「アニメ」検索結果397件
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『薬屋のひとりごと』Blu-ray 第1巻猫猫:悠木碧 壬氏:大塚剛央 高順:小西克幸 玉葉妃:種﨑敦美 梨花妃:石川由依 里樹妃:木野日菜 阿多妃:甲斐田裕子 梅梅:潘めぐみ 白鈴:小清水亜美 女華:七海ひろき やり手婆:斉藤貴美子 羅門:家中宏 李白:赤羽根健治 小蘭:久野美咲 やぶ医者:かぬか光明 ナレーション:島本須美薬屋の娘が宮中を揺るがす――――TBR34027D/2023年東宝原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)キャラクター原案:しのとうこ 監督・シリーズ構成:長沼 範裕 副監督:筆坂 明規 キャラクターデザイン:中谷 友紀子 色彩設計:相田 美里 美術監督:髙尾 克己 CGI ディレクター:永井 有 撮影監督:石黒 瑠美 編集:今井 大介 音響監督:はた しょう二 音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会『薬屋のひとりごと』Blu-ray 第1巻ご購入はこちら
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「窓ぎわのトットちゃん」完成披露舞台挨拶映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト女優、タレント、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使などあらゆる顔を持ち、博識でありながら愛らしい人柄が広い世代から支持を集め、今もなおその姿をテレビで見ない日はない黒柳徹子さん。そんな彼女が自身の幼少期を描き、世界累計発行部数2500万部のベストセラーとなった小説「窓ぎわのトットちゃん」がアニメーションとして初映画化されます。11月18日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで完成披露舞台挨拶が開催され、黒柳さんをはじめ、トットちゃんを演じた大野りりあなさん、トモエ学園でトットちゃんの担任の大石先生を演じた滝沢カレンさん、八鍬新之介監督が登壇しました。黒柳さんが初めての映画化が叶った感激を明かしたこの日の模様を、詳しくレポートします!完成披露舞台挨拶原作黒柳徹子さんトットちゃん役大野りりあなさん大石先生役滝沢カレンさん八鍬新之介監督黒柳さん今日はお忙しいところ、ありがとうございます。これは、私が小学一年生ぐらいの時の本当の話を書いたものなんですが、本はベストセラーになりまして、たくさんの映画化のご要望がございました。テレビドラマや舞台、ミュージカルなどいろいろあったんですが、皆さんが読んでくださって、皆さんの中にあるトットちゃんができている方が良いと思ったので、全部お断りしました。それから42年経って、いろいろと考えたところ「もしかしたら、やっぱり映画にしておいた方が良いんじゃないか」と思いました。またちょっと(世界情勢など)きな臭くなっているところもあったりしたものですから、「映画にして作っていただければ」と思っていたところに、監督から「アニメでやったらどうか」というご要望がございました。そこで企画書を見たところ、とても丁寧に書かれていたのでお願いしました。それからずいぶん経って、六年くらい経ちましたでしょうか? 八鍬監督企画書をお見せしてからは七年になります。 黒柳さん七年…ものすごい時間が経って、やっと出来上がったものを観ました。いろいろなことが思い出されただけではなく、当時の世の中のこと、学校のこと、そういったものが私がいた時のまま描かれていて、お友だちも、本当に当時の友だちのようでした。そういったこともあって、本当に観終わった時に涙が出ました。原作を読まれた方にも、読まれていない方にも、本作を観ていただけたらうれしいなと思っております。共演者の皆さんも素晴らしいですし、なんといっても監督が七年もかけて作ってくださったものです。それは並大抵のことではなかったと思います。一つの作品に七年もかけてくださって、心からお礼申し上げます。 八鍬監督ありがとうございます。 大野さん今日はこんなに素敵な場所に立つことができて、皆さんにも会えて本当にうれしいです! アフレコは難しいところもあったけれど、監督さんや皆さんがすごく優しく教えてくれたので、楽しく、いっぱい感動できました。 滝沢さん徹子様の歴史の中に入れたような、本当にうれしい瞬間がたくさんあったので、そのことについてお話できればと思います。 八鍬監督先ほど徹子さんが おっしゃったように、企画から七年でようやく本作が完成いたしました。この作品を皆さんにお届けできることを心よりうれしく思っています。 MC七年の時を経て、ようやく完成した本作をこれから皆さんに観ていただくことになります。八鍬監督は、なぜ今この時代にトットちゃんを映画化しようと思われたのでしょうか。 八鍬監督今、世界中で人種や宗教をめぐって戦争が起きていて、たくさんの難民の方や犠牲者の方が出ています。遠い国の出来事のように感じるかもしれませんが、78年前に日本も同じように戦争をしていました。徹子さんの書いた「窓ぎわのトットちゃん」には、戦争中でも思いやりの心を忘れずに生きた人々が描かれています。その姿を映像化して世界に届けることができれば、少しでも明るい未来につながるんじゃないかと思って企画しました。 MC黒柳さんは、本作をご覧になって涙が出たとお話されました。今日はいよいよお客さんに観ていただくことになりますが、今の気持ちはいかがでしょうか。 黒柳さんワクワクしております。皆さんがどのようにお感じになるのか、知りたいと思います。本を読んでくださった方もいるかもしれないし、読んでいない方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらにしてもご覧になってくださった方は、胸を打たれるところがあると思います。またとても面白いところもありますし、りりあなさんのような子供が主役なので、皆さんもびっくりなさると思いますが、どうぞ楽しんでいただければと思います。 MCアニメ映画化されるにあたって、誰がトットちゃんを演じるのかと話題になりました。大野さんは、どのような気持ちでオーディションを受けられましたか? 大野さん五歳の時に女優さんとアナウンサーになりたいと思っていました。でも、「本当になれるかな?」と思っていたんです。お母さんとお父さんと一緒に徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」の原作の本を読みました。トットちゃんも新しい環境の中で頑張って、それが今の徹子さんになっているんだと思ってすごく勇気をもらいました! オーディションの時には、自分が本当にトットちゃんだと思いながらやりました。監督さんやスタッフの皆さんがすごく優しくいろんなことを教えてくれて、おしゃべりもすごく楽しかったので、今までで最高のオーディションになりました。 MC(大野さんのコメントに)滝沢さんも拍手をされていますが、本当にしっかりされていますね。 滝沢さんはい。(しみじみと)素敵な方です。 MC大野さんは、トットちゃんとご自身が「似ている」と思うところはありますか? 大野さん全部似ていると思いますが、その中でも一番似ていると思うところが二つあります。一つ目はおしゃべりが大好きなところです! トットちゃんはおしゃべりを始めると止まらなくなっちゃうんです。私もおしゃべりを始めると止まらなくなってしまうので、そこが似ていると思っています! 二つ目は、いろいろなことに興味があるところが似ていると思っています。トットちゃんはいろいろなことにチャレンジをしますが、私も「これもやってみたいし、これもやってみたいし、これもやってみたい!」という感じなので、そこが似ていると思います。それに、お友だちにも「チャレンジしようよ」と声をかけるところも似ていると思います。 MCトットちゃんとの共通点がとても多いですね。 大野さん(うれしそうに)えへへ。(会場:笑) MC徹子さんは、大野さんの声が吹き込まれたトットちゃんはいかがでしたか? 黒柳さんとっても可愛かったです。 大野さんありがとうございます!MC滝沢さんは、本作のオファーが届いた時にどのように感じましたか? 