映画「おそ松さん」未完成報告会
- 完成披露
未完成報告会
赤塚不二夫の名作ギャグ漫画を原作にしたTVアニメ「おそ松さん」がまさかの実写映画化! アイドルグループSnow Manを主演に迎え、アクション、頭脳戦、ロマンスと何でもありの予測不可能で奇想天外のドリーム企画、映画「おそ松さん」が3月25日に公開になります。そして、その公開を目前に控えていますが、なんと本編はまだ制作中!?
3月9日、ザ・プリンスパークタワー東京にて、本編の完成に先立ち、本編が完成していないことをご報告する、異例の未完成報告会を開催! 主演のSnow Manの皆さんをはじめ、共演の髙橋ひかるさん、前川泰之さん、桜田ひよりさんが登壇しました。終始大爆笑の渦に包まれた、こちらのイベントの模様をレポートいたします。
■プロデューサーからの手紙がMCにより代読されました。
【プロデューサーからの手紙】
本日お集まりの皆様、いつも映画をおそ松さんを応援していただき、誠にありがとうございます。本来であれば、本日は、マスコミの皆さん、そしてファンの皆様をお呼びして世界初上映、ワールドプレミアを開催する予定でした。キャストの皆さんはそのつもりで今日格好つけて来ちゃっているはずです。ですが、公開を二週間後に控えた現在も、監督が完成に向けて絶賛編集中です。つまり映画がまだ完成しておりません。撮影後に映像を繋げてみたらすごく面白くて、どんどん欲が出てきてしまい気づいたらもうこんな時期でした。このままだと3月26日の初日に間に合わないです。そういうわけで、今日の会見はSnow Manの皆さん、髙橋さん、前川さん、桜田さんにお任せします。
報道陣の皆さん、ぜひ熱いアピールよろしくお願いします。うまくやっておいてください。
ごめーんね。では、会場の岩本さんにお返ししまーす。
岩本さん
ちょっと返さないでください(笑)! 映像をいろいろ編集してくれているのはありがたいですね。一番最後の「うまくやっておいて」っていうのは愛もありつつだったのかなと思いましたね。
向井康二さん
Snow Man/おそ松役
岩本照さん
Snow Man/カラ松役
目黒蓮さん
Snow Man/チョロ松役
深澤辰哉さん
Snow Man/一松役
佐久間大介さん
Snow Man/十四松役
ラウールさん
Snow Man/トド松役
渡辺翔太さん
Snow Man/エンド役
阿部亮平さん
Snow Man/クローズ役
宮舘涼太さん
Snow Man/ピリオド役
髙橋ひかるさん
トト子役
前川泰之さん
イヤミ役
桜田ひよりさん
チビ太役
向井さん
今日は時間をつくってくださり、ありがとうございます。最初にこの「おそ松さん」を作ると聞いた時、「アニメを実写化するの?僕らで大丈夫かな?」っていう不安があったんです。でも、「Snow Manだからできるんや」って自信もあり、ちょっと不安もありつつも撮影まで楽しみにしていましたね。今日は朝早かったんですが、朝起きて白湯を飲んで、最近ハマっていることが...。
佐久間さん
康二、まだ終わらない?
