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「七人の秘書 THE MOVIE」完成披露試写会「七人の秘書 THE 」完成披露試写会「七人の秘書 THE 」公式サイトそれぞれの秘書が、秘めたる能力を駆使して、人知れず弱き者を救う“影の軍団”として暗躍する「現代の必殺仕事人」として絶大な人気を博したドラマ「七人の秘書」がついに映画化! 痛快エンタテインメント映画『七人の秘書 THE 』として10月7日(金)より公開となります。 9月14日(水)、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露試写会が開催! 木村文乃さん、広瀬アリスさん、菜々緒さん、シム・ウンギョンさん、室井滋さん、江口洋介さん、玉木宏さん、吉瀬美智子さん、笑福亭鶴瓶さん、田村直己監督が登壇し、撮影の思い出などについて語りました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!「七人の秘書 THE 」完成披露試写会望月千代役木村文乃さん照井七菜役広瀬アリスさん長谷不二子役菜々緒さん朴四朗役シム・ウンギョンさん鰐淵五月役室井滋さん萬敬太郎役江口洋介さん緒方航一役玉木宏さん九十九美都子役吉瀬美智子さん九十九道山役笑福亭鶴瓶さん田村直己監督木村さん今日は…満席なのかな? たくさんの方が来てくださってありがとうございます! 広瀬さん短い時間ですが、ぜひ楽しんでいってください。 菜々緒さん今回、劇場版を観ていただいてたぶん、ビックリされると思います。 シムさん今日はたくさんの方にお越しいただきありがとうございます。楽しいお時間になればと思っています。 室井さん最近、皆さんスカッとしていますか? 今晩はスカッとして帰ってください! 江口さんここ(本作)では、おいしいラーメンを配りながら癒しているリーダー役をやっております。 玉木さん今回は本作の完成披露試写会なんですが、(登壇のコールが)格闘技の試合に出られたような気分で楽しかったです。 吉瀬さん今日は楽しんでいってください。 鶴瓶さんどうも、九十九……。 木村さん道山(笑)! 鶴瓶さん道山です(笑)。今日試写を観たんですが、すっごく面白かったですね。あの…ものすごく、痛快でしたね。ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。 田村監督監督をしました、テレビ朝日の田村と申します。 MC木村さん、派手な登場で思い思いのポーズを決めてくださいましたが、皆さん同じポーズだったんですね? 木村さんそうなんですよ。トップバッターが私だったので、アリスちゃんが裏切ったら、私が一人寂しい結果だったんですが、みんな仲良く…江口さんまでやっていただいて大成功でした!江口さんここでチームワークを出さなきゃってことでね。“ギャルピース”をやってみました(笑)。 MC玉木さんはブロックの壁を破壊しての登場でした。 玉木さんなんであの登場だったのかは謎なんですけれど(苦笑)。頑張りました! MC映画化ということで、改めて木村さんはどんなお気持ちですか? 木村さん田村監督は本作が初映画監督作品ということで、おめでとうございます。 田村監督ありがとうございます。 木村さん作品自体もスケールアップしているんですが舞台挨拶のスケールアップもハンパないですね。あと四回くらいあるんですよね? すごいことが待っていると思うので、今後も楽しみにしていただけたらと思います。 MC今回、玉木さんは劇場版に出演されてみていかがでしたか? 玉木さんドラマも楽しく拝見していたんですが、まさかこの作品に参加できるとは思っていなかったので…。僕は、ラーメン屋の店主をやっているんですが、今回は依頼人で登場しています。 MC木村さん演じる千代の恋物語も始まるとか…? 広瀬さんと菜々緒さんは、完全無欠な千代の恋をどのように見ていましたか? 広瀬さん私は、お姉ちゃんの見たくない瞬間を見たような…(苦笑)。分かります? 姉妹間では姉妹の「女性の部分」は見たくないんですが、その姿が流れていて、恥ずかしくなりました。 菜々緒さん私は「ちっ、もっと行けよ!」って思っていました。私は「ちょっと物足りない」派でしたね。 MC鶴瓶さんは悪い役で登場されています。 鶴瓶さんなんで僕がこんな役をさせられたのか意味が分からないですね(笑)。こんなええ人間が…ねぇ? でも本当に大変でしたよ。マイナス17度ですよ。マイナス17度! 雪の中コケて、起きたらマイナス17度! 寒いでぇ。何べんもやらせやがって…!田村監督コケるのは自分でなさったんですよね(笑)。僕が「コケて」って言ったわけではなく、ご自分でノリノリでやられていましたよ。 鶴瓶さんあれはホンマにコケたんや(笑)。このメガネの留め金がなくなってん。「もう1ぺん撮り直そう」って言うから「頼むわ。こんな雪の中、メガネの留め金を探すの三時間くらいかかるから、やめてくれ」と。そうしたらやめてくれました。全然(本編に)映ってなかったで? 田村監督大丈夫です(笑)。 鶴瓶さんでもホンマに面白かったです。こんな話なんやな…と。これ怒られるかもしれへんけど、台本みんな読んでなかったから。自分のとこしか。だから余計面白いねん。 木村さんストーリーが? 鶴瓶さんこの人、こんなんなのかとか分かって…すみません(苦笑)。でも、すごくよかった。楽しみにしていてください。 MCシムさんは鶴瓶さんと共演されていかがでしたか? シムさんいやぁ、緊張しました…。 鶴瓶さん笑ってはったやん、最後のところ! シムさん緊張しました、本当に。精一杯、頑張ってやるしかないと思って…。ご覧になったら分かりますが、ちょっと叫んでいますから。そのシーンは、鶴瓶さんの前だからこそ頑張らないとと思って一生懸命やりました。ありがとうございます。 MC室井さんは鶴瓶さんとのシーンいかがでしたか? 室井さん緊張しました! 鶴瓶さんうそつけ(笑)! 階段のシーンね。僕のアップで、この人らは顔が映っていないんですよ。そしたら全員笑ってんねん。止めたもん。「もういっぺんやらせてください」って。長ゼリフしゃべるのに、(皆さんが)笑っているから。シムさんまで笑っていたやないかい! シムさんすみません、仕方なかったんです(笑)。 鶴瓶さん仕方なかったってなんやねん! おかしいやろ(笑)! 一生懸命やってんのに! シムさん私だけじゃなくて、皆さん笑っていたから…(笑)。 広瀬さん笑いが伝染しちゃったんですよね。 鶴瓶さん室井が声出して笑ってるんやもん! 室井さん階段があって、そのバックに大きな鶴瓶さんの肖像画があって、本人に瓜二つなんですよ。そこを降りながらの長ゼリフがあるんですが…まあ、本当に緊張しました。あははは! 鶴瓶さん噛んだらアカンし、一生懸命考えてるのに、みんな「うふふふふ、ははは!」って…あれは酷かったで、監督。ホンマに。 広瀬さん階段の段がおかしかったんですよね。 鶴瓶さん段がおかしいねん! 広瀬さん人が降りる段じゃなかったんですね。高さが2~3倍ある高い階段だったから。 鶴瓶さんコケんように確認しないといけなかった。 田村監督ありがとうございます! 鶴瓶さん「ありがとうございます」じゃないねん! MC吉瀬さんも劇場版からの参加でしたがいかがでしたか? 吉瀬さん私もさっきのシーンは本当にハラハラドキドキしながら…(笑)。(みんなが)笑っているのは見えていて、おかしかったです。私は映画からですが、連ドラから本当に大好きでご一緒できるのを楽しみにしていました。出来上がったチームなので、私も本当に緊張しました。ですが、萬くんといろんなことがあったりして…(笑)。ね(笑)? 江口さんそうですね、これは観ていただければ分かりますが、雪の中で…ね(笑)? そういうシーンもあるし、でも萬的には吉瀬さんもそうですが、千代のそういうの…ドキドキするんですよね、「え、こんなことまでしちゃうの?」って。鶴瓶さんあれはおかしいよね。「何やこれは!」て。(台本を)読んでいないから余計に…。 江口さん読んでいないのはマズいですよ(苦笑)! 鶴瓶さん申し訳ございません(笑)。 室井さんもうね、ロケ先が本当に寒くって…。監督に「こんな寒いところでやって良いの?」って聞いたら、監督は北海道出身だそうで、映画を撮るなら絶対に雪の中って決めていたんですって。ね? 田村監督雪のおかげといいますか、皆さんの演技もさらに良いものになっていました! 鶴瓶さんでも玉木さん、ずっとコート着ていたよね? 玉木さん僕だけずっと、マイナス20度まで耐えられる防寒服でした(笑)。 鶴瓶さん僕はタキシードで…。 広瀬さん私、ウェディングドレスですよ(苦笑)! 玉木さん僕は防寒バッチリでした(笑)。 鶴瓶さん(木村さんに)寒かったよな? 木村さんめちゃめちゃ寒かったです(苦笑)。 MC江口さん、雪の中でいかがでしたか? 江口さんマイナス13度とか…。 鶴瓶さんマイナス17度の時もあったよ。 江口さんあんまり体験することないですよね、それに撮影は一晩かかりますからね。 MC最後に江口さんには「ラーメンがおいしいと思う人生を送れ!」というセリフがありますが、あのセリフはどんな思いを込めておっしゃっているんですか? 江口さんどんな思いで…(笑)? えーと…、些細なことでもね、幸せなことだと思える喜び、余裕ですかね? そういうことが大事なんだよという気持ちを込めて言っています! 良いですか、これで? MCありがとうございます。鶴瓶さん、すごく良いセリフですよね? 鶴瓶さんえ? どんなセリフ? 僕のセリフ? 江口さんの? あれは素晴らしいですよ、本当に。 木村さん台本を読んでいないんですよね(笑)! 鶴瓶さんいやいや、知っていますよ、そのセリフは。さっき観たところやもん。何を言うてんねん(笑)! MC今回は、とっておきの情報解禁があります。ドラマでも主題歌を担当して「八人目の秘書」と言われていたmiletさんが劇場版でも主題歌「Final Call」を担当されています! ■「Final Call」が流れる新予告編が劇場スクリーンに流れる。 木村さんmiletさん受け取ったよ! めちゃくちゃカッコ良いですね。嬉しい! 確かに試写の最後にこの曲が流れて、「この曲、何だ?」って探しました! これからお披露目だったんですね。いやぁ、嬉しい! どうしよう。覚えて歌っちゃう。 菜々緒さんmiletさん、お会いしたらすごくキレイでかわいらしくて…。この方があのダイナミックで力強い歌声の方なんだと驚いた記憶があります。今回の作品でも主題歌を務めていただくということで嬉しいです。 広瀬さん女性のカッコ良さをより引き立ててくれる楽曲で、じっくりと後でまた予告を観たいと思います! MC最後に代表して木村さんからご挨拶をお願いします。 木村さんこの「七人の秘書 THE 」は10月7日から公開になります。全世界でここにいるお客さんが初めて観る方になります。もはや私たちと同じ、キャスト、スタッフだと思って観ていただければ、一層楽しさが増すと思っています。やっと皆さんにお披露目できるので、ご家族やご友人に広めていただけたら嬉しいです。とてもスカッとする内容になっていると思いますので、まずは気持ち良く観て、気持ち良くお帰りください。ありがとうございました!
