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「KAPPEI」カッペイ披露試写会「KAPPEI」カッペイ披露試写会実写映画も大ヒットした「デトロイト・メタル・シティ」などで知られる漫画家・若杉公徳の伝説のギャグ漫画を超豪華キャストで実写化した映画「KAPPEI カッペイ」がついに完成! 2月16日(水)、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木にて、レッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニー、および完成披露ならぬ"カッペイ"披露試写会が開催され、主演の伊藤英明さんをはじめ、西畑大吾(なにわ男子)さん、大貫勇輔さん、山本耕史さん、小澤征悦さん、古田新太さん、平野隆監督がタキシード姿で登場しました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成披露試写会【「KAPPEI」レッド"カッペイ"トセレモニー】 伊藤英明さん(勝平役)マスコミの皆さん、関係各所の皆さん、本日はありがとうございます。良いんですか? この映画のためにお時間をいただいて...。やること他にあったんじゃないですか(苦笑)?短い時間の中でこの映画の良さをお伝えするのは本当に難しいんですが、ただ言えることは、キャリアを重ねてきた同世代の俳優が一生懸命、作品に向き合い、役に向き合って作った映画です......って言っているんですが、本当に難しいんですよね...(苦笑)。今日も朝から取材をやっていて、その中で(小澤)征悦くんが言っていたんですが、...ちょっと噛まずに言えるか分かりませんが、「老若男女、どの世代の方が観ても楽しんでいただける映画」だと思います。大変な時期ですが、感染対策をしっかりして劇場に足を運んでいただけたらと思います。西畑大吾さん(なにわ男子/入間啓太役)今日は皆さん、タキシードをきっちり着ていますが、後ろのパネルを見ていただいたら分かるように、ホンマに抱腹絶倒コメディとなっています。そのギャップが素敵だなと思います。今日はレッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニーというシャレが効いています。熱く、笑いで心が燃えるような、温まる映画になっていますので、ぜひともたくさんの方に観ていただきたいと思います。大貫勇輔さん(守役)本当にこの作品に関わることができて、嬉しく思っています。こんなご時世だからこそ、この作品を観て、少しでも多くの人に笑顔になっていただけたらと思います。そして、我々戦士の衣装の着こなしも見ていただければと思います。山本耕史さん(正義役)いい大人たちが真面目にふざけるというか、本当にこの戦士という役を駆け抜けています! 思い切り、恥ずかしがらず、前を向いて、明日に向かって...恥ずかしがらず(笑)...駆け抜けています! 一言でいうと青春群像みたいな部分もあるので、コメディと言いつつも心に刺さるものがあると思います。ぜひ皆さん、劇場でご覧になっていただければと思います。小澤征悦さん(英雄役)今回この「KAPPEI」という映画で、今、耕史が言っていたように、真面目にバカをやるってやっぱり大事だなと改めて思いました。台本を読んだ時、面白くて素晴らしい作品になると確信したんですが、最初の衣装合わせで、後ろのパネルにあるこれを着せられて「騙された」と感じた次第でございます(笑)。素晴らしい作品になっています。古田新太さん(師範役)実はですね、彼ら戦士たちは子どもの頃から修業を積んでいたんですが、僕はぶっちゃけ、子役しか相手にしていないんですね。僕は最後のほうにちらっと出てくるだけです。あと、見どころは小澤くんです。平野隆監督これまでたくさんの映画を製作してきたんですが、コメディ、笑いっていうのは一番難しいなと思っていました。しかし、手前味噌ですが本当にこの映画は上手くいって、コメディ映画の素晴らしい作品になったと思っています。それはひとえに、こちらにいる芸達者な役者の皆さんのおかげだと思っています。皆さん、きわめて真面目に、真摯に、一生懸命にこの作品に取り組んでいただきました。真面目にやっているからこその笑いを表現できたと思っています。僕はこの作品は「感動コメディ巨編」だと思っていますが、皆さん、この映画を観て、劇場を出ていく時に「本当にくっだらなぇな!」と笑って出て行っていただければと思います。【「KAPPEI」舞台挨拶】勝平役伊藤英明さんなにわ男子/入間啓太役西畑大吾さん守役大貫勇輔さん正義役山本耕史さん英雄役小澤征悦さん師範役古田新太さん平野隆監督伊藤さん皆さん、こんばんは。今日は会場に足を運んでいただいてありがとうございます。この映画の良さを短い時間で伝えるのは大変なんですが、とにかく僕ら同世代の俳優が、キャリアを積み重ねた上で、こういった作品をみんなで作り上げられたことに感謝しています。こういう大変な時期で、タイミングがズレたりすると、せっかく映画を作ってもこういう機会を設けることがなかなかできないので、本当に関係各所の皆さん、お客さん、こんな素晴らしい機会を設けていただきまして、ありがとうございます。西畑さん本当にこの映画は、心の底から笑えて、でも終わった後に「あの笑いはなんやったんやろうなぁ?」と不思議な感覚に襲われる...でもすごく心に残る映画になったと感じています。このようなご時世で、心から笑えないことがある方もいらっしゃるとは思いますが、本当にメチャメチャ面白いので、何も考えず、ぜひとも心を開放して観ていただければと思います。笑って免疫力を共に高めていきましょう!大貫さん本日はこの場に立てていることを嬉しく思います。こんなご時世なんですが、抱腹絶倒の「KAPPEI」という映画を、声を出しては笑えないかもしれませんが、全身で感じて楽しんでいってくれたら嬉しく思います。山本さんいい大人たちが振り切って、演じ切っています。皆さんも、振り切った気持ちで観ていただけると楽しめるんじゃないかと思います。この役について「体得(完全に会得して身につけること)が困難な馬跳流の使い手」とありますが、観ていただければ分かりますが、衣装もね...。この衣装で外でのロケをする時に、精神的にすごく困難な気持ちで演じていたシーンもあるので、その辺もぜひ楽しんで観ていただければと思います。