「名作」検索結果224件
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大日本スリ集団昨日の敵は今日の友 そのウデ買った あのブツ狙え! ドジは踏めない刑事公認のスリ現場!TDV33104D/1969年度東宝©1969 TOHO CO.,LTD.大日本スリ集団ご購入はこちら
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怒涛一万浬大西洋上大ロケ敢行! 世界の三船が海の男の情熱と勇気を謳い上げる勘当迫力巨篇!TDV33103D/1966年度東宝©1966 TOHO CO.,LTD.怒涛一万浬ご購入はこちら
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吼えろ脱獄囚復讐を賭けた恐怖の脱獄! 純情の歌姫に忍び寄る夜の戦慄!TDV33102D/1962年度東宝©1962 TOHO CO.,LTD.吼えろ脱獄囚ご購入はこちら
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恐るべき火遊び非情な現代に求める明日への希望! 孤独な青春に反抗する十代の絶叫!TDV33101D/1959年度東宝©1959 TOHO CO.,LTD.恐るべき火遊びご購入はこちら
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白鳥の歌なんか聞えない体いっぱいに春を感じるようなある日 「愛とか…死とか…セックスとか…」 なんとなく変な由美に なんとなく心配な薫くんTDV33100D/1972年度東宝©1972 TOHO CO.,LTD.白鳥の歌なんか聞えないご購入はこちら
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「シン・ウルトラマン」完成報告会「シン・ウルトラマン」完成報告会「シン・ウルトラマン」公式サイト日本を代表するキャラクター"ウルトラマン"を、企画・脚本を庵野秀明さん、監督を樋口真嗣さんが務めて描く映画「シン・ウルトラマン」が完成! 本作の完成報告会が5月2日にセルリアンタワー東急ホテルで開催され、斎藤工さん、長澤まさみさん、西島秀俊さん、樋口監督が出席しました。ついにベールを脱いだ「シン・ウルトラマン」について、それぞれが興奮気味に感想を明かしました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします!完成報告会神永新二役斎藤工さん浅見弘子役長澤まさみさん田村君男役西島秀俊さん樋口真嗣監督斎藤さん約三年前に撮影をしたこの作品が、必要な時間をかけて、今完成したことにいろいろな必然を感じています。試写を観た直後なので、撮影現場だけではなく、仕上げというものの偉大さを痛感しています。樋口さんをはじめ、仕上げに関わった多くの方たちに敬意を表したいと思います。今日を迎えられて、とても幸せに思います。長澤さん「いつ公開するの?」と、友だちや一緒に仕事をする人たちにずっと聞かれていたので、やっと皆さんにお届けできる日が来ることをとても嬉しく思っています。きっと大人が楽しめる「シン・ウルトラマン」になっていると思いますので、ぜひ楽しんでいただきたいなと思います。西島さん一映画ファンとして、完成を楽しみにしていて、完成した作品を先ほど観ました。「僕の想像を遥かに超えるすごい傑作が生まれた」と本当に興奮しています。ぜひ観ていただいて、早く皆さんとこの興奮を共有したいなと思っています。樋口監督映画というのはお客さんに観てもらうのが大前提です。ただ、作っている時はそういうこと以上に、一つ一つの要素を作り込んで、映画になる部品を一つ一つ磨き上げていく作業が本当に楽しいものです。だからといって、ずっと作業を続けるわけにはいきません。お客さんが観られなくなってしまいますので(苦笑)。なんとか(キャスト陣が)完成したものを観た状態で、皆さんの前に登場することと相成りました。きっとこの声は本作に関わった大勢の人に届くと思いますが、「本当にみんな、ありがとう」という気持ちでいっぱいです。MC2019年8月に本作の製作が発表され、話題となりました。ついに映画の完成を迎えました。改めて今のお気持ちをお聞かせください。 斎藤さんこのプロジェクトが始まって、撮影をしてから世の中が一変しました。完成した作品を一映画ファン、関係者として拝見しましたが、仕上げに注力してくだった樋口さんをはじめ、多くの方の思いというものを考えると、「この期間は必要だった」と強く思いました。(公開のタイミングが)昨年でも来年でもなく「今なんだ」ということを、まさに先ほどの試写で突きつけられたような気がしています。純然たる作品が今、公開になるという必然を感じました。MC出演が決まって、庵野さんによる脚本を読んだ時の印象はいかがでしたでしょうか。 斎藤さん少しだけ参加した「シン・ゴジラ」(2016年公開作品/総監督・脚本:庵野秀明/斎藤さんは自衛隊の第1戦車中隊長・池田役)もそうだったんですが、あまりの活字の量に...。僕ごときが理解できるものではないというか。今回も一度(台本を)閉じた...みたいなことがあったんですが...(苦笑)。分厚い台本に書かれた因数分解のような複雑かつ壮大な物語は、一度読むだけでは自分の想像が追いつかない世界観でした。自分の未熟な脳みそを使うのではなく、製作陣の皆さんに委ねようと、すぐに切り替えた記憶があります。同時に社外秘というか、この作品をいろいろな側面から守って、公開のタイミングで多くの方に驚きを与えたいという好奇心や、夢が詰まっている魔法の辞典のような気もしました。あと製作陣からは、それぞれのキャラクターについて役に寄り添った参考資料のようなものをたくさんいただきました。本当に活字がいっぱいという感じでした(苦笑)。 長澤さん斎藤さんがおっしゃったことと同じことを感じました。「これは、映像になったらどうなるんだろう」と想像が追いつかなくて、ただキャラクターはしっかりと筋が通った形で存在していたので、「自分は担当する持ち場を全うしよう」という気持ちで脚本を読みました。今日、出来上がった作品を観て、「こんな風になるんだ」と思うことがたくさんありました。一度観ただけではまだ理解ができないところもあるので、「何度か映画館に行かないとな」と思っているところです。西島さんまずは面白さと情報量の多さに圧倒されました。設定資料もすごく分厚かったんですが、それを読み込んで、「とにかくこの情報を全部伝えないといけないんだな」と感じたことと、「人間ドラマという意味でも真正面から描こうとしている脚本だな」と感じました。全身全霊を込めて立ち向かわないと、このテーマに寄り添って一緒に走ることができないと覚悟するような脚本でした。MC斎藤さんは、ウルトラマンを演じる上でどのような覚悟を持ち、どのように作り上げていったのでしょうか。 斎藤さん僕個人がこの役を演じて感じたものを軽々しく言葉にしてしまうと、「純粋に映画を観ていただくことと遠くなってしまう」という思いがあります。現場でも感じたことですが、特に僕がいただいた役割に関しては、「私情みたいなものを挟み込まない方が良いんじゃないかな」と思いました。事前に樋口さんや(准監督の)尾上(克郎)さんと「このキャラクターをどうしよう」というお話をする場所も設けていただきました。僕個人ではとても背負えないような、歴史ある、ある意味バトンをつなぐようなキャラクターでもあると思うので、それは先輩方や共演者の皆さんと一緒に...神永一人では背負えないので(苦笑)。皆さんのお力添えをいただきながら、工夫して向き合ったつもりです。 MC撮影時のエピソードをお伺いしたいと思います。たくさんのカメラを使っての撮影だったそうですね。 西島さんカメラ、何台あったんですかね? スマホだけで6台くらいあったのかな? 長澤さんさきほど全部で17台と聞きました。 西島さん17台ですか。メインのA・Bカメラがあって、ハンディのカメラが何台もあってという状況だったので、もう記録さんが何をどう記録していたのか分からない(笑)。とにかくすごい人たちが結集して、皆さんそれぞれが「このシーンはこの角度から撮りたい」という画を撮っていらっしゃるんですね。なぜかメインのA・Bカメラが退く瞬間があったりもして...すごい人たちが集まってカメラを回していたなという印象です。 MCメインのカメラが退いてしまうんですね? 西島さんそうですね。もちろんメインだから退くことはあまりないんですが(笑)、僕は「今、最先端の撮影現場にいるんだな」と感じました。「みんなの想像が自由に出せる場所にいるんだな」と感じられて、毎日楽しくて仕方なかったです。 MC撮影時、キャストの方々もカメラを回していたという話を伺いました。 