滝沢さんオファーをいただいて、「窓ぎわのトットちゃん」という徹子さんの小学生時代を描くアニメの声をやるとなった時に、ずっと見ていた黒柳徹子さんの話なので、その人生の中に飛び込ませていただくチャンスをもらえたことはとてもうれしかったです。また、自分の声で「徹子さんの小学生時代を絶対に汚したくない」「自分のせいで何かあったら嫌だ!」と思ったので、本当にいろいろと気をつけようと思いました。 MCそれぐらい滝沢さんにとって、黒柳さんは憧れの方なのでしょうか。 滝沢さんはい! 憧れの方ですし、妖精のような方なので「どうやったら私みたいな人間がこの世界に入れるのかな」と思いました。 MC徹子さん、滝沢さんから「妖精のようで、大好きで、憧れの方」というお話がありました。 黒柳さん光栄でございます。うふふ。滝沢さんは本当に普段からお知り合いですが、とても純粋で、何て言ったら良いのかしら…。あまりいない女の子のように思います。ちょっと形容しがたいんですけれど(笑)、こういう可愛い女の子は少ないと思います。そういう中の一人が滝沢さんだと思います。 滝沢さんうれしいです。その言葉をお返しします。(黒柳さん&会場:笑) MC続いて、皆さんがご覧になって印象に残ったシーンについて教えてください。 大野さん小林先生とトットちゃんが初めて会った時に、トットちゃんが小林先生に早口でおしゃべりをするんです。その後トットちゃんが「どうしてみんな、私のことを困った子っていうの?」というセリフがあるんです。その後に小林先生が「君は、本当は、良い子なんだよ」とトットちゃんに言うところがすごく感動するので、大好きです。 MCこの小林先生からのお言葉は、本当に毎日のように先生からいただいていた大事な言葉なんですよね。 黒柳さんそうなんです。今でも何かあった時には、「『君は、本当は、良い子なんだよ』と言われたんだから、『私は良い子に違いない』」と思って、良い子であるように頑張っています。 MC素敵な言葉です。続いて滝沢さんはいかがでしょうか。 滝沢さん私が本当に驚いたのは「徹子さんから見る電車の教室は、本当にこんな感じだったんだろうな」と感じたシーンです。本当に走っていく電車のようで、動いている電車のようで、その世界からお花が見えたり、友だちが見えたり、魚が見えたりと、本当に楽しそうな世界です。「自分で想像できる限りの楽しいものを全部頭で一回想像してください」と言われたような世界がアニメになっています。これはアニメだから描けたものではなくて、「きっと徹子さんのその時、その時の頭の中が、このような電車みたいだったんだ」と思うような、すごく素敵なシーンです。“子供心”だけれど、これが“徹子さん心”なんだと感じられました。これからぜひ観てほしいなと思います。 八鍬監督私はトットちゃんと泰明ちゃんが一緒に木登りをするシーンです。初めて原作を読んだ時に、ここのくだりがすごく好きでした。文章も内容もすごく美しくて、「このシーンを映像化したい」と思ったのが(本作を映画化したいと思った)きっかけでした。木登りではありますが、片手片足が麻痺している泰明ちゃんにとっては、命綱なしで高いビルに登るような作業と同じぐらいの大冒険だったと思います。それを支えるトットちゃんとの心の交流を、ぜひ観ていただきたいと思います。 MC黒柳さんはどのシーンが印象に残っていますか。 黒柳さん先ほど(大野さんが)おっしゃったように、小林校長先生が「本当は良い子なんだよ」と私におっしゃってくださるところは、「ああ、ここが本作にあって良かった」と、とてもうれしかったです。そして、今お話にあった、泰明ちゃんとのシーン。泰明ちゃんは小児麻痺の子で、歩く時も大変だったんですけれども、とても仲が良かったので、本作を観て泰明ちゃんを思い出して、ちょっと泣いたりしました。学校の先生は、「そういった障害を持っている子供にみんなで優しくしなければいけない」とはおっしゃらないんですけれど、そういう風にいつも行動していました。私たちは泰明ちゃんに優しくして、一緒に遊んで、一緒に木に登っていました。木に登らせてあげるのは大変だったので、私もよくあんなことをやったなと思います(笑)。ちょうどポスターに描かれているのがその場面なんですが、私が立って引っ張ったので、ちょっと危なかったんです(会場:笑)。それでも泰明ちゃんはとってもうれしかったようで、「木に登るってこういうものなのか」と言っていました。良い思い出を残してあげられたかなと思っています。 MC本日は残念ながら会場にいらっしゃることができなかった、こちらの皆さんからビデオレターをいただいております。 スクリーンにご注目ください。 ■スクリーンに、小林先生役を演じた役所広司さんの姿が映し出されました。徹子さん、こんにちは。(スクリーンに向かって、黒柳さんが手を振る) そして会場の皆さん、初めまして。小林先生役を演じました役所広司です。 完成披露試写会、おめでとうございます。徹子さん、今日は参加できなくてすみません。先日、録音の時に徹子さんが陣中見舞いに来ていただき本当に感謝しています。久しぶりに徹子さんにお会いできて、うれしかったです。どうぞいつまでも、お元気でいてください。 小林先生という徹子さんにとって大切な方を演じることができて本当に光栄でした。「小林先生はこんなんじゃない。こんな声じゃない」と言われたらと、ちょっとプレッシャーでした(苦笑)。何とか合格点をいただけるとうれしいです。またお会いする日を楽しみにしています。 皆さんにはこれから本作をご覧いただきますが、気に入っていただけたら、ぜひご家族、友人の方に勧めてください。では、本作を楽しんでください。役所広司でした。(会場:拍手)【役所さんからのメッセージ】■スクリーンに、ママ役を演じた杏さんの姿が映し出されました。徹子さん、こんにちは。杏です。そして劇場の皆さん、こんにちは。本作の完成、おめでとうございます。 子供の頃から読んでいた「窓ぎわのトットちゃん」が映画化されること、そして大好きな徹子さんのお母様の役を演じられたこと、とても光栄に思っております。皆さんにはこれから本編をご覧いただくので、あまりたくさんの言葉は必要ないかなとは思いますが、私がよく知っている自由が丘という町が、かつてはこんなに洋風でモダンで、すごく素敵な町だったんだと、町並みごとカラフルに描かれていたのがとても印象的でした。子供の頃に読んでいて「トットちゃんってすごいな。可愛いな。なんて自由な女の子なんだろう」と思っていました。その気持ちは今も変わらないんですが、大人になってから見てみると、お母さん、お父さん、そして先生、さらにトットちゃんを取り巻く全ての大人たちが、こんなに温かく、そして自由な心を持っていたんだということにとても感銘を受けました。お子さんも、そして大人にも大変、心に響く作品になっていると思います。それではこれから本編をお楽しみください。 徹子さん、また直接会いましょう! (映像の中で手を振る杏さん。黒柳さんもそれに応えるように手を振る)【杏さんからのメッセージ】MCお二人からビデオメッセージをいただきました。役所さんが演じられた小林先生、そして杏さんが演じられたお母様は、いかがでしたか? 黒柳さん共に私を育ててくださった方々ですので、(本作で観られて)心からうれしく思いました。本当にとてもよく描かれていました。先生も、それから私の母も本当にそのままに描かれていて、監督には「うれしかった」ということを申し上げました。 八鍬監督ありがとうございます。 MCキャスティングの際には、どのようなことを大切にされましたか? 八鍬監督実在した方々なので、ご本人をよく知っている徹子さんにアドバイスをいただきながらキャスティングを進めていきました。例えば、小林先生は低くて優しい声で、田舎にいるおじさんのようだとか、パパは芸術家肌で、とにかくカッコ良いということでした。 MCパパ役は小栗旬さんが演じていますね。 八鍬監督そうなんです。そのように実際の人となりをお聞きして、それを演じていただける方にお話をしました。 MCそして本日は、今回の映画を象徴する主題歌「あのね」を担当したあいみょんさんから、黒柳さんに向けて、手書きのお手紙が届いています。黒柳さん、お読みいただいてもよろしいでしょうか。 ■黒柳さんにあいみょんさんからの封書が渡され、黒柳さんが朗読しました。黒柳徹子さまへ。この度は大切な作品の主題歌アーティストに私を選んでくださって、本当にありがとうございました。約40年間も映像化することのなかった「窓ぎわのトットちゃん」。