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『SPY×FAMILY』Season 3 Vol.1 完全初回数量限定版 Blu-rayロイド・フォージャー:江口拓也 アーニャ・フォージャー:種﨑敦美 ヨル・フォージャー:早見沙織 ボンド・フォージャー:松田健一郎 フランキー・フランクリン:吉野裕行 シルヴィア・シャーウッド:甲斐田裕子 ヘンリー・ヘンダーソン:山路和弘 ユーリ・ブライア:小野賢章 ダミアン・デズモンド:藤原夏海 ベッキー・ブラックベル:加藤英美里 フィオナ・フロスト:佐倉綾音 人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている―― TBR36028D/2025年 東宝 原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)監督:今井友紀子 シリーズ構成:山崎莉乃 キャラクターデザイン・総作画監督:嶋田和晃 色彩設計:原 恭子 美術設定:竹内柚紀(草薙) 杉本智美(Unstable) 美術監督:臼井みなみ CG監督 渡邉啓太(サブリメイション) 撮影監督:佐久間悠也 副撮影監督:伊藤幸子 編集:小口理菜(IMAGICA) 音楽プロデュース:(K)NoW_NAME 音響監督:はたしょう二 音響効果:出雲範子 制作:WIT STUDIO×CloverWorks ©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会 『SPY×FAMILY』Season 3 Vol.1 完全初回数量限定版 Blu-ray ご購入はこちら
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「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」完成披露試写会「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」公式サイトモルモットが車になった世界で<モルカー>たちが繰り広げる癒しあり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションありのストップモーションアニメ「PUI PUI モルカー」。その愛らしさや、実際のモルモットが声優を担当するという奇抜さで、2021年の放送開始後から子どもから大人までを魅了し世界的に“モルカーブーム”を巻き起こしました。そして、この度CGアニメーションでの完全新作映画が誕生し、「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」となって、11月29日より公開されます。 11月16日にはTOHOシネマズ 日比谷で完成披露試写会が行われ、声優を務めた相葉雅紀さん、大塚明夫さんと、まんきゅう監督が登壇しました。<モルカー>の世界についてトークを繰り広げたほか、ステージ上でミッションに挑み、大いに会場を盛り上げました。この日の模様を詳しくレポートします!完成披露試写会メニメニアイズカンパニーCEO役相葉雅紀さんドッジのドライバー役大塚明夫さんまんきゅう監督MCそれでは登壇者の皆さんの入場です! 相葉さん本日は皆さんお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。CEO役で、モルカーの世界に関わることができて、すごく光栄な気持ちです。自分事になってしまうんですが、小学生の時の夢が社長になることでした。今回はCEO役ということで、モルカーの世界で夢が叶いました。(会場:拍手)子どもたちも夢を大切にしてください。今日は楽しんでいただければと思います。大塚さんこんなにたくさんお集まりいただいて感激です。ドッジのドライバー役を演じました。“ドッジ”であって、“ドッチ”のドライバーではないです(笑)。間違えている方はいらっしゃらないとは思いますが…。 相葉さん皆さん分かっています(笑)、大丈夫です! 大塚さん大丈夫ですね(笑)。私の小さな時の夢は、車がなかったので、自動車であちこち行ってみたいと思っていました。 MC大塚さんも、モルカーの世界で夢が叶ったということですね! (会場:拍手) 大塚さん皆さん、ありがとうございます。(会場:拍手) MC流れとしては、監督も夢を語ることになりそうですね。(会場:笑) 相葉さんすみません! (流れを作ってしまったことに恐縮して)申し訳ない。 まんきゅう監督本日はお忙しい中、ご足労いただきありがとうございます。僕も…小さな頃の夢を言わないとダメですね(笑)。僕は、小学生の頃、弁護士になりたいと思っていました。誰かを助けられるような、誰かの役に立つような仕事をしたいと思っていました。 相葉さんめちゃくちゃ立派だ! まんきゅう監督巡り巡って、今はアニメを作っているので不思議なものです。 MC今日はお子さんから大人の方まで幅広いお客さんにお越しいただき、大きなスクリーンで本作が初披露されます。改めて、今の気持ちをお聞かせください。 相葉さんモルカーの世界は壮大です。今回の作品も壮大な大冒険のお話で、ドッジと一緒にいろいろなところに行きます。それこそ宇宙まで飛んで行ったりもします。 大塚さん宇宙には行くし、いろいろと追いかけられたりするんだよね。 相葉さんもちろん子どもたちはドキドキワクワクするでしょうし、大人が観ても、裏に隠されたテーマにハッとさせられる部分があるんじゃないかと思います。 大塚さんこれだけ大きな映画館の音響、スクリーンで観ると集中力を余儀なくされます。そうすると、壮大な世界に没入していくような楽しみがあると思います。奇想天外な大冒険をぜひお楽しみください。 まんきゅう監督今日、初めてお客さんにお披露目をするということで、どんな反応があるのかとドキドキしています。今回はCGアニメで制作しています。原作のストップモーションのアニメをCGで完全再現しようというテーマのもと、チーム一丸となって作りました。そういった原作の<モルカー>らしさというか、ハチャメチャな感じ、かわいい感じ、ドタバタした感じなどが、皆さんに届くと良いなと願っています。 相葉さんかなりハチャメチャですよね。細かいところまで観ても、クスッと笑えます。みんなで、こうやって…。 (興奮して展開を話しそうになり、ネタバレを気にして)ヤバいヤバい、すみません。(会場:笑) MC相葉さん、大塚さんはシリーズ史上初めて、セリフのあるヒューマンキャラクターとして登場します。オファーがあった時の感想を教えてください。 相葉さん「僕で良いのですか?」という気持ちでした。こういう声優のお仕事はそんなにやってきたわけではないので、新しい挑戦ができる喜びがありました。それと同時に、新しいことをやるには、大きな覚悟が必要だなと思いました。このモルカーの世界が好きだったので、今回のお話をいただいた時はすごくうれしかったです。なので、「ぜひ全力でやらせていただきたい」とお返事しました。 MC劇中ではCEO役として、堂々とプレゼンをするシーンもありました。 相葉さんこのCEOは、ちょっとクレイジーなところもあるので(笑)、「勢いをつけて」と、まんきゅう監督にご指導をしてもらいながら挑戦しました。 MCこれまで様々な役を演じてきた大塚さんですが、「モルカーの世界に飛び込む」というオファーを受けていかがでしたか? 大塚さん全部ではないですが、僕自身も「モルカー」を観ていたので「えっ!『PUI PUI モルカー』?僕は何をすればいいの?」と言いました。(登壇者の皆さん&会場:笑)「まさか(モルカーの鳴き声である)「プイプイ」って自分が言うのかな」「大丈夫かな」と思いました。MC大塚さんがやってみると、渋い感じになりそうです。 大塚さん(渋い声でモルカーの鳴き声を実演して)「プイ、プイ」(登壇者の皆さん&会場:笑&拍手) 相葉さん強そう(笑)。 大塚さんちょっとドキドキして怖かったんですが、普通にセリフを言う役ということだったので、ちょっと安心しました。 MC監督からご覧になって、お二人の演技はいかがでしたでしょうか。 まんきゅう監督お二人ともすごく素敵でした。ドッジのドライバーは、観客と一緒になってドライバーやモルカーたちと冒険するという、ある意味で本作のナビゲート役です。大塚さんのお声を聞くと(観客にとっても)「絶対に大丈夫だ」という安心感を持って冒険ができるので、すごくありがたかったです。大塚さん絶対に大丈夫だって思わない方が…(笑)。 まんきゅう監督(笑)。本作は、お子さんもご覧になるので「絶対にドッジのドライバーがなんとかしてくれる」と期待しながら、ドキドキして作品を観てくれると良いなと思っていました。相葉さんはもちろんテレビなどを拝見していて、お声が色っぽくて素敵だなとずっと思っていました。今回初めてお芝居を聞きましたが、思った以上に実直で、真っ直ぐで、生命力に溢れたお芝居をしてくれました。当初のCEO役はもう少し落ち着いた大人のイメージだったんですが、相葉さんにテストでお芝居をしてもらった時に「こっちの方が正しかったんだ」という気持ちになりました。 大塚さんひたむきな感じがね。 まんきゅう監督先ほどクレイジーな役だというお話がありましたが、真っ直ぐすぎてちょっと周りが見えなくなるところがあるというか、そういったお芝居が本当に素敵でした。本作に素敵な色を加えていただきました。ブースで初めてお芝居を聞いた時に「よっしゃ! 行ける!」と思いました。 MC本作では、AI化されたモルカーが登場します。AIを登場させるというアイデアは、どのように生まれたのでしょうか。 まんきゅう監督原作のストップモーションアニメにも社会風刺の効いたテーマ性があったので、本作でもそれを取り入れたいと思っていました。それと同時に、原作の見里朝希さんからは「モルカーは車なんです」とうかがっていたので、車にまつわるお話をしっかり描こうと思う部分もあり、いくつか映画的なアプローチのアイデアも出しました。元々、見里さんとしても長編をやるならば「自動運転をテーマにしたものをやりたい」というお話もあったので、両方の意見が一致し、AIをテーマにしたものを描こうとだいぶ早い段階から決まりました。 MCAI化されたモルカーについて、どのような印象を持ちましたか? 大塚さんストップモーションのふわふわした感じもとても良いですが、AIモルカーの動きがCGになった時に違和感がなく、スッと馴染んだ気がしました。 相葉さん今の時代にぴったりな設定で、お話だと思いました。 MC相葉さんと大塚さんは、本作で初共演ですよね? 相葉さん&大塚さんそうだっけ? 相葉さん最初にお会いしたのはそうかもしれない…。そうですね! MCお互いの第一印象や、印象が変わったことなどありましたら教えてください。 大塚さん相葉さんは、素晴らしい一流のオーラを身に纏って颯爽と歩かれています。相葉さんやめてください! 謙虚に歩いています。(大塚さんと笑い合う) 大塚さん皮膚感覚で「良い人だな」というのがすぐに分かりました。 MCお二人は、移動中の車でもずっと「美味しいお寿司がある」という話をされていました。 相葉さんそうなんですよ。昨日、一緒にご飯を食べましたもんね。 大塚さんそうなんです。 相葉さん本作では(芝居の)掛け合いができなかったんですが、他の現場ではガッツリと掛け合いをしました。大塚さんは、とりあえず飛び込んでいけば、引っ張ってくれるという安心感があります。それから、声だけじゃないところもすごくて、声だけでその背景までが見えてくる気がしました。そんなお芝居もすごく好きですし、すごく勉強になっています。 MC意外とお茶目なところがあるとうかがいました。 大塚さん僕は、どこか大人になりきれていないところがあるので、ついふざけたくなってしまうんです。どうしてもそういうところは抜けないですね。 相葉さん大塚さんの風貌でチャーミングなことをするので、最初は「おお!」とびっくりしました。でも、もう慣れました(笑)。 MC原案及び、テレビシリーズ第一期の監督である見里朝希さんからメッセージをいただいています。当初は六畳一間のアパートにて少人数で作っていた「PUI PUI モルカー」が、 相葉さんや大塚さんのような大変豪華なキャストで映画化されるまでに至って、感慨深いものがあります。 アフレコ現場にお邪魔した際に、相葉さんはテレビで見た時と変わらない印象で常に輝いていましたし、 大塚さんにご挨拶した際、低音ボイスで「PUI PUI モルカー」と言われたときは痺れました。 モルカーとは、モルモットと車が融合したキャラクターです。 今回、私は総監修として、モルカーがちゃんと小動物らしく、そして車らしくなるように監修させていただきました。 CGアニメ、しかも人間が言葉を話すというのは新たな試みではありましたが、 まんきゅう監督をはじめ、制作陣のモルカーに対する解像度の高さと愛情を感じ、 世界観はそのままに、「これも一つの表現として素晴らしい!」と思える作品に仕上げていただきました。 ありがとうございます! 映画化を記念して、ドッジのパペットを制作しました。皆さんと一緒に巨大スクリーンで縦横無尽に暴れまわるモルカー達を見届けます。 ぜひ最後までお楽しみください!【見里さんからのメッセージ】■見里さん手作りのドッジ、そしてポテトとシロモのパペットがステージに登場。 大塚さん(テーブルの上のドッジ、ポテト、シロモを見つめて目尻を下げながら)触っても良いですか?(手に取ってドッジを見つめる)皆さん、見えますか? (会場に見えるように掲げる)相葉さんこれまでの作品はこれで撮影をしていたということですか? 大塚さんちょっとずつ動かして、一枚ずつ写真撮って撮影していたんでしょうね。(ドッジに)やっと会えました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 相葉さんかわいいですね! 飾っておきたいくらいかわいい。 ■相葉さん、大塚さんがドッジ&ポテトを持って、顔のそばに寄せて笑顔を見せました。会場からは「かわいい!」と歓声が上がりました。MCドッジとポテトは何かしゃべっていますか? 大塚さん「プイプイ」(と言っています)。(会場:笑) 相葉さん(ポテトが何かしゃべっているか、耳を近づけてみて)しゃべっていないです! (会場:笑) MC見里さん、ありがとうございました。