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全高50cm超の“特級”の存在感! 大ヒット映画『劇場版 呪術廻戦 0』より、「五条 悟」「夏油 傑」の 1/4スケールフィギュアがTOHO animation STORE限定で登場!『劇場版 呪術廻戦 0』 1/4スケールフィギュア 五条 悟 商品詳細・ご予約はこちらから『劇場版 呪術廻戦 0』 1/4スケールフィギュア 夏油 傑 商品詳細・ご予約はこちらからTOHO animation STORE(以下TaS)では、国内興行収入138億円の大ヒットを記録した『劇場版 呪術廻戦 0』より、「五条 悟」「夏油 傑」の1/4スケールフィギュアの予約受付を開始いたしました。「五条 悟」は2023年8月頃、「夏油 傑」は2023年9月頃のお届けを予定しております。 ともに作中の登場する印象的なシーンをモチーフに、全高50cm超の圧倒的スケールで立体化。表情・ポーズなどのキャラクターの造形に加え、クリアパーツにて表現されたエフェクトがその存在感をさらに際立たせます。 この機会に是非、TaSでしか手に入らない特別な商品をお買い求めください!◆『劇場版 呪術廻戦 0』 1/4スケールフィギュア 五条 悟 <商品概要> 【価格】税込62,700円(税抜価格:57,000円) 【発売月】2023年8月頃お届け予定 【内容】彩色済み完成品フィギュア 【サイズ】約530mm 【素材】PVC、ABS 【付属品】専用台座 【彩色】myu 【発売元】FREEing 【対象年齢】15歳以上 ◆『劇場版 呪術廻戦 0』 1/4スケールフィギュア 夏油 傑 <商品概要> 【価格】税込82,500円(税抜価格:75,000円) 【発売月】2023年9月頃お届け予定 【内容】彩色済み完成品フィギュア 【サイズ】約500mm 【素材】PVC、ABS 【付属品】専用台座 【彩色】myu 【発売元】FREEing 【対象年齢】15歳以上 ※TOHO animation STORE限定となります ※実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承ください ※商品サイズが大きいため、上記商品代金に加え送料として【税込3,000円】を頂戴いたします。予めご了承ください ※決済方法は【クレジットカード】【コンビニ決済】に限定させて頂きます ※1会計の購入数量を1個に限定させて頂きます ※ご注文後のキャンセル・返品はご遠慮いただいております ©2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 ©芥見下々/集英社
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「隣のステラ」七夕☆(ステラ)イベント「隣のステラ」公式サイト 講談社「別冊フレンド」で大人気連載中の漫画を実写映画化した「隣のステラ」が、いよいよ8月22日より公開となります。本作の「七夕☆(ステラ)イベント」が令和7年7月7日という、平成7年以来30年ぶりとなるトリプルセブンのラッキー日に行われました。イベントには、ダブル主演を務めた福本莉子さんと八木勇征さんをはじめ、倉悠貴さん、西垣匠さん、田鍋梨々花さん、松本花奈監督が出席しました。七夕にちなんで、キャストは浴衣姿で大ヒットを東京大神宮にて祈願し、それぞれが願いを込めた短冊を披露しました。この日の模様を詳しくレポートします! 七夕☆(ステラ)イベント 天野千明役 福本莉子さん 柊木昴役 八木勇征さん 高橋雄大役 倉悠貴さん 新堂理生役 西垣匠さん 近藤はるな役 田鍋梨々花さん 松本花奈監督 ■東京大神宮にて大ヒット祈願の御祈祷をする皆さん。 ■ヒット祈願を終えた登壇者の皆さんが、涼やかな浴衣姿で登場。大きな拍手を浴びました。 福本さん本日はお集まりいただき、ありがとうございます。また、こんなステキな場を用意してくださり、ありがとうございます。本日は短い時間ですが、よろしくお願いいたします。 八木さん暑い中、お集まりいただき本当にありがとうございます。短い時間ではありますが、「隣のステラ」の魅力を精一杯お伝えできるよう頑張ります。 倉さん本日はどうぞよろしくお願いします。 西垣さん短い時間ですが、本日はよろしくお願いします。 田鍋さん本日は短い時間ですが、どうぞよろしくお願いします。 松本監督本日はよろしくお願いいたします。 MC皆さんは、東京大神宮の本殿にてヒットのご祈祷をされました。撮影以降、久々に集合した感想はいかがですか? 八木さん撮影以降なので、時間を空けて会ったんですが、撮影現場での空気感が続いている感じで、和気あいあいと楽しい時間を過ごしています。 福本さんこうして浴衣を着て集まったのは初めてなので、すごく新鮮です。 MC今日は七夕ですからね。皆さん、とても浴衣がお似合いです。本作は、キャストの皆さんはもちろん、監督も含めて非常にフレッシュなクリエイターが集結した現場だったとうかがいました。現場の雰囲気はいかがでしたか? 福本さん年齢が近かったので、すごく和気あいあいとしていました。各部署のいろいろな人がアイデアを出しながら作品を作っていくような現場でした。 八木さんクランクイン前に、プロデューサーから「同世代の方々で集まって、超王道のラブストーリーをやろう」というお話を聞きました。その言葉に、個人的にはものすごくモチベーションが上がりました。集中するところはきちんと集中しながらも、全員でカバーをし合いながら楽しめた現場だったと感じています。 松本監督撮影はすごく楽しかったです。作品のジャンルが恋愛ものなので、例えばキスシーンだったり、ハグをするシーンなどを、どういう風に魅せるのかということを、撮り方を含めて、皆でいろいろと相談しながら作っていけて良かったと思っています。 MC福本さん、八木さんとはどのようなお話をされながら作っていきましたか? 松本監督本作には原作があるので、動きや動作を含めて、「原作に忠実にやりたい」という思いと、実写化するにあたって、「あえてここは少し変えてみよう」というところなど、ワンシーン、ワンシーンを相談しながら作り上げていきました。 MC倉さんと田鍋さんは、福本さんとの撮影が多かったと思います。印象的なエピソードはありますか? 倉さんバレンタインに、お菓子をいただきました。 福本さん(笑)。撮影の時が、ちょうどバレンタインだったんです。 MC撮影は1月から2月にかけて行われたとうかがいました。バレンタインのプレゼントは、うれしかったですか? 倉さん「ちょうだい」と言ったんです(照笑)。 MC自分から? 倉さんはい。そうしたら買いに行ってくれたみたいで…(笑)。 福本さんはい(笑)。買いに行きました。 MC撮影に関しての思い出はいかがですか? 倉さん(福本さんは)とても自然体でいる方なので、一緒に演じていてすごくやりやすかったです。年齢も近いので「こっちの方が面白いかな」と、相談しながらやりました。 田鍋さん林役の田中(偉登)さんと三人で、(同時に指を立てて、その数を当てるゲーム)「いっせーのせ」をやっていました。 福本さん(笑)。ずっとゲームをしていました。 田鍋さん(福本さんと顔を見合わせて)ずっとゲームをしていたので、本当に(劇中のような)青春の時間を過ごせたと思います。 MC劇中と同じような、仲の良さを感じられる撮影現場だったのですね。 田鍋さん福本さんとは、今回の作品が「初めまして」だったんです。でも、本当に楽しくお話しをしてくださいました。私が演じたはるなは、千明の恋を応援する親友という役だったので、素のままで楽しく撮影をしていました。 MC遊園地のシーンも、とても印象的でした。 倉さん(少し動揺しながら)いやあ、楽しかったですよね。 福本さん(笑)。 MC撮影は楽しめましたか? 倉さんそうですね…。僕は絶叫系がすごく苦手なので、少し後悔していることが一つあるんです。(海賊船のような形をした大型のブランコ型アトラクション)バイキングに乗っているシーンがあるんですが、そこだけ「素の倉悠貴」がすごく出ていました。(登壇者の皆さん:笑) 福本さん怖い顔をしていましたよね。 倉さん全然役とは違ってしまって…。(監督に向かって)本当にすみませんでした。(登壇者の皆さん:笑) 松本監督編集の時に、全テイクを見ながら、(倉さんの表情が強張っていないカットはないかと)いろいろと探ったんです。でも、どこを切り取っても「倉悠貴」でした。(登壇者の皆さん:爆笑) なので、「どうしよう…!」となりました(笑)。 倉さん「使わないで…」とは思っていたんですが…。すみません、ありがとうございます。 MC福本さんも楽しめましたか? 福本さん楽しめました。(絶叫系に)何回もチャレンジしたんですが、何回やっても倉さんは怖かったみたいで、結構辛そうでした。(倉さん演じる)高橋くんは絶叫系が得意で、(福本さん演じる)千明は逆に絶叫系が怖い役柄だったんです。でも、実際は逆だったというのが、面白いなと思いました。 MC私も一足先に映画を観させていただきましたが、高橋くんが怖がっているようには見えませんでした。 倉さん本当ですか? ありがとうございます。(安堵の表情で)ああ、良かった。 MC西垣さんは、八木さんとの共演シーンが多かったと思います。お二人は以前から交流があるとうかがいましたが? 西垣さん共通の知人がいて、プライベートでご飯に行ったことがあります。 MC撮影は楽しめましたか? 西垣さん撮影現場にお友だちがいるので、楽しかったです(笑)。本当にフランクな感じでご一緒できました。僕の演じた新堂は、昴の先輩俳優なんです。でも、実年齢では僕の方が年下なんです…。そういった時空の歪みも楽しんでいました。 MC劇中劇の「ビター・スイート・ダーリン」も、とてもステキでした。 西垣さん監督からは、「とにかくキラキラしてください」と言われていました(笑)。 八木さん僕の役は俳優役なので、劇中でも作品の撮影をしているんです。なので、「ビター・スイート・ダーリン」の撮影と、「隣のステラ」の撮影がごっちゃになっている日があったりしました。(西垣さんと顔を見合わせながら)どちらを撮っているのか、分からない時があるよね。 西垣さん(うなずきながら)僕は、普通にカットを間違えました。「ビター・スイート・ダーリン」のカットの後に、「隣のステラ」のカットがかかるんです。でも、「ビター・スイート・ダーリン」のカットがかかった時に、「終わった」と思って普通にくしゃみをしてしまったことがありました。(登壇者の皆さん:笑) MC八木さんは、今回、主題歌も担当されています。 八木さん「いつも隣で」という楽曲を、僕が所属しているグループのFANTASTICSとして制作しました。王道のバラード曲だと思います。「隣のステラ」という作品にも「隣」がキーワードになっていますが、「いつも隣で」という楽曲のタイトルにも「隣」というワードが入っています。作詞家の方が、作品のキーワードとなる大切な言葉を歌詞にたくさん散りばめてくださいました。曲調的には、ドラマティックに盛り上がっていく内容になっているので、作品にピッタリだと思います。デモ曲を何曲か聴きましたが、この曲は「作品にピッタリな楽曲だな」と思いました。 福本さん歌詞には昴目線での切なさもありつつ、曲調はセミバラードで、さわやかな感じです。なので、本作にピッタリだと思いました。 八木さんありがとうございます。 MC本作はとても真っ直ぐな青春ラブストーリーですが、皆さんにとって「青春を感じてときめいた」というおススメのシーンを教えてください。 福本さん昴に手を引かれて、校舎の廊下を走るシーンがすごくお気に入りです。廊下のカーテンがカラフルで幻想的なところがすごくロマンチックで、少女漫画の青春感がギュッと詰まっていて、好きなシーンです。 八木さん昴と千明は家が隣同士で、お互いの部屋の窓を開けて顔を出すと、すごく近い距離で話をすることができるんです。これは、「隣のステラ」ならではの距離感なので、二人の会話のシーンも多く、僕的には特に印象的です。また、昴自身が芸能人になるという決意を固めた場所でもあるので、すごく印象的で、青春を感じました。 倉さん僕は、頭をポンポンするシーンです。人生で初めてやったので、かなり試行錯誤しました。(福本さんに顔を向けながら)原作に忠実になるように、やったよね。 福本さんそうですね。結構、手の置きどころが難しかったですよね。 倉さん初めに、ちょっと強めにやっちゃってね。 福本さんあれは、びっくりしました。一瞬「どつかれた!」と思いました。 (登壇者の皆さん:笑) MC力加減が難しかったんですね。 倉さんはい、頭をポンポンするっていうのが、どんなものなのか分からなくて…(苦笑)。だから、結構練習をしました。すごく良い経験になりました。 西垣さん僕と横田真悠さんが演じる葉月で、昴の背中を後押しするシーンがあります。そこで、勇征くんが全力ダッシュをするんですが、その時の八木勇征の肉体美…。 八木さん(爆笑)! 西垣さん勇征くんは、薄手の白いセーターを着ていたんですが、それが体にピッタピタに張り付いて、「この胸筋!」と、ときめいてしまいました。インスタなどで勇征くんの肉体がバキバキなことは知っていたんですが、まさかこの作品でそれが見られるとは思っていませんでした。 田鍋さん私は、教室で林くんと私が演じる葉月と千明の三人でご飯を食べているシーンが印象的です。廊下に昴がいて、学校のみんなからキャーキャー言われているので、千明が勇気が出なくて、行くか迷うんです。そんな時に「行っちゃいなよ」と好きな人への行動を後押しする親友ならではの掛け合いが、すごく青春だなと思いました。 MC映像も美しく、役者さんによるリアルで自然な表現もとても魅力的でした。松本監督が、新たな青春ラブストーリーを撮るにあたって、特に意識されたのはどのような点でしょうか。 松本監督千明というキャラクターは、好きな人のためにご飯を作ったり、朝は起こしに行ったりと、尽くすタイプの女の子像かなと思っていました。それが、令和の時代にアップデートされた女性像に見えたら良いなと思い、その点を意識しながら作りました。たとえば、朝おにぎりを作っているシーンでも、白米のおにぎりではなくて雑穀米とか、細かいところにこだわりたいと思いました。 MC本作は、夏休み真っ只中となる8月22日に公開を迎えます。学生時代の夏休みの思い出を教えてください。 福本さん私は、大阪出身なので、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きまくっていましたね。あとは、合宿も思い出深いです。サッカー部だったので、サッカーの合宿があったんですが、一日目に手首にヒビが入ってしまって、その後ずっと見学をしていたんです。でも、みんなでスイカ割りをして、スイカを食べた思い出があります。 八木さん僕もサッカー部だったので、合宿が思い出に残っています。