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「シン・ウルトラマン」大ヒット御礼舞台挨拶「シン・ウルトラマン」大ヒット御礼舞台挨拶「シン・ウルトラマン」公式サイト昭和41年の放送開始以来、海外でも100を超える地域で放送され、今なお根強い人気を誇る日本を代表するキャラクター"ウルトラマン"を企画・脚本を庵野秀明さん、監督を樋口真嗣さんが務めて描く映画「シン・ウルトラマン」。5月13日に初日を迎え、24日までの公開12日間で観客動員は143万人、興行収入は21.6億円を突破する大ヒットを記録しています! 5月25日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで大ヒット御礼舞台挨拶が開催され、斎藤工さん、長澤まさみさん、西島秀俊さん、有岡大貴さん、早見あかりさん、山本耕史さん、樋口真嗣監督が登壇しました。今だからこそ話せる撮影秘話を明かした、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします!大ヒット御礼舞台挨拶神永新二役斎藤工さん浅見弘子役長澤まさみさん田村君男役西島秀俊さん滝 明久役有岡大貴さん船縁由美役早見あかりさん外星人・メフィラス役山本耕史さん樋口真嗣監督斎藤さん朝から「シン・ウルトラマン」をキメてくださってありがとうございます。僕も早朝に観ましたが、"朝トラマン"、最高ですよね(笑)。今日が皆さんにとって豊かな一日になることを願っています。長澤さん今日やっと言えることが一つあります。あとでお話ししたいと思います(笑)。短い時間ですが、楽しんでいってください。西島さん大ヒットということで、こうして劇場に足を運んでくださった皆さんの応援によって、どんどん作品が大きく、大きくなっていると思います。本当に感謝しています。有岡さん今回は上映後の舞台挨拶ということで、なんとなく皆さんの頭にはウルトラマンがパッと浮かんでいるのが見えます(笑)。短い時間ですが、どうぞよろしくお願いします。早見さん私も先日、このスクリーンで観ました。今の皆さんと同じ気持ちでお話ができると思います。短い時間ですが、ぜひ今日は楽しんでいってください。山本さんメフィラス星人、ヤマモトコウジン。響きが似ているのでちょっと言ってみました(笑)。今日は皆さんと楽しい時間を過ごせたらなと思います。樋口監督今まで言ってはダメなことが多かったんですが、上映が始まって2週間以上が経ったことですし、今日は長澤さんから爆弾発言があるらしいです(笑)。そういうのも含めて、何度観ていただいても楽しめるような映画にしたつもりですので、懲りずにもう一回ぐらい観ていただけるとうれしいです。MC大ヒットを記録しています。周りからの反響はどのようなものがありましたでしょうか。 斎藤さんすごいものがありましたね。普段メールで済ます方が電話をかけてきました。「興奮を共有したいのかな」という気持ちも分かるし、同士が周りに増えてきています。「なんとなく観たよ」というより「この人、観たんだ」という人がのがはっきりと分かる感じになっています。僕もまだ観たりないので、今度はIMAXで観たいなと思います。MC質問などもされますか? 斎藤さんそうですね。「変身シーンはどうだったのか」と聞かれたり、メフィラスについてすごく質問されますね。 長澤さんやっぱり、「面白かった」と言ってもらえます。私は、いつもの私じゃない感じで出てくるんです。まあ、私ではなくて浅見さんですが(笑)。「そこが本当に面白かった」「笑えた」と言ってもらえました。笑えるシーンが他にも多くて、ぜひ映画館で大笑いして観てほしいなと思います。西島さん普段は映画館に足を運ばないような知り合い、友達もこの映画を観に行っています。「面白かった」という感想をすごく聞くので、この映画をきっかけに映画を観にいく人が増えていくんじゃないかと感じています。山本さん僕の周りでも反響が大きいです。でも、本作の公開初日の一日で、ちょっと前に僕が出演した作品の全興収を抜かれました(苦笑)。それくらいすごい勢いでした。 有岡さん僕の周りでも、幅広い年齢層の方から「観たよ」という声をいただいています。感想だったり、「○○が出てくる、○○のシーン、すごく興奮した」と言ってくださるので、僕もやっとお話ができてうれしいです。でも、まだ周りには楽しみに待っていらっしゃる方もいて、そういった方は嫌な顔をして耳を塞いでいるので(笑)、大っぴらに感想を言えるのはまだ先かなと思っています。まだちょっと密談で、コソコソと感想を聞きながら、お話をしています。 早見さん土日などは、遅い時間にも上映をしていますよね。そうすると「夜遅いから連絡しようか迷ったけれど、連絡せずにはいられなかった」と感想が送られてきたり、「グッズを買いたかったんだけれど、買えなかった」という話も聞いています。すごく盛り上がっているんだな、ありがたいなと思っています。樋口監督質問がすごく多いんですよ。ふわっと映画の中で描いている部分の解釈みたいなものを、2時間くらい電話でずっと言われたり。「僕はこう思う。それで合っている?」と聞かれるんです。 MC合っているか、合っていないかを答えるんですか? 樋口監督そこは「もう一回観て」と言うようにしています。「もう一回観ると答えが分かるかもしれないよ」と言っています。 MC長澤さん演じる浅見弘子が巨大化するシーンも、大きな話題となっています。撮影はいかがでしたでしょうか。 長澤さん撮影はグリーンバックでしました。一人で地味に撮影をしていました。「もうちょっと足を上げて」「もうちょっと肘を上に」とか、監督から指示がありました。「もうちょっと、倒れる時に動かないように倒れて」とか「まっすぐ、木が倒れるように」って言われたんですが、痛くて...。 樋口監督あああ...すみません! 長澤さん下にクッションがあったので、全然大丈夫です! なかなか一人で大変だなと思いながら...(笑)。 MC(長澤さんの巨大化は)初代「ウルトラマン」でも描かれているシーンですが、監督はどのようなこだわりを込められましたか? 樋口監督同じ場所でやっています。この60年の間に街路樹がものすごく増えていて、どうすることもできないので、大変でした。 MC西島さん、早見さん、有岡さんは、巨大化した浅見に声をかけたりするシーンもありました。 西島さん三人で屋上で撮影をしたんですが、僕はこの撮影が初日だったんですよ。「こういう撮影をするんだな」と探り探りやっていたところもあります。出来上がりを見て「CGチームも僕たちに合わせてくれたんだな」と、うまくいっていたのでホッとしました。 有岡さん初日だったんですよね。たくさん、大勢のエキストラの方にご協力いただいたんですが、演出部の方がエキストラの方々に指示を出す時に「浅見さんが出たぞ」とは言えないので、「あそこから怪獣が来るので逃げてください!」と説明しているのがすごく面白かったです(笑)。 早見さん時々言ってしまいそうになるので、ヤバいと思いました。みんなで秘密にしないといけないので(笑)。 西島さん楽しい初日でした。 長澤さん頑張っていました。 MC山本さん演じるメフィラスの存在感や、「私の好きな言葉です」というセリフが話題になっています。 山本さんクランクインした日は、公園のブランコのシーンだったと思います。ブランコに座っている設定だったので、自分なりに動いてみたりしたら、監督から「その感じで」と言っていただきました。ブランコの前に柵があるんですが、「そこにふっと立って、人間にはできないことをやったらどうですか?」と聞いたら、(監督から)「なるべく人間に馴染んでいる感じにしたいので、それはナシです」と言われました。僕の中では少し床から浮いているようなイメージでやっていました。どこまでやって良いのかお尋ねをすると、「そこは人間側に寄せてください」ということでした。中身はトリッキーなことをしそうなイメージがあるところと、いい感じのバランスになったと思います。気をつけていたのは、余計な動きをしないことですかね。人間って、話をする時に手を動かしたりいろいろとすると思うんですが、そういったことをなるべくやらなかったです。でもそれは、ウルトラマンの工くんもそうですよね。瞬きをしていなかったり。斎藤さんそうですね。神永はメフィラスとは違うタイプで、地球人とのミックスなので...。最初は少しフィギュアっぽいというか...、肉体をそこまでコントロールできていない神永と、クランクインの時に現れた(山本さん演じる)メフィラスはどちらも地球のものではないんだけれど、その二人に違いがあるということに衝撃を受けました。そしてメフィラスにはめちゃくちゃ説得力があって、メフィラスが語っている言葉には合点がいくので、それを飲み込んでしまいそうになるんです。「メフィラスの言葉に響かないようにしなきゃ」と不思議な内側での攻防がありました。 MC近々、メフィラスに関する入場者プレゼントがあるそうで...。 山本さん近日中にメフィラス関連の何かが準備されるらしいです。何ですかね。もしかしたら僕が現場でいただいた、僕だけが持っているやつなのか...。何になるかは分からないです。 斎藤さんもらった人は巨大化する可能性がありますからね(笑)。 MCSNS上でもメフィラスの「私の好きな言葉です」というセリフが盛り上がりを見せています。そのセリフにちなみ、皆さんの好きな言葉を教えてください。 山本さん(フリップを掲げながら)「プロテイン、私の好きな言葉です」。(周囲から笑い声、会場から拍手が上がる) 好きな言葉って、なかなか浮かんでこなくて、一発で破壊力があるものにしました。最初は「16キロのダンベル」にしようかと思ったんですが、ちょっと説明くさいなと思って、これにしました。MCイベントが始まる前には、有岡さんと筋肉談義をされていましたね。 有岡さんそうなんです。いろいろとトレーニングを教えていただいて、プロテインも紹介していただきました。筋肉の師匠です。 早見さん(フリップを掲げながら)「ありがとう、私の好きな言葉です」。(会場:拍手) プロテインを出された後には出しづらいですよ(笑)! 「ありがとう」って、誰が聞いていも嫌な気持ちにならないですよね。常に人に言うべき言葉だなと思って、「ちゃんと言わなきゃ」と意識して生きています。有岡さん(フリップを掲げながら)「ご自由にお取りください、私の好きな言葉です」(周囲から笑い声、会場から拍手が上がる) きっと皆さんもお好きな言葉だと思います。僕は小さい頃から、お母さんが銀行に行く時によく付いて行っていたんです。すると、銀行の窓口にアメがあって「ご自由にお取りください」と書いてあったので、それを楽しみにしながら銀行に付いて行っていました。「シン・ウルトラマン」の初日には、円谷さんがウルトラマンのいろいろなグッズをテーブルに並べて「ご自由にお取りください」とプレゼントを用意してくれました。すごくうれしかったです。でも誰よりもはしゃいでいたのは、樋口さんです。子供のように(笑)。樋口監督みんなが遠慮していたので「こうして良いんだよ」という、お手本を見せたんです。 有岡さんありがとうございます(笑)。 MC長澤さんはいかがでしょうか。 長澤さん(フリップを掲げながら)「滋味、私の好きな言葉です」(会場:拍手) 何かを食べた時に「滋味ですねえ」って言いたい。噛み締めたいんです。良い言葉だなと思っています。MC最近食べたもので、「滋味だなあ」と思ったものはありますか? 長澤さんタケノコです(笑)。旬のものを食べて「滋味ですねえ」って。 MC斎藤さんはいかがでしょうか。 斎藤さん大喜利かなと思って、ちょっと長いんですが(フリップを掲げて)「歳とってやっちゃいけないことは『説教』と『昔話』と『自慢話』、私の好きな言葉です」(周囲から笑い声、会場から拍手が上がる) 高田純次さんの名言です。40歳になり、この言葉を胸に生きていきたいです。MC西島さんもうなずいています。そんな西島さんの好きな言葉を教えてください。 西島さん(フリップを掲げながら)「スイーツは別腹、私の好きな言葉です」(周囲から笑い声、会場から拍手が上がる) これは皆さんも感じていると思います。有岡さん現場でも、常にスイーツを求めて歩いていましたよね。 西島さんそんなことはない(笑)。でもみんな太っていたよね。 有岡さん(西島さんは)防護服を着ている時も「匂いだけでも」と言って、防護服のここに(首元に)スナック菓子を当てて、匂いを嗅いでいましたよ。 早見さんやっていました! 西島さん本当にね、匂いが嗅げるんですよ。 有岡さん食べられないので「せめて匂いだけでも」と、嗅いでいました(笑)。 樋口監督僕は(フリップを掲げながら)「無塩バター、私の好きな言葉です」(周囲から笑い声、会場から拍手が上がる) (山本さんのフリップを見ながら)プロテインと無塩バター(笑)。もう50年以上生きてきたんですが、無塩バターというものを知らなかったんです。コロナ禍で自分の時間が余った時に、お菓子作りをしていました。そうするとお菓子作りには、無塩バターが大事なんです。塩分が入っていないバターで味わいを出す。素材に凝るということ。そしてプロテインを入れた方が良いのかな、という気もしますね(笑)。山本さんそうですね。脂質だけなので。(周囲:爆笑) MCそれでは最後のご挨拶をお願いします。 斎藤さん皆さん、この作品を受け取って、育ててくださってありがとうございます。円谷さんが当時の時代感も含めて、子供たちに未来、希望を受け取ってほしという願いを込めて生まれたのがウルトラマンだと思います。そのバトンを受け取った樋口さんや庵野さん、並びに製作陣、キャストの僕らも含めたメンバーが、また作品の中に込めたものを、かつて子供だった皆さん、未来を築いていくお子さんたちに、この作品を通した映画体験として末長く届いていくことを心から願っております。まだまだ混沌とした時代ですが、ウルトラマンという概念は今こそ必要な人格というか、思いなんじゃないかと思います。ウルトラマンの「君たち人類のすべてに期待する」という言葉を胸に、僕自身も希望を持って生きていきたいなと思っています。この作品が良いと思ったら、ぜひ共有して、さらに育てていっていただけたらうれしく思います。
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『ぶっちぎり?!』Vol.2 初回生産限定版DVD灯荒仁:大河元気 浅観音真宝:星野佑典 千夜:こばたけまさふみ 神まほろ:永瀬アンナ 神摩利人:佐々木望 道満拳一郎:斉藤次郎 座布翔:野津山幸宏 魁駒男:山口勝平 大英王太:竹内良太 蛇走流:古川慎 刃暮達兎:葉山翔太 心土阿久太郎:鈴木千尋―逃げぬ心と見つけたり―TDV34095D/2024年東宝原作:内海紘子・岸本卓・MAPPA・東宝 監督:内海紘子 シリーズ構成・脚本:岸本卓 キャラクターデザイン・総作画監督:加々美高浩 サブキャラクターデザイン・総作画監督:齊田博之/伊藤公規/伊藤晋之 衣装コンセプトデザイン:澤田石和寛 美術監督:鈴木くるみ 色彩設計: 垣田由紀子 撮影監督:加藤慎之助 編集: 長坂智樹 音楽: 大島ミチル オープニング・テーマ:『Sesame』Kroi エンディング・テーマ:『らぶじゅてーむ』甲田まひる 魅那斗會チームソング:『ステゴロ』KDH & Novel Core シグマスクワッドチームソング:『God Mode』BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE NG BOYS チームソング:『E-NERGY BOYS』DA PUMP 音響監督: 菊田浩巳 音響制作:dugout アニメーションプロデューサー:小川崇博 制作:MAPPA© 「ぶっちぎり?!」製作委員会『ぶっちぎり?!』Vol.2 初回生産限定版DVDご購入はこちら
