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映画「イチケイのカラス」完成披露試写会映画『イチケイのカラス』公式サイト令和“月9”No.1 の高視聴率を獲得した人気ドラマ「イチケイのカラス」が満を持して映画化。1月6日、映画「イチケイのカラス」の完成披露試写会が東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLにて開催され、1,700名の観客が詰めかけました。 上映前の舞台挨拶には、竹野内豊さん、黒木華さん、斎藤工さん、山崎育三郎さん、柄本時生さん、西野七瀬さん、田中みな実さん、津田健次郎さん、尾上菊之助さん、吉田羊さん、向井理さん、小日向文世さん、田中亮監督の計13名が集結! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!完成披露試写会入間みちお役竹野内豊さん坂間千鶴役黒木華さん月本信吾役斎藤工さん井出伊織役山崎育三郎さん土井潤役柄本時生さん赤城公子役西野七瀬さん島谷加奈子役田中みな実さん島谷秀彰役津田健次郎さん三田村武晴役尾上菊之助さん小早川悦子役吉田羊さん鵜城英二役向井理さん駒沢義男役小日向文世さん田中亮監督竹野内さん皆さん、あけましておめでとうございます。今日は遠方からお越しの方も多いと思います。新年早々、こうしてお集まりいただき本当にありがとうございます。やっと皆さんに本作をお披露目する日がやってまいりました。大変嬉しく思っています。最後まで楽しんでいただければ幸いです。 黒木さんこんなにたくさんの方の前でご挨拶するのは本当に久しぶりなので、嬉しく思います。それに、新年早々にこうして足を運んでくださって本当にありがとうございます。ドラマよりもさらにパワーアップした坂間や、みちおさん、みんなが見られると思います。今日は楽しんで帰ってください。 斎藤さん今まで通りかもしれませんが、マスクをしていただいたり、声なき応援をしていただいたり、我々キャストやスタッフ、会場の皆さんでそれらの新しいルールを共有して、今日の場があると思います。今日は「天赦日」(大安よりも縁起のよい日とされ、その日に始めたことは何事もうまく行くと言われている)という特別な日らしく、新しいことを始めるのにふさわしい日らしいです。皆さんには、この新しい作品(本作)に出会っていただきたいと思います。僕は、ボールペン習字を始めたいと思います。 山崎さん僕は連ドラからこの作品に出演していますが、本作はすごいことになっています。今日、観ていただいた方は一人10人に「『イチケイのカラス』良かったよ」と言っていただき、SNSでもバンバン広めていただければと思います。 柄本さんこれだけ大勢の方に観ていただけるということは本当にありがたいことだと思っています。ということで、よろしくお願いします。 西野さん去年の夏に撮影をしました。結構、暑い中での撮影だったんですが、私にとっては毎回、撮影日が楽しかったので、本作は楽しい思い出が詰まった作品です。「クスッ」と笑えるエンタメ感がたっぷりの作品になっています。皆さんが今から本作を観るのがうらやましいくらいです。私も公開されたら観に行こうと思っています。 田中さんドラマシリーズから「イチケイのカラス」の大ファンなので、今回このように関わることができて、とても幸せに思います。今日は楽しんでいってください。 津田さん「イチケイのカラス」という作品に参加できたこと、本当に光栄に思っています。いやぁ、楽しかったです! 本当にすごく素敵な作品になっていますので、本日、ご覧になって面白かったらぜひ広めていただければと思います。そして、公式Twitterなどもフォローしていただけたらと思っています。 菊之助さんこの人気ドラマが映画になるということで、ここに集まっていらっしゃる皆さんは、大いに期待されていると思います。その期待を上回る作品になっていると私も感じています。坂間さんと敵対する弁護士を演じて、法廷シーンも弁護士役も初めてで緊張感のある現場でした。1シーン1シーンに心を込めて演じました。 吉田さん今日は1700名のお客さんがいらっしゃっているということで…。これだけ大勢の方がこの作品を待ちわびているのだと、それだけ素晴らしい作品に関わらせていただいたのだと誇らしい気持ちを感じています。撮影を振り返ると、大雨降らしのシーンや、頭から終わりまでカットをかけない長回しのシーンなど、大変なシーンがたくさんありました。でも、大変な思いをしたシーンというのはすごく良いんですよ。つまりこの作品はとても面白いです。なので、ぜひ皆さん、今日は楽しんでください。 向井さん去年、夏の暑い中、たくさんの方たちと撮影をした作品です。それが今日、こうして皆さんの手元に届く瞬間は、一人の人間として、この作品に関わった人間として特別な瞬間です。こうしてたくさんの人たちと共有できることを嬉しく思っています。本作は、たくさんの謎が入り混じるサスペンスの要素も満載で、それがどんどん回収されていく爽快感をぜひ劇場で体感していただければと思います。 小日向さんドラマの時、田中監督の下、一話ごとに撮影の時間がかかってかかって…、本当に大変だったんですね。