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劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』公開記念舞台挨拶劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』公式サイト 青山剛昌著のコミックを原作とする「名探偵コナン」シリーズの劇場版第29作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が4月10日より公開となりました。本作の舞台は横浜。バイクの祭典に訪れていたコナンたちの前に、最新技術を搭載した白バイ「エンジェル」と車体が酷似した黒いバイク「ルシファー」が現れる。コナンたちと神奈川県警交通機動隊の"風の女神"萩原千速が、その謎を追うストーリーです。 4月11日、公開記念舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて開催し、声優の高山みなみさん、小山力也さん、沢城みゆきさん、大塚明夫さん、三木眞一郎さん、ゲスト声優の横浜流星さん、畑芽育さん、蓮井隆弘監督、そして江戸川コナンくんが登壇しました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 公開記念舞台挨拶 江戸川コナン役 高山みなみさん 毛利小五郎役 小山力也さん 萩原千速役 沢城みゆきさん 横溝重悟役 大塚明夫さん 萩原研二役 三木眞一郎さん 大前一暁役 横浜流星さん 舘沖みなと役 畑芽育さん 蓮井隆弘監督 ■横浜流星さんと江戸川コナンくんが揃って登場し、コナンくんはそのまま他のキャストの皆さんをお出迎えしました。 ■高山さんと一緒にコナンくんもステージに登壇。 高山さん皆さん、今日は朝からありがとうございます。毎年、こうやって公開記念舞台挨拶をできることが何よりも幸せです。短い間ですけれども、楽しんでいってください。 小山さん今年は「国宝」(2025年公開作品/横浜さんが出演した作品)が来た! そして芽育さんが来た! これはもう優勝です。 沢城さん青山先生、そして大好きな田中敦子さんからお預かりをして千速を演じ、本作に出演しています。「名探偵コナン」のファンの方々の前に立つのは今日が初めてなんですが、本当に皆さんが「名探偵コナン」が好きなんだという気持ちが刺さってくるようです。「こういう文化の中に今いるんだ」ということを感じられてすごくうれしい気持ちで受け止めています。 大塚さん(「名探偵コナン」シリーズに関わって)17年ぶりにコナンの劇場版に参加しました。これも全ては萩原千速のおかげです。(横溝重悟が)「どれだけ千速を好きか」っていうのは、観て分かっていただけたと思います。千速の天然ストレートなもの言いに、いつもドキマギしている重悟ですが、今日はこうやってね、コナンファンの皆さんの前に久しぶりに姿を現しまして、ドギマギしています。今日は皆さん、ありがとうございます。 三木さん感無量でございます。本作を観ていただいたということですが、いかがだったでしょうか? (会場:拍手)ありがとうございます。 横浜さん皆さん、本日はお越しいただきありがとうございます。無事に公開を迎えられたことを幸せに思っております。短い時間ですがよろしくお願いいたします。 畑さん皆さん、今日は朝からご来場いただいて本当にありがとうございます。初めて声優に挑戦して、アニメーションの世界にお邪魔させていただきました。素晴らしく光栄に思う時間がたくさんあって、「名探偵コナン」という作品が、さらに盛り上がっていけるように、引き続き力添えができたらと思っております。 蓮井監督今日はご来場ありがとうございます。そして作品を観ていただきありがとうございました。無事に公開を迎えることができて、1つ、つかえが取れた気がしています。たくさんの皆さんの反応を見てちょっと安心した気持ちがありつつ、今日を迎えました。本日は短い時間ですが、よろしくお願いします。 MCまず、速報が入ってまいりましたので、読み上げさせていただきます。本作、劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』ですが、昨日の公開初日時点で、興行収入11.3億円・観客動員数は73.9万人と、歴代ナンバーワンの記録の更新を狙える、まさに旋風級の大ヒットとなっています。(会場:拍手) 大塚さん素晴らしい! これ、失速すると爆発するんだよね。 小山さんしないよ! 大丈夫! MC最後まで、さらにスピードを上げていきたいところですが、今皆さんの目の前にいらっしゃるのは、つい先ほどこの作品を観終わったばかりのお客さんです。皆さん、本作はいかがでしたか? (会場:拍手)ありがとうございます。先日、横浜で行われたファンミーティングで、本作を観たことを“羽を捕る”と書いて「1羽捕る(バトル)」「2羽捕る(バトル)」と表現して、SNSなどで盛り上がっていただくように高山さんに決めていただきました。今日ご来場の皆さんの中で、すでに複数回羽捕った方は?(たくさんの手が挙がる) 蓮井監督ありがとうございます! 高山さんちゃんと寝てる? お家、帰ってる? 大丈夫だったらいいんだけど……。 MC最速上映も即完で、皆さんも複数回羽捕っていただいていますが、改めて高山さんこれだけの熱量で多くの方に観ていただいています。 高山さん毎年思うんですが、「付いてきてくれて本当にありがとう」「卒業しないでくれてありがとう」そして「入学者がたくさんいてくれて本当にありがとう!」っていう感じで毎年驚いていますし、毎年感謝しています。舞台挨拶は皆さんの愛がひしひしと伝わってくる感じで最高ですね。 MCまだ公開して1日しか経っていないのですが、横浜さんこの数字を率直にどう感じますか。 横浜さんすごすぎますね。実写映画だと、1カ月で10億いければ…なところを、1日でそれを塗り替えてしまう。本当に「名探偵コナン」ファンの皆さんの熱量と愛を感じます。改めて「日本のアニメは世界に誇れるものなんだな」っていうのを感じました。この数字を聞いて、僕も秋に出演する映画(「汝、星のごとく」10月公開予定/出演:横浜流星、広瀬すず)が公開しますので、「名探偵コナン」に少しでも追いつけるようにと、奮い立ちました。 MC畑さんは、何か反響がありましたか? 