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「沈黙の艦隊」完成報告会&完成披露舞台挨拶映画『沈黙の艦隊』公式サイト1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載され、累計発行部数3200万部(紙・電子)を誇る大ヒットコミックを実写映画化した「沈黙の艦隊」が、いよいよ9月29日に劇場公開を迎えます。8月24日には東京都内で完成報告会と完成披露舞台挨拶が開催され、大沢たかおさん、玉木宏さん、水川あさみさん、ユースケ・サンタマリアさん、中村倫也さん、中村蒼さん、笹野高史さん(完成披露舞台挨拶のみ)、夏川結衣さん、江口洋介さん、吉野耕平監督、原作者のかわぐちかいじさん(完成報告会のみ)、Amazon スタジオのダナエ・コキノスさんが出席し、作品に込めた熱い思いを語りました。この日の模様を詳しくレポートします!完成報告会&完成披露舞台挨拶海江田四郎役大沢たかおさん深町洋役玉木宏さん速水貴子役水川あさみさん南波栄一役ユースケ・サンタマリアさん入江蒼士役中村倫也さん山中栄治役中村蒼さん竹上登志雄役笹野高史さん曽根崎仁美役夏川結衣さん海原渉役江口洋介さん吉野耕平監督原作者かわぐちかいじさんAmazon スタジオ ローカルコンテンツディレクターダナエ・コキノスさん【完成報告会】大沢さん本日はご来場頂き、ありがとうございます。短い時間ではありますが、少しでもこの作品の魅力が伝われば良いなと思っております。 玉木さん僕も二、三日前に完成した本作を観たんですが、台本で読んでいた以上に非常に素晴らしい作品に仕上がっていると思います。 水川さん(会見の幕開けに会場に流れた)予告編を観ただけでも重低音が体に響くようで、ものすごい迫力が今もまだ体に残っています。今日は短い間ですが、よろしくお願いいたします。 ユースケさん皆さん、今日はようこそいらっしゃいました。海軍ナンバーワン、ソナーマン。“みんなの南(なん)さん”こと南波栄一役を演じました、ユースケ・サンタマリアです。今、初めて最新の予告を観たんですが、僕が一切映っていないことにびっくりしました。(登壇者の皆さん&会場:笑) その代わり、大沢さんの船に乗っていたソナーマンの彼がいっぱい映っていました。僕は劇中でメガネをかけているんですが、彼もメガネをかけていました。彼の方が有能に見える。(登壇者の皆さん&会場:笑) それがちょっとショックでした。僕もつい先日、完成した本作を観たんですが、本当に面白かったので、早く皆さんに観てほしくて、うずうずしています。 中村倫也さん先ほどから皆さんもおっしゃっていることではあるんですが、自分が関わっている作品ですが、僕も完成作を観た時に鳥肌が立ちました。予告を観て「面白そうだな」と期待して観に行ったとしても、予告の期待値を遥かに超えてきます。ぜひ早く皆さんに同じ興奮と驚きと感動を届けたいと、楽しみに公開を待っています。 中村蒼さん壮大なスケールの作品に参加できて、そして大沢さんと共に撮影することができて、すごく嬉しく思っていました。潜水艦での話なので、撮影中は暗い中での撮影でした。今日はついに一足先にお客さんに観てもらえるということで、とても嬉しく思っています。 夏川さん私も先日本作を観ました。私は政治部(のキャラクター)を演じましたが、「潜水艦の中はこうなっているんだ」と一観客として十分に楽しんでしまいました。これから観るたくさんの方々にも大満足していただけると思います。 江口さん僕は、海原という内閣官房長官を演じました。現場でもプロデューサー、大沢くん、スタッフとかなり長い間をかけて、準備をしました。大沢くんと玉木くんの二人がツートップで進むこの物語の中で「自分はどういう立ち位置か」と思いながら、脚本を読みましたが、予想をかなり超える大エンターテインメントでした。今は配信などいろいろとありますが、「劇場で観る大きな価値がある」作品が完成したと思っています。ぜひIMAXで、深海を感じてもらいたいと思っています。ぜひ感想を世の中に広めてください。よろしくお願いいたします。 吉野監督僕がずっと憧れてきた物語を、この素晴らしいキャスト、スタッフと一緒にチャレンジできたことに、今幸運をすごく感じています。 かわぐちさん一足先に試写を観ました。いかにこの作品が面白かったかということを、この場で皆さんに伝えたいと思います。期待して待っていてください。 コキノスさん「沈黙の艦隊」の完成をお祝いするために、アメリカのシアトルから来日しました。私もこの日を大変楽しみにしていました。 MCコキノスさんに伺います。Amazonスタジオが満を持して、日本の実写映画を世に送り出します。マスコミの皆さんに向けてメッセージをお願いいたします。 コキノスさん世界的に人気の漫画であり、実写化が不可能だと言われてきた「沈黙の艦隊」の映画化の製作として携われたことを大変光栄に思います。それと同時に、レガシーであるこの漫画をしっかりと実写化しなければいけないという責任を感じてまいりました。素晴らしいキャストの皆さん、関わってくださった全ての方々のおかげで、大変素晴らしい作品になったと思います。まず、この映画の成り立ちからお話をいたします。かわぐちかいじ先生が描かれた作品に感銘を受けた松橋真三プロデューサーがプロジェクトを立ち上げて、才能あふれる大沢たかおさんとAmazonスタジオに声をかけてくださいました。こちらにいらっしゃる皆さんをはじめ、素晴らしい俳優の皆さん、日本の才能あふれるクリエイターたちと共にこのプロジェクトに関われたことを嬉しく思います。そしてもう一つ、プロジェクトの開始当初から多大な支援をしてくださった防衛省、海上自衛隊の皆さんにも感謝いたします。これだけの壮大なスケールで実現できたことに、非常に感謝しています。Amazonスタジオは日本ではまだ新しいと言っても良いかもしれませんが、世界的にはこれまでも、ベン・アフレックとマット・デイモン主演の映画「AIR/エア」(2023年4月公開)や、アカデミー賞を受賞した映画「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」(2021年10月公開)など数々の世界的な映画を劇場公開してきました。そして私たちとして初の日本での劇場映画が、「沈黙の艦隊」のような野心的なプロジェクトであることを大変誇りに思います。 MC大沢さんは本作では主演だけではなく、プロデューサーとしても参加しています。本作には、どのように携わられたのでしょうか。 大沢さん最初に企画が立ち上がった時に、松橋プロデューサーから「こういうものにトライできないか」と声をかけていただきました。この原作を知っている人から見れば、とても(実写化するには)ハードルの高い作品だと思います。スケールもありますし、もう一つには核の問題などタブーに真っ直ぐ切り込んでいく作品だということです。また、防衛省や海上自衛隊の協力を得ることができるのかという二つの大きな課題があるところからのスタートでした。「実現するのは難しいかな」と思いながらも、時間を掛けて、ゆっくり一つ一つ進めていきました。その中でAmazonさんや、ここにいる皆さんに協力していただいて、まずスケールが確保できて、そして防衛省、海上自衛隊の皆さんに「(「沈黙の艦隊」を実写映画化するのは)今だからこそ良いんじゃないか」「協力したい」と快い言葉をいただいたことで、プロジェクトが始動しました。自分がメインでやるところは、そこまで辿り着くことだったので、あとは俳優としての仕事をメインで行いました。この場に来ると「すごく長い道のりだったな」と思いつつも、今日はようやくスタートラインに立っているので、ワクワクドキドキしている最中です。 MC吉野監督に伺います。潜水艦映画という、エンタメ大作に挑戦された感想を教えてください。 吉野監督潜水艦の中というのは、窓が一つもなく、周りは真っ暗闇というかなり特殊な環境です。そういった中での非常にスリリングな物語になります。また地上でも同じように、非常にスリリングなやり取りが続いていくという原作を脚本化して、映画として「どのような形にしていこうか」と非常に悩みました。キャストの方々の熱いエネルギーにも背中を押され、そして、技術・CGのスタッフたちの中にも「これを形にしたい」という原作を愛している方々が非常に多かったということもあり、公開まで結びつけてくれたのかなと思っています。ぜひ多くの人に楽しんでもらいたいと思います。 MCかわぐち先生は、完成された作品をご覧になっていかがでしたでしょうか。感想を教えてください。 かわぐちさん漫画も映画も、登場人物や人間が生きていないと、その世界が嘘八百に見えてしまいます。そういう世界なんですね。海江田艦長を映画の中で観た時に、「海江田艦長が生きている」という力を感じました。そして彼が動くと、その周りの登場人物たちもみんな生き生きとしてくるんです。それは海江田艦長が、力を持って物語を引っ張っていき、皆さんが、この物語を生き生きと作り上げているんだと感じました。また本物の潜水艦が登場するという、本物の力、圧力のようなものを本作を観てひしひしと感じました。原作では物語の要素があちこちに散らばっているんですが、そういった枝葉をきちんとそぎ落として、テーマにピシッと焦点を合わせた演出をしている、監督の力にも感動しました。「自分の漫画の面白さを再確認させていただけた」という気持ちでいっぱいです。MC海江田を演じる大沢さんと、深町を演じる玉木さんをご覧になっていかがでしたでしょうか。 かわぐちさん漫画の原作では、「海江田艦長と深町艦長はライバル」ということしか描いていないんです。ライバルだから、彼らは角を突き合わせる(仲が悪くて、何かにつけて争っている)し、お互いを認め、お互いを許さないという関係になっているんだと説明をしています。でも、映画でそれを描くとなると「その関係はどういうところから生まれているのか」ということをきちんとストーリーで説明しないと、よく分からないものになってしまうんですね。本作を拝見してみると、「なぜ深町は海江田を追いかけるのか。なぜ許せないのか。なぜ認めるのか」ということが、きちんと説明されています。漫画とは違って、映画は二時間ぐらいの間に、きちんと観客の皆さんにも分かってもらえるようにすることが条件になりますが、そういったシナリオがきちんとできていたと思います。本作を観て、非常に「あ、そうだな」と納得しました。 MCご出演者の皆さんにも、撮影中のエピソードや役作りについて伺いたいと思います。まずは潜水艦<シーバット>の乗組員を演じた皆さんからお聞きします。大沢さんは、海江田という人物をどのように捉えて演じていましたか? 大沢さんシンプルに言ってしまうと、海江田は主人公なんですが、実はこの人はテロリストで、反旗を翻して、自分の理想を求めて走り出し、仲間を連れて謀反を起こしてしまうという人物です。先生の描かれた原作だと、(海江田は)すごく顔が凛々しくて、男っぽくて、骨っぽいんですが、残念ながら僕は結構真逆だったんですよね。(登壇者の皆さん&会場:笑) そういった中で今の時代、今にしかできない映画作りや映画の構造の中で主人公を演じることができないかと思い、自分なりの解釈を新しく入れながら、演じました。 MC映画を拝見したところ、海江田という主人公は、必ずしも正義の味方、スーパーヒーローではないと感じました。 大沢さんおっしゃる通りですね。映画では「主人公が成長していく」というのが、多くの物語のベースになっていると思うんですが、この作品はとても面白くて、全く新しいものになっています。主人公の成長物語というよりも、玉木くんが演じた深町や、江口くんが演じた海原など、周りの人々みんなが実は主人公なんです。海江田が事件を巻き起こして、周りのみんながどんどん「これはどうする」「日本はどうする」と解決していこうとする中で成長していくんです。これは新しい構造の映画だなと思っています。僕が演じる海江田は、事件を引き起こしていきます。そしてここにいるみんなが主人公であり、みんなが成長していく様を描いている映画だと思っているので、バタフライエフェクト(非常に小さな出来事が予想もしていなかったような大きな出来事につながること)のようにみんなに影響していくという、そういったみんなの姿が見どころだと思っています。 MC玉木さんとの共演はいかがでしたか? 大沢さん(玉木さんとは)乗っている艦が違うんですね。僕は<シーバット>、玉木くんは<たつなみ>という艦に乗っています。ほとんど一緒にならないので、撮影は一日だけしか一緒になりませんでした。一日だけ、声のみで会話をするシーンがあったんです。そういった場合、通常はスタッフがやったり、録音で対応するんですが、玉木くんに呼び出されまして…(笑)。玉木さん呼び出してはいないんですが(笑)、来ていただきました。 大沢さんそこで<たつなみ>チームを見た時に、みんな本当に集中していたし、「潜水艦乗りのような顔付きだ」と思えるすごく厳しい顔をしていました。我々の部隊も頑張らなきゃなと思わせてくれました。 玉木さん(オファーをいただいて)大沢さんと共演できるんだなと思いながらも、潜水艦が違うと撮影では一緒にならないんですね。「今回どれくらいご一緒できるのかな」と思っていたところ、大沢さんがわざわざ足を運んでくださって、声のやり取りに付き合っていただきました。(録音ではなくて)大沢さんの生のお芝居で合わせていただくと、非常に緊迫感が上がりますし、それがきちんと画にも表れてくると思うんです。すごく助かりました。ありがとうございました。 大沢さんちなみに僕の声の時は、来てくれなかった(笑)。 玉木さん(笑)。スケジュールを全く把握できておりませんでした。すみません!(登壇者の皆さん&会場:笑) MC中村蒼さんにもお伺いします。今回、大沢さんと共演されていかがだったでしょうか。 中村蒼さん本当に素晴らしかったです。僕たちが乗っている<シーバット>は最先端の潜水艦なんですが、それを生かすも殺すも、僕たちのような潜水艦に乗っている人間です。だからこそ際立つ、海江田さんのすごみのようなものがあったと思います。僕たち乗組員は、そのすごみや海江田さんに魅了されて、相当な覚悟を持って<シーバット>に乗り込んでいるので、そういう気持ちに自然とさせてくれるような存在感を、大沢さんはめちゃくちゃ放っていました。僕たち乗組員は、自然と大沢さんの背中を見て役作りしていました。劇中では<シーバット>で一生懸命に任務をこなすんですが、みんなが「少しでも大沢さんに近づきたい」という気持ちで撮影していました。 MC潜水艦<たつなみ>のメンバーである玉木さん、水川さん、ユースケさんにお伺いします。オファーを受けた時の感想を教えてください。 玉木さん僕はこれまでも潜水艦ものを何作かやっていて、もちろんその大変さも分かりつつ、その面白さも分かっているので「すごく楽しみだな」と思ったことを覚えています。かわぐち先生の原作は30年ぐらい前のものではありますが、 今読んでも全く色褪せていない感じがします。今だからこそできる技術もあると思いますし、「今やることの意味を考えながら、撮影に臨もう」と思ったことを覚えています。 MC水川さん演じる速水は、女性乗組員となります。オファーを受けた時の感想をお聞かせください。 水川さん原作では、速水という役は男性なんです。今回の劇場版では、私が女性として演じるということになりました。女性の私が速水を演じるということで、「私の役割は何なのかな」と考えた時に、実際に今は艦隊員の中にも女性がすごく増えてきていると伺いました。副長という艦長の右腕として、すごく重要な立ち位置で女性が活躍するという、速水の覚悟や葛藤をしっかりと自分の中で感じることで、女性にも観ていただけるような目線を作れたら良いなと思って、撮影に臨みました。 MCユースケさんは、オファーを受けていかがでしたでしょうか。 ユースケさん「Amazonスタジオ、分かってるー!」と思いました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 僕はもともと原作を読んでいたんですが、実写化する際にまさか自分が参加するなんて思っていなかったし、ソナーマンという役柄も演じたことはありませんでした。ただ僕も昔から潜水艦が主人公の映画というのは、海外のものも含めてよく観ていて、なんとなく馴染みがあったので、勝手に「やれる」と思っていました。今回本当に光栄でした。そしてうちの<たつなみ>にはあさみちゃんをはじめ二名の女性がいるんですが、それが良かったですね。(登壇者の皆さん&会場:笑)やっぱり(ジュディ・オングさんの楽曲「魅せられて」の歌詞を引き合いに出しながら)「女は海」とはよく言ったもので、<シーバット>の様子を映像で観ていると、全員男性なので「みんな大変そうだな」と思いました。ソナーチームにも一人女性がいますし、それだけで現場がちょっと和むので、緊張感もありながら、現場の雰囲気はとても良かったです。MC中村倫也さんは、吉野監督とタッグを重ねています。役どころや監督の印象を教えてください。 中村倫也さん役どころとしては、どこまで話して良いのかちょっと分からないんですが…(苦笑)。自分の役柄に起きるある出来事が、登場人物たちの行動に影響を与えるといった、 ある種のキーパーソンとなるようなキャラクターです。吉野監督とは三回目になります。ご本人は現場で「緊張している」「悩んでいる」とおっしゃっていたんですが、存在感や、監督としての説得力がどんどん増しているのを感じています。それは完成作を観た時に、なおさら感じました。こんなにもド正面から人や物を撮って、こんなにも説得力と重さと圧力を出せるってすごいことだなと思います。完成作を観て「監督には自信があったんだ」と思いました。画や音響がすごい作品などいろいろとあると思いますが、潜水艦って情報が少ないじゃないですか。本作は潜水艦を舞台として描かれる物語なので、外の景色がないんですよね。だけど完成した作品を観ると、すごく情報に溢れているんです。原作を元に作品を作りながら、なかなかそこまで潜水艦の中で起きる物語をしっかりと描くということは本当に難しいミッションじゃないかと思っていたんですが、見事にそれを成し遂げていたので、僕は鳥肌が立ったんです。また何かやる時は、呼んでください。(吉野監督の方を向きながら)これだけ褒めたのでお願いします。(登壇者の皆さん&会場:笑) 吉野監督元気が出ました! またよろしくお願いします。 MC日本政府のキャラクターを演じた皆さんは、演じる上でどういったことを意識していましたか? 江口さん撮影パートがすごく分かれていて、僕は最後の方の撮影で、もうお二人(大沢さん、玉木さん)の撮影は終わっていました。海の中の世界が描かれる中、官房長官を演じた僕は陸上にいるんですが、役作りのために今まで撮った映像や、これからCGをつける部分など、監督が丁寧にいろいろと観せてくれました。それを参考に自分の立ち位置を考えながら、やっていきました。海原は、こういう事件が起こった時に、揺れ動く国民の目線のような、動揺を表現する役だったように思います。