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映画『8番出口』大ヒット御礼舞台挨拶「8番出口」公式サイト 2023年に誕生し、地下通路を彷徨う無限ループ体験が全世界を熱狂させた累計販売本数200万超の世界的大ヒットを記録したゲーム『8番出口』。この異色作が二宮和也さん主演で実写映画化され、8月29日に公開されました。本作は、カンヌ国際映画祭でのスタンディングオベーションをはじめ、世界中の映画祭を席巻し、さらに日本でも、公開3日間で興行収入9.5億円を超える“異変”級の大ヒットを記録しています。 そんな快進撃を続ける本作を記念し、9月13日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで大ヒット御礼舞台挨拶が開催され、主演の二宮和也さんがたった一人で登壇しました。作中のループにちなんだ二択クイズに挑むその結末は…? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします! 大ヒット御礼舞台挨拶 迷う男役 二宮和也さん MC本日はこの劇場と全国143の劇場が生中継でつながっています。カメラにもご挨拶をお願いします。 二宮さん本物だよ~(笑)! MCいやいや! そういう挨拶はあんまりないですよ。全国の方は、スクリーンに映画と同じように二宮さんの姿がデカデカと映っているのを見ています。ちょっと全国のどこかに話しかけてもらっても良いですか? 二宮さん全国(笑)! MCいや、その「ボケたぞっ」ていう顔やめてください。 二宮さんいや、ありがたいです。大阪とか名古屋とか福岡もね。 MCでは、改めてこの劇場の皆さん、そして全国の劇場に向けてご挨拶をお願いします。 二宮さん皆さん、本日は本作を観ていただきましてありがとうございました。(会場:拍手)皆さんも気になっているかもしれませんが、無事に地下通路を出られたので安心してください! 日本全国もそうですが、世界各地も含めて、『8番出口』という作品の本質というものに触れる機会がいろんなところで行われていると聞いています。今回は上映後なので、いろいろ話せたらと思っています。全国の皆さんもよろしくお願いします。 MC今、二宮さんは全国5大都市でファンミーティング(オフィスにのホールディングス社員限定イベント「OFFICE NINO HOLDINGS FAN MEETING 2025 "Show Case"」)をされています。既に開催されたのは、愛知と福岡ですが、ファンミーティングに参加されたという方も(会場からたくさんの手が挙がる)…いらっしゃいますね。どうでしたか? 二宮さんうれしかったですよ。(会場に向かって)嵐で2019年に回って以来だったんだよね? MCファンの方のほうが記憶されているんですね。 二宮さんそうです。ファンミーティングは、僕の記憶を取り戻すための旅なので(笑)。愛知に行くのもそれ以来でしたし、ファンの方に会いに行くのは6年ぶりなので懐かしかったですね。歓迎していただいてありがとうございました。 MCこれから北海道、大阪、東京も控えていますが、メッセージをいただけますか? 二宮さん本当に無事にたどり着けるように頑張ります! 最近、大変じゃない? MC雨とかね…。 二宮さん横山とか辿り着けなかったんでしょ? (大阪・EXPO アリーナMatsuriで開催されたスペシャルイベント「横山万博」に大雨の影響でSUPER EIGHTの横山裕さんが会場に行くことが出来なかった)あれを見てびっくりしちゃって…。僕も可能性はゼロじゃないなって思って…。横山の場合は他のメンバーがいたから何とかみんなで盛り上げて開催できたけれど、僕の場合は会場に行けないとファンだけのミーティングみたいになっちゃうので、それだけは避けたいと思っています。そうならないように無事にたどり着けるように頑張ります! MC今回は、たった一人での舞台挨拶です。 二宮さんどんどんいなくなりましたね(笑)。 MCこれまで監督と二人というのはありましたが…。 二宮さん監督は、今日は「見に来る」とか言っていましたからね。「今日は見学なんだ。頑張ってね」と言っていました。 MCこれから一人で40分間の舞台挨拶です。 二宮さんやるしかないんだなと…。でも、皆さんは本作を観てくれた後なので、もうちょっとフラットに、観る前の人とお話するのとは違う空気でやれるので、助かります。 MC本作でも二宮さんが一人だけというシーンがたくさんあります。 二宮さんそうですね。 MCクランクアップの時、改めて人とお芝居する難しさを感じたとおっしゃっていました。 二宮さん僕は、ずっと一人でグルグル回っているだけだったので、自分のタイミングで全てできたんですね。「このタイミングで驚いたほうが良い」とか、自分の範疇でできたんですが、相手がいると、話したら向こうが返してくるまでに「あれ?僕が思ってた感じと違うな。そうか、人とやっているんだもんな…」と思うことがあって。初めて有機的なものと出会った時「人は人なんだ…そうだよな」と思いました。 MC芝居は、自分のリアクションがあり、相手のリアクションもあるものですもんね? 二宮さんずっとそう思ってはいたんですが、ずっと一人でやっていたら「一人も楽しいな」と思えてきたんです。“少年”と初めて会って、一緒にやる時に「何だ?この感じ…あれ?」みたいに感じて「人間と芝居をするってこんな難しいことだったんだな」と再認識しました。 MC撮影は2024年に行なわれ、クランクアップから“8”カ月の間に情報の解禁、カンヌ国際映画祭への招待、現地でのスタンディングオベーションに日本での公開など怒涛の8カ月でした。すみません、宣伝部が「8」で全てを収めようとしていまして…(笑)。 二宮さんやりたいんだよね(笑)。 MC初週でヒットした時も「8億円」で止まれと思っていたそうです(笑)。改めてこの8カ月をふり返ってどうですか? 二宮さん良かったですよね。この映画、「一歩間違えば…」だったんでね。本当に、一歩間違えば、東宝出禁ですよ! いろいろ方が現場を見に来てくださいましたが、プロの方たちが「これは完成したらどうなるんだろうね?」と言いながら帰って行っていたんで…。一応「これは映像化したら、どうなるんだろうね?楽しみだね」と言ってはくれるけれど、どう楽しんだのかは分かんないし…。ただ、本当にこっちに転んで良かったと、今は思っています。 MCでは、ヒットを含めて周り方の反応はどうでしたか? 二宮さん「脚本や話の流れが素晴らしかった」ということや、撮り方もそうですがワンシチュエーションでグルグル回していくっていうコンセプトへのお褒めの言葉はいただきました。 MC映画として「発明」がありましたよね。 二宮さん原作にはストーリー自体がないですからね。僕にとってはいろいろな奇跡が起きまくって、全てが良い方に行ったっていう感じですね。 MCまず今回初日の8月29日から公開3日間興行収入は、9億5391万900円を記録いたしました。 二宮さんすごい! 100円単位まで数えるのはなかなか無いですね。 MCこれは2025年公開の実写映画の初動興行収入でナンバーワンです。(会場:拍手) 二宮さんありがとうございます。素晴らしい! MCそれだけ「早く観たい」と思っていた方がたくさんいたということですね。 二宮さんあとは確認しやすいですよね? 資金力さえあれば。 MCどういうことですか? 二宮さん作品が95分なので、「もう一回、あれを確認しに行こう!」と思っても、足まわりが軽く行けますよね。長いとスケジュールも考えないといけないじゃないですか。みんなだってそんなにヒマじゃないんだし…。そこはおつまみ感覚で、「あれってどうだったかな?」と見直すのに最適解な長さですよね。 MCこの会場にも複数回、観たという人がいるか確認してもらっても良いですか? 二宮さんいますか? 二回、三回も観たよという人は? ■かなりの手が挙がる。 二宮さんすごい! (MCに向かって)最大で何回の人がいると思う? 宣伝部が「8」にこだわっているので、やっぱり「8」から聞いた方が良いと思うんですよ(笑)。 MCでは、8回観たという方は? ■会場から手が挙がる。 MCいますね。じゃあ、8回以上観ちゃったという方は? ■会場から手が挙がる。 MC何で「8」回でやめられなかったかな…。でも、複数回観ると、いろいろな異変が分かって、先回りして観ることができるでしょうね。そして、本作の勢いは止まっておりません! 昨日、9月12日までに動員177万人、興行収入24.9億円を突破しております! 二宮さん(拍手をしながら)ありがとうございます。これで二宮、東宝の正面入り口から堂々と入れます! MCこの作品がこれだけ受け入れられていることについていかがですか? 二宮さんすごいですよね。2回、3回と複数回観たというのもそうですが、僕史上、最も変わっている話ですし、僕の出演している作品の中で、僕が出ている時間が一番長いのはこの作品で間違いないです。出ていないシーンがほとんどないですから。中盤でちょっとだけいなくなるけれど、あとはほとんど…というか、ずっと出ているからね。 MCさらに新たな上映形態を加えて拡大上映しております。シーンと連動して視点が前後左右に動く体験型の「MX4D」と「4DX」、正面と左右の3スクリーンで映画の世界に入り込む没入感を味わえる「SCREEN X」、さらにはSCREEN Xと4DXとMX4Dがくっついた臨場感と没入感の極限を追求した「ULTRA 4DX」、最高の映像と音響体験が特徴の「Dolby Cinema」など映画『8番出口』を様々な形態で楽しめる鑑賞手段が増えました。通常「ラージフォーマット」と呼ばれるこれらの上映形態は、ハリウッド超大作などではありますが、ほぼ地下通路のワンシチュエーションの『8番出口』で、ほぼ映像的に同じものが続いていくっていうこの映画で…。 二宮さんいや、何しているの(笑)? MC面白いのはあのSCREEN Xは、正面と両側にスクリーンがあるから、本当に通路を歩いているみたいな感じになるんですね。 二宮さん僕もSCREEN Xで見ましたよ、「こういうイメージです」というのを。 MCしかも、ULTRA 4DXだと映像に合わせてガクガクって席が動いたり、風や水がバーってなったりするっていう…。 二宮さんすごいですね。 MC3スクリーンで両側にも通路が見えて、まさに一緒に迷い込んでいる感じになるという…。 二宮さんちょっと怖いかもな…。 MCもうちょっと期待を持たせるようなコメントをお願いします。 二宮さんいや、楽しいそうですね! MCそうです! これで行きたくなりますよね? 二宮さん(棒読み気味で)いっぱい見ちゃうな、二宮(笑)。 MCあともう一つ情報がございます。先日、カナダで開催されました「第50回トロント国際映画祭」のセンターピース部門で公式上映が行われました。川村元気監督が登壇された舞台挨拶では「あれはどうやって撮影しているのか?」