「キングダム2 遥かなる大地へ」ワールドプレミア

2022.06.30
  • 完成披露
「キングダム2 遥かなる大地へ」ワールドプレミア

ワールドプレミア

「週刊ヤングジャンプ」で連載中の原泰久による人気漫画を原作に2019年に実写映画化され、興行収入は57.3億円を突破し、2019年に公開された邦画実写作品で見事No.1を獲得した「キングダム」。その待望の続編となる「キングダム2 遥かなる大地へ」がついに完成!  6月30日に東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLにてワールドプレミアが開催され、山﨑賢人さん、吉沢亮さん、橋本環奈さん、清野菜名さん、岡山天音さん、三浦貴大さん、濱津隆之さん、豊川悦司さん、髙嶋政宏さん、要潤さん、加藤雅也さん、玉木宏さん、小澤征悦さん、佐藤浩市さん、佐藤信介監督がそろって登壇しました。この豪華キャスト陣によるトークの模様をレポートいたします。

信役

山﨑賢人さん

信役

嬴政役

吉沢 亮さん

嬴政役

河了貂役

橋本環奈さん

河了貂役

羌瘣役

清野菜名さん

羌瘣役

尾平役

岡山天音さん

尾平役

尾到役

三浦貴大さん

尾到役

澤圭役

濱津隆之さん

澤圭役

麃公役

豊川悦司さん

麃公役

昌文君役

髙嶋政宏さん

昌文君役

騰役

要 潤さん

騰役

肆氏役

加藤雅也さん

肆氏役

呉慶役

小澤征悦さん

呉慶役

昌平君役

玉木 宏さん

昌平君役

呂不韋役

佐藤浩市さん

呂不韋役

佐藤信介監督

山﨑さん

皆さん今日はお越しくださいましてありがとうございます。公開までやっと二週間なんだなとワクワクしております。今日はひと足先に皆さんに本作を観ていただきますが、本当にすごい映画が完成したので、早く観ていただきたいです。この「キングダム2」のすごいパワーを感じてもらって、公開まで皆さんに広めてもらえたらと思います。今日はよろしくお願いします!

吉沢さん

本日はこんなにたくさんの方に足をお運びいただきましてうれしく思います。今回「2」ということで、スケールやリアクションがよりパワーアップした「キングダム」を皆さんに観ていただけるということですごくワクワクしています。皆さんがどんな顔をして帰るのかを想像したらニヤけそうなくらい、素晴らしい作品になっています。ぜひ最後まで楽しんでいってください。

橋本さん

「1」の初日舞台挨拶で「願い」(「1」のテーマであった「夢」)をフリップで出した時に「続編」と答えている人が結構多かったんです。私自身も続編を願っていたので、こうしてまた皆さんにパワーアップした続編を観ていただけることがうれしいです。「1」でたくさんの人に観ていただけたからこそ、この続編を作ることができました。「1」の時にスケールが大きくてびっくりしていたのに、続編でさらにスケールアップしていて、どれだけ期待していただいても、皆さんの期待を超えられるんじゃないかと思っています。ぜひ楽しんでいただきたいと思います。

清野さん

「キングダム2」から参加しましたが、羌瘣は本当に人気のあるキャラクターで、私もオファーいただいた時に、プレッシャーと不安で押しつぶされそうでした。でも、「1」を成功させた皆さんの中に一員として入って羌瘣を演じられて、誇りに思いますし、幸せでした。今日は暑い中、お越しいただいてありがとうございます。本当に熱い素晴らしい作品ができたと思います。

岡山さん

「1」の公開時は僕も一ファンだったんですが、それがこうやって続編では参加できて、今日、最初のお客さんに本作をご覧いただけることをうれしく思います。

三浦さん

もともと原作の「キングダム」のファンでした。だから、「キングダム」の世界の中に入って自分が生きられるなんて思っていなかったので、非常に光栄であり、財産になっていくと思います。そして、こうしてたくさんの人に観ていただける機会が持てることがうれしいです。これから公開ですが、さらにたくさんの方に観ていただきたいので、皆さんよろしくお願いします。

濱津さん

僕も今回初めて「キングダム」というものすごく壮大な世界に参加できて光栄でした。一人でも多くの方にこの作品を観ていただけたら本当にうれしいです。

豊川さん

「1」を観た時に本当に素晴らしい作品で「自分も参加したかった」という思いがあったので、今日はこういう場に立ててとてもうれしく思っています。

髙嶋さん

今までの僕の歴史上、完成した作品を観てここまで感動したことはありません。それはあらゆる意味を含めてですね。ですので、なんとかこの夏の激戦区を勝ち残るべく、皆さんどうか口コミをよろしくお願いします!