向井さん
いや、最近食パンをフライパンで焼いていた話が...、あ、いらない(笑)? よろしくお願いします。
岩本さん
この作品、本読みの時に今までの人生で一番笑ったなってぐらい面白かったので、ファンとしても完成を楽しみにしています。
目黒さん
この「おそ松さん」の、面白い雰囲気といいますか、そういうのは本当にメンバーと豪華なキャストの皆さんたちと一緒だったから出せたのかなと思います。早く皆さんに完成して観ていただける日を楽しみにしています。
深澤さん
緊張しています! この映画は間違いなく面白いです。撮影の合間もみんなで和気あいあいとしていたので、その雰囲気が本作でも伝わると思います。その楽しい雰囲気を皆さんにも観て感じ取っていただいきたいと思います。一緒に盛り上げていきましょう。
佐久間さん
(立ち上がり、舞台を降りて取材陣の席まで行こうとする)
向井さん
どこまで行くねん! 普通にやって(笑)。
佐久間さん
僕も一ファンで、大好きなアニメの「おそ松さん」の実写化ということで、すごく気合いが入っていますね。本当にすごく笑える作品で、笑いというのはいろんなものを飛ばして元気にしてくれる効果がありますので、この映画を観て、「ハッスルハッスル!ハッスルハッスル!」な感じになってくれたら良いなと思います。
ラウールさん
僕はすごいゲラなので、撮影中に一番大変だったのは、笑いを堪えなくちゃいけないことでした。それぐらい面白い作品だと思うので、みんなで公開を楽しみにしましょう。
渡辺さん
この作品を通して、Snow Manのパフォーマンスや普段とのギャップをたくさん味わってもらえたら嬉しいなと思っております。皆さん公開までぜひよろしくお願いします。
阿部さん
「おそ松さん」を実写化するにあたってSnow Manに任せようと思っていただけたことを本当に光栄に思っております。全力で頑張らせていただきたいと思います。日本中を笑いの渦で巻きこむ自信があります。
宮舘さん
私自身もすごく楽しみですし、やはりこの「おそ松さん」には歴史もありますし、それを僕らが実写ということで、笑顔の絶えない映画にしたいなという思いで臨みました。そして撮影を終えてみるとやはり笑顔の記憶だったり、すごくキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんと一丸となれた記憶が鮮明に残っています。ぜひこの映画で、日本中、そして世界中を笑顔でハッピーにできたら良いなと思います。本日はよろしくお願いします。どうもありがとうございました。
向井さん
終わらせたね!
宮舘さん
"ピリオド"を打っていかないといけないので。
向井さん
うまいこと言わんで良いから(笑)!
髙橋さん
ファンの皆さんの期待が予想以上に高くて、「おそ松さん」を実写化するのは「すごくハードルが高いな、どうなのかな」と気になっていたんですが、「(Snow Man)皆さんに付いていったら大丈夫だ」と思っていました。現場に入るとその安心感の通り、皆さんが引っ張ってくださいました。皆さんとの最初のシーンがトト子が怒号を上げるシーンでした。トト子がかばんを振り回して、(Snow Manの)皆さんがへっぴり腰になっていたのでちょっとハラハラしました。でも、皆さんのおかげですごく素敵な作品のキャラクターに仕上がったんじゃないかなと思います。たくさんの方にファンになっていただきたいなと思います。
前川さん
(上着やズボンのポケットを探りながら)あれ? 出っ歯忘れた! あれがないとしゃべれないんですよ、僕。
向井さん
しゃべれていますよね(笑)。
前川さん
Snow Man主演の映画に出演できたということで、中学二年生の娘とその友だち界隈で、今パパの株が爆上がり中です。
イヤミという役をいただいた時に、マネージャーから電話が来て「『おそ松さん』が映画化され、イヤミという役です」と言われ「僕?!」と思いました。でも、二つ返事で「やります!」と応えました。やっぱりそれだけ魅力的でしたし、「よくぞこの役で僕に声をかけてくれた」と、本当に感謝の気持ちが強かったです。今までの殻を破る仕事になったんじゃないかなって思いました。もしかしたら、破り過ぎてスクリーンで僕だって気づいてもらえないかもしれないです。このメンバーと他の共演者の方々と一緒に本当にくだらないことを超真剣に、皆さんに笑ってもらうためにやってきました。楽しみにしてください。
桜田さん
(チビ太の口調で)てやんでぇバーローちくしょーっ!
向井さん
急に! 先に言っといてそういうのは!