こちらのかわいい子たちの写真は後ほどSNS等にアップしますので、ぜひご覧ください。続いては、本作から新たに加わったモルカー声優の糸さん(モルモット)からメッセージが届いています。(会場:歓声) ■スクリーンに相葉さん&大塚さんへの質問と共に、糸さんの写真と声が劇場に流れました。相葉さん&大塚さん楽しかったですね!相葉さん、大塚さんと共演された感想は?【糸さんの質問】相葉さん共演できて本当にうれしかったです。 MC糸さんが会場にメッセージを送っているようでしたが、何と言っているか分かりましたか? 相葉さんそうですね…。今日はこんな無茶振りばかりするんですか? (会場:笑)きっと「楽しんで行ってください」ということですよね。絶対そうです! 大塚さんそうそう! MCこの声を聞くだけでも楽しいですし、癒される気持ちになりますね。 まんきゅう監督感慨深いものがありますね。 MC本作には「史上最大級の“モルミッション”」というキャッチコピーが付いています。皆さんにとって最近、挑戦しているミッションはありますか? まんきゅう監督最近は海外からのお仕事も増えたので、英語や語学を勉強したいなと思って、ちょっとずつやっています。 大塚さん素晴らしいですね! まんきゅう監督少し世界を広げてみたいと思っています。 大塚さん僕は、年齢のせいか、腰やお腹周りに浮き輪が付いてきまして…(笑)。今年の夏までにはその浮輪を取り除きたいと思っていたんです。でも、そのミッションには失敗しました。また新しくミッションを課して、鋭意努力しております。 相葉さんどういう努力をされているんですか? 大塚さん通常、こうやって立っている時にお腹の力を抜かないで、なるべく背筋を引っ張って立つようにしています。姿勢を真っ直ぐにしているだけでも代謝が上がると聞いたので、運動をすることとは別に、普段から心がけるようにしています。 MC来年の夏に向けて、頑張っているんですね。 大塚さん夏に何かあるかというと、別に何もないんですがね(笑)。Tシャツになった時にお腹の肉で裾がどんどん上がってきたりすると嫌なので(笑)。 MC相葉さんはいかがでしょうか。 相葉さんミッション…というほどでもないんですが、毎日ヨーグルトを食べようというミッションがあります。あと、納豆も毎日食べるようにしています。腸活です。腸活をすると、アレルギーが和らぐという話を聞きました。花粉症がひどいので、来年の春に向けてやっています。欠かさず食べています! MC今日は映画の大ヒットを祈願して、これから皆さんにいくつかのミッションにこの場で挑戦していただこうと思います。 ■【ミッション「くみとれ! 糸さんの気持ち」】 MCまずは、これから流れる糸さんのボイスから、糸さんの気持ちを汲み取っていただきます。お三方で相談をしていただき、代表して相葉さんお答えいただきたいと思います。 相葉さん僕ですか? ■会場に糸さんのボイスが流れ、三人のシンキングタイムがスタート。大塚さんが相葉さんに何かを呟き、相葉さんが爆笑するなど息ぴったりの様子を見せていました。 相葉さん意見は割れませんでした。糸さんは、「相葉くん、私もヨーグルトを食べているよ」と言っています! MCでは、答えを見てみましょう! ■正解は「おなかすいた」相葉さんちょっと近いです! 大塚さん「ヨーグルト、ちょうだい」って言っているんじゃない? 相葉さんそうかー! ■【ミッション「選べ! 糸さんボイス」】 MC続いては、これから三種類のモルモットボイスを皆さんに聞いていただきます。その中から糸さんボイスを当ててください。大塚さんに発表していただきたいと思います。 ■三種類のモルモットボイスが会場に流れました。会場から「どれだろう」「これでは?」など考えている様子の声が上がりました。 大塚さん分かりました。(即答で)二番です。 相葉さん僕も二番だと思います。 大塚さん先ほどクイズで「ヨーグルト、ちょうだい」と流れた時の糸さんの声と、一番と三番(のモルモットボイス)はちょっと性格が違いますよね。二番は、先ほどと同じ声です。 MCでは正解を見てみましょう。こちらです! ■正解は「二番」(会場:大きな拍手)MCこうやって聞いてみると、モルモットの声にも個性があるんですね。 まんきゅう監督そうなんです。それぞれ違うんです。 MCちなみに分かった方もいるかもしれませんが、一番のボイスはつむぎさん。三番はパイムータンさんでした。(会場からも「おおー」という声が上がりました) 大塚さん一番と三番の区別は難しいですが、二番は糸さんでしたね。 MCでは、これから映画をご覧になる方にメッセージをお願いいたします。 まんきゅう監督素晴らしいチームの皆さんとご縁があり、みんなの作品に対する情熱とモルカーへの愛情がたくさん詰まった作品になりました。モルカーの可能性も感じられるような作品になったと思いますので、今日は皆さんにモルカーを体感していただけるとうれしいです。 大塚さんモルカーたちのいろいろな思いも交錯します。ドッジを探して迷走する僕が演じるドッジのドライバーもいます。目まぐるしく話の展開が変わっていきますので、 置いていかれないようにドッジのドライバーと気持ちを一つにして追いかけていってください。 相葉さんモルカーのかわいい世界の映画バージョンとして楽しんでいただけたらと思います。ハラハラドキドキ、ワクワクするような作品だと思いますので、最後まで楽しんでいってください! (会場:拍手)
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『僕のヒーローアカデミア』FINAL SEASON Vol.3 DVDこれは僕たちが 最高のヒーローになるまでの物語。 TDV36009R/2025年 東宝 © 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会 『僕のヒーローアカデミア』FINAL SEASON Vol.3 DVD
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『僕のヒーローアカデミア』FINAL SEASON Vol.2 DVDこれは僕たちが 最高のヒーローになるまでの物語。 TDV36008R/2025年 東宝 © 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会 『僕のヒーローアカデミア』FINAL SEASON Vol.2 DVD
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「六人の噓つきな大学生」初日舞台挨拶「六人の嘘つきな大学生」公式サイト怒涛の伏線回収で大人気を博している、浅倉秋成著の小説「六人の嘘つきな大学生」(角川文庫刊)を、監督・佐藤祐市、脚本・矢島弘一により実写化した映画「六人の嘘つきな大学生」が11月22日についに公開されました。 TOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶が行われ、浜辺美波さん、赤楚衛二さん、佐野勇斗さん、山下美月さん、倉悠貴さん、西垣匠さん、佐藤祐市監督が登壇し、初日を迎えたよろこびや本作の魅力、撮影時の思い出を語りました。また、劇中にも登場する告発文がサプライズで登壇者に届き、六人のタレコミ情報(裏の顔)も暴露されました! こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。初日舞台挨拶嶌衣織役浜辺美波さん波多野祥吾役赤楚衛二さん九賀蒼太役佐野勇斗さん矢代つばさ役山下美月さん森久保公彦役倉悠貴さん袴田亮役西垣匠さん佐藤祐市監督浜辺さん本作を観た方とお話しするのは今回が初めてなので、ドキドキと不安が少しあります。今日はより多くの方に本作の魅力をお伝えできれば良いなと思います。 赤楚さんやっと撮影から一年越しに公開されて、ほっとしています。今日は短い時間ですが、皆さんと楽しめたらなと思います。 佐野さん皆さん、面白かったですか? (会場:拍手)ありがとうございます。無事公開を迎えられて、すごくうれしいです。今日観た皆さんは、たくさん宣伝してください。 山下さん皆さん、騙されてくださいましたか? (会場:拍手)ありがとうございます。無事にこうして初日を迎えることができて、とてもホッとしています。 倉さん今日という日を迎えられて、六人全員うれしい気持ちでいっぱいです。(監督の方を見て)ごめんなさい、七人でした(笑)。短い時間ですが、本作のことをもっと好きになれるような話をたくさんできればなと思います。 西垣さん今日という日を迎えられて、僕も本当にうれしいです。わずかな時間ですが、皆さんと楽しめたらと思います。 佐藤監督無事に公開初日を迎えることができて、感無量です! 短い時間ですが、皆さんと楽しく過ごせたら良いなと思っています。 MC本作をご覧になった方々から「最後まで犯人が分からなかった」「情報量が多すぎてもう一回観たい」という感想や、「こんなに泣くと思わなかった」「泣く映画じゃないと思ったのに泣いちゃった」などという声も上がっておりました。本日は上映後のお客さんの前だからこそ話せる、これまで言えなかった見どころ、演じていて楽しかったポイント、難しかったことなど教えてください。 浜辺さん会議室のシーンがとっても思い出に残っています。犯人もそうですが、会議室のシーンは台本で決まっていました。なので、六人全員がそこに感情を持っていくために、どうやって感情を高めていくのか、あのシーンをどう完成させるかっていうのを、試行錯誤していたと思います。劇中同様に、追い詰められていくような感覚がありました。(役柄的に)倉君には、本作の最後はどう持っていったら良いんだろうみたいな話をこぼしやすくて、結構話し合っていたと思います。倉さん僕も覚えています。 MC会議室のシーンというお話がありましたが、赤楚さんはいかがでしたか? 赤楚さんこれ、ネタバレOKでしたっけ? MC皆さんもうご覧になっているので、一応OKです。 浜辺さん名指しをしなければ…多少ならね。 赤楚さん誰かが嘘に殺されるんですよ。だから、一人だけ過去編から進んでいないので、みんなの気持ちを一気に八年前に戻さないといけないシーンが難しかったですね。(ネタバレを避けた説明が)すごく難しい。 浜辺さん一番難しいね。MC八年間を経て、同じ撮影現場にいた皆さんと、そうじゃなかった皆さんがいらっしゃるということですよね? 赤楚さんそうなんです。急に亡くなった方たちはそこを合わせるのが…。 佐野さん方たち? 増えたぞ(笑)。 赤楚さん分かんないですよ。一人かもしれないし、三人かもしれない。全員死んでいるかもしれない。 浜辺さん再集結するシーンがあるんだよね。八年後に行けなかった一人と、八年後に進んだ五人が再集結するシーンが結構難しかったんだよね。 MCそのシーンは涙があふれたシーンだったとうかがいました。 赤楚さんそうですね。僕の役は本当にみんなのことが大好きだから、それを伝えられたら自然と涙が出てきました。 佐野さんカッコ良い!MC撮影はもちろん、宣伝活動もたくさんやっていただき、全力で駆け抜けたという感じだと思います。六人で走りきった今のお気持ちをお聞かせください。 山下さん撮影はちょうど一年くらい前で、公開するまでの期間は直接会うことはなかったんです。でも、ずっと心の隅に“六嘘”がいました。みんな全然スケジュールが合わないんですよ。番宣の時でさえも六人集まらないくらい、忙しいので、私の心の支えでした。自分が「うわ、もう忙しくてダメになっちゃいそう」「心が折れそう」みたいな時に、「でも、みんなも頑張っている」って、監督も含めて(笑)、六人の顔が浮かびました。そういった意味でも、私の中ではすごく素敵な作品になりました。六人の絆が芽生えたと思っています。この作品の中に出てくる絆は、嘘じゃないんだよっていうのを含めて、もう一回観ていただけたら良いなと思います。(会場:拍手)倉さん準備期間を含めると一年半以上、この作品と向き合ってきました。それがようやく僕たちから離れていくっていうのはすごくうれしいことです。それと同時に、僕らも作る側として工夫したこともたくさんあるので、皆さんがどういった感想を持つのか反応を楽しみにしています。西垣さん去年からこの六人の連絡網があったので連絡は取り合っていましたが、この宣伝活動が始まってからは、さらに仲良くなっていく感じがありました。どのお仕事よりも、みんなで一緒にする宣伝活動がすごく楽しみでした。だから、前回のイベント(公開直前スペシャルトークショー)で勇斗も言っていましたが、ちょっと寂しいと思っています。 佐野さんちょっとかよ。 西垣さんちょっとだけ。 佐野さんめっちゃ寂しいよ。 西垣さんでも、本作が公開されても、多分この関係は続いていくと思っているので、大丈夫だと思います。撮影の時からいろんなものが詰まった作品なので、一人でも多くの方に届けば良いなと思っています。MC監督におうかがいします。素晴らしいチームワークで作られた作品だと思いますが、今回どのような思いで作品を作られたのか、また苦労されたこと、悩まれた点がありましたら教えてください。 佐藤監督原作が相当面白かったので、どうやって映像化するかというのはプロデューサー、脚本家の先生を含め、いろいろと苦しんだところがありました。はっきり言って、原作と終わり方がちょっと違うんです。それがどういう風に受け止められるのかなっていうのが、正直に言うと怖い部分があります。でも、原作の浅倉先生にすごく褒めていただいたので、ちょっと胸を撫でおろしています。観終った皆さんだから言いますが、僕は短い期間でこの六人に深い絆ができたことが、どうしてもやりたかったところでもあります。そして、今までの宣伝活動も含めて、この六人が仲良くなってくれて、美月ちゃんが言っていた「これは嘘じゃない」っていう言葉は、ちょっと半泣きになりました。 山下さん本当ですか? 佐藤監督嘘です(笑)。 山下さんえ、ひどい(笑)。 佐藤監督でも、出会ってから短い時間でしたが、一緒に過ごした濃い時間、この六人の絆がいつまでも残ると良いなと思っていました。撮影は一カ月~一カ月半くらいで終わっちゃうので、その短い期間にぐーっと集中して、お互い向き合っていたからこそ続いていく関係性って、きっとあるんだろうなと思っていました。実際にこうなってくれて、僕としても本当にうれしいです。 