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「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議「室井慎次 生き続ける者」公式サイト1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。“青島と室井の約束”から 27 年の時を経て、プロデュース:亀山千広さん、脚本:君塚良一さん、監督:本広克行さんが再集結し、「踊るプロジェクト」再始動が発表されました。10 月 11日より、「室井慎次 敗れざる者」が全国 381 館で公開となり、続く「室井慎次 生き続ける者」の公開が11月15日に控えています。(11月8・9・10日先行上映あり) 10月30日東宝本社にて、「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写&緊急特別捜査会議が開催され、フジテレビジョンドラマ映画制作局長・臼井裕詞さんと「踊る」シリーズの生みの親である亀山千広プロデューサーが登壇しました。「踊る」シリーズ映画一作目となる「踊る大捜査線 THE 湾岸署史上最悪の 3 日間」の公開日前日から、26年のこの日に、これまでベールに包まれていた本作について語ったこちらのイベントの模様を詳しくレポートします。「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議フジテレビジョン ドラマ・映画制作局長臼井裕詞さんプロデューサー亀山千広さん臼井さん11月8日から先行上映の実施を発表しましたが、その前にいち早くマスコミの方に観ていただきたく、お集まりいただきました。「室井慎次 生き続ける者」は、観ていただいた通りの内容です。いろいろお話ししたいこと、伝えたいことがございます。これを機に、我々製作陣の熱を感じていただいて、応援団になっていただけるとありがたいです。 亀山さん11月8日の先行上映が決まって、我々としては、いろいろと作業が残っています。完成披露や、マスコミ試写を行う予定はなかったんですが、記者の皆さんにぜひご覧いただきたいと思い、完成版ではありませんが、ご覧いただきました。ご覧になった通り、最後の室井慎次の姿です。これから本作の公開に向けて、我々も動いていきますので、室井さんの思いを汲んで、引き続き応援をお願いできればと思います。 MC「踊る」シリーズが連続ドラマとしてスタートしたのは1997年になります。そして、映画第一弾「踊る大捜査線 THE 」が1998年10月31日公開し、ちょうど明日で公開から26年となります。映画第一弾は、興行収入101億円の大ヒットを記録しました。続く、2003年の「踊る大捜査線 THE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が興行収入103.5億円と、未だに破られていない邦画実写記録を打ち立てております。この誰もが知る「踊る」シリーズが、2024年3月に「室井慎次」二部作での映画化が発表されました。この「踊る」プロジェクト再始動である本作は、どのようなきっかけでスタートしたのでしょうか。 臼井さんすべてのきっかけは、「踊る」シリーズを生み出した亀山さんです。この後いっぱい補足しますが、まずは、亀山プロデューサーのお話を聞きたいと思います。 亀山さんご覧になっていただいたように、本作が最後の室井慎次です。実は、一昨年の12月に、君塚さんから「ともかく室井を書きたい」「本広監督と亀山と、三人揃ってもう一度できないだろうか?」と、突然メールが来ました。それを受けて、「とりあえず会いましょう」と、君塚さんと会いました。その時に、君塚さんから、室井慎次を書きたい理由を聞きました。一番大きかったのは、「柳葉敏郎さんを、室井役から解放してあげたい」という強い思いでした。室井を演じてきた柳葉さんが、実は27年間、(室井慎次役を大事にしていたので)スーツを着た役・スリーピースを着た役・反社の役・強烈な犯人役の、出演をお断りしていたということは、僕も聞いておりました。一方で、「室井を払拭したい」という思いで、時代劇・田舎のおっちゃん役・気の良い親父さん役などを受けていたそうです。それで、「そろそろ柳葉さんを解放してあげないといけない」と思い、二人で相談をして本作が始まりました。室井の最後の作品になると思うと、「スペシャル一本で、27年間一緒に付き合ったキャラクターを終わらせたくない」と、個人的に思いました。それに「踊る大捜査線」はフジテレビの優れた知的財産なので、臼井さんに相談し、当時の専務であった大多亮に相談もしました。そして、「だったら、映画をやったらどうですか」というお話をいただきました。君塚さん的には、BSフジで四本のドラマぐらいと考えていたようです。でも、BSフジでは、予算的にも体力的にもそれはできないので、ここはフジテレビに、おすがりするということで、臼井さんから東宝さんにお話をしてもらいました。 臼井さんBSフジの社長として、おすがりというのは、大変謙虚におっしゃっています。 亀山さん何度も言いますが、今の僕はフジテレビとは全く関係がないです。もう、フジテレビの外部の人間ですから、本当におすがりするしかなくて…。 臼井さんレジェンドOBなんですから、フジテレビの関係者ですよ。最初にBSフジのドラマとして考えている時に、すでに亀山さんたちが、プロットを考えていて、我々に相談をいただきました。その時に「100%フジテレビの知的財産なので」という言い方をした覚えは、全くないんですが…。 亀山さんえ!(会場:笑) 臼井さん輝かしい歴史を持つ「踊る」シリーズ、「容疑者 室井慎次」、「交渉人 真下正義」も、劇場で皆さんを楽しませてきたエンターテインメントです。