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「東京2020オリンピック SIDE:A」対談イベント「東京2020オリンピック SIDE:A」対談イベント1912年の第5回ストックホルム大会以来、撮り続けられているオリンピック公式映画。今回、その総監督に選ばれたのは、「萌の朱雀」「殯の森」「光」など数々の映画で世界的にも評価の高い河瀨直美監督です。 東京2020オリンピックでは、7月23日より17日間にわたってオリンピック史上最多となる33競技339種目が実施されました。本作は、大会開催に至るまでの750日、5,000時間に及ぶ膨大な記録を元に、表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描いた「東京2020オリンピック SIDE:A」(公開中)。大会関係者、一般市民、ボランティア、医療従事者などの非アスリートたちを描いた「東京2020オリンピック SIDE:B」(6月24日公開)の二つの作品になります。なお、「SIDE:A」は、第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションのクラシック部門(カンヌ・クラシックス)に選出されました。 6月7日、オリンピック開催時の内閣総理大臣である菅義偉衆議院議員が「SIDE:A」を鑑賞し、その後に河瀨総監督との対談が行われました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。対談イベント河瀨直美 総監督菅義偉 前内閣総理大臣・衆議院議員河瀨監督先ほど作品を観ていただきました。開口一番「好きに作られましたね」と言われました(笑)。それがどういう意味なのか、自分としては褒め言葉だと受け止めております。菅議員オリンピック開催をするか、しないかでいろいろなことがありました。そうしたことを思い出しながら拝見しました。MC現在、「SIDE:A」が公開中ですが、河瀨さんは「SIDE:B」で菅さんにインタビューをされていますよね。打ち合わせの時に、河瀨監督から伺ったのですが、「菅さんはとてもやわらかくて面白い方」とおっしゃっていました。 河瀨監督それは「令和おじさん」として、にこやかにされていた頃と比べると、正直オリンピックの開催の時は、いつもしかめっ面でいらっしゃるのをテレビなどを通じて見ておりました。オリンピック開催中、(菅総理に)取材を申し込んでいたんですが、なかなかお時間をいただけなくて、開催後にお会いしました。その時は、(菅総理が)部屋に入ってきた時からニコニコされていて......。 菅議員そうでしたか? 河瀨監督はい! そこに飾られているお花のような感じでした。 菅議員はあ......。 河瀨監督すごくニコニコされていて、その笑顔に心をつかまれました。 菅議員オリンピックの時は悩みましたし、苦労しましたからね。終わった後の取材だと......(笑)。 河瀨監督その笑顔を見て、「あの時は本当に大変だったのだな」と感じました。 菅議員世論が分かれていましたから、開催に反対の声が上がる中でもありました。オリンピックの開催について、総理大臣としての判断もありました。元々は東京都が(開催地に)立候補をして、国としても招致活動を全面的に応援しました。ですので、水際対策をしっかりとして開催しようと考えていました。 河瀨監督(当時は)ちょっと魂を持っていかれてしまっているのかなというくらい。実は「SIDE:B」に描いておりますが、迎賓館でバッハさんたちをお迎えするところとか......。無表情というか...本当に寝ていらっしゃらないんじゃないかと......。もしかしたら心がここにはないんじゃないかというくらい無表情でしたから...。相当な決意で開催に向けて尽力され、最後まで走り抜いた時期だったんですよね。 菅議員(物事の)判断をする時は、国の責任があります。(オリンピックの開催地として)招致した責任を果たせるように、水際対策をしっかりすることで、国民の皆さんに一定の安心感をもっていただくようにしなくてはいけません。そういう意味で一番大変な時でした。 河瀨監督このオリンピック開催にあたっては次から次へと......。 菅議員(笑)。ありましたね。 河瀨監督世論が八割方、オリンピック開催に反対する中で、普通ならば、もうここで(オリンピック開催を)やめてしまおうとなるように思いますが......?その頃も「絶対に開催するんだ!」というお考えでしたか。菅議員世界に対して日本の責任を果たしたいという思いはありました。その中で、客観的にコロナ対策をたてました。当時のファイザーのCEOから「選手と関係者の皆さんにワクチンを提供したい」という話がありまして、そこをしっかりした上で、あとは国内の問題です。(オリンピックを)開催をすることは国としての責任だと捉えました。また、開催に近づくにつれて、さまざまな責任問題が出てきました。何か呪われている感じがあるぐらいにいろいろありました。 河瀨監督今、「呪い」という言葉が出ましたが、今回「SIDE:A」を観ていただいて、映画のエンディングの歌の歌詞に「呪い」という単語がありますが、いかがでしたか。 菅議員先の映画の感想を率直に言わせていただくと、オリンピックそのものというよりは、オリンピックを題材にしながら、人間の生き様と、選手の心の動きが描かれていたように感じました。 河瀨監督思っていたオリンピック公式映画とは違いましたか? 菅議員まったく最初に思っていたものとは違いましたね(笑)。ですが、おそらく次の「SIDE:B」には、そういったことが描かれているのでしょう。 河瀨監督その「思っていた」というのは、どういう感じですか? 菅議員「金メダルをとって喜ぶ姿」とかだと思っていました。または、客観的にオリンピックに出場するしないですとか、内面的なものと思っていました。 河瀨監督(オリンピック開催)反対派のデモなどもあって、私自身、2021年、あの夏何を見ていたんだろうと考えました。でも、答えがないというか......。コロナ禍があって、自分の身を守ることができないかたちの中で、どうしてオリンピックだけやるんだという不平不満があふれていたと思います。 菅議員そういった問いかけを先ほどの映画は描いていたと思います。オリンピックに出場して金メダルを獲ることが目標だというものとはまったく違っていました。 河瀨監督市川崑さんの公式記録映画と同じように、この映画は、五十年、百年先まで、日本で何が起きたかという意味で、オリンピックの財団に残り続けます。今日観ていただいて、日本がやったこと、そしてそこで選手たちの勝ち負けだけではないほとばしる汗は、どういうかたちで残ると思いますか。菅議員日本で前回開催されたオリンピックは、(高度成長期で)新幹線開通とか華々しかったですよね。今回は、成熟した日本の底力が(記録として)残ると思います。 河瀨監督残っていましたか? 菅議員残っていたと思います。 河瀨監督当時は、たくさんの批判が出て、国会の答弁でも菅さんが総理として矢面に立っておられました。さまざまな言葉を受けながら「返す言葉が明確ではない」と言われたりして、そういう場にずっと就いていた方が、「SIDE:A」をご覧になって涙ぐんでいらして......。本当によく耐えていらっしゃいましたね。 菅議員まぁ、私も相当(忍耐力が)強い方ですからね。ただ、国の責任者として(オリンピック開催を)やめることを選択肢にするべきではないという思いはありました。ですから、(東京オリンピックが)終わってホッとしました。大会が終わってからは、「日本だからオリンピックが開催できた」と選手と関係者の皆さんから言ってもらいました。ですから「オリンピックを開催して良かった」と思っています。そういうことも含めての作品だと思います。 河瀨監督(菅総理は)「SIDE:B」に登場されます。 菅議員あぁ、そうですか。 河瀨監督「SIDE:B」ではオリンピック開催を支えた関係者の方々の姿を撮りました。とはいっても人生には思い通りにならないことだとか、一丸となって取り組んでいるように見えて実は分断してしまうことなど、あったかと思います。 菅議員日本でのオリンピック開催というのは、確か五十八年ぶりです。それぐらいの間隔でしかできないものですよね。私は二度体験することができました。そういうものに対して、ましてや日本が招致に手を挙げた。そこをやり抜けることは、この国の世界に対する責任ですよね。 河瀨監督かっこいい大人たちは作品に出ていましたか? 菅議員(即答で)いや、出ていなかったと思いますよ。 河瀨監督(苦笑い)。 菅議員やはりオリンピック自体がだんだんそういうものになってきているのかもしれません。大会を開催しては、盛り上がって終わるという。もう一度「オリンピックをなぜ開催するのか」と自問する。そういうものが求められる。そういう時期になってきているのでしょう。 MCかっこいい選手はたくさん出ていましたよね? 菅議員活躍した選手、その陰でも頑張っている人がいましたよね。河瀨さんにも言いましたが、「誰が勝ったのか。勝った人、負けた人が分からない作品を作ろうとしたんじゃないですか」と......。 河瀨監督そうですね。あの、菅さんは空手の黒帯を持っていらっしゃる? 菅議員空手をやっていました。黒帯でした。 河瀨監督今回の大会で喜友名(諒)選手が金メダルを獲りました。 菅議員快挙だと思います。素晴らしかったです。 河瀨監督(沖縄の)本土復帰五十年の節目となる今年、沖縄にとっては悲願といいますか、初めての金メダル獲得となりました。 菅議員彼は人格も素晴らしいですね。 河瀨監督気迫がすごかったです。 菅議員まぁ、大変だったと思います。 河瀨監督彼はお母様を亡くされていて、遺影を持って表彰台に立ちました。 菅議員当時の様子を見て、思い出して涙が出てきましたね。 河瀨監督そうですよね。それと女性のアスリートがすごく多かったと思います。ご覧になってどう思われましたか? 菅議員お子さんを日本に連れてくるか、お子さんを産むか産まないかなどの苦悩がありましたね。産むことは、オリンピック出場をあきらめることになるといったことが描かれていました。それはオリンピックのもう一つのドラマですね。ただ、そういうことはオリンピックだけではなく、日常にもあると思います。政治としては、そういったことに対応できる環境を作っていくことが、求められていると指摘している作品だと受け止めました。河瀨監督そうなんです。この映画の業界にもたくさんの監督がいますが、女性の監督が多くはなくて、やはり(女性が)監督として続けていくためには、家庭と仕事の両立をはじめとして、乗り越えないといけない壁が日本にはたくさんあります。それは、アスリートも同じです。カナダの選手は勇気を持って、赤ちゃんとパートナーを連れて日本に来て、オリンピックに出場する選択をしました。ですが、日本の選手の場合は引退をすることになりました。どうしてもそれしか選択ができなかった。日本の社会の中では、そういったことが世界のレベルと比べても低いです。 菅議員あのシーンからは、それをものすごく感じました。ただ、今回のオリンピックでは、女性のほうが男性よりも多く金メダルを獲っています。 河瀨監督強い(笑)! MCこの後、マスコミの方々の質問をお受けしたいのですが、その前に河瀨監督、何か聞き残したことはありますか? 河瀨監督「話がうまくない」と言われてきたと思いますが......。 MCなんてことを急に! 菅議員うまくないと言いますか、無駄なことは話さない。私は秋田で生まれ育って、東北人の気質といいますか、もともとそういう面で必要なこと以外はあまり言わない性格なんです。 河瀨監督それは有言実行ということですか? 菅議員政治家としてはかたちを残すことが大事です。 河瀨監督「(開催)できた!」ということがすべてである! という感じでしょうか。 菅議員まず結果を出して、それを審判してもらう。そういう政治家になりたいと思っています。ずっと、そういうやりかたでやってきています。 河瀨監督なんか、「もっと人気者になりたい!」とか思ったりしませんか? 菅議員あまりないですね。 河瀨監督ありがとうございます。 ■質疑応答 Q菅元総理に質問です。先ほど「悩みながら、いろいろな思いを抱えながら」とおっしゃいました。大会前にも、オリンピックの開催意義について「人類がコロナに打ち勝った証」ということや「子供に希望や夢を与えたい」とおっしゃっていました。作品を観て、改めてその意義が果たせたと思いましたか。この作品は、打ち勝った証の一つになるのでしょうか。 菅議員作品を観る前から、連日報道を受けていまして、その中で本当に開催して良かったと今思っています。また、関係者の方々から「やって良かった」「ありがとう」というメッセージを数多くいただきました。世論調査でもひどい時は七割が開催に反対していました。開催後はガラリと変わったのではないでしょうか。(東京オリンピックを)やって良かったと思います。 河瀨監督横から失礼します。「SIDE:B」では、人類はコロナに負け続けているということを描いています。それは言い方の違いで、双方をそれぞれ描いているので注視してもらいたいです。(菅議員に対して)勝手にすみません。 菅議員いえいえ、どうぞ。私は私の感想ですので全然大丈夫ですよ。 河瀨監督ありがとうございます。 Qこの作品をどういう方に観てもらいたいですか? 菅議員できるだけ多くの国民に観てもらいたいです。「誰が金メダルを獲ったのか分からないように、監督はあえて作られたのでは?」という内容でしたね。 MC「SIDE:B」は24日公開です。ドキドキされていますか? 菅議員自分が想像したように、活躍した選手が中心の映画になっているのではないでしょうか。もしくは定番の地元が喜ぶ様子ですとか......(河瀨監督に)そうでしょう? 河瀨監督(笑顔で)違います(笑)! Q映画の資料の中にも「オリンピックの進むべき道とは」とか「本当のニューノーマルとは」といったことが記されています。オリンピック当初から国民の多くは元の生活に戻りたいと思っていると思います。それについて、今はどのようにお考えでしょうか。 菅議員新型コロナが蔓延して、コロナ禍でのオリンピック開催となりました。一つが良くて、一つがダメということはないと思います。先ほども申し上げましたが、国内のワクチン接種は進んでいました。それに参加国へもファイザー社が提供し、IOCが対応をしてくれました。そちらの心配はないと判断しました。やはり日本がオリンピックというものの意味を分かった上で、手をあげて招致したわけですから、世界に対しての責任は当然あると私は考えました。コロナ禍でオリンピックを開催したことで、日本の底力を世界に示すことができたと思っています。