MC色々お話をうかがってまいりましたけれども、ここでキャストの皆さんに内緒で用意したあるものがございます。 ■キャストの皆さんに封筒が配られる。 MCここちらはスピラリンクスの最終面接に仕込まれておりました告発文です。今回は宛名がそれぞれのキャストの皆さんのお名前になっております。実は、キャストの皆さんの裏の顔をよくご存知のスタッフの皆さんに調査をして、この封筒の中に初公開の情報を入れました。まずは西垣さんからお願いいたします。西垣匠の初めての告白は、まさかの仕事だった。 とある作品で女の子から好きですと告白をされるシーンで、いつになくそわそわ緊張していました。「どうしたの?」と聞いたら、「僕、一回も女の子から告白されたことないんです」と言っていてびっくりしました。お仕事で初めての告白を経験してうれしそうでした。【西垣さんへの告発文】赤楚さんちなみに何歳の時ですか? 西垣さんいつだろう。21歳とかかな。 赤楚さん21歳まで、告白はされたことがなかったってこと? 西垣さんされたことがないです。 佐藤監督今、衛二君が悪い顔をしていますね。 MC情報としては本当ということでよろしいですか? 西垣さん本当ですね。 赤楚さん嘘だよ。僕が同級生の女の子だったら絶対好きになっているから。 西垣さんいやいや、そんなことないよ(笑)。MCご自身はこの時のことは覚えていらっしゃいますか? 西垣さんいつ? 誰? 赤楚さん初恋の相手も忘れちゃうなんて…。 西垣さん違うって(笑)。 赤楚さんお芝居の中でだよ(笑)。倉悠貴は、セリフの練習をするために他のキャストのセリフを全て自分で読んで録音している。 六嘘の現場中は他の五人に似せて録音しては、西垣さんに「どう?」と披露していました。【倉さんへの告発文】登壇者の皆さん(大笑い)。 倉さん僕ね、これやっているんですよ。 赤楚さん他の人のセリフってこと? 倉さんみんなのセリフ、結構真似していた。 MC実際にここでやれたりしますか? 倉さん(赤楚さんの役を真似て)「もうやめようよ」とか。 赤楚さんそれ僕じゃん。いじんな、いじんな(笑)。 倉さん(佐野さんの役を真似て)「次の投票をしよう」とか。 佐野さん僕やんけ。 MC普段、別の現場でもやられているんですか? 倉さん覚えづらい時は、やっていますね。他の俳優さんだったらどうやるんだろうっていう勉強もちょっとありますが、楽しいんです。自分に合っていて、やっています。 MC西垣さん以外は皆さん知っていましたか? 赤楚さん僕は知らなかったです。 佐野さん知らなかったけれど、やけに他の人のセリフを覚えているなとは思った。 赤楚さん確かに覚えていた。 MC西垣さんは、録音を聞かされた時はどんな気持ちだったんですか? 西垣さん聞かされるのが、朝一なんですよ。撮影が始まる前に来るんで、「すごいと思う」っていう感じ(笑)。 倉さん別に披露していたわけじゃなくて(笑)。 西垣さんでも、僕も袴田を演じる上で迷っていた時に「僕だったらこうするよ」と、聞かせてもらったこともありました。 倉さん違います、違います。モノマネがどんどんうまくなっていったんです。それを見せたかったんです(笑)。佐藤監督先日、仲代達矢さんが「若い時は他の俳優のセリフから覚えていた」っておっしゃっていた。(倉さんが)それと一緒なので、先が恐ろしい。山下美月は暑さに異常に強い。 夏のロケ・撮影でも、全く汗をかかない。汗をかいているところを見たことがない。【山下さんへの告発文】山下さん私、実は人間じゃなくてAIなんですよ。(会場:笑) MC汗をかかないコツがあるんですか? 山下さんプライベートだと汗をかくんですが、お仕事中は集中していると汗をかかないです。それこそ(乃木坂46の)ライブをやっていた時は、全身に神経を張り巡らせていたので、全然汗をかかなかったです。 佐藤監督2ステージやって、汗を全然かかないってやばいよ。 山下さんめちゃくちゃ代謝が悪いんです。何この告発(笑)。(スクリーンに)こんな大きく出さないでください(笑)。 赤楚さん自力で汗をかくことはできないの?(会場:笑) 山下さんできるのかな? やったことないかも。 赤楚さんやってみてほしい。 山下さん今度やってみますね(笑)。特になし。【佐野さんへの告発文】登壇者の皆さん&会場(大笑い)。MC実は、この告発文には続きがあります。「佐野さんは普段からインスタライブやYouTubeで、ファンの皆さんに日常の出来事や素の姿を全てと言って良いくらい披露しているので、告発できるエピソードがもう見当たりません」ということです。 佐藤監督全てをさらけ出して生きている。 MCご自身でさらけ出している認識はありますか? あんまり隠すというのはされない感じですか? 佐藤監督嘘をつけない人間なんですね。 佐野さんいや、全然嘘で固まっています。僕、今日皆さんについている嘘があります。今言っちゃっても良いですか? 本作とは全然関係ないんですが、僕、X始めました。(会場:ざわつく) 赤楚さん嘘? 佐野さん本当、本当。一カ月半前からやっているのに、フォロワー0(笑)。これ、いつか嘘として言おうと思っていたんだよね。 MCこっそりやっていたということですか? 佐野さんこっそりっていうか、たまにある「芸能人のアカウントです。誰でしょう。」って、ちょっと話題になるみたいなやつですが、全く話題にならなかった。ぜひ探してみてください。 浜辺さん「佐野勇斗」で? 浜辺さん名前は違います。 赤楚さんそれは分かんない(笑)。 佐野さんでも、ヒントは出しているの。「EBiDANのメンバーです」とか、今日も「今日映画公開です」とか投稿している。 西垣さんそれなのにバレていないの? 佐野さん「髪金髪にしました」とか投稿したんだけれど、誰にもバレていないので、すごく寂しかったです。ぜひ探してみてください。 佐藤監督誰が最初にフォロワーになるか。 浜辺さんこの舞台挨拶に来ている皆さんは、コッソリ携帯を起動させていると思う(笑)。 MC続いて、赤楚さんお願いいたします。赤楚衛二は、新大阪駅で結構人が歩いているところで、まぁまぁ大きな声で「たこ焼きが食べたーい」と叫んでいた。【赤楚さんへの告発文】赤楚さんこれ、どうしたら良いんですか(笑)。(会場:笑) MCこれは本当ですか? 赤楚さん事実です。最近は大声を出したくなるんですよね。 西垣さん大声で言っているの? 佐野さんちょっと一回どのくらいの声量かやってみて。 赤楚さん(マイクを外して)たこ焼き食べたーい!佐野さんやだー! 赤楚さんこの前もエレベーターで叫んで…叫ぶっていうか、「お腹すいたー」とかそっち系のことを…。 西垣さん子供だ。 浜辺さん疲れているのかな? 赤楚さん疲れていないよ。元気だよ。すごく元気なんだけれど、アホみたいなことをすると、自分のテンションが勝手に上がるんです。ある種のマインドコントロールみたいな感じです。僕の元気になる方法の一つみたいなものです。 佐野さん「たこ焼き食べたい」が? 赤楚さんたこ焼きが食べたくて、「たこ焼き食べたーい」って叫ぶと、「何で僕叫んでいるんだろう。面白い。ハハハ」みたいな気持ちになるの。楽しくなって、元気になる。 倉さんでも、合っているなら、良いんじゃない? 発散になると思う。 赤楚さんそうそう、皆さんもぜひ一回やってみてください。 佐野さん新大阪駅では絶対やめてくださいね。家でやってください。 赤楚さん例えば「トイレ行きたい」とか言っても、「ハハハ」みたいになりますよ。 佐野さん一応、今の気持ちを言っておいたら? 赤楚さんこの作品たくさんの人に観てもらいたーい! はい、素敵。(会場:拍手)皆さん本当にいっぱいSNSで拡散してください。友だちにも、家族にも拡散お願いします。 佐藤監督「#(ハッシュタグ)たこ焼き食べたい」でね。(登壇者の皆さん:笑)浜辺美波は、こっそりあるものを増やしている。 社用車に動物のぬいぐるみをたくさん置いていて、ドライバーさんにバレないように、少しずつ種類を増やしています。でも大体すぐバレます。【浜辺さんへの告発文】登壇者の皆さんかわいい。 浜辺さん社用車にいろんなぬいぐるみを置いています。それこそメンタルコントロールと一緒です。置いておくと、かわいいから機嫌が直るじゃないですか。 赤楚さんかわいいと機嫌が直るの? 浜辺さんかわいい、ふわふわしていると機嫌良くなります。 山下さん確かに美波ちゃんの車は、外から見てもぬいぐるみが置いてあるからすぐ分かる。 浜辺さんすごく目立つやつを置いておくんです。たまに似たような車が並んでいる時に、自分の社用車がどれだか分からなくなりません? 何回か間違えて入っちゃったことがあります(笑)。 赤楚さんそれは面白いね(笑)。 浜辺さんだから、分かりやすくフロントガラスとかに置いておくと、間違えないです。後ろにも、今は鳥が二羽と犬が一匹、でかい犬も一匹いて結構増やしていますよ。 佐野さんでかいワンちゃんは、どれぐらいの大きさなんですか? 浜辺さんでかいワンちゃんは、抱き枕だから佐野くんの半分ぐらい。佐野さんでっか! MCご自宅には置いていないんですか? 浜辺さん自宅にも置いていますよ。ベッドルームにカワウソが十匹ぐらいいます。 赤楚さんカワウソってどんなやつだっけ? 佐野さん川のあれでしょ。モグラみたいな。 西垣さんイタチみたいな、フェレットみたいなやつ。 浜辺さんでかいやつは、さっきの犬よりもでかいよ。 佐野さんそのフェレット…じゃなくてカワウソが? 浜辺さんカワウソが(笑)。安心感があってすごくおすすめです。 MCいろんな告発がありましたが、監督はどれが一番驚きましたか? 監督驚いたのは、赤楚くんのたこ焼きですね。新大阪駅ではやめてほしいですよね。それはちょっと良くないなって感じがしましたね。 赤楚さん本当ですか? でも、心の声をオンにするとすごく気持ちが良いんですよ。 佐藤監督全部オンで言っていると、心の声がない男になっちゃうよ。思ったことを全部口に出しちゃう…何かそういう奇妙な話、今度一緒にやる? 赤楚さんぜひぜひ。 MC色々なエピソードをたくさんお話いただきましたが、間もなく舞台挨拶が終了となります。 赤楚さん台本と違うじゃん。 浜辺さん「誰か一人を選んで、映画を撮るなら?」っていう質問の答えを考えてきたのにね。 佐藤監督じゃあ、ちょっと短く答えましょう。六人の中で一人だけ選んで映画を撮るなら、誰で映画を撮りますか? 浜辺さん私は、西垣匠でモラハラ映画。(会場:笑) 西垣さん何でだよ(笑)。僕は、倉がずっとモンスターから逃げ続ける映画。 倉さん僕は、赤楚衛二さんが指名手配者の映画。 山下さん私は、赤楚と西垣のBL。(会場:笑) 佐野さんおー良いね!僕は、赤楚衛二のワクワク車中泊。 赤楚さん何それ(笑)。僕は、佐野勇斗で九賀の一日。 佐野さんちょっと観たいね。 MCありがとうございました。最後にキャストスタッフを代表して、浜辺美波さんにご挨拶いただきたいと思います。 浜辺さん本当に観ていただいてありがとうございます。皆さんにどう観ていただくのが正解なのか、どう楽しんでいただくのが正解なのかをみんなで模索をしながら撮影をしていました。「ポップコーンが進むような作品」「最後まで眠くならないで楽しんで観てもらえる作品」になったら良いんじゃないかと思いました。この六人だから乗り越えられたし、監督を含めたこの七人だから、作り上げられた作品だったと思っています。朝からいろんなレビューを見ていると、「何が本当で何が嘘なのか」「最後までエンドロールが終わっても分からなかった」「ちょっとモヤモヤした部分もあった」なんていう意見がありました。本作は、どこまでが嘘で、どこまでが本当なのかを観終わった後もこの作品について少し考えてしまうような部分があります。ある種、モヤモヤするという意見は、本作にとっては正解だったんじゃないかと思っています。皆さんは多分この後、「六嘘どうだった?」なんて、友人知人から聞かれると思います。SNSでもそうですが、この作品のネタバレは一切NGでお願いします。皆さんも、ぜひ嘘をついて、本作をたくさんの人に広めていただけるとうれしいです。本日はありがとうございました。
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「秒速5センチメートル」大ヒット御礼プラネタリウムイベント「秒速5センチメートル」公式サイト 新海誠監督によるアニメーション映画を実写化した「秒速5センチメートル」の大ヒットを記念して、10月21日、劇中にも登場する重要なモチーフであり、実際に撮影も行われた「多摩六都科学館」のプラネタリウムにてトークイベントが開催されました。当日は、松村北斗さん、高畑充希さん、奥山由之監督が揃って登壇しました。イベント冒頭で、松村さんが劇中さながらのプラネタリウムの生解説を行い、会場を沸かせました。こちらのイベントの模様をレポートいたします! 大ヒット御礼プラネタリウムイベント 遠野貴樹役 松村北斗さん 篠原明里役 高畑充希さん 奥山由之監督 ■冒頭、松村さんによるプラネタリウム生解説。 ■松村さん、高畑さん、奥山監督が登壇。 松村さんこういう珍しい場所で、本作のイベントができることを、本当にうれしく思います。それに、今日は平日だというのに、これだけたくさんの方が集まってくれて、本当にうれしいです。改めてありがとうございます。今日は楽しいイベントにしましょう。 高畑さん私も、撮影をした思い出が残る場所で、こういうイベントができるのは、なかなかないことなので、すごく今日来るのを楽しみにしていました。楽しい時間を一緒に過ごせたらうれしいなと思います。 奥山監督今日は、本当に遠方まで、この場所に来てくださって、ありがとうございます。僕も、ここに来るのは撮影以来なので、こうやって皆さんと時間が共有できるのは、ものすごくうれしいなと思っております。 MC松村さんは、本作の本編さながらに、今日の夜空の生解説をしていただきました。やってみていかがでしたでしょうか? 松村さんこういうことは、やめていただきたいですね(苦笑)。いや、うれしいし、ワクワクして、本番の直前までは、「やれてうれしいな」と思ったんですが、やり終わったら2回ミスしていまして…。2回ミスするくらいなら、やりたくなかったなと思っています。 奥山監督本当に、そんなにミスをしていました? 松村さん「光の速さでも何百何年かかる距離です」って言うところを、「何百何年かかる速さです」と言っちゃったんですね。それが1個目です。何で、わざわざ自分でミスを説明しないといけないんですか(苦笑)。 MCもうワンテイクやります? 松村さんいや、いいです。