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「ラーゲリより愛を込めて」大ヒット御礼舞台挨拶「ラーゲリより愛を込めて」公式サイト二宮和也さんが主演を務め、第二次世界大戦終了後にシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で不当に抑留されながらも、過酷な状況下において生きることへの希望を捨てなかった男・山本幡男の半生を描く映画「ラーゲリより愛を込めて」。 大ヒットスタートを記録した本作の大ヒット御礼舞台挨拶が12月21日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、二宮さんをはじめ、松坂桃李さん、中島健人さん、桐谷健太さん、大森元貴さん(Mrs. GREEN APPLE)が登壇しました。ステージでは、大森さんが主題歌「Soranji」をアコースティックギターの弾き語りで生披露し、会場を感動の渦に巻き込みました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします!大ヒット御礼舞台挨拶山本幡男役二宮和也さん松田研三役松坂桃李さん新谷健雄役中島健人さん(Sexy Zone)相沢光男役桐谷健太さん■キャスト陣が、会場の中央通路にズラリと集結し、大きな拍手が湧き起こる中、通路を歩いてステージに上がりました。 二宮さん本日は「ラーゲリより愛を込めて」を選んでいただき、ありがとうございます。皆さんはまだ本作を観る前だと聞いています。なるべく興味深くなるようなお話ができればと思っていますので、よろしくお願いいたします。 松坂さん皆さんこんばんは。(中継カメラに向かって)全国の皆さんもこんばんは。マスコミの皆さんもありがとうございます。たくさんの方に観ていただいているということで、本当に嬉しいです! これから先もまだまだ多くの方に観ていただきたいので、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。 中島さん本作の大ヒット、とても嬉しいです。そして、このような超大作に参加できたことも、一人の俳優としてすごく嬉しいことだと思っています。普段の自分とはかけ離れている役を演じたので、 “出演していることに気づかれない役”という印象があります。それくらい、個人的には存在感を消すことができたと思っています。ぜひとも多くの方に「ラーゲリより愛を込めて」を楽しんでいただきたいと思います。 桐谷さん健人、出ていたよね? 中島さん出ていたでしょ!(登壇者の皆さん:笑) 桐谷さん全国の皆さん、ありがとうございます。本当に嬉しいです。今日は楽しんで帰ってください。 MC大ヒット、おめでとうございます。 登壇者の皆さんありがとうございます! MC公開されて二週間弱、全国的に幅広い世代の方にご覧いただいているようです。さらにアンケート調査では満足度が96.8%と、 非常に高い数値を記録しています。「泣いた」という感想はもちろん、「苦しくても辛くても頑張ろうと思った」など前向きに一歩を踏み出す感想が数多く寄せられています。出演者の皆さんのもとにも、反響が届いていますか? 二宮さんいろいろなお声をいただきました。「嬉しいな」と思うものもあれば「なるほどな」と思うものもあります。共通している感想は、「人間とは」ということだと思っています。皆さんには「絆」「想い」「愛」などが伝わっているのではないかと思っています。だから、観てほしいと思っていたことが、きちんとお客さんに感じていただけている印象です。松坂さん僕もいろいろな声をいただいています。その中でも「苦しい」「重い」ということより、僕らが劇中で見せた笑顔など、そういった描写がすごく印象に残っているようで「観た後に上を向いて劇場を出られる」という感想も見ました。そこに繋がっているのは嬉しいなと思います。 MC松坂さんも、公開前にそういった感想をお話していました。 松坂さん言っていました! それを推していこうかなと思っていました(笑)。 二宮さん本当にそうだもんね。 中島さん年代を問わず、たくさんの方が観に来られているという話を聞いています。ご高齢の方が、本作を観て涙している姿を見たという方もいました。歴史的事実を改めて思い出して涙していらっしゃる方もいると思うんですが、最終的に“悲しみから微笑みに開花していく”作品でもあります。だから、自分の人生の中でも「そんな瞬間に立ち会いたい」「こういう感覚になりたい」と思えるところが、「ラーゲリより愛を込めて」の良いポイントなんじゃないかと思っています。それが幅広い年代層の方に愛される理由だと思っています。桐谷さん僕の元にも、たくさんの人から「観たよ」「本当に素晴らしかった」という感想が届いています。本作の一つの魅力としては、どの立場の人も感情移入できることです。お父さん、娘という立場としても、お母さんもそうだし、観る人が誰かに感情移入ができるようになっている点も、良いところかなと思っています。 MC撮影は約一年前に行われました。大変な撮影だったというお話も伺っています。皆さんにとって辛い状況を乗り越えるための原動力となったのは、どのようなものでしょうか。 二宮さん「本作を公開して皆さんに観ていただく」ということが、原動力だったんじゃないかと思います。もし、公開されないとなったら、「我々は一体何をやっているんだ」ということになりますから。(登壇者の皆さん:笑) 観ていただくために、「こういう事実をこれからも忘れないで、受け止めていこう」という思いで、僕らも走り出しました。それが原動力だったんじゃないかと思います。 松坂さん「皆さんに観ていただくため」というのももちろんそうなんですが、ストーブの前に集まって、みんなで歓談できることが原動力になりましたね。 二宮さんずっとストーブの前にいたもんね! 松坂さんずっといました。 二宮さんみんなと一緒にいたかったってことなのかな。 松坂さんそうなんですよ。そうすると、寂しさを紛らわせることができるので、それが力になりました。 MC皆さんは、ストーブの前で会話をすることが多かったのですか? 二宮さん多かったよね。 桐谷さんよくしゃべっていましたね。 中島さん缶コーヒーを飲んだりしましたよね。 松坂さんありましたね。 桐谷さん(中島さんを見つめる)。 中島さん(自分も本作に)出ていたよ! 今日はアプローチがすごいな。あの人、僕のこと好きだな。 桐谷さん(好きとか)言うな! みんなの前でそんなこと言うな。(中島さんと桐谷さんの仲の良い様子に、登壇者の皆さん:笑) MC中島さんの原動力となったのは、何ですか? 中島さんロケ地の近くで売っていた、爆弾おにぎりです。すごくおいしかったんです!桐谷さん新幹線で食べてたよね。 中島さん食べてました! 桐谷さんボーリング玉みたいな(大きさのおにぎり)…。 松坂さんあった! 桐谷さん具材が五種類くらいあるんだよね。 中島さんそうです。(そんなに大きなおにぎりがあることを)二宮くんに報告はしていたんです。でも、桃李くんとキリケン(桐谷)さんは「嘘だろ、そんなサイズのおにぎりなんてない」と最初は信じてくれなかったんです。二人のお兄さんに信じてもらえない弟、みたいなシチュエーションになっていました。「本当にあるんだ」と写真を送っても反応が薄くて…。「ああ、あったんだ」みたいな(笑)。 桐谷さん駅の奥の方(のお店)でしょう? 中島さんそうです。桃李さんにも写真見せましたもんね。 松坂さん新幹線の中でちょっと席が離れていたんですが、(中島さんが)後ろを振り向きながら「これ!これです!」って、おにぎりをアピールしていて…。何だか恥ずかしくなって、うまくリアクションが取れなかったのを覚えています(笑)。 桐谷さんもうちょっと小ぶりなおにぎりで、具材を三種類入れられるやつは僕も買ったよ。食べている間に、ほとんど海苔ご飯に変わるねん。 中島さん確かに(笑)。具に届くまで、結構距離がありますしね。 桐谷さんおにぎりの話ばっかりやん! (登壇者の皆さん:笑) 中島さん原動力、エネルギーですから(笑)! MC撮影中は、実際のラーゲリで出ていたようなものも食されていたんですよね? 二宮さんそうですね。みんなそれぞれで(体調や食事)管理をしていたと思います。なので、大きなおにぎりが原動力となるくらい嬉しいもの、ご褒美となっていましたね。 桐谷さん撮影中にバラックの中にいると、気持ちが(演じる)役に寄っていって、絶望感に陥ったりするんです。そんな中でも、待ち時間にみんなで一緒に話していると、体温が上がっていくような感じがしました。「笑う」ってこんなに身体に良いんだと思いました。もしかしたら(実際のラーゲリにも)そういう人たちがいたのかもしれないなと感じたりもして…。二宮さん笑顔の瞬間がね、きっとあったはずですよね。 桐谷さんそう。実際のところは分からないですが、抑留されていた方たちも、ずっと暗い気持ちのままではなくて、他愛もない話をしながら体温を上げていたのかなと、劇中と撮影現場の繋がりも感じていました。 MC今日は大ヒット御礼舞台挨拶ということで、もう一人、ゲストの方にお越しいただいています。 ■「クロ?」「クロはこの間来たでしょう」「ヤスケン(安田顕)さん?」「ヤスケンさんは別件ですかね?」など、登壇者陣の皆さんがもう一人のゲストについてノリノリでコメント。 MC主題歌「Soranji」を手掛けられました、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんです! ■大森さんがステージに登壇すると、会場からは大きな拍手が。大森元貴さん(Mrs. GREEN APPLE)大森さんこのような場はまったく慣れていませんので、ドキドキしています。どうぞよろしくお願いいたします。 MCキャストの皆さんは主題歌を聴いた時に、どのような感想を持ちましたか? 二宮さん僕は、作品を観る前に聴いたんですが、より作品の完成が楽しみになったし、シンプルに感動しました。泣けるというか、グッときました。 MC二宮さんは、(YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」で)大森さんと対談もされています。 二宮さんそうなんです。もうお友だちですから。 大森さん(笑)。 MC二宮さんは、Mrs. GREEN APPLEさんがもともとお好きだったんですよね? 二宮さんそうなんです。僕はMrs. GREEN APPLEがすごく好きで、最初に(Mrs. GREEN APPLEに)主題歌を歌っていただけると聞いた時には「え!? 僕が好きなこと、知っているの!?」と思ったくらい、驚きました(笑)。 大森さん恐縮です。身に余る光栄というか。びっくりしましたし、ありがたいです。 松坂さん僕は、完成した時にエンドロールで聴きました。最後のピースがはまる感じがすごくしました。本当にぴったりの曲だなと思って、めちゃくちゃ感動しました。二宮さんそれを(これから本作を観る会場の皆さんにも)体験してもらいたいよね。 松坂さんぜひ! 中島さん大森さんとは同世代なんです。音楽業界に、同世代でこんな化け物がいるのかと思うくらい、すばらしい楽曲です。しかもこんなに超大作の主題歌じゃないですか…。同世代のアーティストがそれを請け負うというのもすごいことだなと思います。同じ20代として、誇らしく思いました。 大森さんありがとうございます! 桐谷さん本作の題材としては、戦争を扱っているじゃないですか。だから、現代の楽曲を主題歌にするには難しいかなと思ったんです。でも、(「Soranji」が)最後に流れることで希望が見えるというか…。笑顔になって、劇場を出られる楽曲に仕上げてくださったのですごく感謝していますし、とても嬉しかったです。 MC大森さんは、どのような思いを込めてこの楽曲を制作されましたか? 大森さん扱う題材として、僕自身も身近には感じにくいものだったんですが、プロデューサーさんからは「ぜひ等身大で書いてほしい」というお話がありました。「僕が共通項として書ける等身大は何だろう」と考えると、悲しいことや辛いことは毎日あると思うけれど、それを自分の血肉や財産にしながら、前に進んでいくべきなんだろうと思いました。そこからインスピレーションを受けて楽曲を制作しました。 MC二宮さん、タイトルも気になりますよね。 二宮さん気になりますよねぇ。 大森さん一見、造語っぽくなっていますが、日本語で“そらんじる”という言葉があります。書いてあるものを、見なくても言えるように覚える。そらで覚えるということなんですが、それが映画とすごくリンクしました。そこにも注目して聴いていただけたらと思っています。 