをやること、大河ドラマに出ること、日本アカデミー賞を獲ることという三つの夢を掲げて卒業しました。朝ドラヒロインと大河ドラマは叶えることができましたが、日本アカデミー賞を獲るという夢はまだ叶っていないので、ぜひその夢を叶えたいと思っています。(会場:拍手) 大泉さんすごい速さで、二つの夢が叶っちゃったの? 川栄さんでも、十年かかっています。 大泉さん朝ドラってすごいよね。朝ドラの主役はなかなかできないよね。 川栄さん本当に運が良いなと思います。 MC大泉さんは、日本アカデミー賞の常連ですもんね。 川栄さんいつも拝見しています。 大泉さん私なんて、参加することに意義があるみたいな感じですからね。賑やかしですよ。(会場:笑) 新井さん私は、中学と高校の最初はコロナ禍で、ちゃんと学校行事ができませんでした。高校二年生の修学旅行が海外の予定だったんですが、それも叶わなくて、海外に行く機会を、何度か逃しています。ずっと行きたくて、今年は絶対に行ってやろうと思っています。だから、今年の目標は海外に行くことです。とりあえずパスポートの写真を撮って、行く気は満タンです。それを早く達成したいなと思っています。ハワイとか…。 大泉さんそれはきっと叶うんじゃない? 新井さん行けたら良いなと思います。 菅野さん今ね、パスポートを取るのにすごく時間がかかるみたい。(会場:笑) 大泉さんそういう、本当のお母さんみたいな情報はいらないから(笑)。 菅野さんいらない? ためになるから聞いた方が良いよ! 申請に行くでしょう? 番号をもらうでしょう? そこで四時間待ちとかになるんですよ。しばらく待っていたんですが、全然(順番が)動かないから、一回家に帰って餃子を焼いたんですよ。でも、まだ順番が来なかった。それくらいのつもりで取に行った方が良いよ。(会場:笑) すごく時間がかかりますから! 大泉さん何の話をしているんだ。(会場:笑) MC時間に余裕を持っていくと良いですね(笑)。福本さんはいかがでしょうか。 福本さん今回は大泉さんと親子役でしたが、ちょっと寂しいシーンも多かったので、今度は元気な姿で大泉さんとバディを組んでみたいです。 大泉さん良いですねえ! すごく良いです! バディ、良いです! 福本さん本当ですか!? 凸凹コンビとか。 大泉さん分かりやすいやつ! やりましょう! 福本さんやったー! 大泉さん(バディものの設定を妄想しながら)新人の福本さんがやって来る。メガネかなんかかけて、初日から遅刻したりして、「あー、まずい!」と言いながらドンっと僕にぶつかったりしちゃってね。「何だ君は!」なんて言われながら会社に行ったら、僕が上司だったみたいな! やりましょう! (会場:笑)福本さん良いですね(笑)。楽しそうです。 MC松村さんが「大泉さんのバディは僕じゃないのか?」という顔をされています。 松村さん映画公式の対談で、僕がバディをやりたいと言ったら、「良いじゃないですか!やりましょう!」って言っていましたよね。何バディやるんですか! (大泉さん&会場:笑) 大泉さんバディ、好きだから(笑)。 松村さん僕の時は「師弟コンビが良いんじゃないか」って言ったんですよ。とにかく敬っている、師匠と弟子。 大泉さんここにいる人全員とバディを組みたいですからね。バディ好きだから、やりましょう! 素晴らしい夢だ。 MC菅野さんはいかがでしょうか。 菅野さん私は、カブトムシの幼虫を成虫にしたいです。(会場:笑) 大泉さんあなたは、とにかく話を荒らすよね(笑)。舞台挨拶を荒らす! 何だって?菅野さん大変なんですよ。何年か前に幼虫を育てていたんです。サナギになろうとする時にサナギマンション(人工蛹室:人工的に作ったさなぎになったカブトムシが過ごす部屋)作りのお手伝いをしたんです。サナギって、自分で部屋を作るんですよ。 MCこれは何の時間ですか?(会場:笑) 菅野さんでも、そのまま大人になれなかったということもあるんですね。 福本さん私は小学生の頃に、サナギからカブトムシを飼っていました。 菅野さんええ! すごい! 大泉さんまさかこの話が広がるとは思いませんでした! (会場:笑) 福本さんゼリーで育ちました。 菅野さんゼリーが一番良いんですよね。また、若い人にフォローしていただきました(笑)。 MC最後に大泉さんの夢も教えてください。 大泉さん(菅野さんを見るながら)面白い人だよねぇ(笑)。カブトムシの幼虫かあ…。私の夢ですよね(笑)? 私もたまには真面目にと思いまして、川栄さんのお話にもありましたが、(アメリカの)アカデミー賞を日本の作品で獲れたら素晴らしいですよね。日本の作品で、海外で素晴らしい賞をいろいろな方が獲りますが、ああいう作品が作れたら良いなと思います。…ダメか、僕が真面目なことを言ったら。(会場:笑) (会場の反応に)良いじゃないか! (会場:拍手)日本の役者が海外に出ていくというのもありますが、日本の作品として海外に行きたい。最近は、そういうものが作れたら良いなと思います。バディもので。バディ、募集中!(会場:笑) MC本作の宣伝中に、とある家族との出会いがありました。四歳のお子様がバルーンカテーテルの治療によって、実際に命を救われたというご家族です。そのお母様から、お手紙をお預かりしていますので、今日はこの場をお借りしてご紹介します。菅野さんに代読をお願いします。 ■菅野さんが手紙を開き、大泉さんがマイクのサポート。菅野さんが手紙を読み始めました。映画スタッフ、キャストの皆さんへ。 私は心臓病を持ち、バルーンカテーテルに命を救われた四歳の男の子の母です。そして陽子さん、奈美さん、佳美さん、寿美さんと同じ学校の卒園卒業生です。佳美さんたちは私の大先輩です。 試写会で「ディア・ファミリー」を観ました。皆さんが自分たち家族と重なって、涙が止まりませんでした。今まで息子を助けてくれた医師、看護師、医療従事者の方々には何度も「ありがとうございました」と伝えてきました。そして、思ってきました。しかし、医療機器・バルーンカテーテルに対して「ありがとう」と思ったことは一度もありませんでした。でも、宣政さんたちが作ってくださったバルーンカテーテルというバトンを、時を経て確かに受け取りま
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「キングダム 大将軍の帰還」ワールドプレミアレッドカーペットイベント&舞台挨拶「キングダム 大将軍の帰還」公式サイト中国春秋戦国時代を舞台に天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・ 信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描き、累計発行部数1億部を突破する漫画「キングダム」。公開するたびに大きな話題を呼んできた実写映画シリーズの最新作「キングダム 大将軍の帰還」が、6月13日に遂に世界初お披露目の日を迎えました! 新宿・歌舞伎町ゴジラロードとTOHOシネマズ 新宿でワールドプレミアレッドカーペットイベント&舞台挨拶が行われ、山﨑賢人さん、吉沢亮さん、大沢たかおさん、清野菜名さん、新木優子さん、岡山天音さん、三浦貴大さん、要潤さん、髙嶋政宏さん、山田裕貴さん、佐藤浩市さん、玉木宏さん、佐藤信介監督が晴れやかな笑顔でレッドカーペットを歩きました。この日の模様を、詳しくレポートします!ワールドプレミアレッドカーペットイベント&舞台挨拶信役山﨑賢人さん嬴政役吉沢 亮さん王騎役大沢たかおさん羌瘣役清野菜名さん摎役新木優子さん尾平役岡山天音さん尾到役三浦貴大さん騰役要 潤さん昌文君役髙嶋政宏さん万極役山田裕貴さん呂不韋役佐藤浩市さん昌平君役玉木 宏さん佐藤信介監督【ワールドプレミアレッドカーペットイベント】■新宿・歌舞伎町ゴジラロードにレッドカーペットが敷かれ、会場はキャストや監督を待ちわびるファンの熱気でいっぱいの中、秦国・趙国両軍の甲冑を着た両軍兵がカーペットを進軍。■登壇者陣が車から降り立つと、大きな歓声が沸き起こりました。山﨑さん&吉沢さん、清野さん&岡山さん&三浦さん、大沢さん&新木さん、要さん&髙嶋さん、佐藤浩市さん&玉木さん、山田さん&佐藤監督がそれぞれ組となって、ファンに手を振りながらレッドカーペットを闊歩しました。山﨑さん今日は、こんなに豪華なイベントをやることができて、たくさんの人が見に来てくれて、すごくうれしく思います。七年前に「キングダム」シリーズの動きが始まりましたが、信と一緒に成長した七年だったと思います。スタッフ、キャスト、みんなで熱い思いを持って始まった「キングダム」シリーズが、いろいろな人の思いを背負いながら、今回最終章を迎えられて本当にうれしく思います。ものすごい映画ができあがったので、ぜひ楽しんで観てもらいたいと思います。 吉沢さん一作目「キングダム」が公開されたのがもう、五年前になります。たくさんの方に愛し続けていただいて、今回最終章を迎えました。本当にあっという間だったなと思います。そして、最終章と呼ぶにふさわしい素敵な作品ができたと思っております。今日は最後までよろしくお願いします。 大沢さん今日は、皆さん、来ていただいてありがとうございます。先ほど山﨑くんも言っていましたが、このプロジェクトは準備から考えると七年ぐらい前からやってきました。その時から、より多くの皆さんに観てもらうことを目指して、スタッフ、キャスト一同、頑張ってきました。ようやく今日、お披露目の舞台に来ることができました。一人でも多くの皆さんに楽しんでほしいです。「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」「キングダム 運命の炎」と、おかげさまですごくヒットしました。本作は、「今までとはまた次元の違う世界まで行こう」ということで、山﨑くんをはじめ、キャスト・スタッフ全員が、一つ一つ魂を込めて撮影してきました。ぜひ劇場に足を運んでいただけるとうれしいです。 清野さん今日は、皆さんとこういった時間を過ごせて、とても幸せです。私は、レッドカーペットを歩くのが人生で初めてのことなので、とても興奮した時間になりました。私は、「キングダム2 遥かなる大地へ」「キングダム 運命の炎」に出演しましたが、本作のアクションは、前作を超えてスケールアップしていて、本当にレベルの上がったものになっています。羌瘣と(吉川晃司さん演じる)龐煖のアクションシーンにもぜひ注目して観ていただけたらと思います。 新木さん私は、一作目から映画館で「キングダム」シリーズを観てきた一ファンとして、「キングダム 大将軍の帰還」が上映されることを、すごくうれしく思います。摎役を演じて、王騎役の大沢さんとこうしてまたお会いすることができて、すごくうれしいです。私が出演しているシーンが、劇中では過去のお話ということもあって、皆さんとお会いする機会がなかったので、皆さんとお会いできたこともすごくうれしいです。 岡山さん僕は「キングダム2 遥かなる大地へ」から参加をしました。途中から乗せてもらった「キングダム」という大きな船に、引き続き乗せてもらい、ここまで漕ぎ着けたことを本当にうれしく思っています。試写で本作を観て、「自分が出ていなくてもファンになっていた作品だな」と改めて感じました。シリーズものは難しいものだと思うんですが、「キングダム」シリーズは回を重ねるごとにどんどん濃くて強い作品になっていると感じました。とても大好きな作品ですし、本作は一緒に演じた貴大さんと兄弟としても、大切な話になっています。皆さんに楽しんでいただけることを僕も楽しみにしています。 三浦さん尾兄弟としても、すごく大切なシーンのある作品なので、非常に思い出深いです。僕は、原作漫画の「キングダム」がすごく好きなので、このシリーズに出演できると聞いた時は本当にうれしかったです。撮影に入ったら、想像を絶する規模で、ものすごく素敵な現場でした。作品が出来上がってみると、さらにその壮大なスケールが感じられる作品になっていました。このシリーズ作品の中に登場人物としていられたことは、本当に幸せなことだと感じています。 山田さん僕は「キングダム 運命の炎」から参加しました。