でも、奥山さんだったらもうワンテイクですよね? 奥山監督そうですね(笑)。 松村さんあとは「252億キロメートル」と言うところを、「220…、252」と言い直したところが、ミスでしたね。この2回のミスがなくて、バシっとやれていたらカッコ良かったな…。 MC数字がちょっと紛れ込んでいて、難しかったと思います。 松村さんそんな、算数が弱いみたいな…(苦笑)。 MCでも、本当に素敵な解説でしたよね? ■会場から拍手。 松村さん(会場の反応に)ありがとうございます。 MC高畑さんと奥山監督も、袖のところで、松村さんの生解説を聞いていたと思いますが、いかがでしたか? 高畑さん「252」のミスは分かりました(笑)。でも、個人的には、撮影の時も、松村さんの声で聞いていたので、めっちゃエモかったです。うれしかったです。 奥山監督貴樹の声を館長(吉岡秀隆さん)が「誠実で切実な声」とおっしゃっていましたが、今日もそれを改めて感じました。何だかすごく誠実さと真摯さと切実さみたいなものを感じる声で、魅力的だなと思いました。高畑さんと見ていて、すごく見入っちゃいました。お疲れ様でした。 松村さんありがとうございます。 奥山監督観客の皆さんは、松村さんが生解説をするということは、知っていたんですか? MC観客の皆さんにはサプライズでした。 松村さん緊張しました。 奥山監督映画と同じシーンのセリフを、同じ場所で生で聞けるなんて、ほぼないですよね? 相当珍しいですよね。 MC初めての経験の方も多分たくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。本当にご協力いただきありがとうございます。 松村さん撮影の時よりも長い原稿でした。楽しかったです。 MC本作は10月10日に公開を迎えまして、一昨日、10月19日までの公開10日間で、観客動員数71万人、興行収入は10億円を突破しており、大ヒットスタートとなっています。本当にたくさんの方に観ていただいている状況です。SNS上でも「感情移入しすぎて涙が止まらなかった」「実写化の最高峰」「心に響く名作」「一生忘れることのない映画」など、本当にたくさんの方から絶賛コメントをいただいております。改めて、皆さんの今のお気持ち、そしてご家族やお友だちなど、周りの方からの反響がありましたら、お聞かせいただければと思います。 松村さんすごくベタな話ですが、こういう良い作品に巡り合うと、めったに連絡が来ない方から来ました。お仕事でお会いしたプロデューサーさんや監督さんからも連絡が来て、プロの目線での良いところをたくさん聞けました。撮影中や、完成してからも自分では気づけなかった良さを、評判から聞いています。SNSで、良い交流が生まれているんだろうなと感じましたね。 高畑さん私も、友だちとか家族が観に行ってくれて、メールをくれました。どちらかというと結構、静かな作品なので、普段、ドンパチやっているような映画が好きな方には刺さらないかな と思っていたんですが、そういう方からも「心にすっと入ってきた」とか「何か心が柔らかくなった」という風な感想のメールをいただいています。良い作品に関われて良かったなと思いました。 奥山監督本当に、ネットを見ていても、皆さんのすごく熱量の高い感想や、長文で書かれている方がたくさんいました。本当に作品が深く伝わっているのがうれしいなって思います。僕のパートナーも観てくれたんですが、涙を流し過ぎて、顔を拭くだけじゃ間に合わなくて首を拭いていたと言っていました。「どういう表現なんだろう…?」と思いました(笑)。 MCそれぐらい涙がこぼれ落ち過ぎたということですね。 奥山監督涙を流し過ぎて間に合わなくて…(笑)。でも、「首拭きました」っていう感想は、聞いたことないなと思って…。 MC「バスタオルを持っていかなきゃ」と言っている方は、SNSにもいるようです。 奥山監督すごくうれしいです。 MC本作は、日本だけではなく世界中に多くのファンがいる、新海誠さんの劇場アニメーション作品が原作です。それぞれの立場で、大きなプレッシャーを感じながら挑んだ作品だったと思いますが、皆さんのキャリアの中で、この作品はどのような存在になりましたでしょうか? 奥山監督作品に関わった人がたくさんいます。僕自身が今まで創作してきた中で、最も長期間にわたって、たくさんの方と交流を重ねた作品でした。本当に、チームでものを作ることの素晴らしさというか、人間としても一つ成長させてもらいました。「こういう意見があるんだ」「この人はこのシーンをこう捉えているんだ」ということもたくさんやり取りして、みんなで試行錯誤して作り上げた作品です。作り手としても、本当に成長させてもらったターニングポイントになる作品だと思います。 高畑さん私も、チーム感がすごく強かった現場だという印象です。「自分の役がどうか」や「自分がどうしたい」というよりも、「奥山組の中にどうやったら馴染めるかな?」とか、皆さんの雰囲気を受け取って、そのバトンを渡すような感覚が強くて、すごく新鮮でした。そういう作品が、みんなに愛してもらっているのを聞くと、「このメンバーでやれて良かった」みたいな、ちょっと学生みたいな気持ちになります(笑)。 松村さんプロデューサーさんや、奥山さんもそうですが、近い年齢の共演者の方と一緒にものを作る機会に、今までなかなか巡り合えませんでした。それは、僕自身が30歳になったことも大きいんですが、「近い年代にも、何歩も先に行っている人がいるんだ」ということを目の当たりにして、混ざり合って感じることが、すごく刺激になったし、焦りにもなりました。皆さんに引き上げてもらったところや、「若いから」ではない、情熱ほとばしるある意味の青春的なことは、同年代という理由でも生まれるんだと感じました。それが、自分にとって、芸能活動におけるものの考え方を、また一つフレッシュにしてくれた良いタイミングでした。奥山さんももちろんそうですが、「天才」が多い現場だったので、言葉にできないレベルで考えることが多くて…。「ここを“ゼロ”として頑張ろう!」と思えるような分岐点となるような作品になりましたね。 MC本日は、本作のクライマックスとなるシーンが撮影された「多摩六都科学館」でのイベントとなりました。こうして、映画の撮影が行われた場所で、お客さんの前でイベントを行うということは、なかなかない機会だと思います。改めて、今のお気持ちはいかがですか? 松村さん不思議な気持ちですね。しかも、当時は、もっとデカくて、ここにいるのが寂しかったような記憶があって…。もしかしたら、シーンの影響や、役の影響があったのかもしれないですが、今日は、みんなで密接になれるような温かみのある場所に感じています。それが不思議だなと思って、…これは何の作用ですか(笑)? MC会場の皆さんは、本作を観ているので、プラネタリウムでのあの貴樹のシーンを思い描きながら、今日のイベントを温かい感情になりながら聞いてきているからかもしれませんね。 松村さん何だか実際の人数以上の熱量を感じます。すごく楽しいです。 高畑さん私も不思議な感じです。今日は、すごく落ち着いた大人の方が多いですね。撮影の時は「ギャー!」と言いながらちびっ子が走り回っていました(笑)。ちょうど(客席を指して)その辺に座って撮影をしていたんですが、落ち着いた空間というよりは、ワクワク楽しかった記憶がすごくあります。だから、全然違う場所に来たような感じです。それに、こっちから見るのもまたちょっと不思議な感じがありますね。 奥山監督本当にいろいろな思い出が詰まっている場所ですね。お客さんとしてプラネタリウムを見に来たこともあったし、ロケハンをしたり、撮影したり…。今度、本作の劇伴を担当してくださった江﨑文武さんのコンサート(「江﨑文武 実写映画 秒速5センチメートル サウンドトラックコンサート」)もここでやるらしいですね。 MC来月ですね。 奥山監督今日のイベントは、すごく貴重な機会ですね。貴樹と明里は、たぶん(客席を指して)そのあたりに座っていたんじゃないかな? すごく感慨深いしうれしいです。 MCここで、突然の質問ですが、ちょうど1年前の2024年10月21日は、どこで何をされていたか覚えていますか? 奥山監督早押しですか(笑)? 松村さん早押しですか? (プラネタリウムを指して)あの丸いやつをドンと早押しすれば良いですか(笑)? 覚えてはいないですが、その質問の仕方は何か察しちゃいますよね。 高畑さん21日? 奥山監督でも、僕たち3人に聞いているってことは、「みんな、ここにいた」んじゃないですか? 松村さんやっぱり、そういうことなんだろうな…。 MCおっしゃる通りでございます。松村さん演じる遠野貴樹が、ここでプラネタリウムの生解説をするシーンを、ちょうど去年の10月21日に撮影されていました。 奥山監督ちょうど1年前? 松村さんやりましたね! 同じ日に帰ってきました! もう1年経ったんですね。 奥山監督僕が、プロデューサーの玉井(宏昌)さんからご依頼をいただいて、初めて打ち合わせしたのは10月10日だったんですよ。 高畑さん公開日! 奥山監督そう。この作品の公開が10月10日なので、2年前です。そういう奇跡が…たまたまですか? MCこれは、たまたまなんですよ。日程が決まった後に、いろいろ調べていたら同じ日だったんです。 高畑さんすごい! 松村さんじゃあ、(生解説を)噛んじゃダメじゃん(苦笑)。完璧な再現をしなきゃいけなかった…! MC皆さんは、ここでの撮影時で印象に残っているエピソードはありますか? 高畑さんは、先ほど、お子さんが騒いでいたという話をされていましたが…。 高畑さんそうですね。「ギャー!」って(笑)。 松村さん“大御所”がいましたよね(笑)? 高畑さん大御所がいました(笑)。小っちゃい子の中に、みんなから“大御所”と呼ばれている子がいたんです。撮影が「もう1回」ってなると「え?今の何がダメだったの?僕は一生懸命やったし…」みたいな子がいたんです。その子が面白すぎて…(笑)。 奥山監督僕が「こういうお芝居どう?」って言うと、「あぁ、そういうのがほしいのね」って(笑)。高畑さんは横で聞いて爆笑していました。 高畑さんかわいかったな、あの子。 奥山監督いろいろなお子さんいましたね。シーンを観たら分かると思いますが、子どもの方がたくさんいました。 高畑さんそうですね。座っていたら顔を見に来られたりしませんでしたか? 松村さん「(松村さんに)何かテレビで見たことある」って言われました(笑)。「本当?何で見た?」って聞いても「分かんねえ!」って言う子に10人ぐらい会いました。 高畑さんいましたね。 奥山監督僕は、ここでは本当に大事なシーンを撮らせていただきました。2人のお芝居を僕は裏というか、彼らの後ろで、モニターで見ていました。この撮影を通して、モニターで見ているとお客さんとして泣いてしまうことがありました。二人とも本当に素晴らしい演技をしてくれました。まだ観ていない方は、ぜひ観ていただきたいです。普通に感動しちゃって、2人の演技はすごかったです。そういうことはなかなかないので、本当に奇跡的なシーンが撮れました。本当にありがとうございました。 MC松村さんはいかがでしょうか? 松村さん大御所の話をして満足していました。そして、今思い出したことが完全にネタバレなので話してはダメだなって思いました。 奥山監督松村さんは、練習の時に多摩六都科学館で生解説をしている方に教えてもらいながらやりましたよね? 松村さんそうですね。付きっきりでいろいろ教えてもらいました。やっぱりその時の方は上手だったな、生解説…(苦笑)。 奥山監督すごく反省するじゃないですか(笑)。 高畑さん自分に厳しいんですね(笑)。 奥山監督今日の生解説、良かったですよ。 松村さん始まったら緊張で息が吸えなくなるし、声は震えちゃうしで、「もう最悪だよ」と思いながらやっていました。途中からは、ちょっと乗ってきて、スピードが出てきたら、間違っちゃったんです。 奥山監督あれがあることで、“生解説感”があったんじゃないですか? 松村さん間違えたことで? 高畑さんそれがないと「録音?」って思われちゃうから。 松村さんなるほどね。でも、何かにアップロードする場合は、後でアフレコをさせてください! MC先ほど本作の感想を少しご紹介しましたが、SNSを見ると、誰かとの出会いや偶然を、自分と結びつけて楽しんでいらっしゃる方が多い印象があります。「今この瞬間や、今一緒にいる人を大切にしようと思えた」という感想もありました。そういった感想にちなみまして、皆さんが、「今頑張っていること」「今大切にしていること」――日常生活の些細なことでも、毎日のルーティンでも構いませんが、お聞かせいただければと思います。 松村さん今から二つの立場の言葉が行ったり来たりしますが…上手に聞いてください(笑)。今って、秋じゃないですか? 僕、どう考えても秋の花粉にやられているんですよ。でも、僕は花粉症ではないんですよ。(会場:笑)最近、朝起きると、喉がゴロゴロしたり、かすれっぽかったりとか、鼻が不調だったりする症状があるんです。でも、僕はね、花粉症ではないんですよ。花粉症ではないということを信じていると、すごく症状が弱いんですよ。だから、花粉症じゃないんですよ。でも、最近、花粉症の症状がしんどいんです。…でも、花粉症じゃないと信じたい! MC言霊って大事ですね。 松村さん昔は本当に花粉症がひどくて、「ズルズルでもう生活できない」くらいでした。…ごめんなさい大げさでした。でも、本当にズルズルだったのが、ちょっといろいろ忙しかった年に花粉症のことを忘れて生活していたら、全然大丈夫だったんですよ。これは本当に「病は気から」だなと思ったので、「僕は花粉症じゃないんだ」って信じることにしました。それから何となく春秋は「目がかゆいな」「ちょっと喉ゴロゴロするな」程度で乗り越えてきました。でも、今は、ちょっとだけ花粉症の薬を飲みながら…。 奥山監督話が診察室みたいになっている…(笑)。 松村さん何を頑張っているかというと「花粉症なんです」って自分で思わないことと「花粉症じゃないぞ」って信じることです。花粉症以外の漢方を飲んでみたり、一生懸命症状だけを抑えています。 MCそれは花粉症のお薬を処方してもらった方が…。 松村さん最初の方は市販の花粉症の薬を飲みましたよ。あれはかなり効きますね。 MCだと思います。 松村さん朝から歌えそうなぐらいのどの調子が良くて…。でも、それを続けると「花粉症なんだ」ってなるので、今は喉に良い漢方を飲んでいます! 