MC二宮さん、本作を観る前にちょっと主題歌を聴いてみたくないですか? 二宮さんいや、大丈夫です。(登壇者の皆さん:爆笑) 中島さん何で!? どうしちゃったんですか? 桐谷さん自分だけのものにしたいの(笑)? 中島さんめちゃめちゃ独占欲が強いじゃないですか(笑)。 大森さん(爆笑)。 二宮さんいくらなんでも(それは贅沢では)…。 MCでも、こういった機会もそうそうないので…。 登壇者の皆さんええ!? (良いんですか?という表情) 二宮さん聴ける…? 大森さん歌っても良いですか? (会場:拍手) MC二宮さん、聴きますか? やめておきますか(笑)? 二宮さん聴きますよ! 中島さんじゃあ、なんでさっき「大丈夫」って言ったんですか! ■ギターとマイクが準備され、大森さんが本作の主題歌「Soranji」をアコースティックギターの弾き語りで生披露。透き通るような歌声で情熱的に楽曲を歌いあげ、キャスト陣も一様に感激の面持ちを見せ、会場を感動で包み込みました。MC大森さん、ありがとうございました。(会場:拍手) 大変素晴らしいパフォーマンスでした。大森さんは、楽曲制作の過程で五キロほど痩せたそうです。 大森さんそうなんです。暗闇の中で制作がしたくて、部屋を真っ暗にしていました。食事とお水を摂ったら、糸のような集中が切れちゃうような気がして…。それを絶やさぬようにしていたら、痩せました(笑)。 MC皆さん、いかがでしたでしょうか。 二宮さん僕が教えた通りに歌えていたなと…。(登壇者の皆さん:爆笑) 中島さんいつ教えたんですか(笑)。 二宮さん本当に素晴らしい。この主題歌に出会えて本当に良かったと思います。この楽曲を生んでくれた大森くんもですが、それを一つの楽曲として立体的にするために、いろいろな音を重ねてくれたメンバーの皆さんにも感謝しています。とにかく感謝しっぱなし。今回のアコースティックバージョンは初めて聴きました。(上映前の会場に向かって)まだ皆さん、帰らないでくださいね。本作の上映がありますから。それくらいの満足感がありますね。 松坂さん僕がお客さんだったら、間違えて帰りそうですね(笑)。 二宮さんすごく、分かる。 松坂さんそれくらい、歌声が素晴らしすぎて、ずっと鳥肌が立ちっぱなしでした。こんなに透き通った、ガラスのような歌声があるんだと感動しました。本当にありがとうございました。 大森さんありがとうございました。 MC最後に二宮さんからご挨拶をお願いいたします。 二宮さん序盤は、緊張して、肩に力が入るようなシーンが続くと思います。そういった歴史、近代史があったということと、僕らは実話に頼り切らずに、エンターテインメントとしても突き詰めたつもりです。これ以上は出ないだろうと思うぐらいの力を出して、お芝居、主題歌を皆さんに届けるつもりでした。ぜひ、そちらの方でも楽しんでいただければと思います。最後には空を見上げて帰れるような作品になっていると思いますので、楽しんでいただければと思います! (会場:拍手) MCこれからクリスマス、お正月、年末年始と忙しい時期になりますが、寒い冬、本作を楽しんでほしいですね。 二宮さん映画館は暖かいので! 僕らの作品もそうですが、いろいろな楽しい映画が上映されています。(小声になって)でも「ラーゲリより愛を込めて」を観ていただければありがたいかと思っています! よろしくお願いいたします。(登壇者の皆さん:笑、会場:拍手)
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「イチケイのカラス」完成報告会映画『イチケイのカラス』公式サイト講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠にて放送され、平均世帯視聴率12.6%という令和“月9”No.1 の高視聴率を獲得した連続ドラマ「イチケイのカラス」が映画化。12月20日、映画『イチケイのカラス』の完成報告会が東京・日比谷の帝国ホテルで行われ、竹野内豊さん、黒木華さん、斎藤工さん、山崎育三郎さん、向井理さん、小日向文世さん、田中亮監督が出席しました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成報告会入間みちお役竹野内豊さん坂間千鶴役黒木華さん月本信吾役斎藤工さん井出伊織役山崎育三郎さん鵜城英二役向井理さん駒沢義男役小日向文世さん田中亮監督竹野内さん本日は完成報告会にお越しいただいて誠にありがとうございます。今年真夏の中を撮影して、本作が完成したことをこのような形でご報告できることを嬉しく思います。 黒木さんドラマでやった「イチケイのカラス」をこうして映画として皆さんに報告できることを嬉しく思います。 斎藤さん劇場版たるゆえんがたくさん詰まった、スケールアップした作品に参加できたことを光栄に思っています。 山崎さん連ドラファンの方、そして本作が初めてという方の架け橋のような役割ができればと思っております。 向井さん僕は、本作からの参加ということで、連ドラをすごく楽しみに見ていた一ファンとしては感慨深いものがありました。今年の夏、大変な中、撮っていた作品の完成をこうして皆さんにご報告できるのは嬉しいことです。 小日向さん連ドラで駒沢役を演じ、そのまま本作にも参加できて幸せな気持ちです。とても良い作品に仕上がっていますのでぜひ宣伝をよろしくお願いします。 田中監督これだけの素晴らしいキャストの皆さんに彩られて、自信をもってお送りできる作品が出来上がりました。 MC本日の会場は“法廷”を模しております。嘘偽りのないトークをお願いします。まずは竹野内さん、本作の完成おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。 竹野内さんありがとうございます。ちょうど一年前の連続ドラマの撮影中は、まさか映画化するなどとはスタッフもキャストも想像もつかなかったことでした。今こうして、この場に立つことができていること、これは本当にドラマを見て応援してくださった皆さんのおかげです。本当にありがたいことだと感謝しています。MC映画化は想像がつかなかったですか? 竹野内さんそうですね。いろいろとまだ落ち着いていない時期でしたので、とにかく「無事に最終回までたどり着くことができるかな?」という緊迫感みたいなものが常に現場にありました。でも、この「イチケイのカラス」のレギュラーメンバーの皆さんは和気あいあいとしていて、そういう空気の中でも現場の雰囲気はとても良かったです。多くの皆さんに楽しんでいただける作品になったのは嬉しいなと思います。 MC本作の現場で、皆さんと久々にお会いしたら、すぐに「イチケイのカラス」の世界観に引き戻されましたか? 竹野内さんそうですね、一年空いていたので「また役に戻れるかな?」というちょっとした不安はありました。私がクランクインしたのは野球場のシーンからでしたが、黒木さんの声を聞いたら一発で記憶が戻った感じでした。また、田中監督がすごく遊び心のある方で、撮影現場をとても和ませてくださるので、終始穏やかでした。どんなに大変な撮影状況であっても、スタッフもキャストの皆さんの雰囲気、空気感もすごく良かったんですよね。本当に良い現場だったと思います。 田中監督本当に暑い夏の撮影で、皆さんに長い法律用語とかを言ってもらったり、台本にないのに坂間さん(黒木さん)にチャリンコをこいでもらったり、皆さんに走ってもらったりしたので、「ニコニコやらないと怒られる」と考えていました。それがハマって良かったです(笑)。 竹野内さん田中監督はいろいろなことを仕掛けてくるんですよね。台本に書いてあることはもちろんですが、書いていないこと――さらにもっと膨らみが出たというか、田中監督だからこそ、こういう”入間みちおと坂間”の人物像を構築できたと思います。本当にありがとうございます。 田中監督こちらこそありがとうございます。 MC今回は弁護士として登場となった坂間千鶴ですが、入間みちおとの待望のバディ復活でした。役作りなどはいかがでしたか? 黒木さん気になっていた点は、坂間はロジカルに早口でまくし立てるセリフが多かったので、クランクインをした時に「戻せるかな?」というところでした。ドラマで一番大変だったのが、みちおさんを責め続ける長いシーンで、田中さんからは「もうちょっと早く」と言われました。「絶対にスピードを上げてください」っていう感じだったので、今回、弁護士としてそういう感じだったらどうしよう…と思っていました。でも、だんだんとみちおさんと会話をすることで感覚が戻ってきた感じでしたね。MCセリフもかなり難しい内容ですし…。 黒木さん違う役でゆっくりとしたしゃべり方をしていると…本作では舌が思ったより追いついてこなかったりするんですよ。それが一番大変でした。でも(最初が)竹野内さんとの野球のシーンだったので、あの空気感が思い起こされました。 MCそして、坂間には今回、これまでにない恋の予感のシーンもあります。今までにない表情にドキドキしました! 黒木さん良かったです(笑)。あんまりキュンとし過ぎないようにはしていたんですが…。でもね、(相手が)斎藤さんなんでたぶん出ちゃっていたんだと思います(笑)。 MC出ちゃっていました! 斎藤さんはそのシーンはいかがでしたか? 斎藤さん黒木さんは日本映画界の宝なので、ただただ光栄でしたね。たぶん、正解のない世界だと思うんですが、黒木さんの表現は「正解」なんですよ。坂間千鶴としてこの作品を背負っている黒木さんの表現が、本当に身に染みて背筋が伸びる思いを日々していました、本当に。MC斎藤さんが演じた月本と坂間のバディも注目ですが、斎藤さんはどんなことを意識されたんでしょうか? 斎藤さんそうですね、今回テーマに実はローカルエリアの絶妙な線引きというのがあって、月本はその地域に根づく法を超えたルールを坂間さんと探るというような、微妙な淵をなぞるような役割でした。そこのリアリティとエンタメ性は監督の采配によるものだったと思うんですが、実際に今流れている様々なニュースや地域の出来事と繋げるような役割を僕と坂間さんはいただいていたのかなと、完成した作品を観て思いました。 MC時に違法行為すれすれのことをするようなワイルドな一面を見せていますが…。 斎藤さんセーフではないようなこともあったりしました。法が何たるものかということを月本という人間なりに見ていて、それが観ている方にとって、ドラマの「イチケイのカラス」の坂間さんとはまた違う角度からの見方になったら良いなと思いました。 MCお二人の自転車のシーンも最高でした! 斎藤さんありがとうございます。こひさんからも、さっき「あのシーンの黒木さんの表情が最高に素敵だ」とおっしゃっていただきました。 黒木さんずっと小雨でしたよね。 斎藤さんそうでしたね。 MC山崎さん演じる井出は、みちおの“お目付け役”として岡山に異動となるも、職権発動を止められず、うなだれる姿が予告編にも映っていました。久々の「イチケイのカラス」はいかがでしたか? 山崎さん連ドラの時からLINEグループがあって、竹野内さんも華ちゃんも小日向さんもみんな入っていて、ちょくちょく皆さんとはやりとりをしていたんですね。そのおかけで「久しぶり!」という感覚はなかったですね。ただ、映画化が決まった時、本作には出演されないメンバーもいて、LINE上ではちょっと複雑な空気になりましたね。連ドラも映画もクランクインが野球場で、スタートの際にみんなで身体を動かすのって大事ですね。MCLINEグループではどんな連絡を…? 山崎さんでも連絡くださるのはこひさんとか…おじさまたちが盛り上がるというのはありましたね。 MC小日向さんはどんなLINEを送られていたんですか? 小日向さんドラマの最中ですか? 山崎さんこひさん、聞いていました(笑)? 小日向さん聞いていましたよ(笑)。ドラマの最中は、結構みんなでスタジオで写真を撮り合っていました。みんなが居眠りしているのをこっそり撮って、それを載せて「こんな顔してたんだ」って大笑いしたりしていましたね。ドラマが終わってからは、みんなで「食べに行こう」って話はしていたんですが、コロナ禍で行けなかったんで、その辺でちょっと止まっちゃったね…。 山崎さんみんなが、というよりは、割りとこひさんがみんなの写真を…。 小日向さんいや、華ちゃんも撮っていたんだよ。 黒木さんそうなんですよ。私は小日向さんが気づかないうちに盗撮したり、竹野内さんがストレッチしているのを撮ったりと、いかに気づかれずに撮るかと…。 小日向さん竹野内くんはよく寝ていたよね? 寝た写真をよく…。 竹野内さん寝ていません。目をつぶっていただけです! 斎藤さん嘘偽りなくお願いします。 MC井出は、今回まさかの結婚をするという…。 山崎さん今回、スピンオフ(スピンオフドラマ「イチケイのカラス~井出伊織、愛の記録~」2023年1月9日からフジテレビ系列にて放送)もあって井出さんが結婚するんです。