斎藤さん回しましたよね。 長澤さん回しました。回しながら、演じました。 斎藤さん初めてでした。 長澤さん難しかったですよね。 斎藤さんそうですね。演じることと、撮影行為という、二層になっている状態なので...。ただ、お芝居をする時って感情を前に向かってぶつけるんですが、長澤さんにカメラを回していただいていると、そこにカメラを設営するとこうなるんだという発見がありました。従来ならば、お付き合いとしてカメラの後ろに演者さんがいるという位置関係はよくあるんですが、(今回は)演者さんが撮影をしているので、そこに向けてお芝居をすることになるので、そこにカメラがあるということには、ある種の合理性を感じました。 MC長澤さんも演じながら撮影をしたそうですが、撮影がとても上手だったというお話を伺っています。 長澤さん本当ですか。以前もお世話になったことがあるスタッフの方々ばかりだったので、「こう(カメラを)持ってくれれば良いから」というその言葉や、皆さんを信じてやったので、上手く撮れたのかもしれません(笑)。 MC樋口監督、カメラは17台ということでよろしかったですか? 樋口監督そうですね。回せるだけ、回すというか。「材料は多い方が良い」という考えのもと、そうしました。かといって、今お話を聞いてみると、お芝居に集中する環境を奪っていたということですよね(笑)。斎藤さんそんなことはないです(笑)。好奇心にあふれる現場でした。 長澤さん楽しかったです(笑)。 樋口監督ありがとうございます。でも、「配慮が足りなかったなあ」と思いました(笑)。 長澤さん本当にそんなことはないです。良い経験をさせていただきました(笑)。 樋口監督僕らが考えた画というのは、やっぱり「こういう映画にしたい」という画になるんですが、「演じている人の目線で見るとこうなる」という画を撮ると、(画が)強いんですよね。そういうものを撮れたことは、大収穫でしたね。 MC他に発見はありましたか? 樋口監督「OK」にしたけれど、よく見たら奥の方にこっちを向いているカメラマンが映っていて、「あれ?これカメラじゃないか」って(苦笑)。そういうこともありましたが、本当に良いですよ。大変でしたけれど。視点がこれだけ増えると、見え方も変わってくるというか。皆さんには大変な思いをさせてしまいましたが、それに見合ったものを僕らはいただいたなと思っています。 MC豪華な出演者の方々が共演されています。お互いの印象を教えてください。 斎藤さんまずお二方(長澤さん、西島さん)の名前を伺って、お二人がこの作品に参加していただけると知って、「このプロジェクトは映画的な正しさを持った場所に行けるんだな」と思いました。僕一人では決して背負えないものを、西島さん、長澤さん、他の「禍特対(カトクタイ)」のメンバーも含めてですが、参加していただけるということでとても心強がありました。僕が映画を観る時には、監督で観たり、キャストで観たり、雰囲気で観たり、口コミで観たりといろいろな見方があるんですが、このお二方の数々の名作・傑作というのは、片手では数えきれないほどたくさんあります。このプロジェクトは建て付け上僕が主演ということになっていますが、「誰か一人が背負うものではない」という思いがそもそもあったので、こんなにも頼もしいお二方に参加していただけたので、撮影に入る前、撮影中も含めて「ありがとうございます」という思いです。長澤さん斎藤さんは本当に穏やかな方で、現場ではいつも静かにみんなを見守ってくださいました。大人っぽくて、色っぽくて、本当にウルトラマンのような存在の方ですね。一緒の場にいるだけで、こちらも穏やかな気持ちになって現場に集中できる、頼もしい方だなという印象があります。西島さんは「禍特対」の班長を演じられていますが、私たち俳優部の中でも班長でいてくださって、私たちをまとめ上げてくれました。毎日他愛もない話をしながら、「禍特対」の絆を深め合っていました(笑)。やっぱり「そういう空気感が映画に映るんだよ」ということを、率先して私たちに教えてくださいました。本当にすばらしい先輩だなと思っています。 西島さん本当に他愛もない話なんです(笑)。 長澤さん「このお菓子おいしいよ」とか。 西島さん斎藤さんは今こうしている姿と、現場や控室の姿、普段会っている姿がまったく変わらないんです。自分独自の視点を持っていて、長澤さんが言ったようにウルトラマンそのものみたいな感じですね。自分の視点を持ってきちっとその場にいて、全体を見ている。斎藤さんがいてくれれば、安心感がある(笑)。そういう人ですね。長澤さんは、現れると現場が華やかになる"映画女優"だと会うたびに思いますね。現場で毎日会っていても、毎日現れるたびに「うわあ、やっぱりすごいな。映画女優だな」とすごく感じています。これはもう、生まれつき持っているものなんじゃないかなと思います。 樋口監督僕がこのプロジェクトに関わったときは、まだ誰に演じてもらうのかは白紙の段階でした。その時の理想でした。夢ですよ、もう。夢が現実になった。お願いしたいと思っていた人たちに、みんな「やりましょう」と言っていただけた。本当に嬉しいです。台本を読んだ時に、ウルトラマンと禍威獣や外星人の話ではありつつ、それ以上にウルトラマンと人間たちの話であると思いました。ウルトラマンになった男と、その仲間の人間たちの話なので、人類代表としてのキャストを選びたかったんです。ウルトラマンと出会ったことで全員が幸せになれるような、良い結末を迎えるためには誰が良いのだろうと考えました。 MC完成作の感想を教えてください。 斎藤さん(試写を観たばかりなので)自分の少年性というか、スクリーンからもらった映画の夢というか...。そういったものを全身全霊で浴びた直後です。あまり言語化できないような感情が、今もずっと続いています。先ほど西島さんがおっしゃったように、人とシェアすることでより自分の中で育っていく作品のように思います。 長澤さんびっくりしたというのが、観終えた時の感想です。「禍特対」がとても活躍していて、チームワークや一人一人の感情が生き生きと描かれていて、ウルトラマンと寄り添い合っていて、人間ドラマとしてとても感動するものがありました。一回観ただけで処理しきれない部分もあって、今も高揚感や、ふつふつと燃え上がる感情が残っています。「早くもう一回観に行かなきゃ」という気分になる映画は初めてです。ロマンを背負った「シン・ウルトラマン」をたくさんの人に観ていただいて、その思いを共有したいなと思います。 西島さん圧倒されました。自分が子どもの頃に観ていた「ウルトラマン」があって、それを作っていた方たちの高い志を継承して、今の「シン・ウルトラマン」というすごいものが出来上がった。子どもの頃にウルトラマンを観ていた人たちは大興奮すること間違いないしです。それに、今の子どもたちにもぜひ観てもらいたいなと思います。子どもたちにとっては、人生の記憶の中に深く刻まれるすごい作品になっているんじゃないかなと思います。観られるんだったら、今すぐもう一回観たいです(笑)。それくらい面白かったです。 長澤さん分かります! 私もです。 MCコロナ禍での大変な製作だったかと思います。今、公開されることの意味についてどのように感じていらっしゃいますか? 斎藤さん円谷プロさんの、円谷英二さんの「見る人を驚かせたい」というメッセージがあります。その驚きを糧に平和や愛を願う優しさ、未来への希望を育んでほしいという「ウルトラマン」に込めた思いがあります。昨年でも来年でもなく、(映画公開は)今このタイミングだったのかなと思います。仕上げに携わる皆さんが、徹頭徹尾こだわり抜くために必要な時間がいみじくもコロナ禍だった。そのすべてが必然と言っても良い巡り合わせだったんじゃないかなと、今日完成した作品を拝見して感じました。MC最後のメッセージをお願いします。 樋口監督ネタバレしないように気をつけます(苦笑)。そう考えると、こんなにも恵まれた状態でできた映画はありません。普通は、公開までに慌てて作るケースが非常に多いものです。コロナ禍という大変な事態ではありましたが、いろいろな局面で粘り強く作ることができました。感謝しかありません。ぜひ皆さんに観ていただきたい映画が出来上がりました。5月13日から公開となります。早く観ないと、うかつなヤツがネタバレを言うと思うので...あ、僕か(笑)。一刻も早く観てください。よろしくお願いします。 西島さんこの仕事に携わっている人間として、こんなにすごい映画に参加できて感謝しています。本当にすごい映画が完成したなと思います。アクションやエンタテインメントとして面白いし、それでいてテーマは奥深い。個人的には、子どもたちにとにかく観てもらいたいですね。僕が子どもの頃にテレビの「ウルトラマン」を観て、そこでつかんだものをずっと持って育ったように、今の子どもたちにこの作品をぜひ観てもらって、いろいろなものを感じ取って、それと一緒に育ってもらいたいなと思います。