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映画『GEMNIBUS vol.1』製作発表会見映画『GEMNIBUS vol.1』公式サイト東宝が新たに立ち上げた才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」の劇場公開作第一弾となるオムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』が6月28日(金)2週間限定でTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田にて公開されます。 4月23日、本作の製作発表会見が都内で開催され、4作品の監督を務めた上西琢也(『ゴジラVSメガロ』)さん、平瀬遼太郎(『knot』)さん、ちな(『ファーストライン』)さん、本木真武太(『フレイル』)さん、本作の公式アンバサダーを務める上白石萌歌さんらが出席しました。こちらの会見の模様をレポートいたします。製作発表会見『ゴジラVSメガロ』監督上西琢也監督『knot』監督平瀬遼太郎監督『ファーストライン』監督ちな監督『フレイル』監督本木真武太監督エンタテインメントユニット 開発チーム 常務執行役員大田圭二さん開発チーム チームリーダー 『knot』プロデューサー馮年さんGEMSTONE Creative Label 統括 『フレイル』『ゴジラ VS メガロ』プロデューサー栢木琢也さん『ゴジラVSメガロ』プロデューサー柳澤俊介さん『ファーストライン』プロデューサー今井翔大さん『フレイル』プロデューサー山﨑麻衣さん『knot』アシスタントプロデューサー疋田華恋さん『GEMNIBUS vol.1』公式アンバサダー上白石萌歌さん大田さん本日はお忙しい中、多くの方にお越しいただきましてありがとうございます。私は、東宝でアニメの本部長、チーフ・ゴジラ・オフィサーという役職を務めていますが、また開発チームという部署も担当しております。このチームが手掛けている軸の一つに「才能の発掘と育成」というミッションがあります。本日は、その一つを発表する機会を設けさせていただきました。東宝という会社は映画・演劇・アニメなど様々なエンタテインメントをお客さんに届ける企業体ですが、とりわけ映画業界におきましては、リーディングカンパニーとして、今の流行りの言葉で言うならば、持続的成長を促進させるため、責任を負わなければいけないと思っております。その成長を遂げるための要素――それは才能、クリエイターだと思っております。東宝は、才能の発掘や育成、特に若い方へチャンスを与えるということをあまりやってきませんでした。今回、特にチャレンジ的な機会ですので、ぜひ注目していただければと思います。その才能支援の一環として、「GEMSTONE Creative Label」というレーベルを立ち上げました。お金だけ出して、作品を作ってもらってハイ終わりではなく、我々は製作の機会を作り、上映をして、作品をお客さんに届けて、その価値を感じてもらうところまでやっていきます。配給は、新レーベルの「TOHO NEXT」が力を入れて配給します。館数は少ないですが、まずはそこから始めてまいります。今回、四つの個性あふれる作品、四人の才能あふれる監督、そして、東宝の入社10年目までの若いプロデューサーが監督と共に作品を作り上げました。若い方たちのパッション、エネルギーにぜひ、注目していただければと思います。本日はよろしくお願いいたします。 馮プロデューサー私からは、簡単に開発チームがどういうチームで、才能支援というプロジェクトに関してどういうアプローチをしているかをご説明します。開発チームは、二~三年ほど前にできた部署です。東宝の映画・演劇・アニメなどの既存のビジネスとは異なる新しいビジネスを立ち上げたり、「東宝が今までやってこなかったことにチャレンジしていこう」というミッションをもって立ち上がりました。様々な事業や企画のタネを仕込んでおりますが、本日は才能支援に絞ってお話をします。「クリエイターと出会うこと」「ものを作ること」――「出会う」と「作る」という二つのキーワードで私たちは才能支援に向き合っております。昨今、若いクリエイターが力を発揮しようと思っても、打席に立つ機会がなかなかないことに対し、どんどんと打席に立つ機会を提供したいという思いがあります。「出会う」ということに関しては、TikTokさんと組んで映画祭(「TikTok TOHO Film Festival」)を開催したり、集英社の「少年ジャンプ+」さんと組んで映像コンテのコンテスト(「東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト」)を開催するなどの取り組みを行なっております。そこで出会ったクリエイターさんたちと、次は「ものを作る」というフェーズに移行します。「作る」ということに関しては、今回の『GEMNIBUS vol.1』の劇場公開が初めての取り組みとなりますが、詳細は、栢木から話します。栢木プロデューサー私は、統括と言いましても、まだ20代で、ようやく若手を卒業したような社員です。そんな私から見ても、熱量や才能を持った若いクリエイターが日本にはたくさんいるにもかかわらず、挑戦する機会が少ないのではと思っていました。実績にとらわれることなく、失敗を恐れずに新しいコンテンツを作り出す場を作りたいと思い、この「GEMSTONE Creative Label」を立ち上げました。「GEMSTONE Creative Label」は東宝の入社10年目以下の社員で構成され、企画系の部署だけではなく、部署横断的に熱量を持った社員が集まって運営しております。この度、その思いに共感してくださる四人の監督との出会いがあり『GEMNIBUS vol.1』という形で初めて劇場公開して皆さんにお届けすることができます。「GEMSTONE Creative Label」にとって、まさに最初の一歩と言える取り組みです。このような取り組みを今後も続けていきたいと思っておりますので、ぜひ応援していただきたいと思います。「GEMSTONE Creative Label」は常に新しい才能をお待ちしております。ぜひ、一緒にいろんな作品を作っていければと思います。 MCそれでは『GEMNIBUS vol.1』の各作品の監督とプロデューサーをお迎えしたいと思います。 ■『ゴジラVSメガロ』チーム 柳澤プロデューサー普段はアニメなどの作品をやっている人間ですが、ご縁がありまして(上西監督の)『ゴジラVSメガロ』に関わることとなりました。今回、続編という形ですが、それだけでも楽しめる「ゴジラ」作品が作れればという思いで携わりました。『ゴジラVSガイガンレクス』(「ゴジラ・フェス2022」で公開された短編フルCGアニメーション作品)から比べても、パワーアップしていますし、すでに『ゴジラVSメガロ』はYouTubeで公開されていますが、今回上映するものは映像面・音響面をさらにブラッシュアップした「シネマティック・バージョン」となっています。その点を含めてご覧いただければと思います。 上西監督すでにYouTubeで公開されている作品ではありますが、今回、劇場版に向けていろいろ手を入れてボリュームアップ、グレードアップしています。ぜひ、劇場で観ていただければと思います。 柳澤プロデューサー本日は撮影監督の柴田晃宏さんもお席にお越しいただいております。上西監督と柴田さんのタッグという形で作っておりますので、その点もご注目ください。 ■『knot』チーム 馮プロデューサー平瀬監督との出会いは、TikTokさんとタッグを組んで開催した「TikTok TOHO Film Festival」という縦型のスマホ向けの映画祭でした。平瀬監督はその第2回の受賞者で「サードアイ賞」(最も縦型映画の可能性を感じさせる作品に贈られる賞)を受賞されました。監督の「娯楽」という作品はホラーですが、全編スマホの中で完結しており、ものすごくリアルな恐怖と没入感を与える作品でした。これはすごく面白いと思い、平瀬監督と話をして、人となりを知っていく中で、非常にビジュアルをもってストーリーテリングをする方だと思いました。描きたいテーマがきちんとあるので、すごくストーリーテリングに長けた方だと思い、ご一緒させていただきたいとオファーをしました。 平瀬監督こうして発表することができて、この日を迎えてうれしく思います。TikTokさんの賞をいただいてから、このお話をいただきました。どういうものを描きたいかと考えた時、自分の中で長年のテーマである「親子」がいいなと思いました。今まで一緒にやってきたスタッフ、新しく一緒にやったスタッフ、キャストの皆さん。本当に全ての皆さんのおかげで本作ができたと実感しております。公開された際には、私の作品を含めた四作品を受け止めて帰ってほしいと思っております。疋田アシスタントプロデューサー本作にアシスタントプロデューサーとして参加しました。今回、映画製作について右も左も分からない、入社一年目の時の私をチームに受け入れてくださった平瀬監督には感謝の気持ちでいっぱいです。『knot』は映像がとにかくカッコ良く、斬新な映像的仕掛けもあります。また、物語も短編ながら厚みがあり、考察しがいのある作品になっています。是非、SNSで考察などを投稿していただき『GEMNIBUS vol.1』を一緒に盛り上げていただければと思っております。 ■『ファーストライン』チーム 今井プロデューサー今作『ファーストライン』は、アニメーションの世界の、一人のアニメーターの苦悩を描いた作品です。私の方からは、今回の企画の根幹に関わった二人の方に感謝を申し上げたいと思います。まず一人目は、スタジオジブリのアニメーターの井上俊之さんです。ちな監督は「TOHO animation STUDIO」に所属しておりますが、当時、僕は全く知りませんでした。そんな僕とちな監督をつないでくださったのがジブリの井上俊之さんでした。そして、もう一人は、今回音楽を担当してくださった角野隼斗さんです。ちな監督と同い年で、音楽というフィールドで圧倒的な活躍をしている彼が、音楽で本作に関わってくださり、本作がより大きくなったと思います。 ちな監督今回の作品『ファーストライン』は若いアニメーターを主人公とした作品です。アニメの監督や制作進行、漫画家さんが主人公のお話はこれまでもありましたが、アニメーター自身が主人公のアニメ作品は意外とこれまでなかったと思います。今回、今井さんからも紹介があったように、アニメーターの大先輩である井上さんにご紹介いただき、チャンスをいただきました。バトンを託してもらえたという気持ちもありつつ、このバトンを次の世代の若いアニメーターにもつないでいきたい思いもあります。これからアニメーターを目指す学生さんや、4月からアニメ業界に入ったアニメーターの方たちに、作画に向き合う、動きに向き合うというアニメーターの根幹のテーマを通じて、寄り添うことができたらと思い作りました。