「あの伏線はどのような意味があったのか?」など、お客さんからの質問がたくさん飛び交い、本作を謎解きのような形で楽しむ方がいらっしゃったということです。二宮さんはカンヌへ行かれましたが、海外のお客さんの本作の見方というのは、新しい発見もあるんじゃないですか? 二宮さんそうですね。「どうやって撮るんだ?」という質問は意外でした。もうそれは知っているもんだと思ってので…。 MC歩く男はCGじゃないのか? って本気で思っている方もいたりとか…。 二宮さんいると思います。いや、本当に(演じた河内大和さんは)大変そうでしたもん…。 MC二宮さんは迷っていれば良いけれど、向こうは同じことをやり続けなければならないという…。 二宮さん美容外科の広告のところのチェックの時に、おじさんは(二宮さんのすぐそばの)ここに居なきゃいけないんですよ。でも、毎回僕が全然違った芝居をしているらしくて…河内さんがずっとそれにアジャストしていくっていう…。 MCそして、既に世界各地でも上映がスタートしており、フランスでは2位を記録しております! 二宮さんいえーい!(拍手)(会場:拍手) MC香港・マカオは4位、ロシア2位です。トルコは9位と、世界各地でトップ10入りしております。 二宮さんおぉー! すごい! へぇー! MCハリウッド大作もあればね、自国の映画もある中で2位や4位ってすごいですね。 二宮さん2位ってすごいですね。この作品がそうやって評価されるのはすごくうれしいです。そうなると、いろいろな所で発生しそうだなって気はしますね。 MCどういう意味ですか? 二宮さん地下通路ってやっぱり世界共通なものだったりするじゃないですか。フランスだってあるだろうし、ロシアだってあるだろうし。いろんな所でこのテーマを持って作品を作ることができそうですよね…。 MCそこにまた迷い込んでいくという? 二宮さんえ? ああ、僕が…(苦笑)? 僕だけの話じゃなくて、この通路の話だからね。だから、いろいろな異変が見られるんじゃないかという、淡い期待です。でも、本当にそういう広がりがあるのはすごくうれしいです。 MC今回、二宮さんは脚本協力という立場で、クリエイターとしても深く関わってらっしゃいます。映画『8番出口』は改めて二宮さんのキャリアの中でどのような作品になったと思っていますか? 二宮さんいや、やっぱり変な作品だなと思います(笑)。でも、何て言うんでしょう? 狙ってヘンテコになったわけじゃなくて、そもそもどうやってもヘンテコになるのが、この作品の強みだったと思います。そのヘンテコさと真面目に向き合ってやっていくと、結果としてこういう作品が出来上がって、ちゃんと研ぎ澄まされて、伝えたいことを伝えて、こういう広がりを見せていく…。僕のキャリアの中でどこに位置づけるものなのかは、今すぐには分かりませんが、何か一つ、これから10年、20年と経って振り返った時に「あの時は…」という人生の点として、かなり大きな点になっているんじゃないかとは思いますね。 MC本作では、その世界観をベースに、大きな人生の選択もしていくという人間ドラマが乗っかっているのが非常に大きなポイントです。川村監督も、これは、映画制作における大きな発明だったとおっしゃっていました。 二宮さんそうですね、入口と出口が全く違う映画っていうのは、なかなかないと思います。ほとんどの作品の物語の作り方は、出口を伝えたいがための入口なので、それが全く違うっていうのは、本当に冒険なんです。でも、それがうまく皆さんに評価していただけたので、チャレンジした甲斐があったんだなと思いますね。 MCそんな人生において大きな選択をしていく本作にちなんで、ここからは、急にバラエティっぽくなりますが、二宮さんに二択クイズを出してまいります。急に軽い感じになっていきますがよろしいでしょうか? ■二宮二択チャレンジ! 二宮和也は迷う男? 迷わない男? 二宮さんはい! 軽くいきましょう。 MC私が究極の二択に迫る問題を「8問」出していきます。 二宮さんまた「8」(苦笑)? MCもう直感的に判断してください。 全く出口が見えない状況に陥った。 諦める? 諦めない? 【二宮二択チャレンジ第1問】 二宮さん仕事ってこと? MCお仕事ですね。 二宮さん全く出口が見えないの? いや、ものによるけどな…でも、まあ諦めたい! MCあれ?「諦めない男」なんじゃないんですか? 二宮さん(笑いながら)僕って諦めない男なの? MCそういうイメージです。 二宮さんじゃあ、諦めない。 MC「じゃあ諦めない」? え、どういう事ですか? 一旦それじゃあ諦めて、次に行くって事ですか? 二宮さん結構、僕はすっ飛ばすことは多いかもしれませんね。やっぱり何かが噛み合わない時は、自分の実力が伴っていないっていうのは大前提としてありますが、でも、タイミングとか縁がなかったんだなって思ってしまうんですよ。「これは、今やるタイミングじゃないんだ」って。だって、今やったって何も出来ないんだったら、今やるタイミングじゃないってことでしょ?って思うタイプです。 MCそれは作品選びとかに関しても? 二宮さん作品に関しては、ほぼないです。もうちょっと中長期的なことのほうがあるかもしれないですね。 最終的には自分の直感を信じる? 周りの意見を聞く? 【二宮二択チャレンジ第2問】 二宮さん直感ですね。 MC「みんなどう思う?」とか言いそうな感じですが…。 二宮さん例えば、作品を撮っていて、そこでの問題や議題ならばみんなでやります。でも、何かを決断する場面「出る」「出ない」とか「やる」「やらない」っていう決断は、基本的に直感ですね。 MCじゃあ、これまでの人生で、これは大きな直感で決めた決断で、うまくいったなと思うことは? 二宮さん出演作品に関しては、全部自分で決めていますね。最終的な「出る」「出ない」は、自分で決めています。周りを巻き込んで「みんなが言ったから、じゃあ出よう」っていうのは、やっていてあんまり気分が良くないんですよね。どこか消化する作業になっちゃうというか…。でも、自分が「やる」と決めたものならば、基本的に自分が責任を取れば良い。自分が「こうする」って決めたことなら、そこで最大のパフォーマンスを発揮しようっていう気になるので、直感を信じていますね。 同じ事を何度も何度も繰り返す事は辛い? いや、全然抵抗がない? 【二宮二択チャレンジ第3問】 二宮さん抵抗がない。 MC何度繰り返しても大丈夫? 二宮さん僕は、結構大丈夫な人ですね。だいたい、おじさん達と飲んでいると、同じ話しかしてこないよ。僕はそれを全然、普通に聞きます。「あ、またこの話が来たから、何分後にはこの話になって、最後にこれが来たら、そろそろタクシーを呼んで良いな」っていう風に思います(笑)。僕は、10とか20歳上の先輩と飲むことが多いので、たいてい健康の話になって、病気の話になって、良い医者がいないか?って話になって、最後は墓をどうするかという…この流れが基本的なんです。だから、良い医者の話くらいでタクシー呼んでおかないと、ちょっと時間かかるからね。ずっとそんな生活していましたから。 買い物は即決? じっくり悩む? 【二宮二択チャレンジ第4問】 二宮さん即決ですね、基本的に。 MC即決で買って「あぁ、失敗した」というのは? 二宮さん自分がほしいと思って買っているから、「失敗した!」みたいなのがあんまりない。あんまり物を買わないからかな? MC急に思い立って瞬間的に買ったりするって事ですね? 二宮さん僕は、そんなにいっぱいお金を使うっていうタイプではないんですよ。普段、そんなに使っていないんですが、自分が「ほしい!」と思った時に買います。例えば、10万円の物がほしいと思った時に「明日だったら8万円になりますよ」「7万円になりますよ」って言われても、「今ほしいから買う!」ってなりますね。 MCえっ!? 明日になれば2万円安くなりますとなっても…? 二宮さん僕的にはそんなの関係ないです。 MCだって今日、そんなに使わないでしょう? 明日買っても…。 二宮さんいや、全然使うの。今「ほしい」と思った時に買う――そういう生き方です。 重要な局面だ。 プレッシャーを感じる? 感じない? 【二宮二択チャレンジ第5問】 二宮さんああ、感じますね。 MCえ? だって、全然緊張しないって言っていましたよね? 二宮さん緊張はしないです。緊張は本当にしない。でも、プレッシャーは感じていた方が楽しくないですか? MCまた、カッコ良いことを言いましたね。 二宮さんいやいや、この環境で、こうなったらそうなるよね? というプレッシャーはあった方がいい。緊張はしない方がいいとは思うけれど、緊張感は持っていたいタイプなんですよ。 MCさらにカッコ良いことを言いましたね。 二宮さん精神状態が良い時は、現場でそういう風に感じているんで、乗っけられるものは全部乗っけたいっていう感じですね。で、「OK!」ってなっても、そんなに喜ばない二宮(笑)。 MC「でしょう?」とか言う感じじゃない? 二宮さん「たまたまです」(笑)。 MC「二宮さん、今のシーン最高でした!」 二宮さん「いやいや、たまたまです。皆さんのおかげです」(笑)。 MCそんなコントみたいなことを毎回やっているんですか? 二宮さん(爆笑)。 ご自身のファンの皆さんは見守ってくれている存在? いや、背中をぐっと押してくれる存在? 【二宮二択チャレンジ第6問】 二宮さん見守っているでしょうね。僕は基本的に勝手に動くので、大変だと思いますよ。一時期、僕が作品に出ていることを隠される時期があったんです。すでに配信されている作品に途中から出るとか、オンエアで発表みたいなことがあったので、大変だったと思いますよ。発表前だから見ていない可能性もあるじゃないですか。でも、二宮は「言っちゃダメだ」って言われているから…。でも、出た時に初めて公に情報が共有されるので、ファンの皆さんは「言ってよ!」「何だよ!」ってなっていることが結構多いのかなと…。 MCそれでも温かく見守ってくれて…。 二宮さん本当にありがたいです。 未来が見えるとするなら見たい? 見たくない? 【二宮二択チャレンジ第7問】 二宮さん未来? 見たくないかな…。見なくてもいいかなって感じですね。(MCに向かって)え、見たい? MCあんまり先じゃなくて、ちょっと先とかだったら…。 二宮さんああ、そう? 何かあんまり「見たい」と思ったことがないかもしれない。それで言うと競馬とか…(笑)。 MC順位が分かっていれば、という…。 二宮さんうん、そういう未来だったら見たいと思うけれど、自分の未来と言われると…あんまり興味がないかもしれませんね。 MC知ったから逆に楽しみがなくなるかもしれないですね。 二宮さんまあ確かにね。頑張らなくなっちゃう可能性があるよね。 今後やりたいことは見つけていきたい? いや、自然と現れるのを待つ? 【二宮二択チャレンジ第8問】 二宮さん見つけていきたいですね。 MC意外と流れに身を任せるタイプではないんですね? 二宮さんそうですね。見つけていきたいですね。