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「キングダム2 遥かなる大地へ」完成報告会「キングダム2 遥かなる大地へ」完成報告会「キングダム2 遥かなる大地へ」公式サイト累計発行部数8700万部を超える大ヒット漫画を佐藤信介監督が実写映画化した「キングダム」(2019年公開)の続編「キングダム2 遥かなる大地へ」が、いよいよ7月15日より公開となります。6月14日に本作の完成報告会が都内で開催され、山﨑賢人さん、橋本環奈さん、清野菜名さん、岡山天音さん、三浦貴大さん、濱津隆之さん、豊川悦司さん、大沢たかおさん、佐藤信介監督が出席しました。主人公の信を演じる山﨑さんをはじめ、それぞれが一層パワーアップした完成作への手応えを熱く語りました! この日の模様を詳しくレポートします。完成報告会信役山﨑賢人さん河了貂役橋本環奈さん羌瘣役清野菜名さん尾平役岡山天音さん尾到役三浦貴大さん澤圭役濱津隆之さん麃公役豊川悦司さん王騎役大沢たかおさん佐藤信介監督山﨑さん続編が完成したことを報告できて、本当に幸せに思っています。前作には、気合を入れて全身全霊で挑みました。僕も本当に大好きで、愛している「キングダム」という作品をたくさんの人に愛していただけました。だからこそ、続編を作ることができたと思っています。本当に感謝しています。新たなキャストの方々も加わり、前作を超えて今回はさらにパワーアップしました。決して簡単な撮影ではなかったですが、楽しみながらみんなで撮影をしました。その中で成長した"信"を見せるために、「みんなを引っ張っていく」気持ちでやりました。すごい続編ができたので、皆さんに早く観ていただきたいです。橋本さん前作に引き続き、河了貂を演じることができて、すごくうれしいです。賢人くんが言ったように、前作をたくさんの方に観ていただいて、「面白い」と言っていただけました。そして、続編を作ることができ、こうして完成してお届けできることがとてもうれしいです。大変な時期の撮影だったので、撮影がストップしたり、皆さんも長い期間撮影をされていました。河了貂の撮影はすぐ終わってしまったので、身体作りとかもなかったですし、皆さんがアクションで頑張られている中、私はちょっとマスコットキャラクター的な立ち位置でした(笑)。実写化が不可能と言われたこの作品は、すごいキャラクターが続々と出てくるので、「誰が演じるんだろう」と楽しみしかなかったです。純粋に楽しみながら、撮影現場にいました。前作からさらにスケールアップした、すごくカッコ良い作品になっています。清野さん私は「キングダム2 遥かなる大地へ」から参加しました。羌瘣という役は、原作でもとても人気があるので、役をいただいた時は、驚きと「原作ファンの方たちが思っている羌瘣を超えることができるのか」というプレッシャーがありました。撮影に入る前はかなり緊張して不安だったんですが、現場に入ってみると、皆さんが前作から培われたチームワークがすごかったです。その仲間に入れたという感覚もあったので、私も思い切って羌瘣を演じることができました。新しい風を「キングダム2」に吹かせられるよう、撮影も頑張りました。熱い映画ができたと思いますので、たくさんの方々に本作の良さを伝えていけたらと思っています。岡山さん僕も「キングダム2」からの参加になります。前作の公開時には自分の近しい人みんなが口を揃えて「「キングダム」がとても面白くて、ものすごく熱い作品だ」と、すごい熱量で語っていました。僕も一観客として楽しませてもらいました。個人的に座長の山﨑賢人とは、この仕事を始めたころから親交があったので、本人がどういった気持ちでこの作品と向き合っているのかも、間近で見ていました。今回、尾平という役で参加できると聞いて光栄に思いました。それと同時に、賢人が前作のキャストの皆さん、スタッフの皆さんと築き上げた船に、仲間として認めてもらえるように、気合を入れて参加しなければいけないという思いで撮影の日々を過ごしました。長い期間、撮影に携わったんですが、これからいよいよ皆さんのもとに届くということで、非常に楽しみにしております。三浦さん僕は漫画が好きで、「キングダム」の原作もとても好きです。前作が公開された時には、劇場で観て「実写としてこんなに面白くなるのか」と感動したのを覚えています。今回のオファーをいただいた時には、僕もまさか「キングダム」の世界を生きられるとは思っていなかったので、非常にうれしかったです。また、完成作を観て、自分が出演しているにもかかわらず、観客として楽しめる映画ってなかなかないと思いました。観ていただいた方には、必ず楽しんでいただけると思います。ぜひ観ていただきたいです。濱津さん今回から参加しました。原作をまったく読んでいなかったんですが、ただすごい漫画があって、人気があって、映画もすごいという、とにかくすごい作品であるということだけは知っていました。だからこそ、出演が決まったというお知らせをもらった時には、うれしさというよりは、驚きというか、あまりにも想定外すぎて、実感として体に馴染ませるまでにすごく時間がかかりました。マネージャーからもらったメールを何回も見直して「本当だよな、嘘じゃないよな」と確認した記憶があります。それくらい大きな作品に、新しいメンバーとして参加できて、本当に幸せでした。すごく壮大な作品になっていて、観たら絶対に熱いパワーやエネルギーを持って帰れる作品になっていると思っています。豊川さん僕も「キングダム」が大好きです。前作の映画もとてもすばらしい作品で、大ヒットしていましたし、「絶対に続編を作るんだろう」と思っていました。でも、その続編にまさか自分が呼ばれるとは思ってもみませんでした。しかも麃公将軍という、とても大切な大きな役をいただいて、「ちょっと僕全然、麃公じゃないんだけど」と思いながら(苦笑)、この船に乗っかってついていくしかないと思いました。前作を観て、大沢さんが完璧に王騎というキャラクターを作られていたので、それにどれだけ迫ることができるかをテーマに演じました。あと「キングダム」とは関係ないんですが、先日「千と千尋の神隠し」の舞台を観たので、隣に(舞台「千と千尋の神隠し」で千尋を演じた橋本さんを見ながら)ヒロインがいるので、ちょっとドキドキしております(笑)。(橋本さんも大笑い)大沢さん3年前に前作が公開になりまして、改めてたくさんの方に観ていただいて感謝申し上げます。その時にはまだ続編をやるということは決まっておらず、「1」が成功して、大ヒットして、お客さんに求められるなら「2」の製作を考えるというスタンスでした。だから、自分としては20キロ近く(役作りで)増量していたものを一度休憩して戻してしまったんですが、「続編をやる」と聞いて、また戻さないといけないと思いました。「どうせ戻すなら前回以上にパワーアップしよう」と、前回よりも増量して臨みました。不安もありつつ現場に行ってみると、「1」をはるかに超える気合とパワーとスケール感みたいなものが、スタッフ、キャストのみんなに行き渡っていました。自分としては、「1」の時よりも緊張し続けた現場でした。きっと「1」を超えるすばらしい作品にいなっていると思いますので、一人でも多くの皆さんにその迫力、サウンド、映像を生で体感していただけたらうれしいです。佐藤監督ようやく「2」が完成し、感無量です。観客の皆さんにこの作品をお届けして、少しでも勇気と元気を与えられたらと思っています。大沢さんがおっしゃったように、まだ「1」の時には私たちも続編を作るとは決めておりませんでした。どちらかというと撮影中の冗談というか、「できたら良いね」と夢を語っていたんです。だから、続編はただの夢という状態でした。でも、「1」を作った時に、自分なりにいろいろな課題を乗り越えられたという思いもありました。公開時の舞台挨拶で「自分の夢を書いてください」という企画があった時に、素直な気持ちで「(信の初陣となる)蛇甘平原(だかんへいげんの)戦いを作りたい」という夢を書きました。「キングダム」は映像化ができない、難しいとよく言われるんですが、特に蛇甘平原の戦いはどこからどう映像化したら良いのか分からないくらいのスケール感で、漫画に描かれています。当時「映像化できるんじゃないか、今だったらできる」と強く思いました。それが「1」がヒットすることによってできました。まさに夢が叶ったと思っています。その夢を叶える時には予想以上の苦労がありましたが、作品が出来上がった今、このキャストの皆さん、スタッフの皆さんで、遠い、遠い夢を実際に叶えることができました。本当に感無量です。お客さんに作品を観ていただけることを、楽しみにしております。MC原作者の原泰久先生からコメントをいただいております。 【原先生からのコメント】映画「キングダム2 遥かなる大地へ」を観させてもらいました。まずは何より、蛇甘平原のスケール感に圧倒されました。信が経験する初めての戦場の迫力、臨場感をそのまま味わえます。その中で、躍動感に磨きのかかった信のアクション、新しく登場する麃公将軍や(歩兵隊の)"伍"のメンバー、実写で再現された魏軍の装甲戦車との戦いなど、本当に見どころ満載です。そして今回は、前作以上にオリジナルのシーンも。信と羌瘣の関係がより綿密に描かれ、羌瘣のドラマが進むにつれて、涙なしには観られませんでした。前作にも増して映画館で観ていただきたい映画になりました。本当に早くお届けしたい。原作のファンの方はもちろん、そうでない方も、ぜひ映画館でこの興奮と感動を味わってみてください。 MCまた今日は残念ながら欠席となった嬴政役の吉沢亮さんからも、コメントが届いています。 【吉沢さんからのコメント】「キングダム2 遥かなる大地へ」の公開が着々と近づいてまいりました。前作にも増して、とてつもないスケール感で終始圧倒されましたが、今作は特にアクションがすごかったです。信の1ミリも妥協のない、細胞の一つ一つにまでパワーが宿ったような動きが、この物語、世界観により強い説得力を与えていたように思います。やっぱり山﨑賢人、すげえ。そして本作から登場する新キャストの皆さんも本当に素敵で、どのシーンを切り取っても画力が半端なかった。とても贅沢な2時間14分でした。ぜひ公開をお楽しみに。 MC山﨑さん、いかがでしょうか。 山﨑さんうれしいですね。生みの親である原先生にこういった言葉をいただけて、本当にうれしいです。前作に引き続き、今回も原先生が映画のオリジナルシーンを考えてくださいました。撮影するにあたって、原先生が手描きで、羌瘣と二人のシーンの絵コンテを描いてくださったんです。その絵コンテを見て、先生の熱量を感じて、かなり気合が入りました。めちゃめちゃ良いシーンです。信と同じような境遇にある羌瘣に対して、信の優しさが見えるシーンです。自分だったらこんなに真っ直ぐ、ストレートに言えないような言葉を、信はストレートに言うんです。そういう言葉って、誰もが言ってほしい言葉だと思います。信を通して、自分もそういうことを伝えられたことが本当にうれしいです。ものすごく好きな、感動するシーンになっています。MC吉沢さんからは「すげえ!」という言葉をいただきました。 山﨑さんうれしいですね。「1」の時に一緒に頑張って、今回の撮影では一緒になった場面はあまり多くは無かったですが、最初の撮影をお亮と環奈ちゃんとのシーンから始められたので、「「キングダム」が始まったな」という気持ちになることができました。 MC原先生からは、「羌瘣のドラマは涙なしには見られない」というコメントがありました。 清野さん羌瘣は過去にいろいろとあって、背負っているものがすごく大きくて...。とにかく私は、その背景を大事にして撮影に挑もうと思いました。原作の原先生がそのシーンを見て喜んでくださったということで、私も一生懸命羌瘣を演じられて良かったと思います。うれしいです。 MC続いて、皆さんに完成した作品の感想を伺っていきましょう。 山﨑さん素直に2時間14分ずっと面白くて、何度も泣きそうになって、心が動くシーンがたくさんありました。映像も「1」と比べてもかなりスケールアップしていて、みんなでガムシャラに突き進んでいく感じだったり、視覚的にも面白いし、音もすごいです。とにかく熱くて、あっという間に終わったなという印象です。自分が出演しているのを忘れてしまうくらい、没頭して観ていました。 橋本さん台本は読んでいたんですが、戦場のシーンに私はいなかったので、実際に作品を観て、こんなにスケールアップしたんだということを実感しました。「1」の時もすごかったんです! 戦っているシーンも、作品としてすごいなと思っていたのに、「2」でまたこんなにすごくなるんだと驚きました。前作を楽しんでくださった方も、「2」に期待してほしいです。どれだけ期待しても、その期待値を超えてくるものになっていると思います。清野さん完成した作品を観た時は、カッコ良さでこんなに震えるものなんだと思いました。カッコ良すぎて最初の方から泣いてしまって、私はこんな作品に出られたんだという驚きと、まだ自分でも信じられないという興奮が止まらなかったです。とにかく熱い物語で、この作品に出られて良かったなという思いでした。岡山さん僕は「1」の時はお客さんとして観ていまして、「1」を初めて観た時と同じような感覚で「2」を観ました。それくらい引き込まれる迫力がありました。戦いのシーンが多く、壮大すぎて撮影をしている時には「どういう状況で、どういう画になっているんだろう」となかなか予想がつかずにやっていたところもありました。なので、完成した作品を観た時に、壮大な世界が見事に出来上がっていて、お金を払って映画館で観ている錯覚を覚えました。信は「1」以上にパワーアップして登場するので、(アクションシーンを見て)「人間ってこんなふうに動けるんだな」という驚きがありました。アクションも見たことのないアクションで、どうやって考えているのかなと(笑)。少年心を掻き立てられる、ワクワクするような映画でした。三浦さん僕も、お客さんのような目線で楽しめました。撮影中は自分の主観でしか見られないので、引きの映像を観たりすると、合戦のシーンは特にものすごい人数がいたりもしますし、「こんな風になるんだ」と素直な驚きがありました。天音くんも言っていましたが、お二人(山﨑さんと清野さん)のアクションがすごかったです。「人ってこんなふうに動けるんだっけ」って(笑)。初めて見るアクションだなと思いました。何回観ても不思議で、ちょっとよく分からないですね(笑)。(山﨑さんと清野さんも大笑い)濱津さん戦いの迫力やスケール感ももちろんすごいんですが、僕は、ああいった時代に自国のために戦場で命を張って戦い抜いていくという、人間の生き様に心を揺さぶられました。皆さんもそういったところに思いを馳せながら作品を観ていただけると、また一層楽しんでいただけるのかなと思います。豊川さんシナリオがとにかくすばらしかったのと、現場での熱量がすごかったので、ものすごい作品になっていると確信しています。大沢さんみんなが言うように、スケールから何から前作よりもパワーアップしていて、作品を観た瞬間、僕もびっくりしました。現場で自分が体感した以上のすごい作品になっていました。これは劇場の大きなスクリーン、大きな音で思い切り体験してほしいなと、心から思える作品になっていました。そしてスケールや迫力の一番大事な要素として、山﨑くん演じる主人公の信が、「1」よりもさらに信になっています。馬の技術も自分で会得して、馬のアクションも全部自分でやっていました。羌瘣の清野菜名ちゃんは、クランクインの半年前からそのためだけのトレーニングをやって、家でもずっと剣を振っていたと聞きました。映像を観た時には、あまりにすごすぎたので、僕は吹き替えだと思ったんです。プロデューサーに「これは実は吹き替えでしょ?」と聞いたら、「本当に本人がやっている」と言われました。ちょうど本人も一緒に観ていたので、本人に聞いたら「あれ、私です」と(笑)。人間技ではない動きを、体がボロボロになりながらやっていました。そういったみんなの熱量がプラスされたことで、ものすごい迫力の映画になったなと思っています。MC佐藤監督にお伺いします。「2」を作るにあたって、意識されたのはどのようなことでしょうか? 佐藤監督「1」を観ていただいて「続編があるぞ」という時に、「だいたいこのくらいの作品になっているんじゃないかな」と皆さんが予想されると思うんです。でも、それをどれだけ上回ることができるのかが、我々の仕事かなと思っています。今回は「1」からどのようにジャンプするかではなくて、「この夢を叶えるぞ」という気持ちを重視していました。だから、いろいろな困難があったんですが、信たちがどのように頑張って困難を克服したのかという話を語っているのに、ここで我々がくじけている場合じゃないだろうという思いもありました。そう思うと、どんな困難も飲み込めました。それをさらにパワーに変えていったので、心掛けたというより、自然とそうなったという感じです。今は映像社会で、モニターやスマホなどいろいろな映像を日々ご覧になっていると思いますが、やっぱり映画館のスクリーンは圧倒的です。そこで、どのようにこの映画を届けられるかだけを考えていました。音響に関しても、最初から「映画館でもっとも映える音響とは何だろうと」と考えながら、それ用(映画館用)に作っています。ぜひ劇場公開中に観ていただきたいです。 ■マスコミからの質問。 