主題歌を担当するのが私で大丈夫なのかと不安もありました。作品から伝わる温もり、そして徹子さんの存在に支えられて、「あのね」を作ることができました。 徹子さんご本人から指名をいただけたこと、これからの私にとって確かな自信になります。この経験が私を励まして、私を救ってくれます。2022年の紅白の時に「よろしくお願いしますね」と声をかけてくださったこと、一生忘れません。本当にうれしかったです。本作と徹子さんの思いが日本中、そして世界中に届きますように。 2023年11月18日 あいみょん。【あいみょんさんからの手紙(黒柳さんの代読)】黒柳さん(黒柳さんが思い出を振り返り)この時は、私がたまたま紅白に出ていて(ゲスト審査員として出演)、あいみょんさんもいらっしゃったので「よろしくお願いしますね」と、主題歌のことを言ったんですが、あいみょんさんは何のことか分からなかったらしくて(笑)。後で分かったそうです。 MC本作に欠かせない曲になりますが、この主題歌を聴いてどのように感じましたか? 黒柳さん純粋なところ、悲しいところ、優しいところ、面白さもあって、とても良い音楽だと思いました。本作の最後のところで流れて、すごく良い曲だなとつくづく思います。 滝沢さん私にも、すごく染み入りました。最後の最後に、本作が終わったところで、物語を頭の中で最初からもう一回再生させているような感じになって…。とても心地良く、「あれもあった、こんな思い出もあった」と自分の卒業アルバムを一ページ、一ページ開いて、最後に閉じていくような曲です。皆さんの心にも響くとうれしいです。 大野さんあいみょんさんの「あのね」を聴いて、心がぽかぽかしました。歌詞にも本作に描かれているような意味がいっぱい入っているので、そういうことも探してみてほしいです。そして、「窓ぎわのトットちゃん」を観て、最後にこの曲を聴いて、いろいろなことを思い出してほしいと思います。 MC「あのね」というタイトルも、おしゃべり好きなトットちゃんを表現しているような曲ですね。 黒柳さん本当ですよね。ちょっと長い歌なんですが、子供がお話をしているような、私が誰かにお話をしているような、他の子供とお話をしているような、本当に子供らしい曲だと思っています。私も覚えて歌ってみようと思ったんですけれど、ちょっと難しかったです(笑)。 MCいつか皆さんと歌える日が来ると良いですね。最後に皆さんからメッセージをいただければと思います。 大野さん「窓ぎわのトットちゃん」の映画には、友情の大切さ、親子との関係、先生と子供たちの関係、そして争いというのがどれだけ寂しいものか、そういったいろいろなメッセージが込められている作品です。本作を観て、ぜひ皆さんに感動してほしいです。そして本作を世界中のいろいろな人に観てもらえたらと思います。 黒柳さん(大野さんのしっかりとしたコメントを聞いて)すごい! (会場も同意を表すように:拍手) 本当にしっかりしていて、びっくりします。 滝沢さんこれから本作を観ていただくということで、今日は絶対に温かい一日になることは決まったと思います。私は本作を観ていて、友だち作りを今日からまたもう一回、頑張りたいと思えました。こうやって声をかけて友だちを作ってみたり、誘ってみたりすることって、子供の頃だからできたのではなくて、大人になってもできるんじゃないかと、大人にもそんな不思議なパワーをくれる作品です。きっと子供さんだったら、絶対に学校に行くのが楽しくなるような、ワクワクする冒険間違いなしの作品なので、皆さんもぜひ観てください。 八鍬監督本作は、本当にたくさんの方のご協力、スタッフの懸命な努力があって、完成させることができました。日本を代表する方々がこの作品のために集まり、長い時間をかけて作った大作となっております。トットちゃんと一緒にトモエ学園に入学するつもりで、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。 黒柳さん伺ったところによると、機械も使っていますが、手でも描いているんでしょ? 十六万枚でしたっけ? 八鍬監督十二万枚です(照笑)。 黒柳さん十二万枚! 十二万枚の紙に描いたものが本作になっているので、その皆さんの努力というものは口では言い表せないものだと思います。皆さんが一生懸命描いてくださったんだと思うと、本当にうれしく思います。皆さんの心もお届けしたいと思いますので、そういうお気持ちも汲んで観ていただければうれしいです。(会場:拍手)
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NEW TV版ドラえもん Vol.185水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34073R小学館藤子・F・不二雄原作、世代を超えて愛される国民的TVアニメ『ドラえもん』の第185巻。「いただき小ばん」「母の日はおおせのママに」「ノゾミルじゅう」「デビルカード」「みたままベレーで天才画家」「ママのダイヤを盗み出せ」「アンラッキーポイントカード」の全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.185
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NEW TV版ドラえもん Vol.184水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34072R小学館藤子・F・不二雄原作、世代を超えて愛される国民的TVアニメ『ドラえもん』の第184巻。「まんが家ジャイ子」「ドラミのお花見メロンパン」「ペコペコバッタ」「うそつ機」「泣くなジャイ子よ」「からだねん土でスマートになろう」「ツチノコ見つけた!」の全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.184
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NEW TV版ドラえもん Vol.182水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34070R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第182巻。スネ夫たちからスケートボードに誘われたのび太は、誰でも滑ることのできるスケートボードが欲しいとドラえもんに泣き付き…。「月面クレーターを滑っちゃえ!」ほか、全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.182
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NEW TV版ドラえもん Vol.181水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc170分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34069R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第181巻。スネ夫に借りた凧をなくしてしまったのび太。困ったのび太に泣き付かれたドラえもんは、ポケットからビニールボールを取り出し…。「雲の中の散歩」ほか、全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.181
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NEW TV版ドラえもん Vol.180水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc176分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV33077R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第180巻。「ジャイアンラーメンが来る!」「ちく電スーツ」「イリュージョニストノビー~クリスマスの奇跡」「植物ペン」「煩悩を追い払え!」「ジャイアンが警察官!?」ほか、全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.180