でも、ベースは流されていくんですよ(笑)。でも、「見つけていきたい」っていうマインドは持っていたいっていう感じですね。 MC現実はそうならないから、多少流れていくことも…。 二宮さん僕は、めちゃくちゃ流される(苦笑)! MC(笑)。でも、その中でも見つけていきたい。 二宮さん見つけていきたい。そっちの方が前向きじゃないですか、能動的な感じでね。 MCでは最後にこの劇場の皆さん、そして全国の劇場の皆さんにメッセージをお願いします。 二宮さんそうだな…とにかく本作は、何度も何度も、みんなで思考錯誤しながら作った作品です。例えば、観ていただいたエンディングも、実は今上映されているラストシーンとは違う形のラストシーンを初日にチャレンジして撮影していたんです。そこを目指してやっていったんですが、何かそれが「ちょっと違うんじゃないか?」ということで、中盤あたりでもう一度撮り直したんです。でも、またそれも「違うんじゃないか?」ということで、終盤あたりでもう一度撮り直して今の形に収まっています。普段はあまりやらない手法や、作業をしながら進んでいった作品です。水のシーンも一発本番で撮ったので、CGに見えるけれど、実際に水を受けて、吹き飛ばされたりもしました。その時に、「やっぱり岡田准一ってすごく強いんだな」って思ったりもしました(笑)。そういう形で、本当に楽しみながら作った作品ですので、もう一度観ていただけると「これはいつ撮ったんだったんだろう?」とか「これはどういう風にできあがったんだろう?」という風に、単純に画や音の怖さよりも、背景にいろいろな感情を抱きながら観たら、もっと観やすくなるのかなと思います。ぜひ何度も観ていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
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映画『ひゃくえむ。』劇場用パンフレットのお知らせ©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会 2025年9月19日(金)公開 映画『ひゃくえむ。』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 B5横 P40(表紙込み) 定価990円 (税込) 映画『ひゃくえむ。』 INTRODUCTION STORY CHARACTERS CAST INTERVIEW 松坂桃李 染谷将太 CAST COMMENTS 笠間 淳 高橋李依 田中有紀 種﨑敦美 悠木 碧 榎木淳弥 石谷春貴 石橋陽彩 杉田智和 内田雄馬 内山昂輝 津田健次郎 STAFF INTERVIEW 岩井澤健治(監督) 小嶋慶祐(キャラクターデザイン・作画監督) むとうやすゆき(脚本) 堤 博明(音楽) ROTOSCOPING ロトスコープ解説 BACKGROUND ART 山口渓観薫(美術監督) STAFF CROSS TALK 魚豊(原作)× 岩井澤健治(監督) ATHLETE INTERVIEW THEME SONG 主題歌「らしさ」歌詞紹介 Official髭男dism コメント REVIEW 土居伸彰(アニメーション研究・批評家) CREDIT -
映画『イチケイのカラス』DVD真実を明らかにするために― 本当に裁かれるべきは誰か―TDV33218R/2023年度フジテレビジョン©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27 社映画『イチケイのカラス』DVD
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映画『イチケイのカラス』Blu-ray真実を明らかにするために― 本当に裁かれるべきは誰か―TBR33217R/2023年度フジテレビジョン©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27 社映画『イチケイのカラス』Blu-ray
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映画『GEMNIBUS vol.1』製作発表会見映画『GEMNIBUS vol.1』公式サイト東宝が新たに立ち上げた才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」の劇場公開作第一弾となるオムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』が6月28日(金)2週間限定でTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田にて公開されます。 4月23日、本作の製作発表会見が都内で開催され、4作品の監督を務めた上西琢也(『ゴジラVSメガロ』)さん、平瀬遼太郎(『knot』)さん、ちな(『ファーストライン』)さん、本木真武太(『フレイル』)さん、本作の公式アンバサダーを務める上白石萌歌さんらが出席しました。こちらの会見の模様をレポートいたします。製作発表会見『ゴジラVSメガロ』監督上西琢也監督『knot』監督平瀬遼太郎監督『ファーストライン』監督ちな監督『フレイル』監督本木真武太監督エンタテインメントユニット 開発チーム 常務執行役員大田圭二さん開発チーム チームリーダー 『knot』プロデューサー馮年さんGEMSTONE Creative Label 統括 『フレイル』『ゴジラ VS メガロ』プロデューサー栢木琢也さん『ゴジラVSメガロ』プロデューサー柳澤俊介さん『ファーストライン』プロデューサー今井翔大さん『フレイル』プロデューサー山﨑麻衣さん『knot』アシスタントプロデューサー疋田華恋さん『GEMNIBUS vol.1』公式アンバサダー上白石萌歌さん大田さん本日はお忙しい中、多くの方にお越しいただきましてありがとうございます。私は、東宝でアニメの本部長、チーフ・ゴジラ・オフィサーという役職を務めていますが、また開発チームという部署も担当しております。このチームが手掛けている軸の一つに「才能の発掘と育成」というミッションがあります。本日は、その一つを発表する機会を設けさせていただきました。東宝という会社は映画・演劇・アニメなど様々なエンタテインメントをお客さんに届ける企業体ですが、とりわけ映画業界におきましては、リーディングカンパニーとして、今の流行りの言葉で言うならば、持続的成長を促進させるため、責任を負わなければいけないと思っております。その成長を遂げるための要素――それは才能、クリエイターだと思っております。東宝は、才能の発掘や育成、特に若い方へチャンスを与えるということをあまりやってきませんでした。今回、特にチャレンジ的な機会ですので、ぜひ注目していただければと思います。その才能支援の一環として、「GEMSTONE Creative Label」というレーベルを立ち上げました。お金だけ出して、作品を作ってもらってハイ終わりではなく、我々は製作の機会を作り、上映をして、作品をお客さんに届けて、その価値を感じてもらうところまでやっていきます。配給は、新レーベルの「TOHO NEXT」が力を入れて配給します。館数は少ないですが、まずはそこから始めてまいります。今回、四つの個性あふれる作品、四人の才能あふれる監督、そして、東宝の入社10年目までの若いプロデューサーが監督と共に作品を作り上げました。若い方たちのパッション、エネルギーにぜひ、注目していただければと思います。本日はよろしくお願いいたします。 馮プロデューサー私からは、簡単に開発チームがどういうチームで、才能支援というプロジェクトに関してどういうアプローチをしているかをご説明します。開発チームは、二~三年ほど前にできた部署です。東宝の映画・演劇・アニメなどの既存のビジネスとは異なる新しいビジネスを立ち上げたり、「東宝が今までやってこなかったことにチャレンジしていこう」というミッションをもって立ち上がりました。様々な事業や企画のタネを仕込んでおりますが、本日は才能支援に絞ってお話をします。「クリエイターと出会うこと」「ものを作ること」――「出会う」と「作る」という二つのキーワードで私たちは才能支援に向き合っております。昨今、若いクリエイターが力を発揮しようと思っても、打席に立つ機会がなかなかないことに対し、どんどんと打席に立つ機会を提供したいという思いがあります。「出会う」ということに関しては、TikTokさんと組んで映画祭(「TikTok TOHO Film Festival」)を開催したり、集英社の「少年ジャンプ+」さんと組んで映像コンテのコンテスト(「東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト」)を開催するなどの取り組みを行なっております。そこで出会ったクリエイターさんたちと、次は「ものを作る」というフェーズに移行します。「作る」ということに関しては、今回の『GEMNIBUS vol.1』の劇場公開が初めての取り組みとなりますが、詳細は、栢木から話します。栢木プロデューサー私は、統括と言いましても、まだ20代で、ようやく若手を卒業したような社員です。そんな私から見ても、熱量や才能を持った若いクリエイターが日本にはたくさんいるにもかかわらず、挑戦する機会が少ないのではと思っていました。実績にとらわれることなく、失敗を恐れずに新しいコンテンツを作り出す場を作りたいと思い、この「GEMSTONE Creative Label」を立ち上げました。「GEMSTONE Creative Label」は東宝の入社10年目以下の社員で構成され、企画系の部署だけではなく、部署横断的に熱量を持った社員が集まって運営しております。この度、その思いに共感してくださる四人の監督との出会いがあり『GEMNIBUS vol.1』という形で初めて劇場公開して皆さんにお届けすることができます。「GEMSTONE Creative Label」にとって、まさに最初の一歩と言える取り組みです。このような取り組みを今後も続けていきたいと思っておりますので、ぜひ応援していただきたいと思います。「GEMSTONE Creative Label」は常に新しい才能をお待ちしております。ぜひ、一緒にいろんな作品を作っていければと思います。 MCそれでは『GEMNIBUS vol.1』の各作品の監督とプロデューサーをお迎えしたいと思います。 ■『ゴジラVSメガロ』チーム 柳澤プロデューサー普段はアニメなどの作品をやっている人間ですが、ご縁がありまして(上西監督の)『ゴジラVSメガロ』に関わることとなりました。今回、続編という形ですが、それだけでも楽しめる「ゴジラ」作品が作れればという思いで携わりました。