「8」検索結果506件
-
劇場版『トリリオンゲーム』公開直前イベント劇場版『トリリオンゲーム』公式サイト2023年夏に注目作として大きな話題となった連続ドラマが、劇場版『トリリオンゲーム』となっていよいよ2月14日より公開となります。 2月10日には公開直前イベントが西武新宿ペペ前広場で行われ、目黒蓮さんと佐野勇斗さんが登場しました。新宿のど真ん中にお二人が降臨すると、街は一時騒然! およそ1800人もの人々が見守る中、劇中でもナイスコンビネーションを見せている目黒さんと佐野さんが、息ぴったりに本作をアピールしました。原作者の稲垣理一郎先生(原作)と池上遼一先生(作画)から応援メッセージも到着するなど、熱気にあふれたこの日の模様を詳しくレポートします。公開直前イベント天王寺陽役目黒蓮さん平学役佐野勇斗さん■西武新宿ペペ前広場のバルコニーに、目黒さんと佐野さんが登場! たくさんの人が行き交う新宿の町に、大歓声が響き渡りました。 ■目黒さんと佐野さんも興奮気味に町を見渡し、ファンの声援に大きく手を振りました。まずは広場側をバックにフォトセッション。続いて、広場側を向いてフォトセッションを敢行。お二人は笑顔を弾けさせ、トリリオンポーズも繰り出して、楽しそうに写真撮影を行いました。 目黒さん皆さん、本日は寒い中お集まりいただき本当にありがとうございます。僕たちの宝物のような「トリリオンゲーム」という作品の公開がいよいよ近づいてきています。今日は皆さんにちょっとでも「トリリオンゲーム」の良さを伝えられるように、良い時間にできたらなと思っています。 佐野さん(広場の背後にある大型ビジョンでイベントの様子が生中継されていることに気づき、目黒さんと一緒にビジョンを指刺しながら大興奮)すごい! (ビジョンに)映っている! 目黒さん(感激したように)ああ! 佐野さんこんにちはー! (会場の皆さん:「こんにちはー!」) 新宿、こんにちはー! (目黒さん&会場の皆さん:「こんにちはー!」) はい、こんにちは。目黒くんも言っていましが、本作は、ドラマから続いている、僕らにとって大切な宝物のような作品です。公開まであと数日に迫っているということで、すごくうれしく思います。早く全国の皆さんに観てほしい気持ちでいっぱいです。今日はみんなでたくさん宣伝するぞー! (目黒さん:会場の皆さん「おー!」) 以上です。MCあの大きなビジョンにお二人の様子が映っていますね! 目黒さん(ビジョンを見ながら)すごいですよね! 僕らがいる! 佐野さん(ビジョンを見ながら)僕だ!MC今日は公開直前ということで、トリリオン(1兆)パーセントの熱量で本作をPRしていただきたいと思っています。劇場版では、さらにハルとガクの絆が色濃く描かれます。そこで、目黒さんは、佐野さん演じるガクの見どころを、佐野さんは、目黒さん演じるハルの見どころについて、新宿に集まってくださった皆さんの隅々にまで届くように、大きな声でアピールしてください。 目黒さんマイクを通してで良いんですよね? MCはい、大丈夫です。では、まず佐野さんから、お願いいたします。 佐野さんえっ。僕から!? ハルの見どころですよね…。では、大きな声でいきますので、皆さん、耳の穴をかっぽじって聞いてください! (目黒さん:笑) ハルくんの見どころ、行きます!(大絶叫で)顔がカッコ良くて、脚が長いよー!! (会場の皆さん:拍手) 目黒さん最初の方、何を言っているか分からなかった(笑)。でも、気持ちは伝わりました。 佐野さん最初の方で言ったのは、「カッコ良い」です。もちろん、目黒くんがカッコ良いのは当たり前ですが、アクションがすごい。ドラマの時もアクションシーンはありましたが、今回の作品では、目黒くんがもっと派手なアクションをやっています! そこは相当見どころです。 目黒さんお! そう言ってもらえてうれしいですね。 MCガクから見ても、心を奪われるようなアクションなんですね。 佐野さん僕は、小さな頃から武道をやっていたんですが、目黒くんに「武道をやっていました?」と聞いたくらいすごいアクションでした。 目黒さん言っていましたね。 佐野さんそれくらい、回し蹴りとかすごく上手なので、ぜひ注目してほしいと思います。 目黒さんおおー、うれしい。ありがとうございます。 MCでは、目黒さんが感じる、ガクの見どころをお願いいたします。 目黒さん佐野くん演じる、ガクの見どころ…。(大絶叫で)アドリブの天才ー!! (会場の皆さん:拍手) 本当にアドリブの天才です。佐野くんは、ドラマの時にも結構アドリブを入れていたんですが、劇場版ではさらにパワーアップしたなと思いました。例えばですが、(ハル&ガクのコンビは)ガクというキャラクターが、ハルに振り回されていくというタッグだと思うんです。その、ハルに振り回された後にする、ガクの余韻のアドリブが、僕は面白くて大好きです。佐野くんは、おそらく計算をしてやっているんだと思いますが、ドラマ期間を経て、劇場版ではコンビネーションもさらに良くなって、アドリブのシーンもやれたのかなと思って、僕はすごく好きです。佐野さんアドリブをやりすぎて、目黒くんに「迷惑だからやめて」と言われました(笑)。 目黒さん(佐野さんをからかうように)やりすぎだよ(笑)。いやいや、やめてほしかったのは嘘で、佐野くんが演じるからこそ、ガクというキャラクターになっているんじゃないかと思います。 MC続いて、「このセリフは映画館の大音量で聞いてほしい」というセリフについて教えてください。 目黒さんありますよね。 MCではどちらから行きましょうか。 佐野さんセリフですか! 目黒さん(セリフを思い浮かべながら)まずは、僕はアレだな。 佐野さん(たぶんアレかな?と、想像しながら)ああ、目黒くんはそうですね。でも、それは最後に取っておいてください。 目黒さんオッケーです! MCでは、アドリブの天才、佐野さんからお願いします! 佐野さんアドリブ…? アドリブはダメですよ! セリフはあったものを言わないと! アドリブで言っちゃったら嘘になっちゃうから(笑)。聞いてほしいセリフか…。ちょっとネタバレになりそうですね。 MCネタバレしない、ギリギリのところでお願いします。 佐野さん(思い浮かんだセリフがネタバレなのか迷う)アレは…言って良いかな。 目黒さんまずは僕に聞かせて! (佐野さんが目黒さんの耳元でセリフをささやき、目黒さんは楽しそうな笑顔) MC目黒さんが「どういうこと?」と言いましたが…大丈夫でしょうか。(会場の皆さん:笑) 佐野さん(再び目黒さんと確認し合ってから)はい、行きます! (呼吸を整えて)「あの島かぁ!」 目黒さんどういうこと…(笑)? 佐野さんそんなセリフなんて出てこないよ、もう(笑)。初めの方で、そういうセリフを言っているんですよ。そこしか思い浮かばなかった。 目黒さんそこ“しか”(笑)? 佐野さんすみません! 今のは、序盤にあるセリフなので、そこを聞いてください。 目黒さん確かに言っています。 佐野さんハルくんの有名なセリフ、お願いします。 目黒さん僕は、ちゃんと、大音量で聞いてほしいセリフがありますね。皆さん、良いですか?(佐野さんの発したセリフを持ち出して)「あの島かー!」(佐野さん&会場:笑)佐野さん違う、違う。あなたはそのセリフを言っていないし(笑)! それ言っているのは、僕だし! (ハルは)言っていない、言っていない! それは絶対に違う(笑)。 目黒さん(笑)。じゃあ、本当のやつを行きます。 MCお願いします! 目黒さん(気を取り直してハルの名セリフを大絶叫)「僕らのワガママは世界一だー!」 (会場の皆さん:歓声&拍手) 佐野さん(大興奮で)ワーオ! …と、いうくだりがあるのでそこもぜひ観てほしいですね。 目黒さんやっぱり、このセリフかなと思いますね。 MC生で聞けてうれしいです。(会場の皆さん:拍手) 目黒さんありがとうございます。(佐野さんによる)「あの島か」も聞けてね。 佐野さん正確には(セリフが)「あの島か」じゃない可能性もある…。(目黒さん:笑) 映画館で確認してください、すみません。 MC今、目黒さんから「僕らのワガママは世界一だ」というセリフがありましたが、お二人にとって「今一番叶えたいワガママ」はありますか? 目黒さんワガママか…。 佐野さんはい、はい! あります! いい加減、皆さんも「くどい」と思うかもしれませんが、「早く、めめ(目黒さん)の家に行かせてくれ」。(目黒さん&会場の皆さん:笑) いい加減に、行かせてくれ! 本当に! この人、僕の家には来ちゃったから、そろそろそっちの家にも行かせてくれよ!目黒さん(笑)。(佐野さんの悲痛な叫びを聞いて)新宿で、なんで騒いでいるの(笑)! 佐野さん行かせてくれよ、目黒の家! 目黒蓮の家に行かせてくれ! 目黒さん(佐野さんの思いを受け取り)確かにね。この前、インスタライブをやったんですが、その時に佐野くんの家に行かせてもらったんです。なので、また機会があれば。 佐野さんずっと機会がなかったのよ! 僕もあなたの家に勝手には押しかけられないし(笑)! 目黒さんそれはもう(笑)…。マジで来てほしい! でも、佐野くんだって忙しいから、なかなかスケジュールが合わないという。スケジュールさえ合えば…。 佐野さん合わせるよ! 目黒くんのためなら合わせるって! いつでも行ける。事務所総出で合わせるって!(目黒さん:笑) 目黒さんこの劇場版「トリリオンゲーム」の期間内に、実現できたら良いなと思います。 佐野さん頼みますよ! MCでは、目黒さんはいかがでしょうか。 目黒さんワガママ、何だろう。(思いつかなくて)ヤバい! ええっと、ワガママ…。 佐野さん考えよう、目黒くんの最近やりたいこと。 目黒さん三十分くらいもらっても良いですか? 佐野さん長いなー(笑)! MCお待ちいただけますか? (会場:拍手) 佐野さんパチパチじゃないのよ! みんな、寒いでしょう? 目黒さん寒いですよね。本当にありがとうございます。ワガママ…あ! マジでこれかもしれないです。きれいなことを言おうとかそういうことは一切、思わずに、普段から佐野くんとも話しているんですが、「本当にこの『トリリオンゲーム』という作品を一人でも多くの人に観てほしい」それに尽きます。(会場の皆さん:拍手) ありがとうございます。 佐野さん主演の鏡! 目黒さんこういうところだからではなく、心からそれは思っています。そういった話もしますし、それくらい僕たちも気持ちを込めて、チーム一丸となって本作を作りました。(バルコニーの袖の方を見ながら)あそこに(村尾嘉昭)監督もいらっしゃっていますが、本当にみんなで一生懸命作りました。その気持ちが届けば良いなと思っています。楽しんでください。(会場の皆さん:拍手) MC本日は、本作をご覧になった原作者の稲垣理一郎先生(原作)と池上遼一先生(作画)から応援メッセージが到着しています。 ■MCがメッセージを代読しました。 ハルくんのアクションは、シンプルにカッコ良かった。 目黒蓮さんは改めて、魔法使いのようなイケメンだなと。それでいてワイルドなところも見せてくれるし、役の幅がとっても広い方なんだと思います。 ガクくんは、ある種、誇張された凡人なんですが、観る人を飽きさせないのが、佐野さんのガクくんですね。【稲垣理一郎先生からのメッセージ】目黒さんうれしい! ありがとうございます。 佐野さんありがとうございます。目黒さんの演技には、僕が描くハルを超えてしまった印象すらありました。きっと今、お二人は時代の真ん中にいる。その旬が映画全体にこの輝きを与えているのだと思います。そんな、時代に愛される作品を観ることができて、心から感謝しています。稲垣先生と二人で育てたハルとガクに新しい輝きを与えてくれてありがとう。【池上遼一先生からのメッセージ】目黒さんありがとうございます。メッセージが沁みますね。お二方がいなければ、僕たちは「トリリオンゲーム」という作品にも出会えていないですし、ドラマから映画まで撮影をすることもできませんでした。作品を生み出してくださって、何よりも感謝をしたいです。ドラマの時からずっと思っていたんですが、「トリリオンゲーム」を作っていくにあたって、やっぱりお二方に喜んでもらえるものを作りたいという気持ちでやっていました。なので、こんなコメントをいただけてうれしいです。 佐野さん本当に目黒くんの言っている通りです。お二人は、撮影現場にも来てくださって、実写化を心から応援して、楽しんでくださっていました。なので、僕ら自身もすごく演じやすかったです。さっきも言っていましたが、僕らみんなの思いが、本当に日本中に届くと良いなという気持ちです。 MCあっという間に終了のお時間となってしまいました。最後に目黒さんから、メッセージをお願いいたします。 目黒さんいよいよ公開まであと四日です。僕たちもドキドキワクワクしています。僕自身もこの「トリリオンゲーム」という作品に、辛い時に支えてもらった一人なので、勇気をくれる作品だと思います。皆さんが心の中に持っている夢や目標…、それはどんなことでも良くて、大きさなんて関係ないと思います。そんな夢や目標に、「トリリオンゲーム」を観ていただき、一歩踏み出す勇気を感じてもらえたらうれしいです。「明日からも頑張ろう」と思ってもらえるようなエンターテインメントになっていると思います。皆さん、ぜひ劇場でご覧になっていただけたらうれしいです。(会場:拍手)
-