畑さん私は、Xが大好きでよく見ているんですが、前日の夜からトレンド入りしていましたね。公開前からハッシュタグがトレンド入りする作品ってなかなかないですし、大ヒットスタートなんて聞いたことがないワードというか…。普通は徐々に大ヒットしていくものだと思うんですが、序盤から皆さんの熱量をひしひしと感じて素晴らしいなと思いました。 MC今回劇場版に初登場の萩原千速を演じられた沢城さん、キーパーソンということで、様々な思いとプレッシャーがあったと思います。改めて、公開を迎えてどのようなお気持ちでしょうか。 沢城さん「一人でどうにかしなきゃ」とは思っていませんでしたが、やっぱり、思った以上にコナンくんがいてくれるから走りきれたし、重悟がいてくれたからやりきれたし、研二がいなかったらスタートすらしていなかったような気がしています。「無敵になるには“自分で一生懸命にならなきゃいけないもの”」だと思っていましたが、「あ、無敵って“誰かにしてもらうもの”なんだ」っていうことが、やっていく中で分かりました。ちょっと価値観が変わるような、個人的にものすごくハイライトとなる機会になりました。 MC今作で“千速の女”(千速に魅了されてファンになった人々)が増えたと言われていますが、ますます増えていくのでは? 沢城さんそれは「ファンが増えた」ということですか?でも、本当にそうじゃないと成り立たないというか…。私も敦子さんの持つ独特な魅力の千速が大好きだったから、そのエッセンスをなんとか引き継ぎながら…とは思っていました。でも、まだまだこれから皆さんにどう思っていただけるか、ちょっと緊張しています。でも、とってもうれしい速報です。 MC今日ご来場の皆さんは、本作を観た後の舞台挨拶ですが、ネタバレには注意をしていただきつつ、映画の中身のお話もじっくりうかがっていければと思います。まずは高山さん、今年もアクションも爆発も盛りだくさんでした。高山さんのお気に入りのシーンはどんなところでしょうか。 高山さんそれは、ネタバレになるから言わない方がいいと思うので……。まずは、神奈川県民、そして横浜の皆さんごめんなさい。(会場:笑)謝罪をしておかないと。やっぱり風景がちゃんとその土地になっているところが一番良いですね。まあ、そこがどうなるかは知りませんが……。 MC観てくださった方はね、横浜の街が…あのシーンとかね。 高山さんいいよね、…こうね。 大塚さんもうちょっと言っても良いのでは? 高山さんいやいや…。でも、あのクライマックスは良いじゃないですか。上からこうね、キャッチして…、「羽を捕っちゃった」みたいなそんな感じで…。(すでに本作を観た)皆さんは分かっているよね(笑)。 MC沢城さんからも、「コナンくんがいたから」というお言葉がありましたが、コナンくんと千速さんの手に汗握るコンビネーションも見事でした。高山さんから見た千速の魅力はどのようなところでしょうか。 高山さん最初、コナンの目線では、千速さんって本当に羽のように掴みどころのない人で、よく分かんない性格だなって思っていたんです。でも、今作でちょっと彼女のプライベートが見えるじゃないですか。まあ、過去のプライベートに関しては、コナン本人は見ていないので知らないんですが、私個人としてはとっても親近感が持てる人だなってちょっと印象が変わりましたね。 MC沢城さん、ちょっと驚いたようでしたが? 沢城さん親近感? 高山さんそうじゃない? そうでもない? なんか昔の感じがね…。 沢城さんお料理が上手じゃないっていう親近感ですか? 高山さんそこ、ピンポイントじゃなくて、全体的な感じ。私も弟がいるので、(会場に向かって)弟のいる人って何となくあの感じ分かるよね?(会場からも同意するリアクションがあり) ほら! そこで共感を得られる人たちもたくさんいる気がする。 MC小山さん、小五郎は冒頭のドライビングテクニックが特に印象的でした。小山さんのお気に入りのシーンはどこでしょうか。 小山さん本当ですか?!お気に入りは、やっぱり国宝(横浜さん)と芽育ちゃんですよ。声優が上手だなと思ってね。本当に品格があってね。品格ってないと出ないですからね。僕も昔、演出家に「ないものは出ない」と言われました(笑)。僕は練習してもどんどん下手になっていくのに、お二人は「上手だな」「素敵だな」と思いました。私、拝聴してびっくりしたし、本当に感動しました。 MC小山さんから見て、神奈川県警の皆さんの魅力は? 小山さん神奈川県警は、優秀なんです。(劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(2025年公開)に登場する)長野県警も優秀でしたが、神奈川県警も優秀なんですよね。それに引き替え警視庁は何をやってんだ! 子ども(=コナンくん)に頼るな! 高山さんおじさん、それは言ったらダメなやつ!(会場:笑) MC沢城さん、今回が劇場版初登場となりました萩原千速のキャラクターを演じるにあたって、意識をしたことがあれば教えてください。 沢城さん意識したことは、「子どもでも大人でも上司でも部下でも平列で、人に順番を付けていない人であること」ですね。自分の中の「カッコ良いランク」が高い人には素直に「カッコ良い」と思っていて、コナンくんは小学生ですが、その数値が高くて信頼に足るので、その距離感を大切にしました。男性に対して飄々(ひょうひょう)としている姿は、割とTVシリーズでも見たことがあるんですが、女性に対しての姿は…今回で言えば浅葱先輩(CV 三瓶由布子さん)に対して、どういう立ち位置でいた人なのかは描かれていなかったのでそこは想像力と、キャストの三瓶由布子と一緒に埋めていく作業をしました。 MC役同士の距離感で言うと、千速がコナンくんのことを「少年」と呼ぶのが、カッコ良いですよね。 沢城さんそうですね。愛称より一目置いている意味と、敬称としての「少年」という感じもありますね。 MC沢城さんから見て、今作の千速の一番の見どころはどこでしょうか。 沢城さん(大塚さんに向かって)どこだろう…良かったところ? 大塚さん千速さん、可愛いですよね。 沢城さん可愛いところです! 大塚さん千速は、ほっとくとどうなっちゃうか分からない。アクセルを上げて、どんどんどん突っ走っていっちゃうから、どう見ていても心配で心配でしょうがない。そういうところが、重悟がのこのこと出てきた原因だと思います。 MC今のコメントで、重悟、そして大塚さんからの愛がひしひしと感じられます。千速さん、愛されていますね。 