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NEW TV版ドラえもん Vol.179水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc172分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV33076R小学館藤子・F・不二雄原作、世代を超えて愛される国民的TVアニメ『ドラえもん』の第179巻。「ボールを鍛えろ!」「無人境ドリンク」「のび太とのび太」「ひろびろ日本」「ハリーのしっぽ」「ポスターになったのび太」「ハメルンチャルメラ」の全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.179
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NEW TV版ドラえもん Vol.183水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc170分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34071R小学館藤子・F・不二雄原作による国民的TVアニメ『ドラえもん』の第183巻。4年に1度しか発売しないという幻のどら焼きどらの奇跡を手に入れたドラえもん。家に帰り、早速どら焼きを食べようとするが…。「ドラヤキ星人の逆襲!?」ほか、全4話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.183
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NEW TV版ドラえもん Vol.186水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34074R小学館藤子・F・不二雄原作、世代を超えて愛される国民的TVアニメ『ドラえもん』の第186巻。「地図ちゅうしゃき」「おもかるとう」「うつしぼくろ」「ロボッターの反乱」「シンガーソングライター」「アマガエール」「ネコののび太いりませんか」の全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.186
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「秒速5センチメートル」大ヒット御礼プラネタリウムイベント「秒速5センチメートル」公式サイト 新海誠監督によるアニメーション映画を実写化した「秒速5センチメートル」の大ヒットを記念して、10月21日、劇中にも登場する重要なモチーフであり、実際に撮影も行われた「多摩六都科学館」のプラネタリウムにてトークイベントが開催されました。当日は、松村北斗さん、高畑充希さん、奥山由之監督が揃って登壇しました。イベント冒頭で、松村さんが劇中さながらのプラネタリウムの生解説を行い、会場を沸かせました。こちらのイベントの模様をレポートいたします! 大ヒット御礼プラネタリウムイベント 遠野貴樹役 松村北斗さん 篠原明里役 高畑充希さん 奥山由之監督 ■冒頭、松村さんによるプラネタリウム生解説。 ■松村さん、高畑さん、奥山監督が登壇。 松村さんこういう珍しい場所で、本作のイベントができることを、本当にうれしく思います。それに、今日は平日だというのに、これだけたくさんの方が集まってくれて、本当にうれしいです。改めてありがとうございます。今日は楽しいイベントにしましょう。 高畑さん私も、撮影をした思い出が残る場所で、こういうイベントができるのは、なかなかないことなので、すごく今日来るのを楽しみにしていました。楽しい時間を一緒に過ごせたらうれしいなと思います。 奥山監督今日は、本当に遠方まで、この場所に来てくださって、ありがとうございます。僕も、ここに来るのは撮影以来なので、こうやって皆さんと時間が共有できるのは、ものすごくうれしいなと思っております。 MC松村さんは、本作の本編さながらに、今日の夜空の生解説をしていただきました。やってみていかがでしたでしょうか? 松村さんこういうことは、やめていただきたいですね(苦笑)。いや、うれしいし、ワクワクして、本番の直前までは、「やれてうれしいな」と思ったんですが、やり終わったら2回ミスしていまして…。2回ミスするくらいなら、やりたくなかったなと思っています。 奥山監督本当に、そんなにミスをしていました? 松村さん「光の速さでも何百何年かかる距離です」って言うところを、「何百何年かかる速さです」と言っちゃったんですね。それが1個目です。何で、わざわざ自分でミスを説明しないといけないんですか(苦笑)。 MCもうワンテイクやります? 松村さんいや、いいです。でも、奥山さんだったらもうワンテイクですよね? 奥山監督そうですね(笑)。 松村さんあとは「252億キロメートル」と言うところを、「220…、252」と言い直したところが、ミスでしたね。この2回のミスがなくて、バシっとやれていたらカッコ良かったな…。 MC数字がちょっと紛れ込んでいて、難しかったと思います。 松村さんそんな、算数が弱いみたいな…(苦笑)。 MCでも、本当に素敵な解説でしたよね? ■会場から拍手。 松村さん(会場の反応に)ありがとうございます。 MC高畑さんと奥山監督も、袖のところで、松村さんの生解説を聞いていたと思いますが、いかがでしたか? 高畑さん「252」のミスは分かりました(笑)。でも、個人的には、撮影の時も、松村さんの声で聞いていたので、めっちゃエモかったです。うれしかったです。 奥山監督貴樹の声を館長(吉岡秀隆さん)が「誠実で切実な声」とおっしゃっていましたが、今日もそれを改めて感じました。何だかすごく誠実さと真摯さと切実さみたいなものを感じる声で、魅力的だなと思いました。高畑さんと見ていて、すごく見入っちゃいました。お疲れ様でした。 松村さんありがとうございます。 奥山監督観客の皆さんは、松村さんが生解説をするということは、知っていたんですか? MC観客の皆さんにはサプライズでした。 松村さん緊張しました。 奥山監督映画と同じシーンのセリフを、同じ場所で生で聞けるなんて、ほぼないですよね? 相当珍しいですよね。 MC初めての経験の方も多分たくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。本当にご協力いただきありがとうございます。 松村さん撮影の時よりも長い原稿でした。楽しかったです。 MC本作は10月10日に公開を迎えまして、一昨日、10月19日までの公開10日間で、観客動員数71万人、興行収入は10億円を突破しており、大ヒットスタートとなっています。本当にたくさんの方に観ていただいている状況です。SNS上でも「感情移入しすぎて涙が止まらなかった」「実写化の最高峰」「心に響く名作」「一生忘れることのない映画」など、本当にたくさんの方から絶賛コメントをいただいております。改めて、皆さんの今のお気持ち、そしてご家族やお友だちなど、周りの方からの反響がありましたら、お聞かせいただければと思います。 松村さんすごくベタな話ですが、こういう良い作品に巡り合うと、めったに連絡が来ない方から来ました。お仕事でお会いしたプロデューサーさんや監督さんからも連絡が来て、プロの目線での良いところをたくさん聞けました。撮影中や、完成してからも自分では気づけなかった良さを、評判から聞いています。SNSで、良い交流が生まれているんだろうなと感じましたね。 高畑さん私も、友だちとか家族が観に行ってくれて、メールをくれました。どちらかというと結構、静かな作品なので、普段、ドンパチやっているような映画が好きな方には刺さらないかな と思っていたんですが、そういう方からも「心にすっと入ってきた」とか「何か心が柔らかくなった」という風な感想のメールをいただいています。良い作品に関われて良かったなと思いました。 奥山監督本当に、ネットを見ていても、皆さんのすごく熱量の高い感想や、長文で書かれている方がたくさんいました。本当に作品が深く伝わっているのがうれしいなって思います。僕のパートナーも観てくれたんですが、涙を流し過ぎて、顔を拭くだけじゃ間に合わなくて首を拭いていたと言っていました。