「映画」検索結果528件
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「#真相をお話しします」大ヒット御礼舞台挨拶「#真相をお話しします」公式サイトミステリー界の超新星、結城真一郎さんが2021年に発表し、第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した短編「#拡散希望」、そして翌年の2022年に「#拡散希望」を含む5篇を収録した「#真相をお話しします」を発売。それを原作とした前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテインメント映画「#真相をお話しします」が全国公開され、公開12日間で興行収入13億円を突破する大ヒットスタートを切りました。 5月7日にはTOHOシネマズ 日比谷で大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、ダブル主演を務めた大森元貴さんと菊池風磨さんをはじめ、中条あやみさん、岡山天音さん、豊島圭介監督が出席しました。「#真相」を目撃した観客からの質問にも答えるなど、公開後だからこそ話せるトークで会場は大いに盛り上がりました。この日の模様を詳しくレポートします!大ヒット御礼舞台挨拶鈴木役大森元貴さん桐山役菊池風磨さんヨガ教室経営者役中条あやみさん「#真相をお話しします」チャンネル管理人役岡山天音さん豊島圭介監督大森さん本日はお集まりいただき、ありがとうございます。 菊池さん本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。 中条さんヨガ教室経営者役の中条あやみです(笑)。今日はよろしくお願いします。(周囲から笑ってしまったことをツッコまれて)舞台挨拶で「ヨガ教室経営者役」と言うのを成功したことが一度もなかったのですが、今回は無事に言えました。 (会場のお客さん:笑) 岡山さん皆さん、本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。 豊島監督今日はご来場ありがとうございます。本作がたくさんの人に届いているようで、大変感謝していますし、喜んでいます。 MC本作の興行収入が13億円を超え、公開12日での興行成績としては2025年邦画実写ナンバーワンを記録するメガヒットとなっています。観客動員数は本日100万人を突破した模様です。大森さん、菊池さん、この数字を聞いてどのような印象を持ちましたか? 大森さん(菊池さんと顔を見合わせて)うれしいですね。 菊池さんうれしいですね。 大森さん多くの方に観ていただきたい作品なので、本当に感無量です。 菊池さん「100万人を突破した模様」という言葉も、なかなか聞かないですよね。人数もすごいですが、このスピード感もすごいと思っています。ぜひこの調子で、たくさんの方に観ていただけたらと思います。MC本作の公開日から「#真相の感想をお話しします」がトレンド入りし、SNS上では数々の感想が寄せられています。今日は、観た方の感想をパネルにして飾っております。皆さん、気になる感想はありますか?菊池さん「つぶやくのが怖くなった 」というのが気になりますね。 大森さんそう、それね。 菊池さん本作を通して、「言葉の責任の重さなどを感じてもらえたら」と思っていたので、ありがたい感想です。SNSなどで手軽に発信できるようになったからこそ、言葉の責任がどんどん薄れているように感じますが、本作を観てその感覚を取り戻してもらえたならうれしいです。 豊島監督風磨くんは、「観終わったら、ここから始まる作品」だと言っていましたよね。 菊池さんそうですね。会場の皆さんは、ご覧になられた直後だと思いますが、ご自身が「当事者である」と、どこかで思ってもらえたらと思います。 大森さん「何故か分からないけど涙が出てきた」という感想は、素敵ですね。涙というのは、感動して、心が動いて初めて出るものだと思うんです。いろいろな涙がある中で、本作には様々な涙を流す理由があるので、ご覧になった方の感情の振り幅や、どんな涙だったのかがすごく気になりますね。 中条さん本作が公開されてから感想を追っているんですが、「このコメントを書いている時点で当事者だよね」というコメントを見て、「そうだよな」と思いました。コメントを見ている方も、それを選んで見ているわけだし、「確かに当事者だな」と思いました。 MC岡山さんはいかがでしょうか? 岡山さんはい…! 気になる感想は…(感想を見渡しながら迷って)ええっと…。 菊池さん(迷っている岡山さんに向かって)ねえ、順番が来るって分かっていたよね?(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 中条さん口を開けたまま「僕は関係ない」みたいな顔をしていましたよね(笑)。 岡山さん(笑)。「予告映像の繋ぎ方がズルいです」という感想は、どういうことでしょうか? 菊池さん質問ですね? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) でも、確かに予告篇では内容に迫ってはいないので、どんな作品なのかが分からなかったかもしれないですね。予告篇は割とポップに描かれていましたから。 大森さん(同調しながら)そうだねえ。 菊池さんミセス(Mrs. GREEN APPLE)兄さんの歌う主題歌「天国」に対しても、「なぜこの曲なんだろう」という疑問もちょっとあったと思うんです。 大森さんちょっとアンバランスな感じがするよね。 菊池さんそういうことじゃないですかね? って、何で僕が天音くんに説明しているんだろう? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 岡山さんまさにそうですね。ありがとうございます。 菊池さん(岡山さんに)試されていたのかな(笑)? ゲームマスターみたいに「合格です!」みたいな。 岡山さん合格です(笑)。 菊池さんありがとうございます(笑)。MC大森さんや菊池さんのもとには、どのような感想が届いていますか? 菊池さん僕は友だちから、「エンドロールが終わった後もみんな立ち上がらず、ちょっとざわざわしていた」と聞きました。 大森さん僕もそう聞きました。観終わった後の余韻があるんですかね? すごいことだよね。 豊島監督僕は、新宿の劇場で一番隅に座って、お客さんたちと一緒に観ました。その時も観終わった後、皆さんすぐには立ち上がらなかったですね。中学生の男の子たちが「お前、どっち?」みたいなことを話していました。あと、帰りがけの女子高生が「(タトゥーの男役の)原(嘉孝)ちゃん 、すぐに死んだね」って話していました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 菊池さんそれは本人も言っていました(苦笑)。「試写を観ました。めっちゃ良かったんですが、風磨くん、僕すぐ死んでいます!」って言っていました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) その真相がついに明らかになりました。 大森さんでも、すごく素敵なお芝居ですよね。 菊池さんそうですよね。うちの原さん、すぐに死んではいるけれどインパクトは残しています。(会場のお客さん:笑)タトゥーの特殊メイクは、めちゃくちゃ時間がかかったそうです。 MCここからは大ヒットを記念して、観客の皆さん参加型の企画を行なっていきます。まずは、本日会場にいらっしゃる皆さんから、直接キャストもしくは監督に質問を募集します。ご質問がある方、いらっしゃいますか?ミセスのファンです。俳優・大森元貴さんに質問です。大森さんが演じた鈴木には、彼女や家族がいる設定ですか? (Mrs. GREEN APPLEによる)主題歌「天国」の歌詞に「そうだ 家に帰ってキスしよう」とあり、とてもモヤモヤしています。監督ではなく、元貴さんにおうかがいしたいです。【会場のお客さんの質問1】大森さんなるほど。 菊池さん監督は一旦待ってくれと(笑)。(大森さん&会場のお客さん:笑) 豊島監督一瞬、構えちゃった(笑)。 大森さん鈴木には、許せない親がいますよね。その親をどうしたのかはいろいろあると思いますが、「天国」の歌詞を描いたのは、鈴木ではなく僕なんですよね。 菊池さん元貴さんですね。 大森さんそう、元貴さんなんです(笑)。「天国」では、人々は自分のためにある幸せを、自分のためだけに使い古そうと奮起するという、愚かさと愛しさみたいなものを描きました。世の中どうにもうまくいかないし、どうしようもないことばかりだけれど、まあそんなことは置いておいて、家にいる大事な人に会えれば良いみたいな、投げやりな歌詞だと思うんです。鈴木は、彼が抱いているものや、遂行すべく心に宿しているものを考えると、彼女は作れないんじゃないですかね? 彼女がいたら、もしかしたら鈴木は全然違う選択をしたかもしれないですよね。菊池さんちなみに監督はどう思いますか? 大森さんそれが気になりますね。 豊島監督鈴木の彼女や家族については、あまり考えたことがなかったです。僕は本作で描いたところまでしか考えたことがなかったので、面白い質問だなと思いました。ありがとうございます。楽しく拝見しました。まだ余韻で、胸に刺さった矢が抜けないような気分です。本作の中にはたくさんの伏線が散りばめられていたと思いますが、動きや話し方がすごく特徴的だと思いました。キャストの皆さんや監督で話したこと、こだわったことはありますか?【会場のお客さんの質問2】豊島監督登壇しているキャスト四人は、同じ空間にはいない設定ですが、すごく特殊な撮影をしました。風磨くんと元貴くんは警備員室にいるけれど、画面の中の天音くんと中条さんとお芝居をしなければいけないんです。なので、風磨くんたちを撮っている時は、中条さんたちはカメラの後ろで芝居をしていて、中条さんたちを撮っている時は、カメラの後ろで風磨くんと元貴くんが芝居をしていました。なので、通常の二・三倍くらいの量のお芝居をしなければいけなかったんです。それぞれの動きなどは俳優の皆さんから提案が多かったので、聞いてみましょう。 大森さん僕は桐山とのシーンがすごく多かったので、“二人の間に友情があるのかないのか”というお芝居は、なるべく丁寧に描けると良いなと思っていました。皆さんが二人の関係性を見て、どのように判断するのか、余白をちゃんと残したいと思っていました。仲が良いようで、目が合っていない瞬間は、鈴木はどういう顔をするんだろうと考えたり、逆に桐山はとても鈴木を信頼しているので、それを鈴木はどういう風に見ているんだろうと考えたりしていました。最後のシーンに向けて、二人の関係性や距離感は特に意識したつもりです。 菊池さん僕は癖を意識していました。桐山は事件が起きた後の警備室のシーンでは、ちょっと貧乏ゆすりが多くなっています。あとは口元を触ったり、手癖を意識しました。監督とも「何か一癖あると良いね」と話していました。 豊島監督打ち合わせで話しましたね。 菊池さん桐山がトラウマを抱えたことによって新たに生まれた癖を、手癖などの細かいところに生かしています。そういったところにも注目して、ぜひもう一度ご覧ください。 豊島監督僕からは、「ビジュアル的にも、鈴木に翻弄される桐山がどんどんボロボロになっていくようにしたい」というリクエストをしていました。「クソー!」と言って、髪の毛をかきむしったり、どんどん桐山がボロボロになっていく姿を、風磨くんと一緒に考えて作っていきました。 中条さん私はセリフを一言しか話していないので…。 豊島監督台本上は「助けて」というセリフだけでしたが、それでも七色の言い方があって、すごいなと思いました。 中条さんありがとうございます。彼女にもいろいろな境遇があって、親のこともそうですし、良くないことを分からないまま大人になってしまったので、悪気がないんですよね。でも、それが一番の悪だと思います。本作を観た人に、「良くない人間だ」と思われるような、嫌われるべき人を演じられたら良いなと思っていました。 菊池さん外見にもこだわりがあるじゃないですか。 中条さんそうですね(笑)。前回の舞台挨拶でも話したんですが、本作のクランクイン直前に自転車に乗っていたら転んでしまって、肩を思い切り怪我をしました(笑)。なので、ほぼ傷メイクなしで、演じていました。 菊池さんリアル怪我。(会場のお客さん:笑) 中条さん肩だけ、リアル怪我です。(満足そうな表情で)傷メイクなしで撮影に挑むことができました。菊池さんもう自転車に乗るのやめな。(中条さん&会場のお客さん:笑) 心配になっちゃうよね。女優さんで、モデルさんなんだから。 中条さん皆さんも、自転車に乗る時は本当に気をつけてください。最悪、転ぶ時は肩から行ってくださいね。骨が折れちゃうから。 菊池さん推奨しないでください。(会場のお客さん:笑) 中条さん体を張って役作りしました。 菊池さん気合いの役作りだもんね。 MC岡山さんはいかがですか? 岡山さん動きの面で言うと、鈴木と桐山の二人が警備室で見ている画面と、カメラがバーチャル空間に入ったバージョンで、二回撮りましたね。同じセリフだし、同じ感情なんだけれど、バーチャル空間ではもっと大きく動けるので、動きを変えて同じテンションのお芝居をしました。二回ずつ撮影していたので、途中何を撮っているか分からなくなってしまうこともありましたね。豊島監督画面の中のお芝居と、バーチャル空間のお芝居では、目線も違いますからね。(岡山さんをからかうように)ちょっと怒っていたもんね。 岡山さん怒っていないです、怒っていないです(笑)。マジで! 菊池さん(豊島監督のいじりに乗っかり)ちょっとピリついていたもんね。 中条さん(豊島監督のいじりに乗っかり)お芝居がやりづらかったです。 菊池さん大変だったでしょう? 中条さん一言を話すのにも、「空気を壊さないように」と勇気が入りました。 岡山さん僕は現場の緩衝材! ムードメーカーだから! 菊池さん&中条さんそうだったっけ? (登壇者の皆さん:笑) 菊池さんでも、天音くんは映っていないのに、僕らのためにお芝居をやってくれて、本当に助かりました。 中条さんウィッグをつけるのも大変だったしね。 菊池さんあれ、衝撃の事実だった。天音くんの髪の毛はウィッグなんですよね。 大森さんメイク室にそのまま置いてあった。 菊池さんマネキンに被せてあったんだよね(笑)。 大森さんそうそうそう。 菊池さんウィッグだって知らなかったからびっくりしたよね。あれは大変だね。 岡山さんはい。でも、みんな髪型はいろいろとやっていましたよ。帰る時は、全然違う感じのヘアスタイルになって帰っていました。 MCここからは、この舞台挨拶を中継している全国の劇場の皆さんからの質問に答えていただきたいと思います。ご自分の演じた役とお友だちになれますか?【中継先の方からの質問1】菊池さん僕は、桐山とは友だちになれると思います。本作の中では、犯罪を犯していないですし、ちょっと心に傷を負っているものの、普通の人間寄りなので、仲良くなれると思います。 大森さん桐山は良いヤツだからね。 菊池さん結局はね、良いヤツです。(中条さんに話を振って)自分の演じた役とは仲良くなれそうですか? 中条さんいや、ちょっと無理ですね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 菊池さんちょっと無理だよね。 中条さんごめんなさい。 菊池さん過去にやっちゃっているもんね。 中条さんそうなんですよ。結構やっちゃっている。 大森さん天音くんはどう? 岡山さんいや、どうですかね。難しいかもしれないですね。 菊池さん(大森さんに話を振って)鈴木はどうですか? 大森さん僕は、鈴木とは友だちになれるかも。 菊池さんなれそうだよね。 大森さん彼は本当は人懐っこいんですよ。この事件も、人懐っこいがゆえのことだと思うので、お話を聞いてあげたいです。皆さんが自分自身に#(ハッシュタグ)を付けて拡散するとしたら、どのようなハッシュタグを付けますか?【中継先の方からの質問2】菊池さん何だろう…? 自分の人間性ってこと? 大森さんそれ、照れちゃうよね。「#照れ屋」じゃない? 菊池さん照れ屋ね! (良い回答をしてくれた大森さんに向かって)ありがとうございます。助かる、助かる! 大森さん助かる、助かる(笑)? 菊池さん大森くんはどう? 大森さん助けて、助けて(笑)。(会場のお客さん:笑) 菊池さん何だろうね…? 「#天才」じゃない? 大森さん(照れて)いや、そういうのはやめよう。(会場のお客さん:拍手) 違う、違う、違う! やめよう! 変な記事になるから! (会場のお客さん:笑) 菊池さんいや、でも天才ですよ。努力の天才でもあると思います。 大森さん(記者の方々に向かって)「大森、照れ笑いしながら謙遜」と書いてくださいね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) でも、ありがとうございます。菊池さんあやみちゃんは、「#小顔」じゃない? 豊島監督「#傷メイク」とかは? 大森さん「#小顔 #傷メイク」ね。 菊池さん「#小顔 #傷メイク #陽キャ」でどう? (会場のお客さん:笑) 中条さんいろいろと付けられた(笑)。 菊池さん天音くんは? 大森さん天音くんって、「#岡山天音」だよね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)もう、それなんだよな。(登壇者の皆さん:うなずく) 中条さん「#みんな大好き」って感じ。 大森さんそんな感じ、そんな感じ。 菊池さん良いね。(岡山さんを見つめながら)こういうクッションがほしいもんね。 大森さん分かる。「#みんなだいすき」って全部ひらがな表記が良い。 岡山さん(低音ボイスで)へえー。(登壇者の皆さんから「声が低い!」とツッコミ) 菊池さん監督は? 豊島監督僕は、本作のバーチャル空間でアバターとして出演しました。スタッフにだけ分かれば良いと思って、こっそり出たつもりだったんですが、皆さんに「見つけた、見つけた」と言っていただきました。でも、一部では「出たがり」と書かれていたので「#出たがり」です(笑)。(登壇者の皆さんから「ああー! 良い!」と声が上がる)菊池さんそんな五人でお送りしています。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)本作に出演して、得られたものは何ですか?【中継先の方からの質問3】菊池さん僕らは先ほど、ちょうどこの話を本作のYouTube(「#真相の部屋」)でしました。ぜひそちらもご覧いただきたいと思います。ちなみに、僕が得られたのは、仲間や友だちです。 大森さん僕もそうです。 菊池さん本当に素敵な出会いだと思っています。キャストの皆さんも、スタッフの皆さんもそうです。キャストの方々と、撮影はあまりご一緒できなかったんですが、すごく仲間意識があります。テレビなどで見かけると、応援します。 大森さん「おお!」ってなるよね。 菊池さんなる、なる、なる。大森くんもそうだよね。 大森さんそう。僕も得られたのは、友だちだと思います。 菊池さん良いチームでしたね。 中条さん本当にそう思います。私は「推し」を得ました。本作も「推し」と言うぐらい好きですし、キャストのみんなも「推し」です。本作を機に、ミセスのファンクラブにも入りました。 菊池さんあれ、僕のファンクラブは…? (中条さん&会場のお客さん:笑) 中条さん今から、今から入ります! 菊池さん今から…? 一応、グループ(timelesz)と個人のファンクラブがあるから、お願いね! 中条さんどっちに入ったら良いのかな(笑)? 菊池さん(うれしそうに)ええー! どっちもかなあ。 中条さん考えておくね(笑)。 MC岡山さんはいかがでしょうか? 中条さん天音くんのファンクラブはないの? 岡山さん僕のファンクラブ? ないな。あっても気まずいし。(登壇者の皆さんから「気まずくない!」と声が上がる)僕は、大森さんとすごくご縁があるんです。ミセスさんが映画(「ポエトリーエンジェル」2017年公開/監督:飯塚俊光)の主題歌「soFt-dRink」を担当してくれたり、数年前にはドラマ(「日曜の夜ぐらいは…」2023年テレビ朝日系列にて放送/主演:清野菜名)でワンシーンだけ共演したこともありました。その作品でもミセスさんが主題歌「ケセラセラ」を歌ってくれました。でも、まさか幼なじみという役で共演することになるとは思っていませんでした。特別なご縁をいただいたと思います。 豊島監督僕は仲間ですね。スタッフもすごく良いチームだったと思っています。あとは、すごく多くの人に観てもらったということが、一番うれしくて、感動をもらいました。 菊池さんその感動が続くように、僕らも願っています。 MCでは最後に主演のお二人から、ご挨拶をお願いします。 菊池さん会場の皆さんはもう本作をご覧になっていますが、今日の話を踏まえて、もう一度とは言わず、二度、三度と本作を観て、愛していただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました。 大森さん本作はSNSが基軸にあるので、若い子向けのような雰囲気が醸されている作品かもしれませんが、ご覧いただいた通り、いつの時代でも忘れてはいけないものが詰まっている作品です。今日感じたものを持ち帰って、誰かに「ちょっと観に行かない?」と声をかけて、本作を忘れないでいてほしいなと思います。僕も本作が本当に好きなので、時間をみつけて観に行きたいです。今日はどうもありがとうございました。