今、ここにいらっしゃる皆さんが、秦国の皆さんで、僕だけ敵国の趙軍なので、ちょっと心細いです。(登壇者の皆さん&会場:笑) でも、作品としては皆さんは仲間です。皆さんと力を合わせて作品を作りました。僕も、原作が大好きなので、「キングダム」シリーズの中にいる幸せを噛みしめながら現場にいました。原作にも描かれていた熱いシーンがたくさん詰まっているので、たくさんの人に届くと良いなと思っています。 要さん皆さんもおっしゃっていますが、本当に最高傑作が出来上がったと確信しています。一足先に本作を拝見しましたが、始まった瞬間から“キングダムワールド”が全開です。片時も目を離せず、あっという間に終わった記憶があります。なので、必ず興奮できることを約束できると思います。 髙嶋さん私も一足先に観ました。当然、私は台本も読んでいるのでセリフは分かっているんですが、試写が始まった瞬間に、あまりのすごさに笑ってしまいました。その後に、震えて泣くという、今までにない作品になっていると思います。よくこういう場所だと盛って話したりするものですが、「キングダム 大将軍の帰還」に関しては、どんなに言葉を並べ立てても及ばないくらい、すさまじい作品です。劇場に一人でも多くの方に足を運んでいただきたいと思います。 佐藤浩市さん「キングダム」シリーズは本作で最終章となりますが、歌舞伎町でこんな大きなイベントをやるとは予想だにしませんでした。本作は、これだけのイベントをやっても、決して負けない作品になっていると思います。ぜひ劇場で楽しんでください。 玉木さん近年でもなかなかない、スケールのシリーズだと思っています。このような派手なイベントに参加できてすごく幸せだと思います。僕も原作が大好きで、「キングダム」が公開された時には初日に劇場に行きました。そして、「どうにか出られたらな」と思っていたところ、昌平君役をいただくことができました。好きな作品の中に飛び込んで、撮影ができる時間は幸せでした。皆さんもおっしゃっていますが、映像を観ても、すごく興奮する内容になっています。ぜひ劇場で観ていただきたいと思っています。 佐藤監督七年という長い時間をかけて、シリーズとして作ってきました。これだけの規模と、物語、そして素敵なキャストの皆さんと作品を作るということで、過去を考えてもなかなかないシリーズに出来上がったと思っています。振り返ると、何万というカットを撮ったと思います。本当に気が遠くなるような作業を、スタッフ・キャストの皆さんと、汗水垂らしながらやってきました。積み重ねでしか到達できない作品が、今回作り上げられたと思っています。今はいろいろなモニターで作品を観ることできますが、その最大のモニターである劇場で、一番の力が発揮できるように、技術や感性を全て投入して作りました。ぜひ、皆さん劇場で最大の映像体験をしていただければと思います。 MC本シリーズを牽引してきた山﨑さんは、ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)において、素晴らしい演技を披露した俳優に与えられる賞「The Best from the East Award」を日本人で初受賞されました。 山﨑さんうれしいですね。日本の最高のチームで作り上げた「キングダム」シリーズを、世界の人々にたくさん観てもらえて、評価をしてもらえました。これをきっかけに、「キングダム」シリーズを観てくれる人がどんどん増えて、「キングダム 大将軍の帰還」も観てもらって、どんどん盛り上がっていってくれたら本当にうれしいです。 MC今日は総勢13名の皆さんが顔を揃えました。改めてどのようなチームだと感じていますか? 山﨑さん最強です! (会場:拍手) 大沢さん監督もおっしゃったように、積み重ねがあってここまでたどり着いた作品です。山﨑くんがニューヨークで賞を獲ったと聞いた時も、「当然だ」と思いました。そんなことには全然驚かないですよ。彼は、七年間この「キングダム」シリーズに向き合い続け、努力し続けてきました。僕らはそれに引っぱられるように頑張ってきたんです。本当に良いチームで「キングダム」シリーズをやることができたと、心から感謝しています。MC大沢さんにとっては、どのようなチームだと感じていますか? 大沢さんチームというより、家族みたいなものですね。僕にとっては宝物だし、人生の誇りです。最初からやっている山﨑くんや吉沢くんだけではなく、「キングダム2 遥かなる大地へ」「キングダム 運命の炎」から参加してくださった方々、今回から参加してくれた新木さんも含めて、僕にとっては、家族以上の存在です。このような機会をいただけて感謝しています。俳優としても、人生にとっても本当に誇りだと心から思っています。(会場:拍手) ■ワールドプレミアレッドカーペットイベントの最後には、山﨑さんの「夏は!」の掛け声に続いて、全員で「キングダム!」と発声してキャノン砲が放たれました。【ワールドプレミア舞台挨拶】山﨑さん今日は足をお運びいただき、本当にありがとうございます。今日は、初めて皆さんに「キングダム 大将軍の帰還」を観ていただけます。やっと皆さんに観てもらえると思うと、ワクワクしています。「キングダム」シリーズの集大成と言える、ものすごい作品ができました。最後まで楽しんで観ていただけたらうれしいです。 吉沢さん「キングダム」シリーズの集大成と呼べる、本当に素晴らしい作品ができたと思っています。ぜひ、最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。 大沢さん今日は、ようやく初めて皆さんに本作を観ていただく機会となりました。僕らもずっとドキドキしていました。七年前くらいから準備を始めて、この日を目指して、みんなで魂を込めてずっとやってきました。本作は、「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」「キングダム 運命の炎」を超える素晴らしい作品になっていると思っています。 清野さん本作には、瞬きをするのがもったいないと思えるほど、素敵なシーンが本当にたくさんあります。これから皆さんは本作を観るということですので、最後まで楽しんでいただけたらなと思います。 新木さん皆さんと一緒に、この舞台に立つことができて、本当に幸せです。 本日は短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 岡山さん僕も出演しているんですが、試写で観た時に、本当に楽しくて、熱くなれる最高の作品になったと感じました。皆さんも思う存分、楽しんで帰ってください。 三浦さん僕にとっても本作は思い出深い作品です。こんなにたくさんの皆さんに本日観ていただけるということで、本当に感無量です。 山田さん今日は、本作を一早く観ようと駆けつけてくださって、ありがとうございます。僕がこうして「キングダム」シリーズの仲間としていられること、そして、集大成となる決戦の場に立てたことがものすごくうれしいです。皆さんの感想が楽しみです。 要さん僕は一作目「キングダム」から参加していますが、皆さんがおっしゃるように、本当に最高の、そして最強の作品ができました。ぜひ皆さん、最後まで楽しんで帰ってください。 髙嶋さん本作をもって、僕たちが足掛け七年戦ってきた全てが終わります。今日は、僕たちの“絶対に負けられない戦い”を観て、何かを感じて持って帰っていただけたらうれしいです。 佐藤浩市さん今夜は「キングダム」の世界をたっぷり楽しんで帰ってください。 玉木さん前作までとはまた違った魅力がたくさん詰まった作品になっています。ぜひ最後まで堪能して帰ってください。 佐藤監督完成してから、まだそんなに日が経っていません。なので、お客さんに観てもらうのは今回が初めてです。なので、私もドキドキしています。本作が、自分たちの手を離れて、皆さんに届く日が来て、本当にうれしく思います。本作には長い間、積み上げてきたものが詰まっています。時間をかけて積み上げてきたからこそ、到達できた作品になったと思います。今日は楽しんで帰っていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 MC山﨑さんは、信のどのようなところに注目して本作を楽しんでいただきたいですか? 山﨑さん前作で王騎将軍から“飛信隊”という名前をいただき、その隊の隊長として成長した信の姿や、みんなが信を守ろうとするようなシーンもあるので、“飛信隊”のみんなとの絆も見てほしいです。そして、遂に王騎将軍が戦場に出ます! 天下の大将軍に憧れて生きてきた、信の目線になって観てもらえたら、面白いと思います。 MC本作での王騎将軍は、いかがでしたか? 山﨑さん王騎将軍とはかなり多くの時間を一緒に過ごしましたが、すごかったです。 MC一方、山﨑さんにとって信はどのような存在になりましたか? 山﨑さん信は、とにかく真っ直ぐエネルギッシュに夢に向かって進んできた人物です。その真っ直ぐさに僕も影響を受けながら、「こうであったら良いな」「観た人にもそういう気持ちになってもらえたら良いな」と思いながら、信のセリフを言ってきました。そして、本当に信からたくさんパワーをもらいました。そんな信が憧れた王騎将軍の姿を、たくさん間近で見ました。皆さんも楽しみにしていてください。(会場:拍手)MC大沢さんは、本作の王騎将軍を演じてみていかがでしたでしょうか。 大沢さん気持ちとしては、六年前に撮影に入った時と全く変わらずに最後までできたことにホッとしています。現場では、山﨑くんや吉沢くんをはじめ、ここにいる皆さんが役そのものでいてくれたので、それが僕のエネルギーや、励みになりました。本日、「キングダム 大将軍の帰還」のお披露目を迎えられてうれしいですし、改めて皆さんと一緒にできたことに深く感謝しています。 MC要さんと髙嶋さんは、劇中で王騎将軍と過ごす時間も多かったと思います。今回の王騎将軍はいかがでしたか? 髙嶋さん僕だけしか感じていないかもしれませんが、大沢さんとは昔から何度も共演しているので、もともと友情と信頼がありました。本作で、さらにそれが深まった気がします。だから、王騎と昌文君は共に乱世を生きている同志であり、戦友だという感じがして、常に幸せな気持ちでいました。 要さんこの言葉につきると思うんですが、“レベチ(レベルが違う)”です。(登壇者の皆さん&会場:笑)“レベチ”がこれから現れます。ぜひ楽しみにしてください。“レベチ”です。MC今の言葉を受けて、大沢さんはいかがですが。 大沢さん言い得て妙、その通りだと思います(笑)。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC吉沢さんは、本作の嬴政を演じていかがでしたでしょうか。 吉沢さん戦場はとんでもなく熱いことになっているので、本作を観た時に「すごいな」と思いました。僕は、玉座に座っているだけだったので。(会場:笑)戦場のとてつもない熱量を、何も見ていない状態で、それを受け止めるお芝居をするのは、なかなか難しくて、大変だなと思いながら演じました。試写で観た時には、大沢さん演じる王騎や、信、皆さんの“レベチ”なパワーがすごすぎました。カッコ良すぎて泣きました。シビれすぎて、「かっけえー!」。涙がポロッ…みたいな感じでした。 MC清野さんは、本作でもアクションがたくさんありました。 清野さん私の演じた羌瘣は、龐煖と戦うシーンがありましたが、吉川晃司さんは本当に手足が長くて、スタイルが“レベチ”でした。(会場:笑)自分が思っているよりも、深いところまで剣が来るので、その距離感を考えながら、呼吸を合わせていくのはとても難しかったです。撮影に入る前に、何度も吉川さんと練習をしました。そのシーンの撮影が始まる前に、何度も剣を合わせました。吉川さんはリアルを追求されて、「もっとギリギリまで来てほしい」とおっしゃるんですが、今回の羌瘣の龐煖に対するアクションは、「殺めにいくアクション」だったので、急所を狙うところが多くて、かなり緊張感のあるシーンになったと思っています。 MC新木さんは、とても重要な役として参加されました。 