映画以外の形で、世に出るというのは、正直、僕の中ではあまり考えられませんでした。いろいろなことを考えていただいたんですが、「待っているお客さんがいる劇場で、最初に届けるべきではないか」というお話から始めました。経済的な難しい話は、我々が応援することになりますが、まずは2012年が「踊る」シリーズの最後で、それから12年以上が空いているので、「待ち焦がれているお客さんに最初に届けましょうよ」と亀山さんに懇願して、使ってもらいました。 亀山さんどうも話が美しくなっている(笑)。最初にフジテレビさんにお願いをした時は、本作には、事件のかけらもありませんでした。ただ室井が田舎に引きこもって、ちょっといじけながら、農業をやり、里親をしている話でした。その淡々とした中で、家族や、住人との小競り合いみたいなドラマを描き、今まで大組織を改革しようとしていた官僚が、小さな家族に血を通わせるといった筋書きでした。君塚さんの言い方を借りると「ロシア映画のような」ドラマです。僕はあまりロシア映画を観たことがないので、どういうものをイメージしているのかは分かりませんが、「昔の、集団農場で働いているようなやつをロングで撮って…」というようなことを言っていました。これはBSフジでも無理だなと思いました。(会場:笑)なので、この話を臼井さんにしました。事件のないプロットは、東宝さんにも伝わっているんですよね? 臼井さんはい。 亀山さん両方とも映画にしてくれるというので、僕はTOHOシネマズ シャンテくらいの規模の劇場で…。 臼井さんシャンテは名作だらけの劇場ですよ! 亀山さんシネフィル(映画通)に向けて、よろこんでもらえる作品になればと思っていました。でも、「踊る」と言う冠を背負うとなると、室井というキャラクターは存在感があるし、全国に何万人というファンがいます。それには答えないといけないので、一年半をかけて、脚本を作り、事件を入れたりしながらこの作品になりました。いずれにしても、室井慎次の最後の作品として、多くの方に観てもらえる作品にしたいと思いながらやりました。柳葉さんには、中身の話をする前に、「こういったものをやろうと思っているんですけれど、どうですか」と、臼井さん経由で事務所に聞いてもらいましたが、最初は断られました。 臼井さん柳葉敏郎さんにとって、室井慎次という役は、最も大事なキャラクターで、宝物だという大事な思いがありました。それを「今の自分が背負いきれるのか」「今の自分には、荷が重い」ということで、愛情たっぷりに「大事にしておきたいんだ」という返答をいただきました。 亀山さんその頃、NHKの「ブギウギ」(2023年/主演:趣里)を撮っている真っ最中でした。スケジュールとしては、昨年の10月~12月ぐらいまでがちょっとだけ空いていました。あわよくば、前編の「敗れざる者」は「雪が降る前の景色を撮れたらいいな」とお話をしましたが、返事は「ノー」でした。それで、「一度会ってくれませんか?」とお願いして、柳葉敏郎さんに会いました。そこで、柳葉さんには、君塚さんの言い方ではないですが、「室井に決着をつけましょう!」と話をしました。その時点で、ストーリーに事件は入っていましたっけ? 臼井さん事件はまだ入っていなかったですね。「室井慎次に決着をつけたい」「室井のメッセージを残したい」ということでした。 亀山さんその話を、柳葉さんにして、「多少、心が動いてくれたかな」という感じでした。でも、正式に「やります」という答えはもらえないまま、打ち合わせはどんどん進めていました。 臼井さん「作ってから、判断しましょう」っていうことでしたね。 亀山さんところが、本作りに入ると、事件も何もない話を、本広克行というエンターテインメント大好きの監督が、「なぜ、これを僕がやるんだ?」と及び腰になりました。何度か逃げられそうになったり、悩みすぎて熱中症になって、しばらく入院するという騒ぎまでありました。そんな中、君塚さんから、「本広監督がのらない理由は、(事件現場で飛ぶ)ヘリコプターが飛んでいないから」と言われまして…。 臼井さん(笑)。 亀山さん「事件を入れましょう」ということになりました。何とか過去の亡霊から逃げ切ろうとする室井さんを逃さないという、今回のプロットが出来上がりました。本広さんは、単純にやりたいとか、やりたくないとかじゃなくて、プレッシャーですよね。 臼井さんだめよ、それを言っちゃ(笑)。 亀山さん臼井さんは本広さんの交渉に、立ち会ってないんです。僕としては、主演男優に断られ、監督にも断られたのに、君塚さんからは「三人で仕事がしたい」って言われていて…。でも、二人ではどうにもならないんで、二カ月間は途方にくれていました。 臼井さん柳葉さんも大事な役柄ゆえに、演じるには重い覚悟が必要だと言っていました。台本が、そんな彼の心を打って、覚悟を決めてくれたんだと思います。先ほどの話にもありましたが、ご本人の口から「刑事役をやってこなかった」「スーツを着てこなかった」「髪型をオールバックにはしなかった」「ヤクザの役もやらなかった」と聞きました。それぐらい自分の中で室井を大事にしてきたんだと、熱い思いをうかがいました。だからこそ、「室井に決着をつける」という、一つの節目をつけたほうが良いんじゃないかと話して、柳葉さんに、それが必要なことだと思っていただけました。本広さんは、その重責を担って、「どのようにお客さんに室井さんの思いを届けたら良いのか」悩んで悩んで、熱中症になったんだと思います。 亀山さん本来は、僕の立場は座組を作って、「はい、こういうことでよろしく」と渡せば済むもんだと思っていたんです。でも、最後は腹をくくって、やってくださいましたけれども、柳葉さんもなかなか「うん」と言ってくれなかったし、監督も及び腰でした。