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新解釈・幕末伝©2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会
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「ドールハウス」ジャパンプレミア「ドールハウス」公式サイト 矢口史靖監督が原案・脚本・監督を務めた「ドールハウス」が、6月13日より公開となります。本作は、ある家族が人形に翻弄されていくスリルと、人形に隠された秘密が解き明かされる謎解きミステリーの息もつかせぬストーリー展開の“ドールミステリー”です。世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第45回ポルト国際映画祭で最高賞のグランプリ「Best Film Award」を受賞し、海外の20の国と地域での公開も決まっています。 5月21日、本作のジャパンプレミアが開催され、長澤まさみさん、瀬戸康史さん、田中哲司さん、池村碧彩ちゃん、風吹ジュンさん、矢口史靖監督が登壇しました。上映後のイベントとあって、劇中の反響が大きかった二シーンを登壇者と一緒に観るパートは特に盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 ジャパンプレミア 鈴木佳恵役 長澤まさみさん 鈴木忠彦役 瀬戸康史さん 神田役 田中哲司さん 鈴木真衣役 池村碧彩さん 鈴木敏子役 風吹ジュンさん 矢口史靖監督 ■池村さんが、アヤちゃん人形を抱いて登壇。 MCアヤちゃん人形はいかがですか? 池村さん最近、ちょっと軽くなったんです。(会場のお客さん:ざわつく) MCそれは、ちょっと怖いです! …どういうことですか? 池村さん前までは、「重たいな」と思っていたんですが、今日持ってみたら「あ、軽い!」って思いました。 MC池村さんが成長して、体力がついたんじゃないかな? 池村さんそうか~。(会場のお客さん:微笑ましくて笑う) ■アヤちゃんを台座に立たせると、矢口監督がアヤちゃん人形の首の角度を調整。 長澤さん皆さん、本作はいかがでしたか?(会場のお客さん:拍手)ありがとうございます。楽しんでいただけたようでとてもうれしいです。 瀬戸さん会場の皆さんの顔を見ると、笑っている方もいれば、複雑な表情をされている方もいらっしゃいますね。僕も本作を観て、いろいろな捉え方ができるラストだなと感じました。さらにたくさんの方に観ていただきたいですし、感想が気になります。 田中さん本作では、ものすごく仕事ができそうな感じで登場しますが、ミスの連発です。皆さんはご覧になった後なので、分かると思いますが、最後にとんでもないミスをしております。 風吹さん今日を楽しみにしていました。撮影から一年以上経っていますが、記憶は鮮明です。皆さんと一緒に本作を観るのを楽しみにやってきました。 池村さん今日、皆さんに本作を観てもらえることをとっても楽しみにしていました。今日はよろしくお願いします。 矢口監督コメディ作品ばかりをずっと撮ってきた僕が、何を思ったのか急にこんな怖い作品を作ってしまいました。ですが、ずっと怖い作品を作りたかったんです。本作は、ポルト国際映画祭、香港国際映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭で海外のお客さんには観てもらっていたんですが、本日ようやく日本のお客さんにも観ていただけて、非常にうれしいです! 公開までもう少しですが、今日は客席の後ろで少しだけ皆さんの反応を見ていて、良い反応がいただけたので自信が持てました。 MC長澤さん、日本のお客さんにも作品が届き始めました。今のお気持ちはいかがですか? 長澤さんとてもうれしいです。皆さんの顔を見ていると、本作がすごく楽しかったんだなと感じます。これからたくさんの方に本作が届くと思うと、楽しみです。 MC監督は客席の後ろにいたんですか? 矢口監督はい。映画を作る楽しさって、お客さんの反応が見られることだと思うんです。配信だとどうしても直接反応は見られないですが、今日はこうして映画館にいっぱい人が入ってくれていますからね。お客さんの反応を見るところまでが僕の仕事だと思っています。 MC皆さんの反応をご覧になっていかがでしたか? 矢口監督怖がるところでは、すごく怖がってくれていましたが、意外と笑うところもあるのでもっと笑ってくれても…と思いました。後ろからくすぐれば良かったのかな(笑)? (会場のお客さん:笑) MC本作の撮影は、昨年の3月から5月に行われ、ちょうど一年が経ちました。キャストの皆さん、完成した作品をご覧になった感想を教えてください。 長澤さん家族の物語もすごく丁寧に描かれていて、意外とそういったところにジーンとくる、良い物語の作品なんです。(会場の雰囲気を察して)あれ? MC親の気持ちで観ると、そういった気持ちになるんですかね? 長澤さんそうですね。そういうところもありつつ、でも逃がしてくれない感じが、ゾクゾクして、すごくワクワクしました。 瀬戸さん僕はゾクゾクする作品が好きなので、大好きです。監督が先ほどおっしゃっていましたが、恐怖の反対にある、笑いが、すごく良いバランスでちりばめられています。僕もちょっとだけその部分を担っていましたが、やりすぎないようにと意識しながら演じました。そういった緩急がありつつ、ズドンと落とす感じが、本当に素晴らしかったです。 MC撮影も楽しまれましたか? 瀬戸さんはい! 楽しみましたが、もちろん大変なところもありました。 田中さんこれは罪な作品だなぁと思いました。幸せな気持ちになったら、すぐにどん底に突き落とされる。ほんわかしてきたなぁと思ったら、とんでもないことが起こって、どん底に落ちる。その繰り返しが、ちょっと体に悪いなぁって思いました。それほどエンターテインメント性が高い作品です。 風吹さん哲っちゃん、ちょっと体力落ちたんじゃない? 田中さんえ、そうですか? 風吹さん私は、本作を観て元気になったわよ。矢口監督のファンですが、「こういう作品も作れるんだ!」っていう驚きと感動がありました。私は、これまでこういう現場の経験があまりなかったので、楽しくて「ぜひ世の中に伝えなきゃ!」と思いました。いろいろな方が楽しめるエンターテインメント作品だと思います。まるでジェットコースターに乗りっぱなしみたいな、ストーリー展開と終わらないストーリーを「よく考えたなぁ」「よく映像にされたなぁ」と思いました。本当に大好きな作品です。 池村さんゾクゾクする作品は初めて観たので、最初に観た時はちょっとドキドキしました。アヤちゃんと撮影をするシーンがすごく多くて、実際にアヤちゃんを見た時は、(怯えた表情で)「アヤちゃん…」と思っていました。でも、楽しかったです! MCポルト国際映画祭、香港国際映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭と、海外でも非常に盛り上がったようですが、矢口監督、改めて海外の反応はいかがでしたか? 矢口監督最初から分かってはいたんですが、叫んだり笑ったり、反応がすごくはっきりしていました。ものすごくリアクションが大きくて、「ギャー」と言った後にすぐ笑うなど、波のようでした。中には泣いている方もいて、ものすごく派手に楽しんでもらえました。その反応を見て、自信をつかんで帰ってきました。 MC海外ではアヤちゃんが大人気だったそうですね? 矢口監督アヤちゃんは文句も言わず、誰にでも抱っこされるので、あちこちで写真を撮ってもらえました。(会場のお客さん:笑) MC長澤さん、瀬戸さん、アヤちゃんが横にいると愛着が湧いてきますか? 長澤さんそうなんです。表情が豊かでかわいいんです! 瀬戸さん(長澤さんに同意して)ですよね! めちゃくちゃ愛着が湧きますよね。アヤちゃんも、さっきより緊張がほどけてきたみたいですね。 MCそ、そうですか? (会場のお客さん:笑)撮影中、アヤちゃんの演技に、ハッとすることもありましたか? 瀬戸さんそうですね。やっぱり一緒にお芝居をしていますからね。 長澤さん時々笑いかけてくれますよね。 瀬戸さん笑いかけてくれるし、ウインクをしてくれたこともありました。 MC(思わぬ返答に戸惑いつつ)池村さんもそうでしたか? 池村さん最初に自己紹介をしてくれました。 瀬戸さん僕らはおかしなこと話していませんよ! (会場のお客さん:笑) MC本作は、世界の映画祭で大絶賛を受けて、20以上の国と地域での上映が決定しております。本作が世界に広がっていくお気持ちを教えてください。 長澤さんドールミステリーをたくさんの方に楽しんでもらえると思うと、とってもうれしいです。それだけ本作が「求められている」「受け入れられている」と思うと感慨深いです。監督もうれしいですよね? 矢口監督はい、うれしいです! MC海外の上映時の反応で、特に印象に残ったシーンはありますか? 矢口監督最初に反応が分かりやすかったのは、食卓のシーンです。瀬戸さん演じる忠彦さんが帰ってきて、テーブルにいるアヤちゃんに気がつかず、着席しようとした時にアヤちゃんに気がついて、ハッとするシーンですね。そこでは、皆さん「ギャー!」と驚いた後に、なぜか笑っていました。びっくりしちゃったことを、自分で笑いに変えてごまかしている感じだったのでしょうか。ものすごくドカンとウケたので、「あれ? 笑う作品だっけ?」と不安になりました。あとは、かくれんぼのシーンですね。かくれんぼがじわじわと盛り上がって、最後にあのようなことになります。大変なことになりましたが、「ざまあみろ!」でございます。 MC(客席に向かって)皆さん、矢口監督からそういうお話を聞くと、もう一回そのシーンを観たくなりませんか?(会場のお客さん:拍手)それでは、登壇者の皆さんと一緒にもう一度そのシーンを観てみましょう! もちろんアヤちゃんも一緒です。登壇者の皆さんはマイクをお持ちいただいて、副音声をお願いします。 ■登壇者の皆さんは、ステージから客席に降り、着席して件のシーンを一緒に鑑賞しました。まずは、食卓のシーンが流れました。 長澤さん私、この食卓のシーン大好きです。 ■かくれんぼのシーンが流れる。 池村さんこわーい! こわーい! やだ〜! 瀬戸さん何も起きないよ! MCそれでは皆さんステージにお戻りください。食卓のシーンの瀬戸さんのリアクションが絶妙でしたね。 瀬戸さん僕は、皆さんがアヤちゃんに気がつくのが、忠彦と同じタイミングだと考察しています。 長澤さんタイミングの問題なんですかね? 田中さんいや、皆さんの方が少し先に気がついて、瀬戸くんが少し遅れて気がつくから、ちょっと面白く感じるのだと思います。あと、「ガチャン!」という音がすごく効果的ですよね。 長澤さん音は、撮影時にはなかった音だと思います。 田中さん(監督に向かって)音を付け足したんですか? 矢口監督付け足しています! 風吹さん長澤さんの笑顔は、このシーンぐらいじゃないですか? 私の印象では、本当に役に入り込んでいて、現場ではあまり声をかけられませんでした。「私が知っているまさみちゃんじゃない!」って思っていました。 長澤さんそうですか? どうしちゃったんでしょうね(笑)。 MC撮影時は、監督がいろいろアイディアを出しながら撮影していたとうかがいました。 矢口監督そうですね。デジタルを極力使わず、アナログで何かできないかなぁといろいろ工夫をしました。皆さん、たぶん気がついていないと思うんですが…、気がついているのかな? 長澤さんが頬杖ついていて髪をほどくシーンにも、何かがあります! 長澤さんどの辺りに注目してもらいたいですか? 瀬戸さん難しいですね。 矢口監督(考え込んで)どこまで何をバラしたら面白いのか…? MC長澤さん、監督が現場で思いついたアイディアは、どのようなものがありましたか? 長澤さん話したいんですが、言えることが…。 矢口監督言えること、あります! (池村さん演じる)真衣ちゃんが、すりガラスの向こうで笑っているシーンは、歯医者さんが、患者さんの口を開いて固定する器具(マウスオープナー)を使って撮りました。 池村さんあー! 矢口監督あれ? これはネタバレか? (会場のお客さん:笑) 瀬戸さんそういった違和感みたいなところが結構ありますよね! 矢口監督あります! 実はあちこちに仕込んでいるので、何を話すか難しいなぁ。最後のほうで人形をたくさん集めているシーンがありますが、そこでもこっそりいろいろなことをしています。そこまでしか言えません! 長澤さん何かが、いっぱいいる! 風吹さん間違い探しのようね。 MC本作では、若者に人気のBeRealにも取り組んでいますし、アヤちゃんがTikTokライブをします。詳しくは公式SNSをご確認ください。最後に、代表して長澤さんからご挨拶をいただきます。 長澤さん皆さん、本日は足を運んでくださってありがとうございました。たくさん楽しんでいただけたようで、とてもうれしいです。本作は、110分間ノンストップで繰り広げられるジェットコースターのような作品です。ゾクゾク、ワクワクして、楽しんでいただける作品だと思います。今日ご覧になった皆さんにも、ぜひもう一度観ていただきたいです。そして、お友だちやご家族、いろいろな方に感想を伝えていただければうれしいです。皆さんで、このゾクゾクのドールミステリーを盛り上げましょう! 本日はありがとうございました。
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「屋根裏のラジャー」IMAGINARY Tree点灯式「屋根裏のラジャー」公式サイト「メアリと魔女の花」に次ぐスタジオポノックの長編アニメーションの最新作は、イギリスの作家A.F.ハロルド著の「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)を基に、愛をなくした少女アマンダが生み出した、想像の友だち・少年ラジャーを主人公にして描かれる冒険ファンタジーです。 11月2日、本作とクイーンズスクエア横浜とのコラボを記念して、クイーンズスクエア横浜のクイーンモールにて実施された、全長12mにも及ぶ巨大な"IMAGINARY Tree(イマジナリー・ツリー)"の点灯式に、寺田心さん、鈴木梨央さんが登壇しました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。IMAGINARY Tree点灯式ラジャー役寺田 心さんアマンダ役鈴木梨央さん■横浜少年少女合唱団によるオープニング「♪もろびとこぞりて」そして「♪そりすべり」「♪星に願いを」が披露されました。■「屋根裏のラジャー」から寺田心さんと鈴木梨央さんが登場。寺田さん皆さん、こんばんは。本日は、お越しいただきありがとうございます。 鈴木さん今日は、心くんと一緒にイベントに参加できてすごく嬉しいです。 MC「屋根裏のラジャー」の出演オファーを受けた時のお気持ちをお話いただけますか。 寺田さん僕はオーディションを受けさせていただいたんですが、オーディションの前に、一枚のラジャーの絵コンテをいただいて、それを見た時にラジャーという存在にすごく惹かれるものがありました。僕にも、昔アマンダとラジャーの関係のような、イマジナリーフレンドのような存在がいたのでそれにリンクしていて、共感できました。鈴木さん私もオーディションを受けさせていただいて、台本を読んだ時に小さい頃を思い出しました。アマンダ役を演じるにあたって、「寄り添える方法はないかなぁ」と自分の小さい頃の作品を見直して、アマンダと近い部分を照らし合わせて研究もしました。アフレコでは、心くんの声が先に入っていたので、私自身はすごく演じやすかったです。 MC「屋根裏のラジャー」のアフレコで印象に残ったことなどはありますか。 寺田さんアニメーション映画の声優が初めてだったんですが、皆さんより一年早くプレスコ(最初にセリフの収録を行い、その音声に画を合わせて制作していく方法)という形での収録で、僕の声変わりとか声の調子の問題があり、まだ白黒の鉛筆の手書き状態の画で収録をしました。だからこそ、自分の声と一緒にラジャーの成長と物語ができていくことがすごく不思議な感覚で、そのことがまたうれしかったです。 鈴木さんアフレコをした時は、まだ心くんの声がもう少し高い声で、どこか聞き覚えのある声でした。でも、試写会の時に、四年ぶりぐらいに心くんに会ったんですが、身長も抜かされているし、声変わりもしていたので「梨央先輩!」って言われた時は、ちょっとドギマギしちゃって(笑)。私のことを「先輩」と言ってくれるんですが、ちょっと前みたいに「梨央姉ちゃん!」と呼んでくれても良いのにと思っています(笑)。MC「屋根裏のラジャー」は、八月の末に完成しておりますが、作品を観た感想はいかがでしたか。 寺田さん本当に一つ一つの言葉が全て大事で、大切な言葉がたくさん散りばめられている作品だと思っています。まだ僕も二回しか観ていないんですが、やはり一回目と二回目では観え方が変わりました。一度目は、ラジャーの冒険や、人生に対して注目しがちだったりしますが、二度目は、ラジャーの周りにもそれぞれの人生があるということをすごく考えさせられました。 