「この作品、どうなるんだろう」と、思っていたんです。それが、まさか映画化されるとは思っていなかったです。なので映画化が決まった時は嬉しい反面「また田中監督のあの現場が始まるのか…」と正直思いました。でも、出来上がった作品は本当に素晴らしいです。登場人物全てがしっかりと描かれていて見応えがありました。今日は本作をご覧になった後、お友だちに宣伝をよろしくお願いします。たくさんの方に観ていただければ、もしかしたらまた第二弾とかあるかもしれないです。 田中監督(小日向さんの挨拶を受けて)時間をたっぷりかけて撮るタイプの監督の田中です。この作品は、これだけ豪華なキャストの皆さんが魂を込めたお芝居でスクリーンを彩っています。年明けを飾るのにふさわしいエンターテインメント超大作です。2023年は「イチケイ」の年になると言えるような自信作ですので、本日はぜひ楽しんでいってください。 MC本作は、俳優だけでなく声優、ミュージカル、歌舞伎と様々なジャンルの豪華キャストが集結しました。竹野内さん、“座長”としていかがですか? 竹野内さん僕は座長と言えるようなものじゃないんですが…。こうして豪華なキャストの皆さんが揃ったので、贅沢な映画ができたんだと思います。そして、改めて1700人の観客の皆さんをこうして迎えてみると、「本当に贅沢な映画が完成したんだ」と実感しています。小日向さんもおっしゃっていたように、連続ドラマの撮影中は映画化というのはちょっと考えられなかったんです。こういう形で実現できたのは、この場にいらっしゃる皆さん、連続ドラマを応援してくださった多くのファンの皆さんがいたからこそだと思うので感謝しています。ありがとうございます。MC小日向さんもおっしゃったように、第二弾も期待したいですが…。 竹野内さんそうですね(笑)。 MC撮影は大変でしたか? 竹野内さん撮影ですか? まあ、楽な撮影はないですね。 MC黒木さんは撮影はいかがでしたか? 黒木さんすごく楽しかったですね。みちおさんとは、また違うやりとりをして、そこが坂間にとって成長になるというか、刺激をもらえる現場でしたね。MC走ったり、自転車をこいだり、スコップで掘ったりと大変だったかと思います。 黒木さん田中さんがそういうの好きなんですよ(笑)。 田中監督そうですね。台本にないことをやっていただきました。 MC走り方のフォームが素晴らしかったです。 黒木さん本当ですか? ありがとうございます。おいしいご飯が食べられます! MC斎藤さんもよく走っていました。 斎藤さん黒木さんと共に工場を疾走した記憶があります。ゴールが見えないというか…そこはかとなく不安はありました(苦笑)。年齢も年齢なので、僕も毎回全力疾走はなかなか…。翌日というか、翌々日がしんどいなと予想しながら戦っていました。MC物語の舞台となる日尾美町のメンバーとのドラマ部分も楽しいですね。 斎藤さんはい。黒木さんもそうですが、本当に豪華な、「憧れ」や「影響」を受け続けている先輩たちとご一緒できました。先ほど吉田さんもおっしゃっていましたが、大雨のシーンで雨に濡れる覚悟が決まると、何か仲間になっていくというか、傘をさしている状態からあきらめがつくというか…“雨”でつながった瞬間がありました。本編をお楽しみに! MC山崎さんは新・裁判官チームでのシーンで柄本さん、西野さんとのシーンが多かったかと思います。 山崎さんそうですね、先ほど小日向さんもおっしゃっていましたが連ドラの時は、裁判官チームはボヤキばかりで「撮影が長い」とか「お腹空いた」「眠たい」「帰りたい」…そんな中でずっと撮っていました。でも、今回は大雨でも猛暑でも文句一つ言わずにまっすぐ向き合う姿が素敵だなと思って見ていました! MCそんなにボヤキが…? 山崎さん多かったですね。ねぇ、小日向さん? 小日向さん僕はあんまり…ねぇ? 黒木さんそうですよねぇ(笑)。 MCそういえば、井出はプライベートでも変化が…。 山崎さん井出さん、結婚しました。別に誰も期待していなかったんですが(笑)。サラッと「結婚した」っていうのも出てきます。井出は走るのが得意なので、走るシーンもいっぱい出てくるかと思ったんですが…いいんです(笑)。MC柄本さんは予告編でも独特のステップを見せていますが…。 柄本さんあぁ、あそこか! あれは監督に「お願いします!」って言われたんですよ。要するに驚いてほしいと…。田中監督そうですね。身体全体を使って驚いてくれと…無茶ぶりです(笑)。 柄本さん何かやってくれと言われて…。「どうしようか」と思って本番になったらああなりました(笑)。 MC西野さんは目の前でご覧になっていかがでしたか? 西野さん目の前で…。初めは笑っちゃってダメだったんです。でも、何回か見ているうちに慣れました。私は冷ややかな目で土井を見ないといけなかったので、カットが掛かった後に笑っていました。 柄本さんそうだったの? 気づかなかった。ごめんね(笑)。 MC竹野内さんの印象はいかがでしたか? 西野さん入間みちおさんと竹野内さんのイコール(似ている)が私的にはすごくて…。「そろそろ撮影です」っていう時に、急にスーっと歩いて行って、部屋に入って、ガチャッと鍵をかけちゃったんですよ。