監督を説得する時に、思わず「ずっとそばにいるからさ」と言ってしまったので、プロデューサーをやることになりました。今は、逆にプロデューサーを経験して、映画作りの面白さや難しさを改めて感じて、良い勉強になったと思っています。今更、僕が勉強してもしょうがないなとも思うんですがね(笑)。 臼井さん「踊る」シリーズは、亀山さん、君塚さん、本広さんが生み出したものですからね。その三原則が揃ってこその「踊る」シリーズなので! 亀山さん一つ言っておきたいのは、「再始動」って僕が言ったわけじゃありませんからね。別に再始動するつもりで動いたわけではありません。この作品をやるために、君塚さんが僕に連絡をくれて、僕が本広さんを捕まえに行き、柳葉さんを説得したのみです。だから、“「踊る」プロジェクト再始動”って言われると、小っ恥ずかしいです。そんなに大それた事は、まったく考えていません。ただ、最後の室井さんを描いて、きっちりと決着をつけたいという思いです。その思いで、精魂込めて作りました。 MC本作が二部作になった理由をお聞かせ下さい。 亀山さん27年間愛したキャラクターに対して、「二時間では足りない、本当は六時間ぐらいかけたい」という思いでした。一説には「僕らがネットドラマに売り込んだ」とされていますが、プロットを作って、いろいろなところに話に行かないと、この作品はやらせてもらえないと思っていました。プロットは、およそ五時間分あったので、「完成度を増すために、二時間+二時間の二本の映画で、一カ月待たずに公開してもらいたい」という話を臼井さんを通じて、東宝さんに頼みました。 臼井さん最初から五時間分ぐらいの、分厚いプロットでした。久々の室井の登場に、警察を辞めた室井を説明するにも、しっかりと尺が必要でした。最後にどう終わるのかも、それなりの尺が必要で、到底二時間で収まるようなものではありませんでした。フジテレビとしては、異例の前編・後編だったんですが、亀山さん、柳葉さん、君塚さんの思いが、いっぱい詰まった、中身の濃いスタートでした。これはもう「踊る」プロジェクトらしいチャレンジだと思って、やりました。 亀山さんOKしてもらえるとは思わなかったです。ただ、ベースには家族の話があります。家族を持たなかった男に、最後は家族を持たせたいと思いました。若い子が出ていますが、傷を持っている子たちです。でも、それを監督が、見事に暗くならずにやってくれたんだというのが、僕が観終わった時の感想でした。 MC先ほどもお話がありましたが、プロデューサーは亀山さん、脚本は君塚さん、監督は本広監督というレジェンドスタッフが久しぶりに集結しました。これは「踊る」の正当な続編と言えると思います。制作において、いろいろあったとは思いますが、本作にかける柳葉さんの熱量や、思い入れをそばでご覧になっていていかがでしたか? 臼井さんこれは、亀山さんは言いづらいと思いますが、柳葉さんとは相当熱い議論…と言うんですかね? 亀山さんあれはケンカですかね? 完全に僕がいけなかったんですが、柳葉さんがぐちぐちといろいろなことを言うものですから…。結構真剣に考えて、「決着をつけにいこう」と話をしているのに、何か小さなことを気にするので、ちょっと腹が立ってしまったんです。それで、「だったらやめようぜ!」って言ったら、「おぅ、やめてやるよ!」と帰られてしまいました。(会場:笑)その瞬間に横を見たら、この企画が潰れたと思って、本広監督が大よろこびしていたので、急に悔しくなって、「何とか成立させてやる!」と思いました。それくらい熱かったです。 臼井さん熱かったですね。お互いに譲りませんでしたね。柳葉さんには、譲れないものがあり、それは自分自身が室井のままのようでした。演じてきたことが、人生そのものという方だというのは、亀山さんは分かってらっしゃるんですけれどね…。 亀山さん具体的には、「敗れざる者」で、死体が見つかって、現場に立ち入り禁止の黄色いテープが貼られます。管理官時代の室井さんはテープをくぐって現場に入りますが、柳葉さんは「(室井は)もう辞めた人間なので、そこに入ること自体がおかしいだろう」という考えでした。それに対して「ここでそれを言うか?」と思ってしまいました。同じシーンで出演している(矢本悠馬さん演じる)乃木くんと(甲本雅裕さん演じる)緒方さんに「テープをくぐらせて、室井、つまり柳葉さんを、中に入れてくれ」と伝えました。結果は、コメディーとも何ともつかないお芝居で、黄色い非常線の中に入っていきました。本作でも、(松下洸平さん演じる)桜くんと一緒に、捜査本部に参加するシーンがありますが、室井は絶対に真ん中や、前には座らないんです。端のほうにいます。撮影時に、柳葉さんから、「青島っていつもどこで聞いていたの?」と聞かれて、「所轄だから、一番端っこの後ろ」と答えました。それで、捜査本部の一番左の端っこにドカっと柳葉さんが座っていたんです。監督は、もうちょっと違う角度から撮影したいと思っても、そこから撮影を始めざるを得ないので、かわいそうですが、松下さんが行ったり来たりする羽目になりました。でも、そのくらい「室井はこうはしない」「室井はこうする」ということを、僕ら以上に考えている方です。現場に入ると、室井さん、つまり柳葉さんの熱い思いが炸裂していました。 MCケンカしたとおっしゃっていましたが、柳葉さんご自身は「亀山さん、本広さんからの愛を感じて、この作品をやることに決めた」と、涙ながらにおっしゃっていました。 臼井さんそんなケンカじゃないですから! 議論が白熱してクールダウンをするためにお互い席を立つ程度ですよ。 亀山さんでも、そのまま衣装合わせまで、彼と会わなかったんだよ! 臼井さんでも、翌日にはお互いに何か言っていましたよね? 亀山さん翌日には「出ます」と言ってくれました。