すごくキツかったです。夏休み中に、合宿に二回も行ったんですが、今言葉に出しただけでも辛い日々が蘇ってくるような気がします。でも、合宿の最終日くらいになると、監督やコーチがバーベキューをしてくれたので、仲間たちと一緒に食べたお肉は、最高の味でした。 MC部活漬けの夏休みだったんですね。真っ黒に日焼けしていたのでしょうか。 八木さん真っ黒でした(笑)。 倉さん僕は、宿題ですね。落ちこぼれタイプだったので、最終日まで宿題を全部残すタイプでした。日記もつけないといけないんですが、かなり捏造していました。(登壇者の皆さん:笑) そんなことはなかったけれど…みたいなことを日記に書いていました。 MC宿題をやらずに、遊んでしまう夏休みだったのでしょうか。 倉さんそうですね。扇風機の前で、アイスとかを食べていたタイプです。 西垣さん僕はフェンシングをやっていたので、夏休みには合宿がありました。だいたいそれが終わったぐらいに鳥取の祖父の家に帰省をして、砂丘に行ったりしました。自由研究もおじいちゃんに全部やってもらって、アニメの一挙放送をずっと観ていた記憶があります。 MC遊びに夢中だったんですね。 西垣さん外で過ごすのはあまり得意ではなかったので、ずっと家にいましたね。 田鍋さん私は、学校でもらったアサガオを持って帰って、枯らさないように、つるを支柱に巻けるようにしながら、毎日水をあげていました。枯れずに学校に持って行けるようにしていました。 MC本日は令和7年7月7日、トリプルセブンの七夕の日になります。例年に増して、特別な七夕の日となります。「隣のステラ」の「ステラ」はまさに(イタリア語で)星という意味になりますが、皆さんには短冊に願い事を書いていただきました。そちらをお見せください。 ■登壇者の皆さんが短冊を披露。 【松本監督の願い事 車を買いたい】 松本監督ようやく車の免許を取ったので、大きくて、ゴツくて、デカい車を買いたいと思っています。気が小さいので、車は大きなものを買いたいなと思っています。(登壇者の皆さん:笑) MC色や種類など、「こういったものが良いな」と決めているのでしょうか? 松本監督車高が高い車で、色は黒色が良いなと思っています。(周囲から「ゴツいですね!」「カッコいい!」と声が上がる) 【田鍋さんの願い事 胃袋が大きくなりますように】 田鍋さん毎日食べたいものがあり過ぎて、胃袋が足りなくて。胃袋が大きかったら、もっといろいろなご飯も食べられるのになと思って、願い事にしました。 MC食べることが大好きなんですね。 田鍋さんはい! 【西垣さんの願い事 コミュ力が上がりますように】 西垣さんあまり人付き合いや、人とお話しするのが得意ではありません。なので、現場でもたまに「話しかけづらい」と言われたり、「怒っている?」と聞かれたりすることがあります。なので、もう少し上手に笑えるようになれたらと思います。 八木さん全然、大丈夫だよね。 倉さんそのままの匠が好きだよ。 八木さんそうだよ。 西垣さんメンタルケアの時間だ。(八木さん&倉さん:笑) (励まされたことで)じゃあ、大丈夫かもしれません。 【倉さんの願い事 記憶力が良くなりますように】 倉さん年々、台本を覚えるのが遅くなっている気がして…。 MCまだ、お若いですよね? 倉さんもう、ちょっと来ていますね。 八木さん(笑)。そんなことないでしょう! 倉さん記憶力が上がるドリンクみたいなものを飲むんですが、まだ効果は全然ないみたいです。 八木さんそんなものがあるんだ! MCすでに対策をしているんですね。 倉さん「病は気から」と思いながらも、対策をしています。 【福本さんの願い事 スカイダイビングをしたい】 MCアクティブな願い事ですね。いつやりたいなど、決めていることはありますか? 福本さん決めていることは何もないんですが、ふと思いつきました。絶叫系などがすごく好きで、スカイダイビングをしたら「人生感が変わりそうだな」と思って、人生で一度はやってみたいなって思っています。 【八木さんの願い事 マイサウナを作りたい】 八木さん僕はサウナがすごく好きなんですが、いろいろサウナを回っているうちに、ふと「自分でサウナを作りたいな」と思ってしまったので、サウナ仲間と計画中です。 MC構想はありますか? 八木さんバレルサウナ(樽型をしたフィンランド発祥のサウナ)というサウナも良いし、薪サウナ(薪でサウナストーブで温める伝統的なサウナ)も良いんですよ。都内でも山の方などに行けば、だいぶ良い感じの場所があるかなと思っています。そういう場所があれば、水を引けば良い水風呂もできるしと、本格的にそんなことを考えています。 MCでは、最後に松本監督、八木さん、福本さんからメッセージをお願いいたします。 松本監督本日はありがとうございました。作品はもう完成しているんですが、これから公開まで、引き続きみんなで宣伝などを頑張っていきたいと思っています。たくさんの方に届くことを願っておりますので、よろしくお願いいたします。 八木さんキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さん、同世代、若い世代の方々と一緒に、超王道の青春のラブストーリーをみんなで力を合わせながら作り上げました。たくさんの方に届けばうれしく思います。ぜひ、この夏は劇場に足を運んでいただけると幸いです。よろしくお願いします。 福本さん本日はありがとうございました。今日のイベントをきっかけに、この作品がより多くの人の目に留まることを願っています。公開まで、もう少しお待ちください。お楽しみに。
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「沈黙のパレード」初日舞台挨拶「沈黙のパレード」初日舞台挨拶「沈黙のパレード」公式サイト天才的な頭脳をもつ物理学者・湯川学が、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で解決していく、東野圭吾さんのベストセラー小説を映画化したシリーズ第三弾となる「沈黙のパレード」。 9月16日、福山雅治さん、柴咲コウさん、北村一輝さん、西谷弘監督が、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催された、初日舞台挨拶に登壇しました。東野先生からいただいたお手紙により続編談義が起きた、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。「沈黙のパレード」初日舞台挨拶湯川 学役福山雅治さん内海 薫役柴咲コウさん草薙俊平役北村一輝さん西谷 弘監督福山さんやっと皆さんにご覧いただくことができ、今日という日を新たな始まりの日として実感しております。(本作を)観終わったあとですので、いろいろなお話をします。 柴咲さん今回、久しぶりに内海薫を演じました。やっと皆さんにこの作品を観てもらうことができました。この作品が”報われる”ためにも、拡散してください。ぜひお力添えのほどよろしくお願いします。 北村さんこれだけの方々に観てもらえるのは、すごく幸せなことだと実感しております。まあ、賛否があるとは思いますが、頑張って撮影した作品です。楽しんでいただけた…とは思います。そうだったと思いたいです。 西谷監督皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか。(会場の皆さん:大きな拍手)……良かったです。束の間になりますが、(舞台挨拶を)楽しんでください。 MC福山さん、公開初日を迎えた今のお気持ちは? 福山さんこちらに来る前に舞台挨拶の内容の説明をしてもらいました。その時に、作品に携わったスタッフの方々の表情が明るかったんですよね。何か良いことがあったんじゃないですかね? MCどんな良いことでしょうか。 福山さんこれ以上、僕の口から言うのは……。皆さんの声がどのような感じかは気になるので、僕もTwitterを見ています! 北村さんはね、「賛否ある」とおっしゃいましたが、僕が見た限りほぼ賛(賛成)でした。(会場の皆さん:拍手) これはMCさんと僕で作った拍手システムですからね! MC先日の完成披露の時に、拍手でアンケートを取りまして、かなり盛り上がりましたね。今日もアンケートを取りましょう! 福山さんはい。(会場の皆さんに向かって)今日も質問には拍手で答えてください。喜んでいる声、楽しんでいる声、届いております。「朝一で観てきました。これから別の映画館で二回目を観てきます」という猛者もいます。さらには、「何ヵ月も前から、映画の初日に合わせて有給休暇を取って(初日は)一日中観ます」という方もいらっしゃいますからね。 MC福山さん、そういうのチェックされるんですね。 福山さん僕は、見る派です。ですから皆さん、今日もたくさん感想をつぶやいてください。この作品に対する、僕らでは思いつかなかった発見や新しい観方があると思います。忌憚のないご意見を聞かせてください。作品の編集はもうできませんが、参考にさせていただきます。 MC初日だけで、「この映画がどのくらいのヒットか」がだいたい分かるものです。あまり具体的なことは言えませんが、「大ヒット間違いなし」のロケットスタートをきったようです。(会場の皆さん:拍手) 福山さんそれは信じて良いんですか(笑)? MC間違いありません! 福山さん分かりました(笑)。ありがとうございます! やったことが結果に結びつくのは本当に嬉しいことです。さらに嬉しいのは、「胸に迫るものがある!」「待ってました!」などのお一人お一人の感想に込められた血の通った言葉です。引き続き、皆さんの声を聞かせてもらえればと思います。 MC前回の完成披露試写会の舞台挨拶では、たくさんの方が登壇されたので「なみきや」のお話が多かったですが、本日はお三方ですので、別のお話を伺いたいと思います。「沈黙のパレード」のタイトルにもあるように、パレードのシーンは圧巻でしたね。(会場の皆さんに向かって)パレードのシーンがすごかったと思った方?(会場の皆さん:拍手) そうですよね。福山さん、撮影にはかなりの時間をかけたと聞いております。 福山さんこの物語において非常に重要なシーンでした。当初からボリュームのあるシーンでしたので、必然的に時間がかかりました。リハーサルを東宝スタジオでやりましたが、監督の演出にも力が入っておりました。そして正直、雨に泣かされたというのがありました。 MC一説には、「福山さん雨男説」がでたそうで……。 福山さんちょっと待ってください! 逆です。僕は晴れ男です。 MCその「晴れ男が雨男に変わったのではないか?」というスタッフからの情報がありました。 福山さん何だと(笑)!? 僕は監督に、「この(ロケ地の静岡県)牧之原市という町は、こんなに天気が変わりやすくて雨が多いんですか?」って聞きました。ロケ地にした理由も聞きましたが、普段はあまり(雨が)降らないそうです。雨男は監督でしょう?!西谷監督(笑)。……こうやって、みんなでなすりつけあっています。 福山さん何よりね、エキストラとして参加してくださった方と、映画のボランティアスタッフの方に大感謝です。何度スケジュールが変わっても撮影に来てくださいました。 西谷監督福山さんの(撮影)最終日を迎え、その次の日にも撮影があって……翌日からは皆さん撮影に来ていただけないと思っていました。そこで最後に福山さんが挨拶をしてくれましたね。 福山さんどうしても感謝を伝えたくて……。 西谷監督僕は、すごく心配をして、逆に挨拶はやめたほうが良いのではないかと……。 福山さんなるほど! 西谷監督そのご挨拶で、地元のエキストラの方々に「明日も来てくださいね」と福山さんがお願いをしてくれたんです。そしたら、翌日も大勢の方が来てくださりました。 福山さんこの映画は、牧之原の方々、エキストラとして参加してくださった皆さんのおかげで完成した作品なんです。 MC静岡県の牧之原市での撮影は、道路を封鎖したり、バスの路線を変えたりしたと聞いております。 福山さん(西谷監督に)あ、そうだったんですか?! 西谷監督はい、バスの路線も全部変えてくれました。 福山さんパレードの撮影場所へ初めて行った時に、「よく、このような映画(の舞台)そのままの街(架空の都市・菊野市)をロケハンで見つけましたね」って、言ったぐらいです。実は、看板や飾りはすべて作っていたんです。 西谷監督ただ、「なみきや」のあるあの街(菊野市)自体は東京の23区外の設定です。なので皆さん誤解のないように……ロケ地が静岡県です。 福山さん本当に菊野市がそこにありました! MC福山さんが、そのように感じられるということは、すごいセットだったんですね。 福山さん精巧な!……僕ばかりではなく、そろそろ柴咲さんのお話も。 MCそれでは柴咲コウさん、みんなが待っていましたよ。「ガリレオ」九年ぶりと言っていますが、湯川と薫のタッグは、十四年ぶりです。 柴咲さんそんなに時が経っていたんですね。 MC内海薫が帰ってくることを皆さんが待ち望んでいました! 反響を感じていらっしゃいますよね? 柴咲さんそういうお声をいただいています。嬉しいです。テレビドラマは、違うエッセンスやケミストリーといった刺激が必要だと思いますから、後輩にバトンタッチしました。そのあとに「容疑者xの献身」があって、ドラマの第二弾があって、そういう変化をしていくことも必要なのだと私自身は考えていました。今回、私はストーリーテラー的な立ち位置で、いつものキャラクターと新しく登場するキャラクターたち、たくさんのキャラクターがいて、バランスとして安心して観てもらえると思いました。 MCかつては新人だった内海薫、それが時を経てベテラン刑事になっている変化がありました。 柴咲さんテレビドラマの最初はドラマとして盛り上げないといけないので、自分自身もキャラクターを通して声のトーンを少し上げていました。賑やかし的な感じもあり、湯川先生をたきつけたり、怒らせたり、嘆かせたりする役割でした。それが、年月が経つことで大人部門に入ったというか、違う解釈や見せ方もできるようになりました。演じる方としては、落ち着いてお芝居ができるので楽になりました。 MC福山さんは本作の撮影前にスペシャルドラマ「ガリレオ 禁断の魔術」(フジテレビ系列にて9月17日放送の新作SPドラマ)を撮影されていたので、柴咲さんとファミリーレストストランで向き合った時には、すでに「湯川学だった」と前にもおっしゃっていました。 柴咲さん100パーセント完全なる湯川先生でした。「福山さん!?」と思ったら、振り返り方がいつもとは違って、独特のゆっくりした動きで湯川先生でした。 MCそこがすごいですね。ちょっとした動きでキャラクターだと分かるんですね。それは、僕が現場にいたら、僕が見ても分かりますかね? 柴咲さんどうでしょうねぇ~。……分かるんじゃないですか!?MCそのぐらい湯川さんになりきっているってことですね。 