鈴木さんアフレコをしている時は、私自身もアマンダの出番のところしか見ていなかったので、全体を通して観た時に、ラジャーとアマンダが出会っていく中でつながるイマジナリの存在や、いろいろなキャラクターたちが本当に生き生きと動いているその世界観に圧倒されました。アマンダとはすごく歳が離れていますが、どこか小さい時の記憶を思い出させてくれるような感覚にもなりました。 MC本日、こちらのクイーンズスクエア横浜は、一足先にクリスマスムードになりました。この後、お二人にはツリーの点灯式をしていただきますが、その前にお二人の「クリスマスの思い出」を伺えればと思います。 寺田さん僕は、去年スイーツと料理の資格を取りました。自分でクリスマスケーキを作る機会も増えているので、これからはそれを定番化させていきたいと思っています。 鈴木さんクリスマスの思い出としては、小さい時にクリスマスの前日にサンタさんに「プレゼントでこれがほしい」というお願いごとを書いて、クッキーを置いて寝ていました。サンタさんが入れるように網戸を開けておいたりもしていました。次の日、起きたらクッキーが全部なくなっているわけじゃなくて、ちょっと食べかけみたいな感じの状態になっていて、「来ましたよ」みたいなサインが記されていました。それを見て「あー本当に来てくれたんだ!」と、大喜びしていたことが懐かしいです。 ■映画「屋根裏のラジャー」の音楽を使用した演出と、横浜みなとみらいホールのシンボルであるパイプオルガン「ルーシー」の音色をオルガニスト山口綾規氏による演奏で奏でるクリスマスソング、今回特別にその二演出で演奏されるというツリーのショーが行われました。 MCそれでは点灯式に移りたいと思います。今回のカウントダウンは「5、4、3、2、1、ラジャー!」でお願いします。それでは、5、4、3、2、1…。 寺田さん&鈴木さんラジャー!寺田さんうわー、すごい…。MC演出はいかがでしたか。 寺田さんクリスマスは家族で外にツリーなどを見に行くことが多いので、今年は友だちや家族とIMAGINARY Treeを見に来ようと思います。皆さんもぜひ大切な方やお友だちとツリーを見に来ていただけたらと思います。キラキラ輝く演出が本作の世界観ともマッチしていました。鈴木さん全部きれいでした! 特に青色になっているツリーがきれいで、私は青色が大好きなので、思わず見とれちゃいました。心くんとも話をしました。 MCそのお話というのは? 寺田さん「クリスマスはどこに行きますか?」とかですね。このツリーを見ていると、いよいよクリスマスだなぁという感じがしてきます。 鈴木さんいよいよ冬だなぁって思いますね。 ■フォトセッションMC最後に皆さんにご挨拶をお願いします。 鈴木さんこうして素敵なツリーの点灯式イベントに参加できてすごくうれしいです。本作は、身近にいる大切な人の存在だったり、忘れがちな当たり前の日常が、当たり前ではなく大切だということを改めて思い出せる作品になっています。お子さんから大人の方までぜひ観ていただいて、懐かしい子供の頃の記憶を思い出して、いろいろと考えていただけたらすごくうれしく思います。今日はありがとうございました。 寺田さん本日はIMAGINARY Tree点灯式にご来場いただきありがとうございます。本作は大人の方には思わず涙してしまうような物語で、子供の方々にはワクワクドキドキの冒険の楽しい物語です。この冬、誰も観たことがない、誰も経験したことがない、すごく素晴らしい超大作ファンタジー作品が公開されます。ぜひ劇場で、お待ちしています! 今日はお越しいただき本当にありがとうございました。
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「コンフィデンスマンJP 英雄編」初日舞台挨拶「コンフィデンスマンJP 英雄編」初日舞台挨拶脚本家・古沢良太さんによるオリジナル脚本の「コンフィデンスマン JP」シリーズの劇場版第三弾『コンフィデンスマンJP 英雄編」は1月14日より公開となりました。 1月14日、信用詐欺師(コンフィデンスマン)の華麗なる活躍を描く本作の初日舞台挨拶を、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催。ダー子を演じている主演の長澤まさみさんをはじめ、東出昌大さん、小手伸也さん、小日向文世さん、瀬戸康史さん、城田優さん、生田絵梨花さん、江口洋介さん、田中亮監督が出席しました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。初日舞台挨拶ダー子役長澤まさみさんボクちゃん役東出昌大さんリチャード役小日向文世さん五十嵐役小手伸也さんインターポールの捜査官、マルセル・真梨邑役瀬戸康史さん元マフィアのジェラール・ゴンザレス役城田 優さん畠山麗奈役生田絵梨花さん赤星栄介役江口洋介さん田中 亮監督長澤さん本日は皆さん、ありがとうございます。映画は、楽しんでいただけましたか?(会場:拍手)......良かったです! たくさんの方にこの映画を観てもらえる日を迎えることができて、とても嬉しいです。「コンフィデンスマンJP」シリーズを観たことがない方にも楽しんでもらえる作品になっていると思いますので、たくさんの方にどうか(映画館に)足を運んでいただきたいと思っております。東出さん短い時間ではありますが、クロストークを交えながら、作品の雰囲気そのままに楽しい舞台挨拶にできればと思います。小日向さん(会場の方々は)今日ご覧になられた皆さんなので、お分かりになると思いますが、一回ですと把握しきれないところもたくさんあると思います。ですので、最低でも二回は観てもらいたいです。それから、お友だちにも宣伝してください。(映画化)第四弾のためにも興行成績を上げたいと思っております!(会場:笑) MC小日向さんは、昨日は一時間睡眠だったと伺いました。 小日向さんそうですね。実質は一時間も寝ていないかもしれないです。今日、皆さんにお会いするのが楽しみで寝られませんでした!小手さん小手伸也を演じております五十嵐です。(会場:笑) この日を迎えられることが、本当に嬉しくて仕方がありません。今まで長らく全国キャンペーンで回ってきて、ようやくネタバレができる人たちが増えることは嬉しいです。とはいえ、皆さんにはネタバレはしてほしくはないですが...。秘密をこうして共有する仲間が増えていくのは嬉しいです。その仲間が何千、何万と増えていくことを心から願っております。今日は短い時間ですけど、よろしくお願いします! あ、そうだ! あれをやらなきゃ! 長澤さん忘れていたの? 小手さん声は出せないですが、皆さん、僕に合わせて「いたのか、五十嵐」で手を上げていただけますでしょうか。やりたくない人はやらなくて結構でございます。 いきますよぉ!「いたのか、五十嵐」(小手さんに応えるように会場からたくさんの拳があがる) ありがとうございます!(会場:拍手)瀬戸さんまずは、この「コンフィデンスマンJP 英雄編」という作品に参加できたことが本当に嬉しいです。まだまだ、ちょっと言えないことがたくさんあるんですが、今日は楽しみたいと思います。城田さん今回の"おサカナ"でございます(笑)。本当に楽しい撮影でした。僕も(完成した映画を)初めて観た時に、「あ!こんなに......」という感じで、自分たちが撮影している時には分からなかったことなど、物語の全容のパズルがすべて揃った感覚で楽しめました。小日向さんがおっしゃっていたように何度も観ないと分からない部分や伏線がありますので、ぜひ何度も楽しんでもらいたいです。生田さんこのような最高の作品をこうして皆さんと共有できることがとても嬉しいです。私は今回の作品を試写で観ました。台本を読んでいるので内容は知っているはずなのに、新鮮な驚きを感じました。公開されたら絶対に劇場へ観に行こうと思いましたので、早く皆さんと同じ観客側として映画を観られることが楽しみです。江口さん赤星という役をドラマの1話からやらせてもらって、(劇場版の)パート3まで、こんなに長く演じるとは思っていませんでした(笑)。 小日向さん確かに(笑)! 江口さんでもですね、今回は役の中で、もう一つ役作りができるという、かなり楽しい撮影でした。皆さん、どうでしたか? 満足していただけましたか?(会場:拍手) ありがとうございます。今はこういう状況ですが楽しいことをいっぱい仕入れて元気にいきましょう!田中監督本日は、お越しくださいましてありがとうございます。「英雄編」は、「コンフィデンスマンJP」チームが、たくさんの想いと愛を込めてつくりました。それが皆さんに届いていると嬉しいです。今日もネタバレは厳禁なので、お話しできることは限られますが、シリーズ最高傑作かどうかは観てくださった方々に委ねることにいたします。僕からは「(小日向さんが演じるキャラクターの)リチャード史上最高傑作であること」は、間違いなく言えるでしょう。ね、コヒさん?!(小日向さんに尋ねる) 小日向さんそれは自信を持って、はい! ふふふ......あれ? あまり反応がない......。(会場:大きな拍手) MC大拍手ですね! 小日向さん本当ですか?!MCついに劇場版第三弾「英雄編」が公開になりました。最初のドラマ「ゴッドファーザー編」のクランクインが2017年の12月ということで、そこから数えますともう五年目になります。改めて、今どのような気持ちで初日を迎えられているのでしょうか。 長澤さんこんなに長く続くとは思っていませんでした。この役をどんどん好きになり、「コンフィデンスマンJP」に取り組む姿勢も、回を重ねる毎に貪欲になっていきました。本当にこの作品からもらったものはたくさんあります。ありがたい気持ちです。 MC長澤さんは、以前に「ダー子という役は宝くじに当たったようなもの」だと表現されていました。 長澤さんはい。こういった底抜けに明るくて、前向きで、みんなの太陽のような存在の"ダー子"というキャラクターには、なかなか出会えませんし、なかなか生まれるものでもないので、演じられて幸運でした。 MC東出さんはいかがですか。 東出さん僕も五年も続くとは思いませんでした。ドラマ版も劇場版もだいたい最初の撮影シーンは、ダー子のスイートルームから始まります。あの部屋に入ると、僕らはすぐにこの世界に入れて、「また帰ってきたな」という思いを毎回かみ締めています。 MC小手さんは? 小手さんまったくその通りでございます! ......急に話を振るから...! 順番順番! MCここは自由に皆さんにお話いただきたいです。 長澤さんクロストーク? 小手さんそうですよね! 長澤さん(小手さんに)自分の意見を言いなさいよ!小手さん良いんですか? 長澤さんどうぞ、どうぞ! 小手さん「コンフィデンスマンJP」のドラマが、僕にとって初めてのドラマのレギュラーのお仕事でした。そこから小手伸也の革命の日々が始まっているので、感慨深いです。なので、もう五年、まだ五年かという感じです。 田中監督(笑)。それ、自分で言う? って、今みんなが思ったと思う。 小手さん以外の登壇者(笑)! MC笑っちゃってごめんなさい! 田中監督革命的な小手伸也の人生がこの五年で始まっているということみたいですね。 小手さんなんで翻訳しているんですか?! 伝わっているでしょう! この作品が起点となって、僕がすごくイジられポジションになっているんですよ。 長澤さんお家芸! 小手さん「コンフィデンスマンJP」でイジられれば、イジられるほど、ほかの現場の方々が、「あの人(=小手さん)はイジっていいんだ」という空気になっています。いま撮影中のドラマ「ドクターホワイト」(フジテレビ系列で月曜22時より放送/主演:浜辺美波)の現場でも、そうなっているんですよ! 長澤さんでも、そういうのを何て言うか知っている? 小手さん(真顔で)何て言うんですか? 長澤さん「愛されキャラ」って言うの。(会場:拍手) 江口さんおー! MCその通りです! 長澤さん良いじゃないですか! 小手さんありがとうございます。 長澤さん減るもんじゃないし! MC小日向さん、本当に楽しい現場なのでしょうね。 小日向さんそうですね。こんなに仲良くなるとは思っていなかったです。ドラマの時は、演じる上において大変難しくなるんじゃないかと......撮影に入った時は、結構シビアな雰囲気でした。連続ドラマが終わって、劇場版が三本目! 想像もしていなかったですね。......やる度に、長澤まさみちゃんの身長が高くなっている気がします!長澤さんなっていないです! 小日向さん(身長が)デカくなっていない?! 長澤さんヒールを履いているからです。 小日向さん僕は明らかに(背が)縮んでいます! 小手くんは絶対に太鼓腹になっていますよね? 小手さん(お腹をさすりながら笑う)なっていますね! 小日向さん幸せ太りでしょう? 小手さんまぁーねぇ! 小日向さん五年ってあっという間ですが、変化していますよね。 江口さんやっぱりいろいろ変化しているのでしょうね。自分もここまでの映画になるとは思わなかったですし、毎回海外ロケも多くて、スタッフの皆さんと本当に楽しい時間を過ごしました。それがすべて役として膨らみました。劇場版はパート3ですからね。ちょっと信じられない感じです。でも、本作がまた大ヒットしてパート4、パート5になるんじゃないかと思います。(会場:拍手)MC本作も海外旅行に行った気分になりましたよね? 長澤さんマルタ島、きれいでしょう?(会場:拍手) MCこのご時世ですから、気持ちが良いですね。 長澤さんありがとうございます! MCさて、本作からシリーズに参加された皆さんにお話を伺います。まずは瀬戸さん、怪演ぶりがすごかったです! 瀬戸さんそれは言って大丈夫ですか? ......どこまで言って良いの? MC「大丈夫」だそうです。セリフで英語とフランス語を駆使されていましたが、元々できる方なのですか? 瀬戸さんいえ、日本語だけです! これまでもフランス語や英語を話す役柄を演じたことはありましたが、こんなにもフランス語を話したことは初めてでした。アフレコに8時間かかりました。 MC見た目も、これまでの瀬戸さんのイメージとは違いましたよね? 瀬戸さん見た目に負けないお芝居をしないといけないですからね。 田中監督それは十分にやっていただきました! 瀬戸さん(嬉しそうに)本当ですか! 僕にとっては"すごく革命的な役"になったんじゃないかな。(会場:笑) すごく楽しかったですね。 小手さん(瀬戸さんにハンドサインでナイス=サムズアップを贈る)MC東出さん、瀬戸さんの演技はいかがでしたか。 東出さんいやー、すごかったです。外国語のセリフも、よどみなくしゃべっていて、迫力もありました。現場で「どうやって覚えているの?」と尋ねたら、「えっ、行き帰りの車で」(瀬戸さん)って言っていました。「セリフの勉強はそれだけ?」と聞いたら、「いや、まあ」というやりとりがありました。でもね、努力の跡を見せないところがあると思うんです。本当にすごかったです。 瀬戸さんありがとうございます。セリフをあまり入れすぎても......(小日向さんに)何かね。 小日向さん僕は(英語のセリフは)「Let's Celebrate」って......二言だったから!東出さん(大笑い)! MC城田さんからご覧になっていかがでしたか? 城田さん僕のスペイン語は、スペイン人の血も流れていますから、それはまあ分かります。けれど、誤解されやすいのですが、僕の英語は独学なので、多少しゃべれるだけですから! 小手さんご謙遜を! 城田さん本当に! でも、本当に瀬戸くんは、日本語、英語、フランス語、スペイン語と、誰よりも外国語のセリフが多かったです。本当にあっぱれでした! 想像を絶する努力をされていらっしゃるんじゃないでしょうかね。 瀬戸さん僕は、城田さんにそんなことを言ってもらえるんですか!? 城田さんえっ、そうよ! 瀬戸さんうれしい! ありがとうございます。 城田さん台本を見た時に「(フランス語)」って書いてあるんですよ。しかも結構あって...「どんだけ(フランス語を)しゃべるん?」という感じでした。フランス語なんてねぇ......僕は絶対に無理です!! 瀬戸さん城田さんが、この作品に入る前に「本当に頑張ろう!」と連絡をくださいました。すごく嬉しかったです。プライベートでの親交はありますが、お仕事でご一緒することはなかなかなくて......。 城田さん十七年前から知っているんですが、(事務所以外での)仕事での共演は、本作が初めてです。それがすごく嬉しかったんです。ゲストとして参加するのでどうにか盛り上げられたら良いなと思いました。 MC城田さんの役は元マフィアということでしたが、「こういうマフィアっているんだろうな」と思わされました。(登壇者の皆さん:笑) 城田さん(笑)。え、そんなに変な役でしたか? MC(客席に)城田さんのマフィアぶり、すごかったですよね?(会場:拍手) 城田さんあ、はい、マフィアぶり......。僕って、たくさんの映画やドラマに出ていますが、いただく役の8割が悪者なんです。何でか分からないんですが...。なので悪い役は慣れっこなので......。 長澤さんでも、今回は笑える悪者でしたよね! 面白かったです! 城田さんチャーミングな部分がね...良かったです! 長澤さんすごく笑ったところがありました。 城田さんえー、どこどこ? 長澤さん椅子に座っているところ。 城田さん椅子?! 長澤さんまぁ、だいたいが椅子に座っているシーンでしたけど......。(登壇者の皆さん:笑) 城田さん全然分からないんだけど...。 長澤さん(田中監督に)言っても大丈夫ですか? 田中監督どの椅子のところ? 長澤さんゴンザレス邸でダー子が......言葉に反応して...。 城田さんママーのところ...。あそこで笑ってくれましたか? 監督、あそこはね、「どれが良いかな?」とアフレコでいろいろなパターンを録ったんですよね。 田中監督より面白くなるのを探りました! 城田さんでも、まさみちゃんに笑ってもらえたのならやった甲斐がありました! 長澤さんめちゃくちゃ面白かったです! 城田さんそういう、ただ悪いだけじゃないちょっと可愛い部分もあるゴンザレスさんにも注目していただきたいです。 長澤さん(城田さんに)名前が似合う! 城田さんゴンザレス? あのね、余談なんですが、うちの母親がですね、ゴンザレス......。 長澤さんそうなんですか? 城田さんあ、ゴンザレスじゃないわ。嘘をつきました(笑)! 小手さん母親がゴンザレスって! 城田さんなんで今、そんな嘘をついたんだろう?(登壇者の皆さん:笑)長澤さんコンフィデンスマンになっちゃったんですね! 東出さんジェラールは? 城田さんジェラールは......ま、いいや僕の話は置いておいて......。ちょっと間違えました。何で間違えたのか後で考えます! MC大変気になりますが......。それでは生田さんに伺います。魔性の女・麗奈役にメロメロになった方が多いと思います。生田さんのこれまでのイメージをがらりと変える役柄でしたね。 生田さん私の周りの人からも「誰だか分からなかった」という感想をもらいました。演じる前は、「どう役作りしようか?」と迷いました。でも、衣装合わせの時に、「これはもうアリアナ・グランデだ」と思いました。髪型もメイクも衣装もアリアナ・グランデの印象だったので、アリアナ・グランデの動画をたくさん見て、話をする時の仕草を観察しました。