「アニメ」検索結果245件
-
9月25日(日)「TOHO animation 10周年 大感謝祭」をYouTubeで配信!anime9月25日(日)に、TOHO animation 10周年プロジェクトの一環として、アニメファン・視聴者の皆さまへの感謝を込めて、大型配信番組「TOHO animation 10周年 大感謝祭」をYouTube TOHO animationチャンネルで無料生配信します。 当日は長時間にわたり、歴代のアニメタイトルの振り返りや、今後展開を予定している新作アニメの展望など、過去から未来へと続くTOHO animationを、多彩なコーナーや番組でお届けします。 そして、配信のラストを飾る「フィナーレステージ」には、TOHO animationのアニメに携わる声優陣が生で登場。TOHO animationの新作アニメを紹介しながら、声優陣のトークをお届けします。尚、フィナーレステージの観覧に、一般のアニメファン・視聴者の皆さまを抽選で観覧にご招待します(応募〆切は9月4日(日)23:59まで)。 9月25日(日)は「TOHO animation 10周年大感謝祭」でぜひお楽しみください! 【配信番組概要】 「TOHO animation 10周年 大感謝祭」 配信日 : 2022年9月25日(日)10:30~20:30 ※予定 配信元 :TOHO animation 公式 YouTube チャンネル ■「TOHO animation 10周年 大感謝祭 フィナーレステージ」 配信日時:2022年9月25日(日)18:00~※予定 出演:「弱虫ペダル LIMIT BREAK」 山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、代永翼、内田雄馬 「僕のヒーローアカデミア」 山下大輝、内山昂輝 「呪術廻戦」 榎木淳弥、内田雄馬、瀬戸麻沙美 司会進行:田口尚平、黒沢ともよ ●「フィナーレステージ」ご観覧にファン・視聴者の皆さまを抽選で無料ご招待! 観覧応募期間:2022年8月23日(火)~9月4日(日)23:59 応募:専用応募フォームより https://eplus.jp/tohoanimation_10thanniv/ ※ご応募の際は、番組ホームページ(※テキストリンク https://tohoanimation.jp/10thanniversary/special/event5/)ならびに応募フォームに記載されている条件・注意事項を必ずご確認ください。
-
映画「おそ松さん」未完成報告会映画「おそ松さん」未完成報告会赤塚不二夫の名作ギャグ漫画を原作にしたTVアニメ「おそ松さん」がまさかの実写映画化! アイドルグループSnow Manを主演に迎え、アクション、頭脳戦、ロマンスと何でもありの予測不可能で奇想天外のドリーム企画、映画「おそ松さん」が3月25日に公開になります。そして、その公開を目前に控えていますが、なんと本編はまだ制作中!? 3月9日、ザ・プリンスパークタワー東京にて、本編の完成に先立ち、本編が完成していないことをご報告する、異例の未完成報告会を開催! 主演のSnow Manの皆さんをはじめ、共演の髙橋ひかるさん、前川泰之さん、桜田ひよりさんが登壇しました。終始大爆笑の渦に包まれた、こちらのイベントの模様をレポートいたします。未完成報告会■プロデューサーからの手紙がMCにより代読されました。 【プロデューサーからの手紙】本日お集まりの皆様、いつも映画をおそ松さんを応援していただき、誠にありがとうございます。本来であれば、本日は、マスコミの皆さん、そしてファンの皆様をお呼びして世界初上映、ワールドプレミアを開催する予定でした。キャストの皆さんはそのつもりで今日格好つけて来ちゃっているはずです。ですが、公開を二週間後に控えた現在も、監督が完成に向けて絶賛編集中です。つまり映画がまだ完成しておりません。撮影後に映像を繋げてみたらすごく面白くて、どんどん欲が出てきてしまい気づいたらもうこんな時期でした。このままだと3月26日の初日に間に合わないです。そういうわけで、今日の会見はSnow Manの皆さん、髙橋さん、前川さん、桜田さんにお任せします。報道陣の皆さん、ぜひ熱いアピールよろしくお願いします。うまくやっておいてください。ごめーんね。では、会場の岩本さんにお返ししまーす。 岩本さんちょっと返さないでください(笑)! 映像をいろいろ編集してくれているのはありがたいですね。一番最後の「うまくやっておいて」っていうのは愛もありつつだったのかなと思いましたね。Snow Man/おそ松役向井康二さんSnow Man/カラ松役岩本照さんSnow Man/チョロ松役目黒蓮さんSnow Man/一松役深澤辰哉さんSnow Man/十四松役佐久間大介さんSnow Man/トド松役ラウールさんSnow Man/エンド役渡辺翔太さんSnow Man/クローズ役阿部亮平さんSnow Man/ピリオド役宮舘涼太さんトト子役髙橋ひかるさんイヤミ役前川泰之さんチビ太役桜田ひよりさん向井さん今日は時間をつくってくださり、ありがとうございます。最初にこの「おそ松さん」を作ると聞いた時、「アニメを実写化するの?僕らで大丈夫かな?」っていう不安があったんです。でも、「Snow Manだからできるんや」って自信もあり、ちょっと不安もありつつも撮影まで楽しみにしていましたね。今日は朝早かったんですが、朝起きて白湯を飲んで、最近ハマっていることが...。 佐久間さん康二、まだ終わらない? 向井さんいや、最近食パンをフライパンで焼いていた話が...、あ、いらない(笑)? よろしくお願いします。岩本さんこの作品、本読みの時に今までの人生で一番笑ったなってぐらい面白かったので、ファンとしても完成を楽しみにしています。目黒さんこの「おそ松さん」の、面白い雰囲気といいますか、そういうのは本当にメンバーと豪華なキャストの皆さんたちと一緒だったから出せたのかなと思います。早く皆さんに完成して観ていただける日を楽しみにしています。深澤さん緊張しています! この映画は間違いなく面白いです。撮影の合間もみんなで和気あいあいとしていたので、その雰囲気が本作でも伝わると思います。その楽しい雰囲気を皆さんにも観て感じ取っていただいきたいと思います。一緒に盛り上げていきましょう。佐久間さん(立ち上がり、舞台を降りて取材陣の席まで行こうとする) 向井さんどこまで行くねん! 普通にやって(笑)。 佐久間さん僕も一ファンで、大好きなアニメの「おそ松さん」の実写化ということで、すごく気合いが入っていますね。本当にすごく笑える作品で、笑いというのはいろんなものを飛ばして元気にしてくれる効果がありますので、この映画を観て、「ハッスルハッスル!ハッスルハッスル!」な感じになってくれたら良いなと思います。ラウールさん僕はすごいゲラなので、撮影中に一番大変だったのは、笑いを堪えなくちゃいけないことでした。それぐらい面白い作品だと思うので、みんなで公開を楽しみにしましょう。渡辺さんこの作品を通して、Snow Manのパフォーマンスや普段とのギャップをたくさん味わってもらえたら嬉しいなと思っております。皆さん公開までぜひよろしくお願いします。阿部さん「おそ松さん」を実写化するにあたってSnow Manに任せようと思っていただけたことを本当に光栄に思っております。全力で頑張らせていただきたいと思います。日本中を笑いの渦で巻きこむ自信があります。宮舘さん私自身もすごく楽しみですし、やはりこの「おそ松さん」には歴史もありますし、それを僕らが実写ということで、笑顔の絶えない映画にしたいなという思いで臨みました。そして撮影を終えてみるとやはり笑顔の記憶だったり、すごくキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんと一丸となれた記憶が鮮明に残っています。ぜひこの映画で、日本中、そして世界中を笑顔でハッピーにできたら良いなと思います。本日はよろしくお願いします。どうもありがとうございました。 向井さん終わらせたね! 宮舘さん"ピリオド"を打っていかないといけないので。 向井さんうまいこと言わんで良いから(笑)!髙橋さんファンの皆さんの期待が予想以上に高くて、「おそ松さん」を実写化するのは「すごくハードルが高いな、どうなのかな」と気になっていたんですが、「(Snow Man)皆さんに付いていったら大丈夫だ」と思っていました。現場に入るとその安心感の通り、皆さんが引っ張ってくださいました。皆さんとの最初のシーンがトト子が怒号を上げるシーンでした。トト子がかばんを振り回して、(Snow Manの)皆さんがへっぴり腰になっていたのでちょっとハラハラしました。でも、皆さんのおかげですごく素敵な作品のキャラクターに仕上がったんじゃないかなと思います。たくさんの方にファンになっていただきたいなと思います。前川さん(上着やズボンのポケットを探りながら)あれ? 出っ歯忘れた! あれがないとしゃべれないんですよ、僕。 向井さんしゃべれていますよね(笑)。 前川さんSnow Man主演の映画に出演できたということで、中学二年生の娘とその友だち界隈で、今パパの株が爆上がり中です。イヤミという役をいただいた時に、マネージャーから電話が来て「『おそ松さん』が映画化され、イヤミという役です」と言われ「僕?!」と思いました。でも、二つ返事で「やります!」と応えました。やっぱりそれだけ魅力的でしたし、「よくぞこの役で僕に声をかけてくれた」と、本当に感謝の気持ちが強かったです。今までの殻を破る仕事になったんじゃないかなって思いました。もしかしたら、破り過ぎてスクリーンで僕だって気づいてもらえないかもしれないです。このメンバーと他の共演者の方々と一緒に本当にくだらないことを超真剣に、皆さんに笑ってもらうためにやってきました。楽しみにしてください。桜田さん(チビ太の口調で)てやんでぇバーローちくしょーっ! 向井さん急に! 先に言っといてそういうのは! 桜田さん半分くらいの方が「こいつ誰?」って思っているかもしれないですが...。(チビ太の)坊主頭を作るのに2時間半かかって、撮影現場に誰よりも早く入って誰よりも遅く終わるっていうのを一~二カ月くらいやっていました。でも、それが苦だと感じないぐらい毎日楽しくて笑いが溢れていました。映画の方もすごく楽しんでいただけると思います。MC未完成なので、皆さん本編をご覧になっていないんですよね。ネタバレを気にしながらも、おすすめのシーンがあれば教えてください。 向井さんネタバレがダメ...難しいなあ。6つ子はクズでニートっていう感じで、ダメダメなエピソードなんですが...ズボンを下ろしたりとかしました。人がめっちゃ通る商店街の中でジーパンを下ろしまして、たぶん何人かには僕のお尻を見られましたね(笑)。すごく人がいて、やっぱり見られてしまうので、スタッフさんが布を張ってくれたんですね。「これで安心や」と思っていたのに、「なんか上から視線を感じるな」と思ったら、商店街のビルの上の方から、おばあちゃんがめちゃめちゃ見ていたんですよ。もう本当に体を張りました。おそ松ワールドを僕なりに表現したので、そういうのも見どころの一つかなって思います。 岩本さん僕は、宮舘さん演じるピリオドとのシーン、特にアクションシーンが多かったんです。 MCすごかったらしいですね。 岩本さんすご過ぎて、「なんか僕たちだけ違う映画を撮っているのかなあ」っていう気持ちになりました。なんかあの台本の、セリフじゃないト書きに五~六時間かかったんです。"もみ合う二人"に五~六時間って、すごい作品だなって...。 MC岩本さんはアクションなど、結構体を張られたんですよね? 岩本さん僕はおそ松と違った部分で体を張ったんですよね。ボクシングをしたり、橋からぶら下がったりとか、「僕がやってるって分かります?」って何回も確認しながらやったぐらいのところも何個かありました。「すべて僕がやらせてもらいました」というところだけお伝えしておきたいです。 佐久間さんジャニーズ一の肉体派だからね。 目黒さんチョロ松がホストになりきるシーンがあるんですが、実際のホストクラブに行きました。目の前に本物の高いお酒が何個も置いてあって、「これ割ったら終わるな」って思ってヒヤヒヤしながらやっていました。でもちょっと楽しめましたね。 深澤さんイヤミ役の前川さんとちょっと絡むシーンがあるんですが、ちょっと失礼なことをしてしまっているんです。そこにちょっと注目していただきたいなと思っております。 佐久間さん撮影した場所が文化遺産で、すごく良いところだったんですが、そこで大暴れしたんです。監督が「ここで暴れてほしい」って言ったんですが、その撮影が終わったぐらいに「これ、他の監督が見たらめっちゃ怒るかもしれない」って監督はヒヤヒヤしていました。でもやっぱり歴史ある場所でやらせてもらえたっていうのはすごく良い経験になったなと思いました。 ラウールさん取っ組み合いのシーンが結構多くて、CGで加工する部分も多かったです。光石研さんと取っ組み合うシーンでは、研さんが新聞を丸めて「これで俺の頭を叩け!」って言ってくださったんです。震えながら何回も叩きました。「遠慮するな」みたいな感じだったんで、「分かりました」と...メチャクチャ緊張しました。 渡辺さん深澤演じる一松のシーンを早く観たいなと思っています。一松ってすごく猫背で、目が細くてジト目なんです。深澤自身も猫背で目が細くてジト目って自分で言っていたので、一松の再現度が気になって、早く完成した一松を観たいなって思っています。 深澤さん僕はしっかりこのままでいかせてもらいました。姿勢が悪くて良かったって初めて思いました。猫背のおかげで一松の役をやらせてもらいました。目が開いているか開いていないか分からないぐらいで...。 向井さんだってさっきからずっと目つむっているもんね。 深澤さん開いているよ。 阿部さん6つ子が全員でケンカをするシーンがあるんです。例えば、漫画とかだとなんか煙の中でポカスカやっているじゃないですか。それを映画で再現しているのがすごいなって思いました。6つ子でケンカをしているシーンもあったし、トト子、イヤミとチビ太がポカスカしているところもあったんです。どっちも見どころなんですが、僕はどっちにも入れていないんですよ。参加したかったな、ポカスカ。 向井さん結構きつかったよ。筋肉痛になったもん。一番体力がないから、「ホンマにSnow Manか?」って結構いじられました。 深澤さん阿部ちゃんもやりたいなら後でやればいいよ、いつでも。 宮舘さん先ほどもお話があった通りなんですが、アクションシーンがやはり魅力なんじゃないかなと思いますね。一日がかりでアクションシーンを一から練習しました。僕自身、アクションってやったことがあんまりなかったんですね。なので、カメラのアングルであったりとか、どこから見えたら美しくなるんだろうとか、そういうことにも気をつけながら練習をたくさんしましたね。 MCこれだけ聞くと、一本の作品の中にいろんなジャンルの要素が含まれていますね。 髙橋さんピリオドを演じる舘様(宮舘さん)の動きがすごく独特で、初めてのシーンがすごかったんですよね。イヤミとチビ太の三人で出会うシーンだったんですが、こんなシーンは真似してもできないなって思いました。独特のセンスだったりとか、ビジョンが常に出来上がっていらっしゃるんだなって思いました。映画オリジナルキャラクターだったので、すごく難しいかなと思ったんですが...。 宮舘さんそうですね、一から作らさせていただきました。 前川さん個人的なことですが、気づかない方もいらっしゃるかもしれないですが、あのでかい出っ歯は実は入れ歯なんです。 向井さん分かりますよ(笑)! 前川さん撮影入る際に、出っ歯を着けつつ、まずきちんとしゃべれなきゃいけないっていうことで、練習用の出っ歯をいただいて持って帰ったんです。これが本当にしゃべりづらくて日々の生活がしづらいんです...。でも、こういう時期ですから、マスクするじゃないですか。そうするとマスクの中に歯を仕込んでも分からないんです。ちょうどその時、娘が自転車が欲しいって言うので、そのまま自転車を買いに行きました。自転車屋でマスクの中に出っ歯を仕込んだ状態で「ちょっと自転車を見せてもらえますか?」と言ったらちゃんと伝わったので、「これはいけるな」と。そんなイヤミのしゃべりのところに注目していただきたいと思います。また、無駄にセットがすごいところですかね。おそ松さんのワールドから飛び出て、スケール感がすごいところに行くので、その辺りも楽しんでいただけるんじゃないかなと思っております。 桜田さん細かいところなんですが、実はこの作品はすごく衣装にこだわっているんです。6つ子のパーカーの胸にバッチが着いているんですが、それぞれ色味とかにもこだわっていたり、トト子ちゃんのスカートもきっちり測ってちょうどぴったりにオリジナルで作ったりしています。そういう細かいところにもぜひ注目してもらいたいなと思います。 ■英勉監督から皆さんとお仕事をご一緒した感想が届きました。 【チビ太役 桜田さん】いつもこんな役ですみません。本当は超かわいいんです。でももう毛があると物足りない。 向井さん一本生えていたんやけどな。 桜田さん一回戻って剃ってきて良いですか(笑)? MCそれぐらい自然になっていたんだと思いますが、ご自分ではどうだったんですか? 桜田さん意外となんか見慣れてきて、後半はすごくナチュラルに休憩時間を過ごしていたなあって思います。逆に、私はただ着けているだけなので、皆さんの反応を見てちょっと楽しめた部分はありました。 向井さん絶妙な顔をするんですよね。「何考えてるんやろ?」ってなんか腹立つ顔なんですよね。でも今のこの状態じゃ面白くないですね。やっぱりあの髪の毛がない状態じゃないと。 MC皆さんもう物足りなくなっているんですね。 【イヤミ役 前川さん】本当はかなりのイケメンなんです。でも、もう歯がないと物足りない。 前川さん同じコメントじゃないですか。でもこれから新たにドラマや映画の作品で衣装合わせとかに行くときはちゃんと出っ歯を持って行きます。(会場:笑) 【トト子役 髙橋さん】とても可愛いんです。あと、結構ざっくりしているんです。 髙橋さんざっくりしている...何のことでしょうか? 深澤さんトボケている...(笑)。 MC身に覚えないですか? 周りから見てもざっくりしている感じなんですか? 深澤さん我々から見てもなんかざっくりしてるっていうか、さっぱりしている...サバサバしている印象はありますよね。 髙橋さん身に覚えがございません。監督と話し合いたいと思います。 【ピリオド役 宮舘さん】肝が据わっている人だなと思います。誰がいても何があっても舘さん。 宮舘さん心に染みますねえ。オリジナルキャラクターということで、監督ともすごく打ち合わせをしてコミュニケーションをとることによって、作品を良いものにしようという意思が伝わったのかなと思いました。監督も朝僕たちがメイクをしている時に、毎回毎回来てくださったんです。すごくコミュニケーションをとってくださったので、そこからこのおそ松さんの映画の雰囲気というものも生まれていたんだと思います。監督には感謝でございます。 【クローズ役 阿部さん】優等生っぽいんだけど、実は楽しんでいる?! また、関西弁をちゃんとやる気はなかったです。 阿部さんそうですね。台本を開いた時に関西弁のセリフが結構あったので、最初は関西弁をちゃんと練習しておこうと思ったんです。康二にセリフをボイスメモで送ってもらって、それを何度も聴いて練習したりしていたんです。その練習の途中で本読みがあって、その段階で監督と「エセ関西弁で言ったほうが面白くない?」って...。そのほうが"物語を終わらせ師"としてのうさん臭さみたいなものが出るしと。なので、監督公認です。 深澤さんじゃあ、監督が間違っているんだね。監督、ちゃんと笑いを作ってあるんだね。 【エンド役 渡辺さん】「指示通りやります」と言っていたんですが、ふざけていました。ひょっとしてふざけていないかもしれない? お芝居を好きになってほしいです。 渡辺さん監督と最初お話しする機会があった時に、僕の気持ちを素直に伝えようと思って、「僕、お芝居が苦手であんまり好きじゃないんですよ」で素直に言っちゃったんですよね。監督はビックリされていたんですが、僕はいろいろ監督に委ねたんです。そして監督とコミュニケーションをとっていたら、だんだんお芝居が楽しくなってきて、それが故に言うことを聞かなくなってきたのかもしれません。でも、本当に監督のおかげで、こういうコメディ作品とかだったらまたチャレンジしてみたいなという気持ちにはなりました。お芝居が好きになりました。 【トド松役 ラウールさん】めっちゃ勘が良い! すぐ笑うコドモ。 ラウールさん本当に結構大変な三日間があって、その最後が一番面白かったんです。