僕も、5月13日が早く来てほしいです。楽しみにしていてください。 長澤さん「禍特対」の絆や、守ろうとする姿、立ち向かう姿に勇気づけられたり、同じような思いにかられたり、この作品を観る上で「禍特対」の頑張りを映画館で感じてもらえたらと思います。"ウルトラマン"という存在が何者なのか、映画館で楽しんでいただきたいなと思います。 斎藤さん言葉にしすぎないように気をつけたいなと思いながら...。樋口さんの「子どもたちに何を残すか」という思いを、スタッフ、キャストに向けてお話をいただいてから映画を観ました。これに関わる方たちもかつて子どもだった時に、ウルトラマンに何かを授かっている。大げさなことではなくて、"子ども心"というものがこのプロジェクトの軸にはあると思います。円谷さんの思いというか、人間と自然の距離感だったり、自分とは異なる他者を思うことだったり、そういった今の時代に必要な概念みたいなものが、この作品に好奇心と共にたくさん詰まっていると思います。そこに関われたことは心から誇らしいなと思います。僕も劇場でこの作品を何度もとらえて、自分の一部にしたいなと思っています。皆さんに観ていただたい暁には、この作品を元に、そこからまた何かが生まれていくことを願っています。
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「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」スペシャルトークショー「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」スペシャルトークショー7月9日、特集上映「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」スペシャルトークショーが、国立映画アーカイブの長瀬記念ホール OZUにて開催されました。特集上映プログラムの映画「その場所に女ありて」(1962年公開)の主演・司葉子さん、また観客の皆さんにはサプライズで「君の名は。」(2016年公開)でヒロインのCVを担当した上白石萌音さんが出席しました。 この特集上映Part 1では、「弱虫珍選組」(1935年公開)から「君の名は。」まで、さまざまなジャンル・監督・スターの東宝作品計34本(31プログラム)を上映します。なお、Part 2は今秋開催予定です。スペシャルトークショーMC本日は、お忙しい中、そして大変暑い中、お越しいただき大変ありがとうございます。本日の進行と聞き手を務めさせていただく、映画評論家の樋口尚文と申します。私は、東宝という会社と東宝撮影所の沿革にまつわる本を書いております。創立当時から、東宝はこの特集のタイトル通りのモダンと革新の気風がみなぎる映画会社で、作品もそのカラーを映し出す鮮やかな作品が多いと思います。6月24日からスタートしている今回の特集ですが、創立90周年を迎えた東宝が映画史に残る作品群を、改めて皆さんにスクリーンで体感していただきたいということで企画されました。映画界の偉大な先人たちが残した名作群から、さまざまな楽しみ、学びを得ていただくこと、こうした映画文化が継承された先にある、未来のエンタテインメント像に想いをはせていただくことが、この度の特集上映に込めた願いです。今は、社会のさまざまなシーンで、SDGs(SDGs:Sustainable Development Goals)平たく言えば「持続可能な開発目標」について、検討がなされていますが、東宝株式会社も本年4月より「豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます」という取り組みをサステナビリティの基本方針として発表しました。今回の特集は、まさにそのSDGs の方針に大いにシンクロするものでございます。本日は、大変素晴らしいゲストをお招きしております。司葉子さんと、サプライズでもうお一方、上白石萌音さんをお招きしております。大きな拍手でお迎えください。「その場所に女ありて」主演・矢田律子役司 葉子さん「君の名は。」ヒロイン・宮水 三葉役上白石 萌音さん司さん今日はようこそお越しくださいました。今日は、私の映画を上映してくださるということで、大変光栄に思っております。また、こんなに可愛い......(上白石さんに対して)お名前なんでしたっけ? 上白石さん上白石萌音と申します。 司さん(客席に)難しいでしょう? 五回ぐらい(お名前を)聞いているんですよ。私も芸名を付ける時に「『司』って覚えてもらえるかしら?」と思いましたが、あなたのはもっと......難しいわね。本名ですか? 上白石さん本名です。覚えていただけるように努力しています。上白石さん本日はお邪魔いたします。(一音ずつゆっくりと)上白石と申します。本当に貴重な場にご一緒できて、大変光栄に思っております。短い時間ではありますが、たくさん勉強させていただきます。MC立ち話もなんですから、どうぞおかけください。まずは、司さん主演の映画「その場所に女ありて」は私の大好きな作品で、六回ぐらい観ております。 司さん(嬉しそうに)あら、ありがとうございます。 MC60年前の作品になりますが、当時としてはなじみがないであろう、銀座の広告代理店の自立したヒロインを描いた物語です。司さん、当時この役を演じられて、いかがでしたか。 司さん当時は、すごく大人の女性だと思いました。それまでは、原節子さんや小津(安二郎)先生、そういう方たちの映画に出ていたので、この作品が私にとっては、初めての大人の写真(活動写真=映画)でした。ちょうど電通と博報堂が、世の中に出た時で、それをモデルにつくられました。女性のやり手を私が演じて、私のライバルを演じたのが宝田(明)さんです。いきなり大人の世界に入りました。例えば、タバコを吸ったり、お酒を飲んだり...そういうのは初めてでした。 MC当時の司さんは、お酒やタバコは? 司さん普段はタバコを吸わないので、練習をしました。映っているのを観たらすごく上手でしたね(笑)。煙がボワーっとして、良い感じでした。 MCクールなデキる女でしたね。上白石萌音さんはご覧になられて、どのように思われましたか。 上白石さん今観ても新しいところがありますよね。司さんはお酒を飲まれていても、タバコを吸われていても、麻雀をされていても、何をされていても品があふれていて、惚れ惚れしました。私もカッコ良くタバコが吸える女優になりたいと思いました。必要があれば、練習しようと思います。 MCこの作品は、東宝に入られてしばらく経ってからの作品です。日本映画の黄金期でしたよね。 司さん私は、それまでは大阪の毎日放送で秘書をしており、まったくの素人でした。真綿にくるまれるような感じで撮影に臨みました。私としては、「その場所に女ありて」で映画賞をいただきたかったです。(MCの樋口さんに)その頃は(選考委員に)いらっしゃらなかったですか? MC(笑)。その頃に生まれました。これで、大人の女を演じることを皆伝したわけですし、時を同じくして松竹作品ですが、小津安二郎先生の「秋日和」(1960年公開)にご出演され、今度は小津さんが東宝で「小早川家の秋」(1961年公開)をお撮りになられましたね。 司さん「小早川家の秋」の撮影が終わってから「その場所に女ありて」の撮影でした。それまでは少女っぽい役柄を演じておりましたが、それ以降、大人の作品を撮られる稲垣(浩)監督の作品についたんです。 MC東宝といえば、成瀬 (巳喜男)監督がいらっしゃいます。演出のことをお聞きするには、お時間が足りないのですが、成瀬監督の演出を一言で表すとすればなんでしょうか。 司さん演出というよりは、成瀬監督にまつわるエピソードがあります。当時の日本の映画は、小津先生、成瀬先生、それから......ちょっと思い出せませんが、「この監督の作品に出られたら女優として一人前」と認めてもらえました。ですから、そんな監督の作品への出演に私も憧れていました。女優さんは、たくさんいらっしゃいますが、当時は「(女優として)成瀬監督の映画に出演できたら最高!」と思われていたわけです。それで、ある女優さんが「先生、自分を映画に出してください」と嘆願したんです。そうしたら、「そうね、あと十年ぐらい経ったらやろうね」と先生がお返事なさったんです。だからね、みんなその話を聞いて、ゾッと震えましたね。でも、私は大変幸運なことに「乱れ雲」(1967年公開)「ひき逃げ」(1966年公開)で相手役の高峰秀子さん、加山雄三さん、というこれ以上は望めないような作品につけました。MC「乱れ雲」は、大変な傑作だと思います。成瀬さんは、事細かに演出はなさらないのですか。 司さんそうですね。自然体というか、あまりこうしてああしてというのはないです。