沢城さん「アイラブユー」の言い方っていろいろあるんだなっていうのを、今回のクライマックスでも感じました。「好きだ」とは言われていないし、「愛している」も言われてないんですが、情報として流れてしまうようなセリフでも、明夫さんからもらうと、「あ、こんなに大事にされているんだ」って思えました。人って大事にされると、意外と本音がポロッとこぼれるんだなと思いました。そこは、私が台本から掬い上げられなかった部分だったので、スタジオでそれを受け止めながら、ラストスパートを頑張れた気がしています。 MC大塚さん、改めて今日このメンバーで舞台挨拶を迎えて、今のお気持ちいかがでしょうか。 大塚さん横溝参悟役(重悟の双子の兄で静岡県警)として出演したのは、劇場版『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(2009年公開)かな。あれからずいぶんと月日が流れましてね、「あの頃はまだ40代だったな」なんて思いました。随分と月日が経っているのに変わらずコナンはいる。すごく移ろいゆく時の流れを感じながらも、アニメがすごいと思うのは、「みんな年を取らないこと」。声優としてこれについていくのが、だんだん辛くなってくるんですが…。すごく大きな意味での時の流れっていうか、これほどのロングスパンでも「変わらない世界」なんて、リアルだとあり得ないじゃないですか。僕は、長く放送している番組にあまり縁がないんですが、TVアニメ「名探偵コナン」の初期(第9話「天下一夜祭殺人事件」)に兄貴(参悟)の役で出ているんですよね。だから、「ずいぶんと長い間『名探偵コナン』の世界にいるんだな」と不思議な感じがします。 MCTVアニメ「名探偵コナン」は放送開始から30年になりますが、このファンの方の盛り上がりをどのように感じていらっしゃいますか。 大塚さんまさかこんなことになるとは、当時は思っていなかった。(高山さんに)こんなことになると思っていた? 高山さんいや、ここまで長く続くことは思っていなかったね。必ず何かしらの事件が起きてしまうし…。最初の頃はご飯時の放送だったから、「大丈夫なのかな?」って思っていたので、今が奇跡のようですよ。 沢城さん最初のレギュラーキープ(放送期間)って、どれぐらいだったんですか? 高山さん30年前は、そういうキープの仕方じゃなかった。 沢城さんじゃあ、「始まりますよ」は、エンドは分からないけれど始めるってこと? 高山さん(うなずく)もしかしたら5話くらいで終わっちゃったかもしれないし…。 大塚さんそれはないと思うけどね。 高山さんまあまあ、極端な話ね。どうなるか分からないところだったけれど、すごく面白いし「これはいけるでしょ」と思っていました。内容が怖くならないように、作画も努力してくれていたからね。 MC三木さんは、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(2022年公開)以来、舞台挨拶は4年ぶりだとうかがっております。今作の脚本を受け取って、そして今日を迎えてどのようなお気持ちでしょうか。 三木さん今日を迎えられたことは本当に感無量です。 大塚さんさっきも言っていたね。 三木さんはい。あまりしゃべるのもなと思ったので、すみません。研二のことを考えるとすごく緊張しちゃうんですが、未来を奪われた彼が「彼のいない未来でこんなに思い出してもらえる」っていうことが、愛されているんだなって思って…。彼に「愛されているぞ!」って伝えたいです。 MC研二から見た、お姉さんの千速はどんなキャラクターでしょうか。 三木さん素敵です。素敵ですよね?(会場:拍手)素敵な上で、無敵なんです。無敵だけだとただ強いみたいになっちゃうので、「素敵で、無敵で、そして尊敬できる姉」だと思っています。 MC横浜流星さんは、今回が声優初挑戦ということでしたが、多くの方に観ていただいて、率直にどのように感じていらっしゃいますか。 横浜さん失礼のないように取り組んだつもりですが、至らないところもあったと思います。でも、たくさんの方々に観ていただけているのは、作り手としては幸せなことです。今回声優に挑戦させていただきましたが、素敵な皆さんと同じ世界で生きられたことは、財産になりました。 MC非常に難しい役どころだったと思います。改めて、声の演技で苦労した部分や工夫した部分がありましたら教えてください。 横浜さん我々俳優は全てを使って表現できるのに、声優は声だけで全てを表現しなければいけないというところは、苦労しかなかったですね。演技の幅を広げなければいけないし、立体的にも見せなければいけない。尚且つモニターを見ながら声を絵に合わせなければいけない…。非常に想像力を使いましたし、苦労しました。でも、できる限りのことはやったつもりです。 MC出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか? 横浜さん作品自体はすごく面白かったです。たくさんの方々に届いてほしいという思いがすごく強いですが、やっぱり自分の至らなさを痛感してしまい、申し訳なさがすごく大きいです。 高山さんそんなことないよ〜。 横浜さん(恐縮して)いえいえ。声優の皆さんへの敬意がすごく高まりましたし、より深まりました。本当に皆さん素晴らしいです。 MC同じく声優初挑戦された畑さんも、子どもの頃から「名探偵コナン」を観ていらっしゃったとのことですが、舞台挨拶に立たれた今のお気持ちを教えてください。 畑さんこんなに温かいチームの中に入れてもらえて、とてもありがたいです。こうやって、(声優の)皆さんとお話をしているだけで耳がすごく喜んでいるというか…。皆さん本当に麗しいお声をされています。横浜さん同様に、「やっぱり声優って本当に難しいジャンルのお仕事なんだな」とすごく痛感しました。このチームで、初めて声優を経験できて、本当に良かったと思いました。 MC「名探偵コナン」ファンの畑さんとしては、今回のお気に入りのシーンはどんなところですか? 畑さん本当に毎秒目が離せない瞬間ばかりでしたが、私は千速さんがヘルメットを外す瞬間がカッコ良くて、たまらなく大好きです。そこがすごく熱くなります。 沢城さんそうですね。あのシーンは髪の毛が長いことの良さが一番際立ちますよね。 畑さんはい。カッコ良いです! MC蓮井監督は「名探偵コナン」の監督は初挑戦ということですが、初めてオファーをもらった時のお気持ちを教えていただけますか。 