ガラス越しには見えているんですが、すごくニコニコしていて…。「今からやりますよ!開けてください!竹野内さん!」って(笑)。柄本さん籠城を一回したんですよね。 竹野内さんみんなが並んでいて、背中越しに大きなガラス戸があったんです。暑かったので、「もしかしたらガラス一枚向こうのあっちの部屋は涼しいかも」って思って、ちょっと入ってみたんです。でも、すごく暑かったんで「撮影はもうやらない」と(苦笑)。 西野さん何秒間か立てこもられて…(苦笑)。 竹野内さんでも、ちゃんと本番はしっかりやりました! 柄本さん西野さんが言われたことはすごく分かります。竹野内さんは真面目とお茶目を本当にキレイに混同された方なんです。同じ人物のセリフを聞いて、普段と同じ人物と会話しているような感覚で楽しかったです。 MC撮影の合間もみちおと一緒にいるような? 柄本さんそんな感覚です(笑)。 MC田中さんは、イージス艦との衝突事故で夫を亡くした被告人ということで、重く辛い役だったかと思います。 田中さん今、皆さんの話をうかがって「すごく楽しそうな現場でうらやましい」と思いました。私の演じた島谷加奈子という人物は、ずっと悲しみの中で生きていて、演じていても悲しくて辛いし、基本的に誰も周りにいなくて孤独でした。でも、法廷のシーンで入間みちおと対峙するシーンでは、今まで感じたことのない感情がわき上がってきて、貴重な経験ができました。向井さんとは一シーンだけご一緒したんですが、それが私のクランクアップのシーンで、「大変な役でしたね」と言っていただき報われました。向井さん良かったです。台本を読んだ時から、ある意味で被害者でもあり加害者でもある難しい役で、感情的にもなる重い役だと思っていました。クランクアップのシーンはご一緒したんですが、感情を出さないといけないシーンで、暑い中で全力でやり切っている姿が神々しかったです。そういう方に掛ける言葉ってなかなかないんですが、シンプルに大変だけれど、すごく素敵な役だと思って見ていました。 田中さんありがとうございます。 MC事件のカギを握る役を演じた津田さんですが、完成した作品を観ていかがでしたか? 津田さん本当に完成度が高いというか、終わりに向かって伏線とかをどんどん回収していくんですよね。画もキレイですし、皆さんのお芝居も素敵で、キャラクターそれぞれ…、とくに主演の二人のやりとりのキュートなこと! 本当に素敵です。あと一個だけ、これはさっきスタッフさんに確認して「言って良い」ということだったんですが、オープニングで自転車が映ってるんですよ。自転車にぜひ注目して観ていただければ… 。僕は自転車にやられたなぁ。本当に素敵で、「笑って泣けるエンターテインメント」っていう文字通りの作品です。MCご自身の役のことは言えないことも多いと思いますが…。 津田さんそうですね、ネタバレしていいなら二時間かけて話すんですが(笑)。 MC舞台裏では「初めまして」とご挨拶されていましたが…。 津田さんそうですね。今日「初めまして」の方も多かったので…。田中みな実さんと海で写真を撮影することがあって、それが僕の夏でした(笑)。 田中さんあれは一瞬ですね。まばたき禁止です(笑)! MC菊之助さんは冷静沈着な弁護士役でしたが、坂間や月本とのシーンはいかがでしたか? 菊之助さんやはり坂間さんは人権派、私は企業派なので、人の感情に立って弁護される方と企業の立場で弁護されている方の対話・対立を皆さんに楽しんでいただければと思います。なかなか感情は出ていきにくいんですが、衣装の色は人間の感情を表すので、最初はダークとかグレーっぽい色だったのに、だんだん変わっていくスーツの色にも注目していただければと思います。MC弁護士役は初めてということでしたが、いかがでしたか? 菊之助さんそうなんです。法廷シーンは初めてでした。監修の方もいらっしゃるんですが「こうやって『異議あり』って言うんだ!」とか、裁判官が入ってきた時のしきたりとかを初めて勉強でき、裁判所の緊張感を味わいました。 MC吉田さんが演じた小早川は、坂間とは姉妹のように仲が良い役ですが、プライベートでも黒木さんと親交があるそうですね。撮影はいかがでしたか? 吉田さんお華さんとは、かれこれ10年以上の付き合いですが、これだけ長く撮影をご一緒したのは実は初めてです。カメラが回っていない時のお華ちゃんの佇まい、現場での様子を初めて拝見してすごく新鮮でした。監督のカットが掛かるまでアドリブでつないだりするんですが、それがちゃんと坂間千鶴であることにびっくりしました。スタッフさんとの話や雑談でも常に千鶴が軸にあって抜けない、その感じがすごいと思いながら見ていました。でも、普段のお華ちゃんを知っているので最初は混乱しました。お華ちゃんじゃないお華ちゃんがいて、でもお華ちゃんなんだよなって(笑)。MC普段はどんな感じなんですか? 吉田さん普段は二人でごはんとかお酒を飲みに行くことが多いのですが、フワンとしているんですよね。千鶴さんほど早口でもないですし、(現場では)完全に役が入ってらっしゃるんだと感じました。 MC新年ですが、お二人ともクリスマスカラーで…。 吉田さんメリークリスマス! すみません(笑)。 MC向井さんは以前から「竹野内さんが憧れの存在」だったそうですがいかがでしたか? 