ケンカして居心地が悪かったから、「出ます」って言ったんだろうなと思っていたんです。だから、衣装合わせの時に「すみません」と謝ったら、「もういいから」と照れ臭そうに言っていました。謝る機会も失っていたんでしょうね。 臼井さん良い大人の情熱を持ったもの作りでしたね。 MC次に、先ほどもありましたが、11月8・9・10日に緊急先行上映が決定しました。これはファンの声に答えてということですよね。 亀山さんそうですね。「室井慎次 敗れざる者」は、ほとんどがフリの内容なので、「~敗れざる者」を観れば、「~生き続ける者」が早く観たくなるだろうと思っていました。テレビドラマなら、一週間待てば良いですが、「五週間もあるのか」という、ファンの声も聞こえました。だから、「引き続き、頑張って仕上げますので先行上映してもらえないだろうか」という現場の声を、臼井さんに頼んで、東宝さんと調整をしていただきました。 臼井さんその話をいただいた時に、東宝さんにはかなり無理なお願いで、劇場のご理解をいただかないとできないと思っていました。でも、亀山さんと話していて、これが「踊る」だよなと思いました。観客ファーストなんですよね。「踊る」のコンテンツは、いつも、革命というとちょっと言い過ぎですが、何かいつも革新的なことを、ファンを信じてやってきました。今回も、肌感覚で、ファンの方たちの「早く観たい」「待ちきれない」という思いに、「踊る」は答えたんです。ファンを大事にしてきたことが「踊る」スピリッツだと思いました。今回の亀山さんの相談も、「踊る」スピリッツだなと感じました。大の大人が純粋な思いを何とか実現できないかと考えているんです。そしたら、東宝の皆さんのご理解も賜れて、先行上映決定の運びになりました。亀山さん自分がお願いしたんですが、実現できるとは、思っていませんでした。 臼井さんちょっと待って! 真面目に思っていたんじゃないんですか?! 亀山さん臼井さんの立場で、東宝さんとお仕事を何度もして、いろいろなことをやらせてもらいましたが、こんなことをやってもらった試しはないし…。(会場:笑) 臼井さん(亀山さんも)いろいろやってきましたよ! 亀山さんダメならダメで、どう盛り上げようかと考えていました。ところが、いざ先行上映が成立したと聞いた瞬間に、8日に最後の室井さんを目撃することになったら、「やはり、ショックを受けるだろうな」と思ってしまいました。なので、ここまで僕らは、一切の取材をお断りして、本作の中身はしゃべっていませんでした。でも、また東宝さんに無理を言って、「僕のしゃべる機会を作ってもらえませんか」とお願いをしました。僕の想いは、「最後の室井、そして柳葉さんを解放してあげたい」「27年間、室井さんありがとう」の二つです。ぜひ、そこをファンの皆さんにお伝えするために、ご協力いただければと思います。先行上映がなければ、僕たちはまだ「試写をしない!」って強気で言っていたと思います。でも、先行上映を観たファンが、本作を観た時に、立ち上がれなくなるのは嫌です。室井さんのファンは、たくさんいますから、最後の室井を見届けてほしいとプロデューサーとしては、一番言いたいです。 MCここからはご来場いただいた記者の皆さまからの質問にお答えしたいと思います。先ほど、亀山さんは「“再始動”と自分からは言ってない」とおっしゃっていましたが、本作で、室井の決着はつきました。ですが、今も捜査支援分析センターにいる方が、まだ残っていると思います。その方は、今本店(警視庁)にいるという事になります。「踊る」として、この先に期待できるものは、何かしらあるんでしょうか?【記者質問1】亀山さん僕の立場では、まるっきり分かりません。例によって、知的財産権はフジテレビにありますから。少し動いていた時に「著作権はフジテレビにあります」って言われて、カチンときました。原作者が「書きたい」と言って、作ったプロデューサーがやっていることに対して「お前らが言うのか!」って思いましたが、「まぁ、その通りだなぁ」とも思いました。だから、すべてはフジテレビの指示通りですね。ただ、今回「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」を作るにあたって、織田くんに限らず、湾岸署の全ての方たちに、素材を使うので、本作の内容までお話をしています。なので、ある意味、僕たちが動いた事はご理解いただけているかと思います。そこから先は、まだこれからですね。 臼井さんあとは、亀山さん次第!(会場:笑) 亀山さんだから、僕はもうフジテレビの人間じゃないって! (会場:笑)今回、BSフジでも出資をしているから、僕は仕事ができるんです。まあ、すごく安い出資ですけれどね。 臼井さんそこは、あまり言わないほうが良いんじゃないですか? 亀山さん次もやらせてもらえれば、僕は大手を振って仕事ができます。でも、社業もありますので、次をやっていたら、役員会に通らないかもしれないですね…。 臼井さん亀山さんが説明したように、湾岸署のメンバーには、今回このプロジェクトが立ち上がることを、ご理解いただいてからスタートしています。ここから先は、何が生まれるか次第だと思っています。僕ができる事は、何か一個でも動き始めたら、全面的に協力することだけです。亀山さん次第なんていう、属人的な言い方ではなく、何かが動き始めれば、何かが生まれるんじゃないかという期待を寄せながら、心して構えて待つ、みたいな状態です。 記者1(織田裕二さん演じる)青島の現在地を、わざわざセリフで入れ込んできたということは、君塚さん的には、まだ何か思いがあるんじゃないでしょうか? 亀山さん僕たちが話し合って決めました。もう年齢的に、湾岸署にはいられないだろうと思ったので、警視庁の捜査支援分析センターに決めました。