新木さんまずは、皆さんのチームワークの良さにすごく感動しました。本作から参加したので、「撮影はどんな感じなのかな」と、ドキドキしていました。でも、監督をはじめとして皆さんのチームワークが出来上がっていたので、私は役としてそこにいるだけで良い状況を作ってくださいました。それはすごくありがたかったです。私は皆さんとご一緒する機会が少なかったんですが、その少ない機会の中で、大沢さんにはいろいろな表情を見せていただきました。それを受けることで、摎としてそこにいられました。また、私としては、「こんな表情は摎にしか見せないよなあ」という王騎の表情を目の前で見られて、キュンキュンしていました。 大沢さん本当に大事なシーンなので、一作目の「キングダム」を撮る時から、摎とのシーンを想像しながらいろいろと組み立ててきました。その撮影の前日は、寝られなかったです。現場に行って、役になった新木さんと会った時、秦国・六大将軍の一人で、戦士の摎がそこにいました。今、ここにいるきれいな新木さんとは別人でした。それに僕は感動しましたし、武者震いをしました。新木さんが摎を演じてくれて本当に良かったと思いました。そして、「この子のためだったら、王騎は命懸けで戦うんだろうな」と思わせてくれて、本当に感謝しています。MC山﨑さんは、新木さんが演じる摎にどのような印象を持たれましたか? 山﨑さん試写で観た時に、馬上での戦いもそうですが、めちゃめちゃカッコ良かったです。 MC王宮のシーンでは、皆さんの繊細な表情を見ることができます。佐藤さんは、今回の呂不韋を演じていかがでしたか? 佐藤浩市さんアクションの部分と、そうではない部分の戦い。それがうまく伝わってくれれば良いなと思っていました。 MC玉木さんはいかがでしょうか。 玉木さん僕は「キングダム2 遥かなる大地へ」から参加をしましたが、原作が大好きで、この作品に携わることができてすごくうれしかったです。お客さんが、それぞれの登場人物にここまで思い入れを持って観る作品も、そんなにないと思います。だからこそ、僕たちもやりがいを感じるんだろうし、やっぱり現場の熱量は“レベチ”でした。(会場:笑) MC吉沢さん演じる嬴政は、王宮のシーンでは玉座に座っています。王宮に集う皆さんの存在感は、すごかったですよね。 吉沢さん本当にすごいんですよ。王宮のシーンは、言ってしまえば大先輩しかいないんです。そんな中で、一人だけ玉座にポツンと座って、上から見下ろすわけです。個人的には緊張感しかありませんでした。その緊張感は、ちょっと“レベチ”でしたね。(会場:笑) MC本作では尾兄弟も欠かせない存在です。観客の皆さんにはどのようなことを伝えたいですか? 岡山さん「キングダム」シリーズにおいて、強くないキャラクターは少数派というか、モンスターのような人がいっぱい出てきます。その中で、“一般人代表”のような立ち回りやポジションが、コミカルさだけではなく、尾兄弟にとっての新しい表情になったと思います。また、本作は兄弟にとっての大きなターニングポイントが描かれた作品だと思っています。 三浦さん僕も、尾兄弟を一般人代表のような立ち位置として、皆さんが感情移入してくれたらうれしいなと思っています。誰しもが感情移入しやすいキャラクターだと思うので、そういったところを大事にしながら演じました。本作は、特に兄弟の絆がよく表れた作品だと思います。また、尾兄弟の、信に対する幼なじみとしての思いが表れた作品でもあるので、そういったシーンも観ていただければと思います。MC山田さんは、本日の登壇者の中ではお一人だけ、趙軍のメンバーである万極を演じています。 山田さんまず、試写で本作を観た後に、「皆さん本当にすごいな」と思いました。スタッフさんが作り上げた「キングダム」の世界観で、キャストさんはそれを体現しているので「俳優さんってすごいな」と思いました。自分も俳優なので、頑張れという話なんですが…。(会場:笑)また、原作では、僕が演じる万極にはまがまがしいオーラを出している描写があるんです。それが出せるほどの“レベチ”な役作りはできなかったんですが、 目をかっぴらいて、万極のトレードマークでもある目を意識して、演じました。山﨑さん本当に(山田さん演じる万極は)すごく魅力的でした。めちゃめちゃカッコ良かったです。最高です。MC要さんは、今回の騰を演じていかがでしたか? 要さん今回は、「大将軍の帰還」というテーマです。僕は大将軍の副官ですので、今回は初めて戦場に降り立ちました。「戦場って、こんなに緊迫感があるんだ」と思いました。アクションの撮影方法は、あまりこういう表現をしない方が良いのかもしれませんが、“レベチ”でしたね。(会場:笑) MC最後に、山﨑さんと大沢さんから、これからご覧になる方に向けてメッセージをいただければと思います。 大沢さん準備を入れると七年間、「キングダム」シリーズをやってきました。その集大成が、今回の「キングダム 大将軍の帰還」です。六年前に撮影に入った時から、この日をみんなで夢見て、ずっと頑張り続けてきました。コロナ禍で苦しい時期もありましたが、「お客さんに良いものを届けるんだ」という思いで、ここまでたどり着きました。「キングダム 大将軍の帰還」は、キャスト・スタッフ全員の魂のこもった作品になっています。僕にとっても宝物であり、我々の誇りでもあります。ぜひ、我々の思いを受け取って帰っていただけたらうれしいです。上映がこれから始まります。楽しんでください。(会場:拍手) 山﨑さん七年間、信と共に成長をしてきたと本当に思います。僕も、信からパワーをもらっています。みんなで思い描いた夢が、四作目まで続いているのが本当にうれしいです。「キングダム」シリーズには、「みんなの思いを背負って、どんどん強い力がついていく」というメッセージがあります。スタッフ・キャストみんなで頑張ってきた時間と、作品を観た皆さんが一緒に熱くなってくれたことが、「キングダム」シリーズをどんどんデカくしたのかなと思います。「キングダム 大将軍の帰還」も本当に面白いので、ぜひ観てもらって、どんどん盛り上げてもらえたらうれしく思います。今日はありがとうございました! (会場:拍手)
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『ゴジラ』(1954)の上映が7月5日(金)から2週間に決定!歴代ゴジラ作品を劇場で鑑賞していただく、生誕70周年を記念した上映企画「ゴジラ・シアター」。 70年の歴史を支えてきた魅力的なゴジラ作品の数々が、TOHOシネマズ日比谷を始めとする全国5か所の劇場にて、映画館の大スクリーンで鑑賞できます。 「ゴジラ・シアター」では、7月~11月の5か月間にわたり、各月ごとに歴代ゴジラ作品を厳選して上映いたします。 この度、初回を飾る『ゴジラ』(1954)の上映が7月5日(金)~7月18日(木)の2週間に決定致しました。 入場者には、先着でゴジラ・シアターステッカーをプレゼント! さらに、初日となる7月5日(金)19時の回上映終了後、ゴジラシリーズのプロデューサー富山省吾氏が登壇する舞台挨拶も決定!(※TOHOシネマズ日比谷のみ) 映画との出会いは『キングコング対ゴジラ』(1962)という富山プロデューサーの舞台挨拶では、ゴジラファンはもちろん、これまでゴジラ作品に触れる機会の少なかった皆さまにも、歴代ゴジラ作品を劇場で鑑賞していただきたいと企画されたゴジラ・シアターに合わせ、ここでしか聞けないゴジラエピソードが語られます。 8月以降の上映作品も続々決定。8月はゴジラシリーズ第3作目で、始めてキングコングがゴジラ映画に登場した『キングコング対ゴジラ 4Kデジタルリマスター版』、9月は富山氏がプロデューサーを務めた『ゴジラVSビオランテ 4Kデジタルリマスター版』、10月はゴジラシリーズ史上、ゴジラが初めて人間の味方のように描かれた『三大怪獣 地球最大の決戦 4Kデジタルリマスター版』が上映されます。 ぜひこの機会に、「ゴジラ・シアター」上映作品を、劇場の大スクリーンにてご堪能ください! ※上映には4K DCPを使用致しますが、劇場環境によっては2Kコンバートでの上映となります。 ※TOHOシネマズ赤池のみ、全作品2K上映となります。 「ゴジラ・シアター」企画概要 【開催期間】 2024年7月~11月 【上映作品】 ■7月の作品 『ゴジラ』(1954) 上映期間:7/5(金)~7/18(木) ※TOHOシネマズ日比谷7/5(金)19:00~の回のみ、上映終了後に富山プロデューサーの舞台挨拶がございます。 舞台挨拶回の座席指定チケットは、6/28(金)0:00(=6/27(木)24:00)より、 下記のTOHOシネマズ日比谷のホームページでご購入いただけます。 TOHOシネマズ日比谷 https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/081/TNPI2000J01.do 入場者プレゼント:ゴジラ・シアターステッカー ■8月~10月の作品 8月 『キングコング対ゴジラ4Kデジタルリマスター版』 9月 『ゴジラVSビオランテ4Kデジタルリマスター版』 10月 『三大怪獣 地球最大の決戦4Kデジタルリマスター版』 【開催劇場】 東京:TOHOシネマズ日比谷 大阪:TOHOシネマズ梅田 愛知:TOHOシネマズ赤池 福岡:TOHOシネマズららぽーと福岡 札幌:TOHOシネマズすすきの (※上映スケジュールは、各劇場の公式サイトにてご確認ください) 【鑑賞料金】 一般・シニア:1,300円 ゴジラ学生割引(大学生以下のすべてのお客様):500円『ゴジラ』(1954)の上映が7月5日(金)から2週間に決定!
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「湯道」完成披露舞台挨拶「湯道」公式サイト国内外問わず数々の賞を総なめにした「おくりびと」(2008年公開/監督:滝田洋二郎)の脚本を手掛け、ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親でもある小山薫堂さん。彼が日本の文化・お風呂について精神や様式を突き詰める新たな道”湯道”を完全オリジナル脚本で映画化した「湯道」が2月23日より公開となります。1月26日にはTOKYO DOME CITY HALLで完成披露舞台挨拶が開催され、生田斗真さん、濱田岳さん、橋本環奈さん、小日向文世さん、天童よしみさん、クリス・ハートさん、生見愛瑠さん、窪田正孝さん、角野卓造さん、鈴木雅之監督の総勢10名がズラリと登壇しました。お風呂にまつわるエピソードなど”ホット”なトークで会場を温めました。こちらのイベントの模様を詳しくご紹介します!完成披露舞台挨拶三浦史朗役生田斗真さん三浦悟朗役濱田岳さん秋山いづみ役橋本環奈さん横山正役小日向文世さん小林良子役天童よしみさん竜太役クリス・ハートさん横山舞香役生見愛瑠さん梶斎秋役窪田正孝さん二之湯薫明役角野卓造さん鈴木雅之監督■日本特有の入浴文化を世界に伝える新たな道”湯道”の世界観をイメージした巨大な暖簾をくぐり、豪華キャストが一斉に登場し、会場を盛り上げました。 生田さん寒い中、お越しくださってありがとうございます。この寒い冬にぴったりのお風呂の映画ができました。本作を観て心も身体も温まって、日々の大変な生活を乗り切ってほしいと思っています。 濱田さん大変な寒波の中、お越しいただいてありがとうございます。この作品の門出には、すごく良いコンディションの日かなと思っています。そしてご覧いただく前に、僕から注意しておきたいことがあります。(隣の兄役の生田さんを見ながら)”ちゃんとした兄弟”の設定です。(会場:大笑い) ちゃんと一組の父と母から生まれた兄弟の設定です。余計な邪推はいりません。安心して、この「湯道」を楽しんで帰ってください。 MC(フジテレビの軽部真一アナウンサー)ちなみに私は、本物の(生田さんの)弟(生田竜聖アナウンサー)と今朝も(めざましテレビで)一緒でした。 