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『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』「渋谷事変」直前イベント with TikTok「劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」」公式サイト 『劇場版 呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』(11月7日公開)の公開を記念して10月30日、TOHOシネマズ 渋谷で「『渋谷事変』直前イベント with TikTok」が行われ、榎木淳弥さん、瀬戸麻沙美さん、櫻井孝宏さん、浪川大輔さん、島﨑信長さんが出席しました。劇中で「渋谷事変」が起こる10月31日の前日、「渋谷事変」の舞台となる渋谷に豪華キャストが集結したスペシャルなイベントとなったこの日。同劇場は特別な装飾が施され、【呪術廻戦THEATER】へと変貌! 作品の世界観たっぷりの場所で、映画の魅力をたっぷりと語り合いました。この日の模様を詳しくレポートします。 「渋谷事変」直前イベント with TikTok 虎杖悠仁役 榎木淳弥さん 釘崎野薔薇役 瀬戸麻沙美さん 夏油傑役 櫻井孝宏さん 脹相役 浪川大輔さん 真人役 島﨑信長さん ■拍手に包まれながらステージに上がったキャストの皆さんは、シートジャックを目にして楽しそうな笑顔を見せました。 MCこの劇場を見渡すと、ニヤニヤしてしまいますね。 榎木さんすごいですね。座席カバーのみんな、悪そうな顔をしています(笑)。 瀬戸さんみんな、お好みのキャラの席に座れたのでしょうか? 櫻井さんお目当てにね。 榎木さんランダムですからね。 櫻井さん(お客さんを気遣いながら)夏油の席、嫌じゃないですか? 大丈夫ですか。(会場のお客さん:笑) 島﨑さんいや、夏油のことはみんな好きですよ。真人の席の人、ごめんね。(会場のお客さん:笑) 悪役だから、ごめんね。ありがとうございます。 MC「この席に座れた」など、何度も観に行く楽しみができるかもしれません。 榎木さんそういう楽しみがありますね。 MC今日は渋谷の中心地であるTOHOシネマズ渋谷で、イベントを行っていきます。TikTokとコラボしたイベントとなり、TikTokで全国に配信もしています。(登壇者の皆さんがカメラの方を見て「TikTok!」と手を振る)それでは、まずは劇場にお越しのお客さんと、TikTokで配信を観ている皆さんにご挨拶をお願いいたします。 榎木さん今日はいよいよ、皆さんに観てもらえるということで…。(周囲がざわつく) 瀬戸さん公開は一週間後です。 MC今日はスペシャルイベントで、トークのみとなり、上映はないんです。 榎木さんえ? 観てもらえないんですか? (登壇者の皆さん&会場のお客さん、榎木さんの勘違いに:笑) そういうこと? 僕はずっと、今日は観てもらえるんだと思っていて…。(周囲に確認するように)思っていましたよね? 島﨑さん実は、僕もここに来るまでは、上映も一緒にやると思っていて…。 榎木さんそうだよね…! さっきの打ち合わせ、何だったんだろう…。(気を取り直して)一週間後の公開に向けて、期待を高めるということで…、先ほどのコメントは冗談なんです。(会場のお客さん:笑) 一週間後には、いよいよ本作を観ていただけるということなので、皆さんの期待を煽りに煽っていきたいと思います。 瀬戸さん明日は「呪術廻戦」ファンにとって、すごく大事な日です。しかも、場所がこの渋谷ということで、私も参加して良かったなと思っています。公開は一週間後ですが、みんなで今日、明日と一緒に気分を高めていきましょう。 櫻井さん今、瀬戸さんもお話しされていましたが、渋谷の地で、こういうタイミングで、皆さんとこういった場が共有できて、本当にうれしいです。 浪川さん脹相として、こういうステージに立つのは、「やっと来た」という感じです。僕自身、「呪術廻戦」のイベントの参加が、今回で二回目の参加なんです。なので、ついて行くのに必死です。皆さん、(シートが赤色であることから)シートが血だらけですね。(会場のお客さん:笑) 榎木さん嫌な気持ちにさせてね…。(会場のお客さん:笑) 浪川さん(笑)。盛り上がって行きたいと思います! 島﨑さん浪川さんは、これからたくさんイベント登壇の機会があるのとは逆で、私はそろそろ、この辺で…。 榎木さんそんな! 島﨑さん皆さんの前に、あと何回、真人として立てるのか分からない。だから、残りの一回、一回を大事にしたいです。(劇中で真人は)夏油さんに助けてもらったので、あのようになっちゃったんですが(笑)。せっかく今回は「渋谷事変」ということでお呼びいただけたので、みんなと一緒に「渋谷事変」を振り返りながら、楽しくやっていきたいと思います。 MC改めて、「渋谷事変」についてお話をうかがいたいと思います。TVアニメ「呪術廻戦」で「渋谷事変」が放映されてから、もう二年以上が経ちました。 登壇者の皆さんえー! 二年? そんなに経つんだ…。 榎木さん今でも、取材をバンバンやっていますから…。 MC当時のアフレコの様子など、印象的なことがあれば教えてください。 榎木さん物語上では、会ったことがなかったので、「ようやく櫻井さんと会えた」という感じがありました。 櫻井さんTVアニメ「呪術廻戦」の一期でも、「劇場版 呪術廻戦 0」もそうだし、「懐玉・玉折」でも会っていないね。 榎木さん物語上では、全然会えなかったんですよね。だから、ようやく会えた時は「こいつが夏油か…!」という感じでした。(櫻井さん&会場のお客さん:笑)そして、真人とはすごい激戦を繰り広げて…。 島﨑さんそうだね。 榎木さん信長くんが、めちゃめちゃすごい芝居をしていました。涙を流し、よだれを流し…、最後の追い詰められ方は、本当にそれくらいでしたね。汗も涙も、いろいろな水分を出しながら…。 島﨑さん真人的には、意外とここで虎杖と会話をしていないんです。バトルがメインで、会話でのやり取りをしていないんですね。だから、お互いにテストをやってみて「何かもう一個ほしい」と、首をかしげた時に、榎木くんが「この話数は、会話が少ないからだ」と気づいたんです。それで、少しでも受け渡しができるように目を合わせて録ろうという話になりました。結果として、僕は、榎木くんの“狩る者・ハンター”の目を見ながら、「うううううう…、やめてー!」となっていたんです。榎木くんが、いろいろな水分を引き出してくれました。 榎木さんそうですね。そして麻沙美ちゃん(演じる野薔薇)が目の前で…。 瀬戸さん(下手から島﨑さん、瀬戸さん、榎木さん)この並びで並ぶと、アフレコ現場を思い出します。 島﨑さんそうだね。そこで(死闘を軽く振り返るように身振りを少し入れながら)「うわー!」となって、「うーん!」ってなって「うーん!」となるんもんね。 瀬戸さんそんなに軽く言うな(笑)! (会場のお客さん:笑) 島﨑さん(笑)。瀬戸ちゃんはしっかりと入り込んでいたから、(役同士の関係性としても)ちょっと壁を作りたいのに、僕がそれを気にせずに普通に話しかけてしまって…。 瀬戸さん(島﨑さんは)気さくな方なので(笑)。 島﨑さん「瀬戸ちゃん、おはよー」って(笑)。 榎木さん入り込んでいるのにね。 瀬戸さん(笑)。でも、そのおかげで出たものもあるなって思っています。 島﨑さん良かった…! 瀬戸さん戦っている相手だし、「渋谷事変」では虎杖の忘れられないセリフもあったりするので、あそこは何回かテイクをやらせてもらいました。放映が二年前だと聞いて、アフレコはもっと前だと思うと不思議ですが、とても鮮明に覚えていますね。原作を読んでも、すごく大切なシーンだと思ったので、いろいろな可能性を持って現場に行ったことを覚えています。 島﨑さん浪川さんも…。 櫻井さん(浪川さんを指して)待っているよ。ずっと話に入ろうと待っているよ。 浪川さん話に入ろうと思って、どんどん前に出ちゃって…(笑)。(登壇者の皆さん:笑) 島﨑さん僕は「呪術廻戦」の現場で、すごく覚えていることがあるんです。浪川さんと櫻井さんと三人で、がっつりと、健康診断の話をしたんです。(会場のお客さん:笑) 櫻井さんどんな良い話をするのかと思ったら…。 榎木さん作品の話じゃないんだ! 櫻井さん膝が痛いとか、老眼だとか…そういう話はやめて。(会場のお客さん:笑) 島﨑さん「採血、怖いよね」とか(笑)。 櫻井さん注射は怖い! 呪いより注射の方が怖い。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) MC浪川さんは、(作品に関して)何か話はないですか? 浪川さんやっぱり、すぐには健康になれないので、日々が大事です!(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)でも、間が空いていたので、なかなか会えなかったので、そういう意味ではやっと会えたんですよ。虎杖と戦うところがメインで撮っていました。(アフレコで榎木さんが)動きながらとか、いろいろな録り方をしていると噂では聞いていたんですよ。今回は、(虎杖が)走るシーンが多かったじゃないですか…その時に、マイク前で(榎木さんは)本当に走っているんですよ。 榎木さんそれは嘘ですよ。(会場のお客さん:笑) 櫻井さんえ、どっちが本当なの? 分かんないよ。 MC何で嘘を言うんですか…。 櫻井さん(櫻井さんがその場でルームランナーの上を走るような動きをしながら)こういうことじゃない? 榎木さんああ! その場でこうやって走るということですか? それは本当です。 浪川さん(MCに向かって)何で今、嘘だって言ったんですか(笑)。本当ですよ! MC浪川さんが「言ってやった」って顔をして、満足そうに後ろに下がっていくから、嘘なんだろうなって思って…。 瀬戸さん皆さんが困っています(笑)。 浪川さん(カッコつけながら)走りながらやっていたんですよ。でも、これからも収録が本当に楽しみです。皆さん、本当に芝居がすごいんです。マイク前の熱量と普段の様子が全然違うので、声優さんってすごいなと思います。 櫻井さん僕は、「浪川さん、すごいな」と思ったことがあるんです。「呪術廻戦」の収録の現場で、次の台本を渡してくれたんです。それをみんなで見ながら「こうなっている」「ああなっている」と話の展開について話していたんですよ。そこに浪川くんもいたので「読んだ?」と聞いたら、「ごめん。今、台本を逆から読んでいて…」って言うんです。浪川くんくらいになると、台本を逆から読んじゃうんだと思って…。それで分かることがあるんだなって思ったんですよ。 浪川さん(周囲から「すごい」と声が上がる中)たまたまだから。そんなことは(普段は)ないから。 島﨑さんいつもそうじゃないんだ! 浪川さん(島﨑さんを指して)うるさいな! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 島﨑さんでも、本当にこの話を櫻井さんとしていたんですよ。「浪川さん、すごいですよね」って…。 浪川さん分かった。どういうことなのか言うから。僕、せっかちなの。早く結末を知りたいの。 櫻井さんああ、その話数の結末をね…。 浪川さんでもそのままめくっていくと、これが読みづらいんだ。(登壇者の皆さん:笑)あと、一つ勉強になったことがあるんだよ。みんなが「夏油(げとう)」って言うからさ…でも、僕はずっと「なつあぶら」だと思っていたから。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 櫻井さん「なつあぶら」ではない! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 浪川さん(MCに向かって)次の質問に行ってください! MC今回は、TOHOシネマズ渋谷のスクリーン5に特別な装飾が施され、【呪術廻戦THEATER】として展開しています。改めて、劇場内がどのような様子になっているか、スクリーンに映してみましょう! ■シートジャックの様子がスクリーンに映し出される MCキャストの皆さんも、お客さんが入る前に写真を撮りましたよね。 ■シートジャックされた劇場内で撮った写真がスクリーンに映し出される。 榎木さん(写真を見ながら)意外と櫻井さんがはしゃいでいる。 櫻井さんそうだね…。 瀬戸さんちょうど五条さんの目のところに…。 榎木さん&島﨑さん&櫻井さん&浪川さん本当だ! 島﨑さん(シートの中に)直哉が良い感じに参加しているみたいだね。 榎木さん&瀬戸さん本当だ! 榎木さん馴染んでいる…。 櫻井さん(会場のお客さんに向かって)お目当ての席に座れたという人は、どれくらいいますか? 榎木さん結構、お目当ての席に座れた人はいらっしゃいますね…。 MC会場に入る時に、皆さんも「おお!」と思ったと思いますが、ロビーも【呪術廻戦THEATER】仕様になっています。 ■ロビー入口でキャストの皆さんが撮った写真がスクリーンに映し出される。 榎木さん櫻井さん、良い笑顔しているなあ。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 櫻井さん(写真撮影の際には浪川さんが不在だったこともあり)やっぱり一人いなかったので、その人の分も笑顔で…。 瀬戸さんああ、二倍の笑顔で。 浪川さんやっと(自分の不在に)触れてくれましたね! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 櫻井さんさっき登壇した瞬間に、(浪川さんはそこで初めてシートジャックを目にしたため)「うわ、すごい!なんじゃ、これ!」って言っていたもんね。 島﨑さんでも、写真撮影の時、大変だったんですよ。浪川さんがいらっしゃらないから、カメラマンさんが心配して、十回くらい言われたよね? 「笑顔で!」「元気に!」「明るく!」って言われました。 浪川さんおかしいよ、何で「浪川さんがいないから、笑顔で」なの。 瀬戸さんやっぱり「笑顔」と言えば(浪川さん)。 櫻井さん笑顔と言えば…。(お腹を抱えて笑いながら) 島﨑さん(浪川さんがいると)グッと空気が…。 瀬戸さん明るくなります…ありがとうございます。 MC入口の裏側もこうなっております。 ■入口の裏側で撮影したキャストの皆さんの写真がスクリーンに映し出される。 浪川さんどんな感じよ…。 櫻井さん「とばって」ますね。 瀬戸さんとばってるって言うんですね。 浪川さん後ろに夏油がいるんですね…。 MCロビーにはフォトパネルも設置されています。 ■フォトパネルの様子もスクリーンに映し出される。 MCここで発表があります。『劇場版 呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』の公開を記念して、TOHOシネマズ渋谷のスクリーン5は、11月7日より二週間限定で、本作専用のスクリーン【呪術廻戦THEATER】としてオープンします。シートジャック展開のほか、二階を中心に「呪術廻戦」の特別な装飾が施され、さらにキャラクターが集合したフォトパネルでの撮影も期間限定で楽しめます。ぜひこの機会に足を運んでいただければと思います。 島﨑さんパネルで、皆さんも写真が撮れるということですね。 MCもちろんです! 気分が上がりますよね。 瀬戸さん楽しいですよね。 島﨑さん楽しかったですね。 MC浪川さんが「僕はそれやってないからさ…」っていう顔をしていますが…。 浪川さん話を振らなくてもいいから! MC振ってほしいのかと思いました…。 浪川さんみんなと一緒に頷いていたの。 櫻井さん浪川くん、後で一人で撮ってくれば? 浪川さんぜひね(笑)。 MCそれでは改めて『劇場版 呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』について、詳しくお話をうかがっていこうと思います。ここで本作の上映時間について、初解禁です。「渋谷事変」の激闘は42分の特別編集版として、映画館用の映像と音響にブラッシュアップ&リミックスされて仕上げられています。そこに続く物語として待望の新章「死滅回游」の一、二話が収められた形となり、合計で88分。一本の映画として極めて密度の高い、大迫力の作品が誕生しました。(会場の皆さん:拍手)榎木さん、完成作をご覧になっていかがでしたか? 榎木さんダイジェスト感はなかったですね。美味しい部分を全部いただけるような感じになっているので、ずっと興奮しっぱなしで、88分観続けられるんじゃないかと思います。ただ、虎杖は88分ずっと辛いです。「死滅回游」でもなかなか辛いので…。でも、脹相お兄ちゃんがいるので心強いです。 浪川さん辛いのが、どんどん積み重なっていくんですよね。本当にどん底までね。でもね、大丈夫。みんながいるから。 島﨑さんみんな、いるよ! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 榎木さん君、いないよ。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)本作はすごい仕上がりになっています。 瀬戸さんTVアニメ「呪術廻戦」で描かれた「渋谷事変」が42分に編集されていると聞くと、すごくギュッとした感じがすると思いますが、「渋谷事変」をアニメで観ていた時の、心の苦しさはそのままにというか…、むしろ濃度が増して、よりグッとくると思います。これはぜひ、劇場で感じていただきたいと思いました。尺が変わっても、濃度は変わらないです。 櫻井さんよりストレートに届きますよね。ピークばかりの映像という感じですが、それが編集というニュアンスのものではないです。そして、映画館で観る時は、やっぱり音響って大事じゃないですか。今回の音響は5.1chサラウンドになっていて、すごい映像を、すごい音響環境で観てもらえるのは本当にうれしいです。たくさんの方に、渋谷で観てほしいと思います。 浪川さん「呪術廻戦」の一つの持ち味として、バトルシーンがやっぱりすごいと思います。皆さんも「渋谷事変」を観て、TVサイズで観てもあれだけの迫力やスピード感など、押し寄せてくるものがあったと思うんです。それを映画館で観るとなると、浴びちゃう感じがもう…。浴びちゃってください! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 本当にすごかったです。そして「死滅回游」には、新キャラも出てきますから。 榎木さん(シートジャックにもそのキャラクターが描かれていることから)シートにもいますからね。 MCもうアフレコはやっていますよね。 浪川さんやりましたよ。やっていなかったら、おかしいでしょう! MC「この人が、この役なんだ」という驚きがありそうですね。 榎木さん今、言っても良いですか? (登壇者の皆さん「ダメ、ダメ!」と制止&会場のお客さん:笑) 島﨑さんだって今、話を振られたもんね! 櫻井さん(新キャラクターのキャストについては)「ですよね…!」っていう感じでした。 島﨑さん真人は、皆さんとご一緒しているわけではないので、この作品で知った情報が多かったです。「これ、誰々さんなんだ」「あれ?今、聴こえたのは誰々さんの声じゃない?」ということがたくさんありました。しかも、それがことごとく合っていたので、「やっぱり!」と思ったりしました。 