『ゴジラVSガイガンレクス』(「ゴジラ・フェス2022」で公開された短編フルCGアニメーション作品)から比べても、パワーアップしていますし、すでに『ゴジラVSメガロ』はYouTubeで公開されていますが、今回上映するものは映像面・音響面をさらにブラッシュアップした「シネマティック・バージョン」となっています。その点を含めてご覧いただければと思います。 上西監督すでにYouTubeで公開されている作品ではありますが、今回、劇場版に向けていろいろ手を入れてボリュームアップ、グレードアップしています。ぜひ、劇場で観ていただければと思います。 柳澤プロデューサー本日は撮影監督の柴田晃宏さんもお席にお越しいただいております。上西監督と柴田さんのタッグという形で作っておりますので、その点もご注目ください。 ■『knot』チーム 馮プロデューサー平瀬監督との出会いは、TikTokさんとタッグを組んで開催した「TikTok TOHO Film Festival」という縦型のスマホ向けの映画祭でした。平瀬監督はその第2回の受賞者で「サードアイ賞」(最も縦型映画の可能性を感じさせる作品に贈られる賞)を受賞されました。監督の「娯楽」という作品はホラーですが、全編スマホの中で完結しており、ものすごくリアルな恐怖と没入感を与える作品でした。これはすごく面白いと思い、平瀬監督と話をして、人となりを知っていく中で、非常にビジュアルをもってストーリーテリングをする方だと思いました。描きたいテーマがきちんとあるので、すごくストーリーテリングに長けた方だと思い、ご一緒させていただきたいとオファーをしました。 平瀬監督こうして発表することができて、この日を迎えてうれしく思います。TikTokさんの賞をいただいてから、このお話をいただきました。どういうものを描きたいかと考えた時、自分の中で長年のテーマである「親子」がいいなと思いました。今まで一緒にやってきたスタッフ、新しく一緒にやったスタッフ、キャストの皆さん。本当に全ての皆さんのおかげで本作ができたと実感しております。公開された際には、私の作品を含めた四作品を受け止めて帰ってほしいと思っております。疋田アシスタントプロデューサー本作にアシスタントプロデューサーとして参加しました。今回、映画製作について右も左も分からない、入社一年目の時の私をチームに受け入れてくださった平瀬監督には感謝の気持ちでいっぱいです。『knot』は映像がとにかくカッコ良く、斬新な映像的仕掛けもあります。また、物語も短編ながら厚みがあり、考察しがいのある作品になっています。是非、SNSで考察などを投稿していただき『GEMNIBUS vol.1』を一緒に盛り上げていただければと思っております。 ■『ファーストライン』チーム 今井プロデューサー今作『ファーストライン』は、アニメーションの世界の、一人のアニメーターの苦悩を描いた作品です。私の方からは、今回の企画の根幹に関わった二人の方に感謝を申し上げたいと思います。まず一人目は、スタジオジブリのアニメーターの井上俊之さんです。ちな監督は「TOHO animation STUDIO」に所属しておりますが、当時、僕は全く知りませんでした。そんな僕とちな監督をつないでくださったのがジブリの井上俊之さんでした。そして、もう一人は、今回音楽を担当してくださった角野隼斗さんです。ちな監督と同い年で、音楽というフィールドで圧倒的な活躍をしている彼が、音楽で本作に関わってくださり、本作がより大きくなったと思います。 ちな監督今回の作品『ファーストライン』は若いアニメーターを主人公とした作品です。アニメの監督や制作進行、漫画家さんが主人公のお話はこれまでもありましたが、アニメーター自身が主人公のアニメ作品は意外とこれまでなかったと思います。今回、今井さんからも紹介があったように、アニメーターの大先輩である井上さんにご紹介いただき、チャンスをいただきました。バトンを託してもらえたという気持ちもありつつ、このバトンを次の世代の若いアニメーターにもつないでいきたい思いもあります。これからアニメーターを目指す学生さんや、4月からアニメ業界に入ったアニメーターの方たちに、作画に向き合う、動きに向き合うというアニメーターの根幹のテーマを通じて、寄り添うことができたらと思い作りました。アニメーターの人たちにぜひ観ていただきたい思いもありつつ、四作品ともたくさんの方に観ていただきたいと思っております。応援よろしくお願いいたします。■『フレイル』チーム 栢木プロデューサー本木監督との出会いは、TikTokの映画祭の受賞パーティでした。そこで初めてお会いして、本木監督は「栢木さん、僕はスティーブン・スピルバーグになりたいんですよ」とメチャクチャ真面目な顔でおっしゃいました。すでに夢が大きくて、視点が世界にあることにほれ込んで「では、壮大な作品を作りましょう」と企画開発に努めました。この『フレイル』という作品は、少子高齢化を題材に、学園を舞台にした青春SF作品です。本木監督だからこそ描ける壮大な作品になっていますので、ぜひお楽しみいただければと思います。 山﨑プロデューサー『フレイル』は、カナダで映像制作を学ばれた本木監督と、北米に本社のある制作会社バージンアース社との新しいタッグで制作しており、撮影現場でも英語と日本語が飛びかうエキサイティングな現場でした。ハリウッドではスタンダードとされる制作プロセスも取り入れたりと、新たなチャレンジを様々な点でしている作品です。きっと皆さんに楽しんでいただける作品になっていると思います。 本木監督今、日本の若手監督の中でハリウッドに一番近い監督だと思っています。ハリウッド作品が大好きで、言葉が分からなくても、世界中の人に伝わるようになれば良いなと思って作った作品です。なるべくセリフを少なく、ビジュアルテリングで「画で語る」というところを観ていただきたいです。本作はゾンビ映画であり、娯楽ものなのですが、ただの娯楽作品では終わらず、社会問題を取り上げています。楽しみつつ、若い世代からお年寄りまでが少しでも「生きること」を考えられるよう、人生において、本作がどういうものになるかを意識して作りました。そのあたりにも注目して観ていただけたらと思います。■質疑応答 MC四人の監督は、今回劇場作品を制作されるのは初めてですが、普段と異なっていたこと、意識した点、今後の創作に影響を受けた部分などを教えてくさい。 上西監督普段と違うことといえば、まさに今のこの場のような注目を浴びる経験ですね。普段はCG制作を行っているので、このような普段では経験できないことをしていると思います。また、今回は劇場公開作品なので、大きな画面で観ます。スマートフォンなどで観るよりも画面の1ショット、1ショットに気を遣って製作しました。 平瀬監督まず、関わる人の数の多さが一番違うところだったと思います。映像を作るのにこれだけの人が関わって一本の作品を作るのは、いまだかつてない経験でした。特に意識したことに関しては、劇場公開なので、劇場という空間で観ている人たちがどのように受け取るかという部分です。画角や音の処理といった部分は非常に気をつけて撮影、製作しました。 ちな監督やはり普段はモニターで観る作品を作っているので、アニメの場合、モニターで観る作品だと、あえてスクリーンで観た時のようなディフュージョン(光を拡散させて、ふわりとした印象を出すフィルター)をかけて、光の拡散を考えて処理を施します。でも、今回は本当にスクリーンで観てもらうので、スクリーンに映った時の光の観え方や、色の使い方は、普段のテレビアニメでやることとは違うことを目指してやっていきましょうと、スタッフとも話しました。何より、劇場になると音響がすごく贅沢に使えます。なので、音楽で参加してくださった角野さんや音響周りのスタッフの皆さんの繊細な仕事を見て、「今、普段とは違うモノづくりをしているんだ」とワクワクした気持ちで、刺激的な現場でした。 本木監督僕は普段はワンオペなので、撮影・ディレクション・照明・音声・グレーディング(撮影後の映像の階調・色調を整える画像加工処理)など全部一人でやっています。今の時代は機材も安くなって、一人でやれてしまう世の中です。でも、今回の『フレイル』でたくさんの人と関わってみて「一人の限界」を感じました。これだけの人が関わり、それぞれの部門のエキスパートの方たちとアイディアを組み合わせたからこそ、こんな素晴らしい作品ができるんだという感動がありました。クリエイティブの部分でも、一人だと悩んで「これで良いのかな?」と不安を抱えて臨むことが多いんですが、山﨑さんや栢木さん、馮さんといった東宝のプロデューサーさんが知恵を貸してくれました。なので、「これはどう思いますか?」と聞いた時には的確なアドバイスをくださりつつ、「監督の作品だから作品ファーストで」と芸術性の面を立てて評価してくださる部分もありました。その辺りで僕は一人で作るよりもたくさんの方が関わって作るほうが好きだと改めて感じました。これを機に今後もたくさんの人と関わり最高の作品を作りたいと思いました。今回、東宝がこうしたプロジェクトを開始したことが、クリエイターにとってどのような意味を持つか? 実際に参加されて感じたことを教えてください。【記者質問1】上西監督機会を与えてくださって非常に感謝しているところです。やはり若手の監督は、発表する場を欲しています。東宝さんのような大きい会社がこういう場を設けてくださるのはうれしいです。 平瀬監督若手にスポットライトを当ててくれる企画で、若手のプロデューサーと共に「何か面白いことやろうぜ」というスタンスでのもの作りができました。映像業界で今後も必要な姿勢だと思いますし、こういった取り組みは素晴らしいと思います。今後もこういった機会があって、もう一度となれば、若手も僕も「頑張ろう」と前向きな姿勢になれると思います。こういう取り組みが、相乗効果で若手映像作家の未来を担っていくプロジェクトになるんじゃないかと参加しながら思いました。そのために頑張ろうと思ってやっていました。 ちな監督今回の『GEMNIBUS vol.1』の中で、三作品が実写の中、アニメの枠を一作品分つくってくださって、しかもそこに選んでいただきありがたいと思っています。実写の監督さんや漫画家さんはいろんなコンテストがあるけれど、普段テレビアニメで頑張っている若手の演出やアニメーターにとっては、世に出る機会が少ないんです。だから、アニメに情熱のある若い人たちがたくさんアニメ業界に入ってきているので、「GEMNIBUS」という企画から、どんどん出てくると良いなと思います。支えとして、東宝という大きな会社がリードしてくれるのはありがたいことだと思っています。 本木監督僕の場合、いろんなキャリアの積み方がありますが、下積みを何十年もして、やっと監督になるというのは自分には合わないと思っています。アナログからデジタルになり、何百万もした機材が、数十万と買いやすくなったり、SNSの時代に合わせてセルフプロデュースで自分の作品を日本だけでなく海外に向けてどんどん発信できる世の中になりました。