申し訳なかったんですが、僕が笑ってしまって「ストップストップ!」みたいに何回もなっちゃったんですよ。すごく反省しました。 向井さんラウール、結構我慢していましたよ。 佐久間さんその我慢しているっていう状況にも笑えてきちゃうんですよね(笑)。 MCそういう時にわざと笑わせてくるような人はいなかったんですか? ラウールさん渡辺くんが...もう悪い人なんですよ。渡辺くんが映っていない側で、僕たちが映っている側にいる時に、すごくやってくるんですよ...何をやってきたかは言えないんですが...。 渡辺さんその時に時間がちょっと押していたんです。現場の空気もいつもよりなんかピリッとしていたんですが、そんな時にラウールを笑わせたら(ラウールさんが)怒られないかな、と...。ちょっと意地悪しちゃいました。 ラウールさんむしろ怒られたほうが楽ですが、冷たい視線っていう一番きついのを喰らいました。 【十四松役 佐久間さん】パッと雰囲気を作ってくれる感じがいい。でもピリッとしている時のほうが僕は好きです。 佐久間さんピリッとしていたシーンってなかったような...。 向井さんピリッというか、真面目になっている? 佐久間さんそういうところを見てくれているんですね、監督は。ありがたいですね。何でも楽しんでやりたいなと思っているんで、そういう空気を感じていただけていたなら嬉しいなと思います。 【一松役 深澤さん】なんか適当な親戚と話している感じ。でも実はしっかりやっていた。 ラウールさんめっちゃわかる(笑)! 深澤さん僕、自分ではあまりその自覚がないんですが、周りがそう言うのであれば、そうなのかもしれないです。 佐久間さんその辺にいそうな、話しかけやすい感じ。フレンドリーってことですね(笑)。こちらが聞いたらちゃんと返してくれるんですが、それ以外は適当なことを返してくるんですよ。 深澤さん親しみやすいということですよね。ありがとうございます。 【チョロ松役 目黒さん】変わった時にウケている。ちょっと遅れてウケる。ちょっと考えてから返事をするリズムがイカしている。 目黒さん確かに、人に言われたことを一回自分の頭の中で整理してから返事しているので、たぶんその間がどうしても生まれちゃうんですよね。遅れてウケるのも、そのボケの理解を(自分の頭の中で)一回置いているんですね。 佐久間さんそれはSnow Manでの活動の時にもあるので、自然なことですね。 【カラ松役 岩本さん】一歩引いて見ている感じがカッコいい。自分がやるときは楽しそうで可愛い。 岩本さん一歩引いている感じってあります? 深澤さんクールというか...。 佐久間さん全体を見ている感じ。 岩本さん自分では意識してはやっていないです。でも、現場は楽しかったですね。監督が笑ってくださるんですよね。監督の笑い声が聞こえてきて、その声でカットにならないかなっていうシーンは結構多かったです。監督の心の広さのおかげというか、和やかな現場で本当に良いチームワークで時間を過ごさせてもらいました。監督には感謝しかないです。 【おそ松役 向井さん】「(他人が)これくらいやっていたよ」って言うと、焦ってキョドる。撮影が終わった後に「ああ、すれば...」って思いつく。 向井さん「みんな結構やっているんやなあ」ていうのを後から聞くと、「もうちょいやっても良かったな」と思うんですよね。 目黒さんめっちゃ分かるエピソードがあるんです。撮影中に元気ないなあと思っていたんですよ。たぶんうまくいっていなくて悩んでいるんだろうなと。そのシーンは室内で撮っていたんですが、終わった後に僕が外に出たら(向井さんが)一人で星空を見上げていたんですよね(笑)。これ、完全にさっきのやつが原因だなあって思って、後ろから「どうしたんだよ?」って声をかけたら(向井さんが)「ホンマごめん!」って。 阿部さん星はガチだな(笑)。 佐久間さん天を仰いじゃっているからね(笑)。 向井さんいや、あの時の星はきれいでしたね。ちょっとにじんで、なんかたくさん見えましたね。そんな感じで、一生懸命やりながら楽しみながらできる現場でしたね。 ■Q&A Q今回のトークでは、歯とか髪の話がいろいろ出てきましたが、6つ子の皆さんは髪型を含めたビジュアルに関してはどう思っていらっしゃいますか? 佐久間さん六人がまとまっているビジュアルを見た時に、「すごく可愛らしいな」って自分たちですら思えるぐらいでした。キャラクター感が強くて、素敵だなと思いましたね。一人一人の頭の形に合うように、カツラの生え際などを作ってくださって、すごくこだわり抜いたカツラだったので相性が良くて、愛着が湧きました。 深澤さんカツラの頭(頂部)にちょこっと髪の毛があるんですが、それについても、一人一人本数が違うんです。いろいろすごくこだわってくださっていたので、そういうのもあったおかげで僕たちもすっと作品の世界に入れました。 向井さん僕はほぼ地毛でしたね。カツラを着けているか着けているか分からなかったです。最初、おそ松さんのカツラの一覧写真がありましたが、その中に僕の写真が普通にありましたね。僕のこの髪型が良いっていうことですね。おそ松ヘアのモデルですね。 佐久間さん(向井さんの髪型は)確かにマッシュルームだもんね(笑)。 ■最後に皆さんへのメッセージが送られました。 岩本さん本日は短い時間ではありましたが、ありがとうございました。この
-
「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」アフレコイベント「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」アフレコイベントアニメ「クレヨンしんちゃん」劇場版の記念すべき30作目となる「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」の公開を前に3月15日、都内スタジオで公開アフレコイベントを開催! しんのすけに加え、ゲスト声優を務めた川栄李奈さん、ハライチの岩井勇気さん、澤部佑さんが出席し、しんのすけとのトーク&アフレコを披露しました。ハライチの二人は映画の中で見せる新ネタについて「過去最高傑作!」と自信満々。さらに、しんのすけは川栄さんが出演中の朝ドラの名台詞まで披露...!? こちらのイベントの模様をレポートいたします!アフレコイベント■「日々鍛錬」と書かれたふんどしをつけて忍者衣装のしんのすけが登場!しんのすけニンニン! ニンニン! こ~んば~んは~!(ビミョーな場内の空気に)うーん、この感じ、たまらん! MC時間的には「こんにちは」ですね。 しんのすけいやぁ、それほどでも~! どもども! オラは誰の子? 忍者の子? 30年目にしてオラの誕生の真実が明かされちゃう!? 拙者の最新作「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」のアフレコイベントにご足労いただき、まことに...まことにありがとござま~す! 早速だけど、今回のゲストを紹介しちゃうゾ! まずはオラの「本当の母ちゃん」を名乗るニンプーな"くの一"屁祖隠ちよめ役の川栄李奈おねいさん! それに、夏祭りの会場で漫才を披露する本人役のハライチのお二人にも来てもらったゾ! ■しんのすけが手を取って川栄さんをエスコート。しんのすけそれじゃあ自己紹介をお願いしますゾ! まずは...かわえ~♥、かわえ~♥、りなかわえぇ~♥! 川栄李奈おねいさん!屁祖隠ちよめ役川栄李奈さん本人役岩井勇気さん本人役澤部佑さん川栄さんこうしてしんちゃんの30作目という記念すべき作品に出演できてすごく嬉しいです、今日はよろしくお願いします! しんのすけヒュー! りなかわえぇーーーー!続いて、オラと同じ埼玉生まれ、埼玉育ちのハライチのお二人。まずは猫ちゃん大好き岩井さん、よろしくニャーン!岩井さんありがとニャーン。アニメ、本当に好きなのでアニメの世界で漫才させてもらえるのが嬉しいです。今日はよろしくお願いします。 しんのすけ続いては、オラに憧れて同じ髪型の澤部っち!澤部さんそんなことひと言も言ったことない(笑)!ですけど、よろしくお願いします。こういうこと言うとアレなんですけど、いままでで一番嬉しい仕事なんですね。一番気合いが入っているというか、そんなこと言うと、他の現場に行けなくなってしまいますけど(苦笑)、本当にそうなんです。だから二人で頑張って務めさせていただきました。よろしくお願いいたします。しんのすけ皆さん、ステキなご挨拶、ありがとござま~す! スチール(撮影)の皆さんは、ここからはフラッシュはご遠慮ください~! 澤部さんメチャクチャしっかり進行するね、しんちゃん。 岩井さん慣れているからね。 しんのすけコロコロ転がすゾ! 岩井さんもう30回やってきてるからね。 しんのすけオラ5歳児だけどね~。 岩井さんそうね、ずっと5歳児でね。 しんのすけではでは、李奈おねいさん! 小っちゃい頃からオラのことが好きだったってホント? 川栄さんそうなんです。しんちゃんのアニメをずっと見ていて、小学校四年生くらいの時に、ひまわりの人形を「自分の妹だ」って周りの友だちに嘘をつき続けていました(笑)。それくらいひまわりが大好きで...しんちゃんも好きなんだけど(笑)。しんのすけついで? オラのことはついで? 川栄さんひまわりが本当にかわいらしくて...。 しんのすけ忍法...自暴自棄! 澤部さんしんちゃん、それ忍法じゃないから(笑)! 川栄さんしんちゃんも大好き! しんのすけオラの人形もあるゾ。 川栄さんありがとう! それくらい大好きです。 しんのすけ今回、李奈おねいさんには、オラの本当の母ちゃんを名乗る"くの一"を演じてもらうんだけど、意気込みとか聞かせてもらえる? 川栄さんそうですね。ちよめちゃんはお母さんでありながら、妊婦の"くの一"なんです。芯が強い一方でかわいらしさもあるので、そこらへんも大事に演じられたらと思います。 しんのすけ素敵だよね、ちよめちゃん! かっこいい忍者アクションも期待してるゾ! 川栄さんはい! がんばります。 しんのすけそんでそんで! 続いてハライチのお二人! ■しんのすけ、ハライチの二人の元へ。 澤部さん来た来た! 来てくれるんだ、しんちゃん? しんのすけお二人は漫才を披露してくれるみたいだけど、もしかして新ネタ披露してくれるの? 岩井さんそうなんだよ、しんちゃん。新しくこれのために漫才を作って...。自分でもびっくりしたんだけど、過去一番面白いのができたんじゃないかって。澤部さんこれで? 映画で? 岩井さんこれ以上はないんじゃないかって。 澤部さん賞レースで出したかったんですけど...。 岩井さん去年できていたらね、M-1に持って行けていたんだけど。 しんのすけオラの映画でしか見られないなんてたまりませんな! ありがとござます~! 澤部さん映画で新ネタ披露するんだから。 しんのすけ贅沢だよね~? 爆笑をかっさらうんだよね~? 澤部さんあんまり言うとハードルが上がるけど...(笑)。 しんのすけ(取材カメラに向かって)期待しててねー! 岩井さん夏祭りで披露するんだよね? 夏祭りって芸人にとって一番ウケにくいところだからね。 澤部さんお客さんはお酒が入っていたりしていてね。難しい場だけどね。 しんのすけそんな中で爆笑をかっさらっていくんでしょ? 澤部さんそれを目指してやりますよ! しんのすけそれはそれとして、ハライチのお二人って、オラと同じ埼玉出身みたいだけど、オラのことどう思ってた? 澤部さんそりゃ、埼玉のスーパースターですからね。そりゃ追いつけ追い越せの気持ちでやっていましたよ!しんのすけどんな感じで? 澤部さん「どんな感じで?」って具体的には難しいけど(苦笑)。 しんのすけまずは同じ髪型にするところから始めたの? 澤部さんいや、髪型も...そうね、気づいたら坊主にしていたから...どこかで潜在的に参考にしたところはあるかもね。 岩井さんあるかもねー。 しんのすけやっぱりね。 澤部さんあとはやっぱり、しんちゃんの間のとり方とかね。勉強しているよ! しんのすけプロの方にそう言われると照れますな~! アハ~。 岩井さん先日もR-1グランプリがありましたが、ピン芸人として一番のギャガ―じゃないですかね? しんのすけ持ちネタいっぱいあるゾ! 澤部さんYes!アキトよりあるんじゃない? ■しんのすけ、Yes!アキトのネタ、ダブルパチンコの動きを披露! 澤部さんダブルパチンコをやっている(笑)! 岩井さんすごいな(笑)。 しんのすけまあまあ、これくらいにしてアフレコ始めますか! 皆さん、忍法「分シリの術」なお芝居でひとつよろしくお願いします! ブリブリ~、ブリブリ~!(ケツだけ星人を披露) 澤部さん(報道陣に)よく笑わずにいられますね、あなたたちは(笑)。 ■川栄さん、ハライチさんが順番にアフレコを披露!■澤部さん、いきなり最初のセリフで噛んでしまい「すみません、もう一回お願いします(苦笑)!」とお願い。 岩井さんおい! 澤部さん難しいですね(笑)。緊張がすごい! 川栄李奈、すごいな。 ■川栄さんはそんなハライチの二人を見て大笑い。 岩井さんメチャクチャ笑われている(苦笑)。 澤部さん(そういうの)よくないよ! 崩壊しちゃうから、メンタルが! ■ハライチの二人も無事にアフレコを披露!澤部さんできたよ! しんちゃん! しんのすけさすがだゾ! 岩井さんでもなんかもう「失敗のアフレコ」になっているよ...。 澤部さん空気がね...(苦笑)。 音響監督素晴らしかったんですが、もう一度録らせてください。 澤部さんどこがダメでしたか(笑)? 音響監督良かったんですが、もう少し肩の力を抜いて自由な感じでのびのびと、カメラの向こうの全国の皆さんを笑わせるくらいのつもりでお願いします! 岩井さんどうやら硬かったみたいだな(笑)。 澤部さんそうですね(笑)。 ■ハライチのお二人、二回目は見事なアフレコを披露!MCではしんちゃんから、みんなのアフレコはどうだった? しんのすけいやぁ、皆さんさすがですな。オラ、感動しちゃったゾ。メチャクチャ笑ったし! ねぇねぇ、みんな、アフレコしてみてどうだった? 川栄さん映像を見ながら声を当てるのに、しんちゃんが面白過ぎて...つい見ちゃって視聴者になっちゃいました。全然集中できなくて...(苦笑)。 澤部さん失敗ということで良いですか? 岩井さん集中できなかった...? 川栄さんアフレコをした時、この作品がすごく面白くて見入っちゃった! しんのすけオラのことがより好きになっちゃったということで。 川栄さんそ...いや(苦笑)。 澤部さん「そう」とは言っていないみたいよ、しんちゃん(笑)。 しんのすけハライチのお二人はどうだった? 澤部さん本人役なので不思議な感じですよね? 岩井さんたしかに。自分を演じるというね。 澤部さん似ているのよ、すごく(アニメの)絵が。だから気持ち悪くてね。自分でやりながら不思議な、ね? 岩井さん不思議でしたよ。アニメーターの久野さんが僕はすごく好きで、今回その方も携わっているので、すごくテンション上がりました。 澤部さんそこに興奮しながらアフレコやっていたのね(笑)。しんのすけ李奈おねいさんは、たくさんの映画に参加してきたけど、今回のオラの映画どうだった? 川栄さん面白いし、感動するし、ほっこりするし、この一つの作品にいろんな思い出とか物語がギュッと詰まった感じがして本当に楽しかったです。 しんのすけさすがの声優っぷりだったゾ! 実はオラ、朝ドラも毎日見てるけど、忍者の感じとか、時代劇好きのひなたちゃん(NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で川栄さんの演じる大月ひなた)の役作りが役立っていたりするの? 川栄さんえ...? あんまり...。 澤部さんないの(笑)? 岩井さん多少あんじゃない? 澤部さんあってよ! 川栄さんあった。あった(笑)! 忍者、時代劇好きなところとか...(笑)? (しんちゃんを見て)今日のしんちゃんのふんどしは「日々鍛錬」(「カムカムエヴリバディ」内で虚無蔵(松重豊)がひなたに言った言葉)って書いてくれたんだよね? しんのすけかあちゃんが夜なべして作ってくれたんだぞゾ! 川栄さんありがとう(笑)。 岩井さんみさえが? しんのすけ「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ"尻振り"に備えよ!」(本当は「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ」)あれ良かったよね~。 岩井さん朝ドラだ(笑)。 しんのすけ続いてハライチさん! もうね、ハライチさんにしか見えない最高の役作りだったゾ! 澤部さん本人役だからね(笑)。 岩井さんそりゃそうでしょ! しんのすけところで澤部さん、本当に忍法が使えるってうわさを聞いたんだけど...。見せてもらえる? 澤部さん良いのかな、やって...。これね、僕もしんどいんで(笑)。 岩井さん澤部さん、今から口から白い煙を吐きますから。 澤部さん今そんなに寒くないから「はぁー」ってやっても白くなりませんよね? 岩井さんお願いします! ■澤部さんが息を吐くと、白い煙のようなものが! 澤部さん撮っていますか? 撮れていても別に使わないと思いますが(笑)。今、魂が出ていますから! 岩井さん澤部さんは無から煙を出すことができるんで。 しんのすけとくに役に立たない忍法だけど、すごいゾ! 岩井さんこれ、身体に悪そうだよな(笑)。 澤部さん魂削ってやっているからね(苦笑)。盛り上がらなかったですね...。 しんのすけ近くで見たらすごかったゾ! ということは、ひょっとして岩井さんも忍者? 岩井さん実は僕は忍者なんだよね。過去のバラエティに出た時とか確認してもらうと分かるんですが、登場する時のポーズ、だいたい僕は手裏剣を投げているんですよ。 澤部さんネタ番組とかで「続いてはハライチ!」って映像の時、岩井は毎回手裏剣をね。 岩井さん調子が良い時はたまにまきびしを投げていますね。 澤部さん走る時もね? 岩井さんロケとかで走る時もだいたい(忍者の走るポーズで)こうやって走っているんですよ! 澤部さん忍者だから。 しんのすけほほ~、忍者だったんですなぁ...。 澤部さん普通に嘘つくなよ! こういうところで。 岩井さん澤部さん! 本当にやっていますから(笑)。 しんのすけ忍者なの? 岩井さん忍者ですから。実家は里ですからね。 澤部さん普通のマンションだった気が...(苦笑)。 しんのすけ埼玉じゃなかったの? 埼玉の里? 岩井さん原市ってところの団地ですが、里なのよあそこは。5階に住んでいたんだけれど、降りる時はだいたい布を使ってフワフワ降りていたし。 澤部さんしんちゃん、嘘だよ(笑)。 岩井さん嘘じゃないよ、しんちゃん。 しんのすけオラ大人が信じられないので、春日部の里に帰るゾ...。そろそろ宴もたけなわみたいなんで、みんなから、映画の魅力を伝えてほしいゾ! まずは李奈おねいさんから。 川栄さんしんちゃんの今回の映画は家族愛、友達との絆だったり、本当に心温まる映画になっています。ゴールデンウィークに公開なので、家族の皆さんと観に行ったり、友達と観に行ったり、この映画をたくさんの方々に観ていただけたらと思います。 しんのすけうふぅぅぅぅ! かわえ~、かわえ~、りなかわえ~! 澤部さんそれ良いよね(笑)。 しんのすけでは続いてハライチのお二人さん、お願いします! 澤部さん私も今から家族で映画館に行くのが楽しみです。当たり前ですが「しんちゃん」はずっと面白いんですが、今作では家族の絆を感じさせてくれる熱い物語がつまっています。そんな中で、我々もちょろっと漫才をさせてもらって、それに対してマサオくんが辛辣な一言を投げかけたりするので、そこもぜひチェックしてもらいたいです。 岩井さん僕は、みさえの先輩ママとしての頼もしさみたいなものを今回見られて感動しました。あとは、ハライチの新ネタが過去最高傑作となっていますので、ぜひそちらを見に来てくれたらと思います。 しんのすけありがとござました~。楽しかったゾ! (報道陣に)今日はお勤めごくろうさまだゾ! オラの映画「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」は4月22日に公開するゾ。 30年目にして明かされる真実! オラ、とーちゃんとかーちゃんの子じゃなかったの...!?そしてそして、爆笑の野原一家直伝の忍法もたくさんお見せしちゃうゾ! まずはじめに~...今日は忍法・「シャッターチャンス!」(※しんちゃん、寝転ぶ!)。みんな撮って撮って~。(立ち上がって)ありがとございました!お集まりのマスコミのおにいさん、おねいさんたち! この映画が大ヒットできるように、そして全国のお友だちに笑顔が届けられるように、宣伝の記事、たくさんたくさん書いてくれたら嬉しいゾ! よろちくび~! じゃ、そういうことで~!