「どういう表現なんだろう…?」と思いました(笑)。 MCそれぐらい涙がこぼれ落ち過ぎたということですね。 奥山監督涙を流し過ぎて間に合わなくて…(笑)。でも、「首拭きました」っていう感想は、聞いたことないなと思って…。 MC「バスタオルを持っていかなきゃ」と言っている方は、SNSにもいるようです。 奥山監督すごくうれしいです。 MC本作は、日本だけではなく世界中に多くのファンがいる、新海誠さんの劇場アニメーション作品が原作です。それぞれの立場で、大きなプレッシャーを感じながら挑んだ作品だったと思いますが、皆さんのキャリアの中で、この作品はどのような存在になりましたでしょうか? 奥山監督作品に関わった人がたくさんいます。僕自身が今まで創作してきた中で、最も長期間にわたって、たくさんの方と交流を重ねた作品でした。本当に、チームでものを作ることの素晴らしさというか、人間としても一つ成長させてもらいました。「こういう意見があるんだ」「この人はこのシーンをこう捉えているんだ」ということもたくさんやり取りして、みんなで試行錯誤して作り上げた作品です。作り手としても、本当に成長させてもらったターニングポイントになる作品だと思います。 高畑さん私も、チーム感がすごく強かった現場だという印象です。「自分の役がどうか」や「自分がどうしたい」というよりも、「奥山組の中にどうやったら馴染めるかな?」とか、皆さんの雰囲気を受け取って、そのバトンを渡すような感覚が強くて、すごく新鮮でした。そういう作品が、みんなに愛してもらっているのを聞くと、「このメンバーでやれて良かった」みたいな、ちょっと学生みたいな気持ちになります(笑)。 松村さんプロデューサーさんや、奥山さんもそうですが、近い年齢の共演者の方と一緒にものを作る機会に、今までなかなか巡り合えませんでした。それは、僕自身が30歳になったことも大きいんですが、「近い年代にも、何歩も先に行っている人がいるんだ」ということを目の当たりにして、混ざり合って感じることが、すごく刺激になったし、焦りにもなりました。皆さんに引き上げてもらったところや、「若いから」ではない、情熱ほとばしるある意味の青春的なことは、同年代という理由でも生まれるんだと感じました。それが、自分にとって、芸能活動におけるものの考え方を、また一つフレッシュにしてくれた良いタイミングでした。奥山さんももちろんそうですが、「天才」が多い現場だったので、言葉にできないレベルで考えることが多くて…。「ここを“ゼロ”として頑張ろう!」と思えるような分岐点となるような作品になりましたね。 MC本日は、本作のクライマックスとなるシーンが撮影された「多摩六都科学館」でのイベントとなりました。こうして、映画の撮影が行われた場所で、お客さんの前でイベントを行うということは、なかなかない機会だと思います。改めて、今のお気持ちはいかがですか? 松村さん不思議な気持ちですね。しかも、当時は、もっとデカくて、ここにいるのが寂しかったような記憶があって…。もしかしたら、シーンの影響や、役の影響があったのかもしれないですが、今日は、みんなで密接になれるような温かみのある場所に感じています。それが不思議だなと思って、…これは何の作用ですか(笑)? MC会場の皆さんは、本作を観ているので、プラネタリウムでのあの貴樹のシーンを思い描きながら、今日のイベントを温かい感情になりながら聞いてきているからかもしれませんね。 松村さん何だか実際の人数以上の熱量を感じます。すごく楽しいです。 高畑さん私も不思議な感じです。今日は、すごく落ち着いた大人の方が多いですね。撮影の時は「ギャー!」と言いながらちびっ子が走り回っていました(笑)。ちょうど(客席を指して)その辺に座って撮影をしていたんですが、落ち着いた空間というよりは、ワクワク楽しかった記憶がすごくあります。だから、全然違う場所に来たような感じです。それに、こっちから見るのもまたちょっと不思議な感じがありますね。 奥山監督本当にいろいろな思い出が詰まっている場所ですね。お客さんとしてプラネタリウムを見に来たこともあったし、ロケハンをしたり、撮影したり…。今度、本作の劇伴を担当してくださった江﨑文武さんのコンサート(「江﨑文武 実写映画 秒速5センチメートル サウンドトラックコンサート」)もここでやるらしいですね。 MC来月ですね。 奥山監督今日のイベントは、すごく貴重な機会ですね。貴樹と明里は、たぶん(客席を指して)そのあたりに座っていたんじゃないかな? すごく感慨深いしうれしいです。 MCここで、突然の質問ですが、ちょうど1年前の2024年10月21日は、どこで何をされていたか覚えていますか? 奥山監督早押しですか(笑)? 松村さん早押しですか? (プラネタリウムを指して)あの丸いやつをドンと早押しすれば良いですか(笑)? 覚えてはいないですが、その質問の仕方は何か察しちゃいますよね。 高畑さん21日? 奥山監督でも、僕たち3人に聞いているってことは、「みんな、ここにいた」んじゃないですか? 松村さんやっぱり、そういうことなんだろうな…。 MCおっしゃる通りでございます。松村さん演じる遠野貴樹が、ここでプラネタリウムの生解説をするシーンを、ちょうど去年の10月21日に撮影されていました。 奥山監督ちょうど1年前? 松村さんやりましたね! 同じ日に帰ってきました! もう1年経ったんですね。 奥山監督僕が、プロデューサーの玉井(宏昌)さんからご依頼をいただいて、初めて打ち合わせしたのは10月10日だったんですよ。 高畑さん公開日! 奥山監督そう。この作品の公開が10月10日なので、2年前です。そういう奇跡が…たまたまですか? MCこれは、たまたまなんですよ。日程が決まった後に、いろいろ調べていたら同じ日だったんです。 高畑さんすごい! 松村さんじゃあ、(生解説を)噛んじゃダメじゃん(苦笑)。完璧な再現をしなきゃいけなかった…! MC皆さんは、ここでの撮影時で印象に残っているエピソードはありますか? 高畑さんは、先ほど、お子さんが騒いでいたという話をされていましたが…。 高畑さんそうですね。「ギャー!」って(笑)。 松村さん“大御所”がいましたよね(笑)? 高畑さん大御所がいました(笑)。小っちゃい子の中に、みんなから“大御所”と呼ばれている子がいたんです。撮影が「もう1回」ってなると「え?今の何がダメだったの?僕は一生懸命やったし…」みたいな子がいたんです。その子が面白すぎて…(笑)。 奥山監督僕が「こういうお芝居どう?」って言うと、「あぁ、そういうのがほしいのね」って(笑)。高畑さんは横で聞いて爆笑していました。 高畑さんかわいかったな、あの子。 奥山監督いろいろなお子さんいましたね。シーンを観たら分かると思いますが、子どもの方がたくさんいました。 高畑さんそうですね。座っていたら顔を見に来られたりしませんでしたか? 松村さん「(松村さんに)何かテレビで見たことある」って言われました(笑)。「本当?何で見た?」って聞いても「分かんねえ!」って言う子に10人ぐらい会いました。 高畑さんいましたね。 奥山監督僕は、ここでは本当に大事なシーンを撮らせていただきました。2人のお芝居を僕は裏というか、彼らの後ろで、モニターで見ていました。この撮影を通して、モニターで見ているとお客さんとして泣いてしまうことがありました。二人とも本当に素晴らしい演技をしてくれました。まだ観ていない方は、ぜひ観ていただきたいです。普通に感動しちゃって、2人の演技はすごかったです。そういうことはなかなかないので、本当に奇跡的なシーンが撮れました。本当にありがとうございました。 MC松村さんはいかがでしょうか? 松村さん大御所の話をして満足していました。そして、今思い出したことが完全にネタバレなので話してはダメだなって思いました。 奥山監督松村さんは、練習の時に多摩六都科学館で生解説をしている方に教えてもらいながらやりましたよね? 松村さんそうですね。付きっきりでいろいろ教えてもらいました。やっぱりその時の方は上手だったな、生解説…(苦笑)。 奥山監督すごく反省するじゃないですか(笑)。 高畑さん自分に厳しいんですね(笑)。 奥山監督今日の生解説、良かったですよ。 松村さん始まったら緊張で息が吸えなくなるし、声は震えちゃうしで、「もう最悪だよ」と思いながらやっていました。途中からは、ちょっと乗ってきて、スピードが出てきたら、間違っちゃったんです。 奥山監督あれがあることで、“生解説感”があったんじゃないですか? 松村さん間違えたことで? 