アニメーターの人たちにぜひ観ていただきたい思いもありつつ、四作品ともたくさんの方に観ていただきたいと思っております。応援よろしくお願いいたします。■『フレイル』チーム 栢木プロデューサー本木監督との出会いは、TikTokの映画祭の受賞パーティでした。そこで初めてお会いして、本木監督は「栢木さん、僕はスティーブン・スピルバーグになりたいんですよ」とメチャクチャ真面目な顔でおっしゃいました。すでに夢が大きくて、視点が世界にあることにほれ込んで「では、壮大な作品を作りましょう」と企画開発に努めました。この『フレイル』という作品は、少子高齢化を題材に、学園を舞台にした青春SF作品です。本木監督だからこそ描ける壮大な作品になっていますので、ぜひお楽しみいただければと思います。 山﨑プロデューサー『フレイル』は、カナダで映像制作を学ばれた本木監督と、北米に本社のある制作会社バージンアース社との新しいタッグで制作しており、撮影現場でも英語と日本語が飛びかうエキサイティングな現場でした。ハリウッドではスタンダードとされる制作プロセスも取り入れたりと、新たなチャレンジを様々な点でしている作品です。きっと皆さんに楽しんでいただける作品になっていると思います。 本木監督今、日本の若手監督の中でハリウッドに一番近い監督だと思っています。ハリウッド作品が大好きで、言葉が分からなくても、世界中の人に伝わるようになれば良いなと思って作った作品です。なるべくセリフを少なく、ビジュアルテリングで「画で語る」というところを観ていただきたいです。本作はゾンビ映画であり、娯楽ものなのですが、ただの娯楽作品では終わらず、社会問題を取り上げています。楽しみつつ、若い世代からお年寄りまでが少しでも「生きること」を考えられるよう、人生において、本作がどういうものになるかを意識して作りました。そのあたりにも注目して観ていただけたらと思います。■質疑応答 MC四人の監督は、今回劇場作品を制作されるのは初めてですが、普段と異なっていたこと、意識した点、今後の創作に影響を受けた部分などを教えてくさい。 上西監督普段と違うことといえば、まさに今のこの場のような注目を浴びる経験ですね。普段はCG制作を行っているので、このような普段では経験できないことをしていると思います。また、今回は劇場公開作品なので、大きな画面で観ます。スマートフォンなどで観るよりも画面の1ショット、1ショットに気を遣って製作しました。 平瀬監督まず、関わる人の数の多さが一番違うところだったと思います。映像を作るのにこれだけの人が関わって一本の作品を作るのは、いまだかつてない経験でした。特に意識したことに関しては、劇場公開なので、劇場という空間で観ている人たちがどのように受け取るかという部分です。画角や音の処理といった部分は非常に気をつけて撮影、製作しました。 ちな監督やはり普段はモニターで観る作品を作っているので、アニメの場合、モニターで観る作品だと、あえてスクリーンで観た時のようなディフュージョン(光を拡散させて、ふわりとした印象を出すフィルター)をかけて、光の拡散を考えて処理を施します。でも、今回は本当にスクリーンで観てもらうので、スクリーンに映った時の光の観え方や、色の使い方は、普段のテレビアニメでやることとは違うことを目指してやっていきましょうと、スタッフとも話しました。何より、劇場になると音響がすごく贅沢に使えます。なので、音楽で参加してくださった角野さんや音響周りのスタッフの皆さんの繊細な仕事を見て、「今、普段とは違うモノづくりをしているんだ」とワクワクした気持ちで、刺激的な現場でした。 本木監督僕は普段はワンオペなので、撮影・ディレクション・照明・音声・グレーディング(撮影後の映像の階調・色調を整える画像加工処理)など全部一人でやっています。今の時代は機材も安くなって、一人でやれてしまう世の中です。でも、今回の『フレイル』でたくさんの人と関わってみて「一人の限界」を感じました。これだけの人が関わり、それぞれの部門のエキスパートの方たちとアイディアを組み合わせたからこそ、こんな素晴らしい作品ができるんだという感動がありました。クリエイティブの部分でも、一人だと悩んで「これで良いのかな?」と不安を抱えて臨むことが多いんですが、山﨑さんや栢木さん、馮さんといった東宝のプロデューサーさんが知恵を貸してくれました。なので、「これはどう思いますか?」と聞いた時には的確なアドバイスをくださりつつ、「監督の作品だから作品ファーストで」と芸術性の面を立てて評価してくださる部分もありました。その辺りで僕は一人で作るよりもたくさんの方が関わって作るほうが好きだと改めて感じました。これを機に今後もたくさんの人と関わり最高の作品を作りたいと思いました。今回、東宝がこうしたプロジェクトを開始したことが、クリエイターにとってどのような意味を持つか? 実際に参加されて感じたことを教えてください。【記者質問1】上西監督機会を与えてくださって非常に感謝しているところです。やはり若手の監督は、発表する場を欲しています。東宝さんのような大きい会社がこういう場を設けてくださるのはうれしいです。 平瀬監督若手にスポットライトを当ててくれる企画で、若手のプロデューサーと共に「何か面白いことやろうぜ」というスタンスでのもの作りができました。映像業界で今後も必要な姿勢だと思いますし、こういった取り組みは素晴らしいと思います。今後もこういった機会があって、もう一度となれば、若手も僕も「頑張ろう」と前向きな姿勢になれると思います。こういう取り組みが、相乗効果で若手映像作家の未来を担っていくプロジェクトになるんじゃないかと参加しながら思いました。そのために頑張ろうと思ってやっていました。 ちな監督今回の『GEMNIBUS vol.1』の中で、三作品が実写の中、アニメの枠を一作品分つくってくださって、しかもそこに選んでいただきありがたいと思っています。実写の監督さんや漫画家さんはいろんなコンテストがあるけれど、普段テレビアニメで頑張っている若手の演出やアニメーターにとっては、世に出る機会が少ないんです。だから、アニメに情熱のある若い人たちがたくさんアニメ業界に入ってきているので、「GEMNIBUS」という企画から、どんどん出てくると良いなと思います。支えとして、東宝という大きな会社がリードしてくれるのはありがたいことだと思っています。 本木監督僕の場合、いろんなキャリアの積み方がありますが、下積みを何十年もして、やっと監督になるというのは自分には合わないと思っています。アナログからデジタルになり、何百万もした機材が、数十万と買いやすくなったり、SNSの時代に合わせてセルフプロデュースで自分の作品を日本だけでなく海外に向けてどんどん発信できる世の中になりました。僕はそれに合わせて、TikTokやインスタで自分の作品を発表していました。そして、東宝がそういう作品を見て、SNSだけで終わらない「劇場公開も」と声をかけてくれました。若手の可能性を信じてくれる――それはすごく挑戦的です。僕だったら絶対にやらないと思います(笑)。若手にお金をかけて、ここまでのものを作らせてくれるのはかなり攻めていると思います。アメリカや韓国では聞く話ですが、「日本でもこれをやるのか?」という感動もありましたが、これまでだまされたこともあったので「本当かな?」と思いつつ、「でも東宝だしな」と…(笑)。こういうチャンスを与えるのは、これからの映画業界を底上げするのに、クオリティをアメリカや韓国と合わせるのにはすごく重要なことだと思います。僕もたくさんお金をかけて、信じてもらえたことに対し、返せるようにとプレッシャーも感じつつ、日本映画界の底上げを自分も担っていければと思って活動しています。このチャンスを与えてくださったことは、日本の映像業界が変わっていく大きな出来事だと思うので、これからが楽しみです。今回「vol.1」ということですが、今後の展開、続編の予定などはあるのでしょうか?【記者質問2】栢木プロデューサーこういった取り組みは、続けていくことが重要だと思っております。その覚悟を示すためにも「vol.1」というタイトルにしました。「vol.2」を製作すべく、新たな才能を持ったクリエイターと企画開発を進めております。実写であれば年内撮影というイメージで、企画開発を進めています。これからもどんどん続けていこうと思っています。 大田さん継続するのが大事だと思うので、しつこくやっていきます。 MCここで『GEMNIBUS vol.1』の公式アンバサダーを務める上白石萌歌さんにご登場いただきます。 上白石さん今日は雨の中、お越しいただきありがとうございます。本日はよろしくお願いします。 MC今回、アンバサダーに就任いただいてお気持ちはいかがですか? 上白石さん新しい才能が芽吹く瞬間に立ち合えることを光栄に思っています。私自身、映像作品やエンタメ全般がすごく好きで、私もエンタメに携わっている中で、へこんだりすることもありますが、そのへこみをまた膨らませてくれるのもエンタメの力です。まずは今回、誰よりも早く四人の監督の作品を体験できることが純粋に楽しみでした。皆さんの魅力をもっと発信する手助けができればと思っております。MC俳優として作品に携わる立場から、今回のこうした企画・取り組みをどのように感じていますか? 上白石さん皆さんの才能がいろんな方に発見されて、いろんな方に渡っていくのは素敵な取り組みだと思います。映像やエンタメの世界もどんどんと進化しています。その先頭に立って、変化させていくのは皆さんだと思います。映像作品はスクリーンで観るのが一番だと思うので、東宝ならではのスクリーンで公開されるのは素敵なことだと思います。私自身も劇場に行って体験したいと思っています。 MC東宝ということで上白石さんの後輩も出演されていますね。 上白石さんそうなんです。私も出たかったんですが、お声がけいただけなかったので(苦笑)、より頑張ろうと思いました! MC各作品の感想もうかがいたいと思います。まず『ゴジラVSメガロ』をご覧になっていかがでしたか? 上白石さん何と言っても息をのんでしまうような臨場感がありました。ゴジラの世界は現実に起こりえないと思って観てしまうことが多いですが、映像の技術も音響の技術も最先端のものを使われているので、圧倒的な臨場感でした。「これは起こりうることだ!」と思ってしまうような感覚でした。映像を観ていることを超えて、その場に立って風を感じているような気持ちで「逃げなきゃ…」と観ていて思いました。それくらい“体験”できる映像作品だと思います。 上西監督デカい怪獣はデカいスクリーンで観てほしいですね(笑)。 上白石さん音もすごくこだわって作っているように感じました。 上西監督大きいものが動くので、左から右へという音の動きもこだわりました。 MC『knot』はいかがでしたか? 上白石さん『knot』はサイコスリラーというジャンルの作品だというのは存じ上げていましたが、その枠組みを超えて緻密に練り上げらえた人の心の機微や、ものすごく深い人間ドラマを感じました。