-
映画「 おそ松さん」公開記念舞台挨拶「映画 おそ松さん」公開記念舞台挨拶赤塚不二夫の名作ギャグマンガ「おそ松くん」を原作に、大人になった六つ子たちを描き、人気を博したTVアニメ「おそ松さん」が映画「おそ松さん」としてまさかの実写化! 3月26日に東京・六本木のTOHOシネマズにて公開記念舞台挨拶が行われ、主演を務めたSnow Manの岩本照さん、深澤辰哉さん、ラウールさん、渡辺翔太さん、向井康二さん、阿部亮平さん、目黒蓮さん、宮舘涼太さん、佐久間大介さんの9名と髙橋ひかるさん、前川泰之さん、桜田ひよりさん、英勉監督が登壇! サプライズで宮舘さんの29歳の誕生日のお祝いも行なわれるなど、大きな盛り上がりを見せました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!公開記念舞台挨拶Snow Man/おそ松役向井康二さんSnow Man/カラ松役岩本照さんSnow Man/チョロ松役目黒蓮さんSnow Man/一松役深澤辰哉さんSnow Man/十四松役佐久間大介さんSnow Man/トド松さんラウールさんSnow Man/エンド役渡辺翔太さんSnow Man/クローズ役阿部亮平さんSnow Man/ピリオド役宮舘涼太さんトト子役髙橋ひかるさんイヤミ役前川泰之さんチビ太役桜田ひよりさん英勉監督向井さんうちのお母さんが、映画館に観に行きました! 映画館の行列がすごかったらしいです、普通は、映画館の中で並ぶでしょ? 外まで出ちゃっていたらしいです! お母さんも喜んでいました。 深澤さん長くない? もうちょっとコンパクトに...。 MCいや、ぜひお母さんの感想をお聞きしたいです。 向井さん感想は、「本当に終わってから笑顔になれる映画でした」ということでしたね。いろんな人に観てほしいなという思いでいっぱいでございます。よろしくお願いします。岩本さん皆さん、こんにちは。朝早くからありがとうございます。「未完成報告会」もあったので「本当に間に合うのかな?」という思いもありましたが、最後まで愛を込めて作ってくださった監督とこうやって一緒に登壇できて嬉しいなと思います。目黒さんまずは昨日、初日を迎えられてすごくホッとしています。この映画は皆さんにたくさん笑っていただき、笑顔になっていただくというのが一番だと思います。そんな映画になっていたら良いなと思います。深澤さん本当に今日は朝早くからありがとうございます。深澤は今日、朝が早くて、しかもうつぶせだったために顔がちょっとむくんでおります(苦笑)。 登壇者の皆さんいよっ! 佐久間さん顔面低クオリティ! 深澤さんいや、違うよ、通常営業だよ(笑)。でも本当に楽しい作品で、僕たちも観させてもらって、笑いをこらえるのに必死過ぎるくらい楽しい作品です。いろんな人たちに観ていただいて笑顔になってもらえたらと思いますので今日はよろしくお願いいたします!佐久間さん観させてもらって、あっという間にいろんな話が進んでいくすごく面白い映画だなと思いました。ぜひこれを観てもらって映画界を、そして全世界を「ハッスル!ハッスル!マッスル!マッスル!」にしていきたいですね。ラウールさんおはようございます。(客席に)あ、はい、ありがとうございます。(と、拍手を促す) ■客席から拍手。 佐久間さん自ら誘導(笑)。 ラウールさんちょうどこの前、僕たちも本編を観て、たくさん笑いました。それに元気をもらえる作品だなと感じたんですよ。なので、皆さんも「元気なくなってきたな」と思ったら「おそ松さん」で補充して元気な春にしてください。渡辺さん僕も本作を観させてもらって、「自分がどうなってるかな?」 と思ったんですが、結構、面白くて...。それは監督が手取り足取りいろいろ撮影前に「こうしたら良いんじゃない」「ああしたら良いんじゃない」と教えてくださったおかげだと思います。皆さん、何度も観てください。阿部亮平さん(Snow Man/クローズ役)岩本も申しておりましたが「未完成報告会見」を経ての公開ということで...報告です! 間に合いました! 監督、本当に編集お疲れさまでした。とても映画は盛り上がっていると聞きました。僕は「終わらせ師」なんですが、この盛り上がりは終わらないでほしいなと思います。 登壇者の皆さんおぉっ! 佐久間さん二週間くらい前から(コメントは)考えていたんじゃないの(笑)? 向井さん(報道陣に向かって)ここは使わないでくださいね(笑)。宮舘さんみなさん、ごきげんよう。 佐久間さん一人だけ違う会見やっているみたいだな(笑)。 宮舘さんそうですね、この作品は数多くのスタッフ、キャストの方が愛情を込めて作り上げました。映画は昨日から公開されましたが、「ブラザー、パーティタイムの始まりだよね?」 ぜひ、皆さんこれから「おそ松さん」を育てて、愛のある輪を広げてください。 佐久間さんシリアスな映画の会見かな(笑)。ホラー映画?髙橋さんこの映画、完成したものを観させてもらったんですが、監督にはご迷惑をおかけしました。渡辺さんのせいなんですが(笑)。すごく楽しいシーンが凝縮されているので、皆さんにもたくさん笑顔になっていただければと思います。前川さん僕も今日の日をすごく楽しみにしていました。先週、僕も試写で観ましたが、本当に面白かったです。Snow Manの魅力が満載の映画が出来上がったんじゃないかと思います。ファンの皆さんには本当に喜んでもらえたんじゃないかと、Snow Manの一員として...(笑)。 佐久間さんSnow Manよりもスーツの紫がキレイですけれどね(笑)。 前川さん今日は、せっかくなので「イヤミの紫のスーツでいこうよ」って話をしたら、スタイリストさんがわざわざ探してくれました(笑)。桜田さんそうですね、私も先日、試写で観たんですが、久しぶりに試写室で笑うという自分が信じられませんでした。本当に楽しい映画になっていて、この映画に携わることができて、嬉しく思っています。英監督今日は来ていただいて、ありがとうございます。28日にアメリカでアカデミー賞が発表されます。ノミネートされるだけでもありがたいなと...。 向井さん他の映画ですか! 英監督動物が歌うヤツ? 深澤さんそれも違う! 英監督こんな人気者にツッコんでもらえるのも今日だけかと...。それだけで一生懸命作り切った甲斐がありました。もうしゃべらないので、スターをよろしくお願いします!MC皆さんも先日、本作を観たばかりということですが、感想、面白かったシーンなどをお聞きできればと思います。 向井さんいや、難しい質問ですよ、これ。 深澤さん会場の皆さんは本作をすでに観ているとはいえ、ネタバレもできないんでね。 向井さんこれ(質問)ムズない? 「好きなお菓子何?」て聞かれて答えるくらいムズイわ。 深澤さんうんうん、例えがちょっとヘタクソだな。 向井さんちょっとヘタクソだった? まぁ、何でしょうね? やっぱり、カラ松とピリオドとのシーンあるんですが、舘さんがカッコよくセリフを言うんですよね。二人が別れて「あぁ、このシーン終わるな」と思うんですが、終わらないんですね。 深澤さん予告編でも流れてたやつな。 向井さんそうそう。「何回、同じシーンをやるんや?」と一番笑いました。カラ松とピリオドのシーン、僕的にはオススメでしたね。 岩本さん後半はアドリブだよね。 深澤さんあの感じは、監督はカット掛けなかったんだろうなって。 佐久間さん監督が楽しんでたやつだ(笑)。 岩本さんテストの時はもっと短かったんだよ。監督に言わないで、舘さんと「こうやったら面白いんじゃないか?」とか話していてやっていたら、監督が乗ってしまって、全然「カット」が掛からない! 宮舘さん監督の笑い声が一番大きかったですね。 深澤さん監督が笑ってくれると「面白いのかも」って思えるからね。 向井さん逆に笑いがないと「イマイチなのかな?」と不安になるからね。 英監督本当に終わらないんですよ、二人。いつまでも、いつまでもやっている。どうせ切りゃ良いやと思って、気持ちよくやっていただいて...。もう何回も会わないし(笑)。 深澤さん会いましょうよ(笑)。 MC岩本さんは? 岩本さん僕は、フッカとラウールのシーンが良かったかな? 空気感が違う感じ? 完全に世界に入り込んじゃってる感覚がすごく面白かったなって。 深澤さん嬉しいよ。でもラウールがああやって入り込む芝居って初めてじゃない? 僕もメチャクチャ面白かった。僕も笑ってNG出しそうになったし(笑)。 岩本さんあそこは面白かったし、そこにときどき出てくる阿部というのが嬉しかった(笑)。 向井さんあのエセがええねんな。 阿部さんエセで良かったですか? 本当にありがとうございます。怒られないかドキドキしながらやっていました。関西弁の役を。 目黒さんショッピーの最後のシーンが...。すみません、僕、出しちゃって。 佐久間さんしゃーない、みんな言いたいからね(笑)。 目黒さん特殊メイクもしていて、オモロすぎて...(笑)。 佐久間さんあれに一緒に映っているチビ太もズルいよね? ひよりちゃんの我慢の芝居が...。 向井さんあれ、笑っていたからね。 桜田さんいや、本当に申し訳ないくらい笑っちゃって。切り替えなきゃって泣きの芝居に...。 向井さん泣いた後にセリフ言うやん? 何言ってんねんって(笑)。 渡辺さん「泣いた」とか言って全然笑ってるし(笑)。あそこは一番長いですよね? 英監督この映画で一番長いですね。 目黒さん本当に長く使いたくなる気持ちは分かりましたね。間の感じとか。 深澤さん全部面白いんで、一つに絞るのは難しいんですが...。面白いというか、最初の布団が六人分並んでいて、朝目覚ましで起きるというのは「おそ松さん」の世界観が始まったなって思いました。"おそ松ワールド"に入れるなっているワクワクドキドキ感があって、僕はこの掴みが好きですね。 阿部さんでもあの布団も特注らしいよ。 深澤さん良いお布団でしたよ。寝心地も良かったし。 佐久間さん僕は、チビ太とイヤミとトト子ちゃんの三人のシーンが特に好きです。公園で走った後に三人で話すのを見ていたんですが、マジで面白過ぎて、監督と一緒に現場で笑っちゃって。トト子ちゃんの振り切り方? 振り切ってんなぁ!って。 髙橋さん止まらなかったんです(苦笑)。止まらなきゃいけなかったんですが、止まれなくて、何十回もやったんですが、監督があきらめるという...。 英監督雑なヒロインでしたね(笑)。 MC他の人のシーンを見ていたりもしてるんですね? 深澤さん同じシーンで、佐久間さん演じる十四松が1シーンだけすごくホンワカするシーンがあるんです。子どもがいっぱいいて、十四松が先頭で「ワーッ!」てやるシーンは映画が急に変わったなって。生で見ていて癒されましたね。 佐久間さん一松の空のビール缶がメチャメチャ落ちていて、ブランコに座っていて、マジでクズニート感が...。 渡辺さん普段もあんなに飲むんですか? 深澤さん飲まないよ(笑)! 飲み過ぎでしょあんなの! ラウールさん音楽がメチャクチャ面白いなと思いました。特におそ松とチョロ松とエンドくんの甘酸っぱい青春っぽいシーンのいかにもな音楽がたまらなくて笑いました。これもショッピーなんですが、話がどんどんループして、エンドはツッコむというので、あのツッコミの一言すごく良かったです。 佐久間さんあれ面白かったね。 ラウールさん映画館で観てほしいです。 渡辺さんありがとうございます。 佐久間さんほめられ慣れていないから(笑)。 渡辺さんいや、なんかSNSでも評判良いみたいで...。 ラウールさんZ世代出すな(笑)! 渡辺さんおそ松役の康二と結構一緒だったんですが、いつもは裏でメッチャ騒いでるのに、恋愛ものに切り替わる日はメッチャ静かで...。 登壇者の皆さんうわっ! 目黒さんショッピー、それすごく分かるわ。 渡辺さんいつもは裏でもキャスト、スタッフをトークでぶん回しているのに、その日は一言も話さないで...。 目黒さん恋愛モードに入っていてね。 向井さんラブモードですから、前日はパックもしましたよ! 佐久間さん前日とか「明日、こういうシーンかぁ。俳優モードでいこう」って(笑)。 渡辺さん激イタでしたね。 向井さんいや、気持ち作るにはね、裏から入っていかないとね。 英監督ホント、わけ分かんない時もあったけれど(笑)。クライマックスあたりの段取りで、みんなで一回芝居を合わせるので、台本通りにやっていただいたんですが、全体的に「何だこれ?」ってムードになって、変な空気になりました(苦笑)。「これで合っているんだよね?」って。そんな感じでした。 MC皆さん完成した作品を観た後に「こんな感じだったのか」と? 英監督僕も(笑)。 向井さん監督も? 渡辺さん観て驚愕だったのが、康二のおそ松...もうほぼ脱いでいた。そのシーン、撮影は一緒じゃなかったので、こんなに脱いでたの? 向井さん途中からシールドはありましたが、商店街での撮影やから、上にも階があるわけですよ。 オバチャン、ガラケーで普通に撮っていたからな(笑)。 渡辺さん体を張っているなって思いました。そこにはすごく感心したというか「ここまでやってすごいな」と。 向井さんありがとうございます! キレイにしてきました。当日は「思ったより出すんだな」ってのありましたが。 阿部さん僕はシーンとかじゃなく全体として細部へのこだわりがすごいなと思いました。松野家のセットが原作に寄り添って、表札の文字とか飾ってある写真とか、布団の一枚の感じとか、チビ太のアタマとか...美術さんお疲れさまです!って思いました。 佐久間さんスタッフの愛がすごいよね。原作者の赤塚不二夫先生の写真が現場にあって、まじまじと見たの初めてでお辞儀しました。 阿部さんちなみに現場のセットの様子などはパンフレットに載っているのでぜひ! 登壇者の皆さん素晴らしい! 佐久間さんでも映画を観る前には絶対にパンフレットは見ないでほしい。ネタバレが載っているんでね。 向井さん観終わってからゆっくりね。 阿部さんぜひ細部まで観てください。メッチャ面白いです。 宮舘さん僕は...こんなこと普段は言いませんが、この機会なので言わせていただきたいことがありまして、向井康二の演技ですかね? 向井さんえ? 宮舘さん一番刺激を受けたというか...。 ■向井さん、座り込んで宮舘さんに感謝! 宮舘さん笑い事じゃなく、本当にそう思ったんですよ。なので、彼なりの努力も感じました。一緒に日々を過ごしてみて分かることもあるし、スクリーンを通して「こんな表情をしてたんだ?」「こんな言い回しをしてたんだな」と思うところもあり。そんな風に試写を観させてもらいました。 向井さん舘様! ありがとうございます。マジで嬉しいですね。 髙橋さんじゃあ、舘様が向井さんの良いところを言ってくれたので 向井さんの良いところと悪いところを(笑)。私はトト子役なので、おそ松さんとハルちゃんが恋物語をしていたところを遠くから見ているんですが、「何やってんだよ、おそ松!」って言うシーンの後、待機する時間、私もまだ入りたてだったんでコミュニケーションを取ろうとすると(向井さんが)「話しかけんといて。いまラブモード入ってるから」って(笑)。 登壇者の皆さんえーっ! 向井さんいや、関西色が強いでしょ? だからラブモードに(髙橋さんの)関西色は入れないでと。月9撮ってるモードでやっているから。(髙橋さんは)裏でもうるさいやんか? 髙橋さんすごく傷ついたなって。でも実際にスクリーンで見るとすごく素敵な芝居をされていて、目がキラキラしてて...。いつもキラキラしているけど、これは恋愛モード入っているな、素敵だなと思いました。 向井さんありがとうございます。トト子ちゃんも、スクリーン上では輝いていましたよね? 髙橋さんスクリーン上"でも"! 向井さん"では"! 髙橋さん"でも"! 佐久間さん裏でもこんな感じなんでね、関西弁同士でね。 前川さん僕は、目の前で見ていたので、岩本くんと舘様のアクションのシーン、あそこにはメッチャ時間がかかりましたよねぇ。「前川さん、出番です」って呼ばれたのは夜11時くらいだったかな? でもアクションって、あれだけやること多いと普通は事前にビデオをもらって練習したり、レッスン日を設定したりするんだけれど、二人はその場でアクションつけられたのを覚えて何回かやって、その場で「本番」でした。あれだけのクオリティ、キレのある動きをその場でできるってすごいなと思いましたね。その後、イヤミは金網越しでずっと見ていたんだけれど...芝居が終わらねーの(笑)! たぶん、僕を撮っている時とちょっと変えてきた感じで、面白く見ていたのが実際に使われていたんじゃないかな? その時、僕は面白くて白目をむいてたんですが、それはカットされていました。舘様の濃い目の芝居がたまらないですね。首グワングワン振られていましたね(笑)。 向井さん振り過ぎやねん! 桜田さん完成して一番驚いたのはポコスカのシーン。やっている最中は「何やっているんだろうな?」って思いながらやっていたけれど、完成したのを観て「こうなっているんだ!」ってビックリしました。編集も大変だったろうなって。 佐久間さん「おそ松さん」くらいでしか見られないですよね、ああいうの。監督は撮影の時から構想が見えていたんですか? 英監督メチャクチャ撮ったよね(笑)。 向井さん筋肉痛になりましたもん(笑) 深澤さんあれがあったから、それが反映されて良いポコスカになったのかなって。 英監督光石研さんたちにはやらせられないんでね(笑)。 佐久間さん光石さん殴ってたよね? ラウール。 ラウ―ルさん新聞紙で...めちゃ緊張しました。ふるえながらやっていました。 深澤さんイヤミたちのパターンもありましたよね? 前川さんハゲに噛みついたりしていましたね。 深澤さん「おそ松さん」らしくて良かったですね ■ここで大ヒット記念に特製くす玉が登場! みんなでくす玉を割ると「大ヒット」の文字は小さく「祝 宮舘涼太さん 誕生日おめでとう」の垂れ幕が! 登壇者の皆さん宮舘涼太、誕生日おめでとう! 宮舘さんありがとうございます(笑)。 深澤さん宮舘涼太誕生日会見になっている(笑)。 宮舘さんこのようなタイミングで恐縮ですが、無事29歳になりました。28歳を終え、29になる年に「おそ松さん」が公開されたという...。 深澤さんそこ飛び級はないからね(笑)! 宮舘さん皆さんと共にこれからも歩んで、幸せと笑顔を与えられる、そんな男性になれたらと思います。 MC最後に岩本さんから代表して締めのご挨拶をお願いします。 岩本さん本当に何度観ても楽しめる作品になっております。制作陣、観てくれる皆さんのたくさんの愛が交錯する作品です。「笑える」って人間の特権だと思うので、そんな笑いを大切に一日一日、少しでもハッピーに過ごしてほしいなと思っています。ご家族や友人を誘って観に来ていただければと思います。本日は、「宮舘涼太の誕生日会」にお越しいただきありがとうございました(笑)!
-
「屋根裏のラジャー」ジャパン・シネマ・オーケストラ「屋根裏のラジャー」公式サイト「メアリと魔女の花」に次ぐスタジオポノックの長編アニメーションの最新作は、イギリスの作家A.F.ハロルド著の「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)を基に、愛をなくした少女アマンダが生み出した、想像の友だち・少年ラジャーを主人公にして描かれる冒険ファンタジーです。 12月6日、東京オペラシティ・コンサートホールにて、映画の公開前では邦画史上初となるジャパン・シネマ・オーケストラを開催しました。イベントには、寺田心さん、鈴木梨央さん、仲里依紗さん、イッセー尾形さん、百瀬義行監督、西村義明プロデューサー、そして主題歌アーティストのア・グレイト・ビッグ・ワールドのイアン・アクセルさんが登壇し、本イベント開催にいたるまでの過程や本作の主題歌について語り尽くしました。また、ア・グレイト・ビッグ・ワールドと神奈川フィルハーモニー管弦楽団によるスペシャルコラボも披露されました。こちらのイベントをレポートいたします。ジャパン・シネマ・オーケストララジャー役寺田 心さんアマンダ役鈴木梨央さんエミリ役仲 里依紗さんミスター・バンティング役イッセー尾形さん百瀬義行監督プロデューサー西村義明さん(ア・グレイト・ビッグ・ワールド)イアン・アクセルさん■上映終了後、栗田博文さんの指揮による神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏と共にゲストが登壇。 MC興奮も冷めやらぬ中ではございますが、改めて感想をうかがっていこうと思います。まずは、ラジャーの声を務められた寺田心さん、ご覧になっていかがでしたか? 寺田さん本作を観るのは三回目ですが、やっぱり、鑑賞する度に観る視点が変わります。一回目は作品に没入してしまうから、物語としてアマンダとラジャーの関係性に注目しがちになります。でも、二回目はラジャー以外のイマジナリーたちの人生や言葉にすごく注目できました。三回目になると、最後に流れる「Nothing's Impossible」の歌詞が、ラジャーとアマンダのお父さんがアマンダに向けて言いたいことだったり、皆さんに向け伝えたいことなんじゃないかと、考えさせられました。 MC素晴らしい音楽だったと思います。 寺田さん僕も少し音楽を習っているので、そのすごさが分かるというか、本当に素晴らしいと思います。鈴木さんまだ余韻に浸っているというか、素敵な演奏とともに本作を観ることができて、涙が溢れてきちゃいます。アマンダを演じることができて、感慨深いものがあるというか、この作品に携わることができて、すごく幸せだと改めて思いました。ありがとうございます。仲さんこんな素敵な環境で観ることが初めてなので、ほんとに貴重な経験でした。今日で(本作を観るのが)二回目なんですが、さらに本作に没入できたというか、「みんなで作っているんだ」ということがさらに伝わってきました。ほんとに今日はすごくいい機会でした。号泣しちゃったので一回メイクを直したいくらいです(笑)。MC一度目を鑑賞された時にも涙を流されたと聞きましたが? 仲さん今日も前回と同じところで涙が止まらなくなりました。メイクを直さないまま登壇すると思った時に、(手で仰ぎながら)涙を乾かしていました。 尾形さん最初からオケの音が聞こえて、鳥肌がたちっぱなし、泣きっぱなし。BGMが入っているんだと気づけますね。栗田さんが演奏していない時の直立不動の姿勢も目に焼き付きました。また思い出すと思います。ありがとうございました。MC百瀬監督、改めて公開前にシネマコンサートでご覧になっていかがでしたか? 百瀬監督アニメーションって、数秒のカットを仕上げるのに三日とか一週間、場合によっては一カ月かかる時もあります。そういう時間の流れの中にいると、今日みたいなコンサートは、みんなで共有できるので、温かみを感じました。冒頭ですごく感動しました。今回こういう形で僕が関わった作品をライブで体験できたのは、すごく良い体験だったと思います。皆さん本当にありがとうございます。 MC改めて神奈川フィルハーモニーの皆さんに感謝申し上げたいと思います。そして、西村プロデューサー、今回このイベントを迎えるにあたって、準備をされてきたと思います。改めて、今日本作をこういった形でご覧になっていかがでしたか? 西村プロデューサー栗田さんと神奈川フィルハーモニー管弦楽団の方々に感謝申し上げたいです。ありがとうございました。映画館と違った椅子だったので、観客として観てしまい言葉が出なくなってしまいました。これからどんどん共有されていくんだと思うとうれしいです。今日は、僕らが代表して登壇していますが、実はクリエイターたち500人ぐらいが、見えないところで毎日頑張っています。そのうちの何人かがこの会場にいるんです。立ち上がっていただいて、ぜひその方々へ拍手をしていただけたらと思います。(会場:大きな拍手)MCありがとうございます。今日こういった形で観客の皆さんにご覧いただきましたが、本日指揮を務められた栗田博文さんにもお話をうかがいたいと思います。栗田さんが本作に携わられたのは完成した八月頃からですか? 栗田さんそうですね、約五カ月携わりました。 MCセッションの開幕にそれだけの時間がかかったということですが、改めて、本作を観ての感想、そして今日を迎えるにあたって難しかったことなどありましたら、教えてください。 栗田さん皆さん、こんばんは。映画って良いですよね。そして、音楽って良いですよね。そして、屋根裏のラジャー最高ですよね。約五カ月前に初めて打ち合わせをして、各部署の皆さんが丁寧に仕事を積み重ねてくださいました。我々のほうは、本作を原曲にしてくれた山下康介さんと、オーケストラのみんなで今日のコンサート用に作るところから始めました。いろんな部署の仕事の積み重ねがあって、本作の公開前にシネマ・オーケストラをやるという初めての経験ができたことを私はとてもうれしく思っています。携わってくださった皆さんにはこういった機会を作ってくださったことに、心より感謝しています。ありがとうございます。難しい点としては、オーケストラの皆さんは演奏すること自体には比較的慣れていますが、待っている時間が長い時にモチベーションを保ち続けることですかね。個人的には、屋根裏でアマンダが泣くシーンで「Nothing's Impossible」を演奏するわけですが、僕も本作を観た時にあそこで泣きました。ラジャーとアマンドの三カ条で、「泣かないこと」とあるのに、僕も一回目は泣いちゃいました。周りのメンバーでも泣いている人がいました。本当にライブ感もあるので、シネマコンサートを楽しんでいただけたらうれしいです。本当にありがとうございました。■ここで一度、栗田さんと神奈川フィルハーモニー管弦楽団の皆さんが降壇されました。 MC主題歌「Nothing's Impossible」を生で披露していただいた、ア・グレイト・ビッグ・ワールドのイアンさんにも大きな拍手をお送りください。 イアンさんThis is a dream.(もう、夢が叶ったという感じですね。)本当に細部にまで渡っていろんなことを気にしながら曲作りをしました。まるで顕微鏡を見ているかのような作曲をしていましたが、これが数年前でした。そして、数年後にこうして日本にやって来て、こういう形でステージに上がって演奏ができました。こんな場所は私は今まで見たことがないです。