小澤さん僕の方から皆さんに一つ質問があるんです。「最近、何かを心の底から真面目に取り組んだことはありますか?」何事にも真面目に取り組むって大事なことだと思うんです。今回「KAPPEI」という映画では、僕ら俳優部がみんな真面目にバカをやっています。そういう姿勢が大事だと思っているので、そういう部分を感じていただけたら嬉しく思います。あと、人生で初めて頭にホウキを乗せて芝居をしたので、その辺も楽しんで観ていただければと思います。 MCあの髪型はホウキなんですね? 小澤さんそうなんです。素材はホウキなんですが、未だに使用前なのか、 使用後なのか分かっていないんです。できれば使用前であってほしいというのが、僕の淡い希望です。古田さんえぇと、全部私のせいです(笑)。西畑くん以外の頭のおかしい人たちを育て上げたのは私なんですね。映画を観ていただければ分かるんですが、くっだらねぇです(笑)。そのくだらない人たちを一生懸命育て上げていたのが私です。楽しみにしていてください。平野監督これまでたくさんの映画を製作してきましたが、その中でコメディ映画、笑いっていうのは一番難しいと思っていました。でも、結果的にこの映画は一番素晴らしく、笑える映画になったと自負しています。それはこちらにいらっしゃる演技達者な皆さんが、とても真面目に、真摯に、本当に一生懸命に...時には議論を戦わせながら演じてくださったおかげです。そのおかげで「これが笑いなんだ」というものになったと思います。昨日、台本をチェックしたので、たぶん、38回くらい笑えると思います。ここにいる俳優さん以外の方も本当に笑えるところがありますので、今日はそこを注視して観ていただければと思います。そして、感動もすると思っていますが、「感動コメディ巨編」をぜひ楽しんでいただき、最後に劇場から出ていく時「本当にくだらねぇな」と笑っていただければ本望です。MC本作は若杉公徳先生の伝説のギャグ漫画のまさかの実写化ですが、最初にオファーが来た時の心境などについて教えてください。 伊藤さんいろいろあると思うんですが、原作がすごく面白いのは皆さんご存知だと思います。平野さんの先ほどの話にもありましたが、いろんな映画を製作されていて、僕もデビューの時の「クロスファイア」(2000年公開/出演:矢田亜希子・伊藤英明 他)だったり「陰陽師」(2001年公開/主演:野村萬斎)、あとは最後に平野さんとやったのが15年くらい前の「この胸いっぱいの愛を」(2005年公開/出演:伊藤英明・ミムラ 他)という作品だったんです。僕もずっと俳優としてキャリアを積み重ねてきましたが、「満を持して伊藤英明にやってもらいたい役があるんだ」って(平野さんに)言っていただいて、タイトルは何かと聞いたら「KAPPEI」だと。「タイトル『KAPPEI』? へぇ...」と思いました。平野さんとは15年ぶりの仕事で、僕も40代の終盤に差し掛かり、自分としてはアクション満載のスパイ映画とか、賞レースに参加するような時代劇なのかなという期待があったんです。でも、ビジュアルを見た時に、別に作品を否定している訳じゃないんですが、何かものすごく「これじゃないよ感」がしたんですよ(苦笑)。そして、衣装合わせでは、作品によっては20パターン着て2~3時間をかけて衣装合わせをすることもあるんですが、今回は衣装は1パターンなので15分くらいで終わるだろうと思っていたら3時間くらいかかって...。いろんな素材のジージャンを着せられて、丈がどうとか、ポケットがそのままあった方が面白いとか、このベルトだともたないよね...とか...。だんだん、自分も熱を帯びてきて、いろいろ話をしたんですが、決まった衣装を見てものすごくガッカリしました。今から(作品を)降りるって言っても、関係者もいろいろいて、このご時世ですし、いろいろ詮索されるから、今更降りられないし...。その衣装合わせの時に山本耕史くんと会って、山本耕史くんの衣装も過激だなと思っていたんですが、「よくこの作品受けたね?」って言ったら自信を持って「楽しんでやります」と心強い言葉を聞いて、腹をくくろうと思ったんです。でも...この格好で大学のロケとかもあったり、渋谷の街中も出るのって...。「やっぱり降りられないかな」って(苦笑)。今日も、上白石萌歌ちゃんがいなくて、やっぱりこの映画がイヤで舞台挨拶に来ないのかと思ったらイベントの名前に「オトコ祭」ってあってちょっと安心しました。この映画の撮影の時は、まだデビューしていなかったんですが「なにわ男子」として大ちゃんもデビューしましたからね。西畑さんありがとうございます(笑)。 伊藤さんデビュー曲の「初心LOVE(うぶらぶ)」の世界観がこの「KAPPEI」の世界観と合っているんじゃないかなって...。 西畑さんちょっとちゃいません(笑)? (映画の中に)勝平さんの"うぶらぶ"は描かれていますけど、ちょっと男臭すぎる気がします。 伊藤さんはい、僕の話は以上です! MC実際に衣装を着て、その姿がスクリーンに映っているのを観ての感想はいかがですか? 伊藤さんそうですね...あの、「迷惑じゃないかな?」って単純に。マスコミの皆さんもこのご時世でお忙しいのにこの映画のために...。自分だけの映画じゃないんで、そう言うと語弊がありますが、よくこの映画のために時間を割いていただいたなって感謝しかありません。お客さんもありがとうございます、本当に、ちょっとネガティブな発言をしてしまい申し訳ないですが。 MC衣装合わせで山本さんは伊藤さんと顔を合わせたんですね? 山本さん衣装合わせの時は着せられながら「周りはどういう恰好するの?」ってところが気になっていて、「え?伊藤さんこれ着るの?」とか、大貫くんに関しては「衣装合わせっていうか、これ"衣装脱ぎ"だよね?」とか思いつつ...。外でも撮影をするんですが、寒い時期だと、コートとかをスタッフの方が掛けてくださったりするんですが、裸の衣装の人あるあるなんですが、衣装と思わされているから(コートなしで)寒いまんまその場にいさせられたりするんですよね(笑)。今回は5月、6月とかだったのでそんなに寒くはなかったんですが、でも裸ですからね、彼は。裸にサスペンダーという、非常にインパクトの強い衣装で「はじめましてー」「どうも」って感じで...お互いよくよく見るとすごい二人が挨拶しているなと思いました(苦笑)。