決して強い男を演じたわけではなく、日常の幸せの裏にある、「何かがこれから起こりうるかもしれない」ということへのディフェンダー(攻撃から自陣を守る人)のような役です。またいろいろな資料を見せてもらったり、監督とやり取りする中で、「海江田はただの狂人ではないだろう」という憶測を持ちながら戦っていく、という役柄を作り上げていきました。すごく楽しく、安心して演じることができました。 夏川さん私は、閣僚の役をオファーしていただいたことが初めてでした。私には貫禄や説得力など、そういったものが欠けているので(苦笑)、「どうしたものか」と迷いましたが、そんな役をオファーされることはそうそうないことなので、「これから先、もうないかもしれない」と思ったら、「これはやっておかなければ」と自分でも楽しめるようになりました。皆さんとご一緒することで、一つ自分に何か得るものがあるように感じました。監督から撮影初日に話しかけていただいて、曽根崎の立場や派閥、総理大臣との距離感、他の政治家の方たちとの距離感など、曽根崎には曽根崎の立場があるんだという、曽根崎の役割に関して説明をいただきました。それからすごく演じやすくなったというか、その初日の話し合いがとても的を得ていたので、 私の中で「この監督と一緒にやっていくのは楽しそうだ」と思うことができました。 MC原作の連載から30年の時を経て、豪華なキャストの皆さんによって映画化されました。かわぐち先生は、キャスティングについてどのように感じていらっしゃいますか。 かわぐちさんこの漫画を描いたのは30年前なんですが、その当時は女性自衛官や閣僚の方はほとんどいなかったんですね。だから漫画の世界は、男性だけの社会で描いています。それから30年経って、昨日の試写で映画を観た時に、女性が活躍していました。「これは今なんだ。これは現代の物語である」とすごい力を持ってアピールできていました。良かったなと思いました。 MC最後に大沢さんから、ご挨拶をお願いいたします。 大沢さん改めまして、本日はご来場いただきありがとうございました。何度か言葉に出ていますが、「今だから」ということだと思っています。もちろんご存じかと思いますが、原作はかわぐち先生が30年前に描かれた漫画で、「それがなぜ今(実写化)なのか」というのは、自分でも不思議に思っています。実はこの話は二年前ぐらいから、準備を始めていました。当時は、うまくいくか、いかないかという感じもあったんですが、いろいろなご縁があってうまくいって、撮影が終了して、ようやく来月に公開となります。撮影当時には起きるとは思わなかった、ロシア、ウクライナ問題や、潜水艦の悲劇的な事故など、作品のテーマに関連することがいっぱい起きて、複雑な思いの中で、ようやく作品が完成しました。それもこれもタイミングを狙っていたわけでもなく、なぜかこのタイミングになったということは、作ったというよりも「作れ」と言われているのかなと思えてきます。防衛省の皆さん、海上自衛隊の皆さんからも「今だから、ぜひ協力したい」という言葉をいただき、30年前の当時「問題作だ」と話題になった作品が、30年の時を超えて2023年に映画として観ていただいても、おそらく議論を巻き起こすような問題作になるのではないかと思っています。ぜひ皆さんで議論していただきたいと思います。また僕も皆さんの議論を耳にしながら、これから先どのように自分が生きていけば良いのかと、この作品を通して、これからの人生においてもいろいろと参考にさせてもらいたいと思っています。もちろん大エンターテインメントなので、皆さんに楽しんでもらいたいのは前提なんですが、「今だからこそ」ということも思いながら観ると、より楽しんでいただけると思います。来月公開ですが、この後は完成披露もあります。そこで初めて一般の方のリアクションを聞けると思うので、ちょっとドキドキしていますが、ぜひ宣伝にご協力していただければと思います。本日はどうもありがとうございました。【完成披露舞台挨拶】■日本で初めて海上自衛隊、潜水艦部隊の映画撮影協力を得て、実際の潜水艦を使用しているという本作。会場に浜田靖一防衛大臣や、制服に身を包んだ海上自衛隊の方々も駆けつける中、舞台挨拶がスタートしました。 MC日本初の原子力潜水艦に核ミサイルを搭載し、反乱逃亡する海江田四郎役を演じられた、大沢たかおさんです。 大沢さん急に「逃亡した男」と紹介されるのも 不思議な感じです(笑)。実はこの作品は今週の月曜日に完成した出来たてホヤホヤなので、僕も月曜日に観たばかりです。一般の方に観ていただくのは、もちろん今日が初めてです。そういう意味ではドキドキと不安もたくさんありますが、今すごくワクワクした瞬間を感じております。 上映前の舞台挨拶も少し
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イノセンス 4Kリマスター版2025年2月28日(金)より2週間限定公開中©2004 士郎正宗/講談社・IG, ITNDDTD
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個人情報保護ポリシー個人情報保護ポリシー|東宝株式会社個人情報保護についてカリフォルニア州に在住の方はこちら個人情報保護ポリシー2005年3月18日制定2015年6月10日改定2016年1月12日改定2017年5月30日改定2019年12月1日改定2021年4月1日改定東宝株式会社(以下「当社」といいます。)は、お客様、株主様、お取引先、採用応募者および従業員の個人情報を、次の方針の下で適正に取り扱います。関係法令などを遵守します当社は、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といいます。)その他の関係する法令および条例(個人情報保護委員会のガイドライン等を含みます。以下「法令等」といいます。)ならびに当社の社内規程、お取引先との契約などを遵守し、個人情報を適法かつ適正に取り扱います。将来における法律の制定もしくは改廃または日本国内外における社会慣行の変化等に応じて、適宜本保護ポリシーを改定します。個人情報は適正な方法で取得し、限られた目的にのみ利用します当社は、以下に掲げる目的の範囲内で個人情報を利用します。①お客様の個人情報の利用目的映画・演劇のチケットその他商品のご購入の確認、お届け、アフターサービスのため試写会等のイベントのご案内および実施のため新作・新商品・新サービスのご案内のため不動産の賃貸借、保守および維持管理等のため建物・施設等の運営、防犯および安全確保等のため登録制・会員制サービスへのご登録の確認およびその提供のため電子メール配信サービスへのお申込みの確認およびその提供のため各種商品・サービスに関するお問合せに回答するため各種商品・サービスの分析、検討、改善および開発のためその他各種商品・サービスに伴う業務を実施するため②株主様の個人情報の利用目的株主様の会社法等に基づく権利の行使および義務の履行のため当社および当社グループの事業運営に関する情報を提供するため株主優待等のサービスを提供するため法令に基づく所定の基準によるデータの作成および統計処理等のためその他株主様からのお問合せに回答するため③お取引先の個人情報の利用目的当社の主な事業活動(https://www.toho.co.jp/company/info/profile.html)を実施するため主な事業活動に関連する事業活動を実施するため株主優待等のサービスを提供するため日本国内外における新規事業もしくはM&A取引を検討し、または実施するため④採用応募者の個人情報の利用目的採用活動、選考および採用応募者への諸連絡等のため⑤従業員(退職者を含みます。)の個人情報の利用目的雇用管理(その家族および在籍出向・転籍を含みます。)に関する業務のため給与等の支払いに関する業務のため福利厚生等に関する業務のため健康管理等に関する業務のため退職後の諸手続のためその他法令等上および業務上必要な諸手続および諸連絡等のため⑥上記①から⑤までに共通する個人情報の利用目的映画・演劇・不動産その他当社および当社グループの事業にかかる経営分析・市場調査等のため個人を特定することができない形態に加工した統計データ(個人情報保護法第2条第9項の匿名加工情報にも該当しないもの)を作成し、分析等を行うため企業の社会的責任(CSR)にかかる活動のため上記に掲げられていない目的で個人情報を利用する場合は、別途その目的を公表し、またはご本人に通知するものとし、その目的の範囲内で当該個人情報を取り扱うものとします。上記1)2)の範囲を超えて個人情報を利用する場合は、あらかじめご本人の同意を得るものとします。ご本人は、当社が別途指定する方法により、いつでも同意を撤回することができます。ただし、ご本人による同意の撤回は、撤回前になされた個人情報の利用の適法性に影響を及ぼさないものとします。個人情報の安全管理を徹底します当社は、個人情報の紛失、き損、社外への不正な持出し、流出、改ざん等を防止するために社内規程等を整備し、安全管理のための必要かつ適切な措置を講じます。当社は、個人情報の安全管理のため、役員および従業員に対して、日頃から適切な監督を行うことはもとより、継続的に社内教育を実施します。当社は、社内への立入制限および情報セキュリティ施策等によって、個人情報の安全管理措置を講じ、もって漏えい等の防止に努めます。保有を継続する必要がなくなった個人情報は、個人データが記載された書類の適切な方法による廃棄または情報が記録された媒体から容易に復元できない方法による削除等により消去します。個人情報を提供する業務委託先を適切に監督します当社は、必要に応じて、個人情報の取扱いを伴う業務の全部または一部を第三者に委託する場合があります。この場合、当社は、当該第三者との間で個人情報の適切な取扱いに関する契約を締結したうえで、委託業務の遂行に必要と認められる範囲内で当該第三者に個人情報を提供します。また、提供後においても、適切な取扱いが行われるよう当該第三者を監督するものとします。個人情報を共同利用する場合があります当社は、上記2.記載の利用目的の範囲内で、氏名、性別、生年月日、住所、電話・FAX番号、Eメールアドレス、購入履歴および契約に関する情報、写真情報、アクセス情報等の個人データの項目を、当社を共同利用の管理責任者として、当社グループ(https://www.toho.co.jp/company/group)各社と共同で利用する場合があります。当社は、当社グループ各社以外に、共同事業体または業務提携先(映画の製作委員会などを含みますが、これに限定されません。)と共同で実施する事業において、個人情報を当該共同事業体または業務提携先と共同で利用する場合があります。この場合、あらかじめ共同利用する個人データの項目、利用目的、共同利用者の範囲、管理責任者を通知し、または容易に知り得る状況に置くほか、当社が管理責任者となったときは、本保護ポリシーの規定を準用して個人情報の安全管理に努めます。個人情報は原則として第三者には提供しません当社は、次に掲げる場合を除き、ご本人が特定され得る状態で個人情報を第三者に開示し、または提供しません。①上記4.の業務委託先に提供する場合②ご本人の同意がある場合③裁判所その他の公的機関から開示命令を受けた場合④その他法令等で定められる場合個人情報の正確性を確保するために当社は、個人情報を正確かつ最新の状態で管理するよう努めます。ご本人の個人情報の内容に変更があった場合は、必要に応じて所定の方法により変更手続をしていただきますようお願いいたします。ご本人による変更手続がなされなかったために当社からの連絡またはサービスの提供に支障が生じた場合は、当社は、一切その責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。保有個人データの開示・訂正等などのお申し出にお応えしますご本人からご自身の保有個人データの開示を求められたときは、当社は、お申し出いただいた方がご本人であることを運転免許証等の本人確認書類により確認したうえで、お申し出に対応いたします。ただし、次のいずれかに該当する場合には、開示いたしません。①ご本人または第三者の生命、身体、財産その他の権利を害するおそれがある場合②当社および当社グループ各社の業務に著しく支障を来たすおそれがある場合③法令に違反することとなる場合ご本人の代理人(法定代理人または任意代理人)から、ご本人の保有個人データの開示を求められたときは、当社は、お申し出いただいた方について1)と同様の方法により本人確認をさせていただき、その方がご本人の代理人として正当な権限を有することを委任状等の書類により確認したうえで、お申し出に対応いたします。ご本人またはその代理人から、ご本人の保有個人データの訂正・追加・削除(以下「訂正等」といいます。)または利用停止・消去(以下「利用停止等」といいます。)を求められたときも、1)または2)と同様の確認を行ったうえで、合理的な期間内に、法令等の定める範囲で当該保有個人データの訂正等または利用停止等を行うものとします。なお、これによりご本人のご要望に沿ったサービスを提供することができなくなる場合がございますので、あらかじめご了承ください。お問合せ当社は、保有個人データの開示、訂正等、利用停止等のお申し出など個人情報の取扱いに関するお問合せを、トップページの「お問合せ」窓口にてお受けいたします。当社では、提供するサービスや販売する商品の種別ごとに、個別の規約や取扱方針(以下「規約等」といいます。)を定めております。以下、主なものをご紹介いたします。①ゴジラブランドサイト②当社演劇部(演劇チケットのご購入)③シャンテカード(東京日比谷のショッピングモール「日比谷シャンテ」の会員カードご利用によるサービスのご提供)また、当社グループ各社におきましても、お客様から取得する個人情報の利用目的により、別に規約等を制定している場合があります。お客様におかれましては、ご利用になるサービス等に応じて、これらの規約等の内容もご確認くださいますようお願いいたします。本保護ポリシーと規約等との間において、内容的に重複し、または齟齬のある部分については、規約等の規定が本保護ポリシーに優先して適用されるものとします。その他本保護ポリシーは、日本語と英語の両言語で制定されます。日本語版と英語版との間に内容の不一致があるときは、日本語版の内容が優先するものとします。本保護ポリシーは日本法に準拠し、日本法に従って解釈されるものとします。本保護ポリシー、規約等または本サイトに関する一切の紛争については、東京地方裁判所(本庁)を第一審の専属的合意管轄裁判所とし、当該裁判所においてこれを解決するものとします。カリフォルニア州に在住の皆様へ本個人情報保護ポリシーは、東宝株式会社(以下「当社」といいます。)とカリフォルニア州に居住する方(以下「お客様」または「消費者」といいます。)との間のすべての通信および取引に適用されます。当社は、2018年施行のカリフォルニア州消費者プライバシー法(以下「CCPA」といいます。)に準拠するために本個人情報保護ポリシーを作成しており、CCPAで定義された用語が本個人情報保護ポリシーで使われる場合には、同じ意味として扱っています。当社が収集する個人情報当社は、直接的または間接的に特定の消費者、世帯もしくは端末を識別、関連、説明、参照または合理的に関係づけることが可能な情報(以下「個人情報」といいます。)を収集しています。なお、下記は個人情報に含まれません。政府によって公開されている情報匿名化または集計・統合された消費者情報下記のようなCCPAの適用範囲から除外されている情報1996年施行の医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)、カリフォルニア医療情報秘匿法(CMIA)または臨床試験データの対象となる健康情報または医療情報公正信用報告法(FCRA)、グラムリーチブライリー法(GLBA)、カリフォルニア財務情報プライバシー法(FIPA)または1994年施行の運転者のプライバシー保護法等の特定分野固有の個人情報保護法の対象となっている個人情報当社は、過去12か月以内に、下記のうち「あり」と記載した種類の個人情報をお客様から収集しました。種類例収集の有無A.識別子a)本名、別名、住所、一意個人識別子、オンライン識別子、IPアドレスまたはその他の類似の識別子、メールアドレスありb)アカウント名、社会保障番号、運転免許証番号、パスポート番号なしB.カリフォルニア州民法1798.80(e)に規定される個人情報名前、署名、社会保障番号、身体的特徴もしくは記述、住所、電話番号、パスポート番号、運転免許証番号または州の身分証明書番号、保険証券番号、教育、雇用、雇用履歴、銀行口座番号、クレジットカード番号、デビットカード番号もしくはその他の財務情報、医療情報または健康保険情報上記の個人情報は、他の種類の個人情報群と重複する場合があります。なしC.カリフォルニア州法または連邦法の下での保護された分類の特性年齢(40歳以上)、人種、肌の色、祖先、出身国、市民権、宗教または信条、婚姻状況、病状、身体的または精神的障害、性別(ジェンダー、性同一性、性表現、妊娠または出産の有無などを含む)、性的指向、兵役経験または軍事的地位、遺伝情報(家族の遺伝情報を含む)なしD.商業的情報個人の財産の記録、購入、取得もしくは検討した製品やサービス、またはその他の購入もしくは消費に関わる履歴とその傾向についての記録なしE.バイオメトリック情報遺伝情報、指紋やフェイスプリント、声紋、虹彩、網膜スキャン、キーストローク、歩き方などその他の物理的パターンおよび睡眠、健康、運動データなど識別子もしくは識別情報を抽出するために使用される遺伝的、生理学的、行動的、生物学的な特性または活動パターン情報なしF.インターネットまたはその他の電子的なネットワーク活動の情報閲覧履歴、検索履歴、消費者とWebサイト、アプリケーション、広告とのやり取りに関する情報ありG.地理的位置データ物理的な場所または動きありH.感覚情報音声、電子、視覚、温度、嗅覚または類似の情報なしI.職業または雇用に関する情報現在または過去の職歴または業績評価なしJ.家族教育権とプライバシー法(20U.S.C.Section1232g、34C.F.R.Part99))において、公に利用可能ではない個人識別情報として定義される教育上の情報成績、成績証明書、クラスリスト、学生のスケジュール、ID、経済情報または懲戒記録など、教育機関またはその代理として機能する団体によって保持されている学生に直接関連する教育記録なしK.他の個人情報から導き出された推論趣向、特徴、心理的傾向、性質、行動、態度、知性、能力、および素質を反映する消費者についてのプロファイル情報なし上記に分類された個人情報は、フォームや文書への記入、製品やサービスの利用・購入またはウェブサイトの閲覧を通して、消費者から直接収集しています。個人情報の利用当社は、以下の目的で、収集した個人情報を使用または開示する場合があります。