曲がより大きな存在になって、本当に魔法のような瞬間でした。本当にうれしく思っています。ありがとうございます。MC改めて西村プロデューサーにうかがいますが、ア・グレイト・ビッグ・ワールドを起用しようと思ったきっかけは何だったんですか? 西村プロデューサー本作の主題歌を考えている時に、最後のラジャーのセリフが、ああいうセリフなので、「その後にどんな声が入れば良いかな」と考えていたんです。その時に僕が六、七年前に100回くらい聞いた「Say Something」という彼の代表曲に巡り合いました。聞き過ぎて、英語が分からない、当時四、五歳の息子も寝る前にずっと歌っているような、本当に大好きな曲なんです。それを思い出して、「あ、イアンの声だったらラジャーの後に締めくくるのにぴったりじゃないか」と思いました。 MCイアンさん、今のお話を聞かれて改めていかがですか? イアンさんありがとうございます。西村さんからお手紙をいただきました。西村さんのことも尊敬していますし、作品のファンです。本作の話とか、どんなことを求めているのかというお話をしていただきました。台本を読んで、僕も泣きました。僕自身も二人の息子がいるので、ちょうど息子と「私たちは自分が愛しているものと離れても、心の中に残っている記憶はずっと残っているんだよ」という話をしていました。本作は大事にしている人が亡くなってもずっと繋がりは残るし、時間を超えて愛し続けるというメッセージだったと思うんです。そういう情熱プロジェクトという感じでしたね。皆さんと携われて本当に光栄でした。 MC「情熱プロジェクト」というお話もありましたけが、この曲を制作したのがいわゆるコロナ禍だったとお聞きしています。大変だったこと、今振り返って思い出すことがあれば教えてください。 イアンさんZOOMやフェイスタイムとかでやり取りしていたんですが、やっていくうちにだんだん慣れてきました。曲の細部をいろいろ話し合っていたんですが、ア・グレイト・ビッグ・ワールドのパートナーにチャドというメンバーがいるんですが、彼とも一緒に曲のことを話し合ったりしました。フィードバックをもらったりしながら、スタジオに戻ってまた作るという作業をずっと続けて、という作業でした。 MC寺田さん、本当に苦労のあった制作だったんですね。 寺田さん本当にそうですね。いろいろな方が何年も何年もかけて作った作品なので、本作に僕も関わることができて、とてもうれしく思います。僕の声変わり前の不安定な時期で、その声をこんなに素敵な作品の形で残すことができてとても光栄ですし、貴重な体験です。 MC鈴木さん、なかなか皆さんにお会いする機会もないと思いますが、何か聞いてみたいことはありますか? 鈴木さんそうですね。日本に来て何かご飯は食べましたか?(会場:笑) イアンさん実は僕はヴィーガンなんです。でも、日本にはすごくおいしいヴィーガンレストランがあるんです。本国の方では食べたことがないような味付けのヴィーガンフードを食べることができてとても良かったです。MCさっそく日本を楽しまれているということですね。仲さんいかがですか? 仲さんすごくお衣装が素敵なので、隣に並べて光栄です。(会場:笑) イアンさん「目立つように」と言われたのでこの衣装にしました。(会場:笑)仲さん私も目立つようにと言われたので(笑)。 MCお二人ともとてもお似合いでいらっしゃいます。実際にあの名曲を作っていただいたイアンさんがいらっしゃっていますが、イッセーさんはいかがですか? 尾形さん(英語で伝えつつ)「この作品を、音楽が優しく包んでくれた」という風に和訳してください(笑)。 イアンさんありがとうございます。 MC西村さんに改めてうかがいますが、最初にこの曲を聞いた時の衝撃、感動というのはどんな様子だったか教えていただいても良いですか? 西村プロデューサー2021年の年末くらいにイアンからデモテープが来ました。その時は、百瀬さんも僕も現場もめちゃくちゃ大変で、「もう無理だ」「本作は完成しないんじゃないか」というくらい混乱していた時期だったんです。(曲名が)「Nothing's Impossible」なのに、絵ができないかもしれないんですもん(笑)。できないことがやっぱあるんだと思いました(笑)。でも、イアンの曲のおかげでちゃんと本作は完成しました。 MCこの曲がなければ、ラジャーは生まれていなかったかもしれないんですか? 西村プロデューサーそうですね。それより、この声、この曲で最後を締めくくれたことが奇跡的ですよ。映画の主題歌は「最後どんな気持ちであってほしいか」ということを表すものだと思っていて、それによっては作品が何か変わってしまう部分もある。だから、イアンの協力というか、僕たちの気持ちに応えてくれたことがとてもうれしく…、ねえ、百瀬さん。 百瀬監督そうですね。デモが来た時に、歌詞が英語で分からなくて、西村くんに同時通訳してもらいながら聞いていました。その通訳してくれる詞を聞いて、詞がすごく良くてグッとくるものがありました。 MCイアンさん、この曲がなければ屋根裏のラジャーが完成しなかったかもしれないとの話を聞いていかがですか? イアンさんそれはちょっと褒めすぎだと思います(笑)。(会場:笑) MC本日は、もう一曲演奏していただきます。スペシャルアンコールということで、全米大ヒットソング、先ほど西村プロデューサーが六年前に100回聞いて耳に残ったと言われていた「Say Something」を神奈川フィルハーモニー管弦楽団の皆さんと一夜限りのスペシャルコラボでお送りしたいと思います。こんなに素晴らしい瞬間が実現するとは夢にも思いませんでした。さあ一体どんな素晴らしい時間となるのか、皆さんぜひご堪能ください。 ■イアンさん×神奈川フィルハーモニー管弦楽団スペシャルコラボ演奏「Say Something」
-
「窓ぎわのトットちゃん」初日舞台挨拶映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト黒柳徹子さんが、自身の幼少期を描いた自伝的小説をアニメーションとして初めて映画化した「窓ぎわのトットちゃん」が12月8日に公開を迎えました。東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた舞台挨拶に、声優を務めた大野りりあなさん、役所広司さん、小栗旬さん、杏さん、滝沢カレンさん、そして八鍬新之介監督が登壇しました。黒柳さんからのお礼の手紙が読まれ、会場は感動に包まれました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。初日舞台挨拶トットちゃん役大野りりあなさん小林先生役役所広司さんトットちゃんのパパ役小栗旬さんトットちゃんのママ役杏さん大石先生役滝沢カレンさん八鍬新之介監督大野さん今日は、こんな素敵な舞台に立つことができて、皆さんにも会えて本当にうれしいです。そして、ずっとずっと楽しみにしていたこの日が来て本当にうれしいです。皆さん、本作は感動いっぱいで楽しかったですか? (会場:拍手) ありがとうございます。役所さん今日は、「窓ぎわのトットちゃん」を観ていただいて本当にありがとうございます。主人公のりりあなちゃんが全く緊張していなくて、素晴らしいスピーチだったので、大人たちはタジタジです(笑)。 小栗さん役所さんもおっしゃっていましたが、本作を観てくださって本当にありがとうございます。僕も拝見して本当に感動をいただいた作品だったので、こうして皆さんとお会いできてうれしいです。 杏さん子どもの頃に読んでいた「窓ぎわのトットちゃん」のママ役、つまり子どもの頃から知っている徹子さんのママを演じることができる――そんなことを子どもだった自分に教えてあげたいと思いました。そして、こうして公開となり、いろんな方に楽しんでいただけたらと思います。 滝沢さんようやく皆さんが(私と)同じ感情になれているのかなと思います。たくさんのご意見、感想があると思うので、そこに浸りながら楽しんでいってください。 八鍬監督本日は本作を鑑賞していただいてありがとうございます。無事にこの日を迎えられたことを本当にうれしく思っています。 MC本作は、12万枚の絵を描いたとうかがっています。公開ギリギリまで粘って作られて大変だったかと思います。どんな気持ちで制作されていたんでしょうか? 八鍬監督スタッフを支えていたのは、映画の冒頭にも書いた「本当にあったお話です」という徹子さんの言葉でした。80年前、日本が本当に戦争をしていました。でも、もしかしたらこれから起きてしまうことかもしれないので、本作を観て、もう一度よく考えていただけたらうれしく思います。それから、トットちゃんと泰明ちゃんの友情、小林先生の教育への情熱、パパとママの愛情もフィクションではなく、本当にあったことです。それをしっかり描くためにスタッフが最後まで粘ってがんばってくれました。 MC役所さんは、恩師の小林先生を演じるにあたり、文献なども読まれたそうですが、どんなことを意識して演じられたのでしょうか? 役所さん小林先生についてのすごく分厚い文献を監督から送ってもらいました。全ては読みきれていないのですが(苦笑)、小林先生については、僕の家内の母親が、小林先生を尊敬していて「素晴らしい先生だ」ということは聞いておりました。台本も原作も読んで「こんな先生がいたら、子どもたちは学校に行くのが楽しみになるな」と思いました。僕もどっちかと言うと、学校に行くのが楽しみではなかったので、自分が憧れる先生をイメージして演じました。 MCキャストの中で、小栗さんは早くアフレコに入られたそうですね。黒柳さんのお父さまであり、当時の日本の主要オーケストラのコンサートマスターを歴任した「伝説のバイオリン奏者」とも呼ばれる黒柳守綱さんを演じられていかがでしたか? 小栗さんすごく勇気を持っているお父さんなので、とても大変な役をいただいたと思いました。黒柳さんから、僕の声の雰囲気がお父さまに似ているということでオファーをいただいたので、黒柳さんがそう言ってくださっているならと、自信をもって演じようと思いました。MC杏さんは、黒柳さんのお母さまで、のちにエッセイストとして活躍される黒柳朝さんを演じました。以前から黒柳さんとは交流があったそうですが、黒柳さんのお母さまのことはご存知でしたか? 杏さん実際にお会いしたことはないんですが「チョッちゃん」として有名な朝さんは、黒柳さんと同じように、もしかしたらそれ以上にユニークな方だったんだろうと思います。本作では、トットちゃんを見守る面が前面に出ていたので、そちらを大事にしながら演じました。 MC滝沢さんも黒柳さんとは以前からご友人ということですが、本作に声優として参加されていかがでしたか? 滝沢さんご友人というか、ただただ私が一方的に好きな方なので、申し訳ないです。家族全員が徹子さんを大好きなんです。ご本人と、お会いできることもあり得ないと思っていました。今回、お話をいただいて、(黒柳さんが)たどってきた本当の物語に入らせていただくということで、最初は「うれしい」ってよりも先に「絶対に壊したくない世界がそこにある」と感じました。MCご家族も声優参加を喜ばれていたんじゃないですか? 滝沢さんもちろんです。喜ばない人はいないと思います! MC大野さんは、自分の役だけではなく、台本のすべての役のセリフを覚えて、アフレコに臨んだそうですね? 大野さんはい。五歳の頃からずっと徹子さんに憧れていたので、徹子さんの原作の「窓ぎわのトットちゃん」も読んでいました。どんなことを誰が言っているか分かっていたんですが、オーディションの時は「自分がトットちゃんだ」と思いながらやりました。他の人のセリフも、「今トットちゃんはどんな気持ちなんだろう?」と考えたら浮かんでくるような感じだったので全部覚えられました。 MC今日は、他のキャストの皆さんも勢ぞろいしていますが、お会いしていかがですか? 大野さん皆さん、すごく優しくて、カッコ良くて、美人で、特にアニメの中だと、小林先生がトットちゃんの頭をなでながら「きみは本当は良い子なんだよ」って言ってくれたので、現実で役所広司さんにやってもらえたら良いなと思います。 ■役所さん、大野さんの頭をなでる。大野さん夢が叶いました(笑)! MC会場の皆さんにも思いが伝わったんじゃないですか? 大野さん思いが伝わっていると良いなと思います。 MC本作の完成がつい先日でしたので、キャストの皆さんがご覧になったのもつい最近だったそうですね。本作をご覧になって、感想やおススメのポイントを教えてください。 大野さん私が特に好きだったシーンは、トットちゃんが四時間くらい小林先生とお話をするところです。小林先生はその間ずっと優しくお話を聞いてくれていたというのが、本当に良い先生だなと思いました。その後に、トットちゃんが「どうしてみんな、私のことを困った子って言うの?」と言った時、小林先生がトットちゃんの頭をなでなでしながら「君は、ほんとうは、良い子なんだよ」と言うところが感動するので大好きです。 滝沢さん台本をもらった時に思っていた印象から、映像になってみると本当にガラッと変わっていました。最初は、明るい絵や色のアニメ作品なので、ずっと笑顔でニコニコしながら最後までたどり着くかと思いました。でも、そこには徹子さんがたどってきた道があり、また歴史の動きがアニメの中でも行なわれていました。台本を読んでいたはずなのに、ドンドンお話が進むにつれて胸が詰まる――涙より先に胸が詰まって、最後の徹子さんの言葉がフワッと出てくるところで、涙がワーッと出てきました。アニメだけれども、これは歴史であり実話であり、教科書よりも私たちが学べることがいっぱいあると思います。それが私の一番の感想になりました。 杏さん私も、もちろん物語は頭に入ってはいたんですが、冒頭の自由が丘の駅が出てきた時に「あ、当時はこういう駅だったんだ」と思いました。今もある駅ですし、想像はしていたんですが、アニメで、カラーで描かれることで、「こういう場所が本当にあったんだ」と思いました。お家や学校のレイアウトもすごく鮮やかに再現されていて、こんなにカラフルで素敵な場所があったんだと思うと、すごく感動しました。それが戦争によって色あせた感じになっていくのを感じられて…、これは、ぜひ劇場で体験していただきたいと思いました。小栗さん僕は子どもの育て方みたいなものを、改めて小林先生から教えてもらえました。最後はまたグッときて、多くの人にこの作品が届いたら良いなと観た後に思いました。 役所さんりりあなちゃんも言いましたが、初めて会った時、先生もきっと「大変な子が来たな」と思ったと思います。「君は、ほんとうは、良い子なんだよ」と言った後、トットちゃんはどんどん作品の中で成長していきます。小林先生が、戦争でこの学校を閉じなきゃいけなくなった時、「私がこの学校の先生になってあげる!」と言うんです。それに対して小林先生が「君は、ほんとうに、良い子だな」と言う――この変わっていく感じは、本当に黒柳徹子さんが良い子になった瞬間だった気がします。黒柳徹子の成長物語という感じですね。■黒柳徹子さんからキャストの皆さんへの手紙。 MC本日は、キャストの皆さん宛てに黒柳さんから手紙を預かっていますので、私が代読いたします。この度は「窓ぎわのトットちゃん」の声をやってくださってありがとうございました。 校長先生の役は難しいだろうと、何十年もやらないできました。でも、役所さんがやってくださったおかげで、映画化の話まで来ました。ありがとうございます。感謝しています。【役所広司様】私の父の声をやってくださって心からうれしく思います。私の父の声と小栗さんの声がぴったりでとてもうれしく思います。アニメーションで、父がバイオリンを弾いている顔が難しく、時間がかかったとうかがいましたが、小栗さんの声が合っていたので、とても本当みたいで良かったです。感謝しています。【小栗旬様】母の声をやってくださって、本当にありがとうございました。母の声とピッタリでとてもうれしかったです。 病院でお会いした偶然は、今思い出しても楽しかったです。今はパリにお住まい? 元気でね。子どもはかわいい? また会いたいわ。じゃあね。【杏様】大石先生をやってくださって本当にありがとう。いかにもという先生の声のようでうれしかったです。いよいよ本作の公開が近くなってとても楽しみです。またお会いしましょうね。ありがとう。【滝沢カレン様】トットちゃんの声をやってくださってありがとう。あなたの声のほうが本当の私の声よりもかわいかった。ありがとう。あなたといろんなお話ができてうれしかったわ。またお会いしましょうね。元気でね。【大野りりあな様】MCお手紙の内容をお聞きになっていかがでしたか? 大野さん(泣きながら)本当に五歳の頃から憧れだった徹子さんの声ができて、本当に幸せです。私も将来、徹子さんみたいに世界を変えられるような素敵な女優さんになりたいと思います。 役所さん音楽が流れる中でメッセージが流れると、なんかだか遺言みたいですが…、(笑)まだまだ生きて、世界の子どもたちのために元気で生きていただきたいと思いました。 小栗さん非常にありがたいです。改めて、大野さんが演じたトットちゃんのパパ役をやれて幸せだと思いました。 杏さんすごくうれしかったんですが、ちょっとすごくプライベートな内容でしたね(笑)。補足しますと、毎日、密に連絡をとり合っているほどではなかったんですが、子どもを生んだ直後にたまたま連絡をとっていたんです。そうしたら「え? 私、近くにいるんだけれど」と言って駆け付けて、子どもを見てくださったりしました。収録の時もお会いしたので、子どもに挨拶をさせたりと、本当に孫のように子どもたちをかわいがってくださっています。だから、ぜひ曾孫まで見ていただきたいと思います。 滝沢さん徹子さんって、いつ会っても、どこで会っても褒めてくれる方なんです。いつも「それ良いわね」「その服、良いわね」と言ってくださるんです。今の皆さんへのお手紙を聞いていても、いつも誰かのことを温めてくれる方なのが伝わってきます。今回、この作品の仲間に私を入れてくださってありがとうございました。 MC最後に大野さんと役所さんからメッセージをお願いします。 大野さん映画「窓ぎわのトットちゃん」は、友情の大切さ、親子関係、先生と子どもたちの関係、そして、戦争というものが、どれだけつらくて寂しいことなのか――いろいろなメッセージが込められています。だから、本作を世界中のいろんな方にぜひ観ていただけたらと思います。そして、私も徹子さんみたいに素敵な女優さんになりたいと思います。こんなに素敵な原作を書いてくださった徹子さん、作品を作ってくださった監督さんやスタッフの皆さん、いつもサポートしてくれる事務所のマネージャーさんたち、ずっと応援してくれた家族や大好きなお兄ちゃんや習い事の先生、そして学校の先生たちに、本当に感謝しています。そして、今、劇場に来てくれている皆さんにも本当に感謝しています。ずっとずっと大好きです。 役所さんりりあなちゃんのアカデミー賞の授賞式かのようなスピーチ…本当にこの子は上手ですよね!本作の制作のことで監督からお手紙をいただいた時から、世界では戦争や紛争がなくなっていなかったんですが、この「窓ぎわのトットちゃん」の公開のタイミングで、世界中がもっと酷い状態になり、ニュースで、子どもたちが傷つけられている映像を見ると、胸が痛くなります。そういう意味で、「窓ぎわのトットちゃん」が公開されたことは、運命的に徹子さんの思いが伝わっているような気がします。本作には、学校の教育者である先生たち、家族が見て、もう一回、今の世界について話し合うきっかけになる要素がたくさん詰まっていると思います。今日観に来てくださっている皆さんに、さらにお願いをするならば、本作の感想をたくさんの方に伝えていただけると、本作も黒柳さんも喜ぶと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
-
映画「おそ松さん」大ヒット御礼舞台挨拶映画『おそ松さん』大ヒット御礼舞台挨拶人気TVアニメを実写化した映画「おそ松さん」が3月25日公開となり、SNSでの公開初日のトレンド入りを果たすなど大きな盛り上がりを見せています。4月2日には、全国のお客様へ大ヒットの感謝を伝えるべく、東京・六本木TOHOシネマズにて大ヒット御礼舞台挨拶を実施! 主演を務めたSnow Manの岩本照さん、深澤辰哉さん、ラウールさん、渡辺翔太さん、向井康二さん、阿部亮平さん、目黒蓮さん、宮舘涼太さん、佐久間大介さんが登壇しました。 全国197劇場の映画館と中継を繋げつつ、事前に公式SNSで募集した本作への質問にメンバー全員が全力で回答! メンバー同士の仲の良さも伺える、終始笑いに溢れたこちらのイベントの模様をレポートいたします。大ヒット御礼舞台挨拶Snow Man/おそ松役向井康二さんSnow Man/カラ松役岩本照さんSnow Man/チョロ松役目黒蓮さんSnow Man/一松役深澤辰哉さんSnow Man/十四松役佐久間大介さんSnow Man/トド松さんラウールさんSnow Man/エンド役渡辺翔太さんSnow Man/クローズ役阿部亮平さんSnow Man/ピリオド役宮舘涼太さん向井さん中継先のニューヨーク! 佐久間さんないない(笑)!! 向井さんイオンモール橿原TOHOシネマズの皆さん! そのイオンモールにあるタワーレコードの店長さんと僕の父が一緒に写真撮りました。そして、作品をご覧いただきありがとうございました(笑)。岩本さんMOVIXさいたま! イオンシネマ羽生! そして最後まで楽しんでいってください!目黒さん全国の皆さんにたくさん笑っていただいて、楽しんでいただければうれしいです。深澤さんTジョイ京都と、北海道! 北海道はご飯がおいしくて僕は好きです。 映画「おそ松さん」が大ヒットは皆さんのおかげです。ありがとうございます。佐久間さん09シネマズ佐賀! 僕の第二の故郷が佐賀で、佐賀大好きなんです。 全国の皆さんにも短い時間ですが僕たちと一緒に楽しんでいただければうれしいです。ラウールさん皆さんがたくさん作品を観て、楽しんでくださったおかげで、大ヒットになりました! ありがとうございます。渡辺さん小さい時によく行っていた映画館がMOVIX亀有です。あと、キャナルシティ博多にも映画を観に行ったことがあります。阿部さんあべのアポロシネマ! TOHOシネマズららぽーと船橋! この作品はもう何回観ても面白いところが発見できる、素敵な作品になっているので、1、2、3、4回と...イーアルザンスーと...何度も観ていただけるとうれしいです。 佐久間さんそれ一カ月前から考えたやつだろ(笑)。宮舘さん中継先のTOHOシネマズ六本木! あ、ここだ(笑)。全国の映画館に集まってくれている皆さん! 今日は最後までよろしくお願いいたします。 深澤さん良い声よ(笑)。■事前に公式SNS上で募集された質問を元にクロストークが行われました。 Q今作は皆さんが主演ではありますが、あえて選ぶとすれば、皆さんが思う今作におけるMVP、主演男優賞は誰ですか? 向井さん(観客の皆さんは作品を)観終わったということで...、僕は一人しかいないです...舘様ですね。今作では新しい舘様が見られましたね。あんなに映画で暴れるかっていうくらいでした。終わらせ師はアドリブが多いのですが、舘様のシーンではめっちゃ笑いました。もうちょい見たいな、と...。 深澤さん撮影はかなり長かったんですよね。 宮舘さんすごく長かったんですよね。でも監督は全部使ったとおっしゃっていました。 佐久間さんピリオドがつかまれる時の音、グニュッていうのが本当に良いですよね。 宮舘さんまさかあんな音が使われているとは思いませんでした。 岩本さん僕は阿部ですかね。阿部の関西弁が途中で切り替わるところが新鮮でした。あと、ヒゲの阿部も良かったです。 佐久間さん意外と似合っていましたよね。 阿部さん絶対ヒゲの役なんてないと思っていたから、そう言ってもらえてすごくうれしいです。 目黒さん僕は絶対にしょっぴー(渡辺さん)ですね。 渡辺さん(目黒さんと見つめ合って)めめ(目黒さん)...。 向井さん(本編で流れた)あの曲流そか(笑)? 目黒さん純粋に、面白かったです。あと、ところどころでポロッと出るセリフ回しが自然で、普段のしょっぴーをそのまま持ってきた感じで素敵だなって思いました。 佐久間さん「終わらせ師!」って呼ばれて(渡辺さんが)「はい!」って出てくるところでジャニーズJr.時代を思い出しましたよ(笑)。 MCMVP候補が分かれていますね。 深澤さん僕はみんなかな...。 向井さんそれは最後の人が言うのよ! 深澤さんじゃあ、自分じゃないですかね。僕は一松に瓜二つだったんですよね。 ラウールさん(深澤さんのほうを向いて)自分で言うと恥ずかしいと思うから僕が言いますよ。深澤さんは本当に一松でしたね。「おそ松さん」は当初実写化が難しいと言われていましたが、一人だけちゃんと実写化できていましたね。 深澤さん人に言ってもらえるほうがうれしいです。外見とかは意外と何もしていないんですよね。普段から猫背で、ジト目なので...。 佐久間さん外見は形態模写ですね(笑)。 MCまだ候補が割れていますね。 佐久間さん僕はラウールですね。トド松のかわいらしさの表現が本当にうまいんですよね。瞬きとか、手をペンギンみたいにして立っているところ(手のひらを足の横で下に向けて)、内股にしているところが良いですよね。仕草が本当にトド松なんですよ。僕は好きでしたね。 ラウールさん僕はとても(背が)大きいのですが、(松野家の)あの子たちは小さいじゃないですか。(しゃがむ姿勢をして)ずっとかがんでいました。 佐久間さん催事場で、キャラが変わるところ、あのシーンが僕は好きなんですよね。一番笑いましたね。 MCやはりまだ候補が割れていますね。 ラウールさん僕は(先ほども言った通り)深澤さんですね。 渡辺さん僕はめめ(目黒さん)ですね。役名何でしたっけ? 目黒さんありがとうございます。でも、(選んでおきながら)「役名何だっけ?」はないでしょ...(笑)。 渡辺さんみんな(役名の)末尾に"松"が付くから、何か分からなくなっちゃいました(笑)。(目黒さんは)単純にお芝居がうまくて、撮影中に笑っちゃいました。真剣に普通のセリフを言ってちゃんと面白くなっているのが、お芝居がうまい証拠かなと思います。 