Q原作ファンに観てほしい部分と、原作に触れたことがない人に向けての注目ポイントを教えてください。 山﨑さん「1」を経て、主な舞台が戦場になっていくので、大きな戦場、ものすごい人の数、馬の数など、大迫力の映像になっています。(今回映像化される場面は)僕自身も原作を読んでいた時から「どうやって戦っていくんだろう、羌瘣ってどんなキャラクターなんだろう、装甲戦車って何だ」とワクワクしていたものが、ものすごい映像となって描かれています。原作に触れたことがない人には、「キングダム」はすごく熱い作品なので、観た後には「頑張って生きよう」と思えるようなパワーがもらえるはずです。とにかく大迫力の映像なので、大きいスクリーンで観てほしいなと思っています。 清野さん撮影中はずっと戦場にいて、生きるためにずっと戦ってきたので、この熱い思いを皆さんに届けられたら良いなと思っています。「キングダム」の魅力は、人物の背景がしっかりと描かれていて、みんなに感情移入できるし、女の私でもカッコ良いなと思える作品だと感じています。ぜひ皆さんに、熱いものを受け取ってほしなと思います。大沢さん前作を観た方には、前作と比較するのが難しいくらいすごい作品になっています。ぜひ期待していただいて、その期待を裏切るくらいすごいものになっていると思うので、ぜひ劇場で観ていただきたいと思います。原作漫画に触れていない方もいらっしゃると思いますので、なるべく原作を読んでほしいんですが、もう公開まであまり期間がないので...(苦笑)。「1」を観てから劇場に来ていただけると、より楽しめる作品になっているんじゃないかと思います。 Q共に助け合う"伍"の仲間たちの姿が、魅力的に描かれています。現場でチームワークを感じた瞬間があれば教えてください。 山﨑さんチームワークは抜群に良かったと思います。「1」では一対一の戦いが多かったんですが、今回は大きな戦場の中で、"伍"のメンバーやみんなで力を合わせて、多数対多数のアクションに挑むシーンも多くありました。みんなでタイミングを合わせて演じるシーンなどでは、チームワークによって良いカットがいくつも生まれました。"みんなと一度別れる"シーンがあるんですが、その時のみんなの顔が優しくて、すごく心に残っています。 岡山さん撮影期間中、僕らはずっと行動を共にしていたので、一年近く一緒にいたんですが、その間もずっと和やかな雰囲気でした。それは座長としていてくれる、賢人の人柄が作っているものでもあると思います。思いやりのある、優しい人たちが集まっていたので、日々チームワークを感じていました。 三浦さん山﨑賢人の信が、"信すぎる"というか。原作の信のままみたいな感じなんです。いるだけで場が和みますし、現場ではみんな頑張っているけれど、やっぱり信がすごく頑張っているので、それを見て僕らもさらに頑張ろうと思えたし、すごく引っ張ってもらいました。山﨑賢人がこのチームワークを生み出していたんじゃないかなと、僕は思います。濱津さん撮影中はずっと一緒にいたので、あの時の空気感を思い出すと安心するようなところもあります。そういうところは、気づかないうちに体に染み込んだ距離感だったなと、今日皆さんにお会いして実感しました。 清野さん三浦さんがおっしゃったように、山﨑さんは信そのものでした。みんなで支え合って、信を前に送り出したいと思わせてくれるような、信らしさがありました。過酷な現場でもあり、山﨑さんは一番アクションシーンも多くて、叫ぶシーンも多くて、体力的に大変なところもたくさんあったと思うんですが、山﨑さんは毎日笑顔でした。その笑顔で、羌瘣としても、"伍"のみんなも救われて、自分の持っている力以上のものが出せたと思います。 MCでは、山﨑さんから最後の挨拶をお願いいたします。 山﨑さん信を演じている時は、無限にパワーがあふれてくるような感覚でいられました。「キングダム」は本当にものすごいパワーにあふれた作品だと思っています。この夏、日本中を巻き込んで一緒に熱くなっていける作品だと思いますので、ぜひ大スクリーンで観てほしいと思っています。
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「東京2020オリンピック SIDE:B」日本外国特派員協会会見「東京2020オリンピック SIDE:B」日本外国特派員協会会見1912年の第5回ストックホルム大会以来、撮り続けられているオリンピック公式映画。今回、その総監督に選ばれたのは、「萌の朱雀」「殯の森」「光」など数々の映画で世界的にも評価の高い河瀨直美監督です。 東京2020オリンピックは、7月23日より17日間にわたってオリンピック史上最多となる33競技339種目が実施されました。本作は、大会開催に至るまでの750日、5,000時間に及ぶ膨大な記録を元に、表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描いた「東京2020オリンピック SIDE:A」(6月3日公開)。大会関係者、一般市民、ボランティア、医療従事者などの非アスリートたちを描いた「東京2020オリンピック SIDE:B」(6月24日公開)の二つの作品になります。 6月21日、日本外国特派員協会主催の会見が行われました。河瀨直美総監督をはじめ、「SIDE:B」に縁のあるグエム・アブラハム選手(陸上男子 1500m 南スーダン代表)、緊急事態宣言中の沖縄県にありながら、「戦争のことを知ってもらい平和につなげたい」という一心で、沖縄伝統の木造船サバニにて聖火リレーを実現させた宮里哲(沖縄県座間味)村長の三名が登壇しました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。日本外国特派員協会会見河瀨直美 総監督南スーダン代表グエム・アブラハム選手沖縄県座間味村の村長宮里 哲さん河瀨監督本日ご覧いただいた「SIDE:B」は今月の24日より公開になります。この映画に込めた思いの中には、「平和」というものがあります。今日は南スーダンからアブラハムさんと、座間味島から宮里村長にお越しいただきました。今なお、この地球上で起きている戦争や、様々な状況の中で、日常を奪われてしまうような人々がいます。そういったことを、このオリンピックが少しでも光の方向に導くようなものであれたら良いなという思いのもとに、昨年「2020」と題したオリンピックが日本で行われました。その中で、自分自身が、この作品の中で見られたもの、見てきたものは、聖火が中心にあり、聖火を運んだ先に、私たちは何を見つめるのかということを、百年後の子どもたちに託したつもりです。少しざっくりとした話になりますが、例えば、作品の冒頭の子どもたちの表情は、「彼らが何を見ているのか」で言えば、「もしかしたら私たちの今を見ているのかな?」というものになっています。そのコンセプトから始まって、最後には森山未來くんなどがコメントをしてくれます。森山くんは、「生きている人間の感情が一番やっかいだ」という内容のことを話しています。私たちが今、生かされている地球上で、生きている人間そのものの感情に違いがあって、その感情同士がぶつかりあった時に、ある種の分断が生まれます。でも、その自分たちの心模様を、より相手を慮るような気持ちになって前に進んでいければ、もしかしたら、「そこに一つの光が現れるのかな?」という気持ちで、作品を作りました。アブラハム選手(日本語で)みなさん、こんにちは。(英語で)この会見に出席していること、映画に出演できたことをとてもうれしく思っています。オリンピック(を開催すること)の意味を知り、そして私の故郷である南スーダンが困難な状況にあるからこそ、うれしく思います。私は、世界の中でも苦境に直面している国の出身であり、紛争があるがために発展への道が阻まれております。一方で、スポーツというものは、世界が一丸となれるきっかけとなってきました。「平和の祭典」と呼ばれる世界的な場において、国の代表になれたことは本当に光栄なことだと思っています。帰国してからも、オリンピックで得られた気づきや平和への思いをぜひ伝えていきたいと思っています。一時期、「そもそもオリンピックに出場できるのか?」という状況で、苦しい時もありました。トレーニングすることで何とか力をつけて、スキルの向上をはかるべく努力しました。とはいえ、不安にかられて十分な睡眠がとれない時もありました。もしもオリンピックに出場できなければ、痛みを伴うことになるからです。それは母国にとっても良くないことでした。映画出演のお話をいただいて光栄に思いましたし、平和というテーマがある作品に、国の代表として出たいと思いました。今後、南スーダンにも和平が訪れることを願ってやみません。同胞同士でハーモニーをつくれることを願っています。それから、オリンピックへの出場資格を私は得ることができました。しかしながら、出場資格を得られなかった仲間もいました。それはとても悲しい出来事でした。「自分が出場しなければ良いのでは?」と考えたこともありました。出られないことの悲しみや苦しみは自分のことのように思えました。そこから、仲間のために出場しようと思いました。そして、出場するからには、仲間のためにも勝ちたいと考えるようになりました。こういう「人のために」という気持ちが、平和には欠かせないと思います。それこそが南スーダンに必要な思いです。いつの日か南スーダンが平和を取り戻せるように願っております。南スーダンの人々にも、この作品を観てもらいたいと思っています。現在はウクライナとロシアの問題があります。戦争には賛成できません。肌の色が違っていても、状況が違っていても、何よりも平和が必要だという思いは共通していると思います。宮里村長本日は、お招きいただきましてありがとうございます。座間味村では、令和3年5月2日に、沖縄の伝統的な舟であるサバニ二挺を使い、聖火を運びました。思いはいろいろございますが、沖縄は今年、本土復帰五十年という大きな節目を迎えました。地上戦があったのも唯一沖縄だけでした。悲しい過去を持つ場所でもあります。そういった過去を持つ場所で生まれたことも含めて、私は選挙の公約ではなく「平和の尊さを語り継ぐ沖縄県民でありたい」と、それを座間味の大きな使命であると行政としてやっています。今回の東京オリンピックの聖火リレーを座間味で開催することができて、非常に喜びました。それには二つ、理由がございます。まずは、沖縄は過去に琉球王国から日本に編入され、第二次世界大戦があり、米国の統治下になり、そしてまた祖国に復帰する。そうした中で脈々と琉球の歴史、文化を伝えつなげてきました。そして、戦争の中でもみんなが頑張り、その後も復興してきました。全世界が分かっているとは思いますが、平和の尊さ、その中でも沖縄県民、特に私たちの島は一番初めに米軍が上陸した島で、村でございました。それが、昭和20年の3月26日。多くの犠牲者が出ました。そういったことを背景に考えますと、まさしく私たちの座間味村でこのような聖火リレーができるのはとても大切なことだと考えて、一生懸命取り組んでみました。沖縄県で、リアルに開催できたのは、沖縄県の石垣市と座間味村でございました。「どうしてもリアルに開催したい」と強くお願いし、どうしたら開催できるのかを考えました。このリレーは、私たちの先輩方が漕ぐ舟から、中学生が漕ぐ舟に聖火を運びますが、先ほどお話ししました「歴史や文化、それに平和の尊さを私たち大人の世代が、しっかりと子どもたちにつなげていくのだ」というのが一番大きな目的で、しっかりとつなげることができました。そして、多くの村民を目の前にして、今の平和な状況の中で、素晴らしい海で聖火リレーができたことも嬉しいことでした。そういったことをすることで、「これからも私たち座間味村はこの平和というものをしっかりと次世代につなげていきたい」と、舟で先輩から後輩に伝えていく貴重な経験をさせてもらいました。また、この映像が作品の中に取り入れられ、後世に伝えられていくことに、心から感謝しております。【質疑応答】 質問オリンピック公式映画はこれまでたくさん観てきました。監督の作品は個性があり、これまでの作品とだいぶ異なる印象を受けました。複雑で、多面的で、様々な声が反映されていました。二作であることもユニークです。この映画の制作過程について伺います。作品は予定通りのものですか? それとも途中で変わっていきましたか? 河瀨監督質問のお答えとしては、計画していたものとは、まったく違う作品になりました。私は、この作品に三年半の時間を費やしました。そして、COVID‑19というウイルスに翻弄され、パンデミック下でステイホームが求められ、全世界が活動を休止させられました。もちろんオリンピックも史上初の延期となりました。そして、(オリンピックを開催しても)無観客という事態になりました。だからこそ、「SIDE:A」「SIDE:B」の二つを作らなければならないと思いました。つまり、アスリートだけにフォーカスしたこれまでのオリンピックドキュメンタリー映画ではなく、これはこの時代の人類に何が起きたのかを描く、オリンピック開催に向けて下支えした人々、尽力した人々、また開催を反対していた人々の思いを込めて描かなければいけないと思うようになりました。また、百年後、二百年後の人たちにも、別のウイルスで、このようにオリンピックの開催が困難になった時に、何かの指針になれるような作品でなければいけないと思いました。単なるドキュメンタリーではなくて、私が見たこの時代の現実を、映画監督として映画にしたつもりです。五月にカンヌ国際映画祭で「SIDE:A」を上映した時に、IOCのメンバーも同席しました。そして、「私たちはこれまでオリンピックの記録映画を作ってきましたが、あなたの作品はアスリートにフォーカスしているだけではなく、アスリートという人間像にも迫った作品になっていました」というコメントをいただきました。これは私にとって、非常に嬉しい評価でした。 質問素敵な映画をありがとうございました。オリンピックの開催者の近いところから撮影していたので、そういう撮影をする時の苦労や工夫があればお聞かせください。 河瀨監督私は2018年に(総監督に)就任して、2019年の一年前の(オリンピック)イベントから撮影を開始しました。その時COVID‑19はなくて、近づいて撮ることも困難ではありませんでした。近いところで撮れているように見えたかと思いますが、実際は2020年になってからは一度も選手にアクセスできませんでした。その時は大会関係者、組織委員会、医療関係者、ボランティアといった方々で、アクセスできる人には、「できるだけ近い距離感で撮影をさせていただきたい」と申し出ました。ドキュメンタリーというのは、人との関係性によって、その物語の強度が増すと思います。そして、時間をかけることは、とても大事です。そういった意味では、ちゃんとフォーカスできた競技とフォーカスできなかった競技がありましたし、無観客の状態も含めてスクリーンの中に人がいない状況を描くことや、人との距離感があり、どうしても遠く離れてでしかフォーカスできない状況もありました。そのような中でもインタビューはクローズアップという、大きなフレームで映したのは、できるだけ人の内面が見え隠れするようにしたかったからです。人と二メートルの距離を保つ必要があったので、ズーム(望遠レンズ)で撮りました。そのサイズを選び距離を詰めて撮った演出は、敢えてそうしました。そのショットの紡ぎ方が、「これまでのドキュメンタリーとは違う」と言われている所以でもあるかと思います。 質問村長としては、有権者の方々にもこの作品を観てもらいたいかと思います。座間味村の皆さんに、どのように受け止めてもらいたいとお考えでしょうか。 宮里村長今回の聖火リレーが決まり、(その後)中止になるかもしれないという話が出た時に、村民に確認しました。すると村民の方々のほとんどが、「出たい」「見たい」「そばにいたい」と答えてくれました。最終的に、予定通り聖火リレーを開催して本当に良かったと思っています。