お客様が情報を提供した目的を達成するため例えば、氏名と連絡先を記載しての見積依頼や当社の製品やサービスについての質問に対しては、その個人情報を使用して対応します。また、製品やサービスを利用・購入するために個人情報を提供された場合、当社はその情報を使用してサービスの提供や支払いの処理、配達を行います。また、新製品の注文や返品の処理を容易にするために、お客様の情報を保存する場合もあります。「Googleアナリティクス」を利用し、サイトに訪れたユーザー像を可視化し、ユーザー行動を把握するため当社はGoogleアナリティクスを利用しており、識別子、インターネットまたはその他の電子的なネットワーク活動の情報、地理的位置データの収集のためにクッキー(Cookie)を使用しております。トラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。この機能はクッキーを無効にすることで収集を拒否することができますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。この規約に関しての詳細はGoogleアナリティクスサービス利用規約やGoogleポリシーと規約をご覧ください。法執行機関の要求に対応する場合または法律、裁判所命令もしくは政府の規制によって要求される場合個人情報を収集する際に通知するためまたはCCPAに記載されている目的のため合併、売却、リストラ、組織変更または解散を精査・実施するため。また、継続企業としてまたは破産、清算などの手続きの一環として、個人情報が含まれる一部またはすべての資産を売却・譲渡するため個人情報の共有当社は、事業のために、お客様の個人情報を第三者に開示する場合があります。ただし、その場合には、当該第三者との間で、利用目的、個人情報の機密保持及び個人情報の目的外使用の禁止を内容とする契約を締結します。当社は、お客様の個人情報を以下の者と共有します。サービスプロバイダー事業目的での個人情報の開示当社は、過去12か月間に、事業目的で下記の種類の個人情報を開示しました。種類A:識別子種類F:インターネットまたはその他の電子的なネットワーク活動の情報種類G:物理的な場所または動き当社は、事業目的でお客様の個人情報を以下の者に開示します。サービスプロバイダー個人情報の売却当社は、過去12か月間に、個人情報を売却していません。お客様の権利と選択CCPAは、消費者(カリフォルニア州の居住者)に、個人情報に関する特定の権利を保障しています。この章では、CCPAの権利及び権利を行使する方法について説明します。開示要求権および開示要求に伴うデータポータビリティ権お客様には、当社が過去12か月間に収集および使用したお客様の特定の個人情報の開示を要求する権利があります。当社は、検証可能な要求を受け取り、確認でき次第(「開示要求権、開示要求に伴うポータビリティ権、および削除権の行使」を参照)、以下を開示します。収集したお客様の個人情報の種類収集したお客様の個人情報の収集源の種類その個人情報を収集または販売した際の当社の事業または商業目的当社がその個人情報を共有する第三者の種類事業目的でお客様の個人情報を販売または開示した場合、それぞれ次のリストを開示します。◾️販売の場合:販売した個人情報の種類のリストを購入した団体の種類別に開示します。◾️開示の場合:開示された個人情報の種類のリストを取得した団体の種類別に開示します。削除権お客様には、特定の例外を除き、当社がお客様から収集して保持した個人情報の削除を要求する権利があります。ご本人確認が可能な形でご連絡をいただき、確認でき次第(「開示要求権の行使、開示要求に伴うポータビリティ権、および削除権」を参照)、例外が適用されない限り、お客様の個人情報を記録から削除します(また、サービスプロバイダーに削除を指示します)。ただし、当社または当社のサービスプロバイダーが、以下の目的で情報を保持する必要がある場合は、当社はお客様の削除要求を拒否することがあります。取引の完了、お客様の要求した商品またはサービスの提供、お客様との取引の範囲内で合理的に予想される状況への対応、連邦法に準拠した書面による保証または製品のリコールへの対応、その他お客様との契約を履行する目的セキュリティに関わる事象を検出し、悪意、欺瞞的、詐欺的または違法な活動から保護し、そのような活動の責任者を起訴する目的製品をデバッグして、所定の機能を損なうエラーを特定し、修復する目的言論の自由その他の権利を行使するためまたは他の消費者が言論の自由その他の権利を行使するのを保障するためカリフォルニア電子通信プライバシー法(Cal.PenalCode§1546et.seq.)に準拠するためプライバシー法その他の法令及び倫理を遵守した公益目的の公的または査読済みの科学的、歴史的または統計的な研究に用いるため。ただし、お客様が情報提供をした際に同意が得られており、かつ、その個人情報の削除が上記研究の成果を著しく損なう可能性がある場合に限ります。当社との関係に基づいて、消費者の期待に合理的に一致すると考えられる範囲で内部利用するため法的義務を遵守するため消費者が個人情報を提供した際の背景と関連する範囲で、内部的かつ合法的に利用するため開示要求権、開示要求に伴うデータポータビリティ権、および削除権の行使上記の開示要求権、開示要求に伴うデータポータビリティ権および削除権を行使するには、次のいずれかにご連絡ください。いずれも米国カリフォルニア州法人で当社グループの国際東宝株式会社がサービスプロバイダーとして窓口となります。電話:855-611-0426メール:privacy@tohointl.com手紙:TohoInternational,Inc.Attn:Ms.MasakoTakahashi2029CenturyParkEast,Suite1140LosAngeles,California90067上記の権利は、ご本人または法的に許可された代理人のみが行使できます。未成年の子供に代わって権利を行使することは可能です。メールまたは書面にてご本人確認が可能な形でご連絡いただくことで、代理人を指定することができます。開示要求または開示要求に伴うポータビリティ権について、ご本人確認のためのご連絡は、12か月以内に2回まで行うことができます。また、ご本人確認のご連絡については、次の条件を満たしている必要があります。お客様が個人情報を収集した人物であることまたは権限のある代表者であることを合理的に確認できる次のような情報を提供していただくこと◾️氏名以外に住所、電話番号、電子メールアドレスなどお客様に関する2つの情報権利の行使内容について、当社が適切に対応できるよう十分に詳細な情報をご説明くださいお客様の身元または権利の有効性を確認できない場合や、個人情報がお客様に関連していることを確認できない場合には、お客様の要求に対応することはできません。ご本人確認を行うために、当社サービスのアカウントを作成する必要はありません。ご本人確認時に提供されたお客様の個人情報は、お客様の身元または権利の有効性を確認するためだけに利用します。販売オプトアウト権の行使手順については、下記「個人情報販売オプトアウトおよびオプトイン権」を参照してください。応答のタイミングと形式当社は、要求の受領後45日以内に対応するよう努めています。それ以上の時間(最大追加で45日)が必要な場合は、理由と延長期間を書面でお知らせします。当社サービスのアカウントをお持ちの場合は、そのアカウント宛に回答します。アカウントをお持ちでない場合は、郵便または電子メールでお送りします。当社が提供する開示情報は、お客様のご本人確認ができ、要求があった時点から12ヶ月前までのものを対象としています。もし、当社がお客様の要求に応じることができない場合、その理由を回答の中でご説明させていただきます。開示要求に伴うポータビリティ権につきまして、当社は開示される情報をすぐに利用可能かつ持ち運び可能なものとするため、技術的に可能な範囲で、お客様がその情報を容易に第三者に移転できる形式を選択いたします。過度、反復的または明らかに根拠のないものでない限り、当社がお客様の要求を処理または応答する際に、料金を請求することはありません。料金の請求が必要であると判断した場合は、その決定を行った理由をお知らせし、要求の対応前に費用のお見積もりを提供します。個人情報販売のオプトアウトおよびオプトイン権16歳以上のお客様には、いつでも個人情報を販売しないよう要求する法的権利(「オプトアウトする権利」)がありますが、このポリシーで前述したように、当社は個人情報を第三者に販売しないため、オプトアウトする法的権利は適用されません。差別されない権利CCPAの許可がない限り、当社は、お客様が前述の権利を行使したことを理由に、下記に掲げる差別行為をすることはございません。商品やサービスの提供・利用の拒否割引や特典の付与、罰則の適用など、商品やサービスにさまざまな価格や料金の違いを設ける行為商品やサービスのレベルまたは品質に違いを設ける行為商品やサービスにさまざまな価格や料金の違いを設ける可能性があることまたは商品やサービスのレベルや品質に違いを設ける可能性があることを申し出る行為個人情報保護ポリシー変更時のお知らせ当社は、当社の裁量でいつでもこの個人情報保護ポリシーを修正する権利を留保します。変更の際には、更新された個人情報保護ポリシーを公表し、発効日を更新します。連絡先本個人情報保護ポリシーに関するご質問もしくは本個人情報保護ポリシーに記載されている個人情報の収集、使用方法および利用における権利に関するご質問がある場合、またはカリフォルニア州法に基づく権利を行使する場合は、下記の連絡先までお
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「ミステリと言う勿れ」プレミアイベント&完成披露舞台挨拶「ミステリと言う勿れ」公式サイト累計発行部数1800万部を突破する田村由美さんによる大人気漫画を原作とし、2022年1月期にフジテレビ月曜9時枠で放送された連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」。天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなおしゃべりで、いつの間にか登場人物たちの悩みや、事件の謎までも解いてしまう新感覚ミステリー。放送が始まるや瞬く間に話題となり高視聴率を記録し、幅広い世代から人気を博しました。そしてこの度、「ミステリと言う勿れ」が映画になって帰還、9月15日より公開となります。8月31日には六本木ヒルズアリーナとTOHOシネマズ 六本木ヒルズで、プレミアイベント&完成披露舞台挨拶が開催され、菅田将暉さん、柴咲コウさん、松下洸平さん、町田啓太さん、原菜乃華さん、萩原利久さん、鈴木保奈美さん、滝藤賢一さん、伊藤沙莉さん、尾上松也さん、筒井道隆さん、永山瑛太さん、松山博昭監督が登壇しました。ファンと交流を図りつつ、和気あいあいとした撮影現場を振り返ったこの日の模様を詳しくレポートします!プレミアイベント&完成披露舞台挨拶久能整役菅田将暉さん赤峰ゆら役柴咲コウさん車坂朝晴役松下洸平さん狩集理紀之助役町田啓太さん狩集汐路役原菜乃華さん波々壁新音役萩原利久さん狩集ななえ役鈴木保奈美さん狩集弥役滝藤賢一さん風呂光聖子役伊藤沙莉さん池本優人役尾上松也さん青砥成昭役筒井道隆さん犬堂我路役永山瑛太さん松山博昭監督【プレミアイベント】■MCを務める軽部真一アナウンサーが天然パーマの主人公・久能整をイメージしたカツラをかぶって登場するも、会場はややウケ。思ったほどの反応が得られずに肩を落としつつも、「軽部整です」と挨拶して拍手を浴びました。MC「ミステリと言う勿れ」プレミアイベントの開幕です。豪華な登壇者の皆さんの登場です! ■登壇者の皆さんが六本木ヒルズアリーナに敷かれたカーペットに姿を現すと、観客の皆さんは「キャー!」と興奮しきり。大歓声を浴びた登壇者陣はカゴからボールを投げ入れるなどファンと交流を図りながら、ステージに上がりました。菅田さんありがとうございます。本作が無事に完成して、この日を迎えられて嬉しいです。柴咲さん原作がとても好きで、よく読んでいました。その世界に入り込めるとは全く思っていなかったので、とても光栄です。皆さんにも本作を楽しんでもらえれば良いなと思います。 松下さん原作ファン、ドラマファンの方にも楽しんでいただける作品になっていると思います。 楽しんでご覧になってください。 町田さん(インテリな見た目をしている狩集理紀之助役と紹介されて)今日は全然インテリな見た目ではないんですが…(笑)。柴咲さんと同じで、僕も原作が大好きだったので、参加できて光栄です。皆さんに本作を楽しんでもらえるよう、今日はいろいろとお話したいと思います。 原さん一ファンとしてずっと観ていた作品に汐路として参加することができて、こうして皆さんに作品を届けることができてとても幸せです。 萩原さん一人でも多くの方に本作を観ていただけるよう、魅力をたくさんお伝えできれば良いなと思っています。 鈴木さん私も、原作の時から大好きな作品でした。そして素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと一緒に作り上げた作品を、今日こうして皆さんに初めて観ていただけることをとても嬉しく思っています。 滝藤さん(「滝藤さーん!」という声援に、滝藤さんが笑顔で手を振ってそれに応えました)今すごく嬉しかったよ! (会場:笑) 暑いからね。みんな、水分をいっぱい摂ってね。体調悪かったら、すぐに言ってね。短い時間ですが、楽しんで行ってください。伊藤さん本日は暑い中、たくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございます。(ドラマシリーズから)二年ぶりに風呂光聖子を演じられて、本当に嬉しかったです。どういった感じで出てくるか、皆さん楽しみに観ていただけたら嬉しいなと思います。 尾上さん二年ぶりということで、すごく嬉しく思います。そして、皆さんにも引き続き楽しんでいただける作品になっていると思います。 筒井さんまた参加できて、嬉しかったです。ありがとうございます! 永山さん皆さん、元気ですか? (観客から「元気でーす!」と返事があり、楽しそうな笑顔を見せながら)僕は元気です。(会場:笑)今日は楽しんで行ってください。 松山監督連続ドラマ第一話の撮影は、取り調べ室のシーンから始まりました。あれが2020年の12月だったと思います。その時に菅田さんの演じる久能整と出会って衝撃を受けてから三年弱、連続ドラマの撮影、放送、映画の撮影まで、本当にいろいろなことがありましたが、何とか今日という日を迎えられて嬉しく思っております。待っていただいた皆さんに喜んでいただけたら、嬉しいです。 MC(天然パーマの)カツラ姿の僕が入ってきた瞬間に、笑いが取れるかなと思ったら「シーン」としておりました。 菅田さんそうでしたか(笑)! (励ますように)大丈夫じゃないですか? MCドラマから映画になる、そして原作でも人気の高いエピソードである通称“広島編”を描くという話を聞いた時の感想を教えてください。 菅田さんちょうどドラマのお話をいただいた時に連載していたのが“広島編”でした。僕はそれを読んで、当時ドラマのお話を受けたんです。でも蓋を開けてみると、ストーリーの長さの関係もあって“広島編”はテレビドラマには入りませんでした。整くんのことを説明しているエピソードもあるので、それが映画なのかドラマなのかは分からないですが、「ここをやらないと終われない」という気持ちもありました。なので映画でやることができて、すごく嬉しかったです。 MC松山監督はいかがでしょうか。 松山監督もちろん嬉しかったですが、やはり“広島編”をやるということにはプレッシャーも感じました。今、菅田さんからもあったように、もちろん尺の問題もありました。でも、これは完全に僕の主観で、原作の田村先生には怒られるかもしれないですが、 原作を読んだ時に「何だか“広島編”は他のエピソードとはちょっと違う空気感や温度感がある」と感じていました。それに、もしかしたら(ドラマ放送時の枠である)月曜9時というフジテレビの連続ドラマの枠組の中には「ちょっと合わないかもしれない」という思いもありました。いろいろとディスカッションをした結果、連続ドラマでは外してしまったという経緯があったんですが、菅田さんがおっしゃる通り、整にとってはとても重要なエピソードです。だからこそこうして映画化できるということ、そして僕が危惧していた温度感や空気感を「どのようにしたら映像として落とし込めるのか」という点については、やはり恐怖もありました。皆さんにお力添えいただいて、本当に良い作品になったと思っています。 MC菅田さんにとって、主演した連続ドラマが映画になるというご経験は、今回が初めてですか? 菅田さんそうですね。自分が連続ドラマをやっていて、映画になるのは初めてですね。 MC普段とは違う心境などはありましたか? 菅田さん作品を知ってもらっているからこそ、より期待に応えなければいけないという思いはありました。現場に入ってからは、そのキャラクターを一度やっているので、ゼロからのスタートではないという感じはありました。 MC劇場版には、狩集(かりあつまり)家の皆さんが登場します。キャストにも豪華な方々が顔を揃えています。柴咲さんは、原作をお好きだったそうですね。 柴咲さんそうなんです。ドラマが始まる前から読んでいました。作り込み方が素晴らしかったので、実写になったことで、皆さんから受ける刺激もありました。また整くんのキャラクターをドラマで観ていたので、(整を演じる菅田さんを見た時には)「あ、本物だ」と思って(笑)。撮影は、厳かなシーンからスタートして、狩集家が一堂に会していたんですが、(狩集家は)遺産相続争いをしている人たちなので、結構ピリピリとした空気で始まったんです。「このまま行ってしまうのかな」とドキドキしていたんですが、いつの間にか学校のような雰囲気になっていました。現場に行くのが本当に楽しかったです。MC最初は、緊張感が張り詰めていたんですね。 柴咲さんみんなが一触即発みたいな感じでした。でもそれが(狩集家の雰囲気が)ちゃんと作品にも出ていると思います。お屋敷の中でのすごいシーンから始まります。 MC松下さんも原作がお好きで、原作と同じくらい、菅田さんのこともお好きだそうですね。 松下さん(照れながら)公式に「好きだ」と言わせていただいています。(菅田さん&会場:笑) MC菅田さんの、どういったところがお好きなんでしょうか。 松下さん(照れながら)やっぱりこの芝居力。菅田さん(照れながら)言わされていないですか? 松下さん誰にですか! 言わされてなんかいないです(笑)。芝居力も人間力も本当に高くて、「いつか一緒に仕事をしたい」と思っていたので、今回のお話をいただいた時はとても嬉しかったです。僕も柴咲さんと一緒で、クランクインして菅田くん演じる整くんを見た時に、「うわ、本物だ!」と思いました。それも嬉しかったです。 