ただ「恐ろしい」という言葉で片付けるのはもったいないくらい、すごく観入ってしまうお芝居や演出をされている作品だと感じました。親子って改めて不思議な糸でつながっているんだなと感じました。すごく確かなように見えて、儚い…でも、儚いからこそ尊いものだと再認識した作品でした。ラストカットには衝撃を受けてゾッとしたので早く皆さんに観ていただきたいです。 平瀬監督あのラストカットを描きたいがために描いたくらいです(笑)。ゾワっとしていただいて良かったです。 上白石さんゾワっとしました! 早く劇場で観ていただきたいです。 MC『ファーストライン』はいかがでしたか? 上白石さん唯一のアニメ作品で、夢を追いかけていく全員の心に響く作品だと思いました。私も夢を追いかける一人なので、理想と現実の間で葛藤したり、自分の力のなさを思い知って落ち込むこともあるけれど、夢を追う人の熱意やひたむきさが描かれていて、グッとくるものありました。アニメーションなので1秒、1秒の尊さがすごくて「絶対に瞬きしたくない」「画面の隅々まで全部観たい」という気持ちで画面に張り付いて観てしまうような、繊細で大胆な映像作品だなと思いました。 ちな監督ありがとうございます。フィクションですが、実体験や同僚のアニメーターが抱えている理想と現実の間の葛藤を表現しています。大勢の人に届く作品になるという思いもあったので、そこに共感していただいてうれしいです。 上白石さん今日、初めてお会いしましたが、主人公の彼と似ているような、どこか通じるものを感じたので(笑)、これはちな監督自身の作品なのかなと思いました。それがみんなの物語になっていくのが楽しみです。 ちな監督一応、僕自身ではないですが(笑)、似ているかもしれません…。 MCそして『フレイル』に関してはどのような感想をお持ちですか? 上白石さんものすごく現代的なテーマを扱った作品
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映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』パンフレット発売のお知らせgoods映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』公式サイト映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』パンフレット発売のお知らせ 初版は、上下の封がない特製スリーブケース(アート・スクロール・カバー)付の豪華仕様となっています! 特製スリーブケースの表紙は、キャラクターのエンボス加工、内側にも迫力のアート印刷がされています。 豊富なVFX写真やコンセプトアート、キャスト&スタッフのインタビュー、解説コラムを掲載し、 映画やキャラクター及びシリーズの魅力を存分に伝えます。 特製スリーブケース付は、数に限りがございますのでお早目にご購入されることをお勧めします。 *初版が終了しましたら、特製スリーブケースは付かずパンフレットのみとなります。 内容は初版と同様です。〈パンフレット 表紙〉商品名:『ゴジラ×コング 新たなる帝国』劇場パンフレット 価格:1,100円(税込) 発売日:2024年4月26日(金) ※特製スリーブケース付は初版限定©2024 Legendary and Warner Bros.Entertainment, Inc. All rights reserved. 東宝株式会社 ライツ事業部
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映画『からかい上手の高木さん』完成披露舞台挨拶映画『からかい上手の高木さん』公式サイト山本崇一朗著の人気コミックをベースに描く、映画『からかい上手の高木さん』がついに完成。中学生時代に隣の席だった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片。そんな二人が離ればなれになって10年の月日が経った頃に、再会するところから始まる物語です。 5月16日に、映画『からかい上手の高木さん』完成披露試写会をイイノホールにて実施しました。永野芽郁さん、高橋文哉さん、江口洋介さん、鈴木仁さん、平祐奈さん、前田旺志郎さん、志田彩良さん、今泉力哉監督が出席し、完成の喜びを語りました。トークセッションでは、全編・香川県小豆島で撮影をした思い出や、「10年の時を越えて紡がれる物語」にちなんで「10年間ずっと続けていること」を披露しました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。完成披露舞台挨拶高木さん役永野芽郁さん西片役高橋文哉さん田辺先生役江口洋介さん中井役鈴木仁さん真野役平祐奈さん浜口役前田旺志郎さん北条役志田彩良さん今泉力哉監督■イベント開始前ナレーションを、永野さんと高橋さんがサプライズで行いました。 ■客席を通って皆さんが登壇すると、会場からは歓声が上がりました。永野さん初めてお客さんに、本作を観ていただけるこの日を迎えることができて、本当にうれしく思っております。完成した本作を観た時は、小豆島で一カ月半弱撮影していた日々を思い出しました。本当に穏やかで、観ていて心がほっこりするような作品ができたと思います。今日は皆さんに観ていただけることが本当にうれしいです。 高橋さん僕は、本作を観て、西片そして高木さんが作り出す空気が、本当に存在するんだなと思いました。小豆島で全編撮影をしたんですが、小豆島だからこそ出せた西片の表情や、二人の空気感もたくさん作品の中に散りばめられています。ここに並んでいる素敵なキャストと監督、そしてスタッフ全員が全力で命を吹き込んだ作品です。皆さんに今日届けられるのを本当にうれしく思います。 鈴木さん完成した作品を観て、中井としては知らない、出演していないシーンがたくさんありました。それを観て、キュンキュンしました。何かムズムズもしたし、とにかく本当に僕も楽しめた作品なので、今日皆さんに初めて観てもらえるのがすごく楽しみです。 平さん平日の学校やお仕事帰りに集まっていただき、ありがとうございます。今日は、撮影の時以来キャストの皆さん、監督とお会いできました。本作の初お披露目に、こうしてみんなで集まれてうれしく思います。私も、本作を観て本当にかわいくてキュンキュンしました。私自身、こういった“からかわれる”っていう体験があまりないので、すごく素敵だなぁと思いました。あとは、それぞれの恋愛模様にも本当にほっこりする素敵な作品だと思いました。 前田さんこうやってたくさんの人に観てもらえるのは、すごくうれしいなぁと思っております。僕も、本作を観て、やっぱり小豆島の画の力をすごく感じました。めちゃくちゃきれいですし、その画のパワーに、どんどん吸い込まれていくような感覚になりました。何といっても、高木さんと西片の…本当にキュンキュンしました。それ以上の、ギュンギュンするぐらいでした。心がドキドキしながら僕は観たので、今日の皆さんもキュンキュンを超えて、ギュンギュンして帰っていただけたらと思います。 MC永野さん、高橋さん、前田さんはギュンギュンきていたらしいですが、いかがでしょうか。 高橋さん僕はギュンギュン狙いですから! まんまと思うツボです。 永野さん(笑)。思うツボです! 志田さん私は、「からかい上手の高木さん」は原作から観ていました。だから、お話をいただいて、今泉さんが監督をされると知ると、「これは間違いなく素敵な作品になるだろう」と思っていました。実際に完成した作品を観て、本当に芽郁ちゃんと文哉くんの演じる高木さんと西片が、あまりにも素敵過ぎて……実は観ながらこっそり涙していました。今日は、いろいろな高木さんと西片を観て、いろいろな気持ちになると思います。ぜひ、その感情を、皆さんもお家に持ち帰っていただけたらと思います。 江口さん教頭先生を演じました。僕は、中学生時代から二人の教師として見守っていたんですが、生徒たちが本当にかわいかったですね。その二人がめちゃめちゃキュートでした。二人が大人のキャストになって初めての撮影の時に、中学時代の二人にちょっと似ていたんですよ。(永野さんに向かって)あれは、何か芝居とかを研究したの? 永野さんはい。観て研究しました。 江口さんやっぱり! それがまたかわいいんですよ。 永野さんうれしいです。ありがとうございます。 江口さん高橋くんも? 高橋さんそうですね。僕も黒川くんの動きを真似しました。 江口さん目の動きとか? 高橋さんはい! 江口さんそういうところを観て、ほのぼのしました。すごく長い時間を使って描いている作品なんだなと思いました。僕も、キュンキュンしました(照れ笑い)。皆さんもキュンキュンできるかわいい作品だと思います。今日観て、良かったら宣伝してください。 今泉監督出演されているみんなが、めちゃくちゃキュンキュンする作品が作れたことをとてもうれしく思います。本当にスタッフ・キャストの方に恵まれて作れた作品だと思います。初めて一般の人に観てもらう場ですので、ぜひ楽しんでいってください。 MCまずは今泉監督にうかがいます。本作は非常に人気のある原作の実写化になります。本作の作品作りで意識したことや心がけたことをぜひ教えてください。 今泉監督すごく人気のある原作で、アニメもすごく話題になっています。今、みんながキュンキュンと話していましたが、そこにある気恥ずかしさや照れといった原作にあるピュアな時間がちゃんと閉じ込められたらなっていうことを心がけました。あとは、山本先生や、原作ファンの方も楽しめるものにしたいなぁということと、本作で初めて知る人にも楽しめる作品になればという思いで、みんなで一生懸命に作りました。 MCきれいな映像も本作の魅力の一つかと思います。小豆島での思い出やエピソードがあったらぜひ教えてください。 永野さん小豆島での思い出は、もう一カ月半弱いたので、たくさんあります。食事も島ですることが多いので、いろんなお店にいきました。居酒屋さんを経営している方とお話する機会があったり、スナックのママさんとお話したり、島の方との交流もすごく多かったです。最近、久しぶりに小豆島にお仕事で帰ったんですが、その時にお世話になったお店にお土産を持って回ったんですよ。そしたら、劇場で配られているサイズの作品ポスターをお店に貼ってくれていました。小豆島の方が本作の公開を楽しみにしていることがうれしくて…ちょっと話がそれましたが、お店の人との思い出がいっぱいあります。 MCそれはうれしいですね。お店の方も永野さんのことを覚えていましたか? 永野さんはい。事前にお伝えしないで、お店に行ったので、「本物?」って言われました。「ニセモノに見えますか?」と。 前田さんカッコいい一言ですね! 永野さん公開をすごく楽しみにしてくださっていました。 MCもしかしたら、今の永野さんの言葉で「うちのお店に来てくれた?!」と、思い返している、お店の方もいるかもしれません。