高畑さんそれがないと「録音?」って思われちゃうから。 松村さんなるほどね。でも、何かにアップロードする場合は、後でアフレコをさせてください! MC先ほど本作の感想を少しご紹介しましたが、SNSを見ると、誰かとの出会いや偶然を、自分と結びつけて楽しんでいらっしゃる方が多い印象があります。「今この瞬間や、今一緒にいる人を大切にしようと思えた」という感想もありました。そういった感想にちなみまして、皆さんが、「今頑張っていること」「今大切にしていること」――日常生活の些細なことでも、毎日のルーティンでも構いませんが、お聞かせいただければと思います。 松村さん今から二つの立場の言葉が行ったり来たりしますが…上手に聞いてください(笑)。今って、秋じゃないですか? 僕、どう考えても秋の花粉にやられているんですよ。でも、僕は花粉症ではないんですよ。(会場:笑)最近、朝起きると、喉がゴロゴロしたり、かすれっぽかったりとか、鼻が不調だったりする症状があるんです。でも、僕はね、花粉症ではないんですよ。花粉症ではないということを信じていると、すごく症状が弱いんですよ。だから、花粉症じゃないんですよ。でも、最近、花粉症の症状がしんどいんです。…でも、花粉症じゃないと信じたい! MC言霊って大事ですね。 松村さん昔は本当に花粉症がひどくて、「ズルズルでもう生活できない」くらいでした。…ごめんなさい大げさでした。でも、本当にズルズルだったのが、ちょっといろいろ忙しかった年に花粉症のことを忘れて生活していたら、全然大丈夫だったんですよ。これは本当に「病は気から」だなと思ったので、「僕は花粉症じゃないんだ」って信じることにしました。それから何となく春秋は「目がかゆいな」「ちょっと喉ゴロゴロするな」程度で乗り越えてきました。でも、今は、ちょっとだけ花粉症の薬を飲みながら…。 奥山監督話が診察室みたいになっている…(笑)。 松村さん何を頑張っているかというと「花粉症なんです」って自分で思わないことと「花粉症じゃないぞ」って信じることです。花粉症以外の漢方を飲んでみたり、一生懸命症状だけを抑えています。 MCそれは花粉症のお薬を処方してもらった方が…。 松村さん最初の方は市販の花粉症の薬を飲みましたよ。あれはかなり効きますね。 MCだと思います。 松村さん朝から歌えそうなぐらいのどの調子が良くて…。でも、それを続けると「花粉症なんだ」ってなるので、今は喉に良い漢方を飲んでいます! 高畑さんなんか、致死量ぐらいの花粉を摂取すると治る説があるらしいですよ。 松村さん何を言っているんですか? 高畑さん花粉をとにかく取り入れて…。 松村さん花粉もアレルギーですから死にますよ! 本当にそんな療法があるんですか? 高畑さんそれで治した人が近くにいました。でも、「みんなには勧めない」と言っていました。とりあえず花粉を入れる…。 松村さんどうやって致死量の花粉を入れるんですか? 高畑さんスギとかの横で、今の季節はブタクサですかね? ブタクサの横でものすごく呼吸をするんです。 MCそれ、大丈夫なんですかね。 高畑さんたぶん、ダメだと思います。 MC改めて高畑さんは何か頑張っていることはありますか? 高畑さん何かあります…? 松村さん「最近、眠いけど…」って言っていましたよね。 高畑さんそうです。今、私妊婦なので、ずっと死ぬほど眠いんです…。だから、今もめっちゃ頑張って起きています! あと、浮腫むので「ゴキブリ体操」っていうんですか? 足をバタバタとするやつです。 松村さんサッカー選手がやるやつですね。 高畑さんとにかく元気に過ごせるようにしています。でも、起きているだけで偉いと思って、自分を褒め称えて生きています(苦笑)。 MC奥山監督は何かありますか? 奥山監督映画が公開された翌日に、この数年間の疲労と安心感もあって――「お客さんに届いたな」っていう満足感とうれしさと安心感で、いきなり体中が激痛に襲われて、腰と肩が…。ごめんなさい(笑)。花粉症の話をしたり、腰痛の話をしたりで、「この人たち大丈夫なのか?」って思われそうですね。でも、僕は映画を観るのがすごく好きなので、座っている時間が長くなっちゃうんですが、これからは散歩とかをルーティンにしていこうと思い、「体を動かしていこう」と思っています。いや、僕の話は別に良いですかね(笑)。 高畑さんこれも、診察室ですね(笑)。 MC最後に皆さんからご挨拶をいただければと思います。 奥山監督今日はお越しくださりありがとうございます。本作は、チームのみんなが、すごく愛情を注いで、一つ一つのシーンを丁寧に積み重ねて作り上げた作品です。ぜひ劇場の大きなスクリーンで、そして大きな音で観ていただきたいです。観るたびに新たな発見があるような、すごく繊細な表現をたくさんしています。今日、この場所を皆さんに実際に見ていただいたので、もう一度本作を観たら、また違った見えかたをするんじゃないかなと思います。またぜひ劇場にお越しいただけたら思っております。今日は本当にありがとうございました。 高畑さん今日は皆さん、本当にありがとうございました。私も、先日映画館で本作を観ました。映像の美しさに、ここまで圧倒される体験はなかなかできないと思いました。それから、家のテレビではなく映画館で観るべき作品だとすごく思いました。なので、たくさんの方に映画館で観ていただけていると聞いて、すごくうれしいです。まだ観ていない方は、きっとこのプラネタリウムを観た後に本作を観たら、すごく感動もひとしおになるんじゃないかと思います。また、観てくださった方も、もう一回観るとまた違う視点ができて、楽しんでいただけると思います。なので、長くこの「秒速5センチメートル」を愛していただけるとうれしいです。今日はありがとうございました。 松村さん改めて皆さん、足を運んでいただいてありがとうございました。僕自身も、こういう場所でイベントができたのは特別な思い出になりました。そして、皆さんにとっても特別な思い出になったと信じていと思います。本作をたくさんの方に観ていただけて、きっと原作のファンの方や、元から映画がお好きな方、監督・俳優・スタッフが好きな方が、特に最初に足を運んでくださったのだろうと思っています。これからは、何となく「観てみようかな?」と思ってくださっている方々にも、広がっていくことを期待しています。そして、新しい視点で、この作品をたくさん観てもらえる新しいターンに入ると思うと、改めてワクワクします。この映画は、奥山さんの手によって隠しギミックがたくさん入っている作品です。ある雪のシーンの影が桜になっていたり、何かそういうことがたくさん隠れています。作品全体は、見やすい作品になっているものの、実はすごくコアな完成度になっているすごく面白い映画です。なので、ぜひ繰り返し観ていただきつつ、これから新しい人たちにも届くことを楽しみにしています。ぜひ「秒速5センチメートル」を末長くよろしくお願いします。今日はありがとうございました。
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「もののけ姫」4KデジタルリマスターIMAX®プレミア試写会舞台挨拶「もののけ姫(4Kデジタルリマスター)」シアターリスト 1997年7月12日の初公開時には、観客動員1,420万人、興行収入193億円という前人未到の大ヒットを記録しました。社会現象を巻き起こし、四半世紀以上が経った今もなお、多くの人々を魅了し続けている宮﨑駿監督作品「もののけ姫」。主人公アシタカとサン、タタラ場に生きる人々、そしてシシ神の森に棲む神々の交錯する運命を描いた同作が、スタジオジブリ監修の最高画質4Kデジタルリマスターとして、10月24日よりIMAXスクリーンに蘇ります。 10月20日に、4KデジタルリマスターIMAX上映を記念して、TOHOシネマズ新宿にてプレミア試写会を実施し、松田洋治さん、石田ゆり子さん、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが登壇しました。28年の時を経て、明かされる制作秘話などが語られました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 プレミア試写会舞台挨拶 アシタカ役 松田洋治さん サン役 石田ゆり子さん プロデューサー 鈴木敏夫さん 松田さん本日は、ご来場いただきまして誠にありがとうございます。 石田さんこんばんは。本日は、ありがとうございます。28年も経って、またこのような形で「もののけ姫」が上映されることをうれしく思います。 