生田さんいつもお世話になっています! (カメラの向こうの弟に呼びかけるように)ちゃんとやっているか、弟! (会場:拍手) 橋本さん今日(1月26日)は“一番風呂の日”です。 今日来てくださっている皆さんに初めて「湯道」を観る“一番映画”のような感じで観ていただけることが、すごく嬉しいです。 小日向さん一昨年の12月に皆さんと京都の撮影所で、楽しい日々を過ごしました。今日は本作を観終わった後に、本当にお風呂に入りたくなると思います。 生見さんほっこりして、温泉が大好きになる、素敵な作品になっていると思います。 天童さん私は映画初出演でございます。鈴木監督からは「いつも明るく、天童さんらしく、よしみちゃんらしく。(役の小林良子は)天真爛漫な性格の女性だからピッタリだと思う。堂々とやってください」と言っていただきました。堂々ということで、私、脱がせていただきました。(登壇者の皆さん:笑) 皆さんにはたっぷりと、心の芯まで温もっていただければと思います。 クリスさんこのような形でステージに立てるチャンスはなかなかないので、誰よりも緊張しています。本作で初めて演技にチャレンジして、頑張って竜太になりきって、楽しい経験ができました。 窪田さん本当に豪華なキャストによって、身も心も温まる“湯の映画”ができたと思います。日本各地には温泉、秘境がたくさんあると思いますが、いろいろな湯に入りたくなる心温まる映画になったと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。 角野さん”湯道”にはいろいろと決まりやしきたりがありますが、 実は私はお風呂に肩まで浸かって、100回の腹式呼吸をやっています。”湯道”は自由なものです。今日は温まって帰ってください。 鈴木監督今日は寒い中、1700人も集まっていただきありがとうございます。こんなことを言っちゃなんですが、良い作品ができました。寒波の中、今いろいろな映画が上映されていると思いますが、本作を観終わった後はここの会場が一番温かい感じになっていると思います。おめでとうございます。(登壇者の皆さん:笑) 温まって帰ってください。 MC生田さんと濱田さん演じる兄弟の実家である銭湯、「まるきん温泉」のセットはすごかったですね。 生田さんそうなんです。セットとは思えないほどでした。銭湯を一つ、丸々建てたような豪華な作りになっています。その中でお芝居ができる喜びと、「こんなものを作っちゃうんだ」という驚きがありました。濱田さんすごかったですよ。銭湯を丸々一つ建てたこともそうですし、銭湯前にラーメン屋さんが建っていたり、コインランドリーがあったりと、一つの街を撮影所に建ててしまったような感じでした。本作を観たらすぐに分かると思います。セットの大きさは、すごいものがありました。鈴木監督当初は「半分で何とかならないか」と言われたんですが、半分だと何とかならなかったので、一つ建ててもらいました(笑)。 MC大ベテランで、数々のヒットを飛ばしている鈴木監督だからできることですね。橋本さんは銭湯の看板娘役を演じました。セットとはいえ、番台に座るという経験もなかなかできないものですね。 橋本さんないですね。しかも今の銭湯や温泉などはどんどん形が変わってきているので、今回は昔ながらの味わい深い銭湯を体験できました。番台に上がっていると、男湯も女湯も全部見えるんです。すごく広いし壮観だなと思いました。兄弟喧嘩のシーンがあるんですが、そこでは三人でセット内をグルグルしていて…。あれは多分、監督がセットを全部見せたかっただけなんだろうと思っています。(登壇者の皆さん:笑) 自慢として(笑)。MCそこはなかなかすごいシーンになっていますね。 生田さん男湯から女湯に渡って…。 濱田さん脱衣所に行き…。 生田さん水でバチャバチャになるシーンなんですが、そこは一つの見どころかなと思います。 濱田さん唯一のアクションシーンですね。(登壇者の皆さん:笑) MC本作はお風呂の映画とあって、生田さんも裸のシーンがたくさんあります。 生田さん結構、僕、裸になることが多いんですよね(笑)。 MC生田さんが希望しているんですか? 生田さん違いますよ(笑)! そういうわけではないんですが、たまたまそういう話が舞い込んでくるんです。僕だけじゃなくて、岳くんや窪田くんも脱いでいます。小日向先輩だって、裸になってお風呂に入っていますから! それぞれの年代の男の裸が見られます。(登壇者の皆さん:笑) MCこれは見どころですね。今回は(生田さんが以前主演した「土竜の唄」シリーズのように)裸になった状態で車のボンネットに貼り付けになることもなかったですし、鳥に頭を突かれることもなかったので、平和な裸でしたね。 生田さん平和です!作品を観た方は早く家に帰って「お風呂入りたい」「ちょっと銭湯に寄って帰ろうかな」という気持ちになってくれるんじゃないかと思います。 MC橋本環奈さんもセットのお風呂に入りましたか? あまり言うとネタバレになりますかね。 橋本さんそうなんですよ。今どうしようと思って、(鈴木監督の)顔色を窺っちゃいました(笑)。 MCすみません、僕が答えにくい質問をしてしまいました。 生田さん大丈夫! (橋本さんは昨年末の)紅白歌合戦の司会だったから、そんな変なことにはなりません。司会ぶりはすごかったよね! (会場:拍手) MC本当に素晴らしい。うち(フジテレビ)のアナウンサーになってほしいと思いました。お見事でしたね。 生田さん何でもできるんです、ハシカンは。 橋本さん(恐縮しながら)いやいやいや。 MC小日向さんと生見さんは、親子役を演じられました。小日向さんもお風呂に入りまくっていますね。 小日向さんそうなんですよ。僕も何回か風呂に入るシーンがあるんですが、嫌でしたね。(登壇者の皆さん:笑)生田さん先輩、嫌がっていましたね! 小日向さんハリのない尻を見せたくないというか…。前貼りか何かをするのかなと思ったら、僕はたまたまカメラの位置の関係もあって、肌色のパンツで済んだんですが、生田くんはしっかり前貼りをしていましたね。生田くんのお尻はすごく立派でした。 生田さん(笑)。 小日向さん僕の尻は映っていないはずです。 MC小日向さんが演じた横山正という役は、小山薫堂さんが一番気に入っている役とも言われている、とても良い役でした。その娘役を演じたのが生見さんです。小日向さんとの共演はいかがでしたか? 生見さん私は一日しか撮影がなくて、(小日向さんとも)一日しかお会いしていないので、ほとんどの皆さんとも本日が初めましてなんです。すごく寒い時期の撮影だったんですが、撮影現場はめちゃくちゃ温かくて、すごく楽しかったです。MCお父さんと娘の関係も見どころです。 生見さんあまり一緒のシーンがなかったので、「(小日向さんが)すごく孤立していたな…」っておっしゃっていました。 小日向さんそうなんです。同じシーンなんですが、ほとんど僕は無視されているんですよね。 生田さん(物語上の)設定でね。 小日向さんそうそう。 生田さん(小日向さんが演じる父親は)娘に冷たくされているんですよね。めるる(生見さん)はそんなことしない! めるるは優しい。冷たいのは役としてね! MC撮影では皆さんにお会いできなかったとのことですが、今日はたくさんのキャストの方と会えて良かったですね。 生見さんはい、嬉しいです。 MC天童さんとクリスさんがこうして舞台挨拶で並んでいる姿は滅多に見ることができない、貴重な機会となります。私も「MUSIC FAIR」(フジテレビ系列にて放送中)の司会をやっている瞬間を思い出しました。今日は音楽番組ではございません。天童さんは今回、映画初出演となりました。 天童さん本当に初めての経験なので、この場でお話をしている間も緊張しています。おそらくクリス・ハートさんも同じ気持ちなんじゃないかと思います。皆さんお気づきになりませんか? 見る見るうちに痩せていく私を。(会場:笑)MCなんだか今日の天童さんはちょっと違うなと思いました。 天童さんやっぱり緊張するとね。クリス・ハートくんもね、ダイエットをしたんですよね。 クリスさんそうですね。裸のシーンがあるので「痩せなきゃ」と思って、(撮影時は)30キロぐらい痩せました。 天童さん30キロ! クリスさん大丈夫です、もう戻りました。元の自分です(笑)。 MCスクリーンに登場するクリスさんは、30キロの減量をされた姿ということなんですね。30キロとはすごいです。どうやって痩せたんですか? クリスさん毎日二時間の運動をして、二カ月間はお粥と味噌汁だけの生活でした。やっぱり裸でいることになるので、もっと良い感じで出たいと思いました。 MCクリスさんが初の映画で挑んだ、初の役作りもぜひご覧いただきたいです。天童さんは歌もたくさん披露していますね。 天童さんそうなんです。私は小学生の頃からお風呂屋さんで歌ったりしていたので、お風呂の中で歌うことには思い出がいっぱいありますね。「まるきん温泉」はすごいセットが建てられていたので、「もう一度お湯に入りたいな」という気持ちにさせてくれました。 MC初舞台が、銭湯だったと伺いました。 天童さんそうです。銭湯で歌わせていただきました。銭湯で歌うと響きが違うので、声を出すのもすごく楽だったという思い出があります。 MCご自宅のお風呂で歌うこともありますか? 天童さん毎晩、歌っています。お風呂にカラオケの小さいスピーカーを置いています。喉に負担なく歌えるので、そこで歌の練習をしています。 橋本さん私たちは、撮影現場で天童さんやクリスさんが歌っているのを聴くことができて、生歌に「うわー!」ってすごく感動しましたよね。 生田さんお風呂の中で歌を歌うと、そんなに上手くなくても、上手く聞こえるじゃないですか。それが、歌の上手い二人が歌うと、息止まるぐらい上手いですよ! 「うっま…!」って。 濱田さん風呂の鼻歌の次元じゃないんですよ。(登壇者の皆さん:笑) 生田さん感動しました。本編にも入っているので、皆さんこれからご覧になると思いますが、うまくて本当に感動しますよ。すごく良いシーンになっていると思います。 MCセットではありますが、歌声は本当のお風呂で歌ったような響き方をしていましたか? 生田さんかなり本格的に銭湯を再現したセットが作られているので、音の響き方や声の響き方も素晴らしいものがありました。 MC天童さんとクリスさんのデュエットもありますね。 天童さん普通コラボをしたり、ハーモニーの息を合わせるためには、今のように横にクリス・ハートさんがいる形で声を合わせて歌うんですが、今回はお風呂のシーンなので、男湯と女湯に分かれている状態で息を合わせることになりました。ちょっと難しいんですが、ものすごく心地の良い歌になっていたと思います。 クリスさん自然で気持ち良かったです。初めて裸で歌っている姿を見られてしまい、ちょっと恥ずかしかったですが(笑)、すごく気持ち良くて音もすごく良くて、初めて相手の姿を見ずに息だけでデュエットができて、楽しかったです。MC角野さん演じる薫明が弟子たちに湯の道を説く場所となるのが、「湯道会館」です。「湯道会館」も「まるきん温泉」のセットに負けず劣らず、立派なものでした。薫明の内弟子役の窪田さん、いかがでしたか。 窪田さん今日は「まるきん温泉」の皆さんに初めてお会いしました。僕らが撮影をする時はもう、「まるきん温泉」を壊していたので…。美術さんにツアーをしていただいて「こうやって撮っていた」というのを教えてもらいました。 MC「まるきん温泉」の跡地に、「湯道会館」のセットが建てられたのでしょうか。 窪田さん隣のスタジオです。完成した作品を観たら、(「まるきん温泉」の)皆さんがバシャバシャとお風呂に入っているので、「良いな」と思いました。僕たちは波紋すら立てないように、息を止めるかのようにしてお風呂に入らないといけなかったので…。(キャラクターの役割として)ちゃんとした「湯道」というものを伝えなければいけないので、完成した本作を観た時は「ちょっと羨ましいな」と思っていました。MC”湯道”の所作としては、静かにお湯に入らないといけないんですよね。 窪田さん息を止めるように入ります。 生田さん小山薫堂さんが子供の頃からやっていた遊びを、”湯道”という設定に置き換えて物語にしているのが本作なんです。”