MC菅田さんは、松下さんと共演されてみていかがでしたか? 菅田さん一度、演劇の授賞式でお会いしたことはありました。前年度の受賞者が松下さんで、その年の受賞者が僕でした。プレゼンターのような立場の松下さんからトロフィーをいただいたんです。お芝居ももちろん見ていましたし、本当に共演するのが楽しみでした。今回の松下さんの演じる役は、一癖も二癖もある役なので、どんなことになるのかなということも楽しみでした。 MC町田さんも、原作ファンだそうです。 町田さんファンというのもおこがましいんですが、好きで読んでいました。MC今回は広島弁にもチャレンジしています。 町田さん以前も一度、広島弁に挑戦したことがあるんですが、今回は少しだけマイルドな広島弁でした。マイルドというのもよく分からないですが(苦笑)、理紀之助らしい広島弁に挑戦して、楽しく演じました。 MC眼鏡をかけているということも、理紀之助役の一つのポイントになります。眼鏡にもこだわりがあったとか? 町田さんそうですね。数ある眼鏡の中から、ベストオブ眼鏡をしっかりと選びました(笑)。その甲斐があって、現場でふとした時に、菅田くんから「眼鏡、めちゃめちゃ良いですね」と言ってもらえてすごく嬉しかったです。 菅田さん眼鏡をかけたまま、「眼鏡を忘れた」と言っていませんでしたっけ。(登壇者の皆さん&会場:笑) ありましたよね? 「眼鏡、どこだろう」って、眼鏡はかけているんですよ。 町田さんありましたね(笑)。 菅田さんそれくらい、馴染んでいたということですよね。 町田さんそうですね。体の一部みたいになっていましたね(笑)。 MC町田さんの眼鏡姿にもご注目いただければと思います。そして原さんは、今回オーディションで役を勝ち取ったそうです。ドラマは視聴者として観ていたということですね。 原さんはい、そうです。一ファンとして毎週欠かさず、繰り返し何度も観ていました。まさか自分がその世界に入れるなんて思ってもいなかったですし、(撮影現場で菅田さんが整を演じる姿を目にした時には)「整くんだ!」と思いました。MC整とバディを組むような役柄でもありました。菅田さんと共演されてみて、いかがでしたか? 原さんすごく嬉しかったです。菅田さんを中心として、現場の雰囲気もすごく穏やかでした。皆さんと一緒に高速しりとりゲームをしたり、動物に関するクイズをやったりと、学校の休み時間のように過ごすことができてすごく楽しかったです。 MCその動物クイズを出していたのが、萩原さんだったと聞いています。 萩原さんちょっとした雑学ですよ。僕はすごくダチョウが好きで、ダチョウの足の速さや特性などをクイズにして出したりしていました。撮影も夜遅くなってくると、だんだんボーッとしてくる時もあるので、そこでちょうど良い感じにクイズを出しながら、皆さんとおしゃべりをしていました。 MC今日発表がありましたが、萩原さんは(軽部アナがエンタメコーナーを担当している)「めざましテレビ」の9月のマンスリーエンタメプレゼンターに決定しました。(会場:拍手、「おめでとう!」という声が上がる) 萩原さん(軽部アナと頭を下げ合って)よろしくお願いします!MC続いて、鈴木さんにお伺いします。初めての「ミステリと言う勿れ」の撮影現場は、いかがでしたでしょうか。 鈴木さん先ほど柴咲さんもおっしゃっていましたが、クランクインして最初のシーンが、狩集家全員集合でした。ドラマからの「ミステリと言う勿れ」チームの中でその場にいたのは整くんだけでした。なので、みんな初めての現場で「どういう感じなんだろう」という意味での、ピリピリ感はあったかもしれません。MCそういった現場にも、次第に慣れていきましたか? 鈴木さんそうですね。狩集家は一族なので、“一族感”は出たと思います。(原さんを見ながら)うちの娘の汐路が本当に良い子なので、それも素敵でした。 原さん(照れながら鈴木さんに感謝し、二人で笑顔を見せ合う) MC滝藤さんは、いかがでしたか。 滝藤さんクランクインも僕だけ、年明けのスタートも僕だけでした。クランクインは、ものすごく遠いところで、僕はいろいろな事情があって、なかなか他のキャストの皆さんとお会いする機会がなかったんです。ドラマの放送時からテレビ業界に爪痕を残すようなドラマを作っていたので、「俳優生命をかけて臨まないとちょっとヤバい」と思って、久しぶりに本気を出しました。(登壇者の皆さん&会場:笑)MC今日は滝藤さんのファンの方もたくさん集まっていますね。 滝藤さん本当に? (会場から「滝藤さーん!」と声援が上がる) MCそしてテレビシリーズでお馴染みのメンバーにもお話を伺いましょう。伊藤さんは、二年ぶりに「ミステリと言う勿れ」の現場でしたが、いかがでしたでしょうか。 伊藤さん(あまり出番がないことを気にしながら)どうなんですかね(笑)。今回起きる事件は管轄外の話なんです。 MC大隣署が担当する事件ではないんですよね。広島のお話ですから。 伊藤さんそうなんです。 菅田さんでも相変わらず、撮影は楽しそうでしたね。 伊藤さんそうですよ! 尾上さん皆さんは、動物クイズ…(嫉妬混じりの表情で)そういったことをやっていたみたいですが、こっちは筒井さんの政治クイズですよ! (登壇者の皆さん&会場:笑)伊藤さん(爆笑)。 筒井さん二年ぶりの撮影は、楽しかったです。尾上さん本当に二年も空いたなんて感じないくらい、楽しかったです。“いつメン(いつものメンバー)”でしたね(笑)。菅田さんも来てくださってね。 菅田さん三人のシーンを見たかったんです。 MCやはり菅田さんにとっても、このお三方が出てくると「本シリーズが帰ってきたな!」という感じがしますか? 菅田さんそうですね。(劇場版には)あまりレギュラーの方がいなかったので、三人のやり取りが健在で嬉しかったです。 伊藤さんめちゃめちゃ楽しかったです。 MC会場の皆さんは本作をご覧になるかと思いますが、このお三方は劇中になかなか出てこないので…。 伊藤さん絶対に諦めないでほしい! 諦めないで観てください! MC絶対に出てきますからね! そして永山さん演じる犬堂我路も帰って来ました。原菜乃華さんとの共演の感想はいかがでしたか? 永山さん(原さんの方を見て)海がきれいだったよね。(原さん&会場:笑)原さんとは「初めまして」だったんですが、「天才だな」と感じました。完成した本作を観て「もっともっと、これから先もずっと見ていきたい」と思うような、素晴らしい輝きをスクリーンに焼き付けた方だなと思っています。本当に素晴らしかったです。MC海のシーンは、撮影当日に曇っていたものが、奇跡的にパッと晴れたと伺っています。 永山さん(原さんの方を見て)そうだったね。 原さんそうでしたね。晴れのタイミングを見計らって撮りました。すごくきれいでした。 ■ファンの方々に見守られながらフォトセッション。最後に菅田さんが「『ミステリと言う勿れ』よろしくお願いします!」と力強く呼びかけ、プレミアイベントが幕を閉じました。【完成披露舞台挨拶】菅田さん本日は皆さん来てくださり、ありがとうございます。たくさんの方がドラマを観てくださったおかげで、こうして映画ができたと、本当に感謝しております。同じように本作も愛してもらえることを祈っております。 柴咲さん私は、田村由美さんの描く世界観が大好きで原作も読んでいたんですが、それがテレビドラマになり、このように映画となり、まさかそれに自分自身が出られるとは思ってもいませんでした。皆さん、もう本作をご覧になったんですよね? ドラマもそうですが、本作も一つのお話をグッと凝縮して盛り込んでいる作品です。私が初めて(原作の)漫画を読んだ時と同じような、緊張感や展開を楽しめたと思っています。 MC続いて、狩集お付きの弁護士の孫で、汐路の初恋の人・車坂朝晴役を演じた松下幸之助さん。よろしくお願いします! (松下洸平さんを、松下幸之助さんと言い間違ってしまい、登壇者陣も会場も大爆笑) 菅田さん(悪ノリして)松下幸之助さん。幸之助さん、どうぞよろしくお願いします。(松下さんにお辞儀)松下さん(タジタジとなりながら菅田さんにツッコミ)行けない、行けない! それは無理! さすがに「どうも!」って行けなかった。 MC(申し訳なさそうに)松下洸平さん。 菅田さん&松下さん(爆笑)。珍しい! 軽部さんがそんな間違いをするなんて! MCごめんなさい。アナウンサー生活39年で、こんな間違いをしてしまい本当に申し訳ございません。先ほどのプレミアイベントでアフロヘアのカツラを被ってステージに登場したら、シーンとなったんです。(会場:笑) 全然ウケなかったんですよ。そのショックがまだ尾を引いているのか…すみません。 菅田さんずっと、へこんでいましたもんね。 MC本当だったらここもアフロヘアを被ってこようと思ったんですが、「やめましょう」ということになりました。(気を取り直して)松下洸平さんです! 松下さん(こちらも気を取り直して)こんなにたくさんの方に集まっていただいて、本当に嬉しいです。皆さんは本作をご覧になったんですよね。僕は非常に興味深い役をいただき、演じていてすごく楽しかったです。現場では多くのことを学ばせてもらいました。僕もドラマ版、漫画も本当に大好きで観ていたので、この作品の一部になれたことを心から嬉しく思います。一人でも多くの方に本作をご覧になっていただきたいと思います。松下洸平でした!(会場:笑&拍手) 町田さん皆さん、もう本作をご覧になったということで、いかがでしたでしょうか。楽しんでいただけましたでしょうか。(会場:拍手) ありがとうございます。(会場の拍手を噛み締めるようにして)嬉しいですね。それに尽きます。素敵なキャストの皆さんと共演できたことも嬉しいですし、プロフェッショナルなスタッフの皆さんと一緒に作り上げたことも、楽しく光栄でした。この作品をより多くの方に観ていただいて、楽しんでもらえたらと思っております。 原さん本日はお越しいただき、ありがとうございます。ドラマを一ファンとしてずっと観ていて、まさか自分が狩集汐路という役で「ミステリと言う勿れ」の世界に飛び込めるなんて考えてもいなかったので、とても幸せです。本作は整くんの言葉に救われるような気持ちになる瞬間もあれば、叱られているような気持ちになる瞬間もあって、すごく素敵な作品だと思います。 萩原さんたくさんの方に観ていただけて、すごく嬉しいです。たくさんの方に愛されている作品に参加できるのはすごく嬉しいことです。これだけ豪華なキャストの皆さんと一緒に現場を共にできて、僕自身もたくさん勉強になりました。本当に恵まれているというのを、今日この場に立たせてもらうことで、さらに感じることができました。(隣の町田さんと目が合い、萩原さんが「ふふ」っと吹き出してしまう) 町田さん何で笑うんだよ、人の顔を見て。「ふふ」って! (会場:笑)萩原さん違うんです、違うんです! 何だか目が合っちゃったので、ごめんなさい(笑)。本当に多くの方に観ていただきたいので、ぜひ周りの方にたくさん勧めていただけたらと思っております。 鈴木さん完成した作品を観て、私はまず「なんてボリュームがたっぷりな作品だろう」と思いました。謎解きの部分だけではなく、整くんの深いメッセージがあり、一族の愛情や友情もあったり、美しい日本の景色だったり、お借りした日本のお屋敷も、とても素晴らしく見どころがあると思います。そしてそれを実現させた、たくさんのスタッフの力が結集した作品だと思います。本作が、また今日から育っていったら良いなと願っております。 MC続いて、汐路の父親である“かりあつめ”弥を演じられました、滝藤賢一さんです。(正しくは“かりあつまり”であるため、周囲が「かりあつめ…?」とザワザワする) 菅田さん(フォローするように)大丈夫です! 軽部さん、大丈夫です。お気になさらずに。全員、ちょっと名前が難しすぎるんですよ。最悪省いてもらって。(会場:笑) MC(申し訳なさそうに)“かりあつまり”と何度も言わなければいけないので、すみません! (気を取り直して)“かりあつまり”弥を演じられた、滝藤賢一さんです! 滝藤さん(笑)。(「ミステリと言う勿れ」の)ドラマが素晴らしかったので、オファーをいただいた時に、「こんなに素晴らしいドラマを作った人たちと映画を作れるんだ」と思ってすごく喜んだんですが、 台本を見てみたら誰にも会わない役でした。(登壇者の皆さん&会場:笑) 鈴木保奈美さんが奥さん役を演じていますが、(鈴木さんと顔を見合わせながら)今日初めて会いましたもんね。(登壇者の皆さん&会場:笑) 出来上がった作品を観て「気持ちは一つだったぞ」と思えてとても嬉しかったです。伊藤さんお集まりいただき、本当にありがとうございます。滝藤さんがそんなことを言ったら、こちらもね…。(大隣署のメンバーと顔を見合わせて大笑い) 本当に一日だけの撮影という感じでした(笑)。久々に「ミステリと言う勿れ」のスタッフの皆さんにもお会いできましたが、スタッフさんもちょっと(メンバーが)変わっていましたね。 尾上さん変わっていましたね。 伊藤さんでも、監督や皆さんにお会いできて本当に嬉しかったです。大隣署に再び戻って来られたことも本当に嬉しく思い、楽しく撮影をしました。あまり撮影に携わっていなかったので、本作の出来上がりを本当に楽しみにしていました。観たら、めちゃくちゃ面白いと思いました。整くんの言葉は毎回、人を救ったり、温かくしたり、素敵だなと思いました。「ミステリと言う勿れ」はやっぱり面白いなと、改めて思っております。皆さんにもそうやって楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。これって自己紹介するところですよね。すみません、間違えて長々と喋ってしまいました(笑)。 菅田さん合っているよ。 尾上さん伊藤さんがおっしゃるようにですね、「滝藤さんにそう言われちゃあ」という話ではございます。(登壇者の皆さん&会場:笑) 二年ぶりに集まって、大隣署の三人で撮って、そのブランクを感じないぐらい楽しい撮影でした。「共演者の皆さんに恵まれたんだな」と改めて実感した瞬間でもありました。僕も本作を観て、本当にドラマでも皆さんから好評を博しただけのことはありますし、我々もとても楽しみにしていた作品です。自分が出演していることを忘れて(笑)、とても楽しく拝見しました。伊藤さん(爆笑)。 尾上さん皆さんはもうご覧になったから大丈夫かとは思いますが、エンドロールで自分の名前が出てきて「あれ!出ていたっけな!」とびっくりしました!(登壇者の皆さん&会場:笑) でもこういった皆さんに長く愛される作品、多くの方に愛される作品に携われることは、やはり出演者としては本当に嬉しいことです。本作共々、皆
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「ファーストキス 1ST KISS」公開直前イベント「ファーストキス 1ST KISS」公式サイト日本のドラマ、映画界を牽引する脚本家・坂元裕二さんと、数々の大ヒット作を生み出してきた塚原あゆ子監督が初タッグを組んだオリジナル作品「ファーストキス 1ST KISS」が、いよいよ2月7日より公開となります。 1月28日にはTOHOシネマズ 日比谷で公開直前イベントが行われ、事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルをする主人公の硯カンナを演じた松たか子さん、カンナの夫・硯駈を演じる松村北斗さん、メガホンを取った塚原監督が登壇しました。 先日開催された完成披露試写会で、本作を鑑賞したお客さんから寄せられた“付箋コメント”に囲まれながら、作品についてトークを繰り広げました。全国95劇場、約16000人のお客さんに向けた生中継も行われたこの日の模様を、詳しくレポートします!公開直前イベント硯カンナ役松たか子さん硯駈役松村北斗さん塚原あゆ子監督松さんちょっとのお時間ですが、皆さんと楽しく過ごしたいと思います。 松村さん本作への期待が高まるような話ができるよう、頑張ります。一緒に楽しみましょう。 塚原監督まだご覧になる前ということなので、ネタバレをしないようにお話したいと思います。 MC今日はこの劇場だけでなく、95の劇場と生中継で繋がっており、約16000人が本イベントを観ていらっしゃいます。 ■登壇者の皆さんが中継カメラに向かって「こんばんはー!」「ありがとうございます!」と手を振る。MC松村さん、静岡県の方々も観ていらっしゃいますよ。 松村さん僕の地元、静岡! (手を振りながら)静岡も元気ですか? (会場のお客さん:笑) MC松村さんは、静岡の映画館にも行っていましたか? 松村さん駅前の映画館によく行っていましたね。 MC皆さん、仕事やプライベートなどで訪れて、思い出深い場所、好きな場所はありますか? 松さん舞台の公演で行くのは、大阪や福岡が多いです。ぶらぶらと散歩したり、お城に登った思い出があります。 MC街を楽しまれたんですね。 松さんそうですね。散策したりしました。 MC一人でふらっとお店に入ったりもしますか? 松さんはい。人並みの生活をしています(笑)。 MC松村さんは、全国ツアーなどで地方を訪れた際に、街に出かけたりしますか? 松村さんツアー中は、ライブが終わった後にみんなで夜ご飯を食べに行ったりしますね。 MC松さんのように大阪城に登ったりはしませんか? 松村さん昔、仕事で行った時に大阪城公園を歩きました。 MC今までに行った場所で思い出に残っている所を教えてください。 松村さん農業番組のようなものに出演した際に行った北海道です。地元の方から「アスパラは大地に生えている状態が一番新鮮なんだ。一番新鮮なものを食べてほしい。」と言われて、北海道の大地にこう…。(地面に生えたアスパラに直接かぶりつく様子を再現して、会場のお客さん:笑) 僕はTEAM NACSさん(森崎博之さん・安田顕さん・戸次重幸さん・大泉洋さん・音尾琢真さんによる演劇ユニット)が好きなんですが、その番組はTEAM NACSの森崎さんの番組でした。北海道の地で、“大地を食べた”ような気持ちがして、(しみじみと)すごく美味しかった…。(会場のお客さん:笑)すごいんですよ、アスパラの噛んだところから水が「プシャーッ!」と出るほど新鮮なんです。(周囲から「またまたぁ」と声がかかり、会場のお客さん:笑) すごかったんですよ! 北海道では他ではできないような体験をしたので、また一つ好きな場所になりました。 MC松さんは、いかがでしょうか。 松さん長野県の松本市です。街がすごく気持ち良いんです。骨董品屋さんもちょこちょこあって、お店を覗いたりしながら、ぶらぶらします。過ごしやすくて、気持ち良い場所で、好きです。 塚原監督本作の撮影では、山梨県や静岡県で場所をお借りして、撮影をしました。富士山もあって素敵な場所ですね。思い出深い場所になりました。 MC本作のロケ地選びでは、どういったことを意識しましたか? 塚原監督ネタバレをしないように話すのがものすごく難しいんですが…(苦笑)、主人公がタイムトラベルするために何度も何度も同じ場所に行くんです。なので、富士山など何か象徴的なものがあると、そこに戻ってきたということが分かりやすくなると思って、その場所に決めました。 MC静岡県でもロケをされたとのことですが、松村さんの地元とはまた違う場所なんですね? 