大貫さん僕は山本さんと初めてお会いしたのが茨城のロケの時だったんで、すごい格好をしていました(笑)。 山本さんこれは言っておきますが全裸ではないです! 大事なところは出ていないんが、一瞬「え?」となるんです(苦笑)。僕はその撮影が初日で、街中で(一般の方たちから)手を振っていただきましたが、ちょっと覚悟を決めないと精神的に危なかったですからね。本当に、これほど「気づかれたくない!」って思ったことはないくらいです。伊藤さんとは衣装合わせで会って「山本くん、よくこれ引き受けたね」って言われましたが、あの時僕も「降りられないかな」って思っていました(笑)。 大貫さん最初、「KAPPEI」という漫画原作の映画の守役と聞いて、原作を全部読んで「面白い漫画だな」って思いました。まあ、全体のキャラのバランスとしては裸ではあるけれど、キレイめな役だなって...。でも、「他の方たちはどこまでリアルにあの格好をやるのかな?」「キャストはどの方がやるのか?」って思っていました。この大先輩方があの格好をすると想像した時に、僕は裸だけれど、「この役で良かったな」って思って...。実際にお会いしたらものすごいパンチ力でした。伊藤さんにお会いしたら、似合い過ぎていて...。あの時「初めまして」でしたが、漫画から出てきたそのまんまという感じで「やっと会えたね」って感じで、僕も最初は一人での撮影から始まったので、孤独感があって「なんで僕だけこんな変な格好を...?」と思っていましたが、先輩たちとお会いしたら安心して、最後には落ち着いてお芝居できました。西畑さん僕は衣装に関しては何の面白味もなかったですね。啓太に関して、小ネタなんですがTシャツが絶妙にダサいというのが僕の中ではすごく楽しかったです。でも、皆さんの衣装がすごすぎて負けちゃっています。このお話をいただいて、企画書を読ませていただいたら、そこに「世紀末が訪れなかった『北斗の拳』」とあって。僕は「北斗の拳」をよく読んでいたので「そういう世界観なんだ!」って思って原作を読んだら、めちゃくちゃギャグ漫画でした(笑)。でも関西人っていうこともあって、お笑いが好きで、いつかコメディをやってみたいと思っていたので嬉しいなと思いました。でも皆さん、先ほど小澤さんもおっしゃっていましたが、本気でバカをやっていて、僕も気持ちよくツッコミを入れさせていただきました! 本当に素敵な体験をさせていただきました。MC西畑さんが「終末の戦士」の役だったら、着てみたいと思った衣装は? 西畑さん一度、勝平さんの衣装を着させてもらったんですよ。上のジージャンを。 伊藤さんクランクアップの時だっけ? 一緒に写真を撮ったよね? 西畑さんガリガリすぎて全く似合わんかったですね(笑)。着てみたい衣装は...皆さんが知っている正義さんの衣装。特攻服と、もう一着、攻めているのがあるんですよね? そちらを一度、着てみたいなと。 小澤さんすごいとこ行ったね。 西畑さん馬がついてるんです。そこがポイントなので、ぜひともそれは劇場で観ていただければと思います。 伊藤さん焦ったよね、耕ちゃんの衣装を見た時は...。 山本さん写メを撮ってもらって、萌歌ちゃんに「こんな感じだよ」って見せたら「え?」って...(笑)。二度見して「びっくりした!」って言われました。 小澤さん出ているわけじゃないけどね(笑)。 伊藤さん一瞬、錯覚に陥るよね(笑)? 山本さんこれがウマいことなっていてね、馬のたてがみが...。 西畑さん皆さんの服を着てみたかったです(笑)。 MC小澤さんもオファーを受けた際の感想をお願いします。 小澤さんオファーを受けた時は、台本と原作を読んですごく面白かったので嬉しかったです。終末の戦士は、体を鍛えなくちゃいけないと思って、撮影前にトレーニングをして体脂肪率を落としたり、糖質制限をしたりしたんですよ。耕史と大貫さんは、結構露出多い役で、僕もそうだろうと思って衣装合わせに行ったら、僕一人だけ着ぐるみみたいになっていて...。腹筋の部分もちょっと作られた腹筋になっていて...。「僕、何のために鍛えたんだろうな...?」って思いました。あの腹筋は、6パックならぬ8パックとか、すごいもので、そうなるには3年くらいかかるものを求められていたので、それはさすがに無理だろうって僕も思いました。さっき出たホウキの話は想定外で、頭にホウキって結構な重量で、それにアクションもあって、最終的には「騙されたなぁ」ってのが感想ですかね。MCホウキをカツラのように被っていたんですか? 小澤さんそうですね。半分カツラみたいな感じで、後ろも長さがあるし、重量もあって揺れたりすると難しくて頭だけ固定してファイトしたりしていました。 MC古田さんはいかがでしたか? 古田さん僕は若杉先生のファンで当然(原作は)読んでいました。前にやった映画(「映画 みんな!エスパーだよ!」2015年公開/出演:染谷将太・「デトロイト・メタル・シティ」2008年公開/出演:松山ケンイチ)の時は参加できなくて悔しい思いをしていたので、「『KAPPEI』か、 良いな!」って思いました。師範か、楽だぞって。というか、皆さん、衣装について御託を並べていますが、みんな人間が着るやつじゃん。ゾウとかカワウソとかしたことないだろ、お前ら! 壁とか石とかそういう役。そういうのは衣装とは呼べないからね。皆さんぜひそうやって役の幅を広げていってください。小澤さん勉強になります(笑)! MC今回、突如解散を告げられた終末の戦士たちが都会に出てきて右往左往するという物語になっていますが、ここで描かれるような自分と社会の常識のギャップを感じた体験について皆さんからお話しいただきたいと思います。伊藤さんは何かありますか? 伊藤さんないですね。いや、それは冗談ですが、勝平はずっと島で鍛えて東京に出てくるんですが、僕は岐阜で育って上京したのは19歳ですが、その頃は鼻をかむと黒い煤がついていて、いつからかつかなくって、不思議に思っていたんです。田舎って空気がキレイじゃないですか。新幹線で二時間のところで「こんなに鼻の穴が黒くなるのか!」って思っていましたね。体が慣れてくるんですね。 西畑さん僕はギャップを今すごく感じています。皆さんにお会いするのは撮影以来なんですが、撮影の時はこのコスチュームで、今日会ったら、タキシードを着ていらして...、すごい違和感なんですよね。皆さん、すごく今日はカッコ良く...