ただ、加山さんも成瀬先生は初めてだったと思いますし、二人で震えながら、なんとなく終わったという感じでした(笑)。 MC結果、大変な名作でした。上白石さんもぜひ「乱れ雲」ご覧になってください。たぶん、すごくお好きだと思います。 上白石さんはい。ぜひ! MCここで、萌音さんに、「東宝シンデレラ」について伺います。司さんには、釈迦に説法になりますが、昔の映画会社は、自社で新人俳優をスカウトして専属で育てていました。ところが、日本映画が不振になり、それができなくなりました。東宝では、三十年ぐらい前から「東宝シンデレラ」というオーディションを始め、まさに、次世代を継いでいく女優を育てております。そこで「東宝シンデレラ」に選ばれて、どう変わったとか、どのような体験でしたか。 上白石さん私は12歳の時に選ばれました。あの年齢で、「人生が変わってしまった!」というのを感じました。選んでいただいて、東宝に入ってからは、本当に根気強く、お芝居や歌といったお稽古をつけてくださって、現場に出る前にある程度まで育てていただきました。セカセカすることなく、じっくりコトコト煮込むような丁寧なもので、あの頃の学びは今でも思い出します。 MC大女優の司さんから、後輩女優の上白石さんに対して、長いこと女優を続けるための秘訣を何かお教えいただけますか。 司さん(謙遜されて)そんな! 上白石さん(司さんに)お願いします。 司さん私も、当時を思い出します。何しろ映画界のことを何も知らない子でしたからね。でも、作品を成功させるために、スタッフの方々が、待ち時間にいろいろと教えてくださいました。なかでも「葉子ちゃんね、撮影所にいる時はボロボロでも良いからね。でも、外に出て行く時は、いつも一張羅を着て行きなさいよ」と言われて、それは今でも心得ています。その頃の私は、真綿にくるまれるように大事にしてもらいましたからね。トイレに行って、ドアを開ける時、手を洗うために水道の蛇口をひねる時、そこまで監督がそばについてくれました。(会場:笑)MCそうなんですか!? 司さん今日は、一張羅ではなく二張羅ぐらいですけれどね(笑)。 上白石さんもう、すぐに(一張羅の)お洋服を買います! 今日買いに行きます! 司さんヒロインになると、ほかの作品のスタッフでも、撮影所全部を上げて皆さんが一生懸命に育てようとしてくれました。萌音さんは、これから皆さんが「育てよう!」と思う、女優さんですから、きっと大事にしてもらえると思いますよ。 上白石さんそういう想いをすべて背負って、きれいなお召し物を着て外を歩くようにします。 司さんそんなの大変だから背負わなくて良いのよ!「はい、そうします」で良いの(笑)。 上白石さん(笑)はい。 MC司さんのお話を伺うと、撮影所の女優さんの美徳を感じますね。もっとお時間があればお話を伺いたいのですが、上映の時間が迫っております。本日は、大変貴重なお話をありがとうございました。
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TRIGUN STAMPEDE Vol.2 Blu-ray 初回生産限定版不朽の名作『TRIGUN』が25年の時を超えて新生する。TBR33046D/2023年東宝© 2023 内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会TRIGUN STAMPEDE Vol.2 Blu-ray 初回生産限定版ご購入はこちら
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「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」公開記念舞台挨拶「名探偵コナン 黒鉄の魚影」公式サイト4月15日、劇場版「名探偵コナン」の26作品目となる、「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」の公開記念舞台挨拶を、TOHO シネマズ 日比谷にて実施し、高山みなみさん、山崎和佳奈さん、小山力也さん、林原めぐみさん、ゲスト声優の沢村一樹さん、立川譲監督が出席しました。大ヒットスタートをきり、上映後ならではの貴重なトークもある、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。公開記念舞台挨拶江戸川コナン役高山みなみさん毛利 蘭役山崎和佳奈さん毛利小五郎役小山力也さん灰原 哀役林原めぐみさん牧野洋輔役沢村一樹さん立川 譲監督MC本日は、ご登壇の皆さんへのサプライズがございます。皆さん、後ろをご覧ください。実は、先週4月8日、9日に全国五大都市で開催した試写会にて、来場された方々より直筆でコナン愛を書いていただきました。そちらをボードに貼っております。 高山さん書いてくださった皆さん、ありがとうございます。 林原さんカメラの皆さん、私たちよりぜひボードをアップで写してくださいね! 山崎さんすごい! 嬉しいです。 MC後ほど、じっくり読む時間を設けますので、まずはご挨拶をお願いします。 高山さん何よりも昨日無事に初日を迎えられたことが一番幸せです。この幸せが長く続くよう、皆さんと共有していきたいと思います。昨日(上映が)スタートして、これからだもんね。これからも楽しんでください! 山崎さんこうして毎年、観終わった皆さんの満足したお顔を拝見できることが本当に嬉しいです。これだけ長い間(映画公開が)できるのも、皆さんが応援してくださっているおかげだと思います。今回の作品は、私も観ていて本当に楽しかったので、ぜひ宣伝をしていただいて、これからも二回、三回と観に来てください。 小山さん(ボードを示して)ここにね、ほら「小五郎、活躍してくれ~!」と絵まで描いてくださっています。今年は、私はそこそこ活躍しました! 林原さん作品は、船に例えて、”出航する”と皆さんのものになっていきます。ここから育ててくださるのは、皆さんです。一度観て、気が付かなかったあんなところ、こんなところ、もう一度観たいところなどたくさん味わい続けてほしいです。 沢村さん今、本作を観終わったところですよね? すごいでしょう? 泣いたでしょう? この状況でコナンくんと哀ちゃんが出てきたら、「きゃー!」って言いたいですよね? 声を出したいですよね? でも、声を出せない代わりに、その気持ちを思い切り拍手で表現してください。良いですか? せーの! ■会場から大きな拍手が沸き起こる。 沢村さん正直に言うと、本作を観終わった後に、僕がこの場に出てきて「誰?」ってなっているかもしれないと思いました…。今回はラストにかけてコナンくんと哀ちゃんがすごかったですよね。謎解きも素晴らしかったですよね。僕は、試写室で観たんですが、今皆さんが抱えていらっしゃる熱量がすごく分かります。その熱量をそのまま家に持ち帰って、たくさんの方々に伝えてください。そして、皆さんの力でファンの輪を広げてもらえたら嬉しいです。 立川監督沢村さんのコメントで、自分が言おうとしていたことを全てすべて言ってくれました(笑)。本作の上映後ということで、今日初めて観たお客さんはどのくらいいますか。(挙手する方々を見て)あ、けっこういますね。本作は怒濤の展開で、感情を揺さぶるタイプの作品だと思います。おそらく心が定まらないまま、今この場にいると思いますが、一度リラックスして、この時間を楽しんでもらえると嬉しいです。この作品は、「名探偵コナン ゼロの執行人」ぶりの監督作品で、久しぶりのコナンでした。僕は、「コナンくんが圧倒的に引っ張っていく物語」をどうしても作りたかったんです。それ以外にもたくさんのキャラクターが登場しますが、散漫な印象にならないように制作をしました。世に出た以上は、たくさんのお客さんに観てもらって、こうやって舞台挨拶や宣伝に協力をして、コナンをさらに盛り上げていけたらと思っています。 MC公開初日の昨日一日で、興行収入8.5億円、観客動員58万人を記録しました。シリーズ歴代No.1ヒット作である前作「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」と比べて163%ということで、「劇場版コナン」シリーズ初の興行収入100億円越えを見据えた大ヒットスタートとなりました。まさに”魚雷スタート”と言えると思います。高山さん、この数字はいかがでしょうか。 高山さん正直、驚いています。先ほど、今日初めてご覧になったと手を挙げてくださった方がいましたが、初めてではない方もいらっしゃるんですよね。既に三回観た人いますか? (手が挙がる)……いるんだ?! 「我こそは一番多く観ている!」と言う人教えてください! (会場から、「五回」と手が挙がる) 沢村さんあちらの方は六回ですよ。 高山さん六回?! 山崎さん7えっ、七回!? 