蓮井監督先ほど高山さんが「ご飯時の放送で始まって」とお話ししていましたが、まさにそのご飯時に観ていた世代なので、「名探偵コナン」と一緒に育ってきました。まだ若輩ですが、今回参加させていただけるという話をもらった時は、信じられない気持ちでいっぱいでした。それでいて、うれしさも半分あって「夢のよう」でもありました。プレッシャーでいっぱいでしたが、「ぜひ頑張ろう」という前向きな気持ちで挑みました。 MC特にこだわった部分を教えていただけますか? 蓮井監督やっぱりバイクですね。全体を通して登場する要素ですし、千速=バイクですからね。バイクの「前にしか進めない」「バックができなくて動きもなかなか窮屈」でも「速い」「どこにでもすばやく駆けつけられる」といった要素を踏まえて作りました。バイクに関するアクションもそうですが、表現周りにはこだわりを持ってCG班と作画の方と一緒に頑張りました。 MC本作は、限界突破(リミットブレイク)バトルミステリーとして、ある言葉をきっかけに“限界を超えていく”千速やキャラクターの奮闘が描かれます。そこで、皆さんの「今年限界を超えたいこと」を教えてください。監督からお願いします。 蓮井監督やはり、本作の過去最大の観客動員が今年の目標じゃないでしょうか。よろしくお願いします!(会場:拍手) 畑さん体力ですかね。体力の限界を超えていっぱい働きたいと思っています。 MC無理だけはしないようにしてください。 畑さんはい。ありがとうございます。 横浜さんこの作品がたくさんの方々に届いてほしいという監督の思いと同じです。 大塚さん横浜さんはね、しょっちゅう限界を超えているんですよ! 横浜さんありがとうございます。 三木さん超えたいものも超えたいこともいっぱいありますよ。本当は、限界を超えたいものは「芝居」かなって思っていたんだけれど…、ここに立っていられるだけの度胸がほしいです。(会場:笑) 大塚さん私は、そろそろ限界を感じているんですが…、その限界を突破してさらに前に進んでいければと思いますね。「もうそろそろ楽をしてもいいのになぁ」って、自分は思うんですけどね。楽はしちゃダメだって。 高山さんまだ早いです。 MCぜひこれからもよろしくお願いいたします。 大塚さんこちらこそ! 沢城さん私は、千速を演じることが決まった時に「よし、とりあえずやれることは何だろう?」と思って考えたら、バイクに乗れないので「バイクの免許を取りに行こう!」と思いました。バイクの免許(普通二輪)って、教習所に入校するには条件があって、「倒れているバイクが起こせるか」。それくらいできるだろうって思っていても、バイクって起きないの。「そもそも起きるっていう概念があるのかな?」っていうくらい起きない。(会場:笑)それを明夫さんとかバイクに乗る人に言うと「いやいや、あれは力で引き起こすんじゃないんだ。コツがあって、テコの原理でやるんだ」と教えてもらいました。 大塚さん足と腰で起こすの! 沢城さん散々言われて、「悔しいな」と思っているので、まずはバイクを起こしたいです。 MCぜひ千速のようなライディングを! 沢城さんそこまでは遠いな…。そうですね、自分で限界を決めずに、気持ちよく(千速と)同じ道を走れるようになりたいと思います。 小山さん小山さんもね、適当に生きていこうかな。去年も申しましたが、毛利小五郎の活躍は、恐れ多いですが伊勢神宮のお建替(式年遷宮)と同じ20年に1回なので、次は2045年に会いましょう。みんな元気で生きていてよ! 高山さんあんまり限界という言葉を概念として思ったことがないので、ちょっと困っています。本作が史上最高になるっていう限界突破は、毎年思っていることなので、毎年「皆さんに観ていただこう」と思っています。それも一つですが、「名探偵コナン」は30年を超えたので、このままずっと限界を突破していきたいと思います!! 大塚さん来年も同じことを言えますね! 高山さん来年も再来年もずっと言います。ずっと限界突破していきます! ぜひよろしくお願いいたします。 MCありがとうございます。まだまだお話をうかがいたいですが、残念ながらお時間が迫ってまいりました。締めのご挨拶を頂戴できればと思います。 高山さん皆さん、今日は本当に朝早くからどうもありがとうございました。そして、昨日からずっとご覧になって、「何羽捕る(バトル)」もされている方も本当にありがとうございます。皆さんの応援のおかげで、こうして毎年良い作品を作ることができています。これからもコナン愛、そして私たちとのコール&レスポンスをよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。 ■フォトセッション。 MC最後に、高山さんいつものお願いします。 高山さん皆さん、今日はありがとうございました。いつものアレ、やるよ! 大丈夫?客席が広いから、前の人の頭を突っつくなんていうのは、なくなったもんね。それでも前のめりになると突っついちゃうかもしれないので、気をつけてください。皆さんも一緒に「ひとつ」の部分は言うんだよ。真実は、いつもひとつ!(決めポーズ)
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『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.8月面着陸計画、最終クラフト――― Disc1 第29話~第32話 TDV36118R/2026年 東宝 ©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会 『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.8
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『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.9月面着陸計画、最終クラフト――― Disc1 第33話~第37話 TDV36119R/2026年 東宝 ©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会 『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.9