「ブラックナイトパレード」クリスマス出発式「ブラックナイトパレード」公式サイトサンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描かれた、中村光さんの最新クリスマスコメディ作品「ブラックナイトパレード」を、「銀魂」シリーズや「今日から俺は!!劇場版」など大ヒット作品を数多く手掛ける福田雄一監督が実写映画化! 12月23日に公開となります。 11月1日、東京・九段会館テラスにて製作報告会ならぬクリスマス出発式が開催され、主演の吉沢亮さん、中川大志さん、渡邊圭祐さん、福田雄一監督が登壇しました。公開まで2カ月を切った本作の魅力や撮影の裏話などについて語った、こちらのイベントの模様をレポートいたします。クリスマス出発式日野三春役吉沢亮さん田中皇帝役中川大志さん古平鉄平役渡邊圭祐さん福田雄一監督吉沢さん本日はお集まりいただきありがとうございます。公開が刻々と迫ってきてドキドキしておりますが、今日はいろいろと楽しいお話ができれば良いなと思っております。 中川さんさっき裏で予告編を観たんですが、これは、ものすごく面白い映画ができるんじゃないかと僕たちも今から完成を楽しみにしています。 渡邊さん本作は今年の良いクリスマス映画になるんじゃないかと思います。この盛り上がりを今日より高めていけるようにお話をしたいと思います。 福田監督さっき予告を観た時に、単純に「面白そうだな」と思ったんです。今はまだ完成途中なんですが、もうちょっとで完成します。完成したらかなり面白い作品ができるんじゃないかと、自分なりに非常に期待しております(笑)。 MC「ブラックナイトパレード」の原作者中村先生とは実写では「聖☆おにいさん」(2018年動画配信サイトにて配信/2019年「第II紀」が同配信サイトにて配信/2020年「第III紀」はNHKにて放送)以来となりますが、本作を映画化するにあたって「ブラックナイトパレード」のどんなところに一番魅力を感じられましたでしょうか? 福田監督やはり中村先生の漫画の一番魅力なところは、タブーとされるテーマを扱うところですね。「聖☆おにいさん」にしろ、本作にしろ、あんまり一般的にはしない話なのに、そのタブーにやたら軽いステップで踏み込んでいく漫画が(中村さんは)お得意なんですよね。本作を観てどう思ってもらえるか期待しています。いろいろ踏み込んではいけないところに踏み込んでいるお話なので、そういうところを強調していければ良いなと思っていますね。MC吉沢さんは福田監督作品(ドラマ、ミュージカルなど)にはご出演されていますが、本作が福田組初主演ということで、期待が高まりますね。吉沢さんといえばNHK大河ドラマ「青天を衝け」(2021年NHKにて放送)の熱演がまだ記憶が新しい中、大河ドラマ後初主演映画が本作となります。大河の次がこちらという…。 福田監督だいぶギャップありますよね(笑)。 吉沢さんギャップしかないですね(笑)。 MC世間的には大河の主演をやった方は、「次の主演作品は何だ?」とすごく注目されると思いますが…。 吉沢さん本当にそうですね(笑)。何か間違えちゃったかもしれない(笑)。 福田監督明らかに間違えているな(笑)。 MCご自身では本作へのオファーを受けてどういうお気持でしたか? 吉沢さん福田さんの作品で主演をやらせていただけるのが純粋にすごく嬉しかったです。(映画の)お話をいただいてから原作を読み始めたんですが、ブラックユーモアな部分とちょっとミステリアスで複雑な伏線のかかったどっしりとした物語があったんです。これを福田さんがどう演出するのか想像つかなかったので、それが楽しみでしたね。もしかしたら、「観たことがない福田監督作品」が生まれるのかなっていうワクワクがあって、「ぜひやらせてください」と…。MC大河を無事やり終えて、そしてこの現場にやってきて…。 福田監督本当にありがたい話ですね。あの”渋沢さん”がここにきて、演じるっていう感じではありません(笑)。(吉沢さんの役は)本当に情けない役なので。 MC現実の吉沢さんとも全然違う感じですもんね。 福田監督そうですね。今までの役とも違う感じなので、僕は楽しみでしたよ。「このダメ男を吉沢亮がどうやってやるんだろう」って思っていましたね。一個一個が面白いんですよ。走り方一つとっても何か変な走り方をするんですよ(笑)。こんなところにもダメ男を差し込んでくるのかと思って、非常に面白いです。 MC私も、今の時点でできているところまで観させていただいたんですが、まったく青天を衝かない感じでやっていましたよね。 吉沢さん衝かなかったですね(笑)。それまで結構ギラギラした役が続いていたので、暗いというか、どうしようもない感じが楽しくてしょうがなかったです。基本的にツッコミの役なので、周りの人がふざけていても「(自分の役に)合わせなきゃ」と思うんですが、楽しくなったら自分もふざけちゃうんですよ(笑)。 福田監督ふざけまくっていました(笑)。 MC中川さんも本作の撮影と同時進行でNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(現在NHKにて放送中)ではまさに”武士の鏡”というような役で出演されていらっしゃいました。 そこから、このDQNのチャラ男を演じるという、相当振り幅が大きくなかったですか? 中川さん僕、「ブラックナイトパレード」の撮影と、「鎌倉殿の13人」の撮影が同時進行だったんですよ。コンビニで廃棄弁当食べてそのまま戦に行く…みたいな流れをやっていましたね(笑)。 MC本作への出演を聞いた時はどうだったんですか? 中川さん原作も読ませて頂いたんですが、皇帝ってものすごくファンの方に愛されているキャラクターなんです。すごくぶっ飛んだキャラクターなので、「これ僕にできるかな」っていうプレッシャーを相当感じていましたし、「何で僕に皇帝役が来たんだろう」と思いました。出演が決まってから、「次、一緒ですね。よろしくお願いします」って吉沢さんに連絡をしたときに「皇帝超プレッシャーですよ。どうしましょう」みたいな感じで相談もしたんです。そしたら、吉沢さんが「皇帝にすべてがかかっているから。お前にかかっているからな」ってすごいプレッシャーをかけられました(笑)。相談する相手を間違えたんです。僕は「大丈夫だよ」とか「一緒に頑張ろうぜ」みたいな言葉をくれるのかなって思ったんですけれど…。吉沢さんいや、もう皇帝が面白くなかったら、終わりでした。 中川さんすごい真顔で(笑)。すごいプレッシャーをかけられて、もうクランクインの1週間前とかドキドキして、寝られなかったですね。 MC渡邊さんは福田組初出演とのことですが、初めての福田組はいかがでしたか? 渡邊さん福田組に参加できるっていうのは、念願叶ってと言いますか…。原作を読ませて頂いたのですが、皆さんの今の話でも分かる通り、結構仕掛けているんですよね。いろんなところで笑いをとろうと作っていっているんですが、そこに一切リアクションができないっていうのは、すごくしんどいものがありましたね。本当に福田組に向いていないキャラクターをやらせていただいたと、個人的には思っていますね。 MC本作はクリスマスコメディとのことで、大いにクリスマスや年末に笑っていただきたい作品になっていると思いますが、 皆さんが演じられていて、笑わずにいられなかったシーンやこれからご覧になる皆さんは絶対爆笑するよというシーンはありましたか? 吉沢さんそれこそ皇帝とのシーンもいっぱいあるし、みんながふざけているから、(渡邊さんを指して)もう彼がかわいそうすぎました。彼の顔を見ているだけで、ちょっと面白かったです。さっきの紹介でも、ただのイケメンって出ていましたね。僕らがふざけている横で、絶対に笑っちゃいけないから、ちょっと体の向きとか変えながら必死に耐えようとしている彼がすごく面白かったです。 福田監督明らかに笑えそうなシーンでも、我慢しているのかしていないのかは分からないですが、 すごくシリアスな顔をしている吉沢亮も面白いんですよ。こっちは、もう明らかに笑いの空気なのに一人だけめっちゃシリアスな顔しているんです。それに僕はめっちゃ笑いましたね(笑)。 MC吉沢さん、皇帝がまず見た目からして面白すぎるじゃないですか。 吉沢さん皇帝はね、ずっと目がいっちゃっているし、登場の仕方がいちいちうざいんですよ(笑)。試験の説明に来るシーンがあるんですが、「いつまでやってんだよ」ってくらいずっとふざけていました。もうやればやるほど、どんどん長くなってくる。それを見て僕も笑っていました。MCでもやっぱりそうやって吉沢さんが笑っているのを見ていると、中川さんはどんどん盛り上がってくるんでしょう? 中川さん吉沢さんが耐えられずに笑ってくれたのは嬉しかったです。やっぱり三春のツッコミがあっての皇帝なので。吉沢さんのいろんなツッコミのパターンが見られるので、僕はそれがすごく楽しかったですね。 MCそれは吉沢さんが、演じる側としていろいろ気をつけつつ、より面白くなるように。 吉沢さんそうですね。福田組に参加する時って、基本的には今までは「かまさなきゃ」っていう意識があったんです。いろいろと事前に「ここのセリフはこういう風にやったら面白いかな」とかすごく考えながらやっていたんですけど、今回は割とツッコミみをすることが多かったので、そういうことが一切ありませんでした。とにかく現場で役者さんの動きを見て、ただただ瞬発的に反応していくみたいな…。今までとは違う辛さがありましたね。 MC監督から見て、この三春と皇帝のこのコンビはいかがでしたか? 福田監督いや、僕は亮くんがそこまで我慢していたとは思えない(笑)。亮くんは亮くんでやっていたよ(笑)。中川さんめっちゃ面白いシーンって、やっぱり吉沢さんとのシーンが多かったです(笑)。 MC今、「何か自分はツッコミをちゃんとやっていた」みたいな言い方をしていましたが…。 中川さんツッコミもやってくれているんですが、もう隙あらばボケていました。吉沢さんやっちゃうんですよ。皇帝とか見ていると、ウズウズしてきちゃいます。「僕にもやらせてくれよ!」みたいな。 MC中川さんからみて、「かましてきたな」っていうシーンはどんなのがありましたか? 中川さん全体を通してもう漏れ出ていましたよ。「僕にもやらせろ」っていう感じが出ていました(笑)。 MCアドリブとか吉沢さんがかましてきたものを覚えていたりしますか? 中川さん覚えています。コンビニで皇帝がいつも廃棄弁当を食べちゃうんですよ。それを三春が怒ってくるみたいなシーンの時、急にクラスの女子みたいな感じのテンションで「廃棄ダメ、絶対!」みたいに言ってきたのは、すっごくおもしろかったです。MC他の人が自由にめちゃくちゃやっていると乗っちゃいますか? 吉沢さんもう乗っちゃうんですよね、どうしたって。 MC吉沢さんといえば、佐藤二朗さんが憧れの人だと伺いましたが…。 吉沢さん昔の話ですけれどね。…噓です(笑)。。 MC今まで同じ福田作品に出ていても、そこまで絡んでこなかったんですよね? 吉沢さんそうなんですよ。それこそ福田さんの「勇者ヨシヒコ」とかの二朗さんの自由なお芝居を見ていて、「こういうお芝居ができる人になりたい」と思っていました。映画『銀魂』シリーズから、いろいろと福田さんの作品には出演させて頂いていたんですが、(佐藤さんと)一切絡むこともなかったんですよね。今回、たぶん初めて、一緒のシーンがありました。(佐藤さんは)意味が分からなかったですね(笑)。変な声とか普通に出すんだなと思って(笑)。 MCいきなりやってくるんですか? 吉沢さんいきなりやってきます。シーンとして面白くしようっていう思いはもちろんありながら、僕をどうにか笑かせようとしてくるんです。それがちょっと耐えられなくて、面白すぎてずっと目を合わせられなかったです(笑)。 MC渡邊さんは自由にやる人と一緒にやってみて大変でしたか? 渡邊さん本当にこっちの身にもなってほしいですよね(笑)。 MC特に耐えきれずに笑っちゃったこととかありましたか? 渡邊さん一生懸命我慢はしたんですが、帽子さん(帽子の妖精)のシーンの時だけはカメラに背中向けて思いっきり笑っていましたね(笑)。ベルトコンベアを見るふりをして笑っていました。「仕事に一生懸命っていうお芝居にどうにか映れ」って思いながら肩を揺らしていました。MC監督は、演出だけれども、もう笑っちゃったよっていうシーンはありましたか? 福田監督僕は、三春が皇帝を助けに行って、自ら壁に激突しに行って倒れて白目むくところが一番好きです。やっぱりあそこが一番面白いですね。倒れても、その後ずっと痙攣していますからね。 MC今作の非常に面白いユニークな設定の一つに、皆さんお馴染みのいわゆるあの赤いサンタではなく、 悪い子にヘンテコなプレゼントを届けるブラックサンタだというところにあると思います。そこで、キャストの皆さんに質問です。皆さんが、もし本当にブラックサンタだとして、本日ご登壇の皆さんどなたでも結構ですが、誰にどんなヘンテコなプレゼントを贈ってみたいですか? 吉沢さんさっきちょっと裏でも話をしていたんですが、(監督を指して)監督はいつもああいった服装なんですよ。監督のすごくフォーマルなスーツ姿、ちょっと見てみたいですね(笑)。 MC中川さんは誰にどんなヘンテコなプレゼントを贈りますか? 中川さん吉沢さんは、割とインドアで、僕は結構アウトドアの趣味が多いんですが、釣りに行ってみたいと言われたので、「じゃあよく行くところがあるので一緒に行きましょう」って釣りに行ったんです。「釣りに行きたい」って言ったのに、吉沢さんは釣れた魚を触れないんですよ。僕が餌もつけてあげて、魚も取ってあげて…、みたいなことを一日やっていたんです(笑)。釣れた魚を掴めるトングみたいなやつ(フィッシュグリップ)って、そんなにいらないじゃないですか。そんなに釣りに行かないし、あっても困るし…。その「地味にいらないな」っていうラインのやつをあげたいですね(笑)。MC渡邊さんは誰にどんなものを贈りたいですか? 渡邊さん本作の撮影が夏場で、サンタクロースっていう作品の性質上、夜の撮影が多かったんです。そうすると、虫が結構出ていらっしゃったんですよね。それに、女の子ぐらいの良いリアクションをお二人(吉沢さんと中川さん)が取ってくださったので、昆虫食あたりをあげて、克服してもらうっていうのをやりたいなと思いますよね(笑)。吉沢さんあなたも相当じゃなかった? 渡邊さんいやいや、そんなことないです。 中川さん割と一緒になって、逃げ回ったと思うんだけれどねぇ(笑)。 MC吉沢さんより本作を楽しみにしている皆さんに向けて一言メッセージをお願いします。 吉沢さん本日はありがとうございました。本当に最高に笑える作品になっていると思います。笑いもあり、この原作の骨太なストーリーもあり、充実感を味わえる作品になっているんじゃないかと思います。家族でお子さんを連れて観に来ていただいたり、カップルで観ていただいたり、もちろん一人でも。この作品はクリぼっち(一人ぼっちのクリスマス)の味方ですから。どんな人にもぜひ観てもらいたい作品となっております。ぜひ、クリスマスは映画館で「ブラックライトパレード」を! よろしくお願いします。