櫻井さんこのまま話し続けていたら、一人くらいキャストの名前を言っても良いんじゃない? (登壇者の皆さん「ダメ、ダメ!」と制止&会場のお客さん:笑) 島﨑さん今回の映画は「特別編集」というところで、もちろん話の流れは変わることはないんですが、編集の仕方が変わったり、また音響なども再編されているので、ちょっと印象や見え方が変わる感じがします。TVアニメ「呪術廻戦」や漫画で観る流れとも、ちょっとだけ違う角度で観られるような気がします。新しいことに気づいたり、新しい感覚を持てるような気がしています。その流れで「死滅回游」に入れるので、贅沢だなと思います。しかも、映画館という最高の環境ですから、これは映画館で絶対に観た方が良いと思います。「死滅回游」が始まったら、TVアニメ「呪術廻戦」はもちろん観ると思いますが、家で「渋谷事変」を全部観てから「死滅回游」を観るのとはまた違った、「特別編集」という効果が出ていると感じています。真人は、特に「渋谷事変」では活躍させてもらっているので、編集でちょっとだけ感じ方とか、見え方が違って感じました。「ここをチョイスされると、こういう印象になるんだ」「このシーンが入ってないことで、こう見えるんだ」と思うところもありました。なので、皆さんにもより多面的に、より多角的に「呪術廻戦」を楽しんでもらえるんじゃないかなと思っています。ぜひ、劇場でご覧いただきたいです。 MCここで、スペシャルゲストが来ています。どうぞ、ご登場ください! ■「渋谷事変」のOPテーマ、King Gnuさんの「SPECIALZ」が流れる中、憂太くん(乙骨憂太)、悠仁くん(虎杖悠仁)、悟くん(五条悟)が登場。登壇者の皆さんも、大興奮。会場のお客さんから、大きな歓声と拍手を浴びました。 島﨑さん(悟くんと仲良くハイタッチ)やった! (肩を組みながら)うれしい! 浪川さんめちゃめちゃ、かわいい。表情もちゃんと、キャラクター性が出ていますね。でも、キャラクターとかじゃないですもんね。(悠仁くんと憂太くんを見ながら)悠仁くんと、憂太くんは生きているもんね。(会場のお客さん:笑) MC“中の人”とかいませんからね。悟くんは、六眼も見せてくれますから。 瀬戸さん見せて! ■リクエストに応えて悟くんが領域展開・無量空処をする時の手印を結びながら片目のアイマスクを外して六眼を披露。 登壇者の皆さんおお!! 浪川さんそんなに簡単に? 島﨑さんしかも、無量空処の印も! 榎木さん結構チョロいぞ。 MC悟くん、何か言いたいことがあるの?(悟くんがMCに耳打ちをして)そんなことしちゃって良いの?三人からサプライズプレゼントということで、バトルシーンを30秒間だけスクリーンに映して先行で観てみたいと思います! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:拍手) ■虎杖と乙骨のバトルシーンが、30秒間だけスクリーンに映し出されました。 瀬戸さん音、すごかったですね! 島﨑さん悟くんは、悟くんが映っているシーンを見せたかっただけじゃないの? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) もっと観たかった! 榎木さん迫力が…。やっぱり音がすごいですね! ビリビリ来ました。 ■悠仁くんと憂太くんが映像のようにバトルを始めて…。 榎木さんあれ? 喧嘩が始まっちゃう。やめなよ。(バトルを始めているように見えて、なんだか仲良くしている様子の悠仁くんと憂太くん)なんだ、イチャイチャしている! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) MCTikTokからもスペシャルな発表があります。「劇場版『呪術廻戦』渋谷事変×死滅回游 on TikTok」では、キャンペーンに参加して動画を投稿すると、TikTokで使用できる限定プロフィールフレームをゲットすることができます。さらに抽選で、声優陣のサイン入りポスターもプレゼントいたします。本日のイベントの後から始まりますので、公式ホームページの記載をよく読んでご参加ください。さらに、このコラボは、日本の作品としては初めて実施されるスペシャルな機能です。その名も「Search Easter Egg」。TikTokで「呪術廻戦」に関するいくつかのキーワードを検索すると、特別なエフェクトが表示されます。こちらの機能は、「渋谷事変」当日である10月31日と11月1日の二日間に行われます。全部で三種類のスペシャルエフェクトがありますので、ぜひ作品と関わるいろいろなキーワードで検索してみてください。登壇者の皆さんは何で検索してみますか? 榎木さんタイトルとか? 浪川さん浪川大輔…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 榎木さん虎杖悠仁とか。 瀬戸さん乙骨とか? MCさらに「呪術廻戦」の海外公式アカウントもスタートし、今後も国内外に向けて、情報発信をしていきます。他にも、これらのコラボ企画に合わせて、作品と関連した投稿に作品のリンクがついて、そこからユーザーが作品をより深く知ることができるというスポットライト機能もグローバル展開で実装されていくことになっています。ちなみに「渋谷事変」当日の0時になるとTikTokだけの限定映像も出ることになっています。また「渋谷事変」当日は、ニッポン放送の人気ラジオ番組「オールナイトニッポンGOLD」とコラボした特別番組、「オールナイトニッポンGOLD ~劇場版 呪術廻戦 渋谷事変×死滅回游 SP~」が生放送されます。MCは、榎木淳弥さんです! (会場のお客さん:拍手)キャストの皆さんがゲストに
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映画『からかい上手の高木さん』初日舞台挨拶映画『からかい上手の高木さん』公式サイト累計発行部数1,200万部を突破し、これまでにTVアニメ化、劇場版アニメ化されている山本崇一朗による人気コミックを実写映画化した、映画『からかい上手の高木さん』が5月31日に公開を迎えました。 公開当日、TOHOシネマズ 六本木にて舞台挨拶が行われ、永野芽郁さん、高橋文哉さん、江口洋介さん、白鳥玉季さん、齋藤潤さんが登壇しました。初日を迎えた喜びや撮影時の思い出、10年後のなりたい自分について語りました。そして、『からかい上手の高木さん』のタイトルにちなみ、「自分は〇〇上手」を発表! こちらのイベントの模様をレポートします。初日舞台挨拶高木さん役永野芽郁さん西片役高橋文哉さん田辺先生役江口洋介さん大関みき役白鳥玉季さん町田涼役齋藤潤さん今泉力哉監督永野さん今日はこちらにお越しくださっている皆さんと、そして全国の劇場で生中継をご覧になっている皆さん、初日から本当にありがとうございます。約一年前の撮影から、キャストとスタッフみんなで、暑い中頑張って作り上げたこの温かい作品を、こうしてお届けできることを本当に心からうれしく思います。皆さんは本作を観たんですよね? どうでしたか? 良かったですか?(会場:拍手)。良かった。うれしいです。 高橋さんこんばんは~。そして、全国の皆さん、こんばんは~。本作を観てくださりありがとうございます。ここにいるキャストの皆さん、そして、熱量あふれる素敵なスタッフの皆さんと一緒に作り上げた映画『からかい上手の高木さん』が無事公開初日を迎えました。ホッとしていると共に、早く皆さんからの感想を聞きたいと思っております。また、二度でも三度でも楽しんでもらえる作品だと思いますので、よろしくお願いします。 白鳥さん本作は、小豆島のきれいな景色に囲まれて、西片先生と高木先生のやり取りがとても愛おしく、愛らしい作品です。一度と言わず、二回、三回と観に来て、たくさん癒されてください。 齋藤さん無事に初日を迎えられて本当に良かったです。僕も、本作を試写会で観た時に、小豆島の自然あふれる中でのかわいらしい二人や、いろんな登場人物たちが輝いているのを観て、「早く皆さんに届けば良いな」と思っていました。短い時間ですが、よろしくお願いいたします。 江口さん僕は、あんまりこの原作の漫画を知りませんでした。撮影のために、小豆島に行く時に、フェリーに乗りました。そのフェリーの中に、等身大と言ったら変かもしれないですが、すごく怖い顔でジャージ姿で立っている漫画の田辺先生の絵のパネルがありました。「この役を僕がやるんだな」と思いながら、小豆島に行きました。皆さん、小豆島のムードにかなり癒されていますね。「ぽーっ」とした感じで、時間がゆっくり流れていると思います。普通の恋愛ドラマとはまたちょっと違った、…都会の恋愛ドラマとも違うのかな? 素朴というか、疲れた日常からちょっと癒されるような感じじゃなかったですか(笑)? 今日はすごく幅広い年齢層の方々がいらっしゃるということですが、こういった作品もすごく珍しいかと思います。「作品を良かった」と思ったら宣伝してください。 今泉監督今、挨拶にもありましたが、本当に恵まれたキャスト陣と一緒に本作を作れてうれしかったです。もちろん、スタッフも一緒に、キャストの皆さんにも協力してもらって本作が完成しました。キャストの皆さんもおっしゃっていましたが、小豆島の景色の中で撮れたことも、このピュアな物語を助けてくれていると思います。今、話を聞いていて、あんなにお芝居がすごく素敵なのに、齋藤くんと白鳥さんがめちゃくちゃ緊張していてかわいらしく、それを永野さんと高橋さんがお兄さんお姉さんのように見つめていて、とても良いチームワークだなと思いました。それに、江口さんには10年前を描いた作品(ドラマストリーム「からかい上手の高木さん」)にも出ていただいたり、改めてこのチームで本作が作れて本当にうれしく思います。今日は楽しんでいってください。 MC永野さんは、今回中学校の教育実習生、そして高橋さんは中学校の体育教師でしたね。生徒と向き合う役を演じてみていかがでしたか? 永野さん教育実習生なので、まだ先生らしくないというか、西片にくっついていて、ちょっと生徒のみんなよりお姉さんだけれど、先生らしくはない…みたいな状態でした。潤くんとのシーンもすごく多くて、二人で過ごす時間も多かったですね。その時に、潤くんが一生懸命お芝居のことを聞いてくれたり、「こんな時はどうしているんですか?」って、私をお姉さんとして接してくれて、すごくありがたかったです。 MC齋藤さんいかがですか? 齋藤さん質問って、出ていました? 永野さん出ていました。緊張しているの(笑)? 齋藤さんめちゃくちゃ緊張しています。 MC今、永野さんの言葉、聞こえていました? 永野さんあまり聞こえていなかったでしょう。 齋藤さんえっ。声は聞こえていました。 永野さんそりゃそうだよ~(笑)。 齋藤さん質問の内容ってことですか? MC永野さんが齋藤さんへの思いを話していたのは…。 齋藤さんあっ、届いています。 永野さん良かった良かった。 MC永野さん、齋藤さんとの共演シーンは素敵なシーンがたくさんあったと思います。印象的だったことはありますか? 永野さん堤防に町田くんが一人で座って風景を描いているところに、「西片先生ってどんな人?」って声をかけるシーンがあったんです。その時に、自分が映っていない時も私の目線の先にずっと座ってくれていました。「暑いから全然大丈夫だよ。目線は適当に作るから、日陰で休んでいて。」と声をかけたんですが、「大丈夫です!見たくなかったら見なくても良いですが、座っています!」って言ってくれたんです。見えないところでもお芝居の相手をしてくれて、素晴らしい方だなと思いました。 MC永野さんは、齋藤さんから何かもらったものがあるようですね。 永野さんそうなんです! 絵をいただきました! おうちに飾っていたのを、今日持ってきちゃいました。すごくないですか?(会場:拍手)MC高橋さん、絵を見ていかがですか? 高橋さん僕も渡すところを隣で見ていました。実は、絵を描いているところも見ていたんです。「毎日撮影の後に何時間も残っているな。潤くんは何をしているんだろう」って思っていました。後日談で、現場で先生と残りながらずっと絵を描いていたらしくて、それを聞いた時「良いな。すごいな」と思いましたね。 今泉監督事前に本読みがあった時に、永野さんは絵を描く役だから、撮影中とか終わった時に「絵を描いてプレゼントしてくれる?」みたいなことを軽く冗談で言ったんですが、本当に描いてくれました。 永野さん初めましての時が本読みだったんですが、その時に「(齋藤くんが役で)絵を描くんだし、私の似顔絵でも描いてくれる?」って、からかったんですよ。そしたらこんなに素晴らしい絵が来ちゃったもんだからびっくり仰天です! 素晴らしすぎて…。本当にありがとうございます。時間と愛情を感じました。 MC齋藤さん、この絵にはどんな思いを込めて描いたんですか? 齋藤さん本読みの時に言われてから、劇中で描く絵よりも、永野さんの絵を練習したほうが良いんじゃないかと思いました。それからずっと緊張していました。撮影が終わった後に先生に教えていただきながら、花火のシーンの絵を、僕が劇中で使っているパステルで描きました。ちゃんとお渡しできて良かったなと思います。MC永野さんはその絵を、今自宅に飾っているんですか? 永野さん自宅に飾っています。ありがとう。 齋藤さんこちらこそありがとうございます。 MC中学の体育教師になった西片を演じられた高橋さんは、生徒と向き合う役というのは、いかがでしたか? 高橋さん西片は体育教師とはいっても、先生らしくないというか、「西片」という先生のジャンルがあっても良いんじゃないかと思いました。「廊下を走るなよ」とか言っている部分は先生っぽいなと思いながら、でも、生徒は聞いていないんですよね。西片は、生徒からもからかわれたりして、年が近くて親しみやすい体育の先生だと思います。僕の学生時代を思い返して、そこに西片の愛くるしさと純粋さを入れて、もはや、自分らしい「西片」という先生のジャンルを作りましたね。MCその西片先生と共演シーンが多かったのは白鳥さんですね。高橋さんが白鳥さんと共演して思い出に残っていることはありますか? 高橋さん教室のシーンで、「ちょっとお話があって、お時間いただいてすみません」と言うシーンがあるんです。あのシーンの撮影の時に「初めまして」だったよね? 白鳥さんそうですね。 高橋さんお互いにつかめていない中で、お互いが気を遣うシーンの撮影だったのは、タイミング的に良かったなと思いました。玉季ちゃんの話の内容がちょっと重いから、なるべく撮影以外では話しかけないようにしていたんです。そしたら、あまりしゃべる機会がなかったね。 白鳥さんそうなんですよね。終わった後にもあまりしゃべれなかったなと思っていました。 高橋さん変な気遣いしちゃってごめんね。教室でクラスのみんなの中にいて、僕が教壇に立っているシーンはありましたが、意外と二人だけのシーンがあったわけじゃなかったので、もうちょっとお話がしたかったなと思いますね。じゃあ、また今度ゆっくり。MC白鳥さんはどんな思いを高橋さんとの共演シーンで考えながら演じていましたか? 白鳥さん私は、指揮をするシーンがあったので、指揮の練習をずっとしていました。さっきお話した二人のシーンの撮影の休憩中にも、練習していたんです。でも、上手くなっている気がしなくて不安になっていた時に「メトロノームの音をずっと聞いていると、その音を覚えられるから良いよ」って西片先生が教えてくださいました。撮影中も本物の先生のように生徒と関わってくださったので、「西片先生」という印象が強いです。 高橋さんありがとうございます。唯一「西片先生」って呼んでくれます。 MCでは、鑑賞直後の皆さんの前だからこそ話せるおすすめのシーンなどをうかがえますか? 永野さんじゃあ、今まで言っていなかった話で言うと、玉季ちゃんが指揮をして、みんなが歌を歌うシーンがあるじゃないですか。あのシーンのみんなの歌声がきれいすぎました。すごく練習していたんだよね? 学校の先生ってこういう気持ちで私たちの学生時代の歌を聞いてくれていたんだろうなと思って、不思議に温かい気持ちになりました。 MC生徒たちの気持ちがこもったシーンでしたよね。高橋さんはいかがでしょうか? 鑑賞直後だから言えるシーンでも構いません。 高橋さんおすすめは…。 永野さんちょっと、何もなさそうな顔をするのはやめてもらっても良いですか?(会場:笑)高橋さんだって、今までおすすめなんて聞かれてこなかったじゃないですか。 永野さんじゃあ、「イチオシ」ならどうですか? 高橋さんイチオシ…。あの海辺のイヤホン半分ごっこ。 永野さんおおー。ごっこ? 高橋さんイヤホン半分こシーン。あのシーンの撮影は、結構序盤だったじゃないですか。 永野さん初日じゃない? あ、二日目だ。 今泉監督初日の予定だったんですが、天気にめっちゃこだわっていて、初日は曇っていたので、練習だけして、二日目か三日目の晴れの日に撮り直しました。高橋さんだから、まだお互いの関係性もあまりできていない中での撮影でした。でも、(西片が)中学生時代にそれをやっていたのを、ドラマで観ていたので、「今日やるのか」と、そわそわドキドキしながら現場に行きました。でも、イヤホンを人と半分こで聞いたことがなかったので楽しかったです。 永野さんそうだったんだ? 高橋さんイヤホンを半分こにして同じ音楽を聞くって、結構ベタじゃないですか。だからこそやってこなかったんですが、「こんなにも良いものなんだ」と思いました。「西片、幸せやなー」と思っていました。 永野さんそんなにテンション上がっているとは知らなかったです。 高橋さんいやいや、隠していました。あと、そこで段差を飛び越えるというか階段を下りるところがあるんですが、監督がベタ褒めしてくれました。 今泉監督高木さんはスマートにポンっと下りるんですが、西片の絶妙なダサさというか、ドタバタしていて…あのシーンをもう一回観てください! 高橋さんもう一回観てほしい。 今泉監督オーバーじゃないけれど、「分かったよ!」って言いながらドタバタっと下りるのが素晴らしい。でも、何回かは「わかたよ」になっていたましたよね。 高橋さん「わかたよ」になっていました。 今泉監督すごく良かったです。 高橋さんすごくお褒めいただいたので、覚えています。僕自身もお気に入りのシーンです。 MC江口さん、ぜひおすすめのシーンがあればお願いします。 江口さん今、考えていたんですが、やっぱり防波堤のシーンですかね。中学生時代のドラマにも僕は出ているんですが、中学生の時のシーンも「良いシーンだな」と思っていたんです。それが本作でも再現されて…、今のBluetoothやワイヤレスイヤホンだとこれはできないからね。そういえば、昔『ラ・ブーム』(1980年公開/ソフィー・マルソーのデビュー作)という映画で、ヘッドホンを後ろからチークダンスの時に彼女にかけるっていうシーンがあるんです。(客席に向かって)知っているでしょう? すごく有名なシーンが80年代の映画にあるんですよ。あれのパクリじゃないですか?今泉監督パクリじゃないです(笑)。 江口さんそんな二人の関係性が良かったですね。 MC物語のキーワードに「10年後」というものがあります。皆さんは10年後どのようになっていたいでしょうか? 永野さん私の20代の過ごし方の目標が「何でもかんでも挑戦する」なんですよ。