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IRライブラリ 2027年2月期(月次)映画営業 興行成績速報 3月-5月 (月次)映画興行 興行成績速報 3月-5月 -
『君のクイズ』劇場販売商品のご案内TOHO theater STOREでも販売いたします 2026年5月15日(金)公開『君のクイズ』の上映劇場で販売いたします。 商品は公開劇場にてお買い求めください。 ©2026 映画『君のクイズ』製作委員会 ※価格は全て税込です。画像は実際の商品とは異なって見える場合がございます。 ※商品のデザイン・仕様は変更になる場合がございます。 -
『君のクイズ』©2026 映画『君のクイズ』製作委員会 『君のクイズ』
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『人はなぜラブレターを書くのか』劇場用パンフレットのお知らせ©2026映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会 2026年4月17日(金)公開映画『人はなぜラブレターを書くのか』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 225×300mm P40(表紙込み) 定価990円 (税込) 『人はなぜラブレターを書くのか』 INTRODUCTION/STORY CAST INTERVIEW 綾瀬はるか 當真あみ 細田佳央太 妻夫木聡 CAST COMMENT 音尾琢真 西川愛莉 原日出子 CAST PROFILE 富田望生 笠原秀幸 津田寛治 CAST INTERVIEW 菅田将暉 佐藤浩市 HISTORY INTERVIEW 富久邦彦|富久信介氏の父 川嶋勝重|元WBC世界スーパーフライ級チャンピオン 大橋秀行|大橋ボクシングジム会長 INTERVIEW 石井裕也(監督・脚本・編集) STAFF PROFILE PRODUCTION NOTES INTERVIEW 松浦慎一郎|ボクシング指導 SONG 主題歌「エルダーフラワー」歌詞紹介 Official髭男dism INTERVIEW 藤原聡 CREDIT -
THE ORIGIN OF ULTRAMAN2026年7月3日(金)公開 配給:TOHO NEXT 円谷プロダクション ©TSUBURAYA PRODUCTIONS
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殺人の門©2027「殺人の門」製作委員会 -
「人はなぜラブレターを書くのか」初日舞台挨拶「人はなぜラブレターを書くのか」公式サイト 2000年3月に発生した地下鉄脱線事故にまつわる実話を元にした映画「人はなぜラブレターを書くのか」が4月17日に公開を迎え、東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が開催されました。当日は、綾瀬はるかさん、當真あみさん、細田佳央太さん、菅田将暉さん、妻夫木聡さん、佐藤浩市さん、石井裕也監督が登壇し、これまでの試写会で本作を鑑賞した人々から届いたラブレター(感想)を紹介! それぞれの本作への想いや意外なエピソードに会場は感動に包まれました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートします。 初日舞台挨拶 寺田ナズナ役 綾瀬はるかさん 寺田ナズナ役(学生時代) 當真あみさん 富久信介役 細田佳央太さん 川嶋勝重役 菅田将暉さん 寺田良一役 妻夫木聡さん 富久隆治役 佐藤浩市さん 石井裕也監督 綾瀬さんお越しいただきありがとうございます。皆さんが涙目のような…、涙の後のような感じを受け、みんなで作った作品がちゃんと届いているんだと思ってうれしい気持ちになりました。今日はどうぞよろしくお願いします。 石井監督観客の皆さんもマスコミの皆さんも、お越しいただき今日は本当にありがとうございます。今日はこれだけの豪華キャストが揃っています。1秒でも彼らに長くしゃべってもらいたいので、僕は余計な発言を控えようと思っているんですが…監督として一つだけ、どうしても言いたいことがあります。本作の全キャスト、ここにいる俳優さんもここにいらっしゃらない俳優さんも、皆さんとんでもなく素晴らしかったです。犬のみーちゃんまで最高の演技を見せてくれたと思っています。自分で作った映画ですが、完成した作品を観た時に、名前のつけられない感情が押し寄せてきて、本当に魂が慰められるような感覚になりました。これもひとえに、俳優さんたちの素晴らしい仕事、そしてスタッフ関係者の皆さんのおかげです。心から感謝していますし、本当に誇らしい気持ちです。それでは、豪華キャストの面白トークをお楽しみください。今日はありがとうございました。 MC試写会で本作をご覧になったお客さんからは、2000通を超えるたくさんの感想、いわば「ラブレター」が届きました。綾瀬さん、皆さんからお手紙が届いた時の気持ちを教えてください。 綾瀬さん読んでいて、心がジーンとして、温かくなるメッセージがたくさん寄せられていました。本当にたくさんの感動するようなメッセージをありがとうございます。 MC本日は届いた感想の中から、登壇者の皆さんが選んだ“ラブレター”を、一人ずつご紹介いただきます。まずは綾瀬さんからお願いします。 高校生の息子と映画デート。夢や生きる意味、機微の感情や人とのつながりに大号泣。スクリーンで鑑賞できたことが幸せでした。石井監督の想いに激震が走り、勢いで単身赴任中の主人宛てに手紙を書き、無事投稿。一生もののラブレターです。 【綾瀬さんの選んだ“ラブレター”】 MC綾瀬さんはどうしてこちらを選ばれたんでしょうか? 綾瀬さん作品をご覧になってすぐに「想いを誰かに伝えよう」と行動していて、本当にこの映画が届いているんだなと、とてもうれしくなりました。 MC「石井監督の想いに激震が走った」という言葉もありました。 石井監督ありがとうございます。うれしいです。 MCナズナがラブレターを書く姿を見て、「自分も手紙を書きたくなった」「想いを伝えたくなった」という感想は本当にたくさんありました。綾瀬さんは、撮影当時は手紙にはどんな想いを込めてつづられたんでしょうか? 綾瀬さんそうですね、「ふと思い出して、お手紙を書いています」とナズナが言っていたように、「ふと思い出しながら」というナズナの気持ちになって書きました。