松村さん静岡県は大きいので、地元という感じではなかったですね。 MC本作のロケ地でのエピソードや思い出はありますか? 松さん静岡県でロケをしている時に、松村さんが差し入れをしてくれたのを覚えています。「皆さんが静岡に来たのであれば」ということでドーンと差し入れをしてくれました。 松村さん「ドーン」と言うと、すごいものを差し入れたみたいですが…。 松さんすごいものでしたよ。いろいろ調べて、フルーツサンドを大量に差し入れてくれました。みんなで美味しくいただきました。 塚原監督きれいなフルーツサンドでした。 松村さん有名なお店らしいです。メイクさんも静岡県の方で、地元がロケ地から近かったので「この辺に美味しいフルーツサンドのお店があるよ」と教えてくれたんです。せっかくならばと思って差し入れました。ちょっとでも静岡県を良く思われたい。(会場のお客さん:笑) 静岡県を元気にしたいんです。 MCそういうお気持ちから、フルーツサンドをドンッと差し入れたわけですね。 松村さんそうですね。ドンッと。(会場のお客さん:笑) MC会場の皆さんはこれから本作をご覧になりますが、本作にはとても良い景色の場所が映し出されています。本作をご覧になった後に、行きたくなるような場所だと思います。 松さんそうですね。私も行きたいです! すごく良かったですよね。空気も気持ち良かったです。もう一度ちゃんと行きたいお店もあるんです(笑)。 MCそれはロケ場所とは関係のないお店ですか? 松さんロケ場所です。(劇中に登場する場所を思い浮かべた松村さんと塚原監督は、「ああ…」と納得の表情) MC松村さんは、今回のロケ地はいかがでしたか? 松村さん静岡県は富士山もあれば、海もあるんですが、僕の地元は、どちらかと言うと海側なんです。本作のロケでは、山に行くことが多かったです。改めて「静岡県ってきれいな場所だな」と思いました。静岡県の話ばかりですね! (会場のお客さん:笑) 塚原監督ロケ地は、静岡県だけではないですが、ロケ地巡りをしやすい、またはしたくなるようなシーンもあります。 松村さん(ロケ地を思い出しながら)山梨県はあそこですか? 塚原監督あのホテルですね。 松村さんあそこもすごかったですよね。屋上に温泉があるそうで、入りたかったです。高台になっていて、そこに露天風呂があるそうです。行きたいですよね。 塚原監督屋上ではなくて、下だったかもしれない。記憶が曖昧になっています(笑)。 松村さん我々は、必死に撮影をしていましたからね。 MC塚原監督は、今回のロケ地で実際に撮影をしてみてどのようなことを感じましたか? 塚原監督またネタバレをせずに言うのが難しいんですが、タイムトラベルするために主人公が何度か同じ場所に行くんです。なので、撮影のつながりを踏まえると「晴れていないとまずいな…」といった邪な気持ちがすごくあって、景色を楽しめませんでした(苦笑)。もう一回行きたいなと思っています。 MC先日完成披露試写会が行われ、すでにたくさんのお客さんからの声が集まっています。劇中では、“付箋”が重要なキーアイテムとなるので、一足早く本作をご覧になったお客さんに付箋に感想を書いていただきました。今日はそちらの一部を集めてバックパネルに貼っております。 ■登壇者の皆さんは、興味津々でバックパネルの付箋コメントに目を通していました。松村さん(バックパネルを見ながら)これで一部ですか? MCいただいた感想のごく一部です。 松村さん(驚いて)ええー! いっぱいある! 松さんありがとうございます! (付箋コメントに見入りながら)字がきれい…。 松村さんうわ! (びっしりと感想が書かれた付箋を見つけて)詰め込んだなぁ。近くで見るとメッセージが書いてあるんですが、引いて見ると「ファーストキス」と見えるよう工夫をして書いてくれている方もいますね。映えを気にしてくれている方もいるなぁ。(気になるコメントを見つけて)あ! こういうのもカッコ良いですね。「振り返り、悔いのない判断をする」。この言葉だけをバシッと書いてあります。 MC本作を観た後に読むと、さらに「なるほど」と思いますね。 松村さんそうか。読むものによっては、ネタバレの可能性もあるんですね。 塚原監督(気になるコメントを見つけて)これ、かわいいけれど、完全にネタバレです。「恋をしたら、また観てしまう映画になってしまうと思います」という感想もありますよ。 松さんプロの人みたいな感想! 松村さんキャッチコピーみたい。 松さん(感想を読み上げて)「坂元裕二、ずるい」。(会場のお客さん:笑) 松村さんああ! 分かるなぁ…! 松さん(感想を読み上げて)「北斗くんの演技、最高でした」。 松村さんかなり僕に肩入れしていますね。それは僕だけが読めば良い感想ですから、そっとしておいてください。(会場のお客さん:笑) MC「キャストの方の表情、セリフで大号泣してしまいました」「松たか子さん、松村北斗さん、最高です!」「笑いあり、涙あり、あっという間の二時間でした」という感想もあります。 松村さんこれ、うれしいですね。(感想を読み上げて)「タイムスリップ系の物語、実は苦手だったのですが『ファーストキス 1ST KISS』は感動しました 絶対にまた映画を観に行きます。友人にも勧めます」という感想です。 塚原監督ありがとうございます。 MC確かに友だちと一緒に観に行って、鑑賞後に話し合いたくなるような作品でもありますよね。 松村さん確かに。 MC「これを観たことによって、確実に私の未来は変わりました」という感想もあります。過去や未来について考えた人も多いようですね。 登壇者の皆さんありがとうございます。 MC本作は時空を超えたラブストーリーということで、松さん、松村さんは、現代と過去の両方を演じられています。演じる上で苦労されたことはありますか? 松さん私は監督やスタッフの方にイメージを作ってもらって、現在、過去、それぞれのカンナにハメただけなので、私自身はそんなに苦労はなかったです。やりたい放題というか、思ったまま演じただけなので、本当にすみません(笑)。 松村さん“やりたい放題”と言うと雑な言葉に聞こえますが、すごく躍動的にそれぞれのシーンを演じられていました。松さんが言いたいこともすごく分かりますが、僕はそれが魅力だと思います。 松さんやりたい放題ぐらいのパワーがないと、なかなか受け止めづらいお話だと思うんです。現実にもあるような、“あるある”なことも出てきますが、あり得ないことも出てきます。それを混ぜて皆さんにポイッて投げるには、ある種のエネルギーがないとダメかなと思っていました。あまり寄り添いすぎても「何か違うなぁ…」と思ったので、やりたい放題で暴れさせてもらいました(笑)。塚原監督さすがです。ご覧になると、まさにそういうことだなと分かると思います。 MC松村さんも、松さんに引っ張ってもらった部分は大きかったですか? 松村さん全てですね。年齢とキャリアどちらにおいても、松さんと夫婦役を演じるのは、すごく難しいことで、僕だけの力では乗り越えることができなかったと思います。塚原さんもそうですが、松さんが普段僕にどう接してくれていたかというのが、すごく大きかったと思います。そこからシーンに入るまでのシームレスさのおかげで、「そのまま作品の世界に連れて行ってもらえたな」というシーンが本当にたくさんありました。 MC本番のスタート前から、シーンが始まっているような感覚でしょうか。 松村さん空気感と言いますか…だから、ちょいちょい松さんに失礼な物言いをしてしまうんです。(松さん&会場のお客さん:笑) MCちょいちょい失礼な物言いがあったのですか? 松さんいえいえ! 全然ないです。 松村さん(ホッとしたように)良かったですぅ。(会場のお客さん:笑) 何だか松さんと話していると楽しくなっちゃうんですよね。 松さん良かったです。 松村さん松さんがそういうことに気づいてくれたから、夫婦役をやれたんだと思います。 MC松さんも、松村さんのお芝居に影響されたことはありますか? 松さん先輩よりも、年下の人の方がきっといっぱい気を遣うと思います。松村さんがいろいろ気を遣ってくださっていたのを感じて、助かっていました。あとは、松村さんがこんなにおしゃべりをする方だとは思わなかったです(笑)。(会場のお客さん:笑)私はおしゃべりが得意ではないので、すごく気を遣ってしゃべってくれていたんだなと思いました。(松村さんの方を見て)ありがとうございました。(松村さん&会場のお客さん:笑)MC監督からご覧になって、お二人の空気感はいかがでしたか? 塚原監督掛け合いのシーンでは、年齢を重ねた時の駈を演じる時は、松村さんの声が少し太くなっていて、松さんも、若い時のカンナを演じる時には、声を高くされていました。手紙の部分だけは、声を別録りをしたんですが…あぁ、ネタバレ…? (ネタバレを気にしてマイクを下ろす) MC舞台挨拶のトークの途中で、マイクを下す方を初めて見ました。(会場のお客さん:笑) 塚原監督撮影後に、松村さんだけ一人で声を録ったんですが、声の感覚が戻らなくて、掛け合いのシーンの時の声に近づける作業をしました。 松村さん撮影から数ヶ月空いていましたからね。 塚原監督二人の空気感で自然に出来上がっていった二世代の世界観があったので、すごいなと思いました。距離感を縮めるには、こういう良いことがあるんだと思いました。MC本日1月28日は、「逸話(い・つ・わ)の日」です。そこで本作のストーリーから派生して、「あの頃に戻ってやり直したいな」「あの一瞬をもう一度味わってみたいな」と思うエピソードを教えてください。 塚原監督私は母親を亡くしているんですが、もうちょっと会話をしたかったなという思いが残ってしまっています。もし戻れるならば、「今なんて言うのかな」とか思います。だから、本作はラブストーリーですが、観終わった時に、私は母親のことを思いました。皆さんにも、きっとそれぞれ思い浮かべる方がいらっしゃると思います。ご夫婦だけに限らず、お友だちなどいろいろなパターンがあると思います。ご覧になった後に、「これを思い出しました」と教えていただきたいです。 MC松村さん、塚原監督の良いお話の後に「どうしよう」と思っている表情ですね。ちょっとしたエピソードでも良いんですよ! (会場のお客さん:笑) 松村さんふざけた人間でごめんなさい。(会場のお客さん:笑)後悔というか、「あの一言だけなければな」と思っていることがあります。(第46回日本アカデミー賞、「すずめの戸締まり」「ホリック xxxHOLiC」で)日本アカデミー賞で新人賞と話題賞をいただいたことがあるんですが…。(松村さんの当時の発言を知っているお客さんがたくさんいて:笑) 塚原監督(お客さんの反応を受けつつ) ファンの皆さんの間では有名な話なんだね。 松村さん有名なんですか? その年に新人賞と話題賞のどちらもいただいて、すごく光栄でした。でも、僕は本業が俳優ではないから、申し訳ないというかすごく場違いな気持ちでした。賞をもらうのはうれしかったんですが、問題はスピーチです。まずは新人賞の時は粛々とお礼やよろこびを伝えて、何とか終えられました。でも、もう一回話題賞でスピーチがあるんです。十分後くらいにまた同じ男が出てくるんですよ。(会場のお客さん:笑) 俳優陣からしたら「誰だよ」みたいな、ちょっと知っている人からしたら「うわ、アイドルが上がってきたよ」と、思われていると思っていたんです。(周囲から「いやいや、そんなことない」という声が上がる)だから、二回目の登壇の時に本当にいたたまれなくて、スピーチで「僕なんかが何度も出てきてしまって、場違いだなと思っています」みたいな内容を話してしまいました。それでも何とか軌道修正をして、「うれしいは、うれしいです」とはなしたんです。でも、「こんな僕を話題にしてくれて、ありがとうございました」で締めておけば良かったんですが、なぜか「すみませんでした」と付け足して帰ったんです。(会場のお客さん:笑)会場がざわざわざわってなっちゃって…あの最後の「すみませんでした」さえなければ、もうちょっと収まりが良かったはずだと思っています。やり直したいですね。もっと感謝をいっぱい伝えられたら良かったと反省しています。 松さん「あの時に戻りたい」という話でも良いですか? 小学校の五年生くらいの頃に、体育の授業でハードルをやったんです。その授業で「50メートルハードル走のお手本をやれ」と言われたことがあったんです。あの時の私が一番輝いていたと思います。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)当時、普通に50メートル走を走るより、ハードル走の50mの方がタイムが速かったんです! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「ええ!」という驚き&笑) 飛べるよろこびみたいなものがあったんです(笑)。 MCこれまでの作品に出ているご自身などではなくてですか? 松さん私にとってはあの時です。もう二度と戻らないですが、輝いていたんです(笑)。 松村さん見てみたいですね。当時の松さんにとっては、その50mが世界の全てということですもんね。 塚原監督世界征服。 松村さん世界征服? 今、響きだけでしゃべっていましたよね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) MC(笑いに満ちたステージを見て)お話をうかがっていても、撮影現場もこういった空気だったのかなと思いました。 塚原監督こんな感じで、仲が良かったです。 MC最後にこれから本作をご覧になる方へメッセージをお願いいたします。 塚原監督優しい作品になっていると思います。皆さんに受け取っていただいてから、また育っていくものだと思いますので、ぜひ一緒に楽しんでいただけたらと思います。 松村さん本作は、夫婦の物語ではありますが、皆さんにとってそれは親友であったり、家族であったり、仕事の仲間だったり、いろいろなものに転換できると思います。ぜひ、観終わった後に「自分にとっては何かな」と、思い出してもらって、楽しんでいただけたらと思います。 松さん切ないお話に感じるかもしれませんが、私はどこか幸せな話だと思います。それをひとかけらでも皆さんに感じていただければ幸いです。今日は本当にありがとうございました。
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「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」黒の日舞台挨拶「名探偵コナン 黒鉄の魚影」公式サイト原作者・青山剛昌さんによる原作漫画が4月12日に103巻に到達(累計発行部数は全世界2.7億部を突破!)、テレビアニメシリーズも放送1000回を突破するなど、ますます勢いを増している「名探偵コナン」。4月14日に公開し、今もなお全国の劇場でロングラン上映を続けている最新作の「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」は、公開から143日間で観客動員数966万人・興行収入136億円を超えるという驚異の成績を残し、26作目にしてシリーズ歴代NO.1の成績を記録しました。 そんな同作もいよいよ閉幕が近づき、応援してくださったお客さまへの感謝、さらに本作のメインキャラクターでもある“黒ずくめの組織”になぞらえて、9月6日の“黒(96)の日”に声優陣が再集結し舞台挨拶を実施しました。壇上には、高山みなみさん、林原めぐみさん、堀之紀さん、立木文彦さん、小山茉美さん、古谷徹さん、三石琴乃さんが揃い、ネタバレシーンありでファン垂涎のトークを繰り広げました。全国342の劇場で生中継を実施した、激アツなこちらのイベントの様子を詳しくレポートします。黒の日舞台挨拶江戸川コナン役高山みなみさん灰原 哀役林原めぐみさんジン役堀 之紀さんウォッカ役立木文彦さんベルモット役小山茉美さん安室 透/バーボン/降谷 零役古谷 徹さんキール/本堂瑛海役三石琴乃さん高山さん皆さん、こんばんはー! 47都道府県の皆さん、見ていますかー? 今日は、あっという間に終わってしまうかもしれないですが、この舞台の興奮をみんなで共有しましょう。 林原さんまさか黒の日に、こんなかたちで呼ばれるとは思っていませんでした。たくさん潜ってくださった方もいると思います。もしかしたら今日初めて観る人がいたら、それはそれで素敵です。最後の最後の最後の最後まで楽しんでいただきたいと思います。 堀さん今日は日本全国の皆さん、充分楽しんでいってください! 立木さん黒の日にふさわしい男といえば、私なんですが……黒以外何もないです。声も容姿も黒です。今日は観客の皆さんと、全国の皆さんと一緒に、この130億円以上いったコナンを、これからも楽しめるこの場にいられることが本当にうれしいです。 小山さん(ベルモットの声で)A secret makes a woman woman.(意味:女は秘密を着飾って美しくなる)秘密だらけの小山茉美です。 古谷さん皆さん、ようこそ集まってくださいました。そして全国のこの舞台中継をご覧の皆さん、本当にありがとうございます。思えば「名探偵コナン ゼロの執行人」(2018年公開)の時にネット上で、「安室透を100億の男に」と言う声が高まりました。それ以来、毎年「劇場版『名探偵コナン』が100億を超えないかな?」「三桁いかないかな?」と、いつも願っておりました。それはスタッフ、キャストみんなの思いでございます。ついに皆さんのおかげで100億どころか135億を超えたと言う素晴らしい成績を残すことができました。次は、安室透が200億を目指します!(会場:大きな拍手) 三石さん「名探偵コナン」のイベント初出場の三石琴乃でございます。普段は割と正義側の役が多いですが、今回は黒の日ということで黒い衣装で、このそうそうたるメンバーの方たちとこのステージに立てることを本当にうれしく思います。 MC本日は上映前ではあるんですが、「ネタバレ何でもあり!」ということで、宣伝期間中にあまりお話いただけなかったあんなお話、こんなお話、いろいろ伺いたいと思います。4月14日の公開初日から9月3日まで143日間の興行収入が136億円、観客動員数966万人突破! シリーズ歴代記録更新中です! 高山さん今この9月6日まで、ずっと上映されていること自体が初めてのことなので、それに一番驚いています。こんなに長く上映されるとは思わなかったです。130億円……、何もかもが驚きというか、新鮮過ぎちゃって何とも言えないです。それだけたくさんの方にご覧いただけたということが本当にうれしいです。 MC966万人という数字、実感はありますか? 高山さんないです(笑)。 堀さん15人に1人ぐらいは観ているって感じでしょ。 高山さんでも、これ、ねぇ、もうちょっとで目指せ1000万人。 古谷さん桁の区切りが良いほうが良いよね! 高山さんキリが良いのがいいですね。13っていうのもあんまり好きじゃないんですよね。13って何か黒ずくめの方たちのイメージがあるじゃない? だから14にしたいの。もうちょっとで140になる。いけそうだよね? MCあと340000人で1000万人! 