柴咲さん福山さんを筆頭に、メイク、衣装、美術、演出といったたくさんの方々が、湯川先生を作り上げて、物語が作られ、キャラクターが作られ、そこに(福山さんは湯川先生として)お立ちになられています。 MC北村さん! 本作では、草薙がクローズアップされ、湯川と草薙の友情が最も色濃く描かれました。やりがいがあったのではないでしょうか。 北村さんそうですね、すごく! MC思い入れを込めて質問をしたのですが……MC失敗という感じです。 北村さんいやいや、ここからです! やりがいがありました。暗いというか、深いというか、辛いというか……。 MC苦悩していましたか? 北村さん苦悩していましたね。取材でも、「苦悩している間は大変だったのでは?」とよく言われます。でもね、生活がありますからね(笑)。基本的に準備はクランクイン前にするので、毎日何回も本(脚本)を読んで、夜な夜な監督に電話をかけて話をしていました。現場に入る時は、普通は引きずらないんですが、本作に関しては少しだけ引きずりました。そのせいか人のお芝居を見ているのが辛かったです。警察の取調べで商店街の方々と話をしていること一つ一つが的を射たセリフで、警察官役としての立場は別として、自分としては「何も間違えていないです」と心の中で思っていました。それぐらい皆さんのお芝居の熱量がすごかったです。テストの時から怒鳴られて辛くなるぐらいで、そこは少し引きずりました。MCいろいろな作品でさまざまな役を演じられている北村一輝さんがいままでにそういう感情になる作品、役というのは? 北村さん滅多にないです。……滅多にというか本当にないです。 MC役者の皆さんの言葉を聞いて、改めて演出をされた西谷監督は、どのようなことを今感じておられますか。 西谷監督こちらのお三方(福山さん、柴咲さん、北村さん)に関しては、余計な演出はしませんでした。先ほど柴咲さんもお話されたように、自分の中の役作りはされていて、なおかつ瞳に映る相手の方が役になりきっていることで、三人が役になりきるのはすごく早かったです。ですから僕は全力で「なみきや」方面にいくエネルギーが残っていて余裕もできました。 MC監督は、綿密にリハーサルをされて時間をかけて撮ることで有名です。……今、柴咲さんも大きくうなずいていました。 西谷監督それは風評被害になっています(笑)。 MCお三方には、委ねてしまう? 西谷監督そうです。自分も一観客として楽しんでいますし、スタッフの表情と高揚感を見て「あ、いけるかな」という自信が持てた瞬間でもありました。 MC「沈黙のパレード」は、ベストセラー作家・東野圭吾さんの原作がもとになっています。映画が初日を迎えるということで、東野先生からメッセージが届いております。私が代読いたします。このたびは無事に初日を迎えられることになり、おめでとうございます。 湯川学さん……久しぶりに福山雅治さんを演じてくださり……間違えました。福山雅治さん、久しぶりに湯川学を演じてくださりありがとうございました。もはやどちらでも良いんじゃないかと思うぐらい、私の中で二人は同化しております。 柴咲コウさん、本当にお久しぶりです。もう内海薫は見られないのかなと思っていただけに本当に嬉しかったです。戻ってきてくださったことに感謝します。 北村一輝さん、私が見たかった草薙をようやく見せていただけました。長年の夢が叶った気分です。 そして、西谷弘監督、お見事でした。この長い原作をいかにして二時間ちょっとの映画にするのか、私には想像がつきませんでした。過去のガリレオ映画も素晴らしかったですが、今作が最高作だと思います。 それにしてもコロナ禍の中、撮影は大変だったろうと想像します。 役者の皆さんやスタッフの方々の御努力に心より敬意を表します。 ところで皆さん、ガリレオはこれでゴールインなのでしょうか? 東野圭吾【東野圭吾さんからのメッセージ】会場の皆さん(大きな拍手)。 MC素敵なお手紙を頂戴しました。福山さん、いかがですか。 福山さんいやぁ、最後の一行がとても気になります。僕らが先生にお聞きしたいことです。 MC先生としては、ゴールではないとおっしゃっている感じですね。つまり「沈黙のパレード」は2018年に出版されました。そして四年が経って映画になりました。福山さんとしては、「まずは東野圭吾先生が(映画の原作となるガリレオの)小説をお書きにならないと」と言いたいのでしょうか。 福山さん今は「透明な螺旋」(2021年刊行 東野圭吾著)があります。 MCそれで、どうでしょう? 福山さんいやいやいや、僕が決めることではないです! もしも僕だけで決めて良ければゴリゴリに進めますが……。皆さんの足並みが揃って初めて映画にできますからね。 MC主演の福山さん的には? (会場の皆さん:拍手) 福山さん(笑顔で)拍手にも表情がありますからね。 MC今の拍手は、自然発生です。これこそ、本物だと思います。(会場の皆さんに向かって)またガリレオを観たい方は? (会場の皆さん:大きな拍手) 福山さん長い拍手でしたね。いやもう本当に皆さん、お気が早い! MC(映画化の間隔が)九年というのはちょっと長かったですよね? その前は五年開きました。 福山さんそうですね。九年後というと僕も62歳になっているので……。 柴咲さんそれはそれで観たいです! 福山さん良いですか? 九年後ということであれば、我々ちゃんと生きていましょうね! MCいえいえ、九年後ではなくもう少し早い方が良いです。柴咲さん、東野先生のメッセージはいかがでしたか。 柴咲さん嬉しいですー! 薫に対する愛情を感じました。 MC今の「嬉しい」は、心からの声でした。 柴咲さん今日着ている衣装ですが、ここ(ドレスの胸部装飾)に内海(UTSUMI)って……この日のためにデザイナーさんが作ってくれました。 福山さんアルファベットでね!(カメラマンに)望遠でグッと寄っていただくと……。MC内海薫への想いですね。 柴咲さんSHIBASAKI(柴咲)でもKOU(コウ)でもなく、UTSUMI(内海)なんです。だからね、何が言いたいのかというと、周りの方の「ガリレオ愛」が深く増していることをすごく感じています。あとは「観客として待っています」という声も増えています。それだけ、愛情が膨らんでいるものは、ね! (続編を)出せると良いですね! 福山さんうん! MC皆さんが待ち望んでいる作品ですからね。北村さん、東野先生から「私が見たかった草薙の姿」と……これは嬉しいですね。 北村さんはい。……嬉しいです(満面の笑み)。 MCもう少し何か……あと一言。 北村さんえーっと…本当に嬉しいです。本当に嬉しい時はその「嬉しい」しか出てこない。嬉しいですし、最後については、僕らがこうして話す時に「何十作もやって、死ぬまで続けたいです」という可能性もあるじゃないですか。あとは、皆さんの応援がそれを可能にしてくれます!!(会場の皆さん:拍手) MC西谷監督、「最高作」という最大の賛辞をいただきました。 西谷監督ありがたいです。最初に原作を読んだ時に、東野先生が「ガリレオ」ファンをすごく大切にしてくださっていると感じました。また、読者の皆さんも、湯川は福山さんを、内海は柴咲さんを、草薙は北村さんの顔を思い浮かべて読んでいらっしゃると聞いて、映像に携わる者として、これほど幸せなことはないと感じております。 MC最後に福山雅治さん、ご挨拶をお願いします。 福山さん初日を迎えて、この十五年という時間がいろいろなところにつながっているんだと感じています。「ガリレオ」には、いくつかの“発明”があります。あえて“発明”と言います。まずは東野先生の小説、そしてそれを映像化しようという“発明”がフジテレビさんの中でありました。元々は「ガリレオ」の中には存在していなかった内海薫という“発明”が生まれた。草薙という人間もドラマや映画の回を重ねるごとに、最初に登場した草薙とは違う内面を見せる“発明”が起きました。それを監督がつぶさに拾い集め、ないしは監督自身の“発明”をたくさん散りばめて、十五年間、積み上げてきたというよりは偶然につながって、今があるのだと思います。東野先生、監督、柴咲さん、草薙さん……いえ北村さん。僕が東野先生から「湯川さんと福山さんは同化している」と言われたように、僕も北村さんと草薙さんが同化しています。北村さん光栄でございます。 福山さんやっぱり元気に生きてきたからこそ、ここにたどり着けていて、こうして一つの作品に集まれるんです。また一時離れて、それぞれが、それぞれに生きていくんです。そこで、得たモノや、培ったモノを持って、この現場に帰ってくる。この十五年間には、そういう意味がありました。「ガリレオ」のためだけに、ずーっとやっていたわけではなく、離ればなれになって、また戻ることでとても豊かな収穫というか実りが、今日のこの一日に、「沈黙のパレード」につながっていると実感しております。おそらく皆さんの中には、初めて観る方もいらっしゃるかとは思いますが、以前の作品も観た方はこの九年間、十五年間もこの映画に含まれているように感じます。そうしたたくさんの方々に支えられながら、愛してもらった結果が今と作品につながっています。皆様が求めてくださるのであれば、次なる最高傑作のさらなる最高傑作を生み出すことにつながっていくと思います。また観に来てください。本日は本当にありがとうございます。(会場の皆さん:大きな拍手) ■客席をバックにフォトセション。MCそれでは福山さん、その場でラストメッセージをお願いします。 福山さんすみません、もう一つお伝えするのを忘れておりました。「ガリレオ」が起こした少しずつの“発明”の中の大きな“発明”の一つに(福山さんが作詞・作曲・プロデュースを手がけ、柴咲さんがボーカルを担当するユニット)「KOH⁺」(コープラス)もあります。(会場の皆さん:拍手) 先ほどは皆さんの熱気に押されてお話しするのを忘れていました。後方支援をありがとうございます。主題歌の「ヒトツボシ」は、皆さんのおかげで初登場デイリーチャートで一位をいただきました。本当にありがとうございます。本日は一枚一枚(CDを)手売りしたい気分でございます。「ヒトツボシ」も映画と共に皆さんの心に深く届いて、僕らの手元から離れ、やがて皆さん一人一人の「ヒトツボシ」になっていくことを願っております。長く愛していただけるよう、私共も心を込めて歌っていきたいと思います。よろしくお願いします。(会場の皆さん:拍手)そして、もう一つ! 17日のフジテレビ土曜プレミアムで「ガリレオ 禁断の魔術」が放送されます。この「沈黙のパレード」の四年前のお話になっております。本作を観て、「禁断の魔術」をご覧になると、「沈黙のパレード」へのつながりが分かると思います。そうすると、「沈黙のパレード」を再び観ないわけにはいかなくなります! 「沈黙のパレード」と明日の「禁断の魔術」をぜひよろしくお願いします。本日はお集まりくださり誠にありがとうございます。そして、たくさんの方に魅力をお伝えいただければと思います。(会場の皆さん:拍手)
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『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』 劇場用パンフレットをお買い求めのお客様へこの度は『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』劇場用パンフレットをお買い求めいただきまして誠にありがとうございます。 本パンフレット内の記事に誤りがございました。 謹んでお詫び申し上げますと共に、下記の通り訂正させていただきます。 劇場用パンフレット『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』 11ページ 渋川清彦様 コメント 1行目 (誤)リュック・ベッソン監督の映画『WASABI』 ↓ (正)『WASABI』において、リュック・ベッソンは製作・脚本で、監督ではございませんでした。 ご購入いただきましたお客様には大変ご迷惑をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます。 東宝株式会社 映像事業部 キャラクターMD事業グループ インシアター事業チーム
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映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 特別版パンフレット発売のお知らせ特別版パンフレットは、両面印刷が施された特製カバーとパンフレット限定13種類のステッカーが 付いています。※その他の内容は通常版パンフレットと同様です。 特別版は【初版限定】=数に限りがございますので、お早目にご購入されることをお勧めします!『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開を記念し、 1月7日(金)より上映劇場にて通常のパンフレットに加えて特別版パンフレットを販売致します。商品名:『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』劇場パンフレット特別版 価格:1,100円(税込)/60ページ+特製表紙カバー+限定ステッカー ※特別版は売切れ次第終了【パンフレット特製カバー/特別版】商品名:『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』劇場パンフレット通常版 価格:880円(税込)/60ページ【パンフレット表紙/通常版】発売日:2022年1月7日(金) ©2022 MARVEL ©2022 CPII 東宝株式会社 映像事業部