信介さんに向けて手紙を書いているようで、自分と向き合いながら書いていたのかなと、思いを馳せながら演じました。 MC綾瀬さんも、この作品を通して、何か心境の変化はあったんでしょうか? 綾瀬さんさっきから私しかしゃべっていないのが気になっているんですが…(笑)。(会場:笑) MCこれからの皆さん一人ずつにお手紙を紹介していただきますのでご安心ください。綾瀬さんご自身も、誰かに想いを伝えたいといった心境の変化などはありましたか? 綾瀬さん家族や友だちになるべく手紙を書こうと思っています。 MC続いて當真さん、お手紙をお願いします。 母と観に行きました。母の優しさや自分を心配してくれているのが当たり前になってしまっている現状、大切な人と一緒にいられる時間は、当たり前でもなんでもない。一瞬一瞬を大切にしないといけないと、思わせてくれる映画でした。 【當真さんの選んだ“ラブレター”】 MC親子の大切さというのは改めて感じたということですが、どうしてこちらを選ばれたんでしょうか? 當真さんこの感想にすごく共感というか、「本当にそうだよな」と感じました。私も上京してから母が体調を崩してしまった時期があるんです。東京と沖縄で離れているので、簡単に会えないですし、本当にすごく心配でした。だからこそ、この感想を書いてくださった方のように、一瞬一瞬、少しでもいいから話せる時間や、一緒にいられる時間を大切にしなければと思いました。感謝や気持ちは、伝えられる時に伝えないといけないんだと感じたので、この感想を選びました。 MC佐藤浩市さんは、映画の中でお父様役を演じられました。ご自身もお父様でいらっしゃいますが、今のお話を聞いていかがでしょうか? 佐藤さん(突然、話を振られて驚いて)ちゃんと最初から振るって言っておいてくれよ…(苦笑)。(会場:笑)家族の数だけ絆の形はあると思うんです。その中で、ちょっと極端な言い方ですが、故人との思い出は増やすことはできないですが、忘れないことによって減らすこともないわけです。そんなことを考えながら親子の絆を築いてはいないと思いますが、どこか頭の片隅にそんな想いを置きながら、今を大事にしたいと思いました。 MCでは細田さん、お願いします。 実話だからなのか、感動以上の最近経験していない心が揺さぶられました。名前も知らない相手を思いやる気持ち、当たり前にあった日常が急に奪われ、また自分の迫る死の中で残る想いの表わし方、自分ならどうするだろうと思い巡りました。素敵な時間を過ごすことができました。 【細田さんの選んだ“ラブレター”】 MCありがとうございます。どうしてこちらを選ばれたんでしょうか? 細田さん映画を観た時に感じるものは、本来は多面的であると思っています。でも「面白かった」「感動した」という言葉だけで終わらせてしまうことが多いじゃないですか? それでもこの「感動以上の最近経験していない心」っていうのは、書かれたご本人ですら「今どういう感情なのかを具体的に説明ができない」ものをこの作品を観て受け取ったということだと思います。この会場に入ってきた時、それと似た感情を抱いたんです。「ここに流れている空気がそうなんじゃないか」と思える瞬間があって、思わず泣きそうになりました。そういうオーラや、人と人との想いが繋がって残っている映画、人の想いが残されている映画は、観た感想を他人に伝えるのが本当に簡単ではないと思うんです。そう思うと、本当に嘘偽りなく正直に書いてくださった言葉だと思ったので、すごく心に響いてこちらを選びました。 MCこの会場に入った瞬間の空気感というお話がありましたが、具体的にはどのような空気だったんでしょうか? 細田さんそれを伝えるのが難しいんですよ(苦笑)。説明できない感情だったりするので…。だから、この作品が皆さんにちゃんと届いたんだなという確信はあります。できることなら一人一人とお話がしたいくらいです。本当に「感動した」だけじゃないものが届いているんだろうなという空気感でした。 MC細田さんは、4カ月のボクシング練習を経て、信介さんと向き合われたということですが、細田さんにとって信介さんというのはどういった存在になりましたか? 細田さん間違いなく、一人の人間としても、役者としても、これからの自分の価値観の中で「ブレない軸」のような存在だと思います。この作品で感じたこと・考えたこと・やったことが一つの基準になって、そこから下がることはまずないと思えるような時間でした。簡単に言うのは失礼かもしれないですが、役を通して富久信介さんと心が少し近づくことができたからこそ、より「悔いなく生きよう」と思いました。以前、妻夫木さんもイベントで「不器用に生きていくしかない」とおっしゃっていましたが、そういったことに真っ直ぐ向き合いながら生きていかないと、失礼に当たるなと、今すごく思っています。 MC細田さんと菅田さんのコンビネーションが素晴らしかったという感想がたくさん届いていました。自然な空気感や二人の信頼関係はどのように築いていったんでしょうか? 細田さん練習の時から菅田さんとは結構ガッツリご一緒していました。映画の中にもありましたが、菅田さんがミットを持って僕が打ち込むというのを、練習段階からやっていました。菅田さんが言ってくださいましたもんね? 菅田さんミットで受けるのは、練習しないとなかなか身につかないので、一緒に練習をして汗をかきました。その後にちょっと雑談でもできたらと思って、昼過ぎに練習が終わって「この後、なんか予定とかあったりする?忙しかったら本当に言ってね」と言ったら「ちょっと、お母さんとご飯行くんで…」ということで、その日はご飯には行けなかったです。 細田さんこれ、ずっと引きずっていて…(苦笑)。撮影が終わってからもずっと引きずっていたんですよ。先日、やっとその話をすることができたんですが、やっぱり菅田さんも覚えていたんですね…。 菅田さんいや、全然。あれは、僕の勝手な…(苦笑)。 細田さんやめてください。本当に(苦笑)。今「信頼関係が…」という話なんですから。 菅田さん僕の心は冷えきっています…。(会場:笑) MC細田さんは菅田さんではなく、お母様を選ばれたということで間違いないですか? 菅田さんそりゃそうですよ。 細田さん勘弁してくださいよ! 菅田さんそんなことをイジりつつ、仲良くなりました(笑)。 MCボクシングのミット打ちの練習段階では、プロの方が練習相手をすると思うのですが、菅田さんご自身がされたのですか? 菅田さん全部ではないですけれどね。