-
『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』オリジナル・サウンドトラック 発売日変更と特典内容変更のお知らせdvd平素は弊社の商品をご愛顧賜りまして誠にありがとうございます。この度、2024年3月20日(水)に発売を予定しておりました『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』オリジナル・サウンドトラック につきまして、封入特典の「ジャケット柄ステッカー」の製造工程において不備が見つかったため、発売日を変更させていただくこととなりました。また、お待たせしてしまう代わりに「ジャケット柄ステッカー」の他、ステッカーを1枚追加封入させていただきます。商品を楽しみにお待ち頂いているお客様には、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。新たな発売日につきまして、下記の通りご案内させていただきます。何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。【発売日変更 対象商品】<セル>『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』 オリジナル・サウンドトラック■品番:THCA-60286■POS:49881041158676<変更前の発売日>2024年3月20日(水)<変更後の発売日>2024年4月10日(水)<変更前の封入特典>ジャケット柄ステッカー<変更後の封入特典>ジャケット柄ステッカー、ティザービジュアル柄ステッカー【お問い合わせ】お問い合わせフォーム:https://supportform.jp/toho-pkg※お電話でのお問い合わせは下記までお願いいたします。《東宝ビデオお客様センター》TEL:050-3528-6316営業時間:月~金(祝祭日除く) 10:00~17:00※受付時間は変更になる場合がございます。ご了承ください。東宝株式会社 ライツ事業部
-
11月11日(金)公開 新海誠監督 最新作『すずめの戸締まり』より、 TOHO animation STORE限定商品が登場! 更に劇場商品の取り扱いを実施『すずめの戸締まり』TOHO animation STORE特設ページはこちらからTOHO animationの公式ECサイト「TOHO animation STORE」では、2022年11月11日(金)公開の新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』のTOHO animation STORE限定商品を予約受付中です。 劇中に登場する「ダイジン」や「すずめの椅子」のぬいぐるみは、 「ほぼ等身大(約15cm)」「約30cm」とそれぞれ存在感のあるサイズ展開で、ご自宅や外出先でお楽しみ頂けます。さらには『すずめの戸締まり』にて”キー”アイテムとなる「鍵」や、「ダイジン」をモチーフとしたアパレル雑貨各種を展開中。 「シルバーペンダント」は、劇中に登場する「閉じ師」の鍵をモチーフとしたシルバーアクセサリーで、チェーンと組紐をお好みで付け替えることが可能です。また、各種キャラファイングラフでは、『すずめの戸締まり』ティザービジュアル&メインビジュアルや、劇中の印象的な場面カットを、ハイクオリティな印刷技術を用いて商品化。 キヤノンが開発した高品位美術印刷技術により高品質・高精細に再現。デジタルリトグラフ印刷手法、12色顔料による高級美術プリントを使用し、額装・ シリアルナンバー付でお届けします。 ※シリアルナンバーは、注文順となりますのでご指定はできません。 【TOHO animation STORE限定商品】 <ぬいぐるみ各種> ・ダイジン:3,080円(税込) ・すずめの椅子:4,620円(税込) <アパレル雑貨各種> ・シルバーペンダント:14,300円(税込) ・パーカー:7,700円(税込) ・クッションブランケット:5,500円(税込) <キャラファイングラフ各種> ・B2キャラファイングラフ(全2種):各30,250円(税込) ・B5キャラファイングラフ(全7種):各9,900円(税込) 更に、映画館で販売される各種「劇場商品」もTOHO animation STOREにて取り扱い中です。 この機会に是非、TOHO animation STOREをご利用ください。 ©2022「すずめの戸締まり」製作委員会
-
「TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』×サンリオキャラクターズ」コラボ第2弾のイラストを使用した TOHO animation STORE 限定グッズが登場!商品詳細・ご注文はこちらからTOHO animation STOREでは、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」とサンリオキャラクターズとのコラボ第2弾のイラストを使用した、限定グッズの販売を開始いたしました。 コラボデザインの缶バッジセット、大きなリボンがあしらわれたヘアバンドや普段使いが可能なエコバッグ等、様々なグッズをご用意しております。 【商品詳細】 ■缶バッジセット(全5種) ・缶バッジセットA(緑谷&爆豪&麗日):1,320円(税込) ・缶バッジセットB(飯田&轟&蛙吹&切島):1,760円(税込) ・缶バッジセットC(オールマイト&相澤):880円(税込) ・缶バッジセットD(エンデヴァー&ホークス):880円(税込) ・缶バッジセットE(死柄木&荼毘&トガ&トゥワイス):1,760円(税込) ■ポーチ入り付箋(全15種):各770円(税込) ■ヘアバンド(全3種):各1,980円(税込) ■巾着(全3種):各660円(税込) ■エコバッグ(全3種):各2,200円(税込)※商品仕様・内容・デザイン等は予告なく変更になる場合がございます。 ※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承ください。 ©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会 ©2021 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN Ⓛ
-
「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」大ヒット御礼舞台挨拶「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」公式サイト1980年に映画第1作目が公開された「映画ドラえもん」シリーズ。藤子・F・不二雄の生誕90周年となる記念すべき年に、シリーズ第43作目となる「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」が、3月1日より公開になりました。シリーズ初の“音楽”をテーマに、地球の危機を救うべく、ドラえもんとのび太たちが素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて心を通わせ新たなハーモニーを生みます。 3月21日、本作の大ヒット御礼舞台挨拶をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催し、ゲスト声優の芳根京子さん、平野莉亜菜さん、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が登壇しました。ミッカの印象的なセリフ“ピピっと響いた”にちなんだ「以心伝心ゲーム」を行い、ドラえもんたちが本作にまつわるお題を出題しました。果たして芳根さんと平野さんの二人は、ピピっと響き合えたのか……。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。大ヒット御礼舞台挨拶ミーナ役芳根京子さんミッカ役平野莉亜菜さんMC3月1日公開となった本作品ですが、公開初週の週末興行ランキングで1位を獲得しました。3月20日までの公開20日間で、観客動員数は170万人、興行収入は20.4億円を突破して、春休みのファミリー映画として大ヒットしております。それでは、ドラえもんたちをステージに呼びましょう。私が、「ドラえもん」と呼びますので、ドラえもんたちが登場したら皆さんは大きな拍手で迎えてあげて下さい。せーの、ドラえも〜ん! 会場の皆さんドラえも〜ん! ドラえもんみんな、行くよ~! スネ夫(会場を見渡して)おぉ、すごい! ドラえもんうれしい! ありがとう! MC皆さん、ご挨拶をお願いします。ドラえもんこんばんは! ボク、ドラえもんです~。 のび太野比のび太で~す! しずかちゃん源静香です! ジャイアンオレ様はジャイアンこと剛田武だ! スネ夫骨川スネ夫です! ドラえもん今日は僕たちの映画を観に来てくれて、本当にありがとう。こうやって、またみんなに会うことができて、僕たちとってもうれしいです。 のび太みんな、僕たちの大冒険は楽しんでくれたかな? (会場:拍手) スネ夫みんな、感性が良いねぇ~。 しずかちゃんミッカちゃんたちとの演奏も、とっても楽しかったわ。 ジャイアンどうなることかと思ったけど、音楽の力で地球やファーレの殿堂を守ることができて良かったぜ! スネ夫ジャイアンもカッコ良かったよ! 僕たち、音楽の達人になっちゃったもんね。 MC皆さんの演奏、本当にカッコ良かったです。 スネ夫ありがと~! あの……MCさん、何か臭くない? MC臭くないよー! スネ夫何の匂いだろ? のび太あー!!!!!! 僕ぅ、おならしちゃった!(会場:笑) しずかちゃんやだ~! ドラえもんもぉ~、のび太くんはしょうがないなぁ~。 スネ夫映画の中だけで充分だよ! MCみんなの前でびっくり!そうだ、素敵なゲストのお二人を呼び込まないと! ドラえもんそうだった! スネ夫おならをしている場合じゃないよ! MCゲスト声優の芳根京子さん、平野莉亜菜さんにご登場いただきましょう。芳根さん本日は短い時間ですが、楽しい時間を過ごせたらと思います。 平野さん舞台挨拶は、今日が初めてなので、とても緊張しています。本作を観てくださった皆さんにお会いできて、とてもうれしいです。 MC今のお気持ち、そして周りの方からの反響はいかがですか? 芳根さん本当にたくさんの方から「ドラえもん観たよー」って言われます。それに対して、「ありがとう!」って返すのがすごく不思議な気持ちです。改めて本当に「ドラえもん」の世界に参加できたということを実感します。「引き込まれた」という感想をもらったので、「ドラえもん」の世界に馴染めていたのかなと思ってうれしく思います。 平野さん完成した本作を観て、みんなに「ミッカちゃん、かわいかったよ」と言ってもらえて、とってもうれしかったです。本作の完成を、私もずっと楽しみにしていたので、こうして映画館でたくさんの方に観てもらえて、本当にうれしくてワクワクしています。スネ夫二人とも毎年(ゲスト声優として)出てほしいよ! MC芳根さん、平野さんはいかがでしたか? 芳根さんめちゃくちゃかわいいです。 平野さんありがとうございます。 MC平野さんは、ミッカ役で、とっても透き通った素敵な声を披露されています。二年前に平野さんが「東宝シンデレラオーディション」に参加されていた時の様子を、本作の今井一暁監督が見て、その歌声に惚れ込んでオファーをされたと伺いました。改めて平野さん、この作品に参加できたお気持ちを聞かせてください。 平野さんまさか「ドラえもん」の映画に出られるなんて夢にも思っていなかったので、オファーをいただいた時は本当にびっくりしました。こんなにかわいい役を演じられるなんて、本当にうれしかったです。劇中では大好きな歌も歌わせてもらえて、幸せでした。 ドラえもん僕たちも幸せだよね~。 MC芳根さんは、平野さんの演技をご覧になっていかがでしたか。 芳根さん透き通っていてとても美しく、でも、力強くて唯一無二の声ですよね。とっても魅力的です。 平野さん芳根さんにそう言ってもらえてとてもうれしいです。ありがとうございます。 スネ夫歌だったら、ジャイアンも負けていないよね。 MCスネ夫くん何てこというの! みんなが耳を塞がないといけなくなるじゃない。そういえば、平野さんは昨日小学校を卒業されたんですよね? 登壇者の皆さん(平野さんに)おめでとう!(会場:拍手)平野さんありがとうございます。 MC周りのお友だちからは何か言われましたか? 平野さん「ミッカちゃん、卒業おめでとう」って言われました。 MC先ほどもお話されていましたが、舞台挨拶に登場するのは初めてということです。芳根さん、平野さんに舞台挨拶を乗り切るための秘訣を何か教えてくれますか。 芳根さん莉亜菜ちゃんは、しっかりしているので大丈夫だと思います。私が心がけているのは、「ドラえもん」という作品の好きなところを皆さんに精一杯お届けすることです。それから、舞台挨拶を楽しむことが大事だと思います。 平野さんアドバイス、ありがとうございます。 MC楽しめそうですか。 平野さん楽しめています。 MC芳根さん、これまで本作にまつわるたくさんのPR活動をされてきたと思います。一番思い出に残っているのは何ですか? 芳根さん本当にいろんな場所に行きました。もちろん、皆さんとのこうした舞台挨拶も思い出になりました。でも、何といっても「ドラドラ♪シンフォニー楽団コンサート」のイベントで、葉加瀬さんの指揮で子どもたちと一緒に、私はフルートを演奏しました。