向井さんほとんど竹野内さんとのシーンばかりで、でも「初めまして」だったので、あんまり深く話すこともなかったんです。先ほど、別の取材で車で移動した時も、一人だけ立っていらっしゃるんですよね、僕と工は座っていたんですが…。ドアも開けて待ってくださったり。勝てないですよねぇ…「ズルいな」と思いながら見ていました。竹野内さんあれは最初に私が座ったんですね。座ったんですが気分的に落ち着かなくて、立っていようかなっていう、そんな感じです(笑)。 MC小日向さんはこれだけ豪華なキャストを迎えての本作ですが改めていかがでしたか? 小日向さんもう映画ホントに面白いです。今日、観れば分かると思いますので、ああだこうだは言いません。僕は、ここにいる中で、撮影現場で共演したのは斎藤さんだけで寂しかったんです。でも、こうやって皆さんと舞台挨拶でご一緒できて嬉しいです。あと、映画の公開は13日ですが14日には映画になる前の経緯をフジテレビでSPドラマ(「イチケイのカラス スペシャル」)でやるのでぜひ観てください! それを観ると「あぁ、なるほど、映画はこうなっているんだ!」と分かりますので、ぜひ連ドラと本作の間にスペシャルドラマをご覧ください!MC田中監督もこれから本作をご覧になる皆さんへ見どころをお願いします! 田中監督本作の中には、町のために生きる人、国のために生きる人、仲間のために生きる人、正義のために生きる人と、様々な人が出てきます。見ていただいたら、どこか重なる部分、共感していただける部分があると思います。あとは、時生さんのダンスをはじめ、野球シーンなど笑えるシーンもたくさんあるのでぜひ泣いて笑っていただきたいと思います。 MC最後に竹野内さんからメッセージをお願いします。 竹野内さん連続ドラマとはまたスケール感が違って、本当に大きくて、とにかくこの豪華キャストの皆さんに支えられて、素敵な作品が完成したと思います。随所にいろんなメッセージが込められていると思いますので、ほんの少しでも何か感じていただけたら嬉しいです。
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東宝スタジオの使用電力の脱炭素化に向けて 「24/7カーボンフリー電力」で作る映像制作の未来『TOHO GREEN VISION BOOK』表紙TOHO Green Vision Book.pdfTOHO Green VISION BOOK 2023「東宝グリーン変革ビジョン2030ワークショップ」ダイジェスト映像株式会社 JERA東宝株式会社は、エネルギーの脱炭素化分野で革新的な取組みを進める株式会社JERAとの協業の第一歩として、2030年の東宝スタジオにおける消費電力の脱炭素化に向け、2024年秋より、東宝スタジオに太陽光発電などからの再生可能エネルギーと水素専焼のゼロエミッション火力発電によるクリーンエネルギーを中心に構成される「24/7カーボンフリー電力」*を段階的に導入していきます。 今回ご紹介するのは、昨年2023年9月にJERA×東宝で開催した「東宝グリーン変革ビジョン2030ワークショップ」を経てまとめられた報告書「TOHO Green VISION BOOK」と、そのワークショップのダイジェスト映像となります。 2030年に東宝スタジオの脱炭素化が実現した場合に東宝グループでは何が出来るのか? 何をするのか? 東宝の若手社員が中心となり、自由な発想で思い描いた映像制作を中心としたエンタテインメント業界の脱炭素化を見据えた未来ビジョンとなります。*「24/7(twenty-four seven)カーボンフリー電力」は、毎日24時間・毎週7日間、すなわち年間365日にわたってCO2を排出しない電力の名称となります。東宝スタジオに導入する24/7カーボンフリー電力では、太陽光発電などからの再生可能エネルギーと水素専焼のゼロエミッション火力発電によるクリーンエネルギー供給基盤に、電力需要量やCO2排出量をリアルタイムで可視化し、将来のシミュレーションを行うことができる最新のデジタル技術を組み合わせることで脱炭素化を目指していきます。
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『ほどなく、お別れです』完成報告会『ほどなく、お別れです』公式サイト 「小学館文庫小説賞」の大賞受賞作で、現在累計40万部を突破している長月天音さんの人気小説シリーズを映画化した『ほどなく、お別れです』。 本作は、就職活動に全敗し、途方に暮れていたヒロインが、葬儀会社にインターンとして就職。厳しくも熱い指導を行う指南役の葬祭プランナーとタッグを組み、故人の人生を締めくくる“最高の葬儀”を目指す物語です。 この度、本作の完成報告会が11月20日、明治記念館にて開催されました。当日はW主演を務める浜辺美波さん、目黒蓮さんをはじめ、森田望智さん、鈴木浩介さん、永作博美さん、夏木マリさん、三木孝浩監督が出席。こちらの会見の模様をレポートいたします! 