「連ドラでやってきたキャラクターは合っていたのかな?」って思うくらい、井出さんが結婚することで、ちょっと爆発していくというか恋愛モードになっていきます。そんな井出さんには恐怖を感じるというか、ちょっと関わりたくないような人なので(苦笑)、スピンオフも楽しみにしていただければと思います。 MC向井さんは本作からの参戦ですが、竹野内さんとのシーンが多かったかと思います。 向井さんほとんど僕は竹野内さんとしか会っていないというか…。黒木さんは(この日が)「初めまして」だし、工とこひさんとも現場では会っていないし…。山崎さんとは会ったけれど…。僕も初めてこの現場に入っていくのは、プレッシャーってわけじゃないけれど、「どういう感じなのかな」と探るというか…。もうチームワークが出来上がったところに入っていくので、なるべく「自分」というより、「今までやられてきた方の流れを汲んで入っていければ」というのはありました。そこで最初から竹野内さんとご一緒できたのは大きかったです。みちおというキャラクターは、人間的なところがあって、僕は堅めの役だったので「崩されないように」という思いはありましたが、スムーズに現場に入れたと思います。MC竹野内さんの印象はいかがでしたか? 向井さんさっき否定されていましたが、割とみちおっぽさがあるんじゃないかと僕は思っていまして…。印象は…パブリックイメージってあると思うんですが、今回初めてご一緒して、僕としてはずっと竹野内さんを見て育った“世代”なので、憧れもありました。それにどこかユーモアがあって…という雰囲気が役と重なって見えたところもあります。そういうところはある種、意外でもあり、みちおでもあり、僕としては面白く拝見しました。いちいち人を笑わせるというわけではなく、居住まいとか視点が人と違って面白いなと思いました。 竹野内さんどうなんでしょうね? いや、そういう風におっしゃっていただくのは大変光栄なことだと思います(笑)。 MCお二人は緊迫感のあるシーンが多かったですね。 向井さん割と分かりやすく対立するところが多かったので、初めてお会いする先輩ですし、僕もあまりなあなあにはなりたくなかったんです。なので現場ではあまり深くしゃべらなかったんですが、だからこそ、また違う形でご一緒できたら嬉しいですね。 MC小日向さんは今回、東京からの参戦で、撮影日数は少なかったけれど、小日向さんが来る日はすごく盛り上がったとか…。 小日向さん今回、僕は連ドラから映画になって、みんなに会えると思っていたら、実は(役の上で)絡めたのは二人だけだったんです。斎藤さんと桜井ユキさんでした。だから、みんなとは法廷シーンで会いました。僕は傍聴席にいたんですが、そこで、華ちゃん、竹野内くん、山崎くんと会えて、嬉しくて手を振りました…(笑)。みんなも久しぶりに会えて、温かく迎えてくれた感じでした。もうちょっとみんなと絡めるかと思ったら三日で終わっちゃって…。ほとんどが斎藤さんとの山梨ロケで、待ち時間にいろんな映画の話ができてそれは楽しかったです。斎藤さんすごく僕も特別な時間でしたね。緑色のダンサーたちが小日向さんが現場にいらっしゃるということで踊っていました。 小日向さんそれはそういうシーンでしょ! 僕が来るからじゃなくて(笑)。 斎藤さん僕にはそう見えました。現場の喜びを具現化したものだと(笑)。 MC山崎さんも法廷での小日向さんとの再会は嬉しかったですか? 山崎さん嬉しかったです。やっぱり、こひさんがいると一気に空気が変わるので安心しました! 小日向さんいやいや、別に盛り上げようと思っていないんだけれどね(苦笑)。どうしても嬉しくてはしゃいじゃうんだよね。でも、もういい歳だから落ち着こうと思うんだけれど…。 MCそして1月14日(土)放送のSPドラマ(「イチケイのカラス スペシャル」)では、カッコ良い駒沢部長が見られるとうかがいました。 小日向さんこれはね、本作の公開の翌日なんですが、本当に申し訳ないけれど、かなり面白いです。ヘタすると本作より良いかも(笑)。これまでと全然違うシチュエーションで、熊本と東京で共同審議を行なうという…。そこで、駒沢さんが入間と同じように、法壇から降りるかもしれないという、なかなか見応えのあるシーンがあるのでぜひ観てほしいです。 竹野内さん連続ドラマの時に、見ることができなかった駒沢裁判官と入間みちおのバックグラウンドとか、その他のキャストの皆さんの、連続ドラマでは見られなかった過去などが見えてくる内容ですね。SPドラマの新キャストの方々も本当に魅力的で、豪華なゲストが集まっています。小日向さんがすごく…イヤ、何でもないです。ネタバレになるからやめておきます(笑)。 MC田中監督、映画化にあたって意識したポイントはどこですか? 田中監督刑事裁判官が主人公という非常に珍しい設定の作品です。でも、法律や裁判というものが遠い話ではなく、見ていただいた方々のすぐそばに訪れるかもしれない、すごく近い話だよと語りかけられるような作品になったら良いなと思って作ったところもあります。ただ法律についてだけではなく、坂間さんと月本さんの恋愛だったり、家族愛、郷土愛だったり、誰しも共感していただける部分も描いているので、まさにリーガルエンターテインメントになっていると思っています。そこは意識して作れたので良かったと思います。MC撮影で印象的なエピソードはありますか? 田中監督劇中でも雨が降るシーンが多くて、そこは狙いで降らせたんですが、そうじゃない時も非常に雨が降っていました。特にこひさんと斎藤さんのシーンは、雨がパラついていて…。こひさんが「降っていても撮るよね?」とプレッシャーをかけてきました…(笑)。「どうしても撮らなきゃ」と思ったら雨が止んだので、ギリギリ撮れました。 小日向さん雨で撮り直しになっても、また山梨にはとてもじゃないけど行けないから「何としてもこの日に撮ってほしい」と思っていました。そうしたら本当に雨が止んだんですよね(笑)。 MC登壇者の皆さん、本作をご覧になっての感想をお願いいたします。 竹野内さんいや、もうこの場では一言二言で感想を述べるのが難しいです。いろんな伏線が張られていて、時間があっという間で、もう終わってしまったんだなというくらい、本当に楽しんで拝見することができました。今回、「ドライブ・マイ・カー」(2021年公開/出演:西島秀俊 ほか)の撮影監督だった四宮(秀俊)さんが、カメラを回していて、その映像が本当にキレイだなという印象がすごく強かったです。連続ドラマからスケールも大きくなってしっかりと映画として、エンターテインメントとして、多くの方々に楽しんでいただける作品になったと思いました。 黒木さんドラマの「イチケイのカラス」の雰囲気を残しながら、事件もスケールアップして、キャストも豪華になっています。みちおとのバディと月本さんとのバディの違いを楽しんで観ていただけたら嬉しいです。 斎藤さん僕はドラマ版のファンとして、ドラマ版はコロナ禍の初期だったと思うんですが、先が見えない中で創意工夫で素晴らしいドラマを作っていただいて、一視聴者として、難しい時期をエンターテインメントに救われました。多くの方にとってこの作品は、今自分が置かれた状況で、「何を真実として未来を見るのか?」と、寄り添ってくれる作品でした。それが、多くの視聴者の思いを乗せて劇場版として進化したのかなと思うので、その必然――パンデミックの最中に生まれるべくして生まれた作品になっているんじゃないかと、一ドラマファン、映画ファンとして完成した作品を観て感銘を受けました。ぜひスクリーンで観ていただきたいと思います。 山崎さんドラマファンの皆さんにも、本作から初めて観ていただく方にも必ず満足していただける作品になっていると思います。ドラマで表現できなかったスケール感や壮大さを、ぜひスクリーンでご覧になっていただきたいと思います。あとは、野球のシーンで、竹野内さんが隠し球で黒木さんにタッチするシーンがあるんですが、その隠し球のボールの握り方、グローブの後ろにボールを挟むというのは、僕が教えました。 斎藤さん僕も見ていました。野球のシーンはほぼ育三郎さんの監修でしたね。 山崎さん監修です(笑)。自分が少年野球時代にやっていたことを竹野内豊さんがやってくださるという。 斎藤さん素晴らしいご指導でした 竹野内さん隠し球のやり方が分からなくて「どうしよう」って思っていたら、いくつかパターンを教えてくださいました。その中でも、おそらくこの状況だとこのやり方が面白いんじゃないかと教えていただきました。 山崎さん僕が言いました! 竹野内さん野球がものすごくお上手なんですよ! 向井さん率直な感想として、映画として良くできているなと思いました。作品として、「エンターテインメント」というのはいろんな意味があると思いますが、本作はヒューマンドラマの部分もあり、コメディ要素もあります。ただ、先ほど竹野内さんがおっしゃったように、伏線がたくさんある中で、いくつかの事件、人間、時間軸が複雑に絡み合います。でも、全然混乱することもなく、中だるみもせず、きれいな繋ぎ目で常に何かが流れている感じがありました。僕はもちろん台本読んでいて内容が分かってはいるんですが、スーッと入ってきてストレスが全くない――絶妙なバランスで練り上げられた脚本と演出の総合力をまざまざと感じました。本当にこの作品に参加できて良かったと改めて思いました。 小日向さんたくさんの登場人物たちの葛藤や生き様を田中監督がすごく丁寧に撮ってくれて、本当に満足できる作品になっていると思います。ぜひたくさんの方に観ていただきたいと思います。 MC最後に竹野内さんからメッセージをお願いします。 竹野内さんもう私から皆さんに伝えたいことは、「何の先入観もなくこの作品を楽しんでください」だと思います。ドラマシリーズをご覧いただいていない方でも十分にエンターテインメントとして楽しめる作品に田中監督が仕上げていますので、ぜひお正月に劇場で楽しんでいただけたらと思います。
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映画『グランメゾン・パリ』©2024映画『グランメゾン・パリ』製作委員会
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「Dr.コトー診療所」初日舞台挨拶「Dr.コトー診療所」公式サイト2003年と2006年に連続ドラマとして放送された名作ドラマ「Dr.コトー診療所」の16年ぶりの続編となる映画「Dr.コトー診療所」が12月16日についに公開となりました。 東京のTOHOシネマズ 六本木にて行われた初日舞台挨拶には、吉岡秀隆さん、柴咲コウさん、大塚寧々さん、髙橋海人さん、生田絵梨花さん、富岡涼さん、泉谷しげるさん、筧利夫さん、小林薫さん、中江功監督の総勢10名が登壇し、大きな盛り上がりを見せました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶五島健助役吉岡秀隆さん五島彩佳役柴咲コウさん西山茉莉子役大塚寧々さん織田判斗役髙橋海人さん(King & Prince)西野那美役生田絵梨花さん原剛洋役富岡涼さん安藤重雄役泉谷しげるさん和田一範役筧利夫さん星野正一役小林薫さん中江 功監督吉岡さんお元気でしたか? 16年も待っていただいて本当にありがとうございます。今日はどうぞよろしくお願いします。 柴咲さん皆さん、お越しくださりありがとうございます。これだけたくさんのお客さんの前に監督と登壇できるのがとても嬉しいです。みんなで盛り上がっていろいろお話しできたら嬉しく思います。今「一人立ちしていく子どもを見送る親のような気持ち」です。今まで私にはあまりないような感覚で、今回の作品はそういう作品になりました。よろしくお願いします。 大塚さん今日は足を運んでくださり本当にありがとうございます。16年ぶりに作品を撮れたこともすごく幸せでしたし、今日、この日を迎えられたこともすごく嬉しいです。今コウちゃんも言っていましたが、嬉しい気持ちもあり、ちょびっとだけ寂しい気持ちもあります。でも、たくさんの人に観ていただけたら嬉しいです。 髙橋さん撮影が終わってから今日まで…終わってからも気が抜けなくて、一日、一日がすごく長かったので、やっと皆さんの元に届けられることを嬉しく思います。今日からは「判斗、志木那島にいってらっしゃい!」という気持ちで、やっと送り出せる思いです。一人でも多くの方にこの作品が届けばと思っております。 生田さん私も髙橋さんと同じで、撮影が終わってからもなぜかずっと緊張しっぱなしでした。今日、この日を迎えられて、少しホッとしています。あとは純粋にこの作品を楽しんでいただいて登場人物たちを愛してもらえたらとても嬉しいです。