高畑さんなんか、致死量ぐらいの花粉を摂取すると治る説があるらしいですよ。 松村さん何を言っているんですか? 高畑さん花粉をとにかく取り入れて…。 松村さん花粉もアレルギーですから死にますよ! 本当にそんな療法があるんですか? 高畑さんそれで治した人が近くにいました。でも、「みんなには勧めない」と言っていました。とりあえず花粉を入れる…。 松村さんどうやって致死量の花粉を入れるんですか? 高畑さんスギとかの横で、今の季節はブタクサですかね? ブタクサの横でものすごく呼吸をするんです。 MCそれ、大丈夫なんですかね。 高畑さんたぶん、ダメだと思います。 MC改めて高畑さんは何か頑張っていることはありますか? 高畑さん何かあります…? 松村さん「最近、眠いけど…」って言っていましたよね。 高畑さんそうです。今、私妊婦なので、ずっと死ぬほど眠いんです…。だから、今もめっちゃ頑張って起きています! あと、浮腫むので「ゴキブリ体操」っていうんですか? 足をバタバタとするやつです。 松村さんサッカー選手がやるやつですね。 高畑さんとにかく元気に過ごせるようにしています。でも、起きているだけで偉いと思って、自分を褒め称えて生きています(苦笑)。 MC奥山監督は何かありますか? 奥山監督映画が公開された翌日に、この数年間の疲労と安心感もあって――「お客さんに届いたな」っていう満足感とうれしさと安心感で、いきなり体中が激痛に襲われて、腰と肩が…。ごめんなさい(笑)。花粉症の話をしたり、腰痛の話をしたりで、「この人たち大丈夫なのか?」って思われそうですね。でも、僕は映画を観るのがすごく好きなので、座っている時間が長くなっちゃうんですが、これからは散歩とかをルーティンにしていこうと思い、「体を動かしていこう」と思っています。いや、僕の話は別に良いですかね(笑)。 高畑さんこれも、診察室ですね(笑)。 MC最後に皆さんからご挨拶をいただければと思います。 奥山監督今日はお越しくださりありがとうございます。本作は、チームのみんなが、すごく愛情を注いで、一つ一つのシーンを丁寧に積み重ねて作り上げた作品です。ぜひ劇場の大きなスクリーンで、そして大きな音で観ていただきたいです。観るたびに新たな発見があるような、すごく繊細な表現をたくさんしています。今日、この場所を皆さんに実際に見ていただいたので、もう一度本作を観たら、また違った見えかたをするんじゃないかなと思います。またぜひ劇場にお越しいただけたら思っております。今日は本当にありがとうございました。 高畑さん今日は皆さん、本当にありがとうございました。私も、先日映画館で本作を観ました。映像の美しさに、ここまで圧倒される体験はなかなかできないと思いました。それから、家のテレビではなく映画館で観るべき作品だとすごく思いました。なので、たくさんの方に映画館で観ていただけていると聞いて、すごくうれしいです。まだ観ていない方は、きっとこのプラネタリウムを観た後に本作を観たら、すごく感動もひとしおになるんじゃないかと思います。また、観てくださった方も、もう一回観るとまた違う視点ができて、楽しんでいただけると思います。なので、長くこの「秒速5センチメートル」を愛していただけるとうれしいです。今日はありがとうございました。 松村さん改めて皆さん、足を運んでいただいてありがとうございました。僕自身も、こういう場所でイベントができたのは特別な思い出になりました。そして、皆さんにとっても特別な思い出になったと信じていと思います。本作をたくさんの方に観ていただけて、きっと原作のファンの方や、元から映画がお好きな方、監督・俳優・スタッフが好きな方が、特に最初に足を運んでくださったのだろうと思っています。これからは、何となく「観てみようかな?」と思ってくださっている方々にも、広がっていくことを期待しています。そして、新しい視点で、この作品をたくさん観てもらえる新しいターンに入ると思うと、改めてワクワクします。この映画は、奥山さんの手によって隠しギミックがたくさん入っている作品です。ある雪のシーンの影が桜になっていたり、何かそういうことがたくさん隠れています。作品全体は、見やすい作品になっているものの、実はすごくコアな完成度になっているすごく面白い映画です。なので、ぜひ繰り返し観ていただきつつ、これから新しい人たちにも届くことを楽しみにしています。ぜひ「秒速5センチメートル」を末長くよろしくお願いします。今日はありがとうございました。
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映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」完成報告会「聖☆おにいさん THE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~」公式サイト<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が、東京・立川の風呂なし六畳一間のアパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描くギャグ漫画「聖☆おにいさん」(著:中村光/講談社「モーニング・ツー」連載中)。その作品の初の実写映画「聖☆おにいさん THE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~」が12月20日より全国公開します。 11月21日、本作の完成を記念し、 完成報告会として神々たちの降臨祭を大森ベルポートにて開催し、松山ケンイチさん、染谷将太さん、岩田剛典さん、勝地涼さん、白石麻衣さん、川口春奈さん、山田孝之さん、窪田正孝さん、藤原竜也さん、福田雄一監督が出席しました。 こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。完成報告会イエス役松山ケンイチさんブッダ役染谷将太さんミカエル役岩田剛典さん帝釈天役勝地涼さん弁才天役白石麻衣さん女子-ズ・レッド役川口春奈さん走馬灯に現れる人(スズキタケルA)役/プロデューサー山田孝之さんマーラ役窪田正孝さんルシファー役藤原竜也さん福田雄一監督天の声(CV・立木文彦)本日は、お忙しい中、「聖☆おにいさん THE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~」完成報告会・神々たちの降臨祭にお越しいただき、ありがとうございます。本日は、私、立木文彦が天の声を務めさせていただきます。 MC皆さん、お待たせいたしました。天の声さんに代わって、ここからは私が進行役を務めさせていただきます。 ■キャストと監督が両サイドの階段からステージに登場。松山さんイエス役を演じ、そして来年1月から「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系列にて放送予定/主演・広瀬すず・松山ケンイチ)で松風義輝役を演じた松山です。本作のイエスは、皆さんご存じでしょうが、イエス・キリストの役です。染谷くん演じるブッダと、忙しくしていたのでバカンスのために下界に降りて、アパートでのびのび・ぐだぐだと暮らしている設定です。この作品は、とにかく笑える作品ですので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。 染谷さんブッタ役を演じました。12月の一週目に「劇場版ドクターX FINAL」(12月6日公開/主演・米倉涼子)が公開し、二週目に映画「はたらく細胞」(12月13日公開/主演・永野芽郁、佐藤健)でヘルパーT細胞を演じます。そして三週目には本作の「聖☆おにいさん」です。二人でのんびりとバカンスをしていたんですが、豪華な皆さんは本当に破壊力がすごくて、ただただ笑いをこらえる日々でした。本当に面白いので、ぜひ劇場に笑い飛ばしに来ていただきたいです。 岩田さん来年1月期ABCドラマ「フォレスト」(テレビ朝日系列にて放送予定/主演・比嘉愛未、岩田剛典)で一ノ瀬純役を演じます。夜10時15分スタートとなっております。 福田監督あれ、岩ちゃんは、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのライブもあるよね? 岩田さんはい。三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024 "ECHOES OF DUALITY"が東京ドームで12月11日と12日の2日間やらせていただきます。 福田監督僕、行きます! 岩田さん本当ですか? ありがとうございます。 福田監督(会場に問いかける)ライブに行く人? めっちゃいるじゃん! すげえ。 岩田さんライブを見た後も、本作を観て、劇場で年越し前に最後の笑い納めをしていただければと思います。 勝地さん今、下北沢のザ・スズナリで、宮藤官九郎さん作・演出の「主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本」(東京公演は12月15日まで公演)をやっています。この、自分の仕事を言う流れは何ですか? 福田監督プロデューサーが言うには、「他の作品を観てくださった方が、全員この作品も観てくださるのでは?」という狙いがあるみたいです。 勝地さんなるほど。本作は、とにかくゆるい作品です。こんなゆるい作品観たことがない! でも、こんなにゆるい作品に豪華なキャストが出ているのは、最高じゃないか? 福田さんの笑いがちゃんと入っている作品なので、ぜひ楽しんでください。 白石さん現在放送中の「オクラ~迷宮入り事件捜査~」(フジテレビ系列にて放送中/主演・反町隆史、杉野遥亮)で、元ヤン刑事・結城倫子役を演じております。 福田監督「アンダーニンジャ」(25年1月24日公開予定/主演・山﨑賢人、浜辺美波)のことも言ってください! 白石さんそして、来年公開の福田監督の映画「アンダーニンジャ」で鈴木役を演じております。 福田監督&白石さんそちらもよろしくお願いします! 白石さん私は本作で、初めて福田組に参加しました。本当に楽しくて、自分の殻を破ったといいますか、新しい一面が自分でも見られた作品だと思いました。本当に、最初から最後まで笑える素晴らしい作品になっています。たくさんの方に観ていただきたいです。 川口さん皆さん、今日はありがとうございます。女子―ズ戦隊のレッドを演じました。福田さんとは十年ぶりぐらいにお会いして、相変わらず笑いが絶えない現場ですごく楽しかったです。本作は、何も考えずに観て、たくさん笑って、「たまには休んでも良いじゃん」というゆるい感じで観ていただける内容です。ぜひ皆さん観てください。そして、来年1月18日土曜日夜10時から日本テレビでドラマ「アンサンブル」(日本テレビ系列にて放送予定/主演・川口春奈、松村北斗)が放送しますので、絶対に観てください。 福田監督こんな舞台挨拶初めてだよね。 山田さん僕の演じる役は、スズキタケルAという役です。Bもいるんですが、僕はAを演じました。宣伝的なことは、現在公開中の映画「十一人の賊軍」(11月1日より公開/主演・山田孝之、仲野太賀)と、11月29日から公開されている横浜流星主演の映画「正体」も観てください。「聖☆おにいさん」は12月20日から公開ですので観てください。 福田監督「十一人の賊軍」は仲野太賀も出ているよね? 仲野太賀は「聖☆おにいさん」(十一面観音役)にも出ています! 山田さん仲野太賀とか、横浜流星とか、窪田正孝とか事務所の後輩にあやかって、僕は余生を生きている人です。 窪田さん僕は、NHKで「宙わたる教室」という作品で、物理教師の藤竹叶役を演じています。本作ではマーラという役を演じています。簡単に言うと、ブッダの悟りの邪魔をする人です。かわいい娘が三人います。娘たちも可愛いです。この作品は、福田さんと(山田)孝之くんが土台を作って、そこに松山さんと染将が乗って、それが大きな船になってできたんだと思います。本当にあっという間の90分だと思います。たぶん観終わった後に何も残らないけれど、笑えることだけは確実です。こんな笑いにシビアな作品を作れるのは日本だけだと思うので、ぜひ皆さん大笑いして観てください。 藤原さん「全領域異常解決室」(フジテレビ系列にて放送中/主演・藤原竜也)が残り三話になりました。そちらだけご覧ください。(会場から歓声) 福田監督(大笑い)。ファンが多いんだよ! そして、ヒルコは誰なんだよ? 藤原さん(笑)。「聖☆おにいさん」では神を演じています。今回初めての福田組で堕天使・真逆のルシファーという役を演じました。神づいています。 福田監督神でいうと二回目だもんね。「全領域異常解決室」でのセリフを受けて)世界の神と、今回は普通の神。でも、まさかこんな馬鹿映画に、これほどの豪華キャストが集まるとは思っていませんでした。本当に贅沢なことだと思います。本当に感動がない作品です。涙もないですが、ただ笑いはあります! そういう作品にこのメンツが集まってくれた事は奇跡だと思って、贅沢に遊ばせていただきました。ぜひ観てください。 MC限られた時間ですので、一つでも多くお話をうかがっていきたいと思います。まず、松山さんと染谷さんは、本作ではいろいろなキャラクターが登場しますが、撮影中に思わず笑ってしまったことはありますか。 松山さん初期の頃は、二人のシーンが多くて平和でした。ここにいる豪華キャストの方々が撮影に参加してからは、とにかく笑いをこらえられなくて大変でした。全滅でしたね。染谷さん笑いはこらえられないですよ。無理です。あれは。 MCこらえきれないとNGではないんですか? 福田監督NGは出さないです。 染谷さん完成作を観たら、ちょっと笑っていましたよね? 松山さん奥から監督の笑い声が聞こえていたよね! 染谷さん監督の笑い声に笑っちゃったりしていました。 松山さん最初は、岩田くんと白石さんのミカエルと弁才天…。そこからもう怒涛だったよね。 染谷さん台本にないことをし始めるんですよね。(ミカエル役の)岩田さんが急に踊り出して、ラップが始まったんですよ。「このシーン、ラップだったの!?」って、衝撃でした。 松山さん(白石さんの)弁才天が台本になかったのにめっちゃ怒っているし…。そこから賀来賢人くんとか勝地くんが来て怒涛でした。そしたら、窪田くんが現れて、日本で一番かわいい悪魔だなと思いました。 MC岩田さん、ラップとダンスとは? 