湯道”の所作として、「縁留(ふちどめ)」というものがあるんですが、湯船に溜まったお湯に浸かる時に、お湯があふれないように、浴槽の縁のギリギリで留めることをそう呼ぶんです。そんな小山薫堂さんの遊びから始まっているのが”湯道”です。 MC窪田さんも、お風呂シーンで鍛え抜かれた肉体を披露されています。 窪田さん鍛えてはいないです。 生田さんいや、バッキバキよ! 窪田さん「湯道」だから鍛えていなければいけないということもないですし、監督からも「鍛えろ」とは別に言われてはいないです(笑)。普段から身体を動かすことが好きなので、たまたま(身体の状態と撮影の)タイミングが合って良かったです。生田さん桶でお湯を垂らすシーンがあるんですが、バッキバキだから桶じゃなくて(窪田さんの)腕を見ちゃうもんね! 「キレてるなー!」「キレキレだな!」と。ぜひ肉体美は見てほしいですね! MC角野さんは、”湯道”の家元を演じられました。 角野さん窪田さんは完璧な肉体をしています。そばで見ても惚れ惚れするような肉体。もう崩壊寸前の私の身体なんか「どうしようか」と思うぐらいです。なるべく動かないで、目立たないように、流れるようにスーッとうまく監督が撮ってくれたと思っています。MC「湯導会館」のお風呂も、とても立派なセットでした。 角野さんほぼ、小さなプールかな? ぐらいの大きさでした。泳げます。総檜づくりで、最高です。 窪田さん10人ぐらいは入れそうでしたよね。 角野さんもっと入れるかも。 MC「まるきん温泉」は、浴槽が真ん中にあるんですよね。 生田さんそうなんです。浴槽がお風呂場の真ん中にあるというのは、東京ではなかなか見られないんですが、西の方に行くとそういう文化があるようです。 MC道後温泉も、真ん中に浴槽があったことを思い出しました。 生田さんそして壁面に富士山が描かれているのは、東京や関東寄りの文化みたいです。西の方に行くとあまりないみたいですね。「まるきん温泉」は全国の銭湯の良いところを全部集めてガッチャンコさせた、理想郷のような銭湯です。 MC真ん中に浴槽がありつつ、ちゃんと富士山も描かれている。男湯と女湯で、描かれている富士山が違ったりするところも面白いです。さらに劇中には豪華なキャストの皆さんが顔を揃えました。 生田さん日本を代表する名優たち、本当に素晴らしい先輩方がたくさん出ていらっしゃいます。我々もね、緊張感もありながら先輩方とお芝居を一緒にやらせてもらいました。 濱田さんクライマックスは勢揃いしたので、あのシーンは相当印象に残っていますね。 橋本さん空気感もすごかったですよね。男湯も女湯も本当に(豪華キャストが)勢揃いで。私は番台から座って見ていたんですが、そこでは一人ずつセリフを言っていくんです。その緊張感がすごかった! 生田さん一人一人セリフがあって、最後に僕がセリフを言うんですね。「頼むから誰か噛んでくれ!」と思っていました(笑)。もう緊張感がすごくて「(順番が)来る、来る、来る!」って思っていました。やっぱり名優たちは絶対に(セリフを)噛まないですね。ワンカット長回しではないんですが、結構長めに撮影をしていくシーンでした。小日向さんがいらっしゃったり、ちょっと後ろには柄本明さんがいて、吉田鋼太郎さんいたり、浅野和之さんがいて、梶原善さんがいて…。もうどこを見ても名優。すごい経験でした。 濱田さん贅沢でしたね。 MCベテランの名優たちが集って、それぞれ癖のある役を演じているのも見どころになりますね。 生田さんそうですね。皆さんが銭湯に集まって、そこでドラマが生まれるという作品になっています。 MCでは最後に、これから本作をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。 生田さん今日、ようやく皆さんのもとに「湯道」という温かい作品を届けることができて、とても嬉しく思っています。お風呂って、日常の中の幸せだと思います。何となくシャワーで終わらせてしまったり、パッと入ってパッと出てしまうのも良いですが、本作を観た後にお風呂が楽しくなって、銭湯に行きたくなって、誰かとお風呂に入りたくなって…。そんな風に価値観を変えてくれたら良いなと思っています。
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「アキラとあきら」初日舞台挨拶「アキラとあきら」初日舞台挨拶「アキラとあきら」公式サイト「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など数々の大ベストセラーを生み出してきた日本を代表する作家・池井戸潤さんの同名小説を映画化した「アキラとあきら」がついに初日を迎え、8月26日にTOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶を開催し、竹内涼真さん、横浜流星さん、髙橋海人さん(King & Prince)、児嶋一哉さん、ユースケ・サンタマリアさん、江口洋介さん、三木孝浩監督が登壇しました。"情熱"を持って仕事に奔走する銀行員たちの姿が描かれる内容にちなみ、ステージでは登壇者陣がフリップを使って「情熱を注いでいること」を発表! それぞれの仕事への思いやプライベートまでが明らかになったこの日の模様を、詳しくレポートします。初日舞台挨拶山崎 瑛役竹内涼真さん階堂 彬役横浜流星さんKing & Prince/階堂龍馬役髙橋海人さん階堂 崇役児嶋一哉さん階堂 晋役ユースケ・サンタマリアさん不動公二役江口洋介さん三木孝浩監督竹内さん本作はいかがだったでしょうか?(会場:拍手) ありがとうございます。 無事に今日を迎えることができ、やっと皆さんのもとに「アキラとあきら」が届いていると思うと、すごくうれしい気持ちです。ここから皆さんと一緒に、本作が少しずつ成長して大きくなっていけば良いなと思っています。横浜さん本日は平日にもかかわらずお越しいただき、ありがとうございます。無事に初日を迎えることができて、本当に幸せを感じています。髙橋さん今日は初日ということで、ソワソワして普段より早めに起きてしまいました。そこからこの会場まで、ずっと主題歌を聴いて、だいぶ"アキラテンション"を上げて来ました。児嶋さん「児嶋だよ!」でお馴染みの児嶋です。(登壇者の皆さん:笑) 今日は(自分の仕事は)分かっています。会場の皆さんは、スターの皆さんの話が聞きたいので、僕の役割としてはユースケさんの暴走を止めることです。(ユースケさんを見ながら)この人は話が長くなりますので、分かっています。 ユースケさんちゃんとやるよ!(登壇者の皆さん:笑) 児嶋さん絶対に長く話をさせませんから。(登壇者の皆さん:笑)ユースケさん初日を迎えられて「本当にうれしいなあ」ということで、さきほどステージの脇で、みんなでテキーラを一杯ひっかけました。「献杯!」と。(登壇者の皆さん:笑) 流星くんは「今日のために髪の毛をブリーチしてきました」と...。そこまで気合入れちゃったのかと。 児嶋さん今日のためじゃないと思う。だからそれが長いって!(登壇者の皆さん:笑)江口さん今日は初日に、このようにたくさんの方に来ていただきありがとうございます。 「今日から頑張ろう」と胸を押してくれるような、あ、背中ですね。背中を押してくれるような...。(登壇者の皆さん:笑) 児嶋さん胸を押したら下がっちゃいますよ! 江口さん逆だったね(笑)。そういう作品になっていると思いますので、皆さん「観て良かった」ということをいっぱい宣伝してください。三木監督昨年の暑い夏に、気持ちを込めてつくった作品がやっと今日、公開できて本当にうれしいです。本作を観終わった後のお客さんということで、少しドキドキしていたんですが、皆さんの表情を見てちょっとホッとしています。MC本日、初日舞台挨拶に豪華なゲストの方々が揃いました。改めて、このキャストの皆さんとの共演シーンで、印象的だったエピソードを教えてください。 竹内さんこの中(のメンバー)だと、僕は江口さんと流星くんとのシーンが多かったです。流星くんとのシーンだと、やっぱりあの雨のシーンが印象深いですね。皆さん「なぜ、山崎は傘をささないんだろう?」と思いませんでしたか?(横浜さんと顔を見合わせて笑顔) スコールのような雨が降っているのに、絶対にささないんです! 雨が降っているシーンは二回あったんですが、山崎は頑なに傘をささない。一方、階堂は運転手さんがしっかり、傘をさしている。(登壇者の皆さん:笑) でも、そんな疑問にも勝るような二人の気持ちがぶつかり合うシーンはすごく印象的でした。また雨待ちの時間も長かったので、そこで流星くんとは濃い話ができたことも、すごく印象に残っています。MC江口さんとのシーンはいかがでしたか? 竹内さん江口さん(演じる不動)には、僕(演じる山崎)はことごとく跳ね除けられて、完膚なきまでに叩きのめされるので...(笑)。緊張感のあるシーンで、撮影日数もあまり多くはなかったんですよね。 江口さん四日くらいだったかな? 竹内さん四日くらいですよね。気持ち的には「もっと絡みたかった」と思っています。僕は小さな頃から、ずっと江口さんを見ていたので、特に「ランチの女王」(2002年フジテレ系列にて放送)はたぶん四周くらい、いや、再放送を含めたらもっと観ているかもしれません。だから、(本作の)キャストが決まった時に、「うわ、江口さんと共演できる!」と思ったんです。でも、冷たくされるシーンばかりだったので...。「もうちょっと絡みたかった」という思いはあります。 横浜さん我々、階堂チームは張り詰めたシーンが多かったんですが、それとは裏腹にユースケさんのマシンガントークのおかげで、現場がすごく和やかになりました。 ユースケさん良かったでしょ? 横浜さんすごく良かったです。 ユースケさん違う人の意見だと、「迷惑だ」っていうのもあったんだけれど...。(登壇者の皆さん:笑) 僕は、雰囲気を取りました。だから、あえてあそこでしゃべっていました。しゃべったことによって、セリフを間違えるというミスが何十回かありました。 児嶋さん横浜くんの、すごく真面目なシーンの最中もずーっと(ユースケさんは)ふざけているんです。 横浜さんでもそこは、(横浜さん演じる彬がユースケさん演じる晋に対して)ムカついているシーンだったので...。 ユースケさんでしょ! 心を鬼にして「嫌われても良い!作品のためだ!」と思ってやりました! 横浜さん僕のためにやっているんだろうなって思っていました。 児嶋さん「何をふざけているんだよ」という、ムカつきも芝居に乗せられたんだ(笑)! ユースケさん(心配そうに横浜さんの顔を見ながら)ちょっと、ムカついていたの? (登壇者の皆さん:笑) 知らなかった...。ごめん! 横浜さんいや、階堂のためにやってくださったのかなって...。 MCユースケさんや児嶋さんは、本番ギリギリまでずっと雑談をしていたという噂を聞きました。 児嶋さんこれは言わせてください。僕じゃない、ユースケさんだよね? 撮影初日からそうだったんですが、みんなが緊張している中、ユースケさんがめちゃくちゃふざけまくるんです。 「大ベテランだ、カッコ良いな」と思いました。みんなを和ませようと、余裕があるんだと思ったら、本番で普通に(ユースケさんは)NGを出すんです。(登壇者の皆さん:笑)ユースケさんしゃべっていなかったら、間違えなかった。 児嶋さん「余裕、なかったんだ」と思って...。あの時、海人もいたよね? 髙橋さんはい、いました。 児嶋さん(ユースケさんは)2、30回もNG出していたから! ユースケさんそんなに出していないよ。18回くらいだよ。 児嶋さん変わらないよ! (登壇者の皆さん:笑) 石丸幹二さんとユースケさんという先輩二人がNGを出しまくる。 ユースケさん違うんだよ。幹二さんはあの時、「ハリー・ポッター」(現在上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」)のことで頭がいっぱいだったの。あの年齢でハリー・ポッターを演じるって大変なことだと思うんだよ! 児嶋さんでも、先輩二人がNGを出してくれたから、ちょっと和まなかった? 