ぜひ皆さん、この作品をよろしくお願いします。 富岡さん中江監督からお声がけいただいて今日まで本当にあっという間でした。今日を迎えることができて嬉しいのと同時に、皆さんとまたお会いできて幸せです。 泉谷さんこの12月16日、この日は絶対に来ないと思ってやっていたので…。途中で撮影が中断していますし、だいたい「Dr.コトー診療所」は撮影が中断するんですよ。TVの時もね。それだけ過酷なんですね。だから、これは完成できないだろうと思っていました。最初から未完成品を皆さんにお届けするつもりでやってきました。恐らくできていないと思います。よろしくお願いします。 筧さん今日、この回に当選された方々には大きな仕事が残っています。「#Dr.コトー診療所」と打ち込んで、公式Twitter、もしくは私のTwitterに、ネタバレをしない程度に感想をどしどしお送りください! 我々はすべてチェックしています! 小林さん「Dr.コトーっていったい何者なのか?」「何なのか?」中江監督の作品を観て、「Dr.コトー診療所」に対する思い入れが中江さんの中では誰よりも強くあるんだと改めて思い直しました。そういう思いが一番こもった作品になっていると思います。 中江監督こんなにたくさん、集まっていただいてありがとうございます。いろんなところでキャンペーンをやってきましたが、やっと上映後のイベントなので、初めて内容の話もできると思っています。公開を迎えて皆さんも話されてましたが、僕は皆さんよりも(作品への思いが)強いかも…だから、二割嬉しくて、八割寂しいです。いよいよ作品がお客さんのものになるんだと思うと寂しい気持ちのほうが強いです。でも、観ていただいて本当にありがとうございました。 MC改めて初日を迎えた気持ちをお聞かせください。 吉岡さんいや逆に、どうでした? 大丈夫でしたか?(会場:大きな拍手) もう僕の気持ちなんかより皆さんの気持ちが大事です。本当にもう最後なので、僕が”五島健助”として白衣を着ることはこれっきりなので、ちゃんとスクリーンで最後のコトー先生として皆さんに観ていただけて、吉岡は幸せです。MC改めて「Dr.コトー診療所」の魅力って何ですかね? 吉岡さんそうですね…「継承」だと思います。剛洋くんだったり、判斗先生だったり…。だから僕は、次は海人くんに任せて「Dr.ハント」の作品を、お客さんとして観たいと本当にそう思っています。 MC「Dr.ハント診療所」? マーベル作品みたいですね。髙橋さんはいかがですか? 髙橋さん背中を見ていて、今は本当に荷が重いなという感覚です。でも、「継承」ということなので、いただいたタスキを堂々と掲げて作品のトップとしていられる俳優になりたいと思っています。これからも頑張りたいと思います。答えとして合っています…? 吉岡さん合ってます! 本当に、今回の映画は判斗先生のシャウトで涙が溢れました。皆さんもそうだと思います。本当に素晴らしかったし、あとはお任せします! MC柴咲さんにもお聞きしたいと思います。柴咲さん自身、この作品の「ファン」とおっしゃっていますが、「Dr.コトー診療所」の魅力はどんなところにあると思いますか? 柴咲さん自分が出ている作品ですが、作品に流れる空気感、人の繋がり、コトー先生を取り巻く人々の暮らしぶり、音楽、全てを含めて本当に素敵な作品だと思います。改めて、自分にとっては23歳で「Dr.コトー診療所」に関わり、19年の月日が流れています。まだまだ足りない部分はありますが成長してきた部分もあると思います。自分の中で、当時は理解できなかった人との繋がりや、温かさが、今になって沁みてきている感じ…。やっぱり、この島と先生と島民の暮らしが本当にあってほしいと思います。「第二の故郷」なんだと、今は思っています。ウソでも偽りでもない、そこに確かに彩佳さんは生きていたという感覚でやっていましたね。MC先日、与那国島に足を運び、島の皆さんにも作品をご覧いただきましたね。 柴咲さん実際に島の人々の協力がなければ撮影は重ねられなかったですから…。いきなり撮影クルーが自分の住んでいるところに来て、何か撮るらしいってなったら、私だったら「変なものを撮られたらどうしよう?」って思うと思うんです。でも、私たちを信頼して協力してくださり、続編も撮らせてくださり、今回は、映画も撮らせていただきました。それがすごく嬉しかったので、やはり一番初めに観せたかったところでもあり、皆さんに観ていただけて良かったです。 MC髙橋さんは、「ラスボスクラスの皆さんの中に入っている」ということをおっしゃっていました。喜びも大変さもプレッシャーもあったかと思います。 髙橋さん僕がこう言うのも何ですが、本当に、今横にいられる皆さんは「ラスボス」って言葉が一番合うと思っています。僕がデビューしてからお芝居のお仕事をして、こんなに早く、素敵な皆さんに会えるんだと思って、嬉しかったです。でも、長年続けられていたこの作品で、出来上がっていたチームの中に入っていくプレッシャーはすごくありましたね。MCそのプレッシャーをはねのけて、吉岡さんからは「継承」という言葉が出てくるほど素晴らしいお芝居をされていました。 髙橋さんそうですかね…(笑)? 自分の評価はできないですが、観てくださった皆さんが「良かった」と言っていただけたら、これから続けるエネルギーになると思うので、「優しいお言葉をたくさんください」という気持ちです(笑)。 MC生田さんの役はもともと島に住んでいて、また戻ってきたという役どころでした。 生田さん私自身としては初参加なんですが、もともと島で暮らしていて、診療所に勤めて日が経っているという役だったので最初は緊張しました。でも、皆さんが役じゃないところでも気さくにコミュニケーションを取ってくださいました。柴咲さんも役だけでなく素の部分で“先輩”としておススメの食生活を教えてくださったり、歌手活動と俳優の活動の中での考え、どういう風にやっているかという話などを聞かせていただきました。「やっぱり憧れの先輩だ」と、心の中から感じられました。与那国島では、コロナ禍であんまりごはんとかには行けなかったんですが、宿の食堂でキャストの何人かでこじんまりとお食事をした時、吉岡さんがこれまでの俳優人生の話だったり、ちょっとブラックなお話とかもしてくださって(笑)、気持ちがほぐれました。すごく貴重な時間でした。MC富岡さんは2006年の「Dr.コトー診療所」以来、16年ぶりに帰ってらっしゃいました。俳優を引退されていたところ、中江監督に口説かれて戻ってきたということですが、今はどんな思いですか? 富岡さん中江監督にお会いした時、かなり時間が空いてからお会いしたので、この「Dr.コトー診療所」という作品自体が、柴咲さんもおっしゃったように「第二の故郷」という感じがしました。中江監督にお会いしただけで里帰りしたような気分を味わっていましたし、コトー先生にお会いした時もそうだったんですが、「16年分の島の人の生活」とか、「剛洋は何しているのかな?」 という思いが一気に心の中に入ってきました。コトー先生の笑顔を見たり、時任(三郎)さんとおしゃべりをして、島の人の温かさ――特に時任さんは、時任さんって言うより「お父さん」って感じだったので、温かさを感じて幸せな気持ちになりました。MC衣装合わせで時任さんと顔を合わせた時に声を掛けられたそうですね? 富岡さんはい、「立派になったな」と。 MCさらに「良い靴履いてるな」と時任さんに言われたとか? 富岡さんそうでしたかね? 確かに言われたような…(笑)。でも、緊張交じりだったので、持っている中では「一番良い靴を履いていかないと」って気持ちもありました。 MC時任さんもそれを分かって…。 富岡さん言ってくださったのかもしれませんね。 MC吉岡さんは久々に富岡さんとご一緒されていかがでしたか。 吉岡さん嬉しかったです。涼くんが一番「Dr.コトー診療所」のファンだと思います。それに撮影のことも覚えていてくれました。「あのシーンはこうやって撮りましたよ」とか「あの時、コトー先生は…」とか「そこでこういうカットが入って…」というのを覚えていて、ずいぶん助けられました。判斗先生と剛洋くんとコトー先生の三人で、民宿のベランダでプラプラしながら、いろんなおしゃべりしたのが良い時間だったと思いますね。 MC16年のブランクを感じさせず「剛洋そのまま」という感慨もあります。 吉岡さんでもね、ちゃんと痩せたんだもんね? 頑張ってね…。 富岡さんそうですね。少しだけ…。15キロくらい(笑)? 今はちょっと戻っていますね…(苦笑)。 MC大塚さんは、息子役の神木隆之介さんと電話での共演もありました。16年ぶりの「Dr.コトー診療所」はいかがでしたか? 大塚さん演じる前は、16年ぶりということで「一体どうなってしまうんだろう?」って不安な気持ちもありました。だけど、与那国島に降り立って、皆さんと久しぶりにお会いした時から全くそれはなくなっていました。つい最近、数年前までずっと撮影を続けていたかのような気持ちになって自分でもびっくりしました。でも、嬉しかったです。この作品は、感動というか、心がすごく動くことが大きい作品だと改めて思いました。多くの人に観ていただけたらと思います。MC茉莉子さんのお店が癒しの場で、あの島にいたら自分も毎日行くんじゃないかと…。 大塚さん来てほしいです(笑)! MC泉谷さんは先ほど「この作品は完成しない」とおっしゃっていましたが、実は完成した作品をご覧になって、すごく感動されたとか…? 泉谷さんそういうことは本人から言わせてほしいよね。お前が言うな(笑)! いやいや、僕はね、「酷い現場」だったというネガティブキャンペーンをずっとやってきたんです。現場の文句を言って、監督の文句を言って、役者の待遇改善を言い続けて、「みんなで一致団結して、この苦難を乗り越えよう!」というつもりでやってきました。だけど、予想通り、完成した作品…いや、「未完成品」を観ちゃうと、感動しましたね。やっぱりやられたかと…。監督の大きな愛、何年この思いをずっと…16年もやってきたという、そこらの範疇で彼の愛を理解できるもんじゃないと思いました。私はこの距離を保っていきますが、この作品は素晴らしい出来だと思うのは海人とか絵梨花…、レギュラー陣も素晴らしいんだけれど、若い二人にちゃんとバトンが渡っているという素晴らしさですね。この作品は未完成であり続けてほしい。完成してほしくないですね。海人と絵梨花に引き継いでもらって、次の映画の在り方を決めていってほしい、そういう思いで監督には本当に感服しました。素晴らしい映画です!MC「監督は詩人だな」とおっしゃったとか? 泉谷さんえ? 詩人? 映像詩人…カメラの星谷(健司)さんかもしれないけれど。ドラマだけではない映像の語りが素晴らしいんですね。海の映像でも、どんだけ僕たちは天気を待たされたか…。海を撮るのに、衣装着てずっと待っているわけですよ。小林薫さんはドラマ撮影時に「天気と役者のどっちが大事なんだ?」と言って「天気だ」と言われたらしいですね(笑)。 MC筧さんも映画をご覧になっていかがでしたか? 筧さんあの、泣いたレベルで言うと「E.T.」(1982年公開/監督:スティーヴン・スピルバーグ)以来ですね。当時、「E.T.」と「蒲田行進曲」(1982年公開/監督:深作欣二)が同時期に上映していて、あれ以来ですね。泣いたレベルは…。相当昔ですが、そのくらい、その間の期間に、そこまで泣ける、ヒクヒクなる作品がなかったってことですよ! なったでしょ、皆さん? ヒクヒクとなっているはずなんですよ。(「E.T.」で)我慢できないくらい泣いたでしょ? あれレベルだったんですよ。今日は皆さん、そんな目に遭っているはずですよ! …皆さんは逆に「E.T.」を知らないかもしれない。小林さん人それぞれだから(笑)。 MC強要はいけませんね。ただ、筧さんとしては「E.T.」以来という。小林さん、改めて素晴らしいキャストの皆さんですね。 小林さんそうですね。本当にそう思いますよ。ここに出席されてない方も…時任さんをはじめ、たくさんいますが、先輩でもある93歳になる坂本長利さんも出演して、島にも「来たい」とおっしゃっていました。素晴らしい方たちが集まっていたなと…。おっしゃる通りだと思います。MC今回の作品、小林さんはどのような感想を? 小林さん恥ずかしいな…。(隣の筧さんに向かって)お前、その間、泣かな過ぎだろ! 「蒲田行進曲」以来って(笑)。それは筧さんの独特の言い回しだけれど、僕はさっき言ったように、監督がコトー先生に対する思い入れが一番あった人なんだとつくづく思いましたね。僕ら役者はどこか冷めているところあるけれど、監督は熱かったなって…。その熱さを観終わって一番感じましたね。 中江監督そう思われたなら嬉しいですよね。 MC16年ぶりに「Dr.