仮に次があったとして、そこからスタートするかどうかは分かりません。なぜ、室井さんを先にやったかというと、青島を代表とする湾岸署のメンバーは、僕たちはファンタジーだと思っているんです。あの人たちはどこに行っても生きていられます。本作をご覧になると分かると思いますが、(深津絵里さん演じる)すみれさんは、「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で、透けて見えるような演出になっていたので、一部のファンからは「死んだんじゃないか?」と言われていました。でも、真っ向からプロデューサーと脚本家は否定していました。ちゃんと大分で生きております。多少の後遺症に悩んでいますが、元気に生きています。そういう風に湾岸署のメンバーは、今もしっかり自分の場所を見つけて生きています。官僚チームの(真矢ミキさん演じる)沖田や、(筧利夫さん演じる)新城は、官僚なので、法律を整備したり、制度を作ったりすることに縛られています。
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ゴジラ新作映画、製作決定ゴジラ新作映画の製作が決定いたしました。 監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。 『ゴジラ-1.0』で数々の快挙を成し遂げた山崎貴が、再びゴジラ映画に挑みます。 【監督・脚本・VFX:山崎貴】 1964年、長野県松本市生まれ。幼少期に『スターウォーズ』や『未知との遭遇』と出会い、強く影響を受け、特撮の道に進むことを決意。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、1986年に株式会社白組に入社。『大病人』(93)、『静かな生活』(95)など、伊丹十三監督作品にてSFXやデジタル合成などを担当。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し話題になり、第29回アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など12部門を受賞。『永遠の0』(13)、『STAND BY ME ドラえもん』(14)は、それぞれ第38回アカデミー賞最優秀作品賞ほか8部門、最優秀アニメーション作品賞を受賞。また、監督・脚本・VFXを担当した『ゴジラ-1.0』(23)では、第96回アカデミー賞で日本映画初の視覚効果賞受賞を果たした。日本を代表する映画監督の一人として数えられる。ゴジラ新作映画、監督・脚本・VFX 山崎貴で製作決定
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「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」 オリジナル・サウンドトラックアーティスト:照井順政【商品内容】◆組数:2枚組 ◆仕様:ジュエルケース ◆収録楽曲:Coming SoonTHCA-60285/2023年東宝©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」 オリジナル・サウンドトラック
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『怪物』DVD 通常版「怪物」探しの果てに、私たちは何を見るのか-TDV34064D/2023年度東宝©2023「怪物」製作委員会『怪物』DVD 通常版ご購入はこちら
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『怪物』DVD 豪華版「怪物」探しの果てに、私たちは何を見るのか-TDV34063D/2023年度東宝©2023「怪物」製作委員会『怪物』DVD 豪華版ご購入はこちら
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NEW TV版ドラえもん Vol.185水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34073R小学館藤子・F・不二雄原作、世代を超えて愛される国民的TVアニメ『ドラえもん』の第185巻。「いただき小ばん」「母の日はおおせのママに」「ノゾミルじゅう」「デビルカード」「みたままベレーで天才画家」「ママのダイヤを盗み出せ」「アンラッキーポイントカード」の全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.185
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NEW TV版ドラえもん Vol.184水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34072R小学館藤子・F・不二雄原作、世代を超えて愛される国民的TVアニメ『ドラえもん』の第184巻。「まんが家ジャイ子」「ドラミのお花見メロンパン」「ペコペコバッタ」「うそつ機」「泣くなジャイ子よ」「からだねん土でスマートになろう」「ツチノコ見つけた!」の全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.184