髙橋さんそうですね、肩の力が抜けました。 児嶋さんね、リラックスできましたよ。 ユースケさん「これはヤバいことをやっちゃったかな」と思ったら、僕は黙っていたし、反省もしましたよ。(横浜さんと髙橋さんの)二人が「ありがとうございます」という目で僕を見ていたし、パッと見たら、監督も僕を見てうなずいていたのね。「和ませてくれてありがとうございます」「良い映画になります」という目で...。 児嶋さんそういう目をしていたの? 横浜さんしていないと思います(笑)。 ユースケさんしていたんですよ! ただ現場は常に酒臭かった。ああ、みんな(お酒を)飲んでやっているんだなって思いました。 児嶋さん嘘ですよ! そういうこと言うと、本当に記事になっちゃうから! ユースケさんやめてくださいね! 前回の完成披露で話したことも、変な感じの記事になっちゃって...。 MCユースケさんが「本作の見どころはシャワーシーンです」と嘘のコメントをしていましたね。 児嶋さん変なことを言わなければ、変な記事にならないんだから! 横浜さん今の時代は怖いですよね。 ユースケさん(記者に向かって)皆さん、お願いします。信じています。 MC髙橋さんにお伺いします。こういったクセの強い先輩方もいる中で、印象的なシーンはありましたでしょうか? 髙橋さん重複してしまって本当に申し訳ないんですが、ユースケさんと児嶋さんと一緒のシーンです。苦労したというわけではないんですが、階堂のシーンはとてもシリアスなシーンが多かったんです。その中で、ユースケさんと児嶋さんのお二人のトークセッションに助けていただいたと思うところがたくさんあります。お二人はすごく切り替えが上手なんです。本番になると、急に役に入るんです。最初、僕はなかなかそれができなくて...。 児嶋さんそうなの? 本当にシリアスなシーンで、三人で「ワンピース」の話をしたよね。「『ワンピース』が大好きだ」と二人と一緒に盛り上がっていた感じがしたけれど、本当は嫌だったの? 髙橋さんいえ! 嫌ではないんですが、そこから"役に戻る"時に、正直「どうやって戻ったらいいんだろう...」とは思っていました。 児嶋さん嫌だったんじゃないか! (登壇者の皆さん:笑) ユースケさんゲームの話とかしただろう? 「あるゲームとかやったら、寝られますよ」とか言っていたじゃない。 児嶋さん確かに、あのシリアスなシーンの前にする話じゃないよね。 髙橋さん(髙橋さん演じる龍馬が)兄に対してキレるシーンがあって、僕はそんなに切り替えが得意ではないので、(役の気持ちを)作っていくんですよね。「くそぉ、兄ちゃん。クソ、クソ」という気持ちを作っている中で、児嶋さんが「ねえ、海人。今日のサッカーはどっちが勝つと思う?」みたいな(笑)。 児嶋さん(爆笑)。 ユースケさんやっぱり(そういうことをするのは)児嶋くんでしょう? 髙橋さんお二人ですよ。 児嶋さん一緒にサッカーを観たよね。 髙橋さんこの作品で、お二人から教えていただいたことは「切り替える力」です。それをつけていただきました。 児嶋さんただの苦情だろう! (登壇者の皆さん:笑) ユースケさん申し訳なかったね。 MC順番としては次に児嶋さん、ユースケさんに伺うところですが、もう十分にお話になられたので...。(登壇者の皆さん:笑) 児嶋さん&ユースケさんもう大丈夫です! MC続いて江口さん、お願いいたします。江口さんは、厳格で冷徹な性格の不動を演じられました。現場で後輩の皆さんにアドバイスをしたりする瞬間はあったのでしょうか。 江口さん毎回現場のスタッフも違うし、メンバーも違うので、あまりアドバイスというのは...。もうみんな作ってきたものがあって、それが(本番で)ぶつかるという世界ですからね。今回の役は、ほぼ竹内くんと二人のシーンだけだったんですが、最初は役の関係性を踏まえて(竹内さんと)距離を取っていたんです。最後の方で、彼を理解していくという展開になるんですが、どこかで(休憩時間に)話をした時に、竹内くんが家の話や昔の話をしてくれました。最後の方のシーンでは、そこで竹内くんから受けたものを返したという感じがしています。二人で話したのは本当に短い時間だったんですが、作品の内容からしても(共演者同士でも)ちょっと、親とかの話をするようになるものなんですよね。急に真面目な話になってしまいましたが(笑)。 竹内さん僕がとても印象深かったのが、江口さんが「今が一番楽しいんだよね」というお話をされていたことです。「すごく素敵だな」と思いました。もちろん20代、30代とやってきて「難しい時期もあるけれど、今が一番楽しいんだよね」とお話していたことが、すごく印象に残っています。「まだ俺は29歳だし、まだまだこれからだな」と思ったのを覚えています。 江口さん29歳で「楽しい」と思っていることは、本当にすごいと思うよ。 MC竹内さんとしては、もっと「ランチの女王」の話をしたいと思った瞬間もあったのではないでしょうか。 竹内さん(江口さんの方を見ながら)ガンガンしようと思っていたんですが、あえて距離を取られていたのですね。 江口さん役的には、(竹内さん演じる瑛を)突き放す役だから。僕はユースケくんみたいに話をしないから。(登壇者の皆さん:笑) 距離を取って、そこからだんだん近くなっていくという。それは監督の演出でもあるのかなと感じていました。監督が場を作っているのを見ていると、たぶん三木さんはそういうことが好きなんだと思ったんです。そういうことを(役としての関係性を)雰囲気でやってほしいという思いを感じたので、なるべく距離を取っていました。やっていて、すごく楽しかったですよ。 MC児嶋さん、ユースケさんは距離が近く、江口さんは距離を取られていたとのことで、真逆のアプローチを取られていたようです。 ユースケさんあえてね! MC三木監督に伺います。池井戸潤さんの原作を映像化する上で、気をつけたところを教えてください。 三木監督ファンの多い先生の作品なので、たくさん映像化もされていて、僕もすごく好きで観ていました。この本作でも、そこの期待値を超えたいと思っていました。それに、ちゃんと満足してもらいつつ、いままでの池井戸作品とはまた違った、新しいカタルシスも加えたいと思っていました。そこへのチャレンジに対しては、一番気をつけていました。その突破口となったのは、主演の二人ですね。今回の主演はいままで(の池井戸作品)よりも若いキャスティングなので、二人が新しい時代への突破口を切り開いてくれるような、希望を与えてくれる作品にしたいと思っていました。 MC「ここはオススメ」「もう一回観るとしたらぜひここに注目してほしい」というシーンを教えてください。 竹内さん難しいなあ...。僕、海人のシーンで好きなシーンがあるんです。階堂家で集まって、「どうせ兄貴なんだろ!」みたいな感じで、(髙橋さん演じる龍馬が)出て行くシーンなかったっけ? 髙橋さんありました。 竹内さんあったよね。そこです。どうしても兄弟の中で、兄と弟って区別されたりもしますよね。そういったもどかしさがすごくリアルに出ていたので、試写で観て、グーッと心が苦しくなったんです。 髙橋さん本当ですか? 竹内さん(うなずきながら)あのシーンはすごく好きでした。 髙橋さん(噛み締めるように)うれしいです...。 竹内さん龍馬が去っていった後、(横浜さん演じる)彬がまた良い顔をしているんですよ。その切ないシーンが好きです。 横浜さん(照れ笑い)。 髙橋さんうれしいですね。はい...。本当にうれしいです。あまり褒められ慣れていないので、舌が回らない(笑)。本当にうれしいです。 竹内さんめちゃくちゃ、あのシーンは良かったです。 髙橋さんありがとうございます! うれしいです! MC横浜さんのオススメのシーンは? 横浜さんいやあ、全部ですよ。あとは、竹原(慎二)さんが出ているシーンもオススメです。竹内さん良いよね! 分かる! 横浜さん格闘家としてやっぱり好きです。竹原さんって、結構お芝居とかやられていたんですかね? 三木監督そんなに多くはされていないと思います。僕はあの役で広島弁を話してほしかったので、竹原さん一択でキャスティングのお願いをしました。 竹内さん竹原さん、緊張しすぎて(養殖の魚にエサをあげるシーンで)エサをあげすぎちゃって、養殖の魚がお腹いっぱいそうでした。(登壇者の皆さん:笑) (セリフを)思い出すまでエサをあげるんですが、もう魚はエサをいらなくなっていて...。 ユースケさん僕は、カットされちゃって残念なんだけれど...。児嶋くんが背中のタトゥーを見せながら、「絶対やってやるからな!」というシーンがオススメです。バッサリ切られていたなあ。 児嶋さんないよ! もともとないんだよ、そんなシーン。適当なことを言っているんじゃないよ。 ユースケさん脳みそを通さずに話すと、こういうことになっちゃうんですよ。ただね、流星くんが言っていたように、オススメは全部なんです。僕は、自分が出ているところ以外、全部観てほしい。みんな、僕の知らないところでこんなに素敵な芝居をやっていたんだと思って、すごくグッときました。 児嶋さんユースケさんだって、あのシーン良かったじゃないですか。(ネタバレを気にしながら)あれ、言って良いんですよね? MC結末を言わなければ大丈夫だと思います。 ユースケさん結末は、みんなが爆死するという。とんでもない結末なので...。 児嶋さんないよ! ちょっと(このメンバーだと)ヤクザ映画っぽいですね。爆破とかありそう...。でも、ユースケさんが泣くシーンもすごく良かったから。(会場を見渡しながら)あれ、あまり共感してくれない? ユースケさんキョトンとしている! 児嶋さんすごく良かった。決める時は、決めるんだと思いました。(会場:拍手) ユースケさんありがとうございます! 江口さんオススメのシーンはいろいろとありますが、池井戸さんの作品は、会社や組織内で巻き起こる善悪、活劇みたいなものだと思っています。最初に監督とリモートで話をして、今回は「もう少し人間ドラマにしたいんだ」という話をしたのを覚えています。やっぱりラストが好きですね。ラストを見届けた時に、カメラがグーッと引いていく...。僕も試写で観た時に、自分の生い立ちや、(仕事を)やる理由とか、自分の中にも肯定的なものがあるんだということに気付かされました。誰しもがそういったものをバネにして生きているんだという感じがしました。本作は企業モノであり、銀行モノですが、家族や自分の大切な仲間、友人など(も描かれている点が)、今までの池井戸さん作品にはあまりないものかなという気がしています。 MC劇中では、企業への融資を巡って、"情熱"を持って仕事に奔走する銀行員たちの姿が描かれています。皆さんにとって「融資をしたいほど、情熱を注いでいること」について、フリップを使って発表していただきたいと思います。 ■横浜さんの答え:「流星と芝居」横浜さん皆さんもそうだと思うんですが、僕は情熱を注ぐものが、ほかになくて...。これしかないんです。これがなくなったら、自分じゃないので、まだまだということが分かっているからこそ、もっともっと情熱を注ぎたいと思っています。だから、芝居にしました。(会場:拍手) ■竹内さんの答え:「涼真と潤」竹内さん(池井戸さんを)「潤」と、呼び捨てにしたのは初めてです(笑)。カッコ良いかなと思って、漢字一文字で書きました。僕は池井戸さんの作品に出るのが、「下町ロケット」「陸王」ときて、今回の「アキラとあきら」が三作目なんです。本当にご縁があると思います。池井戸さんの作品を三度もやらせていただけたことは、自分の中でも誇りです。今回の「アキラとあきら」も自分の中で一つの宝物になったと思っています。(テレビ朝日系列で現在放送中の木曜ドラマ「六本木クラス」に出演していることから)「六本木」と書くか、迷ったんですが...(笑)。またこの後六本木に帰らないといけないので。 ユースケさん作品、違うから! ■髙橋さんの答え:「海人とベタ」髙橋さん(少し躊躇しながら)すみません、皆さんがこういう感じで来るとは思わなくて...。 竹内さん良いんだよ! え、待って! (フリップに描かれたイラストを見ながら)そのベタの絵、海人が描いたの? めちゃくちゃうまくない!? 