性格の悪い人に見えないように、彼女のグローバルな感じをヒントにしました。 MC小日向さん、生田さんの魔性ぶりはいかがでしたか。 小日向さん僕は、現場で一度もお会いしていないので......。スタッフから「こういうシーンを撮りました」という動画をチラッと見せてもらいました。「何だろう、すごく色っぽいな」と思いました。生田さんとは、田中監督の作品の「イチケイのカラス」(2021年フジテレビ系列にて放送/主演:竹野内豊)を一緒にやらせてもらっていました。その時にゲストで来てくれた時とは、全然違う雰囲気でした。ですから、生田さんという方は「どちらが本当なんだろう?」と、僕も俳優をやっていますが、「すごいな、女優さんって!」と思いましたね。 長澤さんこの映画の番宣で生ちゃんとロケに出かけた時に、「今回の役のイメージが生ちゃんではない!」とみんなが言っていました。でも、一体どういうイメージだったのかを私は知らなくて、生ちゃんとは"麗奈"として出会ったので、天真爛漫な麗奈がしっくりきます。小悪魔なところは可愛いなと、勝手に思っていたので、その言葉に今驚いています。静かなイメージだったの? 生田さん静かというか......「乃木坂46」のグループが、大人しめが多くて、(衣装の)スカート丈は長めだったり...。私も(今回の役は)新しい扉を開けた感じです。 長澤さんこの役を演じて変わったんだもんね? 生田さん私も"革命"を起こしました! 小手さん(生田さんにハンドサインでナイス=サムズアップをおくる)MCここでも革命が! この映画では皆さんがいろいろな革命を起こしていますね。 田中監督小手さんのワードを拾う優しさが! 小手さんみんな、優しさで拾ってくれているの? MCさて、「コンフィデンスマンJP 英雄編」は、当代随一というコンフィデンスマンの三代目ツチノコをめぐるバトルの物語でした。そこで皆さんに伺います。皆さんの中で、「伝説の詐欺師・ツチノコを継ぐとしたらどなたが一番ふさわしいと思いますか?」 役としてではなく、ご本人として考えてください。思いついた方から挙手をお願いします。 長澤さんはい!(と手を挙げる) 一番に答えても良いですか? この「コンフィデンスマンJP」はドラマから続いています。この作品を愛される作品にするために一番頑張ってくれていたなと思う人がいます。その人がいたからこそ、この作品はどんどん愛される作品になった気がしています。それは、小手さんのおかげです!(会場:拍手) 東出さん僕も小手さん! 小手さん(驚きのあまり)やだ......やだやだ。何、その今まで散々落としてきて、急に持ち上げるの何? 長澤さん今日もすっごく頑張っていたんです! 小手さん今日もこの登壇の前に「コンフィデンスマンTV」(WEB番組)の配信の収録がありました。皆さんにインタビューをするやつで......。 長澤さん(優しい声で)インタビューするやつで...ねえ? 小手さん急に優しい声! 長澤さん涙目になっていました。 小手さん何をやったかは配信をご覧ください。 長澤さんあんな小手さん見たことなかったです。 小日向さん本当に。僕も今日は小手くんの涙目を見たので......。応援団というか広報課としてものすごく頑張ってくれているなと思いました。僕は(伝説の詐欺師・ツチノコを継ぐのは誰が良いかという問いに)まさみちゃんを推そうと思ったけれど、今のまさみちゃんの話を聞いて、僕も小手さんにします。 MC小手さん、三人からの指名です。 小手さんいや、この流れはちょっと調子が狂っちゃう! 長澤さんなんか、また目が潤んできてる! 小手さんだって嬉しいから! 僕は意外とピュアなんですよ! 長澤さん泣いてもいいんだよ! 小手さんやーだよ! 泣かないよ。いろいろ記事に書かれるもん。(会場:拍手)MCでも、本当にうるうるしちゃって...。(会場:拍手) そんな小手さんは? 小手さんそうねぇ、生田さん! 生田さんえ! 荷が重いです。 小手さんだって、この中で一番本性が分からないですもん。今までは「乃木坂46」のトップアイドルで、すごく清楚なものを貫いてきた人がですよ、急に役作りだからって、あんなにドSになれますか? 生田さん(笑)。小手さんに連絡先を聞かれて、断っただけじゃないですか!(会場:拍手)(登壇者:笑) 長澤さんそれは断っていい! 城田さん僕も生田さんですね。あのね、彼女は皆さんが思っているよりもポテンシャルが高いんです。これから徐々に出てくると僕は思っています。 生田さんそんな......。隠し持っていますか? 城田さん隠し持っていますよ! さきほど、小手さんをイジる空気という話がありましたよね。そのイジることに慣れていない人間って、最初は戸惑うんです。でも、彼女は完璧にこなしてました。 小手さん完璧でした! 生田さん(大笑い)! 小手さん素晴らしい! 完全に地に足がついていました。 城田さんそう、完全に! さきほどもそういう瞬間がありまして、もうイジりは百点です。だから、これからはバラエティ女優としてもね。 生田さんいえいえいえ、正統派の女優を目指させてください! 城田さんたぶん自分でも知らない、いろいろな引き出しがこれから出てくると思います。その引き出しの一つを小手さんが開いてくれたんです。 小手さんおいで! 生田さんいや、もういろいろな壁(小手さんまでにいくつものパーテーション)があるので! 小手さん何層も! 生田さん何層もあります! 小手さん(笑)。 生田さん嬉しいです、これから頑張ります! MC生田さんは? 生田さんでも、やっぱりただものじゃないなと思ったのはコヒさんです。崖のシーンは風と砂埃がすごくて、撮影以外の時はだいたいみんな車の中で待機していました。でも、コヒさんだけは「気持ちいい~」って、ずっと外にいました。こんなすごい人がいたら敵わないなと思いました。 小日向さんそう言っていただけると嬉しいです。 MC瀬戸さんは? 瀬戸さんこの流れは難しいですね。 MC流れは気にしないでください。 瀬戸さん僕は長澤さんだと思います。圧倒的リーダー感。 長澤さん本当ですか? ありがとうございます。 瀬戸さんついて行きたくなります。 MC江口さんは? 江口さんまさみちゃんですね。圧倒的な"英雄感"があります。長いこと知っていますが、連続ドラマからやって、こういう役を膨らませていくのは、なかなかすごい作業だと思うんです。それをあっけらかんとやりきっていますね。その潔さは英雄感があります。 長澤さんありがとうございます。 田中監督僕も"英雄感"でいうと、長澤さんですね。ダー子という役は、完成したものを見た皆さんは自然に受け止めてくれているかもしれないですが、これを演じきるのはとてつもないパワーが必要です。この『英雄編』の完成を観た、広末涼子さんの第一声が「まさみちゃん、すごいね!」で、「このダー子をどうやっているの?」と言っていました。ですから、広末さんの票も込みで、僕だけ二票を投じます。 MC監督から長澤さんに対して、何か指示したことはあるんですか? 田中監督ダー子に関しては、連続ドラマから作り上げてきたので、毎回だます側の衣装からカツラ、年齢設定などは一緒に作ります。すべてそうですが共同作業です。 MCやはり長澤さんに票が集まりました。 長澤さん(ダー子の)役柄に助けられて、ここまでやってこられています。ありがたいです。 MC最後に主演の長澤さんからご挨拶をいただきます。 長澤さん今日、お集まりの皆さん、短い時間でしたがお付き合いくださり、ありがとうございました。劇場版は、第三弾になりました。長く長く愛される作品になったことは、本当に皆さんのおかげだと思います。ありがとうございます。そして、この作品がたくさんの方に届くように、「目に見えるモノが真実とは限らない」「何が本当で、何が嘘か」ぜひ映画館で確かめてください。今日は、ありがとうございました。
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「ゴジラ-1.0」初日舞台挨拶「ゴジラ-1.0」公式サイト国産ゴジラ映画として、記念すべき30作品目となる「ゴジラ-1.0」が11月3日の“ゴジラの日”(1954年の第一作目の「ゴジラ」が公開された日)に公開を迎えました! 東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、主演の神木隆之介さんをはじめ、浜辺美波さん、山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さん、山崎貴監督が登壇しました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶敷島浩一役神木隆之介さん大石典子役浜辺美波さん水島四郎役山田裕貴さん橘宗作役青木崇高さん野田健治役吉岡秀隆さん太田澄子役安藤サクラさん秋津淸治役佐々木蔵之介さん山崎貴監督神木さん今日、ついに初日を迎えられて本当にうれしい気持ちと、安心感があります。でも、まだ初日なので、皆さんにどういう風に伝わって、どういう風に届いていくのかというちょっとした不安もあります。その中で、今日11月3日のこの日、本作を観に来るという選択をしてくださって本当にありがとうございます。まだ緊張していますが、皆さん、いかがでしたでしょうか(笑)? ■客席から大きな拍手! MCなんでそんなに低く出るんですか(笑)? 神木さんまだ不安もあるので(笑)。公開されたら皆さんの作品になっていきます。これからどんどん皆さんの心の中に残り続ける作品になれば良いなと思っています。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。 浜辺さん「文化の日」、そしてゴジラの誕生日に劇場に足をお運びいただきありがとうございます。本作は、たくさんの情報を隠してきたので、まっさらな状態で本作が皆さんの元に届くのが楽しみです。本日はすでに本作を観ていただいたということで、今までとは違った話ができたらと思います。 佐々木さんようやくこの日を迎えることができました。去年の春から撮って、本日11月3日のゴジラの日、1954年一作目の「ゴジラ」が公開されたこの日に観に来てくださった皆さんとゴジラを共有できることをうれしく思っています。本日はお楽しみください。 吉岡さん皆さん、お元気ですか? 何だか本当に不安定な世の中ですが、作品のコピーにもある「生きて、抗え。」という言葉を胸に、いよいよ山崎ゴジラが世界に向けて動き出したんだと感無量です。 安藤さんこんにちは、お隣のおばちゃんです。今日、ここに立った時、皆さんのすごい拍手と熱気を感じました。「ブラボー」という声も聞こえてきました。その前には神木くんや美波ちゃんともお話できました。「今日はこの場に立ちあえて光栄だな」と、お隣のおばちゃん感覚でとても感動しました。 青木さん本日11月3日「ゴジラの日」、そしてうちの愛犬のおこげちゃんの誕生日に劇場にお越しくださってありがとうございます(笑)。皆さんの楽しんだ表情を見られてうれしく思います。 MCお誕生日おめでとうございます。 青木さんありがとうございます。五歳になりました! 山田さんいくつか取材を受けましたが、今までは「新生丸に乗り込む見習い」としか言えませんでした。でも、本作の全貌が皆さんに伝わると思ったら今日という日が楽しみで楽しみで仕方なかったです。こんな豪華な皆さんとここに立てているのも幸せです。僕が神木の隆ちゃんのことを語るのも野暮ですが、「昨日は緊張して眠れなかった」と言っている彼を見て、「いろんなものを背負っていたんだな」と思い、その覚悟が皆さんに伝わると思ったら、それもうれしいなと思いました。それに、僕は自分のキャラクターも相まって楽しく本作に参加したので、その思いが伝わると良いなと思っています。 山崎監督本作を作っている時もそうですが、僕は子どもの頃からゴジラの映画に関わりたいと思っていたので、本当に五十何年来の夢がようやく叶った日でもあります。しかも非常に素晴らしいキャストの皆さん、素晴らしいスタッフの皆さんと、自分的にはベストの状態で本作を作れたことが本当にうれしいです。それをようやく皆さんに届けられる日が来たということが心からうれしいです。 MC山崎監督、ようやく公開を迎えて、初めて上映後のお客さんに向けての舞台挨拶です。今、皆さんに何を伝えたいですか? 山崎監督ずっと長いこと「ゴジラを撮りたい人」で来ましたが、もう「ゴジラを撮っちゃった人」になって、寂しくてしょうがないです(苦笑)。作品がリリースしちゃって、またフェーズが変わって「ゴジラを撮りましたよね?」となってしまいました。あまりにもこれまで「ゴジラを撮りたい」「ゴジラを作れる!」「ゴジラを撮っている!」と、その段階があまりにも楽しかったので、今日は超ドナドナ気分です(苦笑)。結構寂しくて、自分でもびっくりしました。公開されてうれしい気持ちもあるんですが、嫁に出しちゃった気分で寂しいですね。もう一本くらい撮らせてほしいです。 MC出演者の皆さんも、今まで言えなかったことが多かったですが、今の心境などをお聞かせいただければと思います。 神木さん取材の時に、僕はある程度言えたんですが、一番初めに裕貴と取材を受けた時に、裕貴は「水島」としか言っちゃダメって言われていました(笑)。「名前しか言っちゃダメ!それ以外は解禁できません」と言われていて、お話を聞いてくださる方も全てを知った上で取材してくださるんですが、「どんな人ですか?」「言えません」となってしまって、そのくらい情報管理を徹底していたんですよね。制約のある中で、どう言えば伝わるかなと考えながら取材を受けました。僕は、新生丸で海に出るんですが、「撮影のエピソードはありますか?」と聞かれて、「船に乗るシーンが…」と答えたら、「神木さん、まだそれは言えないです」と止められて、「海もダメですか?」ってなりました(笑)。何をどうしたら良いのか、本当に試行錯誤しながらやってきました。山田さん「ゴジラが出ます」しか言えなくてね(苦笑)。当たり前だろっ! 神木さん本当に細々としたことしか言えなかったんですが、これは改めて言いたいです!「海に出たところは本当に僕らが海に出ています!」一部では「VFX、すごいですね」「海も船もすごかったですよね、VFX」って言われています。いや、あれはVFXじゃないんです! 本当に10日間苦労して海に出たんです! 「自然と戦いながらゴジラと戦いました」ということをやっと言えることが、気持ちが良いなと思っています。 佐々木さん「プールで撮った」みたいに言われていたもんね(笑)。 神木さん「波の感じも再現できていて」って、いやいや本物! 山田さん本物(笑)! 神木さんそこだけは誤解なきようにお願いします! 浜辺さん言えなかったことは、私は「明子」のことかな。明子、覚えていますか? NG事項だったので、「明子を連れて、強く生きている」ってことを言っちゃいけなかったんです。私にとって大事な存在の明子との撮影は大変でしたね。皆さんにとっての海が、私にとっては明子でした。明子とはなかなか心が通じなくて…。山崎監督現場の緊張を感じた瞬間にギャン泣きなんです。とにかく泣いちゃう。 浜辺さんうちの愛犬のポプちゃんが三歳なんですが、連れて行ったんです。ワンコには懐くんですが、私にはなかなか懐いてくれなかった(苦笑)。 神木さん(明子役の子は)よく見ているなと思いましたね。 浜辺さん私は「明子がいたんだよ」ってみんなに知ってもらえてうれしいです。スッキリしています。 佐々木さん言っちゃいけなかったことを話せばいいんですか?最初に「一切、しゃべるな」という誓約書を書かされましたね。白本(台本になる前段階の準備稿)には「No.30」とあって、撮影所に行った時も「山崎組の『No.30』を撮りに来ました」と言っていました(笑)。途中から「G」になりましたね。「そこまでやらなあかんの?」って思っていました。その後、初号試写を観て「面白かった!」と思ったら、また「一切しゃべっちゃダメです」「あなたが出たことも言っちゃダメです」って言われました(苦笑)。 山崎監督すごく盛り上がった感じで試写室から出てきて「これ言っちゃダメなん? 言っちゃダメなん?」って言っていましたね(笑)。 佐々木さん「一切、しゃべるな」と(笑)。本当に今日はうれしいです。 吉岡さん僕はベラベラしゃべっていましたよ(笑)。 山崎監督自由だなぁ! 吉岡さん試写を観た後も僕も「今日、観たってことも言わないでくれ」と言われましたが、そりゃ、帰ってオフクロに「すごかったよ」って話しましたよ。そりゃ我慢できないですもん。すみませんでした(苦笑)。 安藤さん明子はね、私も一番一緒にお芝居したかな。ずっと抱っこしていたから、撮影の次の日は筋肉痛になっていました。 浜辺さん二歳の子って重たいんですが、安藤さんはずっと抱っこしてお膝の上に置いて、距離を詰められていました。 安藤さんメッチャ筋肉痛でした(苦笑)。名演でしたよね? 山崎監督みんなの協力で名演に見えるようになっています。ただ、蔵之介さんに抱っこされると、静かになるんですよ。イケメンが好きなんです(笑)。 浜辺さんそうなんです! 山崎監督その時だけ静かで満足そうな顔していました。 佐々木さん僕も何か動けなかったです(笑)。 青木さん僕も明子に会いたかったんですが、接点がなかったんですよね。僕にも言えないことはあって、敷島とつながるアイテムがあって、いろんな思いもあってね、あと職業柄…。 神木さん取材の時に、橘と敷島の関係について「敵対」と言うだけで、宣伝スタッフに「後でちょっと言い方を変えます」とか言われていましたよね。 青木さん結構、おいしい出方をしましたね。最初の出会いはそういう風でしたが、二人にしか体験できなかったことが、後につながっていくありがたい役をいただきましたね。 山田さん今言いたいこと? 僕の話じゃないんですが、三、四年付いている現場マネジャーが年下で、すごくクールで、いろんな作品を経ても「裕貴さんのお芝居が…」とか言う人じゃなかったんです。でも、本作を観終わった時「裕貴さん、邦画史上No.1です」って(笑)。山崎監督大きく出たね(笑)。 山田さん内心では思うところはあったかもしれないんですが、本当にそういう感想を言葉でもらったことがなかったので、すごくうれしかったですね。本人は、今「言わないでくれ」って思っているかもしれないです(笑)。 MCゴジラ映画に参加することは自慢だとも思いますが、周囲に自慢したことなどはありましたか? または周りに羨ましがられたりしましたか? 神木さん僕はないですね。プレッシャーのほうが大きくて、自慢していなかったです。例えば親に話す時も「ゴジラなんだよね」「え?」「大丈夫かな?できるかなぁ?いや、やんなきゃいけないんだけれど、大丈夫だよね?」みたいな方が大きかったです。情報が解禁されて、周りから「出るんだ?」って言われても「まあ、そうなんです。でも、公開されていないから全ては公開されてからだよ」みたいなテンションでしたね。自慢できる余裕がなかったです。 山田さん僕は、小さい頃、母親がゴジラの映画に連れて行ってくれたので、母親にしか言っていないですね。いや、あんなに「言っちゃいけない」って言われているのに「僕、ゴジラに出るんだよ!」ってできないですよ(笑)。 佐々木さん僕は、公開されてから、ものすごく自慢しました。「音がすごかった」「怖かった」と。先日、監督とお話したんですが、ゴジラの鳴き声は、千葉マリンスタジアムを貸し切って、あの声を流して録音したらしいです。