僕はそれに合わせて、TikTokやインスタで自分の作品を発表していました。そして、東宝がそういう作品を見て、SNSだけで終わらない「劇場公開も」と声をかけてくれました。若手の可能性を信じてくれる――それはすごく挑戦的です。僕だったら絶対にやらないと思います(笑)。若手にお金をかけて、ここまでのものを作らせてくれるのはかなり攻めていると思います。アメリカや韓国では聞く話ですが、「日本でもこれをやるのか?」という感動もありましたが、これまでだまされたこともあったので「本当かな?」と思いつつ、「でも東宝だしな」と…(笑)。こういうチャンスを与えるのは、これからの映画業界を底上げするのに、クオリティをアメリカや韓国と合わせるのにはすごく重要なことだと思います。僕もたくさんお金をかけて、信じてもらえたことに対し、返せるようにとプレッシャーも感じつつ、日本映画界の底上げを自分も担っていければと思って活動しています。このチャンスを与えてくださったことは、日本の映像業界が変わっていく大きな出来事だと思うので、これからが楽しみです。今回「vol.1」ということですが、今後の展開、続編の予定などはあるのでしょうか?【記者質問2】栢木プロデューサーこういった取り組みは、続けていくことが重要だと思っております。その覚悟を示すためにも「vol.1」というタイトルにしました。「vol.2」を製作すべく、新たな才能を持ったクリエイターと企画開発を進めております。実写であれば年内撮影というイメージで、企画開発を進めています。これからもどんどん続けていこうと思っています。 大田さん継続するのが大事だと思うので、しつこくやっていきます。 MCここで『GEMNIBUS vol.1』の公式アンバサダーを務める上白石萌歌さんにご登場いただきます。 上白石さん今日は雨の中、お越しいただきありがとうございます。本日はよろしくお願いします。 MC今回、アンバサダーに就任いただいてお気持ちはいかがですか? 上白石さん新しい才能が芽吹く瞬間に立ち合えることを光栄に思っています。私自身、映像作品やエンタメ全般がすごく好きで、私もエンタメに携わっている中で、へこんだりすることもありますが、そのへこみをまた膨らませてくれるのもエンタメの力です。まずは今回、誰よりも早く四人の監督の作品を体験できることが純粋に楽しみでした。皆さんの魅力をもっと発信する手助けができればと思っております。MC俳優として作品に携わる立場から、今回のこうした企画・取り組みをどのように感じていますか? 上白石さん皆さんの才能がいろんな方に発見されて、いろんな方に渡っていくのは素敵な取り組みだと思います。映像やエンタメの世界もどんどんと進化しています。その先頭に立って、変化させていくのは皆さんだと思います。映像作品はスクリーンで観るのが一番だと思うので、東宝ならではのスクリーンで公開されるのは素敵なことだと思います。私自身も劇場に行って体験したいと思っています。 MC東宝ということで上白石さんの後輩も出演されていますね。 上白石さんそうなんです。私も出たかったんですが、お声がけいただけなかったので(苦笑)、より頑張ろうと思いました! MC各作品の感想もうかがいたいと思います。まず『ゴジラVSメガロ』をご覧になっていかがでしたか? 上白石さん何と言っても息をのんでしまうような臨場感がありました。ゴジラの世界は現実に起こりえないと思って観てしまうことが多いですが、映像の技術も音響の技術も最先端のものを使われているので、圧倒的な臨場感でした。「これは起こりうることだ!」と思ってしまうような感覚でした。映像を観ていることを超えて、その場に立って風を感じているような気持ちで「逃げなきゃ…」と観ていて思いました。それくらい“体験”できる映像作品だと思います。 上西監督デカい怪獣はデカいスクリーンで観てほしいですね(笑)。 上白石さん音もすごくこだわって作っているように感じました。 上西監督大きいものが動くので、左から右へという音の動きもこだわりました。 MC『knot』はいかがでしたか? 上白石さん『knot』はサイコスリラーというジャンルの作品だというのは存じ上げていましたが、その枠組みを超えて緻密に練り上げらえた人の心の機微や、ものすごく深い人間ドラマを感じました。ただ「恐ろしい」という言葉で片付けるのはもったいないくらい、すごく観入ってしまうお芝居や演出をされている作品だと感じました。親子って改めて不思議な糸でつながっているんだなと感じました。すごく確かなように見えて、儚い…でも、儚いからこそ尊いものだと再認識した作品でした。ラストカットには衝撃を受けてゾッとしたので早く皆さんに観ていただきたいです。 平瀬監督あのラストカットを描きたいがために描いたくらいです(笑)。ゾワっとしていただいて良かったです。 上白石さんゾワっとしました! 早く劇場で観ていただきたいです。 MC『ファーストライン』はいかがでしたか? 上白石さん唯一のアニメ作品で、夢を追いかけていく全員の心に響く作品だと思いました。私も夢を追いかける一人なので、理想と現実の間で葛藤したり、自分の力のなさを思い知って落ち込むこともあるけれど、夢を追う人の熱意やひたむきさが描かれていて、グッとくるものありました。アニメーションなので1秒、1秒の尊さがすごくて「絶対に瞬きしたくない」「画面の隅々まで全部観たい」という気持ちで画面に張り付いて観てしまうような、繊細で大胆な映像作品だなと思いました。 ちな監督ありがとうございます。フィクションですが、実体験や同僚のアニメーターが抱えている理想と現実の間の葛藤を表現しています。大勢の人に届く作品になるという思いもあったので、そこに共感していただいてうれしいです。 上白石さん今日、初めてお会いしましたが、主人公の彼と似ているような、どこか通じるものを感じたので(笑)、これはちな監督自身の作品なのかなと思いました。それがみんなの物語になっていくのが楽しみです。 ちな監督一応、僕自身ではないですが(笑)、似ているかもしれません…。 MCそして『フレイル』に関してはどのような感想をお持ちですか? 上白石さんものすごく現代的なテーマを扱った作品
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映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』パンフレット発売のお知らせ映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』公式サイト映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』パンフレット発売のお知らせ 初版は、上下の封がない特製スリーブケース(アート・スクロール・カバー)付の豪華仕様となっています! 特製スリーブケースの表紙は、キャラクターのエンボス加工、内側にも迫力のアート印刷がされています。 豊富なVFX写真やコンセプトアート、キャスト&スタッフのインタビュー、解説コラムを掲載し、 映画やキャラクター及びシリーズの魅力を存分に伝えます。 特製スリーブケース付は、数に限りがございますのでお早目にご購入されることをお勧めします。 *初版が終了しましたら、特製スリーブケースは付かずパンフレットのみとなります。 内容は初版と同様です。〈パンフレット 表紙〉商品名:『ゴジラ×コング 新たなる帝国』劇場パンフレット 価格:1,100円(税込) 発売日:2024年4月26日(金) ※特製スリーブケース付は初版限定©2024 Legendary and Warner Bros.Entertainment, Inc. All rights reserved. 東宝株式会社 ライツ事業部 -
「ドールハウス」 第45回ポルト国際映画祭 凱旋報告会「ドールハウス」公式サイト 矢口史靖監督が原案・脚本・監督を務めた「ドールハウス」が、6月13日より公開となります。本作は、ある家族が人形に翻弄されていくスリルと、人形に隠された秘密が解き明かされる謎解きミステリーの面白さもあり、息もつかせぬストーリー展開の“ドールミステリー”となっています。 また、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第45回ポルト国際映画祭で最高賞のグランプリ「Best Film Award」を受賞し、4月5日には凱旋報告会を東京ポートシティ竹芝にて開催しました。イベントには、主演の長澤まさみさんと矢口史靖監督が登壇して、受賞の喜びを含めて、本作について語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 第45回ポルト国際映画祭 凱旋報告会 鈴木佳恵役 長澤まさみさん 矢口史靖監督 ■長澤さんは、本作に登場する謎の人形“アヤちゃん”を抱いて登場し、矢口監督は、ポルト国際映画祭でいただいたトロフィーを持って登場しました。 長澤さん今日は本作をたくさんの方に知ってもらいたいなと思っております。 矢口監督僕は、これまではどちらかと言うとハッピーなコメディ作品をたくさん撮ってきたんですが、今回は真逆の作品です。背筋が凍るようなゾクゾクする物語を初めて作りました。手ごたえはバッチリです。 MC本作は、先日ポルトガルで行われた第45回ポルト国際映画祭にて、最高賞のグランプを受賞しました。そして、すでに世界20カ国での上映も決定しております。監督が今お持ちになっているのが、ポルト国際映画祭のトロフィーですか? 矢口監督はい。ポルト国際映画祭は、ファンタスティック映画祭という、不思議なことや恐ろしいものなどを題材にした、普通のことが起きない作品を集めた映画祭です。並みいる強敵の中で本作がグランプリを取りました。(会場のお客さん:拍手) MC映画祭で本作をご覧になった皆さんの反応はいかがでしたか? 矢口監督初めて観る一般の方が外国のお客さんだったので、僕も緊張しました。でも、こっちが驚くほど反応が良くて、席から立ち上がってびっくりする人もいて、「そこまで驚くのか!」って思いました。日本人のお客さんより反応が派手だという覚悟はしていたんですが、それを見て、つい「これはいける!」と有頂天になりました。 MC五分間に渡るスタンディングオベーションもあったとうかがいました。 矢口監督そうですね。なので、最後は僕がアヤちゃんを掲げました。お客さんの前にアヤちゃんを差し出したくて(笑)。…バカ受けでした。 長澤さん(笑)。アヤちゃんは大人気でしたね。アヤちゃんは本当にかわいくて、共演してみると、毎日アヤちゃんの表情が変わっていくんです。そばで見ていると愛らしいし、人に好かれるタイプだと思いました。すごく魅力的で、人を惹きつけてしまう何かを持っていると思います。 矢口監督だから、あんな目に遭ったんですよ! …と言っても、本作を観てもらわないと分からないですよね。 