挑戦して、自分の中で「合う」「合わない」や、「やってみたい」「やってみたくない」などいろんなことを経験して、それを精査して、学びを得た状態で30代になったら、自分で選択していけるようにしたいと思って過ごしています。だから、10年後は、きっと自分を信じていろんな選択をしながら、今よりも楽しく、そうやって生きていてほしいと思います。その時にはまた違う自由度があるんじゃないかなと思いたい! MCなれます! 永野さんなれますよね! 叶えます。楽しみです、30代。 MC高橋さんも永野さんとは一歳違いですから、30代になっていますね。 高橋さん34歳ですね。分かりません! 永野さん分からない中で聞いているのよ。 高橋さん分からない中で聞かれているのは分かっているんですが、分からない。 永野さん願望、願望! 高橋さん生きていたい。(会場:笑) 今泉監督めっちゃ大事ですね。 高橋さん家族のみんなが生きていたら良いなと思います。 永野さん健康に過ごせたら良いなとかにしとく? 高橋さん健康に過ごせたら良いな。みんなで仲良くできていたら良いなって思うのと、仕事に関しては10年後もカメラの前にいたいなって思います。 MCでは続いて、白鳥さんは現役の中学生ですからね。 永野さんえっ、中学生なの?! ずっと高校生だと思っていた! 白鳥さんまだ中学生です。来年からは中学生…じゃなかった高校生です(笑)。 永野さんすごく大人っぽくて冷静なので、高校生かと思っていました。 MC10年後、いかがですか? 白鳥さん10年後…。今、14歳なので、24歳ですよね。キラキラした感じの、カッコ良くて美しい大人の女性にすごく憧れがあります。永野芽郁さんみたいな感じになれていたら良いなと思います。 永野さん今、無理矢理言ってくれたよね? 私の圧を感じた? 大丈夫?(会場:笑)白鳥さん横を見たら、きれいな大人の女性がいました。 高橋さんたまたまね(笑)。たまたま横を見たら10年後の理想の姿があったんだね。 MC齋藤さんは現役の高校生、16歳ですか? 齋藤さん今年で17歳になります。僕は、はっきりと言うんですが、「文哉さんみたいになりたい」と思っています。(会場:拍手)高橋さんそれって、たまたまでしょう(笑)? たまたま視界に僕が入っちゃったんでしょう? MC理由は? 高橋さんそれはたくさん聞きましょうよ。理由なんていくらあっても良いですから。 齋藤さんうまくまとめられるか、分からないんですが、文哉さんの作品をデビュー作からいろいろ観てきました。いつか一緒にお芝居がしたいって思った時に、本作のお話が来ました。僕は、文哉さんと一緒にお芝居をするシーンはなかったんですが、お風呂に誘っていただいた時に、いろんなお芝居の話とか、モチベーションの話を聞いて、もっと好きになりました。だから、「10年後」って質問になった時に「じゃあ文哉さんみたいに頑張ろう!」と思いました。 永野さんプラス、今、横を見たら理想がいたんだね(笑)。 高橋さん齋藤潤くんは、芸能界で唯一僕のことを崇拝してくれているんですよ。作品が放送されたり、公開されるたびに連絡をくれるんです。今までずっと僕は年下の立場だったので「またいつでもお話聞きたいです!」なんて言われることがあまりなかったんですよ。それって、先輩方に僕が言っていることだったので、少し前の僕を見ているようで重なる部分があります。僕大好きなんですよね。 齋藤さんにょほ~。…変な声が出ちゃった(笑)。 MC相思相愛ですね。素敵な愛情を感じました。江口さん、いかがですか? 江口さん10年後ですか…。もう、僕のことはどうでも良いですね。世界情勢が少しでも良くなってほしいとか、円安はこれ以上進むなとかですね。みんなが少しでも安心できる世の中であったら良いなって願いたいです。 MCさて、本作のタイトル『からかい上手の高木さん』にちなみ、皆さんには、ご自身は「何上手」かをフリップに書いていただきました。江口さんからお願いいたします。 江口さんライブをやります。(会場:拍手)6月11日渋谷EASTでやります。良かったら遊びに来てください!音楽をまた再開して、ライブがすごく楽しいですね。やっぱり、来てくれる人たちとのコミュニケーションがエネルギッシュなので、芝居もそうですが、ライブ感というか、生々しくやるのが好きなんですよね。そんないろんな意味をこめての「ライブ上手」としました。MCもう一度、ライブの日付をお願いいたします。 江口さん6月11日! もう良いですよ(照笑)。 永野さん「宣伝上手」でもありますね。 MCでは続いて、齋藤さん参りましょう。 齋藤さん細かいんですが、「神経衰弱上手」です。時々神経衰弱をやるんですが、勝つんです。3対1でも僕が勝ったりします。永野さんすごい! 齋藤さんだから、強いのかなって思いました。 永野さん私は、絶対無理! 相当な記憶力があるんだね。 MC何かの企画で、どこかで披露してほしいですね。 齋藤さんじゃあ、鍛えておきます。 MCじゃあ、憧れの文哉さんといつかやってみますか? 高橋さん僕、神経衰弱めっちゃ強いよ。 永野さんあら。 齋藤さん強そうです。やらせてください! 高橋さんぜひ、お手合わせ願います。 MC忖度なしの真剣勝負を見せてしてほしいですね。白鳥さんはいかがですか? 白鳥さん「インタビュー上手の白鳥さん」になりたいです。取材とかで、いつもすごく緊張しちゃって、言いたいことがいつも言えずに帰ってくるんです。だから、もっと話したいことを話せるくらいインタビュー上手になりたいなって意味を込めて「インタビュー上手」にしました。MC永野さん、今日の白鳥さんは、ここまでよくしゃべれていますよね? 永野さん本当ですよ。緊張していないかのようにおしゃべりになっていますよ。やっぱり上手になりたいっていう思いがあれば上手になると思うので、楽しみだね? 白鳥さんはい。 高橋さんすごい、この間が幸せです。 MCでは、高橋さんいきましょう。 高橋さん「何事にもハマり上手な高橋さん」です。読んで字のごとくです。ファンの皆さんや永野さんはピンときていると思うんですが、僕はすごくハマりやすいんです。ハマり上手なんです、そこらへんの人とはレベルが違うくらいハマりやすいです。MC最近は何にハマっているんですか? 高橋さん今日の「ザ・タイム」(TBS系列で放送中の朝の情報番組)でやった3大NEWスポーツを全部やろうかなと思いました。 MCあの3大NEWスポーツですか? ピックルボールも含めて? 高橋さんピックルボールから始めようかなと…。 MC「ザ・タイム」に出演された時に、高橋さんがかなりスーパープレイを連発されたんですよね。 高橋さんネットでピックルボールが買えないか調べました(笑)。そのレベルなんですよ。 MCすごい! 永野さん、間近でご覧になっていましたがいかがでしたか? 永野さんすごく上手なんですが、本当にハマりやすいのは現場でも伝わっていたので、さっきも「買っちゃだめだよ!」と言いました。 高橋さん「本当にやるかも分からないんだから!」って言われました。 永野さん「そんなに何でもかんでも買わないの!もうちょっと待ちなさい!」って言いました。 高橋さん「でも、僕やりたいんです!」。 MCじゃあ、過去にも結構買ったりされた経験がある? 高橋さん家でできる可能性があるものは買います。好きなものとか、やってみたいハマりそうなこととか、うまくなりたいものとか。 今泉監督そう言えば、ボウリングのスコアがめちゃくちゃすごいって聞いたんですが…。 高橋さん何で知っているんですか? 今泉監督最高スコアを言ったらみんな驚くと思います。 高橋さん最高スコアは264です。(会場:感嘆) 今泉監督ボウリングって、300点満点なんですよ。 永野さんすごいね! 高橋さん10連続ストライクをしました。 永野さんあれ? マイボール持っていなかった? 高橋さん持っています。 永野さんほら、ボウリングの球まで持っているんですよ。 MCこれは相当ハマりやすいですね。 高橋さん本当にハマり上手なんです。 永野さん上手! 高橋さんありがとうございます! MCちゃんと極めて、レベルが高いって言うのがすごいですね。 高橋さん極めて、誰にも負けなくなったら辞めるんです。自分の中でそういうボーダーラインがあります。 MCパドルというラケットがあるんですが、ぜひとも購入してみてください。 永野さんだめです! 高橋さん買うと永野さんに怒られるので、「ザ・タイム」さんお願いします! 事務所に送ってください!(会場:笑) MCもしくは私が買います。 高橋さん良いんですか! じゃあ、休日に一緒にやりましょう。 MCやりましょう。齋藤さんも誘いますね。 齋藤さんお願いします。 永野さんえっ、私は? MC永野さんも誘って良いんですか? 永野さん玉季ちゃんも行くよね? 白鳥さん私、運動神経が悪くて…。 高橋さんいやいや、大丈夫です。運動神経が悪くても、体格差があってもみんなで楽しめるのがピックルボールです。 白鳥さんすでにハマっていらっしゃるんですね! 高橋さん年齢も関係ないです。江口さんもどうですか? 江口さんどういうスポーツなの? 高橋さんテニスと卓球とバドミントンの融合みたいなスポーツです。 江口さん室内競技? 高橋さん室内でも、屋外でもやります。テニスコートとか、体育館でもできます。ダブルスとシングルがあります。場所も取らなくて、テニスコート1面あれば4面に使えるんです。 今泉監督高橋くんは、ピックルボールの何者(笑)。 MCではお待たせしました、永野さんお願いします。 永野さん「時短上手の永野さん」。MC時短が上手なんですか? 永野さん基本的に、どうしたら無駄な時間を使わなくて済むかっていうのを考えて過ごしています。せっかちっていうのもありますが、5分でも無駄な時間を作りたくないんです。基本何でも時短を考えています。 MC家の中での動き方や、仕事でも? 永野さんそうですね。時短とせっかちが混ざっています。家の中は間取りを把握していますが、早く角を曲がりたくて肩をぶつけたりします。 高橋さん早く曲がりたくて? 永野さんそう。デリバリーを頼む時も、家に帰ってからデリバリーを待っている時間が嫌な
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「果てしなきスカーレット」ジャパンプレミア「果てしなきスカーレット」公式サイト 日本のみならず世界中の観客を魅了し続けているアニメーション映画監督・細田守の最新作となる「果てしなきスカーレット」のテーマは、“生きる”。主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、死者の国で再び、宿敵に復讐を果たそうとする物語です。11月21日より日本公開、12月のアメリカでの先行公開を皮切りに、世界で順次公開されます。 11月5日、本作のジャパンプレミアを「時をかける少女」の舞台でもある、東京国立博物館(表慶館)で開催し、芦田愛菜さん、岡田将生さん、染谷将太さん、宮野真守さん、吉田鋼太郎さん、斉藤由貴さん、松重豊さん、細田守監督が登壇しました。これまでの細田作品と一線を画す作品だけに、登壇者のコメントにも熱がこもっていました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 ジャパンプレミア スカーレット役 芦田愛菜さん 聖役 岡田将生さん ギルデンスターン役 染谷将太さん 墓掘り人役 宮野真守さん ヴォルティマンド役 吉田鋼太郎さん ガートルード役 斉藤由貴さん コーネリウス役 松重豊さん 細田守監督 MC・安村直樹アナウンサー(日本テレビ)皆さん、こんばんは。本日は細田守監督の最新作「果てしなきスカーレット」のジャパンプレミアにお越しいただき誠にありがとうございます。日本の皆さんに作品の初お披露目となります。こちらの会場は、19年前に公開された細田守監督の「時をかける少女」にも登場する、細田作品と縁のある場所です。皆さん、まずはバルコニーをご覧ください。 ■青くライトアップされていた建物が、スカーレットの髪の色であるピンク色に変わると、バルコニーに、芦田愛菜さんと岡田将生さんが登場。 MCスカーレット役の芦田愛菜さん、そして聖役の岡田将生さん、堂々のご登場です。 ■その後、スカーレットの髪の色であるピンク色に染められた会場に、登壇者の皆さんが登場しました。会場のお客さんもピンクのペンライトを手にして、プレミアに参加しました。 芦田さん寒い中、お集まりいただきありがとうございます。一生懸命声を演じたスカーレットを、どんな風に受け止めてもらえるのか、とても緊張もありつつ、楽しみです。 岡田さん寒い中、お越しいただき本当にありがとうございます。僕自身、声優は初めてで、すごいチャレンジをさせてもらったお仕事です。今日やっと日本の皆さんに観てもらえることが本当にうれしいです。 染谷さん本日は寒い中ありがとうございます。本当に素晴らしい作品ですので、皆さん今日は楽しんで帰ってください。 宮野さん今日は、(壇上を見渡して)そうそうたる皆さんと、こうして一緒に登壇できることを本当にうれしく思います。劇中では、きっと墓を掘っていると思います。(会場:笑) 皆さん、お楽しみください! 吉田さん皆さん、こんばんは。クローディアスがスカーレット暗殺を命じた刺客役です。今日はあまり話す時間がないと聞いているので、多分あんまり話をする時間がないと思うんで、ちょっと話をさせてください。実は、本作を観てから、今までずっと厳かな感動が続いています。そうした作品に出られてうれしいです。「人が人を許すこと」「人が人を殺してはいけないこと」「復讐してはいけないこと」「ましてや復讐の連鎖は許されないこと」それが絶対的なテーマです。人間にとっての普遍的なテーマであり、全く解決されていない世界で、細田監督が、そのことに真っ向から切り込んだ作品です。これを世界に発信する勇気に、心からエールを送りたいです。本当に素晴らしい作品です。皆さんもぜひご期待くださいませ。もうしゃべらなくても十分です。ありがとうございます。(会場:笑) 斉藤さん私は、出ているシーンが本当にピンポイントですので、逆に難しさを強く感じました。出来上がった作品を拝見して、「自分はこれで良かったのか?」という思いもありましたが、何よりも細田監督の作品世界に関わることができたことを、今回とても感謝いたしました。映像の素晴らしさ、美しさを全ての作品で、強く感じていました。今回は、それだけではなく、突き抜ける、立ち向かう、真っ直ぐな強さを、美しく表出されていると感じました。吉田さんが言わなかったと思うので、あえて言わせてほしいのですが、とにかく大きな画面で、拡張していく世界を体験していただきたいと、私は作品を観て強く思いました。 松重さん(吉田さんの方を見ながら)両端の“演劇じじい”と呼ばれる僕らは、お芝居で育ってきたものですから、吉田さんの言葉は非常に重く響いています。本作はアニメで、現代の作品で、しかも声でしか参加していないんですが、作品を観た時に、舞台を観た時のような、ものすごい感動と腰が抜けるような思いをしました。そんな作品を野外劇のようなこういう場所で、お披露目できるのは本当にうれしい。今日は皆さんにぜひ楽しんで帰っていただきたいと思います。 細田監督海外の映画祭などではすでに上映してきましたが、やっと日本の皆さんにも観ていただける日が来ました。日本の皆さんのために作った作品ですので、今日はとてもうれしく思っております。 MCまずは海外映画祭についてうかがいます。9月4日にワールドプレミアとして第82回ヴェネチア国際映画祭の【アウト・オブ・コンペティション部門】で上映された際には、およそ10分間にわたる鳴り止まない拍手と、スタンディングオベーションがられました。現地には、芦田さん、岡田さん、細田監督が参加されました。 芦田さんヴェネチアは、すごく美しい街で、私自身すごく憧れの街でした。そのヴェネチアという都市での映画祭では、皆さんが本当に温かく受け入れてくださったのがうれしかったです。本作を観てくださった後の皆さんの笑顔が忘れられない思い出になりました。 岡田さんヴェネチアは、一度は行ってみたい場所だったので、今回、本作を通して映画祭に参加できたことは、本当にうれしいです。芦田さんと一緒にゴンドラにも乗りましたし(笑)、たくさん良い思い出があります。ヴェネチア国際映画祭は、映画愛がすごく溢れていました。観客の皆さんと一緒に、同じ劇場の空間で「果てしなきスカーレット」を観た経験は、一生忘れられない時間だと思います。 MC細田監督は、今回のヴェネチア国際映画祭の参加により、世界三大映画祭と呼ばれるカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、そしてヴェネチア国際映画祭の全てに参加されました。おめでとうございます。(会場:拍手) 細田監督映画を作る者として、ヴェネチア国際映画祭に招待されたことをとてもうれしく思いました。国際映画祭の中でも、特に芸術性の高い作品を集める映画祭だと聞いていたので、僕らの「果てしなきスカーレット」が招待されたことは本当にうれしかったです。そして、芸術を愛する人たちに、世界で初めて本作を観てもらえたことは、とても光栄なことでした。 MCシェイクスピアの代表作「ハムレット」に着想を得た本作について、海外の方々の反応はいかがでしたか。 細田監督シェイクスピアの物語は、海外では学校で習うところもあり、とても馴染み深い物語です。あるジャーナリストからは、「今回は、アクションで、復讐劇で、尚且つハムレットなので、とてもエンターテインメントなんですね」と言われました。なので、「ハムレット」が馴染みのある題材で、とてもエンターテインメントな作品だと海外の方は捉えているんだなと感じました。だから、日本ではシェイクスピア作品は、日本では格調高いイメージがあると思いますが、世界的には普遍的な物語だと受け止めてもらえたんだなと思いました。 MC監督の前作の「竜とそばかすの姫」から四年。これまでずっと夏公開でしたが、今回は冬の公開となりました。本作制作への挑戦や覚悟などお気持ちをお聞かせいただけますか? 細田監督今回は、僕らが作ってきた作品の中でも、一番スケールの大きい作品です。内容も表現も座組的にも大きな挑戦があり、挑戦尽くしの作品でした。そのために、作るのに四年半ぐらいかかってしまったんですが、根本にあるのはスカーレットという一人の女性の話です。僕の九歳の娘が、「これからこの世界で、どうやって生きていくんだろうか?」「今は頼りないけれど、だんだん力強く生きて未来を目指してほしい」という思いが根本にあって、本作を作ることができました。だから、非常に大きな作品になりましたが、スタートはとても身近なところから始まりました。 MC本作は、東宝とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる配給で、世界77の国と地域での公開がすでに予定されております。芦田さん、世界の皆さんに届くことについてはどのように思われますか? 芦田さん世界のたくさんの方々に観ていただけることは、純粋にうれしいです。各国で様々な死生観があると思うので、観終わった後に「あなたはここをどう思った?」といった感じで共有したくなる作品だと思うので、世界の方の解釈やご感想をうかがってみたいと思います。 MC染谷さんは、細田作品へのご出演は本作で四度目(「おおかみこどもの雨と雪」2012年公開。田辺先生役/「バケモノの子」2015年公開。九太(青年期)役/「竜とそばかすの姫」2021年公開。