MC「題名のない音楽会」(テレビ朝日系列で放送)にも出演されましたよね? 芳根さんはい。莉亜菜ちゃんも一緒に、ね? 本当に夢のような時間で一生忘れないと思います。 ドラえもんすごく素敵だった。感動して、僕泣いちゃった。 芳根さんうれしい。ありがとう! MCずっとフルートを続けてきた芳根さんにとって、オーケストラの音楽会に参加するのはうれしいものでしたか? 芳根さん思ってもいなかったことでした。学生時代は、区民センターで(フルートを)吹いていたので、まさか、東京オペラシティで演奏できるなんて驚きが隠せませんでした。家族もみんな、すごく喜んでくれました。 MCドラえもんと共演して、舞台にも立って、たくさんの良い思い出ができましたね。 芳根さんとっても濃い宣伝活動期間でした。改めて皆さん、ありがとうございました。 MCここからは、せっかくなのでドラえもんたちに質問をしてもらおうと思います。それでは、のび太くん!お二人は、何か苦手なものや克服したいことはありますか?【のび太からの質問】芳根さん私は、注射がとにかく苦手です。なかなか得意な人はいないと思いますが、昔から苦手で、今でも怖がり過ぎちゃって、看護師さんに「大丈夫だよ。痛くないよ」と言われます。さすがに27才にもなってそれは恥ずかしいなと思うので、ちょっと克服したいと思っています。 スネ夫ドラえもん、何かひみつ道具を出してあげなよ。 ドラえもんどうしようかなぁ…良いひみつ道具が思い付かない! じゃあ、付き添いで僕が京子ちゃんと一緒に行くよ。(のび太たちも「一緒に行く!」と言い出して)じゃあ、みんなで付き添いをしよう! 芳根さん見守られながら注射するの? ……ありがとう。心強いな。すごいパワーだね。 平野さん私は、キノコが苦手なので克服したいです。お母さんはキノコが大好きなのですが、私のせいでいつもお味噌汁に入れられないんです。それが何だか申し訳ないので克服したいです。 スネ夫キノコの何が苦手なの? 食感? 平野さん食感ですね。 スネ夫そうなんだ。大人になったら食べられるようになるかもよ! 小学生の僕が言うのもなんだけれど……(笑)。これから、私たちの大冒険を観てくれる方、そしてすでに観てくれた方にも、また観たくなるような本作の見どころや、一番好きなシーンを教えてください。【しずかちゃんの質問】ジャイアンオレ様の活躍は、何回でも観てほしいもんな! 平野さん私は、ペガサスの上での、ミッカの歌とのび太くんのリコーダーの掛け合いのシーンが一番好きです。 しずかちゃん素敵だったわよね。 MC平野さんはどんな気持ちを込めて演じましたか? 平野さんペガサスも好きだし、のび太くんとの掛け合いのシーンなので、「楽しい」という気持ちでした。それから、のび太くんはお兄ちゃんみたいな存在なので、「お兄ちゃんと一緒に歌えて楽しい!」って思いました。とにかく楽しい気持ちで演じました。 スネ夫のび太はどうだった? のび太楽しかったに決まっているでしょう! 芳根さん私は、最後にみんなで演奏するところが大好きです。音が重なっていく「これぞ音楽」っていう楽しさをぜひ感じていただけたらと思います。あと、Vaundyさんの主題歌「タイムパラドックス」も本当に素敵な歌なので、ぜひ最後まで楽しんでほしいと思います。 MC(スネ夫が、ステージを歩いてMCに詰め寄る)最後は、スネ夫くん! 圧がすごいな。お二人にやってもらいたいことがあります。今回、お二人が演じたミーナとミッカは、実はとても深いつながりがありました。それにちなんで、京子ちゃんと莉亜菜ちゃんもお互いにピピッと響き合えるのか、「以心伝心ゲーム」をやってもらいたいと思います。【スネ夫からのお願い】■以心伝心ゲーム ドラえもんそれは、どういうゲームなの? スネ夫今から僕たちが「〇〇といえば?」と質問をするので、お互いの答えを予想しながら、二人で同じ答えを出すゲームです。簡単でしょ? ジャイアン例えば、「好きな動物は?」と聞いて、二人とも「ライオン」と答えたら、成功ってことだな? 芳根さんヒントは出しても良いんですか? MCスネ夫さん、どうしましょうか? スネ夫最初はヒントなしでやりましょう!ドラえもんのひみつ道具といえば?<以心伝心ゲーム・お題1>ドラえもんたくさんあるからなぁ、どれかな? MC私が「せーの!」と言いますので、思い浮かべたひみつ道具を教えてください。いきます、「せーの!」 芳根さんどこでもドア。 平野さんどこでもドア。 ■成功して大喜びの二人。スネ夫以心伝心だ! 芳根さんうれしい~! 平野さんタケコプターにするか迷ったんですが、やっぱり「ドラえもん」といえば、どこでもドアだと思いました。 MC芳根さん、ヒントはなくても大丈夫そうですね。 二問目のお題を出してくれる人? 芳根さんいらないですね。 ドラえもんじゃあ、僕いいですか? 二人の意見が揃うといいな。今回の作品に出てくる楽器といえば?<以心伝心ゲーム・お題2>スネ夫そんなのは、僕のバイオリンに決まっているよ! ジャイアンいやいや、オレ様のチューバが一番だよな! しずかちゃんえー、私のボンゴもとっても楽しいわよ! のび太僕もみんなと一緒に演奏できるように、リコーダーの練習を頑張ったよ! スネ夫のび太はおならで演奏していただろ! MCさぁ、いろいろな楽器が出てきましたが、お二人はどの楽器の名前をあげるのか。いいですか、「せーの」。 芳根さんリコーダー。 平野さんリコーダー。 ドラえもんすごい! びっくりした。ピピっときまくりです! MCスネ夫くん、良いゲームだったね! スネ夫良かった。二人だったら、ピピっと揃うんじゃないかと思っていました! 芳根さん&平野さんありがとう! MC残念ながらお時間になってしまいました。芳根さんと平野さんからご挨拶をいただければと思います。 平野さん本作は、音楽があふれるとても素敵な作品です。もっともっとたくさんの方に観ていただいて、心にピピっと響いたらうれしいです。本日はありがとうございました。 芳根さん今日で、ドラちゃんたちとの活動が最後なのかなぁと思うと、すごく寂しいんですが……。 スネ夫やだよ、毎日会いたいよ! 芳根さん本当? 毎日? そしたらウチに来る? あとで連絡先を交換しましょう! ドラえもんわーい! お友だち! 芳根さんこの作品や宣伝活動を通して、音楽の素晴らしさや楽しさ、音楽で心動く瞬間をたくさん経験できました。これから春休みが始まりますが、ドラえもんたちの頑張りをもっとたくさんの方に観ていただけたらうれしいです。そして、「ドラえもん」を通して音楽の魅力が一人でも多くの方に伝わるとうれしく思います。観てくださった方は、ぜひ広めていただけるとうれしいです。 ■フォトセッション。MC最後に、ドラえもんから一言お願いします。 ドラえもん今日は、楽しかったね。これから春休みに入って、僕たちの大冒険はまだまだ続いていきます。これからもどうぞよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。 のび太たち(揃って)お願いします! ありがとう~!
-
「ラーゲリより愛を込めて」スノーカーペットイベント&完成披露舞台挨拶「ラーゲリより愛を込めて」公式サイト二宮和也さんが主演を務め、第二次世界大戦終了後にシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で不当に抑留されながらも、過酷な状況下において生きることへの希望を捨てなかった男・山本幡男の半生を描く映画「ラーゲリより愛を込めて」が、12月9日より公開となります。公開を約一カ月後に控えた11月8日、本作のスノーカーペットイベント&完成披露舞台挨拶がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われました。華やかにドレスアップした二宮さんをはじめ、北川景子さん、松坂桃李さん、中島健人さん、桐谷健太さん、安田顕さん、瀬々敬久監督が、雪景色を思わせるホワイトカーペットにスモークバブルの降り注ぐ中、華麗に登場しました。それぞれが“希望を与えてくれた人、言葉”について告白をした完成披露舞台挨拶の様子と合わせて、イベントを詳しくレポートします!スノーカーペットイベント&完成披露舞台挨拶瀬々敬久監督山本幡男役二宮和也さん山本モジミ役北川景子さん松田研三役松坂桃李さん新谷健雄役中島健人さん(Sexy Zone)相沢光男役桐谷健太さん原幸彦役安田 顕さん【スノーカーペットイベント】■登壇者の皆さんが、劇場前の階段に敷かれたスノーカーペットに登場。姿を現すとちょうど心地よい風が吹き始め、スモークバブルが美しく舞う中、それぞれが笑顔でカーペットを闊歩しました。中島さんは、ゴールドに輝くドレス姿の北川さんの手を取ってエスコートし、会場を沸かせました。MC登壇者を代表して、二宮さんからご挨拶をいただきます。 二宮さん本日は、お集まりいただきありがとうございます。約一カ月後に「ラーゲリより愛を込めて」が公開になります。この作品は、史実に基づいた作品となっております。「こういうことがあったんだ」ということもそうですが、その先にある希望、絆、愛情などがより深く感じられる作品になっていると思います。12月9日より公開いたしますので、映画「ラーゲリより愛を込めて」をどうぞよろしくお願いいたします。【完成披露舞台挨拶】二宮さん皆さんは、まだ本作を観る前ということですので、(話せることに)制限があるかもしれませんが、いろいろとお話ができたらと思っております。 北川さん二宮さん演じる幡男を、「生きている」と信じ続ける妻の役を演じました。完成した本作を観て、男性陣の頑張りというか、命を削ったお芝居がすごくて、本当に素晴らしい作品に参加したのだなと、とても光栄に思っています。 松坂さんいよいよ公開が近づいてきたなと、本当に嬉しく思っています。観終わった後はぜひ、皆さんが感じたままの言葉で良いので、SNSなどを使って広めてもらえたら幸いです。今日は皆さんの力をお借りしたいと思っております。どうぞ最後まで楽しんでいってください。 中島さん一人の俳優としても、このような超大作に参加できて本当に光栄に思っております。本作を観終わった後、皆さんにとって、愛のこもった時間になっていたら良いなと思っています。 桐谷さん素晴らしい作品に出演できたことを、本当に誇りに思います。今日はどうぞゆっくり楽しんでください。 安田さん皆さんよりも一足早く本作を拝見しました。改めてこの作品に参加できたことが誇らしく、光栄に思いました。皆さんにとって明日への糧となるような…、そんな風に感じてもらえる作品になっていたら良いなと思っています。 瀬々監督撮影をしたのが一年前で、こうやって(出演者の)みんなと無事に再会できることを喜んでいます。頑張ります! MC第35回東京国際映画祭のオープニング作品に選出されるなど、世界から注目される作品になりました。その時は監督とお二人でしたが、今日は豪華メンバーが顔を揃えました。 二宮さん全員が揃って本当にホッとしています。先日は瀬々監督と二人だけだったので、今日はいろいろな方がいて楽しい日になりました(笑)。 MC改めて、このメンバーとの共演はいかがでしたか? 二宮さん(このキャスティングは)一生見られないんじゃないかと思うくらい、贅沢な使い方だと思います。一枚絵にこの人たち全員が収まっていて、とても貴重な絵になっていると(完成作を観て)感じました。MC山本幡男役を演じるにあたって、瀬々監督ともいろいろとお話をされたそうですね。 二宮さん山本幡男さんはすごい人ではあるけれど、神がかった感じに表現してしまうと、それはそれで違うんじゃないかと感じました。なので、監督に「一人の人間として息づいているような形にしたいです」とお話しました。 瀬々監督最初にお会いした時に、二宮くんは「聖人君子のようなヒーローとしてやるのではなく、もっと普通の人としてやりたい」とおっしゃいました。それをこの作品で貫き通してくれました。映画を観ていただければ分かりますが、笑顔がとってもチャーミングなんです。 二宮さんありがとうございます! MCそれでは、山本がラーゲリで出会うメンバーを演じた皆さんにお話を伺います。豪華メンバーとの共演はいかがでしたでしょうか。 松坂さんこれだけの方たちと同時に「よーいドン」で共演できるということを知った時は、正直ちょっと武者震いがしましたね。二宮さんもおっしゃっていましたが、後にも先にもこういうメンツで一緒に作品を作れる機会というのはなかなかないと思います。なので、その時間を、1分1分、1秒1秒、噛みしめようと思いました。 中島さん一生に一度の機会だと思って、撮影に臨みました。俳優界の“アベンジャーズ”というか、すごいじゃないですか。(キャスト陣を見渡して笑顔に) 横一列になって皆さんと並んで歩く時にも「自分がいて良いのかな」と思ってしまうぐらいのスター揃いですよね。僕も“(映画の)アベンジャーズ”の中でいうところの、スパイダーマン的なポジションになれるように頑張りました。(登壇者の皆さん:笑) MCではその“アベンジャーズ”のお二人、桐谷さんと安田さんは皆さんと共演していかがでしたか? 桐谷さんアイアンマンとしては…。(登壇者の皆さん:笑、会場:拍手)松坂さんそこに行くんですね?(登壇者の皆さんから、続々と「アイアンマン!?」とツッコミが入る) 桐谷さんいや、分からへん。そんなに(アベンジャーズには)詳しくはない(苦笑)…。 二宮さん(アベンジャーズの中で)知っているヒーローをね(言った感じ)…(笑)。(桐谷さんは)キャプテンアメリカっぽいけど。 桐谷さんじゃあ、キャプテンアメリカとしては…(笑)。本当にこうやって、みんなで揃うのもすごく久しぶりなんです。こうやって会えて、こうやって話せることが単純に嬉しいです。 安田さん“アベンジャーズ”を作った、何らかの博士としては…(登壇者の皆さん:笑) 中島さんそっちなんですね! プロフェッサーの方(笑)。 安田さん“アベンジャーズ”ということで言えば、また(集まって)作品を作ることはできるんじゃないかと思います! でも、皆さんお仕事で忙しいですから、なかなか会うことができなかったんです。