MC長澤さんは、本作がグランプリを取ったことを聞いて、どう思われましたか? 長澤さんポルト国際映画祭では「アイアムアヒーロー」(2016年公開/監督:佐藤信介・主演:大泉洋)という作品で、賞(観客賞とオリエンタルエキスプレス特別賞)をいただいたことがありました。でも、今回はグランプリをいただいて「あぁ、うれしいな~」と思いました。またポルト国際映画祭でたくさんの方に作品を観てもらえてうれしいです。トロフィーは初めて見ました。 矢口監督僕も初めて見た時はうれしかったです。 長澤さんトロフィーは手作りだそうですよ! そういうアットホームな映画祭で作品を受け入れてもらって、さらに認めていただいたことによって、「日本の皆さんにも楽しんでもらえるんじゃないかな」という自信がつきました。 MC本作は今後、香港国際映画祭と、イタリアで行われるウーディネ・ファーイースト映画祭への出品も決定しております。監督は、アヤちゃんと一緒に香港とイタリアに行かれる予定ですか? 矢口監督アヤちゃんも飛行機の座席に座らせて行ってまいります! 長澤さんお膝の上じゃないんですか? 矢口監督膝じゃないです…何か起きそうですから(笑)! MC監督は、アヤちゃんとポルトの街を観光したとうかがいました。 矢口監督「あちこち見たい」と言うものですからね。せっかくアヤちゃんを連れて行ったので、ベビーカーに乗せて、街を練り歩いてみました。本作のことを全く知らない観光客の皆さんが、アヤちゃんに気がついて、「これはやばいぞ」という雰囲気になって、写真を撮られることもありました。本作の宣伝には全く関係ないですが、ウケていたと思います。 MC世界のどこかでバズっている可能性がありますね! 矢口監督「あいつは誰なんだ?」って、バズっているかもしれません(笑)。(長澤さん:笑) MC香港やイタリアでも、お客さんの反応が楽しみですね。 矢口監督そうですね。日本のお客さんにも早く観てもらいたいです。でも、弾みをつけるためにいろいろな国のお客さんをまずはゾクゾクさせたいと思います。 MC矢口監督は、今回脚本、監督だけでなく、原案としても名前がクレジットされています。このミステリアスな物語のきっかけについて教えてください。 矢口監督最初にこのストーリーを目にしたのは、“カタギリくん”という新人脚本家が僕に脚本を見せてくれた時でした。それがすこぶる面白くて、ゾクゾクしつつ、ワクワクする感じがしたんです。先の展開が気になって仕方がないストーリーでした。「これは面白いから映画にできないかな?」と、プロデューサーに連絡したところ、「これはいける!」とすぐに返事が来ました。トントン拍子に話が進んで、「誰に演じてもらおうか?」などと話していたのですが、ある時プロデューサーから「“カタギリ”という脚本家をいくら検索しても、仲間や他の人に聞いても、誰も知らない。これは誰なんだ?」と聞かれたんです。どんどん追い詰められて、ついに「“カタギリ”は僕です」と嘘をついていたことを白状しました。そこから“カタギリ”はいなくなり、僕が監督をすることになりました。 MC普通に考えれば、矢口監督が「自分が書いた」と言った方が、企画が通りやすいように思うのですが…? 長澤さん私もそう思います。何で、そんなことをしたんですか? 矢口監督(真剣に)いや、その方が良いと思ったんです。最初のご挨拶でもお話しましたが、僕はずっとコメディや、ハッピーな作品、お客さんを幸せにするような作品ばかりを作ってきました。なので、いきなり本作のようなゾクゾクする作品を公開したら、お客さんがドン引きするんじゃないかと思ったんです。僕は「人でなしだ!」と思われたくなかったし、嫌われるのが嫌でした。だから、「“誰かが作った作品”にできないかな?」と思ったんです。「脚本も撮影現場もカタギリさんがまとめて、舞台挨拶に立つのもカタギリさんで何とかできませんか?」と、プロデューサーに相談したところ、「できるわけないだろ!」と怒られて、この場に立っています(笑)。 MC長澤さん、監督は相当変わっている方なんでしょうか? 長澤さんいえ、サプライズがお好きな方なんです。 矢口監督わざとじゃないですよ! 本気でカタギリさんにやってもらおうと思っていました。ただ、現場に行ったら顔を見られてしまうし、長澤さんとは、以前お仕事をご一緒しているので、すぐに「カタギリさんじゃない」とバレてしまうんですよね。まぁ、しょうがないんですけれどね。 長澤さん(笑)。でも、そんなことがあったなんて、初めて知りました。カタギリさん、今日からよろしくお願いします! 矢口監督では、今日から「カタギリさん」として、よろしくお願いします。 MC主演を長澤さんに決められた経緯についても教えてください。 矢口監督シナリオを書き終えて、「キャストは誰が良いか?」という話になった時に、僕から「長澤まさみさんはどうでしょうか?」と言いました。長澤さんには、以前「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」(2014年公開/主演:染谷将太)という林業を題材にした作品に出演してもらいましたが、その時はちょっと出番が少ない役でした。「次はがっつりやりたい!」と思っていたので、「今回は主演でお願いしたい」とプロデューサーに伝えました。それで、長澤さんに脚本を読んでもらったら、すぐに返事が来て、「出たい」と言ってもらえました。そこからのスピードは早かったです。こんなに企画が決まるのが早い作品は初めてでした。 長澤さんそうなんですか? 矢口監督そうなんですよ! 長澤さんへぇ~! MC長澤さんは、脚本を読んでどう思われましたか? 長澤さんストーリーの展開の速さ、スピード感にのめり込んでしまいました。「この作品はどこまでいくんだ!」という感じで、心をつかまれてしまいました。監督もおっしゃったように、「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」でお世話になりましたが、撮影日数が少なくて、「もっと監督と一緒にお仕事がしたかったな」という思いがありました。だから、また監督と一緒にお仕事ができるなら、ぜひこの役を演じてみたいと思いました。 MC今までの矢口監督作品と作風が異なることは気になりませんでしたか? 長澤さん意外だとは思いましたが、「どういうことなんだろう?」と思って、余計に気になりました。矢口監督が、ゾクゾクする物語をどうやって作るのかを、見てみたかったんだと思います。なので、カタギリさんではなくて、矢口監督で良かったです。 矢口監督ありがとうございます! MC矢口監督にとって、長澤さんはどういう俳優さんですか? 矢口監督「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」では、淡い恋愛の気持ちを寄せられる田舎に住んでいる女の子という役で、想いに素直に答えられない微妙な様を演じてもらいました。長澤さんは、そういう感情の細かい表現もできるし、ド派手な笑いのシーンもできたので、「何でもいける」とその現場で分かったんです。なので、今回の佳恵役は、若いお母さんの役ですが、ものすごいどん底と、感情が上がった幸せな状況を、行ったり来たりして、感情がぐるぐる変わっていくんです。なので、「そのメリハリを表現できる人って誰かな?」と思った時に、「長澤さんしかいないだろう」と思ってお願いしました。 MC今回はいかがでしたか? 矢口監督バッチリですよ! 予告編の最後の方にチラッと長澤さんの叫び顔が映りますが、僕はそれを「ムンク顔」と呼んでいます。そのムンク顔が、本作の冒頭、タイトルが出るまでの一番つかみのシーンでドカンときます。ここで観客にショックを与えられないと、その後も観続けたいと思ってもらえないのですが、ムンク顔のおかげで、つかみの部分はバッチリです。途中で観るのを止めるわけにはいかないというか、たぶんトイレも行けないんじゃないかと思います。 MC見たことがない長澤さんでした。 長澤さん撮影時に、監督から「今までしたことがない顔をしてくれ」と言われて、「ん?どういうことだ?」と思いながら、できる限り自分の今まで見たことのない顔を想像しました。 矢口監督こういうゾクゾクする系の作品って、「直接そのものを見せるタイプ」の作品もあると思うんですが、本作はどちらかと言うと「それを見てしまった人の顔を見せるタイプ」です。なので、その表情が生ぬるかったら、観客も全然ゾクゾクしないですからね。ファーストシーンのつかみや、中盤は何回も出てきますが、長澤さんのムンク顔を目に焼き付けてほしいです。「こんな顔もできるのか!」と、楽しみにしてほしいですね。 MC長澤さんは、ご自身ではいかがですか? 長澤さん意識をして演じるというより、その場で感じるものに対して素直に反応して、私もゾクゾクしていました。本作を観る人にも、きっとゾクゾクしてもらえますよね? 矢口監督しないわけないでしょう! MC長澤さん、矢口監督は現場でいろいろなアイデアを出されるそうですね? 長澤さん矢口監督は、そのカットを撮る直前に「ここはこんな風に」とか「次はこんな感じで」って言いますよね? 矢口監督します? そんなことしませんよ! 長澤さんしますよ。それこそ「見たことがない顔をしてくれ」は直前に言われました。 矢口監督それは瞬発力を求めているのでしょう! 長澤さんそういうことが多々あったので、私の中では、監督はサプライズが好きなイメージがあります。演じる側への期待感からなのか、そういうものをその場で求めることがあります。 MCポルトで本作をご覧になったお客さんのコメントにもありましたが、本作を観ていると、どんどんアヤちゃんが生きているように見えてきます。作品を共に作って、改めてアヤちゃんに愛着が湧きましたか? 長澤さんアヤちゃんは共演者だと思っています。監督もアヤちゃんに対しての愛情がすごかったですよね。 矢口監督失礼ながら、俳優さんたちよりもアヤちゃんを見ている時間の方が長かったと思います。毎日人形を酷使するので、塗装が落ちていくので、俳優さんたちと同じように、毎日メイクさんがアヤちゃんのメイクをしていました。なので、日々アヤちゃんの表情が変わっていって、そこがまた面白いです。 長澤さん私もアヤちゃんに対してすごく信頼があって、一緒のシーンは「一人じゃないな」って思っていました。 矢口監督一番長く現場にいるのに、文句を言わない! 長澤さんそうですね。でも、目で訴えかけてきますよ! 矢口監督やめてよ(笑)。(会場のお客さん:笑) MC「この撮影は大変だった」というシーンはありますか? 長澤さん今もアヤちゃんを抱いていますが、アヤちゃんは結構重量感があるので、抱きかかえるのが大変なんです。でも、逆にそうであるからこそ、大事にしたくもなります。 MC外での撮影も大変だったのではないでしょうか? 矢口監督後半の砂嵐のシーンのことですね。 長澤さんあれは、砂嵐って伝わりますかね? 矢口監督一応、砂嵐になっているんですが…でも、現場は映像の三倍くらいすごかったんですよ! 長澤さん撮影は、本当に大変だなと思いました。映像の三倍体験して、やっと皆さんに届けられる作品ができました。 矢口監督長澤さんは、劇中では目を開いていますが、撮影では目を開けた瞬間に砂がてんこ盛りで目に入ってしまって、本当に大変だったと思います。目を洗いながら、ずっと撮影をしていました。 長澤さん確かにそうでしたね(笑)。 MC最後に、お二人からご挨拶をお願いします。 矢口監督皆さん、しっとり、ねっとりした作品を想像するかもしれませんが、本作は違います。ゾクゾクして、ストーリーが進むとワクワクする、今までに誰も観たことがないような作品を目指しました。大勢のお客さんに、ジェットコースターに乗るような感覚で、ぎゃあぎゃあ騒ぎながら映画館で観てほしいと思います。 長澤さん私も脚本読んだ時に、この物語にどっぷりと浸ってしまいました。この物語がどんな展開を迎えるのか、ワクワク、ドキドキ、ゾクゾクしながら、作品にのめり込んでしまいました。皆さんにもその感覚を味わっていただけると思います。ぜひ映画館で、まずはトイレに行って、そこから集中して本作を観てもらえたらと思います。