山崎監督十数人の録音部のスタッフが「七人の侍」みたいに集まってきて、マリンスタジアムのいろんなところに散るんですよ。そこにゴジラの鳴き声を流して、録音しました。響きがめちゃくちゃ良いんですよね。 佐々木さんこれを自慢しまくっています。今、CMでも流れまくっているあの音! って(笑)。 山崎監督球場を借り切って、デカいスピーカーを設置して、いろんなところで録音しました。 浜辺さん私も似たような感じですが、今までのゴジラは手が(下に向き)こういう感じで、「シン・ゴジラ」はゴッド(神)だから手が上を向いていて、今回のゴジラは横を向いているんだって山崎さんから聞いて、ちょっと誇らしげに「らしいよー?」って言っています(笑)。 山崎監督「今回のゴジラは神様と獣の中間だからこうらしいよ?」ってね(笑)。 浜辺さん話した時には悦に浸っていました。気持ち良かったです。 青木さん本当にゴジラに出演したことは誉れですよね。僕もあまり人には話していないですが、できるならおもちゃで遊んでいた5歳の頃の自分に自慢してやりたいですね。一時期、メカゴジラに浮気していましたが(笑)、ゴジラ愛を最後まで貫いて良かったです! MC安藤さんは俳優一家ということで、ご家族からも反応があったんじゃないですか? 安藤さんちなみに本日11月3日は、柄本明の誕生日です(笑)。 青木さん明さんも? 明さんとおこげが同じ誕生日? 山崎監督「文化の日」に生まれたんだ? 安藤さん呼び捨てにしちゃった(笑)。実家と我が家に、歴代のゴジラのフィギュアがあるくらいみんな大ファンなんですよ。今日から彼らがみんな映画館に行って「出ていたね」と家族内で私の自慢が始まります! あれだけいる中で、この「ゴジラ」は私しか出ていないのでね。吉岡さん神木くんと一緒で、台本を読んで「こりゃ大変だ…」と思いました。とりあえず西武園ゆうえんちに行って、監督の作った「ゴジラ・ザ・ライド」に修学旅行生と一緒に乗りました。「絶対に良い作品を作ってやるぞ!」と思いました。でも「ちょっとこのゴジラは倒せないんじゃないか?」とヘコんだ思い出があります。MC監督は周りの人たちに対しては…? 山崎監督ウチはスタッフが参加しているので、その中でぐるんぐるんしていました。ゴジラ好きは結構いるんですがCGのスタッフってクールなんです。でも、その時だけはウキウキしている感じで「ゴジラっすか?」「やれるんですか?」って、「いよいよゴジラをやれるんだ!」っていう感じがありました。 MC実際に撮影されて、何が大変で楽しかったですか? 神木さん船はもちろんですが、僕は大型バイクがメチャクチャ大変でした! 年代もののマニュアル車のバイクをお借りしたんです。僕はバイクを持っていないし、撮影でスクーターに乗ったことしかなかったんです。だから、人生で二台目のバイクがマニュアル車でした。 吉岡さん昔の本当に貴重なヤツでしたね。良く乗れたね。 神木さんあれでスタジオを走って止まってくれって言われました。運転が上手かったら良いですが、ボコボコした道でリーチもないし、ブレーキのかけ方も慣れていないので、危うくひきそうになりました。だから「なるべく僕の前に出てこないで!」って言いました。でも(本作の中では)「買っちゃったぜ」みたいな顔で帰ってこないといけなくて、そこは難しかったです(苦笑)。 佐々木さんあのライダースジャケットは、もらったんじゃないの? 神木さん茶色のやつをいただきました! 安藤さん似合っていたね。 神木さん途中でみんなに「これ似合っています?」って聞きました(笑)。秀さんにも…。 吉岡さん「秀さんともサイズが合うから、野田の衣装もほしいな」って言っていたよね?「え? こっちも?」って(笑)。 神木さん根こそぎ持っていこうと思いました(笑)。愛着というか、ほしくなるんですよね。好きな映画のグッズってほしくなるじゃないですか? 公式グッズも良いんですが、作品の中で使われていたモノってマネして買いたくなる気持ちと一緒で「良いなこれ、ゴジラの衣装だよね」って。 吉岡さん「聞いてみたら?もらえるんじゃない?」って。 神木さん野田さんのはもらえなかったですが、茶色の革ジャンはもらいました。それを「秀さん、これ似合いますか?」って話していました(笑)。 浜辺さん私はゴジラから逃げるところかな…? MC電車からぶら下がる大変なシーンがありました。 浜辺さんあれは火事場のバカ力を出して、リハーサルもちゃんとやりました。脚本を読んだ時に「これ本当に私でやるのかな?」って思いました。監督は私が運動が苦手なのを知っているから「正気かな…?」って思いました(笑)。 MC今のCG技術で簡単にできそうですが…。 山崎監督表情はちゃんとね、ぶら下がってもらわないと。 浜辺さん自重でちゃんとぶら下がっていないと…。 山崎監督セーフティが付いていたので助けてもらっていたのかと思ったら、意外と本人がちゃんとぶら下がっていたみたいです。 浜辺さん皆さんの協力があってやりましたが、次の日は歩けないと思いました。筋肉痛もあったし、関節の間がすごく広がっちゃった感じがしました。 山崎監督健康になったんじゃない? 浜辺さん身長が伸びたんじゃないかと思いました。 佐々木さん僕はやっぱり船ですかね? 新生丸で、ジョーズのようにゴジラが追いかけてくるところがあるじゃないですか。あれは、何メートルだったっけ? 山田さん「100メートル先です」とか「200メートルです」って言われてやっていました。 佐々木さんでも、本作を観たら、メチャクチャ近くて「えー?」ってなりましたよ(笑)。 山田さん想像より大きかったですよね? 佐々木さん大きかった。監督もアフレコで「思ったより、大きかった。よくこれと戦いましたね」って言っていました。 MC船も相当揺れていましたね? 佐々木さん相当揺れていました。最初の衣装合わせの時に、新生丸の艇長の役ということで「僕一級船舶免許持っています」「大船に乗ったつもりで」なんて思っていたんです。でも、あの木造船、すごかったですね。転覆するかと思いました。 山崎監督上が重たいんです。美術でいろいろ上につけていて。みんな真剣な顔ですが、酔って気持ち悪くなっている顔です(苦笑)。 山田さん船の最後尾に足をかけて、ハンドルをグルグルと回していましたよ。 吉岡さんいや、あそこね、山田くんはまだ捕まるところあったでしょ? 僕は後ろから小道具を最後に投げる時、へりがないんですよ! 神木くんが機関銃を撃つ上の台のところから「秀さん、落ちないでくださいね」って(苦笑)。あれはCGだと思われたくない! 本当にやっているんですから! 山田さん命がけでしたね。 MCVFXが得意な山崎監督があえてそこでリアルを追求したのは…。 山崎監督やはり、ドキュメンタリーじゃないとあの顔は撮れないんじゃないかと思ったんですよ。でも、海に出て一番初めに後悔したのは僕ですね。船に強かったはずなのに海に出てモニターを見た瞬間に気持ち悪くなって「もう帰ろう、帰ろう!」ってなりました。「監督、まだ一カットも撮っていません」って(苦笑)。安藤さんこの話の後では、私には何もございません(笑)。 青木さん何かに乗っていなかったですか? 安藤さん乗っていないです。でも楽しいことは、一回、私が出ていない長野の撮影に遊びに行きました! 山崎監督「怪物」(2023年6月公開/監督:是枝裕和監督)の撮影で諏訪に来ていたようです。 安藤さん同じ時期に同じ場所で撮影をしていたんですね。 山崎監督突如「現場に安藤サクラ現る」って(笑)。 安藤さんでも、大変そうなシーンだったので、静かに帰りました。 青木さん僕は整備士の役だったので、飛行機のシーンでした。スタッフさんが素晴らしいセットを作ってくださいました。印象的だったのは、神木くんをボコボコに殴るところ。あれは許せなかったですね。神木さん初日でしたよね。あれは闇討ちですよね(笑)。真っ暗な中、いきなり後ろから襲われるという。 青木さん最初だったので、遺恨が残るシーンを撮る前に、神木さんは素晴らしい人間なのに、これをどう恨むんだと思いました。練って練って練り上げて、本当にムカつくと思ってやりました。 神木さん過去に弁慶と義経(NHK大河ドラマ「平清盛」/2012年NHK総合にて放送)を演じたり、「るろうに剣心」でもご一緒していました。今回、久しぶりにお会いしたから「崇さん、おはようございます!」って言ってもシーンって…。 青木さんちょっとどうかしていたと思う(苦笑)。 神木さんその雰囲気のまま、本番が進んでいくんです。でも、崇さんがすごいのは、本番で「OK」が出ると、その度に「ありがとね」ってハグしてくれるんですよ! 青木さんやめてくれよ! (報道陣に向かって)書かないでくれよ(苦笑)! やめてくれよー! 神木さんその時に「あ、崇さんだ…」と安心しました! 青木さんいやいや、こちらこそありがとうございました。 MC本作はアメリカでの公開も決まっており、12月1日に公開で、1500館以上という実写日本映画としては異例の多さとなっています。北米プレミアには山崎監督と神木さんが出席されます。 山崎監督だいぶゴジラはハリウッドに進出されていますからね。FROM JAPANの力を見せつけてきますよ! どういう反応が来るか楽しみです。アメリカの人が観たらどう思うんですかね。でも、本家ですのでね、本家が乗り込むということで、堂々と行ってこようと思います。 神木さん初めて行く場所で、初めての参加なので緊張していましたが、今の監督の言葉を聞いて「付いて行こう」と思いました。付いて行けば監督が全てちゃんとやってくれるんだろうと思えたので(笑)、安心しました! 山崎監督いやいや、座長として前に! 神木さん海外で、お客さんの声を実際に聞けるっていうのはなかなかないですよね。日本の文化やゴジラについて、どういう存在でどう見えているのかなどを肌で感じるのが楽しみなので、無事に行って帰ってこられるように頑張ります。お土産は何にしようか考えています。監督、お願いします! 挨拶も期待していますんで! 山崎監督いやいや。神木くんが、全部英語で…。いつもの英語力を発揮する瞬間です! 神木さんそんなのいつ発揮しましたか(笑)? MC最後に神木さんから、皆さんにメッセージをお願いします。 神木さん改めまして、本当にありがとうございます。これまでの話と重なってしまいますが、個人的には本当に不安で、不安で、この日が来るのが楽しみなような、でも半分以上は「大丈夫かな?」「みなさんに受け入れてもらうことできるのだろうか?」と不安でいっぱいでした。でも、ここに立って、みなさんの反応を見て、ホッとしました。30作品目、70周年のゴジラということで、特別なゴジラだと思える、そういう作品になっていればと思います。今日はありがとうございました。そしてこれからも本作のことをよろしくお願いします。
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「鹿の王 ユナと約束の旅」完成披露試写会「鹿の王 ユナと約束の旅」完成完成披露試写会2015年度の本屋大賞を受賞した上橋菜穂子のベストセラー巨編「鹿の王」がアニメーション映画に!「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「君の名は。」などに携わってきた異才アニメーター安藤雅司が初めて監督を務めた「鹿の王 ユナと約束の旅」完成が遂に完成。二度の公開延期を経て、1月17日東京・内幸町のイイノホールで完成披露試写会が行われました。上映前の舞台挨拶には声優を務めた堤真一さん、竹内涼真さん、杏さんと安藤雅司監督が登壇! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!完成披露試写会MC(辻岡義堂日本テレビアナウンサー)本日の進行は、「鹿の王 ユナと約束の旅」完成で、一言だけではなく二言、声の出演している辻岡義堂が担当いたします。「鹿の王」は2015年に本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの小説を、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「君の名は。」の原画を担当した安藤雅司さんが初めて監督を務めて映画化しました。当初は2020年の公開予定でしたが、二度の公開延期を経てようやく完成披露を迎えました。ヴァン役堤真一さんホッサル役竹内涼真さんサエ役杏さん安藤雅司監督堤さんこんにちは、ようやく公開することができる「鹿の王」です。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。竹内さん「鹿の王」、二度の公開延期に経て、運命に抗い、やっと2022年に公開できるのが、運命なのかな? と思います。どうぞよろしくお願いします。あと義堂さん、僕と絡んでいるみたいですが、全く気付かなかったです。 MC本当ですか? 二言しゃべっているんですが...ぜひ劇場でご覧ください!杏さん私もこの作品が大好きなので、参加できて良かったです。作品を楽しんでいただければと思います。安藤監督延期、延期でやっとこの日を迎えることができました。ぜひご覧になっていただきたいと思います。よろしくお願いします。MC竹内さん、今日は実は特別な日だそうですね? 竹内さんはい! 安藤さんの誕生日です。 堤さん、竹内さん、杏さんお誕生日おめでとうございます! MC53歳の誕生日だそうですが、どんな1年にしたいですか? 安藤監督良い1年にしたいですね。ちょうどこの映画の公開も決まって...。映画の誕生日ってことも含めて、ちょうどこんなめでたい日を同じ日に迎えられて嬉しい限りです。ありがとうございます。 MC堤さんは実は本作が声優デビュー作だそうですね? 堤さんそうなんですよ。初めてですよ。 MCびっくりですね? 堤さんびっくりですね、本当に。原作は読んでいて、ファンだったんですが、実写化にせよアニメ化にせよ壮大過ぎて難しいだろうと思っていたんです。お話をいただいて嬉しかったんですが、アフレコの経験がなかったので、もしやるなら「我慢して我慢して...何回NGを出しても良い環境」でやらせてくださいとお願いしました。やったことがないので、(声優の)落合福嗣くんという知り合いがいまして、彼は声優をやっているので、いかに難しいかを聞いて...。彼は簡単だって言うんですが、「僕には無理だな」って思っていたので、あまりにご迷惑をおかけするならお断りしたほうが良いのかなと思っていました。MCやってみていかがでしたか? 堤さん二度とやりたくなくなるくらいに難しかったです。僕には本当に難しかったです。 MC竹内さんもアニメ映画の声優は今回が初めてだったそうですね? 竹内さん初ですね。「あんなに素敵でカッコ良い役を?」って最初に聞いた時はびっくりしました。アニメーションの声をやるのは自分とは無縁だと思っていて、意識していなかったので、「自分で良いのかな」っていう思いもありました。でも、「あの美しいビジュアルから聞こえてきてほしい声って何なんだろう」とか、「ホッサルの人となり」であったり、「彼が何を求めて生きているのか? 」とかいろいろと自分の中で役作りをしてから現場に入りました。でも、他の方とはアフレコでご一緒できなかったんです。相手役をしてくださった声優さんがものすごくて、求められているものを完璧に一発で出していくのがすごく悔しくて...。もう3年くらい前ですが、監督に寄り添っていただいて、何テイクも何テイクも重ねて...。安藤監督自らNGを出されたりもしていましたね? 竹内さん悔しくて、自分で...。でも、結果ホッサルと共鳴できたので嬉しかったです。 MC杏さんは原作の大大大大大ファンだったそうですね? 杏さん上橋先生が本屋大賞を受賞された時に対談をさせていただきました。「鹿の王」の世界についていろいろ質問をして...、まさか数年後にこの世界に入って役をやらせていただけるなんて本当にびっくりしました。上橋先生とはその後も交流していたので、「私がやります」とかじゃなく、まず先生に聞かないといけないと思って「私がサエで大丈夫ですか?」とお電話したら「やっていただければ」とおっしゃっていただけました。MC杏さんが思う「鹿の王」の魅力とはどういうところにあると思いますか? 杏さんファンタジー小説だけど、政治とか医学とか、普段ドラマでもなかなか扱わないくらい重たいテーマをファンタジーの世界で描くことで、私たちが今生きている世界がすごく浮き彫りになる気がします。この作品には決して作られた世界ではない真実がたくさん詰まっていると思います。さらに、いろんな病が蔓延するってところもメッセージ性をもっていて、先ほど竹内さんが「運命」とおっしゃっていましたが、まさに運命と言える作品になっていったんだなと思います。どのように立ち向かっていくかを皆さんで共有していただければと思います。私もしていきたいと思います。 MC安藤監督から見て、皆さんのアフレコはいかがでしたか? 安藤監督いや、もう皆さん本当に素晴らしくて、ブースのこちら側で「良い声だな」というのが何度聞こえたことか。こちらも堪能させていただきました。 MC堤さんは自信がなかったとのことでしたが...? 安藤監督とんでもないですよ。ほとんど、どのテイクとっても良いと思うくらいでした。三人とも共通して、本当に謙虚に取り組んでくださって、誠実で真摯に取り組んでいただいているのが伝わってくる感じでした。 堤さん救われます! 本当に...。 MC今回の作品、当然ですが安藤監督のアニメーションも見どころになると思いますが、キャストの皆さんにお気に入りのシーンを教えていただければと思います。一斉にフリップを広げてください! お願いいたします。 堤さん「鹿」。 ピュイカですね。ヴァンの相棒的な存在なんです。竹内さん一緒ですね。「ピュイカ」です。 杏さん私も「鹿のかわいさ!!」です。 MCまさかの鹿かぶりですね。 杏さん鹿しかない(笑)! 堤さんいろんな意味で物語に深く関わってくるので。 竹内さん安藤さんが描かれるピュイカが気づいたら懐に入ってくる...。瞳もすごく素敵だし、「もののけ姫」にも安藤さんが描く動物が出てきますが、やはり安藤さんが描く動物って本当にすごいんですね。本編を観て改めて感じました。杏さんうちの子どもたちが特に鹿が大好きで、子ども服とか子どものオモチャで鹿のデザインって探すと、驚くほどあるんですね。なので、うちは鹿だらけです。この作品も公開されたらぜひ子どもたちと観に行こうかなと思っています。すごく鹿に思い入れがあり、鹿を子どもたちもすごく身近に感じられるので、鹿を堪能したいと思います。MC杏さんのおうちは"鹿ブーム"なんですか? 杏さん鹿のぬいぐるみも何個かあるし、鹿の総柄のズボン、鹿のタオルキャップ、鹿のトレーナ―...。 MC鹿のデザインのものってそんなにあります? 杏さんあるんですよ! 一つのブランドからも何点も出ていたり。 MC竹内さん、これ本当ですか? 竹内さん本当ですよ。というか、何で知らないんですか? って感じです。 MC堤さんも竹内さんも、これだけ鹿にハマっている杏さんをご存知でしたか? 竹内さん有名ですよ。全然勉強していないなぁ...、義堂さん。 堤さん「奈良に移住しようかと思ってる」っていう。 杏さん奈良、絶対に行きますね。いつか(笑)。 MC安藤監督も、三人が「鹿」でそろうとは...。 安藤監督そうですね...複雑ですが(苦笑)。でも、描きがいがありました。 MC鹿を描く難しさもあるんでしょうか? 安藤監督そうですね。