でも、今日こうしてお会いできて本当に嬉しいです。 MCその男性陣を待つ身だったのが、北川さんの演じたモジミです。完成作で、男性陣のシーンをご覧になってどのように感じましたか? 北川さんすごすぎて何も言えなかったです。幡男さんご自身ももちろんすごいんですが、完成した作品を拝見した時に、「そこに本当に幡男さんがいるのかな」というような感じがしました。二宮さんがお芝居をしているようにまったく見えなくて…。すごいなと思いました。「ラーゲリ(強制収容所のシーン)の撮影に見学に行きたい」と言ったら、二宮さんに「来ないほうが良い」と言われたんです。それぐらいみんな死ぬ気でやっていたんだというのが、スクリーンから伝わってきました。みんなの結束もそうですし、幡男さんをきっかけにみんなが希望を持って行くところなど、何もかもがすごかったです。だから、何も言えなかったです。 MC二宮さんは、北川さんから「現場に行きたい」という相談を受けたんですか? 二宮さん「危ないからダメだ」と言いました(笑)。 北川さん止められちゃった(笑)。 二宮さん男の人がいっぱいで、危険だし、みんなに変な頑張りが入っちゃうから(笑)。 MC男性陣の撮影の様子など、耳にすることはありましたか? 北川さんプロデューサーから「昨日このシーンの撮影があったんだ」とちょっとしたムービーを観せていただいたり、現場のスチール写真を観せていただいていました。そのムービーや写真の中の皆さんは、この舞台挨拶で立っている皆さんとは、全然違う顔をしていました。すごく精悍で厳しい顔をしていて、皆さんすごくカッコ良かったです。 MC演じられたのは、待ち続ける女性・モジミです。瀬々監督とは、役作りについてどのようなお話をされましたか? 北川さん「サザエさんみたいな感じで」と言われました(笑)。「サザエさんみたいな感じのキャラクターにしたい」って最初に言われたんですよ! 私も「ん?」と思ったんですが、(瀬々監督の方を見ながら)サザエさんのようにチャーミングにということですよね。 瀬々監督そうです。山本幡男さんのご子息に(モジミさんについて)いろいろとお話を聞かせてもらいました。すごくドジなお母さんだったらしいんです。料理もうまくないし、学校の先生なんだけれど、図画工作と音楽の授業の前の日は暗くなっているとか(笑)。それを北川さんにお伝えして、良妻賢母ということではなくて、「チャーミングなお母さんでお願いします」と話しました。見事に(北川さんは)やってくれました! 北川さんありがとうございます。(会場:拍手) サザエさんを意識して、毎回サザエさんだったらどういう風に驚くだろうかと考えたりしました(笑)。 松坂さん“サザエさん”というワードが、インパクト強すぎますよね(笑)。 北川さん状況が結構シリアスだったりするんですが、それでも深刻すぎずということを大事にしていました。皆さんが大変なシーンをやっているから、合間合間に(観客の)皆さんがほっこりできるというか、笑えたり、温かい気持ちになれるシーンにしたいなと思いました。そのためには、監督のおっしゃる通り「サザエさんなんだろうなぁ」と思っていました。シリアスになりすぎないように、どこか明るさを持って演じたいと思っていました。 MC天候などもかなり過酷な撮影だったと伺っています。瀬々監督が、本作に取り組む際に心掛けていたことや、大切にされていたのはどのようなことでしょうか。 瀬々監督当時の資料があまり残っていなかったんですが、僕らスタッフ陣はラーゲリ収容所という厳しい場所を作ることが大事だと思いました。労働をしている場所にも雪が降ったり、厳しい環境が続くんです。そういう場所を作って、提供して、あとは「自由にやってください」という感じでしたね。それで僕たちはドキュメントを撮るように、その化学反応を撮るんだということを肝に銘じながらやっていました。ある雪の降った日は、桐谷さんや中島健人くんが、雪かきをしてくれました。ありがとうございます!(会場:拍手) 桐谷さんありがとうございます。 中島さん協力できて光栄です。 MC名前が二人しか上がらなかったんですが…。 中島さんあれ、ニノくん? 桐谷さん(二宮さんが)遠巻きに見ていたという話は耳にしていますが…。 二宮さん「近づくな」みたいにね…(言われた)。 桐谷さん近づくな…?「近づくな」って言われていたの(笑)? 二宮さんその時は、そう言われたんで…。僕もやりたかったんですよ! 桐谷さん僕たちが雪かきをしているのに対して、「近づくな」と? 二宮さん(制止するような動きをしながら)「やめましょう!」と(言われて)。中島さん僕と桐谷さん、待っていましたよ(笑)。 二宮さん本当に二時間ぐらいやっていましたよね。 MC二宮さんは、その二時間は何をしていたんですか? 二宮さん二時間…(物陰から見ているような仕草をしながら)物陰に隠れながら、こうやって見ていました。(登壇者の皆さん:笑) 桐谷さんそれやったら、雪かきしているほうが楽やで(笑)。 二宮さん(笑)。 MCでは、本作の魅力について、お伺いしたいと思います。 二宮さん(「どうしよう…」と悩みながら)いっぱいあるから、悩んでいるんですよ! 魅力がいっぱいあるから…。自分たちで言うのも何ですが、20代、30代、40代(のキャスト)だけで、ここまで作り上げられたのは一つの魅力なのではないかと思っています。史実に基づいた作品というのは、いろいろな年代がいて、いろいろな物差しがあって、いろいろな見方があって、いろいろな価値観があるというのは当然なんです。でも、20代後半から30代、40代のそこだけの層で、(映画に)これだけ厚みが出たということについて、僕は「すごい」と思いました。それは本当に魅力だと思います。 北川さん脚本を読んだ時に、「こんなことが本当にあったのか」と思うぐらいの奇跡がたくさん起きるし、「これが実話だ」ということにまず震えました。そして幡男さんが「そこに希望はあります」と、どんな状況でも希望を見出そうとするその姿勢を見て、ラーゲリの仲間たちも生きる希望を見つけていく…。人間にここまで人を変える力があるんだ、どんな状況でも前向きになろうという底力はあるんだということに、私はすごく感動しました。これが実話だということは、ものすごい魅力だと思いますし、今日来た人は、絶対全員泣くと思います。良い涙が絶対に流れると思うので、そういう意味での「泣ける映画」という魅力もあると思います。 松坂さん山本さんだけではなく、他の登場人物の方たちにも細かくフォーカスを当てているので、それぞれの方たちがどのような生き方をしてきたのか、どういう心情で今こう思っているのかということが、手に取るように分かります。それぞれの登場人物の“感情の形”みたいなものが(見えてくるのが)、魅力だと思います。 中島さん劇中に、クロというワンちゃんが出てくるんです。ストーリーの中で、クロが皆さんの心をつなぐ役割を果たします。クロをしっかりと演じ切ったワンちゃんを観てほしいです。ラーゲリの中の抑留者の方々とクロとの絆も、「すべて事実なんだ。それも実話なんだ」という気持ちで、ぜひ本作を楽しんでいただきたいです。 桐谷さんいろいろな世代の方たち、子どもたちに観てほしいと思える作品になりました。衝撃的なシーンももちろんありますが、観ていただいた方に「やっぱり戦争って嫌だな」とか「幸せな方がやっぱり良いよね」と思っていただいて、その意識がどんどん広がっていけば、すごく良い未来になっていくんじゃないかと感じています。本作が少しでもそういう力になれば嬉しく思いますし、そうなると信じています。そういった思いも込めて、みんなで作りました。その思いを少しでも感じてもらえる作品になっていると思います。皆さんの前に、胸を張って立つことのできる作品になりました。 安田さん異国の地にいる人がいて、日本という国で待っている人がいて…。そうやって距離的に離れているからこそ、より強く感じられる絆や希望、愛というものを提示することができているんだと思います。皆さんが本作をご覧になった時に、自分に近しい人、恋人、家族など、自分が愛している方たちのことを思うことのできる映画です。現在も過去も未来も決して変わることのない、普遍的なものを描いている作品だと思います。そこが魅力だと思います。 MC幡男は周囲に希望を与えた人物ですが、皆さんにとって、「希望を与えてくれた人、言葉」などがありましたら教えてください。 安田さん今パッと思い浮かんだのは、20代前半ぐらいの時に「ちょっと家賃が払えない…金を貸してくれないか」と言った時に、金を貸してくれた人ですね。(登壇者の皆さん:笑) 高校時代の友だち二人に当たってみたんです。二人とも今も付き合いがありますが、「2 、3万円貸してくれないか?」と言った時に、一人は「そういうことをすると、君と今までと同じような関係を続けられるかどうか、分からない。だから本当に申し訳ないけれども、君にお金を貸すことはできない」と言ってくれました。もう一人は「貸してくれないか?」と言ったところ、もう社会人として働いていたんですが、わざわざ家まで来て、新聞を入れるところにポンと(お金を)入れてくれたんです。そして、「さっき(ポストに)入れておいた。返すのはいつでも良いよ」と言ってくれました。この二人は僕にとってすごく大事な人で、舞台をやると今も全部観に来てくれます。その二人が、思い浮かびました。 二宮さんお金を返したのか気になります。 安田さん返しておりません! だっていつでも良いって言うから! (悪い顔で笑いながら)かれこれ30年近く、返しておりません(笑)。中島さんヤスケンさんのこんな悪い顔、初めて見ました(笑)。 桐谷さん僕はうちの事務所の社長です。「命をかけてあなたを大成させる」と言ってくれたんです。誰かに「命をかける」と言われたのは、後にも先にもその時しかありません。もちろん、うちのオカンも命がけで僕を産んでくれたんですが、やっぱり社長のその言葉は自分の中ですごく刺さっています。 MC桐谷さんの今の姿を見たら、社長さんも喜んでいらっしゃるでしょうね。 桐谷さんありがとうございます。僕は、五歳からこの仕事をやりたかったんです。こうして夢がかなっているので、僕も命をかけてやっていきたいと思っています。 中島さん僕は母の言葉ですね。「自分の仕事に誇りを持ちなさい。昨日までの自分を否定すると、今日の自分が頑張れない」と言ってくれたことがありました。その言葉はとても自分の胸に響いた言葉です。それならば一歩一歩頑張ることが大切だと思えるし、本作に関しても、ちゃんと役作りをした上で誇りを持って「作品に参加しよう」という気持ちになれました。この言葉が胸に残っていて、いつも思い出すようにしています。 MC二宮さん、皆さんステキな言葉ばかりですね。 二宮さん良いこと(エピソード)ばかりが出てくるので、「そっちの方向か」と思っています。(これから話す自分のエピソードについて)ちょっと方向転換します。(登壇者の皆さん:笑) 中島さんもっと違う方向に行った方が良かったですか? 間違えましたか? 二宮さんいやいやいや! みんな良い話だからね。「そうか、こういう流れか」と…。 中島さん早く言っちゃった方が、楽ですよ。 二宮さんまだMCさんが話を振ってくれないのよ! (登壇者の皆さん:笑) MC良い話が三連発ですからね。では松坂さんにお願いしましょう。 松坂さんちょっと前の話なんですが、肺炎になった経験があります。その時にお医者さんから「即入院です」と言われました。「ちょっと待って…明日以降も作品に入るし、めちゃめちゃ仕事が入っているんだけど…」と思ったんですが、それも全部キャンセルになりました。いろいろな人に迷惑がかかると思って、なぜだか分からないですが涙がドバーッ!と出たんです。その時にチーフマネージャーさんが一緒にいてくれて、肩にポンと手を当てて「大丈夫、大丈夫」と声をかけてくれました。それにはとても救われました。あれがなかったら、結構落ち込んでいたかもしれないですね。「大丈夫」という何気ない一言が、その時の僕にはとても救いだったと感じています。 北川さん私は、「DGDG」という言葉があって(笑)…。ドラマや映画など、自分の作品を観て「これで大丈夫だったのかな」と心配になることが結構あるんです。「感動できるのかな?」とか「自分の演技、もうちょっとこうだったのかな」と不安になることがあって、だいたい夫に(作品を)観てもらうんです。そうすると、“DAIGO大号泣”。(会場:拍手) 改めてそう言ってもらえるだけで、「これで良かった」て思います。だから、私にとって希望となる言葉はアルファベットですね。“DGDG”=“DAIGO大号泣”です。(再び会場:拍手)MCこれは北川さんだけの特権ですね。 北川さん私だけですね(笑)。 二宮さん僕は、事務所の偉い人に言われた言葉ですね。「来年からは忙しくなるぞ」というのを、八年くらい言われていました。(登壇者の皆さん:笑) 言われ始めた時は「ありがとうございます!」と思ったんですが、だんだん「この人、何を言っているんだろう?」って思うようになりました。(登壇者の皆さん:笑) でも、八年目でようやく本当に忙しくなれたので、ありがたかったです。そういったゲン担ぎにも似た言葉は、根拠はないですが「頑張ろう」という気持ちにはさせてくれましたね。聞いてもいないのに、毎年「来年は忙しくなるぞ」と言ってくるんで、「何を根拠に言っているんだろう」と思っていましたが、意味のない言葉で救われることもあるじゃないですか。だから、「やめないで良かった」「続けてこられて良かった」と思います。 MC結果的に、日本で一番忙しくなりましたね。 二宮さん(茶目っ気たっぷりに)日本で一番忙しくなりましたか!(会場:拍手) いやいや、拍手なんて…値しませんよ(笑)。何くそ根性で頑張れたというのもあると思います。 MCいろいろなお話ありがとうございました。では、二宮さんから最後のご挨拶をお願いいたします。 二宮さんいろいろとお話をしましたが、我々はやりたいこと、言いたいこと、観てもらいたいことは、全部作品の中に置いてきました。観ていただいて、感じていただいたものがすべてだと思います。なかなか観ることができない作風にもなっていて、辛い、苦しい、重たいシーンも続きますが、じっくり向き合っていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