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映画『少年と犬』祝!公開御礼舞台挨拶映画『少年と犬』公式サイトノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周さんが2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数55万部を突破している名作「少年と犬」(文春文庫)をベースに、実写化した映画『少年と犬』が3月20日に公開となりました。 4月1日には、本作の公開御礼挨拶が、TOHOシネマズ 日比谷にて実施され、主演の高橋文哉さん、西野七瀬さん、“多聞”役のジャーマンシェパードドッグのさくらが登壇し、感想コメントや、キャンペーンに寄せられた愛犬たちの写真が掲載されたパネルを見ながら、本作の撮影を振り返りました。 また、原作者である馳先生から高橋さんへのサプライズお手紙があり、さらに、さくらが瀬々監督からダブル主演を務めたお二人へのお手紙をステージまで持ってきてくれる一幕もあり、会場は温かい空気に包まれました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。祝!公開御礼舞台挨拶中垣和正役高橋文哉さん須貝美羽役西野七瀬さん高橋さん本日は上映後の舞台挨拶なので、本作の余韻が残るようなお話ができたらと思います。 西野さん今日で本作の宣伝活動も一区切りになるので、最後の舞台挨拶を楽しみたいと思います。 MC高橋さんと西野さんは、本作の宣伝活動で様々な番組に出演されていましたが、印象に残っている番組はありますか? 高橋さん僕は、「王様のブランチ」(TBS系列にて毎週土曜日9:30より放送)の生放送です。(多聞を演じたジャーマンシェパードドッグの)さくらと三人で生放送番組に出演するのは、緊張感がありました。さくらがいるので、何が起きるか分からないと思っていたのですが、現場の皆さんが「何でも対応します」という雰囲気で迎えてくれて、頼もしかったです。新鮮で楽しい撮影でした。あとは、「THE TIME」(TBS系列にて毎週月曜〜金曜日5:20より放送)ではシマエナガダンス(「シマエナガの歌~今日もいい日に~」に合わせて出演者と番組公式キャラクターのシマエナガちゃんが躍るダンス)も踊りましたね。 西野さんやりましたね。シマエナガダンスは、各自でダンスを覚えて、リハーサルなしで本番だったので、ちょっとドキドキしました。 高橋さん本番の前に「大丈夫ですかね?」「いけますかね?」と話していたんですが、僕は本番で振りを間違えました。 西野さん間違えたの? 高橋さん内緒ですよ。カメラに映っていないところで、大間違いをしました(笑)。 MC西野さんも様々な番組に出演されましたが、何か印象的に残っている番組はありますか? 西野さん電波ジャックは、怒涛の一日だったので印象に残っています。外で天気予報の撮影にも参加して、楽しかったです。 MC西野さんは、電波ジャックを楽しみにしていたとうかがいました。 西野さん電波ジャックに参加するのがとても久しぶりだったので、お祭りみたいな感覚で、楽しみにしていました。あと、「ひるおび」(TBS系列にて毎週月曜〜金曜日10:25より放送)では、カニをきれいに剝く方法をレクチャーしてもらいました。 高橋さんカニね! やりましたね。 西野さん私はカニをきれいに剝けなくて、二本とも失敗して、危うく食べられないところだったんです。でも、文哉くんがもう一本素早く剝いてくれて、二人で食べられました。 高橋さん生放送って感じがして、楽しかったですね。 高橋さん一緒にお仕事をしている人たちや、友だち、あとは友だちや僕の親の友だちも本作を観に行ってくれました。いろんな人から感想をもらって、皆さん「泣いた」って言っていました。僕の周りの犬好きの方たちにも、本作を勧めました。「正直に感想を教えてください」と聞いたんですが、皆さん「しんどいね~」って言っていました(笑)。 西野さん私も本作を観た方から「ずるい~」ってよく言われます(笑)。あと、母も観てくれたんですが、私が子どもの頃に、劇中の滋賀県のキャンプ場でキャンプをしたと言っていました。私は覚えていなかったので、撮影中には分からなかったんですが、親が覚えていて、すごい縁だなと感じました。 MC本作で、お二人はそれぞれ、和正そして美羽の関係をどのように考えて演技をされたのか教えてください。 高橋さんお互いに「今、和正はこう思っています」「美羽はこう思っています」ってお話をしたこともありましたね。出会いからラストにかけて関係性が目まぐるしく変わっていくので、そこをどういう風に表現するのか、すごく考えながら演じました。劇中では、言葉にもせず、体現もしていませんが、最終的にはお互いが間違いなくかけがえのない存在になるので、そこに向かって関係性を紡いでいくイメージでした。 西野さん「美羽が何をきっかけに和正に対する思いが変わったのか」を、ちゃんと段階を経て表現しないといけないと思いました。観ている方が、「あれ?いつの間に?」って、違和感を覚えないように意識しました。私は、台本に美羽の和正に対する信頼度みたいなものを、パーセントで書き込んで「ここのシーンでは何%ぐらいかな?」と決めて演じていました。 高橋さん例えば、どのあたりのシーンで数値を付けていたんですか? 西野さん一緒に歌うシーンは、大分信頼度は高かったと思います。 高橋さん70%くらい? 西野さんそうだったはずです。 高橋さんあれで70%だったんですね。僕は、あの時は240%くらいでした。(会場のお客さん:笑) 西野さん差があるのもまた良いですよね。 高橋さん僕は、病院のシーンでもう60~70%くらいでした(笑)。 西野さん和正よりは、ちょっと後を追っていく感じだったのかもしれないですね。 高橋さんテンションの違いも含め、特殊な関係性ではありますからね。 MC西野さん演じる美羽の方が勝手に素性を調べられて、警戒感もありますからね。 西野さんそうなんですよ。名前を調べられたり、家の写真とかも見られて、美羽にとっては不審者ですよ(笑)。 高橋さん皆さんも気を付けてくださいね。僕、すぐ調べますからね(笑)。(会場のお客さん:笑) 西野さん怖い(笑)。特定しちゃうんだね。 高橋さんすぐに特定しちゃいますよ(笑)。でも、僕はそれが和正の多聞に対する思いの強さだと思っているので、「和正は変なやつじゃないよ」って言いたいです。MCそして、西野さんは本作の公開特番で、原作者の馳星周先生にお話をうかがいに行かれたんですよね? 印象はいかがでしたか? 西野さんめちゃくちゃ愛犬家な方で、その日も愛犬のわんちゃんと一緒にいらっしゃいました。この作品の原作を作るにあたって、「人間にとって犬がどれだけ特別で大切な存在かを伝えたかった」と、おっしゃっていました。また劇中で、(柄本明さん演じる)片野弥一のセリフは、馳さんの思いでもあるとおっしゃっていました。そして、震災の被害に遭われた方々へ「『これからも忘れないし、忘れていません』というメッセージを届けたい」とおっしゃっていました。 MC直接お話をうかがうことができて良かったですね。高橋さんは、お会いできなくて残念でしたね。 高橋さんタイミングが合わず、残念です。 西野さんなので、今日は馳さんから文哉くんへお手紙を預かっております。 高橋さんえ! 僕に? うれしいです! ありがとうございます。 西野さんでは、代読させていただきます。高橋文哉 様 わたしは最近の芸能関係にすっかり疎いので、 高橋文哉という若い役者がどのような役者で、どのような作品でどのような役柄を演じているのか、まったく知りませんでした。 『少年と犬』の主演が高橋文哉に決まったと聞かされても、なんのことやら。 しかし、妻が教えてくれたのです。 バラエティ番組に出てる子だよ。 ああ、それで顔がわかりました。たまに、彼が出演する番組を見ることがあったのです。 だから、番組に出演しているときのイメージを胸に抱いて『少年と犬』を見ました。 驚きました。わたしがイメージしていたのとはまったく違う高橋文哉がそこにいました。 役者ってすげえなあ。 これからも成長して、どんどん上手くなって、もっともっといい役者になっていくのでしょう。 わたしは31歳でデビューしましたが、45歳をすぎてやっと、 小説を書くことを楽しめるようになりました。道を究めるというのはきっとそういうことなのです。 45歳の高橋文哉を、楽しみにしたいと思います。 馳星周■原作者の馳星周先生から高橋さんへのお手紙高橋さんありがたいお言葉ですね。小説や漫画が原作の作品に出演する中で、原作を描かれた先生がイメージする役を、自分がこの世で唯一存在させることができる権利をいただいたんだと思って、役者として大事にしながら演じています。本作の和正という役は、自分の中で和正像がしっかりできるまで、いろんな道のりがありましたが、その時々で原作の和正に助けてもらいました。原作で馳さんが作られた和正という人間を、僕の中でどういう風に嚙み砕いて、映像にしていけば良いのかを日々考えていました。そして、馳さんが僕のイメージを持って本作を観て、そのイメージを裏切ることができたのは、光栄だと思います。また、馳さんが作り上げる作品に出演できることがあれば、頑張りたいと思います。 MC馳先生は「45歳の高橋文哉を楽しみにしている」と、おっしゃっていましたね。 西野さんあと何年後ですか(笑)? 高橋さん21年後ですね。僕もどうなっているのか分かりません(笑)。今のお手紙で「楽しいと思うまでには時間がかかる、道を極めるとはそういうことだ」とおっしゃっていました。