要さん

「1」に引き続き今回も出演しました。僕も一足先に観ましたが、観終わってすごく元気になったという記憶があります。しばらく自分のテンションが上がっているのを感じていました。皆さんもきっと同じ思いになっていただけるんじゃないかと思います。ぜひ楽しんで帰ってください。

加藤さん

この映画を撮っている時、本当に大変な状況だったのですが、出来上がった作品を観て、本当にみんなすごく頑張ったなと改めて思いました。ですので、たくさんの方に観ていただけることがスタッフを含め一番うれしいことだと思いますのでよろしくお願いします。

小澤さん

今回、私が演じた呉慶は知略型の知性に長けた武将ですが、僕は真逆で知性のかけらもない男なんです(笑)。今回、演じることができてすごくうれしかったです。そして「キングダム」という壮大な世界観に参加できてうれしかったです。豊川さんと戦わせていただくというのも光栄でした。佐藤浩市さんをはじめ、素晴らしい豪華キャストの皆さんの中で演じることができてうれしかったです。素晴らしい作品です。皆さん、乞うご期待です!

玉木さん

「1」を観た時、悔しさを覚えるくらいの素晴らしい出来で、「続編があるのであれば参加できたら良いな」という思いがありました。なので、こうして昌平君を演じることができてうれしいです。僕も一足先に観たのですが、手に汗握る、興奮する仕上がりになっていると思います。最後まで楽しんで帰ってください。

佐藤さん

これだけ演者がたくさんいると挨拶が長い長い(苦笑)。ようやく順番が回ってきたなと...。
僕自身、撮影に参加したのが二年ほど前で、それからコロナ禍の中、みんな大変な思いで撮影をしていました。それがやっと、皆さんの前で公開される――これだけ待って我慢をした分、それだけの作品になっていると思います。今日は楽しんでいってください。

佐藤監督

今日は皆さん、お越しいただきありがとうございます。先ほどの佐藤さんのお話にもありましたが、この作品には数年前から携わってきました。撮影が始まったのがまさに二年前です。前作の初日舞台挨拶で、自分の夢として「続編を作りたい。蛇甘平原の戦いを描きたい」と申し上げましたが、それから数年を経て、蛇甘平原の戦いを描き切ることができたと思います。思ってもいない苦難がたくさんありましたが、キャラクターたちが一人ずつ夢に向かう物語を作っていく中で、そのキャラクターたちに背中を押されて、スタッフ・キャスト一丸となってこの作品を作ることができました。その作品を皆さんに今日こうしてお披露目できることを夢のように思っています。どうか皆さん、楽しんでいってください。

MC

皆さんに、ここだけは注目してほしいシーン、出演者についてお話しいただきたいと思います。

山﨑さん

そうですね。「1」の時もそうだったんですが、原作者の原(泰久)先生が今回も映画の脚本に携わってくださっています。羌瘣と信が原作とはまた違った関わり方をしていくんですが、そこでの信のセリフがすごく好きです。これから皆さんには観ていただくんですが、あれだけの熱量と真っ直ぐさで出会ったばかりの羌瘣に"ああいう言葉"を掛けられるってすごく良いなと思いました。観ている人にもその言葉が伝わったら良いなと思って演じました。そこをぜひ観ていただきたいです。他にも見どころはいっぱいあるんですけど一つだけということなので...。

清野さん

原作にはないシーンを書いてくださって、なかなか私としてはどう心情を整理しようか悩んだシーンでした。でも、信が素敵な言葉をかけてくれて、羌瘣の内面が変化していくシーンなのでぜひ観ていただきたいです。

MC

清野さんの注目ポイントは?

清野さん

自分なんですが(笑)、予告でも流れている尾平とのシーンで「無理じゃない! だってお前はまだ生きてるじゃないか!」と叫ぶシーンがあって、羌瘣の人間的変化もあり、アクションもたくさん詰まっているのでぜひ楽しみに観ていただければと思います。

MC

小澤さんも「うんうん」とうなずかれていましたがいかがですか?