深澤さんたしかに「面白いでしょ」って見せながら演じるのはちょっと違いますよね。 目黒さんめっちゃうれしいです。あとでしょっぴーに何か買ってあげようと思います。 佐久間さん横断歩道で蓮がナンパするところは面白かったですね。普段からは想像できないんですよ。 目黒さんナンパというのを初めてしました。朝から渋谷のスクランブル交差点に行って、信号が青に変わったタイミングで車から降りて行きました。 Snow Manの皆さんスゲ~(笑)! MCちょっとの時間しかなかったんじゃないですか? 目黒さんそうなんですよ。青信号の間に撮らなくちゃいけないので...。すごく大変でしたが、初めての良い経験でした。 阿部さん僕の選ぶMVPは佐久間ですかね。この九人の中でも一番原作のアニメを見ていて、十四松を演じる上で「ここはこうしたい!」というこだわりがたくさんあり、一番よく役のことを考えていました。それを僕は間近で見ていて、彼のこだわりがスクリーンにも反映されていたので、良かったなと思いました。 ラウールさん笑い声とか、声が(アニメの十四松に)めっちゃ似ているよね。 佐久間さんありがたいですね。 阿部さん(袖から手を出さない)手の感じとかも似ていましたね。 佐久間さん撮影中は絶対に(袖から)手を出せなくて、おにぎりも袖のまま食べましたね。大変でしたね。 深澤さん箸を使うシーンもありましたもんね。 MC好きだから余計にプレッシャーもあったんじゃないですか? 佐久間さん最初に話をいただいた時は「本当に?!」って思いました。その後、「十四松は野球が好きだから素振りの練習をしよう」と思ったり、アニメで声優をされている小野大輔さんの声の出し方を研究したりしました。 渡辺さん(佐久間さんの方を向いて)というか、いつ髪染めたの? 佐久間さん昨日の生放送ではピンクでしたよね。でも、ペッてやれば黒になるんでね。 向井さんそんなテレビゲームみたいに...。 宮舘さん今までいろんな意見が出ましたが、僕がMVPに選びたいのは...(横を向いて)ここにある門松です。 Snow Manの皆さんおい(爆笑)!宮舘さんここまで(皆さんが話している)長い間考えに考えた末の答えです。 佐久間さん右見たら、新たな松がいましたよね。七人目の"松"がいましたね(笑)。 宮舘さん冗談はさておき、僕が選びたいのはおそ松です。 向井さん選ばれました! ありがとうございます。 宮舘さん前回の舞台挨拶でも良さをお伝えしたのですが、まだまだやはりお伝えしたいな、と。作品を改めて見させてもらったら、知らないシーンもたくさんあったのですが、(向井さんは)演技プランなどすごく考えているなと思いました。心の底からジーンとくるものがありましたね。普段から一緒に活動していることもあって、なおさらよく分かりました。僕自身もとても刺激を受けました。 向井さん(その場にしゃがみ込む) 深澤さんお腹痛いの? 佐久間さんもしかして、商店街のシーンを再現しようとしているの(笑)? 向井さんうれしすぎてこうなったんや! 宮舘さん舞台挨拶でそういう座り方する人ってなかなかいないよね(笑)。 向井さん(Snow Manの)メンバーから言われるっていうのが味噌ですよね。何味噌かは知らんけど...(笑)。 MCここまでMVPを選んでもらいましたが、皆さんそれぞれに票が入って、深澤さんにだけ二票入りましたね。 岩本さん(一歩前に出て)僕、呼ばれていないけれど...! Snow Manの皆さん(爆笑)。 岩本さん(メンバーの皆さんを順番に指差しながら)一票、一票、一票、一票...(自分を指差し)あれ、僕どうした? みんなに票の入る、平和な感じでいくと思ったら、あれっ(笑)? 深澤さん誰が言い出してこんな雰囲気になったの? 岩本さん(深澤さんを指し)お前だよ(笑)! 深澤さん岩本さん、あの...スタイルが良いよね(笑)。 佐久間さん腕のかたちがいい! 半袖がかっこいい! 髪刈り上げていて良いね! 岩本さん(フォローは)いらない、いらない(笑)! 阿部さんこの流れだと、もう照が主演男優賞じゃない(笑)? Snow Manの皆さんそれは違う(爆笑)! QSnow Manの皆さん全員でまた映画を撮ることがあれば、どんな作品で、どんな配役で撮りたいですか? 佐久間さん渡辺翔太のラブストーリーが見てみたいですね。 向井さん&深澤さん全員主演の作品でってこと? 渡辺さん絶対嫌(笑)! 向井さん僕は...(メンバーの皆さんを数えながら)九人で刑事の役とかやっても良いですけどね、特捜みたいに。特捜で9...「特捜9 season5」、4月6日に放送しますので、よろしくお願いします! 深澤さん「おそ松さん」の舞台挨拶ですよ。 向井さんごめんなさい(笑)。九人もいるから。忍者ものとかどうですか? お金持ちからお金を盗んで、お金のない人に配っていくストーリーなど...。 佐久間さん聞いたことのあるストーリーですね。"ね"から始まる話ですかね(笑)? 向井さん「ねずみ小僧」ですね(笑)。 深澤さん僕がやってみたいのは、「おそ松さん2」ですね。(会場:拍手) 佐久間さんセカンドシーズン! 向井さん&ラウールさん配役は変えるの? 深澤さん僕の場合...終わらせ師のキャラクターが今回強過ぎるので、もし僕が次回終わらせ師を演じるとしても今回のクオリティを超えるのは難しいかもですね。僕のイメージに合うキャラクターだとすれば...カラ松ですかね。 岩本さん僕、なんか気まずいんですが...(笑)。 渡辺さん(岩本さんは)さっきの話の流れでまだ気遣われているんじゃない(笑)? 深澤さん僕が岩本さんに気遣うわけないじゃないですか。何にせよ、終わらせ師のキャラクターは僕が演じても越えられない壁だと思います。でも、配役やストーリーがどうなるにせよ、またみんなでやりたいなと思います。楽しいものになるのではないかと。 佐久間さんたしかに面白いものになりそうですね。英監督にはまた準備してもらいたいですね。スケジュールは空けておいていただきたいです。 Qおそ松さんのストーリーのようにもし自分が超お金持ちになったら、「養子がほしいな」と思った時にSnow Manのメンバーの中で誰を養子にもらいますか? ラウールさん(Snow Manのメンバーは)みんな年上だからな...。あえて言うとしたら、岩本くん...? 阿部さん僕も(岩本さんと)言おうとしていた(笑)! ラウールさん(岩本さんの疑いの表情を見て)マジですマジです! (岩本さんのような)強い遺伝子がほしいんですよ。強そうだから、誰かが家に侵入してきた時にやっつけてくれそうですし。 MC養子というよりボディーガードですね(笑)。 ラウールさん家にいてくれたらうれしいな、と...。 岩本さんじゃあ、いてやるよ。 深澤さんじゃあ、僕も(養子にするのは)岩本さんが良いです。 佐久間さん便乗だな~(笑)! 目黒さん僕も岩本くんが良いです。体のことをいろいろ教えてくれて、健康になれそうですね。 岩本さんそれ、養子にならなくても教えてやるよ(笑)! 深澤さんめめは本心で言っているんですよね? 岩本さんうれしいですよ(笑)。 渡辺さん僕も岩本が良いですね。僕はお金持ちっていう設定じゃないですか。(岩本さんを)養子にして、鼻血が出るくらいまでチョコを与えたいです(笑)。 ラウールさん&深澤さんなるほどね(笑)。 渡辺さんそれぐらい、かわいがるので(笑)。 阿部さん僕もマジで照ですね(笑)。 深澤さん照、めっちゃすごいじゃん。 岩本さん僕、この後何かあるんですか(笑)? 阿部さん一緒にチョコを食べたいです。 深澤さん今でも(岩本さんは)一緒に食べてくれるって(笑)。 宮舘さん僕が養子にしたいのは、阿部亮平ですね。 Snow Manの皆さん(爆笑)。 宮舘さんやはり(阿部さんの)頭が良いじゃないですか。勉強だったり、天気予報士の資格も持っているので、一週間分の天気を予想して僕に教えてもらったりして、それで生活をするという...(笑)。 阿部さんありがとうございます(笑)。 渡辺さん僕も、(岩本さんから)阿部ちゃんに変えて良いですか(笑)? 岩本さん(隣の渡辺さんとの間のアクリル板をノックする仕草) 佐久間さんアクリル板突き抜けて(岩本さんの)腕が出てくるよ(笑)。 岩本さんこれ、「どれくらいの厚さなのかな」と思って...(笑)。 深澤さん怖いね...(笑)。まだ(養子を誰にするか)言っていないのは、佐久間と康二だけですね。 佐久間さん(お辞儀をしつつ早口で)僕は深澤くんで大丈夫です、はい。 深澤さんええっ?! じゃあ、康二は? 向井さん僕どうしようかな、じゃあ全員もらおうかな。 ■一瞬の沈黙。 向井さん(床に倒れ込み)ごめんなさい! Snow Manの皆さん(爆笑)。 ■作品の大ヒット御礼特典映像として、本編エンドロールの後に、映画撮影風景を切り取った10分におよぶドキュメンタリー、「大ヒット御礼!映画『おそ松さん』メイキング映像」【夏編】(4月8日~14日 1週間限定)、【冬編】(4月15日~21日 1週間限定)がそれぞれ特別上映されることがアナウンスされました。 佐久間さん先に観させてもらいましたが、盛りだくさんの内容となっています。ファンの皆さんに喜んでもらえる内容になっているかと思うので、ぜひ皆さん観に来てください。 MC最後に代表して岩本さんに締めのご挨拶をお願いします。 岩本さんすでに作品を観てくださった皆さんも、まだ観ていないお友だちもたくさんいると思うので、みんな連れてまたいらっしゃってください。とにかく、何も考えずに笑える作品になっているので、ぜひ何回も観て一緒に盛り上げてほしいと思います。本日は舞台挨拶【春編】、ありがとうございました(笑)。
-
「映画 クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」完成披露試写会「映画 クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」完成披露試写会「クレヨンしんちゃん」の記念すべき映画30作目となる「映画 クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」の完成披露試写会が4月3日、東京・内幸町のイイノホールにて開催。主人公の野原しんのすけに加え、ゲスト声優を務めた川栄李奈さん、ハライチの岩井勇気さん、澤部佑さん、橋本昌和監督も来場して舞台挨拶が行われました。会場には本物の忍者も登場し、忍法を披露! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。完成披露試写会■しんちゃん登場!しんのすけどうもありがとござまーす! ■忍者の刺客が登場!しんのすけなになに? もしかしてホンモノの忍者? (忍者に構えられて)穏やかじゃないですなぁ~...では、「忍法・分身の術」! ぶりぶり~ぶりぶり~! ...からの~「忍法・変わり身の術」! ■しんちゃん、布の後ろに隠れる。しんのすけオラはどこでしょ~? オラはどこかな~? ■しんちゃん、忍法で刺客の忍者を見事に撃退! しんのすけもういない? もういない? いやいや、危なかったゾ! MCどうしたのしんちゃん? びっくりしたよ! しんのすけオラもびっくりだったゾ。ここまで来るとは...。 MCびっくりしたけれど、まずは会場に来てくれたみんなにご挨拶だよ。 しんのすけほいほい。どっかり忘れてたゾ! 拙者、忍者・野原しんのすけ! 見よ! 「忍法・日曜日のとーちゃん」! ■しんちゃん、床に寝そべる。しんのすけ疲れた~。日曜日は何もしたくないゾ~。よっこらしょっと。(立ち上がる)今日は、忍者軍団の追手から逃れて、忍びの里からやって来たゾ! オラの映画の完成披露にこんなにたくさんのお客さんに来てもらえて、オラとってもうれしいゾ! みんな、これから映画を観てくれるんだよね? ありがとござます~。今回の映画は、ある日、屁祖隠ちよめ(へそがくれ ちよめ)という知らない女の人がオラん家を訪ねてきたんだけど、そしたらその女の人が、オラの本当の母ちゃんだって言うんだゾ! で、その夜、寝てたら、オラ忍者の人たちに突然連れて行かれちゃって...。気がついたらそこは忍者だけが暮らす忍びの里だったんだゾ。そこには「地球のおへそ」ってのがあって、ちよめちゃんが暮らす屁祖隠家が「もののけの術」でエネルギーが漏れ出ないように代々守ってきたんだって。イヤぁ、こりゃまたヘンタイですな~。でも、そんなことよりも今日は、完成披露試写会があるって聞いて、追っ手から逃げてここまで来たんだゾ。さっきはいきなりびっくりさせちゃってすまなかったでござるゾ。 MCそういうことだったんだ? そんな時に来てもらってありがとうございます。 しんのすけいやいや、どういたまして~。 MCそして今日はこの映画に出演してくださったゲストの皆さんも駆けつけてくださったんだよね? しんのすけそ~でした、そ~でした! それじゃゲストの皆さんを紹介しましょう! 川栄李奈おねいさん! ハライチの二人! そして橋本昌和監督! どうぞ~! ■川栄さん、ハライチの二人、橋本監督が登壇。屁祖隠ちよめ役川栄李奈さんハライチ/本人役岩井勇気さんハライチ/本人役澤部佑さん橋本昌和監督川栄さん今回は忍者がテーマということで、アクションシーンもたくさんあって、ハラハラドキドキするシーンもたくさんあります。家族愛、友達と団結することの大切さなどをこの作品が教えてくれると思います。今日は皆さん、しんちゃんに元気をもらって帰ってください。岩井さん今回は、あんまり見たことのないしんちゃんのしんみりしているシーンですとか、この作品のために書き下ろした新作漫才をやっています。30作目にして今回が、一番面白い作品になりました。 澤部さん間違いないですね。 岩井さん間違いないです。ぜひよろしくお願いします。澤部さんこれ、言っちゃって良いんですかね? メチャクチャ面白いんですよ。メチャクチャ面白くて、家族愛、友情はもちろん、自分のルーツ、故郷への愛とかいろんな愛がつまった作品になっています。「しんちゃん、野原家の子じゃなかったのか?」という衝撃のスタートで、そこからずっと盛り上がって、ずっと面白いですからね。映画史上、一番ゴールデンウィークにピッタリなんじゃないでしょうか? ぜひ...。 しんのすけいやぁーーん。 澤部さんまだしゃべっているから、僕が、今(笑)! ぜひご家族で観ていただければと思います。橋本監督今日は本当にありがとうございます。いろいろ最近は我慢しなきゃいけないこととか、ストレスが溜まることが多いと思いますが、そういうのを吹き飛ばせるような映画になれば良いなと思って作りました。楽しんでいただければと思います。この後、観ていただくと思いますが、皆さんの笑い声がすると良いなと思っています。■しんちゃんがMCにぴたりと寄り添う。 MCしんちゃんの圧がすごいですね。いま、肘でこづかれました(笑)。しんちゃん、何か聞きたいことがあるの? しんのすけあるでござるゾ! 「忍法・質問の術」! 今日はゲストの皆さんからちょっと良いお話をお聞きしちゃおうと思います。ではまずは李奈おねいさんに質問だゾ!李奈おねいさんは、台本を覚えるのが得意だって聞いたゾ! どれくらい読んだら覚えちゃうの? 川栄さんどのくらいかな? だいたい二回読めば覚えられるかな?岩井さんすごっ! 澤部さん天才だ! 川栄さんごめんなさい、盛りました(笑)。三回かな? 岩井さんなんで嘘ついたの(笑)? 澤部さんでもその一回は大事だよ(笑)。 川栄さん三回読んだらだいたい覚えちゃうかな? 小さい頃から暗記力がすごく良くて、社会の授業とか暗記する勉強は好きでした。 しんのすけまさしく「忍法・台本暗記の術」ですな。 岩井さん術じゃないから! しんのすけそして、そんな李奈おねいさんをちよめ役に熱望したのが、橋本監督だって「忍法・小耳にはさむの術」で聞いたんだけど、それって本当? 橋本監督本当です。映画を観ていただければなぜ川栄さんにお願いしたかったか伝わると思います。ひろしやみさえと違って、あまり心の中を表現しないけれど、心の中にたくさん愛を持っているキャラクターを川栄さんが表現してくださっていると思います。 ■しんちゃん、話をしている橋本監督にすり寄る。 澤部さん邪魔すんなよ(笑)! 岩井さん編集作業でクタクタなんだから。 しんのすけお疲れさまです。つまり~カンタンに言うと「李奈おねいさんが好き」ってことですよね? 残念だけど橋本監督、オラ、今回の映画では李奈おねいさんの子どもなんだゾ。ということで「忍法・お願いの術」! 李奈おねいさん。ねぇねぇ、 映画みたいにオラのことギュッとして、あのセリフを言ってほしいゾ~。 川栄さん良いよ(笑)。(ちよめの演技で)「これからは、私があなたのお母さんです」。 しんのすけほっほー! かわええ、かわええ! 李奈かわえぇ! 分かりました! オラ、今日から「川栄しんのすけ」になるゾ! よろしくお願いします! 橋本監督ちょっとしんちゃん、(映画では)そういうリアクションじゃなかったでしょ(笑)! 澤部さんしんちゃん、監督のツッコミを聞けよ!(笑)! 岩井さん満を持してツッコんでくれてるんだから。 しんのすけオラ、何も耳に入らなくなってたゾ。 MCしんちゃん、ハライチのお二人にも聞きたいことがあるんだよね? しんのすけおぉ、そ~でした、そ~でした! 岩井さん忘れてるな。 澤部さんなさそうだな(笑)! しんのすけまずは、澤部っち! 澤部っちはオラの大ファンだから、同じ髪型にして、オラと同じ服装で来たって聞いたゾ! 澤部さん大ファンだけど、あまり意識したわけじゃなく、僕もだいぶ昔からやってるからね、坊主頭。 しんのすけそんなこと言わないで~。今日はお互いにもっとお近づきになれたらと思って、こんなものを夜なべで用意してきたゾ! ■しんちゃん、「さわべ」と書かれたふんどしを掲げる。 澤部さんあ、「さわべ」って書いてある! すげぇ! しんのすけ「忍法・ふんどし着けるの術」! ■しんちゃん、澤部さんにふんどしを着せる。澤部さんすごく恥ずかしいよ、しんちゃん! 岩井さんメチャクチャ良いじゃん! ■しんちゃんも「さわべ」と書かれたお揃いのふんどしを着用!澤部さんお揃いだ! うれしい! 岩井さんしんちゃんのほうだけちょっと字が汚いね(笑)。 しんのすけ皆さん、シャッターチャンスです。 川栄さんとってもかわいいです。似合っています。 澤部さんあまり写真を撮っていないようですが...。撮ってください! MCあまりシャッターの音が聞こえませんね。気持ちだけでもお願いします。 澤部さん同情のシャッターをお願いします! これ、しんちゃんが作ってきてくれたの? しんのすけ夜なべして作ったゾ! 澤部さんありがとう! うれしいなぁ。 しんのすけこれからは二人でふんどし芸人としていきますか! 澤部さん友達だもんな? しんのすけだな? ではでは、続いてはこちらの方にも質問をしたいと思います。 ■しんちゃん、岩井さんのところに。 しんのすけねこちゃん大好き、アニメ大好きの岩井にゃん! オラの映画をいっぱい観てくれているって? 岩井さんそう! 観てる観てる。橋本監督のも全部観てるから。前回の「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」もユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で観たよ。今回の「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」もユナイテッド・シネマ アクアシティお台場でたぶん観ると思う。一人で観るのが良いんですよ。やっぱり泣いちゃうから、僕くらいの大人だと一人じゃないと存分に泣けないからね。 しんのすけ今回もハンカチ持ってしっかり観てね~! ■しんちゃん、最初に着用していた「全集中」と書かれたふんどしをハンカチがわりに岩井さんに差し出す。岩井さんこれで涙ふけってことね? 澤部さん他のアニメのヤツはダメよ(苦笑)。 MCそうですね、違うアニメですね...(苦笑)。しんちゃん、満足した? しんのすけ満足ですな~。いろいろ聞けたし、今日はオラ、仕事終わったって感じかな~? MC終わっていないよ。まだありますよ! 今回、テーマが忍者ということで今日は本物の忍者に来てもらっています! ということで、忍者の皆さんお願いします! ■忍者のみなさんがゆっくりと歩いて登場! 岩井さんゆっくり歩いて登場した(笑)。 MCスピード感ある登場かと思ったら、ゆっくりと...。 岩井さん舞台袖から来た。天井からとかじゃないんだ? MC本日は日本で唯一の忍者公認団体「日本忍者協議会」から忍道総師範・川上仁一先生、習志野青龍窟さん、弥圓佐助さんに来ていただいています。よろしくお願いします。ここで突然ですが『忍者クイズ」! Q忍者は敵の城に侵入するため、人の高さほどの塀を飛び越えることができました。その方法として、刀を立てかけて、鍔(つば)に足を掛けてのぼる、または鉤縄(かぎなわ)を使うなどの方法がありましたが、他にどのようにして越える方法があったでしょう? 岩井さん乗り越えて入る時にだね? MC川上先生、これはメジャーな方法なんでしょうか? 川上先生メジャーというわけじゃないですが、江戸時代には幕府から禁止された方法になります。 澤部さんそれはあれしかないんじゃないですか? おならで飛ぶんじゃないですか? しんのすけそれだー! 澤部さんねぇ、しんちゃん?「プー」って...。 川上先生いや、違いますね。 澤部さん「いや、違いますね」だけはやめていただきたい...(苦笑)。 岩井さんはい! 分かりました。こちら側が塀の内側と思えば内側! 澤部さんとんち的なことですか(笑)? 岩井さん一休さんスタイル! MC思い込みですね。 澤部さん何の任務も遂行できないじゃないですか。 川栄さんじゃあ、木とかで走って飛ぶ? 棒高跳びみたいに? 川上先生非常に近いですが違いますね。 岩井さん監督、ありますか? 橋本監督僕は大丈夫です。 岩井さん答えないスタイル? 澤部さん難しいですもんね? MC正解は、一人の忍者が足場になって、もう一人の忍者がそれを踏み台にジャンプしたです。 澤部さん川栄の「木の棒で飛ぶ」のはどこが近いんですか? 全然違うじゃん! 川上先生木が人ってことですね。 MCでは皆さんに実践していただきます! ハライチさん、せっかくなので壁役をお願いします。 岩井さん得意なんでね、壁役は。あの時代は壁役をやっていました...。 ■岩井さんと澤部さんがつくった壁を、忍者が見事に飛び越える!澤部さんおぉーっ! すごい! 岩井さんいや、意外とモタモタモタって...(苦笑)。 澤部さん言うなよ! そんなことない! 岩井さんいや、(素早く)クククって行くかと思ったら、意外とね(笑)。 澤部さんモタモタしてない! ちょっと壁に(土台の方の)頭がめり込んでましたけれど...。それはなかなか状況がね、当時と違うから! 岩井さんでもすごかったですね。飛距離がすごい! 川栄さんすごいですね! Q続いての問題です!忍者と言えば手裏剣ですが、英語で手裏剣は何と呼ばれているでしょうか? 岩井さん手裏剣だから「手」ですよね? 回る...スピンだから「ハンドスピナー」ですかね? 澤部さんあるから、そういうやつ。 川栄さん「ハンド」はつきますか? 川上先生いや、つかないですね。 澤部さん優しいな、川栄には。 澤部さんあれじゃないですか? (英語っぽく)「SYURI&KEN」? 川上先生「SYURIKEN」でも通じるんですが違います。 MC正解は「NINJA STAR」です。 澤部さん「NINJA STAR」で通じるんだ? 岩井さん「星」ってことなんだ? へぇ。 MCでは手裏剣も実際に投げていただきます! 星型の十字手裏剣、棒型の棒手裏剣があったそうです。 ■習志野さんが十字手裏剣のデモンストレーションを披露。佐助さんが棒手裏剣のデモンストレーションを披露!澤部さんすげぇ! 岩井さん忍者じゃん! MC先生、これらの手裏剣はどんな違いがあるんですか? 川上先生棒手裏剣は回転させないんですね。星型は回転させるので、全然落ち方が異なるんですね。目的は同じで、敵をひるませて、そのすきに逃げたり攻撃するということなんですけれど。 MCではハライチのお二人にも手裏剣を投げてもらいます。これまでもご自身たちを「忍者だ」とおっしゃっていました。 岩井さんそうなんですよ。私、毎回テレビ出る時の登場やポーズも手裏剣ポーズです。つい昨日も「ネプリーグ」でやってきましたから。 MCではやっていただきます! 岩井さんこれはコツとかあるんですか? 習志野さんしっかり狙って「えいっ!」という気持ちで撃つことです。 岩井さん分かりました。自分なりのやつでやってみます! 澤部さん聞けよ、アドバイスちゃんと! 岩井さんダーツ方式でやってみます! 澤部さん刺さんないよ、それ! ■岩井さん、ダーツのような投げ方で投げるも失敗...。澤部さんダーツ方式でやるなって(苦笑)! 全然じゃん! 岩井さん反省しています。なぜダーツ方式でやってしまったのか...。 MC続いて澤部さん、お願いします。 澤部さん見ていてな、しんちゃん。 川栄さん頑張ってください! 澤部さんありがとう。 ■澤部さん、力強く投げると、見事に木の壁に刺さる! が、投げた瞬間に腰を痛めた様子...。岩井さんどうしたんですか? 澤部さん急にグッとやるとオジサンは...(苦笑)。 岩井さん澤部さんが投げた瞬間に忍者が吹矢を打っていたんです。 澤部さん攻撃されてました? MC川上先生、ハライチのお二人が「忍者」ということでよろしいでしょうか? 川上先生話術も忍者の条件の一つですからね。それにプラスアルファで本物の忍者ですね。 ハライチありがとうございます! MC最後にしんちゃんからメッセージをお願いします。 しんのすけほいほ~い! いやぁ、皆さん、今日はお忙しい中、おうちでダラダラしたいところ、はるばるオラの映画を観に来てくれて、本当に本当にありがとござます~。この映画が面白かったら、お友達にもオススメしてくれたら、オラ、とーっても嬉しいゾ。そんでもって映画が公開されたら、また映画館にも観に来てほしいゾ。オラ待ってるゾ! ゴールデンウイークはオラの映画でゲラゲラ笑えば~? じゃ、そゆことで!