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100日間生きたワニ Blu-ray神木隆之介 中村倫也 木村昴 新木優子 / ファーストサマーウイカ 清水くるみ Kaito 池谷のぶえ 杉田智和 / 山田裕貴共に生きる本編ディスク:Blu-ray本編63分+映像特典 カラー ビスタサイズ 1層(BD25G) 音声:1, リニアPCM5.1ch /2, リニアPCM2.0ch 字幕:なし【映像特典】◆予告編集(予告/特報1/特報2) ◆初日舞台挨拶 【登壇者】神木隆之介/中村倫也/新木優子/ファーストサマーウイカ/上田慎一郎監督 /ふくだみゆき監督 ◆オンラインヒット祈願イベント 【登壇者】:神木隆之介/木村昴/ファーストサマーウイカ/上田慎一郞監督/ふくだみゆき監督 中村倫也(VTR 出演) ◆キャスト座談会 神木隆之介、中村倫也、木村昴、新木優子、山田裕貴の5 人が、映画『100 日間生きたワニ』を試写で見た 直後に座談会を開催!和気藹々と率直な感想を語る5 人の姿を是非お楽しみください!TBR31268D/2022年度東宝原作:きくちゆうき「100 日後に死ぬワニ」 監督・脚本:上田慎一郎、ふくだみゆき コンテ・アニメーションディレクト:湖川友謙 音楽:亀田誠治 主題歌:いきものがかり「TSUZUKU」(Sony Music Labels)桜が満開の3 月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが心配してバイ クで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホ は、画面が割れた状態で道に転がっていた。 100 日前―――入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送っ てくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。大好きなゲーム、 バスケ、映画...ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。 お花見から100 日後――桜の木には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。 仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。そんな中、みんなの暮らす街に新たな出会いが訪れる。引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに、ネズミたちは戸惑いを隠せず... 変わってしまった日常、続いていく毎日。これは、誰にでも起こりうる物語。© 2021「100日間生きたワニ」製作委員会100日間生きたワニ Blu-rayご購入はこちら
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「七人の秘書 THE MOVIE」秘書たちのお悩み相談会「七人の秘書 THE 」秘書たちのお悩み相談会「七人の秘書 THE 」公式サイト人気ドラマの待望の劇場版となる「七人の秘書 THE 」の公開を前に9月26日、東京・新橋のスペースFS汐留にて、本作の試写会が行われました。上映前には、本作にちなんで“秘書たちのお悩み相談会”が開催され、木村文乃さん、広瀬アリスさん、菜々緒さん、シム・ウンギョンさんが登壇しました。ドラマ&映画さながらにバッサバッサと悩みをぶったぎる…? こちらのイベントの模様をレポートいたします。「七人の秘書 THE 」秘書たちのお悩み相談会望月千代役木村文乃さん照井七菜役広瀬アリスさん長谷不二子役菜々緒さん朴四朗(パク・サラン)役シム・ウンギョンさん木村さん今日もたくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。思ったよりも話しやすそうな雰囲気なので、「七人の秘書」というより、私たちの魅力(笑)をお届けできればと思っています。 広瀬さん本日はお越しいただきありがとうございます。短い時間ですが、ぜひ楽しんでいってください。 菜々緒さん本日はよろしくお願いします。 シムさん今日はよろしくお願いします。 MC先日の完成披露はド派手でしたがいかがでしたか? 木村さん今日のこの感じのほうが好みです(笑)。(完成披露は)イベント感が強くて、空気に呑まれた感じが…(苦笑)。 菜々緒さん映像で見たけれど、(木村さんは)登るところを間違えていたよね(笑)? 木村さん間違えちゃった! 菜々緒さん他にも間違えている人いなかった? 木村さんウンギョンちゃんも間違えていた(笑)。 シムさん何かフラッシュが眩しくて…どこを見れば良いのか分からなくなっちゃってテキトーになっちゃったんですね(笑)。そういうつもりはなかったんですが…。 木村さん「ギャルピースをみんなでやって出ようね!」って事前に話し合っていたんです。 MC誰も裏切ることなく、皆さんちゃんと…。 広瀬さんそうなんですよ。実は江口さんが一番ノリノリだったんですよね。「全然良いよ!」って(笑)。「これは裏切ってはいけない」「いっちゃおうよ!」と、舞台袖で話をしていました。そしたら、見事に皆さん、やってくれました。ただ、それから数日経ってから、20代前半の女優さんたちが映画の舞台挨拶でギャルピースをやっていて…。「あぁ、そっちだな、やっぱり…」って思いましたね(苦笑)。 木村さんそうですね。私たちじゃなかったね(苦笑)。 広瀬さんキラキラですごいなぁ…って(笑) MCそんなことないです。熟練の感じで…。 木村さん熟練の(笑)。 MCイベントや取材はドラマの時よりも多いですか? 木村さん取材は断然多いですね。今日もたくさんのマスコミの方に来ていただいて、カメラもたくさんありますしありがとうございます。祭りが始まるなって感じがします。広瀬さんそうですね。(取材は)何日もやっていますし、圧倒的に多いですよね。バラエティもちょくちょく…。 木村さん今日(9月26日)、夜7時から、こないだ撮ったお城の番組(「歴史の専門家が選ぶ 難攻不落!最強の城総選挙」テレビ朝日系列にて放送/SPプレゼンターとして木村さん、菜々緒さん、広瀬さんが出演)だよね? でも、皆さんはこれから映画を観るんですよね? じゃあ、(番組は)観られないね。録画してきました? MCいよいよ今週末の10月2日にはファン待望のSPドラマ(「七人の秘書スペシャル」)が放送されます! どんなお話になっているんでしょう? 木村さん連続ドラマの最終回で粟田口(岸部一徳さん)との激闘の末に何とか勝利しましたが、私たちは秘書を辞めなくてはならなくなって、散り散りになるというところで終わるんですよね。あ、七菜は…(広瀬さんに向かって)何であなた秘書に残ったの(笑)? 広瀬さんありがとうございまーっす! 木村さんそういう状況でみんなが再集結するところから始まります。私は何とかまた秘書の仕事に就いたんですが、その会社で命にかかわる大問題が起きてしまい、その悪をぶっ潰すためにみんながまた再集結をするという話になっています。 MC広瀬さんが演じる七菜はドラマで変化はあるんですか? 広瀬さん相変わらず占い詐欺とかに遭っていますよ。だいたい連ドラでもそうでしたが、私の役は事件を持ってくるタイプの役で、SPドラマでも映画でも変わらず、安定の七菜ちゃんって感じですね。かわいらしいですよ。MC不二子は人生の大きな変化が訪れますね。 菜々緒さんそうなんですよ。一番、人生が激変するような…分かる人には分かると思いますが、不二子さんがお母さんになっているという感じです。皆さんはSPドラマを通り越して映画を観ちゃうことになりますが、注目して観ていただきたいです。MCシムさんの見どころはどんなところでしょうか? シムさんそうですね。サランも相変わらずなんですが、SPドラマでも映画でも初めてアクションに挑みましたので、ぜひ皆さんご覧ください。 ■特別コーナー「ここからは引き取らせてもらおうか! 秘書のお悩み相談会!」 MCでは、ここからは本日の特別コーナーです。秘書たちはラーメン萬で悩める人の依頼を受けますが、今回、「#ラーメン萬たすけて」をつけて悩みを募集したところ、500通を超える相談が届きました。こちらの悩みに皆さんに応えていただきたいと思います。 ちなみに広瀬さんは、「相談したいタイプ」それとも「相談されるタイプ」ですか? 広瀬さん相談もしないですし、全然、頼ってももらえないですね。普段からポンコツなんで(笑)。相談は…あんまりしないですね。自分の中で決めちゃいますね。 菜々緒さん私は圧倒的にされる方が多いですね。 木村さん分かる! 菜々緒さんそんな大それた人間でも何でもないですが、なぜか相談されることが多いですね。 木村さん菜々緒さんは「それってこうじゃない?」「こういうのあるよ」と、答えやアドバイスがスルッと出てくるから相談をしたくなっちゃうんですよね。 広瀬さん秒で答えが出るので、何か聞きたくなっちゃいますね。 MCシムさんは「相談する方」または「相談を受けるタイプ」ですか? シムさん相談されることが全くないです。相談もしたくないというか、やめたというか…もう大人だから、自分で解決しようと思っています。でも、広瀬さんと同じくポンコツです(苦笑)。 広瀬さんポンコツ27歳組です(笑)。 MC木村さんはいかがですか? 相談を受ける方ですか? 木村さん受けているんですかね? あんまり重く受け止めないというか、割と流し聞きしちゃう。 菜々緒さんそんなイメージある。「大丈夫じゃーん」って言っている…。 木村さん「そっかー」って言って終わるので、一方的に聞いてほしい方にとってはとても適切な人間だと思います。いつでもお引き受けいたします。 MC最初のお悩みはこちらです。 【お悩み】「猫の夜泣きで寝不足の日々です。すぐに寝られる秘訣はありますか?」 木村さん寝ると言えば広瀬さん! 楽屋には常に枕とヨガマットを持ってきて、休憩ごとに寝るという。 広瀬さんでも、これ解決法がありますね。耳栓をするか、猫の動画を流すかですね。あえて猫の動画を流すと、猫が反応して鳴かなくなるんです。 木村さんすごい、そうなんだ! 広瀬さんそうなんです。うち、犬がいるんですが、時々吠えるので犬の動画を流すと、全然鳴かなくなります。木村さんだそうです! 広瀬さんおすすめです。「ニャーッ」と聞こえると探し始めて、ずっと画面を見ています。 MCちなみに広瀬さんはどこでもすぐに寝られるという特技をお持ちなんですか? 広瀬さんはい。私はどこでも寝られます。ここで「目をつぶって寝て」って言われたら寝られます。どこでも本当に寝ちゃいそう! MC木村さんは、忙しい中で寝るための対策などは取っていますか? 木村さん対策? あの…座らせたら寝ます。(寝ちゃうから)今は立とうかな(笑)。職業病みたいなところもあるかもですね。 MC菜々緒さんはいかがですか? 菜々緒さん私、どうしているかな? ハーブティーを飲んだり、温かいものを飲んだらリラックスするので、それで寝ることが多いですかね? シムさん私、寝られないかもですね。なぜなんだろう…? 広瀬さん(寝られなくて)悩んでいる? シムさん悩んでいるっていうか、いろいろ仕事のこととか…。でも、家を暗くしてリラックスできるように何とかやってはいるんですが…。 MCハーブティーが良いかもしれませんね。 シムさん今日から飲みます。 菜々緒さんアロマとかも良いかもですね。あとお灸もおすすめです。セルフお灸が薬局でも売っていて、自分でできるんです。ツボを調べて、自分でやってみると結構眠くなりますよ。 広瀬さんそれやったら菜々緒さんになれるんですか? 菜々緒さん近づけるかもしれない(笑)。 木村さん世の中からお灸が消えるかも! 菜々緒さんお灸はおススメです。寝不足の方は、自律神経を整えると良いと思います。 【お悩み】「シャイで友達ができません。これをやったら大丈夫という方法はありますか?」 MC広瀬さんはいかがでしょう? 広瀬さん私もこんなんですが、人見知りなんですよ(笑)。誰ですか、今笑ったの? 私はだいたい待っていますね。 木村さん「待っている」って? 広瀬さんしゃべりかけてもらうのを「待っています」。あと一つ、気をつけないといけないのは「恥ずかしい」っていう感情を出すと話しかけにくくなるので、ニコニコしています。そうやって待っています。そうすると誰かしら話しかけてくれますね。 木村さんそうね、シャイな割に話しかけにくさは感じないよね。 菜々緒さん確かに。あまりに俯いたり、暗そうな感じを出しちゃうと、話しかけようにも話しかけられないところはあるので、シャイでも頑張って、「空間にちゃんとなじむように努力」したり、アリスみたいに「笑顔で頑張ってみる」ような歩み寄り方は大事かもしれないね。 広瀬さん待つだけでなく、こっちからしゃべらなくても良いのでニコニコしているだけでも良いと思いますよ。 【お悩み】「思わせぶりな態度をしてくる男子をどうにかしたい! どうやって撃退したら良いですか?」 菜々緒さん撃退したいんですもんね? 普通に「やめて」っていうのが一番だと思いますね。撃退したいのであれば、ちゃんと「NO」を言うことは必要なことです。それをうやむやにすると、相手も「これくらいだったら良いんだ」って思っちゃうので、その受け答えや反応、自分の表現をちゃんとするのは大事です。女性の皆さんは「YES」「NO」をハッキリ言える人であってほしいと思いますね。 木村さん姐さん! 菜々緒さん意思表示をちゃんとする。あとは「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えれば人間、大丈夫です! 木村さん真理を突いてきた感じ。 MCシムさん、それでも思わせぶりな態度をとってくる人にはどうしたら良いでしょう? シムさん懲らしめてやりますよ(笑)! 【お悩み】「パソコンをサランさんのように速く打てません。何かコツはありますか?」 シムさんこれは私も実際にやったことがないんですが、知り合いに聞いたところ、自分が好きな曲を流しながら曲に合わせてタイピングすると役に立つみたいなのでぜひやってみてください!広瀬さんでも好きな曲が、ヒップホップでガンガンのやつだったらどうする? タイピングが追いつかないよ? エミネムとかだったら早口で…。 菜々緒さん極端なのよ、アリス! エミネムはダメ! バラードとか童謡とかそういうのから始めないとね。しかも日本語じゃないしね。 広瀬さんそっか(笑)。 シムさん私もまだやったことはないんですが、やってみようかなと思います。 MC皆さん、タイピングは速いですか? 菜々緒さんブラインドタッチってコツコツ練習するものですものね。 木村さん(報道陣に向かって)記者の皆さんは、どうやって打っているんですかね? 菜々緒さんどうやってマスターしたか教えていただけますか? 木村さん(マスコミ席を見渡して)みんな目を伏せるじゃない(笑)。 菜々緒さんみんな、目が合わなくなるってどういうことですか(笑)? 木村さん今聞こえるタイピングの音を聞くとものすごく速いですよね! あ、止まっちゃった(笑)。 【お悩み】「靴下を脱ぎっぱなしの旦那を懲らしめる方法はありますか?」 菜々緒さん靴下脱ぎっぱなしの旦那さんを選んだあなたも良くないけれど…。それは本当に自業自得なんですよ。結婚するってそういうことも念頭に置いて結婚するわけですよね? そこは、自分にも非があるということを念頭に置きつつ、でも、この旦那さんも靴下を片付けてもらうために彼女を奥さんにしたわけじゃないはずなので、話し合うことが大事なんじゃないですかね? 広瀬さん以前ニュースで、菜々緒さんのインスタのストーリーがバッサバサ斬っていてすごいってやっていましたね。それかなと思いました(笑)。 MCその旦那さんを選んだあなたにも非があると? 菜々緒さん絶対にゼロじゃないですよね? お互いに歩み寄るのが夫婦なので、解決策を探すのが妥当かなと私は思いますが…。 木村さんどうしますかサランさん? シムさん懲らしめてやりますよ!登壇者の皆さんイェーイ(笑)! 【お悩み】「大好きな人がインスタのストーリーを見てくれません。