実際に映像に残っていること、それだけではなくて、今回作品を観せてもらった時に、これまでマスコミなどを通じて(第三者に)伝わらなかった東京2020オリンピックの舞台裏と人々の葛藤が含まれていたことから、私は村民にぜひ観てもらいたいと思いました。(東京2020オリンピックを)どうしたら成功できるのか、そのためには何が必要なのか、私たちのかわいい子どもたちも含めて、この作品を観ることで素晴らしい人間に育っていくように思えますから、私はすべての方々に観ていただきたいです。先ほど河瀨監督から「いつかは座間味で上映会をしたい」というありがたい言葉がありました。私も上映会ができるように、一生懸命頑張っていきたいと思います。COVID-19でどこの自治体も大変な思いをしております。同じようにオリンピックの開催はもっと大変だったかと思います。諦めるのは簡単だと改めて思いました。河瀨監督とお話をし、今回の作品を観ることにより、諦めずに目的を達成するにはどうすれば良いのか考えさせられました。これからの人生だったり、政治活動だったり、子どもたちの成長にとってとても素晴らしい映画になっていると思います。座間味村での上映会を実現させたいと思っています。河瀨監督、よろしくお願いします。河瀨監督私も、英語通訳が入る前に一つお話してもいいでしょうか(笑)。これは本当に大事なことです。一年前を思い返してもらうと容易に想像できると思います。(聖火リレーを開催した)5月3日の沖縄は緊急事態宣言下でした。その時は、石垣と、この小さな座間味村でしか、聖火リレーができませんでした。ほかの自治体は(聖火リレーを)中止しました。ほぼ国民の八割がオリンピックの開催に反対をしていた苦難の中で、(聖火の)トーチを島に持ってくる時に、どのような声があがったのか、想像すると胸が痛いです。「小さな島に、COVID-19患者が一人でも入ったらどうなるんだ」「誰が責任をとるんだ」と、たぶん言われたと思います。それでも、今日お話されたように、子どもたちの未来のためにも、聖火がやってくることの意味を、真剣に考えた宮里村長がいたからこそ、この作品の中で子どもたちは笑顔でいます。「(日本での五輪開催は)一生ないと思うから」「去年の先輩のためにも僕たちが一生懸命に(サバニを)漕ぐから」と言った子がいました。想像すると、一年前に(当初の予定通りに)オリンピックが開催されていたとしたら、つないだ子たちが、つなげられなくなることもありえました。そういう悔しい思いをした人たち、できなかったことがいっぱい隠れている中で、(諦めずに聖火リレーを)やった人が記録されること、記録できたことを私はしあわせだなと思っています。本当にありがとうございました。(会場:拍手) 宮里村長こちらこそ!(笑顔を見せる) 質問一つの作品の中にジェンダー、COVID-19、アスリートといろいろな物語がありました。今後五十年、百年経って、このオリンピックはどのように思い出されると思いますか。 河瀨監督これが質問の答えになるのか分かりませんが、この映画は観た方々それぞれの映し鏡のように、その時の自分の状況や思いの中で観られると思っています。つまり、私は今回の映画「SIDE:A」「SIDE:B」では、片側だけのイメージで描いていません。何かの分断が起きているかのように見えるシチュエーションの中で、「A」「B」の人々は同じ地平で描きました。ですから、そこを観た人が、ご自身の感覚でどちら側に心を寄せるのか、それにより見え方がまったく変わってくると思います。そして、ジェンダー問題についても、2021年当時は日本女性の社会進出や役員就任の人数においても、(諸外国に比べて)日本は非常に低い数値になっています。そういう現実の中で、例えばアスリートにしても、結婚、妊娠、出産を経て、トップアスリートとしてはどうしても活躍できる土壌がないというような現実も記録しました。でも、これを五十年後、百年後の人々が観た時に、「あの時代はそうだったんだ」「でも、五十年後の今はそうではない」となり、それなら「時代の転換期はどこだったのだろう?」という見え方になるのではないかと思って作っています。皆さんそれぞれが、どのように観るのかを私が何か言える立場ではなく、私はすべての感じ方を、フラットに観てもらえるように、描いたつもりです。質問(英語と日本語で質問)映画「SIDE:A」「SIDE:B」の両方を拝見しました。コンセプトの違いが重要だと感じました。大きなテーマと個人的な物語があり、「SIDE:B」では河瀨監督の声が入っていました。作品の中にご自身の声を入れることについての見解を伺いたいです。 河瀨監督手法のことに言及することになりますが、あれは私の声ではありません。私がカメラを構えて、撮っている被写体はリアリティがありますが、こちら側の声は、あとから構成して付けたものです。「純然たるドキュメンタリーであるか」と言えば、私自身も最初のプライベートドキュメンタリーの時から、いろいろな意味でフィクションの部分があります。ただし、ドキュメンタリー映画というのは、その監督のまなざしで描かれるものです。この世界にあまたある現象のうちカメラを向ける対象は、一つしかないわけで、その一つのどこを撮るのかは、作家性という意味において、その監督のまなざしになると思います。同じ現実を捉えるにしても、私が撮るものと、是枝(裕和)監督が撮るドキュメンタリーではまったく異なります。そういう意味で、私にしか撮れない今回の東京2020オリンピックが「SIDE:A」「SIDE:B」であって、良かったと思っています。それは、IOCから最初に制作を依頼された時に、「市川崑の時代に立ち返りたい」「あなたにしか撮れないものであってほしい」ということでした。その依頼は全うできたのではないかと思っています。それまでのここ二十年ぐらいのオリンピックの公式映画は、誰が撮ってもそんなに変わらないような、ひな形に基づいたかのような、どこの国であっても変わらないようなエピソードがはめ込まれていたと思います。でも「あなたにしか撮れないオリンピック映画を撮ってほしい」と言われ、その依頼に基づいて作りました。皆さんが思い描く、オリンピックの公式映画があるのであれば、莫大なお金が投入されて、IOCのひな形にエピソードをはめ込んでいく、そういうものをイメージされたかもしれません。もっといえばTOCOG(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、英: The Tokyo Organizing Committee of the Olympic and Paralympic Gamesの略称)の言う通り、政府の言う通りに撮っているのではないかと思われているかもしれません。でも、作品をご覧になった方は「河瀨映画ですね」と受け止めていただいています。それこそが、私が三年半をかけて、自分のこれまでの映画監督としてのスキルをすべて投入して作り上げたものであると誇りを持って言えます。お金も市川崑時代と同じお金しか使わせてもらっていません(笑)。本当に、そのような中で、一年延期になって、追加予算もほぼないです。私自身がカメラを回して見えた世界です。「SIDE:A」「SIDE:B」はどちらにも8ミリフィルムの映像が入っています。私が一番最初にフィルムに触れた感覚で、この2019年から2021年までの東京で行われたオリンピックを自らのまなざしで作り上げたものです。 質問東京2020オリンピックにご出場するために南スーダンから来日され、(群馬県の)前橋に二年半滞在されました。閉会後いったん、南スーダンに戻り、再び来日されたと伺いました。映画の内容からは少し離れますが、近況と、オリンピックを経験されたことによる未来への展望をお聞かせください。 アブラハム選手いい質問をありがとうございます。今は、パリ大会に出場することを目標に、日本の阿見スポーツクラブに所属してトレーニングを続けています。東京大会に出場したことで貴重な経験が得られました。阿見スポーツクラブは、中距離の選手が主でして、良いトレーニング相手であり、良き友人であり、家族のようです。落ち着いた環境にいることで、体制も整い、パリ大会に向けて頑張っています。パリ大会では正規の出場資格を得て、最前線で最強の選手たちと競いたいと思っています。 MC本日はありがとうございました。
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「ゴーストブック おばけずかん」完成披露試写会「ゴーストブック おばけずかん」完成披露試写会「ゴーストブック おばけずかん」公式サイト「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年公開/主演:吉岡秀隆)「DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017年公開/主演:堺雅人 高畑充希)など、圧倒的なVFXで観る者の心を奪った日本を代表する映画監督・山崎貴の最新作「ゴーストブック おばけずかん」がいよいよ7月22日より公開となります! 6月27日にはTOKYO DOME CITY HALLで完成披露試写会が開催され、城桧吏さん、柴崎楓雅さん、サニーマックレンドンさん、吉村文香さん、神木隆之介さん、新垣結衣さん、山崎貴監督が登壇しました。"どんな願い事も叶えてくれる一冊の本=おばけずかん"を手に入れた子どもたちが、数々の試練に立ち向かう姿を描く本作。この日は登壇者陣がおばけポーズを披露してランウェイを盛り上げたほか、それぞれが笑顔いっぱいに撮影を振り返りました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートいたします!完成披露試写会■幕が上がると登壇者陣がおばけポーズで登場! 仲良くランウェイを闊歩し、会場も大盛り上がり!坂本一樹役城桧吏さん工藤太一役柴崎楓雅さん飯田サニー宗佑役サニーマックレンドンさん橘湊役吉村文香さん古本屋の店主役神木隆之介さん葉山瑤子役新垣結衣さん山崎貴監督城さん皆さん、こんばんは! 本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。短い時間にはなりますが、ぜひ楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。柴崎さん昨年撮影をして一年あまりが経ち、本日皆さんに観ていただける日が迎えられたことをうれしく思います。本日は短い時間ですが、よろしくお願いいたします。サニーマックレンドンさん舞台挨拶をするのは初めてですが、緊張しないよう頑張ります。短い間ですが、よろしくお願いします。吉村さん本日は暑い中、わざわざ足をお運びいただきありがとうございます。緊張していますが、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。神木さん皆さん、こんばんは! (会場の拍手を聞き)しっかりと皆さんの心の中の「こんばんは」が聞こえました。暑い中、来ていただいて本当にありがとうございます。今日は短い時間ですが、どうぞ楽しんでいってください。新垣さん慣れないランウェイで、おばけポーズは恥ずかしかったですね(笑)! 山崎監督ハードル高いですよね。 新垣さん(笑)。皆さん、どうでしたか?(会場:拍手) ありがとうございます。今日は楽しんでいってください。山崎監督皆さん、こんばんは!(会場:拍手) 拍手で反応が返ってくるのは新鮮で面白いですね。 撮影してから一年くらいが経ちますが、ようやく皆さんにお届けすることができます。初めて観ていただけるということでドキドキしていますが、すごく楽しみです。感想をSNSなどに上げていただけると、僕はエゴサーチが大好きなので、絶対に見ます(笑)。ぜひ感想を上げていただきたいと思います。MCまずは山崎監督にお伺いします。なぜ今回は大人が知らない、子どもたちの大ベストセラー童話を実写映画化しようと思われたのでしょうか。 山崎監督今回のお話をいただいた時、ちょうど「ジュブナイル」(2000年公開/出演:遠藤雄弥、鈴木杏)というデビュー作から20年ぐらいが経った頃で、久々に子供たちを主役にした映画を撮りたいと思っていました。いただいたお話も子どもたちをフィーチャーできる作品だったので、ぜひやらせていただきたいと思いました。オーディションをしたところ、この"運命の子どもたち"に出会えたので「これはいける」という手応えを感じながら、映画に取り組みました。(オーディションで選ばれた城さん、柴崎さん、サニーマックレンドンさん、吉村さんは)"運命の四人"です。 MC"運命の子どもたち"というお話がありましたが、一度マイクを城さんにお預けいたしますので、ぜひお話を聞かせてください。 城さん映画館での舞台挨拶は何回か経験があったのですが、こんなに大きな舞台挨拶に立つのは初めてです。楓雅はどう?柴崎さん僕が以前、舞台挨拶に参加した際は無観客でした。今日は会場の広さもあると思うんですが、たくさんの方を目の前にして、(サニーマックレンドンさんに語りかけるように)今すごくワクワクしているよね。サニーマックレンドンさん僕はまず舞台挨拶が初めてで、こんなに大勢の人の前に立つことも...。さっき「緊張しないように」と言ったんですが、 すごく緊張しています。吉村さん私は、三人以上に緊張している自信があります(苦笑)。本作が初めてのお芝居で、舞台挨拶自体も初めてです。こんなに大きな舞台に立たせてもらえて、楽しみな気持ちもありますが、緊張の方が勝ってしまってすごくガチガチです。山崎監督撮影現場の思い出話はある? 城さん現場の思い出話といったら、やっぱりみんなで水切りしたことです。ホテルの前に海があって、そこでこの四人と山崎監督と五人で水切りをやりました。すごく楽しかったですし、思い出に残っています。楽しかったね。 柴崎さん楽しかったです。あと、桧吏くんがルービックキューブをやっていたので、僕たちも全員ルービックキューブを買って、勝負をしました。結局、桧吏くんに揃え方を教えてもらったりしながら、勝負をしていたんですが、一回も勝てたことはないです(笑)。 サニーマックレンドンさん水切りも楽しかったですし、楓雅くんが言ったように、ルービックキューブをみんなで買ったんですが、僕は一回も揃えられませんでした。今、家に放置している状態です。(登壇者の皆さん:笑) ルービックキューブは桧吏くんから教えてもらったんですが、できなくて残念です。(登壇者の皆さん:笑)。 吉村さんルービックキューブ以外にも、みんなで卓球をしたこともありました。みんな初めてで、なかなかうまくできなかったんですが、それもまた楽しくて、とても良い思い出です。 城さんホテルの下に銭湯があって、お風呂から上がった後に、山崎監督からコーヒー牛乳をおごってもらったこともありました。 山崎監督「コーヒー牛乳が高いんです」と言っていたので、接待しなきゃいけないなと思って(笑)。皆さんがお風呂から上がってくるのを待っていました。 本当に高かったんですよ。250円ぐらいしました(笑)。吉村さんあとは、桧吏くんがやっていたオンラインゲームも四人でやりました。桧吏くんが好きなものをすべて、みんながやり始めていたという思い出です。 MC新垣さん、神木さんは、四人に聞いてみたいことはありますか? 神木さん夏はいつもどうやって過ごしているの? 噂によるともう梅雨が明けたようですね。夏は大丈夫? 夏バテとかはしない? 城さん夏は苦手ですね。体育の時に暑すぎて、毎回一人だけ保健室に運ばれているんです。立てなくなって、車椅子で運ばれたことが何回かあって...。 神木さん(驚きの表情で)すごい覚悟とリスクを背負った体育だね。みんなはスポーツとかやっていたりするの? 柴崎さん僕は、一年生の三学期ぐらいに運動部に入りました。夏休みの予定表をもらったんですが、ほぼ毎日ずっと部活で、さすがに「これは無理だな」と思ったりしています。サニーも野球部なので、同じ気持ちがあるんじゃないかな。 