古谷さんあ、全然いけそうじゃない。 高山さんこのまま年末まで(映画館での上映を)やっちゃうかもしれないでしょ?(会場:大きな拍手) 堀さん来年の封切りまでずっとやっていたら? 高山さん来年まで? 林原さん同時上映しちゃう? 堀さん二本立て! 高山さんすごいね、それ! 古谷さんすごい発想だね! 高山さんその発想はなかったわ! でもちょっとだけ間を空けてくれないと、ちょっと休憩できないかな(笑)。皆さんもちょっと休憩も取って「じゃあ次は何だろう?」っていきたいじゃない。でも、本作をできる限り楽しみたいよね。クロージングって言っているけれど、いつクロージングするかは、あなた次第!(とニヤリ) MC大ヒットに向けていろいろと皆さんのお力もお借りしたいと思っております。まずは本編の中身ですね。皆さん、ラストの水中シーンが気になっていると思います。あれは物語上、コナンくんには聞こえていないんですよね? 高山さん気を失っていますし、聞こえていないです。 MCあのシーンを高山さんがご覧になった時はどのようなご感想でしたか。 林原さんみなみちゃん(高山さん御本人)になってからでしょ? 江戸川くんにはちょっとどいてもらって。 高山さん“ちょっとどいてもらって”ね。今までになかった映像美というか、水中であんなに長いシーンはありませんでした。水中のシーンは、たくさんあったけれど、ああいう感じはなかった。本当に単純にきれいで素敵なシーンだな、切ないなぁ、そして恥ずかしいなぁ(笑)。 林原さんふーん。「高山みなみは“恥ずかしい”」のね。 高山さんうん、照れちゃう。林原めぐみは照れない? 林原さん林原めぐみが観たとしたら? あ! 照れるね!! 高山さんでしょう? 林原さんそういうことか。はい、分かりました。 MCちなみに、このシーンのアフレコに向けて、林原さんはどんな思いで準備をされたんでしょうか。 林原さん台本をもらって、読んだ時にすごくびっくりしました。何かを自分が発声することで一つの正解になってしまうことが怖かったです。こんなにセリフを言うのが怖いのは久しぶりでした。「どういう言い方」とか「どういう思い」ではなく、どれも正解で、どれも誰かの何かと違うみたいな感じですかね。ただ、いろいろな思いの中に沈んでいく時の決意としては、「コナンくんだけではなくみんなを巻き込んじゃいけない」っていう思いがありました。博士のシーンも大好きですが、そのシーンについては哀ちゃんは知らないので、探偵団の子たちがおとなしく帰ったことも知らないわけです。でも、何か彼女が今までずっと背負ってきたものとかをちゃんと一緒に水の中で感じようみたいな思いはありました。何かキーワードになるセリフよりも、今海の中で宮野志保からシェリーから灰原哀からずっとたどってきたものをたどる気持ちかな。 古谷さん難しいセリフだよね。 林原さんどれも合っているような、間違っているような…。でも(高山さんと)二人で録れたから、すごく素直にやれた気がしています。 MC本作の公開後は、いろいろな反応があったかと思います。灰原哀ちゃんの“アイ”の字も「哀しい」ではなく「愛情の愛」だという声が上がったり、実際に反響を受けてどうですか? 林原さん劇場版としては「本当にありがとう」という気持ちです。この後、テレビシリーズもあるので「また相棒に戻っていくのね」っていうところであります。でも日常でもきっと哀ちゃんは分かっていますよね。みんなのあのシーンを見ていなくても、きっと自分の「アイ」の字が違うことを自分からは言わないけれど、分かっているだろうって思っています。 MC堀さんに伺います。完成披露試写会でまさかの「哀ちゃん、かわいい!」というコメントが飛び出しました。今回本編ではかなり冷酷なジンの一面が描かれていたと思います。演じる上で意識されていたことなど教えてください。 堀さんまずね、「哀ちゃん、かわいい!」は、単純に視聴者目線で言ったことです。ジンではないです(笑)。高山さんそれはそうでしょう(笑)。 堀さんジンは「会いたかったぜ、シェリー」って言うんですよ! あれって最初に言ったのはハイドシティホテルの屋上で哀ちゃんがお酒を飲んでシェリーに戻った時に、ジンが追い詰める。またジンはばかだねぇ…。余計なポエミィなセリフ「綺麗じゃねーか…闇に舞い散る白い雪…それを染める緋色の鮮血…」なんて言っているうちに、コナンくんに麻酔銃で撃たれるんですよ。(会場:笑)それ以来の「会いたかったぜ」だったので、前のを見返して「どういう言い方をしたのかな」って一応勉強しました。ジンは大声でどうかつしたり、逆上してわめきまくったり、怒りまくるということは絶対にしないので、本当に静かな口調で相手に対して死を宣告するんですよ。だから、それは逆にすごく怖いよね。わめきまくっている人の方が「落ち着け」って言えそうじゃない。落ち着いている人間から「もう終わり」と静かに言われると本当に終わっちゃう感じがしますよね。役柄的に本当にしょうがないんだけれど、同じスタジオに入ると林原さんが僕のこと「怖い怖い」って言うから、自分でもどこまでそうやって良いのか分からなくなりますよね。 林原さんキャラクターをすでにまとっているから。 堀さん僕が怖いの? ジンが怖いの? 林原さんジンです。(首から肩を示して)ここにジンを背負っているんですよ! 堀さん背負っていないから! 林原さん皆さん背負っているんです! 堀さん本当の僕はもっとホットです。 林原さんはい。存じ上げております(笑)。 堀さんですから、静かなセリフをしゃべりながら、林原さんが「怖い」と言ってくれるのは、ジンにとっては本望なんだろうと思いながら演じております。 MC今回は、劇中に黒ずくめの組織の新しいメンバーであるピンガが登場します。ジンはピンガに対してどんな気持ちだと思いますか? 堀さんジンから見たピンガはね、one of them。その他大勢のうちの一人っていう感覚だと思います。だから、役に立っているんだったら放っておくけれども、役に立たないならいらないよっていう感じですね。ただね、ジンって本当に残念なことに、哀ちゃんの正体を見破ったピスコをやっつけちゃったり、コナンくんの正体を見破ったアイリッシュをやっつけたりして今回またコナンくんの正体を見破ったピンガに何かしちゃうでしょ。そういうところ、ジンって間が抜けていると、本当に自分で思います。 MC続いて立木さんに伺います。そんなジンと行動を共にするウォッカですが、今回は独断で人を動かすなど組織の中での発言力の高さが伺えました。 立木さんそうですね、自分でも驚きました。これまでは、「兄貴、やりましたぜ!」とか「どうしました?兄貴」とか、割とシンプルに一言で片付くセリフが多かったんです。だから、台本を見て結構しゃべっているなぁと思いました。僕がウォッカを演じる上で役のヒントになったのは、堀さんのジンなんです。一緒に行動していて、相当影響を受けているから、「おしゃべりなジン」みたいな感じでやってみようかなという感じです。ピンガに関しては、僕の中で勝手に思っていることなんですが、劇中で、カーチェイスみたいなこともやっていたりするのでジンとは違って弟子にするのが良いなぁっていう感じです。ピンガが生きていたら、「僕のバディにしたいな」みたいな願望があるんです。だからピンガのデビュー戦を飾らせてあげたのは僕かなと思っています(笑)。その辺は良かったです。あとは、僕はいつもレギュラー回に出ているわけではないですし、今回の劇場版は今までになかったような感じなので、その辺の作りはシーン毎に変えていきました。意外と核心を突くようなことを言ったり、シェリーのことを言ったり、その辺で、悪い印象というか、皆さんがいろいろと想像を膨らませてくれるような言い方をできるだけしました。高山さんウォッカにちょっと聞きたいことがあるんだけれど? 立木さんウォッカに? 高山さんうん。キール、好き? (会場:笑) 立木さんそれねー。潜在意識の中にあるんですよね。 高山さんなるほどね!(林原さんに)何か愛がこぼれていたよね? 林原さんね! 立木さん劇場版でそういう愛があふれましたね。 三石さん私、アフレコで、ジンとウォッカと三人で録ったんです。ウォッカの「兄貴、やっと来てくれた!」ってセリフがあったんですが、本番でジンへの愛があふれすぎちゃって、「兄貴ぃ(ハート)」みたいなことがあったんです(笑)。「すごくジンのことが好きなんだ!」って思いました。私にはあの時ハートが見えました!立木さんよく覚えていたね。あれさ、思わず出ちゃうんだよね。 三石さんそれで録り直しになったんです! 高山さん(爆笑) 立木さんキールも好きです! 三石さんありがとうございます。 高山さんウォッカは、黒ずくめの組織の中では、一番人っぽい。人間味がありますよね。あったかい感じがします。 林原さん血が赤い感じがするよね。 高山さん誰でも好きになっちゃう感じ。 堀さんカツ丼とか食べてそう。(会場:笑) 高山さんうんうん! ジンはカツ丼食べなさそうだもんね。 堀さんジンはね、何を食べているんだろう。僕には全然想像できない。どこかのバーの片隅でジンを飲んでいる感じかな。 高山さんお酒は分かるけれど焼き魚とか食べているイメージがない。 堀さん秋刀魚とか? 高山さん自分で焼いていたりしてね! 古谷さん赤身のマグロじゃなかったっけ? 高山さんあーそう赤身のマグロね! 堀さんそうそう! 高山さんしかも自分でさばいちゃうんだよね。 林原さん血のしたたるステーキとか? 堀さんそうだねー。 林原さん血なんだ! MC黒ずくめの組織の裏の顔がのぞけた感じがします。小山さん、今回はベルモットで始まり、ベルモットで終わると言っても過言ではないかと思います。前回のイベントで「ベルモットのことはまだつかめない」とおっしゃっていましたがいかがですか? 小山さんいまだにこうやって皆さんの会話を聞いていても、ついていけない私がここにいます。あまりにも秘密が多いじゃないですか、ベルモットって。今回もそうなんですが、必ず単独行動をしているし異次元にいるみたいですよね。それこそ赤い血じゃなくて青い血でも流れていそうなクールな感じですね。前回の完成披露試写会でも話しましたが、「青山先生にお目にかかったら秘密を一つでも教えてもらおう!」と思っていたんです。そしたら、あの後に「100億円突破記念パーティー」があって、そこで青山先生とすごく久しぶりにお会いできて、膝を突き合わせて「先生、私の秘密を教えて!」って言ったら、「小山さん、以前にお話していますよ」と言われました。(会場:笑)…全く覚えていない。 林原さん知らないほうが良いと思って脳が消去したんじゃないですか。 小山さん消去したんですかねぇー。でも、「ごめんなさい。覚えてませ~ん!教えてくださ~い!」って言って教えてもらっちゃったの。でもね、(ベルモットも声で) A secret …。私だけの秘密よ、誰にも教えてあげないわ。 林原さんあら、やだ! 高山さんそれ、忘れないでくださいね!(会場:笑) 林原さん鍵かけておいて! 高山さんちゃんと書いておくとかで良いですから。 小山さん分かった! 気をつける! 高山さんかわいい……。 MC今、ベルモットは単独行動が多いキャラクターだとお話されましたが、小山さんから見て、ベルモットが組織の中で信用しているのは誰だと思いますか。 小山さん(即座に)いません!(会場:笑) 堀さん(大笑い)。 小山さん誰もいませんよね。強いて言えば一番信頼しているのはコナンくんかも。 高山さんおっ! 小山さんニューヨークでベルモットを助けてくれたもんね。たぶんその恩義があって、すごく信頼しているのかな。 林原さん(高山さんに)ベルモットのこと信頼している? 高山さんいや、…ちょっと待って! それは想定外の質問。お母さんの友だちですからね。“信頼”とはちょっと違うんだよな。林原さん何かあるよね。 高山さんあの、ここだけの話。 林原さんこれ、全国中継!(会場:笑) 高山さんここだけの話、「もしかしたらこっち(自分たち)側の人間なんじゃね?」とは、ちょっと思ってる。 小山さん私の"もしかしたら"を聞いてくれる? 高山さん聞いてあげる! 小山さんコナンくんって、私の子どもなのかも。 高山さん待って!! すごいことを今、聞いた。(会場:爆笑)小山さんすごい発想力でしょ? 高山さん父親は誰? 堀さんジンだよ! 高山さん&林原さんちょっと待って!!(笑) 高山さん何か変な関係図になってきた。待って! やめよ。なぜ、そんなことをお考えになりました? 小山さんでも面白いでしょ? 古谷さんあるとしたら“あの方”じゃない? 高山さんあのお方ね。 小山さんこういうのはどう? 黒ずくめの組織の申し子! 高山さん(言葉を失い)…いやいやいや、ないないない。林原さん三年後ぐらいの劇場版ではどうなっているかね。 小山さん失礼しました。 林原さんベルモットはこうやってかき回すんだ! 高山さんそうだ! これも単独行動と同じだよね。 小山さんごめん(笑)。 MC続いて古谷さんにお伺いします。今回は、ライとバーボンの電話越しのやりとりは、かなり興奮を覚えたファンの方も多いと思います。今回は赤井との関係で因縁がありながらも何か信頼しているようにも見えました。古谷さんから見ていかがですか? 古谷さん(降谷零の声で)組織随一のスナイパー・赤井秀一。あいつは、FBIのデキる捜査官という部分は認めています。ですが、僕のかけがえのない友人、スコッチこと諸伏景光を見殺しにしたヤツです。その真相は知りたい。そして居所を突き止めたら一発喰らわしてやりたいと思っています。 MCちょっとキャラクターの声で話をされて、どうリアクションして良いか分からなくなりました。 高山さんたぶん、家(工藤家)にいます(笑)。 古谷さんそう疑っています。(会場:笑) MCちなみに、古谷さんの中でバーボン/安室透/降谷零の演じ分けはどうされていますか? 本編の中でここを見ると分かりやすいとかありますか? 古谷さんトリプルフェイスをやらせてもらっています。安室透は、喫茶ポアロでアルバイトをしながら、毛利探偵の助手として探偵見習いみたいなことをやっています。今回の作品では、あまり安室の出番はなかったですが、最後のほうに一カ所だけ、コナンくんに情報を伝えているところで、「君だったら心当たりがあると思ったんだけどなぁ」っていうのは、それまで“降谷零”でしゃべっていたんですが、そこだけちょっと“安室透”の爽やかな声のトーンで言って、コナンくんから情報を引き出そうとしている感じでやってみました。 高山さん油断させるなんて……。 林原さん本当に怖いよね。 小山さん性格が出ているよ。(会場:笑) 古谷さんバーボンは、黒ずくめの組織のメンバーなので、あくまでもダークな雰囲気で少しミステリアスな匂いというか、ちょっとセクシーな感じで声のトーンも幅広く使ってやってみました。「予定外の動きは、計画に失敗を招く恐れがあります」みたいなセリフがあったじゃないですか。それはバーボンとしてやりました。降谷零は、もちろん警察庁の警備局警備企画課(通称ゼロ)というエリート組織に所属する潜入捜査官なので部下もいますしキリッとしてシャープな感じで演じています。声のトーンとしてはトリプルフェイスの中で一番低いトーンを使っています。 小山さん気づいた?(会場:笑) 古谷さん大方のお客さんは気がついています。(会場:笑) 古谷さん本作で一番印象的なのは、「海自が来る前に仕留めろよ、ライ」というセリフですかね。一応「ライ」「バーボン」呼びで、組織のコードネームで呼んではいますが、お互い正体は知っているので、あそこは“降谷零”としてはっきり赤井に向かって言わせてもらいました。 MC最後に三石さんにお伺いします。今回コナンのイベント初登壇ということですが、登壇されて率直な感想はいかがですか? 三石さん初登場で何をしゃべったら良いのかなと思いました。「黒の日に私が呼ばれちゃって、マズイかな」とか、「黒のメンバーになったってことで良いのか、シメシメ」って思っています。そんな風にいろんなことをグルグル思いましたが、楽しい映画でした。 高山さんありがとう! MC今回は、灰原哀たちを逃すためにジンに歯向かうなど重要な役割を担っていました。演じられていかがでしたか? 三石さん潜入捜査をしている割には、割と人間味や優しさが大きいので、いずれ本当に命に関わる大ピンチが訪れるだろうと思っています。今回もちょっと危なかったですよね。もともと疑われている立場ですが、ジンは本当に勘が良いのでちょっと変な行動するとピンチになるんですよね。「どうやったら無色透明でいられるかなぁ」ってことを思いながらセリフをしゃべっています。何か物事が起きると、キールは他の人とリアクションが違うので、「そこをお客さんには伝えなきゃいけない」けれど、「組織の人たちには感づかれたくない」とか、そのせめぎ合いで息一つでも深く考えます。 MC三石さんから見てキールの魅力はどこにありますか? 三石さんあまりプライベートな部分が描かれていないので、登場して来葉峠(らいはとうげ)で赤井を撃ってから、「彼女どこに行っちゃったんだろう?」と心配をしていたんです。でも着実に、粛々と任務を遂行しているのかなと思いながら、黒ずくめの組織の中では、ウォッカがカモかなと思って仲良くしています。(会場:笑) 立木さん(笑顔で)これからも仲良くよろしくねー! 三石さんウォッカと交流をしなかったら、あの二人を助けることはできなかったかもしれないです。 高山さん今回は本当にキールがいなかったら助からなかったもんね。 林原さんほんとほんと。 三石さんスタジオでめぐちゃんたちに会ったとき、「本当に助けてくれてありがとう!」って、(ブースから)出てきたことを覚えています。 MC9月1日から劇場で限定公開をされています「ブラッククロージングビジュアル」。本日WEBでも解禁になり、大きな話題となっております。スクリーンにご注目いただければと思います。皆さん、ご覧になっていかがですか? ■スクリーンに「ブラッククロージングビジュアル」画像が公開されました。堀さんかなりジンが大きいですね。 林原さん成長期? 高山さん大きくなる薬とかあるの? 堀さんそうかもしれない。ジンは、今度バスケットの選手になって…。(会場:笑) 古谷さんオリンピックに出るのかな? 堀さんパリ・オリンピック! 小山さんベルモットがセンターをとっている! あのスマホにコナンくんが写っているんでしょ? 高山さんえっ、やっぱり仲間になっちゃったの? 古谷さんコナンを携帯の待ち受けにしているってこと? 小山さんベルモットのLINE友だちなの!(会場:笑) 高山さん(笑)。そんな設定どこにあるの?! 林原さんどんどん新しい設定が生まれていくな。 MC新設定がいろいろ飛び出しています。いつの時系列で撮った写真なのでしょうか。 高山さんだってピンガがいるから確実にアレの前ってことでしょう? 古谷さんまた復活するってこと? 堀さんでも、ピンガが復活したらコナンくんが…。 高山さんえっ、おっ、……いろいろ困る! 古谷さん今回すごく人気が出たから、死なないこと
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ミュージカル『レ・ミゼラブル』ワールドツアースペクタキュラー東急シアターオーブ ほか2025年8・9月上演決定!