-
「窓ぎわのトットちゃん」公開御礼ティーチイン付き舞台挨拶映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト女優、タレント、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使などあらゆる顔を持ち、博識でありながら愛らしい人柄が広い世代から支持を集め、今もなおその姿をテレビで見ない日はない黒柳徹子さん。この度、自身の幼少期を自伝的に描いた「窓ぎわのトットちゃん」が初めて映画化され、公開後には絶賛の声があふれるなど大きな話題を呼んでいます。 12月14日、黒柳さんと八鍬新之介監督がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催された公開御礼ティーチイン付き舞台挨拶に登壇しました。黒柳さんと八鍬監督はこの日、お客さんと一緒に場内で映画を鑑賞し、その後、黒柳さんにとって人生初となるティーチインイベントに挑戦しました。直接質問ができた人の中からは、黒柳さんとの対面に感動のあまり涙する人が続出。「窓ぎわのトットちゃん」や黒柳さんへの愛をぶつけると共に、黒柳さんが子どもたちと交流を図るなど、温かな雰囲気たっぷりとなったイベントの様子を詳しくレポートします!公開御礼ティーチイン付き舞台挨拶原作黒柳徹子さん八鍬新之介監督■八鍬監督が、真っ白なドレスを身にまとった黒柳さんをエスコートして登場し、大きな拍手を浴びました。八鍬監督ご来場の皆さん、「窓ぎわのトットちゃん」をご覧いただき本当にありがとうございます。私も、今日初めて徹子さんと、そして皆さんと一緒に鑑賞できたことをとてもうれしく思っています。 黒柳さん私も、今日皆さんと一緒に観ました。いろいろなことを懐かしく思い出したり、また涙が出ました。あの頃の時代、世の中のことがとてもよく描かれていました。トットちゃんの明るいところはうれしいんですが、世の中がだんだん暗くなっていく時代だったものですから、そんなことを思い出してちょっと涙が出ました。あの本をどうやって映画にするのかなと思っていたんですが、今日(映画を)拝見してとても素敵でした。(八鍬監督に向かって)ありがとうございました。 八鍬監督ありがとうございました。(会場:拍手) MCここからは本作を観終えたばかりの皆さんと、徹子さん、監督で映画の感想を語り合う時間となります。映画を観ていて気になった点があれば、もちろん質問していただいても結構です。ちなみに徹子さんは、このような形でお客さんと直接お話ができるイベントというのは初めてだそうです。 黒柳さん私、70年も芸能界にいるんですが、こういったイベントは初めてです(笑)。 MC非常に貴重な機会となりますので、積極的に質問をしていただければと思います。そして今日は一足早いクリスマスイベントとなります。壇上でコメントをしてくださった皆さんには、徹子さんからプレゼントがあるかもしれませんので、お楽しみに。ちなみに徹子さんにとって、クリスマスの印象深いエピソードはありますか? 黒柳さんキリスト教の家だったものですから、教会に行ってクリスマスを過ごしていました。小学校低学年の頃は戦争中でしたが、教会ではいつもいらしている病気の方の家の窓の下に行って、クリスマスの歌を歌っていました。教会のコーラスグループに私も入っていましたので、副牧師さんに連れられてみんなと一緒に行きました。その日だけは夜遅くまで出掛けても良いという許しを得て、よその家に行ってみんなと一緒にクリスマスの歌を歌いました。私たちが歌い終わると、そのお家の方が窓を開けて、お湯の中に砂糖を入れた、甘いお湯を一杯ずつくださるんですね。戦争中ですから、食べ物もない時代なので、そのために取っておいてくださったんだと思います。それがとてもうれしくて、その晩は何軒もお家を回って歌いました。クリスマスというと、それが一番忘れられない思い出になっています。戦争が激しくない時は、呑気なクリスマスもやりましたが、すぐに戦争になってしまったので、子どもの時の楽しいクリスマスの思い出がないんです。本作の中には、戦争のこともとてもうまく、うまくと言うとおかしいかもしれませんが、きちんとお話の中に入っています。きっと戦争のことをご存知ない方も、何か感じることがあったと思います。 MCそれではお客さんからのご意見、ご感想を伺っていこうと思います。質問のある方は、手を挙げてください。指名された方は、ステージに上がって徹子さんの隣のソファに腰をかけてお話をしてください。 ■「はい!」という元気な声を上げた子どもたちを始め、たくさんの手が挙がりました。その中で、お母さんと女の子二人(姉妹)のご家族三名が指名され、「やったー!」と大喜び。ステージに上がると、お母さんは、黒柳さんの大ファンのようで思わず号泣してしまいました。MC親子で本作を楽しんでいただけるというのは、うれしいことですね。 黒柳さんとってもとってもうれしいことですね。 MCお母さんは、涙が止まりませんね。お嬢さんから質問してもらいましょうか。お姉ちゃんは、今日「窓ぎわのトットちゃん」を観てどうでしたか? 姉妹のお姉さんトットちゃんが泰明ちゃんに「本を大人になったら返す」と言っていたんですが、それは結局どうなりましたか? 黒柳さんよく細かいことを覚えていましたね。泰明ちゃんは本を返す前に死んでしまったので、あの本は結局、返せなかったんです。まだ私が小学校の低学年の頃のことでしたね。ちょうどあなたの妹さんくらいかしら? 妹さんは何年生? 姉妹の妹さん二年生です。 黒柳さん泰明ちゃんが死んだ時は、ちょうどあなたくらいの歳だったと思います。「また今度会った時に返す」と私は言ったんですよね。「死んでしまったらもう会えないかもしれない」ということを、あまりよく分からず「今度どこかで会った時に返す」と言ったんです。だから、そのままになってしまって、結局持って帰って、家にずっとありました。 姉妹のお姉さんありがとうございます。作品は、全部に感動しました。「続 窓ぎわのトットちゃん」と「窓ぎわのトットちゃん」の本があって、「続 窓ぎわのトットちゃん」はお父さんに買ってもらって読みました。「窓ぎわのトットちゃん」もとても面白かったです。とてもお気に入りです。 黒柳さんどうもありがとう。 姉妹の妹さん泰明ちゃんはどんな病気だったんですか? 黒柳さん小児麻痺という病気です。お話ができることは良かったんですが、いろいろなところが動かなくなっちゃうんです。足もちゃんと動かないし、手、指も動かない。手を繋いでも、片方の手は大丈夫でも(泰明ちゃんの)右の手の指などは動かなくなっていました。小児麻痺というのは、そういう病気なんです。 姉妹の妹さん聞きたいことがあるんですが、良いですか? 黒柳さん良いですよ。 姉妹の妹さんお母さんから、「徹子さんの頭には飴が入っている」と聞きました。今も入っていますか? (会場:笑) 黒柳さん(まとめ上げた髪をゴソゴソと触る) 姉妹の妹さん入っているの…? ■黒柳さんが頭から飴を取り出して、妹さんにプレゼントしました。(会場:笑&拍手)姉妹の妹さんありがとうございます! うれしいです!! MCちょっと(飴が)もらえるかなと思って質問したところもあるのかな(笑)? 姉妹の妹さんそれもちょっとあるかな。(会場:笑) MCお母さんはいかがですか? 姉妹のお母さんうちの娘はすごく育てにくくて、毎日「トモエ学園に行きたい」と言うんです。もうトモエ学園はないのに(小学校)三年生の時に「電車の学校に通いたい!」と言われて、同じような学校がないかと探したりもしました。この本に出会った娘は、校長先生から「君は、ほんとうは、良い子なんだよ」と言ってもらったトットちゃんを見て、それを自分に重ねて「私も『君は、ほんとうは、良い子なんだよ』とずっと言われたかった」と言っていました。トットちゃんと自分を重ねながら成長している様子を見て、娘がこの本に出会ってくれて本当に感謝しています。 本作を通して、またいろいろと感じたこともあると思うので、帰って感想を聞くのが楽しみです。小さな頃に観た映画は、大人になってから観るとまた一味違って観えたり、今は勘違いしているところもきっとあると思うんですが、成長していくと共に、子どもたちも本作をそうやって観てくれたら良いなと思っています。本当にありがとうございました。 黒柳さん(姉妹のお姉さんに向かって)あなたは何年生ですか? 姉妹のお姉さん四年生です。 黒柳さん監督に何か質問はありますか? 姉妹のお姉さん何も考えていませんでした(笑)。(会場:笑) とにかく会えたことがうれしかったです。 黒柳さん私と会えたことがうれしかったの? それは一番うれしいこと。私もお会いできたことが、とてもうれしいです。 姉妹のお母さん戦争のシーンがありましたが、子どもたちは耳を塞ぎながら「ちょっと怖い」という印象で観ていたかもしれません。いろいろな年代の人が観る作品ということで、ソフトに描いた部分もあるのかなと感じましたが、そういった点で注意したことはありますか? 八鍬監督原作もそうだと思いますが、映画でも全ての世代の方がしっかりと観ることができる作品を目指していました。他にも太平洋戦争を舞台にしたアニメーション映画はたくさんあります。「窓ぎわのトットちゃん」に関しては、小さな子どもが戦争を知るきっかけになってほしいなと思いながら作ったので、凄惨な描写は少し抑えています。 姉妹のお母さん(娘たちを見ていると)怖がりながらもちゃんと観ようとしている姿勢を感じられて、「この時代には楽しいこともあったけれど、こういうこともあったんだ」と、なんとなく肌で感じながら観てくれたのかなと思っています。親としても戦争を知るきっかけの一つとして、すごく良かったと思っております。ありがとうございます。 MCありがとうございました。徹子さんからクリスマスプレゼントがあります。 黒柳さんみんなで分けてね。(会場:拍手) ■若いご夫婦が指名され、ステージに上がりました。黒柳さんグッズを身につけた女性は、対面に感激しきりで、涙を流しました。ご夫婦の女性小さな頃に「窓ぎわのトットちゃん」に出会って、そこからいろいろな場面でずっと勇気をもらっています。「窓ぎわのトットちゃん」をずっと心の宝物のようにしています。今回そういった作品が自分の心の中に増えて、本当にうれしく思っています。今日はお会いできて本当にうれしいです(感涙)。 黒柳さんありがとう。そう言っていただけて本当に良かったです。(八鍬監督に向かって)良かったですね。 八鍬監督すごくうれしいですし、安心しました。原作が大好きな方には、ご自分の中のイメージがあると思うんですが、それでも納得していただける作品になっていればうれしいなと思っていました。 ご夫婦の女性原作の「窓ぎわのトットちゃん」は私の大好きな作品です。黒柳徹子さんにとって、大切な映画や本などはありますか? 黒柳さん「窓ぎわのトットちゃん」にも出てくる本ですが、「アンクル・トムの小屋」という本があります。捕まって、売られていく黒人の人の話なんですが、私は小さな頃にそれを読んですごく悲しかったんです。お金を出して人間を買うなんて…、しかもそこで一生働かなければいけないなんて「何ていうことだろう」と、とても悲しく思いました。そういう思い出があったので、この本のことも「窓ぎわのトットちゃん」にちょっと入れました。 ご夫婦の女性私も明日、すぐに読んでみたいと思います。ありがとうございました。 ご夫婦の男性僕も、妻の勧めで原作を読みました。本作を観るのも今日で二回目です。僕はもう大人ですが、原作も映画も「こんな大人になりたいな」と思うような登場人物がたくさん出てきます。どのシーンも、これから生きていく上で励まされているような気持ちになりました。監督さんに質問ですが、原作には徹子さんによる「その当時は分からなかったけれど、今は校長先生の意図がわかる」という心の声が入っています。でも、本作では淡々と素敵なシーンが続いていき、そのシーンに込められた意図や徹子さんの思いは、本作を観ている側が考えるような仕組みになっていました。そこがすごく素敵だと思ったんですが、その辺りのこだわりについてお聞きしたいです。 八鍬監督実はそこは、とても迷ったところです。最初は徹子さんご本人にナレーションをお願いできるか分からなかったのですが、“シーンごとに徹子さんのナレーションが入る”という構成も一度は考えてみたんです。でも、小説から映像にする意味を考えると、できるだけ言葉に頼らずに、映像と行動で描写するのが正しいかなと思いました。そこで最初と最後だけ、徹子さんにナレーションをお願いしました。 MCありがとうございました。では、徹子さんからのクリスマスプレゼントを受け取っていただきましょう。 黒柳さんご夫婦ですか? (うなずくご夫婦)あら、そうですか。良いご結婚で良かったですね。お若いのに結婚されて、うまくいって良かったです。お幸せにね。(会場:拍手) ■お母さんと女の子の親子が指名され、ステージに上がりました。 親子の娘さんこんにちは。(黒柳さんに)トットちゃん、大好きだよ。 黒柳さん私のこと大好き? 本当? どうもありがとう。そう言っていただくと本当にうれしい。 親子の娘さん(黒柳さんに)ドレス、可愛いね。 黒柳さんドレス、可愛い? なるべく可愛くしようとしているのよ。(会場:ほっこりとした笑) 親子のお母さん今は子どもを育てているので、教育というものにすごく興味があります。今日本作を拝見して、そういったところもすごく考えさせられることがありました。楽しいだけではなく、戦争も含めていろいろな要素が散りばめられているところもとても素晴らしい作品だと思いました。まだ四歳ということもあって、娘はすごく自由奔放で、トットちゃんと重ね合わせてしまうところもあります。徹子さんが幼い頃は「困った子」と言われていたというセリフがありましたが、そういった時にご両親はどのように対応してくれましたか? 黒柳さんうちではあまり「困った子」と言われなかったんですが…(と切り出しつつ、自由にソファに転がったりする娘さんを見て)ちょっとあなた、(会場:爆笑)お名前は? 親子の娘さんエナです。 黒柳さんそこにちゃんと座っていてね。お利口ね、ちゃんと座れるじゃない。座っていてほしいのは、あなたが寝転がるとみんなにお尻が見えちゃうの。(会場:爆笑)(娘さんの視線が頭の方に向けられているのに気づき)飴? (会場:爆笑) ■黒柳さんは再び頭から飴を取り出し、娘さんにプレゼントしました。 親子の娘さん(飴を受け取り)何で、頭に飴が入っているの? 黒柳さん私はね、頭から飴が出てくるのが好きなの。 親子の娘さん今、食べたいなあ。(会場:笑) 黒柳さん食べても良いけれど、食べるとなくなっちゃうわよ。それでも良いなら食べちゃえば?私は、子どもって本当にすごいと思うんです。みんなが思っているより、いろいろなことが分かっているんですね。今、この壇上に上がって来て、自由に質問をするのは、やっぱり小さいからこそできるんだと思います。もう少し大きくなってしまうと、恥ずかしくてあまり質問もできなくなるかもしれないですからね。(飴に夢中な様子の娘さんを見て)どうしちゃったの? 飴に夢中? (会場:笑) 「飴を食べるとなくなっちゃう」と言ったから悩んでいるのね。でも食べたいなら、食べちゃえば? 親子の娘さん食べたい。(飴を食べ始める) MC飴もありますが、徹子さんからもう一つクリスマスプレゼントがあります。 黒柳さんこれどうぞ。プレゼントです。 親子の娘さんありがとうございます。うれしかったです。飴も美味しいです。■女性が指名され、ステージに上がりました。 女性原作ももちろん読んでいるんですが、徹子さんの小さな頃の楽しいエピソードがいっぱいで、全部に感動しました。質問ですが、子ども時代のエピソードを書き残そうと思われたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。 黒柳さん私は日記もつけていなかったので、「窓ぎわのトットちゃん」を書く時は、その前に書いていたものなど何もなかったんです。ただ、小林校長先生のことを書いておきたかったんです。後の世になっても本を読んで「こういう先生が良いな」「こういう先生になろう」と思う方がいたら、どんなにか良いだろうと思いました。だから、「小林先生のことを書こう」と思った時に、「窓ぎわのトットちゃん」という題名が頭に漠然と出てきました。先ほどの女の子は、四歳でしたね。四歳ってあれくらいなんだと思います。私は四歳、五歳くらいの頃からいろいろと小学校のことなどを考えて、六歳ぐらいの頃には、小林校長先生のことが大好きでした。そんな先生のことを皆さんに知っていただかなければと思って「窓ぎわのトットちゃん」を書きました。本当は「窓ぎわのトットちゃん」というのは、どうでも良くて、校長先生のことが書きたかった。「私のこともついでに書いておこうか」と思って、自分のことは書きました(笑)。 女性校長先生のお言葉もそうですし、徹子さんのエピソードも本当に多くの方に勇気と希望を与えていると思います。 黒柳さんそうおっしゃっていただくと、うれしいです。私は初めて入った学校では、小学校一年生の時に退学になった人間なんです。割と良い進学校で、家から近かったのでそこに入ったんです。そういった進学校の先生からしてみると、私のような子どもは本当に困ったと思います。そこで母が自由が丘にあった、トモエ学園を探して来てくれました。そこで、小林先生に出会えて私は本当に運が良かったと思います。もし出会っていなかったら、「あなたはダメな人だ」と言われたまま大人になっていたんだと思います。そう言われていたらきっと、大人になってもダメな人になってしまったと思うんです。けれど小林先生から「君は、ほんとうは、良い子なんだよ」と言われたので、自分は良い子なんだと思い込んでいたんです。そういった意味では、前の学校を退学にならずに、いろいろな人からガミガミ言われていたら、今頃はひねくれた人間になっていたと思います。前の学校が私を退学にしてくださらなかったら、私はこうなっていないので、ラッキーだなと思います。ただ、先生というものは、あまりいろいろなことを覚えていないんだと思ったことがありました。今から二十年ほど前に、私を退学にした先生からお手紙が来たんです。先生は、私を退学にしたことは全く覚えていませんでした。結核療養所のようなところに入っていらして、そこにいらっしゃる方たちと「毎日あなたのテレビを観ています」というお手紙をくださいました。その施設のことを調べてみたら、テレビが一つくらいしかなかったので、テレビをお送りしました。そして、先生にお手紙も書きました。先生が、私を退学にしたことを忘れているのは、それで良かったと思っています。先生はそこで幸せにお暮らしになったようでした。MC先生からのお手紙には、退学のことは全く記載されていなかったんですね。 黒柳さん全然書いていなかったの! (会場:笑) 先生は私を退学にしたことは覚えていなかったと思います。だから、そのことについては書いていませんでした。忘れちゃうんじゃないの(笑)? 女性監督にもおうかがいしたいんですが、多くの方が原作を読まれていると思います。本作によって、原作をまだ読んでいない方にもさらに広く「窓ぎわのトットちゃん」が知られるようになると思うんですが、今回、映画にしたいと思われたきっかけを教えてください。 八鍬監督社会ではいろいろな事件が起こりますが、自分の子どもたちが大人になった時に、泰明ちゃんやトットちゃんのように、他人に思いやりのある社会になっていってほしいと思っていました。その時に原作となる作品を探していて「窓ぎわのトットちゃん」に辿り着きました。意外と、思いやりの心って忘れていることだと思うんです。改めて、この作品をしっかりと映像化できれば、もう一度、思いやりについて捉え直していただけると思って企画しました。 MC徹子さんからのクリスマスプレゼントを受け取ってください。(会場:拍手)それでは最後に、質問をしてくださった皆さんと一緒に写真撮影をしたいと思います。 ■質問者が全員ステージに上がり、黒柳さんを中心に賑やかにフォトセッション! 黒柳さんはうれしそうに、皆さんと会話を交わしていました。 MC最後に、黒柳さんからご挨拶をお願いします。 黒柳さん私が書いた「窓ぎわのトットちゃん」を「映画化させてください」という話は、出版されてすぐにありました。でも、私はどうしても読んでくださった方のイメージが一番良いだろうと思い、「これは映像にはしないんです」とずっと言ってきました。今回「これをアニメーションにしたい」というお話をうかがって、アニメーションだったらちょっと違うかもしれないと思いました。そこで(八鍬)監督の作品を観て「この監督なら大丈夫かもしれない」と思い、お願いしました。今日本作を観て、純粋なものがだんだん損なわれている時代に、純真なものや優しさ、そういったものがよく描かれていてうれしいなと思いました。監督にお礼を申し上げたいです。それはきっと観てくださった方もそう感じただろうと思います。お優しい方が多くて、先ほどステージにいたお一人の方が「100歳まで生きてくださいね」とおっしゃいました。それはとってもとってもうれしかったです。ありがとうございます。(会場:拍手) 生きるつもりでいます。100歳まで生きますので、皆さんも長生きなさってね(笑)。私がテレビに出たりしているのを観てくれたらとてもうれしく思います。ありがとうございました。(会場:拍手)八鍬監督映画が公開されてから、実はお一人のトモエ学園出身の方からお手紙をいただきました。その方は最後までトモエ学園にいたわけではなく、途中で国民学校に転校されたそうです。転校した先で教育勅語や、それまでトモエ学園になかったものを叩き込まれてすごく戸惑ったらしいんです。その方は戦争中、戦後も、自分がトモエ学園にいたことをその当時は恥ずかしく思っていたそうです。ただ、徹子さんが「窓ぎわのトットちゃん」を出版をされた時に「誇りに変わった」「本当に感謝しています」というお手紙をいただきました。本作もそうですが、きっと戦争中、戦後は、自由な教育について表立って言えないような時代だったと思います。本作も含めて、誰をはばかることなく、自由を描いた作品が上映できる時代が続くと良いなと思っています。 黒柳さん皆さん、本当に本作を観てくださってありがとうございました。皆さんも「長生きしてください」とおっしゃった方と同じ思いだと思います。私は長生きしますので安心してください(笑)。今、こういう作品を作る方は少ないと思うんです。これだけ穏やかで優しくて、子どものことをよく分かっている大人のことを描いているものは少ないと思います。どうぞ宣伝して、たくさんの方にご覧になるよう言っていただいて、ぜひたくさんの方に観ていただけるようにしていただきたいと思っています。今日は本当にうれしい日でした。ありがとうございました。(会場:拍手)
-