コトー診療所」を映画にするということで、いろいろ考えられたと思います。 中江監督僕だけではなくみんなで考えに考えて、どうしようかと…。コトー先生、吉岡さんとは何回も話をして「どうやって終わらせようか?」「一度、終止符を打とうか」という話はしました。 MCそれぞれ素晴らしい演技を見せていますが、髙橋海人さんに対し、監督は思いを伝えられてないと伺いました。 中江監督もちろん今回、誰一人欠けても成立しなかった作品だったと思うんですが、海人くんだけにはちゃんと話していなかったかもしれないですね。試写でも会っていないので…。これまでは公開する前だったので、変に皆さんに印象を与えてはいけないなと思って一切触れなかったんですが、やっと言えます。素晴らしかったです。 髙橋さんえ…? 中江監督海人、ブラボー! ブラボーです。 髙橋さん本当ですか? 中江監督最初の頃にも言いましたが、いろんなキャラクター付けもあったと思います。最終的には髙橋海人じゃないと判斗はできなかったと思うくらい素晴らしかったです。 髙橋さんえ? え? ドッキリですか? ドッキリじゃないですよね? 吉岡さん素晴らしかったですよ、本当に。 髙橋さんありがとうございます。あまり自分の気持ちを乗せて話すのは苦手なんですが、アイドルとしてずっとやってきて、(CD)デビューをして、映像の作品に出させてもらえて、「芸能界ってこんな素敵なところがあるんだ!」ということを知れました。頑張ってやっていきたいと思ったので、その言葉をいただけて手が震えています(笑)。ありがとうございます。 MC監督がぜひこの場で伝えたいということで。 髙橋さん本当ですか? 中江監督本当だからね。だからMCの方に「海人に振って」とお願いしていたんです。 髙橋さんそんな誕生日的なサプライズを……生きていて良かったです。この作品に出られたことだけでも幸せなのに、ありがとうございます! MC最後に吉岡さんからメッセージをお願いします。 吉岡さん(バラバラに居並ぶキャスト陣を見つつ)なかなかまとまりのないチームで…(笑)。それでも、一番初めに与那国島に降り立ってから…20年くらい前ですか? それまでこの作品に関わるスタッフ、キャストの中でも亡くなられた方もいます。それでも、こうやって同じキャストとスタッフで、こういう作品が作れたことは、本当に奇跡的なことだと思います。こういう出会いに感謝します。そして、16年経っても初日に一番に足を運んでくれた皆さんとの出会いにも感謝します。今日は本当にありがとうございました。
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽ドラえもん:水田わさび/のび太:大原めぐみ/しずか:かかず ゆみ/ジャイアン:木村 昴/スネ夫:関 智一/ミッカ:平野莉亜菜/チャペック:菊池こころ/タキレン:チョー/モーツェル:田村睦心/演歌のおじいちゃん:賀屋壮也(かが屋)/漫才師/バンドメンバー加賀 翔(かが屋)/賀屋壮也(かが屋)/パロパロ/音楽の先生:悠木 碧/ネコ/ラジオDJ:天月/ミーナ:芳根京子/ワークナー:石丸幹二/ヴェントー:吉川晃司movieanime響き合う!ぼくらの「音」の大冒険Disc1カラー:115分/ビスタビジョンサイズ:片面2層/音声:1, リニアPCM 2.0chステレオ 2, ドルビーデジタル5.1chサラウンドEX 3, バリアフリー日本語音声ガイド/字幕:バリアフリー日本語字幕【映像特典】予告編SDV34188R/2024年小学館原作:藤子・F・不二雄/監督:今井一暁/脚本:内海照子/主題歌:Vaundy『タイムパラドックス』(SDR)“音楽の未来”は…のび太に託された!? ドラえもんたちが奏でる交響楽で地球を救う大冒険が始まる———!! 学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太。 その前にあらわれた不思議な少女・ミッカは、のび太の吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入り、音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂”にドラえもんたちを招き入れる。 ミッカはこの殿堂を救うため、一緒に演奏をする音楽の達人【ヴィルトゥオーゾ】を探していたのだった! ひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って楽器を選び、ミッカと共に演奏することで、少しずつ殿堂を復活させていくドラえもんたち。 しかし、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫ってきて、地球にも危機が・・・!! はたして、“音楽の未来”、そして地球を救うことができるのか!?©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024映画ドラえもん のび太の地球交響楽
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サステナビリティサステナビリティ|東宝株式会社会社情報メニューサステナビリティサステナビリティの基本方針SustainabilityPolicy東宝グループは、エンタテインメントの提供を通じて、誰もが幸福で心豊かになれる社会の実現に向けて「朗らかに、清く正しく美しく」貢献します。東宝グループが取り組む4つの重要課題朗らかに誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります清く地球環境に優しいクリーンな事業活動を推進します正しく人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します美しく豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます重要課題に対する具体的な取り組み目標誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくりますジェンダー、キャリア(職歴)、年齢、国籍、障がいの有無を問わない多様性のある活力に溢れた組織の形成健康経営の推進と社内コミュニケーション活性化によるウェルビーイングの追求地球環境に優しいクリーンな事業活動を推進します脱炭素の実現に向け、再生可能エネルギー等を活用したCO2排出量の削減※削減目標:2030年度までに2017年度比50%削減、2050年度までに実質排出量ゼロへ(2023年11月にCO2排出量の削減目標を再設定いたしました。)事業活動における環境負荷の少ない素材の活用や廃棄物の削減等、環境課題の解決人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します誰一人取り残すことなく、すべてのお客様がエンタテインメントを楽しめる環境づくりあらゆるステークホルダーの人権を尊重し、持続的に「健全な娯楽」の提供ができる体制の追求豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます映像原版の保全、演劇作品の継承、知的財産権の保護に努め、日本の映画・演劇文化に貢献子どもたちへの原体験の提供やクリエイターの支援・育成による、将来のお客様と未来の才能の創出サステナビリティ・レポートCSRReport健康経営HealthManagement東宝株式会社健康経営宣言私たちは2022年4月、「TOHOVISION2032東宝グループ経営戦略」を発表しました。この中では、創立100周年に向けた長期ビジョンと成長戦略を掲げるとともに、新たな価値を創造できる「人材」が成長の大きな原動力となるとの認識のもと、「人材」の確保・育成に注力していく方針を宣言しました。また、サステナビリティの方針の重要課題として「誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります」を掲げ、従業員が心身共に健康で、持てる能力を最大限に発揮できる職場環境を実現することが、企業と従業員を共に成長させることに繋がると考えています。私たちは「EntertainmentforYOU 世界中のお客様に感動を」をコーポレート・スローガンとして、従業員の健康維持・増進活動への支援や職場環境の整備を積極的に推し進め、活力のある組織づくりに取り組んでまいります。2022年5月東宝株式会社代表取締役社長松岡宏泰教育活動EducationalActivities文部科学省が推進する、地域・学校・企業が連携して未来を担う子供たちの成長を支えることを目的とした「地域学校協働活動」。本活動に東宝も賛同し、企業訪問の受け入れを行っております。ご用意しているプログラムは以下です。映画ができるまで映画・演劇・不動産という東宝の事業の柱を紹介しながら、「健全な娯楽を広く大衆に提供する」という東宝の企業使命をもとに映画が作られる工程を説明するプログラム。プログラム詳細は以下もご覧ください。「学校と地域でつくる学びの未来」(文部科学省)本件に関するお問合せ東宝株式会社総務部広報室/IR室pr_ir@toho.co.jpトップ会社情報サステナビリティ
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舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯 DVD加州清光:松田凌 大和守安定:植田圭輔/和泉守兼定:田淵累生 堀川国広:小西詠斗 長曽祢虎徹:松田岳 孫六兼元:砂川脩弥/監査官:内藤大希 <歴史上人物> 近藤 勇:佐々木 崇 土方歳三:小早川俊輔 斎藤 一:池岡亮介 永倉新八:足立英昭 谷 三十郎:阿見201 山南敬助:栗原功平/沖田総司:早乙女友貴otherTDV34197D/2024年度マーベラス原案「刀剣乱舞ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS) 脚本・演出:末満健一 アクション監督:栗田政明 音楽:伊 真吾/KYOHEI 振付:三井 聡©NITRO PLUS・EXNOA LLC/舞台『刀剣乱舞』製作委員会舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯 DVDご購入はこちら
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「ブラックナイトパレード」初日舞台挨拶「ブラックナイトパレード」公式サイトサンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描く中村光さんのクリスマスコメディ作品を、福田雄一監督が実写映画化した「ブラックナイトパレード」。 公開初日を迎えた12月23日にTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶を行い、吉沢亮さん、橋本環奈さん、渡邊圭祐さんが登壇しました。全国107の劇場にも生中継を行ったこちらのイベントは、上映後に実施したためネタバレを含めたトークや、急遽客席からの質問に答える時間を設けるなど大いに盛り上がりました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。初日舞台挨拶日野三春役吉沢 亮さん北条志乃役橋本環奈さん古平鉄平役渡邊圭祐さん吉沢さん全国の劇場の皆さんもありがとうございます。鑑賞後ということですが本作は楽しんでいただけたでしょうか?(客席:拍手) 今年の六月に撮影が始まって今年の十二月に公開と言うことで、結構な駆け足でしたがどうにか面白いモノを作ろうとみんなで頑張った作品です! こうして皆さんのお顔が見られてホッとしております。 橋本さん会場にお越しの皆さん、そして全国の劇場の皆さん、こんばんは! (拍手する会場の反応に応えて)ありがとうございます。この作品は六月に「公開に間に合うかな?」と心配になりながら撮影をしたので、こうして無事に初日を迎えて、皆さんに観ていただけてすごく嬉しく思っています。 渡邊さん(MCの役柄紹介の「一切笑わないイケメン料理人」にあわせて)イケメンでーす! 公開することができて、嬉しく思っています。皆さんに本作を受け入れてもらえたことで、年の瀬に最高の年越しを迎えることができそうです。 MC本日、イベントに出席予定の福田雄一監督ですが、先日コロナウィルスに感染されまして、実は今日から復帰予定だったのですが、まだ体調が万全ではないということで大事をとり本日は欠席となります。