白石さんは怒っていたんですか? 岩田さんあれは何なんでしょうね。(会場:笑い) 自分でもよく分からないんですが福田組三回目で、「何かしなきゃ」みたいなプレッシャーと闘った作品だったので、ああなりました(笑)。 白石さん私の役は、芸術や音楽のことになると気合いが入る役なので、監督からクランクインした時に「とにかく大声で、それだけです」と言われました。それを意識して弁才天を演じたら、あんな感じに…。あとはもう岩田さんについて行くのに必死でした。MC目を見開いたり、巻き舌になる事は普段もありますか? 白石さんないです! 福田監督「芝居なめんなよ!」ってセリフはやばかったよ!白石さん(笑)。すごく楽しかったです。 MC勝地さんはいかがでしたか? 勝地さん今回は一日しか撮影を行っていないんですが、岩ちゃんに圧倒されて、僕はあんまり爪痕が残せなかった。(会場:笑) それに、撮影前に松山くんから「岩田くんすごかったよ!」と言われたので、プレッシャーですよ! 松山さんあれは言い方を間違えた。あまりにもすご過ぎて、「今の俳優は、台本にないものも持ち込むのが普通なのか」と、聞きたかっただけなの。いやもう、岩田くんが衝撃でした。 岩田さん「公開された後も、僕のファンの方々が、どうか僕のファンのままでいてください」って思うくらい心配です。 MC川口さんは、なかなかない格好をされていますね? 川口さん初めて戦隊モノのお衣装を着ました。 福田監督何でこの仕事をやったんですか? やらなくても良い仕事でしょ? 川口さんやりたいです。やらせてください。衣装のヘルメットが重たくてびっくりしました。あとは意外と温かかったです。貴重なお衣装でした。 MC窪田さんは、今回出演するにあたって、お声掛けしたのが山田さんだったそうですが? 窪田さんそうですね。企画書をいただいて、二~三日後に孝之くんから「温度感はどんな感じ?」っていうメールが来ました。でも、連絡をいただく前から「聖☆おにいさん」は知っていたし、漫画もドラマ(2018年、2019年にピッコマTVにて「第I紀」「第II紀」が配信。2020年にNHK総合にて「第III紀」が放送。)も観ていたので、純粋に「やりたい!」しかなかったです。返事をするのに、ちょっと時間がかかっていただけなんです。なので、「やります!前向きです」とメールを返しました。 MC山田さん、どういういきさつで声をかけたんですか? 山田さんいや、声をかけたんじゃなくて、正式にオファーをしていますよ。メールでオファーをするのは福田監督ぐらいです。僕は、そこはちゃんとやっています。ただ、「感触的にアリなのか、ナシなのかくらいは聞いても良いかな?」と思って、メールで聞きました。MCご自身の出演は? 山田さん出演をする気はなかったんですが、プロデューサー陣と話をしていたら「出ます? 出た方が良いんじゃないですか?」となったので、「じゃあ“A”か“布団の声”のどっちかで」みたいな感じです。 MC藤原さん、初めての福田組の印象はいかがでしたか? 藤原さんとんでもなくありえないものを持たされました。しれっと持たされて、それについて誰も何も言わない。とんでもない現場だなと思いました。そして、「よーい、スタート。はい、オッケー、おつかれ」みたいな感じでした。僕が積み上げてきたものを一瞬にして崩された感じです。「これで僕は終わりだなぁ」と思いながら演じました。仕事納めです。MCキャリアに影響が出る? 藤原さんもう仕事はないでしょうね。(会場:笑) MC高笑いされている福田監督、皆さん大絶賛の現場だったみたいですね。 福田監督そうですね。まぁ、一番喜んだのは僕です。みんな面白かったので、僕はずっと笑っていました。 ■フォトセッション MCそれでは最後に、松山さんと染谷さんからご挨拶をいただきます。 染谷さん本日はありがとうございました。本当に、ただただ笑える作品です。年末年始に皆さんがご家族で楽しめる作品になっています。笑い飛ばして、笑い収め、そして笑い始めを過ごすためにも、ぜひ劇場に来ていただきたいと思います。 松山さん今日はどうもありがとうございました。今年もいろいろあったと思います。でも、本作を通して、笑いとでそれらを流して、新しい年を元気よく迎えていければと思っています。今日は、このそうそうたる豪華キャストの方々からいくつも宣伝がありましたが、今放送・公開の作品も、来年放送・公開の作品も、ぜひ観ていただきたいと思います。よろしくお願いします。
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「もののけ姫」4KデジタルリマスターIMAX®プレミア試写会舞台挨拶「もののけ姫(4Kデジタルリマスター)」シアターリスト 1997年7月12日の初公開時には、観客動員1,420万人、興行収入193億円という前人未到の大ヒットを記録しました。社会現象を巻き起こし、四半世紀以上が経った今もなお、多くの人々を魅了し続けている宮﨑駿監督作品「もののけ姫」。主人公アシタカとサン、タタラ場に生きる人々、そしてシシ神の森に棲む神々の交錯する運命を描いた同作が、スタジオジブリ監修の最高画質4Kデジタルリマスターとして、10月24日よりIMAXスクリーンに蘇ります。 10月20日に、4KデジタルリマスターIMAX上映を記念して、TOHOシネマズ新宿にてプレミア試写会を実施し、松田洋治さん、石田ゆり子さん、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが登壇しました。28年の時を経て、明かされる制作秘話などが語られました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 プレミア試写会舞台挨拶 アシタカ役 松田洋治さん サン役 石田ゆり子さん プロデューサー 鈴木敏夫さん 松田さん本日は、ご来場いただきまして誠にありがとうございます。 石田さんこんばんは。本日は、ありがとうございます。28年も経って、またこのような形で「もののけ姫」が上映されることをうれしく思います。 鈴木さんずいぶん歳をとりました。今日はマスコミの方も多く来ていただいているとうかがいました。ぜひ、いろいろなことを報道していただいて、本作がもう一度ヒットすることを願っております。 MC(映画ライター・金澤誠さん)本作がIMAXで上映されることについて、どのように思われますか? 松田さんこちらの映画館には、しばしば来るんですが、この大きなスクリーンで「もののけ姫」を28年ぶりにIMAXの画質と音質で観られることに期待しております。 石田さん画面の大きさに本当にびっくりしております(笑)。ものすごい没入感だと聞いておりますので、とても楽しみにしております。 MC松田さんと石田さんが揃う機会というのは、なかなかないと思いますので、制作当時のことをお聞きしたいです。お二人は、この役をオファーされた時のことを覚えていらっしゃいますか? 松田さん僕は、事務所から「スタジオジブリの新作映画オーディションのため、何月何日に◯◯に行け」とだけ聞かされました。 MCまだ作品タイトルが決まる前でしたね。 松田さんはい。オーディションだというので、スタジオに向かったものの、(候補者は)自分のほかに誰もいなくて、演出の方だけがいらっしゃいました。「個別オーディションなのかな」と思って、作品の内容やストーリー、そしてアシタカ役の説明を受けました。どう聞いても物語の主役なので、「オーディション用の声のサンプルとして主人公のセリフを収録するんだな」と思いました。まさか自分が主役をやるとは思っていないので、この作品の何かの役のオーディションだと思っていました。それっきり何の連絡もないままで…年が明けて、映画館で「もののけ姫」の特報が流れたんですね。それを観た方から、「洋治、すごいね!ジブリの新作の主役やるんだね」と、人から聞いて、知りました。(会場:笑) よく覚えているんですが、「エビータ」(1996年公開)を観に劇場に慌てて行ったら、予告から自分の声が聞こえてきて、「主役やるんだ!」とびっくりしました。(会場:笑) MCということは、松田さんの了承を得ずに、特報に声を使っていたということですか? 松田さんはい! (鈴木さんの方を向いて)それをやった人は、この一番左側にいると思うんですけどね? 鈴木さんそれはまったくの嘘です(笑)。先ほど、石田さんが「28年前」とおっしゃいましたが、覚えていないんですよねぇ。今日、いろいろ話をして、ハッと気が付いたんです。松田さんには「風の谷のナウシカ」でアスベルを演じてもらったことを完全に忘れていました。 松田さんさっき思い出したんですよ。 鈴木さん(苦笑)。記憶ってね、カッコ良く言えば「過去を振り返らない」。本当のことを言えばほとんど覚えていないんですよ(笑)。ただ、「アシタカの声を誰にするか」は結構ね、悩んだんですよ。それは、よく覚えています。散々悩みましたし、いろいろな声も聞いたんですよ。それで、松田さんになった決め手が「風の谷のナウシカ」のアスベルなんですよ。何でかと言うとね、僕が宮﨑駿に「アスベルの声はどうですか?」と聞いたら、「良かったよ」って言うので、「じゃあ、そうしましょう!」って…、こんな感じでした。 MCそれで、確認を取るために松田さんを呼んだということですか? 鈴木さん松田さんのお話をうかがっていると、そうだったんですかね? MC石田さんはオファーを受けた時のことを覚えていますか? 石田さんある日、事務所に行ったら鈴木さんが来ていて……。 鈴木さんえ、本当に? 石田さん嘘じゃないです(笑)。それで、当時のマネジャーと一緒に、別室で話をしました。とにかく「スタジオジブリ」と聞いただけで、頭がワッーとなって自分の案件とは思えませんでしたし、「いったい何が起こるんだろう?」と思っていました。 鈴木さんそうなんだ…。 石田さんしかも、「もののけ姫」のサン役ということで、「なぜ私なのだろう?」とは思いましたが、天にも昇るほどうれしかったです。 MCお二人は、台本を読んでみると、かなり難しい役だったと思うんですが、実際どうでしたか? 松田さんまずびっくりしたのと、あまりに難しいので、何をどうすれば良いのか分かりませんでした。しかも、アニメーションのアテレコの経験が、「風の谷のナウシカ」と短編を数本ぐらいしかなかったので、考えても無駄というか、「当たって砕けろしかない!」と、「自分で何かを考えて…」というレベルではないなと思いました。 MC石田さんのサン役は、強い女性であり、人間と動物の間という役どころでした。 石田さん膨大な絵コンテや企画書など、ものすごい量の資料を渡されました。事前にほんとうにたくさんの紙の資料を何度も読みました。サンは、実はあまりセリフがないんです。動きに合わせた息づかいや、立ちのぼる気配、人間であって人間ではない、動物になりたいけれど動物にもなれない、というような不思議な役でしたね。とても難しかったです。 MC鈴木さんは、「もののけ姫」の企画について、「チャンバラ活劇、時代劇大作にしよう!」と宮﨑さんに提案しましたよね? 鈴木さんそうでしたね。今思い出しましたが、ちょうど宮﨑駿が還暦になる前だったんです。 MC(時期的に宮﨑監督の)還暦まではもうちょっとありますね。 鈴木さん要するに「今を逃したら、こういうアクションものは二度とできない」と考えたのが大きな理由だった気がします。 MCスタジオジブリ的にも制作期間が足掛け三年でしたし、制作費も20億…最終的には25億円でしたか? やはり最大の大作ですから、そこは賭けでしたか? 鈴木さん賭けだとしても、やらなきゃいけなかった(笑)。人間誰しも歳をとりますからね。宮﨑駿がアクション映画をやるなら、あの時しかなかったんです。スタジオジブリが独立をして、アニメーターたちが力をつけてきた時で、…そういう幸運もありました。それと同時に、宮﨑駿がいろいろな作品をやり、「紅の豚」(1992年公開)がおかげさまで皆さんに受け入れられたので、「お金を使えるのは今だな」となりました。大体プロデューサーはそういうことを考えるんです(笑)。 MCそういう意味では、スタジオジブリがお金も使えるし、スケジュールも余裕をもって取れる充実した時期だったんですね。それだけにアフレコにも時間をかけたことが、メイキング映像からうかがえます。リテイクもしているように見えるのですが、いかがでしょうか? 松田さんアテレコは十回以上行っています。洋画の吹替や他の映画の日数と比較すると、考えられないぐらいの回数やりました。リテイクというか、OKが出ないので、一旦収録が止まると大変なことになるんですよ。割とスムーズに行くことは多いんですが、“何か”で止まると、地獄が待ち受けているんです。でも、宮﨑さんの素晴らしいところは、誰に対しても対応が同じことですね。僕だろうと田中裕子さん(エボシ御前役)だろうと、相手がどんな方でも、納得がいくまで宮﨑さんはとことんこだわるんです。それは平等ですごいなと思いました。 MCそれは美輪明宏さんや、森繁久彌さん、森光子さんに対しても、そうだったということですか? 松田さんそこは、僕とは別録りだったので、分かりません。でも、スタジオで僕らが録っていた時は平等でしたよね?(と石田さんに同意を求める) 石田さん(深くうなずく)。 鈴木さん森繁さんだけはだめでしたね(笑)。(会場:笑)今思い出しましたが、(森繁さんは)絶対に言うことを聞いてくれないんですよ。アフレコって、絵ができ上がってから声を入れるので、口が開いている時間が決まっているんです。だから、「この長さでこのセリフを話してほしい」と伝えても、森繁さんはオーバーするんです。いくら伝えても無視するんですよ。あれはなかなかでしたね(笑)。 MC石田さんはどうでしたか? 石田さん(ため息まじりに)私は一番大変でした。一番下手でしたし、それを話すと、これから本作を観る方がそれが気になったら嫌だなと思うんですが…。洋治くんは、上手なので、どんどん終わっていくんです。私一人で居残りすることもありました。 松田さんでも、僕もアシタカがタタラ場に乗りこむシーン(タタラ場でサンとエボシが戦い、アシタカが割って入る場面)は、途中で宮﨑駿監督から「今日はもう帰れ」と言われて、帰りました。 石田さんえー! 鈴木さん(石田さんと同じトーンで)えー!(石田さん:笑)宮﨑駿がそんなことを言ったんですか? 松田さん言いましたよ。鈴木さん、その場にいたでしょう? 