小澤さん

本当にそうだと思います。

MC

続いて吉沢さんの注目ポイントをお願いします。

吉沢さん

見どころと言うと、いろいろあり過ぎて絞れないんですが、やはり今回から参加されているキャストの皆さんの、原作のキャラクターの再現度――それがただの再現ではなく、実写として、生身の人間として漫画のキャラクターを演じていて本当に素晴らしいんです。僕は基本的に王座にいて、戦場の皆さんの様子は全く知らなかったんですが、完成した作品を観ると本当に素晴らしくて、前回の戦いとはレベルが違ってすごいことが起きています。その辺はチェックしてほしいですね。

MC

信のアクションはいかがでしたか?

吉沢さん

すごい! すごかったです。何ていうか...、漫画原作なので、普通に考えたらありえない動きもするんです。それを賢人が、信になり切って全細胞を使っていることで、「本当にそういう動きをしているんじゃないか?」って観えるその説得力がすごかったと思いました。

山﨑さん

本当にうれしいですね。ありがとうございます!

橋本さん

私はマスコットキャラ的な立ち回りで温かく見守っていて、戦場には全然行っていないんです。皆さんが体を鍛えたり、アクションの練習をされているとは聞いていました。戦場に行く組ではない、軍議のシーンはすごい空気感でした。これだけ豪華なキャストの皆さんが揃っていたので、緊張感がすごかったですね。すごく大きな場所で距離も遠かったし、セリフがフェイスシールドで聞きとりづらくて大変だったなという印象だったんですが、そのシーンも深みのあるシーンになっていて。アクションはカッコ良いですが、アクションだけでない深みや忠実な部分が足されていると思います。そこも観てほしいですね。

MC

緊張感を一番醸し出していたのはどなたですか?

橋本さん

みんなですね。みんなが整列して二列に並んでいるわけです。その中で唯一、王様の吉沢くんが真ん中にいて、すごい長ゼリフを言っていて...。私だったら絶対にイヤだなと思いながらドキドキしていました。

吉沢さん

覚えています。いやぁ、ハンパじゃないですね(笑)。「1」の時は信と二人とか、年の近いメンバーでアグレッシブなアクションもあったり、冒険をしながらという流れだったのが、「2」は大先輩がズラーッといる中、みんな僕にひざまずいていて、僕だけ偉そうにしているんですね(笑)。声が震えちゃって...全然違う緊張感がありました(苦笑)。

岡山さん

僕はやはり「1」は普通に観ていたので、信もそうですが羌瘣さんのアクションですかね。原作でハッキリとした戦闘スタイルというのがあるので、それが「果たして三次元でどうなるのか?」というのが見えなかったんです。でも、実際に現場で見てみたら「なるほどな」と思いました。やはり二人のアクションは好きですね。

三浦さん

同じです。やはりずっと一緒にいる時間が長かったので、アクションは目の前で見ていてもすごいものがありました。出来上がった作品を観ても素晴しいものになっていたので、ぜひ注目してほしいです。
僕は現場で王様にお会いしていないんですよ。戦場に出ていたので...。映画で「あぁ、この人がいるから俺たちは戦っていたのか!」とハッキリ意識しました。メチャクチャ王様でした! カッコ良かったです。そこもぜひ観てください。

濱津さん

好きなキャラクターで縛虎申さんという人がいるんです。戦場でのこの男の信念をもって駆け巡っている生き様が男としてカッコ良くて、憧れて、すごく好きなキャラクターです。縛虎申さんだけでなく登場人物たちの人間の魅力をぜひ味わって心を揺さぶられていただけたらうれしいです。楽しくご覧いただけるんじゃないかと思います。アクションなど壮大な場面もいっぱいありますが、そこに生きる人たちの人間味を観ていただけたらうれしいです。

豊川さん

見どころ? 全部なんですが、やはり...僕かな(笑)? 監督と話をして、原作ありきだし「1」もありましたので、どれだけ原作と同じビジュアル的に作り込んでいくか...。僕のやった麃公はカツラをつけ、つけ髭をつけています。そして、もう一つ、何かをつけています。何でしょう? 映画を観た後、ホームページでお待ちしています。