-
「きみの色」製作報告会「きみの色」公式サイト「けいおん!」『映画 聲の形』などの山田尚子監督の最新アニメーション映画『きみの色』の製作報告会が3月18日、都内で開催されました。山田監督、川村元気プロデューサー、声の出演の鈴川紗由さん、髙石あかりさん、木戸大聖さんが出席し、本作に込めた思いや物語の魅力について語りました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。製作報告会山田尚子監督川村元気プロデューサー日暮トツ子役鈴川紗由さん作永きみ役髙石あかりさん影平ルイ役木戸大聖さん山田監督今日は大変な強風の中、お集まりいただき、ありがとうございます。作品本編は1月末に完成しました。まずはスタッフの皆さん、お疲れさまでした。そして、これから本作に関わってくださる皆さん、どうぞ『きみの色』をよろしくお願いします。皆さんに観ていただくのはまだ少し先になりますが、楽しみにお待ちいただければと思います。 川村プロデューサーイベント冒頭で流れた映像は、世界で初めての映像です。本作は全世界のアニメーションファンのみならず、映画ファンが楽しみにしている山田尚子監督の新作となります。短い時間ですが、楽しんでいただければと思います。 MC川村プロデューサー、世界中から注目を集める山田尚子監督の「きみの色」ですが、本作に懸ける意気込みをお聞かせください。 川村プロデューサーまず、僕自身が山田尚子監督作品のファンで、「けいおん!」(2009年、2010年にテレビアニメ放送/劇場版が2011年公開)「たまこまーけっと」(2013年にテレビアニメ放送/劇場版が2014年公開)がすごく好きす。『映画 聲の形』(2016年公開)は度肝を抜かれ、『リズと青い鳥』(2018年公開)を観た後に新海誠監督から連絡があり「すごい映画ですね」と話していました。どの作品においても演出力がずば抜けていて驚かされました。新海監督からは「山田尚子さん、最近どうなんですか?」とよく聞かれます。「嫉妬を感じる才能だ」とも言っていますし、僕もそれは感じています。国際映画祭で、海外の配給会社の方に「山田尚子の新作はまだか?」ってよく言われますね。世界中にファンがいる事を感じますし、僕自身が早く山田さんの新作を観たいという気持ちで、数年間、一緒に企画をやってきました。 MC新海誠監督の「嫉妬を感じる才能」という言葉を聞いていかがですか? 山田監督とんでもない話だと思いました(笑)。光栄です。頑張ります! MC今回、国内にとどまらず、すでに海外からも多くのラブコールを受けているとお伺いしました。 川村プロデューサー210の国と地域での公開が予定されています。まだ完成品を観ていない状態で、これだけのグローバルセールスが決まるのは、ジブリ作品や新海作品並みだと思います。ここまで期待されている事実に僕も驚きました。 MC世界中から注目されていますが、本作の着想の経緯を教えてください。 山田監督映画に対しての尊敬があり、映画を作ることへの憧れを持っています。まず一番に「映画を観る方の映画体験を大事にしたい」と取り組みました。 MC本作のテーマ、伝えたいことは何でしょうか? 山田監督「観た方の気持ちに何か寄り添える映画を作りたい」という気持ちでやっています。 MC本作を作る上で楽しかったこと、ご苦労されたことはどんなことでしたか? 山田監督たくさんのスタッフと気持ちを一つにして、作品を作り上げていくという過程が、何度経験しても最高で楽しい瞬間だと思います。苦労した点は、オリジナル作品なので、「作品の世界とか大事な部分を、スタッフと共有するためにどういう言葉を使って、どういう目線で話をしていこうか?」というところです。でも、結果的には、すごいパワーで、スタッフの皆さんが駆け抜けてくれました。MC川村プロデューサーは山田監督とご一緒されていかがでしたか? 川村プロデューサー本作はサイエンスSARUという素晴らしいスタジオで制作され、スタートするタイミングで、優れたアニメーターの方々が自ら「山田監督と一緒に仕事がしたい」と集まってくれました。本編のセリフとセリフの間だったり、「うれしい」「悲しい」といった感情がたくさん映っています。それは、映画館で集中して観ないと見落としてしまいそうな感情や色です。僕も横で見ていて「これが山田尚子なんだな」と納得しました。MC人が“色”で見えるというアイディアはどういうところから生まれたのでしょうか? 山田監督「時間」と「色」と「動き」といった、何か言語化出来ない感覚的なものを受け取って帰ってもらえる映画にしたかったんです。主人公・日暮トツ子の世界の受け取め方がどんなものかと想像した時、感覚や触覚、そんなことを思って、「色で表現したい」と思いました。 MC山田監督といえば「青春」というイメージも強いです。本作はどういった期待をさせていただけるんでしょうか? 山田監督まさに「音楽」です。「音楽体験」です。 川村プロデューサー補足すると、十代の子たちの言語化できない感覚を描くのが日本一うまい監督だと思っています。それから、山田尚子ファンは「けいおん!」だったり、(山田さんの)音楽の演出がとても好きだと思います。本作はその二つが両方ともが入っている贅沢な山田フィルムであると一ファンとして思います。 ■声の出演の鈴川さん、髙石さん、木戸さんが登場。 鈴川さんこういう場が初めてなので緊張しています。楽しんでお話ができたらと思います。 髙石さんオーディションから始まり、やっとこの日が来てすごくうれしいです。この作品のことを多くの方に知っていただけるように、本日はよろしくお願いします。 木戸さん今日の製作報告会で、作品の魅力を少しでもお伝えできたらと思います。 MCお三方は、オーディションで決まったということですが、まずは監督に、キャスティングの決め手と声の印象などをお聞きしたいと思います。 山田監督トツ子役の鈴川さんの決め手は、「独り言がかわいかった」です(笑)。覚えているかな…? テープオーディションで、トツ子が猫に話しかけるシーンがありました。鈴川さんが演じたトツ子は、自分の中だけですごく楽しんでいる子――その自分の中の世界がすごく幸せそうな子でした。そこで、ひとめぼれというか、ひと耳ぼれのような感じでした。オーディションで実際にお会いしたらトツ子にしか見えなかったです。髙石さんは、オーディションの時に、午前中のすごく早い時間なのに、2リットルの水がもう空の状態で持ってきました。「すごく飲むんですね」って言ったのを覚えています(笑)。そこから、あふれる不思議な魅力のとりこになりました。実際に声を聴いたら、耳にこびりつくような不思議な音をしていて、すごく心地良くて、そこに魅力を感じて決めました。たくさん歌も歌ってもらいました。ルイくんの木戸さんは、持っている雰囲気の柔らかさ――セリフだけではなく、普通にお話する時のトーンや色味が、私が想像する影平ルイくんにぴったりきていたので、「木戸さんで!」という感じでした。 木戸さんありがとうございます。 MC1600名の中からオーディションで選ばれた時のお気持ちはいかがでしたか? 鈴川さん私は、事務所の方からサプライズで教えてもらいました。最初に聞いた時は「うれしい」という感情がなくて、信じられなくて、頭が真っ白になって涙が止まりませんでした。声優のお仕事が、ずっとやりたいと思っていた目標の一つだったので、結果がくるまでごはんが喉を通らず緊張していました(笑)。髙石さん私も、オーディションの期間が意外と長かったので、一日、一日が不安で、「受かる」とは想像もしていなかったので、聞いた時はびっくりしました。何度も繰り返しシーンを見るくらい山田監督の作品が好きなので、その最新作に出演できるのことがうれしくて、頭が真っ白でした(笑)。 木戸さんお二人と同じで、監督の作品に出られる喜びが押し寄せてきました。それと同時に、長い時間をかけて監督や川村さんが準備しているアニメに声を入れるというのは、魂を注ぎ宿らせることだと思いますし、僕も声の仕事は初めてなので、正直、「自分で大丈夫かな?」という不安とプレッシャーもありました。 MC改めてこの作品の魅力をどのように感じていますか? 鈴川さん誰もが経験する、思春期ならではの悩みや、抱えている思いを、三人が出会って、音楽活動を通して心を通わせて成長していく、その姿にとても勇気をもらえる作品です。私も共感できる部分がたくさんありました。三人の日常をのぞき見しているような感覚で、とてもほっこり癒してくれる作品だと思います。髙石さん映像美が本当にすごくて、監督が描く線の一つ一つに、ものすごいこだわりを感じます。まつげ一本一本の普通の動き、人がときめいた瞬間、そういうところの描き方が本当に魅力的でキラキラしているんです。「私があの時、ときめいた感情は映像にするとこんなにキレイなんだ!」と思える素敵な映像作品になっていると思いました。 木戸さん思春期の人たちが持つ悩みは、だれしも経験があって、今まさに、その悩みに向き合っている人もいると思います。主人公三人の設定が10代なので、きっと誰しもが共感できる作品だと思います。出会いがあって、感情の変化が起きる。今回だと音楽や色でそれが表現されています。その繊細さが『きみの色』の大きな魅力かなと思っています。 山田監督くすぐったかったです(笑)。ありがとうございます。 MCアフレコは三人で一緒に収録もされたんですか? 髙石さんはい、三人で…。 鈴川さん一緒に録りました。 髙石さん声を当てるお仕事は、数日だけなんですが、その中でも仲を深められたと思います。 鈴川さん髙石さんは、最初クールな方かと思っていました。でも、たくさんお話をしてくれました。すごく笑い声が素敵で、パワフルで、一緒にいて楽しいです。木戸さんは、すごく穏やかな雰囲気をまとっていて、安心感があるお兄さん的な存在でした。 髙石さん紗由ちゃんって、本当にトツ子みたいで、見ていると引き込まれちゃうような魅力的な方です。でも、芯があって役について考えている時はカッコ良いと思いました。木戸さんは、年は離れているんですが、私たちにも優しくて、すごく低姿勢というか、柔らかい雰囲気がルイくんにピッタリだと思いました。それから、声が想像と全然違って、ルイくんそのまんまで、驚きでした。 木戸さん(二人のコメントが)すごく気持ち良いですね(笑)。うれしいです。僕がいまだに覚えていることは、紗由ちゃんのことで、「そこのイスにトツ子が座っている」という印象がすごくありました。緊張していて、トツ子が一人で「ウーっ」ってなっているところが、オーディションの時の紗由ちゃんと同じで、声もかわいらしくてピッタリだと思いました。あかりちゃんは、三人で録っている時、すごく明るくて、現場を和ませてくれる感じがありました。その上、きみちゃんとしての力強い声もピッタリで、一緒に録っている時のほうが、ルイをやりやすかった印象があります。MC山田監督の印象はいかがでしたか? 鈴川さん最初は写真でしか見たことがなかったので、クールな方だと思いました。でも、実際は関西弁がかわいくて…(笑)。私も関西なので親近感がありました。穏やかな雰囲気をまとっていて、初めてのアフレコで緊張していたんですが、リラックスして臨むことができました。 髙石さん本当に柔らかい方で、「心で会話してくださる方」だと思いました。役のこと、作品のことについて話す時、分かりやすくではなく、自分の気持ちをそのまま伝えてくださるのが一番刺さりました。より良いものを監督に見せたい気持が強くなったし、そんな監督が作る作品は絶対に素敵なんだろうと思いました。でも、人見知りで(笑)、かわいい方だと思いました。 木戸さん初めて三人一緒にお会いした時、監督が一番緊張されていました(笑)。それを見た時に「監督も緊張するんだ」と思って、逆に僕らはリラックスできました。僕らと同じ目線でいてくれる優しい監督で、でも作品への情熱も伝わってきて、「頑張ろう」と思わせてくれる監督でした。 MC川村さんはプロデューサーとして、三人のこれからに期待されることはどんなことですか? 川村プロデューサーアニメーションの声を探す時は、毎回とてつもないオーディションになるんです。何が正解か分からないし、なるべく新しい声に出会いたいと思っています。なので、今回は、1600人――聞くだけで途方に暮れました。延々と声だけを数日間聞いた結果、この三人が唯一無二の声だと思いました。ここで出会った方々が、アニメーションに限らず実写映画でも、将来映画界を必ず背負ってくれる人だと信じています。また一緒に仕事をしたいと思っています。声の良い俳優は売れる――その条件が揃った三人であり、更にはオンリーワンの声を持っているので、この映画のみならずどんどん活躍していってほしいと思っています。 MC今回、劇中歌もあります。 山田監督「水金地火木土天アーメン」という、トツ子ちゃんが作詞作曲した歌で、きみちゃんとルイくんと三人で編曲したバンドの曲です。 MC牛尾憲輔さんと一緒に作られたそうですね? 山田監督今回、音楽を牛尾憲輔さんにお願いしました。「バンド曲に挑戦しましょう」ということで、音楽を牛尾さんが作って、歌詞はトツ子やきみちゃん、ルイくんが書くという風にやっています。一番大事にしたのは、この三人が演奏している楽曲だということですね。とても難しい展開があったり、すごく練習が必要なのではなく、一生懸命練習したら弾けるもの――でも熱があって、かわいらしくて、この時期に彼女たちが作ったことに納得できる曲であることを大切にしました。 MCボーカルを髙石さん、コーラスを鈴川さんが担当されていますが、この楽曲の印象をお聞かせください。 