何かメッセージを送っておきますか? 永野さん皆さん、お元気ですか? また遊びに行くからね。 高橋さん永野さんのお話を聞いて、思い出しましたが、僕も小豆島で出会いがありました。本当に好きなご飯屋さんができて、週に二回ぐらい行っていました。一人で行ったり、マネージャーさんと行ったり、小豆島に家族が来た時に連れて行ったりとか…。帰る時に「明日帰ります」と伝えたら、「また来てね!」と言ってもらえました。僕は連絡先の交換ができなかったんですが、マネージャーさんがしていたらしくて、先日、米が10キロ、みかんが2箱送られてきました。「えっ?そんな人情深い!」と、本当にうれしかったです。小豆島のお米、とっても美味しいんです。それが僕の今の楽しみの一つです。(逆に)僕がカレンダーを出すタイミングや、僕が表紙の雑誌とかがあった時に、サインを書いて送ります。今まで、そういう風に店主の方と深く交流をとったことがなかったので、とても素敵な体験をさせてもらったと思っています。 MCそれは息子への仕送りじゃないですか。 高橋さんですよね! ありがたいです。 MC送った人が「私が送ったのよ」と言っているかもしれません。 鈴木さん僕の思い出は……二人のあったかい話の後に話しにくいんですが、オフの日に旺志郎と二人でエンジェルロードを歩いたね。 前田さん歩いたね! あれも僕らからするとあったかい話じゃない? 鈴木さん島の方々との交流は多少あったけれど……。 前田さん僕たちは(滞在)期間が短かったからね。 鈴木さん(永野さんたちを見て)話を聞いてないもん! 高橋さんごめんなさい! 永野さん(高橋さんの顔に)糸が…まだ取れていないんですよ。(鈴木さんに向かって)話を続けてください。鈴木さんそんなの、続けられないよ(笑)! 前田さん続けられない(笑)! 鈴木さん誰もこっちを見ていない。全員こっち(永野さんたちの方)向いているから! 平さん今、視聴率100%! ■永野さんが、高橋さんの手を糸のついたところに誘導すると、糸がとれ、客席から歓声が上がる。 永野さん取れた! 高橋さん僕がハンカチで顔の汗を拭いたら、糸くずがついちゃったみたいです。…今のせいで、また汗が出ちゃいました(笑)。(永野さんに)ありがとうございます。 鈴木さんで、何の話をしていたっけ? 前田さんエンジェルロードに行った話の続き! 鈴木さんそうだ。それで、一緒に鐘を鳴らしたよね? 前田さん小豆島に、恋愛成就の鐘があるんですよ。その鐘を仁と二人で、こう…(と動きを再現しながら)一緒に鳴らしました。鈴木さん&前田さん以上でーす! MC最高の思い出ですね。では、女子チームの平さんと志田さんは? 平さんみんなで海の家に行きましたね? 志田さん行ったね! 平さん海に飛び込みました。夏だったので、海に入ると気持ち良かった。志田さん海の家で浮き輪をレンタルして…。 平さん(高橋さんに向かって)子どもと仲良くなっていましたよね? 高橋さんマブダチになりました! 「二人でボートに乗って、行けるところまで行っちゃおうか」って話をしました。 平さん楽しかったです。青春をしました! MC江口さんは? 江口さんオリーブ園に行きました。オリーブにもいろいろな種類があって、「小豆島の初めてのオリーブの木はコレです!」「これから株分けしました」いう説明をしてもらいました。そのオリーブの入ったオリーブ素麺を食べました。あと、すごかったのは山奥にある猿山ですね。猿がたくさんいて、ちっちゃい猿がその辺を猫のように歩いていました。時間がすごくゆっくり流れていて、自然にいっぱい触れ合うことができました。良かったです。 MC先ほども少しお話が出ましたが、江口さんはこの作品で、中学生時代のキャストさんから大人になったキャストの皆さんまで多くの方々と共演されましたが、いかがでしたか。 江口さん最初にお話をいただいた時に、僕は原作を知りませんでした。ロケに行く時はフェリーに乗って行きました。フェリーはすごく穏やかで良いんですが、その時にアニメだったかな? ジャージを着た田辺先生の等身大のすごく怖い顔をしたパネルがあって、「僕がこの役をやるのか?」と思いながら乗りました。それが撮影の初日でした。現場に行ったら、子供たちがめちゃめちゃかわいかった。学校も海の近くで日差しが入って、雰囲気が良かったですね。普段いろいろな撮影をして、本当にピリピリする時もあるんですが、みんながニコニコしていて、ものすごく穏やかでした。また、今泉監督はすごく長く回すんですよね。長く回す監督だとは聞いていたんですが、本当に長ーく回す! 僕は「長いな」と思っても、子どもたちは穏やかに対応していました。そんな風にうまく導いて作品を完成させていく時間も含めて、きっとちょっとほっとできる作品になるだろうと思いました。その作品が完成して、初めて皆さんに観ていただくわけですが、ちょっとでも気持ちが穏やかになってもらえたら良いなと思います。MCその穏やかさの中に「からかう・からかわれるという関係性」がポイントになってくるわけですが、永野さんと高橋さんは「からかう側」「からかわれる側」ならばどちらでしょうか? もしくはお互いにどっちかなと予想してください。 永野さん文哉くんは「からかわれる側」です。 高橋さん永野さんは「からかう側」です。永野さん役のまんまですね。「意外!」と言われますが、日常生活で「からかい」という言葉をあまり使わなかったので、本作をやることで「からかいはマイナスな言葉じゃない」と知りました。そういう意味で言うと、私は文哉くんをちょっといじることが多かったので、高木さんと近い「からかう側」かなぁと思います。 MC登壇者の皆さんの認識も永野さんは「からかう側」ですか? 永野さん(登壇者の皆さんの反応を見て)…何か違う?! 高橋さん今、左側はみんな「うん!」と言っていました。右側は首をかしげていました。 前田さんでもどう? 鈴木さんやっぱり「からかう側」じゃない? 永野さんそうだよね! 鈴木さんでもね、全力で「からかう側!」って答えにくいというか、「答えて良いものなのかな?」って思ってね。 永野さんそういうこと? 気を遣ってくれたんだね。ありがとう! 高橋さん僕が歩んできた人生は、「からかう側」だったんですが、永野さんに出会って変わりましたね。(手で線引きして強調して)“ここだけ”です! 永野さん(笑いながら)あら! 高橋さんそれこそ、平さんと僕なら(平さんを)「からかう側」です。 平さんうん! 永野さんえ! そうなの? うそっ!! 高橋さんえ? なぜここで嘘を付くんですか。 永野さん日常的に「からかわれる側」じゃないんだ? 前田さん(高橋さんの)からかいはすごく上からくるから! 鈴木さん文哉が、女性にからかわれるのは想像していなかったかも。 永野さん光栄でございます。 高橋さんこちらこそ! MC本作は10年の時を超えて紡がれる初恋の物語ということですが、皆さんが10年間ずっと好きなこと、または10年間ずっと続けていることがあったらうかがいたいと思います。江口さんからお願いします。 江口さん好きなものは何十年も好きですよ。ギターとかバイクとか、結構長いですね。20代の時のものを未だに使っているので、古いものは30年選手で使っています。まあ、ずっと持っているだけなんですけれどね。出会ったものはそのまま手放さない感じです。 志田さん今、24歳ですが、お仕事を始めたのが14歳なので、お仕事はちょうど10年ぐらい続けています。楽しく飽きずに唯一できています。 前田さん僕は地元の親友ですかね。大阪出身なんですが、小学・中学生の時の親友はずっと好きですね。ほぼ毎日電話している親友もいます。年越しも、毎年親友の家で過ごしていますし、相当仲が良いのでそこは一生ものの仲ですね。 平さん私は神社が好きで、よくお参りに行きます。御朱印集めを始めて十年目ですが、今、18冊目になりました。 MC御朱印集めの魅力は? 平さん神職さんによって筆の使い方が違って、美しさや厳かな感じが違います。それに、特別御朱印や、素敵な形の御朱印があるので、そこが魅力的だと思っています。 鈴木さん漫画です。とにかくずっと大好きなので、単行本を集めて実家で保管しています。漫画を読み始めてからは10年以上経っていますが、集め始めてからは10年ぐらいだと思います。 高橋さん僕は、10年以上になっちゃう大切で好きなものがあります。「毛布」です。今の家にもその毛布が一枚あります。(「集めている?」の声に対して)集めているわけではなくて、まず僕の家に一枚毛布があるのを想像してください。物心ついた時からずっと一緒の毛布なんですが、初めて一人暮らしをする時に買えなかったから、その毛布を持って行きました。その後も引っ越す度に一緒に持って行っています。布団やマットレス、タオルケットは変えても、その毛布は絶対変えない。僕自身、長くものを持つことがあまりないんですが、その毛布についてだけは物持ちが良いです。物持ちの悪さを上回る、物持ちの良さ。 前田さんそれ、シワシワやカサカサになっていないの? 高橋さんなっている! でも、その匂いとかに安心するので、夏でも冬でも一年中掛けています。まあ、夏は朝起きたら掛けていないですけどね(笑)! 永野さん私は本当にお恥ずかしいんですが、「ラーメン」です。 MC何がお恥ずかしいのでしょう? 永野さん皆さんにはちゃんと思い出やエピソードがあるのに、私は「10年好きなもの」って思ったら、ラーメンぐらいしかなくて……。 MCラーメン愛を教えてください。 永野さん毎日食べます。このお仕事をしていると、撮影の状況によって、食事時間が短くなることがあるんです。「早く食べて、ちょっとでも仮眠を取りたい」と思っちゃうんです。なので、おいしくて温かいラーメンがちょうど良いんです。ラーメンが好きになって、ずっと食べています。美味しいお店に行くのも好きですが、お家で自分で作る即席麺も好きです。MC最後に一番好きなラーメンの味はなんでしょうか? 永野さん(息を深く吸って)辛いの! ■フォトセッション MC最後に、ご挨拶をお願いします。 高橋さん本日はご来場いただきありがとうございます。キャストと監督が全力をかけて、小豆島で最高の作品を撮れたと思います。僕も本作を観て、本当にもどかしくありながらも、どこかかゆいところをかかれるような、そんな作品だと思うので、幅広く多くの方に楽しんでいただける作品だと思います。ギュンギュンして帰っていただけたらと思います。 永野さん皆さん、改めまして本日はありがとうございます。皆さんがそれぞれに忙しい毎日を過ごしていると思いますが、本作は映画館でゆったりと過ごすことができる作品になっています。本作を観て、「劇場に入る時よりも帰る時の方が、体が軽くなるっていうことがあるんだ」と思いました。皆さんが本作を観てどこか癒されて、そしてキュンキュンして、また明日からちょっとでも笑って過ごせる日々になったら良いなと思います。ぜひ、本作を観て、たくさんの方に共有していただけたらうれしいです。