動物って昨今、なかなか描く機会が少ないもので、そんな中でこの作品では描かなくてはいけなく、それが印象に残ったのなら嬉しいです。 竹内さんもちろん人間なら共に生活してるわけで、顔の表情、身体の動きがイメージできると思うんですが、動物の表情とか、今回であればピュイカが、動物として人に発信する表情とか瞳であるとか、僕はいままで当たり前に見てたんですが、よく考えてみたらすごく難しい作業なんだなと思いますね。 杏さん鹿もそうですし、オオカミも出てくるし、森のシーンがたくさんあるんですが、全てがそこに生きている感じがするんですね。 MC鹿には人一倍詳しい杏さんから見ても...。 杏さんもう、牡鹿、牝鹿、仔鹿、いっぱい出てきます。 堤さんお聞きしたのは、(動物は)骨格が全て違うから、犬とオオカミも骨格が違うので、僕らからしたら犬の少し大きいのがオオカミくらいの感覚ですが、その姿勢だったり、その角度だったり...それを普通に描くだけでなく動かすっていうのがまた難しいみたいですね。 杏さんしかもリアルなだけでなく、「飛ぶ鹿」と書いてピュイカなので、人を乗せて飛ぶことができるんです。現実には大きさ的にそんな鹿はいないわけで、そういった部分がアニメの世界では描かれていて夢があって「乗りたいな」と思います。 MC安藤監督はそういった技術はいつ学ばれたんでしょうか? 安藤監督いや、学ぶというか、経験として...「もののけ姫」とかでやらせていただいた時に染み付いたものが、今回はかなり役に立ったかなと思いますね。 MC竹内さんは「もののけ姫」も大好きだそうですが...。 竹内さん好き...好きなんです。でも、「もののけ姫」って気づいたら知っていたっていうくらい身近な作品じゃないですか? 何なんだろうな、この感覚というか...「もののけ姫」に出てくるヤックルも気づいたら好きでした。動物なのに、見ていて何ていうか親近感があって、心をかよわせている描写だったり、ああいうものを子どもの頃から漠然と見ていて、ものすごく心に...。安藤さんが描く動物は、すごく魅力があるんだなと思いますね。 MC安藤監督からも「鹿の王」の注目ポイントを教えていただけますか? 安藤監督いや、まあ動物ですかね...難しいのは「どれくらい擬人化して良いのか?」ですね。親しみやすいといいつつも、やはり動物ならではの距離感、自然な挙動みたいなものがあります。感情と言っても人間の感情ではないところで動いてる、その微妙なニュアンスの距離感がうまく出せればなと思って描いた部分はあるので、その辺を観ていただいてどう感じていただけるか楽しみです。 MCこの作品において「鹿の王」というのは、仲間のために命を懸けて戦う者たちのことを指しますが、皆さんにとっての"鹿の王"と言える存在について教えてください。 堤さん鹿の王......人生を変えるきっかけになったという意味で、仕事をする度に"鹿の王"がいてくれているからここまでできたんだと思います。真面目な話になりますが、その一番最初のきっかけは、僕がほぼ初めてちゃんとした舞台(1990年公演「双頭の鷲」)に立った時の演出家であるデヴィッド・ルヴォー(五つのトニー賞にノミネートされた英国の劇場監督)というイギリスの演出家ですね。本当にケチョンケチョンにやられて、芝居を教わりましたね。25歳くらいかな? 「お客さんはお前を観に来てるんじゃないんだ。この役とこの役の関係性を観に来てるんだ」と言われました。あと「セリフは自分の役を説明するための道具じゃない」ってことを徹底的に言われましたね。 MC竹内さんと杏さんが「うんうん」とうなづかれています。 竹内さんおこがましいですが、すごく分かるなというか、偉大な言葉だなと思います。 杏さん徹底的にやられるって言葉を聞いてドキドキしちゃいました。 堤さん稽古場行く時は怖かったですよ。若かったし、セリフを舞台で言うのもほとんど初めてで...。稽古場に行く途中に毎日「もうじき、殺されるんだろうな...」って思いながら、車道に体が寄っていくんですよ。車に轢かれたら稽古に行かなくていいって...でも、稽古場に着いちゃって「あぁ、着いちゃった」っていう毎日でした。 MC竹内さんはいかがですか? 竹内さん僕はまだ28ですが、28年間生きてきた中で、分岐点で手を差し伸べてくれた方はたくさんいます。いまパッと思い浮かんだのが大学の時で、その当時はほぼスポーツしかやっていなかったんですが、部活のスタッフさんたちに「将来、俳優の仕事をやってみたいと思っている」ということを、新学期の初めに面接で相談したことがあったんです。「これからどうしたいんだ?」ってことで、「こういう会社に就職したい」という人もいれば、「ずっとサッカーを続けたい」という人もいたと思うんですが、僕は「俳優をやりたくてオーディションを受けようと思っている」って言いました。すると「いやいや、お前、何言ってるの? サッカーしかやってきていないでしょ?」と笑い話にすることもできたのに、「良いんじゃないの?」と真剣に聞いてくれたんですね。「どうやったらその道に行けるか考えてみたら?」「応援します」と言ってくれたのが、僕が踏み出すきっかけになったんですね。そこで実際にオーディションを受けてこの世界に入ったので、すごく感謝しています。チームメイトではなくスタッフなんですが...。 MC今でも交流を? 竹内さん連絡を取ったりもします。僕は途中でサッカー部を辞めているんですが、今、僕が活躍していることを見ていただいて少しでも恩返しできるならいいかなと思います。 堤さん監督も周りの人も嬉しいでしょうね。 杏さんそうやって迷いなく背中を押してくれるって、互いの信頼関係があるからで、しかもそれがずっと続いてるって素敵だなと思います。 MC杏さんの"鹿の王"を教えてください。 杏さん私は友達......一人じゃないんですが、10代の頃から互いを知ってる友達が、お互いにいろんなことを話して、お互いの人生を共有しているみたいになっています。これからも手を差し伸べ合ったり、支え合ったりしていくんだろうなと思います。おばあちゃんになってもそうやってワーワー言っているんだろうと思います。付き合いが古い子だと幼稚園から一緒だったり、30年以上ずっと一緒ですね。最近、特にSNSとかもあるので、20代の頃はそんなに連絡を取り合わなかったけれど、今は雑談をするように会話ができるツ―ルもあるので、結構みんなでワイワイと話していますね。 MC良いアドバイスをくれたり、きっかけとなる言葉をくれたり? 杏さん何かもう、本当に何をなげうってでも、互いに話を聞いてほしい時は駆けつけるし、私も行くし、それがかなわないなら電話でもメールでお互いに話が尽きるまで、整理がつくまで話を聞くし、そういうことをこれまでも都度、都度してきました。たぶん、これからもしていくんだろうなと思います。 MCそれでは最後に堤さんから、これから映画をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。 堤さん締めになるかどうか分かりませんが、二度も公開が延期になって、ようやく公開できることになりました。ファンタジー、サスペンスなどいろんな要素がある映画で、疫病を中心に描かれていますが、今のこの時期に観るべき作品だと思います。この状況だからこそ明るいものをもらえるし力をもらえる作品になっていると思います。立場によって...単純じゃない、政治的な話も出てくるんですが、それぞれの立場で共感できる存在も必ずいるし、違う意見も出ると思ういます。ぜひ、より多くの人に観ていただければと思います。よろしくお願いします。
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「鹿の王 ユナと約束の旅」初日舞台挨拶「鹿の王 ユナと約束の旅」初日舞台挨拶本屋大賞を受賞した、シリーズ250万部突破の上橋菜穂子のベストセラー巨編「鹿の王」を、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「君の名は。」で作画監督を務めた異才アニメーター 安藤雅司監督が初めてメガホンを握り映画化した「鹿の王 ユナと約束の旅」が2月4日についに公開! これを記念して同日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて舞台挨拶が行われ、安藤監督、そして本作でアニメーション映画の声優に初めて挑戦した竹内涼真さんが登壇しました。安藤監督からは竹内さんに感謝の思いを込めたスペシャルなプレゼントも...。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶ホッサル役竹内涼真さん安藤雅司監督竹内さんやっと公開することができて、皆さんの元に「鹿の王」が届いたんだなと実感しました。すごく嬉しいです。楽しんでいただけましたか? 上映後ということでいろんな裏話や制作過程のこともお話しできると思いますので、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思います。よろしくお願いします。安藤監督本日はたくさんの方に来ていただきありがとうございます。緊張しております。既にちょっと声があんまり出ていないです(苦笑)。ちょっと大変な時期でもあるんですが何とか今日を迎えることができました。ぜひ楽しんでいただけたら...といっても、もう観たんですね(笑)。MC(伊藤遼日本テレビアナウンサー)だいぶ緊張されておりますが...。 竹内さん伊藤さん! まとめてくださいよ! MC皆さん温かい拍手をお願いいたします! まずは安藤監督、映画化に向けて動き出してから約6年、途中で二度の延期を経てようやく公開を迎えました。 安藤監督制作が始まってから今日までが本当に長くて...。コロナ禍は制作にも影響がありました。完成してからも公開まで二回の延期があって、「このまま公開されないんじゃないか?」というくらい、緊張しながら待ち構えていました。今日も、皆さんを前にすると緊張が大きくなってしまっているんですが...。本当に公開を迎えることができて嬉しいです。MC竹内さんも公開延期を経て、公開を迎えました。こうして満席の客席をご覧になっていかがですか? 竹内さんすごく嬉しいです。本当にこの2年間、延期になってしまって、監督、僕らもスタッフさんもすごく大変な道のりだったと思います。今日、こうやってやっと皆さんに映像が届いて、スタッフの皆さんには「おつかれさま」と言いたいです。今も難しい世の中ですが、ちゃんと観ていただけてすごく嬉しいですね。 安藤監督竹内さんには2020年の9月18日公開予定だった時にも一度、(宣伝で)稼働していただいて...本当にやきもきさせたと思います。 竹内さん結果、二倍の番宣ができていますから(笑)。作品が浸透しているんじゃないかと思います。 MC(制作が)2016年に始動しましたが当時のことは覚えていらっしゃいますか? 安藤監督僕はまだ「君の名は。」(2016年公開/監督:新海誠)の作業が終わっていない状況だったんですね。そこから取り組んで、いろんな紆余曲折を重ねながら、作り上げてきたという実感がありますね。原作が千ページを超える大作で、それを2時間に抑えろという命題をいただいて、「果たしてそれは可能なんだろうか?」と思いつつ「こういう形であればどうか?」と討議を重ねて今の状態に至っています。 MC竹内さんは本作がアニメーションの声優デビュー作となりました。ホッサルの役作りはいかがでしたか? 実写と比べて難しい部分もあったのでは? 竹内さんそうですね。もちろん難しかったです。でも、役作りという面では、そんなに(実写と)特別違うかというと僕にはそんな印象はありませんでした。まずは台本を読んで、そこから読み取れる情報があって...。すごく思ったのは、監督が描いている絵――ビジュアルだったり、その人物の完成形の絵が答えとしてあるんです。そこから自分が作った役で「どういう声が出てくるのか?」「どういう声が聴きたいのか? 」ということを僕は一生懸命考えて、役作りをして行ったんです。アフレコの当日、相手役のマコウカンというキャラクターの声優(櫻井トオル)さんがいらして、ピンポイントで監督がほしいキーを一発で出してくるのを見て、それは衝撃的でした。あれが悔しくて、何十回と延々とやらせていただいたんですが...。でも、その作業はすごく楽しかったですね。安藤監督先ほど、楽屋で「楽しかった」と聞いて、こちらとしては嬉しかったです。 MC安藤監督から見て竹内さんのアフレコはいかがでしたか? 竹内さん大変でしたよね(苦笑)? 安藤監督竹内さん自身が「もう1回やらせてくれ」ということをおっしゃるんです。こちらで音響監督さんとブースで聴きながらOKテイクは出しているので「今ので良いんじゃないか」と言うんです。でも、竹内さんのほうから「もう1回やらせてくれ」という声が出て、「じゃあ、やってもらおう」とやっていただくと、もう一回のほうが良いんです。その発見がすごくあって、そのうち竹内さんが「もう1回やらせてくれ」と言うのを待つようになっていました。もしかしたら「もう1回やらせてくれ」と言うかもしれないから待っていようというのがありましたね(笑)。竹内さん自分のエゴになってはいけないと思うんですが、どうしても自分がやるホッサルとリンクしたくて...。普段、僕らの仕事では(アニメーションの)秒数だったり、赤い点滅なんて出ないんですよ。長いセリフだと「そろそろ秒数が来ちゃうな」とか、そういう部分に気を取られてしまうんですね。でもそういう状況は物語の中のホッサルにはない状況なんですよね。誰かのセリフを待ってセリフを言ったりするわけではないので...。そことリンクして、ちゃんといろんな雑音を気にせず、セリフをしっかり会話としてできるまでやらせてもらいました。「良いよ、やってください」と言ってくださるので楽しく何回もやりました。 MC最高で何回くらいテイクを重ねたんでしょうか...? 安藤監督結構、何回もやったことありましたよね? 竹内さんそうですね。 MCアニメ声優、やられてみて今後もやってみたいとは? 竹内さんやってみたいですよ、もし機会があるならば! すごく楽しかったんですよ。僕、自分の声はあまり好きじゃないんですが「良かった」と言っていただいたので、ちょっと自信がついたというか...。 MCメチャクチャ良かったです。僕もアニメは好きなんですが、聞き惚れました。 竹内さん伊藤さんも出ているじゃないですか。ちゃんと言っておいた方が良いですよ(笑)。 MC竹内涼真ファンが見つめる中で言いづらいですが、一瞬、杏さんが演じるサエの導き手として出たんですが、分からなかったという方はもう一度、観ていただければ...。 竹内さんこれを機に声優を目指すとか(笑)? MCいや、しません! 桝さん(日本テレビアナウンサー・桝太一さん)みたいに転職はしませんから! やめてくださいね、マスコミの皆さん。「転職か」とか書かないでくださいね(苦笑)。 竹内さん今日が分岐点ですね? MCやめてください(苦笑)。ちなみに先日の試写会の際の、感想コメントが届いておりますので、ご覧いただければと思います。 ■完成披露試写会で映画を観終えたばかりの観客の感想コメントの映像が流れる。 観客すごく落ち着く声というか「抗ってもがくことが生きるということではないか?」っていうところに心打たれました。 観客最初に(声を)聴いた時、「涼真くんの声じゃない」って思いました。それくらい、役に対する想いとかが強い方なんだなと思って、もっと応援していきたいなって思いました。 観客愛することの大切さ、愛されることのありがたさが伝わってくるので、親元を離れた高校生とか、いままで当たり前に周りに家族がいて...という人たちに刺さる描写があるんじゃないかと思いました。 観客映画最高でした。原作のファンで、ようやく観られたので嬉しいです。病気って見えないじゃないですか? でもそれが見えるので、「病気も大丈夫だよ」と思えるとても素敵な映像になっていて、幸せな気持ちです。 観客病がテーマだったので、公開が1年以上遅れてしまったけれど、今のこの時代に通じるものがあり、心に響くものがありました。病と向き合う強さ、勇気をもらえたと思います。メッセージ性が強い作品だと思うので、何度も観て考えを深めていきたいと思える作品でした。 MC竹内さん、感想をお聞きしていかがですか? 竹内さん嬉しいですね。 MCホッサルの声が竹内涼真さんだと思わなかったという声もありました。 竹内さん褒め言葉ですよね。最高ですね。味をしめちゃいますね(笑)。 MC原作ファンが満足したという声もありました。 安藤監督それは嬉しいですね。非常に苦心しながら組み立てていったんです。「それがどういう形で伝わるか?」というのはヒヤヒヤする部分でもあったので、良い形で伝わったというのが一つ、声として聞けたので良かったです。 MC千ページを超える原作を映画にする上で監督はどのような部分を大切にされたんでしょうか? 安藤監督何を軸として置こうかなという部分に関して、先ほど家族の話がありましたが、ヴァンとユナという血の繋がらない親子の形――彼らが出会うことで始まる物語だと捉えました。彼らを中心に、彼らが図らずも病の中を生き抜いて、それによって周りが動き出し、集まってくるという話の作り方をしていけば、「映画としてまとまりを持てるかな?」と思っていました。その軸の部分を感じていただけるのは嬉しいですね。 MC今の時代にこそ観てほしい映画だという声も多いです。映画の中には「病が呪いなんかであるものか」「病は運なんかじゃない。目を凝らせば、必ずそこには因果の意図が隠れている。その糸を手繰れば多くの命を救える」というホッサルのセリフもあります。今の状況で観ている我々がより考えさせられる言葉が多かったです。 竹内さん本当に偶然というか、今の状況とリンクしてしまう――もともとそういうことは意識せずに作品作りをしていましたが、ここまでリンクしてしまうと無視できないなと...。ただ、僕が演じたホッサルという役は、結果的に病に向き合い、原点に返ることで一つ壁を乗り越えるんですよね。「原点に返る」って言葉は日常でもよく聞きますが、もう一回、そこに立ち返り、見つめ直すことって大事なことですよね。もしかしたらそれは今の状況に通じるかもしれないなと思います。観ていただいた皆さんの捉え方次第だと思いますが、偶然にもリンクしてしまう部分が多いので、この作品が発信する隠れたメッセージが、皆さんそれぞれの解釈で、皆さんの日常に溶け込んでいって、勇気やモチベーション、何かの糧になったりという広がり方をしてくれたらいいなと思いますね。 MCそんな中、本日は新型コロナウイルスの濃厚接触者となってしまったため、登壇いただけなくなってしまった杏さんからメッセージが届いておりますので私が代読させていただきます。 杏さん本日は待ちに待った「鹿の王」初日を迎えられましたこと、本当におめでとうございます。とても元気なので駆け付けたい気持ちではありますが、残念ながら本日はそれがかないませんでした。奇しくも、この作品の共通点を見出しやすい世の中になっている現況ではありますが、その分、より多くの共感と勇気を得て、未来へと踏み出すきっかけになると思います。私たちのこの世界にも鹿の王がきっと現れると信じています。また、皆さんにお会いできますことを心から楽しみにしております。サエ役・杏 MC竹内さんのコメントともリンクする杏さんの言葉ですね。 