桜田さん
半分くらいの方が「こいつ誰?」って思っているかもしれないですが...。(チビ太の)坊主頭を作るのに2時間半かかって、撮影現場に誰よりも早く入って誰よりも遅く終わるっていうのを一~二カ月くらいやっていました。でも、それが苦だと感じないぐらい毎日楽しくて笑いが溢れていました。映画の方もすごく楽しんでいただけると思います。
MC
未完成なので、皆さん本編をご覧になっていないんですよね。ネタバレを気にしながらも、おすすめのシーンがあれば教えてください。
向井さん
ネタバレがダメ...難しいなあ。6つ子はクズでニートっていう感じで、ダメダメなエピソードなんですが...ズボンを下ろしたりとかしました。人がめっちゃ通る商店街の中でジーパンを下ろしまして、たぶん何人かには僕のお尻を見られましたね(笑)。すごく人がいて、やっぱり見られてしまうので、スタッフさんが布を張ってくれたんですね。「これで安心や」と思っていたのに、「なんか上から視線を感じるな」と思ったら、商店街のビルの上の方から、おばあちゃんがめちゃめちゃ見ていたんですよ。もう本当に体を張りました。おそ松ワールドを僕なりに表現したので、そういうのも見どころの一つかなって思います。
岩本さん
僕は、宮舘さん演じるピリオドとのシーン、特にアクションシーンが多かったんです。
MC
すごかったらしいですね。
岩本さん
すご過ぎて、「なんか僕たちだけ違う映画を撮っているのかなあ」っていう気持ちになりました。なんかあの台本の、セリフじゃないト書きに五~六時間かかったんです。"もみ合う二人"に五~六時間って、すごい作品だなって...。
MC
岩本さんはアクションなど、結構体を張られたんですよね?
岩本さん
僕はおそ松と違った部分で体を張ったんですよね。ボクシングをしたり、橋からぶら下がったりとか、「僕がやってるって分かります?」って何回も確認しながらやったぐらいのところも何個かありました。「すべて僕がやらせてもらいました」というところだけお伝えしておきたいです。
佐久間さん
ジャニーズ一の肉体派だからね。
目黒さん
チョロ松がホストになりきるシーンがあるんですが、実際のホストクラブに行きました。目の前に本物の高いお酒が何個も置いてあって、「これ割ったら終わるな」って思ってヒヤヒヤしながらやっていました。でもちょっと楽しめましたね。
深澤さん
イヤミ役の前川さんとちょっと絡むシーンがあるんですが、ちょっと失礼なことをしてしまっているんです。そこにちょっと注目していただきたいなと思っております。
佐久間さん
撮影した場所が文化遺産で、すごく良いところだったんですが、そこで大暴れしたんです。監督が「ここで暴れてほしい」って言ったんですが、その撮影が終わったぐらいに「これ、他の監督が見たらめっちゃ怒るかもしれない」って監督はヒヤヒヤしていました。でもやっぱり歴史ある場所でやらせてもらえたっていうのはすごく良い経験になったなと思いました。
ラウールさん
取っ組み合いのシーンが結構多くて、CGで加工する部分も多かったです。光石研さんと取っ組み合うシーンでは、研さんが新聞を丸めて「これで俺の頭を叩け!」って言ってくださったんです。震えながら何回も叩きました。「遠慮するな」みたいな感じだったんで、「分かりました」と...メチャクチャ緊張しました。
渡辺さん
深澤演じる一松のシーンを早く観たいなと思っています。一松ってすごく猫背で、目が細くてジト目なんです。深澤自身も猫背で目が細くてジト目って自分で言っていたので、一松の再現度が気になって、早く完成した一松を観たいなって思っています。
深澤さん
僕はしっかりこのままでいかせてもらいました。姿勢が悪くて良かったって初めて思いました。猫背のおかげで一松の役をやらせてもらいました。目が開いているか開いていないか分からないぐらいで...。
向井さん
だってさっきからずっと目つむっているもんね。
深澤さん
開いているよ。
阿部さん
6つ子が全員でケンカをするシーンがあるんです。例えば、漫画とかだとなんか煙の中でポカスカやっているじゃないですか。それを映画で再現しているのがすごいなって思いました。6つ子でケンカをしているシーンもあったし、トト子、イヤミとチビ太がポカスカしているところもあったんです。どっちも見どころなんですが、僕はどっちにも入れていないんですよ。参加したかったな、ポカスカ。
向井さん
結構きつかったよ。筋肉痛になったもん。一番体力がないから、「ホンマにSnow Manか?」って結構いじられました。
深澤さん
阿部ちゃんもやりたいなら後でやればいいよ、いつでも。
宮舘さん
先ほどもお話があった通りなんですが、アクションシーンがやはり魅力なんじゃないかなと思いますね。一日がかりでアクションシーンを一から練習しました。僕自身、アクションってやったことがあんまりなかったんですね。なので、カメラのアングルであったりとか、どこから見えたら美しくなるんだろうとか、そういうことにも気をつけながら練習をたくさんしましたね。
MC
これだけ聞くと、一本の作品の中にいろんなジャンルの要素が含まれていますね。
髙橋さん
ピリオドを演じる舘様(宮舘さん)の動きがすごく独特で、初めてのシーンがすごかったんですよね。イヤミとチビ太の三人で出会うシーンだったんですが、こんなシーンは真似してもできないなって思いました。独特のセンスだったりとか、ビジョンが常に出来上がっていらっしゃるんだなって思いました。映画オリジナルキャラクターだったので、すごく難しいかなと思ったんですが...。
宮舘さん
そうですね、一から作らさせていただきました。
前川さん
個人的なことですが、気づかない方もいらっしゃるかもしれないですが、あのでかい出っ歯は実は入れ歯なんです。
向井さん
分かりますよ(笑)!