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映画『からかい上手の高木さん』japanese©2024映画『からかい上手の高木さん』製作委員会 ©山本崇一朗/小学館映画『からかい上手の高木さん』
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ゴジラ新作映画、製作決定ゴジラ新作映画の製作が決定いたしました。 監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。 『ゴジラ-1.0』で数々の快挙を成し遂げた山崎貴が、再びゴジラ映画に挑みます。 【監督・脚本・VFX:山崎貴】 1964年、長野県松本市生まれ。幼少期に『スターウォーズ』や『未知との遭遇』と出会い、強く影響を受け、特撮の道に進むことを決意。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、1986年に株式会社白組に入社。『大病人』(93)、『静かな生活』(95)など、伊丹十三監督作品にてSFXやデジタル合成などを担当。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し話題になり、第29回アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など12部門を受賞。『永遠の0』(13)、『STAND BY ME ドラえもん』(14)は、それぞれ第38回アカデミー賞最優秀作品賞ほか8部門、最優秀アニメーション作品賞を受賞。また、監督・脚本・VFXを担当した『ゴジラ-1.0』(23)では、第96回アカデミー賞で日本映画初の視覚効果賞受賞を果たした。日本を代表する映画監督の一人として数えられる。ゴジラ新作映画、監督・脚本・VFX 山崎貴で製作決定
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「劇映画 孤独のグルメ」ジャパンプレミア舞台挨拶『劇映画 孤独のグルメ』公式サイト2012年にテレビ東京の深夜ドラマとして放送を開始し、シーズン10までシリーズを重ねてきた「孤独のグルメ」。主演を務めていた松重豊さんが自から脚本・監督を務める形で「劇映画 孤独のグルメ」として映画化され、来年1月10日より公開されます。 11月4日に第37回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて、ジャパンプレミアが実施され、上映後には監督・脚本・主演の松重豊さんによる舞台挨拶が行われました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!ジャパンプレミア舞台挨拶監督・脚本・井之頭五郎役松重豊さん東京国際映画祭プログラミング・ディレクター市山尚三さん松重さん皆さん、お腹が空いている時にすみません(苦笑)。本作を観て、それぞれ駆け込みたいお店があるんではないでしょうか! そんな皆さんばかりだと思います。12年前にテレビ東京の小さな深夜枠のドラマとして始まった「孤独のグルメ」が、こうして、東京国際映画祭という晴れの舞台で、皆さんにご覧いただけることは、とにかく感無量です。先ほど、客席に忍び込みましたが、笑っていただけていたので何よりです。スタッフ一同、感無量でした。いろんな質問があると思いますが、どうか最後まで楽しんでいただければと思います。もうちょっとだけ、お腹が空いているのを我慢してくださいね。市山さん私は、東宝の試写室で朝10時から本作を観終わってすぐに、お昼を食べた記憶があります。そこで、即決で「東京国際映画祭でやらせてください」という話をしました。この上映が実現してうれしく思っています。 松重さんありがとうございます。 市山さん最初に、私から一つだけ質問です。いつごろから映画化の話は持ち上がっていて、松重さんが監督をやるのは、最初から決まっていたのでしょうか? 松重さんちょうど二年前くらいにレギュラーシーズンの「孤独のグルメ」が、シーズン10という節目を迎えて、「これからもまだ続けるのか?」「それともやめるのか?」という話になりました。それまでにも、若いスタッフがどんどんよそに行ったりして、お別れすることが多くなっていました。この番組で、みんなが育っていけば良いですが、今のテレビドラマの現状がそういう環境ではないので、一回仕切り直そうという気分はありました。とはいえ、仕切り直して映画を…といっても、「ただおじさんが食べているだけの話をどうやって映画にするんだ?これは相当な力技が必要だな…」と思いました。なので、日本の監督じゃなくて海外の監督でどなたかいないかな? と思いました。幸いなことに、「孤独のグルメ」が韓国でも人気の作品だったので、「TOKYO! <シェイキング東京>」(2008年公開)という作品で一回だけ出演した韓国のポン・ジュノさんに「監督してくれないか?」って手紙を書きました。そうしたら、「忙しいから無理だ。完成を楽しみにしているよ」って無責任な返事が来ました(笑)。「参ったな、どうしようかな?じゃあ日本の監督でやろうか?」と考えもしましたが、その夜に「僕が監督しようかな」と思い付き、僕の事務所の社長にも、「良いんじゃないですか」って背中を押してもらったので、こういうことになったという経緯です。でも、その翌々日くらいには、今回の主なシノプシス(あらすじ)を書いて、全スタッフにロケ先で見せました。「こういうことを考えているんだけれど、どうかな?」って聞いたら「やりたい」とみんなが言ってくれたので「じゃあ、みんなで頑張って映画化しよう!」というのがきっかけです。■会場の観客の皆さんからの質疑応答。ドラマの時に比べて、音楽が変わり、使っている楽器も変わっていました。変えたきっかけや理由を教えてください。【会場のお客さん①からの質問】松重さん今回、映画音楽に関して言うと、これまでは原作者の久住昌之さんが率いるスクリーントーンズさんというバンドがドラマの劇伴を作ってくださっていました。でも、今回は映画っていうことで、物語のいろんなところで映画用の音楽を作っていただく方として、僕が昔から知っているKan Sanoさんにお願いをしました。フランスパートのメインの音楽とか、フランスのオープニングの音楽、ラストのエンディングはピアノメインの曲にしたかったんです。ピアノで単音が流れてくる中、物語が淡々と進んでいき、いろんな人の感情を呼び醒ます効果を狙いたくて、最終的にピアノ音楽が作品のエンディングを飾るにふさわしい楽器なんじゃないかと思いました。あと、もう一つは、僕の40年来の友人で、僕が最初に8ミリで映画を撮り始めた時の主演俳優である、甲本ヒロトくんが率いるザ・クロマニヨンズに主題歌をお願いしました。ものすごくカッコ良くて、「これぞザ・クロマニヨンズ!」「これぞ腹減った!」という感じがしました。40年前に腹を空かせてラーメン屋でバイトしていた二人のことを思って書いてくれたあの曲が、劇の初っ端でかかると心が震えました。そういう意味で、スクリーントーンズさん、Kan Sanoさん、ザ・クロマニヨンズという、音楽に関しては三つの力強い味方を得て本作の音楽とした次第です。素敵な作品をありがとうございました。 私は、「孤独のグルメ」の海外出張編を楽しんで観ていました。この作品を通して、新しく韓国のお友だちもできました。 今回、第29回釜山国際映画祭「オープンシネマ部門」に出品されたので、その友だちは観に行ったそうです。なぜ、今回のロケ地に巨済島(コジェド)を選ばれたのでしょうか? あと、“ナンプウ島”が見つからずに困っていたので、何かヒントがほしいです。【会場のお客さん②からの質問】松重さん最初に書いたシノプシスでは、韓国パートは井之頭五郎がサップボードで長崎の五島列島から流されて、漂着したところで、ユ・ジェミョンさんが演じる韓国の男性と知り合います。彼は逃げた奥さんを取り戻しにあの島に行ったという設定にしていたんです。そこから、大冒険話になっていて、奥さんを取り戻そうとする男と、どこの国か分からないところに漂着した男が、研究所に忍び込んで捕まります。そして、ユ・ジェミョンさんは、奥さんと和解して韓国で飲食店をやるというシノプシスだったんです。でも、これでは韓国パートは「金がかかるぞ」ってことで、上層部からストップがかかりました。「もっと圧縮してくれ」と言われたので「だったらエッフェル塔の前で“孤独カット”をやるしかないでしょ!」と、僕がごねました(笑)。そしたら、フランスに行くことになったんです。ナンプウ島は、あくまでも架空の島にしたかったし、「韓国なら、長崎の五島列島からサップボードで流されて行けなくはないかな?」「そんな設定でも良いかな?」と思いました(笑)。お店に関しては、写真で見た時に「この店かわいいな」と思いました。オモニ(母親)と娘さんの二人でやっていて、本当にこのお店で出てくる、五郎も食べている料理がおいしかったので「じゃあ、ここでやろう」ということになりました。巨済島というのは、東京で例えるなら、熱海のちょっと先の網代くらいの感覚ですよね(笑)。ちょっと遠いですが、まあ観光で行っても良いかもしれないくらいの距離感ですね。今回のロケ場所はどの店もリアルにそのお店を使っているんで、遠いんです。フランスのお店も、五島列島のお店も福江島ではないので、行きづらいし、韓国のお店も釜山からちょっと行かなくちゃいけないんですよ。でも、全てのお店のママさんに、ご本人役をやっていただきました。もし、聖地巡礼する方は貴重な体験ができると思います。今がチャンスですね。 会場のお客さん②先日、釜山からバスでクジョラに行ってきましたが、2時間40分くらいかかりました。 松重さんそうでしょ? 途中のサービスエリアにある、ホドゥクァジャ(くるみ菓子)という食べ物があって、おいしいんですよ。またぜひ韓国にも行ってください! 市山さんそろそろお時間になってしまいました。 松重さん僕が長々しゃべっちゃって、すみません(苦笑)。 市山さん最後に、皆さんに一言お願いします。 松重さん一言では言い切れないですが…(苦笑)。まだ公開は先ですが「思ったより良かったな」というその気持ちを、どうか胸に留めず、どんどん外に発信していただければありがたいです。やっぱり、色眼鏡で見られがちなんでね。「テレ東の深夜番組が映画になって、しかも主演をやっていたやつが自分で監督をやったらしい」って笑い話にしかならないような試みなんで(笑)、ぜひ、皆さんのお力を借りしたいです。「意外と面白いじゃないか」と思ってもらいたいです。今回、東京国際映画祭で通訳さんが外国の方のためにアナウンスしてくださいました。ぜひ、この作品を買ってください! フランスではまだやれていないので、ぜひやりたいと思っています。よろしくお願いします。