ファンの皆さん大変申し訳ございません。ということで、監督がいらっしゃらないので、お三方で三十分以上たっぷり話せます! 橋本さん短い時間と言いつつ、結構時間がありますね(笑)。頑張ります! MC真夏の暑い時期に撮影をし、クリスマスイブイブの今日、公開となりました。改めて初日を迎えたお気持ちをお一人ずつ伺います。 吉沢さん安心ですね。観ていただくと分かると思いますが、CG処理もある作品なので、「本当に(公開日に作品の完成が)間に合うのか?」とか、撮影をしていても完成した画が想像できないシーンもあって、不安な部分もありました。完成した作品を観て、すごく面白いものになっていると思いました。こうしてたくさんの方々が笑って観てくれている姿を見ると、「頑張って良かった」って思います。MCでは、橋本さんお願いします。 橋本さん撮影がクライマックスのところからだったので、三春との出会いや、鉄平くんのお料理のところは最後の方の撮影でした。(物語の流れ通りではなく)バラバラに撮影していたので、実際にどうなるのかと思っていました。公開ギリギリに出来上がったので、私たちも完成作を観たのが本当に最近なんです。ですから、今ご覧になった皆さんとほぼ同じ気持ちです。 渡邊さん撮っている時は、どちらかといえば不安の方が大きかったです。 橋本さん(笑)! 渡邊さんCGも多かったし、完成が間に合うのかも心配でした。僕は、(面白いことなど)何もしていなかったですし、「編集で僕のシーンが切られていないかな?」と思ったのですが、ちゃんと映っていました。「あぁ、良かった!」と安心しています……(笑)。 MC公開日を迎えてネタバレ解禁なことも増えてきました。本作は誰もが知っているサンタクロースの誰も知らない舞台裏を描いていることにちなんで、本作の撮影中と宣伝期間中で、「この人のこんな裏側を見てしまったエピソード」をお話しください。 吉沢さんもしかしたら、気づいていない方もいらっしゃると思います。帽子さん…(神妙な面持ちで)実は、ムロツヨシさんなんですよ! 橋本さん(笑)。み~んな分かっている! 吉沢さんあの、分からなかった人は、もう一回観てください。ムロツヨシさんが演じているということを、僕らも言いたくて言いたくて……でも「今日まで解禁するな!」というお達しがありました。 MCあんなにバレバレなのに、「言わないで」と言われていましたよね。 吉沢さん予告編を見れば一発で分かります。 MC帽子の中に入る姿は見ましたか? 吉沢さん見ました! (帽子さんの衣装を)脱いだ姿も実は見ました! まさかムロさんってあんなに腕毛濃いんだっていう…。「めっちゃワイルドやん!」ってちょっとビックリしました。相当暑そうでしたし、汗をびっしょりかいていましたね。 MC渡邊さんもムロさんとのシーンがありましたね。 渡邊さんムロさんがテストの時と本番の時でお芝居を変えて全然違うギアで演じられるので、一緒のシーンはもうめちゃくちゃ面白かったですし、僕は(笑うのを)こらえられなくてめちゃくちゃ笑っています。笑っているのをごまかすために、「ベルトコンベアを何回も見る」というお芝居を個人的に入れました。ただ、あのシーンを観ている時は、帽子さんに気をとられていると思うのですが、あの時の、必死につっこみに食らいついている吉沢さんの顔をぜひ観てもらいたいです。 吉沢さん(ムロさんが)本番で、テストの時よりも本当に三倍ぐらい長くやってきたもんね。 渡邊さん「カット!」の声がかかるまでが無限の時間でしたね。 MC三春が頭に装置をつけるところは、どのような感じだったんですか? 吉沢さんあそこもねぇ、急に「大丈夫、これいいやつだから!」って言って、頭にブスブス挿されて……。 橋本さんなんか挨拶のところで「返事が小さい!大きな声で!」ってありましたよね?吉沢さんあれもアドリブです! 橋本さんですよね。「あんなの台本にないなー」と思っていました。 吉沢さん「挨拶ー!」と言われたので、思わず「おはようございます!」って業界の挨拶が出ちゃいました(笑)。 MC志乃さんの“頭の秘密”も話して良いんですよね? 橋本さん皆さん、私の秘密は観ましたよね? あの頭での撮影は、一日だけで本当に良かったです。見ての通り私は髪の毛が長いので、準備に二~三時間かかりました。(劇中の髪型になるために地毛を)ぎゅうぎゅうにつめて、ベタベタにつけているので……大変でした。 吉沢さんいや、もう顔の小ささがすご過ぎて……。「こんなに顔が小さい人間が存在するんだ」と驚きましたね。映像だと修正されてきれいになっていますが、実際は髪の毛の量が多いのと、あまりの顔の小ささで後頭部がちょっと出っ張っているんです。それがまたエイリアンみたいで面白かったです。なかなか笑いをこらえるのが大変なシーンでした。橋本さん(笑)。 MC渡邊さんは? 渡邊さん意外と難しいですね。サンタさんの活動時間が夜なので、撮影も深夜が多かったですね。その時に福田監督と橋本環奈さんがずーっとご飯を食べているんですよ。橋本さんいや、それで言ったら、渡邊さんは食べなさ過ぎ(笑)。もうなんか、「ウサギさんかな?」っていうぐらいの量しか食べないんだもん。 MC吉沢さんは何かありますか? 吉沢さんそれこそ志乃ちゃんの最高の変顔シーンを撮っている時ですが、端っこの方で(橋本さんが変顔の)すごく練習をしていました。「めっちゃストイックやん!」って思いました。橋本さんありがとうございます。 MC変顔を自分の中に染み込ませていくんですか? 橋本さんそうですね。あのシーンは、長回しで、しゃべりながら目を見開かないといけなくて…。まずは三春の方を向いて、それから向きを変えて、そのままセリフに入るのが難しかったので、練習をしました。 吉沢さん完全に役をおろしていましたよね!? 橋本さんそうそう、スイッチがありました。 MCその他に、「今だから言える、あのシーンはこうだった」というお話はありますか? 橋本さん私は、みんなが戦っている時に、基本は車に乗っていたんですが、みんなは別撮りのグリーンバックの撮影で、「登るのが大変だった」という話を聞きました。福田さんから撮影風景がちょこちょこ送られてきたんですが、謎の傾斜を登っていて大変そうでした。吉沢さん登っていましたね。本当に体力勝負で、あの瞬間「やっぱりサンタさんはブラックなんだな」と、初めて気がつきました。 渡邊さん衣装で黒のレザーのパンツを履いて、シャツを着て、ウールのコートを着る時に、男子チームは、下にインナーを履くか履かないかで議論を重ねました! 吉沢さん重ねましたねー! 渡邊さん汗をかくとレザーが肌に張り付いて、脱ぐ時が大変なので…。 MC結局、どうなったんですか? 渡邊さん結局、「脱ぐのが楽な方が良いよね」となり、みんなインナーを履いていました。 MC撮影現場で、みんなでやっていたことや、流行っていたこととかありますか? 吉沢さんそれこそ、(中川)大志とは、セリフ合わせとか自然と始めて、それなのに二人してめちゃくちゃふざけるんです。超変なテンションでセリフを言ってみて、それがそのまま現場で採用されたこともありました。僕がカイザーくんの部屋に助けに行き、「こんなの○○じゃないかー」というシーンで、僕が(敵に)やられてしまうところは、台本では何手かアクションがあってから吹っ飛ぶ設定でしたが、現場で別のことを試してみたらスタッフさんから爆笑が起きて…(笑)。本当はアクション部さんが三春の動きを考えてくださっていたんですが、全部すっ飛ばして、僕が部屋に突っ込んだ瞬間に敵にやられてしまうことになりました。そういうくだらないことから生まれるシーンもありましたね。 橋本さんその後は、ずっと痙攣していましたよね(笑)。 MCさて、明後日はクリスマスです。今年のクリスマスのプレゼントは何がほしいですか? 理由も併せてお願いします。 吉沢さん僕が今一番ほしいものは、たくさんの方に本作を観ていただいて、たくさんの方の笑顔を見たいです。本作以外の笑顔は別にいらないです。この作品をいっぱい観て、いっぱい笑ってください。(会場:拍手) MCさすが、主演! 素晴らしいです。(会場:拍手) それでは個人的にほしいものはなんですか? 吉沢さん個人的に?(考えこむ)…やっぱりねぇ、あのお風呂に入れるシュワシュワするやつ。 橋本さんバスボム? 入浴剤? 吉沢さん良い入浴剤がほしいです! お願いします。 MC橋本さんは? 橋本さん難しいなぁ、何が良いかなぁ…座るとぐにゃーとなって、ふにゃーとできる、人をダメにするクッションがほしいです。 吉沢さん僕もそれかもしれない! 僕もそうでした! 橋本さんおうちのリビングにちょっと大きめの、人をだめにするクッションを置いて沈みたいです。 MCでは、渡邊さんは? 渡邊さん僕は靴下がほしいです。 橋本さんクリスマスっぽい! MCいろいろお持ちなのでは? 渡邊さん持っていますが、靴下とパンツはすぐにダメになるじゃないですか!それでも履き続けちゃうタイプなので、あまり買わないし、捨てられないんです。僕は黒しか履きません! 僕のパンツは黒です!(手を前に差し伸べるポーズで)……メリークリスマス! 吉沢さんふぉー! 橋本さん「ふぉー」じゃない(笑)! MCクッションもつけておきますか? 渡邊さんパンツと靴下がほしいです! そうですね、人をダメにするクッションもつけてください。 吉沢さん僕にもインナーをお願いします! MCもう一つ、皆さんに質問をします。クリスマスが終われば、サンタのお仕事は終わり…ではないんです。本編中にもありますが、サンタクロースは、クリスマスプレゼントの配り忘れを届けなければいけません。サンタさんは年末年始も忙しいようです。今年も残り一週間です。そこで、今年やり残したこと、やりたかったことはありますか? 吉沢さんいっぱいあります。実家に帰りたいです。何かですね、僕が知らないうちに犬が一匹増えて、二匹になっているんです。「増えるよ」という連絡はあったんですが、写真を見たらめちゃくちゃかわいくて、会いたくなりました。 MC犬種は? 吉沢さん忘れちゃいました。会っていないから、会いたいです。元々飼っていたのはミルちゃんと言ってダックスとマルチーズのミックスです。新しく買い始めたマカちゃんは、ちっちゃくてかわいいんです。この間、朝の情報番組に出させてもらって、スタジオで犬のコーナーを見ていたんですが、めっちゃミルちゃんにそっくりの犬がでてきて…。それを見たらどうしても実家に帰りたくなりました。帰れたら嬉しいですね。 橋本さん私は、「何かやりたいな」と思った時には結構すぐ実行するんです。例えば、最近この子に会っていないな、会いたいなと思うとすぐに誘います。だから、毎年「これができなかった」っていうことはあまりなくて…。でも、今年に限っては海外旅行とか遠くに行けていないので暖かいところに行きたいですね。 渡邊さん僕の実家でも犬を二匹飼っています。それで今年、片方が死んでしまいまして……。ジャックっていうんですが、実家の庭に骨を撒くと言っていたので、立ち会いたいですね。 MCまだお時間があるので、フリートークいきましょうか。 吉沢さん昨日、何食べた? 橋本さんゆる〜い! 楽屋トークですね。逆に、何か質問がある人?(客席に挙手を求める) 吉沢さん頭良いね!(一緒に挙手を求めるポーズ)■客席から何人かの手が挙がる。 吉沢さんと橋本さん一番先に手を挙げてくれたあなた! お客さん質問じゃないんですが…。環奈ちゃんの白目が見たいです! 橋本さんさっき本作で観ましたよね? 吉沢さんそういうのは、そうやすやすと観られるものではないので、観たい方は本作をご覧ください(笑)。 MC白目をお見せするには、(役を)降ろさないといけないので、映画館でご覧ください。 吉沢さんまだ時間あるので、(橋本さんに向かって)どなたか選んでいただいて…。 橋本さんそちらのお二人? お客さんえっと…ハートをください! 吉沢さん(両手をあわせてハート型を作る) 橋本さんそれではカメラにもハートをお願いして良いですか? (吉沢さんのポーズに対して)ぎこちない(笑)。MCお時間になりました。吉沢さん、最後にご挨拶をお願いします。 吉沢さん本日は、本当に楽しい舞台挨拶をありがとうございます。本作は、ご覧の通りコメディ作品ではあるんですが、何かちょっとうるっとくるような家族の話や、仲間の友情といったいろいろな要素がある見応え十分な作品になっています。このクリスマスシーズンにピッタリで、年越しや年末年始にも相応しいと思います。本作をご覧になって、面白いと思ってくださった方は、ご家族やお友達などに勧めてください。また、「一人だ!」という方も、この作品はクリぼっちの味方です。本当にどんな世代でも、どんなかたちでも観に来ていただければ面白いと思ってもらえる作品だと思います。ぜひ劇場に足を運んでいただいて、一緒にこの「ブラックナイトパレード」を盛り上げてくれたら嬉しく思います。本当にありがとうございました。