いや終末の戦士の時もカッコ良かったんですが、今日はよりカッコ良くて、ギャップにやられています。監督も髪型をセットしてタキシード着られていて、変な気分です。 MCそういう意味では、なにわ男子のファンもタキシード姿の西畑さんにギャップを感じられているかと。 西畑さん僕、デビューして初めての宣材写真は、胸に星の名札が付いていますからね、保育園の先生みたいな(笑)。 MC大貫さんはいかがですか? 大貫さん僕はダンサーで始まって、俳優業を23歳で舞台から始めたんですが、何年かして映像に初めて挑戦した時、まず「声が大きい」と言われたのと、動きも舞台みたいな動きをしてしまって「もうちょっと普通のテンションの動きをしてください」と言われたことがありました。稽古も、舞台は一カ月とかしてから、本番なんですが、映像はそれもなくその日に1~2回、リハーサルをして「はい本番」というテンポ感の速さも慣れるまでは大変でしたね。 山本さん僕は小さい頃、家で「チッチッパー」という言葉が当たり前のようにあって、幼稚園、小学生で「チッチッパー」と言っても誰にも通じなかったんですよね。何なのか分かりますか? 伊藤さん皆さん、ご存知ですよね? 「チッチッパー」ですよね(笑)? 山本さん家で子どもがなんとなく発したことをきっかけに、お父さんとお母さんが自分の家の中で、それを「チッチッパー」と呼んでいて、僕にとってはそれが常識になってたんですよ。でも外に出て、言ってみたら誰にも通じなくて「あ、これうちだけだったんだ」って。あの「ティッシュペーパー」のことです。それを僕なのか兄貴なのか... 「チッチッパー」と呼んでから、自分の家ではそれが常識になっていて、外に出て初めて「違うんだ」と知りました...。あとこれは余談ですが、優香ちゃんは、乳首を切ったらまた生えてくると思っていたらしいですよ(笑)。 小澤さんそれ余談過ぎるだろ! 伊藤さんそんな話で広がるんなら、僕も良いですか? 僕は小さい頃、空手を習っていて、年子の妹がいるんですが、初めて妹が道場に来た時に、「男は『オス!』って言うけれど、女の子は『メス!』って言うんだよ」って教えたら、真に受けて「メス!」って言って...、先生に怒られていました(笑)。 山本さん意外とね、家で教わったことを外でやっちゃったりするから、気を付けたほうが良いですよ。 伊藤さんそうですよね。 MC小澤さんはいかがですか? 小澤さんこの後、話しづらいですね(苦笑)。ギャップ? 今考えていたんですが、ライダースって革ジャンがあるじゃないですか? 僕はあれをスーツのジャケット代わりにしたりするんです。レストランに行った時、革ジャンを着たまま店に入ってごはんを食べていたら、友達に突然「お前、革ジャン脱がないの?」って言われて...、僕にとってはジャケット代わりだから脱がなかったんですが、最終的には脱ぐことになって...。それって僕が悪いですか(笑)? 伊藤さん何の話(笑)? 小澤さんギャップの話! 伊藤さんあぁ、革ジャンの話(笑)? 小澤さん皆さん、革ジャンってレストランに行ったら脱ぎますか? 僕は脱がなくて良いかなって思っていたんですが...。意外と何人にも言われたんですよ。 伊藤さん二択で(会場のお客さんに)拍手で聞いてみたら? 小澤さん分かりました。ではこの中で、革ジャンでレストランに行ったら、脱ぐという人? ■会場からは割と大きな拍手が。 小澤さん脱がないよって人? ■会場からはやや小さめの拍手が。 小澤さん以上です! 伊藤さん何の話? これは? 小澤さんちなみに僕は「チッチッパー」は「血まみれジッパー」だと思いました(笑)。 MC古田さんはいかがですか? 古田さん僕はあんまりギャップを感じたことはないんですが、この歳になって、最近噛むことと飲み込むことが面倒くさくなってしまいまして...。 小澤さん根源的な話になってきましたね(笑)。 古田さん「酒を飲めないなら飯いらないな」って思うようになって、なので今は夜しか食わないんですよ。でも、夜もしっかり食うかと言ったら、そうではなくて、なんせ噛むことと飲み込むことが面倒くさいから。で、最近一番自分の中で盛り上がってるのが、生卵で酒を飲む――そうするとついに噛まず済むという。これ話すと「へぇー」って反応されますね。 MCついにつまみに生卵を...。 古田さん卵焼きだと噛まないといけないじゃないですか? MC平野監督からこの映画の観てほしいところについて一言お願いします。 平野監督本当に、今もこういう素晴らしい発言をされた素晴らしい役者の皆さんなので、いろんな意見が出て、収拾がつかなくなって、朝日を迎える撮影が多かったです。それがすごく大変でした。でも笑いって間だと思うので、間が素晴らしくて、今日も間を感じていただけると思います。それで笑えるんだなと思いますので、皆さんのお芝居の間を気を付けて観ていただければと思います
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コーポレート・ガバナンスコーポレートガバナンス 基本的な考え方 Basic Stance 当社グループは、創業者小林一三の残した「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」、「吾々の享くる幸福はお客様の賜ものなり」という言葉をグループスピリットとして受け継ぎ、「Moments for Lifeその時間が、人生の力になる。」をグループスローガンに掲げております。また、「心を揺り動かし、人生の力となる時間を届け、人々の幸福に貢献する」をグループパーパスとして、「朗らかに、清く正しく美しく」をグループバリューとして位置づけております。 当社グループは、これらの経営理念に基づき、すべてのステークホルダーの皆様に信頼され続ける企業でありたいと考えております。そのために当社は、経営の重要課題のひとつとしてコーポレート・ガバナンスの充実を位置づけ、取締役会における迅速かつ適正な意思決定、独立社外取締役による監督・監査機能の強化を図り、経営の透明性・公正性の確保に努めております。 また、「東宝憲章」をはじめ、「東宝グループ行動基準」「サステナビリティの基本方針」「東宝グループ人権方針」を制定し、グループ従業員に周知徹底するとともに、グループ全体での内部統制システムやリスク管理体制を構築し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に努めております。 