完成報告会 清水美空役 浜辺美波さん 漆原礼二役 目黒蓮さん 赤坂陽子役 森田望智さん 清水佑司役 鈴木浩介さん 清水美波役 永作博美さん 清水花子役 夏木マリさん 三木孝浩監督 浜辺さん『ほどなく、お別れです』らしい、厳かで美しい場所で、こうやってご挨拶することができてとてもうれしいです。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 目黒さん本日は皆さんお集まりいただき、誠にありがとうございます。今日は皆さんと『ほどなく、お別れです』の魅力をたくさん語っていけたら良いなと思っています。 森田さんこんにちは。本日は、おまつ…ごめんなさい(苦笑)。 目黒さんゆっくりで大丈夫です(笑)。 森田さんお集まりいただき、本当にありがとうございます。今ので挨拶が全部飛んじゃいました(苦笑)。ごめんなさい。 鈴木さんちょっと緊張していたんですが、森田さんの挨拶で、リラックスすることができました。 森田さん良かったです(笑)! 鈴木さん“おまつり”気分で(笑)、本日はよろしくお願いします。 永作さんこんなに来ていただいてうれしく思います。“おまつり”気分で頑張ります(笑)。よろしくお願いいたします。 夏木さん本日はありがとうございます。(映画が公開される)来年は午年ですので、「うまくいく」ということで、馬が9個ある帯をつけて参りました。 三木監督本作の企画がスタートしてから約6年、やっと皆さんに完成報告ができることを本当にうれしく思います。 MC監督が先ほどもおっしゃいましたが、本作は2019年から映画化の構想があったということですが、監督ご自身は原作のどういった点に惹かれ、魅力を感じていたのでしょうか? 三木監督今までたくさんの作品を手がけていますが、この作品ほど、観る方も、制作するスタッフも、これほどまで自分事化できる内容の作品はなかったと思います。本当に大切な人との別れは、いつか必ずやってくるものです。だからこそ「自分だったらどうするかな?」と考えながら、チャレンジすべき作品だと感じたので、「ぜひ参加したいです」と監督を務めました。 MC素晴らしいキャストの皆さんが揃っていますね。 三木監督はい。まだ発表されていない方も、実はいるんです。本作には様々な家族のお別れとお見送りがあるので、どの立場でも、誰かしらに感情移入ができる作品になっていると思います。ですので、本当に多くの方に観ていただきたいです。 MC浜辺さんと目黒さんには、本作へのご出演のお話が来た時のご感想、そして、オファーを受ける決め手になった理由をうかがいたいと思います。 浜辺さん最初にお話をいただいた時、脚本が本当に素晴らしくて、読みながら泣いてしまったのを覚えています。ただ、現場に行って、実際に故人様とご遺族の皆さんと、美空として対峙した時に、「どれくらい心が動くのか?」「どんな感情になってしまうのか?」というのが、想像がつかない部分があるなと思いました。そのような作品に挑戦をしてみたいなと思ったのと、三木さんとまたご一緒(「思い、思われ、ふり、ふられ」2020年公開/出演:浜辺美波、北村匠海他)できればうれしいなと思ってお受けしました。 目黒さんまずオファーをいただいてから、脚本を読んだ後、すぐに漫画を読みました。確かに悲しいお話ではあるのですが、それと同時に、今生きている喜びだったり、亡くなった後にある希望みたいなものを感じられるこの作品にすごく惹かれました。僕もこんなに素敵な皆さんと素敵な作品で関わりたいと心から思えました。それに、僕にできることを頑張れたら良いなという思いでした。 MC敏腕の葬祭プランナーという役柄についてはいかがでしたか? 目黒さん現場で、浜辺さんとたわいもない話をして仲を深めていくというわけでもなく、漆原として、美空に背中で仕事を見せていくことを、すごく意識していました。美空と漆原の関係性のように、浜辺さんとの関係も築き上げていけたら良いなと思いながら演じていました。 MC美空は、亡くなった人の声を聴くことができる力を持っていて、その人のために動こうとする人物ですが、ご自身ではそこをどのように捉えて演じましたか? 浜辺さん自分にしか見えない故人様の表情や声があるという設定は、「とても難しいな」と、最初は思いました。でも、そういった特殊な設定の役を演じている中で、故人様が「最後に遺したい気持ち」「感謝の気持ち」「ちょっとした後悔」というものをその表情から見ることができるのは、すごく恵まれていると感じられるようになりました。ご遺族の皆さんにそれをお伝えできるという役割は、とてもやりがいもあるし、「この表情を見ているのは私だけなんだな」と思うと、ありがたみを感じました。 MC漆原は葬祭プランナーであると同時に、納棺師としての顔も持っている役ですが、納棺の際の所作の完璧さ、そして美しさが際立っている作品でした。目黒さんご自身は、どういったご準備をされて本作に挑まれたんですか? 目黒さんもう、ひたすら「納棺の儀」などの練習をしましたね。着物のたたみ方もいろいろあるので、家に持ち帰って練習もしました。あとは、実際の葬祭プランナーの方たちの練習動画をいただいて、ひたすら見続けて、しっかりと漆原としてやる時は「美しくなきゃいけない」と思いました。でも、一つ間違っちゃいけないなと思ったのは、それは“振付”ではないということです。