鈴川さんさっき流れていた曲はトツ子からきみちゃんへの思いがたくさん詰め込まれた曲ですが、歌詞がトツ子らしくて、言葉選びがチャーミングでかわいらしいので、音楽もつい鼻歌で口ずさんでしまう中毒性がある楽曲だと思います。 髙石さん本当にチャーミングでポップで踊り出したくなるような曲です。でも、その曲が劇中で流れた時に、私は涙を流したんです。思い入れがあるからっていうのはもちろんですが、一つ一つの物語を経て、たどり着いたその一曲が本当に美しかったんです。それを皆さんにも体感していただきたいです。 木戸さん二人があの曲を収録していた時、僕はいなかったので、僕は本編を観て初めて二人のあの歌を聞きました。本当に鳥肌が止まらないというか、ワクワク感、イントロから何かが始まりそうなキャッチーな部分を覚えています。観終わった後も帰り道に口ずさんでしまうような、すごく素敵な曲だと思いました。 MC映画は本当に音楽が大切ですね。 川村プロデューサー山田監督が「バンドものにする」と言った時、僕はうれしかったですね。「山田監督のバンドものを観たいな」と思っていたし、しかも、この三人が演奏して、アニメのキャラクターなのに、試写室から三人が出てきたんじゃないかって思うようなバンドのグルーヴ感がありました。「あぁ、音楽映画になった」という思いがありました。 MCそして三人を導くキーキャラクターのシスター日吉子は新垣結衣さんが声を当てています。新垣さんよりコメントをお預かりしていますので、代読いたします。完成した作品を観た時、すべてが柔らかくて繊細で心に春色の風がそよぐような優しい気持ちが画面からあふれていると感じがしました。 トツ子、きみ、ルイは個性豊かで本当に愛らしくて、試写の後に、鈴川さん、髙石さん、木戸さんと顔を合わせた時には、まるで物語の中の三人に会ったような気持ちになって高揚してしまいました。 ご本人たちが並んでいる感じも、何だか役にピッタリな感じがします。 シスター日吉子は、物語の登場人物の中では、大人たちとトツ子たちの間にいる人だと監督から説明をいただきました。トツ子たちに対して、他の大人たちよりも一つ距離が近いというか、静かに、でも熱くいや実はかなり熱くトツ子たちを見守っている人です。 気持ちを分かりやすくストレートに表すセリフはあまりない印象だったので、日吉子が何か言葉を呑み込んだ時の、その奥の気持ちはどんなものかと想像するのもとてもやりがいのある作業でした。 アフレコ本番は、山田監督と音響監督の木村さんをはじめ、スタッフの皆さんに、長い時間、大変根気強く、付き合っていただき、支えていただきました。この場を借りて、改めて本当にありがとうございました。 ぜひたくさんの方に観ていただきたい作品です。【新垣結衣さんコメント】MC山田監督、お聞きになられていいかがでしたか? 山田監督感無量です。私自身、新垣さんのことはテレビや映画、スクリーンを通してしか知らなかったんです。勝手な思い込みかもしれませんが、きっと芯が強くて、こだわりもあって、ものすごくぶっきらぼうなくらい真面目な方なんじゃないかと思っていました。それに、シャレっ気もあって、すごくチャーミングな方だと思っていたので、今回のシスターに日吉子にピッタリだと思いました。ダメ元でアタックしてみましたが、まさかお受けいただけると思っていませんでした。 MC実際にご一緒されていかがでしたか? 山田監督素晴らしかったです。物語の一つは、シスターの話といっても良いかもしれないです。作品を編み込んでくださるような役目で、その役割をすごく真面目に受け取ってくださいました。セリフの一つ一つ、ちょっとしたイントネーションの違いもとても大切にしてくださって、いろんな日吉子を見せていただきました。ものすごく感激しました。 MC最後に山田監督からメッセージをお願いします。 山田監督『きみの色』はオリジナル作品ですが、観てくださった方の今までや、これからあるかもしれないことなど、きっとどこか触れることができる作品だと思います。そして、何より劇場で「映画体験」をしていただくことを大切に思って作った作品なので、ぜひ劇場に足を運んでいただければと思います。
-
舞台『千と千尋の神隠し』上海文化広場2025年7・8月上海公演
-
燃えよ剣 Blu-ray(2枚組)岡田准一 柴咲コウ 鈴木亮平 山田涼介/伊藤英明 尾上右近 山田裕貴 たかお鷹 坂東巳之助 安井順平 谷田歩 金田哲 松下洸平 村本大輔 村上虹郎 阿部純子 ジョナス・ブロケ 大場泰正 坂井真紀 山路和弘 酒向芳 松角洋平 石田佳央 淵上泰史 渋川清彦 マギー 三浦誠己 吉原光夫 森本慎太郎 髙嶋政宏 柄本明 市村正親movie時代を追うな。夢を追え。本編ディスク:(Blu-ray)本編:148分+映像特典 カラー HD ワイドスクリーン 1920 × 1080p 2層(BD50G) 音声: 1, 日本語 DTS-HD Master Audio7.1ch 2, 日本語 DTS-HD Master Audio2.0ch 3, 視覚障がい者用音声ガイド 日本語 DTS-HD Master Audio2.0ch 4, 日本語 DTS-HD MasterAudio2.0ch (オーディオ・コメンタリー) 字幕: 1, バリアフリー日本語字幕 2, 英語字幕特典ディスク:(DVD)16:9LBサイズ 片面2層 音声:1, 日本語ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ(一部モノラル) 字幕:なし【特典内容】<本編ディスク> 【音声特典】 ◆オーディオ・コメンタリー 原田眞人監督 × 岡田准一 × 鈴木亮平 × 原田遊人(編集) 【映像特典】 ◆予告編集(特報・予告編・TV-SPOT) <特典ディスク(DVD)> ◆メイキング・オブ・映画「燃えよ剣」 ◆イベント映像集(完成報告、公開直前、初日舞台挨拶、公開御礼舞台挨拶) ◆特番 ◆3分でわかる新選組 ◆劇場宣伝用メイキング <外装・封入特典> ◆特製アウターケース(三方製 BOX&トールケース) ◆ブックレット(20P予定)TBR31349D/2021年度アスミック・エース司馬遼太郎「燃えよ剣」(新潮文庫刊/文藝春秋刊) 監督・脚本:原田眞人 / 音楽:土屋玲子開国か倒幕か—— 動乱の幕末でわずか6年だけ存在した「新選組」と副長・土方歳三の知られざる真実。武州多摩の“バラガキ”土方歳三は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇、沖田総司ら同志と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は副長として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率、新選組は倒幕派勢力制圧に八面六臂の活躍を見せる。お雪と運命的に出会い惹かれあう土方だったが、時流は倒幕へ傾いていき—— 剣を手に命を燃やした男たちの知られざる【愛】と【戦い】が、今幕を開ける!© 2021「燃えよ剣」製作委員会燃えよ剣 Blu-ray(2枚組)
-
燃えよ剣 DVD(2枚組)岡田准一 柴咲コウ 鈴木亮平 山田涼介/伊藤英明 尾上右近 山田裕貴 たかお鷹 坂東巳之助 安井順平 谷田歩 金田哲 松下洸平 村本大輔 村上虹郎 阿部純子 ジョナス・ブロケ 大場泰正 坂井真紀 山路和弘 酒向芳 松角洋平 石田佳央 淵上泰史 渋川清彦 マギー 三浦誠己 吉原光夫 森本慎太郎 髙嶋政宏 柄本明 市村正親movie時代を追うな。夢を追え。本編ディスク:(Blu-ray)本編:148分+映像特典 カラー 16:9LB サイズ 片面 2 層 音声: 1, 日本語ドルビーデジタル 5.1ch 2, 日本語ドルビーデジタル 2.0ch 3, 視覚障がい者用音声ガイド日本語ドルビーデジタル 2.0ch 4, 日本語ドルビーデジタル 2.0ch(オーディオ・コメンタリー) 字幕: 1, バリアフリー日本語字幕 2, 英語字幕特典ディスク:(DVD)16:9LBサイズ 片面2層 音声:1, 日本語ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ(一部モノラル) 字幕:なし【特典内容】<本編ディスク> 【音声特典】 ◆オーディオ・コメンタリー 原田眞人監督 × 岡田准一 × 鈴木亮平 × 原田遊人(編集) 【映像特典】 ◆予告編集(特報・予告編・TV-SPOT) <特典ディスク(DVD)> ◆メイキング・オブ・映画「燃えよ剣」 ◆イベント映像集(完成報告、公開直前、初日舞台挨拶、公開御礼舞台挨拶) ◆特番 ◆3分でわかる新選組 ◆劇場宣伝用メイキング <外装・封入特典> ◆特製アウターケース(三方製 BOX&トールケース) ◆ブックレット(20P予定)TDV31350D/2021年度アスミック・エース司馬遼太郎「燃えよ剣」(新潮文庫刊/文藝春秋刊) 監督・脚本:原田眞人 / 音楽:土屋玲子開国か倒幕か—— 動乱の幕末でわずか6年だけ存在した「新選組」と副長・土方歳三の知られざる真実。武州多摩の“バラガキ”土方歳三は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇、沖田総司ら同志と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は副長として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率、新選組は倒幕派勢力制圧に八面六臂の活躍を見せる。お雪と運命的に出会い惹かれあう土方だったが、時流は倒幕へ傾いていき—— 剣を手に命を燃やした男たちの知られざる【愛】と【戦い】が、今幕を開ける!© 2021「燃えよ剣」製作委員会燃えよ剣 DVD(2枚組)
-
映画「変な家」大ヒット御礼舞台挨拶「変な家」公式サイト謎のクリエイター・雨穴さんによるYouTube動画とその前身である同タイトルのウェブメディア記事を元に、物語の続きを書き加える形で待望の書籍化したミステリー小説「変な家」。「読み出したら止まらない」と大反響の原作書籍は、単行本と文庫本あわせて異例の140万部を超えるベストセラーとなっています。そんな話題騒然の「変な家」が映画となり、3月15日より全国公開され、興行収入20億を目指せるロケットスタートを切りました。 そんな本作の大ヒットを記念して、3月25日に東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、間宮祥太朗さんと佐藤二朗さんがそろって登壇しました。二人の“バディ度”を測るチャレンジを行い、二人のバディ力が試された、こちらの舞台挨拶の模様をレポートします。大ヒット御礼舞台挨拶雨男/雨宮役間宮祥太朗さん栗原役佐藤二朗さん■間宮さんと佐藤さんが登場。「二朗さん」などと書かれたボードが会場のあちこちに。 佐藤さん珍しく僕のファンがいるよ。 間宮さん前の舞台挨拶で催促したからじゃないですか(笑)? 佐藤さん催促したかいがあったな(笑)。「二朗、二朗、二朗」ってあるよ。 MC本作は昨日までで110万人動員、興行収入15.5億円突破の大ヒットとなっております。 間宮さん「『変な家』が大ヒット」といろんな方面から聞いて、うれしく思います。今日もこうやってたくさんの方が来てくれて、友だちには「観に行ったら満席だった」と言われました。劇場で「キャー」とか言いながら盛り上がって観ているとの報告もあって、今も具体的な数字が出て、「これは本当に大ヒットしているんだ」と感じています。本当にヒットしていないと具体的な数字は出てこないですからね(笑)。佐藤さん言わないね。何となくごまかす感じになるよね(笑)。 間宮さん本当にうれしいです。今日はありがとうございます。 佐藤さん先日、僕もこっそり観に行きました。平日だから空いているかと思ったら、結構埋まっていて、駆け込みで制服を着た子たちがバーッと来てて、上映が終わった後、同じ回を観ていた女の子の一団が、トイレの前で大騒ぎしていたんですね。「ちょ、ちょっと待って!このトイレの間取り大丈夫?窓ある?」って(笑)。「いやいや、ここは普通にTOHOシネマズのトイレだから」って思いました。あと、(会場を指して)そこのうちわを持っているあなた! ごめんなさいね。あのね「(佐藤二朗の)朗」の字が違うの。「右側が月」なのよ。間宮祥太朗と同じなの。 間宮さん「朗らか」の方ですね。 佐藤さんよく間違えられるんですが、それだけでも覚えて帰ってくださいね、お嬢さん。でも本当にありがとうございます。 MCお二人の後ろには、寄せられた感想が書かれたメッセージボードがあります。気になる感想はありますか? 間宮さん太字に目がくんですが…「油断してた」? 佐藤さん擬音が多いね。「ゾクゾクッ」っていう感じの。(「ゾクッ…ゾクッゾクッゾクッゾクッ…」と書かれたのを指して)これなんて「ゾクッ」しか言っていないよね。 間宮さんこの「ゾクッ」にこんなにスペース使う必要あったのかな? 半分くらいで良かったんじゃない? 佐藤さんこれ、「ゾクッ」というキャンペーン(「#映画変な家でゾクッとキャンペーン」映画を観て体験したことを(((ゾクッ)))の数で表現してください)をやっているんだよね? …って聞いていた? 間宮さんいや、読んでいました(笑)。 佐藤さんさっきの女子高生の一団の時、騒ぎになっちゃいけないからと思って、顔を隠してトイレに入ったんですよ。でも、そこにも男子中学生か高校生がいて、「お前、どこが一番怖かった?僕、オノ。」って言っていました。考えてみたら、あのシーンには僕も出ているから、知っているはずなのにビクッとなったからね。怖かったぁ。 間宮さん宣伝のインタビューで「体感型というか、アトラクションみたいな映画になっている」と言っていましたが、本当にそうなっているみたいですね。学生が集団で「ジェットコースターのようなドキドキ感でした」とここにも書いていますが、一緒に体感しているんだなと思いました。 