体制図 2025年10月2日現在 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応 現状評価 当社は、株主資本コストを上回る資本収益性(ROE)を創出することが、企業価値向上において重要であると考えています。当社では、CAPMに基づく外部評価(※)により株主資本コストを4~5%程度と評価しております。それに対するROEは前事業年度(2025年2月期)で9.3%となっており、株主資本コストを上回る資本収益性を達成できております。 一方、株価純資産倍率(PBR)は現状において2倍台後半、株価収益率(PER)もプライム市場の平均を上回る30倍に届き、成長性等の面においても株式市場から一定の評価を得られていると考えております。 (※)株式会社プルータス・コンサルティングによる評価 参考:CAPMの計算前提 ・β 0.5~0.7程度 ・市場リスクプレミアム 6.0% ・リスクフリー金利 1.0% 今後の目標と取り組み 上記の現状評価を踏まえ、「TOHO VISION 2032 東宝グループ経営戦略」「中期経営計画2028」で掲げる目標や戦略に沿った各種取り組みを推進していくことが、当社グループのさらなる企業価値向上に繋がるものと考えています。 「TOHO VISION 2032 東宝グループ経営戦略」では「長期ビジョン2032」におけるROEを恒常的に10%以上、「中期経営計画2028」においてはROE9%以上を数値目標に掲げております。今後も成長戦略の推進による収益性の向上に加え、適切な株主還元を通じた資本効率の向上を図り、株主資本コストを上回る資本収益性を持続的に達成できるよう努めてまいります。 ディスクロージャーポリシー 当社は、すべての利害関係者に対して、企業情報を適時・適切に発信し、以下の項目を遵守することにより、皆様の信頼の確保に努めます。 情報開示の基準 当社は、金融商品取引法等の諸法令(以下、「諸法令」)及び、東京証券取引所の定める「上場有価証券の発行者のの適時開示等に関する規則(以下、「適時開示規則」)」に則り、情報開示を行います。また、諸法令及び適時開示規則に該当しない情報であっても、重要あるいは有用と判断した情報は積極的に開示します。 情報開示の方法 適時開示規則に基づき開示が必要となる情報は、東京証券取引所が運営する「適時開示情報伝達システム(TDnet)」にて開示します。TDnetにおける開示後、同一情報を当社コーポレートサイトに速やかに掲載いたします。また、適時開示規則に基づく開示が求められない場合でも、開示が望ましいと当社が判断した情報については、当社コーポレートサイト等へ掲載します。 インサイダー取引の未然防止及び公平な情報開示 当社は、重要なを適切に管理し、インサイダー取引の未然防止を図ること、及び公平な情報開示を行うことを目的として、「インサイダー取引防止規程」を定め、グループ社員全体への周知を促進しています。 業績予想の適切な利用に関する説明 当社が開示する業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。 沈黙期間 当社は、決算情報の漏洩防止と公平性確保のため、原則として各四半期末から決算開示日までを沈黙期間として設定しており、この期間中は決算や業績に関する質問への回答やコメントを控えます。ただし、沈黙期間中に業績予想が大きく変化する見通しとなった場合には、適時開示規則に基づき適時・適切に情報を開示します。 社内体制の整備について 当社は、ディスクロージャーポリシーを適切に運用し、適時開示規則に基づく適時・適切な情報開示を実行する体制を構築・維持します。当社の開示担当部門(コーポレートコミュニケーション部)は、社内の各情報所管部門との連繋により適切な情報収集と分析を行い、会社として適切な判断の上で開示を行うために情報の発生から開示に至るプロセスの明確化に努めます。 トップ コーポレートガバナンス -
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名古屋東宝ビル愛知県名古屋市中区栄1-2名古屋市中区50㎡単位の個別空調方式1,880.94㎡2,800m電話回線 ワンフロア当たり100回線 各階端子盤まで実装 光ケーブル各階端子盤まで実装2004年11月株式会社竹中工務店株式会社竹中工務店照明用 20VA/㎡ OA用 50VA/㎡乗 用: 22人乗り 4基(150m/分)1基は身体障害者対応 事務所階(B2~9階)運行 非常用: 17人乗り 1基 事務所全館(B2~R階)運行 22人乗り 4基(150m/分)非接触カードリーダー方式による24時間対応500kg/㎡(OAフロア300kg/㎡)21,578.38㎡43.654mH=100フリーアクセスフロア 10㎡毎に4口OAコンセント設置東宝株式会社地下1階: 自走式駐車29台 地下2階: 自走式駐車20台 二段式駐車34台 合計:83台リッチモンドホテル名古屋納屋橋979.22㎡(296.21坪)地下2階、地上13階、塔屋2階建防災センターによる全館監視2,410.82㎡鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造照明 OAルーバー取付可能 明るさセンサーによる省エネ制御 机上照度 平均700lux9F高砂熱学工業(株) 東ソー(株) 丸紅エネルギー(株) 五洋建設(株)8FSB C&S(株) (株)イセトー 五洋建設(株)7F五洋建設(株)6F(株)関電工5Fオリエンタルモーター(株) (株)マクロミル 光画(株) (株)フジ総合鑑定4F日本水工設計(株) 日本モレックス(同) (株)オープンハウス・デベロップメント3F(株)富士インダストリーズ (株)マケレボ2FTOHOマーケティング(株) 東宝ビル管理(株) (株)新規開拓 SEW-オイロドライブ・ジャパン(株) (株)オープンハウス・デベロップメントホテル・事務所・店舗 -