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「すずめの戸締まり」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組(初回生産限定)原菜乃華 松村北斗 深津絵里 染谷将太 伊藤沙莉 花瀬琴音 花澤香菜 神木隆之介 松本白鸚新海誠監督 集大成にして最高傑作TBR33171D/2022年STORY inc./コミックス・ウェーブ・フィルム原作・脚本・監督:新海誠 キャラクターデザイン:田中将賀 作画監督:土屋堅一 美術監督:丹治匠 音楽:RADWIMPS 陣内一真 主題歌:「すずめ feat.十明」 RADWIMPS 制作:コミックス・ウェーブ・フィルム 制作プロデュース:STORY inc.©2022「すずめの戸締まり」製作委員会「すずめの戸締まり」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組(初回生産限定)限定版 オリジナルグッズセット ご購入はこちらご購入はこちら
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「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 最高のヒーロー DVD緑谷出久:田村 心 爆豪勝己:小林亮太 麗日お茶子:竹内 夢 飯田天哉:武子直輝 轟 焦凍:北村 諒 蛙吹梅雨:野口真緒 切島鋭児郎:田中尚輝 上鳴電気:佐藤祐吾 青山優雅:橋本真一 八百万 百:山﨑紗彩 峰田 実:奥井那我人 常闇踏陰:松原 凛 耳郎響香:川上明莉 瀬呂範太:池田 慎 芦戸三奈:永利優妃 障子目蔵:大久保圭介 尾白猿夫:茶谷優太 砂藤力道:坂上翔麻 夜嵐イナサ:白柏寿大 現見ケミィ:竹井未来望 肉倉精児:今井俊斗 イレイザーヘッド:瀬戸祐介 プレゼント・マイク:岡本悠紀 ミッドナイト:木内海美 オールマイト:吉岡 佑 ―――――――――――――――――――――――――――――― オールラウンダー:田邊 謙、辻村晃慶、大原万由子、師富永奈、松岡歩武、中沢凜之介 【声の出演】 葉隠 透:名塚佳織 【映像出演】 トガヒミコ:伊波杏樹otherヒロステ新作公演「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 最高のヒーロー DVD が早くも発売決定!TDV33142D/2023年東宝原作:堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) 脚本:西森英行 演出:元吉庸泰 音楽:和田俊輔 振付:塩野拓矢(梅棒)©堀越耕平/集英社・「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage製作委員会「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 最高のヒーロー DVDご購入はこちら
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NEW TV版ドラえもん Vol.182水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34070R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第182巻。スネ夫たちからスケートボードに誘われたのび太は、誰でも滑ることのできるスケートボードが欲しいとドラえもんに泣き付き…。「月面クレーターを滑っちゃえ!」ほか、全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.182
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「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 最高のヒーロー Blu-ray緑谷出久:田村 心 爆豪勝己:小林亮太 麗日お茶子:竹内 夢 飯田天哉:武子直輝 轟 焦凍:北村 諒 蛙吹梅雨:野口真緒 切島鋭児郎:田中尚輝 上鳴電気:佐藤祐吾 青山優雅:橋本真一 八百万 百:山﨑紗彩 峰田 実:奥井那我人 常闇踏陰:松原 凛 耳郎響香:川上明莉 瀬呂範太:池田 慎 芦戸三奈:永利優妃 障子目蔵:大久保圭介 尾白猿夫:茶谷優太 砂藤力道:坂上翔麻 夜嵐イナサ:白柏寿大 現見ケミィ:竹井未来望 肉倉精児:今井俊斗 イレイザーヘッド:瀬戸祐介 プレゼント・マイク:岡本悠紀 ミッドナイト:木内海美 オールマイト:吉岡 佑 ―――――――――――――――――――――――――――――― オールラウンダー:田邊 謙、辻村晃慶、大原万由子、師富永奈、松岡歩武、中沢凜之介 【声の出演】 葉隠 透:名塚佳織 【映像出演】 トガヒミコ:伊波杏樹otherヒロステ新作公演「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 最高のヒーロー Blu-ray が早くも発売決定!TBR33141D/2023年東宝原作:堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) 脚本:西森英行 演出:元吉庸泰 音楽:和田俊輔 振付:塩野拓矢(梅棒)©堀越耕平/集英社・「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage製作委員会「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 最高のヒーロー Blu-rayご購入はこちら