どうしたら見てもらえますか?」 広瀬さん「インスタのストーリーを見てくれません」? 逆に言うと、ストーリーを見てくれても、その人の本質を見てくれなかったらどうするんですか? インスタのストーリーなんて、いくらでも盛れるじゃないですか? だから一番は直接会って話すことだよと。 木村さんそう思います。 広瀬さん菜々緒さん、どうですか? 菜々緒さんみんなSNSに依存し過ぎですよね。何でもSNSを通してやろうとし過ぎています。時代だからしょうがないですが、アリスが言うように直接会って、本音で話し合ったり、嘘偽りないものをぶつかり合うのが、大切な人とすることだと思います。この悩みがあるって幸せなことですが、もっと違う幸せを見つけるべきだと思いますね。 木村さんそうですね。まずそういう風に思える青春時代を過ごしたかったです…。 MCなるほど…あまり皆さん、こういうことはなかったというか…。 木村さん困っちゃいますよね。こういうことに思い当たることがある人が、「お互いにリアクションしていなかった」って、なってくれたら、あえて公の場で質問する意味があったのかな。私たちがちょっと救ってあげられたような気がします。広瀬さん私、分かりました。「大好きな人に見てもらえない」じゃなく、大好きな人と約束をして、インスタのストーリーに載せちゃえば良いんですよ! 木村さんん? 広瀬さんだから、見てもらえないなら、見てもらえるように遊びに行く約束しちゃえば良いんじゃないですか? 「ご飯行こう」とか「お茶行こう」とか。そうしたら、見てくれるんじゃないですか? シムさんそれが恥ずかしいから、見てもらいたいと思ったんじゃないですか? 菜々緒さんどういうストーリーの話をしているんですかね? それによって変わりますよね。日常のたわいないものを見てもらいたいということなんですかね? MC時々、その人限定にして「今日、空いているんだけど誰か誘って」みたいなことをアップしたりする人も若者の間であるとかないとか…。 木村さん何ですかそれ! 菜々緒さんそういうのだと見てくれなかったらきついですね。それって個人的に送るっていうこと? MCあたかもみんなに送っているように見せかけて、その人限定で送るっていうことですね。 菜々緒さんあぁっ! 木村さんやってみたいですね。 菜々緒さんそういう上級テクニックなんですね。結局、それも「既読無視」的なことってことですかね? 返事が来ないという? 広瀬さんやっぱり、会うのが一番です。 菜々緒さん本当にそれが一番ですよね。だって「大好き」なんでしょ? 広瀬さんだって、仮にこの人と結婚しても、会っていなかったら、靴下脱ぎっぱなしにするかもしれないし。それでストレスが…となるかもしれないから、ちゃんと会って、本質を見極めることが大事です! MCでは最後のお悩みです。 【お悩み】「どうやったらラーメンをおいしいと思える人生を送れますか?」 木村さんこれはですね「七人の秘書 THE 」が10月7日から公開ですから、観ていただいたらラーメンを本当においしく食べられると思います。それくらいスカッと気持ちが良い作品になっています。ぜひ「七人の秘書 THE 」を観た後は、ラーメンを食べに行ってください! MC皆さん、お悩みを聞いていかがでしたか? 菜々緒さんちょっとでも、役に立てれば嬉しいですよね。 木村さん菜々緒ちゃんのアドバイスはピカイチ! 菜々緒さんホント? 「菜々緒の部屋」でも作ろうかしら。「何に悩んでいるの?」って(笑)。広瀬さん良いですね! 私、一人目のゲストになります! 菜々緒さん何に悩んでいるの? 広瀬さん菜々緒さんに会いたくて…。でも普段、会えないから来ちゃった(笑)! シムさん撮影現場でもこの感じでしたね(笑)。
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「線は、僕を描く」完成報告会&完成披露試写会「線は、僕を描く」完成報告会&完成披露試写会「線は、僕を描く」公式サイト2020年「本屋大賞」3位、2019年TBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した青春芸術小説を横浜流星さん主演で実写映画化した「線は、僕を描く」。本作の完成報告会が9月27日に都内で行われ、横浜さんをはじめ、清原果耶さん、細田佳央太さん、江口洋介さん、三浦友和さん、小泉徳宏監督が登壇しました。撮影の思い出や、共演の感想、映画の魅力をたっぷりと語り合いました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします!完成報告会&完成披露試写会【「線は、僕を描く」完成報告会】青山霜介役横浜流星さん篠田千瑛役清原果耶さん古前 巧役細田佳央太さん西濱湖峰役江口洋介さん篠田湖山役三浦友和さん小泉徳宏監督横浜さん本日はたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございます。作品の魅力をお伝えできればと思っております。 清原さんたくさんの方々に観ていただける作品になっていたら、嬉しいです。 細田さんここにいる皆さんには本作が届いていると思うと、すごく嬉しくて、ずっと表情筋が上がっています(笑)。その中でもちゃんと作品の魅力をお伝えできるように頑張ります。 江口さんすごく良い作品ができたと思います。この秋にぴったりの、表情筋が上がってしまうような映画になっています。(登壇者の皆さん:笑) ワクワクしながら観ていただける作品になっていると思います。 三浦さん今日はみんな、“黒で”という衣装の指定があったので、そういう形になっています。話が変わってしまいましたね(笑)。とても素敵な作品に参加できて、本当に嬉しいです。また、こういう場所に立てたことも、とても嬉しく思っています。 小泉監督皆さんお越しいただきまして、ありがとうございます。(キャスト陣を見渡しながら)こういった素敵な出演者の皆さんのおかげで、本当にすばらしい作品になったと思っております。ぜひその魅力を皆さんにお伝えできればと思っております。 MC水墨画の世界に触れ、水墨画と向き合ってみていかがでしたでしょうか? 横浜さん「墨」と「水」と「筆」と「紙」だけで、こんなにも美しい絵が広がることに感銘を受けました。実際にやってみて、自然や自分と向き合うことができる、すごく大事な時間になりました。水墨画を通して、自分も大事なことに気づけたので、本当に幸せな時間でした。清原さん水墨画と聞くと、一見「難しそう」と感じられるかと思います。私には今回、「こんなもの自分には描けないだろう」と思うような迫力のある絵を見ながらたくさん練習をする機会がありました。描いていくうちに「どんな人でも挑戦できるものなんだ」と思えました。(水墨画に)触れる機会があって良かったと感じられる日本文化だと思いました。MC水墨画の大家、小林東雲先生が水墨画監修として名を連ねています。小林先生は線を見ただけで、その人がどんな方なのか分かると聞きました。 清原さん私は、先生に「清原さんは思ったより大胆な線を描く人だね」と言われました(笑)。「見た目は少女なのに、こんな線を描くんだ。意外です!」と言われて、何だか恥ずかしくなりました。 MC心当たりはありましたか? 清原さん負けず嫌いなところがあるので、もしかしたらそれが線に滲み出ていたのかも…。「先生、すごい!」と思いました。 MC横浜さんも、先生から何か言われましたか? 横浜さん「力強い線を描くね」と言われました。でも、霜介は繊細な線なので、僕とは真反対なんです。どうしていこうかと思いました。 MCそれは難しいですね。あえて力を弱めて描いたりするのですか? 横浜さんそれがまた難しいところなんです。繊細に、筆圧を弱くして描いたとしても、それはまた違うんですよね。その時の内面が映し出されるので、シーンごとに、しっかりと霜介の気持ちになって線を描くことを大事にしていました。 江口さん横浜さんはすごくストイックでした。彼は一年前からずっと練習をして、本作の中では自分で描いているんです。自分で描いたものが、練習した跡として部屋中にある。だいたいそういったものはスタッフが描いたり、美術さんが用意してくれたりするものなんですが、彼はそれを全部自分で描いて、それを部屋に貼っていました。水墨画にどっぷりと浸かっていましたね。僕も小林先生に(描いた線を)見ていただいたんですが、ひょろひょろひょろっと描いてしまったのか、先生は「ああ…なるほど」と言って、その後には何も言われなかったですね(笑)。横浜さんそうなんですね。 江口さん昔の古い水墨画を見る時に、僕たちは風景を見るじゃないですか。岩があって、竹があって、水があって…と。でも、先生クラスになると、呼吸を見るらしいんです。描いている人の呼吸を見て、「なるほど」と楽しむそうなんです。もう全然僕らでは届かない世界観ですよね。ものすごい奥深さを感じました。でも、ちょっとやってみると、それっぽくできるんですよね。すごくシンプルなんだけれど、奥深い世界だと思っています。 MC水墨画の大家を演じた三浦さんは、水墨画と向き合ってみていかがでしたか? 三浦さん果耶ちゃんが言ったように、油絵や水彩画と違って、入りやすいんですよ。「これは無理だ」というものではなくて、技法をいくつかを教わると、なんとなくそれらしくはなるものなんですね。だから「あ、もしかしたらできるかもしれない」と、可能性をものすごく感じさせてくれるんです。でも、いざ家に持ち帰って、またずっと画仙紙に向かって描き続けていると、先生のお手本は簡単なものでも、絶対にそれに近づけない。蘭の葉っぱ一枚も、同じように描けないんですね。お手本も目の前にあるし、一見簡単そうに見えるし、先生はスッス、スッスと描いている。「これできるでしょ」と(お手本を)渡されるんですが、本当にできなくて大変な思いをしました。MCちなみに三浦さんは、描いた線を見た先生から、ご自身の性格について何かお話はありましたか? 三浦さん何も言ってもらえませんでしたね。ダメなんでしょうね、きっと(笑)。 小泉監督言えなかったんじゃないでしょうか。先生は、三浦さんが目の前にいるということにテンションが上がっていましたね。(登壇者の皆さん:笑) 先生、テンションが上がるんですよ。とてもかわいらしい、素敵な方なんです。 MC水墨画を映画にするには、ご苦労もあったのではないでしょうか。 小泉監督(小林)先生や、原作者の砥上先生も水墨画家でいらっしゃるので、僕も最初に水墨画を教わったんです。本当に「やるべきじゃなかった」と後悔しましたね(苦笑)。難しすぎて、これを映像化するなんて…と。この面白さ、難しさ、すばらしさを、うまく伝えられるのかなというところで、すごく悩んでしまいました。皆さんが練習をしているかたわら、僕はどうやって表現しようかと延々と悩む日々でした。MCどのような工夫をされましたか? 小泉監督俳優の皆さんに、徹底的に練習していただくという解決策です(笑)。 MC先ほど「水墨画を見る時に、描いた人の呼吸を見る」というお話がありましたが、横浜さんは水墨画の呼吸が分かりましたか? 横浜さん自分の中では分からないですが、一年間やっていたので、少しずつ身体に馴染んでいきました。それが呼吸にまで達しているのかは、分からないですが…。 MC細田さんは、水墨画に触れてみていかがでしたか? 細田さん一度、僕も「水墨画がどういうものなのか」ということを教わる機会を用意してもらいました。触って描いてみたりもしました。本当に難しくて、その人が描く、その時の状態によって絵が変わるぐらい、繊細で丁寧なものだと思いました。だからこそいろいろな人がハマり続けて、今まで歴史が積み重なってきたんだろうと感じました。その瞬間に触れることができたのはすごく嬉しかったです。MC呼吸という部分では、清原さんは分かってきたものはありましたか? 清原さんどうなんでしょうか…。高められていたら良いなと願うばかりです。 MCかなり練習をされたと聞いています。 清原さん流星くんは一年間練習をされていましたが、私は短期間でグッと練習する機会をいただきました。先生のレベルの絵は、本当に何十年、何百年単位で練習をしないと描けないものだと思います。私はとにかく、千瑛という役で現場に立たなければいけなかったので、「水墨画にずっと触れて来ていたんだろうな」という所作や、そういったものに注力をしていました。MC水墨画に触れたことがない方、初めて見るという方でも楽しめる映画になっていますね。 横浜さんそう願っています。監督が先ほど水墨画の見せ方が「難しい」とおっしゃっていましたが、すごく試行錯誤していらっしゃいました。僕は本作を観て、水墨画をエンターテインメントとしてダイナミックに描いていて、誰が観ても楽しく、その魅力をお届けできると感じました。少しでも、(水墨画に)興味を持ってくださったら嬉しいなと思っています。 MCそれでは、共演者の皆さんについて印象を伺っていきたいと思います。細田さんは、一番共演シーンが多かったのは、横浜さんですね? 細田さんそうです。「どうやって話しかけようかな」とすごく悩んでいました。僕も人見知りなので「どうしようかな」と思ってふと目にした時に、横浜さんがいつも現場で飲まれている飲み物が、僕の好みと一緒だったので「お好きなんですか!」と話しかけました。 MC好みが合って、良かったですね! 細田さん母が好きで、僕も好きになった飲み物なので、母にも感謝しました(笑)。「良かった、細田家にこの飲み物が伝わっていて」と思いました。炭酸飲料です。それがたぶん、最初にした話です。 横浜さんやっぱり好きなものを共有し合えるというのは、距離が近くなって良いですよね。でも、それがなかったとしても、ちゃんと仲良くなっていたと思います。 細田さんありがとうございます。そう言っていただけると、すごく嬉しいです。 MC横浜さんは、細田さんにどのような印象を持たれましたか? 横浜さん明るくて実直で、好感の持てる方だという印象でした。 細田さん恐縮です! 嬉しいです。 MC清原さんは、いかがですか? 清原さん私は(細田さんと)同じ事務所なので、以前から知っていたんです。今回は現場で一緒なので、「嬉しいなぁ」と思っていました。 MC細田さんは、いかがですか? 細田さん僕は、すごくドキドキしていたんです。同じ事務所というのもあるかもしれないですが、学園祭のシーンでのお芝居で、果耶ちゃんが一回でオッケーを出したから、僕も一回で出さなきゃいけない…みたいな(苦笑)。清原さん(笑)。そんな! 細田さんそういう謎のプレッシャーを抱えながら、僕はやっていました(笑)。 MCキャリアで言うと、どのような感じなんでしょうか。 横浜さんキャリアで言うと、(自分よりも)上だよね。子役からやられていますもんね。 細田さんはい、小さな頃からこの仕事をやっていました。 横浜さん先輩ですよ。 MC細田さんからすると、横浜さんが先輩のような感じですか? 細田さん先輩です! MCお互いにそう思っていたのですね。