振付のようにならずに、しっかりと故人様、ご遺族の方たちに向けた、漆原なりの思いがあるので、それを大事にしました。 MC浜辺さんは近くでそうした練習風景や本番もご覧になっていかがでしたか? 浜辺さん最初の段階から本当に美しくて、指先まで、亡くなった方への慈しみを感じたので、純粋に「美しい」と思ってしまいました。ヨーロッパから帰ってきて、現場がまだ始まっていないのに、納棺の練習をされているのを見て「すごいな」と思いました。帰国直後で時差ボケもあるだろうに、目黒さんは背中で漆原さんを見せてくれました。 目黒さんいや、浜辺さんも、僕が「納棺の儀」などの練習をしている時に、実際に美空が座っている場所に、ずっと正座をして…。 浜辺さん座っていただけです(笑)。 目黒さん僕の練習をひたすら見て、付き合ってくださいました。そういうところからも、美空と漆原の関係性みたいなものが出来上がって、積み重なっていったのかなって思います。 浜辺さんただ、座っていただけなんですけれどね(笑)。プロの方がやられていると「簡単にできるのかな」って思ってしまうんですが、想像以上に力もいるし、動きも細かくて複雑なので難しそうでした。目黒さんでさえ苦戦されていたので、納棺の儀はとんでもない作業をされているんだと感じていました。 目黒さんありがとうございます。 MC今回、お二人は初共演にしてW主演ですが、いかがでしたか? 浜辺さん目黒さんは「忙しいんだろうな」と思っていましたが、思っていた50倍ぐらい忙しい方だと思います。 目黒さん皆さんと変わらないと思いますよ(笑)。 浜辺さん変わります! 絶対変わります。お忙しいんですよ。「まだダンスの振り入れが…」みたいなことを言っていたので、「この後、まだ振り入れがあるんだ!」みたいなことありました。そして、すぐに海外に行って…またヨーロッパから帰ってくるなんて日が何日かありました。時差ボケっていうものは…ありました? 目黒さん時差ボケ…いや、あんまりないかもしれないです。 浜辺さん気合い…。 目黒さん気合い(笑)。 浜辺さん取材でよく「気合い」という言葉をおっしゃるので、「気合いなんだ」と学びました。 MC目黒さんは浜辺さんとご一緒されていかがでしたか? 目黒さん浜辺さんはこうおっしゃいますが、皆さん、忙しいし、浜辺さんの作品に懸ける思いをすごく感じました。いなくても良いのに、僕の練習を後ろで正座のままずっと見ているとか、それだけでこの作品に懸ける思いが伝わってくるじゃないですか? あと、本読みの段階で、しっかりと美空を作ってきていて、まさに「美空だな」と思いました。そういった姿勢から、本当に素晴らしい方だと感じました。 MC三木監督は、浜辺さんとは五年ぶりで、目黒さんと初めてですが、お二人とお仕事をされていかがでしたか? 三木監督今、見ていただいた感じです。現場でもこうやってリスペクトし合う感じが本当に良い関係だなと思っていました。この世代で一番、落ち着いているというか、「浮ついていない度No.1の女優・俳優」じゃないかなと思います。今回の葬祭プランナーという役どころが、生と死の狭間で、いろいろな家族の別れを見送るという役なので、その落ち着き、繊細さというのは、この二人に演じてもらって良かったなと思う部分でしたね。 ■三木監督の「浮ついていない」という言葉に浜辺さんはガッツポーズ! MC浜辺さんはガッツポーズをされていましたが…(笑)。 目黒さん「浮ついていない」ですごく喜んでいましたね(笑)。 浜辺さん何だかすごくうれしかったですよね(笑)? うれしくなかったですか? 目黒さん「浮ついていない」の後のガッツポーズが…(笑)。 三木監督それが「浮ついてるやん!」という(笑)。 浜辺さんバレちゃった(笑)。 MC森田さんが演じる赤坂という役柄は、あまりなじみのない葬祭プランナーという職業について、心得や役割を教えてくれる役どころでもあると思います。実際に演じてみて、葬儀についての捉え方が変わった部分があれば本作のご感想もあわせて教えてください。 森田さん今回、実際の葬儀プランナーの先生方にご指導いただきました。それまでは、勝手にお葬式や葬儀プランナーというものに「暗い」イメージがありました。でも、実際はそうではなくて、明るく朗らかで、すごく丁寧な方々がたくさんいらっしゃって、前向きな気持ちをいただける方々に囲まれて撮影ができました。「どんなことを心がけてお仕事をしていますか?」とお聞きした時に、「葬儀プランナーとしての葬儀は、これからもあるけれど、ご遺族にとっては、一生にたった一度しかない大切なご葬儀。そのことを絶対に忘れないように、毎日初めてのご葬儀に挑む気持ちでやっています」っていうことをおっしゃっていました。そんなお仕事ぶりにも、すごく感銘を受けました。ご葬儀というのは、亡くなられた故人様のものだと思っていました。それはもちろん、そうなんですが、それ以上に遺された皆さんが「これからどう生きていくのか?」「やり残したことはないか?」「これからどう進んでいくのか?」を考えるための区切りであり、終わりであり、始まりなのがお葬式にはあるんだと、本作で演じてみてすごく感じました。 MC夏木さんは、浜辺さん演じる美空の祖母として、奮闘を見守り、背中を押すという役どころでした。