高山さん昨日公開して、もうそれだけの回数を観てくれてるの? 沢村さん単純計算で12時間、それに移動を入れたらどうなるの?! 高山さん大丈夫? ちゃんと寝てる? 食べてる? 林原さん心配するところそっち?!(笑) 高山さん「名探偵コナン」は、そういう皆さんに支えられているんです。それを聞くだけで胸が熱くなります。本当にありがとうございます。もちろん初めて観てくれた方もありがとうございます! ……明日も観てくれるだろうし。(会場:笑) 林原さん(笑)。そうやっておどすな、おどすな! MC観ていると息が苦しくなるような水中シーンも多くありました。アフレコでは苦労もあったのではないでしょうか。 高山さんそうですね。地上にいる時とは違いますから、首まで水につかっていると呼吸の仕方が変わってきますね。(林原さんに)つらかったね? 林原さんつらかったね。G(重力)もかかってくるし……。 高山さんずっと圧迫感がある状態で話をしないといけないので…。あとは、海中で話すシーンは、監督といろいろ相談しました。「これだと分かりづらいから、どうしようか」と。 立川監督小道具を持ってきてもらいましたね。いろいろなパターンをやってもらって、聞こえづらい、分かりにくい、(セリフを)噛んでいるけど少し聞こえる等……。 MCその小道具というのは具体的にどういったものですか? 高山さんマウスピースとか……。 立川監督あとは頬の筋肉を鍛える道具ですね。 高山さん(口輪筋トレーニング専用グッズの)左右のパーツがついたままだと重いので、口にくわえるところだけですよ。でも、試してみたらちょっと大きすぎて、何を言っているのか全然分からなかったですね。酸素ボンベって、加えた時に口の中にモノが入っているから、何もないまま話をするとちょっと……。その点を考えました。 MCそれではボードの方に目を向けてみましょうか。気になるコメントがありましたら、読み上げていただけますか。林原さん「ありがとうございました!!哀ちゃんかわいい」に、なぜジンのイラストを描いているのか……。なぜ後ろにいるの?!あとは、小学生かなぁ。平仮名で「あいちゃん、かわいい」って書いてくれている。小さなお子さんも楽しんでくれていて嬉しいです。高山さん本当だ! かわいい! 山崎さん「作画が神でした。原作と絡んだストーリーで今までの映画で一番楽しかったです。毎回哀ちゃんメインでお願いします。色んな表情の哀ちゃんが見れて幸せでした♡(原文ママ)」。何かちょっとプロっぽいね。 高山さん「灰原最愛!!あと百回観たい!!」林原さんあらやだ!今回だいぶ前に押し出されましたからね、哀ちゃん。今までは、できるだけ陰に潜んでいたのに……。「わたしの好きなコナンくん、盛りだくさんでした。一生コナンくんのことが大~好き」 山崎さん「哀ちゃん、可愛すぎ!小五郎、活躍してくれー」……お父さん、これを読んでくれないと! 小山さんさっき冒頭の挨拶で読んだよ!高山さんそうだった!これがいいよ!「最強人類、蘭ねえちゃん最高!」……どんどん強くなるからね。 林原さん拍手!(会場:拍手) 山崎さんもはや野獣ですよね。 林原さん「仮面ヤイバー」超えね! MC沢村さんはいかがですか? 沢村さん気になるのがあるんです。「時計を見るのを忘れるぐらいにありがとう。あっという間でした」……映画を観ている最中に時計を見るんですね。これは、「あっという間」ということの表現だとは思いますが(笑)。 立川監督沢村さんへのメッセージもありますよ。「コナンも沢村さんも好きな私的には、今年のコナンは這ってでも映画館に通わなければならない案件。沢村さん!水族館でアフレコしただけあって、とてもステキなお声でした。今年は哀ちゃんに想いを馳せてしまうけれど、やっぱりコナンが、コナンファミリーが大好きって気持ちしかありません! コナンありがとう!ずっと大好きです!! ずっとずっと映画やってください!!」沢村さん這って映画館に行くほど観たいよね! 林原さん親に怒られないようにね! お家を抜け出して、「いい加減にしなさい!また映画に行くのー!」って。 高山さん隠れて映画に行くの?!……あっ、小さなお友だちが一生懸命に書いてくれたのがかわいい。 林原さんね! 上のほうのは読めないのが残念だけれど……。細かく書いてくれている方もたくさん! 高山さんあれは赤井さんのマークかな? 林原さんキッドも描いてくれたのね。この方の脳内では出ていたのかな?! MCこちらからもいくつかご紹介させていただきます。「26作目に相応しく、歴代で一番好き」、「哀ちゃんの可愛さ、100万パーセント!」、「コナンくんのかっこよさ、100万パーセント」、「前売り券、10枚使いきりそう」 高山さんあ、手を挙げてくれている! どうもありがとうございます。 MCまさか、メッセージを書いてくださった方が会場にいらっしゃるとは! ありがとうございます。 沢村さんえ、じゃあ、前回のチケットも当たって、今日も当たったの?!……強運ですね。 林原さん二度あることは三度あるのね! MC「七歳と十歳の息子と、この映画でデビューしました。二人とも最後まで観ることができました。ドキドキ楽しかったです」。ファミリーで楽しんでいただけているようです。 高山さんあまり小さいお子さんだと「怖い」と思ってしまうかと思いましたが、そうでもなかったのかな。よかった! MCそれでは、ここからは作品のお話を伺います。山崎さん、先ほど「蘭姉ちゃん、人類最強」とメッセージがありましたが、カッコ良かったです。どんどん強くなっていきますよね。おすすめのシーンはありますか。 山崎さん「ありがとうございます!」と私が言うのも何なのですが……。久しぶりに映画で戦えたので、ちょっとスッキリしました。潜水のシーンは観ていてもキュンキュンしますし大好きです。あとは黒ずくめの組織の方たちの場面が、仲間だけれども一枚岩ではなくて覇権争いみたいなのがあって、そこはちょっとほくそ笑んで観てしまいました。 MC小山さん、今回おっちゃんは活躍したのでしょうか? 小山さん活躍しましたよ!(山崎さんに)ね?!山崎さん……したかな。寝ていたような……クジラを見ていないでしょう?! 小山さんでも、ちゃんと起きましたよ!……それでまた寝た。ふふふふっ(笑)! MCまさに父と娘の掛け合いですね。二回、三回目に観る方への注目ポイントはどこでしょうか。 小山さん黒ずくめの組織が今話題になっていますが、「ジンはなぜウォッカを粛清しないのか」。なぜか気持ち悪いぐらいに仲が良いですよね。ウォッカ(立木文彦さん)が「アニキ、何とかですぜ」と言うと、ジン(堀 之紀)が「そうか、じゃあゴルフでも行くか」って。 高山さんアフレコ現場の話ね! 小山さんなぜ、仲が良いかと言いますと、グラスに(アルコールの)ジンとウォッカだけをどぼどぼと入れると、甘くなるんです。 山崎さん本当に?! 小山さん本当になります。 高山さんへぇ。何で?! 小山さんえ?!……何でかは分からないけれど、お酒なので二十歳以上の方はぜひ試してください! ただし、その後に、どうなっても知りませんよ……。 MC林原さん、本日は哀ちゃんと一緒の舞台挨拶となりました。灰原哀は、子どもの頃からやさしくて、強くて、芯が通った女性だったんだと感じさせる作品でした。林原さんにとって、この灰原哀はどのようなキャラクターでしょうか。 林原さん難しいですね。短めに言うと、「“人は変われる”ことを体現して教えてくれる子」です。「いつ死んでも構わない」と思っていた子が、今回は生きることに目を向けて、それも自分だけではなく共にいる人と帰ろうとするという、生きることに対する意思を持てたこと。それは江戸川くん、少年探偵団、蘭姉ちゃんであり、時にはおっちゃん(毛利小五郎)と手を組んで事件を解決したこともあって、もちろん阿笠博士もですが…。今では灰原哀の哀の字を哀(かな)しいと読む人は、哀ちゃんの周りには誰もいないですよね。耳で聞いたら「同じ“あい”でも“愛”」ですからね。そういう「愛」を受け取ったことで、彼女の氷のような心が解けてここにいるんだってことを全身で感じることができました。MC林原さんの今日のお衣装は、哀ちゃんを意識されたそうですね? 林原さん哀ちゃんというより、シェリーですね(とシェリーっぽくポージング)。(会場:拍手)……ちょっと面白いかなと思ってこの服を選びました。 MC沢村さん、国民的コンテンツでもある、この「名探偵コナン」に参加されて、改めて実感はいかがでしょうか。 沢村さん実感だらけです。例えば、今日はこちらの会場まで、みんなでバス移動したんですが、その車内での会話が聞けるわけですよ。今も隣で高山さんがお話をされている声を聞いても、コナンくんが横にいる不思議な感じがして……。中側にいる人間だけが体験できる……(会場に向かって)自慢しているところですよ!(会場:笑) あとは、昨日の朝は三時起きで、日本テレビで電波ジャックという宣伝をしました。