前川さん
撮影入る際に、出っ歯を着けつつ、まずきちんとしゃべれなきゃいけないっていうことで、練習用の出っ歯をいただいて持って帰ったんです。これが本当にしゃべりづらくて日々の生活がしづらいんです...。でも、こういう時期ですから、マスクするじゃないですか。そうするとマスクの中に歯を仕込んでも分からないんです。ちょうどその時、娘が自転車が欲しいって言うので、そのまま自転車を買いに行きました。自転車屋でマスクの中に出っ歯を仕込んだ状態で「ちょっと自転車を見せてもらえますか?」と言ったらちゃんと伝わったので、「これはいけるな」と。そんなイヤミのしゃべりのところに注目していただきたいと思います。
また、無駄にセットがすごいところですかね。おそ松さんのワールドから飛び出て、スケール感がすごいところに行くので、その辺りも楽しんでいただけるんじゃないかなと思っております。
桜田さん
細かいところなんですが、実はこの作品はすごく衣装にこだわっているんです。6つ子のパーカーの胸にバッチが着いているんですが、それぞれ色味とかにもこだわっていたり、トト子ちゃんのスカートもきっちり測ってちょうどぴったりにオリジナルで作ったりしています。そういう細かいところにもぜひ注目してもらいたいなと思います。
■英勉監督から皆さんとお仕事をご一緒した感想が届きました。
【チビ太役 桜田さん】
いつもこんな役ですみません。本当は超かわいいんです。でももう毛があると物足りない。
向井さん
一本生えていたんやけどな。
桜田さん
一回戻って剃ってきて良いですか(笑)?
MC
それぐらい自然になっていたんだと思いますが、ご自分ではどうだったんですか?
桜田さん
意外となんか見慣れてきて、後半はすごくナチュラルに休憩時間を過ごしていたなあって思います。逆に、私はただ着けているだけなので、皆さんの反応を見てちょっと楽しめた部分はありました。
向井さん
絶妙な顔をするんですよね。「何考えてるんやろ?」ってなんか腹立つ顔なんですよね。でも今のこの状態じゃ面白くないですね。やっぱりあの髪の毛がない状態じゃないと。
MC
皆さんもう物足りなくなっているんですね。
【イヤミ役 前川さん】
本当はかなりのイケメンなんです。でも、もう歯がないと物足りない。
前川さん
同じコメントじゃないですか。でもこれから新たにドラマや映画の作品で衣装合わせとかに行くときはちゃんと出っ歯を持って行きます。(会場:笑)
【トト子役 髙橋さん】
とても可愛いんです。あと、結構ざっくりしているんです。
髙橋さん
ざっくりしている...何のことでしょうか?
深澤さん
トボケている...(笑)。
MC
身に覚えないですか? 周りから見てもざっくりしている感じなんですか?