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TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~』劇場販売グッズを、 TOHO animation STOREで販売開始!『名探偵コナン』商品詳細・ご注文はこちらから1月6日(金)劇場公開のTVシリーズ特別編集版『名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~』の劇場販売グッズを、TOHO animation STOREでも販売開始いたしました!本作のキービジュアルや新規ビジュアルを使用した新商品をご用意しております。是非この機会にお買い求めください。©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 2023 ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
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「ディア・ファミリー」初日舞台挨拶「ディア・ファミリー」公式サイト映画「ディア・ファミリー」が6月14日に公開を迎え、TOHOシネマズ 日比谷で開催された初日舞台挨拶に大泉洋さん、菅野美穂さん、福本莉子さん、川栄李奈さん、新井美羽さん、松村北斗さん、月川翔監督が登壇しました。心臓に疾患を抱える娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発をはじめ、その後に世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを生みだした父親の実話を映画化した本作。映画の内容にちなみ、自身の家族への思いや、次に叶えたい夢など、それぞれが胸の内を明かしました。また、実際にバルーンカテーテルによって命を救われたお子さんを持つご家族から手紙が届くなど、感動的なひと時となりました。この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶坪井宣政役大泉洋さん坪井陽子役菅野美穂さん坪井佳美役福本莉子さん坪井奈美役川栄李奈さん坪井寿美役新井美羽さん富岡進役松村北斗さん月川翔監督大泉さんついに初日を迎えることができました。宣伝活動をする中で、何度も何度も雨の日があったんですが、ついに快晴の中で今日を迎えることができました。今日は「足元の悪い中」と言わずに済むということで…(笑)、「大変に足元の良い中」ありがとうございます。今年一番の暑さだそうです。暑さに乗って、本作をたくさんの方に観ていただければと思っています。 菅野さん今日は観てくださってありがとうございます。天気も良く、このように晴れ晴れとした気持ちでこの日を迎えられたことをうれしく思います。観終わったお客さんのお顔を拝見していると、「初日を迎えたんだな」と思えました。 福本さん満席の中で登壇をして、やっと「初日を迎えられたんだ」という気持ちになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 新井さん実感があまりなかったんですが、皆さんと一緒に登壇したら、「初日なんだ」と感じられて、今すごく幸せな気持ちです。 川栄さん本作を早く皆さんに観ていただきたかったので、こうして皆さんにお届けできて、とてもうれしく思います。 松村さん「坪井一家の中になぜ僕がいるんだ」という気持ちはありますが、劇中で演じた役と同じようにほどよく支えられたらと思っています(笑)。どうぞよろしくお願いいたします。 月川監督「この物語を、とにかく多くの人に届けたい」と思って、この作品を作ってきました。なので、こうして初日を迎えることができて、とてもうれしく思っています。 MC2022年の年末から、2023年の年始にかけて撮影が行われたとうかがっています。いよいよこの愛と命の物語を全国のお客さんにお届けできる日がやってまいりました。SNSなどでも「温かい涙がこぼれた」という感想も見受けられます。改めて、初日を迎えたお気持ちを聞かせてください。 大泉さん撮影が行われたのはもう、2年ほど前になります。公開はまだ先だと思っていたので、「やっとこの日が迎えられた」という思いでいっぱいです。撮影している時は必死ですし、宣伝活動をしている時は早く皆さんに観てほしいと思うんですが、こうやって皆さんの元に本作が届くと、それはそれでどこか寂しい思いもあります。ここからは、「ディア・ファミリー」という作品は、皆さんに育ててもらう順番になるんだと思います。我々は、作品の中で坪井一家という役を務めました。本作は、名古屋で今もお過ごしの筒井家の皆さんのお話です。少しでも多くの方に観ていただいて、(劇中の次女のモデルとなっている)佳美さんが天国で喜んでくれると良いなという思いでいっぱいです。感無量です。 菅野さん筒井家の皆さんの大切な思い出をお預かりして、「本作からこの物語をたくさんの人に届けることができたら」と思いながら撮影をしていました。試写を拝見した時に、温かい涙が流れてきました。一人でも多くの方に本作が観てもらえたらと、素直に思いました。そんな気持ちで、宣伝活動もお手伝いしていました。今こうして、皆さんに観ていただけて、いよいよ本作も独り立ちの時が来たんだなと、晴れ晴れとした気持ちです。大泉さんがおっしゃるように「みんなで頻繁に会えるのもこれで終わりなんだな」と感慨深いものもあります。「誰かを思うと人は頑張れるんだ」と、本作を通じて、その思いを新たにしました。また、ご存命の家族の物語を演じることには、演じ手として責任があると感じて、これまでとは違った思いで撮影に臨みました。その意味でも、私にとっても本当に大切な一本になったと思います。 福本さんこうして家族(演じた坪井家)みんなでたくさん宣伝活動もしてきて、名古屋にも行きました。その時からずっと、「初日が早く来ないかな」と思っていたので、今日こうして無事に公開することができて、とてもうれしいです。佳美さんの「たくさんの人の命を救いたい」という思いから始まったこの物語が、たくさんの人に届いて、観てほしいです。そして、天国の佳美さんが、この作品のことを喜んでくれていたらうれしく思います。 新井さんこのお話をいただいた時、すごく繊細なシーンが多いし、私にとっては少し挑戦でもあると、不安もありました。撮影や宣伝活動をしていくと、皆さんから「早く観たい」など、楽しみにしている声を聞いて、今日を迎えることが本当に楽しみでした。そして、今日はたくさんの方が観てくれて、すごく幸せです。この作品がもっとたくさんの方に広がれば良いなと思っています。 川栄さん撮影中から大泉さんと菅野さんがとても明るくて、優しくて、パワフルでした。そんなお二人が引っ張ってくださったので、家族の温かさを映し出せたと思っています。本作を、悲しいだけではなく、希望や愛に溢れた前向きな作品だと、皆さんに思ってもらえたら良いなと思っています。 松村さんどちらかと言うと、坪井ファミリーを見ている時間が多かった分、作品もそういう気持ちで観ることができました。やっと自分の好きな映画、好きな人に出会えたような感じで、すっかり本作のファンなので、早く観た人の感想に出会いたいです。初日を迎えて、感想をいくつか見ましたが、すごくうれしかったです。「早くみんな観て」という思いでいっぱいです。 月川監督僕は、実在する人物を描くのは初めての経験でした。大切な思い出をお借りして、作品を作るということで、すごくプレッシャーを感じていました。スタッフも、キャストの皆さんも、とても誠実にこの作品を一緒に作ってくださいました。映画はお客さんに観てもらえてようやく完成となりますので、今日、ようやく完成したんだと思っています。上映後の皆さんの表情を見られるのは、ご褒美のようで、ちょっと感極まっています。 MC娘の命を救うために、不可能に挑んだ家族の姿を描く本作ですが、作品を通じて、皆さんが改めて感じた“家族への思い”がありましたらお聞かせください。 大泉さん家族と言われると、私が作った家族もありますし、私の両親が作った家族もあります。…そうですねぇ。(じっくり考えながら)この物語は、自分の娘を助けるために、知識がないところから人工心臓を作るというすごい話です。僕も、家族のために、やれることは何でもするだろうと思います。「人工心臓を作る」という決断にまでなるかは分からないですが、「全てを投げ打ってでも何かをする」という思いは同じだと思いました。私は両親に、「本作が公開になります。映画というのは、公開になってから週末の三日間が大事なんだ」と言いました。(会場:笑)「この三日の間に必ず観て」「今、行け」と言ったんです。うちの両親はもう八十七歳の高齢ですから、「あんたね、そう言うけどね、年寄りが三日の間に行けと言われても大変なんだよ」と返ってくるわけです。でも、こちらは「良いから行け」と言っても「でも私たち二人が行って、何か変わるのかい」と返ってきます。(会場:笑) 「良いんだよ、良いから行けよ」と言ったら、「そんなに言うんだったらあんたが何百枚もチケットを買えば良いんじゃいの?」と言われまして、「うるさい、良いから行け。友だちに伝えろ」と言ったんですよ。(大泉さんの止まらないご両親とのやり取りの再現に、会場はずっと大笑い)(急に我に帰り)私は一体、何を言いたいんでしょう。 (会場:爆笑) MC三日間が大事。初動が大事だと。 大泉さん私は別に初動が大事だと言いたいわけではなくて(笑)、両親に感謝しているんです。両親はこの三日の間に本作を観に行くでしょう。僕が「老体に鞭を打って、行け」と言いましたからね。「できれば二、三回行け」と。(会場:笑) 菅野さん私の母は、今度の火曜日に観ると言っていました。(会場:笑) 大泉さんそれだとちょっと遅いですね! もうちょい早めに! (会場:笑)菅野さんそうですよね。明日、明後日…金、土、日が大事ですね。母はちょっとその辺りが分かっていないみたいなので。 大泉さん電話番号を教えてください! 「週末までに行け」と私が言いますから。(菅野さん&会場:笑) 菅野さん(松村さんに向かって)そうなんです。週末が大事なんですよ(笑)。 松村さん(急に話を振られて)僕ですか…?大泉さん(爆笑)。 松村さん心得ていますよ、もちろん。 大泉さん(爆笑)。 菅野さんあ、ご存知だった? 松村さんもちろん。映画だってCDだって、全部そうですよ(初動が大事)。 菅野さん皆さんも明日、明後日とスケジュールがお忙しいでしょうから。行かれない方もいるとは思いますが、週末に観てほしいですね。 大泉さん(爆笑)。 菅野さん私の母からも「本作を楽しみにしている」と言ってもらいました。私自身、育児中なので、母の手を借りながら子育てをしています。今も手伝ってもらっていて、本当にありがたいと思っています。育児をしていると、本当に余裕がなくなってイライラしてしまうこともしょっちゅうですが、やっぱり家族がいなければ知り得なかった気持ちが確実にあるんです。「子供はかわいいだろうな」「愛おしいだろうな」というのは、何となく想像通りなんですが、「こんなにも子育ては大変なんだ」と思いました。些細なことでイライラしたり、それが積み重なっていっぱいいっぱいになるということは、想像できませんでした。私の母もこういう思いをしながら私を育ててくれたんだろうと思いました。もちろん陽子さん、宣政さんも、お仕事も大変な中で、三人の育児をするっていうのは並大抵のことではないと思うので、本当にすごいなと思います。「幸せ」と「辛い」という漢字はよく似ていると思います。自分が望んだもの以外の感情を知ることも含めて、それが人生の彩りなのかなと思います。それは家族がもたらしてくれるものだと思います。(またまた初動が大事だという話を持ち出し)やっぱり金、土、日が大事だなと。(会場:笑) 大泉さんもうその話は良いですよ。(トークを)締めてください(笑)。菅野さん以上です! (会場:笑) 福本さん私は大阪出身なので、高校を卒業して上京してからは、家族が一堂に会することがなかなかなくなってしまいました。でも、本作を観て「家族に会いたいな」という気持ちになりました。こういった毎日が永遠に続くわけではないので、気恥ずかしいけれど、感謝を伝えられる時にはきちんと伝えなければいけないなと思いました。 MC大泉さん、菅野さん、こういうお話です。 大泉さんこういうことですね!(会場:笑) 福本さんでも、初動は大事ですよね。(会場:笑)姉は「絶対に泣いて目が腫れてしまうので、休みを取って本作を観に行くね」と言っていました。 