それが終わって、僕は家に帰りましたが、僕のマネージャーは、どうしてもコナンファンの方々と一緒に本作が観たいと言って、映画館に行きました。それがすごく楽しかったそうです!高山さん嬉しいです! 沢村さん実際に、参加させてもらって感じたことは、コナンファンの方の熱量と、皆さんがあたたかいということです。それを間近に肌で感じられたことが一番です。今回この26作品目に参加させていただいた縁に本当に感謝しています。皆さんのおかげです、ありがとうございます。(会場:拍手)それで、特別に僕からプレゼントをしちゃおうかな?!(会場が、期待でざわつく) MC何でしょう?! 沢村さんえーっと、今回の犯人はですねぇ……。(壇上のキャスト陣が大慌て) 高山さんそれはダメ! 林原さん(大笑い)。それに、ここの方は知っていますよね! 高山さんこの会場の皆さんは知っているけれど、今日は取材のマスコミの方々がいるから、そこは伏せてください! 林原さんそう、明日のニュースに載っちゃうから! 沢村さんだって六回も観ている人もいるんですよ! 高山さんその話をするつもりで来たけれど、(出入口で)発言を止められましたからね。 MCでも、話したくなる映画ですよね。ちなみに、沢村さんはコナンくんとたくさん宣伝活動をしてくださいましたよね。 高山さん(江戸川コナン)(江戸川コナンの声で)そうなんです。沢村さん、ありがとうございます。 沢村さん(笑顔で高山さんの方を向くと、高山さんから逆サイドのコナンくんを示される)あ、こっちね(笑)。コナンくん、ありがとうね! あれ、コナンくんと会えるのこれが最後になっちゃうのかな。 MC今日で、一区切りと聞いております。 高山さん(コナン)えー、寂しい……。 沢村さんでも、本当にいろいろご一緒できて楽しかったです。どれぐらい宣伝したのかな、三週間ぐらい? とても楽しい三週間でした。ちょっと寂しいですが、まだまだヒットが続いて、もしかしたら(興行収入)100億円突破の…! 高山さん(コナン)またいらしてくださいますか? 沢村さんもちろんです! 全てのスケジュールをキャンセルします! 高山さん(コナン)スタッフの皆さん、聞きましたか! 林原さん言っちゃった!! 高山さん(コナン)楽しみにしています! 沢村さんはい! MC立川監督、今回は黒ずくめの組織の対決が描かれていて、ここまで描くのは劇場版としては2016年の「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」以来ということで、公開前からコナンファンの皆さんの期待が、寄せられていました。演出面での難しかったシーンや、こだわったシーンがありましたら教えてください。 立川監督物語としては、すごく疾走感があって、たくさんの出来事がテンポよく起こります。そこでキャラクターの魅力を、できるだけ多く引き出したくて、例えばキールだったら、イーサン・本堂との絡みをどうしても入れたくて、入れました。脚本にはないシーンでも、蘭姉ちゃんが哀ちゃんをやさしく抱き寄せるシーンを足しました。 ■山崎さんと林原さんが壇上で抱き寄せるシーンを実演。 立川監督何か隙間を探して、組織の対立を描きつつ、できるだけ過去の名作の話や、キャラクターの良さと関係性をどうにかこうにか入れました。そのバランスをとることがすごく大変でした。 MC特に観ていただきたいシーンはありますか? 立川監督後半のゆっくりと浮上していくシーン……分かりますかね? あのシーンは、本当はシナリオにないシーンでした。僕が書いたものを(原作者の)青山先生が手を入れてくれたんです。驚きのシーンでもあるし、キュンとするシーンでもあるし、本作の最後を飾る名場面みたいなかたちで、少し幻想的な感じにしようと思いました。いかがでしたか? (会場:大きな拍手) MC今回はゲスト声優として沢村さんが参加されましたが、アフレコはいかがでしたか。 立川監督第一声は、「緊張しています」、「アフレコは久しぶりです」ということでした。とにかく腰が低くて、ほがらかな印象でした。ドラマで演じる役柄は、ワル目の役が多いですよね。 沢村さん(ふざけて)中身が悪い人間なので……。 立川監督全然そんなことはなく! アフレコでは指示をするとすぐに吸収して、演技に反映してくれました。アフレコに慣れていないとはいえ、「やっぱり第一線で戦ってきた役者さんなんだ」と感じました。そういう意味で、牧野というキャラクターとも合っていたと思います。 沢村さんありがとうございます。今監督がお話されましたが、どのくらいの期間かは分からないですが、準備をして、ゼロからイチを作るってすごく大変なことです。それに対する敬意もありますし、エンドロールを見ても分かるようにたくさんの方々が本作に携わっています。アフレコは、それらを一身に背負っていることを考えると、こんなに悪い人間でも腰が低くなります。(会場:笑) 本当に素晴らしい作品をありがとうございます。お疲れさまでした。 立川監督ありがとうございます。 MC貴重なお話をいただきました。 ■フォトセッション。準備の間、コナンくんと哀ちゃんが壇上で会場の皆さんにサービス。MCそれでは高山さん、最後にいつものお願いします。 高山さんいつものあれをやります。皆さんは声を出せないので、心の中で叫んでください。前の人の頭を突っつかないようにね。突き指するから背もたれを突っつかないように気を付けてね。それではいきますよ。真実はいつもひとつ!(全員でポーズ)
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映画『少年と犬』完成披露試写会映画『少年と犬』公式サイトノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周さんが2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数50万部を突破している名作「少年と犬」(文春文庫)をベースに、実写化した映画『少年と犬』が3月20日より公開となります。 2月20日、本作の完成披露試写会がTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて実施され、主演の高橋文哉さん、西野七瀬さん、共演の伊藤健太郎さん、伊原六花さん、斎藤工さん、そして瀬々敬久監督が登壇しました。本作に参加した感想や、撮影現場での思い出などを披露し、さらに犬の多聞役を演じたジャーマンシェパードドッグのさくらもかけつけました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。完成披露試写会中垣和正役高橋文哉さん須貝美羽役西野七瀬さん沼口正役伊藤健太郎さん中垣麻由美役伊原六花さん内村徹役斎藤工さん瀬々敬久監督高橋さん一般の方に観ていただくのは、今日が初めてなのでドキドキしています。楽しんでいければと思います。 西野さん今日はたくさんの方に来ていただき、すごくうれしいです。短い時間ですが、本作への期待感を高められたらと思っています。 伊藤さんすごく素敵な作品ができたと思っています。今日は短い時間ですが、本作の魅力をたくさん伝えたいと思っているので、最後まで楽しんでください。 伊原さん今日、皆さんに本作が届いて、どういう感想をいただけるのか、すごくワクワクしております。 斎藤さん今の時代は、「最初にその作品を観た人がどう思うのか」がとても注目されるので、皆さんに本作がかっていると言っても過言ではありません。観る前にプレッシャーを与えるつもりはありませんが、第一村人的な皆さんは、ヒヨコの目から見た親鳥のような存在です。本作を観て何か感じるものがあれば、ぜひ一緒にこの作品を育てていただければと思います。 瀬々監督本作は、それぞれ事情がありながら生きている人たちと、犬との交流を描いた作品です。皆さんの日常にとても近いところで作った作品です。最後まで観て、何かを持って帰ってもらえればと思っています。 MCご登壇の皆さんは、既に完成した本作をご覧になったということですが、感想を教えてください。 高橋さん僕の撮影期間は大体二カ月でした。その二カ月間の楽しかったことや、大変だったことの集大成が、一本の作品になっています。それを踏まえて、「やっぱり映画って素敵だな」「良いものだな」と、本作で改めて再確認することができました。重めの作品で、グッとくるシーンが多いイメージをお持ちの方が多いと思いますが、観終わると体がぽかぽかして、その温かさが皆さんの中に残り続けるような作品になっています。本作を観終わった時に、そんな作品をみんなで作ることができたという達成感を感じました。 西野さん濃厚な撮影期間を思い出しながら本作を観ました。物語を知っているのに、観ているうちに引き込まれて、感動して、気が付いたら涙が出ていました。