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「YOSHIKI:UNDER THE SKY」ジャパンプレミア映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』公式サイトアメリカやヨーロッパ、中国、日本など、様々な国のアーティストをYOSHIKIさんがプロデュースし、自身がアレンジした楽曲で、それぞれのアーティストとコラボレーションをするその軌跡とライブを追った音楽ドキュメンタリー映画「YOSHIKI:UNDER THE SKY」。9月8日の公開に先駆けて、9月5日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにてジャパンプレミアが開催されました。監督を務めたYOSHIKIさん、アーティストとして本作に出演しているHYDEさん、さらにはYOSHIKIさんと親交の深い多くのゲストもレッドカーペットに出席し、大きな盛り上がりを見せました。 こちらのイベントの模様をレポートいたします!ジャパンプレミアYOSHIKIさんHYDEさん【レッドカーペット】■YOSHIKIさんと親交のある様々なゲスト(ゴジラ、ハラミちゃんさん、XYさん、休井美郷さん、Ryugaさん、Beverlyさん、Novelbrightさん、TAKAHIROさん、紀里谷和明さん、宅見将典さん、斎藤司(トレンディエンジェル)さん、アンミカさん、藤原ヒロシさん、宮城野親方さん)が登場。ゴジラハラミちゃんさんXYさんRyugaさん・休井美郷さんBeverlyさんNovelbrightさんTAKAHIROさん紀里谷和明さん宅見将典さん斎藤司(トレンディエンジェル)さんアンミカさん藤原ヒロシさん宮城野親方さん■続いて、HYDEさんが登場!HYDEさん実はこの企画が始まって、ずいぶん経っているんです。完璧主義なYOSHIKIさんが丹精込めて作っているのを見てきました。ロサンゼルスのスタジオでも常に編集作業が行われていたので、やっと完成して、僕もうれしく思います。すごく素敵なミュージシャンたちに囲まれ、さらに僕たちが一緒に演奏しているのも見ることができてとても光栄に思います。今日はとてもうれしいです。■続いて、YOSHIKIさんが登場!YOSHIKIさんHello! How are you? YOSHIKIです。今日は暑い中、皆さんお集まりいただいて、ありがとうございます。 MCついに完成し、本日は一般のお客さんにお披露目となりますが、今のお気持ちは? YOSHIKIさんドキドキします。(「愛している!」というファンの歓声に)愛しているよ~(笑)。 MCさらにハリウッドの方からも大きなニュースが入ってきたそうですね? YOSHIKIさん(スマホをとり出し)間違うといけないので読んでいい? 実は今日、新たな発表がもう一つあって、アメリカ・ロサンゼルスの「TCLチャイニーズ・シアター」に、僕の手形と足形と名前が日本人として初めて、刻印されることになりました。 MCファンの皆さんからも歓声が上がっています。 YOSHIKIさんホント(笑)? ありがとう! MC日本人初の快挙ですね。 YOSHIKIさんアジアでもアーティストとしては初ということで、とても光栄です。現地で14日にセレモニーが開かれるんですが、その日は交通規制が敷かれ、ファンの皆さんにもその様子を見ていただけるような形になるので、ぜひお越しください。その日の夜には、チャイニーズ・シアターで本作「YOSHIKI:UNDER THE SKY」のLAプレミアも行なわれます。僕も登壇しますので楽しみにしていてください。MC記念すべきジャパンプレミアの日に大きなニュースが入ってきましたね。 YOSHIKIさんビックリですね。僕は、ロサンゼルスに住んで30年近く経つんですが、まだまだ、僕の中では達成感はないんです。でも、こうやって選んでいただいて恐縮です。【舞台挨拶】MCまずは、監督のYOSHIKIさんから一言お願いします。 YOSHIKIさん監督って言われると緊張するんだから(笑)。 いろいろありましたが、今日、この日を迎えることができました。HYDEさんにも来ていただいて本当に光栄です。ありがとうございます。 MC続いてHYDEさんお願いします。 HYDEさんこんにちは。さすが…ですね? YOSHIKIさん何が(笑)? HYDEさんこのスケール感というか…さすがYOSHIKIさんだなと改めて感心しています。参加できてとても光栄です。 MCまずはYOSHIKIさん、このプロジェクトがどういう状況で、どんな思いで始まったものだったのか教えてください。 YOSHIKIさんこのプロジェクトはコロナ禍で始まったプロジェクトだったんです。日頃、ファンの皆さんに僕らは支えられて、音楽活動をしているわけです。じゃあ、「ファンの皆さんのために何かできないか?」 「そういう状況で僕らは何かできないか?」と、基本的には僕の友だちのアーティストに声をかけて、こういったことになりました。MC制作期間約三年をかけた初監督作品となりました。特に苦労された点を教えてください。 YOSHIKIさんHYDEさんはよくご存じかと思いますが、僕、全部に関してこだわり過ぎちゃうんですね。 HYDEさんよく三年で済みましたね、十年くらいかかるかと思いました(笑)。 YOSHIKIさん僕も十年くらいかかると思っていました(笑)。本当におっしゃる通り、こだわっちゃうから止まらなくなっちゃうんです。大変でしたが、いろんなアーティストの方たちが協力してくださいました。観ていただけると分かりますが、最後は大勢のファンの皆さんにも参加してもらっています。僕はもともと結構プロデュースもするので、あまり“監督”という意識はありませんでした。作品を良いものにするために指揮をとるという感じで、それが監督なんだという感じでした。 MCそのYOSHIKIさんからのオファーを受けて、HYDEさんはいかがでしたか? HYDEさんアーティストとして、ファンに何かしてあげたい気持ちはあるんです。でも、なかなかきっかけがなかったり、自分も一緒になって落ち込んでいた中で、今回のお誘いがありました。その時「あぁ、その企画に乗って良いんだ!」と思いました。こんなお話はありがたいですよね。「僕にも何かできるんだ!」「そういうことをやらせてもらっても良いんだ」と、とても嬉しかったです。MCYOSHIKIさんが、困難なプロジェクトを、力強く進めていく姿を間近でご覧になっていかがでしたか? HYDEさん普段は弱音を吐いたりすることもありますが(笑)、実際は何でもポジティブに捉えて、すごく爆走するところがあると思います。そういうところは「すごいな」と思いながら感心しています。 MCYOSHIKIさんにとっても、横にいてくれるHYDEさんの存在は大きいものがあるのではないでしょうか? YOSHIKIさんありますね。本作の撮影の時はまだTHE LAST ROCKSTARS(YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIの四人からなるロックバンド)は結成されていなかったんですが、HYDEさんといろんなプロジェクトをやっていく中でTHE LAST ROCKSTARSの結成につながりました。僕は結構、突っ走るタイプなんですね。他のメンバーのSUGIZOやMIYAVIは、みんな現実的に物事をちゃんと考えてくれるタイプなので、「こうしてこうすればこうなる」って考えてくれるんですね。僕は現実性がなくても前に進んでいくタイプです(笑)。たぶんHYDEさんはよくごご存知かと思います(笑)。 HYDEさんものすごい勢いで進むんです。「それ、できるんですか?」みたいな状況下でも、それができちゃうことがすごいですね。非現実的なことを無理やり…「え?できちゃうんだ?」って思っています。そんなことができるのはたぶん、日本でYOSHIKIさんしかいないんじゃないかと思って横で見ています。 YOSHIKIさんそれは、皆さんの支えがあるからこそできるのであって、僕一人の力じゃ…メンバーやファンの皆さんの支えがあるから爆走できます。 MC今回、撮影や編集でどういったことを大切にされたんでしょうか? YOSHIKIさん編集にしても、撮影にしても、それぞれのスペシャリストがハリウッドにはいますが、例えばカメラは「ALEXA」というハイクオリティの大きなカメラをドキュメンタリーで投入しています。あまりこのカメラを使っているドキュメンタリー作品はないと思います。そして、ハリウッドを中心に撮影をしましたが、日本、ドイツ、中国と、それぞれのカメラのクオリティを、いろいろな基準値に合わせないといけないところもありましたが合わせていただきました。編集もチーム体制を組んで、チーフ編集、エディターという形で、それぞれがバンドの映像を編集して、最後にそれをまとめてあげていく方法でやりました。もともと、その時点で何時間という映像になっていたんですが、皆さんに観てもらうためにそれを映画館用に凝縮してストーリーを決めていきました。ドキュメンタリーなので、筋書きのないストーリーなんですが、始まった時は、この作品がどこに行くのか分かっていませんでした。そんな中で、ファンの方が亡くなられてしまったり、編集中に、僕の母も亡くなってしまいました。そういった状況もあり、今日この日を迎えられて、この作品が皆さんの救いになればと思っています。 MCHYDEさんはYOSHIKIさんとの撮影の中で、印象的だったことはありますか? HYDEさん僕は渋谷のビルの上で歌ったんですが、YOSHIKIさんの状況がイマイチよく分かっていませんでした(苦笑)。YOSHIKIさんの声だけ聞こえてきて「これで大丈夫なのかな?」って感じでした。YOSHIKIさんの優しい声だけが聞こえてきて、素敵な撮影だったんですが、僕は音だけを聞きながら歌いました。 YOSHIKIさんハリウッドですごい撮影をしている中で、各国の皆さんには、今HYDEさんがおっしゃったように、あまり状況が分かっていない中でうまくやっていただきました。 MCできあがった本作を観て、HYDEさんも初めて「こうなっていたのか」と分かるような感じですか? HYDEさんホントですよ(笑)。「こんな風になってるんや」って思いました。THE LAST ROCKSTARSと一緒で、蓋を開けてみるまで分からないんです(笑)。たまにロスのスタジオに行くと、本作をちょっと観せてもらって「え!カッコ良い」ってなりました。 MCYOSHIKIさんは、それぞれのアーティストの撮影の中で、印象的だったことはありますか? YOSHIKIさんもう全ての場面ですね。サラ・ブライトマンさんとは一緒にツアーを回ったりもしていて、このプロジェクトにも率先して参加してくださいました。フランクフルトで撮影されたんですが、お互いに夕日を合わせて撮影をしました。 MC日本からはSixTONESの皆さんも参加しています。 YOSHIKIさんSixTONESの皆さんは、HYDEさんの前に出てくるんですが、あの時は雨が降り注いできていました。 HYDEさん演出みたいな。 YOSHIKIさんそうそう。「あれ?」って言ったら「本当の雨が降っています」と言われました。すごくドラマティックな感じになっていて、僕はピアノからギター、ドラムに行くんですが、派手な感じでやりました。でも、HYDEさんが出てくると雨が止むというね。 HYDEさんそうなんです。僕、晴男なんで(笑)。 MC日本に続いて世界各国でのプレミアも今後、実施される予定です。世界中のファンに観てもらうことになりますね。 YOSHIKIさん感無量です。本当に、毎日起きると、どこにいるか確認しないといけないんです(苦笑)。 HYDEさん今日もさっき日本に着いたんでしょ? YOSHIKIさんさっき着きました。 HYDEさん打ち合わせの間ずっとあくびしていましたよね(笑)。 YOSHIKIさんそうそう。でも、ステージに立つと不思議とあくびが止まるよね。でも、さっきレッドカーペットで落ちそうになったけれど(笑)。 MCさらにLAプレミアに関して、先ほど素晴らしいニュースが届いたとのことですね。 YOSHIKIさん自分で言うのは恐縮なので、言ってもらってもいいですか(笑)? MCアメリカ・ロサンゼルスの「TCLチャイニーズ・シアター」に日本人アーティストとして初めて名を刻むことになりました! YOSHIKIさん手形と足形を取りました。(会場の皆さんの祝福に)ありがとう! あくびをしていたけれど目が覚めました。現地で14日にセレモニーが開かれるんですが、当日は交通規制がされて、皆さんも見られます。記念すべきイベントになると思うので、日本からも来られる方がいれば来ていただけるとうれしいですね。 MCそして本日は、アーティストの皆さんからもメッセージが届いております。 ■SUGIZOさん、ジェーン・チャンさんらのビデオメッセージ。 SUGIZOさんYOSHIKIさん、HYDE、本会場と全国中継をご覧の皆さん、SUGIZOです。「YOSHIKI:UNDER THE SKY」の公開おめでとうございます。僕も光栄なことに関わらせていただいて、「La Venus」そしてHYDEと一緒に「Red Swan」に参加しました。感無量でございます。同時にサラ(サラ・ブライトマン)が歌う「Miracle」とか(ジェーン・チャンが歌った)「Hero」など、X JAPANのツアーでもさんざん演奏してきた自分にとっては体の一部になっているような楽曲が、とても感慨深い重要なメッセージが込められた愛おしい作品だと思いました。ぜひ皆さんご覧ください。そしてYOSHIKIさん、僕らのメッセージが世界中に届くことを祈っております。今日は地方の仕事のため参加できなかったんですが、YOSHIKIさんとはもうすぐTHE LAST ROCKSTARSのツアーもありますし、いやというほど顔を合わせますので、引き続きよろしくお願いします。魂の同志であるSUGIZOでした。ありがとうございます。「UNDER THE SKY」大ヒット、必ずします。祈っております。SUGUZOでした。 ジェーン・チャンさん「YOSHIKI:UNDER THE SKY」、全世界公開となり、おめでとうございます。世界中の素晴らしいアーティストの方々ともご一緒できて光栄でした。劇場で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。 MCYOSHIKIさん、SUGIZOさんからのメッセージはいかがでしたか? YOSHIKIさん(SUGIZOさんのメッセージビデオが海を背景に撮影されたものだったので)何で、海から(笑)? 先ほども話にあった、印象に残っていることですが、HYDEさんとSUGIZOと一緒にやった「Red Swan」という曲はすごく強烈な感じでした。YouTubeとかで、各国の方にカバーしていただけているとHYDEさんに言ってもらって、その流れで始まります。なのですごく熱く込み上げる感じがありました。SUGIZOもそうですが、HYDEさんのパフォ―マンスもすごくて ハリウッドで編集してきた中でみんな、すごくこの曲を気に入ってくれました。HYDEさんのファンが世界中に広がっていてうれしく思います。僕がドラムを叩いているのは、SixTONESさん、HYDEさんとやった「Red Swan」、それからチェーンスモーカーズの曲でも激しく叩いているんですが、それが僕はすごく印象に残っています。 MCHYDEさんはSUGIZOさんのメッセージはいかがでしたか? HYDEさんさわやかでしたね。本人には似合わないというか、背景はさわやかでしたね。どこなんですかね(笑)? YOSHIKIさん「何とか港」でしょうね。 MCジェーンさんは本作のテーマ曲である「Hero」を歌っています。 YOSHIKIさんもともと、ジェーンは中国ですごく有名な方ですし、ハリウッドでも「ターミネーター3」(2003年公開)のテーマを歌っているスーパースターです。以前、お話をいただいて、僕のスタジオにたまたま来てくださいました。その後、コロナ禍になってしまいました。日本と中国はいろんなことがありますが、僕らはミュージシャンであるからこそつながれるということで、彼女も「ぜひ!」と言って本作に参加してくださいました。本作ではジェーンさんとは二曲やりました。そのうちの一曲の「Hero」は素晴らしいアレンジになっていると思います。こういう時代に、国境を越えて一緒にできるのは嬉しいですし、アーティストのあるべき姿なのかなと思います。 MC最後に皆さんにメッセージをお願いします。 HYDEさん十年かかるところを三年で…何とか許していただけないでしょうか(笑)。(会場:拍手)ロスのスタジオに行っても、ずっと横で編集作業が続いておりました。それくらい完璧主義者のYOSHIKIさんが、ここで何とかOKを出したということで、よろしいでしょうか? それくらい魂のこもった作品だと思います! YOSHIKIさんHYDEさんにも言ってもらいましたが、やはり最後は自分との戦いになってしまいました。「妥協する自分」「妥協できない自分」でも、「この作品をファンに届けたい自分」「一日も早く観てもらいたい自分」もいました。コロナ禍で始まりましたが、その後、戦争も始まって、いろいろ情勢が変わっていく中で、この作品は「どんな困難も乗り越えていこう」「人としてつながって、音楽の力で前に向かっていこう、生きていこう」という作品です。結局、「このタイミングで出そう」という思いが勝ちまして、今日この日を迎えることができました。本当にHYDEさんをはじめ、参加してくれたアーティストの皆さん、そして、参加してくれたファンの皆さん、応援してくれるファンの皆さん、たくさんのスタッフ――エンドロールを見ると、延々と続きますが、感謝しております。ありがとうございました。
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2025年8月~10月公演 ミュージカル『レ・ミゼラブル』ステージド コンサート 初の来日決定!