ちなみに他の皆さんは、お二人が炭酸飲料を飲むので「飲もう」という雰囲気になったりしましたか? ■清原さん、江口さん、三浦さんは「飲まなかった」と回答する。 MCそこは、横浜さんと細田さんだけの絆だったわけですね。では、清原さんの印象もお伺いしたいと思います。江口さん、清原さんの印象はいかがでしたか? 江口さん清原さんは少し影のある役で、難しい役ではあったと思うんです。最初は、彼女がNHKのドラマ(2021年NHK総合にて放送「おかえりモネ」)が終わった頃に現場にやって来ました。まだ前のドラマが終わったばかりでこの役(千瑛役)に入っていくということで、何となく緊張も感じていたんですが、ちょっと話すとケラケラケラと笑っていましたね。そのギャップや、彼女の笑顔がすごく魅力的だと思いました。「彼女の笑顔を撮りたい」と監督のような気分にもなってきました。(登壇者の皆さん:笑) ピシッとしていて、所作がきちっとしていないとできない役なので、やっぱり大変だと思うんです。その部分のギャップ、話した時の笑顔がとても魅力的でチャーミングだと思っていました。 MC三浦さんから見た、清原さんの印象はいかがですか? 三浦さん最初はバリアを張っている感じがして、とっつきにくい感じがしたんです。(登壇者の皆さん:笑) でも、それはお互い様なんですよね。僕にもそんな感じがしたんじゃないかと思っています。でも、最後のシーンでパッと「開いたな!」という感じがありましたね。それが私のクランクアップだったので、最後にそんな笑顔が見られてとても良かったですね。 小泉監督僕は「ちはやふる-結び-」(2018年公開/主演:広瀬すず)の時から一緒に仕事をしていて、その当時清原さんは15歳くらいだったと思います。それくらいから知っているんです。千瑛は霜介の先輩というか、姉弟子役なので、最初は「横浜くんよりも年上のキャストが良いのかな」と考えていたんです。でも、清原さんが候補に上がってきた時に、「たしかに」と思いました。僕の中では15、16歳の清原さんで止まっていましたが、久しぶりにお会いしたらとても大人になって、すばらしい女性になっていました。それでもまだ、当時19歳だったんですが、これは“年下でありながら姉弟子”というところで、(霜介と千瑛としても)すごく良いハレーションを起こすんじゃないかと思いました。見事にそれを再現してくれました。 MC横浜さんは、清原さんについてどのような印象を持たれましたか? 横浜さん年齢としては年下ですが、役者としてリスペクトしています。芯があって、すさまじい集中力を持っていて、本当に頼もしいというか、信頼の置ける方です。以前、三年前に共演(「愛唄 ー約束のナクヒトー」2019年公開/主演:横浜流星)をしたんですが、また芯が大きくなって、たくましく成長された彼女を見て、刺激をたくさんもらいました。 MC江口さんの印象はいかがでしたか? 横浜さん江口さんは、現場の太陽でした。 清原さん(横浜さんの言葉にうなずきながら)太陽でした! 横浜さん誰に対してもフランクに接してくださって、みんなの太陽であり、兄貴的存在です。勝手に僕は、兄貴だと思っています。 清原さん江口さんが現場にいらっしゃると、スタッフの皆さんも、もちろん私自身もなんだか元気が出るんですよね。江口さんはいつも明るくて、本当に太陽みたいな笑顔で現場に来ていたので、勝手に「今日も一日、撮影頑張ろう!」という気持ちにさせてもらっていました。 江口さん(照れ笑い)。 三浦さん僕が以前、江口さんと共演(2006年NHK総合にて放送「土曜ドラマ・ウォーカーズ〜迷子の大人たち」/主演:江口洋介)したのは何年前ですかね? 江口さん(考えながら)10年は経ちますかね。 三浦さん今回は二回目の共演です。その当時と、まったく印象が変わっていたんです。イメージで言うと、岩みたいな感じだったんですよ。(登壇者の皆さん:笑) それが今回、マシュマロマンみたいな感じになっていました(笑)。それにちょっとびっくりして、心境の変化でもあったのかと思ったんですが、どうなんですか? 江口さん(照れ笑いを浮かべながら)今回演じた西濱という役としても、彼女(清原さん)と流星くんの二人を支えるような役だったので、普段から明るくして、何となくその場を温めるような感じで(みんなと)接していました。だからそういった好印象を持ってもらったんだと思います。岩というのは、ちょっと分からないですが(笑)。 MC江口さんが太陽だとすると、三浦さんの印象はいかがでしたか? 横浜さん江口さんが太陽で…(三浦さんは)月のような存在ですね。すみません、たとえが合っているのか分かりませんが、現場を包み込んでくれて、優しく見守ってくれるような懐の深い方です。江口さん本当にそうですね。 横浜さん(江口さん演じる湖峰も、三浦さん演じる湖山も)お互いに霜介を見守ってくれているんですが、「湖山先生が目の前にいる」という感覚で、(三浦さんは)優しく見守ってくださっている存在でした。 MC清原さんは、三浦さんにどのような印象を持たれましたか? 清原さん先ほど三浦さんが「バリアを張っている」とお話をしていましたが、私は何とかして三浦さんとお話がしたいと思って、撮影の合間に三浦さんの隣に座りに行ったんです。そうしたら、優しく話しかけてくださったんです。 三浦さんお互いに、そういうことを感じていたんだね。(清原さんと笑顔を見せ合う) 「ちょっと近づいちゃいけないのかな」とかね。歳の差がありながらも、お互いにそんなことも考えながら(現場に)いるんですね。 清原さんその時のことがすごく嬉しくて、今でも印象に残っています。 MCでは続いて、横浜さんについての印象を教えてください。 江口さん流星くんは、(現場で)会った時にはすでに役に入っている状態でした。心情からその役を作っていくタイプで、「とてもストイックな人だ」と思いました。そして常に炭酸飲料を飲んでいます。(登壇者の皆さん:笑)あれは“ダイエットなんとか”じゃないよね? 横浜さんストレートです(笑)。 江口さんストレートだよね。ストレートの炭酸飲料を飲んでいるんですが、結構大きいボトルでガーッと飲んでいました。僕たちが中学、高校くらいにやっていたようなことを今も再現しているようでした(笑)。活きが良いというか…。それでいて今回は(題材が)水墨画なので「繊細な表現にトライしている」と思いながら見ていました。 清原さん私は数年ぶりにこの作品でご一緒したんですが、この数年でたくさんの経験を積まれて、あの頃よりも背中が何倍も大きく見えました。現場を引っ張っていく感じとか、すごかったです。 横浜さんありがとうございます。 MCお互い、相手が大きく見えたんですね。三浦さんは横浜さんについて、どのような印象を持たれましたか? 三浦さん原作、脚本を読んで、霜介役を演じるのが流星くんだと聞いた時は、正直「ちょっと違うかもな?」と思ったんです。流星くんは都会的な感じがするのと、二枚目すぎるのと、「ナルシズムを楽しんでいるんじゃないか」みたいな印象があったんです。(登壇者の皆さん:笑) 会う前(の印象)ですよ! 撮影に入ってみて、それが偏見だったと気づいたんです。(横浜さんは)現場に、コンビニの小さな袋で来るんです(笑)。その中に台本とか携帯とか入っていてね。毎日それで来るので「バッグはないの?」と言うと、「これなんです」って言っていました。その様子も「ああ、霜介だな」と思いました。偏見を持っていて見ていて失礼をしたなと思いました。すばらしい俳優であり、男であると、本当に思いました。 横浜さんその偏見を覆せてよかったです!(登壇者の皆さん:笑) MC皆さんの思う、オススメのシーンやセリフを教えてください。 小泉監督セリフやシーンは、自分で(脚本を)書いているので「ここが気に入っている」というのもなんですので、そこは皆さんにお任せします。僕は、この作品を作るにあたって、水墨画の先生にお話を伺っていてとても印象に残ったコメントがあるんです。それがある種、本作全体のマインドにもなっています。線を引く時に、もちろん一筆一筆を上手に描こうとするんだけれど、やっぱり時々失敗する時もあるそうです。でも「『失敗してしまった』と思う線も気にせずに、どんどん描き続けていると、それが失敗ではなくて、味わいになっていくことがある。出来上がってみると、この失敗の線があって良かったと思うことがある」と先生がおっしゃっていました。これは作品中というより、先生の言葉ではあるんですが…。映画全体の指針になったようなコメントだったと思っています。そういった思いで本作を作っています。 MCきっと、撮影現場でもいろいろなトラブルがあったりするんですよね。 小泉監督めちゃくちゃあります。やっぱりこれだけの人数、そしてこの背景にはたくさんのスタッフが関わっていると、思い通りにいかないこともありますよね。もちろん天気一つとっても、思い通りに晴れたりはしないわけです。もちろんすべてが思い通りには行かないけれども、作品を作っていく中で、だんだん出演者の方の力を借りたり、スタッフの力を借りたりして、どんどん良いものとしてアップデートしていくんです。その感覚はすごく映画作りに似ているんじゃないかと思っています。何となくそこで水墨画と映画の共通点みたいなものを感じて、これで良いんだなと思いました。 細田さん僕は、湖山先生がおっしゃった「環境が変われば、心も変わる。心が変われば、線も変わる」というセリフがすごく好きです。「人の心って、こんなに自由で良いんだ」「本来、自由なものなんだ」と改めて気づいた感じがしています。水墨画の線を通して、その人の生まれ育ってきた環境や心情というのが、おそらく言葉以上にストレートに伝わるものなんだと思いました。そこまで素直な水墨画というものが、ちょっとうらやましくなったんです。なかなか言いにくいこととか、強がってしまう時もありますが、水墨画はそんなことを考えずにストレートに人の思いを伝えるものなので、そのセリフを聞いて「水墨画って本当に自分の心をそのまま表現してくれるし、きっとそれも魅力の一つなんだろう」と感じたので、そのセリフがすごく好きです。 江口さん二人(霜介と千瑛)のシーンで、最後の方でグッとくるシーンがあるんです。水墨画を描いているところは、黙々と絵に向かっているというシーンばかりなんですが、そこに監督の細かい計算のもと、すごく良いタイミングで音楽が入ってくるんですよね。それが心地良い。流れるように入ってくる。本当はすごく静かで、孤独な世界だと思うんですが、それがステージのように演出されている。すごく気持ち良いんです。本作のもう一つのテーマとしては、二人の関係性として、人には消せない過去があって、そこから一歩踏み出していくというものです。その(ドラマと音楽の)バランスが非常にうまくできていると思いました。監督の頭の中にあった世界を描いているんだという気がしました。 小泉監督ありがとうございます! 清原さん霜介が水墨画を始めて、どんどんハマっていってすごく練習を頑張るんですね。劇中にそのシーンもあるんですが、その霜介の内面が熱く滲み出ているような、熱い、熱い、練習の数々が分かるシーンがすごく好きです。そのシーンは、霜介も努力しているし、流星くんも水墨画と霜介と向き合うことでできた証のようなものなんだろうと思います。観ていて、すごく応援したくなるようなシーンだと思いました。 横浜さん嬉しいですね。僕は、湖山先生の揮毫会のシーンが好きです。圧倒されましたし、心を掴まれました。あそこで湖山先生が霜介に言葉をかけてくれたから、彼は水墨画と出会って、水墨画に魅了されていくんです。だから、あのシーンがなかったら、霜介は普通の平穏な日常を過ごしていたと思うので、あのシーンはすごく好きです。 三浦さん揮毫会というのは、水墨画のイベント、ショーなんですね。お客さんをたくさん入れて、大きなものに、いろいろな筆を使って、一時間、二時間ぐらいかけて描き上げる、そういったものです。本作自体がものすごく静かな作品で、この二人が出ていると「ラブストーリーかな」と思われるかもしれませんが、そういうことはありません。本当に静かで、その中で「水墨画ってこんなに迫力があるのか」というシーンがいっぱい出てくるんです。そのメリハリみたいなものがすばらしく、本当に自分でも見入ってしまうような作品でした。MC個人的には、“後ろから、千瑛が霜介の筆を持つ手を取る”というシーンも印象的でした。 清原さんあのシーンは、現場でずっと「どちらが筆を動かすか」という話をしていました。初心者なので、難しいんです。(撮影の)中身の話をしてしまって申し訳ないんですが…人の手を取って描くってとても難しいんです。どちらが主軸となって動かすのか、みたいな話で盛り上がりました。(清原さ
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「シン・ウルトラマン」完成報告会「シン・ウルトラマン」完成報告会「シン・ウルトラマン」公式サイト日本を代表するキャラクター"ウルトラマン"を、企画・脚本を庵野秀明さん、監督を樋口真嗣さんが務めて描く映画「シン・ウルトラマン」が完成! 本作の完成報告会が5月2日にセルリアンタワー東急ホテルで開催され、斎藤工さん、長澤まさみさん、西島秀俊さん、樋口監督が出席しました。ついにベールを脱いだ「シン・ウルトラマン」について、それぞれが興奮気味に感想を明かしました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします!完成報告会神永新二役斎藤工さん浅見弘子役長澤まさみさん田村君男役西島秀俊さん樋口真嗣監督斎藤さん約三年前に撮影をしたこの作品が、必要な時間をかけて、今完成したことにいろいろな必然を感じています。試写を観た直後なので、撮影現場だけではなく、仕上げというものの偉大さを痛感しています。樋口さんをはじめ、仕上げに関わった多くの方たちに敬意を表したいと思います。今日を迎えられて、とても幸せに思います。長澤さん「いつ公開するの?」と、友だちや一緒に仕事をする人たちにずっと聞かれていたので、やっと皆さんにお届けできる日が来ることをとても嬉しく思っています。きっと大人が楽しめる「シン・ウルトラマン」になっていると思いますので、ぜひ楽しんでいただきたいなと思います。西島さん一映画ファンとして、完成を楽しみにしていて、完成した作品を先ほど観ました。「僕の想像を遥かに超えるすごい傑作が生まれた」と本当に興奮しています。ぜひ観ていただいて、早く皆さんとこの興奮を共有したいなと思っています。樋口監督映画というのはお客さんに観てもらうのが大前提です。ただ、作っている時はそういうこと以上に、一つ一つの要素を作り込んで、映画になる部品を一つ一つ磨き上げていく作業が本当に楽しいものです。だからといって、ずっと作業を続けるわけにはいきません。お客さんが観られなくなってしまいますので(苦笑)。なんとか(キャスト陣が)完成したものを観た状態で、皆さんの前に登場することと相成りました。