深澤さん
我々から見てもなんかざっくりしてるっていうか、さっぱりしている...サバサバしている印象はありますよね。
髙橋さん
身に覚えがございません。監督と話し合いたいと思います。
【ピリオド役 宮舘さん】
肝が据わっている人だなと思います。誰がいても何があっても舘さん。
宮舘さん
心に染みますねえ。オリジナルキャラクターということで、監督ともすごく打ち合わせをしてコミュニケーションをとることによって、作品を良いものにしようという意思が伝わったのかなと思いました。監督も朝僕たちがメイクをしている時に、毎回毎回来てくださったんです。すごくコミュニケーションをとってくださったので、そこからこのおそ松さんの映画の雰囲気というものも生まれていたんだと思います。監督には感謝でございます。
【クローズ役 阿部さん】
優等生っぽいんだけど、実は楽しんでいる?! また、関西弁をちゃんとやる気はなかったです。
阿部さん
そうですね。台本を開いた時に関西弁のセリフが結構あったので、最初は関西弁をちゃんと練習しておこうと思ったんです。康二にセリフをボイスメモで送ってもらって、それを何度も聴いて練習したりしていたんです。その練習の途中で本読みがあって、その段階で監督と「エセ関西弁で言ったほうが面白くない?」って...。そのほうが"物語を終わらせ師"としてのうさん臭さみたいなものが出るしと。なので、監督公認です。
深澤さん
じゃあ、監督が間違っているんだね。監督、ちゃんと笑いを作ってあるんだね。
【エンド役 渡辺さん】
「指示通りやります」と言っていたんですが、ふざけていました。ひょっとしてふざけていないかもしれない? お芝居を好きになってほしいです。
渡辺さん
監督と最初お話しする機会があった時に、僕の気持ちを素直に伝えようと思って、「僕、お芝居が苦手であんまり好きじゃないんですよ」で素直に言っちゃったんですよね。監督はビックリされていたんですが、僕はいろいろ監督に委ねたんです。そして監督とコミュニケーションをとっていたら、だんだんお芝居が楽しくなってきて、それが故に言うことを聞かなくなってきたのかもしれません。でも、本当に監督のおかげで、こういうコメディ作品とかだったらまたチャレンジしてみたいなという気持ちにはなりました。お芝居が好きになりました。
【トド松役 ラウールさん】
めっちゃ勘が良い! すぐ笑うコドモ。
ラウールさん
本当に結構大変な三日間があって、その最後が一番面白かったんです。申し訳なかったんですが、僕が笑ってしまって「ストップストップ!」みたいに何回もなっちゃったんですよ。すごく反省しました。
向井さん
ラウール、結構我慢していましたよ。
佐久間さん
その我慢しているっていう状況にも笑えてきちゃうんですよね(笑)。
MC
そういう時にわざと笑わせてくるような人はいなかったんですか?
ラウールさん
渡辺くんが...もう悪い人なんですよ。渡辺くんが映っていない側で、僕たちが映っている側にいる時に、すごくやってくるんですよ...何をやってきたかは言えないんですが...。
渡辺さん
その時に時間がちょっと押していたんです。現場の空気もいつもよりなんかピリッとしていたんですが、そんな時にラウールを笑わせたら(ラウールさんが)怒られないかな、と...。ちょっと意地悪しちゃいました。
ラウールさん
むしろ怒られたほうが楽ですが、冷たい視線っていう一番きついのを喰らいました。
【十四松役 佐久間さん】
パッと雰囲気を作ってくれる感じがいい。でもピリッとしている時のほうが僕は好きです。
佐久間さん
ピリッとしていたシーンってなかったような...。
向井さん
ピリッというか、真面目になっている?
佐久間さん
そういうところを見てくれているんですね、監督は。ありがたいですね。何でも楽しんでやりたいなと思っているんで、そういう空気を感じていただけていたなら嬉しいなと思います。
【一松役 深澤さん】
なんか適当な親戚と話している感じ。でも実はしっかりやっていた。
ラウールさん
めっちゃわかる(笑)!