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映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」宣伝開店&完成報告イベント映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」公式サイト全世界累計発行部数1100万部を突破した、幸運な人だけが辿り着ける、ふしぎな駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々の顛末が描かれる廣嶋玲子・作、jyajya・絵「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(偕成社刊)がついに実写化し、12月13日(金)に公開されます。 11月12日に、宣伝活動スタートおよび本作の完成を報告するイベントが雑司ヶ谷鬼子母神堂内にある駄菓子屋・上川口屋にて開催され、天海祐希さん、白山乃愛さん、番家天嵩くん、中田秀夫監督が出席しました。こちらのイベントの模様をレポートいたします!宣伝開店&完成報告イベント銭天堂店主・紅子役天海祐希さん大野藍花役白山乃愛さん水野雄太役番家天嵩くん中田秀夫監督天海さん銭天堂の店主・紅子さんを演じるにあたり、三時間ほどかけて特殊メイクをしました。とても楽しく、ドキドキしながらお芝居をしました。今日もご一緒していますが(白山さん、番家くんを見て)子役の方たちもしっかりとしたお芝居をしています。中田監督のもと、スタッフ・キャスト一同、一丸となって頑張った作品です。皆さん、ぜひ観ていただけたらうれしいです。 白山さんとても素敵な作品なので、たくさん魅力を伝えられたらと思います。 番家くん僕も(自身が演じた)雄太と同じで、勉強がちょっと苦手です。だから、「テストに出るところが分かったら良いな…」というそのままの気持ちで演じました。すごく良い作品になったと思うので、皆さんぜひ観てください! MCちなみに、どの教科が苦手ですか? 番家くん算数と国語です(苦笑)。 MC得意な教科は? 番家くん体育です! 中田監督本日は恵まれた天候でうれしいです。僕が最初に本作の企画を提案したのは、五年以上前でした。それが、いよいよ皆さんにお披露目できる時が来て、感慨深いです。 MC今のお話にもありましたが、本作は中田監督から提案された企画とのことです。なぜこの児童書を映画化しようと思い、紅子役を天海さんにオファーされたんでしょうか? 中田監督うちの娘が小学生の頃、廣嶋玲子さんの小説が好きで、特に「銭天堂」シリーズは、全巻読んでいました。それで、娘に「お父さん、絶対に面白くなるからこれを映画化して。作ったらすぐに観に行く」と言われたんです。僕も読みましたが、「なるほど、これは良いな」と思いました。子ども向けの「笑ゥせぇるすまん」(藤子不二雄A 作)という感じで、決して良いことだけをしなさいよという話ではなくて、毒がちょっと含まれているところがすごいと思って、提案しました。 MC娘さんに映画化を伝えた時は、どんな反応をされていましたか? 中田監督中学生とか高校生になると、そっけなくて「あ、そう」みたいな感じでした(苦笑)。 MC紅子を天海さんにお願いした理由を教えてください。 中田監督(紅子役を)お願いする前に、天海さんの舞台を拝見しました。座長として、舞台の中心で、ドーンとすごく華やかな存在感を放っていました。紅子さんも、大人も、子どもも買いに来る駄菓子屋さんの真ん中にドーンといます。そんな紅子さんと舞台での天海さんが重なって、「ぜひ天海さんにお願いしたい」となりました。 MC天海さんは、オファーを受けた時はどんな心境でしたか? 天海さん大人気の児童書だとは存じていたので、「そんな大人気の作品を私がやって良いのだろうか?」と思いました。(原作の)紅子はふくよかで、ドーンとされている方だったので「これ、私で良いんですかね?」「(映画化に際して)原作の絵に寄せていくんですか?どうするんですか?」と、うかがいました。そうしたら、「ぜひに」というお返事をいただいたので、「そう言っていただけるなら、よろしくお願いします」と申し上げました。 MC改めて、天海さんの紅子はいかがでしたか? 天海さん(監督に向かって)いかがでしたか? 中田監督素晴らしかったと思います。 天海さん悪いとは言えないですよね(笑)。 中田監督撮影中は、紅子さんスタイルの天海さんしか拝見していないので、クランクアップした後に撮影現場に遊びに来られたすらっとした天海さんを久々に見て、「そうだ、そうだ!本当の天海さんはこっちだった!」って思いました(笑)。撮影中に三時間くらい空き時間ができた時に、天海さんが衣装だけ脱がれていたことがありました。お顔は(特殊メイクで)紅子さんのままで、下はあんこ(ふくよかに見せるための詰め物)の入った衣装を脱いで、スポーティーな服を着られていたのが少し面白かったです。 天海さんあの時はジャージを着ていましたね(笑)。 MC白山さん、番家くんは、本作の撮影前から「銭天堂」シリーズは知っていましたか? 白山さん知っていました。学校の図書室に小説があったし、私はアニメも見ていました。銭天堂に来る人たちが駄菓子を買って、幸せになるのか、不幸になるのかは結末がみんな違っていて、それが面白いです。 番家くん僕もアニメを見ていて、次の配信が来るまで「まだかな、まだかな」と楽しみに待っていました。家族と一緒に見ていました。銭天堂は、気まぐれに来られるのが良いところで、気まぐれで幸運になれるところが好きです。 MCまさか自分が出演するとは思わなかったですよね? 番家くん本当ですね! すごくうれしかったです。MC完成した本作を観た感想を教えてください。 天海さん自分が出ていないところは初めて拝見しました。ホラー映画もそうですが、映画を知り尽くした中田監督の趣向が、ちゃんと大きなうねりになっていました。すごくドキドキしたし、ちょっと怖いところもあったし、ハラハラもしました。「どうなるんだろう?」と、登場人物一人一人を応援したくなりました。大きなうねりがあって、最後は(胸に手をあてて)「はぁ…」という感じです。ドキドキワクワクハラハラして、自分が出ていたことを忘れて、楽しめる作品に仕上がっていました。ありがとうございました。 MC銭天堂には大人も訪れるので、大人も楽しめる作品になっているということですね。 天海さんもちろんです! お子さんは、学校やおうち関係でいろいろと不安や悩みがあると思います。大人は、人間関係、仕事、家族のことなど、もっといろんなことがありますよね。その一つ一つに、チクっと刺さるんです。なので、大人の方がより全体像を見て、ご自分に重ねられるところがあるんじゃないかと思いました。それでいて、幸せな気持ちにもなれるし、大人こそ楽しめる作品だと思います。 白山さんすごく面白かったです。私が見ていた、銭天堂や紅子さんの雰囲気がそのままで、すごく楽しかったです。 MC白山さんは本作で映画デビューということですが、いかがでしたか? 白山さんうれしかったし、すごく不思議でした。自分があんなに大きなスクリーンに出ていることが初めてだったので、すごく感動しました。天海さんそのうれしさや、ワクワク、ドキドキが出ていたのか、役柄もありますが、すごくはつらつとされていて、とても素敵でした。 中田監督素晴らしかったと思います。(白山さんと番家くん)二人とも、ほかの共演した小学生の子たちから人気者でしたね。 MC番家くんは本作を観ていかがでしたか? 番家くんアニメや小説で知っているお話や、駄菓子が出ていることに気が付くこともありました。新しい人が出てきた時は、「この人はどんなお菓子を買うのかな?」とワクワクしました。楽しい作品になってうれしいです。 MC自分の出番を見ていかがでしたか? 番家くん映画で、自分がこんなにいっぱい出てくるのは初めてなので、「こんな風に出られるんだなぁ」って思いました。自分をちょっとほめられるような場面もあって、うれしかったです。 天海さん私がすごく印象に残っているのは、最初のリハーサルの日です。(番家くんに向かって)すごく緊張していたんだよね? リハーサルルームでセットを組み立てて、監督がいろいろ説明してくださってから、そこで動いてみたんです。普通の顔をしているのに、ものすごく緊張していたみたいで「脇汗が!」とか言っていました(笑)。 番家くん脇汗、手汗がすごかったです。緊張しまくっていました…(笑)。 天海さんそんなに緊張しているそぶりはなかったんです。でも、そこで緊張したせいか、本番はドンといけましたね。 番家くんばっちりでした! 天海さんお子さんたちが、良い顔をいっぱいしているんですよ。「負けられない!」と思っていました。私は、顔に特殊メイクをしていたんですが…。 MCその特殊メイクについてもお聞きします。準備に三時間かかったとうかがいました。 天海さんトータルでそれくらいです。厳密には、毎日ヘアメイクさんも、衣装さんも、どんどん腕が上がっていくので、すごく短縮していただきました。 MCここまでの特殊メイクは、なかなかないんじゃないですか? 天海さんそうですねぇ。 MC初めて紅子になったご自身をご覧になっていかがでしたか? 天海さん何か自分のことで申し訳ないですが、祖母に似ていました(笑)。「系統ってあるんだな、似ていくんだな」と思いました(笑)。撮影期間中は、メイクさんは「口を開けて全然OK」と言ってくれたんですが、特殊メイクがはがれるのが嫌で、口が開けにくくて、あまり食べなかったんです。そうしたら、どんどん痩せてしまいました。でも特殊メイクのおかげで誰も気づいてくれませんでした。顔を作ってくださったヘアメイクさんには、「天海、どんどん痩せていっている」と言われましたが、「そうだよね。でも、誰も気づいてくれない」って話をしました(笑)。MC天海さんが演じる紅子さんを目の前にしていかがでしたか? 天海さん正直に言ってね! 白山さん天海さんと共演できると聞いて、すごくうれしくかったです。ずっとテレビで見ていた、あの天海祐希さんと共演できることが、すごくうれしくて、楽しみだったんです。でも、撮影現場でお会いすると、天海さんというより、紅子さんとお話ししている感じでした(笑)。 MC撮影現場でお話ししたことで、印象に残っていることはありますか? 白山さん私が、財布を開けられなかった時に、アドバイスをしてくれました。 番家くん僕がテレビで見ていた天海さんは、すごく細くて身長が高いイメージでした。でも、初めて共演してみたら、紅子さんのふっくらした身体で、アニメで見ていた紅子さんのオーラがふわーっと出ていました。本当に紅子さんが目の前にいるような感じでお芝居ができました。 MC本作に登場する銭天堂は、もう一つの主人公と言える存在ですが、今回、こちらの会見でお借りしている雑司ヶ谷・鬼子母神堂内の駄菓子屋「上川口屋」も古くから営業されている駄菓子屋さんです。寛文4年(1664年)に本堂が造設された鬼子母神堂内にて、子どもたちのために駄菓子を売っています。天海さんは、子供のころから駄菓子屋さんは行っていましたか? 天海さん行っていましたよ! 私は、あんずやお麩が大好きでした。口が赤くなっちゃうやつね。