三谷幸喜監督最新作「スオミの話をしよう」製作報告会三谷幸喜さんが脚本と監督を務める最新作「スオミの話をしよう」が2024年9月13日 に全国公開されることが、東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われた「2024年東宝配給作品ラインナップ発表会」で明らかになりました。ラインナップ発表会の後に三谷監督が出席しての製作報告会が行われ、主演の長澤まさみさんが演じる謎の女性・スオミを巡る物語であることが三谷監督自身の口から語られました。こちらの会見の模様をレポートいたします!三谷幸喜監督最新作「スオミの話をしよう」製作報告会三谷幸喜監督作品の話をする時に、「この作品はコメディなんだ」「恋愛ものなんだ」「ミステリーなんだ」とか、作った側が言うのって、ちょっと違う気がしています。それは、お客さん側が判断することだと僕は思っているんです。それを踏まえた上で、僕が新作として作った「スオミの話をしよう」について、どういう作品なのかという話ができればと思います。何か一つに限定して「これだ」というのではなく、五つの「顔」がある作品なので、それをこれから説明したいと思います。 まず一つ目の顔ですが、「スオミの話をしよう」はミステリーですね。 大富豪がいて、その奥さんの名前がスオミなんです。その彼女が、突然いなくなってしまいます。誘拐事件なのか、単なる家出なのか分からないので、大富豪はことを大事にしたくなく、警察には通報せず、知り合いの警察官に極秘でプライベートで捜索してくれと頼むわけです。それがこの物語の発端となっております。日本映画で誘拐と言うと黒澤明監督の「天国と地獄」(1963年公開)がありますが、今回それを目指そうかなと思っています。ちょっと大きく言ってしまいました…。 二つ目の顔ですが、「スオミの話をしよう」はコメディです。 僕はコメディしか作らない人間です。ずっと笑いの世界にいて、大河ドラマの「鎌倉殿の13人」では、少しシリアス側に舵を切っていましたが、それでも笑いの要素はありました。僕はやはり、自分が作るものは「皆さんに楽しんでもらう」「笑ってもらう」ことを大前提としています。なので「スオミの話をしよう」はコメディです。 スオミがいなくなって、大富豪のところにはスオミがかつて結婚していた四人の男性が集まってきます。今の夫を含め、五人のスオミを愛する男が集結する物語です。先ほどの極秘に捜査をお願いした警察官も、実はスオミの元旦那さんです。その五人の男たちが、誰が一番スオミのことを愛していたかでマウントをとり始め、彼女がいなくなったことを忘れて、そのことばかりに執着していく、そんな展開になっています。五人の夫はキャラクターも多彩ですし、俳優さんも素晴らしい方ばかりです。本当はここで言いたいんですが、「絶対に言うな」とプロデューサーの方に言われたので言いませんが、今までの僕の作品にあまり出てこなかった俳優さんたちに集まってもらっています。これ、出ていない俳優さんのことは言っても良いですか? 佐藤浩市さんも中井貴一さんも西田敏行さんも出ていないです。だいぶこれで狭まってきたと思います。そんな作品です。 三つ目の顔は、これは僕の作品としては珍しく恋愛映画です。それぞれ五人の男たちが、自分とスオミの思い出を語り、そこでいろんな愛の形が見えてくる構成になっています。パートナーがいる方も、今はパートナーがいない方も必ず楽しめて、いろいろと学べる作品になっていると思います。デートムービーと言っても良いと思います…デートムービーです! 四番目ですが、実はこれが一番大事な顔で、記事にしていただく時は一番大きな活字でお願いしたいのですが、「スオミの話をしよう」は長澤まさみ作品です。 僕が長澤まさみさんが大好きで、舞台にも、ドラマにも出ていただき、大河ではナレーションもやっていただきました。おそらく今の日本の映画界で、最も力があり、輝いている女優さんだと思います。その長澤まさみさんの、今現在の一番素敵な部分、コメディエンヌとしての輝きも含めて、長澤まさみさんの魅力をスクリーンに収めたかったのが一つの目標でもありました。これは長澤まさみムービーです。長澤まさみファンの方には「こんな長澤まさみが見たかったんだ!」と思っていただけると思います。ここは必ず大きく書いてください! 五つ目ですが、これはもう全然小っちゃくて構いませんが、三谷幸喜作品でもあります。 僕にとって九本目の作品です。もう九本にもなっちゃうんだなと思っています。毎回、試行錯誤を繰り返していますが、今回は手応えがあるというか、面白い作品になっていると思います。これまでの作品と同じように、カンヌとかヴェネツィアには全く縁がない作品ではありますが、今の日本のお客さんには必ず楽しんでもらえる作品になっていると思っています。今、数少ないオリジナルの映画作品です。原作もないしアニメでもなく、TVが元になった作品でもありませんが、そんな一本として、来年の日本映画にちょっとでも貢献できればと思っております。ここはちょっとだけ記事に書いておいてください。三谷監督タイトルに「スオミ」とありますが、フィンランドの話かと思ったのですが…。【記者質問1】三谷監督よくご存じですね。ご存知ない方もいらっしゃると思いますが、スオミというのはフィンランド語で「フィンランド」のことなんです。 記者では、フィンランドは関係あるんでしょうか? 三谷監督関係ありません! 主人公の名前がタイトルになるだろうと思って、脚本を書くにあたって名前をどうしようかと考えました。一番印象に残るけれどあまりない名前で、日本的な気もするけれどそうじゃない気もする…そんな名前を考えた時に浮かびました。実を言うと、最終的にはちょこっとだけフィンランドが出てはくるんですが、それは後で取ってつけたような感じなのであまり深い意味はないです。監督にとって九本目の作品ですが、舞台、ドラマもやられる中で、なぜ映画を作られるんでしょうか? 三谷監督にとって、映画を撮るというのはどういう意味や目的があるんでしょうか?【記者質問2】三谷監督TVと映画と舞台に関して言うと、TVは脚本しか書かないですが、舞台と映画は自分で演出もします。自分のテリトリーといいますか、舞台から来ている人間なので、バックボーンは演劇だと思っています。定期的に年に一、二本は舞台をやるようにしています。やはり、舞台と映画の違いとなると、「どれだけたくさんの人が観てくれるか?」という部分にあると思います。「悔しい」という言い方も変ですが、映画の力というのは計り知れないし、舞台はどれだけロングランをしたところで映画を観てくれる人の数には敵わないんです。しかも映画は良い形で残れば、100年後、200年後の人にも楽しんでもらえる媒体なので、そこに憧れはありますね。なので、僕が映画を作る時は、できるだけたくさんの人が喜び、楽しんでくれるというのが前提としてあります。逆に自分が本当にやりたいこと――「別に誰も見なくても良い、これは自分がやりたいものだ」と思ってやるものは舞台になります。それを何年かやっていると、そうじゃない、たくさんの人に喜んでもらえるものが作りたくなるんですね。そんな時に映画を作らせていただいています。いつ本作の脚本を書いていたんでしょうか? 「鎌倉殿の13人」なども大変だったと思いますが、本作はいつ頃着想し、いつ頃書き始めたんでしょうか?【記者質問3】三谷監督「鎌倉殿の13人」が僕の手を離れたのが去年の九月頃で、それ以前から頭の中には「次、どんなものをやりたいか?」というモヤモヤしたものがありました。具体的にプロットなどを書き始めたのは去年の暮れでした。今回、脚本に関しては意外と早く書き上げて、準備も進められ、八月にはクランクインしました。先ほど「これは長澤まさみの映画だ」とありましたが、具体的に長澤さんの魅力をどんなところに感じていらっしゃいますか?【記者質問4】三谷監督皆さんもよくご存じだと思いますが、長澤さんって、結構はっちゃけたイメージもあるけれど、実はすごく繊細なお芝居をされる方でもあります。一緒に舞台をやった時にも感じましたが、ご本人がすごく真面目な方なんです。役をすごく掘り下げ、セリフの一つ一つを自分が納得いくまで繰り返すところもあって、今回の撮影中も僕は「OK」だと思っても、長澤さんから「もう一回お願いします」と言われることがありました。そういう役に対する思いがちゃんと形として残せる方だと思います。長澤まさみさんはコメディエンヌのイメージもありますが、それと同じくらい、とても芝居上手、演技上手な方だと思っています。今回もとても難しい役をお願いしたんです。五人の男たちが思い出す、ぞれぞれのパートナーとしてのスオミは全員同じようで、少しずつ印象が違うんです。でも、通して見ると一人の人間であるという、非常に複雑な役をお願いしました。それをきちんと、僕の思っていた以上に演じてくださいました。こういう長澤さんを僕は皆さんに観ていただきたかったんです!記者もともと長澤さんをイメージして脚本を書かれたんですか? 三谷監督もちろんそうです! ちょっとエンターテイナー的な部分も彼女は持っているので、ちょっとだけ歌うシーンと踊るシーンがあります。少しアクションもあり、長澤まさみの全てがここにあると言えると思います。前作から五年が流れましたが、その間、大河ドラマであったり、ニュース情報番組(TBSで放送中「情報7daysニュースキャスター」)の総合司会をやられたり、いろんな変化もあったかと思います。それによって映画に対する向き合い方が変わられた部分はありましたか? 総合司会をやりながらの撮影は大変だったのではないかと思うのですが。【記者質問5】三谷監督おっしゃるほどいろいろあったわけでもないですけれどね(笑)。ニュースキャスターに関して言うと、僕の前にやっていらした方(=ビートたけしさん)は、世界的巨匠で、コメンテーターもやられていたので、僕よりももっとハードで大変だったと思います。僕はその後を継いだわけで、それと比べるとずっと楽にやらせていただいていると思っています。(「情報7daysニュースキャスター」の生放送がある)土曜の夜は撮影ができないというデメリットはありましたが、逆に言うとそこだけなので、あまり映画の現場の負担にはなっていません。スタッフにもそれほど迷惑は掛からなかったと思います。あの番組に関して言うと、いろんな世界の情勢や日本の政治を僕が語ったとしても、いや、もちろんそんなに語れないというのもありますが、他に語れる方がたくさんいらっしゃいます。なので、そうじゃない部分で、僕のコメントをどう作っていけば良いのかが、だんだん分かってきた部分もあります。僕の生活の中で、そこまで重きを置いていないと言うとあれですが、割りと軽い気持ちでやっています。たぶんそれが良いのかなと思っているので、全然大丈夫です。
-
「屋根裏のラジャー」初日舞台挨拶「屋根裏のラジャー」公式サイト「メアリと魔女の花」に次ぐスタジオポノックの長編アニメーションの最新作は、イギリスの作家A.F.ハロルド著の「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)を基にして、愛をなくした少女の想像が生み出した少年ラジャーを主人公に描かれる冒険ファンタジーです。 12月15日、TOHOシネマズ 日比谷にて公開初日の舞台挨拶を行いました。イベントには、本作の声優を務めた寺田心さん、鈴木梨央さん、安藤サクラさん、仲里依紗さん、山田孝之さん、寺尾聰さん、イッセー尾形さん、そして百瀬義行監督、西村義明プロデューサーが登壇し初日を迎えた喜びと、それぞれのお気に入りのシーンなどを語りました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。初日舞台挨拶ラジャー役寺田心さんアマンダ役鈴木梨央さんリジー役安藤サクラさんエミリ役仲里依紗さんジンザン役山田孝之さん老犬(レイゾウコ)役寺尾 聰さんミスター・バンティング役イッセー尾形さんプロデューサー西村義明さん百瀬義行監督MC初日を迎えて、今どのようなお気持ちでしょうか? 西村プロデューサーこの作品は作るのが大変でした。このステージに登壇している皆さんにも、脚本を読んで出演していただけてうれしいです。何より、今回はいろいろな国の方々と作りました。それは初めての経験で、それによりいろいろな問題を生んでしまいました。一本の作品に作り上げることができて本当にうれしく思っています。 MCアフレコなど、いろいろな思い出があると思いますが、公開初日にこうしてステージに立たれていかがですか。 寺田さん僕が関わる前から、スタッフの皆さんは何年も何年も準備をされていましたが、僕はオーディションでこの作品と出会いました。そこでラジャーの一枚の絵とセリフを見て、ラジャーという存在や、ラジャーとアマンダの関係性、僕にも昔イマジナリがいたんですが、その頃はイマジナリというものを僕は知らなかったので、そういうものにすごく興味を持ちました。そして、スタジオポノックさんにうかがって、作り手の皆さんが本気で作られている姿を見ました。なので、この日を迎えることができて、ホッとした気持ちもあります。でも、これからがスタートなんだという感じです。本作に携わることができて、この作品を世の中の皆さんにお届けできて、今日という日を迎えられたことをすごくうれしく思います。 鈴木さん本当に今日という日を心待ちにしていました。スタジオポノックさんの作品に参加することがすごくうれしかったです。試写会で本作を観た時に、自分の声がアマンダとして描かれているか、アマンダになれているか、というのがすごく気になりました。でも、途中からそんなことはどうでもよくなるくらい作品の中に入り込んでしまいました。あまり自分の作品を観て涙したりはしないんですが、久しぶりに泣いてしまいました。自分が参加していることを忘れてしまうくらいに世界に入り込めた作品でした。この作品に携わることができて、すごく幸せだなという気持ちでいっぱいです。今日は初日ですが、これからどんどん皆さんに観ていただけることがすごくうれしいと感じています。 安藤さんこの作品に自分が出演できて、こうやって初日を皆さんと迎えられたことがすごくうれしいです。この作品と出会って脚本を読んで、自分の想像力との付き合い方が変わりました。きっとこれから本作がたくさんの方に届いていくと思います。私は「人の想像力の力はすごい!」と思っていて、それはすごく素敵なことにもなるし、とっても苦しいことにもなります。こういう作品が皆さんに届いて、より素敵な世界になっていったら良いなと思っています。 仲さん今日でプロモーションが終わると思うと、なんだかちょっと寂しい気持ちもあります。だから、今日は衣装に多くの色をとり入れてきました。イマジナリ側として…多分入っていない色はないと思います(笑)。山田さん今日の山田は、いつもと違うところがあるんだけれど、分かるかなぁ? あまり見た目じゃ分からないかなぁ。でも、雰囲気で分かるかな? 時間帯を考えると分かるかもしれないな。…今日の山田は、胃の中にご飯が入っているんですよ! 朝昼は食べないから、大体仕事の時は食べていない状態なんです。でも今日は遅い時間なので、えへへへ(笑)。質問は何でしたっけ?MC初日を迎えてのお気持ちは? 山田さん僕にとっても大切で素敵な作品が一つ増えたので、本作を一人でも多くの方に知ってもらいたいです。大切な作品として、みんなの心に残り続けてほしいと思います。 寺尾さん私の俳優人生の中で、"声を当てる"仕事は生まれて初めてだったので、新人です。この仕事をお引き受けするにあたって、原作をちょっと読みました。僕自身の中で一番決定的だったのが、西村プロデューサーと百瀬監督にお会いして、「この人たちと一緒にやろう!」と思ったことです。そんな風に作品から離れた理由で、惹きつけられて今回の出演を決めました。「この人たちが作る作品なら間違いないだろう」という確信を持ちました。ただ、なにぶん初めてのことだったのと、原作の挿絵のレイゾウコは、僕の印象だとちょっと狼に近くて痩せた印象でした。だから、本作でのレイゾウコの姿を見て、「あー、毛がふさふさでうれしい!」って思いました。自分の声で、このレイゾウコに命を吹き込むことができたらうれしいなと思って、今日を迎えています。私がいろいろ言うよりも、ご覧になった皆さんの感想を聞きたいというのが一番です。 MC作品の感想を聞いても良いですか? 寺尾さんいつも、聞かれても僕は答えないんです。僕らは演じたりする側なので、自分の感想よりも皆さんの感想をと思っています。僕は、作品は映画館で観ます。その時に、入口を出たちょっと先のところで、映画館から出てくるお客さんの姿や、どのような表情をしているのか見ることを楽しみに、この仕事をしています。ただ、感想として言うのならば、「初めてなのにとっても気持ちよくやり終えた」、そういう感想を持ちました。ありがとうございます。(客席:拍手) 尾形さん夏から、皆さんとお会いしていますが、「今日で最後なんだな」「残念だな」「これでお別れかな」というのが初日の感想です。今日ここに集まっているお客さんは、いろいろとやることがいっぱいある! まず本作を観た後に、帰って「面白かったよ」って(誰かに宣伝して)言うことが一つ。二つ目は、もう一回観に来てください。というのはね、このあいだ、神奈川フィルハーモニーの生オーケストラで、本作を観たんです。すごい迫力! 一度観た時は、正直分からなかったことが、全部解けました。感動するわ、鳥肌立つわ、泣くわで、えらいことだったんです。そういう感動が二回目ありましたので、ぜひ二回観てくださいね。お願いいたします。百瀬監督皆さんの今のコメントを聞いて、ジーンときちゃいました。「この作品の見どころは?」とか質問されることがあるんですが、一つ一つ挙げていくとキリがないほどいろいろな思いを込めて作りました。そしてその思いを受け止めてくれたならば、ラジャーを始めとする登場人物たちを好きになってもらいたい。そんな作品だと思っています 。二時間観ていただくわけですが、その間も楽しんでいただけたのならば、僕は最高の気分です。 MC今日は上映後の舞台挨拶なので、少し深いお話もできそうです。皆さんがご覧になって「好きなシーン」「ここを注目して観ると良いよ」ということを一つずつ教えてください。 鈴木さんたくさんあるんですが、特に注目してほしい場面は、"ラジャーとの約束"で誓った「泣かないこと!」っていうルールを自身に課したアマンダが、屋根裏部屋で傘を広げながら一人で話す場面です。アフレコをしていた時に一番難しいと思う場面でした。アマンダは、自分が傷つきたくないから現実から目を背けてしまったり、本当はお母さんに甘えたりしたいのかな、とアマンダの純粋な気持ちを考えながら演じた場面です。そこに注目して観ていただきたいと思っています。 MC安藤さん、あのセリフはグッときますよね? 安藤さん(深くうなずく)ね、泣いちゃいますよね。 寺田さんラジャーにも関係するというか、すごく大事な気持ちです。アマンダにとっても大事で、すごく思いが詰まっているシーンだと思いました。 仲さん夢の中のジョンくんのシーンが最高に可愛いんです。最初の宇宙船は、よく見ると段ボールで出来ています。その細かいタッチが、子どもの想像の世界だからかなと思いました。その段ボールが、途中でカッコ良く本物の宇宙船に変身するんです。あのシーンは、ちょっと可愛らしいシーンですが、子どもの頭の中、子どもの発すること、子どもの想像力にもっと触れ合っていきたいと思いました。私の息子はもう十歳なので、反抗期に差し掛かっていて、発言も大人になってきて、ちょっと寂しいところもあります。でも、子どもの想像の世界を本作で観て、息子は「楽しかった!」「すごく良かった!」と言っていました。私はすごく好きなシーンです。段ボールというのがポイント高かったですね。 百瀬監督仲さんは、最初に会った時に、そういう指摘をしてくれたと思うんです。それがね、「ちゃんと本作を観てくれているんだなぁ」って思って、実はすごくうれしかったんです!尾形さん先ほどオーケストラで二回観たって話をしたでしょ! すごく感動したんですが、皆さん全員の芝居がすごかったですね。中でもレイゾウコの存在感がすごかったね。安藤さんの担当したリジーの病室でのあの歯がゆさ…、壁に埋め込まれてレイゾウコを呼ぶまでに、時間があるでしょ。リジーに「早くレイゾウコを呼べよ!」と、手に汗を握りました。二回目ご覧ください。 MCあのシーンは、尾形さんと寺尾さんのバトルと言ってもいいと思います。 寺尾さんあんまり冷静に自分の声を聞きながら観ることができないというのもあるんですが、あのバンティングとのやりとりが、かなり強烈に残っています。一番の見どころは、初めてのせいもあるんですが、レイゾウコです! そんなにたくさん出ていないんですが、本作の中で、僕は自分が演じたせいもあって、レイゾウコの存在、そこから全体を観る…そういう観方で本作を観ました。そんな風にいろいろな観方ができると思います。そのうちの一つです。 安藤さんもぉ〜、レイゾウコがいとおしくて仕方がない。わーってやりたくなっちゃう! すごく大好きな映像です。あともう一つ言って良いですか? バンティングが消えるところの声が恐怖!尾形さんあそこは二、三回やりましたね。「なるほどなぁ」という気持ちと、「うまく演じなきゃ」という気持ちの半々でしたね。 山田さんリジーの写真を見たシーンで、「これは来るぞ!」と思いました。取材で答えないといけないので、冷静に観なきゃと思っていたんですが…。「泣かない!泣かない!」と思っていても、「我慢しなくて良いんだよ」って思ったら、もうバッーと(涙が)。一度目に観た時がそういう感じでした。だから、次はもう冷静に観ないで心をフルオープン状態で作品全体を観たいと思います。 MCジンザンはどうですか? 山田さんジンザンはカッコ良かったですね。すごく落ち着いていて「あーこういう猫になりたいなぁ」と思いましたね。 MC監督には、こだわりをうかがいましょう。 百瀬監督僕には、それは難しいですね。さっきも言いましたが、あれもこれもになってしまいます。ただ、今回のキャストの皆さんは、すごくキャラクターにハマっていると思うんです。それはハマっているんではなくて、ハメてくださったんだと思っています。それぐらいキャラクターたちを肉付けしてくれたと思います。皆さんの演技が、実在するのだという説得力を持たせてくれました。感謝しています。ありがとうございました。 寺田さんオーディションの時のセリフもそうだったんですが、作品の冒頭に「見たこともない鳥。見たこともない花。見たこともない風。見たこともない夜。そんな素敵なものある」って言うシーンがあります。そこは、やっぱりラジャーの第一声なので、録る時もすごく緊張したし、考えさせられた部分でもありました。 百瀬監督「見たこともないもの」って冒頭でいうと、すごくハードルを上げますよね。本当にそのセリフは結構考えました! 見たことのないものをどうやって絵にして映像化するのか、ハードルを上げているけれど、それが具体的に肉付けされて出来上がってくると、それを見ながら手ごたえを感じることができました。それが作っている時の大変さと面白さです。 尾形さん繰り返し観ることによって作品が育っていく…そういう作品だと思います。 ■鏡開き MC今日は初日でおめでたいので、鏡開きをします。人数が多いので樽を三つ用意しました。寺田さんは未成年なので、樽の中身はお水です。会場の皆さんもご発声をお願いします。寺田さんが「屋根裏のラジャーの公開初日とこれからのさらなるヒットを祈念して、せーの」を言ったら、皆さんで「ラジャー!」とお願いします。 寺田さん「屋根裏のラジャー」の公開初日とこれからのさらなるヒットを祈念して、せーの。 会場の皆さんラジャー! 登壇者の皆さんよいしょ!(小槌をおろす)■フォトセッション MC最後に代表して寺田さんからご挨拶をいただきます。 寺田さん皆さんは、この作品にどのような感想をお持ちになりましたか。大切な言葉やシーン、家族の愛、ひたむきに支え合う友情、夢に向き合うことの大切さ、信念や自分を信じること、諦めないことは、本作を通してラジャーやイマジナリが教えてくれるほんの一部のことだと思います。皆さんは本作を観て、きっと大切な気持ちや大切な何かを受け取ってくれたと思います。皆さんが受け取ったその気持ちに正解はないと思っています。イマジナリがいる方といない方、イマジナリがいた方といなかった方によっても感覚が少し変わると思っています。僕には昔イマジナリがいました。その子は、僕が小学校高学年になった頃から話さなくなったというのか、消えてしまいました。きっと、僕に大事なものを残して「もういなくても大丈夫」だと思ったからだと思います。イマジナリはいなかったけれど、自分自身と向き合えた西村さんと百瀬監督。百瀬監督は昔から漫画を描くことがお好きで、人のために描くのではなくて、自分で見ることが大好きだったそうです。それは自分自身に向き合っていくことだと思います。西村さんは困った時とか、考えごとがある時は、昔の自分、昔の等身大の自分に質問をするそうです。それも自分自身に向き合っていることだと思っています。きっと皆さんにとってそれぞれのイマジナリがいたりとか、自分の大切な親友だったり、何か自分が大事にしていたものなど、きっとそれらから教えられたことがあると思います。本作を観て、その気持ちを忘れないでください。本作を一回観ただけでは分からないこともあるとは思います。でも、きっと受け取るものがあると思います。何回でも観てほしいし、忘れないでください。忘れたら、また本作を観に戻ってきてください。登壇者の皆さん乾杯!