佐藤さんさっきプロデューサーも言っていたけれど「怖いから一緒に行こうぜ」っていうノリがあるんだと思う。 MCうちの娘は中学生ですが、友だちに聞くと「両親と一緒に行った」という子も多かったみたいです。 佐藤さんありがたいね。僕にもメールが何通か来ました。今やっている映画(撮影中)のプロデューサー陣からも「おめでとうございます、大ヒット」って来ました。ありがとうございます。 MC間宮さんも映画館で反応を見てみたいんじゃないですか? 間宮さん映画館に行ってみたいですね。ポルトガルの映画祭では観客と一緒に観ましたが、また全然違う反応でしょうね。 佐藤さん分かりやすく、生の反応が聞ける作品だからね。 間宮さん二朗さん、トイレで会話を聞いていて、もし悪口を言われていたらどうするつもりでした? かなりショックですよね。 佐藤さんなんちゅう答えづらい質問をするんだ、間宮! まあ、でもそれはそれで…。 間宮さん真摯に受け止める? 佐藤さんもちろん、いろんな反応があって当然だからね。ただ、10代の若い子たちは集団だと反応が分かりやすいじゃない? さっきの「間取り大丈夫?」って声とか、男の子も僕の隣で「どこが怖かった?」って感じで、全部反応が分かりやすいから、間宮も映画館に行ってみたらどうだ?間宮さんそうですね。 MC映画の中でバディを組んだお二人ですが、どうやって役作りをされたんでしょうか? 間宮さん雨宮個人としては、映画を観ていただければ何となく分かると思います。動画クリエイターとして何本か動画が当たったんだろうけれど、そこからなかなか鳴かず飛ばずで、DJ松永くんが演じた柳岡さんに「早くバズる動画作ってよ」とせかされてネタを探しているんですよ。でも、なかなかストイックというか、ポジティブになれないまま毎日を消費していくという導入から入ろうと思いました。そこから、事件をきっかけにエンジンがかかっていく役になればと思って演じました。二朗さんとのバディ感は現場で作っていった感じですね。 佐藤さん僕の役は、簡単に言うと、ある部分が突出して優秀な人で、他のところが全部ダメだったりするので、そこは意識しました。ミステリーとかに対して、洞察力は異常にあるんだけれど、他のことには全然かまわないので寝ぐせがあることにすら気づいてないというね。後、取材で間宮が言っていて「なるほど」と思ったのは、「いちいち驚かない」ってことですね。長く一緒にいて、ある種の信頼関係があるので、お互いに「お前のことが好き」ってことは一切言わないし、顔にも出さない。でも、ずっと一緒にいるから栗原の行動にいちいち反応しないっていうのは「なるほど」と思いました。それはバディ感として作品に反映されていると思います。 MC特に二人のバディ感が見えてきた部分などはありましたか? 間宮さん今言ったように、本作で初めて出会った二人ではないので、以前からの関係性がある感じは序盤から見えてくるかなというところはありつつ、後半のああいうシチュエーションになっていく中で、あうんの呼吸というか…。後半の「足」のところは、もともとは違ったんですよね? 佐藤さん絶体絶命のシーンで、仏壇の足を見て「足!」って言って雨宮が仏壇の足を蹴って崩れ落ちるというシーンですね。もともとは「雨宮さん!」って言って二人で体当たりする感じだったんですが、撮影本番の一時間前に「『足!』って言うのはどうだろう?」と、監督と間宮に提案しました。冷静な栗原さんがあそこまで激しているっていう展開にもなるし、「変な家」という間取りを題材にした作品に、仏壇の足というものが薄くでもリンクするかなと思ったんです。そういう説明をしたら二人とも「良いんじゃないか」と言ってくれたので、そうなりました。僕ら二人、年齢も親子ほど違うし、顔の彫りもものすごく深いのと、浅いのにもほどがあるのと、年齢の割にものすごく落ち着いている男と、ものすごく落ち着いていない男という、全部が正反対なんです。でも、それがバディとして良いんじゃないかという感じはあると思います。 MCそんな二人のバディ度を試す三つのチャレンジをしていただきます。まずは「究極の二択」で、どれだけ息がピッタリかを測らせていただきます。A:家派 B:アウトドア派【第一問:二人で過ごすなら?】佐藤さんこれは、間宮がどう答えるか推察するの? MCお二人の素直な気持ちをお答えいただいて、バディ度を測りたいと思います。 佐藤さんこれ、言うほど究極の二択でもないな(笑)。普通は「カレー味の…」。 MCそういうマスコミの方が使いづらい言葉は使わなくて良いですから! 佐藤さんこういうことをすると、僕がマネージャーに怒られるだけなんで(笑)。間宮さん:A 佐藤さん:A■第一問の回答MCそろいましたね。これはどういうことでしょう? 佐藤さん間宮の家に押しかけて一緒に酒を飲みたいなと思いました。 間宮さん二朗さんは晩酌されるので、僕はつまみを作って二人で飲みながら映画を観たり…。 佐藤さん良いじゃないの、それ。ホントに良いじゃん! ごめん。頭の中はもう晩酌でいっぱいになっちゃった(笑)。A:過去 B:未来【第二問:二人で時空を旅するなら?】間宮さん:A 佐藤さん:B■第二問の回答間宮さん僕は、過去に行って、幼少期からの二朗さんの人生を二朗さんのナレーション付きで楽しみたいですね。(佐藤さんの口調で)「間宮、僕、この時ね…」って(笑)。副音声付きで二朗さんの人生を楽しみたいです。 佐藤さん僕は初めて間宮祥太朗が僕のモノマネをするのを見ました(笑)。 MC佐藤さんは未来に? 佐藤さん一度、取材で10年後、20年後の話を聞かれて「20年後は、今でもYouTube発祥の映画ができるくらいだから、どうなっているか分からないけれど、映画は大好きだから繁栄していてほしいな」という話をしていたのを思い出して「未来」としました。A:最初に食べる B:最後まで取っておく【第三問:好きな食べ物は?】間宮さん:A 佐藤さん:A■第三問の回答間宮さん(二人の答えがそろったので会場から拍手。)何かすみません、こんなことで拍手を(苦笑)。 佐藤さんこれは拍手した人もそんなに「めでたい」と思っていないね(苦笑)。「拍手しとくか…」くらいの感じだね。 MC続いてはこちらの問題です。A:第一の家 B:第三の家【第四問:「変な家」に登場した家の中で、住むなら?】佐藤さんこれはわりと究極ですね。だって、第三の家に住みたい人いる? そういうと僕の答えが想像できちゃうけれど…。間宮さん:B 佐藤さん:A■第四問の回答佐藤さん何でだよ間宮! 間宮さんえ? 佐藤さん「え?」じゃないよ。ハトが豆鉄砲食らったみたいなかわいい顔をするな! だって、ここに住んだらエライことになるよ? 間宮さんえ? これは、「家」だけで考えて良いんですよね? 第三の家に住んだからって本作で起きたことが起こるとは考えなくて良いんですよね? 佐藤さん間取りはそのままだよ? 間宮さんだったら、第一の家は、二階が使い物にならないから嫌ですもん。 佐藤さん現実的! 間宮さん階段上がって、くるっと回ってトイレがなくて、子供部屋があって…それで考えると、第三の家は間取りは良くないですか? 僕、和室好きなので畳の部屋があるのうれしいし。使いやすいじゃないですか? 佐藤さん僕、やっぱりBに答えを変えます。僕は、世界で一番間宮に説得されやすいおじさんです。そりゃそうだ。二階使えないもん。 間宮さん使い勝手が悪過ぎますよ、第一の家は。 佐藤さんそうだ。A:ライバルとして共演 B:バディとして共演【第五問:次に共演するなら?】間宮さん:B 佐藤さん:B■第五問の答え間宮さん(会場:大きな拍手)今回の拍手は少し本気っぽいですね(笑)。 佐藤さん正直、理由としては、さっきも言ったように全てが正反対の二人がライバルになる設定が思いつかなかったですね。 間宮さん見えないですね。 佐藤さん例えば、恋のライバルとかあり得ないですよね? (会場の反応に)ちょっと笑い過ぎだぞ! 間宮さんライバルだと僕もなかなか浮かばなくて…何のライバルでしょうね? 佐藤さん例えば大学の研究員で、どっちが先に発明をするかとか? 特に面白くもないことを言ってしまった…。無駄な時間を申し訳ない(苦笑)。 MCというわけで、二人のバディ度はほぼ100%ですね。続いてのチャレンジはこちらです。 ■箱がステージに登場。 MC次は「箱の中身な何でしょう」です。 佐藤さんこれは、箱の中を触るやつですか? 僕は帰ります。世の中で一番苦手なヤツです。見るだけで汗が出てきています…。 間宮さんこれ、お客さんからは中身が見えているんですよね? だったら大丈夫ですよ。大したことないですよ。本当にヤバいもんが入っていたら、リアクションがもっとすごいですから。 佐藤さん確かに。…中身が分かった! 「変な家」の原作本とかでしょ? おじさん、生き物だけはだめですからね。 間宮さん僕が以前やった時は、タコが入っていました。 佐藤さん絶対ダメです! 僕は以前、ダウンタウンさんの「佐藤二朗100の質問」の時に三分くらいつかめずに汗だくで終わるという結果になったんだよ。 MCでは、制限時間15秒です。それではスタートです。 ■佐藤さん、箱の中に手を入れるも大慌て。佐藤さんお前、何でそんなに落ち着いているの? MC佐藤さん。触りましたか? 佐藤さん触りました。僕としては奇跡です。今の奇跡を「日比谷の奇跡」と呼んでいただいて大丈夫です。何か固い部分と毛みたいのがありました。 間宮さん僕、分かりました。80%くらい正解だと思います。本作に関係するものだと思うんです。何の関係もないものだと話が広がらないし…。 佐藤さんなるほど…でも、分かんない。本作に関わるもので、固い部分と毛みたいなものがあるものってある? 間宮さん分かりますよ。「毛」から想像してください。 佐藤さん何にも分かりません…。 間宮さん(会場に向かって)本作に出てきますか? (会場の反応に)OK、出てきていますね。自分の想像としては、本作の半分もいかないくらいで登場していると思います。 佐藤さんむしろ分からなくなってきました。むしろ、今DJ松永くんの顔しか思いつかない…。 MCそれでは、回答をどうぞ! 間宮さん&佐藤さん仮面! MC正解です! 佐藤さんこの仮面がね、撮影中に、誰も何も触っていないのに「ゴト」って動いたの…。本当ですよ!MCでは最後のチャレンジです。お二人には、最近、ショート動画でも話題の「知恵の輪チャレンジ」(人間で作った知恵の輪を30秒以内で解く)にチャレンジしてもらいます。 佐藤さんまあ、これは僕がジッとしていても間宮が解いてくれるでしょ?間宮さん全然、分かんないです。 佐藤さんあ、僕分かったかも。僕に任せろ! MCではスタートです! 佐藤さんじゃあ間宮は両手を広げて座って。 ■間宮さんをまたごうとするも、上手くいかない。佐藤さん全然ダメ! 誰かぁ!!!MCハイ終了です。これは正解がちゃんとあるので、動画を見ていただければと思います。 間宮さん僕は30秒間二朗さんのケツを見ただけでしたね…。 佐藤さん僕のイメトレでは、あれで完全に抜けるはずだったんだよ。正直、片足を浮かした時点で「ダメだ。違うわ」って思いました(苦笑)。 MC改めて、お二人のバディ度、シンクロ率の高さはいかがでしたか? 間宮さんまあまあシンクロはできて良かったですが、いろいろ取材も一緒に受けてきて、二人の空気感がだいぶ板についてきたと思います。 佐藤さんたまに川栄(李奈)が入ってきてな。 間宮さん三人の空気感が良いですよね。 佐藤さんあれは見た? 咀嚼音の…。 間宮さんASMR? 佐藤さん三人でやったやつ見た? あれ、メッチャ面白いよ。 間宮さん「静かにしろ」って言っているのにメッチャうるさかったやつ? 佐藤さんそうそう。間宮だけがちゃんと守っていて、川栄なんて「あははは」って笑っていて(笑)…。あれは面白かった! MC現場の雰囲気もすごく良かったってことですね。 佐藤さんそうですね。それに興行収入がありがたいことに伸びているしね。本作に限らずですが、やっぱり、映画は初日に旅立っちゃったら、後はお客さんに育てていただくしかないので、そうなっていることにうれしく思います。 MCでは最後にお二人からメッセージをいただきたいと思います。 佐藤さんさっき、もう言っちゃったな、締めの言葉…。どうしようか? あれです。X(旧Twitter)にもポストしましたが、心から思っているのは、「末永くこの作品をかわいがっていただきたい」ということです。お客さんに育てていただきたいと言いましたが、口コミっていうのは宣伝の中でも本当に効果があるので、家族、友だち、親戚、ちょっと通り過ぎた人に……「本作が面白い」ということ、「映画館に行こう」ということを広めていただけたらと思います。SNSがすごく効果があるので、ぜひ今日のことも広めてください。 間宮さん今日は二人で結構ゆっくり話せましたね。本当は、時間が余ったら「東宝は、実は東京宝塚の略だ」っていうことを知ったので、そのことを話そうかと…。 佐藤さんさっき、トイレがどこにあるか分からなくて、二人で探していたら「東京宝塚ビル」って書いてあるのをみつけたんですよ。「間宮、僕はすごいことに気づいたぞ。“東宝”って、東京宝塚の略じゃないか」ってなったんですよ。 ■会場は微妙な反応。 佐藤さんなんという薄いリアクション! 「ふーん」って困らせてしまったね。 間宮さん時間が余ったら、その話をしようかって話していたんですが、結局しちゃいましたね(笑)。本当に温かく迎えていただき、楽しい舞台挨拶でした。そして、大ヒットということで本当にありがたいです。配信など、いろんな形で映画を楽しめる時代に、映画館に人が入ってくださるのはうれしく思います。本作は、誰かと一緒に驚いたり、怖がったりして、一緒にアトラクションのように体感して楽しめる作品です。一緒に行った友だちとはもちろんですが、劇場にいる人たちみんなと共有して、二時間前後を過ごすのは、家で過ごす時間とはまた別の特別な時間だと思います。それが、豊かな時間になったら良いなと思います。これだけたくさんの人が入っているのをうれしく思いますし、さらにこれから、たくさんの人が評判や口コミで観に来てくれるとうれしいです。今日はありがとうございました。