神木さんおお! ポジションはどこ?サニーマックレンドンさんファーストを守っています。僕も野球をやっていてバテたことがあるんですが、中学に入ってからはバテないようになりました。 神木さんすごい! 新垣さん体力が成長したんだね。文香ちゃんは運動とかやっているの? 吉村さん私は、先日(部活を)引退したばかりなんです。これまで一年生、二年生の夏休みは毎日部活で自由な時間があまりなかったんですが、今年は友だちと遊んだり、いろいろなことして自分の時間を楽しみたいと思います。 新垣さん良いことだ! MC城さんはこれまでもいろいろな作品に出演されていますが、 本作では主人公を担い、同世代の仲間と一緒に撮影に臨んできました。撮影を振り返ってみると、どんな日々でしたか? 城さん本当に大きな作品でプレッシャーもありました。でも、オーディションの時からみんな一緒だったので、みんなに支えられ、支え合いながらなんとか撮影を乗り切れたかなと思います。 MC本作は子どもたちの成長物語であると同時に、彼らと一緒に冒険に出る新垣さん演じる新米教師も一緒に成長していく物語となります。完成した映画を観て、新垣さんはどのような感想を抱かれましたか? 新垣さん私自身もファンタジー作品がとても好きなので、異世界冒険ファンタジーである本作の世界観はとても魅力的でした。子どもだけではなく、大人が観ても楽しめると思える映像や、エピソードが描かれています。それに、実生活でも勇気をもらえるようなメッセージが込められていると思いました。試写が終わった時に、山崎監督と目が合って「好きです」と言いました。山崎監督「好き!」と言われました(笑)。隣に座っていまして、目が合って、新垣さんが「好き」と言うので、五秒ぐらい固まってから「ああ! 映画のことね!」と思いました(笑)。 新垣さん(笑)。第一声がそれだったくらい、本当にワクワクして、楽しくて、ハラハラして、とても大好きな作品です。 MC大人の成長物語でもありますが、新垣さんご自身は本作の撮影を通じて「成長したな」と思うことはありますか。 新垣さん成長というか「自分がこの年齢の時は、どういう風に過ごしていただろう」と、思い出して「初心にかえる」というような気持ちがありました。みんなの現場でのタフさ、パワフルさや一生懸命さを、これからも忘れずに持ち続けていきたいという気持ちにもなりました。 MC新垣さんは、先生役を演じられました。生徒役の子どもたちとの撮影時の思い出を教えてください。 新垣さんテスト前ということで、待ち時間に勉強をしている子が何人かいました。「教えてください!」と言われたんですが、全然教えられなくて(苦笑)。でも、「できない」とすぐに拒否するのもなと思って...、ネットで一生懸命調べながら「一緒に考えよう」と言って参加したんです。でも、役には立たなかったという思い出があります。 MCちなみに新垣さんと一緒に勉強をされたのは、どなたでしょうか。 吉村さん私です。すごくうれしかったです。 新垣さん本当? 吉村さん本当に全然分からないところがあったんです。新垣さんに聞く前に、桧吏くんやみんなにも聞いたんですが、みんな「僕分からない」みたいな感じだったので(苦笑)。新垣さんが一緒に勉強してくれて、すごくうれしかったです。 城さん新垣さんは本当の先生みたいな感じで、みんなのことをまとめてくれるんです。そういった先生のような姿もありながら、明るくて優しい方で、僕のギャグにも新垣さんだけが笑ってくれました。うれしかったです。 新垣さんうれしい、みんないろいろ言ってくれて、ありがとう。桧吏のギャグ、最高だったよ(笑)。MC神木さんは今、「自分もこういう頃があったな」という顔でお話を聞いていましたね。 神木さんよく分かりましたね! MC"運命の子どもたち"と共演された感想、また完成した映画をご覧になった感想を教えてください。 神木さん完成した映画を観て、とにかく元気が出ました。今回は皆さんと一緒の撮影日数も少なく、さらに僕は皆さんに試練を与える側なので、それを見守っているという役どころでした。だから、みんながどのように戦って、どのように成長、冒険していくのかは、完成した作品を観るまで分かりませんでした。初めて観た時には、純粋に「自分も頑張ろう」と感じることができました。僕は今年29歳になったんですが、子どもの頃ってもっと真っ直ぐにやりたいことをやって、全力でぶつかって、それが失敗しても成功しても、仲間のために、自分のためにと、真っ直ぐだったなと感じています。映画を観て、みんなから改めてそういう強い気持ち、真っ直ぐな気持ちって、すごく大事なんだなと教えてもらいました。共演シーンは少なかったですが、現場でも(子どもたちが)たくさん話しかけてくれて、「神木さん、おはようございます。よろしくお願いします!」と一生懸命挨拶をしてくれました。「そこまで頭下げなくて良いよ」「そんなに気を遣わなくて良いからね」と思うくらいに、礼儀正しくて、すごく真面目でした。冒険をしながら成長していくという役柄と、ご本人たちの成長もリンクしているなと感じました。MC城さん、神木さんと共演された感想を教えてください。 城さんとても優しかったです。神木さんから学校のことや「何をやっているの?」と話しかけてくれました。少ない時間でしたが、撮影の合間に四人で一緒になって話すことができて幸せでした。 MC神木さんは「自分にもこんな頃があったな」と思い出すことはありましたか? 神木さんこれまでの僕は"冒険する側"を演じることも多く、"冒険や試練を与える側"になったんだなと思うと、時が経ったと実感しました。(演じたのは)すごく重要な役割を担っている役でもあるので、慎重に役作りをしながら撮影に挑みました。 MCさっきから気になっているんですが、(GHOST BOOKという文字とお化けのイラストが描かれたTシャツを見ながら)神木さんがジャケットの内側に着ているTシャツは何ですか?山崎監督これは劇中登場するTシャツですね。(新垣さん演じる)瑤子先生が作ってくれるんですが、(ダサいので)みんなが着るのを嫌がるTシャツです。 新垣さんみんなは嫌がるんですが、神木さんは進んで着てくれる(笑)。 神木さん映画の中では僕だけがこのTシャツを着られないので、今日は着て来てしまいました。 MC最後に、城さん、新垣さんからメッセージをお願いします。 新垣さんこうして皆さんに観ていただける日が来て 「夏が来た」という感じがしています。「ゴーストブック おばけずかん」が、皆さんの夏を楽しく彩り、皆さんにワクワクした気持ちで日々を過ごしていただけることを願っています。ありがとうございました。 城さん本日はお越しいただいて、本当にありがとうございました。わずかな時間だったので、話したいことをすべてお話しすることはできなかったのですが、こうして皆さんに観ていただける機会ができて、本当にうれしいです。ぜひ楽しんでください。ありがとうございました。
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「キングダム2 遥かなる大地へ」ワールドプレミア「キングダム2 遥かなる大地へ」ワールドプレミア「キングダム2 遥かなる大地へ」公式サイト「週刊ヤングジャンプ」で連載中の原泰久による人気漫画を原作に2019年に実写映画化され、興行収入は57.3億円を突破し、2019年に公開された邦画実写作品で見事No.1を獲得した「キングダム」。その待望の続編となる「キングダム2 遥かなる大地へ」がついに完成! 6月30日に東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLにてワールドプレミアが開催され、山﨑賢人さん、吉沢亮さん、橋本環奈さん、清野菜名さん、岡山天音さん、三浦貴大さん、濱津隆之さん、豊川悦司さん、髙嶋政宏さん、要潤さん、加藤雅也さん、玉木宏さん、小澤征悦さん、佐藤浩市さん、佐藤信介監督がそろって登壇しました。この豪華キャスト陣によるトークの模様をレポートいたします。ワールドプレミア信役山﨑賢人さん嬴政役吉沢 亮さん河了貂役橋本環奈さん羌瘣役清野菜名さん尾平役岡山天音さん尾到役三浦貴大さん澤圭役濱津隆之さん麃公役豊川悦司さん昌文君役髙嶋政宏さん騰役要 潤さん肆氏役加藤雅也さん呉慶役小澤征悦さん昌平君役玉木 宏さん呂不韋役佐藤浩市さん佐藤信介監督山﨑さん皆さん今日はお越しくださいましてありがとうございます。公開までやっと二週間なんだなとワクワクしております。今日はひと足先に皆さんに本作を観ていただきますが、本当にすごい映画が完成したので、早く観ていただきたいです。この「キングダム2」のすごいパワーを感じてもらって、公開まで皆さんに広めてもらえたらと思います。今日はよろしくお願いします!吉沢さん本日はこんなにたくさんの方に足をお運びいただきましてうれしく思います。今回「2」ということで、スケールやリアクションがよりパワーアップした「キングダム」を皆さんに観ていただけるということですごくワクワクしています。皆さんがどんな顔をして帰るのかを想像したらニヤけそうなくらい、素晴らしい作品になっています。ぜひ最後まで楽しんでいってください。橋本さん「1」の初日舞台挨拶で「願い」(「1」のテーマであった「夢」)をフリップで出した時に「続編」と答えている人が結構多かったんです。私自身も続編を願っていたので、こうしてまた皆さんにパワーアップした続編を観ていただけることがうれしいです。「1」でたくさんの人に観ていただけたからこそ、この続編を作ることができました。「1」の時にスケールが大きくてびっくりしていたのに、続編でさらにスケールアップしていて、どれだけ期待していただいても、皆さんの期待を超えられるんじゃないかと思っています。ぜひ楽しんでいただきたいと思います。清野さん「キングダム2」から参加しましたが、羌瘣は本当に人気のあるキャラクターで、私もオファーいただいた時に、プレッシャーと不安で押しつぶされそうでした。でも、「1」を成功させた皆さんの中に一員として入って羌瘣を演じられて、誇りに思いますし、幸せでした。今日は暑い中、お越しいただいてありがとうございます。本当に熱い素晴らしい作品ができたと思います。岡山さん「1」の公開時は僕も一ファンだったんですが、それがこうやって続編では参加できて、今日、最初のお客さんに本作をご覧いただけることをうれしく思います。三浦さんもともと原作の「キングダム」のファンでした。だから、「キングダム」の世界の中に入って自分が生きられるなんて思っていなかったので、非常に光栄であり、財産になっていくと思います。そして、こうしてたくさんの人に観ていただける機会が持てることがうれしいです。これから公開ですが、さらにたくさんの方に観ていただきたいので、皆さんよろしくお願いします。濱津さん僕も今回初めて「キングダム」というものすごく壮大な世界に参加できて光栄でした。一人でも多くの方にこの作品を観ていただけたら本当にうれしいです。豊川さん「1」を観た時に本当に素晴らしい作品で「自分も参加したかった」という思いがあったので、今日はこういう場に立ててとてもうれしく思っています。髙嶋さん今までの僕の歴史上、完成した作品を観てここまで感動したことはありません。それはあらゆる意味を含めてですね。ですので、なんとかこの夏の激戦区を勝ち残るべく、皆さんどうか口コミをよろしくお願いします!要さん「1」に引き続き今回も出演しました。僕も一足先に観ましたが、観終わってすごく元気になったという記憶があります。しばらく自分のテンションが上がっているのを感じていました。皆さんもきっと同じ思いになっていただけるんじゃないかと思います。ぜひ楽しんで帰ってください。加藤さんこの映画を撮っている時、本当に大変な状況だったのですが、出来上がった作品を観て、本当にみんなすごく頑張ったなと改めて思いました。ですので、たくさんの方に観ていただけることがスタッフを含め一番うれしいことだと思いますのでよろしくお願いします。小澤さん今回、私が演じた呉慶は知略型の知性に長けた武将ですが、僕は真逆で知性のかけらもない男なんです(笑)。今回、演じることができてすごくうれしかったです。そして「キングダム」という壮大な世界観に参加できてうれしかったです。豊川さんと戦わせていただくというのも光栄でした。佐藤浩市さんをはじめ、素晴らしい豪華キャストの皆さんの中で演じることができてうれしかったです。素晴らしい作品です。皆さん、乞うご期待です!玉木さん「1」を観た時、悔しさを覚えるくらいの素晴らしい出来で、「続編があるのであれば参加できたら良いな」という思いがありました。なので、こうして昌平君を演じることができてうれしいです。僕も一足先に観たのですが、手に汗握る、興奮する仕上がりになっていると思います。最後まで楽しんで帰ってください。佐藤さんこれだけ演者がたくさんいると挨拶が長い長い(苦笑)。ようやく順番が回ってきたなと...。僕自身、撮影に参加したのが二年ほど前で、それからコロナ禍の中、みんな大変な思いで撮影をしていました。それがやっと、皆さんの前で公開される――これだけ待って我慢をした分、それだけの作品になっていると思います。今日は楽しんでいってください。佐藤監督今日は皆さん、お越しいただきありがとうございます。先ほどの佐藤さんのお話にもありましたが、この作品には数年前から携わってきました。撮影が始まったのがまさに二年前です。前作の初日舞台挨拶で、自分の夢として「続編を作りたい。蛇甘平原の戦いを描きたい」と申し上げましたが、それから数年を経て、蛇甘平原の戦いを描き切ることができたと思います。思ってもいない苦難がたくさんありましたが、キャラクターたちが一人ずつ夢に向かう物語を作っていく中で、そのキャラクターたちに背中を押されて、スタッフ・キャスト一丸となってこの作品を作ることができました。その作品を皆さんに今日こうしてお披露目できることを夢のように思っています。どうか皆さん、楽しんでいってください。MC皆さんに、ここだけは注目してほしいシーン、出演者についてお話しいただきたいと思います。 山﨑さんそうですね。「1」の時もそうだったんですが、原作者の原(泰久)先生が今回も映画の脚本に携わってくださっています。羌瘣と信が原作とはまた違った関わり方をしていくんですが、そこでの信のセリフがすごく好きです。これから皆さんには観ていただくんですが、あれだけの熱量と真っ直ぐさで出会ったばかりの羌瘣に"ああいう言葉"を掛けられるってすごく良いなと思いました。観ている人にもその言葉が伝わったら良いなと思って演じました。そこをぜひ観ていただきたいです。他にも見どころはいっぱいあるんですけど一つだけということなので...。清野さん原作にはないシーンを書いてくださって、なかなか私としてはどう心情を整理しようか悩んだシーンでした。でも、信が素敵な言葉をかけてくれて、羌瘣の内面が変化していくシーンなのでぜひ観ていただきたいです。 MC清野さんの注目ポイントは? 清野さん自分なんですが(笑)、予告でも流れている尾平とのシーンで「無理じゃない! だってお前はまだ生きてるじゃないか!」と叫ぶシーンがあって、羌瘣の人間的変化もあり、アクションもたくさん詰まっているのでぜひ楽しみに観ていただければと思います。MC小澤さんも「うんうん」とうなずかれていましたがいかがですか? 小澤さん本当にそうだと思います。 MC続いて吉沢さんの注目ポイントをお願いします。 吉沢さん見どころと言うと、いろいろあり過ぎて絞れないんですが、やはり今回から参加されているキャストの皆さんの、原作のキャラクターの再現度――それがただの再現ではなく、実写として、生身の人間として漫画のキャラクターを演じていて本当に素晴らしいんです。僕は基本的に王座にいて、戦場の皆さんの様子は全く知らなかったんですが、完成した作品を観ると本当に素晴らしくて、前回の戦いとはレベルが違ってすごいことが起きています。その辺はチェックしてほしいですね。MC信のアクションはいかがでしたか? 吉沢さんすごい! すごかったです。