今の駄菓子はどんどん新しくなって、進化していますよね。私たちの時代は、(お菓子が)もっと雑に入っていました(笑)。 白山さん私は「タラタラしてんじゃねーよ」とかが好きです。 番家くん僕は、安いので「うまい棒」とか「10円ガム」とかが好きです。前に、おばあちゃんの家の近くに駄菓子屋さんがあって、10円ガムをたくさん買って食べていました。 ■駄菓子屋「上川口屋」の店主、内山雅代さんが登場。 内山さんようこそ。はじめまして。素晴らしい人にお目にかかれて…あがっています(笑)。MC内山さんは13代目の店主で、10歳の頃から店番をされていたそうです。時代と共に駄菓子を買いに来る子どもたちも変わってきたかと思います。内山さんがお店で子どもたちと接する際に気をつけていることはどんなことですか? 内山さん今はキャッシュレスで、お菓子を買えるコンビニが多くありますが、うちは長きにわたってここでやっていて、支払いはすべて現金です。お菓子は100種類ほど扱っていますが、子どもにお金の計算をしてもらうことを心がけています。だから、「ご予算は?」って聞くんです。 天海さん駄菓子屋さんって、子どもの頃は社交場でしたよね、小さいことですが、社会のルールをちょっとずつ学ぶような場所でした。私は、駄菓子屋さんは日本の文化だと思っています。私自身が大好きということもあるんですが、なくなっていくのがすごく残念なので、本作と共に、また盛り返してもらえたらと思います。私、大人買いしに来ますよ。親に「やめなさい」って言われるんですが(笑)、やっと大人買いができるようになったので(笑)。大きく買っていきます! MC内山さんにお聞きしたいことはありますか? 天海さん時代も変わるとお子さんも変わるじゃないですか? でも、ここに来るお子さんのキラキラした目は、昔も今も変わらないですか? 内山さん本当に変わらなくて、好みも変わらないんですよ。(天海さんは)あんずがお好きだとおっしゃいましたが、あれは浅草で作っていて、もう100年だそうです。 天海さん100年! 大事にしたい文化ですね。ありがとうございました。 内山さんありがとうございました。失礼します。 MC本日は銭天堂の出張店舗も出ております。中田監督、作中の銭天堂のお店のセットが、すごく細かいところまで作られていましたが、セットへのこだわりを教えてください。 中田監督お店の中もさることながら、そこに至る狭い通路も、実際のロケで撮影された商店街みたいなところから入って、そこに庭先があって…という全体のデザインを、美術デザイナーの方と考えました。「たたりめ堂」も出てきますので、その対比も考えました。それから、店内のお客さんが紅子さんと話す場所や、陳列棚も考えました。もう一つの主役はお菓子そのものです。原作のデザインを基本として、実写の映画にするために、デザインを微妙に変えたほうが良い部分などを、専門家の方と話しました。実際、番家くんもイチジクみたいな形のお菓子を食べていますが、駄菓子を食べるシーンがあるので、フードコーディネーターのスペシャリストの方に、どういう材料で作れば良いのかを考えて作ってもらいました。そのあたりの打ち合わせや、準備も大変でした。 天海さん大人ながら、ちょっとワクワクしました。もちろん、自分が知っている駄菓子屋さんと比べると、数倍大きいんですが、「こんな風にお菓子が並んでいたな」ってすごく懐かしかったです。スタッフも、みんな目をキラキラさせながら見ていましたね。美術さんや、それをお考えになった皆さんは、素晴らしかったですね。 白山さん銭天堂に着くまでの路地が、狭くて少し怖い雰囲気があったんですが、それよりも「この先に何があるんだろう?」って気持ちになれて、興奮しました。お店の中に入るとたくさんの駄菓子がきれいに並んでいて、また興奮してしまいました(笑)。 番家くん知らない駄菓子も置いてあって、「これを食べたら、どんな効果があるのかな?」「ほしいなぁ」と思いながら見ていました。ついつい食べたくなっちゃう駄菓子がたくさんあって、全部ほしくなっちゃいました(笑)。 MC何が一番食べてみたかったですか? 番家くん作中でも買った「ヤマ缶詰」がほしいです。テストの答えが分かるなんて夢だから(笑)! 白山さん私は「天晴れレモン」です。おめでたい日を晴れにできるお菓子なので、修学旅行とか運動会とか、イベントの日に食べたいです。 天海さん私は「バイリンガール」ですかね。「勉強しろ」って話ですが(笑)、どこの国に行ってもその国の方と話せるじゃないですか。 MC番家くんと通じるものがありますね。 天海さんそうですね(笑)。 ■記者からの質問コーナー原作はアジアを中心に、海外でも人気ですが、今回、実写映画として世界進出への期待はありますか?【記者質問】天海さんそれは今日お集りの皆さんが、どれだけ発信してくださるかにかかっているんじゃないでしょうか(笑)。ぜひ! よろしくお願いいたします(笑)。そうなると、バイリンガールが必要ですね(笑)。でも、楽しく観ていただけたら、それが返ってくるんじゃないかと思います。MC最後に天海さんからメッセージをお願いします。 天海さん今日はお忙しい中、足をお運びいただきましてありがとうございます。皆さんのご協力を得て、本作が公開することが、たくさんの方に伝わるとうれしいです。本作を観て、楽しんでいただいて、小説も読んでいただけたら、すごくうれしいです。大人も子どもも、楽しめる作品なので、どうか多くの方に足をお運びいただけますように、皆さん、ご協力よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷ドラえもん:水田わさび/のび太:大原めぐみ/しずか:かかずゆみ/ジャイアン:木村昴/スネ夫:関智一 マリンバ:井上麻里奈 ハンナ:水瀬いのり ソーニャ:永瀬 廉(King & Prince) 未来デパートの配達員:山里亮太(南海キャンディーズ)パラダピアの先生:藤本美貴movieanimeもしもどこかに何でも叶う夢のような楽園が存在していたら─??Disc1カラー/110分 ビスタビジョンサイズ/片面2層 音声: 1, リニアPCM 2.0chステレオ 2, ドルビーデジタル5.1chサラウンドEX 3, バリアフリー日本語音声ガイド 字幕:バリアフリー日本語字幕【映像特典】予告編SDV33182R/2023年小学館原作:藤子・F・不二雄 監督:堂山卓見 脚本:古沢良太 主題歌:NiziU「Paradise」(ソニー・ミュージックレーベルズ)空に謎の三日月型の島を見つけたのび太は、「あれこそ僕が探していたユートピアだ!」と言い張り、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船『タイムツェッペリン』で、その島を探しに出かけることに!色々な時代・場所を探してやっと見つけたその正体は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園<パラダピア>だった!そしてそこで出会ったのは、何もかも完璧なパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャ。すっかり仲良くなったドラえもんたちとソーニャだったが、どうやらこの楽園には大きな秘密が隠されているようで・・・。はたしてのび太たたちは、その楽園の謎を解明かすことができるのか!?©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023映画ドラえもん のび太と空の理想郷
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映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」完成報告会「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」公式サイト<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が、東京・立川の風呂なし六畳一間のアパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描くギャグ漫画「聖☆おにいさん」(著:中村光/講談社「モーニング・ツー」連載中)。その作品の初の実写映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」が12月20日より全国公開します。 11月21日、本作の完成を記念し、 完成報告会として神々たちの降臨祭を大森ベルポートにて開催し、松山ケンイチさん、染谷将太さん、岩田剛典さん、勝地涼さん、白石麻衣さん、川口春奈さん、山田孝之さん、窪田正孝さん、藤原竜也さん、福田雄一監督が出席しました。 こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。完成報告会イエス役松山ケンイチさんブッダ役染谷将太さんミカエル役岩田剛典さん帝釈天役勝地涼さん弁才天役白石麻衣さん女子-ズ・レッド役川口春奈さん走馬灯に現れる人(スズキタケルA)役/プロデューサー山田孝之さんマーラ役窪田正孝さんルシファー役藤原竜也さん福田雄一監督天の声(CV・立木文彦)本日は、お忙しい中、「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」完成報告会・神々たちの降臨祭にお越しいただき、ありがとうございます。本日は、私、立木文彦が天の声を務めさせていただきます。 MC皆さん、お待たせいたしました。天の声さんに代わって、ここからは私が進行役を務めさせていただきます。 ■キャストと監督が両サイドの階段からステージに登場。松山さんイエス役を演じ、そして来年1月から「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系列にて放送予定/主演・広瀬すず・松山ケンイチ)で松風義輝役を演じた松山です。本作のイエスは、皆さんご存じでしょうが、イエス・キリストの役です。染谷くん演じるブッダと、忙しくしていたのでバカンスのために下界に降りて、アパートでのびのび・ぐだぐだと暮らしている設定です。この作品は、とにかく笑える作品ですので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。 染谷さんブッタ役を演じました。12月の一週目に「劇場版ドクターX FINAL」(12月6日公開/主演・米倉涼子)が公開し、二週目に映画「はたらく細胞」(12月13日公開/主演・永野芽郁、佐藤健)でヘルパーT細胞を演じます。そして三週目には本作の「聖☆おにいさん」です。二人でのんびりとバカンスをしていたんですが、豪華な皆さんは本当に破壊力がすごくて、ただただ笑いをこらえる日々でした。本当に面白いので、ぜひ劇場に笑い飛ばしに来ていただきたいです。 