それを聞いて、仕事の中で楽しいだけでやっている訳じゃない部分も、「いつか純粋に楽しめる日が来るんだろうな」「もうすぐ分かってくるのかな」と思えて、一筋の光が見えた気がします。 MC馳先生お手紙ありがとうございました。そして西野さん、代読ありがとうございました。本日はお二人の背景に隠されたパネルがございます。こちらの除幕をお二人にしていただきたいと思います。 ■MCの「せーの!」という掛け声に合わせて、高橋さん、西野さんが幕を引きパネルが登場しました。MC本作への感想に加え、「私と犬キャンペーン」で皆さんに投稿いただいたワンちゃんのお写真をパネルでご用意しました。気になる写真や感想があれば教えてください。 高橋さんでっかい! いろんなワンちゃんがいますね。 西野さんかわいいですね。 高橋さん(パネルの写真をみて)うちの子に似ているワンちゃんがいますね(笑)。うちの親が投稿したんじゃないかと思うくらい似ています。 西野さん(パネルの写真をみて)この子すごい。寝顔かな? 白目をむいています(笑)。 高橋さんこの感想も良いですね。「まさか『ヘビーローテーション』を歌う西野七瀬を観られるとは思わなかった。それをだけで行く価値がある」僕もそう思います! 西野さんいやいや(笑)。ありがとうございます。 高橋さん台本を読んだ時は、「現場にいる僕の立場を考えてくれ」「僕はどんな顔をして隣で歌えば良いんだ」と思っていました。 西野さんめっちゃ良かったですよ。 高橋さん楽しかったですね。 MC西野さん、「ヘビーローテーション」を歌うことになっていかがでしたか? 西野さん2011年あたりにリリースされた曲の中で、他にもたくさん候補はあったんですが、たまたま選ばれたのが、AKB48さんの「ヘビーローテーション」だったんです。 高橋さん西野さんは何が合ってもキーを外さないでいてくれるので、僕がどんなに上下しても、歌自体がぐちゃぐちゃになることは絶対になかったです。なので、僕からすると、西野さんで良かったと思いました。 西野さん和正は歌があまり上手じゃない設定だったよね? 高橋さんそうですね。上下の幅が大きい歌い方でした。 西野さん気持ちで歌うタイプみたいな? 高橋さん「キーとか関係ねぇんだよ」みたいな(笑)。あの瞬間は恐らくいろんな思いがあったので、気持ち良く歌いたかったんだと思います。 MC西野さんは、気になる感想はありましたか? 西野さん(感想を見て)「何日経っても語りたくなる映画です」って、うれしいですね。観た後も余韻が残っているのはうれしいです。 高橋さんさくらに対する感想もありますね。「あなたの存在感で全部持っていかれましたわ。震災シーンも、犬さんの映画もトラウマだったのに、あなたが演じてくれたことで塗替えられた気がします、ありがとう、さくらさん。」これは、ぜひ飼い主の鈴木さんに聞かせてあげたいですね。ここだけ切り取って鈴木さんにあげたいです(笑)。僕も、さくらの持っている力は本当にあると思っています。「さくらが多聞を演じてくれて良かったな」と現場でずっと思い続けていました。こういう風にワンちゃんが出てくる作品は観られず、トラウマだったという人の垣根を超えられたのは、さくらの愛くるしさのおかげだと思います。西野さん友だちもそうなんですが、ワンちゃんが好きだからこそ、本作を観たい気持ちもありつつ、迷っている方が多いと思います。なので、この「塗替えられた気がします」という感想はうれしいですね。 MCパネルの真ん中にあります「『ここにいるよ』という言葉がずっと残っています」という感想も良いですね。 高橋さん「大切な人は必ずここにいる、とても考えさせられました」と書いてありますね。本作でも、核となるセリフだと思います。本作の中だけでなく、誰にでも通ずる言葉だと思っているので、こういった感想はうれしいですね。 ■ここで多聞役のジャーマンシェパードさくらが登場。 高橋さん(さくらが「ワン!ワン!」と吠える様子を見て)「今日は雨なので散歩に行けていない」と言っています(笑)。いつもより少し力が有り余っている感じがしますね。(さくらが首に掛けているものに気づいて)これは何ですか(笑)? 西野さん何ですかね(笑)? 見たことがないです。 MC手にとってみてください。 西野さん良いんですか? では、失礼します!(西野さんがさくらの首にかかっているものを外す)あ! お手紙です!MC実はもう一人、今度はお二人宛にお手紙を書いてくださった方がいます。本日は、それをさくらちゃんが届けてくれました。 高橋さんなるほど! (さくらに向かって)ありがとうね。 MCこちらのお手紙を高橋さんに代読をしていただきます。まずは、どなたからのお手紙か発表していただけますか。 高橋さん(手紙を開けて)瀬々監督からです! たくさん書いてくださっています。(さくらに向かって)さくらも一緒に聞くんだよ。それでは代読します!高橋文哉さま 西野七瀬さま 今日、僕は仕事でその場に伺えないのですが、二人には長期間にわたり、 そして、信じられない数の番組や取材で宣伝活動をしてもらいました。本当にお疲れさまでした。 思えばもう撮影から一年が経ちます。なんだかよく訳の分からない、つたない演出だったと思いますが、一生懸命聴いてもらって、これも感謝です。 高橋くんは最初、震災の被害を描いている映画ということで切実に対応しようとして生真面目な和正像を演じようとしていましたね。 それは無理もないのですが、僕が「もっと軽やかに」と結構無茶ぶりして、その言葉に少し戸惑っている印象を感じました。 「チャーミングに」とも言って、この言葉がどうも伝わってない気がして、自分のおっさん度合いに気づかされたりでした。 でもそれが、いつの間にか、こちらの真意をくみ取ってくれたみたいで、一見軽そうに見えるけど、その実、誠実な和正像を自分のモノにしてくれていました。 高橋君のそういう芝居の入念な取り組み方、一個一個を確実に積み上げて作り上げていく取り組み方、それが、すごく好ましく思えたのを覚えています。 一方、西野さんは、直感型と言いますか、その場所、その空間、あるいは相手の役者さんのお芝居、その都度、その環境に一気になじんでいくと言いますか、その場にピタッと収まっていく、ちょっと巫女的な感性の人だなあと驚いたのを覚えています。 特に美羽という役柄は撮影初日の殺傷シーンから始まり、心も体もハードな撮影の連続だったと思います。 それらの過酷なシーンの連続に、愚痴をこぼすこともなく、ただ、ひたむきに立ち向かってくれました。本当に感謝です。 そんな西野さんにとって、多聞を演じたさくらと、和正である高橋君は、本当に現実の守護天使だったのかも知れません。 一見、真逆の役者体である高橋くんと西野さんが演じるシーン、その化学反応もあって本当に微笑ましく、生きている人間の生を感じることが出来ました。 そして、後半見ることの出来る「見守る高橋君」のたたずまい、僕は大好きでした。 映画はやっぱり良いです。ですが、調子のいいことばかりじゃありません。 でも、たった一人でも自分たちの映画に心動かされた人がいるなら、好きだと言ってくれる人がいるなら、映画を作っていける。そう思ってやってきました。 二人にはどうか、これからもずっと映画に出続けてください。 そして、何より確実なのは、一年前、あの場所に、僕たちは確実にいて、高橋君と西野さんの生を、その姿を映画に収めることが出来た。あの場所に二人は確実にいた。 そう、誇って言える映画になっていると僕は思っています。二人には、ほんとう、ありがとうです。 最後にさくら、貴方は多聞でした。そして、今日、その場にいてくださった皆さん、ありがとうございます。 映画『少年と犬』の監督、瀬々敬久■瀬々監督から高橋さん、西野さんへサプライズのお手紙MC高橋さん、ありがとうございました。西野さん、いかがでしたか? 西野さん瀬々監督は、どの役者さんに対してもそうらしいんですが、撮影中に必要な会話以外はしないんです。現場でも「良かったよ」とかも一切なくて、ただただ「OK」が出て、次のシーンに移るという感じでした。だから、「本当に良かったのかな?」「大丈夫かな?」「瀬々さんどう思っているんだろう」って思ったりすることもあったので、こうしてしっかりと文章で伝えてくださって、すごくうれしかったです。 MC高橋さんはいかがですか。 高橋さん「チャーミング」「軽やか」っていう言葉が、瀬々さんのおっしゃる通り、正直僕にはあんまりピンと来ないまま、演じている時間がありました。和正のバックボーンや、関わるキャラクターも落ち着いている人が多いので、どうしても和正は(テンションが)落ちがちだなと、自分でも思っていたんです。瀬々さんが、一番近くで客観的に見ているから、その瀬々さんが思い描く和正像に近づけようと、僕が思っている和正像をもっとふわっとチャーミングに、軽やかにしながら、一緒に和正像を作り上げてもらいました。すごく素敵で、光栄な時間だったなと思います。 MC「これからもお二人は映画に出てくださいね」という、瀬々監督からのラブレターのようにも聞こえました。 高橋さんそう言ってもらえるとうれしいです。一つ認めてもらえたような気持ちです。「またご一緒させていただきたいな」と、改めて思いました。 西野さん私も本作でダブル主演をさせてもらって、すごく良い経験になりました。自分にとってめちゃくちゃ大事な作品になりました。これからまたどんな作品に出会えるのか、すごく楽しみです。 MC瀬々監督、サプライズのお手紙ありがとうございました。 ■フォトセッションでは、高橋さん、西野さんがパネルにサインをし、さくらはサインの代わりに手形を押しました。MC最後にお二人からメッセージをいただきたいと思います。 西野さん本作は、私にとってすごく大事な作品です。本作を通して、皆さんに何かを届けられたら、すごくうれしいです。そして、皆さんにとっても本作が良い出会いになっていたら、良いなと思います。二人と一頭でたくさんの宣伝活動ができたことも、すごく良い思い出になりました。本作は引き続き公開中ですので、ぜひ犬好きの方にもおすすめしてもらえたらと思います。今日は楽しい時間をありがとうございました。 高橋さん皆さん、今日は来ていただいて誠にありがとうございます。さくらも、頑張ってくれてありがとうございます。馳先生と、瀬々監督からお手紙をいただいて、すごく良い経験ができました。ありがたいお言葉もいただいて、役者としてこれからも頑張って行こうと思える作品に、この年で出会うことができました。(さくらが「ワン!ワン!」と吠える様子を見て)さくらとも、二人と一頭で宣伝活動を頑張って、さくらのマイクフォローや通訳もできるようになりました。すごく良い時間でした。本作で、多聞にとって少年・光くんがいるように、皆さんにとっても、この「少年と犬」という作品が光になったら良いなと思います。周りの大切な方と一緒に、また劇場にお越しいただければすごくうれしいです。改めて、本日はありがとうございました。
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