今回のご共演は、いかがでしたか? 夏木さん何を話したかしら? 浜辺さん海外のミュージカルの話をしました。あれから、観に行きました! 夏木さん本当?現場に入るといつも思いますが、先輩・後輩とか、キャリアは関係なくて、やっぱり素敵な方は素敵なんです。今回は、浜辺さんのお芝居に向かう姿勢を学びました。難しい役なので、気持ちに沿いながら、それをいかに豊かに表現するかということを悩んで、ちゃんと監督と話しながら、真摯に一歩ずつ進めている姿勢を拝見していました。その姿は「あぁ、素晴らしいな」と思いました。「やっぱり、人気のある人はこうなんだな」と、素晴らしい後輩に会うといつも思います。素晴らしい女優さんだとご一緒して思いました。 MC夏木さんは、完成した本編をご覧になってどのような感想をお持ちになりましたか? 夏木さんもう泣きました。私が拝見した時は、エンディングの音楽が決まっていなかったので、そこに「アメイジン・グレイス」が加わったら、嗚咽してしまうんじゃないかと思いました。それから、出演しているような、していないような…ちょっと不思議な感じで試写を観たのは久しぶりでした。 MC永作さんが演じる美空の母は、美空を心配して、葬儀業界に関わることに少し複雑な思いを抱いている役どころでした。そして、長年、抱いていた想いを吐露するシーンも大変印象的でした。どんなお気持ちでこの役柄には挑まれましたか? 永作さんそうですね、私は「死」ということを受け止めきれずに生きている女性ですが、母であり、嫁であり、妻であるという立場なので、生活の中では、自分の思っていることをどの立場からも言えなかったんだろうと思いました。そんな思いのまま、ニコニコと生活していたんじゃないかと思いながらこの役を演じました。ただ幸いにも、想いを吐露できるシーンを作っていただいたので、そこで雪崩のように、いや、雪崩じゃないですね…。何かもう突き動かされて、あふれ出るような感じですね。そういうことは、人生であるかもしれないと思いながら、演じたように思います。 MC本編をご覧になっていかがでしたか? 永作さんセンシティブな内容であるだけに、皆さんが、技をたくさん使って、思いもたくさん使って演じられていて、皆さんに感動しました。素敵でした、皆さん。 MC鈴木さんが演じられた美空のお父さんは、作中でも涙を流されていましたが、鈴木さんご自身はどんな思いでこの作品にご参加されましたか? 鈴木さん僕は、割とクセのある役のオファーが多いんですよ。だから珍しくクセのない役だなと思いました。すごく普通のお父さんというか、家族の中で、自分の母親と妻と娘の間で、そこに居れば良いという役柄でした。10年に1回の普通の役が来たなとすごくうれしくて、わくわくして現場に向かった日のことを先日のように覚えています MC本作をご覧になっていかがでしたか? 鈴木さん現場の浜辺さんは、美空としてずっと家族の中にいました。気遣いをしながら生きてきた辛さが彼女の人格を形成したと思うんですが、先ほどの目黒さんの話で、正座をして見ていたというエピソードを聞いて、すごく気合いが入っている娘で良かったなって思いました(笑)。現場では、漆原さんが立って葬儀を見守るというか、葬儀のシーンの時は、ずっと目黒さんが漆原さんとして立っているんですよ。ずっと座らないから、永作さんと二人で「全然、座りませんね」という話をして、遠くから「座りなよ」ってサインを送って…。 永作さんすごく頑張って立っているのを見て、楽な方にしてあげたいって思うんですが、(目黒さんは)全然、楽な方には…。 鈴木さん「大丈夫です」みたいな…。「高倉健さんってこんな感じだったのかな?」って思いました。 やっぱり気合いが入っているんですよ。『ほどなく、お別れです』は、気合いが入っていますよ。みんなそれぞれのパートからバトンを渡していくっていうか、そのバトンをずっと横で見守り続けてきた二人が、全部受け止めて……面白かったです! MC様々な形でのお見送りが描かれているので、世代を超えてぐっとくるポイントがありますよね。 鈴木さん私の子は四歳なんですが、本作を観た時に、横で「パパ、この子は何でここにいるの?」とか、「死」というものをまだ捉えきれていませんでした。そんな年齢なのに、一緒に観ていて「これ面白いね」って言ってくれたんですよね。だから、「四歳にも分かるのか?この作品は幅広いな」と思いました。僕にとってはすごく思い出に残る、忘れられない作品になりました。 MCおそらくほとんどの皆さんが、本作を観終わって思い浮かぶ方がそれぞれあると思いますが、皆さんは本作をご覧になった後に思い浮かべた方をお聞きしたいと思います。 浜辺さん私はおばあちゃん、おじいちゃんっ子だったので、祖父母を思い浮かべました。あとは、大好きな愛犬二匹を…。一緒にいられる時間は限られているので、日々を大切にしたいと思いました。 MC連絡をしたくなりますよね? 浜辺さんそうですね。連絡もしたいし、実家にも帰りたいと思いながら帰路に着いて、私は犬を抱きしめました! 目黒さん僕もおじいちゃん、おばあちゃんだったり、ワンちゃんを…と、全く同じだったので、びっくりしました。僕も、小っちゃい頃に、おばあちゃんがいろいろなところに連れて行ってくれたので、「あと何回おばあちゃんに会えるんだろう?」