きっとこの声は本作に関わった大勢の人に届くと思いますが、「本当にみんな、ありがとう」という気持ちでいっぱいです。MC2019年8月に本作の製作が発表され、話題となりました。ついに映画の完成を迎えました。改めて今のお気持ちをお聞かせください。 斎藤さんこのプロジェクトが始まって、撮影をしてから世の中が一変しました。完成した作品を一映画ファン、関係者として拝見しましたが、仕上げに注力してくだった樋口さんをはじめ、多くの方の思いというものを考えると、「この期間は必要だった」と強く思いました。(公開のタイミングが)昨年でも来年でもなく「今なんだ」ということを、まさに先ほどの試写で突きつけられたような気がしています。純然たる作品が今、公開になるという必然を感じました。MC出演が決まって、庵野さんによる脚本を読んだ時の印象はいかがでしたでしょうか。 斎藤さん少しだけ参加した「シン・ゴジラ」(2016年公開作品/総監督・脚本:庵野秀明/斎藤さんは自衛隊の第1戦車中隊長・池田役)もそうだったんですが、あまりの活字の量に...。僕ごときが理解できるものではないというか。今回も一度(台本を)閉じた...みたいなことがあったんですが...(苦笑)。分厚い台本に書かれた因数分解のような複雑かつ壮大な物語は、一度読むだけでは自分の想像が追いつかない世界観でした。自分の未熟な脳みそを使うのではなく、製作陣の皆さんに委ねようと、すぐに切り替えた記憶があります。同時に社外秘というか、この作品をいろいろな側面から守って、公開のタイミングで多くの方に驚きを与えたいという好奇心や、夢が詰まっている魔法の辞典のような気もしました。あと製作陣からは、それぞれのキャラクターについて役に寄り添った参考資料のようなものをたくさんいただきました。本当に活字がいっぱいという感じでした(苦笑)。 長澤さん斎藤さんがおっしゃったことと同じことを感じました。「これは、映像になったらどうなるんだろう」と想像が追いつかなくて、ただキャラクターはしっかりと筋が通った形で存在していたので、「自分は担当する持ち場を全うしよう」という気持ちで脚本を読みました。今日、出来上がった作品を観て、「こんな風になるんだ」と思うことがたくさんありました。一度観ただけではまだ理解ができないところもあるので、「何度か映画館に行かないとな」と思っているところです。西島さんまずは面白さと情報量の多さに圧倒されました。設定資料もすごく分厚かったんですが、それを読み込んで、「とにかくこの情報を全部伝えないといけないんだな」と感じたことと、「人間ドラマという意味でも真正面から描こうとしている脚本だな」と感じました。全身全霊を込めて立ち向かわないと、このテーマに寄り添って一緒に走ることができないと覚悟するような脚本でした。MC斎藤さんは、ウルトラマンを演じる上でどのような覚悟を持ち、どのように作り上げていったのでしょうか。 斎藤さん僕個人がこの役を演じて感じたものを軽々しく言葉にしてしまうと、「純粋に映画を観ていただくことと遠くなってしまう」という思いがあります。現場でも感じたことですが、特に僕がいただいた役割に関しては、「私情みたいなものを挟み込まない方が良いんじゃないかな」と思いました。事前に樋口さんや(准監督の)尾上(克郎)さんと「このキャラクターをどうしよう」というお話をする場所も設けていただきました。僕個人ではとても背負えないような、歴史ある、ある意味バトンをつなぐようなキャラクターでもあると思うので、それは先輩方や共演者の皆さんと一緒に...神永一人では背負えないので(苦笑)。皆さんのお力添えをいただきながら、工夫して向き合ったつもりです。 MC撮影時のエピソードをお伺いしたいと思います。たくさんのカメラを使っての撮影だったそうですね。 西島さんカメラ、何台あったんですかね? スマホだけで6台くらいあったのかな? 長澤さんさきほど全部で17台と聞きました。 西島さん17台ですか。メインのA・Bカメラがあって、ハンディのカメラが何台もあってという状況だったので、もう記録さんが何をどう記録していたのか分からない(笑)。とにかくすごい人たちが結集して、皆さんそれぞれが「このシーンはこの角度から撮りたい」という画を撮っていらっしゃるんですね。なぜかメインのA・Bカメラが退く瞬間があったりもして...すごい人たちが集まってカメラを回していたなという印象です。 MCメインのカメラが退いてしまうんですね? 西島さんそうですね。もちろんメインだから退くことはあまりないんですが(笑)、僕は「今、最先端の撮影現場にいるんだな」と感じました。「みんなの想像が自由に出せる場所にいるんだな」と感じられて、毎日楽しくて仕方なかったです。 MC撮影時、キャストの方々もカメラを回していたという話を伺いました。 斎藤さん回しましたよね。 長澤さん回しました。回しながら、演じました。 斎藤さん初めてでした。 長澤さん難しかったですよね。 斎藤さんそうですね。演じることと、撮影行為という、二層になっている状態なので...。ただ、お芝居をする時って感情を前に向かってぶつけるんですが、長澤さんにカメラを回していただいていると、そこにカメラを設営するとこうなるんだという発見がありました。従来ならば、お付き合いとしてカメラの後ろに演者さんがいるという位置関係はよくあるんですが、(今回は)演者さんが撮影をしているので、そこに向けてお芝居をすることになるので、そこにカメラがあるということには、ある種の合理性を感じました。 MC長澤さんも演じながら撮影をしたそうですが、撮影がとても上手だったというお話を伺っています。 長澤さん本当ですか。以前もお世話になったことがあるスタッフの方々ばかりだったので、「こう(カメラを)持ってくれれば良いから」というその言葉や、皆さんを信じてやったので、上手く撮れたのかもしれません(笑)。 MC樋口監督、カメラは17台ということでよろしかったですか? 樋口監督そうですね。回せるだけ、回すというか。「材料は多い方が良い」という考えのもと、そうしました。かといって、今お話を聞いてみると、お芝居に集中する環境を奪っていたということですよね(笑)。斎藤さんそんなことはないです(笑)。好奇心にあふれる現場でした。 長澤さん楽しかったです(笑)。 樋口監督ありがとうございます。でも、「配慮が足りなかったなあ」と思いました(笑)。 長澤さん本当にそんなことはないです。良い経験をさせていただきました(笑)。 樋口監督僕らが考えた画というのは、やっぱり「こういう映画にしたい」という画になるんですが、「演じている人の目線で見るとこうなる」という画を撮ると、(画が)強いんですよね。そういうものを撮れたことは、大収穫でしたね。 MC他に発見はありましたか? 樋口監督「OK」にしたけれど、よく見たら奥の方にこっちを向いているカメラマンが映っていて、「あれ?これカメラじゃないか」って(苦笑)。そういうこともありましたが、本当に良いですよ。大変でしたけれど。視点がこれだけ増えると、見え方も変わってくるというか。皆さんには大変な思いをさせてしまいましたが、それに見合ったものを僕らはいただいたなと思っています。 MC豪華な出演者の方々が共演されています。お互いの印象を教えてください。 斎藤さんまずお二方(長澤さん、西島さん)の名前を伺って、お二人がこの作品に参加していただけると知って、「このプロジェクトは映画的な正しさを持った場所に行けるんだな」と思いました。僕一人では決して背負えないものを、西島さん、長澤さん、他の「禍特対(カトクタイ)」のメンバーも含めてですが、参加していただけるということでとても心強がありました。僕が映画を観る時には、監督で観たり、キャストで観たり、雰囲気で観たり、口コミで観たりといろいろな見方があるんですが、このお二方の数々の名作・傑作というのは、片手では数えきれないほどたくさんあります。このプロジェクトは建て付け上僕が主演ということになっていますが、「誰か一人が背負うものではない」という思いがそもそもあったので、こんなにも頼もしいお二方に参加していただけたので、撮影に入る前、撮影中も含めて「ありがとうございます」という思いです。長澤さん斎藤さんは本当に穏やかな方で、現場ではいつも静かにみんなを見守ってくださいました。大人っぽくて、色っぽくて、本当にウルトラマンのような存在の方ですね。一緒の場にいるだけで、こちらも穏やかな気持ちになって現場に集中できる、頼もしい方だなという印象があります。西島さんは「禍特対」の班長を演じられていますが、私たち俳優部の中でも班長でいてくださって、私たちをまとめ上げてくれました。毎日他愛もない話をしながら、「禍特対」の絆を深め合っていました(笑)。やっぱり「そういう空気感が映画に映るんだよ」ということを、率先して私たちに教えてくださいました。本当にすばらしい先輩だなと思っています。 西島さん本当に他愛もない話なんです(笑)。 長澤さん「このお菓子おいしいよ」とか。 西島さん斎藤さんは今こうしている姿と、現場や控室の姿、普段会っている姿がまったく変わらないんです。自分独自の視点を持っていて、長澤さんが言ったようにウルトラマンそのものみたいな感じですね。自分の視点を持ってきちっとその場にいて、全体を見ている。斎藤さんがいてくれれば、安心感がある(笑)。そういう人ですね。長澤さんは、現れると現場が華やかになる"映画女優"だと会うたびに思いますね。現場で毎日会っていても、毎日現れるたびに「うわあ、やっぱりすごいな。映画女優だな」とすごく感じています。これはもう、生まれつき持っているものなんじゃないかなと思います。 樋口監督僕がこのプロジェクトに関わったときは、まだ誰に演じてもらうのかは白紙の段階でした。その時の理想でした。夢ですよ、もう。夢が現実になった。お願いしたいと思っていた人たちに、みんな「やりましょう」と言っていただけた。本当に嬉しいです。台本を読んだ時に、ウルトラマンと禍威獣や外星人の話ではありつつ、それ以上にウルトラマンと人間たちの話であると思いました。ウルトラマンになった男と、その仲間の人間たちの話なので、人類代表としてのキャストを選びたかったんです。ウルトラマンと出会ったことで全員が幸せになれるような、良い結末を迎えるためには誰が良いのだろうと考えました。 MC完成作の感想を教えてください。 斎藤さん(試写を観たばかりなので)自分の少年性というか、スクリーンからもらった映画の夢というか...。そういったものを全身全霊で浴びた直後です。あまり言語化できないような感情が、今もずっと続いています。先ほど西島さんがおっしゃったように、人とシェアすることでより自分の中で育っていく作品のように思います。 長澤さんびっくりしたというのが、観終えた時の感想です。「禍特対」がとても活躍していて、チームワークや一人一人の感情が生き生きと描かれていて、ウルトラマンと寄り添い合っていて、人間ドラマとしてとても感動するものがありました。一回観ただけで処理しきれない部分もあって、今も高揚感や、ふつふつと燃え上がる感情が残っています。「早くもう一回観に行かなきゃ」という気分になる映画は初めてです。ロマンを背負った「シン・ウルトラマン」をたくさんの人に観ていただいて、その思いを共有したいなと思います。 西島さん圧倒されました。自分が子どもの頃に観ていた「ウルトラマン」があって、それを作っていた方たちの高い志を継承して、今の「シン・ウルトラマン」というすごいものが出来上がった。子どもの頃にウルトラマンを観ていた人たちは大興奮すること間違いないしです。それに、今の子どもたちにもぜひ観てもらいたいなと思います。子どもたちにとっては、人生の記憶の中に深く刻まれるすごい作品になっているんじゃないかなと思います。観られるんだったら、今すぐもう一回観たいです(笑)。それくらい面白かったです。 長澤さん分かります! 私もです。 MCコロナ禍での大変な製作だったかと思います。今、公開されることの意味についてどのように感じていらっしゃいますか? 斎藤さん円谷プロさんの、円谷英二さんの「見る人を驚かせたい」というメッセージがあります。その驚きを糧に平和や愛を願う優しさ、未来への希望を育んでほしいという「ウルトラマン」に込めた思いがあります。昨年でも来年でもなく、(映画公開は)今このタイミングだったのかなと思います。仕上げに携わる皆さんが、徹頭徹尾こだわり抜くために必要な時間がいみじくもコロナ禍だった。そのすべてが必然と言っても良い巡り合わせだったんじゃないかなと、今日完成した作品を拝見して感じました。MC最後のメッセージをお願いします。 樋口監督ネタバレしないように気をつけます(苦笑)。そう考えると、こんなにも恵まれた状態でできた映画はありません。普通は、公開までに慌てて作るケースが非常に多いものです。コロナ禍という大変な事態ではありましたが、いろいろな局面で粘り強く作ることができました。感謝しかありません。ぜひ皆さんに観ていただきたい映画が出来上がりました。5月13日から公開となります。早く観ないと、うかつなヤツがネタバレを言うと思うので...あ、僕か(笑)。一刻も早く観てください。よろしくお願いします。 西島さんこの仕事に携わっている人間として、こんなにすごい映画に参加できて感謝しています。本当にすごい映画が完成したなと思います。アクションやエンタテインメントとして面白いし、それでいてテーマは奥深い。個人的には、子どもたちにとにかく観てもらいたいですね。僕が子どもの頃にテレビの「ウルトラマン」を観て、そこでつかんだものをずっと持って育ったように、今の子どもたちにこの作品をぜひ観てもらって、いろいろなものを感じ取って、それと一緒に育ってもらいたいなと思います。僕も、5月13日が早く来てほしいです。楽しみにしていてください。 長澤さん「禍特対」の絆や、守ろうとする姿、立ち向かう姿に勇気づけられたり、同じような思いにかられたり、この作品を観る上で「禍特対」の頑張りを映画館で感じてもらえたらと思います。"ウルトラマン"という存在が何者なのか、映画館で楽しんでいただきたいなと思います。 斎藤さん言葉にしすぎないように気をつけたいなと思いながら...。樋口さんの「子どもたちに何を残すか」という思いを、スタッフ、キャストに向けてお話をいただいてから映画を観ました。これに関わる方たちもかつて子どもだった時に、ウルトラマンに何かを授かっている。大げさなことではなくて、"子ども心"というものがこのプロジェクトの軸にはあると思います。円谷さんの思いというか、人間と自然の距離感だったり、自分とは異なる他者を思うことだったり、そういった今の時代に必要な概念みたいなものが、この作品に好奇心と共にたくさん詰まっていると思います。そこに関われたことは心から誇らしいなと思います。僕も劇場でこの作品を何度もとらえて、自分の一部にしたいなと思っています。皆さんに観ていただたい暁には、この作品を元に、そこからまた何かが生まれていくことを願っています。