安藤監督本当に今の時代にリンクしていくということで本当に「奇しくも」って感じですが、作品を受け止めて、何を感じていただくかは非常に気になるところではありますね。映画に込めた部分として、病の中で生き抜く、その中で翻弄されたりもがいたり――まさにホッサルのセリフに「抗う」というものがありますが、「抗う」という言葉の中には"模索する"とか"考える"ということがあると思って、そういうセリフをしゃべらせたりしています。それを実感することが、今起きているなと思いますね。 MCお二人は、原作の上橋菜穂子先生からも手紙をいただいたそうですね? 竹内さん一語一句を正確には分かりませんが、とりあえずホッサルの声が良かったと(笑)。「グーだ」と言っていただけたので、今日は気持ちよく寝られます! 「聞き心地が良い」と、すごく褒められました! ありがとうございます。 安藤監督労いと作品の中心として描いたものへの評価をいただけて、すごくありがたかったです。上橋さんの中の「鹿の王」という言葉に込めた意味が強くあったと思うので、それをどういう形であれ、届けることの手助けになり、一役買うことができればと思っていました。こうして手紙をいただけて報われた気がします。 MC竹内さんがこの作品を通して得た「宝物」のようなものがあれば教えてください。 竹内さん僕としては、いろんな作品をやって来て、その一つ一つが宝物なので、また一つ宝物が増えました。それに、初めてアニメーションの声優をやらせてもらえ、また自分の中の可能性が広がって「こういう素敵な世界もあるんだな。また飛び込んでみたいな」という思いもあります。また、堤真一さん、杏さん、安藤監督ともお仕事でき、またどこかで、どこかのタイミングで作品作りで携わることができたら良いなと思います。僕らはいきなり集められて、何カ月間かみんなで一緒に作品作りをして人間関係を育むんですが、そういう僕らの仕事って、本当に全部宝物というか、そういうことってあんまりないと思うんです。いきなり集められて「今日から親子役です」「恋人役です」とか...。だから、短期間でコミュニケーションをたくさんとることになるんですが、そういうのは全部財産ですね。 MC安藤監督は本作を通じてどのような「宝物」を手にされたんでしょうか? 安藤監督正直、作り手としては「もっとこうすれば良かった」「ああすれば...」という反省点みたいなものはすごくたくさんあるんです。でも、そういう反省点や心残りの部分も自分にとっては財産になるのかなと。それが次のステップにつながるものになるなら、それは今回、「鹿の王」を通じて得たものなのかなという感じはしています。あとは今回、竹内さん、堤さん、杏さんというキャストの皆さんと一緒にものを作らせてもらえ、一緒にものを作る醍醐味って宝物だと言えるなと思います。そういう意味で、嬉しい経験ができました。そこで今日、竹内さんに感謝の気持ちを込めて、プレゼントしたいものがございまして...。 竹内さんえ? あ、もう見えた! うそ!? ■安藤監督の手による、ホッサルと竹内さんの顔が描かれた色紙が登場! 安藤監督正直、すごく恥ずかしいんですが...(笑)。 竹内さんいやいや! ありがとうございます。 安藤監督感謝の思いを込めて、イラストを...。竹内さんこれは宝物ですね。(色紙を見ながら)ホッサルってメッチャ、カッコいいなぁ! 美形だなぁ...。これくらいの鼻筋が良かったなぁ。 安藤監督恥ずかしいんですが。 竹内さん僕、自分の顔を絵とかで描いてもらった時、だいたい似ていないんですよ。でも、これはほぼ僕じゃないですか? すごい! こんなきれいに描いてもらったの初めてです。安藤さん、すげぇなぁ...。 安藤監督いや、自分は似顔絵はあんまり得意な方じゃないので...。 竹内さんこれで? いやぁ、これはアツいなぁ...。 安藤監督写真とかを見ながら描くんですが、竹内さんのお顔って整っていらっしゃるんですよね。キャラクターを描く時でも良い男とか、美しい女性を描くってすごく難しいんです。竹内さんこれは激アツ! ありがとうございます。 安藤監督喜んでもらえたなら嬉しいです。 竹内さんメチャクチャ嬉しいです。今日は飲んじゃいます(笑)。 MC実は堤さんと杏さんの分も描かれたんですよね? 安藤監督そうなんです。 ■スクリーンに堤さんへの色紙、杏さんへの色紙、竹内さんへの色紙が映し出される。竹内さんこれは全部ほしいな(笑)。うわ、すげぇ! これはすごいな...。 安藤監督感謝という気持ちがすごく強くあって、杏さんは「もののけ姫」が好きっておっしゃっていたので、アフレコの時に絵を描く約束をしてたんです。その時に描かせてもらったんですが、すごく喜んでいただけたみたいで、ぜひ竹内さん、堤さんにも感謝の意を込めて描かせていただければと思って描きました。 MC最後にメッセージをお願いいたします。 安藤監督本当に何とか今日の公開にこぎつけることができました。このような状況の中で、観て感じていただけることがある作品になっていればと願っています。作品自体は、決して単純な話ではないと思うんです。話を理解する上でも、すごく考えることを求められる作品だと思います。でも「考える」ってことも、今の世の中で大事なんじゃないかと思っています。作品の中で描かれていることについて考えていただくことももちろんですが、映画を観終わった後に、何か発見することがあって、そこにつながっていけばということを願っています。こんな形の中での公開になっていますが、ぜひもう一度、何か感じるものがありましたら、また足を運んでいただければと思っています。ありがとうございました。 竹内さん今日は皆さん、本当にありがとうございました。やっとこういう形で皆さんの元に本作が届きました。今はいろいろと難しい状況ですが、それに負けない勢いで「鹿の王」が皆さんの手元に届いて、何か映画の中から皆さんが受けるメッセージみたいなものが、日常生活のどこかで、心の支えなどになれば良いなと思っています。2年越しの、だいぶ寝かせた気持ちを込めて、みんなの気持ちがすごく増幅している中での公開なので、より多くの人の元に「鹿の王」が届けば良いなと思っています。今日はありがとうございました。
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「コンフィデンスマン JP 英雄編」大ヒット御礼舞台挨拶「コンフィデンスマン JP 英雄編」大ヒット御礼舞台挨拶人気ドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第三弾となる「コンフィデンスマン JP 英雄編」の大ヒットを祝し、2月10日に「大ヒット御礼!子猫ちゃんたちの集い Special~ダー子から愛を込めて~」と銘打っての舞台挨拶が東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて開催。長澤まさみさん、東出昌大さん、小日向文世さん、小手伸也さん、田中亮監督が登壇しました。イベントでは「愛すべき○○」と題して、それぞれが最も愛するキャラクターやエピソードについてトークを展開! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!大ヒット御礼舞台挨拶ダー子役長澤まさみさんボクちゃん役東出昌大さんリチャード役小日向文世さん五十嵐役小手伸也さん田中亮監督長澤さん本日はお足元の悪い中、映画館までお越しいただきありがとうございます。本当に皆さんのおかげで、この映画、たくさんの人に愛されているなと感じております。今日は少しの時間ですが、楽しんでいただけたらと思います。東出さん車で来たら結構、吹雪いていて...、本当にこんな日に足を運んでいただきましてありがとうございます。今日はいつもの四人というかレギュラーメンバーですので、映画の雰囲気そのままに楽しいトークをしながら舞台挨拶ができればと思います。小日向さん本日は雪の中、どうもありがとうございます。まだ雪が降っているみたいで、もしかしたら帰りの電車がなくなるかもしれませんが、そうなったらここでもう一回、映画を観て行っていただいても構いませんので...。映画館の方に交渉して、深夜もやってもらおうかと(笑)。小手さんどうも、小手伸也役の五十嵐でございます(笑)。先ほど、外を見たら結構、雪が横殴りの状態でした。皆さんの帰りの足が心配ですが、本当に平日の昼間にお越しいただいてありがとうございます。僭越ですが、イベントと言えば「これ」ということで、「いたのか? 五十嵐」をやらせていただきます。嫌な人はやらなくて良いですからね(笑)。「五十嵐」の部分で本当は声を出していただきたいんですが、(コロナ禍で声が出せないので)手だけ出していただければと思います。 「いたのか! 五十嵐!」 どうもありがとうございます。よろしくお願いします。 長澤さん(会場を見渡し)五十嵐がいる(笑)! 小手さん顔のパネルを貼ってくださっているんですね。昔「五十嵐デー」というのがあって、皆さんに貼っていただいたんですね。ありがとうございます、本当に。 長澤さんそんなことをやってくれていたんですね(笑)。田中監督このような天気の中、集まってくださっているということは、本当に筋金入りの子猫ちゃんたちがここにいるんだと思います。皆さんに楽しんでいただけるイベントになればと思っています。どうぞよろしくお願いします。MC「五十嵐フェイス」の皆さんが...(笑)。 長澤さん(会場を見渡しながら)意外と五十嵐がいる(笑)! 小手さんありがとうございます。本当にありがとう! 超嬉しい(笑)! MC本日で公開28日目となります。昨日までの27日で観客動員数148万人、興行収入20億円を突破しています。 小手さん20億! 頑張っていますね。 長澤さん頑張っているって嬉しいですね。「初めて観る方にも楽しんでいただける作品になった」という思いがあるので、もうちょっと、まだもうちょっとやっているんでたくさんの方に観てもらいたいですね。 MC本日は、バレンタインデーも近いということで「愛」にスポットを当てて「「コンフィデンスマンJP」一番愛すべき○○は何だ!?」というテーマで進めていきたいと思います。皆さんには、お題に合わせたこれまでのシリーズの中で「一番愛している○○」についてお答えいただきたいと思います。最初のお題はこちらです! ■一番愛すべき○○は何だ!?「~扮装&変装編~」 MC「コンフィデンスマンJP」シリーズと言えば、本当にいろんな変装・扮装がありますが、これまでで一番愛すべきものについてお答えいただきます。まずは長澤さんからお願いします! 長澤さんん~...、ちょっと五十嵐から(笑)! 小手さん僕が答えている時間を自分の考える時間にするのやめてください(苦笑)。そうですね...、これって、自分のですかね? 自分ので言えば...選べないなぁ。でも、あえて言うなら、今回の「英雄編」の最後のほうに運転手の扮装をしているところがあって、種明かしをする時だけ、ポニーテールみたいにして、ヒゲをつけて、グラサンをかけていまして...。本当は運転手として後ろ姿なども映っていたはずだったんですが、いろんな都合で船の上で正体を明かす時だけクローズアップされる扮装でした。結構「似合っている」って言われて嬉しかったですね。 田中監督誰が「似合っている」って言ったんですか(笑)? 長澤さん厳しい(笑)。 小手さん(怒りを込めるように)メイクさんとかね、ちゃんと言っていましたよ! 僕がしゃべると何で静かになるんだ...(苦笑)?。 東出さん五十嵐って他にどんな扮装がありましたっけ? 長澤さん全然分からない(笑)! 小手さんうどん屋さんとか...。 東出さんホテルマン、うどん屋さん、あと猫の目八郎?... 五十嵐って、扮装をしていても五十嵐って名前が多いんですよね。 小手さんそうなんです。偽名をあんまり使わないので扮装のイメージがないのかもしれないですね。そもそも、これ(=五十嵐自体)が扮装なんですよね、僕だけね。 MC他の皆さんはいかがですか? 長澤さん私ありました。マギーリン! 小手さん僕、自分のじゃなかったらそれ言おうと思ってた!「映画マニア編」でね。 長澤さん中国の映画スターの設定で、チャイナドレスを着られたのが嬉しかったですね。 小手さんくノ一なんかも似合っていましたよね。 長澤さん本当ですか? ありがとうございます。 小手さんどういたしまして! 長澤さんなんか怖い(笑)。 小手さん何だよ! MC東出さんは? 東出さん僕は、パクジロウかな(笑)? 小手さん「美のカリスマ編」ね! 東出さん当時BTS(防弾少年団)の人気がうなぎ登りになっていたんです。ヘアメイクの若い女の子が韓流大好きで、BTSのファンだったので「私にヘアメイクまかせてくれ!」って言ってピンクの髪にしたりいろいろやってくれました。思い入れが強い役ですね。コヒさんは?小日向さん僕はね、いろいろあるんですけれどパッと思いついたのがスペシャルで出てきた波子(広末涼子さん)さん。 小手さん「運勢編」ですね。 小日向さん波子さんがラーメン屋さんにいて、僕がそこに入って「僕も中華をやったことあるんだ」って嘘をついて...。中華をやっていた頃のポスターをお店の前に飾るんだけれど、そのポスターの写真の撮影の時に、中華の格好をしてフライパンでフワッとチャーハンを跳ね上げている写真を撮ったんですよ。あのキャラが好きです。 小手さんマニアックですね(笑)。 東出さんあれは、コヒさんが「中華鍋をふるいたい」って言ったから、(脚本の)古沢良太さんが書いてくれたんですよね? 小日向さんそうだそうだ! 「あれやりたい」って言ったら、そのシーンを作ってくれたんですよ。広末さんと良い感じになるので、それが僕は忘れられない! 小手さんそれ、扮装でも何でもないじゃないですか。ただ広末さんが好きなだけじゃないですか! 東出さん素のリチャード(笑)。 MC田中監督は? 田中監督そうですね。いろいろありますが、方言も含めて「美のカリスマ編」で長澤さんがやられた大沼秀子さん。扮装も方言も含め、あそこで「コンフィデンスマンJP」の扮装はそこまでやりきるんだ! ってのが印象付けられた気がするので好きですね。それに対して、ちょっとだけ山形弁をしゃべるコヒさんも良かったなと思います。 ■一番愛すべき○○は何だ!?「~場所編~」 小手さん場所? 長澤さん私、もう決まりました。スイートルーム! 東出さんでしょうね。 小日向さんスイートルームってあそこ? 小手さん「スイートルームってあそこ?」って(笑)。 小日向さんいつものスイートルームね? 長澤さんあの場所(いつものスイートルーム)って、いったいどこなのか、まだ分からないんです。そういうところが好きですね。日本じゃないかもしれないし。まだまだ、あの場所も底知れないポテンシャルがありますよ。小手さんたしかに立地は気になりますね。銀座なのか? 田中監督外観も映したことないんですよね。中だけなので。 小手さんガンダルフ・ホテルですっけ? 田中監督ゴンドルフ。 MCあの場所で過ごす時間が一番長いですよね? 長澤さんダー子が一番はじけている気がしますね。意外と内弁慶なのかな?って(笑)。あの中にいると安心しきっているダー子が見られると思うし、そこが良いなって。 小手さんそれを言うなら、そのスイートルームの一階下のスイートルーム。みんなのコンゲームの際の備品とかを置いていて、スピンオフとかで出てくる準備室。同じスイートルームの間取りなんだけれど、いろんなものが置いてある。あの部屋が好きですね。 長澤さん何か競ってくるよね(笑)? 小手さん負けませんから! 東出さん僕は「いいだばし六郎太」っていう寿司屋の大将のシーンが忘れられないです。そこから逃げる時、三人でオートバイのカバーを被って逃げ隠れるという、あの一連のロケが好きでしたね。 小日向さんあぁっ(笑)! MCあの角刈りを見て、今回の映画で長澤さんも角刈りを...。 長澤さんそうですね、でもさっき、コヒさんにダメ出しされたんですよ。「腹巻とかつけなきゃダメだよ」って(笑)。 小日向さんあの寿司屋のシーンは楽しかったですね。とにかく東出くんが笑いまくるところが楽しくて印象に残っています。でも僕がもう1回やりたいなってくらい好きなのはスペシャルの波子さんとの...(笑)。MC徹底していますね? 小手さん今日はそこ推しなんですね(笑)? 小日向さんものすごく良いシーンでしたよね? 東出さん良いシーンでしたね。 小日向さん一晩、僕も波子さんと寝ることになって、行きそうになったら「ダメ!」という(笑)。あのシーンがなんとも...。 小手さん場所じゃなくてシーン(の話)! 小日向さんそういうシーンがある場所(笑)! 長澤さん波子さんとの思い出になっちゃっている(笑)! 田中監督僕は記憶にも新しいというところもあって、マルタですね。船で逃げ回ったり、向かってくるシーンがあったんですが、現地の警察が協力してくれて、封鎖して航路を通してくれたり、日本ではできないようなスケール感のある撮影ができて、「楽しんでいただけたかな?」と思うのでマルタが一番好きですね。 ■一番愛すべき○○は何だ!?「~キャラクター編~」 東出さん扮装とは別の登場人物ということですね? 長澤さんダー子は決まっちゃっているんで。 東出さんあぁ...。 小手さんダー子はやっぱりダー子が好きだから...。 東出さん違いますよ! 長澤さんキミ、物語をちゃんと読んでいるかね? 小手さんすみません、ちょっと天然でした。僕、天然なんですよね。 MC長澤さんはやはり...。 長澤さん赤星ですかね? 何かもう、今回は逆に赤星からの愛を感じる作品になっていますからそこを感じてほしい。 東出さんあの、10話の麿赤兒さん(孫秀波役)が出てきたんですよね。裏社会のボス役で、佐藤隆太さん(鉢巻秀男役)のお⽗さん役なんです。現場で、野間口徹さんが来た時に「キミがダー子か?」って言ったって(笑)。 登壇者の皆さんあははははは(笑)。 東出さん「キミが僕の子どもか?」って。いや、そういうんじゃなくて...(笑)。あのエピソードが面白かったですね。 小手さん答えとしては地味ですが、僕はちょび髭。ちょび髭さんの安心感が好きで、ちょっと一歩引いたところでちゃんと回してくれる頼れる存在じゃないですか。五十嵐の中の人って、「前へ前へ!」の人じゃないのでああいう生き方は憧れるんですよ。好きですね...。(会場:沈黙)何で黙るの(笑)? だいたい僕がボールを投げるとみんなスルーするという(笑)。 小日向さん難しいな。皆さんどの方も...そうだなぁ、広末さんは置いといて...。 小手さんぜひ置いといてもらって。 小日向さんでんでんさん(伴友則役)? 美術商編の贋作の画家の。 小手さんみんな選ぶキャラがマニアック過ぎませんか? 小日向さんあのでんでんさん、すごく好きですね。 東出さん撮影当日にアドリブでいろいろやってくださったんですよね? 小日向さんそうそう結構、長いんだよね? 東出さんあの時は田中監督? 三橋さん(三橋利行監督)? 田中監督あれは三橋さんですね。 東出さん三橋監督がアドリブを全部削って...。 小日向さんちょっと傷ついていたよね(笑)。 MC田中監督はどのキャラクターが? 田中監督そうですね、選ぶのは難しいですが...生瀬勝久さんが演じたホウ・ナムシェン。皆さん、ここまで(本作の)楽しみ方を分かっていただくと、エンドロールに生瀬さんの名前が出てくると、「まだ帰っちゃいけない」って分かってもらえるんですよね。