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「屋根裏のラジャー」ジャパンプレミア「屋根裏のラジャー」公式サイト「メアリと魔女の花」に次ぐスタジオポノックの長編アニメーションの最新作は、イギリスの作家A.F.ハロルド著の「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)を基にして、愛をなくした少女の想像が生み出した少年ラジャーを主人公に描かれる冒険ファンタジーです。 11月16日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにてジャパンプレミアを行い、同時に札幌、横浜、名古屋、大阪、福岡、全国五大都市の映画館との生中継を実施しました。イベントには、本作の声優を務めた寺田心さん、鈴木梨央さん、安藤サクラさん、仲里依紗さん、山田孝之さん、イッセー尾形さん、そして百瀬義行監督、西村義明プロデューサーが登壇し本作とキャラクターの魅力を語り尽くしました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。ジャパンプレミアラジャー役寺田 心さんアマンダ役鈴木梨央さんリジー役安藤サクラさんエミリ役仲 里依紗さんジンザン役山田孝之さんミスター・バンティング役イッセー尾形さん百瀬義行監督プロデューサー西村義明さんMC本日は、札幌、横浜、名古屋、大阪、福岡、全国五大都市の映画館にこちらの舞台挨拶を現在生中継しています。 寺田さん全国に繋いでのイベントは初めてです。今回、札幌、名古屋、横浜、大阪、福岡とたくさんのお客さんに観ていただけるのはすごくうれしいです。何よりも、僕の地元・名古屋にも繋がっている事がとてもうれしいです。(名古屋に向けて方言で)ぜひ名古屋の皆さん最後まで見てってちょー。 MC本作をご覧になっていかがでしたか。 寺田さん本当に映像がすごくきれいなのと、やはり手描きのアニメーションだからこそ生まれる温かさが感じられます。大切な言葉やシーンが、すごくちりばめられている作品だと思います。 MC最初に声を入れたのが2022年7月です。 寺田さん一年前の声変わりギリギリの時だったので、微妙に不安定な時でした。大きな声を出さないとか、白湯や蜂蜜を飲んだり、すごく気をつけることが多かったです。本当にちょっとずつ変わっていくあの時期を、「屋根裏のラジャー」という作品に収めることができて、僕にとっても貴重な体験になったと思います。 MC鈴木さんは、短編映画の「カニーニとカニーノ」(三つの短編集で構成された2018年公開『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』の内の一つ/キャスト:木村文乃、鈴木梨央)に続いて、ポノック作品は二度目ですね。 鈴木さん前回の「カニーニとカニーノ」ではカニーノ役として、カニとカニ語のお芝居でした。今回は初めてセリフをいただけたのでうれしかったです。(声を当てた)アマンダは自分よりも年齢が低かったので、自分の小さい時の作品を観直して、純粋な気持ちを声に乗せられるように、喜び方や話し方などを研究しました。そうやってアマンダに寄り添えたことが、すごくうれしかったです。 MCご覧になっていかがでしたか。 鈴木さん私は、本作の中に出てくるキャラクターとその世界観が大好きです。一番好きなシーンは、ラジャーがイマジナリの子たちと出会う場面です。いろんな声や音が聞こえてきて、すごく圧倒されました。 MC先に鑑賞した映画関係者からは「泣ける!」という声が届いております。 寺田さん本当に一生懸命やりました。僕も本作を二回ほど観ましたが、一回目は本当にどなたが声を担当しているのか分からないほどでした。皆さんがキャラクターとして生きられているというか、(キャラクターと)一心同体のように感じました。それが映画関係の方々にも伝わって、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。 MC皆さん、鑑賞の際はハンカチを片手にご覧いただきたいと思います。安藤さんは、アニメーション映画のアフレコは初めてだそうですね。ご出演のきっかけは? 安藤さんお話をいただいたのは随分前です。何年前だろう…。すごく時間が経ったような感覚があるんですが、「絶対やりたい!」と思いました。私も仕事柄、イマジネーションの世界から、すごく力をもらっているので、「やりたいな!」と思いました。今は、何でも視覚化できて、疑問は携帯を見ればすぐに分かってしまうじゃないですか。でも、この時代にイマジネーションを題材としたアニメは、いろいろな世代に絶対に届くと思いますし、本作が作られるのは非常に素敵だなぁって思いました。 MC私も本作を拝見して、娘に「イマジナリはいるの?」と聞いたら、「いる」と言っていました。子どもの世界では当たり前なんだなと思いました。安藤さんのお子さんはどうですか? 安藤さんうちの子は、この原作が大好きです。読み聞かせをするとすごく喜んでいるので、早く本作を観せてあげたいです。 MCこの作品をご覧になっていかがでしたか?安藤さんすごいスケール! 想像以上のスケールの大きさにスクリーンに吸い込まれていきました。最後に声を乗せたんですが、それまで作ってこられた長い年月を思うと、ここに立っていることがすごく光栄です。本当に圧倒されますので、ぜひ楽しんでください。 MC仲さんは、完成した本作をご覧になっていかがでしたか。 仲さん私は試写室で仕事の関係者の方々と一緒に観たんですが、そういう試写室で見ると仕事スイッチがオンに入って、「絶対泣くもんか!」ってなるんですよ。だから、自分が出た作品を試写で観る時は、仕事スイッチをオンにして、すました感じで観るんです。でも、本作は涙をこらえることが無理でした。我慢している時って余計に「ううっ!」って嗚咽してしまって、号泣しました。上映が終わると急いで涙を拭って、平静を装って「お疲れ様です」と挨拶をしました。でも、心の中ではその声さえも震えるぐらいでした。帰りの車でも思い出して泣けちゃうぐらい、こみ上げてくるものがありました。アフレコをしている時もそうですが、「本当にこのお仕事ができて良かったなぁ」って、思いましたね。本当にありがたく思います。 MC仕事モードを忘れてしまうぐらい? 仲さん皆さんは、これから大変ですよ。涙でメイクはたぶん落ちます。 MCこの作品への出演が決まった時はどうでしたか。 仲さん最初は、マネージャーさんから具体的にどういうお話かという説明がありました。