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「ゴジラ-1.0」完成報告会見「ゴジラ-1.0」公式サイトゴジラ70周年記念作品であり、日本で制作された実写版ゴジラ30作品目となる「ゴジラ-1.0」が11月3日の“ゴジラの日”に公開! 9月4日東京・日比谷の帝国ホテルにて本作の完成報告会見が行われ、山崎貴監督、主演の神木隆之介さん、ヒロインの浜辺美波さん、製作の市川南さん(東宝株式会社取締役専務執行役員)が出席しました。こちらの会見の模様をレポートいたします。完成報告会見山崎貴監督敷島浩一役神木隆之介さん大石典子役浜辺美波さん製作/東宝株式会社取締役専務執行役員市川南さんMCゴジラの立像に見守られながらと言いますか、襲われながらの会見となります(笑)。 神木さん(立像のほうに向き直り)メチャクチャ目が合いますね(笑)。見られている!MC浜辺さんもこの立像は初めてですか? 浜辺さんはい、この大きいサイズは初めてです。すごい! MCそれでは一人ずつご挨拶をいただきます。 市川さん「シン・ゴジラ」が2016年の公開でしたが、それから七年が過ぎ、山崎さんが監督、神木さん、浜辺さんが出演の新しい「ゴジラ」が出来上がりました。庵野秀明監督、樋口真嗣監督の「シン・ゴジラ」とはまた違う、山崎監督らしい斬新な「ゴジラ」です。どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。 山崎監督随分前からゴジラ映画を作りたいと思っていて、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007年公開)でゴジラに出てもらったりしましたが、いよいよ夢が叶いました。ついに東宝の本丸であるゴジラ映画に携われたことは本当にうれしいことです。今日はありがとうございます。 神木さん日本を代表するこの「ゴジラ」という作品に携われたことを本当に幸せに思っています。 浜辺さん私は芸能活動を始める前、オーディションの頃からずっとゴジラに見守ってもらっていて、ゴジラはずっとそばにいたような存在でした。その作品に出演できたことを幸せに感じながら、これからの宣伝活動も含めて精一杯やれたらと思います。 MC「シン・ゴジラ」から七年が経ち、ようやく新たな国内映画の「ゴジラ」が誕生しました。まず市川さんより、今回の「ゴジラ-1.0」の企画意図、山崎監督にお任せした経緯、そして現在、朝ドラにて共演中の神木さんと浜辺さんをキャスティングした経緯などを教えてください。 市川さん「シン・ゴジラ」は2016年の製作・公開で、ものすごい反響をいただき、興行収入も80億円を超える超大ヒットとなりました。作品の評価も私が思っていたよりもはるかに高く、その年度の映画賞を総なめにしました。「じゃあ次の映画をどうするのか?」と思いあぐねて二、三年が経ちました。そうした時に、山崎監督と「アルキメデスの大戦」という映画を2019年に製作・公開をしました。映画が公開してから監督と「食事でも」というタイミングがあり、その時に「次の『ゴジラ』いかがですか?」という提案をしました。「山崎監督も待っていたのかな?」という気もしましたが(笑)、「やるなら古い時代の設定をやっても良いんじゃないか」というお話をしました。「じゃあやりましょう」と、そこからプロット、脚本作りが始まりました。だいたい三年をかけて脚本を練り上げて、撮影が去年の三月から六月でした。その間、キャストをどうするかとプロデューサー陣・監督とも相談していくうちに、「神木さん、浜辺さんの二人で行こう」という話になりました。それはコロナ禍になったくらいの時期だった気がします。お二人は「屍人荘の殺人」(2019年公開/監督:木村ひさし)という東宝の映画に主演していましたし、監督ともすでに仕事をされていたので、オファーをしました。そして、脚本を読んでいただき快諾してもらいました。という次第なので、朝ドラ(「連続テレビ小説 らんまん」NHK総合にて現在放送中)の話はその後から聞いたんですね。 山崎監督我々が先です(笑)。 神木さん朝ドラの方が後です(笑)。安心してください。「あれ?何か見たことあるな、この組み合わせ」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、「ゴジラ」の撮影が前ですから! 山崎監督オファーも前ですから(笑)。 MC朝ドラで「また一緒なんだ?」みたいな感じでしたか? 浜辺さんちょうど「ゴジラ」の撮影の前後くらいに朝ドラの話が確定したので、「これからまた長い間ご一緒します」と再度ご挨拶をして、仲良くしています。 神木さんこちらこそお世話になっています。 山崎監督朝ドラのほうが先に放送されているので、皆さん「まんま朝ドラのコンビで撮りやがって!」と思うかもしれませんが、我々が先です! 市川さん朝ドラも毎朝、楽しく拝見していますが、「ゴジラ」でのお二人を観ますと、「なかなかこんなコンビはいないんじゃないか」と思いました。令和の名コンビが誕生したという気がします。 MC山崎監督は、戦後すぐの時代設定にされたのはなぜなのでしょう? 山崎監督一つには、「『ゴジラ』は核の脅威、戦争の影が怪獣の姿をしているもの」だというのがあったので、その時代でやりたいというのがありました。3.11(東日本大震災)もベースになるかなと思うんですが、「シン・ゴジラ」があまりにそこをうまくやってしまったので、対抗するなら昭和のこの時代にするべきじゃないかと思いました。 MCその意味で、「シン・ゴジラ」は政治ドラマでしたが、それとは違うということでしょうか? 市川さん「ゴジラ」シリーズは、昭和の時代にたくさんあって、その後の平成シリーズも一つながりだと思いますが、「シン・ゴジラ」が29作目で、今までのシリーズに政治ドラマを入れたのが面白くて成功したと思います。今回は戦後すぐの話なので、自衛隊もなければ武器弾薬もない時代に「ゴジラ」を作るというのが斬新かなと思います。 MC神木さんは主演のオファーを受けてどんなお気持ちでしたか? 神木さんビックリしましたね。さっきも挨拶の中で言いましたが、本当に日本を代表する、誰もが知っている――今まで(ゴジラ作品)観たことがない方もゴジラの存在は知っているし、世界でもそうじゃないですか。そんな作品に携わることができるといううれしさの反面、プレッシャーもありました。一人のキャラクター、一人の人間として何を表現できて、どれくらいのものを自分が背負っていけるのかと考えました。 お話を伺って「こうなんだろうな」といろいろ考えた結果、とてつもなく大きなものを背負わなくてはいけないんだと思い、「それに耐えられるのか?」「自分の実力が伴っているのか?」という不安はありました。でも「やってみたい」「ぜひ携わりたい」と思って決意しました。 浜辺さん先ほどもお話しましたが、事務所に入った時から、ゴジラのポスターや大きな壁紙を前に「○○さんが出演されて」とか「こういう役があって」と教えてもらって育ちました。そうやって見守られながら育ってきた中で、新しく作るゴジラ作品に自分が出演できることは夢のようでした。私も大作に関わる不安はありましたが、山崎さん、神木さんという、一度ご一緒しているお二人の胸を借りて、今持っている全てをかけて演じ切りたいと思い、精一杯やりました。 MC山崎監督、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」でゴジラを登場させ、さらに西武ゆうえんちの「ゴジラ・ザ・ライド」を制作され、ついに本編を監督することになりましたが、いかがでしたか? 山崎監督「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に(ゴジラが)ゲスト出演していただいた時はうれしかったです。でも尺が短かったので何とかその時のスキルで乗り越えることができました。でも、「ゴジラ」本編を作るのは大変だと思いました。「ゴジラ・ザ・ライド」もやりましたが、五分くらいの作品を作るだけで随分大変でした。これは相当、技術的に進まないと映画なんてできないと思っていました。それから「シン・ゴジラ」が本当に大きな存在になって、コメントを求められた時「次にやる人が大変ですね」と言っていたら、まさかブーメランになって返ってくるとは思いませんでした(苦笑)。でもやはり、本丸というか、いつかやってみたい作品だったので、ちょうど技術的にも成熟してきた中で、「今なら成立させられるかもしれない」というチャンスだったので、すごくうれしかったです。MCCGを駆使した特撮に加えて、物語の部分も含めて、これまでの監督の全てが投入されている気がしました。 山崎さん改めて出来上がったものを観ると、集大成感があるというか、二十数年監督をやってきて、吸収してきた知見や技などを惜しみなく注ぎ込んだ作品になっていると思いますね。 MC完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 神木さん目の前に、ゴジラが…そこにいましたね。恐ろしかったです。現場ではグリーンバックで撮影していたんですが、実際にどうなっているのか分かっていないまま演じているので、すごく細かく説明をしていただきました。映像で動きを見せていただいて、それを想像しながら、脳内で「これくらいの恐怖で、これくらいの大きさでやっているんだな」と思って演じていました。本作を一観客として観たんですが、本当に他人事と思えなくなりますね。巻き込まれていく――本当に、本作を観ていて、「ゴジラ」映画を観ている感覚じゃなくて「あ、やばい、いる」という、自分まで息をひそめてしまうような臨場感がありました。ちょっと緊張しましたもん。MC今回のゴジラは「近い」ですよね? 浜辺さんそうですね。見るというより感じる、体感するということが、本当によく分かるくらい近いし、迫りくる感じがありました。ゴジラを見ると、もちろん恐怖もあるんですが、テンションが上がる――日本の大怪獣ゴジラを見ると心拍数が上がるのは遺伝子に組み込まれているんだと思う体験ができました。 MC撮影の中で、山崎監督の演出でゴジラ映画ならではと感じたり、印象に残っているシーンなどはありましたか? 神木さんそうですね、監督ならではの演出で印象に残っているのは、撮影の時に、CGなので、それがどれくらいの迫力があって、どういう動きをしているかという説明をしてくれるんです。その時にすごく擬音が多かったなと思いますね。「こう来てね、今グワーッとなって、ドーンと来てガーッとなるんだよ」って(笑)。「あぁ、なるほど~!」っていう感じでした。 山崎監督擬音が多いって、ちょいちょい言われるんですよね。 神木さんでも、現場で擬音を使って「こんな感じの臨場感を伝えてくれているんだろうな」と思っていた臨場感が、完成した作品の中ではまさにそのままでした。監督の脳内のものが完璧に再現されている作品なんだと思いました。 山崎監督あまりにも壮大なものなので、語彙を失っちゃうんですよね。今回、一つの狙いとして、「近い」――「身に迫ってくるゴジラを伝えたい」というのがあって、そうなると擬音で言うしかなくなってしまうんですね。でも、ちゃんと受け取っていただいてありがたいと思いました。 MC戦後の焼け野原の日本のセットもすごかったそうですね。 浜辺さん本当に作り込まれていました。スタジオの中ではあったんですが、見渡す限り全部、作られていました。 山崎監督しかも土をちゃんと持ち込んで作っています。 浜辺さん歩くのも転んじゃうくらい大変なんです。 山崎監督美術チームも「土木作業」って言っていましたよね(笑)。 MCCGではありますが、怪獣映画ならではの「逃げる」演技などもあったと思いますが、いかがでしたか? 浜辺さんそうですね、「逃げる」以外にも実はいろんな体験をしています(笑)。 山崎監督まだ詳しくは言えないんですけどね(笑)。 浜辺さんこんなことができるのは「ゴジラ」でだけだろうなという撮影体験をしました。映像で観てもヒヤッとするような場面が収められていたので、監督の下、たくさんご指導いただきました。 MC共演陣として山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さんらが発表されました。 山崎監督ゴジラは虚構の存在なので、お客さんに本当にそこに「いる」とか「怖い」と感じていただくには、役者さんが本当に上手じゃないといけないんですね。そこにいることを信じ込ませてもらえるお芝居をしていただかなくてはいけないので、キャスティングの段階で「上手い人でいきましょう」という話をしたんですが、皆さん、すご腕の人ばかりで、現場はメチャクチャ楽しかったです。ちょっとアクセルを入れるとバーンっと返ってくる感じで、このお二人も良い芝居をしてくれますし、他のキャストの皆さんも、ちゃんとそこにゴジラがいることをお客さんに信じてもらえるお芝居をしていただけました。この人たちと仕事ができるということは幸せなことだと感じておりました。 MC本作はラージフォーマット【IMAX、MX4D、4DX、Dolby Cinema】での上映も決まっており、それらも合わせて最大規模の全国約500館で上映されることになっています。現在もラージフォーマットでの上映に向けた作業をされているそうですが、いかがですか? 山崎監督本作は、みんなで「体感する映画を作ろう」「劇場に行くにふさわしい映画を作ろう」という目標を掲げて、みんなで作ってきました。いろんなシステムがありますが、それらの特徴が「ゴジラ」に向いているものがありまして、大画面で迫力もあり、音がすごいですね。とにかくゴジラがほえると、お腹がブーンっと震えて、完全に脳がそこにゴジラが「いる」と騙されるんですね。音が映像に寄与する部分がかなりあると思います。もし本作を観ていただいて、気に入っていただけたら、それぞれいろんな方向にすごいので全てのラージフォーマットを体験していただきたいです。 MC日本だけでなく全米公開も決まったそうですね? 市川さん日本公開の後、12月1日からの北米での公開が決まりました。かなりの拡大公開になりそうだということです。 山崎監督まだ言えないですが、びっくりするスクリーン数ですよね。 市川さんそうですね。 山崎監督スクリーン数が決まった時、「マジですか?」って言っちゃいました。 MC神木さんは、戦争から生還して、典子と出会い、共に生きようとするも、そこでゴジラと遭遇するという難しい役柄でした。演じてみていかがでしたか? 神木さん今回、僕が今までで経験したことのないような役柄でした。役作りをするのに本当に苦しかったという記憶があります。やはり、「どれくらいまで自分を追い込んで良いのか? 」とか、「精神的にも追い込まなきゃいけないのか?」「追い込んだ方が良いのかな?」などと考えたりしました。敷島自身、傷を負って苦しんでいるわけで、それと同じくらいの苦しみを自分にも与えるべきなのかなどいろいろ試していたら、何かに追いかけられるような夢を連日のように見ていました。プレッシャーもあったので、向き合い方が分からなくて、「どれくらい掘り下げたら良いんだろう?」ってことしか考えていませんでした。苦しかったんですが、山崎さんとも相談しました。いろいろ話した結果、「あまり追い込み過ぎると普通のお芝居すらもできなくなっちゃうよね」「本番に自分が思い描く向き合い方をすれば良いだけで、普段の生活は普通で良いんじゃない」と言っていただけてスッキリしました。こんなに「どうすれば良いんだろう?」と思うのは、初めてでした。苦しくて、迷いながら手探りでやっていた役でした。でもその自分の気持ちが役や映像で、少しでも本作への手伝いになれていたらと思います。 MC浜辺さんは、事務所の多くの先輩も演じてきた「ゴジラ」のヒロインを演じられていかがでしたか? 浜辺さん実際にはゴジラはCGなので、共演することはできなかったんですが、撮影中に「今、ゴジラと同じ画面に映っているんだ」とかゴジラによる絶望をふと感じる瞬間がたまにありました。戦後、そしてゴジラからの絶望を感じつつ、強く生き抜く女性として「生きてこそだ」と何度も自分の中で唱えながら、敷島さんと一緒に最後まで駆け抜けました。MC先輩から何か声をかけられたことはなかったんですか? 浜辺さん残念ながらお会いできなかったんですが、自分の中ではゴジラが“先輩”という感じで見守ってもらっていました。 ■記者からの質問撮影期間が三カ月ということですが、印象に残っていることを教えてください。【記者質問1】神木さん印象に残っていることは、さっきの映像にも逃げまどうシーンが結構ありましたが、混乱を表現するために、あんな大人数がギュッとなって「僕が先に逃げる」「いや私が…」って命からがらで本気で逃げるお芝居をしたのが初めてなので、印象に残っています。何かもう撮影じゃなく、本番中の皆さんの気迫が本当に命の危険を感じているような雰囲気でした。その中でお芝居ができたことは自分の役にも助けにもなりましたし、貴重な経験になりました。あそこまで「僕も逃げなきゃ」って本能でなったのは、過去一番ですね。 山崎監督ゴジラ好きの人たちが来てくれているからね。「ゴジラに映るなら、これくらいの気迫でやらなきゃ」っていう人たちが何百人も来ていて、それを受けながらの全力疾走だから。 神木さん撮影じゃなく自然とドキドキする、血の気が引いてくる感じがしました。 山崎監督皆さん、気迫にあふれていたと思います。「いよいよゴジラから逃げるんだ」という。 神木さんじゃあ、僕の感じたことは正しかったですね。 浜辺さんなかなか内容についてお話するのが難しいんですが、「ゴジラ映画を撮っているんだ」と感じたのが、予告編でも出てくる「あれがゴジラ…」というセリフですね。一言ですが、予告でも使っていただけるセリフを言えるんだと緊張しました。初めてゴジラを見るシーンなんですが、緊張しました。一言のセリフでこんなに緊張することって久しくありませんでした。何度も撮り直して、いろんなパターンを撮ったので印象的でした。まだまだ内容が謎に包まれていますが、一言で言うとどんな作品でしょうか?【記者質問2】神木さん一言? 何だろう…ちょっと二番目でも良いですか? MCでは浜辺さんからお願いします。 浜辺さん一言で? この映画が私にとって…何でも良いんですか? だったら「夢」ですね。撮っている時は夢見心地のような気持ちもありました。「ゴジラがどうやって登場してくるんだろう?」という気持ちでしたし、もちろん出演できる喜びもありました。 MC監督の「夢」でもあったわけですしね。 浜辺さん監督のほうが夢であったと思います。 山崎監督その答えは言おうと思っていたんだよ(笑)。 浜辺さんごめんなさい。 神木さん今の浜辺の回答が僕の中の回答とニュアンスが全然違っていて、動揺しています。 MC違っていて大丈夫ですよ。 神木さんこの映画を一言で表すとどんな映画かと言われれば、「見よ、これが絶望だ」ですね。そういうニュアンスの質問かと思っていたら急に「夢」って言うので、僕が間違っているのかと思いました。僕はポスターみたいな感じのイメージだったんですけどね。 山崎監督また言われちゃった…。 神木さんこれも? ことごとく被っているじゃないですか! 山崎監督難しいね…何だろう? 「再生の物語」ですかね? 夢、絶望ときたら、「再生」かな。「最悪の状況の中で、それでも人はあきらめないんだ」ということを描きたいと思っていました。今までのゴジラ映画で一番まずい状態というか、「武器も何もない中で、人々はどうあがくのか」という部分を観ていただきたいと思います。「ゴジラ-1.0」というタイトルに込めた思いについてお聞かせください。【記者質問3】山崎監督いろんな意味を皆さんに汲み取っていただければと思います。一番大きいのは、戦後のゼロ状態になっている日本に、さらにゴジラがやってきてもっと悪化して悲惨な状況になっていく中で、人々がそこからどう立ち上がっていくかという意味での「マイナス」もあります。初代「ゴジラ」の時代よりさらに前の時代なので、そういう意味での「マイナス1」もあります。助走のため――大変なことになりながら、ここから立ち上がるために一度、引くという意味での「マイナス1」でもあります。あるいは、何かを失う「マイナス1」でもあり、いろんな意味を感じて観ていただければと思います。