作品の中に二人でミットを持つシーンがあるので、僕らでできること、目指すところを最初に何となく設定しよう…みたいな感じでした。 MCどれくらい一緒に練習をされたんですか? 菅田さんジムに来てから4カ月くらい? 細田さん早かったですよね? 菅田さん本当はね、その日にご飯に一緒に行って、連絡先を交換して、夜たまに集まったりとかしたかったんですが、そういうことはなく。 MCあくまで仕事の場で集中して? 菅田さんビジネスパートナーとして…。 細田さんもうやめてくださいよ(苦笑)。 MC作品の中ではそんな関係だとは全く感じさせないような…。 細田さん僕、大好きですからね、菅田さんのこと! 菅田さんこれからもよろしくお願いします(笑)。 細田さんこちらこそです! MC當真さん、女性としてはボクシングシーンを観るのはあまりなじみがないと思いますが、実際ご覧になっていかがでしたか? 當真さん私は、ボクシングのことは全然知識がないんですが、何か一つに対して、あそこまで真剣に向き合って打ち込める人はなかなかいないですし、やろうとしても難しいことだと思います。真っ直ぐで誠実さがすごく表れているボクシングシーンだと思うので、まだ観ていない方にはぜひ観てほしいです。 MCでは菅田さん、お手紙をお願いします。 大橋ジムが出来て1ヶ月で入会して川嶋(勝重)君達と汗を流した仲間なのですが、今回の役者さん達が、本人達とは容姿が違うのに本人達に見える瞬間があるのには驚きました。それぞれの想いがすれ違って、バラバラな様でも、全てが繋がっていて今があるんだと言っていると感じました。とても良い映画でした。 【菅田さんの選んだ“ラブレター”】 MC川嶋さんと同時期に練習していた方からのご感想ですね。どうしてこちらを? 菅田さんまさに当時のジムの空気を知っていて、川嶋さんのことを「川嶋君達」って言える同じ練習生の方に観ていただけたことがうれしいです。しかも、素敵な文章をいただいたので、ぜひ読みたいと思いました。 MC今お話にもありましたが、映画の中で描かれている川嶋勝重選手とWBCの世界チャンピオンとなった徳山昌守選手との激闘の世界戦は、ボクシングファンの間でも語り継がれる名勝負です。このシーンの撮影は三日間に及んだということですが、振り返ってみていかがですか? 菅田さんリハーサルが一日、撮影が二日で、計三日という感じでしたかね。僕の対戦相手役の徳山選手を演じた渡辺光くんは、本当にプロライセンスを持っていて、実際に試合も経験している役者さんなんです。しかも、これも本当にたまたまなんですが、光くんは徳山選手に憧れてボクシングを始めて、ずっと徳山選手のスタイルを研究してマネをして来た人なんです。だから、現場でも徳山選手のあるあるや、今回の試合以外の徳山選手のことや振る舞いなんかも教えてもらいながら、ボクシングの大先輩としてリードしてもらいました。僕はそれについて行くという感じでした。 MC石井監督はこのシーンはいかがでしたか? 石井監督とにかく菅田くんが背負っているものがたくさんありました。細田くんの想いも含めてですが、やっぱりリングに上がった時は泣きそうになりましたよ。撮影の時のことはよく覚えています。脚本上では絶対に勝つんですが(笑)、そんな当たり前のことを微塵も見せずに「これから戦うぞ!」「背負って戦うぞ!」っていう姿を感じてグッときました。 MC妻夫木さんもうなずいていらっしゃいますが、いかがですか? 妻夫木さん僕は、そのシーンの撮影は見ていないんですが、僕も二人と一緒にボクシングの練習を何回もやっていました。だから、大橋ジムに行くっていう時も、何度「僕も行って良いですか?」と言おうとしたか…(苦笑)。試合のシーンの撮影の時も、何度「僕も行って良いですか?」と言おうとしたか…。でも、絶対にそこにいてはいけない役だったので控えましたが、それくらい僕も二人のことを陰でずっと応援していました。でも、細田くんと菅田くんとジムで会うたびに「試合のシーンどうだった?」とかいろいろ聞いたりはしていましたね。僕自身も想いとしてはトレーナー側というか、良一という役を離れて、違った意味ですごく応援していた部分がありますね。だからこそ、あのシーンは特に感動しました。 MCありがとうございます。では、妻夫木さんのお手紙をお願いします。 身近な人の死、関わり方、思いをどう伝えるか… 母として17歳の娘との会話が足りていないなぁーととても感じました。いつでも話せると思いがちですが、今この瞬間にも人生が終わるかもしれない… 想いを手紙に書くというのも1つの伝え方で素敵だと思いました。後悔のない人生を送るためにも一緒に観た娘とこの映画をきっかけにたくさん話をしたいと思います。 【妻夫木さんの選んだ“ラブレター”】 MCどうしてこの手紙を選ばれたんでしょうか? 妻夫木さん本当にその通りだなと思いました。今日があるということが当たり前じゃないと思うし、いつ終わるかもしれない。この作品の最後でも、浩市さんと細田くんが視線を交わして去っていきますが、そのシーンも僕はすごく好きです。そんな風に終わりが来るとは思っていないですが、いつもそういう気持ちをうっすらでも持っていないといけないよなと思いました。子どもとただ歩いて、手を差し伸べていることが幸せだと感じるには、気にしていないと当たり前になるじゃないですか? だから、その瞬間、瞬間に幸せを感じて生きていかなきゃいけないと思ったし、この感想は本当にその通りだなと思いました。意外と世の中には小さな幸せって転がっていると思うんですよね。そういうことにも、なかなか気づけなくなってきている。だけど、少しアンテナを張るだけで、いろいろな幸せが広がっていると思うんです。そういう人間でありたいなと思いました。 MCこの映画の撮影の後、ご家族との接し方はやはり変わりましたか? 妻夫木さんそうですね。命と向き合う映画やドラマが最近多かったというのもありますが、「死生観」はすごく変わったところがありますよね。今回の映画でも、決してうれしい話だけが多いわけではないんですが、悲しいことも「悲しいだけで終わらせない」強さがすごくあると思うんです。何が残るかといったら、「想い」は絶対に死なないし、誰かに繋がっていきます。その想いを受け取った人たちが、また新たな命を吹き込んでいく……。そんな生命の繋がりを感じると、「死が必ずしも悲しいだけじゃない」と思えるんです。いずれ自分も死んだら、天国で自分の親族と会えると思う。それを「天国に引っ越した」という考え方をしていたら、意外とそんなに悲しまなくても済むのかなと…。