鈴木さんずいぶん歳をとりました。今日はマスコミの方も多く来ていただいているとうかがいました。ぜひ、いろいろなことを報道していただいて、本作がもう一度ヒットすることを願っております。 MC(映画ライター・金澤誠さん)本作がIMAXで上映されることについて、どのように思われますか? 松田さんこちらの映画館には、しばしば来るんですが、この大きなスクリーンで「もののけ姫」を28年ぶりにIMAXの画質と音質で観られることに期待しております。 石田さん画面の大きさに本当にびっくりしております(笑)。ものすごい没入感だと聞いておりますので、とても楽しみにしております。 MC松田さんと石田さんが揃う機会というのは、なかなかないと思いますので、制作当時のことをお聞きしたいです。お二人は、この役をオファーされた時のことを覚えていらっしゃいますか? 松田さん僕は、事務所から「スタジオジブリの新作映画オーディションのため、何月何日に◯◯に行け」とだけ聞かされました。 MCまだ作品タイトルが決まる前でしたね。 松田さんはい。オーディションだというので、スタジオに向かったものの、(候補者は)自分のほかに誰もいなくて、演出の方だけがいらっしゃいました。「個別オーディションなのかな」と思って、作品の内容やストーリー、そしてアシタカ役の説明を受けました。どう聞いても物語の主役なので、「オーディション用の声のサンプルとして主人公のセリフを収録するんだな」と思いました。まさか自分が主役をやるとは思っていないので、この作品の何かの役のオーディションだと思っていました。それっきり何の連絡もないままで…年が明けて、映画館で「もののけ姫」の特報が流れたんですね。それを観た方から、「洋治、すごいね!ジブリの新作の主役やるんだね」と、人から聞いて、知りました。(会場:笑) よく覚えているんですが、「エビータ」(1996年公開)を観に劇場に慌てて行ったら、予告から自分の声が聞こえてきて、「主役やるんだ!」とびっくりしました。(会場:笑) MCということは、松田さんの了承を得ずに、特報に声を使っていたということですか? 松田さんはい! (鈴木さんの方を向いて)それをやった人は、この一番左側にいると思うんですけどね? 鈴木さんそれはまったくの嘘です(笑)。先ほど、石田さんが「28年前」とおっしゃいましたが、覚えていないんですよねぇ。今日、いろいろ話をして、ハッと気が付いたんです。松田さんには「風の谷のナウシカ」でアスベルを演じてもらったことを完全に忘れていました。 松田さんさっき思い出したんですよ。 鈴木さん(苦笑)。記憶ってね、カッコ良く言えば「過去を振り返らない」。本当のことを言えばほとんど覚えていないんですよ(笑)。ただ、「アシタカの声を誰にするか」は結構ね、悩んだんですよ。それは、よく覚えています。散々悩みましたし、いろいろな声も聞いたんですよ。それで、松田さんになった決め手が「風の谷のナウシカ」のアスベルなんですよ。何でかと言うとね、僕が宮﨑駿に「アスベルの声はどうですか?」と聞いたら、「良かったよ」って言うので、「じゃあ、そうしましょう!」って…、こんな感じでした。 MCそれで、確認を取るために松田さんを呼んだということですか? 鈴木さん松田さんのお話をうかがっていると、そうだったんですかね? MC石田さんはオファーを受けた時のことを覚えていますか? 石田さんある日、事務所に行ったら鈴木さんが来ていて……。 鈴木さんえ、本当に? 石田さん嘘じゃないです(笑)。それで、当時のマネジャーと一緒に、別室で話をしました。とにかく「スタジオジブリ」と聞いただけで、頭がワッーとなって自分の案件とは思えませんでしたし、「いったい何が起こるんだろう?」と思っていました。 鈴木さんそうなんだ…。 石田さんしかも、「もののけ姫」のサン役ということで、「なぜ私なのだろう?」とは思いましたが、天にも昇るほどうれしかったです。 MCお二人は、台本を読んでみると、かなり難しい役だったと思うんですが、実際どうでしたか? 松田さんまずびっくりしたのと、あまりに難しいので、何をどうすれば良いのか分かりませんでした。しかも、アニメーションのアテレコの経験が、「風の谷のナウシカ」と短編を数本ぐらいしかなかったので、考えても無駄というか、「当たって砕けろしかない!」と、「自分で何かを考えて…」というレベルではないなと思いました。 MC石田さんのサン役は、強い女性であり、人間と動物の間という役どころでした。 石田さん膨大な絵コンテや企画書など、ものすごい量の資料を渡されました。事前にほんとうにたくさんの紙の資料を何度も読みました。サンは、実はあまりセリフがないんです。動きに合わせた息づかいや、立ちのぼる気配、人間であって人間ではない、動物になりたいけれど動物にもなれない、というような不思議な役でしたね。とても難しかったです。 MC鈴木さんは、「もののけ姫」の企画について、「チャンバラ活劇、時代劇大作にしよう!」と宮﨑さんに提案しましたよね? 鈴木さんそうでしたね。今思い出しましたが、ちょうど宮﨑駿が還暦になる前だったんです。 MC(時期的に宮﨑監督の)還暦まではもうちょっとありますね。 鈴木さん要するに「今を逃したら、こういうアクションものは二度とできない」と考えたのが大きな理由だった気がします。 MCスタジオジブリ的にも制作期間が足掛け三年でしたし、制作費も20億…最終的には25億円でしたか? やはり最大の大作ですから、そこは賭けでしたか? 鈴木さん賭けだとしても、やらなきゃいけなかった(笑)。人間誰しも歳をとりますからね。宮﨑駿がアクション映画をやるなら、あの時しかなかったんです。スタジオジブリが独立をして、アニメーターたちが力をつけてきた時で、…そういう幸運もありました。それと同時に、宮﨑駿がいろいろな作品をやり、「紅の豚」(1992年公開)がおかげさまで皆さんに受け入れられたので、「お金を使えるのは今だな」となりました。大体プロデューサーはそういうことを考えるんです(笑)。 MCそういう意味では、スタジオジブリがお金も使えるし、スケジュールも余裕をもって取れる充実した時期だったんですね。それだけにアフレコにも時間をかけたことが、メイキング映像からうかがえます。リテイクもしているように見えるのですが、いかがでしょうか? 松田さんアテレコは十回以上行っています。洋画の吹替や他の映画の日数と比較すると、考えられないぐらいの回数やりました。リテイクというか、OKが出ないので、一旦収録が止まると大変なことになるんですよ。割とスムーズに行くことは多いんですが、“何か”で止まると、地獄が待ち受けているんです。でも、宮﨑さんの素晴らしいところは、誰に対しても対応が同じことですね。僕だろうと田中裕子さん(エボシ御前役)だろうと、相手がどんな方でも、納得がいくまで宮﨑さんはとことんこだわるんです。それは平等ですごいなと思いました。 MCそれは美輪明宏さんや、森繁久彌さん、森光子さんに対しても、そうだったということですか? 松田さんそこは、僕とは別録りだったので、分かりません。でも、スタジオで僕らが録っていた時は平等でしたよね?(と石田さんに同意を求める) 石田さん(深くうなずく)。 鈴木さん森繁さんだけはだめでしたね(笑)。(会場:笑)今思い出しましたが、(森繁さんは)絶対に言うことを聞いてくれないんですよ。アフレコって、絵ができ上がってから声を入れるので、口が開いている時間が決まっているんです。だから、「この長さでこのセリフを話してほしい」と伝えても、森繁さんはオーバーするんです。いくら伝えても無視するんですよ。あれはなかなかでしたね(笑)。 MC石田さんはどうでしたか? 石田さん(ため息まじりに)私は一番大変でした。一番下手でしたし、それを話すと、これから本作を観る方がそれが気になったら嫌だなと思うんですが…。洋治くんは、上手なので、どんどん終わっていくんです。私一人で居残りすることもありました。 松田さんでも、僕もアシタカがタタラ場に乗りこむシーン(タタラ場でサンとエボシが戦い、アシタカが割って入る場面)は、途中で宮﨑駿監督から「今日はもう帰れ」と言われて、帰りました。 石田さんえー! 鈴木さん(石田さんと同じトーンで)えー!(石田さん:笑)宮﨑駿がそんなことを言ったんですか? 松田さん言いましたよ。鈴木さん、その場にいたでしょう? 鈴木さん僕は、ご飯を食べていたんじゃないかな? MCそれはサンがタタラ場に乗り込んできて、エボシ御前と戦っている時に二人を気絶させてアシタカが「誰か手を貸してくれ」というセリフのところですよね。