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「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」初日舞台挨拶「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」公式サイト志駕晃の人気小説を原作に、2018年からシリーズを重ねてきた「スマホを落としただけなのに」の第三弾にして、最終作となる「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」が11月1日(金)についに公開されました。 TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初日舞台挨拶が行われ、主演の成田凌さんをはじめクォン・ウンビさん、千葉雄大さん、大谷亮平さん、中田秀夫監督が登壇しました。成田さんが演じた浦野のお面が客席を埋め尽くすという奇妙な光景に成田さんの反応は…? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶浦野善治役成田凌さんスミン役クォン・ウンビさん加賀谷学役千葉雄大さんキム・ガンフン役大谷亮平さん中田秀夫監督■会場の皆さんが浦野のお面を付けて、登壇者の皆さんをお迎えするサプライズ演出に、登壇者の皆さんは、驚いていました。成田さん(浦野のお面で埋め尽くされた会場を見て)すごいですね…。そのお面、絶対に帰る途中で落とさないようにしてくださいね(笑)!今日は、楽しい時間を過ごせたらと…(噛んでしまう)。客席のお面にやられちゃいました(苦笑)。今日はよろしくお願いします! ウンビさん(日本語で)「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」で、スミンを演じましたクォン・ウンビです。今日は本当にありがとうございます。この作品を本当に一生懸命準備しました。ぜひ、皆さんご覧になって、これから観る方に伝えてください。よろしくお願いします! 千葉さん「スマホを落としただけなのに」の 最終章ということで、何か感慨深い気持ちです。今日は楽しくご挨拶ができたらと思います。 大谷さん皆さん、アンニョンハセヨ。初日に来ていただいて、本当にありがとうございます。去年の春に撮影をして、こうして初日を迎えられてうれしく思っています。 中田監督ご来場ありがとうございます。一作目、二作目に続いて、三作目も続けて監督をさせてもらうのは初めてなので、非常に光栄でした。僕としては、本作のラストは、ハッピーエンド、バッドエンド、どちらの解釈も成り立つと思います。皆さんに満足していただけたら、うれしいです。 MCまず、会場のたくさんの浦野(のお面)をご覧になっていかがでしたか? 成田さん(登壇者の皆さんに)いかがでしたか(笑)? ウンビさん怖いですね(笑)。 成田さんウンビさんは、撮影現場で実物の浦野と対面している唯一の人ですもんね? ウンビさんあぁ、そうですね。でも、たくさんの顔があって、ずっと見ているとだんだんかわいく見えてきました(笑)。 成田さん本当に(笑)? ウンビさんはい! MCいよいよ最終章が公開となりました。成田さん、千葉さん、中田監督は、一作目から全ての初日舞台挨拶に登壇されています。振り返ってみて、思い出などを教えてください。 成田さん覚えていますか? 中田監督一作目の舞台挨拶は、記憶の彼方です(笑)。ですが、一作目のクライマックスの(成田さんと千葉さん)お二人のメリーゴーランドでのシーン、あれは良かったなと思っています。六年半くらい前に撮影しましたが、お二人ともご立派になられましたね。 千葉さん育ちました(笑)。 中田監督一作目のラストシーンでは、成田くんが「あなたと私は同じ種類の人間だ」と千葉くんに言って、千葉君が苦い表情をするところありました。二作目では、千葉くんが、成田くんをとっちめる方になって、きれいなバトンタッチだったと思います。 成田さん(千葉さんに)舞台挨拶って覚えている? 千葉さん全部覚えていますね。 成田さんそういうの、覚えている派だよね(笑) 千葉さん今日も舞台に出る前に、三人で「あれって一作目だっけ?」とか話をして、同窓会みたいな気持ちでした。二作目の舞台挨拶の時は、北川景子さんも来て、僕が涙ホロリみたいなことをしてしまったこともありました。その涙を、成田くんのハンカチで拭かせていただきました。カニのハンカチね。 成田さんさっきチラッと見たら、今日はね、フグだった! 千葉さんうわ! そこはカニにしとけよ(笑)! 成田さん最近毎日稼働しているから、洗濯が間に合わないんですよ。 千葉さんフグもかわいいよね(笑)。成田さんいつ千葉雄大が泣いても良いように持っています(笑)。あと、今日は、忙しくて来られなかった井浦新さんに、二作目の完成披露の時に、「僕たちはキモ系俳優だからな」って言われたことを覚えています。あの日から「僕はキモ系俳優として生きていくんだ」と心に決めて、今日ここに立っています! MC六年にわたって、同じ役を演じるというのはいかがでしたか? 成田さん「全部繋げて観たら、本当に合っているのかな?」って心配になることもあります。浦野自身も成長しているだろうし、本作で過去を埋める気持ちで演じました。浦野の中身は、一作目、二作目では、あまり出していないので、本作で埋めていく感じでした。MCウンビさんは、韓国でソロアーティストとして活躍されていますが、本作が映画デビューとなります。今日は、この舞台挨拶のために来日されました。今のお気持ちをお聞かせください。 ウンビさん今日は、プロモーションのために、朝からいろいろなところに出演しました。そして、こうして映画館で皆さんにお会いできて、とても光栄です。これから観る方たちに、いっぱい宣伝をしていただければと思います。本作に出演できて、とても幸せです。