と思いました。今は、おばあちゃんからちょいちょい電話がかかってくるんですが、だいたい仕事中なんですよ(苦笑)。でも、「これに出なかったら…」「この一回の電話が減ったら…」と考えたら、ちょっとかけ直したり、仕事中でも出たりとかしているので、…まさにそういうことを思い出しました。 MCさっきの浜辺さんのお話ですと、大変多忙で、ほぼお仕事をされているように思いますが、その中でも、おばあさまにお電話を返されているんですね? 目黒さん一回一回を大事にしたいなって思います。 MC森田さんはどんな方を思い浮かべましたか? 森田さん母なんですが、すごく離れて暮らしているので、この作品を機に「このままいったら何回会えるんだろう?」って考えました。一年に一回だとしたら、あと40回ぐらい? いや、30回とか…。毎日一緒にいられれば、素晴らしいことですが、限られた時間の中で、言いたいことを言って、伝えたいことは伝えなきゃいけないなっていうのは、この作品に教えてもらいました。 MC夏木さんはどんな方を思い浮かべましたか? 夏木さんもうここまでくると私自身です。「死にざまは生きざま」ということで、ちゃんとした葬儀を望むのであれば、ちゃんとしなくてはいけないと思い、反省しました。そういう意味では私にとっては貴重な作品になりました。 永作さん私も、両親や家族や、昔飼っていた犬のこととか、いろいろ思いましたが、私もなぜか自分のことを思いましたね。そして、自分と今一緒に生きている人たちのことを思いましたね。「会いたいな」と思ったらすぐに会いに行こうとか、連絡しようとか…。私もいつか、その時のための準備をして、しっかり生きていこうと思いましたね。 MC鈴木さんはいかがでしたか? 鈴木さん目黒さんと同じになっちゃうんですが、祖母が…。僕もおばあちゃんっ子だったので、そんな思いが浮かびましたね。あと、「ほどなく、お別れです」という言葉の意味に含まれた希望みたいなものにすごく救われた気がしました。“ほどなく”お別れだから、「いつかおばあちゃんと会えるかな…?」みたいなことを思いましたね。 MC三木監督は、原作を読まれた時はどういった方を思い浮かべましたか? 三木監督やっぱり家族ですね。おじいちゃん、おばあちゃんもそうですが、今までお別れに直面した時に、必ず後悔してきたんですよね。「もう少しやり取りできたんじゃないか?」「伝えることがあったんじゃないか?」と…。普段、自分の身に起こってほしくないことは遠ざけて、考えないようにしちゃうんですよね。でも、それを考えることで、いざ別れる時に、ちゃんと見送る心構えを意識するだけでも、できることはあるんじゃないかと、この作品で教わったように思いますね。 MC最後に代表して主演の浜辺さんと目黒さんから一言ずついただきたいと思います。ぜひ本作をどなたと観たいかを含めて、最後にご挨拶をいただきたいと思います。 目黒さんそうですね、世の中にはいろいろな種類の作品があると思いますが、この作品は死や別れが大きなテーマとしてあります。普段、日常の中では、どうしても「死」というものを非現実的なものに感じてしまいがちな気がしています。でも、実は誰かを送るのも、送られるのも、誰もが経験することで、「死」は、一番現実的で、一番近いものだと改めて感じさせてくれる作品です。だから、少しでも悔いのないように生きようと、大切な人を1秒でも、1回でも多く、大切にできる時間を作ろうと、観終わった後に思えて、そして、希望を持てる作品だと思います。どこのシーンに注目してほしいというよりも、皆さんが観た後の人生に、それぞれが注目してもらえたらうれしいです。なので、大切な方と観たらよりその人のことを大切にしたいと思える作品だと思うので、ぜひご覧になっていただけたらうれしいです。 浜辺さん初号試写で作品を観た時に、脚本を読んでいたし、現場で芝居をしていたのにもかかわらず、本当に素敵な作品で、涙がこみ上げてきたのを覚えています。故人様が遺族の皆さんを思う気持ち、そして、遺族の方々が故人様を思う気持ち。そして、葬祭プランナーたちが、素敵な区切りになるようなお葬式にしたいと思う気持ち。そんな気持ちを、改めて尊いものだと感じさせてくれる作品でした。それが、目いっぱいの愛とともに美しく描かれています。あと二カ月ちょっとで公開となりますが、皆さんのもとに本作が届くのがとても楽しみです。私は、親友と一緒に観に行きたいと思います。家族には、(実家のある)石川県でそれぞれ観てもらいたいと思います(笑)。本日は本当にありがとうございました。
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ミュージカル『ロマンティックス・アノニマス』東京建物Brillia HALL 2026年3月1日~24日
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2026年3月 東京建物Brillia HALL ミュージカル『ロマンティックス・アノニマス』上演決定!
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