今は簡単に言えますが、当然悲しいですけれどね。でも、それくらい「想い」は消えないし、希望に繋がっていくことかなと思いました。そういうものを含めて、生きていかなきゃいけないし、それが人生なのかなって、今は思っています。 MC想いが繋がっていくというところで言いますと、深夜の家族会議のシーンがありましたが、こちらの撮影現場はどういった雰囲気だったんですか? 妻夫木さんそうですね、他のシーンがどうだったか分からないんですが、そのシーンの前の日にリハだけをやりました。石井監督が、急に「やらせてくれ」と言うので、親子三人でやりました。 MC普段はないんですか? 妻夫木さん普段はリハーサルだけの日を一日設けるというのは、ほぼないですね。でも、あのシーンの時はリハーサルの日を設けることになりました。ナズナの心情のあり方をはっきりと数値化するのではなくて「揺れてほしい」という感じですかね? 結構細かく石井監督は綾瀬さんに言っていましたが、綾瀬さんは分からないことは「分からない」とハッキリと言っていました。僕は、それはすごく良いことだと思ったんですよ。それぐらい、あのシーンは簡単なことじゃなかったから…。はっきりと「これは悲しいシーンです」「感動的なシーンです」とか言えるようなシーンじゃなかったと思うんです。観てくださった方にとっても…。たぶん、人間が持ち合わせている感情で、言葉にないものを表そうとしているから、そこを繊細に綾瀬さんにも僕にも娘(西川愛莉さん)にも演じてほしいということだったと思います。あのリハをやったから「よし!じゃあ本番だ!」となったわけじゃなくて、どちらかというとね、さらに迷宮入りしたような感じで…(苦笑)。 綾瀬さんそうですかね?(会場:笑) 妻夫木さんあれ(苦笑)? 綾瀬さんでも、あのリハがあったからこそ「よし!」っていう部分はありました。より細かい心情のところは、やってみて「もうちょっと(感情の)ひだひだを出していこう」とか細かい指示はありましたけどね。 妻夫木さんあれ? そんなに力強い感じでしたっけ? …その力強さが、当日にほしかったです(苦笑)。 綾瀬さんえ? めちゃくちゃ力強かったですよね、監督? 石井監督はい(笑)。 妻夫木さんすみませんでした。僕が間違っていました(苦笑)。リハが終わった夜に、綾瀬さんが僕にメールで「石井監督の連絡先って分かりますか?」と聞いてきたので「いいよ、教えるよ」と教えて…。 MCどんなやり取りがあったんですか? 綾瀬さん監督から「引きと寄り、どっちから撮ってほしいですか?」と言われて「どっちでも良いです」と答えちゃったんですが「やっぱり寄りの方がいいかも」と思って、それを伝えました。でも、「ちょっと流れで、引きの方からになりました」と言われて「分かりました」と言う話をしていました(笑)。 妻夫木さん想像以上にテクニカルな話だったんですね。びっくりしました。(会場:笑) MCでは佐藤さん、お手紙の紹介お願いします。 佐藤さん(照明が)暗いな…(苦笑)。 妻夫木さん老眼鏡、必要ですか(笑)? 佐藤さん忘れちゃったんだよ…。 時間が経って手紙を書くと、こんな風に繋がっていくんだなと思いました。私も主人を亡くした後、主人宛てに小さなラブレターを書きました。笑っている写真の主人に「今どうしてますか?」と。答えは返ってきませんが、なんとなく近くにいる様に感じたりします。7年も経つのに会いたいと思う事があります。この映画をみて笑顔がつながってくれたらと思います。心に残る映画をありがとうございました。 【佐藤さんの選んだ“ラブレター”】 佐藤さん一人だけ朗読劇みたいになっちゃった(笑)。 妻夫木さんびっくりしました(笑)。 MC会場の皆さんの中にも、目に光るものがある方もいらっしゃいますが、どうしてこちらを選ばれたんでしょう? 佐藤さんこの方が同世代の方かどうかは分かりませんが、誰もが思うことだと思いますこの映画でもそうなんだけれど、答えが返ってくることのない手紙を出すこと――それが自分の気持ちに対するけじめというか、一つの形として「そうしたい」と思う気持ちが伝わってきたので…。 MC佐藤さんはこの映画を通して、ご自身の心境に変化はありましたか? 佐藤さん僕の中の心境というか、ちょっと余談になってしまいますがよろしいですか?一昨日の夜、ちょっと熱発をしまして、38度3分まで上がりました。次の日には下がったんですが、今日のこともありますから、皆さんに迷惑かけちゃいけないので、感染症の部分だけでもちゃんと調べていただこうと思って病院に行ったんです。その病院の先生が、実は富久くんとすごく仲が良かったんだそうです。(富久さんが通っていた)麻布高校ではなかったんだけれど、塾が一緒で、仲間で彼がボクシングにすごく熱中していることも知っていたし、お父さんともやり取りがあってよく知っているというのを聞きました。「佐藤さんがこの映画に出演するってことは知っていたんですけれど、やはりそんなこと言うのもアレだなと思って黙っていたんです。でも、まさか映画の公開前日に来ていただけると思わなかったんで…。いや、“来ていただく”というのも変な言い方ですけど、これもご縁だと思って、お話させていただきました」っていうことを聞きました。これは、僕自身も本当に縁だなと思いました。そういう縁というものは、自分が生きているといくつも転がっている。それを皆さんも思って、一日一日を生きていただきたいなと思いました。 MC最後に登壇者の皆さんを代表して綾瀬さんより皆さんにメッセージをいただきたいと思います。 綾瀬さんこの作品は、誰かのことを想う気持ち、そして言葉にできない想いをどんな風に遺していくかということを、とても丁寧に描いている作品だと思います。皆さんも観ていただき、少しでも誰かに優しくできたり、誰かに言えなかったことを伝えたり……そんな風に想いが広がってくれたらと思っています。多くの人に観ていただき、皆さんにもこの作品がラブレターのように残るものになってくれたらうれしいなぁと思います。 ■フォトセッション。 MC最後に綾瀬さんより、会場にお越しくださった皆さんにご挨拶をお願いします。 綾瀬さん皆さん、本日は会場にご来場いただきありがとうございます。皆さんからの“ラブレター”を読みたいので、ぜひ公式ホームページやSNSに書いてください。そして、この映画の応援もどうぞよろしくお願いします。
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