イマジナリっていう言葉が、私の生活とはかけ離れていたので、言葉だけで聞くとちょっと「ん?」となりましたが、脚本を読んで「そういうことか」「なんて面白いんだ!」ってなりました。自分の中の忘れていたことを思い出させてもらうきっかけの作品になりました。実写だと限界があるんですが、アニメーションだとほんとに無限大の力があるから、すごく完成が楽しみでしたね。 MC山田さんは、ご覧になってどんな感想をお持ちですか。 山田さん(声を変えて高い声で)本当に純粋にすごく楽しかったです。すごく良い作品だなぁって思いました。 MCその声は、イマジナリですか? 山田さん(声を変えて高い声で)僕も録っていた時にちょうど声変わりで、今はもうあの声は出せないんですが、良いタイミングでお声掛けいただけたと思っています。(登壇者の皆さん:笑) MC寺田さんと同じ現象が起こっていたんですか? ちょっと情報が入ってこないので…改めてジンザン役はいかがでしたか。 山田さんこれから本作をご覧いただくので、ちょっと(手で)顔を隠して話をしますね。ジンザンは、物語の重要なところで出てくるんですよ。そこで1ミリも僕の顔がちらついてほしくないので、ちょっと邪魔にならないようにしますね。で、質問は何でしたっけ?(笑)MC本作を観ていかがでしたか? 山田さん本当に面白かったです。後ろの席でマネージャーも一緒に観ていたんですが、観終わった後に立ち上がって後ろを振り返って「面白かったね!」って言いました。本当に面白かったですし、感動しました。仲さんのように「泣いてたまるか!」とまでは思わないですが、「泣かないで冷静に観て、本作がどういうものかをお伝えしなきゃいけない」と思って分析していたんですが、泣きましたね。やっぱり心にすごく「ぐわっ!」とくるんですよ。 MC山田さんの本音が出ていましたが、ちょっと表情は読み取れませんでしたので、そこは皆さん想像してください。イッセーさんは、いかがでしょうか? 尾形さん美しい作品で可愛らしくてどんどんその世界に引き込まれていくんですね。物語の世界にも入り込んで、観終わって「自分にもこういう時があったんだ!」「通った道だ!」となる。自分で通ったことを忘れていたけれど、確実にあったと言うことを思い出すんですよ。そうすると、「自分にも少年時代があったんだな」と、70才の男が少年に、一瞬のうちに戻るんです。そういった意味で、今の僕とすごく密接に、ダイレクトに繋がっている作品に出させてもらったんだって実感しています。 MCラジャーとアマンダの少年少女だけではなく、大人の心にも刺さるんですね。百瀬監督、今どのようなお気持ちでいらっしゃいますか? 百瀬監督アニメーションって、人形をコマ撮りして、それが動くと、人形にあたかも命があるように見えますよね。僕らの場合は、一枚一枚絵を描いて、それをコマ撮りすることでキャラクターが動きます。アニメーションという言葉は「命を吹き込む」という意味もあるんです。それに、アフレコなどで声を入れてもらうんですが、その絵で描かれたキャラクターに声で肉付けをしてもらって、生身の感じをキャストの方の演技によって与えてもらいます。またそこで、作品に命を吹き込んでくれているのだと、現場に立ち会いながら感じていました。今、またそれをすごく感じています。アニメーション作りは作画=絵を描くことですが、それ以降の作業は別ではなく、全て一つにつながっているという実感が持てました。自分でもすごく良い体験をしたと思います。それはキャストの方々の声、あるいは演技もそうですが、絵で描かれているキャラクターに実在感と存在感を与えてもらったので本当にキャストの方々に感謝しています。ありがとうございます。 MC西村プロデューサーはどのようなお気持ちでしょうか? 西村プロデューサー声を選ぶ時は、とても考えて選びます。こちらにいらっしゃる皆さんは、多分作品を選んで出られる方々だと思います。そういう方々が本作への出演を選んでくれたことがとてもうれしいです。それに、なぜかは分からないんですが、百瀬さんが描いたキャラクターをモニターに当てながら、いろんな作品での皆さんの声を聞きながら選んだんですが、結果的にキャラクターと顔が似ています。多分真剣に選んだからだとは思っています。寺田さんがスタジオ遊びに来ていただいた時に、百瀬さんが「今、ラジャーの声がしたけど?」と言っていました。 百瀬監督そうでしたね。 MCここからは、キャラクターについてお話を伺っていきます。キャラクターたちの顔が大きく描かれたパネルがありますので、それぞれ声を吹き込まれたキャラクターの前に立っていただきましょう。まずはラジャーとアマンダについて伺いたいと思います。寺田さん、ラジャーの魅力はどんなところですか。寺田さんまっすぐに素直なところですね。本作を通して、僕がラジャーから教えてもらったことは「諦めない心」です。僕とラジャーの共通点は「一度物事を信じたら疑わない信念」かなと思っています。違うところはやっぱり15歳で、少し反抗期に入りかけているので、何か言われると斜に構えてしまうところです。いつまでもラジャーのようにやりたいし、ラジャーが教えてくれたこの気持ちはほんとに忘れないでいたいと思います。 MC今日は事前に、登壇者の皆さんにそれぞれ推しキャラを聞いております。ラジャーを選んだ仲さん、ラジャーの魅力はいかがでしょう? 仲さん「こういう息子ほしいなぁ」っていう、母の感覚です。こんなに良い子で元気でカッコ良い息子がいたらいいなぁっていう私の理想のイマジナリです! 心くんも良い子! 成長してびっくり仰天! 寺田さんありがとうございます! 中学に入ってから身長が40センチぐらい急に伸びました。だからこそ、収録の時は大変でした。 MC続いては鈴木さん、アマンダの魅力をお願いします。鈴木さんアマンダはすごく天真爛漫で無邪気で、ラジャーと一緒に冒険している時は本当に素直で明るい子です。でも、その明るいだけじゃないところもあるのがもう一つのアマンダの魅力だと思っています。例えば安藤さんが演じるお母さんのリジーにちょっと素直になれない気持ち、素直になりたいけれど感情が爆発しちゃうところや、言いたいことをうまく伝えられない瞬間があるので、そんなちょっと寄り添いたくなるような、部分がアマンダの魅力なのかなぁと感じています。 MC安藤さん、リジーの魅力はどんなところですか。 安藤さん本作の中で、現実の大人代表みたいな存在なのかな? どうですか? 