カミシン役)となります。本作をご覧になった感想や細田作品の魅力をうかがえますか。 染谷さん僕も細田作品のファンですし、今回も参加できて光栄です。本作は、全ての人々が当事者であり、関係者なのではないかと思いましたし、心を打たれました。本作の続きが、この世界の未来につながっていくんだと、心から感じました。ですので、世界中の方々に観てもらいたいと思いました。 MC宮野さん、声優として細田守作品へのご出演(「バケモノの子」2015年公開。一郎彦(青年期)役/「竜とそばかすの姫」2021年公開。ひとかわむい太郎 & ぐっとこらえ丸役)が続いております。細田監督のアニメーションと本作の見どころはどこでしょうか。 宮野さん今回も参加できて光栄に思います。本当にありがとうございます。僕は、声優として数々の作品に携わらせていただき、いろいろな映像を観てきました。その中で、「まだまだ観たことのない表現があるんだ」と、本当に驚かされました。日本のアニメーションが海外で認められている中でも、技術の向上を諦めない監督の胆力は素晴らしいと思います。本当にすごかったので、先ほど監督に、「どうやって作ったんですか?」と、質問攻めにしてしまいました。その「まだ観たことのない表現」という部分は、この作品において重要なところだと感じました。ネタバレになるので、世界設定のことはお話しできませんが、映像技術により、生々しくもあり、不思議でもある世界を作り出されています。先ほど斉藤さんがおっしゃったように、この迫力は、映画館で観ないと味わえないと思いましたし、制作陣の思いがこもった作品だと思いました。細田監督の作品には、多く携わっていますが、印象的なのは家族の姿です。毎作品に描かれていて、その愛は、きっとそれぞれが持っているものだと思います。本作の愛も、普遍的なものをテーマにしているからこそ、観る人の心に訴えかけるような、「なくしちゃいけない思い」を感じ取ってもらえると思います。そんな家族愛や愛の大きさを受け止めてもらえればと思います。 MC吉田さん、改めて本作に参加されていかがでしたか? 吉田さんもう、さっきしゃべったから、もう良いかな(笑)。先ほど、松重さんから僕の名前を挙げてもらいましたが、いわゆる声優と俳優の垣根がどこにあるかは難しい。分ける必要はないと思うんですが、僕ら俳優はやっぱりどこかちょっと後ろめたさがあるんです。たくさん現場をこなしたわけでも、声優のための訓練を受けたわけでもないので、申し訳なさがありつつ収録をするわけですよ。アニメファンの方々などからの辛口のご意見が出ることもありますが、今回は頑張りましたね。まあ、僕と松重さんのことは置いといて、まず愛菜ちゃんが、言われないと“芦田愛菜”だとは分からない。これは、分かったほうが良いのか、分からないほうが良いのか…。僕としては、「これ、芦田愛菜なの?」という驚きがほしい方なのですごいと思いました。 芦田さんありがとうございます。 吉田さん岡田くんも、最初は将生だと分からない。先ほど「少し低い声でやった?」と聞いたら、「その通りです」と話していましたね。染谷(将太)も全然分からない! 「実は染谷はやっていないんじゃないか?」思うくらい、染谷くんじゃないわけですよ!(会場:笑)そして、斉藤由貴さんはすさまじいですよ。全然分からない。でも、「これは斉藤由貴さんだよ」と教えてもらったら「なるほど!」となる。そういう二つの面白さがあります。ね、斉藤さん! 斉藤さんありがとうございます! 吉田さん声をやった俳優陣、これも見どころの一つだと思います。ぜひお見逃しなきように。 MCすべてを網羅した熱いコメントをいただきました。ありがとうございます。斉藤さんは、細田守監督作品は初参加だと思います。参加してみて、または本作を観ていかがでしたか? 斉藤さん物語の素晴らしさは、皆さんが言及しているので、私は細田監督の“ものづくりへの姿勢”についての素晴らしさをお伝えしたいです。この場所でジャパンプレミアをするのは、とてもふさわしいと思いました。本作は、アニメーションの規制概念を超えた、ものすごく芸術性の高い作品だと思います。それに、監督は本作で、挑戦というか実験をされている印象を受けました。時には、日本画のようであったり、洋画のようであったり、デジタルであったり、アナログであったり…、細く繊細な線と、野太い版画を切り取ったような線を組み合わせたのは、まさに「実験」だと思いました。その表現は、大胆かつ究極まで突き詰められていて、監督は完璧を求めて、絶対に隙がないように最後まで考え抜いているのではないかと思いました。表現の仕事をする者として、この隙のない高みを目指すこと、完璧を目指すことの重要さは感じています。今回は、一ファンとしてそういった姿勢に触発されました。そして、作品には感動いたしました。すみません長くなって…、吉田さんにちょっと影響されちゃった(笑)。 吉田さん(笑)。すみません! MC松重さんは、本作をすでにご覧になったそうですね。先ほど「ハムレット」のお話も出ましたが、本作にはどのようなご感想をお持ちでしょうか。 松重さん細田さんとのお仕事は初めてでした。とにかくスタジオに入ってからは当時のお芝居の話をしていたので、僕はリラックスして臨めました。僕は、二十代の頃に蜷川幸雄の劇団(劇団「蜷川スタジオ」)に入って、最初に渡辺謙さん主役で「ハムレット」を上演しました。その時は、坪内逍遥さん訳のセリフは文語調で、小田島雄志さん訳のセリフは口語調で、役が本音で語っている時は口語調ですが、建前の時は文語調で演じる演出で、今日のような赤い雛壇の上で演じました。蜷川さんは、「シェイクスピアはその時の時代を写す鏡だ」として、1980年代当時はその時の社会を舞台上で表していました。シェイクスピアの作品は、そういう力を持っているし、そういうことで、僕らの肉体が動くことが分りました。それから五、六年後に「ハムレット」を上演した時は、翻訳家の松岡和子さんがその場で役を作りながら戯曲に向き合って、役者と一緒に作り上げました。その時の主演は真田広之さんでした。その後の渡辺謙さんと真田広之さんの活躍を考えると、芦田さんが、世界に羽ばたく姿が目に浮かぶようでうれしいです。それくらい、僕らにとって「ハムレット」という作品は大きいです。面白いのは、吉田さんと僕の演じるヴォルティマンド役とコーネリウス役が、「ハムレット」の中では本当に端役なんですよ。 吉田さんいわゆるワンシーンだもんね! 松重さん二幕一話のワンシーンしか出てこない。 吉田さんだから、オファー来た時に「なんだヴォルティマンド役か…」って思ったら…。(登壇者の皆さん:笑) そしたらね…! 松重さんそう! それは観てのお楽しみなんですが、ここまであの役を広げていただいて…。トム・ストッパードの戯曲「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(「ハムレット」の端役であるローゼンクランツとギルデンスターンを主役にして、「ハムレット」の裏側で彼らに何があったのかを描いた作品)っていう作品があるんですが、本作はその戯曲のようで、「ハムレット」から派生した現代を写す鏡として、本当に生き生きと息づいています。そこをこれから観て、立ち会っていただければと思います。長くなりましてすみません。……話が長くなったのは鋼太郎さんの影響です。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC岡田さんは、長編アニメーションの声優は初挑戦だと思います。本作に参加されていかがでしたか。 岡田さん本当に楽しかったです。初めてのことで、分からないことだらけでしたが、監督に一から教えていただきました。なので、監督と共に聖という役を作り上げたと思っております。今日も監督と一緒に取材を受けた中で、こんなにもたくさんの制作の方々がこの「果てしなきスカーレット」を作っていて、その皆さんの代表として、今ここに立っているということを、改めて考えると少し緊張します。なので、本作の素晴らしさを、皆さんに分かっていただけるように、「これからも頑張っていこう!」という感じになっています。 MC芦田さん、本作の主演として並々ならぬ思いとご準備があったかと思います。スカーレット役にはどのような思いで向き合われましたか? 芦田さん最初に、監督とお話しをした時に、「スカーレットは19歳の設定ですが、現代を生きている19歳と、中世を生きる王女としての19歳では持っている覚悟や自覚が違うだろうから、その違いが出ると良いな」というお話をいただきました。それを聞いて「どうやってやれば良いのだろう?」と、悩みながらでしたが、中世を生きた“ジャンヌ・ダルク”や、“エリザベス一世”の作品に触れて自分の中で作り上げていきました。「このシーンは体当たりじゃないとできないだろうな」というシーンもたくさんありましたが、声を吹き込むというよりは、魂を吹き込むような気持ちで向き合った作品になりました。 MC細田監督、ここまでキャストの皆さんのお話を聞いていかがですか? 細田監督収録の現場でのことなど様々なことを思い出しながら聞かせていただきました。このような皆さんと一緒に作品を作ることができて、本当に光栄だと思います。キャストの皆さんだけじゃなくて、スタッフのみんなも優秀な人ばかりで、一緒に作り上げていけたことを誇らしく思う気持ちでいっぱいです。 MC本作の中では、死者の国を旅するスカーレットの様子が描かれますが、この後作品を観るお客さんに向けて、注目のポイントとなるような気になった映像や描写はありますか。 芦田さん岡田さんがおっしゃっていましたが、先ほど絵を作る方の裏側を見せていただく機会がありました。そこで、本当にたくさんの方の思いとこだわりが詰まって、やっと一カット、ワンシーンができていくことを実感しました。なので、どこか一つというのは選びづらいのですが、死者の国って、空との境目が海みたいになっているんですね。調べてみたら、一説によると「黄泉の国は海底にある」そうなんです。監督の真意は分からないですが、そういったところに妄想が膨らむと思いますので、その海の表現にも注目したら、楽しんでいただけるかと思いました。 細田監督死者の国は、行ったことがない世界ですから、それをどのように表現するかというところでも、工夫したところがあります。スタッフと、死んだ人の国は、「行ってみたいと思えるように美しくて素敵なんじゃないか」荒野一つでも「ハッとするような魅力的な場所なんじゃないか」みたいなことを話し合いながら、みんなで作っていった感じですね。飽きさせないように、様々な舞台が出てきて楽しいと思います。 MC細田監督作品の大きな魅力の一つとして、音楽もあると思います。この場でお話しいただけることはありますか。 細田監督音楽に関しては、重要なシーンで流れます。祝祭的なシーンで流れる「祝祭の歌」は、とても華やかで、賑やかで、楽しい歌です。さまざまな形で、実はスカーレットも聖も歌うシーンがあります。そこが大きな音楽のポイントです。 MC本作は、細田守監督が、今世界に届けたい「生きる」がテーマの作品です。企画の段階で、細田監督は「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」とおっしゃっていました。最後に、スカーレットを演じた芦田さんにとって、この映画の持つ「生きる意味」をどのように捉えていらっしゃいますか。 芦田さん先日、ある物語を読んでいて、一説に「人生の意味より、人生そのものを愛せ」という会話がありました。これは、まさに私が本作を観て思ったことだと思いました。スカーレットは、自分で自分を傷つけ、「こうあらなければいけない」と縛られて生きた女の子ですが、死者の国での旅や、聖との出会いを通じて、自分の人生を愛せるように、自分自身を愛せるようになっていく作品だと思います。人生の愛を見つけられた時、自分の人生を使ってどう生きていきたいかという、生きる意味が見出せるのではないかと感じました。意味を持って生きなきゃいけないのではなく、「生きること自体に意味があって、生きることは愛することなのではないか」と感じます。この作品を観てくださった皆さんも、たくさんの解釈があると思います。ぜひ、映画館の中で、「生きること、愛することってどんなことだろう?」と、スカーレットの生きる世界に思いを馳せながら、一緒に考えていただけたらうれしいです。(会場:拍手)
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『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』初日舞台挨拶「劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」」公式サイト 『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』が11月7日公開を迎え、東京・新宿のTOHOシネマズ 新宿にて、初日舞台挨拶が開催されました。虎杖悠仁役の榎木淳弥さん、乙骨憂太役の緒方恵美さん、脹相役の浪川大輔さん、そして、サプライズで禪院直哉役の遊佐浩二さんが登壇して、本作の魅力、そして来年スタートするTVアニメ「呪術廻戦」第三期の見どころについて語りました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。 初日舞台挨拶 虎杖悠仁役 榎木淳弥さん 乙骨憂太役 緒方恵美さん 脹相役 浪川大輔さん 禪院直哉役 遊佐浩二さん ■スクリーンに虎杖悠仁、乙骨憂太、脹相が映し出され、それぞれの影ナレをしてから榎木さん、緒方さん、浪川さんが登壇されました。 虎杖悠仁の声(榎木さん)「悪いけど、まだ死ぬわけにはいかねぇんだわ」 乙骨憂太の声(緒方さん)「虎杖悠仁は、僕が殺します」 脹相の声(浪川さん)「俺の弟に手を出して、生きて帰れると思っているのか?」 MC今日は全国300以上の劇場と繋がっているので、ものすごい数の方々にご覧いただいているという状況です。 榎木さん緊張しますね。いつもちょっとおちゃらけてしまうので、今日は「劇場版・榎木淳弥」でいきたいと思います。 緒方さん意味が分からない(笑)。 榎木さん真面目に行きたいなと…(笑)。 浪川さんびっくりした。新作でも発表したのかと思った(笑)。 MC改めまして「劇場版・榎木淳弥」さんから皆さんにご挨拶をお願いします。 榎木さん今日は皆さん本作を観た後なんですよね? なので、興奮冷めやらぬ感じ…って、自分で言っちゃいますけれども…(笑)。そんな空気をもらいつつ、盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 緒方さんこんばんは。今日は、皆さんを殺しにきました。 ■会場から歓声が上がる! 緒方さん喜ばないで、喜ばないでよ(笑)! 浪川さんおかしいでしょ! 緒方さん短い間ですが、よろしくお願いします。 浪川さん無事に本作が公開されたということで、おめでとうございます。そして、ありがとうございます。まばらな拍手もありがとうございます(笑)。ということで、短い時間ですが、お付き合いいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ■会場から「お兄ちゃん!」という声が! 浪川さん(声の方に手を振りながら)太い声でしたね! ありがたいっすね。 MC「渋谷事変」と「死滅回游」という地続きとなる物語を一つの映画として編集した本作ですが、改めて公開を迎えたお気持ちをお聞かせください。 榎木さん(会場に向かって)楽しかった…ですか? 大丈夫ですか? ありがとうございます。僕らも一足先に観ました。(制作の)MAPPAさんが、めっちゃ頑張ってくださって、音響も素晴らしいので、これはきっと楽しんでもらえるという、むしろ自信の方があったので、喜んでいただけてうれしいです。ありがとうございます。 MC緒方さんはご覧になっていかがでしたか? 緒方さん新作部分は別として、「あの長さの『渋谷事変』を、どうやって80分に収めるんだろう?」って、すごく思っていました。最初に観るまでは「どうなっちゃうんだ?」って思っていたんですが、すごく大事なところは大事に繋ぎながら、流れが虎杖くんの気持ちにくるようにちゃんとできていて、素晴らしいと思いました。単純なブツブツと切ったような編集版とは全然違って、一本の話として、しかもその後の先行上映部分まで加えて、一つの流れがあるので、普通に劇場版として作ったのではないかと感じるくらいの仕上がりだと、私は思いました。でも、今日幕が開くまでは、やっぱりちょっとドキドキしていました。皆さん、楽しんでいただけましたか?(会場から拍手) 良かったです。 MC脹相もたくさんしゃべっていました。 浪川さんそうなんです。ありがとうございます。「渋谷事変」から、やっとたくさんのセリフを言うようになりました。名言・名ゼリフみたいなシーンもありましたし、お二人もおっしゃっていましたが、単なる編集版と言っても、音も劇場仕様にしたりと、皆さんにより楽しんでもらえるために、スタッフも頑張ったとおっしゃっていました。僕も、まだ二回目の舞台挨拶イベントなので、まだ新参者です。これから、さっき「お兄ちゃん」という言葉をいただいたように、頑張っていきたいと思います。 MCやっぱり「お兄ちゃん」って声が届くとうれしいものですか? 浪川さんそれはうれしいですよ! これ「お姉ちゃん」だったらおかしいでしょ? 榎木さんそうですね。 緒方さん(低めのトーンで)それは…それは…。 浪川さんあれ? 緒方さん、怒っていらっしゃいますか? 緒方さん大丈夫ですよ。 浪川さん殺さないでくださいね(笑)。 緒方さん今日は榎木淳弥だけを殺しにきたんで。 榎木さん僕、何も悪いことしていないのに…。 緒方さん(会場の皆さんに向かって少し照れた様子で)それから、皆さんのハートもね。 浪川さんせめて「虎杖」にしてもらって良いですか(苦笑)? 緒方さん虎杖くんです。失礼しました(笑)。 MCさて、本日はもう一方、スペシャルゲストをお招きしています。 浪川さんおぉっ! (会場を見ながら)女性陣が前髪を直し始めましたよ(笑)。分かりやすいですね。 ■スクリーンに禪院直哉が映し出され、影ナレをしてから遊佐浩二さんが登壇しました。 禪院直哉の声(遊佐さん)「禪院家当主は俺や!」 遊佐さん皆さん、こんばんは。どうぞよろしくお願いいたします。…来ちゃった(笑)! 榎木さんついに。 緒方さんそんなかわいいモードで…(笑)。 遊佐さん直哉がアレなもんで、せめて印象を良くするために…、ちゃんとした格好で来ようと…。 榎木さんそういう理由だったんだ…。 MCこの劇場舞台挨拶を前にしてですね、「(直哉役は)誰なんだ?」とWEBニュースになっていました。 遊佐さんもう、僕としては早く明かしてほしいと思っていました。今日も何の情報を入れずに(耳を押さえる仕草をしながら)わーって思いながら来ました。 MC改めて、禪院直哉役を担当することが決まった時は、どういったお気持ちが一番強かったでしょうか。 遊佐さんそうですね、オーディションを受けたんですが…。もちろん、オーディションというのは「落ちて当たり前」みたいな、落ちることの方が多い行事ですから、受かったこと自体はうれしかったです。でも、オーディションを受ける前に「遊佐さんがやりそうな役があるんですよ」みたいな話があったんです。