私も「映画って良いなぁ」「こんな素敵な作品に関わることができて、私は幸せだし、恵まれているな」と思いました。毎日が当たり前のように過ぎて、明日が来るのが普通に思えますが、「一日一日をもっと大事に生きていきたいな」と、観終わった後に改めて思いました。 伊藤さんまず台本を読んだ時に、自分の中ですごく考えさせられる部分や、目頭が熱くなるシーンがたくさんありました。個人的には、自分が現場にいないシーンが多いので、「あのシーンやセリフが、役者さんを通して血が通うとどうなるのか」すごく楽しみにしていました。実際に作品を観ると「やっぱり役者さんの力ってすごいな」と改めて思いました。本作の内容も含め、いろいろ考えさせられる部分が多かったです。 伊原さん私も、撮影期間はトータルで三日くらいの短い期間でしたが、「この現場にもっといたい」と思うような、刺激的な撮影現場でした。監督をはじめ、キャストとスタッフの皆さんがプロフェッショナルなので、「こういう現場で役者としてお芝居をしていきたい」と思う時間がたくさんありました。実際に作品を観た時に、私が麻由美として必死に生きて見ていた世界以外を、新鮮な気持ちで観ることができました。「これはきっと観る人によって刺さるポイントや、共感できる人物が変わる」と感じました。皆さんの感想がとても楽しみな作品です。 斎藤さん映画ファンとして、犬を愛するものとして、「少年と犬」という題材に、原作や台本を読む前、また、作品を観る前は、少し構えていたところがありました。感動という、ある種人口的なものが、そこにあったら複雑だなと思っていました。本作をご覧になる前の皆さんにお話するのはアレですが、僕にとっては、人間と共存する生物の目線を介して、「人間という生き物がいかなるものなのか」「震災や有事の折に、あたりまえに共存してきた動物がどういう扱いを受けるのか」をこの作品に教えていただきました。「犬と戦争 ウクライナで私が見たこと」(2025年2月21日公開)や、「Flow」(2025年3月14日公開)というラトビアの作品のように、人間がいなくなった後の動物たちを描いた作品もそうですが、今は何か言葉じゃない、言葉なき言葉を大事にするべき時代にいるのではないかと思います。 MC瀬々監督、制作期間を経て、いよいよ皆さんにご覧いただく今のお気持ちはいかがでしょうか。 瀬々監督今、この空間にすごく重い空気が漂っている気がします。(会場のお客さん:笑) 本作は一切そんなことはありません! 敷居を低く作っていますので、皆さん楽しんでください。最初の高橋さんの登場シーンは、お馬鹿な感じもあります。僕が高橋くんに「チャーミングに演じて!」って頼んだんです。でも、「チャーミング」っていう言葉が高橋くんにはどうも通じていなくて…(高橋さんに向かって)通じていた? 高橋さんそんなこともありましたね。僕が「チャーミングって何ですか?」と、尋ねたことを覚えています。 瀬々監督そうそう(笑)! 僕らの世代だと、ショーケン(故 萩原健一さん)とか、松田優作がヒーローで、彼らは最初はおバカで入ってくるけれど、物語の最後には感動させる。高橋くんにはそういったヒーローになってもらいたかったんです。MC本作の撮影は、去年の3月から5月に行われたとうかがいました。高橋さんと西野さんは今回が初共演ですが、共演した感想をお願いします。 高橋さん本当に楽しくやらせてもらいました。撮影現場は、ワチャワチャもピリピリもしていなくて、すごくフラットな環境でした。 西野さん気が付いたら、仲良くお話ができるようになっていました。 高橋さん何か困ったことがあったら、お話をしていましたね。 MCどのようなお話をされていたんですか? 西野さん雑談ですね。雑談がないと、距離って縮まらないと思います。 高橋さん中身のない話なので、覚えていないです(笑)。 西野さん雑談もしつつ、お互いの役が抱えているものが大きいので、「大変だよね」という話もしました。 高橋さんお互いに「どういう気持ちでその場にいるのか」を確認することもありました。 MC伊藤さん、伊原さん、斎藤さんにうかがいます。旅の途中で犬の多聞が出会う人々を演じられましたが、撮影中の印象的なエピソードはありますか。 伊藤さん僕は、撮影が一日だけで、文哉くんとのシーンだけだったんです(笑)。なので、印象的なこととしては、文哉くんと一緒にお芝居をしたことです。「ナイスガイがいるな」と感じていました。大好きです。 高橋さん僕も大好きです! 日数的には一日でしたが、すごく刺激的でした。沼口先輩のピリつく感じに、おびえながらのお芝居ができましたが、ご本人はすごく柔らかい方です。なので、そこに甘えさせてもらいました。 伊藤さんうれしいですね。先日、プライベートでもお会いして、また距離を縮められました。これからもよろしくお願いします。 高橋さんよろしくお願いします。伊原さん私の撮影は三日間でした。最終日が、手塚理美さん演じるお母さんと、和正と、多聞とのシーンでした。土手で震災のことを思い出しながら話をするシーンの撮影だったんですが、雨が降って、撮影スケジュールが何回か延びたんです。延びに延びた最後の日が、ちょうど3月11日(東日本大震災の日)でした。監督が「図らずも今日は3月11日ですね」と、耳元でボソッと言われて、私的にはグッとくるものがありました。 斎藤さん僕はトータルで四日ぐらいの撮影でした。印象的だったのは、僕の息子・光役の(木村)優来くんと、多聞役のさくらが、カメラが回っていないところでも言葉を超えて通じ合っている姿です。それが、そのまま作品に映っていると思います。映画を作るというのは、大いなる虚構を作ることでもあるんですが、そこに「本当があった」と、現場で見ていて感動する瞬間がたくさんありました。MC西野さんは、クランクアップ時のコメントで、「思わず涙がこぼれた」という話をうかがいました。それだけ強い思いを込めて演じられたと思いますが、美羽役を受けた理由、そして、演じてみた印象を教えてください。 西野さん最初は、難しい役なので「この役は自分にうまくできるかな」と思う気持ちがありました。でも、挑戦させてもらえる機会だと思って、「ぜひ挑戦したい!」とお受けしました。撮影期間中は、過酷なシーンもありましたし、怒涛だったので、毎日気が抜けなくて、悩み続けました。なので、全部の撮影が終わった時に、無意識に「解放された!」「やり切れた!」という気持ちがありました。 MC高橋さん、今日はあと一人、大事な俳優さんが登壇されていませんね? 高橋さん捜してきますね! 斎藤さん(片野弥一役の)柄本明さんですか? 西野さん来てくれるかなぁ? ■多聞役の犬のさくらが、リードを手にした高橋さんと一緒に登場しました。MC西野さん、ご紹介をお願いします。 西野さん多聞役のさくらです。(会場のお客さん:拍手)MC高橋さんはさくらちゃんと会うのは久しぶりですか? 高橋さん本作の宣伝活動で、先週一年ぶりに会いました。 MC高橋さんにとって、さくらちゃんはどんなパートナーでしたか? 高橋さん最高のパートナーでした。さくらのおかげで撮れた映像がたくさんあるので、感謝しかありません。 MCたった一人の大切な人を目指して、五年をかけて、3000キロ旅をする多聞役のさくらちゃんです。多聞はオスの設定ですが、演じたのはメスのジャーマンシェパードのさくらちゃんです。西野さんも共演した印象を教えてください。 西野さんすごく賢くて、「犬がこんなにお芝居ができるなんて、すごいな」と、毎回感心しながら一緒に撮影をしていました。何より癒されましたね。大型犬に触れ合う機会は今までなかったので、力も強いし、カッコ良いし、魅力たっぷりで、撮影の合間にはちょっと遊んだりもしました。 高橋さん僕は、撮影の前にコミュニケーションを取る時間をもらいました。最初は一緒に歩くことすらままならなかったですが、時間が経つにつれて、一緒に歩くようになったり、今のように横にたたずんでくれるようになりました。一緒に遊んでくれたり、目を見てくれたり、徐々にコミュニケーションが取れるようになりました。人との関わりでは、コミュニケーションが目に見えて進んでいると分かることは多くないので、そういう意味でも良い経験をしたと思います。 斎藤さんさくらは、自分を犬ではなく「人」だと思っている感じがありました。シェパードにしてはだいぶ高齢なので、寒い時期の撮影はハードだったと思います。でも、さくらが多聞になる瞬間を幾度も見ました。そのスイッチが入る瞬間を見て、同じ表現者として学ぶべきものがあるなと思うこともありました。子役もそうかもしれないですが、一気にチーム全体にリアリティが増して、作品の軸でいてくれたと思います。 MC瀬々監督、多聞役のオーデションはいかがでしたか? 瀬々監督実は、原作に合わせて、シェパードと和犬の雑種の犬を起用したんです。ところが、クランクインの二週間前に、その犬が降板してしまったんです。