鈴木さん僕は、ご飯を食べていたんじゃないかな? MCそれはサンがタタラ場に乗り込んできて、エボシ御前と戦っている時に二人を気絶させてアシタカが「誰か手を貸してくれ」というセリフのところですよね。別日にまた録ったんですか。 松田さんはい。別日に録りました。 MCじゃあ、何十回もやっているんですね。 松田さんですですです!! ね?(と石田さんに同意を求める) MC石田さんは、サンが人間に怒りをぶつけるシーンを何回もやったと聞きましたが。 石田さんはい。私が一番覚えているのは、先ほどのシーンの後で、瀕死のアシタカを助ける場面で、何でもないシーンのようで、最も難解でした。記憶では、あそこを最初に録りました…。倒れているアシタカを弟犬が「食べていいか?」と聞いて、サンが「食べちゃダメ」と言うところとか…。「お前、死ぬのか?」と言うところは、「『お前、パンツ履いてないじゃん』っていうくらいの感じで言え」と、宮﨑さんに言われました。(会場:笑)「お前、死ぬのか?」というセリフを、最初は「死んじゃダメ!」と、一大事なことのように言ったんです。でも、宮﨑さんからは、サンにとっては「アンタ、パンツ履いてないけどどうしたの?」「あ、そうなの」っていう程度の出来事なので、そういう風に言えと…。当時の私には、それがもう難解すぎました(笑)。毎日泣きそうな気持ちでした。夢のようなジブリの仕事なのに、地獄みたいな…そういう不思議な恍惚感がありましたね。 MC宮﨑監督の演出の仕方は、独特ですね。 石田さんそれは、すごくそう思います! 絶対に甘やかさないし、「ダメなものはダメ」ですし…。私はギリギリまで「この子は辞めさせた方が良いのでは?」と思われていたと思います。 松田さんそれ、製作発表の記者会見の時にも言っていましたよね。 石田さんそれは、今でも覚えています。私は、今でも「もう一度やり直したい」と思っているんですが、もうあの声は出ないので……(笑)。それぐらい記憶に残っています。 鈴木さん十年前に、石田さんと会った時にいきなり「サンの声をすべて吹き替えたい。もう一度やり直したい」と言われたんですよ。それが真剣でしたから、本気なんだと分かりました。「今ならやれます。あの時とは違うサンができます」と、真剣な目で迫られました。あまりに真剣だったから、僕も悩んだんですよ。でも、もう一回録り直すってことは、音の作業を全部やり直すんです。「ミックスしてダビングして、それだといくらかかるかな?」って…。だから、僕は何も言葉が返せなくて、黙るしかなかった。だから、あの時の石田さんの言葉は忘れないんです。 石田さんそのことはちゃんと覚えています。それぐらいあの時(収録時)の反省点が多いんです。 鈴木さんもう一つ覚えていることがあるんですが、アフレコをしている最中、いろいろ悩みがあったんだと思いますが、確か浜田山で話をしたことがあったんですよ。「ちょっとご飯食べようか?」って、流れから、「これからジブリに行こう」となったことがあったんですよ。覚えている? 石田さん(首をかしげる) 鈴木さん「ここからならジブリに近いから」ってことで行くことになったんですが、石田さんに「私は車で来ています。私が運転をするから、車で行きましょう!」と言われました。これは忘れられません。だって、悩んでいる時に、どんな運転をするのか…。 石田さんそれって、古い車ですよね? 鈴木さん「自分と同じ年の車」だって言っていたね。こうやって話をしていると、思い出すものですね。 MCそれで、その時の運転はどうだったんですか? 鈴木さんだから、その時のスタジオジブリまでの道は、僕は生きた心地がしなかったです。しかも、ジブリに行けば、宮﨑駿がいますからね…何を話そうかと悩んでいました。 石田さん私も話を聞いていて思い出しました。そんなことありましたね。 鈴木さんそれぐらい頑張ってやりました。 MC石田さん的は「もしかしたら自分は役を降ろされるのではないかと思っていた」というのは、本当なんですか? 石田さんはい。 鈴木さん記者会見の時に、石田さんが僕の顔を見て、「私は降ろされるのに何をしゃべったらいいんですか?」って詰め寄られました。 石田さん(笑)すいません…。そんな事は言っていないと思うんですが……ちょっと待って、あれ? 鈴木さんその時、「思っていることを全部話せば良い」と、僕は言い返しました。 石田さん言ってないです。ちょっと待って…。ちょっと脚色されていると思うんですけど…。 鈴木さん脚色じゃありませんよ。 石田さんでも、それぐらい私は下手で大変だったというのは事実です。 鈴木さんしかも、その記者会見で忘れられないのは、会見の最初に映像を流したんです。その映像にはアシタカの放った矢で首が飛ぶシーンがあったんですが、それが流れた後に宮﨑駿が「あの予告編はなんだ!作ったのは誰だ?」っていきなり怒り出したんです。本人は僕が作ったと分かっているくせに(笑)。(会場:笑)その後にいよいよ登壇者一人一人が話すことになり、石田さんが「私は役を降ろされるかもしれない」と言いだしたんですよ。そしたら、宮﨑駿が慌てて「そんなことはしません!」と言い返していました。それは覚えています。 松田さんそれは僕も覚えています! 石田さんそれはたぶん記録に……ビデオの中に残っていますよね。 鈴木さんあったかな? 松田さん確かに言っていましたよ! 石田さん(笑)。 鈴木さんあれは迫力があったね! あれで一気に宮﨑駿が「全部言うことを聞きます」という状態になりました。アレは本当に記念すべき記者会見でした。 MCそういうことを乗り越えて、公開された本作は大ヒットとなり、スタジオジブリの一つのターニングポイントにもなりました。松田さん、石田さんにとって、この作品はどのような作品でしょうか。またヒットについては予想されていましたか? 松田さんスタジオジブリの新作ですから、ヒットはすると思っていましたが、「これほどとは!」という感じでした。それは、僕だけではなく、上條(恒彦)さん(ゴンザ役)とも話をしました。その当時で言えば「となりのトトロ2」とかならば、家族連れで観るので興行収入60億円とか80億円はいくだろう。でも、「もののけ姫」は、お子さんや家族連れにはしんどい作品だろうから、数字的にはそこまで出ないだろうと、上條さんがおっしゃっていて、「なるほど」と、僕もそう思っていました。映画としての評価は高いけれど、数字は…という結果なんだろうと思っていたんですが、公開してみた結果は「えらいことになったな」と思いました。 鈴木さんよくそんなことまで覚えているねぇ。でも、本当だよね。それは僕も覚えていますよ。だいたい、東宝さんだって「本当にお客さんが来てくれるのだろうか」と心配になっていたよね? そうだよね?(と、スタッフに確認)。 MC石田さんはどうですか? 石田さん私は、スタジオジブリの新作というだけで、すごいことになるのは分かっていました。ただ、子どもたちには「どう受け止めてもらえるのかな?」と、思っていました。宮﨑さんは「この映画を一番深いところで理解しているのは、十歳前後の子どもたちだ!」と話していましたが、それは真実だなと思います。 鈴木さん本当にそうです。 MCこの作品の声をやったことについての影響や、その後のキャリアはいかがでしょうか。 松田さん「もののけ姫」という作品がなかった松田洋治と、今の松田洋治では全く違う俳優人生を歩んでいたと思います。私の俳優人生に、もっとも大きな影響を与えた作品であることは間違いないです。 石田さん私も同じです。「もののけ姫」の影響は本当に大きいです。例えば、海外で「どんな作品に出ていますか?」と必ず聞かれるんですが、最初に「『もののけ姫』でサンの声をやっております」と答えると、ものすごく尊敬されます。それだけで「ワオ!」や「グレート!」と言われるので、さすがスタジオジブリだなと感じます。 MCアフレコを録り直さなくても、皆さん評価してくださっていますね。 石田さんそうですね(笑顔)。 鈴木さん本当にサンの声は良かったんだから! 改めて、ありがとうございました。 MC本作は、ディズニーとも提携して世界配給をした作品です。ジブリにとってもステップアップした作品の一つだと思います。鈴木さんにとって、「もののけ姫」とはどういう作品でしたか。 鈴木さんどういうと言われてもねぇ…。お客さんがいっぱい観てくれたのはうれしかったですね。それは素直にうれしかった。それが一番ですよね。「作品を何のために作るか?」と言ったら、「お客さんに観てもらうため」でしょう。その結果、記録に残る興行収入になったのは名誉です。「自分たちのために作るんじゃなくて、お客さんのために作ろう」それを改めて気づかせてくれた作品になりました。
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「しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~」完成報告会見「しん次元!クレヨンしんちゃん THE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~」公式サイト劇場版「クレヨンしんちゃん」の初の3DCGアニメーション映画となる「しん次元!クレヨンしんちゃん THE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~」の完成報告記者会見が6月5日、東京・日比谷の帝国ホテルにて開催されました。声優、および主題歌が発表され、しんのすけの声優を務める小林由美子さん、ゲスト声優を務めた松坂桃李さん、空気階段の鈴木もぐらさん、水川かたまりさん、そして主題歌「Future is Yours」を手がけたサンボマスター(山口隆さん、近藤洋一さん、木内泰史さん)が登壇しました。こちらの会見の模様をレポートいたします。完成報告会見野原しんのすけ役小林由美子さん非理谷充役松坂桃李さん池袋教授役鈴木もぐらさん(空気階段)ヌスットラダマス二世役水川かたまりさん(空気階段)主題歌山口隆さん(サンボマスター)主題歌近藤洋一さん(サンボマスター)主題歌木内泰史さん(サンボマスター)MC司会進行を務めます、テレビ朝日アナウンサーの堂真理子です。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、皆さんから一言ずつご挨拶伺ってまいります。 しんのすけちょっと待った!MCどうしました? しんのすけさん。 しんのすけオラ、会見って聞いてたから、てっきり真理子おねいさんとオラの永遠の愛を誓う結婚会見と思って、幼稚園も休んで、はるばる春日部から来たっていうのに、真理子おねいさん以外はちょっと男くさいというか、むさくるしいというか…。 MCあれ? みさえさんとひろしさんにはお伝えしたはずなんだけれど…。 しんのすけ聞いてないゾ。 MC今日はしかも結婚会見じゃなくて、映画の完成報告会見なんだよ? しんのすけえぇー、聞いてないゾ! オラ結婚会見って聞いてたから! MCちなみに、しんちゃんごめんなさい。私はすでに結婚をしているので、しんちゃんとは結婚できません(苦笑)。 しんのすけなんですって! えぇーーー! MC気を取り直して、会見を進めてまいりましょう。しんちゃん、座ってください。 しんのすけはいはいぃぃぃぃ…。あぁ、よっこらしょっと。MCまずは、黒い光を浴びて暗黒のエスパーとなって世界への復讐を誓う非理谷充(ひりやみつる)を演じました松坂桃李さん、お願いします。 松坂さんしんちゃん、男くさくてごめんね(苦笑)。 しんのすけだ、だいじょうぶだゾ…。 松坂さんありがとう(笑)。皆さん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。小さい頃から観ていた「クレヨンしんちゃん」にまさか自分が出るなんて、本当に夢のような時間を体験できました。夢が一つ叶ったと思っております。皆さん、ぜひ宣伝のご協力よろしくお願いします。 MC国際エスパー委員会の顧問・池袋教授を演じました、空気階段・鈴木もぐらさんお願いいたします。 鈴木さん本当にこの日が待ち遠しくてですね。それというのも、アフレコというんですかね? 声を当てたんですが、「果たしてこれは本当に公開されるものなのか?」「真実なのだろうか? 」っていうものが本当に分からないものですから、本当にドキドキしてこの日を迎えました。皆さんの前で話せて、本当に嬉しいです。 MC続いて、ヌスットラダマス二世を演じられた空気階段・水川かたまりさんお願いします。 水川さん「クレヨンしんちゃん」で声優をやるなんて、超自慢したかったです。去年の冬ぐらいには収録がありまして、そこからすごくいろんな人に自慢したかったんですが、我慢して、我慢して…家族にしか言わなかったんです。今日ここまでこの情報が漏洩しなかったということは、家族が誰にも言わなかったということだと思います。家族を褒めてあげたいです。楽しみに皆さんご覧ください。 MC続きまして、今回の主題歌「Future is Yours」を書き下ろしたサンボマスターの皆さんです。 山口さん僕らは、いつも通り一生懸命曲を作りました。それが今(予告編映像と一緒に)ちょっと流れたんですが、「すごいことが起こっているぞ!」っていう感じがひしひしと伝わってきています。「すごいことが起こっているぞ」っていうのをこれから全国の皆さん、いや、世界中の皆さんと共有できるっていうことにまたワクワクしてきています。だからこの作品に関わらせていただけてすごく幸せです。 近藤さんこの「Future is Yours」ができてから、もう一年以上経っています。ライブでもやらず、ひた隠しにしたこの曲が、ついに日の目を見ることができた感動と、この曲の流れている映像にあのしんちゃんが映っているという感動で、今胸がいっぱいです。 木内さんずっと観ていた「クレヨンしんちゃん」の主題歌を担当できるというのは本当に感動的です。この記念すべき「クレヨンしんちゃん」の公開日なんですが、なんと奇しくも僕の誕生日でございまして、運命的なものを感じています。ぜひ観ていただきたいと思います。 MCそして、主演の野原しんのすけさん。今日は、本作が原作漫画に基づいているということで、黄色と紫という原作ルックの衣装で来ていただいています。 しんのすけ見てみて! オラ、今日はフォーマルな普段着にしてみたゾ! どうどう? 似合う~? それはそれとして、そういえば! (鬼頭)明里おねいさんは? ネギ子おねいさんという役で出ていたでしょ? 明里おねいさんは? MCそうなんです。