それで気になって、オーディションの話をいただいてから、原作を読んで、ちょっと調べてみたら「顔はいい」とあって、「おお、良いじゃん」って思っていたんです。 榎木さん&浪川さん良いじゃん。 遊佐さんでも、その後に「性格が…」とか「ドブカス野郎」っていうのが出てきたんですよ…。「この役を、僕がやりそうな役って言われているの?」って思って…。 榎木さん(笑)。 浪川さん確かに…。 遊佐さんだから、うれしいんですが、何かちょっと複雑な気持ちでした。「そう見られているの?仲間に?」って思っていました。 緒方さん(優しく諭すかのように)「ドブカス野郎」は褒め言葉! イコールかわいいってこと!(会場:拍手) 遊佐さんああ、そうなんだ…。はい、あの…非常にうれしかったです。 MC「死滅回游」の先行上映の前半パートは、この四名のキャラクターたちのバトルシーンから始まっていきますが、バトルシーンのアフレコはいかがでしたか? 榎木さんここはみんなで一緒に収録できたところだったので、非常に浪川さんが頼もしく…。 浪川さんちょっと待って、ちょっと待って! 普段、おかしいみたいじゃん。(登壇者の皆さん:笑) 榎木さんいやいやいや、普段から、とても頼りにしているんですが、やっぱり…。 緒方さんお兄ちゃんだからね。 榎木さんお兄ちゃんだし…。 浪川さん(うれしそうに)ああ、そうだね。 榎木さんちょっとバディ感がある存在なので、二人でなんか作戦を話すシーンもあるんですが、そういうところも横のマイクに入って、コソコソってできたので、臨場感を持ってやれましたね。 緒方さん(自分と遊佐さんを指して)こちらはね、殺し屋とドブカス野郎ですからね(笑)。 遊佐さんそれを冠して出てきてはいないです(苦笑)! 榎木さん暴言コンビが(笑)。 浪川さん今のところ、ネットニュースになった時にすごいですね(笑)。 緒方さんごめんね。遊佐くんのファンのみんな、ごめんなさい(笑)。 榎木さんここ(緒方さんと遊佐さん)はチームって感じでも…。 緒方さんチームではないかな…。 遊佐さんま、でも「味方やで」と言っていますからね。 緒方さんまあ…そうですね。 遊佐さん僕は、乙骨くんが相手じゃなくて良かったなと思っていました。 緒方さん最初にお断りしておきますね。今日はマスコミの皆さんがいらっしゃるので、これからご覧になる皆さんのためにも秘密にしなければいけない部分が随所にあるんです。なので、「ちょっと、それしかしゃべらないの?」みたいに思うかもしれませんが、たくさんの皆さんに楽しんでいただくために、そこは、遠慮させてください。 MC榎木さんの話を受けますと、浪川さんベタ褒めでございました。 浪川さんでも、本当にやっとの思いというのもありました。キャラクター的には、収録前とか本番前に「よし一緒に行こう!」「頑張ろうぜ」みたいなところは、何となく自然とできていたので、すごく楽しい収録にはなりました。 MC前のイベントで、榎木さんが、緒方さんと一緒に収録した時にものすごいプレッシャーで、本当に死ぬかと思ったみたいなことをおっしゃっていました。アフレコを振り返ってみていかがですか? 緒方さんそうですね、モノローグが結構多かったんですよね。 榎木さんバトルシーンでは特に多かったですね。 緒方さん何か、会話を直接交わすところは少なかったんですよ。でも、モノローグは心の中のセリフなので、自分の内の声ですが、ちゃんとバトルに意識を張りながらしゃべっているセリフなので、たぶん何か“圧”みたいなものが“ピッ”て、飛んだ部分はあるかもね(笑)。私ももらったし…。 浪川さん“ピッ”じゃないと思うんですが…。 緒方さん何? 何か言った(笑)? モノローグなんだから小さいんだよ! 榎木さんそうですね、モノローグだから、相手に話しかけたりはしないんですが、何かを受け取る雰囲気というか…、空気感は受け取りたいと思ってやっていました。なので、そこはもうバーンと食らいました。 MC遊佐さんは「呪術廻戦」の現場はいかがでしたか? 遊佐さんもう二期までやっている作品なので、座組というか、雰囲気ができあがっている中に入るのは、非常に緊張しましたね。 浪川さん(笑いながら、遊佐さんを指さして)超普通にしていましたよ(笑)! 「あれ?直哉って前から出ていたかな?」って思うくらい(笑)。 遊佐さんマイクにバサバサって音が乗ったかもしれないって思うぐらい、手が震えていました…。 浪川さんいやいや。 榎木さん微動だにせず…。 浪川さんいつも通りやっていましたよ。 遊佐さんでも、何の説明もなく「始めます」って言われて、心構えができないまま始めていきました。 榎木さんオーディションで完璧だったとか…。 遊佐さんそんなこと言われたことないです! 榎木さん説明もいらないぐらいだったんですよ。実際、直しとか全然なかった記憶が…。 遊佐さん「こういう感じにしてください」っていうのを言われましたから…。 浪川さんよっぽど、僕のほうが噛んでいましたよ。 榎木さん(手を挙げて)僕も…。 遊佐さんそんなことないですよ。でもアクションシーンが「速いな」と思いました。 緒方さんそれはね! 「呪術廻戦」は本当に速いですよね。 遊佐さんセリフはそこまで多くないんですが、動きが速いので、あっという間にページをめくらないと、追いつけなくなっちゃうんです。 榎木さん確かに、三ページぐらい白紙の時あるんですよね。ずっとアクションの時は一気にページをめくらないといけないというのはありますね。 遊佐さんここの動きでこのセリフっていうのをちょっと頭に入れておかないと追いつけなくなっちゃいますね。 緒方さんめちゃめちゃ速いです。 MC直哉はこういう風に動くんだというのも面白かったですね。 遊佐さん「こういう風に動くんだ!」って、僕も観て思いました。 MCそして、これから観る方に向けて、映画の楽しみにしてほしいポイント、見どころをお願いします。 榎木さんさっき緒方さんがおっしゃっていたように、めちゃめちゃ編集が上手なので「渋谷事変」の大事なところを全部逃さないで詰め込まれています。でも、ちゃんとストーリーは分かるようになっています。「死滅回游」はアクションシーンがめっちゃカッコ良かったです。直哉の「あれ」。 遊佐さん「あれ」ね。 榎木さん性格がよく出ているなと…。あれはすごかったですね。あとは脹相の「ビャー」って…。 浪川さん脹相の「ビャー」ね…。 緒方さんすいません。皆さんは雰囲気で察してください。 榎木さんあとは乙骨の「くぅぅ」…。 緒方さんそれはよく分からないですが、ありがとうございます。そんな感じです! 榎木さん「死滅回游」はアクションが躍動的で、面白いですね。 MC緒方さんは見どころを挙げるとすれば…? 緒方さんネタバレをしないで言うのは難しいよね。もちろん画が素晴らしいのは最初から分かっていることですが、アフレコスタジオ自体もすごく良い感じの緊張感がありました。「呪術廻戦」っていう作品自体、あんまりキャラクター同士がベタベタしない作品じゃないですか。分かりやすいベタベタ感がどこにもなくて、仲間なんだけれどちょっと離れているような感じでいながら、ちゃんと繋がっているっていうのが分かる。そういう人間関係が随所に出てくるんですが、アフレコの時もそんな感じでした。みんな一人一人マイクの前に、その役としているんですが、余計なこと言わなくても何となく「分かっているよ」「そういう感じで来るんだよね」「なるほど、そういう気持ちなんだね」というのが伝わって、それに返している感じがちゃんとあった現場でした。だから、その空気感がしっかり作品に乗っているなって思いました。「渋谷事変」の時は、私は参加していないんですが、その時もスタジオはそういう空気だったんだろうなっていう…。しゃべっていない時の空気感って、意外とアニメの中に出てくるので、私たちは、もちろん分かりますが、お客さんにもきっと「何となく楽しそうだな」とか、そういう空気は伝わると思うんですよね。「やっている時はすごく楽しそうだな」「本当はワチャワチャしているんじゃないか?」みたいな…。そういう空気が伝わるような作品なので、その良さが、大きなスクリーンになってさらにクローズアップされているみたいな…、簡潔に言えばチームワークがすごく良い、そんな感じの作品になっていると思います。 MC本作は、海外での上映も決定しており、なんと世界70以上の国と地域での上映が決定しています。浪川さんの活躍が、全世界で観られることになります。浪川さんの活躍が…? ごめんなさい(苦笑)、間違えました。 浪川さん間違えているよ。すごく間違えているよ! でも、すごくないですか? 「呪術廻戦」の海外人気ってすごいみたいですね。 榎木さんだって、津田(健次郎)さんが海外に行くと「Kenjo Tsuda?」って言われるらしいですからね。 浪川さんKenjo Tsuda? 津田健次郎じゃなくて? 遊佐さんそれ、同じです(笑)。違う名前で呼ばれたらそれはそれで問題ですよ。 MCここで、またまたスペシャルゲストをお呼びしたいと思います。 ■着ぐるみの悠仁くん、悟くん、憂太くんが登場! MC緒方さん、いかがですか? 緒方さん私、「呪術廻戦0」のイベント(『劇場版 呪術廻戦 0』復活上映 里香ちゃん応援上映初日舞台挨拶)で会ったんですよ。 MC三人は本作の公開を迎えてどんな気持ちですか? ■それぞれにポーズを決めて気持ちを表現! MC浪川さん、悠仁くんはどんなことを考えているんですかね? 浪川さん僕がこのキャラの気持ちを? こっち(榎木さん)に聞くんじゃなく…(笑)? 榎木さん(CV:虎杖悠仁で)「何か言ってくれよ!」 浪川さんうわっ、やりづら(笑)!(悠仁くんと榎木さんに挟まれて)やりづらい!(悠仁くんの思いを代弁するように)「今日はみんな、来てくれて本当にありがとう。これからの「呪術廻戦」をよろしく頼むぜ。みんなの口コミが大事だから。分かっているだろうな、おまえら!ようし、いい子たちばっかりだ!」。 緒方さん意外とね、悟くんが、サービス精神が旺盛なんです。「見せて」って言うと何か見せてくれるものがあるそうなんですよ。(会場の皆さんに向かって)「見せて」って皆さんで言ってみてください。せーの! 会場の皆さん「見せて!」 ■悟くん、「もう一回」とコールを要求! 緒方さんせーの! 会場の皆さん「見せて!」 ■悟くんが左目をチラ見せ! 浪川さんかっこよ! 緒方さんこの間のイベントの時に10回ぐらい見せてもらったんですが、その度に花澤香菜がすごく悶え苦しんでいました。 MCここからは三人にも参加してもらいますが、悠仁くんが何か手に持っていますね。 ■悠仁くんが「マル秘」と書かれた紙をMCに手渡す。 MCでは、こちらを皆さんにお届けします。スクリーンにご注目ください! ■TVアニメ第三期「死滅回游」のティザービジュアルがスクリーンに映し出される。 MC虎杖と乙骨の死闘を映し出したビジュアルということですが、榎木さんいかがですか? 榎木さんめちゃめちゃ危険な状態ですが(笑)。本当に殺しに来ているんですね…。 緒方さんはい! 榎木さん印象的なシーンですが、カッコ良いっすね。 MCさらにもう一つ、新情報が届いていますので、こちらもご覧ください。 ■TVアニメ「呪術廻戦」第三期「死滅回游 前編」2026年1月8日より毎週木曜深夜0時26分よりMBS/TBS系28 局”スーパーアニメイズム TURBO”枠にて全国同時放送決定! MC榎木さん、改めていかがですか。 榎木さんいや、もう割とすぐなんですね。ちょっとドキッとしましたが、本当に早く観てほしいと思っていたし、皆さんも早く観たいと思ってくださっていると思うので、ぜひ楽しみに待っていてください。 MC遊佐さん、アニメシリーズでより多くの方に届いていくことになります。 遊佐さんはい、僕もこれからは安心して観られます。今日まですごくドキドキしていたので…。誰にも言っちゃいけないし、「みんなに叩かれたらどうしよう?」っていう気持ちを誰にも共有してもらえないし…。 ■隣の悟くんが、優しく遊佐さんの背中をさする。 遊佐さん悟くんが励ましてくれました(笑)。 MC今年の12月20日、21日に開催される「ジャンプフェスタ2026」でもTVアニメ「呪術廻戦」第三期の最新情報が解禁されるかも…ということです。新しい映像なのか? 主題歌は誰なんだろう? など、ぜひぜひ楽しみにしていただければと思います。そして、「呪術廻戦」の世界観を再現したスマホゲーム「ファントムパレード」からも公開初日に合わせてお知らせが届いています。11月16日18時から、セカンドアニバーサリー公式放送を実施します。二周年情報の解禁や(「呪術廻戦」第二期OPテーマ「VIVID VICE」を歌った)「Who-ya Extended」のライブなど、盛りだくさんの内容でお届けしますので、こちらもぜひご覧いただければと思います。そして、「劇場版 呪術廻戦 0」の復活上映に合わせて始まった限定ガチャにてSSRキャラクター[呪いの女王]乙骨憂太はまだまだ登場中です。 MC最後に皆さんから、これから楽しみにされている方々に向けてメッセージをお願いします。 遊佐さんTVアニメ「呪術廻戦」第三期もこれから始まりますので、この先をぜひ観届けていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 浪川さん再編集の「渋谷事変」もすごく素敵なキャラクターたちが登場していて、改めて「素敵なキャラクターたちだな」と僕は感じました。そこから「死滅回游」に入っていくわけですが、来年早々、TVアニメ「呪術廻戦」第三期が始まりますので、そちらも「渋谷事変」同様、皆さんの力で盛り上げていただければうれしく思います。マスコミの皆さんも何卒よろしくお願いします。僕はもう「夏油(げとう)」は読めますので…(笑)。それに関するニュースがいっぱい出ていましたが、もう読めますから! 榎木さんああ、「なつあぶら」…。 浪川さんということで、今日は短い時間でしたがありがとうございました。 ■会場から「お兄ちゃん!」という声が…。 緒方さん今日、ご覧になってくださった皆さん、本当にありがとうございました。そして、これから観てくださる皆さん、本当に楽しんでいただけたらと思います。TVアニメ「呪術廻戦」第三期が始まりますが、(遊佐さんを指して)直哉も、こんなすごい方が面白いお芝居をしてくださっています。他にも、原作を読んでいる方はご存知の通り、新しいキャラクターがたくさんたくさん出てきます。その方々がいちいちすごい声優の方々で…。「こんな方とご一緒できるの?」みたいな感じで、すごく楽しみにしてるところもあります。たぶん、皆さんにも、驚いたり、楽しんでいただける部分がすごくたくさんあると思います。映像も本当に変わらずというか、TVシリーズではないようなすごい映像でお送りできると思っています。なので、ぜひ一緒に楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 榎木さん本日はありがとうございました。「渋谷事変」と「死滅回游」を劇場で観られる間に、いっぱい観ていただけると、素晴らしい音響と映像が楽しめると思いますので、ぜひ周りの方を誘って、何度も観ていただけたらと思います。来年からTVアニメ「呪術廻戦」第三期の放送が開始されます。もう、めちゃめちゃ気持ちは映像の中に置いてきたので、あとは皆さんに観ていただくしかないという感じです。みんなで、後悔のないように頑張ったので、素晴らしいものになっていると思います。ぜひ来年の放送もよろしくお願いします。
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「ロマンティック・キラー」ロマンティック襲来! 渋谷事変イベント「ロマンティック・キラー」公式サイト 「第1回 LINEマンガ大賞」で銀賞を受賞、「少年ジャンプ+」でも連載され、2022年にはNetflixにて全世界配信でアニメ化された「ロマンティック・キラー」。本作の実写化が叶い、12月12日より全国公開となります。 11月16日には「ロマンティック襲来! 渋谷事変イベント」が渋谷ストリーム 稲荷橋広場で行われ、上白石萌歌さん、高橋恭平さん(なにわ男子)、中島颯太さん(FANTASTICS)が出席しました。この日のMCには、魔法使い役で本作に出演している伊藤俊介さん(オズワルド)が就任。上白石さんに向けて、男性キャスト陣がロマンティックアピールをして大いに盛り上がりを見せたこの日の模様を、詳しくレポートします! ロマンティック襲来! 渋谷事変イベント 星野杏子役 上白石萌歌さん 香月司役 高橋恭平さん 小金井聖役 中島颯太さん 魔法使い・リリの声/MC 伊藤俊介さん(オズワルド) 伊藤さんいよいよ来月12月12日に公開を迎える本作。恋愛キャンセル界隈のヒロイン、星野杏子の前に、絶対に恋をさせたい魔法使い・リリが現れ、恋をさせるためにあの手この手で恋愛あるあるシチュエーションを魔法で繰り出していくというストーリーです。私はなんと、その魔法使い・リリを演じており、その縁もあって今回MCを務めます。皆さん、どうかお手柔らかによろしくお願いします。(会場のお客さん:笑)そして、本作の原作は「ジャンプ+」なのですが、映画制作スタッフが好き勝手やってしまったようで、原作以上にカオスなロマンティックたちが襲来する、とんでもないお祭りコメディになっているようです。公開はもうちょっと先なんですが、とにかくしっちゃかめっちゃかです。(スタッフからカンペが入り)ごめんなさいね。先ほど本作のヒロインの名前を「きょうこ」と読みましたが、「ほしのきょうこ」ではなく、「ほしのあんず」でした。この時点で僕の味方は一人もいなくなったわけですが、ヒロインの名前は「あんず」です! (会場のお客さん:笑)皆さん、間違えないようにね。「あんず」。(スタッフに対して急な逆ギレ)だから確認したじゃないか! 「これは『きょうこ』ですか」と確認したら、「『きょうこ』です」って言ったじゃないですか!(取り乱したことに)申し訳ございません…。(会場のお客さん:笑)本日は、映画公開に先駆けて、主演キャストの皆さんとのトークでも盛り上がっていきたいと思います。それではご登場いただきましょう。 ■渋谷ストリームの大階段を降りて、上白石さん、高橋さん、中島さんが登場すると、渋谷の街に大歓声が鳴り響きました。クアトロ(4人)主演のお一人、木村柾哉(INI)さんは残念ながらこの日は欠席。会場には木村さんのほぼ等身大のパネルがお目見えし、一緒にステージに上がりました。 上白石さん(街を見渡しながら)渋谷の皆さん、こんにちは。チーム「ロマンティック・キラー」です。今日はゲリライベントにも関わらず、たくさんの方にお集まりいただき本当にありがとうございます。(渋谷駅のエスカレーターに乗っている人に目を向けながら)エスカレーターの皆さんも、見えていますか? 本当にゲリラでやっています。渋谷の真ん中でやっているので、私もすごく新鮮な気持ちです。 伊藤さんあのエスカレーターの皆さんは、「何かやっているな」くらいの感じでしょうね。 上白石さん(笑)。本作の公開も12月12日と近づいてまいりましたので、「ロマキラ」の魅力をお伝えできればと思います。最後までよろしくお願いします。 高橋さん皆さん、朝早くから…、朝早くではないか、お昼なので…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)まあ、いいですわ。 