横浜さんうますぎる。 髙橋さんちょっと時間があったので僕が描きました。最近、(熱帯魚の)ベタを飼い始めたんです。びっくりしたのが、生活が整って仕方がないんです。今までは、アラームを二度寝用に設定をしていたんですが、それがベタに餌をあげる用のアラームになり、誰かのためにしてあげるみたいな、父性本能みたいなものが生まれました。熱を注ぎまくっていますね。 横浜さんさっきも(竹内さんと髙橋さんの)二人で話していましたもんね。 髙橋さん涼真くんもね。 ■三木監督の答え:「孝浩とマメ」三木監督大丈夫、僕も同じで、(自身の「孝浩とマメ」と書いたフリップを見せながら)飼い始めた犬の名前を書いたから...。生活、変わるよね。朝型になったもん。 髙橋さん変わりますよね! 僕もそうです。うれしい、良かったです。 ユースケさんでもね、ベタってかわいいけれど、闘魚だから、鏡に自分の姿を映して見せると、ずっと鏡に映った自分と喧嘩して疲れて死んじゃうの。だから鏡に映しちゃダメよ。 竹内さんフレアリング(ヒレを広げる行為)をさせないと、ヒレがくっついちゃうんだよね。 髙橋さんくっついちゃうんですよね! 児嶋さんなんでみんな、そんなに詳しいの? (登壇者の皆さん:笑) 髙橋さん男のロマンみたいなものに触れて、熱を注いでいます。 竹内さん絶対に、そのうち水槽を大きくするよ。間違いない。 髙橋さんこの先、そうなっていきますかね。そうなったら(いろいろと)教えてください。 ■江口さんの答え:「洋介と海」江口さん全然思い浮かばなかったんですが、「洋介」というのもちょっと気持ち悪いですが、「海」ですね。サーフィンが好きなので海に行くんです。映画の撮影期間が長かったりすると、そのあと海に行きます。三日間くらいすると、だんだん身体に塩が入ってくるんですね。だんだん目も慣れてきて、波も見えて、五感を一気に使うことができる。狭い場所での撮影が結構多いので、デジタルデトックスも兼ねて、融資したいと思うくらい(海に情熱を)注いでいます。 ■ユースケさんの答え:「ユースケとおふろ」ユースケさん「アキラとあきら」、「ユスケとおふろ」です(映画のタイトルとリズムを合わせるように発言)! (登壇者の皆さん:笑) 僕はどんなに疲れていても、湯船に浸かるんです。そして、バドガシュタイン鉱石という石を(湯船に)入れるんです。そうすると、玉川温泉と同じ効能になるのかな? (通常の)四倍くらい汗をかくんです。その石が高くて、大きさにはよりますが、数万円します。石をネットに入れて風呂に沈めるだけで、汗のかき方が変わってくるんです。それにお金をかけています。 児嶋さんそれは、何回もお風呂に入れることができるんですか? ユースケさん何回でもいけます。一生いける。吸収する石じゃないのよ、放出ばかりしているから。皆さんも良かったら、バドガシュタイン鉱石です! ■児嶋さんの答え:「大嶋と児嶋」児嶋さん(用意されたフリップにもともと「大嶋」と書かれていたことに不満げ)おかしいのよ! 大嶋が固定になっている。これで印刷されちゃっているから。「児嶋と」にしてくれないと!(登壇者の皆さん:笑) ある意味ね、「大嶋さん」と言われて「児嶋だよ!」ということに情熱を注いでいますから、これで良いのかなとは思います。今はアクリル板の時代なので、バラエティ番組に出ていても(相手の声が)本当に聞こえづらいんです。今(相手が)「大嶋」と言ったのか、「児嶋」と言ったのか、「どっちだ?」みたいな...。そういった事故がマジで起きるんです。「児嶋さん」と言われたのに、「児嶋だよ!」と言ってしまう事故が起きるんです。集中していこうと思っています。 MCいろいろなお話をありがとうございました。では最後に、竹内さんと横浜さんにご挨拶をお願いいたします。 横浜さん改めて本日はありがとうございます。一年前に全力で作ったこの作
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「コンフィデンスマン JP 英雄編」大ヒット感謝祭「コンフィデンスマン JP 英雄編」大ヒット感謝祭脚本家・古沢良太さんが手がける人気シリーズの劇場版第三弾「コンフィデンスマン JP 英雄編」の「大ヒット感謝祭〜最初で最後のネタバレOK!!子猫'sナイト~」と銘打った舞台挨拶が、2月28日に東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて開催。小手伸也さん、織田梨沙さん、生田絵梨花さん、田中亮監督が登壇し、本作に関するマル秘トークを繰り広げました。こちらの舞台挨拶の模様を詳しくレポートいたします!大ヒット感謝祭小手さん皆さん、こんばんは。本日は「大ヒット感謝祭〜最初で最後のネタバレOK!!子猫'sナイト~」にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。 私ですね、先ほど突然言われて、本日の司会進行を務めることになりました(苦笑)。まさに、ドッキリを仕掛けられました。「五十嵐が司会をやれよ」ということで...、こちらの模様は近日配信されます「コンフィデンスマンTV」(東宝公式Youtube)の方で確認していただければと思います。本日の司会進行を務めます、五十嵐こと小手伸也です。よろしくお願いいたします!ではまず、初代コンフィガール・モナコ役、織田さんお願いします。モナコ役織田梨沙さん畠山麗奈役生田絵梨花さん田中亮監督五十嵐役小手伸也さん織田さん今日はわざわざ足を運んでいただきまして、ありがとうございます。 短い時間ですが、皆さんで盛り上がりましょう! 小手さん続きまして二代目コンフィガール、コックリ役の関水渚さんですが、お仕事の都合で欠席でございます。本日は等身大パネルでのご登壇となっております。続きまして、三代目コンフィガール麗奈役(麗奈をレイナと呼んでしまう)の生田絵梨花さん、お願いします。生田さんあ、レナです。レイナではなくて、レナです。大事なところなので、間違えないでもらっていいですか。 小手さんあ、レナ......。申し訳ございません。失礼いたしました! 生田さん(笑)! 今日は映画をご覧いただき、ありがとうございます。前回の舞台挨拶で「小手さんとはもうお会いすることはないので」と、関係に終止符を打ったはずだったんですが、今日こういった場があるというのは、すごく騙された気分です(笑)。小手さんは「騙された」と言っていますが、私は仕組んだんじゃないかと......。私に会いたいがために用意した場だと、私は思っていて、ちょっと怖いなと思っています。 小手さん被害妄想も甚だしい! 生田さん(笑)! 今日はコンフィガールの三人で登壇できる貴重な会ということで、渚ちゃんの分も楽しくお話できたらなと思っています。よろしくお願いします。田中監督本日はお越しくださいまして、ありがとうございます。 またこうやって皆さんとお会いできる機会があることを嬉しく思います。等身大パネルを持って登場する貴重な経験もできて、本当に嬉しい限りです(笑)。今日はMCが五十嵐さんということで、とんでもなく盛り上がる会になると思います。ぜひ期待してください! 小手さん盛り上げが必要だったら、事前にちゃんと言ってください! 僕だってそこそこの心の準備ができれば、もう少しトークも軽やかになるかもしれないですが、今は緊張でいっぱいなんです。 田中監督いつMCだと言われたんですか? 小手さんつい1時間ほど前ですよ。 生田さん本当ですか? 小手さん(笑)! 本当だよ! 生田さんまだ信じられない。 小手さん今日もガンガンくるね。 生田さん今日は最後なので、出し尽くしたいです(笑)!小手さん一応、僕もご挨拶させていただいてよろしいでしょうか。五十嵐です。イベントでいつもやっているアレをやるタイミングを逃してしまったので、ここでやらせていただきたいと思います。やっても良いですか?(会場から拍手が上がる) ありがとうございます。では行きますよ! 「いたのか?!五十嵐ー!」 (会場から思ったほど手が挙がらず)うーん、あんまり手が挙がらない!田中監督いつもの小手さんは、もうちょっと丁寧に「(コロナ禍なので)声の発生ができないので、手だけ挙げましょう」と振ってからやるのに、今日は(小手さんが)焦っているから、皆さん手を挙げづらかったんじゃないかな。 小手さんごめんなさいね。もう一回行きましょう。「いたのか?!五十嵐ー!」(今度は小手さんに応えるように会場からたくさんの拳が上がる)ありがとうございます!(会場:拍手) 小手さんついにこの日がやってまいりました。「コンフィデンスマンJP」の舞台挨拶史上初のネタバレOKの舞台挨拶です。 遠慮なく話していきたいと思いますので、どうぞご期待ください。今日のトークテーマはこちら!「舞台挨拶や取材で、言いたくても言えなかったネタバレエピソード」を披露!これまで我々はネタバレを封印したまま舞台挨拶を重ねてきましたから、何を話したら良いのか......。どうですか、生田さん? 生田さん本作は和歌山県のポルトヨーロッパ(地中海をイメージしたテーマパーク)で撮影をしたじゃないですか? 小手さん(笑)! ゴリゴリにネタバレするんですね! 生田さんその施設内にカフェがありましたよね。そこでまさみさんが、ドリンクを賭けて"男気じゃんけん"(じゃんけんに勝った「男気」のある人がみんなにおごる)をしようと言って...その時、小手さんと監督は一緒にいらっしゃいましたよね? 私は見事に負けて、皆さんにドリンクをおごったんです。本当に自腹だったんですが、それが私はすごく嬉しくて...。こんなそうそうたる先輩方におごるなんて、この先もなかなかないはずです。その領収書は今でも財布の中に入れていて、お守りのようにしています。小手さんそこまで大切な思い出にしてくれているとは思いませんでした。ご当地のフレーバーみたいなドリンクがありましたね。 生田さん結構皆さんでゲームをしていましたよね。 小手さん緊急事態宣言明けとはいえ、自粛をしなければいけない時期でもあり、みんなで飲みに行ったりもできなかったので、現場でコーヒーを賭けてじゃんけんをするという遊びが唯一の癒しのような部分もありましたよね。 織田さん私も一回やりました。 生田さんその時は誰がいたんですか? 小手さん僕もソフトクリームをおごらされましたよ。 生田さん結構、各地でやっていたんですね。 織田さん誰が言い始めるんでしょう? 小手さんまさみちゃんでしょう! 生田さんまさみさんの発案でゲームをしていましたね。いろいろと盛り上げてくださって、そのおかげで打ち解けることができた瞬間がたくさんあったので、とても感謝しています。 小手さん他にありますか? 織田さん今回は、社交ダンスとミュージカルの練習をたくさんやって。「あれ?今自分は何をやっているんだ...?」と思うようなことがたくさんありました(笑)。待ち時間にもミュージカルの練習をして、みんな真面目に部活のようにやっていました。小手さん部活でしたね。昭和初期の社交ダンスのシーンを撮影している空き時間に、スタジオの外に出て暗闇の中で、 「ちょっとミュージカルの練習をしよう!」って。駐車場でやった! 織田さんすごく楽しかったです! 久々に部活をしたという感じ。 生田さん参加したかったです。 小手さんあのシーンの(生田さんの)あのキャラクターは誰がモデルなの? 生田さん私はコシノジュンコさんのイメージで、松重(豊)さんはJ.Y. Parkさんです(笑)。 田中監督松重さんは、J.Y. Parkさんをあまりよく知らなかったようで、出番前に動画を見て、勉強していました。 織田さん一瞬で分かりました! 生田さんステージ側のみんなが楽しそうに、生き生きしているのを見ていて「うわあ、ステージに立ちたかったな!」と思いました。「鳥獣戯画」(を演じた)の皆さん、すごく輝いていましたよ。 織田さん「良いなあ、良いなあ」ってずっと言ってくれていましたね。 生田さん言っていました。私も一応ミュージカル俳優をしているので、あれには結構嫉妬しましたね。出たかった! もし続編があれば......。余っている動物があれば、ぜひやりたいです。 