何ていうか...、漫画原作なので、普通に考えたらありえない動きもするんです。それを賢人が、信になり切って全細胞を使っていることで、「本当にそういう動きをしているんじゃないか?」って観えるその説得力がすごかったと思いました。 山﨑さん本当にうれしいですね。ありがとうございます! 橋本さん私はマスコットキャラ的な立ち回りで温かく見守っていて、戦場には全然行っていないんです。皆さんが体を鍛えたり、アクションの練習をされているとは聞いていました。戦場に行く組ではない、軍議のシーンはすごい空気感でした。これだけ豪華なキャストの皆さんが揃っていたので、緊張感がすごかったですね。すごく大きな場所で距離も遠かったし、セリフがフェイスシールドで聞きとりづらくて大変だったなという印象だったんですが、そのシーンも深みのあるシーンになっていて。アクションはカッコ良いですが、アクションだけでない深みや忠実な部分が足されていると思います。そこも観てほしいですね。MC緊張感を一番醸し出していたのはどなたですか? 橋本さんみんなですね。みんなが整列して二列に並んでいるわけです。その中で唯一、王様の吉沢くんが真ん中にいて、すごい長ゼリフを言っていて...。私だったら絶対にイヤだなと思いながらドキドキしていました。 吉沢さん覚えています。いやぁ、ハンパじゃないですね(笑)。「1」の時は信と二人とか、年の近いメンバーでアグレッシブなアクションもあったり、冒険をしながらという流れだったのが、「2」は大先輩がズラーッといる中、みんな僕にひざまずいていて、僕だけ偉そうにしているんですね(笑)。声が震えちゃって...全然違う緊張感がありました(苦笑)。岡山さん僕はやはり「1」は普通に観ていたので、信もそうですが羌瘣さんのアクションですかね。原作でハッキリとした戦闘スタイルというのがあるので、それが「果たして三次元でどうなるのか?」というのが見えなかったんです。でも、実際に現場で見てみたら「なるほどな」と思いました。やはり二人のアクションは好きですね。 三浦さん同じです。やはりずっと一緒にいる時間が長かったので、アクションは目の前で見ていてもすごいものがありました。出来上がった作品を観ても素晴しいものになっていたので、ぜひ注目してほしいです。僕は現場で王様にお会いしていないんですよ。戦場に出ていたので...。映画で「あぁ、この人がいるから俺たちは戦っていたのか!」とハッキリ意識しました。メチャクチャ王様でした! カッコ良かったです。そこもぜひ観てください。 濱津さん好きなキャラクターで縛虎申さんという人がいるんです。戦場でのこの男の信念をもって駆け巡っている生き様が男としてカッコ良くて、憧れて、すごく好きなキャラクターです。縛虎申さんだけでなく登場人物たちの人間の魅力をぜひ味わって心を揺さぶられていただけたらうれしいです。楽しくご覧いただけるんじゃないかと思います。アクションなど壮大な場面もいっぱいありますが、そこに生きる人たちの人間味を観ていただけたらうれしいです。 豊川さん見どころ? 全部なんですが、やはり...僕かな(笑)? 監督と話をして、原作ありきだし「1」もありましたので、どれだけ原作と同じビジュアル的に作り込んでいくか...。僕のやった麃公はカツラをつけ、つけ髭をつけています。そして、もう一つ、何かをつけています。何でしょう? 映画を観た後、ホームページでお待ちしています。 髙嶋さんまずですね、アクションなんですが「1」も最高傑作なんですが、その中でも「あぁ、ここもっと観たかったな!」とか、自分でちょっとコピーして動いてみたいなという人にとって、「2」ではそういうところもすべてクリアになる――そんなアクションになっています。「観たいところがちゃんと観られる!」そんな素晴らしいアクションシーンです。それとですね、原作ファンにとっては観たら「あぁ、これもちゃんとやってくれた!」と思うと思います。最初に試写を観て、試写室で泣きましたね、震えて。それだけ原作を愛して作品を作った。そこが最大の見どころかもしれません。 要さん髙嶋さんと全く同じです。僕は今日はいらっしゃらない王騎将軍(大沢たかおさん)に仕える身ですが、「1」もそうでしたが、王騎はすごく良いところで登場するんですね。これ以上ないタイミングで登場されて、それがまたすごくカッコ良いんで、そこを見ていただきたいです。 加藤さん要くんが言ったように、大沢たかおくんは、彼が18歳くらいの頃から知っていますが、当時は細かったんです。その彼が王騎のあの身体を作っているって、前回ビックリしました。再びこの映画のためにそれを作っているっていうのは絶対に見どころです。 小澤さんいやもう僕は山﨑賢人の大ファンなんで、出てくるたびに「賢人!」って手を振って観ていました。撮影中はあんまり現場で会えなかったので、今日は結構レアな「うしろ賢人」と「うしろ亮」が見えて、すごくハッピーです! アクションはもちろんですが、芯のある男を演じていて...(後ろを振り向いた山﨑さんに)あ、賢人、こっち見ないで(笑)! 完璧です。 玉木さん見どころはたくさんあるんですが、清野さん演じた羌瘣がすごく好きです。そこに一緒にいる岡山くんが演じる尾平が「すげぇー!」って言うんですが、その「すげぇー!」に全部持っていかれた感があります(笑)。そこもぜひ見ていただきたいです。 MC佐藤さんはどんなところが見どころだと? 佐藤さん最初に言ったように、どれだけみんなが頑張ったか。それはアクションだけではなく、スタッフ、キャストみんなです。正直、僕は、原作を読まれている方はご存知かと思いますが、あまり動きのある役ではないんです。政(まつりごと)ではよく動きますが。監督、次があったら俺、ガンガンやりますよ! いや、すみません、そういうキャラじゃありませんでした(笑)。 佐藤監督全部見どころですが...。今作では「蛇甘平原の戦い」という紀元前200年くらいの中国の戦いを描いているんですが、一人の元奴隷だった信という少年が、天下の大将軍を目指して繰り出す初めての戦場で、そこでいろんなもの見るんですね。生き様、死に様、いろんなものを見るんです。見られている人たちの姿や表情も素晴らしいし、静かにそれを見ている信の表情も見どころかなと思います。戦場を見つめ、現実を知っていく眼差しに、僕はすごく良いものが撮れたという実感を持ちました。そこで信が成長していく物語だと思います。中国の紀元前の戦いなんですが、日本の時代劇にはない破格のものが中国の歴史には眠っていて、それを今、こうして描けたというのは観ていただきたい見どころですね。ちょっと停滞して元気がなくなってきたところでのターニングポイントになる公開作品になったら良いなと思ってやっていました。ぜひそこを観ていただければと思います。 MC最後に山﨑さんからメッセージをお願いします。 山﨑さん「こんな日本映画観たことない」って言葉がよくあると思いますが、「これだったんだ!」と思いました。本当にすごいものができたと思います。スケールもデカいですが、「キングダム」の良いところは仲間たちの絆だと思います。僕が好きな信のセリフで、本編には出てこないんですが「戦は数じゃねぇ!人だ!」というのがあって、本当にその通りだと思います。これだけ素敵な方々とみんなで熱量を持って「キングダム」を作り上げることができたのがうれしいです。自分自身もパワーをもらっている作品なので、観ている人にも元気になってもらえると思います。暑いので水分補給をして体は冷やしても、心は燃やして、熱く夏を「キングダム」で盛り上げてもらいたいと思っています。今日はありがとうございました!
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劇場版 舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- Blu-ray一期一振:本田礼生 鯰尾藤四郎:前嶋 曜 骨喰藤四郎:北川尚弥 宗三左文字:佐々木喜英 加州清光:松田 凌 太閤左文字:北乃颯希 真田信繁:鈴木裕樹 大野治長:姜 暢雄 豊臣秀頼:小松準弥 弥助:日南田顕久 阿形:安田桃太郎 吽形:杉山圭一 徳川家康:松村雄基 山姥切国広:荒牧慶彦 アンサンブル: 及川崇治 淡海 優 奥平祐介 川手利文 工藤翔馬 小西主馬 澤田圭佑 下尾浩章 じゃっき~ 多胡亮平 田嶋悠理 千葉雅大 日野亮太 星 賢太 真鍋恭輔 宮永裕都 村山邦彦 山下 潤 山中隆介 横田 遼舞台『刀剣乱舞』シリーズ 5 周年を記念した劇場上映第4弾Blu-rayの発売が決定! ヘッドフォン用 立体音響(DTS®Headphone:X®)を搭載Disc1音声: 1, 2.0ch サラウンド 2, 5.1ch サラウンド 3, ヘッドフォン用 立体音響(DTS®Headphone:X®) メニュー画面から[ヘッドフォン用 立体音響]モードを選択し、お手持ちのヘッドフォンを接続すると映画館やホームシアターと同様のサラウンド音声が楽しめます。※DTS 対応プレーヤー<映像特典>◆BD/DVD 購入者向け撮りおろしキャストコメント(本田礼生、佐々木喜英、松田凌) ◆予告編 ※特典内容・商品仕様は予告なく変更になる場合がございますのでご了承ください。TBR31354D/2022年度マーベラス原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus) 脚本・演出・総監修:末満健一 音楽:manzo/伊 真吾 ディレクター:池田圭太 製作:舞台『刀剣乱舞』製作委員会 配給:東宝映像事業部© 舞台『刀剣乱舞』製作委員会 © 2015 EXNOA LLC/Nitroplus劇場版 舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- Blu-ray
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「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」公開御礼“烏野”舞台挨拶「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」公式サイト古舘春一による大人気青春スポーツ漫画の金字塔「ハイキュー!!」の4期にわたるTVアニメ版の続編となる待望の「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」。公開から9日間で観客動員数は260万人を突破し、興行収入は38億円を超える大ヒットを記念して、2月25日、東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が開催されました。烏野高校のメンバーの声優を務める村瀬歩さん、細谷佳正さん、林勇さん、岡本信彦さん、内山昂輝さんが揃って登壇しました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。大ヒット御礼舞台挨拶日向翔陽役村瀬歩さん東峰旭役細谷佳正さん田中龍之介役林勇さん西谷夕役岡本信彦さん月島蛍役内山昂輝さん村瀬さん皆さん、こんにちは!(会場のおとなしい反応に)あんまり大きな声を出せないタイプの人たちかな(笑)? もう一回、聞いてみましょうか。こんにちは!(会場の大きな反応に)すごい! 雨にも負けない良い声をありがとうございます。そして、お集まりいただいてありがとうございます。今日はよろしくお願いします。 細谷さん皆さん、こんにちは!(会場の反応に)やっぱり緊張が解けて良い感じですね。本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。よろしくお願いします。 林さん皆さん、こんにちは。(会場の反応に)良いですね、三回目もちゃんと声出してくれて、本当に良い方ばっかりですね。本日はここにいらっしゃる方たちと、全国の会場が配信で繋がっています。皆さん元気ですか? 短い時間ですが、一緒に「ハイキュー!!」愛を感じながらお話しできればと思います。 岡本さん皆さん、ソイソイソーイ! (会場:「ソイソイソーイ」)もう一回、ソイソイソーイ!(会場:「ソイソイソーイ」)声は出ていますね。「こんにちは」の時より出ていますね。皆さん、ありがとうございます。本日はよろしくお願いします。内山さんはい、本日は寒い中ありがとうございます。 岡本さん温度差! 林さん本当はこれで良いんですよね(笑)。 細谷さん悪い流れを作ってしまったなと…。 林さん悪くはないですよ。良い流れですよ。 内山さん短い時間ですが、よろしくお願いします。 MCアニメ4期から四年余り、ファンの皆さんが待ちに待った劇場版が公開され、大ヒットしています。皆さんの後ろのパネルには、X(旧Twitter)に寄せられた感想コメントが載せられています。 村瀬さんへぇー、すごい。「奥歯を噛みしめてしまって顎痛い」 ――大変ですね。でも最後には「エモっ」で締めているから、心は洗われたんでしょうね。うれしい。…そういうこと? ちがう?僕はSNSもやっているので、このボードに書かれた思いだけではなく、そちらにもたくさん感想をいただいています。メチャクチャうれしいですね。作品が世に出る前に、我々は作っている時に熱を込めたり、スタッフさんの努力も知っているから、手応えというか、「世の中の人に受け入れられるだろう」とは思っていました。でも、蓋を開けてみるまでは分からないので、それがこういう形で耳に入るのはうれしいですね。ありがとうございます。 細谷さん「IMAXで観てきたので旭さんのスパイクの音が重い」というのは、クレームにも似た感想だなと…。 村瀬さんクレームじゃない(笑)! 細谷さんそれだけ音の演出が素晴らしかったんだと思います。僕もXをやっていますが「ハイキュー!!」を引用リツイートするとものすごく伸びますね。「面白い内容を投稿しないとバズらないのかしら?」と思うじゃないですか? でも「ハイキュー!!」は「お願いしやーす」だけですごく伸びるので、作品のすごさを物語っていますね。 岡本さん旭くんの「お願いしやーす」に脳内変化できますからね。 細谷さんなるほど。たしかに。じゃあお願いしまーす。 MC有名声優の細谷さんもそういうことを思うんですね。 細谷さんいやいや、何をおっしゃいますか、僕なんてもう。…「ハイキュー!!」は伸びるぞって話ですよね。 林さんポストへの皆さんのコメントもそうですし、ここにいらっしゃる皆さん、全国にいる皆さんを見ても、それだけでも「ハイキュー!!」に対する熱量がすごいんだなって思います。あとは仕事で会う人、会う人から「見ましたよ」とめちゃくちゃ声をかけてもらいます。今まで携わった作品はいろいろありますが、こんなに声をかけられるのは初めてです。劇場公開が始まった後の「『ハイキュー!!』観ました」という声がすごくて、その度にうれしく思っています。 岡本さんこのパネルもそうなんですが、「旭さんホントにカッコ良かったです」「旭さんスパイクが大砲です」「旭さんすごいです」っていっぱい書いてあってうれしいです。でも、一番気になったコメントがありまして、ツッキーがすごく罪深いんですよ。一番グッと来たのが「月島蛍に心臓を持ってかれました」――これは犯罪者です! 細谷さん心臓を持っていかれたらね。 林さん危ないよ。悪い男やな。 岡本さんそんな風に心がギュッとなるくらい、それぞれのキャラクター、――音駒も、烏野も当然そうなんですが、試合を見に来ている梟谷の方も含めて、いろんなキャラクターに魅力があって見応えがあるんだと思います。それから、個性的なコメントや試合運びとかに進化があったなと思います。 内山さん僕が気になったのは「映画を観ている感覚がなくて、85分の試合を観戦していました」というコメント。アフレコは何日かに分けて行なわれたんですが、僕が参加した日は、できるだけコート内で試合をやっているメンバーを揃えてという形でした。TVシリーズの時はコロナ禍に入っちゃって、できるだけ少人数でのアフレコだったんです。