そこから慌てて探したんですが、シェパードの雑種を探すのは諦めて、シェパードを探したところ、さくらが僕らの前にヒーローのように現れました。本作同様、さくらが僕たちを助けてくれました。 MCさくらちゃんのことを皆さんが褒めていますが、いかがですか? 高橋さん(さくらちゃんにマイクを向ける)鼻息が…。(さくらの思いを通訳して)ありがとうございます。斎藤さん(さくらの思いを通訳して)「SNSで応援してください」と言っております! (会場のお客さん:笑) MC高橋さんは、撮影の終盤に多聞との重要なシーンの撮影があり、相当な集中力を保って撮影されたとうかがいました。 高橋さんさくらと撮影を共にしていく中で、すごく寂しくもありながら、いろいろな感情に包まれるシーンでした。今、こうしてさくらがそばにいてくれることがうれしいです。さくらがすごく僕の顔見てくれる…今日は人がいっぱいいるからびっくりしているのかな?MCさくらちゃん、お越しくださった皆さんの顔を見ていかがですか? 高橋さん会場の皆さんを見ていますね…。(さくらの思いを通訳して)「SNSで応援してください!」と言っています。 MC人間と犬の絆を描いた本作にちなんで、現在、犬との思い出を投稿していただく「わたしと犬キャンペーン」を行っております。ですので、皆さんにも、ぜひ犬との思い出を語っていただければと思います。絆だけでなくクスッとなるようなお話でも大丈夫です。 伊藤さん犬は飼っていますし、大好きです。実家でも犬を飼っています。実家にいる犬はレオといって、19歳ですがすごく元気です。 斎藤さん犬種は何? 伊藤さんトイプードルです。90歳の祖母も元気なので、先日、祖母とレオが「どっちの方が長生きできるかね?」と話していました。「かわいい会話だな」とすごくほっこりした気持ちになりました。 伊原さん私はもともと体が弱くて、喘息もあるし、動物や食べ物にもアレルギーがあったんです。でも、最近実家にワンちゃんが来たので、実家に帰る度に触れ合っています。 斎藤さん犬種は何? 伊藤さんすごく犬種を気にしますね(笑)。 斎藤さん犬のイメージをしたくて…。(会場のお客さん:笑) 伊原さんマルチーズとプードルです。 斎藤さん大きさは4キロぐらい?(会場のお客さん:笑) 伊原さんそうですね! これからもっと仲良くなれたらと思っています。 斎藤さん僕の実家には、シュウという老犬がいました。おそらくサモエドと甲斐犬の雑種の犬です。僕が幼いころ、親が犬を信頼して、姉と僕とシュウを残して出かけたことがありました。その時に、僕がベランダから落ちそうになったところを、シュウが僕のオムツを咥えて布団に戻してくれたのを、姉が見ていたそうです。完全に家族の一員でした。シュウはその後、亡くなってしまうんですが、その後に僕が二階建ての屋根から真っ逆さまに地面に落ちる事件がありました。その時にも、下にシュウの犬小屋があったので、直にコンクリートに打ち付けられずに済んで、大事には至りませんでした。亡くなった後もシュウに守ってもらえた気がしています。マスコミの皆さんが書きやすい、良い感じのエピソードだと思います。(会場のお客さん:笑) 西野さん小さい時に、学校から帰ると、家に誰もいなかったので、犬をゲージから出して、冬だとストーブをつけて、二人で一緒にじーっと温まるのが、私の冬の日常でした。めちゃくちゃストーブが好きな子でした。 斎藤さん犬種だけは教えて!(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 西野さんミニチュアダックスフンドです。毛色はレッドです。 斎藤さん4キロぐらい? 西野さんそれぐらいだったと思います。 斎藤さん犬種はマストで教えてください! (会場のお客さん:笑) 伊藤さんマストなんだ(笑)。 高橋さん僕の家にも、生まれた時から犬がいました。ちょっと大きい犬だった気がしますが、自分が小さすぎてあまり良く覚えていないんです。僕が小学校の低学年くらいの時に亡くなりました。その後に、「ワンちゃんがほしい」と親に言ったら、僕がまだ8歳だったので、「10歳になったら」と親に諭されました。しかも、親は「ペットを飼うことへの責任感を持たせないといけない」と考えたようで、「『お世話をする』と口で言うだけではなく、『誠意を見せなさい』」と言われました。なので、僕は「10歳から20歳までの誕生日とクリスマスプレゼントは何もいらないから、この子を迎えたい!」と言って、犬を飼うことを許してもらいました。今も実家で元気にしています。だから、21歳の時に10年ぶりに誕生日プレゼントをもらいました。それまでは、18歳で上京してから、20歳までは毎年ワンちゃんの写真と、「誕生日おめでとう」「メリークリスマス!」というメッセージが送られてきていました。21歳になって、それがなくなってしまって寂しいです。 斎藤さんへぇ~。で、犬種は?(会場のお客さん:笑) 高橋さんマルチーズとトイプードルのミックスです。 斎藤さんじゃ、3.5キロくらい? 高橋さんちょっと小さめの子なんです。 斎藤さん3キロくらいかな。 高橋さん白くてかわいいんです。 斎藤さんありがとうございます。 西野さん覚悟を決めたんですね! 高橋さん子どもなりの覚悟が、プレゼントを捧げることでした。 斎藤さんそうなると、お年玉がだいぶ重要になりますね? 高橋さんだいぶ重要でした(笑)! 犬は今も実家にいて、僕の宝物です。 MC最後に西野さん、高橋さんよりご挨拶をお願いします。 西野さん美和という役を、すごくもがきながら演じましたが、今の自分にできることは、全てぶつけることができたと思っています。皆さんの中に、何か伝わるものがあれば良いなと願っています。少しつらいエピソードもありますが、希望が見える話もありますので、一秒一秒を見逃さず観てもらえたらすごくうれしいです。今日は本当にありがとうございました。 高橋さん最近、「この作品をどんな方に観ていただきたいですか?」と聞かれる機会が増えました。僕は、本作を観て「どんな方にも観ていただきたい作品だな」と思いましたし、「どんな方にも届く作品」だと思っています。人生は、挑戦と、失敗と、成功の繰り返しだと思います。本作が、皆さん一人一人の人生を振り返るきっかけになって、「この瞬間にこういうことがあったから、自分はこうしてここにいられる」「自分の当たり前が当たり前ではない」と感じてもらえたらうれしいです。本作で描かれる強さや弱さ、そして儚さを、受け取っていただき、皆さんの中に閉じ込めて、「この作品が皆さんの中に残り続ければ良いな」と心から思っています。ぜひ、最後まで目を離すことなく、本作を全身に浴びて帰っていただけたらと思います。本日はありがとうございました。
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浦島太郎の後裔藤田進/高峰秀子/杉村春子/宮口精二/山根寿子焼け跡に響く悲痛な叫び声 胸を打つその声の主は浦島太郎の子孫なのか?Disc1本編86分 モノクロ スタンダードサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆ギャラリーTDV31306D/1946年度東宝監督:成瀬巳喜男/脚本:八木隆一郎/音楽:山田和男「ハー、アー、オー!」ラジオから聞こえてくる異様な叫び声は人々の戦争で荒んだ心に強く響いた。“美しい頭、中は空っぽ”の新聞記者・阿加子(高峰秀子)は、叫び声の主・浦島五郎(藤田進)に会い、国会議事堂のてっぺんで叫ぶといいと提案した。議事堂の上で何日も叫び続けた浦島は時代の寵児となり、民主主義を標榜する政党から選挙に出馬することになるのだが…。 成瀬巳喜男監督の戦後最初の作品。政治を扱った風刺劇で、現在にも繋がるテーマを扱っている。©1946 TOHO CO.,LTD.浦島太郎の後裔
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妻の心高峰秀子/三船敏郎/根岸明美/小林桂樹/杉葉子無言の鞭に耐えて愛情に生きる妻を描いた問題作!Disc1本編98分 モノクロ スタンダードサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆ギャラリー(静止画)TDV31307D/1956年度東宝監督:成瀬巳喜男/脚本:井手俊郎/音楽:斎藤一郎老舗の薬屋の次男・信二(小林桂樹)は喫茶店を始めようと考えていた。信二の妻・喜代子(高峰秀子)は、優柔不断な信二に代わって、資金調達の為に銀行員の健吉(三船敏郎)と会ったり、食堂に料理を習いに行ったり、てきぱきと開店の準備を進めている。そこへ結婚して家を出ていた長男・善一(千秋実)が妻子と共に戻ってきて金を貸してくれと言い出した…。 成瀬巳喜男監督が描く、夫婦と家族の葛藤の静かな物語。©1956 TOHO CO.,LTD.妻の心