小手さん監督は何かありますか? 田中監督踊り関係で言うと、生田さん演じる麗奈が踊ってくれたベリーダンスは、本編で流れるのは数秒だけだったんですが、実際は二分ぐらい全部振り付けがあったんです。生田さんはそれを完璧に、すぐに習得して踊ってくれました。生田さんが「鳥獣戯画」のステージに出ていたら、周りがかすみすぎてしまって危なかったかも。あのメンバーでちょうど良かったのかもしれません(笑)。 生田さんベリーダンス、ガッツリやりましたね。 田中監督かなり練習してくれましたよね。 生田さんかなりしました。 織田さん普段使わないような筋肉を使うし、難しそう 。 生田さんそう! すごく難しいんです。こうやって......(ベリーダンスの振り付けを踊り始める)小手さんお!(生田さんのダンスを見る) 生田さん見ないでください! 小手さんだけに見られなければ、皆さんにはお見せしたい。腰を動かすのがなかなか難しくて、毎日、毎日、その動きの練習をしていました。プロデューサーさんに「せっかく踊ったので、DVDになる時にはぜひ特典としてフルバージョンを入れてほしいです」と言ってみたんです。「前向きに検討します」と言っていただきました。 小手さんそれは期待できますね。 生田さん小手さんは観ないでください! 小手さんそれを観る、観ないの自由もないのか! 家で観るだけだから良いんじゃないか! 変な意味じゃないよ! 生田さん皆さんにはぜひ! せっかく頑張ったので、観ていただきたいなと思っています。 小手さん僕も良いですか?僕は公開前にプロモーションで全国を周って、各地でインタビューを受けたりしたんです。今回は「マルタ島の印象はいかがですか?」という質問に対する答えが一番難しかった! 行っていないんだもん! 「行っていない」とも言っちゃいけないし、現地でのエピソードがあるわけでもない。「映画を観ただけでマルタ島に行った気分になれる、ステキなロケーションです」みたいにふわ〜っとした感じの答えしかできなかったんです。ようやく、言えますね。行ってないっす(笑)。すごく合成がうまくて、映画を観てびっくりしましたね。ロケ先でもグリーンバックで撮影をしましたが、あんなにきれいにハマるとは思わなかったです。 生田さん「マルタ島に実際行ったの?」って、いろいろな人に言われました。誰もCGだとは気づいていなかったです。 小手さんようやく、「行ってないんですよ」ということを言えます。 織田さん嘘をつくのも嫌だから、嘘をつかない程度に話すのが難しかったですね。 田中監督メイキングを見てから、今日来たという方はいらっしゃいますか?(会場から手が挙がる) 生田さんあのメイキング、面白いですよね。ハリウッドみたい。 田中監督良かったです! みんなの努力の証を見てもらえるメイキングです。 小手さんあれで制作陣が気を良くして、「これなら世界のどこへでも行けるじゃん」みたいな感じになるかも。 生田さんあとコヒさん(小日向文世さん)があまり海外に行きたくないとおっしゃるから、「もうこれで!」って(笑)。 小手さんちょっと海外が苦手なコヒさんは、「これなら国内でも撮れる!」と言っていましたね。 生田さん次は恵比寿で学園ものが良いと言っていました(笑)。次がどこになるのか気になりますね。 小手さん続いて、今日はここにいらっしゃっていないキャストの皆さんからコメントをいただいています。まずはこの方から。(瀬戸康史さんからのコメントがスクリーンに映し出される)「めちゃくちゃ寒かった日にプールに飛び込むシーンの撮影があって、衣装の下にウエットスーツを着るのですが、それが腕までしか入らなくて、確認したらレディースサイズでした。スタッフさんが急遽買いに行ってくれて、なんとか助かりました」というコメントです。 田中監督撮影はちょうど1年くらい前で、気温も今ぐらい、水温も20度を切っているぐらいでした。もう撮影を始めなければいけないタイミングだったので、ギリギリまで「ウエットスーツを着ずに飛び込むか、どうするのか」と悩んでいる時にウエットスーツが届いたので、良かったです。ただ着られたのは良かったんですが、イメージでは、ザブンとプールの底まで沈んでもらうはずだったものが、ウエットスーツの浮力で浮いてしまって...瀬戸さんが一生懸命に水をかきながら沈んでくれました。ウエットスーツで温かさは確保できたけれど、沈みにくくなってしまったようです(苦笑)。 小手さん続きまして、小日向さんからのコメントです。「マルセル真梨邑(瀬戸康史さん)に捕まったダー子、ボクちゃん、リチャードの牢屋の場面は、実は国内スタジオにセットを組んでの撮影でした。そのおかげで、歌の収録でスタジオ入りしていた"NiziU"のメンバーに偶然に会うことができました。そして一緒に写真を撮ってもらい、この日の撮影はより最高にテンションが上がりました」というコメントです。あの人、若いな! すごいテンションで「これ見て、見て!」と写真を見せられましたよね。田中監督エレベーターが開いた瞬間に"NiziU"の方々がいたらしくて、コヒさんは「NiziU?、NiziU?」と本人に確認して、「NiziUです」と言っていただいたようです。 小手さんコヒさんは、流行の女性グループ好きですよね。"NiziU"の前は誰にハマっていたんでしたっけ? 田中監督坂道グループも大好きですよ。 生田さん本当ですか? 私、何も言ってもらえなかった......。「写真を撮ろう」とも言われてないし。"乃"の字も、"坂"の字も全然聞いていないです。 小手さんあれ、欅(櫻)の方だったのかな......? 生田さんコヒさんに、乃木坂(46)も好いてもらえたら嬉しいです。会えたら、乃木坂プレゼンをしたいと思います。 小手さんコヒさん、乃木坂(46)もよろしくお願いします! 続きまして、東出くんです。「和歌山の観光地で撮影をした際、ゲームで負けた人が売店のソフトクリームをごちそうして空き時間を過ごしていたんですが、マルタにソフトクリームがあるのか分からずに話せませんでした。小手さん、ごちそうさまでした」というコメントです。これ、先ほど話したことですね。 東出くん、ごめんね! さっき話しちゃった。申し訳ない。小手さん続いては、長澤さんです。「取材で、丹波や真梨邑のキャラクターの感想を求められた時はちょっとドキドキしましたね。何を言ってもネタバレになりそうなので。赤星さんに至っては特殊メイクもあったので、そこを外すとストーリー上の絡みの話もできず(汗)」というコメントです。織田さん赤星さんの特殊メイク、最初はご本人だと気づきませんでした。 生田さんあれ、気づかなかったよね......。 田中監督江口さんは朝4時ぐらいに現場に入って、ずっとメイクをしていました。特殊メイクをした江口さんが来ても、他のキャスト陣も気づかない。知らない俳優さんだと思われていたみたいです(笑)。 織田さん私も気づかなくて、まだ赤星さんと挨拶していないなあって思っていました(笑)。 生田さんしゃべり方や声のトーンも全然違いましたよね。 織田さんたぶん(特殊メイクで)口があまり動かないから、余計に話し方も変わっていたように思います。 田中監督江口さんは年齢に合わせたお芝居もしてくれていました。 生田さんあのシーンは感動しました。 田中監督これまでのシリーズで培ってきたものでもありますね。最初は「ロマンス編」でリチャードが"特殊メイクを剥がす"というシーンがあって、実はその時は失敗してしまったんです。途中まで剥がして、もう一度くっ付けるということもしました。今回はそういったことを乗り越えて、学んで、一発でうまくいきましたね。 小手さんエピソードをいただいたのは以上です。どうもありがとうございました。宴もたけなわでございますが、そろそろ終わりなんですよね。 田中監督僕、実は長澤さんからお手紙を預かってきています。 小手さんはあっ!? もうサプライズはないと言っていたじゃないか! 田中監督すみません、僭越ながら私が代わりに読ませていただきます。【長澤まさみさんからの手紙】会場にお越しの子猫ちゃんの皆さん、モナコ、麗奈、田中監督、こんばんは。長澤まさみです。 小手さん俺は!(登壇者の皆さん&会場:爆笑) 【長澤まさみさんからの手紙】「大ヒット感謝祭〜最初で最後のネタバレOK!!子猫'sナイト~」、いかがでしたか? 盛り上がりましたか? (会場:拍手)私は今夜、会場に足を運べずとても残念です。子猫ちゃんたちと楽しい時間を共有したかった! モナコの不思議な天然キャラ、麗奈の品のある受け答え、監督の撮影秘話で、きっと内容の濃い時間になったと思います。子猫ちゃんたちのおかげで、映画は大ヒットできました。...いたのか!五十嵐! MC席にいるのか、分からなかったよ。ちゃんと司会は務められたのかな? 小手さんもちろんでございます。(会場:拍手) 【長澤まさみさんからの手紙】感謝の言葉。五十嵐こと、小手伸也さま。あなたは「リゾート王編」で「コンフィデンスマンJP」に登場して以来、連ドラ「運勢編」「ロマンス編」「プリンセス編」そして「英雄編」を通してずーっと子猫ちゃんの筆頭として、この作品のためにたくさん宣伝活動をしてくれました。北は北海道から、南は九州、福岡まで。全国で子猫ちゃんの集いを開催してくれました。各地でのスケジュールは分刻み。まるでトム・クルーズだったそうですね。YouTubeでは「コンフィデンスマンTV」で数々のドッキリにもしっかり応えて、映画の宣伝をしてくれました。何より、今夜の「子猫'sナイト~」まで数々の舞台挨拶でしっかりと活躍してくれました。「コンフィデンスマンJP」がとても多くの皆さんに観ていただけたのも、そんな小手さんの頑張りがあったからこそだと思っています。私は、小手さんが毎日のようにSNSで宣伝してくれていること、「鳥獣戯画」の歌詞と振り付けを舞台袖で練習していたこと、撮影や取材の現場で私たちキャストやスタッフさんたちにすごく気を遣って、場を盛り上げてくれていたことなどなど、たくさん知っています。キャスト、スタッフ、そして何より子猫ちゃん代表として言っておきます。小手さん、ありがとうね、ハート。今日で宣伝活動がひと段落となります。本当にお疲れ様でした。ちょっと寂しいけど、またどこかで会えると良いですね。みんなあなたのことが大好きです。by ダー子 (会場:拍手) 小手さん(涙を拭いながら、照れ笑い)いやいやいや...ありがとうございます。この前もなんか似たようなことを言ってきて、「泣かないの?泣けば良いのに」みたいなことを言っていましたからねえ。そうですねぇ...。嬉しいですよ。そんな風にね、言っていただけるのはね、僕も...。いやあ、本当に五十嵐がどうかとかそういうことではなく、「コンフィデンスマンJP」という作品が長く愛されて、これだけの人たちを巻き込みながらこうやって続いてきて、しかもまだまだ続編を望む声もある。この状況だけで、僕は本当に嬉しいんです。できればまた今後とも関わらせていただきたいなと思います。(会場:拍手)小手さんでは最後に、小手伸也から締めのご挨拶です(笑)。本日はお忙しい中ご来場いただき、誠にありがとうございました。「英雄編」の上映はまだまだ続いておりまして、勢いもかなりまだ残っているということで... 。そろそろ「ドラえもん」(「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」3月4日公開)も始まりますが、共存もできるかなと思っております。Blu ray&DVDが出るのはもう少し先ですから、また我々がした話も踏まえつつ、改めて劇場でいろいろと確認していただければなと思っております。今回で舞台挨拶も最後という形になってしまいますが、どこかでまた皆さんにお会いできたらと思います。その時は五十嵐が、またこちらの世界と皆さんをつなぐ架け橋として、粉骨砕身してまいりますのでよろしくお願いいたします! 本日はありがとうございました!
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映画『きみの色』の公開が2024年夏に決定いたしました。続報を楽しみにお待ちください。movie