深谷ネギ子という国際エスパー委員会の美人職員を鬼頭明里さんが演じていらっしゃるんですが、残念ながらスケジュールが合わず、本日は欠席です。 しんのすけ何という大人の事情! オラもう、春日部に帰ります。プスライトを飲みながら、チョコビを食べてアクション仮面を見て心の傷をいやします…。 MCちょっと待ってください! プスライトは委員会の人が用意してくれたので、今持ってきます。チョコビは会見が終わったら買ってもらいましょう。もう少しだけ頑張りましょうね。 しんのすけわかりました! ねぇねぇ、ついでにその後、銀座の高級ブティックで、オラとの婚約指輪を買いに行かない? そしたらオラもっともっと頑張っちゃうゾ! MC改めまして、既に本作は完成しておりますが、家族の絆、仲間を思う気持ち、将来への希望など熱くなるシーンがたくさんありました。皆さん、本編をご覧になっていかがでしたか? 松坂さんとにかく、野原一家が最高でしたね。そして、しんちゃんがカッコ良かったです。それを今回、3DCGで観られるというのは「クレヨンしんちゃん」史上初ということで、早く全世界の皆さんに観ていただきたいという気持ちでいっぱいです。MCカッコ良かったですよ、しんちゃん。 しんのすけイヤぁ、照れますなぁ! 鈴木さん本作は本当に「クレヨンしんちゃん全部入り」って感じですね。初めて観る方も安心して観られると思いますし、良いところ全部が入っていたと思います。子どもも大人もみんなが楽しめると思いますが、子どもたちが五年後、十年後に観てもまた違う意味で楽しめる…長い時間をかけて楽しめると思います。 水川さん本当に「クレヨンしんちゃん全部入り」という感じで素晴らしい作品になっています。試写で観たんですが、相方とかマネジャーとか近しい人も一緒にいたので、「うわー」って泣くのはこらえていました。映画館で一人だったら立ち上がれないくらい泣いてしまうんじゃないかと…。緩急ありと言いますか、しんちゃんのギャグとストーリー展開としんちゃん全部入りですね。 山口さん本作を観て、ずっと忘れられないセリフが多かったと思います。親子で観られる方も多いと思いますが、子どもが五年後、十年後経ってまた観るのもあると思います。僕ら大人世代も二、三年経って「あのセリフって、こういう意味だったのか?」と思うんじゃないでしょうか。TVで観ている時とは全く別のところで感動させられるというか、大人も夢中になる人が多いんじゃないかと思いました。 近藤さんしんちゃん作品が3DCGに初めてなるということで、「みさえさんの髪型がどうなるのかな?」と皆さんも気になっていたかと思います。3DCGの立体の造形がどうなるのか楽しみにしていたんですが、造形もそうですが、キャラクターの動きもものすごい躍動感があって、本当に見どころの多い作品になっていると思いました。ぜひ皆さん楽しみにしていてください。 木内さん素晴らしい作品だと思いました。ストーリーがものすごく良かったです。僕は、学生の頃に始まった「クレヨンしんちゃん」を、以前はしんちゃん側の目線で観ていましたが、今になると、お父さんのひろし目線で観ちゃいます。ストーリーと現在の社会情勢もリンクしている部分があって、考えさせられるところもあったし、これは子どもを連れて劇場に観に行きたいと思いました。 MCみんなが活躍を褒めてくれているけれど、今の気持ちはどうですか? しんのすけいやぁ、それほどでもあるゾ。最初はすごくむさくるしいところに来ちゃったと思ったけど、みんな、優しいおじさんとお兄さんで良かったぞ。チュッ! MCそして、この方にも登場していただきましょう。野原しんのすけを演じました小林由美子さんです。 小林さん壇上のイケメンの皆さん! 今回はしんのすけが失礼なことばかり言って申し訳ございませんでした! あとで、みさえ母ちゃんにしっかりと叱ってもらいます。皆さん、本当にありがとうございます。こんな野原しんのすけですが、本作ではとっても頑張ってくれました。CGならではの、ものすごい迫力のシーンの連続で、後半はジェットコースターみたいな感覚が続きます。これも本当フルCGならではですね。それから、音楽と主題歌とゲストキャストの皆さんの熱演で素晴らしい作品になっております。ぜひお楽しみください! MC改めて「クレヨンしんちゃん」に声優として出演すると決まって、どういうお気持ちでしたか? また出演されてみていかがでしたか? 松坂さんまずお話をいただいた時は「どれくらいしんちゃんと絡めるんだろうか?」と思いました。本当にちょっとでも良いんで、出たかったんです。でも、いざ台本を開いてみたら予想以上にしんちゃんと共演するシーンが多くて…。緊張もありましたが、すごく嬉しかったです。 MC実際に演じられていかがでしたか? 松坂さん僕が声を入れる時はしんちゃんの声がすでに入っていたので、僕が「しんちゃん」を観ていた当時の感覚もありつつ、ちゃんとそこに声を入れる――何か不思議な、子ども時代を思い出しながら演じたところもありました。 鈴木さん本当に嘘だと思いました(笑)! 「これはものすごい嘘が回ってきたな。どうしようかな?」みたいな(笑)。一応、乗っかるというか、「まあ嘘だろうけれど…」みたいな感じで思っていたんです。でも、だいたい嘘の時は紙一枚をマネージャーさんが持ってくるんですが、すごく分厚い紙だったので「これは本当なのかも」って怖くなってきて…。重みと言いますか、僕が四歳くらいの時から観てきたアニメですから、そこに出られるということで、緊張しながらやりましたね。いやもう、声優をやったことがないんで、演じ方が分からなくて…。そこは監督が、僕がやりやすいように「好きにやってくれ」と言ってくださって、何とか終われた感じでした。MC水川さんはお話が来ていかがでしたか? 水川さん絶対に嘘だと思いました。スケジュールに「クレヨンしんちゃん(仮)」ってあったんで、「まあ嘘だろう」と思いました。「クレヨンしんちゃん」を使っているから、テレビ朝日のバラエティの何かのドッキリで、たぶん「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系列にて放送中)か何かだと思っていました。そしたら、大根監督からの出演オファーのメッセージを見せられて、さすがにドッキリで大根監督の名前は使わないだろうと思って…そこで本当なんだと信じましたね。 MCお二人別々のタイミングで聞いたんですか? 鈴木さん聞いたのは別々だったかも。まあ、ありえないだろうと。「クレヨンしんちゃん」ですからね。 MC水川さん、実際に演じられていかがでしたか? 水川さん難しかったです。本当に途中で帰りたかったですね…。だいたい12時間くらい、一日でやりましたが、今までの仕事で一番難しかったです。監督から「この感じで声出してください」というのを120パターンくらいずっとやって、喉がちぎれるかと思いました。難しかったですが、やれて良かったです。MCサンボマスターの皆さんは、主題歌を担当する上で、どんな思いを込めたのでしょうか? 山口さん込めたというか、大根さんに「とにかくロックにやってほしいです」「ロック、ロック!」って言われました。いや、僕らは逆にロック以外はやれないから…。こんなに楽なことはなかったです(笑)。ロックに作ればいいって言われて、逆に「良いんですか?」って思いました。 木内さん僕らは作りながら良い感じだと思っていても、「果たしてこれが『クレヨンしんちゃん』の曲になるのか?」 って、ずっと思っていました。でも、監督は「さらに!」「さらに!」っていう感じで…。 山口さん「これで良いのだろうか?」と思いました。歌詞も「アイラブユー」から始まって、「これロックでしょ?」っていう感じでしたから…。だから、本作で流れているのを観てすごく感動しました。「うわっ。この作品に関われているんだ」っていう嬉しさ、こんなすごい作品にロックンロールが流れるという感動がありました。 MC山口さんも映像と音楽が合わさったものを聴いたのはこれが初めてですか? 山口さんここまで大きい音で聴くのは初めてかもしれません。三人ともここに全てをかけるというか、未だに「こうした方が良いかな?」って思っちゃうくらいです。全国の映画館に行って音のボリュームを調整したいくらいです。近藤さん大根監督が、一度会いに来てくださいました。その時に、2021年のフジロックに僕らが出たのを見て「絶対にサンボマスターでやりたいと思った」と言っていただきました。これはもう「普段通りにやったら良いのかな」と思いまして、そこからは「どうやってベースをデカくしようか?」とかいうことに集中できました(笑)。 木内さん大根監督がそうおっしゃっていたので、「ロックンロールに仕上げよう」「シュっとしたドラムを叩くとか考えず、フルスロットルで行けば良い」と思ってやりました。 MC今回、しんちゃんがつやつやモチモチの“しん次元”のしんちゃんになっていますが、小林さんは、演じる上で普段と何か変化はありましたか? 小林さん根本的なところはTVアニメも普段の映画も変わらないんですが、3DCGということで、アフレコの時に画が全部入っている状態でした。他のキャストの声も聴きながらできたので、いつもなら「しんのすけならこうであろう」と思いながらやる部分があるんですが、今回はそれをちょっと超えた部分が多々あるかなと…。ラストに向かって自分が思っている「しんのすけ像」のリミットが外れたところがあったかな?と思います。それはそれで新しいしんのすけを表現できたと思うので、皆さんの反応にドキドキですが、楽しみです!MC松坂さんは、野原一家をどのように思っていますか? 松坂さん憧れますよね。普段はケンカをしたり、しんのすけが怒られたり、ひろしもダメダメな一面があったりするにもかかわらず、映画になるとみんな家族のために一致団結する絆の強さを、しんちゃんの映画ってすごく感じるんですよね。最終的には野原一家は愛にあふれていると感じて、「良い家族だな」と思って作品を観終わりますね。 MC鈴木さんはいかがですか? 鈴木さん最高ですよね。やっぱりあの野原家のような家族は、全ての税金を免除したほうが良いと思います! それくらい素晴らしいです。銭払う必要ないです! MC水川さんはいかがですか? 水川さん税金は払ったほうが良いと思います。本当に子どもの頃は、歳が近いしんちゃん目線で観ていましたが、年を取るとお父さん、お母さん、ひろし、みさえ目線で観るようになって…。 鈴木さんお前、全員のコメントをパクる気か(笑)? それ木内さんが言っていたことじゃん! 勘弁しろよ、お前! 水川さん木内さんがさっき言っていたなとは思っていたんですが…(笑)。 鈴木さん先に言われたら言うなよ(笑)! 水川さん本当に理想的な家族と言いますか、僕も去年、結婚したんですが、ああいった家族を持ちたいと思いますね。 MC小林さんは改めて、野原家の魅力をどんなところに感じていますか? 小林さんそうですね。絶対的な味方でいる存在というか――普段はケンカをしたり、しんのすけが怒られたりしながらも、やっぱり心のよりどころ、“完全な居場所”としてしんのすけにとっては野原家があります。本作も何があっても、とうちゃん、かあちゃん、ひま、シロが応援してくれて、「ただいま」と言ったら「おかえり」と言ってくれて、どんな困難も乗り越えていける家族に恵まれて、しんのすけは幸せだと思います。 ■記者からの質問。 【記者質問1】松坂さんにとって、しんのすけの父、ひろしさんの姿はどのように映っていますか? 松坂さんそうですね、僕も年齢が上がってきて、だんだんしんちゃん目線からひろし目線で観たりもしますね。ひろしって全国のお父さん代表というか、憧れみたいなところがあると思います。ひろしって普段はダメダメでも、締めるところは締めるし、カッコ良い一面もあるし、映画になるとすごくたくさん心に残るセリフを言ったりするのが、改めてカッコ良いなと思ったりしますね。僕にとってもちょっと憧れの存在ではありますね。 【記者質問2】空気階段のお二人に質問ですが、「クレヨンしんちゃん」は笑いもあり涙もありですが、今回、独特のユーモアに触れて、今後のネタやお笑いに活かせると感じましたか? 鈴木さん今ちょうど僕ら単独ライブのツアー中なんです。「しんちゃん」の映画に出たことによるエキスが存分に詰まっていると思います。しんちゃんファンの方も、これから関西を回って、最後は恵比寿でやりますのでね…ぜひ。 水川さん配信もあります! 鈴木さん見逃せないのではないかと思います。 山口さん宣伝じゃねーか(笑)! 【記者質問3】実際に映画が完成して、ご自身の声が本作の中から聞こえてくるというのはいかがでしたか? 水川さん不思議な気持ちでしたね。ちょっと照れくささというか…。しんちゃんと絡んでいる感動はありますが、自分の声が流れてくる照れくささもあって不思議な感覚でしたね。 鈴木さんずっと小さい頃から観ていて、そこに出させてもらえて、自分の声を作品の中の一部にしていただきました。今でもいろんなことをやっていますが、法だけは守らないといけないんだなとより一層、強い責任感がわいてきました。法律だけは、はみ出さないように守らないと、と思いました。 【記者質問4】水川さんに質問ですが、緊張がほぐれてきたかと思いますので、こういう大きな作品に参加されて、試写もご覧になって、そのお気持ちをギャグで表現していただけますか? 水川さんでは、奥のカメラの方にめがけてやります。「クレヨンしんちゃん…最高!最高!最高!」(記者の方に向かって)こういうことですよね? 鈴木さん一応、「最高!最高!最高!」と言っています。 水川さんこれで流行語大賞をとりたいんですが…。 鈴木さん最近、あいみょんさんもやっているらしいですね? 水川さんあいみょんさんにもやっていただきました。おススメです。しんちゃんもぜひやってください! MC最後に松坂さん、小林さんからメッセージをお願いいたします。 松坂さん皆さん、本日はありがとうございました。今までの「クレヨンしんちゃん」の作品の中でも、間違いなく“しん次元”の作品になっています。どうかマスコミの皆さんも宣伝のほうご協力よろしくお願いいたします。 小林さん本日はお集まりいただきましてありがとうございました。本作には本当に見たことのないしんちゃんがいっぱい詰まっております。お子さまからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い方たちに観ていただきたい作品になっております。皆さんどうぞ本作を観に来ていただければ嬉しいです。