深澤さん
僕、自分ではあまりその自覚がないんですが、周りがそう言うのであれば、そうなのかもしれないです。
佐久間さん
その辺にいそうな、話しかけやすい感じ。フレンドリーってことですね(笑)。こちらが聞いたらちゃんと返してくれるんですが、それ以外は適当なことを返してくるんですよ。
深澤さん
親しみやすいということですよね。ありがとうございます。
【チョロ松役 目黒さん】
変わった時にウケている。ちょっと遅れてウケる。ちょっと考えてから返事をするリズムがイカしている。
目黒さん
確かに、人に言われたことを一回自分の頭の中で整理してから返事しているので、たぶんその間がどうしても生まれちゃうんですよね。遅れてウケるのも、そのボケの理解を(自分の頭の中で)一回置いているんですね。
佐久間さん
それはSnow Manでの活動の時にもあるので、自然なことですね。
【カラ松役 岩本さん】
一歩引いて見ている感じがカッコいい。自分がやるときは楽しそうで可愛い。
岩本さん
一歩引いている感じってあります?
深澤さん
クールというか...。
佐久間さん
全体を見ている感じ。
岩本さん
自分では意識してはやっていないです。でも、現場は楽しかったですね。監督が笑ってくださるんですよね。監督の笑い声が聞こえてきて、その声でカットにならないかなっていうシーンは結構多かったです。監督の心の広さのおかげというか、和やかな現場で本当に良いチームワークで時間を過ごさせてもらいました。監督には感謝しかないです。
【おそ松役 向井さん】
「(他人が)これくらいやっていたよ」って言うと、焦ってキョドる。撮影が終わった後に「ああ、すれば...」って思いつく。
向井さん
「みんな結構やっているんやなあ」ていうのを後から聞くと、「もうちょいやっても良かったな」と思うんですよね。
目黒さん
めっちゃ分かるエピソードがあるんです。撮影中に元気ないなあと思っていたんですよ。たぶんうまくいっていなくて悩んでいるんだろうなと。そのシーンは室内で撮っていたんですが、終わった後に僕が外に出たら(向井さんが)一人で星空を見上げていたんですよね(笑)。これ、完全にさっきのやつが原因だなあって思って、後ろから「どうしたんだよ?」って声をかけたら(向井さんが)「ホンマごめん!」って。
阿部さん
星はガチだな(笑)。
佐久間さん
天を仰いじゃっているからね(笑)。
向井さん
いや、あの時の星はきれいでしたね。ちょっとにじんで、なんかたくさん見えましたね。そんな感じで、一生懸命やりながら楽しみながらできる現場でしたね。
■Q&A
Q
今回のトークでは、歯とか髪の話がいろいろ出てきましたが、6つ子の皆さんは髪型を含めたビジュアルに関してはどう思っていらっしゃいますか?
佐久間さん
六人がまとまっているビジュアルを見た時に、「すごく可愛らしいな」って自分たちですら思えるぐらいでした。キャラクター感が強くて、素敵だなと思いましたね。一人一人の頭の形に合うように、カツラの生え際などを作ってくださって、すごくこだわり抜いたカツラだったので相性が良くて、愛着が湧きました。
深澤さん
カツラの頭(頂部)にちょこっと髪の毛があるんですが、それについても、一人一人本数が違うんです。いろいろすごくこだわってくださっていたので、そういうのもあったおかげで僕たちもすっと作品の世界に入れました。
向井さん
僕はほぼ地毛でしたね。カツラを着けているか着けているか分からなかったです。最初、おそ松さんのカツラの一覧写真がありましたが、その中に僕の写真が普通にありましたね。僕のこの髪型が良いっていうことですね。おそ松ヘアのモデルですね。
佐久間さん
(向井さんの髪型は)確かにマッシュルームだもんね(笑)。
■最後に皆さんへのメッセージが送られました。
岩本さん
本日は短い時間ではありましたが、ありがとうございました。この作品は、自分たち自身も楽しませていただきましたし、監督、たくさんのスタッフの方も本当に愛を持って、みんなで「おそ松さん」へのリスペクトの意味も込めながら楽しんで撮影させてもらいました。その感覚を、ぜひ皆さんにも劇場で味わってほしいなと思います。思い出し笑いも含め、細かいことを気にしないで、とにかく笑える作品になっています。ぜひ劇場へ足を運んでくれたらなと良いなと思います。
ただ、まだ仕上がっていなくて、スイマシェーンでした!!