でも、久々に今回は一気に大人数でやれたんです。そうしたらアフレコが本当に終わらなくて…。「こんなに『ハイキュー!!』って大変だったっけ?」って思いました。村瀬さんホント終わらなかった。ワンチャン、永遠に続くんじゃないかって…。 内山さん月島が「勝てない」って言うんですが、あの時、僕は「アフレコ終わらない」って思っていて…。選手の疲労感と僕の疲労感がマッチしていました。「あぁ、これが『ハイキュー!!』だったな」って久々に懐かしくなりました。 MC因縁の音駒との試合が描かれますが、ライバル関係にも注目されています。そこで、キャラクターを演じてみて好きになったライバルとのシーンやアフレコの印象的な出来事などを教えてください。 村瀬さんもう音駒はみんなにドラマがあって、一人一人とリンクしていて、なかなか決められないですね。でも、日向視点で言うと最後のほうで研磨が汗だくになっているシーンは、僕自身も非常にエモーショナルな気持ちになりました。日向はそれを受けて雄たけびを上げるんですが、それがアフレコの終盤だったので、さっきのウッチー(内田さん)の話と同じで、そこまでに積み上げてきたものが自分の気持ちとリンクして、声のことも考えずに、叫び続けていました。まさか全部使われるとは思っていなくてビックリしました(笑)。細谷さん使われていたね。 村瀬さん三回くらい「っしゃー!」って言っていたのを全部使われていました。 細谷さんあれ素敵だったわ。本当に素敵でした。 村瀬さんありがとうございます。 細谷さん印象に残ったセリフがありまして…今日は、ネタバレしちゃいけないかな? 何て言ったら良いのか難しいですね。ものすごくボカして言うと、小っちゃい子がバレーを始める。小っちゃいけどカッコ良いことがやりたい。だけど背丈が足りなくて、「背丈が延びるまで我慢だな」と言っていたら、ネットを下げれば良いんだと教えられて…。そういうこと(身長が伸びるまで)より「好き」っていう気持ちだろっていうあれはメチャメチャ良いなって思いました。それで打てた日にゃ、その日を忘れないみたいな?林さんすごくオブラートに包んでいる(笑)。 細谷さんしゃべりがすごく下手なんじゃなくて、メチャクチャ気を遣っているってことですよ(苦笑)。あのシーンは素敵だったなと思います。 岡本さん何でも同じですよね、バレーだけでなく、声優業だって他のスポーツだってね。 村瀬さん「好き」の力の偉大さですよね。 細谷さんそれが言いたかったんです。 林さんネタバレしないように気をつけないといけないけれど…。 岡本さん緊張感が(笑)。 林さんいやいや、僕、絶好調だから。噛んでいる時は絶好調だから(笑)。 細谷さん続けてください。 林さん僕も村瀬くんと同じところですね。田中と虎の過去の回想もあったりしてライバル関係の描写も良いなと思うけれど、やっぱり研磨と日向かな。研磨がうなだれて、とあること言うんですよ。一言言った瞬間に日向が雄たけびを上げるわけです。僕は同じ日に収録だったので、真後ろで雄たけびを聞いていて、グッとくるものがありました。ちょっと泣きそうになるくらい「あぁ、コイツすげえな」と思いました。田中も田中らしく最後まで全力で声を出さないといけないし、アフレコも終盤に差し掛かってくると結構きつかったんですよ。声を張り上げて、かすれながらやっている人もいました。そんな時に彼の全力の叫びを聞いて、「僕も最後まで田中を演じ切らなきゃ」って突き動かされました。あの叫びは主人公としてのプライドとかいろんなものが詰まっている声だなと感じました。村瀬さんメッチャありがとうございます。 林さん褒めるの上手だった? 村瀬さんめっちゃ上手だった! 岡本さん今回は待望の一戦だったと思うんです。今まで積み上げてきたものがお互いにあって、最強の攻撃と最強の防御という矛盾対決があり、それぞれのライバル関係である西谷さんと夜久さんや、もちろん翔陽と研磨もあるけれど、ツッキーと黒尾さんがズルいんですよ。あの二人の関係性もズルいし黒尾さんもズルいって話をずっと言っていて…。関係性としては一人一人でなくてはいけないのに…。 村瀬さん黒尾さんがいろんな人とエのピソードが…。 岡本さんそう! いろんな人とのエピソードがあり過ぎて、ズルいんですよ。しかも、中村さん(中村悠一)の声もズルくて…。 内山さん声が強いからね。 岡本さん声に説得力があるんですよね。そういう意味で、お互いの積み上げてきたものもそうですが、今回の作品で黒尾がメインキャラクターとしても立っているんです。「俺たちは血液だ」ってセリフがありますが、縁の下の力持ちとして血液を循環させている人に思えて、すごく重要なキャラクターなんだなって改めて思いました。ズルいくらい、カッコいいキャラクターだなと思います。内山さん月島の声を演じている身としては「ツッキー、どうした?」みたいなシーンが多かったです。これまでにもいろんな変化を積み重ねてきたキャラではあるんですが、山口のことを褒めるし、黒尾さんにも感謝っていうか「バレー楽しいです」とか言うし、これまでにない月島蛍をどう表現するかが課題でした。これまでにない感じをギャップを付けてどう表現するか? 律義に黒尾に教えられたことを守っているけれど、ドラマ的に熱いからどうしようかなと悩みつつアフレコをしていました。でも、完成した作品を観たら良い感じでしたね。試合の流れの中でポンッと出てくるので、みんなでアフレコして、時間をかけて大変だったけれど、やったかいがあったと思いました。そこが良い作品につなげられたんじゃないかと思います。 ■室伏広治スポーツ庁長官から応援メッセージが到着!室伏長官皆さん、こんにちは。私はスポーツ庁長官として「する」「見る」「支える」の三つの観点からスポーツ振興に取り組んでいます。その中で大事なのは、皆さんが楽しんでスポーツをすること、スポーツの楽しさを知ること、スポーツを分かち合うことだと思います。この「ハイキュー!!」はスポーツをすることの楽しさを全力で教えてくれます。お互いに切磋琢磨し合える関係性がチームの中にも外にもあって、そうやって汗をかいて必死になって成長する喜びが私たちの中からも湧き出てくるようです。本作を観た皆さんはきっと「バレーボールって良いな」「スポーツって良いな」と感じてもらえたのではないでしょうか。アニメ放送開始から10年目の節目を迎える「ハイキュー!!」を通じて、スポーツの輪が広がっていくことを期待しています。 村瀬さんすごい。まさかの! 林さん素敵なコメントを! 村瀬さん本当にありがとうございます。うれしいです。 MCさらに今回、新たに4DX、MX4D、ドルビーシネマでの上映が決定しました。そして、応援上映の実施も決定しました。「集え!ゴミ捨て場の決戦 応援上映 みんなで生観戦」となっております。 村瀬さんすごいですね。別の作品で応援上映があった時に、キャストさんが参加されて、普通に観るのとまた別の楽しみ方ができると言っていました。例えば「オープン」の声が上がった時、「オープンだよ、日向」と言う回もあれば、「せーの、オープン!」と言う回もあったりして、上映回によって体感することが変わって楽しめると聞きました。臨場感があって、しかも我々はお客さんとして観客席で観るわけじゃないですか? その親和性がすごく高いのではないかと思います。 細谷さんどっちを応援するの? 村瀬さんそんなの烏野に決まっているでしょ? 細谷さんいやいや、音駒も人気ですよ。 村瀬さんえ? 烏野を応援してくれないの?「今日は烏野」「明日は音駒」とか、そういうのもアリかもね。 MC最後に登壇者を代表して村瀬さんからメッセージをお願いします。 村瀬さんまず劇場にお越しくださった皆さん、配信でご覧くださっている皆さん、お越しくださいまして、誠にありがとうございます。「ハイキュー!!」という作品が2014年に放送開始されてから、僕はずっとこの作品を教科書にして生きてきた声優人生だったと思います。原作の面白さもとてもすごくて、毎回、アフレコが始まるたびに見返しています。過去の自分がどうだったかなというのを見て、「今の僕だったらこうする」という気持ちもあるんですが、その時の自分にしかできなかったもので、汗水たらして頑張った結晶だなと思っています。今回の劇場版も10年後に見返したら、この時の自分はその時にできる全力のことを頑張っていたと思う作品になっていると思います。なおかつ、それは自分についてだけでなく、さっきの林さんの話もそうですが、他の人の頑張っている姿や映像、音楽を受けて「もっと頑張ろう」という気持ちになり、一緒のコートで戦っていて、エネルギーを受け渡している感じがものすごく強い作品です。その集大成が皆さんの元に届いて大ヒットという形になったのが、とてもうれしいです。村瀬としてもうれしいです。「ハイキュー!!」という作品に恩義を感じているし、面白い作品が評価されるのはすごくうれしいです。本作を観た方はご存知だと思いますが、メチャクチャ気になる終わり方をしています。今後の展開も、一役者としても、一「ハイキュー!!」ファンとしても気になりつつも、(情報などを)発信していきます。4DX上映とか、またいろいろありますので、まだまだ応援していただけたらと思っています。本日はご来場いただきまして誠にありがとうございました。
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企業概要企業概要|東宝株式会社会社情報メニュー企業概要企業概要profile商号東宝株式会社設立1932年8月資本金10,355,847,788円代表者取締役会長 島谷能成取締役社長 松岡宏泰従業員当社単体:401人(嘱託14人を含む)グループ:3,617人(嘱託529人を含む)事業所本社:東京スタジオ:東京(成城)直営演劇劇場:帝国劇場、シアタークリエ海外:ロサンゼルス、ニューヨーク主な事業内容映画:映画の企画、製作及び製作請負映画の配給及び売買映画その他の興行テレビ及びインターネット等で放送又は配信される番組の企画、制作、制作請負、販売及び賃貸出版物、オーディオソフト、ビデオソフト及びキャラクター商品等の企画、制作、販売及び賃貸著作権、商品化権、商標権その他の知的財産権の取得、使用、利用許諾その他の管理演劇:演劇の企画、製作及び製作請負演劇の興行不動産経営:土地及び建物の賃貸、管理、売買及びこれらの仲介並びに駐車場の経営主な賃貸ビル有楽町センタービル(有楽町マリオン)東宝日比谷ビル(日比谷シャンテ)東京宝塚ビル東宝日比谷プロムナードビル東宝シアタークリエビル新宿東宝ビルHEPナビオ東宝南街ビル2024年5月23日現在本社所在地Access東京都千代田区有楽町1-2-2TM&©TOHOCO.,LTD.2023年4月1日現在組織図OrganizationChart2024年4月1日現在取締役Director執行役員Officerトップ会社情報サステナビリティ
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100日間生きたワニ神木隆之介 中村倫也 木村昴 新木優子 / ファーストサマーウイカ 清水くるみ Kaito 池谷のぶえ 杉田智和 / 山田裕貴共に生きる本編ディスク:DVD本編63分+映像特典 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1, 5.1ch /2, 2.0ch 字幕:なしTDV31269R/2021年度東宝原作:きくちゆうき「100 日後に死ぬワニ」 監督・脚本:上田慎一郎、ふくだみゆき コンテ・アニメーションディレクト:湖川友謙 音楽:亀田誠治 主題歌:いきものがかり「TSUZUKU」(Sony Music Labels)桜が満開の3 月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが心配してバイ クで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホ は、画面が割れた状態で道に転がっていた。 100 日前―――入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送っ てくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。大好きなゲーム、 バスケ、映画...ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。 お花見から100 日後――桜の木には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。 仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。そんな中、みんなの暮らす街に新たな出会いが訪れる。引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに、ネズミたちは戸惑いを隠せず... 変わってしまった日常、続いていく毎日。これは、誰にでも起こりうる物語。© 2021「100日間生きたワニ」製作委員会100日間生きたワニ
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マスカレード・ナイト Blu-ray木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 梶原 善 泉澤祐希 東根作寿英 石川 恋 中村アン 田中みな実 石黒 賢 沢村一樹 勝村政信 木村佳乃 凰稀かなめ 麻生久美子 高岡早紀 博多華丸 鶴見辰吾 篠井英介 石橋 凌 渡部篤郎犯人は、このパーティーの中に必ずいる本編ディスク:(Blu-ray)本編:129分+映像特典 カラー 1080p High Definition シネマスコープサイズ 2層(BD50G) 音声: 1, 日本語 5.1ch DTS-HD Master Audio 2, 日本語 2.0ch DTS-HD Master Audio 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch DTS-HD Master Audio 字幕:バリアフリー日本語字幕【特典内容】◆予告編集(特報/予告編/TV スポット)TBR31298R/2021年度フジテレビジョン原作:東野圭吾「マスカレード・ナイト」(集英社文庫刊) 脚本:岡田道尚 / 音楽:佐藤直紀 / 監督:鈴木雅之ある日、警察に届いた匿名の密告状。 それは、数日前に都内マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の犯人が、12 月 31 日にホテル・コルテシア東京で開催される年越しカウントダウン・パーティー、通称「マスカレード・ナイト」に 現れる、というものだった。大晦日当日、捜査本部に呼び出された警視庁捜査一課の破天荒な刑事・新田浩介(木村拓哉)は、かつての事件同様、潜入捜査のためホテルのフロントクラークとして働くハメに。優秀だがいささか真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)と事件解決にあたるが、パーティーへの参加者は500 名、全員仮装し、その素顔を仮面で隠している。次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れる状況に、二人はわずかな手がかりすら掴めずにいた…。 刻一刻と迫り来るタイムリミット。増え続ける容疑者。犯人の狙いは?密告者とは?残されたわずかな時間で、新田と山岸は顔も姿もわからない殺人犯の「仮面」に隠された「真実」に辿り着くことができるのか?©2021 東野圭吾/集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会マスカレード・ナイト Blu-ray