MC大谷さんは、本作では成田さん、ウンビさんとの共演シーンが多かったと思いますが、現場では、日本語と韓国語を使い分けて、コミュニケーションを取られていたんでしょうか? 大谷さんもちろん、成田くんとは日本語、ウンビさんとは韓国語で話をしていました。成田くんは、韓国語の難しい長ゼリフがあったので、「これで大丈夫?」と、僕に聞いてくれることもあって、成田くんとは、セリフに関していろいろ話をしましたね。ウンビさんとは、演技の話はほぼしなかったですね(笑)。デビュー作で、日本で語の演技だから「心配です」って、本当か嘘か分かんないような感じでした(笑)。僕は日本に来て八、九年経つので、最近のK-POPの話など、たわいもない話で和んでいました。 ウンビさんそうですね。現場に大谷さんがいてくださって、頼もしかったです。大谷さんだけでなく他のキャストの皆さん、そして、監督にも助けていただきながら、楽しく撮影ができました。 MC成田さんは、韓国語を流暢に話されていましたね。 成田さんそうですね、流暢に話しましたね(笑)。でも、難しかったですね。何かこう…「みんな、韓国ドラマが好きじゃん?」って感じで、韓国ドラマの中に入ったつもりで、いつもより雰囲気を出して、カッコつけていたかもしれないですね(笑)。雰囲気でごまかしていました! MCウンビさんは、初めての映画出演で、日本語での演技をされるという大きな挑戦でした。今回のオファーが届いた時はどんなお気持ちでしたか? ウンビさんまず、とてもうれしかったです。日本でとても有名なこの作品に、私が出演できることは光栄でした。皆さんに助けていただきながら、大変な撮影を経たことで、「この先、何でもできるんじゃないかな?」と思えるくらいの経験になったと思います。 成田さんできるよ! 本当にすごいことですからね。 MC成田さんは、共演されたシーンも多かったと思いますが、いかがでしたか? 成田さん本来、僕が現場を引っ張らないといけないんですが、ウンビさんが現場の“太陽”として、みんなを引っ張ってくれていたので、そこに甘えていました。現場が押して来たら「ウンビ、『やるよ~!』って言って」とお願いしていました(笑)。 ウンビさん「やるよ~(笑)!」 大谷さん「本当にこれがデビュー作なのか?」と思うくらい、堂々としていました。僕と一緒のシーンは、韓国語のシーンだったので、日本語を話しているシーンは、試写で初めて観ました。もちろんセリフは全部分かるし、デビュー作で外国語の演技は、「よくこれをこなしたな。本当に立派だな」と思いました。MC今日、明日とプロモーションに駆け回って、お忙しいウンビさんのために、成田さん、千葉さん、大谷さんから、日本滞在中のお勧めスポットや、リラックス方法などをプレゼンしていただきたいと思います。 ウンビさん(リラックス方法)ください(笑)! 大谷さん韓国には、あまり湯船につかる文化がないので、韓国の方は温泉に行きたがるんですよね。仕事で日本に来る時は、大変かもしれないので、オフで来た時には、箱根あたりに行って、温泉から出た後にコーヒー牛乳というものがあるので、それをグイっと飲んでほしいですね。ぜひ、その経験を一回していただきたいです。 ウンビさんありがとうございます! 箱根温泉でコーヒー牛乳…ありがとうございます。 MC続いて千葉さん、お願いします。 千葉さん焼鳥は好きですか? ウンビさん好きです(笑)! 千葉さんじゃあ、おいしいところがあります(笑)。 ウンビさんどこですか? 千葉さん西荻窪(笑)。リフレッシュ方法は、僕は野菜を刻むとストレス解消になるので、みじん切りをおすすめします。 ウンビさんおぉ! やばいですね(笑)。料理好きですか? 千葉さん好きです。タコスとか。 ウンビさんタコ? 千葉さんタコス(笑)。 ウンビさんメキシカン? 私も好きですね。 MCちょっと狂気的なストレス解消法ですが…。 千葉さん狂気的かな(笑)? ぜひやってみてください。 成田さん昨日、テレビを見ていたら(千葉さんが)「泣きたい夜もある」とか言っていたから、心配になる…元気に生きてね! 千葉さん何もないんだけれどね…早くおすすめを言いなよ(笑)! 成田さん(千葉さんに向かって)ウンビさんはね、焼鳥じゃないんですよ。すき焼きなんです。 ウンビさんあぁ! すき焼き、好きですね! 成田さんおいしいところ教えます(笑)。 ウンビさんありがとうございます。 成田さんあと、ウンビさんはランニングもされるので、良い公園も教えます! ウンビさん吉祥寺(はどうですか)? 成田さん良いと思います! 千葉さん吉祥寺でランニングをして、西荻窪の焼鳥に行って、温泉に行って帰るというのが良いですね。 ウンビさん充実ですね! MCウンビさんはどれが気に入りましたか? ウンビさん私は、焼鳥が一番好きですね、(成田さんに向かって)すいません(苦笑)。 成田さん大丈夫です(笑)。 MC最後に代表して成田さんからご挨拶をお願いします。 成田さん今日は、本作を観てくださって、ありがとうございます。観てくださった方に言えることは「宣伝をお願いします」くらいになっちゃうんですが…(笑)。今日、七年前から続いてきた作品の最終章の初日を迎えることができたのは、この作品を愛してくださった皆さん、そしてスタッフ、今回加わっていただいたキャストの皆さんおかげです。本当にうれしく思います。いろんな意味で、浦野を永遠のものにしてくれたので…ね(笑)? 永遠のものをくれた、皆さんに感謝したいです。スマホは、良くも悪くも、便利ですので、本当に気をつけてくださいね。でも、今日、明日くらいは、本作の宣伝のために、スマホを使っていただければと思います。それと同時に、口コミというものも、僕は大切にしたいので、皆さんの大切な人に、本作のことを伝えていただけたらと思います。