髙嶋さん

まずですね、アクションなんですが「1」も最高傑作なんですが、その中でも「あぁ、ここもっと観たかったな!」とか、自分でちょっとコピーして動いてみたいなという人にとって、「2」ではそういうところもすべてクリアになる――そんなアクションになっています。「観たいところがちゃんと観られる!」そんな素晴らしいアクションシーンです。それとですね、原作ファンにとっては観たら「あぁ、これもちゃんとやってくれた!」と思うと思います。最初に試写を観て、試写室で泣きましたね、震えて。それだけ原作を愛して作品を作った。そこが最大の見どころかもしれません。

要さん

髙嶋さんと全く同じです。僕は今日はいらっしゃらない王騎将軍(大沢たかおさん)に仕える身ですが、「1」もそうでしたが、王騎はすごく良いところで登場するんですね。これ以上ないタイミングで登場されて、それがまたすごくカッコ良いんで、そこを見ていただきたいです。

加藤さん

要くんが言ったように、大沢たかおくんは、彼が18歳くらいの頃から知っていますが、当時は細かったんです。その彼が王騎のあの身体を作っているって、前回ビックリしました。再びこの映画のためにそれを作っているっていうのは絶対に見どころです。

小澤さん

いやもう僕は山﨑賢人の大ファンなんで、出てくるたびに「賢人!」って手を振って観ていました。撮影中はあんまり現場で会えなかったので、今日は結構レアな「うしろ賢人」と「うしろ亮」が見えて、すごくハッピーです! アクションはもちろんですが、芯のある男を演じていて...(後ろを振り向いた山﨑さんに)あ、賢人、こっち見ないで(笑)!  完璧です。

玉木さん

見どころはたくさんあるんですが、清野さん演じた羌瘣がすごく好きです。そこに一緒にいる岡山くんが演じる尾平が「すげぇー!」って言うんですが、その「すげぇー!」に全部持っていかれた感があります(笑)。そこもぜひ見ていただきたいです。

MC

佐藤さんはどんなところが見どころだと?

佐藤さん

最初に言ったように、どれだけみんなが頑張ったか。それはアクションだけではなく、スタッフ、キャストみんなです。正直、僕は、原作を読まれている方はご存知かと思いますが、あまり動きのある役ではないんです。政(まつりごと)ではよく動きますが。監督、次があったら俺、ガンガンやりますよ! いや、すみません、そういうキャラじゃありませんでした(笑)。

佐藤監督

全部見どころですが...。今作では「蛇甘平原の戦い」という紀元前200年くらいの中国の戦いを描いているんですが、一人の元奴隷だった信という少年が、天下の大将軍を目指して繰り出す初めての戦場で、そこでいろんなもの見るんですね。生き様、死に様、いろんなものを見るんです。見られている人たちの姿や表情も素晴らしいし、静かにそれを見ている信の表情も見どころかなと思います。戦場を見つめ、現実を知っていく眼差しに、僕はすごく良いものが撮れたという実感を持ちました。そこで信が成長していく物語だと思います。中国の紀元前の戦いなんですが、日本の時代劇にはない破格のものが中国の歴史には眠っていて、それを今、こうして描けたというのは観ていただきたい見どころですね。ちょっと停滞して元気がなくなってきたところでのターニングポイントになる公開作品になったら良いなと思ってやっていました。ぜひそこを観ていただければと思います。

MC

最後に山﨑さんからメッセージをお願いします。

山﨑さん

「こんな日本映画観たことない」って言葉がよくあると思いますが、「これだったんだ!」と思いました。本当にすごいものができたと思います。スケールもデカいですが、「キングダム」の良いところは仲間たちの絆だと思います。僕が好きな信のセリフで、本編には出てこないんですが「戦は数じゃねぇ!人だ!」というのがあって、本当にその通りだと思います。これだけ素敵な方々とみんなで熱量を持って「キングダム」を作り上げることができたのがうれしいです。自分自身もパワーをもらっている作品なので、観ている人にも元気になってもらえると思います。暑いので水分補給をして体は冷やしても、心は燃やして、熱く夏を「キングダム」で盛り上げてもらいたいと思っています。今日はありがとうございました!