岩田さん来年1月期ABCドラマ「フォレスト」(テレビ朝日系列にて放送予定/主演・比嘉愛未、岩田剛典)で一ノ瀬純役を演じます。夜10時15分スタートとなっております。 福田監督あれ、岩ちゃんは、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのライブもあるよね? 岩田さんはい。三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024 "ECHOES OF DUALITY"が東京ドームで12月11日と12日の2日間やらせていただきます。 福田監督僕、行きます! 岩田さん本当ですか? ありがとうございます。 福田監督(会場に問いかける)ライブに行く人? めっちゃいるじゃん! すげえ。 岩田さんライブを見た後も、本作を観て、劇場で年越し前に最後の笑い納めをしていただければと思います。 勝地さん今、下北沢のザ・スズナリで、宮藤官九郎さん作・演出の「主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本」(東京公演は12月15日まで公演)をやっています。この、自分の仕事を言う流れは何ですか? 福田監督プロデューサーが言うには、「他の作品を観てくださった方が、全員この作品も観てくださるのでは?」という狙いがあるみたいです。 勝地さんなるほど。本作は、とにかくゆるい作品です。こんなゆるい作品観たことがない! でも、こんなにゆるい作品に豪華なキャストが出ているのは、最高じゃないか? 福田さんの笑いがちゃんと入っている作品なので、ぜひ楽しんでください。 白石さん現在放送中の「オクラ~迷宮入り事件捜査~」(フジテレビ系列にて放送中/主演・反町隆史、杉野遥亮)で、元ヤン刑事・結城倫子役を演じております。 福田監督「アンダーニンジャ」(25年1月24日公開予定/主演・山﨑賢人、浜辺美波)のことも言ってください! 白石さんそして、来年公開の福田監督の映画「アンダーニンジャ」で鈴木役を演じております。 福田監督&白石さんそちらもよろしくお願いします! 白石さん私は本作で、初めて福田組に参加しました。本当に楽しくて、自分の殻を破ったといいますか、新しい一面が自分でも見られた作品だと思いました。本当に、最初から最後まで笑える素晴らしい作品になっています。たくさんの方に観ていただきたいです。 川口さん皆さん、今日はありがとうございます。女子―ズ戦隊のレッドを演じました。福田さんとは十年ぶりぐらいにお会いして、相変わらず笑いが絶えない現場ですごく楽しかったです。本作は、何も考えずに観て、たくさん笑って、「たまには休んでも良いじゃん」というゆるい感じで観ていただける内容です。ぜひ皆さん観てください。そして、来年1月18日土曜日夜10時から日本テレビでドラマ「アンサンブル」(日本テレビ系列にて放送予定/主演・川口春奈、松村北斗)が放送しますので、絶対に観てください。 福田監督こんな舞台挨拶初めてだよね。 山田さん僕の演じる役は、スズキタケルAという役です。Bもいるんですが、僕はAを演じました。宣伝的なことは、現在公開中の映画「十一人の賊軍」(11月1日より公開/主演・山田孝之、仲野太賀)と、11月29日から公開されている横浜流星主演の映画「正体」も観てください。「聖☆おにいさん」は12月20日から公開ですので観てください。 福田監督「十一人の賊軍」は仲野太賀も出ているよね? 仲野太賀は「聖☆おにいさん」(十一面観音役)にも出ています! 山田さん仲野太賀とか、横浜流星とか、窪田正孝とか事務所の後輩にあやかって、僕は余生を生きている人です。 窪田さん僕は、NHKで「宙わたる教室」という作品で、物理教師の藤竹叶役を演じています。本作ではマーラという役を演じています。簡単に言うと、ブッダの悟りの邪魔をする人です。かわいい娘が三人います。娘たちも可愛いです。この作品は、福田さんと(山田)孝之くんが土台を作って、そこに松山さんと染将が乗って、それが大きな船になってできたんだと思います。本当にあっという間の90分だと思います。たぶん観終わった後に何も残らないけれど、笑えることだけは確実です。こんな笑いにシビアな作品を作れるのは日本だけだと思うので、ぜひ皆さん大笑いして観てください。 藤原さん「全領域異常解決室」(フジテレビ系列にて放送中/主演・藤原竜也)が残り三話になりました。そちらだけご覧ください。(会場から歓声) 福田監督(大笑い)。ファンが多いんだよ! そして、ヒルコは誰なんだよ? 藤原さん(笑)。「聖☆おにいさん」では神を演じています。今回初めての福田組で堕天使・真逆のルシファーという役を演じました。神づいています。 福田監督神でいうと二回目だもんね。「全領域異常解決室」でのセリフを受けて)世界の神と、今回は普通の神。でも、まさかこんな馬鹿映画に、これほどの豪華キャストが集まるとは思っていませんでした。本当に贅沢なことだと思います。本当に感動がない作品です。涙もないですが、ただ笑いはあります! そういう作品にこのメンツが集まってくれた事は奇跡だと思って、贅沢に遊ばせていただきました。ぜひ観てください。 MC限られた時間ですので、一つでも多くお話をうかがっていきたいと思います。まず、松山さんと染谷さんは、本作ではいろいろなキャラクターが登場しますが、撮影中に思わず笑ってしまったことはありますか。 松山さん初期の頃は、二人のシーンが多くて平和でした。ここにいる豪華キャストの方々が撮影に参加してからは、とにかく笑いをこらえられなくて大変でした。全滅でしたね。染谷さん笑いはこらえられないですよ。無理です。あれは。 MCこらえきれないとNGではないんですか? 福田監督NGは出さないです。 染谷さん完成作を観たら、ちょっと笑っていましたよね? 松山さん奥から監督の笑い声が聞こえていたよね! 染谷さん監督の笑い声に笑っちゃったりしていました。 松山さん最初は、岩田くんと白石さんのミカエルと弁才天…。そこからもう怒涛だったよね。 染谷さん台本にないことをし始めるんですよね。(ミカエル役の)岩田さんが急に踊り出して、ラップが始まったんですよ。「このシーン、ラップだったの!?」って、衝撃でした。 松山さん(白石さんの)弁才天が台本になかったのにめっちゃ怒っているし…。そこから賀来賢人くんとか勝地くんが来て怒涛でした。そしたら、窪田くんが現れて、日本で一番かわいい悪魔だなと思いました。 MC岩田さん、ラップとダンスとは? 白石さんは怒っていたんですか? 岩田さんあれは何なんでしょうね。(会場:笑い) 自分でもよく分からないんですが福田組三回目で、「何かしなきゃ」みたいなプレッシャーと闘った作品だったので、ああなりました(笑)。 白石さん私の役は、芸術や音楽のことになると気合いが入る役なので、監督からクランクインした時に「とにかく大声で、それだけです」と言われました。それを意識して弁才天を演じたら、あんな感じに…。あとはもう岩田さんについて行くのに必死でした。MC目を見開いたり、巻き舌になる事は普段もありますか? 白石さんないです! 福田監督「芝居なめんなよ!」ってセリフはやばかったよ!白石さん(笑)。すごく楽しかったです。 MC勝地さんはいかがでしたか? 勝地さん今回は一日しか撮影を行っていないんですが、岩ちゃんに圧倒されて、僕はあんまり爪痕が残せなかった。(会場:笑) それに、撮影前に松山くんから「岩田くんすごかったよ!」と言われたので、プレッシャーですよ! 松山さんあれは言い方を間違えた。あまりにもすご過ぎて、「今の俳優は、台本にないものも持ち込むのが普通なのか」と、聞きたかっただけなの。いやもう、岩田くんが衝撃でした。 岩田さん「公開された後も、僕のファンの方々が、どうか僕のファンのままでいてください」って思うくらい心配です。 MC川口さんは、なかなかない格好をされていますね? 川口さん初めて戦隊モノのお衣装を着ました。 福田監督何でこの仕事をやったんですか? やらなくても良い仕事でしょ? 川口さんやりたいです。やらせてください。衣装のヘルメットが重たくてびっくりしました。あとは意外と温かかったです。貴重なお衣装でした。 MC窪田さんは、今回出演するにあたって、お声掛けしたのが山田さんだったそうですが? 窪田さんそうですね。企画書をいただいて、二~三日後に孝之くんから「温度感はどんな感じ?」っていうメールが来ました。でも、連絡をいただく前から「聖☆おにいさん」は知っていたし、漫画もドラマ(2018年、2019年にピッコマTVにて「第I紀」「第II紀」が配信。2020年にNHK総合にて「第III紀」が放送。)も観ていたので、純粋に「やりたい!」しかなかったです。返事をするのに、ちょっと時間がかかっていただけなんです。なので、「やります!前向きです」とメールを返しました。 MC山田さん、どういういきさつで声をかけたんですか? 山田さんいや、声をかけたんじゃなくて、正式にオファーをしていますよ。メールでオファーをするのは福田監督ぐらいです。僕は、そこはちゃんとやっています。ただ、「感触的にアリなのか、ナシなのかくらいは聞いても良いかな?」と思って、メールで聞きました。MCご自身の出演は? 山田さん出演をする気はなかったんですが、プロデューサー陣と話をしていたら「出ます? 出た方が良いんじゃないですか?」となったので、「じゃあ“A”か“布団の声”のどっちかで」みたいな感じです。 MC藤原さん、初めての福田組の印象はいかがでしたか? 藤原さんとんでもなくありえないものを持たされました。しれっと持たされて、それについて誰も何も言わない。とんでもない現場だなと思いました。そして、「よーい、スタート。はい、オッケー、おつかれ」みたいな感じでした。僕が積み上げてきたものを一瞬にして崩された感じです。「これで僕は終わりだなぁ」と思いながら演じました。仕事納めです。MCキャリアに影響が出る? 藤原さんもう仕事はないでしょうね。(会場:笑) MC高笑いされている福田監督、皆さん大絶賛の現場だったみたいですね。 福田監督そうですね。まぁ、一番喜んだのは僕です。みんな面白かったので、僕はずっと笑っていました。 ■フォトセッション MCそれでは最後に、松山さんと染谷さんからご挨拶をいただきます。 染谷さん本日はありがとうございました。本当に、ただただ笑える作品です。年末年始に皆さんがご家族で楽しめる作品になっています。笑い飛ばして、笑い収め、そして笑い始めを過ごすためにも、ぜひ劇場に来ていただきたいと思います。 松山さん今日はどうもありがとうございました。今年もいろいろあったと思います。でも、本作を通して、笑いとでそれらを流して、新しい年を元気よく迎えていければと思っています。今日は、このそうそうたる豪華キャストの方々からいくつも宣伝がありましたが、今放送・公開の作品も、来年放送・公開の作品も、ぜひ観ていただきたいと思います。よろしくお願いします。
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