-
「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」初日舞台挨拶「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」公式サイト集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて2019年3月より連載がスタートし、数々のマンガ賞にも輝き、最新コミックス12巻までのシリーズ累計発行部数が3,400万部を突破。2022年にテレビ東京にて放送されたTVアニメではあらゆるトレンドを席巻、初のミュージカル化が大成功を収め、現在放送中のTVアニメSeason 2も大好評と、常に盛り上がりを見せる大人気マンガ作品「SPY×FAMILY」(遠藤達哉・著)。 敏腕諜報員・黄昏(たそがれ)こと父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、凄腕の殺し屋・いばら姫こと母・ヨル、未来予知犬・ボンドからなる仮初めの家族・フォージャー家が、ロイドの任務(オペレーション〈梟(ストリクス)〉)継続とアーニャの〈星(ステラ)〉獲得のため、初めての全員での家族旅行に行くことから物語が動き出す「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」が12月22日に公開されました。 映画の公開を記念して、12月22日に初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて実施し、レギュラー声優の江口拓也さん、早見沙織さん、松田健一郎さん、劇場版からのゲスト声優、中村倫也さん、賀来賢人さんが登壇しました。トークだけではなく、敏腕諜報員ロイドにちなみ、スパイに必要な要素を試すミッションに挑むなど大盛り上がりとなりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。初日舞台挨拶ロイド・フォージャー役江口拓也さんヨル・フォージャー役早見沙織さんボンド・フォージャー役松田健一郎さんドミトリ役中村倫也さんルカ役賀来賢人さん江口さん「ね!」(笑)。ようやく皆さんに本作を観ていただけたので、いろいろな話ができたらと思います。 早見さん「ね!」(笑)。本作を皆さんはご覧いただいたかと思います。今日は、アーニャさんはお家で宿題をやっているんですが、我らフォージャー家は洋服にアーニャカラーを入れていますので、心は一つということで! いろいろとお話できればと思います。 松田さん「ねっ!」皆さんに囲まれて、本日は緊張しております。(ボンドの声で)ボフッ! 中村さん(会場からの拍手に)優しい人たちですね。一応「ヌン」って言おうと思っていたんですが…。 賀来さん…言わなくて良かったね。 中村さんそうだね。(賀来さんが)きっと何か言うので待ってあげてください(笑)。 賀来さん「プッ!」(会場:拍手)このような場に立ててうれしく思います。今日は楽しんでいってください。 MCさっそくお話をうかがってまいりましょう! 目の前にいらっしゃるのは、先ほど本作を観終わったばかりの皆さんです。皆さん、本作はいかがでしたか?(会場:大きな拍手)江口さん、本作の公開初日を迎えた今の率直なお気持ちを聞かせてください。 江口さんお話をいただいてから収録を経て、本作をついに皆さんに観ていただけたという実感が湧いています。ここからどんどん周りの方々に伝えていただきたいです。この熱と、本作のすごさみたいなものを周りの方々に話してもらえたらうれしいなと思います。 MC中村さんと賀来さんは、劇場版からの参加となりましたがどうでしたか。周りからの反響等はありましたか? 賀来さんキャストが発表になって、僕たちが出ると決まった時に、まずうちの子供が「良いなぁ」って言いました。アーニャと写真を撮っているのを見て、「ずるい!」って言われました。 中村さん僕は、同業者から「マジか?!」と羨ましがられましたね。僕も知り合いがここに立っていたら、「良いなぁ」と思うので、頑張ってきて良かったです。 MCせっかくの上映後の舞台挨拶ですが、ネタバレにならない範囲で本作のお話もうかがいたいと思います。まずは江口さん、銃撃戦そして格闘シーンなどカッコ良いシーンが本当に盛りだくさんでした。しかも劇場版のアフレコは、スナイデル役の銀河万丈さんと一緒にされたそうですね。 江口さんはい! 一緒に収録をしました。銀河さんと言ったらレジェンド声優ですからね。普段は謙虚な方なので「おはようございます」と静かに入ってくるんです。でも、マイクの前に立つと、とにかく激しいんです! それこそ最後のシーンは本当に白熱のシーンだったんですが、僕は銀河さんのアフレコする姿を後ろから見ていました。「僕もこういうお芝居のアプローチをしたい」と思えました。本当にカッコ良かったです。 MC今回映画版のアフレコということで意識したことはありますか? 江口さん本作の収録自体が、TVアニメのSeason 2の収録をしているスケジュールの流れで収録できたので、ある意味普段と変わらない感じというか、彼らがある意味そのままスクリーンにいるような、そんな感覚でやっていました。だから特に劇場版という意識はあまりしていないと思います。 MCアーニャをさらった、ドミトリとルカをボコボコにするような、普段はクールなロイドの感情が乱れるシーンもありました。 江口さんその辺のやりとりは、他人同士だけど利害の一致で一緒になっている家族なので、その中で生まれる言葉には表せない感情や、何気ない会話の中には感動させようとは思っていないんだろうなと思います。でも、ふとした瞬間に何かぐっと来てしてしまいます。そこには根本的に流れている不思議な関係性をすごく感じます。そういう部分も良いなと思いながら観ています。 MC早見さんもアクションシーンがすごかったです。 早見さん今回のアクションシーンは、今までで一番ヨルさんが戦っているんじゃないかっていうぐらいすごかったです。江口さんカメラの動きもすごかったですよね! 松田さん回り込んでね! 早見さんアフレコの時はあのシーンがあんなに燃え盛っているとは思っていませんでした。「すごいところで戦っているな、ヨルさん!」という感じでびっくりしました。タイプF役の武内(駿輔)さんと一緒に収録をしたんですが、横に並んでマイクに向かってお芝居をしていても気迫をすごく感じました。TVアニメのSeason 2の豪華客船編では、戦闘中に焦ったり緊張することがありましたが、基本的にはヨルさんが戦闘中に焦ったりすることはあまりないんですね。でも、今回の劇場版の戦闘シーンは手に汗握るものがありました。戦闘シーンでのアドリブというか、「フッ!」「ハッ!」「トオーッ!」みたいなのは、ヨルさんはあまり入れないのですが、劇場版の収録をしている時には「ここからさらに絵がブラッシュアップされて、ヨルさんがどれだけ動くかまだ分からないので、戦闘のアドリブを20個ぐらい録っても良いですか?」と言われました。大きな攻撃の「ハーッ!」や、小さい攻撃の「ハッ!」みたいなボイスだけをいっぱい録りました。でも、さらにブラッシュアップされた縦横無尽に動くヨルさんにベストマッチするように、後から音声を録ったりもしました。 MC弟のユーリにアーニャさんを重ねるシーンにはグッとこみ上げるものがありました。Season 1からのヨルさんの心境の変化をどのように感じていますか? 早見さん最初は、お互いの利害が一致したから擬似家族となって物語は進みました。ヨルさんも、家族に対しては、自分の小さい時から一緒だったユーリに対しての思いが一番強くて、そういう疑似家族を組むことになったと思うんです。でも、Season 2の豪華客船編ではやられてしまってピンチの時に、最初に思い浮かんだのが「ロイドさんのクリーニングしたシャツを取りに行っていない」「アーニャさんの図書館の本を返さないといけない」という、疑似家族のほんの些細な日常のことなんですね。そこにはもちろんユーリの存在も重なってくるんですが、重なるくらいユーリのこともフォージャー家のことも、ヨルさんの中では、同じぐらい大事な家族として無意識に浸透しているんだと、今回の劇場版でも感じました。 MC松田さん、テレビアニメの豪華客船編ではお留守番でしたが、今回は初めてボンドも含めたフォージャー家揃っての家族旅行になります。今回は寂しくなかったですね。 松田さん(ボンドの声で)アウーン。(会場:笑)今回はお留守番しないでみんなと一緒に出かけられたのがすごくうれしいですね。ボンド自身が本当にうれしそうにアーニャの側をついて回っているのを演じていて、すごくうれしかったです。 MC(犬の鳴き声の)「ボフ!」という一言で感情を表すのはすごく技術が必要かと思うんですが、何か表現するにあたってコツなどありましたら教えていただけますか? 松田さん人間と一緒です。うれしかったら「ワウっ!」って言いますし、悲しかったら「ワウ…」って言いますから。思ったことを、感情に乗せて「ボフ!」と言うので、そんなに難しいことはありません。割とみんなできちゃうんじゃないかな。 MCそれでは今、ここで喜怒哀楽をやっていただくことはできますか。(会場:拍手) ■松田さんによるボンドの喜怒哀楽を実演されました。 MC松田さん、ありがとうございます。そして、今回のゲスト声優のお二人にもお話をうかがいましょう。中村さんと賀来さんは、先日開催されたファンミーティングを始め、本編でもお二人の掛け合いが面白いですが、お二人が演じられて楽しかったシーンはどこでしょうか? 賀来さん僕は、(声優陣の)皆さんの声を聴きながらアフレコできたことです。ヨルさんやアーニャと一緒にお芝居ができたんです。それはもう本当にただただ楽しかったです。これはもうファンからしたら最高の思い出です。 中村さんネタバレっていうほどのことじゃないので言ってしまいますが、僕ら二人はヨルさんにちょっとひねられるシーンがあります。あれはもう…変な意味じゃなく、変な意味じゃないですよ! 興奮しました! やっぱりうれしかったよね。賀来さんそうだよね。 中村さん(記者に向かって)「変な意味じゃない」って書いといてくださいね。 江口さん余計に強調されるっていうね。 賀来さんその辺はね、ファン冥利につきますし、興奮しましたね。 MC「SPY×FAMILY」ファンのお二人ですが、本日目の前にいるのは本作を観終わったばかりの皆さんですが、二回目を観るとしたら、「ここに注目してほしい」というところはありますか? 賀来さんアーニャと追いかけっこするシーンあるじゃないですか。僕たち二人で、あそこは結構ぶっつけ本番みたいな感じに即興でやりました。 中村さんそうそう! 「君たち、面白いことやって」って言われてやりました。 賀来さん結構なむちゃぶりだったんです。絵もまだそんなに完成していなくて、パラパラ漫画みたいな感じだったんですよね。中村さんそうだったね。 賀来さん二回目観る方は、そのライブ感みたいなところをぜひ! 中村さん僕らの普段の実写のお芝居では、ありえない速さのリズムでした。あそこは声優をやっている気がしました。 賀来さんそうだよね。 MCそれをいきなりできるということは、声優の才能がやはりあるということでしょうか? 江口さんあそこのシーンって、空間は現実的に言うと歪んでいるんですよね。こっちから来てあっちからも来てという、ある意味お約束のパターンではあるんですが、あそこで切り替えて演じるには技術が必要ですよね。だからそれこそ種﨑さん(アーニャ役)もそこのシーンではいろいろなアプローチを考えていましたね。「作品はまだできていないんですが、こっちからも来て、あっちからもってなります」って言われて、いろいろなニュアンスを考えていましたね。それぐらいに発想力というかそういった力が必要なシーンだなと感じました。 ■特別企画「ナンバーワンスパイ決定戦」 MCここからは様々な角度から皆さんに楽しんでいただきたいということで、企画をご用意しました!「ナンバーワンスパイ決定戦」です!そして、皆さんの応援と特別審査員としてアーニャちゃんが駆けつけてくれました。皆さん大きな拍手でお迎えください。 早見さんアーニャさーん! ■アーニャさんがステージに登場。 MCではルールをご説明いたします。本作の主人公である凄腕スパイの〈黄昏〉ことロイド・フォージャーにちなみまして、スパイに必要とされるであろう素質を試すミッションをご用意しました。これから皆さんには三つのチャレンジに挑戦していただきます。瓦割り【力】・イラスト対決【技術】・ひもくじ【運】の三番勝負で、誰が〈黄昏〉のような凄腕スパイに近いのかを競っていただきます。まずは皆さんの前に今回特別にご用意したホワイト瓦をスタンバイいたしましたので、これを実際に割っていただきたいと思います。割った瓦の枚数がそのまま得点になりますので、ぜひ皆さん気合を入れて【力】の勝負に挑戦してください。 江口さん瓦割りを人生でやることありますか? 松田さんないですねー。 早見さん舞台挨拶で瓦って割るんですね! 江口さん初めて聞きました。 松田さん(笑)舞台挨拶ではないですよね。 MC皆さん、自信の程はいかがですか? 江口さん未知数です。どんな感覚なのかが分からないです。 早見さんがんばりましょう! MCそれでは早速ですが、皆さん準備はよろしいですね。安全を配慮してグローブをつけてくださいね。中村さんどうやって割るのかも分からない…。(登壇者の皆さん:笑) MC私の「せーの!」という掛け声を合図に力いっぱい割っていただければと思います。せーの! ■登壇者の皆さんが一斉に瓦割にチャレンジ!江口さんきれいに割れるものなんですね。 MC瓦一枚あたりが1ポイントで、マックスが8ポイントになります。なので、全員が全ての瓦を割ったということで、全員8ポイント獲得です。(会場:拍手)では、次の競技に参りましょう! 次のミッションは、「スパイと言えば言葉を発せられない状況下でも的確に情報を伝える能力が必要」ということで、イラスト対決に挑戦していただきます。 松田さんイラスト対決! 中村さん(笑)。いい声だ…。 MCこちらの優勝者には10ポイントを差し上げます。そして、優勝者の絵は一部の劇場で、宣伝ポスターとして実際に飾る予定です。ぜひ心してご参加ください。 江口さんこれはね、ちょっと我々に分がありますね。先日、ジャンプフェスタに出演した時に、原作の遠藤達哉先生からアーニャの描き方レクチャーがありました。どういう風に書けばうまくなるかということをちょっと教えていただきました。 早見さん(描くには)ポイントがありますからね! 江口さんパース! 松田さんレイヤー! 賀来さん何ですか? それは? MC本日は、アーニャちゃんがせっかく来てくださっていますので、登壇者の皆さんには「アーニャの好きなところ」をテーマに、アーニャのイラストを事前に描いていただきました。まずは、今回のゲスト声優の中村さんと賀来さんから発表いただきたいと思います。まずは、賀来さんからお願いします。 賀来さん一番目かよ! いくぜ! テテン!(効果音を付けながら発表)松田さんん? 早見さんえ? 賀来さん(会場:拍手)マジで!? 本当? 早見さん発想力がすごい! 賀来さんアーニャのこの顔が好きなんです! これは予想外な反応だぜ! 江口さんこれだけ寄ってもアーニャだって分かりますね。 MC次は中村さんお願いします! 中村さん僕もこんな顔です。賀来さん上手いなあ。 早見さん絵心がある! 中村さんさっき10秒ぐらいで描いたものなのでごめんなさい。心の声を読んで、引いている時の表情です。 江口さん10秒で描けるものなの? MCレベルが高いですね。 中村さん(江口さんたちは原作者の先生に)教えてもらっているわけですからね。 MCでは、続いては松田さんお願いします。 松田さん私の描いたアーニャはこちらです。早見さんあ! (賀来さんの絵と)一緒!? 賀来さん被っちゃった! 松田さんアーニャといったら笑顔ですから。 江口さん(松田さんに上手なので)昨日から描いていましたか? 松田さん今日描いたの! MCでは、続いて早見さんお願いします。 江口さんえ? 早見さんからで良いんです? 僕、今ちょっと見えちゃったんですが、(早見さんの答えは)最後にしたほうが良いですよ! 早見さんそんなわけないじゃないですか! 私、今回遠藤先生にパースとレイヤーを教えていただいたので、自信作ができました! アーニャさんの好きなところ、ドン!(絵を発表)江口さんこわいって! 早見さんいかがですか? アーニャさん!(アーニャ逃げる) 江口さん&松田さんおびえてる! 早見さんアーニャさん? あれ? おかしいなあ…。 江口さんすごい化け物がいっぱいいる…。 早見さん皆さんの描いている表情と同じですよ! 江口さん同じですか? 中村さんどの子ですか? 全部ですか? 早見さんはい。全部です。つまりですね、アーニャさんの表情の豊かさを表現しました。 中村さんなるほど。 江口さんこの化け物に囲まれたら、絶対に殺されるな。 早見さんちょっと! 優勝するかもしれないんですからね! 江口さん狂気を感じます! 早見さん遠藤先生からパースとレイヤーを習いまして、奥行きみたいなことだったと思うんですよ。手前を大きく奥を小さく描くとか、目の割合が多いとか…。 賀来さん(早見さんの絵を示して)一番奥の子は、吐いているんですか?早見さんびっくりして、絶叫している顔です。「こ、殺し屋!」って言っている時の表情です。 中村さん表情豊かなバリエーションの説明を一個ずつほしいですね。 江口さん確かに、解説がほしいですね。 早見さん「CODE: White」ということで、一応ベレー帽もかぶらせています。 中村さんベレー帽?! MCヨルさんは独特ですね! 中村さんこれだけで15分は話せますね。 賀来さん噛めば噛むほど味が! 中村さん良いつまみですよ。 江口さん早見さんとちょっと何か似ています。表情豊かなそれぞれの顔を描きました。こちらです!登壇者の皆さん(笑)。 早見さん悲鳴が上がっていますよ。 江口さん悲鳴って何ですか! 早見さんお客さんがのけ反っています。 中村さんそれは魔除けか何かですか? 江口さん魔除けじゃないです! アーニャ! これ、アーニャだよ。(会場の反応に)何で? いろんなバリエーションの表情がほしかったんです。まず、パースですね。 賀来さん待って、パースって何? 江口さんパースとレイヤーです! 早見さん一つの体に頭が全部…。 松田さん某悪魔超人…じゃん。 江口さん右と左を見ているのがこの絵から分かると思うんですが…。 中村さん人間の闇か何かなの? 江口さん違います! すごく楽しそうにしているアーニャです。 松田さん何かあると横の顔がカチャカチャって変化するんですよね? 早見さんみんなバラバラにしゃべりそう。 MC全員のイラストが出揃いましたので、アーニャちゃんに審査をしてもらいます。ということで発表いたします。優勝は「全部良かった」ということで、全員優勝です。勝負は引き分けです。 江口さん優しい! 早見さんやったー! MC瓦割りも、イラストも全員同じ得点です。皆さんの絵は全国の劇場に飾りますので、どこに飾られるのかなどの詳細は作品の公式Xにてお知らせします。 賀来さん(江口さんの絵を)これヤバイのよ。 中村さん何でシースルーの服を着せたんですか? 冬だって言っているのに。 江口さんシースルーじゃない! MCそれでは最後のミッションです。高難度のミッションをクリアするためには、時として運も必要です。ということで、最後は運試し企画です。本編でもメレメレのさくらんぼリキュールを巡ってさまざまな事件が巻き起こっていますが、皆さんの前にボックスを置きます。箱から出ているロープが1本だけさくらんぼリキュールにつながっています。私の掛け声でお好きなロープを引いていただきます。勝者の方には50ポイント差し上げます。 江口さん運をつかみ取りたい! MCそれでは、選んでください。 松田さんどうぞどうぞ、選んでください。 賀来さんよし、じゃあこれにします! 中村さんあ、このロープ重いわ…(当たりが)来てるな。 MCそれではいきます! せーの! ■ロープを登壇者の皆さんが一斉に引く。松田さんのロープの先にあたりのさくらんぼリキュール。賀来さん来い! 早見さんあっ! 松田さんやったー! 50ポイント! これでナンバーワンスパイ! MC松田さん、喜びの声を聞かせてください。 松田さん(ナンバーワンスパイの喜びをボンドの声で)「ボフ!」(会場:拍手) 江口さんいいなあ。幸せな気持ちになる。 松田さんありがとうございます。 MC最後に、登壇者を代表して江口さんからご挨拶をいただきます。 江口さん皆さん、本日は初日に足を運んでいただき本当にありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか。(会場:拍手) ありがとうございます。本作を観た直後の感想をいろいろな人と分かち合いたいかと思います。ぜひその感想を身近な方に伝えてください。やはり初日に観ていただいたということは、皆さんは「SPY×FAMILY」のガチ勢だと思います。ぜひ映画館で公開しているこの期間にまた足を運んでいただけたらうれしく思います。本日は本当にありがとうございました。