大泉さん次の日、仕事がない時に行った方がね。 菅野さんじゃあ、週末が良いですよね!(会場:笑) 福本さん「明日、明後日で行って」と勧めておきます! 菅野さん(イベントのトークなど)若い人にいろいろと教わりますね。(会場:笑) 大泉さん本当に教わりますね。私の話なんて、老人に対して「週末に映画に行け」という話ですから。ひどい話ですよ。(会場:笑) MC新井さんはいかがでしょうか? 新井さん完成披露の舞台挨拶をお母さんが観に来ていました。帰りに「良い経験になったね。すごく良い作品だったよ」と言ってくれて、少しでも恩返しでしたかなと思いました。私は、家族と一緒に暮らしていますが、十七年間それが当たり前のように生活をしてきました。でも、「私もあと何十年もお家にいるわけじゃないんだろうな」と思ったら少し寂しい気持ちになりました。だから、家族との限りある時間を大切にしたいなと思いました。川栄さん家族は、一番近くで支えてくれたり、背中を押してくれる存在だと思います。それが生まれてからずっと続いていると、それが当たり前だと思うことは、皆さんにもあると思います。私は、この作品を観て、一日一日をより大切に、家族や周りの人に感謝しながら生きなくちゃいけないと思いました。私も“家族に感謝する”ということを忘れずにいたいなと思いました。 大泉さんやっぱりちょっと一回親に電話して「今週末じゃなくても良い」と伝えようかな。三人の話を聞いていたら、感謝が足りなかったと思いました。(会場:笑) ちょっと、僕は心が汚れていました。なぜあんなことを言ってしまうのか…。もっと親への感謝の気持ちを伝えなきゃいけない。(会場:笑) 菅野さんパンフレットも買ってもらえたら最高ですよね!(会場:笑) 大泉さんもうその話に乗らないで! より話が大きくなってしまうから!(会場:笑) 松村さんこの後、しゃべりづらいって…。(会場:笑) 僕は真面目な話をします。 大泉さん真面目な話をしてください。 松村さんこの作品は、親から子への無償の愛のお話です。僕は、自分が主人(あるじ)となる家族がないので、どちらかと言うと(劇中の)三姉妹の方に近い感覚です。子供たちも同じぐらいの気持ちで、「親に生きていてほしい」という思いがあるよなと、最終的に思いました。そういう思いというのは、教えられず、実は見失ってしまうものだと思います。僕みたいに、息子・娘の立場の人には、そういう思いを探しながら観てもらいたいです。自分が主人(あるじ)である人たちには、子供もそう思っているんだ、逆も然りだよと思いながら観てほしいと思います。僕は、親にそんな思いを馳せていました。 月川監督僕には、二人の子供がいます。何よりも大切な存在だと思っていますが、どうしても日々仕事に埋没してしまって、一緒に過ごす時間をちゃんと取れずにいます。明日も息子の運動会があるのに、自分は撮影をしている…というような生活をしています(苦笑)。この作品を作った身として、ちょっと改めなきゃいけないなと思っています。 菅野さん監督は、台本にご家族の写真をびっしり貼っているんですよ。表だけじゃなくて、裏表紙にも。「お父さんがこんなにも子供を思いながら撮影しているんだ」と、すごく胸に来るものがありました。 MCどんな困難がのしかかっても「次はどうする?」という言葉を胸に、諦めない人々の姿を描く本作にちなみ、皆さんの「次に叶えたい夢」を教えてください。 松村さん僕は、大泉さんのかねてからのファンというか、マニアなので…。 大泉さんマニアって言わないで(笑)。 MCここに移動する車の中でも、面白かったお話を、大泉さんにもう一回しゃべらせていましたもんね。 大泉さん(爆笑)。 松村さん「あの話が面白かったです」と言うと、全部しゃべってくれるんです。 大泉さん(爆笑)。 松村さんまるで再生ボタンを押したように、当時の声色のままなんです。 大泉さんジュークボックスのようにね。 松村さん本当に奇跡のような方です。大泉さんの出演された舞台や、作った舞台もありますが、どれか一個、リメイク的(再演)にいつかやってみたいです。 大泉さんええ!? それは素晴らしいよ! やって! (松村さんの所属するグループ)SixTONESで(TEAM NACSの舞台)「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」とかやってよ! 松村さん(会場に向かって)分からない方はごめんなさい。大泉さんが脚本を書いて、演出もしたTEAM NACSさんの家族のお話があるんです。SixTONESでやってみたい! でも、うちのメンバーは六人なので、(「下荒井兄弟」が五人の兄弟の絆を描く舞台であることから)ちょっと一人多いんですが…。 大泉さん誰か一人、辞めさせてよ。(会場:笑) 松村さんバカを言うんじゃない!(大泉さん&会場:笑) うち(SixTONES)は一人でも欠けたら意味がない。 大泉さん僕の作品のために、一人辞めさせて…。 松村さん一生、恨みますよ。(大泉さん&会場:笑) でも、本当に「下荒井兄弟」をSixTONESの六人でやれたら、僕はもうこの人生はクリアだと思っています。 大泉さんおおー! 分かった、頑張ろう。僕が、書く! 松村さんあとは、五人が大泉洋というものにどれほど熱があるかどうか…。(会場:笑) 大泉さんないの? 君ほどは、ないの?(会場:笑) 松村さんごめんなさい、これはもう当たり前です。 大泉さん何が当たり前なの! 松村さんあとの五人は「すごい俳優さんだな」という感じですよ。マニアは僕だけですから。 大泉さん(SixTONESメンバーの)ジェシーとか、全然ないの? 松村さん(ジェシーさんの真似で)「ああ、大泉さんね。えっへっへっ!」って感じですよ。(大泉さん&会場:笑) 大泉さんじゃあ僕も、新しい夢ができました。SixTONESにやってもらえるように、「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」を六人バージョンで書き直します。 松村さんこれは、実は、僕が十年くらい秘めていた思いです。 大泉さんありがとうございます。これは、台本料もだいぶ入るね。(会場:笑) 松村さん小っちゃい劇場でやってやる! (会場:笑) 川栄さん私は二十歳で(AKB48)グループを卒業する時に、朝ドラのヒロインをやること、大河ドラマに出ること、日本アカデミー賞を獲ることという三つの夢を掲げて卒業しました。朝ドラヒロインと大河ドラマは叶えることができましたが、日本アカデミー賞を獲るという夢はまだ叶っていないので、ぜひその夢を叶えたいと思っています。(会場:拍手) 大泉さんすごい速さで、二つの夢が叶っちゃったの? 川栄さんでも、十年かかっています。 大泉さん朝ドラってすごいよね。朝ドラの主役はなかなかできないよね。 川栄さん本当に運が良いなと思います。 MC大泉さんは、日本アカデミー賞の常連ですもんね。 川栄さんいつも拝見しています。 大泉さん私なんて、参加することに意義があるみたいな感じですからね。賑やかしですよ。(会場:笑) 新井さん私は、中学と高校の最初はコロナ禍で、ちゃんと学校行事ができませんでした。高校二年生の修学旅行が海外の予定だったんですが、それも叶わなくて、海外に行く機会を、何度か逃しています。ずっと行きたくて、今年は絶対に行ってやろうと思っています。だから、今年の目標は海外に行くことです。とりあえずパスポートの写真を撮って、行く気は満タンです。それを早く達成したいなと思っています。ハワイとか…。 大泉さんそれはきっと叶うんじゃない? 新井さん行けたら良いなと思います。 菅野さん今ね、パスポートを取るのにすごく時間がかかるみたい。(会場:笑) 大泉さんそういう、本当のお母さんみたいな情報はいらないから(笑)。 菅野さんいらない? ためになるから聞いた方が良いよ! 申請に行くでしょう? 番号をもらうでしょう? そこで四時間待ちとかになるんですよ。しばらく待っていたんですが、全然(順番が)動かないから、一回家に帰って餃子を焼いたんですよ。でも、まだ順番が来なかった。それくらいのつもりで取に行った方が良いよ。(会場:笑) すごく時間がかかりますから! 大泉さん何の話をしているんだ。(会場:笑) MC時間に余裕を持っていくと良いですね(笑)。福本さんはいかがでしょうか。 福本さん今回は大泉さんと親子役でしたが、ちょっと寂しいシーンも多かったので、今度は元気な姿で大泉さんとバディを組んでみたいです。 大泉さん良いですねえ! すごく良いです! バディ、良いです! 福本さん本当ですか!? 凸凹コンビとか。 大泉さん分かりやすいやつ! やりましょう! 福本さんやったー! 大泉さん(バディものの設定を妄想しながら)新人の福本さんがやって来る。メガネかなんかかけて、初日から遅刻したりして、「あー、まずい!」と言いながらドンっと僕にぶつかったりしちゃってね。「何だ君は!」なんて言われながら会社に行ったら、僕が上司だったみたいな! やりましょう! (会場:笑)福本さん良いですね(笑)。楽しそうです。 MC松村さんが「大泉さんのバディは僕じゃないのか?」という顔をされています。 松村さん映画公式の対談で、僕がバディをやりたいと言ったら、「良いじゃないですか!やりましょう!」って言っていましたよね。何バディやるんですか! (大泉さん&会場:笑) 大泉さんバディ、好きだから(笑)。 松村さん僕の時は「師弟コンビが良いんじゃないか」って言ったんですよ。とにかく敬っている、師匠と弟子。 大泉さんここにいる人全員とバディを組みたいですからね。バディ好きだから、やりましょう! 素晴らしい夢だ。 MC菅野さんはいかがでしょうか。 菅野さん私は、カブトムシの幼虫を成虫にしたいです。(会場:笑) 大泉さんあなたは、とにかく話を荒らすよね(笑)。舞台挨拶を荒らす! 何だって?菅野さん大変なんですよ。何年か前に幼虫を育てていたんです。サナギになろうとする時にサナギマンション(人工蛹室:人工的に作ったさなぎになったカブトムシが過ごす部屋)作りのお手伝いをしたんです。サナギって、自分で部屋を作るんですよ。 MCこれは何の時間ですか?(会場:笑) 菅野さんでも、そのまま大人になれなかったということもあるんですね。 福本さん私は小学生の頃に、サナギからカブトムシを飼っていました。 菅野さんええ! すごい! 大泉さんまさかこの話が広がるとは思いませんでした! (会場:笑) 福本さんゼリーで育ちました。 菅野さんゼリーが一番良いんですよね。また、若い人にフォローしていただきました(笑)。 MC最後に大泉さんの夢も教えてください。 大泉さん(菅野さんを見るながら)面白い人だよねぇ(笑)。カブトムシの幼虫かあ…。私の夢ですよね(笑)? 私もたまには真面目にと思いまして、川栄さんのお話にもありましたが、(アメリカの)アカデミー賞を日本の作品で獲れたら素晴らしいですよね。日本の作品で、海外で素晴らしい賞をいろいろな方が獲りますが、ああいう作品が作れたら良いなと思います。…ダメか、僕が真面目なことを言ったら。(会場:笑) (会場の反応に)良いじゃないか! (会場:拍手)日本の役者が海外に出ていくというのもありますが、日本の作品として海外に行きたい。最近は、そういうものが作れたら良いなと思います。バディもので。バディ、募集中!(会場:笑) MC本作の宣伝中に、とある家族との出会いがありました。四歳のお子様がバルーンカテーテルの治療によって、実際に命を救われたというご家族です。そのお母様から、お手紙をお預かりしていますので、今日はこの場をお借りしてご紹介します。菅野さんに代読をお願いします。 ■菅野さんが手紙を開き、大泉さんがマイクのサポート。菅野さんが手紙を読み始めました。映画スタッフ、キャストの皆さんへ。 私は心臓病を持ち、バルーンカテーテルに命を救われた四歳の男の子の母です。そして陽子さん、奈美さん、佳美さん、寿美さんと同じ学校の卒園卒業生です。佳美さんたちは私の大先輩です。 試写会で「ディア・ファミリー」を観ました。皆さんが自分たち家族と重なって、涙が止まりませんでした。今まで息子を助けてくれた医師、看護師、医療従事者の方々には何度も「ありがとうございました」と伝えてきました。そして、思ってきました。しかし、医療機器・バルーンカテーテルに対して「ありがとう」と思ったことは一度もありませんでした。でも、宣政さんたちが作ってくださったバルーンカテーテルというバトンを、時を経て確かに受け取りま
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ミュージカル『レ・ミゼラブル』2024年12月20日~2025年2月7日 <プレビュー公演2024年12月16日~19日>