伊藤さん何をごちゃごちゃ言っているの。 高橋さん(笑)。渋谷のど真ん中で、こんなにたくさんの方に集まっていただきありがとうございます。ゲリライベントなので、気軽にいろいろな方に見ていただければと思います。短い時間ですが、楽しんでいきたいと思っています。 伊藤さん皆さん、「ゲリラ」「ゲリラ」とおっしゃいますが、(会場に集まったたくさんの人を見ながら)ゲリラで集まるファンの数じゃないんですよ。 中島さん(会場を見渡して)すごい数ですね。 高橋さん本当にありがとうございます。 中島さん今日はありがとうございます! いよいよ「ロマンティック・キラー」の公開が近づいてくると共に、最近いろいろなロマンティックを経験しています。今日もロマンティックを提供できると思うので、萌歌ちゃんや恭平と一緒に、どんどん盛り上げていきたいなと…。(木村さんのパネルに目を向けながら)どうですか、柾哉くん? 高橋さん(声色を変えて)楽しみま〜す。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 上白石さん&中島さんそんな感じだったっけ? 伊藤さんこうやって、みんなで協力して、あの手、この手でやっていきましょう!本日は、木村さんご本人はいらっしゃらないですが、挨拶があるみたいです。 ■木村さんの挨拶がスピーカーから流れました。(上白石さんがパネルの口元にマイクを当て、会場のお客さん:笑) 本日のイベントに参加したかったのですが、どうしてもうかがうことができず、すみません。今日はご覧の通り(パネルでの登場なので)ペラペラな状態ですが、12月1日に開催されるイベントまでには、パンプアップして、体を分厚くしていきますので、また皆さんとお会いできることを楽しみにしています。 今日はロマンティックがたくさん襲来するイベントだと聞いているので、萌歌ちゃん、恭平、颯太、そしてオズワルドの伊藤さん、負けずにロマンティックに盛り上げをよろしくお願いします。 ロマンティック! 【木村さんの挨拶】 伊藤さん何ですか。最後の「ロマンティック!」って。(登壇者の皆さん:笑) 高橋さん「パンプアップ」とか、ちょっとよく分からないですね。 中島さんよく分からなかったですね。 伊藤さんこの薄い(パネルの)状態から、普通の状態に戻って、皆さんの前に参りますということでしょうかね。それでは、ここからは本作のお話を聞いていきたいと思います。いよいよ、映画公開まで一カ月を切りました。撮影自体は昨年の9月から11月に行われたということですので、一年ぐらい経っているんですよね。 上白石さんあっという間です。 伊藤さんそうなんです。撮影から一年も経っているんですから、僕が「あんず」を「きょうこ」と呼び間違えても仕方がない! 上白石さん(笑)。あれは、びっくりしました。 中島さん良くないですよ。裏で聞いていましたが、途中から逆ギレみたいになっていましたし…。 高橋さん(笑)。すごくきれいなボケですもんね。 伊藤さんボケです。ボケですし、大人はどんどん逆ギレが上手になっていくんです。 中島さん(笑)。そうなんだ。 伊藤さん一年以上前から始まったプロジェクトですが、当時を振り返ってみて印象に残っているエピソードや撮影の雰囲気を教えていただけますでしょうか。 上白石さん伊藤さんも、映画にご出演しているんです。リリの声と、“とある人物”として出演もしているんですね。 伊藤さんはい、そうですね。ちょっとだけ、僕自身として…。 上白石さんワンシーンですが、伊藤さんが実写として出てくるシーンが面白過ぎて…。 伊藤さんいやいやいや(笑)。 上白石さんアドリブ合戦もしましたよね。 伊藤さんそうですね。上白石さんから、アドリブでとんでもない暴力を食らっていますので、ぜひ観てもらいたいですね。 上白石さん(笑)。それは語弊がありますが、伊藤さんと初めてお芝居ができたシーンは、私は個人的にすごく楽しかったですね。 伊藤さん良い子だね、君は。本当に! 上白石さん出演者でもあるんですが、MCとしても今日は立ってくださっているんですね。 伊藤さんそうなんです。あまりこういうイベントで、出演者がMCをやることはないですよね。 高橋さん(笑)。珍しいですよね。 伊藤さんなかなか震えております。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 高橋さん現場の雰囲気で言うと、ここの三人(今日の登壇者の三人)が同い年なんですよ。颯太と萌歌ちゃんは同い年なので、すごくやりやすかったです。萌歌ちゃんとは、生年月日も同じなんです。 上白石さんそうなんです。 中島さん全部一緒。 高橋さん2000年の2月28日という。 上白石さん先ほど調べたら、生まれた時間もちょっとしか変わらなかったので、(占いなどをすると)運勢が一緒なんですよね。 高橋さん全部同じって、なかなかいないと思って、「初めまして」の時から、そういう話ですごく盛り上がりました。 伊藤さんじゃあ、もう高橋くんも、上白石一族みたいなものですね。 高橋さんもはやそうかもしれないですね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 中島さん現場では、めちゃくちゃ盛り上がっていて、楽しかったです。笑いが絶えない現場だったんですが、差し入れもすごかったな…。萌歌ちゃんはかき氷を差し入れしてくれました。それに負けじと、恭平と僕と柾哉くんの三人で、カフェカーの差し入れをしましたね。 高橋さんやりましたね。 上白石さんクレープとかもあったよね。 高橋さん&中島さんそうです、そうです。 高橋さんドリンクとクレープのあるカフェカーを、三人で差し入れました。 伊藤さんええ! マジで! 高橋さんちゃんと三人で(カフェカー代を)割って、同じ額が払えるように計算しました。 伊藤さんすごいな! 僕、何もしていないので、恥ずかしくなってきた。 高橋さん出演していただけるだけでうれしいです。ありがとうございます。 伊藤さん主演の皆さんはさすがです。続いて、完成した本作をご覧になった率直な感想を教えてください。 上白石さん面白かったよね。 高橋さんめっちゃ面白かったです。 上白石さん本当にスピード感のある作品で、ジェットコースターに乗っているような気持ちになりました。いろいろなロマンティック要素があって、今までの恋愛映画のワンシーンをオマージュしていたりするんですが、そのネタを全部数えると百個ぐらいあるらしくて…。 中島さん百個! 上白石さん皆さんにもぜひ、一つも逃さずに感じて、笑っていただきたいと思います。 伊藤さん二個、三個までは罪悪感があるかもしれないですが、百個もパクったらもう関係ないですからね! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) そこもまた本作の面白味の一つですね。 上白石さんそうなんです。 高橋さん僕は、本当に「お祭り映画だな」と思いました。ラフな気持ちで観られる作品なので、老若男女、いろいろな方が楽しんでくれるやろなと…。あのキャラクターがいて、あの人が出てくるんや…という面白さと、良い意味でバッサリとシーンが斬られています。コメディ強めの新感覚ラブストーリーかなと思います。皆さんに、ぜひ観てほしいです。 伊藤さんかなりバラエティに富んでいて、コメディに寄っているところもありますね。 高橋さんありますね。 中島さん何も考えずに、映画館に行っていただいて大丈夫だと思います。観たら、とりあえず笑えるし、幸せになる映画です。そして、本当にロマンティックな気分になる映画ですね。 伊藤さんプロモーションにおいても、日本中にロマンティックを襲来させる「JAPAN ROMANTIC PROJECT」が現在進行中です。リリである私もあまりピンと来ていないんですが…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)そのプロジェクトは12月1日から超本格始動ということで、12月1日にはロマンティックなイルミネーションを消しに行く<消灯式>。12月6日からは、<世界最速ロマンティック試写会>が行われます。そして、五大都市に<大型ロマンティック襲来広告>を掲出。この辺にもバーンと広告が出てくる可能性がありますね。さらに主演の皆さんが作成したオリジナルデザインのポスターで飾られた<ロマンティックラッピングバス>が都内を走行します。これは相当、宣伝になりますよ。「何が何でもヒットさせるんだ」「絶対にヒットさせるぞ」という気合を感じます。また、YouTube撮影でも、スタッフからの“ロマンティック無茶ぶり”が続いているとのことです。 中島さん規模がすごいですよね、本当に。 上白石さん(プロジェクト名に)「JAPAN」って付いているからね。 高橋さんこんなに、長い階段から出てくるのも初めてだし、普通に(渋谷の街を通行している)人が階段を降りているじゃないですか(笑)。こういうところで(イベントを)やらせていただくのも、本当に初めてなので…。 伊藤さん一般の人が降りてくるのを抑えるためのセキュリティといったところの経費も、全部広告に使っています。だから、一般の方も横を通ります。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 高橋さん(笑)。新しいですね。 伊藤さんぜひ皆さんでヒットさせたいなと思っています。キャストの皆さんにもお手伝いをいただいてる「JAPAN ROMANTIC PROJECT」の進行の様子は、YouTubeチャンネルや映画公式ホームページでも随時更新されていきますので、引き続きご注目ください。ここまで楽しいトークをしてきましたが、私は今から、会場に魔法をかけます。私の使命は、上白石さん演じるヒロインの杏子に恋をしてもらうために次元を超えて恋愛の可能性、すなわちロマンティックをたくさん集めることです。というわけで、本日はこちらの皆さんにもイベントに来てもらいました。“ロマンティック男子”、カモン! ■自称“ロマンティスト”なエキストラの皆さんが鮮やかなピンクのTシャツ姿の“ロマンティック男子”となり、続々とステージに上がり、会場から大きな拍手が上がりました。 上白石さん&高橋さん&中島さん(大勢の“ロマンティック男子”を目にして)すごい! 高橋さんいっぱいおるやん! もう、いすぎやって! 中島さん(後ろにもたくさんの人がいるのを見て)後ろもすごいよ! 高橋さん(あまりの人数の多さに)多い、多いて! この昼の時間に、ピンクは強すぎるって! 中島さんめっちゃ手を振ってくれている。 高橋さん僕もそのTシャツ、ほしい。 中島さんほしいんかい。 高橋さんめっちゃほしいわ。 伊藤さんいつ着るんですか? 高橋さん(笑)。いただきたいですよ。 伊藤さん(ステージに集まり続けている“ロマンティック男子”たちを見て)すごい量の“ロマンティック男子”たちが集まってくれました! 忙しいのにありがとうございます。 上白石さん&高橋さん&中島さんありがとうございます! 伊藤さん今日はなんと、総勢83名の“ロマンティック男子”の皆さんが集まってくれています! 83、非常にキリが良い数字ですよね。(会場のお客さん:笑) 高橋さん(笑)。本当にキリが良いですね。 85でもなく…。 伊藤さんピッタリ、83です! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑、“ロマンティック男子”の皆さんから「フォー!」という歓声が上がる) 中島さん確かに、83の音量や…。 伊藤さんおそらく具体的な指示は受けておらず、とにかく「フォー!」と言って来いと伝えられていると思います。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 高橋さん&中島さんありがたいですね。 伊藤さん“ロマンティック男子”の皆さん、つまり自称“ロマンティスト”の皆さんが、本日のイベントのためにわざわざ駆けつけてくれました。まさに「ロマンティック襲来イベント」に相応しいステージとなりましたね。本イベントの直前に、“ロマンティック男子”の皆さんは渋谷の街を練り歩き、街にロマンティックを振りまいてこの会場まで、歩いて来たそうです。 上白石さん&高橋さん&中島さんええ!? この一団で!? ■“ロマンティック男子”の皆さんから「はい!」「ロマンティック、させていただきました!」「ロマンティックを振りまきながら来ました!」など様々な返事。 伊藤さんロマンティックを振りまきながら! 高橋さん(“ロマンティック男子”を気遣いながら)ほんまに嫌やったら、断ってくれて良いんですよ。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 伊藤さん何となく、きれいどころが前にされているイメージですね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 中島さんどういうことですか、それ。全員きれいです。 伊藤さん(“ロマンティック男子”の皆さんに向けて)しゃべりたいことがあったら、後ろの人も大きな声でしゃべってくれたら、何となく聞いて、ちょっとだけスルーしますので…。(“ロマンティック男子”の皆さん:「フォー!」と大歓声) 高橋さん言われたんでしょうね。「何かあったら『フォー!』だけ言うときって(笑)。 伊藤さんさあ、皆さん。ここからは何をするか分かりますよね。 上白石さん&高橋さん&中島さん分からないです。(会場のお客さん:笑) ■誰が一番ロマンティックに杏子に迫れるか、ロマンティック対決 伊藤さんじゃあ、説明しますよ。自称“ロマンティスト”を前に、誰が一番ロマンティックに杏子に迫れるか。ロマンティック対決を開催します! “ロマンティック男子”の皆さんフォー! (会場のお客さん:拍手) 高橋さんそんなに「フォー!」と言うのなら、みんなに(ロマンティック対決を)やってもらいますよ。 伊藤さん彼らはもうロマンティックを極めし、ロマンティック男子たちなので。 高橋さん本当ですか? アドリブで振ったら、全部答えてくれるんですか? 伊藤さんそれはもちろん答えます。答えられますが、今日は高橋くんと中島くんにロマンティック対決をしてもらいたい。君たちのために集まったファンの誰が、“ロマンティック男子”たちの対決を見たいんですか! 中島さんそれは失礼ですよ! 高橋さん見たいですよ! 伊藤さん本当はやろうと思ったら、余裕ですよね。 “ロマンティック男子”の皆さん(「余裕だ」と表現するように)フォー! 中島さん対決をするんですか? 伊藤さんでは、ルールを説明します。杏子役の上白石さんと後ろの“ロマンティスト”の皆さんには、ハートとバツが書かれた札をお渡しします。「ロマンティックだ」と思ったら、ハート。「ロマンティックじゃない」と思ったらバツを挙げてください。ハートの数でロマンティック度合いを図るというゲームです。なお、ハートは、ロマンティストの皆さんは1ポイント。上白石さんが、100ポイントとして計算します! 中島さんいやいやいや、じゃあ萌歌ちゃんだけで良いじゃないですか。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 伊藤さん“ロマンティック男子”全員がハートを上げた場合、83ポイント。上白石さんお一人が上げた場合、100ポイント。 高橋さん&中島さん(上白石さんの持ちポイント数が)デカい! 伊藤さんこちらはスタッフの目測で計算いたします。 高橋さん&中島さん(笑)。目測!? 高橋さんそこ大事でしょう! 正式に数える人、おらんのや。 伊藤さんとにかく数える人が雇えないぐらい、広告にお金をかけています。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) どうですか、高橋さんは自信がありますか? 高橋さん最近いろいろな出来事があった中で、このロマンティック対決が一番嫌かもしれないですね。めちゃくちゃ恥ずかしいです! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 伊藤さんでも、高橋さんと中島さんのお二人は、“職業、ロマンティスト”と言っても過言ではないでしょう? 中島さん特に、恭平はそうですからね。 高橋さん颯太もそうですけどね! 高橋さん&中島さん(二人共、お互いの謙遜しながら)いやいやいや。 中島さん今日は、柾哉くんがいないので、柾哉くんの代わりに、伊藤さんもやってくださいよ! 上白石さん良いですか? 伊藤さん(自分の参戦は)“ロマンティック男子”の参戦より、求められていないのよ! 上白石さん&高橋さん(笑)。いやいや、そんなことないですよ! 高橋さんみんな、伊藤さんの参戦を求めていますよね? (“ロマンティック男子”の皆さん:フォー!) 伊藤さん何を聞いても、「フォー」と言うだけなんですよ。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) じゃあ、せっかくなので、やりましょうか。 上白石さん良いですか? やったー! 伊藤さん僕はもう、36歳で、君たちみたいな若造よりも、ロマンティックな人生を歩んで来ていますから…。(“ロマンティック男子”の皆さん:フォー!) 高橋さん勉強させてください! 上白石さん人生経験がありますから。 伊藤さん任せてください。ただ、最近最もロマンティックからかけ離れた状態になっています。 中島さん(伊藤さんを励ますように)大丈夫です。(最近の伊藤さんの事情を)知っていますけど…。 伊藤さんでは早速、始めていきましょうか。 ■第一のテーマ:「イルミネーションを見ている彼女に、ロマンティックな一言」 伊藤さん思いついた方から、挙手制で行きましょう。 上白石さんお手のものですよね。 中島さんじゃあ、伊藤さんから。(会場のお客さん:笑) 伊藤さん僕から…!? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 僕からですか? じゃあ、行きましょうか! 中島さん絶対に伊藤さんの答えはラストでしょう。 上白石さん(木村さんのパネルの後ろに立つ伊藤さんを見て)柾哉くんになりきるということですか? なるほど! 中島さんでは、伊藤さんのロマンティックな一言、お願いします! 「今日は、楽しかったね。見て、きれい。イルミネーション、なかなか一緒に見られなかったけれど、今年は見られたね。アイ、エヌ、アーイ!」(会場のお客さん:若干引き気味) 【伊藤さんの答え】 ロマンティック男子の皆さんおおー! 伊藤さん(滑ったことを自認して)もうね、今日で僕は芸人を辞めたわけですが…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)ごめんなさいね。ちょっと「INI」を(バイク川崎バイクさんのネタ)「BKB」みたいにしたかったんですが、うまくいかなかった。もう一回チャレンジをしたいです。 中島さん(“ロマンティック男子”の皆さんから)「フォー!」ではなく、「おおー!」という声が出ましたね。 伊藤さんどうにか僕を、助けようとしてくれたんですね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) ありがとうね。 中島さんじゃあ次、行きますよ。 上白石さんその前に、ジャッジしないと! 伊藤さん&高橋さん&中島さんおー、危ない、危ない! 伊藤さん確かにそうですね! 先ほどの僕の答えのジャッジをお願いします! 上白石さんせーの、ドン! (“ロマンティック男子”の皆さんは、ほぼバツの札を挙げる) 伊藤さん(少しだけ上がっているハートを目にして)はい! 4ポイント、獲得です。(ロマンティック男子の皆さん:フォー! 会場のお客さん:笑) 高橋さんすごい! ちゃんと数えられましたね。 伊藤さんだって、少ないんだもん。そりゃあ、ちゃんと数えられますよ。(スタッフからカンペで「6ポイント入っている」とお知らせが入る)6ポイント? そんなの別に変わらないよ! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 僕が4ポイントと言ってから大急ぎでカンペで「6ポイントです」と伝えなくて良いんですよ。そんなに変わらないんですから、大丈夫ですよ。(気を取り直して)では続いて、中島くん。行きましょうか! 中島さんはい! 伊藤さんイルミネーションを見ている彼女に、ロマンティックな一言! 「あ、イルミネーションこっちか。いや、イルミネーションが好きなんじゃなくて、イルミネーションを見ている君のことが好きみたい。」 【中島さんの答え】 “ロマンティック男子”の皆さんフォー!!!! 伊藤さん(“ロマンティック男子”の熱い反応を見て)大興奮でございます! 中島さん声が上がるまでに間が空いていた。伊藤さんが“ロマンティック男子”の皆さんに「『フー!』って言え」って顔をしていたんですよ。 伊藤さん(笑)。していない、していない。してないです。彼らの意志です。 高橋さんすばらしい。 伊藤さんジャッジの方に行きましょう。中島くんのロマンティック度、ジャッジお願いします。 上白石さん&