別日にまた録ったんですか。 松田さんはい。別日に録りました。 MCじゃあ、何十回もやっているんですね。 松田さんですですです!! ね?(と石田さんに同意を求める) MC石田さんは、サンが人間に怒りをぶつけるシーンを何回もやったと聞きましたが。 石田さんはい。私が一番覚えているのは、先ほどのシーンの後で、瀕死のアシタカを助ける場面で、何でもないシーンのようで、最も難解でした。記憶では、あそこを最初に録りました…。倒れているアシタカを弟犬が「食べていいか?」と聞いて、サンが「食べちゃダメ」と言うところとか…。「お前、死ぬのか?」と言うところは、「『お前、パンツ履いてないじゃん』っていうくらいの感じで言え」と、宮﨑さんに言われました。(会場:笑)「お前、死ぬのか?」というセリフを、最初は「死んじゃダメ!」と、一大事なことのように言ったんです。でも、宮﨑さんからは、サンにとっては「アンタ、パンツ履いてないけどどうしたの?」「あ、そうなの」っていう程度の出来事なので、そういう風に言えと…。当時の私には、それがもう難解すぎました(笑)。毎日泣きそうな気持ちでした。夢のようなジブリの仕事なのに、地獄みたいな…そういう不思議な恍惚感がありましたね。 MC宮﨑監督の演出の仕方は、独特ですね。 石田さんそれは、すごくそう思います! 絶対に甘やかさないし、「ダメなものはダメ」ですし…。私はギリギリまで「この子は辞めさせた方が良いのでは?」と思われていたと思います。 松田さんそれ、製作発表の記者会見の時にも言っていましたよね。 石田さんそれは、今でも覚えています。私は、今でも「もう一度やり直したい」と思っているんですが、もうあの声は出ないので……(笑)。それぐらい記憶に残っています。 鈴木さん十年前に、石田さんと会った時にいきなり「サンの声をすべて吹き替えたい。もう一度やり直したい」と言われたんですよ。それが真剣でしたから、本気なんだと分かりました。「今ならやれます。あの時とは違うサンができます」と、真剣な目で迫られました。あまりに真剣だったから、僕も悩んだんですよ。でも、もう一回録り直すってことは、音の作業を全部やり直すんです。「ミックスしてダビングして、それだといくらかかるかな?」って…。だから、僕は何も言葉が返せなくて、黙るしかなかった。だから、あの時の石田さんの言葉は忘れないんです。 石田さんそのことはちゃんと覚えています。それぐらいあの時(収録時)の反省点が多いんです。 鈴木さんもう一つ覚えていることがあるんですが、アフレコをしている最中、いろいろ悩みがあったんだと思いますが、確か浜田山で話をしたことがあったんですよ。「ちょっとご飯食べようか?」って、流れから、「これからジブリに行こう」となったことがあったんですよ。覚えている? 石田さん(首をかしげる) 鈴木さん「ここからならジブリに近いから」ってことで行くことになったんですが、石田さんに「私は車で来ています。私が運転をするから、車で行きましょう!」と言われました。これは忘れられません。だって、悩んでいる時に、どんな運転をするのか…。 石田さんそれって、古い車ですよね? 鈴木さん「自分と同じ年の車」だって言っていたね。こうやって話をしていると、思い出すものですね。 MCそれで、その時の運転はどうだったんですか? 鈴木さんだから、その時のスタジオジブリまでの道は、僕は生きた心地がしなかったです。しかも、ジブリに行けば、宮﨑駿がいますからね…何を話そうかと悩んでいました。 石田さん私も話を聞いていて思い出しました。そんなことありましたね。 鈴木さんそれぐらい頑張ってやりました。 MC石田さん的は「もしかしたら自分は役を降ろされるのではないかと思っていた」というのは、本当なんですか? 石田さんはい。 鈴木さん記者会見の時に、石田さんが僕の顔を見て、「私は降ろされるのに何をしゃべったらいいんですか?」って詰め寄られました。 石田さん(笑)すいません…。そんな事は言っていないと思うんですが……ちょっと待って、あれ? 鈴木さんその時、「思っていることを全部話せば良い」と、僕は言い返しました。 石田さん言ってないです。ちょっと待って…。ちょっと脚色されていると思うんですけど…。 鈴木さん脚色じゃありませんよ。 石田さんでも、それぐらい私は下手で大変だったというのは事実です。 鈴木さんしかも、その記者会見で忘れられないのは、会見の最初に映像を流したんです。その映像にはアシタカの放った矢で首が飛ぶシーンがあったんですが、それが流れた後に宮﨑駿が「あの予告編はなんだ!作ったのは誰だ?」っていきなり怒り出したんです。本人は僕が作ったと分かっているくせに(笑)。(会場:笑)その後にいよいよ登壇者一人一人が話すことになり、石田さんが「私は役を降ろされるかもしれない」と言いだしたんですよ。そしたら、宮﨑駿が慌てて「そんなことはしません!」と言い返していました。それは覚えています。 松田さんそれは僕も覚えています! 石田さんそれはたぶん記録に……ビデオの中に残っていますよね。 鈴木さんあったかな? 松田さん確かに言っていましたよ! 石田さん(笑)。 鈴木さんあれは迫力があったね! あれで一気に宮﨑駿が「全部言うことを聞きます」という状態になりました。アレは本当に記念すべき記者会見でした。 MCそういうことを乗り越えて、公開された本作は大ヒットとなり、スタジオジブリの一つのターニングポイントにもなりました。松田さん、石田さんにとって、この作品はどのような作品でしょうか。またヒットについては予想されていましたか? 松田さんスタジオジブリの新作ですから、ヒットはすると思っていましたが、「これほどとは!」という感じでした。それは、僕だけではなく、上條(恒彦)さん(ゴンザ役)とも話をしました。その当時で言えば「となりのトトロ2」とかならば、家族連れで観るので興行収入60億円とか80億円はいくだろう。でも、「もののけ姫」は、お子さんや家族連れにはしんどい作品だろうから、数字的にはそこまで出ないだろうと、上條さんがおっしゃっていて、「なるほど」と、僕もそう思っていました。映画としての評価は高いけれど、数字は…という結果なんだろうと思っていたんですが、公開してみた結果は「えらいことになったな」と思いました。 鈴木さんよくそんなことまで覚えているねぇ。でも、本当だよね。それは僕も覚えていますよ。だいたい、東宝さんだって「本当にお客さんが来てくれるのだろうか」と心配になっていたよね? そうだよね?(と、スタッフに確認)。 MC石田さんはどうですか? 石田さん私は、スタジオジブリの新作というだけで、すごいことになるのは分かっていました。ただ、子どもたちには「どう受け止めてもらえるのかな?」と、思っていました。宮﨑さんは「この映画を一番深いところで理解しているのは、十歳前後の子どもたちだ!」と話していましたが、それは真実だなと思います。 鈴木さん本当にそうです。 MCこの作品の声をやったことについての影響や、その後のキャリアはいかがでしょうか。 松田さん「もののけ姫」という作品がなかった松田洋治と、今の松田洋治では全く違う俳優人生を歩んでいたと思います。私の俳優人生に、もっとも大きな影響を与えた作品であることは間違いないです。 石田さん私も同じです。「もののけ姫」の影響は本当に大きいです。例えば、海外で「どんな作品に出ていますか?」と必ず聞かれるんですが、最初に「『もののけ姫』でサンの声をやっております」と答えると、ものすごく尊敬されます。それだけで「ワオ!」や「グレート!」と言われるので、さすがスタジオジブリだなと感じます。 MCアフレコを録り直さなくても、皆さん評価してくださっていますね。 石田さんそうですね(笑顔)。 鈴木さん本当にサンの声は良かったんだから! 改めて、ありがとうございました。 MC本作は、ディズニーとも提携して世界配給をした作品です。ジブリにとってもステップアップした作品の一つだと思います。鈴木さんにとって、「もののけ姫」とはどういう作品でしたか。 鈴木さんどういうと言われてもねぇ…。お客さんがいっぱい観てくれたのはうれしかったですね。それは素直にうれしかった。それが一番ですよね。「作品を何のために作るか?」と言ったら、「お客さんに観てもらうため」でしょう。その結果、記録に残る興行収入になったのは名誉です。「自分たちのために作るんじゃなくて、お客さんのために作ろう」それを改めて気づかせてくれた作品になりました。