違います? 百瀬監督そうです。 安藤さん私自身も母親ですし、同じような年頃なので…。まぁ、うちの娘も割とおてんばなタイプなので、日常にもすごく寄り添わせながら声を入れられたかなぁと思いました。 MC仲さんは、リジーの良いシーンがあるんですよね? 仲さんそうなんですよ。そのシーンで私は嗚咽レベルになっちゃったんです。母親だからより感情移入するものがあって、本当に大変ですよ。皆さんこれから大変なものを観るので、本当の本当にやばいって感じです。 MCラジャーの前に現れる怪しげな猫のジンザン。イマジナリの世界で出会うエミリ。仲さん、改めて魅力を教えてください。 仲さんイマジナリの町のリーダー的存在でしっかり者のお姉さんで、ハキハキとみんなを取りまとめているんです。皆さんが想像する私のイメージって、多分こういう元気な女の子で、どちらかというとちょっとボーイッシュな感じのタイプだと思います。セリフを本で読んだ時に、そういうイメージを持ったので、私が思われているイメージ通りだと思ってすごくうれしかったですね。だからなのか、エミリはすんなり演じることができました。 MCそのエミリ推しなのが鈴木さんと安藤さんです。鈴木さん、安藤さん、どんなところが良かったのですか? 鈴木さん一番好きなシーンはラジャーと出会う場面です。大好きです! その中でも、エミリが初めて出てくる場面が本当に明るくて、仲里依紗さん演じるエミリそのものというか、観ているだけで心が温かくなるようなエミリだなぁって思いました。 安藤さん本当に私もエミリが登場するシーンの、仲さんの声で世界がパッと変わる瞬間が好きです。仲里依紗さんの声は私の中で仲里依紗さんの声としてインプットされているのに、本当にエミリの声なのがすごく不思議。好き! MC山田孝之さん、ジンザンの魅力ってどんなところにありました? 山田さん落ち着いて頼りになる感じで良いキャラですよ。登場時は何者か分からないですが、ラジャーを導くキャラクターです。あんまり「行け!」とか「来い!」とか、背中を押しすぎないようにしたいと意識していましたね。まあ、「何を言われても最終的に自分で判断して一歩踏み出さないことには何も始まらないんだぞ」ということが伝わればと思ってやっていました。 MC山田さんは、ネコの役多くないですか。 山田さんありがとうございます。よく知っていますね。ネコの役は四回目です。ネコの王子様(2002年公開「猫の恩返し」ルーン役)とネコのスナックのママ(NHK総合で放送中のアニメ「マヌールの夕べ」マヌ子ママ役)と夜回りしているネコ(NHK総合で放送中のアニメ「夜廻り猫」遠藤平蔵役)と、ネコ役でオファーが来ると迷えないんです。 MC今後また猫の役が増えるかもしれませんね。 山田さんそうですね。まぁアニメーションじゃなくても、もうちょっとネコに寄せていって、最終的にはネコ役がちゃんとできたらと思います。 MC山田孝之、ネコになりたい! 皆さん次回作ご期待ください。山田さんの推しキャラはいますか?山田さん皆さん、実写で演じるのと同じことをしている。すごく気持ちを込めてその役と一緒になって、感情があるから言葉が出てくるわけじゃないですか。だから、私も声優やっているとか関係なく何かめちゃくちゃ揺さぶられました。揺さぶられた話をしていたら、何の話をしているか分からなくなっちゃった。私は今何の話をしていましたか? 安藤さん推しキャラの話!(笑) 山田さん僕の推しキャラか。ラジャーが、ジンザンに導かれてイマジナリたちと交流する時に、みんながすごく楽しそうに踊ったりしているんですね。その踊っている音楽を蓄音機のイマジナリがかけているんです。何かそういうのが僕の家にいてくれたら、ずっと僕はただ踊っているのになぁと思いました。 MCイッセーさんはいかがですか。 尾形さんバンティングは僕にそっくりでしょ! あの顔を見た途端、「この役は僕しかいないだろう」と思いましたね。「任せなさい!」と。顔から下は写ってないけれど、アロハシャツを着て、半ズボンはいて、傘持っていて、見た目で人を油断させるんです。だけど中身は、結構エグかかったりします。今は見えませんが、この後、皆さんには見えるんです、僕のパートナーが! そのパートナーのおかげでグレードアップします。 MC最後に、俳優陣を代表しまして、寺田さんよりご挨拶をお願いします。 寺田さんこの作品の原作の帯にも書かれていた「子どもに忘れられていく友だちを描いたこのこの本を、君たちはきっと忘れない」という言葉とともに生まれたと、以前西村さんにお聞きしました。「この作品に絶対に出たい」と思ってオーディションを受けたこと。ラジャー役に選ばれた時にうれしくて泣いたこと。本気でアニメーションを作っている作り手の皆さんの姿を見たこと。完成した本作を観た時のこと。こうして皆さんに本作をお届けできる日が来ていること。そんなたくさんの思いが詰まっています。そして、スタッフの皆さんや、俳優の皆さんが何年も何年も何年もかけて作った作品です。たくさんの大事なシーンとセリフが詰まっています。僕はこの作品に出られたことを一生忘れません! 皆さん、ぜひ劇場でもご覧ください。本日ありがとうございました。
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『薬屋のひとりごと』Blu-ray 第4巻猫猫:悠木碧 壬氏:大塚剛央 高順:小西克幸 玉葉妃:種﨑敦美 梨花妃:石川由依 里樹妃:木野日菜 阿多妃:甲斐田裕子 梅梅:潘めぐみ 白鈴:小清水亜美 女華:七海ひろき やり手婆:斉藤貴美子 羅門:家中宏 李白:赤羽根健治 小蘭:久野美咲 やぶ医者:かぬか光明 ナレーション:島本須美薬屋の娘が宮中を揺るがす――――TBR34030D/2023年東宝原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)キャラクター原案:しのとうこ 監督・シリーズ構成:長沼 範裕 副監督:筆坂 明規 キャラクターデザイン:中谷 友紀子 色彩設計:相田 美里 美術監督:髙尾 克己 CGI ディレクター:永井 有 撮影監督:石黒 瑠美 編集:今井 大介 音響監督:はた しょう二 音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会『薬屋のひとりごと』Blu-ray 第4巻ご購入はこちら