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スマートフォンゲーム『呪術廻戦 ファントムパレード』 2周年最新情報解禁!ファンパレ2ndアニバーサリー公式放送 アーカイブ配信URL 2周年特設サイト 公式X(@jujutsuphanpara) 公式YouTubeチャンネル App Store Google Play DMM GAMES(PC版) TVアニメ公式サイト 公式X(@jujutsu) メインストーリー追体験「理非」「渋谷事変 閉門」PV 『呪術廻戦 ファントムパレード』は、2024年9月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて6年半にわたる連載が完結した芥見下々(あくたみげげ)氏による人気漫画を原作としたアニメ『呪術廻戦』を元にした、作品初のスマートフォンゲームです。本ゲームは、2023年11月21日(火)に正式サービス開始し、全世界プレイヤー数2,500万ダウンロードを突破しています。TVアニメ『呪術廻戦』第1期の物語を追体験できるだけでなく、『ファンパレ』オリジナルのストーリーが楽しめるコマンドバトルRPGとなっています。また、2024年11月に発表された「Google Play ベスト オブ 2024」のストーリー部門にて大賞を受賞しました。 このたび『ファンパレ』は、2025年11月21日(金)にサービス開始から2周年を迎えることを記念し、『ファンパレ』2ndアニバーサリー公式放送を実施しました。 ◆メインストーリー 追体験 「理非」「渋谷事変 閉門」の公開決定!&2周年記念新キャラクターの情報を解禁! 2025年11月21日(金)、11月28日(金)の2週連続で、メインストーリー追体験「理非」「渋谷事変 閉門」の公開が決定いたしました。メインストーリーにあわせて、ガチャには 期間限定SSR キャラクターとして[最大呪力出力]虎杖悠仁、[オマエはそれでいいのか?]東堂葵、SSR 廻想残滓は「かけがえのない瞬間」が登場し、期間中ピックアップ対象となります。また、無料でガチャチケットが最大40枚手に入るキャンペーンも実施。詳細は、『ファンパレ』ゲーム内のお知らせや公式 X にて順次公開いたします。 東宝株式会社(以下、当社)が企画・制作し、サムザップが企画・制作・開発・運営を行う、スマートフォンゲーム『呪術廻戦 ファントムパレード』(以下、『ファンパレ』)の2周年最新情報を解禁しました。 ・メインストーリー新章公開日 :2025 年 11月 21 日(金) 、11月28日(金) ・ピックアップ 2ndアニバーサリーガチャ 第1弾 / 第2弾 開催期間 : 2025 年11月21日(金) 15:00 ~ 12 月25日(水)14:59 予定 ◆期間限定SSR キャラクターとして[最大呪力出力]虎杖悠仁、[オマエはそれでいいのか?]東堂葵、SSR 廻想残滓は「かけがえのない瞬間」が登場 メインストーリーにあわせて、ガチャには 期間限定SSR キャラクターとして[最大呪力出力]虎杖悠仁、[オマエはそれでいいのか?]東堂葵、SSR 廻想残滓は「かけがえのない瞬間」が登場し、期間中ピックアップ対象となります。 ・タイトル : 呪術廻戦 ファントムパレード ・ジャンル : RPG ・価格 : 基本プレイ無料(アプリ内課金あり) ・対応OS : iOS/Android(機種によりご利用いただけない場合があります) ・PC版推奨環境 : 対応OS:Windows 10 (64-bit) 以降 CPU :Intel(R) Core i5-8265U 以上 メモリ : 8GB 以上 ディスク空き容量 :20GB 以上 グラフィック :Intel(R) UHD Graphics 620 以上 ・企画・制作 : 株式会社サムザップ、東宝株式会社 ・開発・運営 : 株式会社サムザップ ・権利表記 : ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 ©Sumzap, Inc./TOHO CO., LTD. ■『呪術廻戦 ファントムパレード』概要 人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描く、芥見下々による大ヒットコミック『呪術廻戦』。 集英社「週刊少年ジャンプ」にて2018年3月から連載が開始され、2024年9月、物語は完結を迎え6年半にわたる連載が終了。コミックスのシリーズ累計発行部数は驚異の1億部(デジタル版含む)を突破。2025年9月より原作・芥見下々、作画・岩崎優次による『呪術廻戦』の近未来スピンオフ『呪術廻戦≡(モジュロ)』が集英社「週刊少年ジャンプ」にて短期集中連載中。 2020年10月から2021年3月までは毎日放送・TBS系列にてTVアニメ第1期が放送され、初の映画化となる『劇場版 呪術廻戦 0』は全世界興行収入265億円の大ヒットを記録。TVアニメ第2期となる「懐玉・玉折/渋谷事変」が2023年7月から12月まで放送され、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んだ。さらに、2025年の「懐玉・玉折」総集編の劇場公開、10月17日公開となる『劇場版 呪術廻戦 0』復活上映、11月7日公開となる『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』と時系列順に作品を楽しめる劇場公開がありつつ、2026年1月8日よりTVアニメ第3期「死滅回游 前編」が放送決定となり、今後の展開にますますの盛り上がりをみせている。 呪いを廻る壮絶な物語が再び廻りだすー ■TVアニメ『呪術廻戦』作品概要
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「果てしなきスカーレット」公開直前トークイベント in 渋谷「果てしなきスカーレット」公式サイト 日本のみならず世界中の観客を魅了し続けているアニメーション映画監督・細田守の最新作となる「果てしなきスカーレット」のテーマは、“生きる”。主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、死者の国で再び、宿敵に復讐を果たそうとする物語です。本作は、11月21日より日本公開、12月のアメリカでの先行公開を皮切りに、世界で順次公開されます。 11月12日、「果てしなきスカーレット」「バケモノの子」に登場する東京・渋谷で、また本作で描かれる“見果てぬ場所”のように空に近いSHIBUYA QWSでトークイベントを開催しました。芦田愛菜さん、岡田将生さん、細田守監督が登壇し、細田監督作品の大ファンである、お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気さんがMCを務めました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 公開直前トークイベント in 渋谷 スカーレット役 芦田愛菜さん 聖役 岡田将生さん 細田守監督 MC 岩井勇気さん(ハライチ) MC(ハライチの岩井勇気さん)皆さん、来ていただいてありがとうございます。私、アニメ好きなんですが、アニメ監督の中で細田監督が一番好きなので、めちゃくちゃ楽しみにしてきました。 細田監督恐縮です。ありがとうございます。 MC「細田監督の作品以外観られなくなってもいい!」というぐらいの想いで、本日は私がMCを務めます。よろしくお願いします。まずはご挨拶をお願いします。 芦田さん本日は、こうしてお二人(岡田さんと細田監督)と、細田監督の大ファンの岩井さんと、皆さんで作品についてお話できるのを楽しみにしてきました。 岡田さん今日は、細田監督から作品のお話がたくさん聞けるということで、僕も楽しみにしていました。そして、岩井さんとは16年前から知り合いなので、今日はリラックスした状態で、たくさんお話ができたら良いなと思っております。 細田監督渋谷は、僕の作品の中にいくつか出てくる縁起の良い場所ですので、皆さんと一緒に楽しいトークをしたいなと思っています。 MC渋谷というお話が出ましたが、先ほど本作の舞台となっている渋谷、そして今作に出てくる“見果てぬ場所”にちなんで「渋谷の“見果てぬ場所”に近いようなところで、何か撮影をした」とうかがっています。どのような撮影だったのですか? 芦田さん写真撮影と、動画も少し撮りました。 岡田さんちょっと寒かったんですが、その場所を貸し切りだったので、贅沢な時間を過ごせました。 芦田さんそうですね。すごくきれいでした。 MC細田監督の最新作「果てしなきスカーレット」が、いよいよ来週11月21日より公開となります私も一足先に観ましたが、すごく面白くて、感動いたしました。細田監督が、今までとは違う新しいアニメーション表現に挑戦されていて、監督が本作で伝えたいことが分かった時に、自然と涙が出ました。マネージャーと二人で観たので、泣いていることがバレないようにしていました(笑)。監督、公開が迫った今のお気持ちはいかがですか? 細田監督ありがとうございます! これまでは、三年に一本のペースで作品を送り出してきましたが、本作では、制作に約四年半を費やしています。たくさんの要素、たくさんの密度があるんですが、何とか作り上げることができました。やっと皆さんに観てもらえるので、今はすごくワクワクしているところです。 MCアニメーション表現に時間がかかったのでしょうか? 細田監督そうなんです。今回はスケールがかなり大きく、それに見合う画面作りをしています。その新しいアニメーションのルック(見え方)の開発に時間と労力をかけました。「どれが正解なのだろう?」と、選んでいくので、そういった点も含めて時間がかかりました。 MC確かに、本作の世界観は、広大な土地が広がっていて、結構奥まで見渡せる感じがしました。そういったところに時間と労力がかかったんですね。 細田監督そうなんです。 MC本日の会場には、2006年公開の「時をかける少女」から2025年公開となる「果てしなきスカーレット」まで七作品の細田作品パネルが並んでいますので、本作以外にも、過去作についてもうかがっていこうと思います。ちなみに、私の思い入れがある作品は「未来のミライ」で、めちゃくちゃ好きです。誰にでも子どもの頃があったんだということを思い出せてくれる作品ですね。親とか家族に守られていた頃の安心感を思い出して、泣けてくるような作品です。 細田監督そう言っていただけてうれしいです。「未来のミライ」は、この七作品の中でもちょっと特別な作品です。すごく身近なお話なんですが、実は大きな生命の和というか、親から子ども、子どもからさらにその子どもへと受け継いで、「大きなサークルが浮かびあがってこないかな」と思いながら作りました。観た方が家族とか、自分の子どものことをいろいろ思い出してもらえたら良いなと思っている作品なので、そういう風に感じてもらえていてうれしいです。 MC岡田さん、この中でもし、一作品を選ぶならどれですか? 岡田さん細田監督には、家族の形や愛の形をいろんな作品で見せてもらっていて、どの作品も大好きなんですが、その中でも僕は「サマーウォーズ」を推したいです。「サマーウォーズ」の栄おばあちゃんのセリフ「一番いけないのは、お腹が空いていることと一人でいること」が大好きです。毎年夏になると絶対に観ていますし、大抵そこで泣いてしまいます。プライベートなことになりますが、今後僕にも家族が増えるので「絶対にこういう家族にしたいな」という思いで、来年も再来年も観たいと思っています! 今度は、親目線で観ることになると思うので、また違う目線で監督の作品を楽しめるんじゃないかと思います。 MC芦田さん、「果てしなきスカーレット」では、どのような経験を積まれましたか。 芦田さんスカーレットは、今まで演じた役の中でも特に苦しみ悩む、苦悩の強い役柄なので、「どうすればうまく表現できるか?」と、模索する期間がありました。でも、スカーレットは、この世界で体当たりで生きているので、私自身も「体当たりで向かっていこう!」という気持ちで向き合いました。 MC業を背負っているような部分はありますが、この年代の女の子らしい繊細さもありました。 芦田さんそうですね。そこの二面性が出せたら良いなと、意識しました。 MC細田監督、ディレクションはどんな感じでしたか? 細田監督(画の完成前にあらかじめ声を収録する)プレスコ当時の芦田さんと同じ19歳なんですが、スカーレットは十六世紀の王女様なので、精神年齢は高いのではないか…。かといって、大人びて演じてほしいのではなく等身大の女性として向き合ってほしいと伝えました。だから、最初に「その両面を…」と言いましたよね? 芦田さんそうですね。中世の王女としての覚悟や自覚も踏まえてということだったので、最初はそのバランスが難しかったです。なので、監督と相談しながらキャラクターを作り上げました。 MCここからは、トークテーマを設けてお話を聞いていきたいと思います。 ■トークテーマ:細田監督に聞いてみたいこと MC本日は、芦田さんと岡田さんに「細田監督に聞いてみたいこと」をあらかじめフリップに書いていただきました。 「海への思い」 【芦田さんの細田監督に聞いてみたいこと】 芦田さん作品を観ていて、登場する海への思いをお聞きしたいと思いました。「果てしなきスカーレット」の冒頭の空の海は厳しくて冬の日本海のような海だったり、あるいは見果てぬ場所には見たこともないようなキレイな海だったり、水に沈んでいくスカーレットだったりと、すごく水や海の表現が印象的だなと感じました。海って、時とか場所によって、すごく表情を変えるものなので、描かれる時に、何か思うことがあるのかなって、ちょっと聞きたくなりました。 細田監督教養の高い芦田さんに聞かれると、ちょっと「海が好き」っていう程度では答えられないですよね(笑)。海は、今までの作品ではっきり出てきたことはないですが、本作の「果てしなきスカーレット」では一番海の象徴が強いかもしれません。それは、今回の作品が「生きる」ことをテーマにしているからだと思います。生と死を表現する上で、「海は生命の源」というか、地球のほとんどが海だということも含めて、人間という存在の原始的なルーツは海にはあると思いますし、僕ら人間は生きている限り海や水とは関わり続ける存在なんだと思います。物語的に、カラカラに乾いた荒野の旅をして海にたどり着くのは、ロードムービーにおける対比的な表現になると考えながら作った気がします。 MCなるほど。この世界がより際立つような海だったんですね。 芦田さん水がすごく印象的なのは、カラカラな部分との対比なのですね。また本作を観直したくなりました。ありがとうございます。 「バケモノの子で大泉さんが声優をされていましたが、その時もずっと喋られてましたか?」 【岡田さんの細田監督に聞いてみたいこと】 岡田さん何でも良いって言いましたよね? MCもったいない! 質問がもったいない。(とツッコミを入れる) (登壇者の皆さん&会場:笑) 岡田さん大泉さんって、ずっとしゃべっているので、アフレコの時も合間合間で監督にずっと話しかけていたのかなって思って…。 細田監督大泉さんとのアフレコはすごく楽しかったですよ。僕の作品のアフレコは、役者さんが全員揃ってそのシーンの声を録ります。確か、大泉さんの多々良役は、リリー・フランキーさんの百秋坊役とコンビで録るので、ずっとお二人で話をされていましたね。あとね、大泉さんは面白いんですよ。アフレコで画面に絵が映るじゃないですか。すると、キャラクターの表情を見て「これ良い表情だな」とか、絵を見て感じたことを一つ一つ言葉にしてくださるのがすごく印象的でした。確かに、すごく良い表情なんですよ。例えば、熊鉄が倒れて、その脇で待っている時の二人のシーンなんですが、その顔がすごく良いんです。それを見て、「自分はこんな良い表情できない」みたいなことを言っていました。 MC大泉さんは、結果的にずっとしゃべっているということですね。(会場:笑) 岡田さんずっとしゃべっているってことですね。 「個人的に一番好きなキャラクターは誰ですか?」 【MC・岩井さんの細田監督に聞いてみたいこと】 MC僕からも一つ質問しても良いですか? 細田監督はいろいろな作品を手がけられて、作品ごとにキャラクター全てにそれぞれ思い入れがあると思うのですが、個人的に一番好きなキャラクターは誰ですか? 細田監督毎回、「自分が好きだな」って思う人とか、「こういう人が主人公だったら良いのに」って思う人がいて、作品を作っています。だから、一番は誰とは決められないですが、例えば、「果てしなきスカーレット」で言えば、コーネリウス(声:松重豊さん)とヴォルティマンド(声:吉田鋼太郎さん)という最初のスカーレットの敵役として登場する二人がいます。その人たちにある「おじさんの魅力」というか、例えば「トラックの運転がうまそうな人をものすごく魅力的な人物として描きたい」とずっと思っていました。そういう人って、アニメーション映画にあまり出てこないじゃないですか。でも、「そういう人が実は魅力的なんだよ」っていうことを、作品で表したいと考えて、そうしました。イケメンキャラだけではなく、そういう味のある素敵なキャラも出したいと、いつも思っています。 MCそう聞くと、確かに本作はおじさん多かったですね。 細田監督そこに何かこれまでのアニメーションにはない魅力が出たら良いなと思っています。松重豊さん、吉田鋼太郎さんとは、全く見た目が異なるキャラクターでしたが、声はぴったりでしたね。 MC渋谷は、「バケモノの子」の舞台ですが、11月14日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系列にて放送)では「バケモノの子」が放送されます。細田監督が、渋谷を作品の舞台にされる理由はありますか? 細田監督渋谷って、すごく魅力的な街だと思っています。街の魅力は人と似ている気がしていて、楽しい面もあれば、シリアスな面もある、そんな二面性に惹かれます。渋谷で働いている人の大変さや、街の喧騒、トラブルを乗り越えるとか、陰影が一番出る街だから舞台にしました。 MC細田監督作品は音楽も魅力です。これまで主題歌は、奥華子さん、山下達郎さん、Mr.Childrenさん、MILLENNIUM PARADE(ミレニアムパレード)さん、と錚々たるメンバーですね。今回もそうですが、どんな気持ちで制作されていますか。 細田監督今、参加してくださった皆さんの名前を聞いているだけでも、「すごい人たちと一緒にやらせてもらっている」と思いますし、本当に光栄です。音楽は、映画にとって必要不可欠な要素で、作品と観客を結びつけてくれる役割がある気がしています。例えば、「サマーウォーズ」の時なんて、まだ長編二作目だったので、どこの誰だか分からないやつが作ったよく分からない「サマーウォーズ」っていうアニメの音楽を、山下達郎さんが担当してくれることによって、皆さんに「あ、これはちょっと観ても良いかも?」と、思ってもらえたと思っています。そう思うと、作品と皆さんを結び付けてくださったことに感謝しています。しかも、歴代の皆さんがそうなんです。今回の「果てしなきスカーレット」でも、そういった意味で映画よりも音楽が皆さんの耳に最初に届いて、「映画を観よう!」と思わせてくれている…。その要素はすごく重要なものだと思います。 MC劇中歌として、Maya & 松田歩(離婚伝説)の二人が歌唱する「祝祭のうた」、エンディングテーマ「果てしなき」についても聞いて良いですか? 細田監督まず、主人公が中世の王女様なのに、なぜ渋谷が登場するんだろうと思われるかもしれないですが、本作は時空を超えた作品なので、いろいろな場所と時間があって、現代の渋谷を象徴するような賑やかなお祭りのような音楽を作ろうと思いました。一方で、スカーレットが旅をする場所が、荒野の厳しい場所なので、その真逆の「ハッピーで楽しくてぶち上がる音楽にしよう!」と、岩崎太整(音楽/サウンドスーパーバイザー)さんと相談して作りました。 MCアニメーションでしかできない、ああいう展開をやはり大事にされているんですね。 細田監督はい、そうですね。対比が鮮明に見える渋谷のシーンは、観た方が驚いて「すごく楽しい」とおっしゃってくださるので、そのぐらい音楽の力もあると思います。 MCその劇中に流れている「祝祭のうた」の一部を使ったPVがあるので、観てみましょう。 ■PV鑑賞タイム 岡田さん本当に聞いているだけで元気をもらえるし、劇中でも少しだけ歌っているので、思い入れのある曲ですね。 芦田さん劇中でもスカーレットと聖が元気や勇気をもらう曲なので、今もそんな気持ちをもらえました。 MC先日、芦田さんの歌うエンディングテーマの「果てしなき」も解禁となりました。 芦田さん歌って、言葉じゃ伝えられない本音の部分が現れると思うんです。カッコ良く、凛々しく、強くあらねばいけないスカーレットの、本質的な優しい部分や繊細な部分がにじみ出るように歌えれば良いなと思って、スカーレットとして歌わせていただきました。 細田監督“すんばらしい”(素晴らしい)んですよ!!! そもそも、劇中でも流れる「祝祭のうた」のスカーレットパートも“すんばらしい”んですが、芦田さんがスカーレットの気持ちを胸に置いて歌ってくださったエンディングテーマは作品にすごく良い余韻を残してくれます。本当にほれぼれするような素晴らしい歌だと思います。 芦田さんありがとうございます(照笑)。 MCここからはさらに本作について深掘りしていきます。本作は「生きる」というテーマが根本にあります。細田監督、本作はどんな仕上がりですか。 細田監督皆さんがこれまで支持してくださったおかげで、一作ずつより大きく深いテーマを積み上げてきた結果、この七作目にして、「人間の生と死」という大きなものに手が届くようになりました。「生きるとはどういうことか」を大きなスケールで描いて、映画作品としてガツンとぶつかって、テーマと格闘しようという強い覚悟をもって作りました。 MC描きたいテーマを徐々に広げていったんですね。 細田監督そうですね。映画は一つ一つ何を作っても良いと思うものの、作品ができたら次の課題として「もっとこうできるのでは」「次はこういうことができるのか?」と、作品から問われている気がしています。さらにお客さんからもそう問われているような気がして、少しずつ大きなテーマにしていきました。それで、気がついたら「こんな大きなものを扱うことになったなぁ」っていう感じです。そのおかげで時間がかかって大変でしたが、スタッフやキャストの皆さんに恵まれて、一緒に立ち向かっていった感じです。その分、手ごたえを感じました。 MCそうしましたら、次の“かけら”も何かみつけましたか? 細田監督いや、ここまで大きくなると「次はどうすれば良いのだろう?」という感じです。なので、まずは「果てしなきスカーレット」を観ていただいて、観客の皆さんと(感想や考察を)話し合いながらこの作品を共有していきたいです。 MC芦田さん、声の出演が決まった時はどのようなお気持ちでしたか? 芦田さん私も幼い頃から細田監督の作品を拝見していたので、細田監督の作品に参加できることがうれしかったです。それと同時に「生きるとは?」といった監督がこの作品に込めたメッセージが深くて、「うまく表現できるだろうか?」という気持ちにもなりました。でも、こうやって参加できてすごく光栄です。 MC声の演技は、やはり難しいものですか? 芦田さん自分で動く演技とはまた別なので、難しかったです。 MC岡田さんは、アニメのアフレコのイメージはあまりないですが、本作が初めてに近いですよね? 岡田さんほぼ初めてです。最初は緊張して、監督からいろいろなことを教えていただきました。演じた聖の役より、スカーレットのお話をすることが本当に多かったです。僕は、舞台(「ハムレット」2019年公演/出演:岡田将生、黒木華他)でハムレット役を演じているので、「ハムレット」から着想を得て作られたスカーレットの気持ちがより分かります。なので、聖は彼女の鞘になれるようなキャラクターにしたいと思いながら、丁寧にやりました。なので、彼女の隣にいるべき男なんじゃないかなと思いました。 MC細田監督、岡田さんの演技はどうでしたか。 細田監督最初に「岡田くんは聖そのものだ」と思っていたので、岡田くんと聖について話すことがあまりなかったんです。岡田くんが聖本人だと思っているから、 むしろ聖と「スカーレットはこうだから、そういう時に聖は“助けたい”と思うんじゃないか」みたいな話をプレスコの時にたくさんしました。 MC監督の作品は主人公がとても魅力的ですが、本日最後のトークテーマについてもお二人にはフリップに書いていただきました。 ■トークテーマ:細田守監督が描くスカーレットの魅力 「瞳」 【岡田さんの思うスカーレットの魅力】 岡田さん僕は自分が携わった作品を観て泣いたことがないんですが、本作は号泣しました。彼女の瞳が変わっていくシーンでは「聖をやれて良かったなぁ」と思いました。スカーレットが少しずつ前を向いて、彼女の瞳に力が宿っていく瞬間を観て、彼女の魅力は「瞳」なんじゃないかと思いました。 細田監督人物の中で、瞳は一番目がいきますよね。映画を観ていると、登場人物の目をよく見るので、眉毛の角度や、ほんの少しの動きで、気持ちを読み解くことがあるので重要です。それを岡田くんがスカーレットから受け止めてくれたことはうれしいですね。 MC瞳の描き方って繊細ですよね。その辺は作り込むんですか? 細田監督光っている白い部分をハイライトって言うんですが、やはり不安な時と自信に満ち溢れた時では、白い部分の大きさも違うし、瞳そのものの動きも変わります。実際の俳優さんもそうだと思いますが、このアニメのキャラクターたちも変わります。瞳がいろいろなことを物語るっていうのは確かにありますね。 MC演技の時も目は意識するんですか? 岡田さんもちろん役柄や状況によって、意識的に変えるのは変なので、お芝居をしていく中で自然と変わっていきます。相手に写ることで、変わると良いなと思ってやっています。 「愛情深いところ」 【芦田さんの思うスカーレットの魅力】 芦田さん愛情深いところですね。スカーレットは復讐に燃えているんですが、それは父への愛が深いからだと思うんです。復讐って愛の裏返しというか、コインの裏表のようなものだと感じました。歪んで復讐となってしまった愛が、どう解きほぐされて変わっていくのかを注目して観てもらえたらと思います。でも、スカーレットの心の本質は、愛情深い子だと思います。 細田監督今、芦田さんがおっしゃったように、スカーレットは基本的には人を信じたいんです。そういう愛情を持った人が、復讐者にならざるを得ない状況というか、「人を殺すぞ」と旅をせざるを得ない状況に放り込まれてしまいます。それでも根底には、愛情深いもう一人の自分がいる…。芦田さんは、そのスカーレットの中の葛藤やせめぎ合いを、とってもうまく表現してくださいました。アフレコの時も、その両方の気持ちがないまぜになったようなお芝居をされていて、アフレコされている声を聞いていて本当に素晴らしいなと思いました。 ■フォトセッション MC最後に代表して芦田さんからメッセージをお願いします。 芦田さんこの作品は、現代世界にも通ずるところが多い作品だと感じています。混沌とした厳しい世界で、自分を奮い立たせて生きていこうとするスカーレットの姿は、きっと皆さんの心の中に重なる部分が多いと思います。そんな皆さんの心の中の“スカーレット”を抱きしめてくれるような作品になっていますので、劇場で「果てしなきスカーレット」の世界に没入していただければうれしいです。今日はありがとうございました。(会場:拍手)
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サステナビリティサステナビリティ サステナビリティの基本方針 Sustainability Policy 東宝グループは、エンタテインメントの提供を通じて、誰もが幸福で心豊かになれる社会の実現に向けて「朗らかに、清く正しく美しく」貢献します。 東宝グループが取り組む4つの重要課題 朗らかに 誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります 清く 地球環境に優しいクリーンな事業活動を推進します 正しく 人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します 美しく 豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます 重要課題に対する具体的な取り組み目標 誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります ジェンダー、キャリア(職歴)、年齢、国籍、障がいの有無を問わない多様性のある活力に溢れた組織の形成 健康経営の推進と社内コミュニケーション活性化によるウェルビーイングの追求 地球環境に優しいクリーンな事業活動を推進します 脱炭素の実現に向け、再生可能エネルギー等を活用したCO2排出量の削減※削減目標:2030年度までに2017年度比50%削減、2050年度までに実質排出量ゼロへ(2023年11月にCO2排出量の削減目標を再設定いたしました。) 事業活動における環境負荷の少ない素材の活用や廃棄物の削減等、環境課題の解決 人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します 誰一人取り残すことなく、すべてのお客様がエンタテインメントを楽しめる環境づくり あらゆるステークホルダーの人権を尊重し、持続的に「健全な娯楽」の提供ができる体制の追求 豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます 映像原版の保全、演劇作品の継承、知的財産権の保護に努め、日本の映画・演劇文化に貢献 子どもたちへの原体験の提供やクリエイターの支援・育成による、将来のお客様と未来の才能の創出 「ビジネスと人権」トップメッセージ 私たちは、エンタテインメントの提供を通じて、誰もが幸福で心豊かになれる社会の実現に向けて“朗らかに、清く正しく美しく”貢献するにあたり、「サステナビリティの基本方針」として、取り組むべき4つの重要課題を掲げております。そのうちの一つが「人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します」です。 私たちのグループ・スローガンである「Moments for Life その時間が、人生の力になる。」を持続的に実現することができる体制を追求するためには、東宝グループの事業活動に関わるすべての人々の人権を尊重する必要があります。そのため、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、「東宝グループ人権方針」を策定・公表しました。 近年、エンタテインメント業界においては様々な「ビジネスと人権」に関わる問題が顕在化しております。 東宝グループでは、一昨年からグループ内の人権デュー・ディリジェンスを行い、現状の課題の把握に努めております。今後は、サプライチェーン上の「ビジネスと人権」に関わる課題も把握し、その解決に向けた取組みを適時、適切に進めてまいります。 映画・アニメ・演劇などのエンタテインメントをご提供する企業として、私たちがこうした取組みを進めていくことがエンタテインメント業界全体の課題解決にも繋がっていくことを、切に願っております。 人権尊重の取り組みに終わりはありません。今後も人権デュー・ディリジェンスを含め、様々な施策を継続的に行ってまいります。 代表取締役社長松岡 宏泰 サステナビリティ・レポート CSR Report 2024年以降はIRライブラリより統合報告書をご覧ください。 健康経営 Health Management 東宝株式会社 健康経営宣言 私たちは2022年4月、「TOHO VISION 2032 東宝グループ 経営戦略」を発表しました。この中では、創立100周年に向けた長期ビジョンと成長戦略を掲げるとともに、新たな価値を創造できる「人材」が成長の大きな原動力となるとの認識のもと、「人材」の確保・育成に注力していく方針を宣言しました。 また、サステナビリティの方針の重要課題として「誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります」を掲げ、従業員が心身共に健康で、持てる能力を最大限に発揮できる職場環境を実現することが、企業と従業員を共に成長させることに繋がると考えています。 私たちは「Moments for Life その時間が、人生の力になる。」をグループ・スローガンとして、従業員の健康維持・増進活動への支援や職場環境の整備を積極的に推し進め、活力のある組織づくりに取り組んでまいります。 2025年10月東宝株式会社 代表取締役社長松岡 宏泰 教育活動 Educational Activities 文部科学省が推進する、地域・学校・企業が連携して未来を担う子供たちの成長を支えることを目的とした「地域学校協働活動」。本活動に東宝も賛同し、企業訪問の受け入れを行っております。ご用意しているプログラムは以下です。 映画ができるまで 映画・演劇・不動産という東宝の事業の柱を紹介しながら、「健全な娯楽を広く大衆に提供する」という東宝の企業使命をもとに映画が作られる工程を説明するプログラム。 プログラム詳細は以下もご覧ください。 「学校と地域でつくる学びの未来」(文部科学省) 本件に関するお問合せ 東宝株式会社コーポレートコミュニケーション部pr_ir@toho.co.jp トップ サステナビリティ -
IRライブラリ 2025年2月期決算短信 決算説明資料 決算説明資料(ノート付き) 決算説明会 質疑応答(要旨) 決算説明会 動画 中期経営計画2028 四半期報告書/有価証券報告書 コーポレート・ガバナンス報告書 統合報告書 FACT BOOK 事業説明会資料 アニメ事業説明会(2024年12月) -
NEW TV版ドラえもん Vol.173水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc170分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV33070R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第173巻。ドラえもんの誕生日。どら焼きをたくさん用意してくれると聞いたドラえもんは、1週間前からどら焼き断ちをするほど楽しみにしていたが…。「どら焼きが消えた日」ほか、全4話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.173
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NEW TV版ドラえもん Vol.172水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc172分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV33069R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第172巻。部屋の中で見つけたタンポポを捨てようとするのび太に自然の大切さを語るドラえもんは、ポケットからファンタグラスを取り出し…。「タンポポ空を行く」ほか、全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.172
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NEW TV版ドラえもん Vol.171水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc172分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV33068R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第171巻。女性が空を飛ぶCMを観たのび太はクロマキー合成の仕組みが理解できない。そこでドラえもんはクロマキーセットを取り出し…。「クロマキーでノビちゃんマン」ほか、全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.171