生瀬さんにこの前、お会いしたら「最初から出たい」って(笑)。 小日向さん最後に出るから良いんですよ(笑)。 東出さんホウ・ナムシェンの最後のセリフって必ずアドリブなんですか? 田中監督「英雄編」だけ台本通りなんですが、いままでは台本の最後の一言にプラスをつけてくれて、終わっているという。 小日向さん今回のアドリブかと思っていました。 田中監督あれは台本通りです。そのままだったんで(笑)。 ■一番愛すべき○○は何だ!?「~○○編~」 小手さんこれ難しいなぁ...。 小日向さんドラマもOK? 田中監督「ゴッドファーザー編」とか「美のカリスマ編」とかってことですね。 小手さんじゃあ僕から良いですか? 同率1位なんですけど「運勢編」と「英雄編」ですね。 小日向さん「運勢編」ってスペシャルのこと? 小手さんそうです。広末さんが初登場しました。この二つ、構造がちょっと似ているところありますよね。三者の視点で見せていく構成が似ていて、そこからの回収の気持ち良さがあって、「楽しい!」と思うのと、どっちも五十嵐が割と活躍しているという。(場内の反応を見て)失笑みたいな(笑)? 「運勢編」の時は、リアルにカードディールだったり、長澤さんと「ラ・ラ・ランド」みたいなことやったり、ワイヤーアクションもやったし、今回も割と活躍したので個人的には大事にしたいところですね。 MC他の皆さんはいかがですか? 長澤さんまあでも、ドラマの最終回って何編? 東出さん「コンフィデンスマン編」。 長澤さん「コンフィデンスマン編」が私は好きですね。あと1話の「ゴッドファーザー編」も好き。手品も練習して、自分でやったのに、全然話題にならず。すごく頑張ったんですよ? 上手にできたし。ね? 監督? 田中監督上手にできていました。 長澤さん上手になったのにCGっぽいんですよ。 田中監督上手にできすぎちゃって...。 小手さん上手にできすぎると作りものっぽくなっちゃうんですよね。 長澤さんあそこが好きだから「ゴッドファーザー編」も好き。あとは最終回。やはり原点って感じで、あそこから全て始まっている感じがして...私はグッときました。ワンシチュエーションなのが良いですよね。 小手さん構造的にはエピソード:ゼロですからね。 長澤さんあの撮影がすごく楽しかったです。三人とも顔が映らないカットがあるのが面白過ぎて好きです。 東出さん僕は「家族編」が意外と。あまりしゃべってこなかったですが、撮影がとにかく寒くて...。ごめんなさい、マイナスな話で。最後に花火観るためにみんな浴衣で集合しましたが、撮影は1月か2月で...でも、とにかく仕上がりが心温まるものになっていて、みんなで頑張ってやって良かったなって。あと、最初は銀行に疑われていて、でもあいつらも...みたいな裏切りも途中にあって、そういうのも含めて好きですね。 小日向さん今「家族編」の話聞いて、僕はそこに全然絡んでないんですよね。リチャードって何してたっけ? 小手さんリチャードと五十嵐は基本スイートルームにしかいなかったですよ。 小日向さん縛られたのは? 小手さん「コンフィデンスマン編」? 小日向さん亀甲縛りは? 田中監督それは「スーパードクター編」ですね。盲腸の手術で人格が変わって...というやつですね。 小手さんリチャード・ギアみたいな(笑)。 小日向さんそういう意味じゃ英雄編かな 小手さん一番カッコいいリチャードがね。 小日向さん「運勢編」でフラれたのを今度はフリ返したみたいな。 小手さんまた波子さんか! 長澤さん思い出話だね! MCさて、皆さんから、子猫ちゃんたちへの愛を語っていただきたいと思います。皆さんには事前に子猫ちゃんたちへの愛のメッセージを書いていただきましたので、それを披露していただきます。まずは田中監督。 田中監督私からのメッセージは【子猫ちゃんがいるから頑張れます!!】です。やっぱり「コンフィデンスマン」作るのって結構、というかかなり大変なんです。でも観てくださる方がいるから頑張ろうって思えるし、遊び心を細部にまで張り巡らせるのも、子猫ちゃんたちが楽しんでくれるのがあってこそなので、皆さんのおかげで頑張れています。小手さん私は【CM(コンフィデンスマン)JPと子猫ちゃんをつなぐ架け橋 あなたの五十嵐】です。私、子猫ちゃんの筆頭として、もしくは宣伝隊長として一番子猫ちゃんと近しい距離にいることを自負してます。ですから今後とも何かあれば皆さんの元にすり寄って参ります。どうぞ仲良くしていただければ幸いでございます。あと、この前のイベントで「まだまだ秘密がありますよ」なんて前振りしていますが、来週発表あるそうなのでぜひ楽しみにしてください。以上、あなたの五十嵐でした!小日向さん【応援ありがとう!感謝を込めてチュッ!】長澤さんかわいい(笑)。 小日向さんホントに子猫さんたちのおかげで映画もパート3まで来られたので、ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。感謝を込めてチュッ! 東出さん【ご自愛ください】。固くなっちゃった(笑)。寒い日が続き、今日は足元も悪いし、こういうご時世なのに、足を運んでくださって本当に本当にありがたいですが、健康あってのことなので、本当に温かい格好でご自愛ください。はい(笑)。長澤さん【愛してるぜ~ チュ】MCマイクで「チュー」もらっても良いですか? 長澤さんえ? いい(笑)。 小日向さん顔隠してやれば? 長澤さんいい、やんない(苦笑)。もう愛でしかないです。この作品を一緒に作って楽しんでくれてるのは子猫ちゃんだと思います。「コンフィデンスマンJP」の制作者の一員だと思っています。なのでまた次回あるとしたら、皆さん絶対にエキストラで参加してください。エキストラさん、やっぱり大変なんで気合いある人に来てもらわないと困っちゃうんでね(笑)。お願いします。 MC最後に長澤さんからメッセージをお願いいたします。 長澤さん皆さん、本日はありがとうございました。本当にこの作品がたくさんの方に楽しんでいただけていること、とても嬉しく思います。これが最後になるのか...ならないのか分かりませんが、ひとまずこの作品で皆さんにお会いするのは当分先になると思います。この作品、まだまだ...3月終わりくらいまでやるかもしれない? なんてうわさを聞きました。なので一度と言わず、二度、三度と楽しんでいただけたらと思います。私もこの作品を作れたこと、自分にとって宝物だなと感じております。本日は皆さん、本当にありがとうございました。
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「劇場版 呪術廻戦 0」大ヒット御礼舞台挨拶「劇場版 呪術廻戦 0」大ヒット御礼舞台挨拶芥見下々による人気漫画を原作に、TVシリーズに続いて制作された「劇場版 呪術廻戦 0」が興行収入100億円を突破! 2月12日に東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、声優の緒方恵美さん、花澤香菜さん、中村悠一さん、櫻井孝宏さんが登壇! さらにTVシリーズの主人公・虎杖悠仁役の榎木淳弥さんがサプライズで登場し、予告されていた「重大発表」として「TVシリーズ第2期放送決定」を発表! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。大ヒット御礼舞台挨拶乙骨憂太役緒方恵美さん祈本里香役花澤香菜さん五条 悟役中村悠一さん夏油 傑役櫻井孝宏さん緒方さん公開後ここまで時間が経ってから、こうやって皆さんに御礼を申し上げる機会がいただけるということは本当に幸せなことだと思います。今日は最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いします。花澤さんこんにちは~! 劇場にお越しいただきありがとうございます。大大大大大ヒットですね? ね? 本当にちょっとネタバレしても良いんですよね? じゃあ、好きな五条先生のセリフは「怖い怖い」です...。分かるかな(笑)? はい以上です。中村さんそんなに長い時間じゃないんですが、楽しいこといっぱいあると思うんでよろしくお願いします。櫻井さん猿どもの皆さん! こんにちは。初日の舞台挨拶で「100億を超えるのが確実だ」と聞いて、「本当かなぁ...?」と思っていましたが、100億を超えて、まだまだ多くの人たちが劇場に足を運んでくださっているということを聞いて、嬉しく思っています。MC12月24日の公開から昨日までの公開50日で観客動員数784.1万人、興行収入は108.3億円を突破し、2021年に公開された映画の中でNO.1です! 皆さんの周りからも反響が届いてるんじゃないかと思います。 緒方さんあまり多くはないんですが、関係者の皆さんから「観たよ」的なLINEが多いのはビックリでした。コロナ禍前だったら「話したいので飲もうか」となることが多かったのですが、今は集まって飲みには行けないので、その分の熱い思いを書いてくださってビックリしました。それと同時に嬉しかったです。 中村さんこの映画に出ていない「呪術」の奴らからは言われました。「ヒットしていますね」とか他人事の顔をしていましたね。 花澤さん私もいろいろたくさんの人に「観たよ」って言ってもらえたり...。あとは「里香ちゃんホルダー(祈本里香型ドリンクホルダー)」! 「あれをゲットしに行くよ」って人がいたりしました。私もゲットしに行きたかったんですが、なかなか行けなくて...。まだ(本作も)一回しか観に行けていないんです(笑)。これからどんどんね、まだ長いことやってくれるんじゃないかと思いますので、行きたいと思います。中村さん緒方さんと同じく、現場でスタッフさんで、そんなに今まで交流がなかった人から「この間息子と観てきたんですよ」とか聞いたので、「それだけ多くの方に幅広く観ていただけているんだな」と、ありがたかったです。櫻井さん同じですね。例えばナレーションの現場に行った時、そっとビックリマン(「呪術廻戦マンチョコ」「劇場版 呪術廻戦 0マンチョコ」が2月8日より発売)が置いてあったり(笑)。 中村さん意図的に? 櫻井さん非常に意図的です。触れざるを得ないので、「これは!」とか...。そういうのヘタなんですけれど(笑)。それで、お話しをすると「もう映画館に三回行きました」とか教えてくださったりして、嬉しかったですね。 MCこういう時に聞きたいのは、やはり今だから話せる裏話なんですが...。アフレコやプロモーション時のまだしていない話などがあれば...。 緒方さんというかですね、コロナ禍で、本当に一緒に録っている時間が短かったので、私だけでなく全員が...個別取材をかなり多く受けてきたんですが、たぶんそこで語り尽くしているところありませんか? 中村さんありますよ(笑)。つまりネタがないんです、ぶっちゃけた話。 MC何とか絞り出していただければ...。 中村さん「絞り出して」? エグイ舞台挨拶ですね(笑)。 緒方さんでも、五条先生と夏油さんは、最後の方のことをしゃべってはいけなかったので、その辺の話はあまりしゃべってはいなかったんじゃないですか? そこは(ネタバレが)大丈夫なようなので、どうですか? 櫻井さん初日もそうでしたが、私はコメントが難しいなとか思っていて...。あまりに克明に言ってしまうのもなっていうのもあったんです。でも、やはりあそこの収録の時は、人知れず、胸にグッと来ていましたね。中村くんもどこかで言っていましたが、実際の収録の時には、聞こえないフレーズを...。 中村さん台本プレゼントキャンペーンをやっていましたが、あそこはどうなるんですか?櫻井さんあそこは(プレゼント用の台本には)ないそうです。プレゼント用と収録用で台本が違うという。我々だけしか知らないんですが、観てくださった後ですもんね? あのシーンは自分の中でもすごく良い感じでパフォーマンスできてるんじゃないかと思ったんです。僕が思うのは五条ってすごいなって。TVシリーズから劇場版にかけて、ずっと作品の顔というか、支えているというか...。五条がいるからこそっていうのを今回、すごく感じていますね。五条の力がすごいなって感じています。 中村さんありがとうございます! MC中村さんはいかがですか? 中村さん収録に関しては語り尽くしたので、いろんな媒体に散らばった情報ではあるんですが、収録を緒方さんと櫻井さんと三人でできて良かったです。収録時は圧巻というか、刺激をもらっていました。年明けに映画を観に行ったんですが劇場で観た時に、収録時に二人の芝居で気づけなかったことをスクリーンで観たことによって気づくこともあったし...。緒方さんの呼吸の演技がめちゃくちゃすごくて...。 櫻井さんそうなんですよ。 中村さん今吸った呼吸の音で、グッとこっちの心を持っていかれるという...。 櫻井さんそうなんですよ。 緒方さん収録の時は、今ここにあるアクリル板よりもさらに厚いものが両脇にガンとあって、(共演者が)立って隣でしゃべっていても全部が聴こえないんですね。以前はもう少し息づかいとかも聴こえていたんですが...。息だけじゃなくて、気配とか空気...それは一緒に録っているほうが感じられるんです。今回も、それは聴こえてきたんですが、細かい息遣いが今は聴けない状態で録っていたので、我々も全部スクリーンで、できたのを観て初めて知ることはありましたね。中村さん「おぉっ!」って。面白かったです、映画。 緒方さん私は、花澤さんのお芝居に圧倒されて...。 花澤さんいえいえ! 緒方さん! 緒方さん一つ残念だったことがあって...本編を見たら、「大大大大大好きだよ!」って言ってくれているシーンでゾワっとなって鳥肌が立ったんですが、あれは尺が長すぎて録り直した方だったんですよね? 花澤さんそうです。 緒方さんOKテイクはちょっと短くなっていまして、もちろん本編の演技もすごく良かったんですが...。(使われなかった)一発目がものすごかったんで、残念だったなとは思いました(苦笑)。 花澤さんあそこからセリフを畳みかけていくじゃないですか? その良いきっかけになれたのかなって思いました。 緒方さんいままで話していないことで言うと、あの辺の一連のシーンのセリフに関しては、事前に話さないようにってかん口令が敷かれてたんですが、夏油さんに「女誑し」と言われてしまう一連のセリフをどうしようかって考えていたんですね。一番最初はもっと「悔しい」とか「どうしても勝ちたい」って気持ちが強く出るのかな? と思って芝居をしてたんですが、「そうじゃない。凪いでいてほしい」と監督に言われて。「どうやったら凪いでいられるのか...?」 と思ってたら、「そうか」って思ったことがありました。「一緒にいよう」ってセリフが最後にありますが、それを「結婚しよう」って言う気持ちでしゃべりました。結婚するってことは一緒に向こうの世界に行って...ということですが、その両方をすべて覚悟して内省して、腹に据えた状態でそこに向かってしゃべるってことを意識してやったので、それを言った後で「大好きだよ」と言われたので本当に幸せでした! 花澤さんおぉー。 緒方さんぜひ観て感激してください。 花澤さんいや、もう私、次に観に行ったら「大大大大大好きだよー!」って言っちゃいそうです! 緒方さんいやいや、発声は禁止なので(笑)! MC花澤さんは何かありますか? 花澤さんいろいろ言えること言いつくしちゃったんですが...。これは前も話しましたが、幼少期の憂太くんがめちゃくちゃかわいくて、「あぁ、こりゃ好きになっちゃうよ」って思いました。アフレコの前も思いを募らせて行ったんですが、アフレコでも「里香ちゃんには憂太くんしかいないな」って思えて、緒方さんと一緒にアフレコができて良かったなと思います。 MCコロナ禍の中で限定的とはいえ、皆さんでアフレコできたことが大きかったということですね? 緒方さんそれができなかったら、最後のほうのシーンも全然違うものになっていたと思います。改めて、当たり前なんですが、一緒に芝居するというのは、一緒にやらないのとは違うなって思えました。今は一緒に収録できる機会はすごく重要なシーンだけになってしまいましたが、それでも一緒にやれるシーンがあって良かったなと思います。コロナ禍の中で、だいぶアニメーションの在り方、お芝居の掛け合いが変わってきてしまった部分もあって、若手の声優さんの中には、まだ一度も掛け合っていない方もいます。でも、(一緒に掛け合いながら収録すること)それが大事で、その結果がそういう映像になるということを、もちろんお客様もそうですが、業界の皆さんにも、もう一度確認していただいて...。音響スタッフさんには本当に頑張っていただいてるんですが、また一緒に掛け合える日常に戻りたいなと思います。 中村さん特に五条って、TVシリーズもそうですが、たいして自分自身の気持ちをしゃべっているわけじゃなく、説明が多いじゃないですか。それを一人で録った場合、説明で終わる可能性があるけれど、一緒に録ると、受けてもらえる息づかいが発生するので「じゃあ、こういうふうに説明していこうか」って、気持ちが変わってきたりもするんです。今回、一緒に収録できたし、説明が多かったところはすでに緒方さんの声が入っていたので、それを聞きながらできたのは、すごく大きかったですね。それが(緒方さんの声の収録)できていなかったら完成形がちょっと違っていたんじゃないかと思います。 櫻井さん私も同じだと思います。どうしても個別での収録だと、算数みたいに計算して演技しないといけない部分があるんです。今回は全部ができたわけじゃないですが、それでも(一緒に収録することができて)余計なこと考えずに没頭できたんです。それは自分以外の人がいて、という空気感があったからこそできた表現、セリフがあったと思います。 MCさて、今日の舞台挨拶では「呪術廻戦」に関する重大発表があるということでTwitterのトレンドも「重大発表」で埋まっていました。それを発表させていただきますので、例のものをお願いします! ■スタッフが大きな箱を舞台中央に運び込む。花澤さん何だ? 箱だー! 中村さんもう里香ちゃんのケーキはいいですよ(苦笑)? 花澤さんありましたね(笑)。 MCそれではお願いします。どうぞ! ■箱から「祝!大ヒット」と書かれたタスキを掛けた、虎杖悠仁役の榎木淳弥が飛び出す!虎杖悠仁役榎木淳弥さん榎木さん大大大大大ヒットおめでとう!花澤さんあはははは(笑)。 榎木さん憂太、大大大ヒットおめでとうだよぉ!めちゃくちゃ怖かった、これ! (スロープを上る時に)ガタガタして、何なんだろうこれって...このために用意していただいて。 MC箱に隠れて、タスキを掛けた状態から飛び出すという仕事をこれまでされたことは? 榎木さんないです。初めてです。 花澤さんなかなかないですね。 中村さん僕も未経験です。初めて見ました。やりたくはないですけれどね。MC何か重大発表があると聞いていましたが、この「祝!大ヒット」が重大発表ですか? 花澤さんあれ? 榎木さんそんなわけないじゃないですか! では発表します!(榎木さんは後ろを向く)じゃん! これ見えてますか? ■榎木さんが後ろを振り返ると、タスキの後ろに「祝TVアニメ第2期」の文字!榎木さんTVアニメの第2期、2023年放送決定でございます! 花澤さん(後ろを向いたままの榎木さんに)ちょっと顔も見せていただけますか(笑)? 緒方さんお客さんに背中向けるのはもうやめよう(笑)! (スクリーンに)映っているから大丈夫だから(笑)。 MCこれはめちゃくちゃ嬉しい発表ですね。全国のファンの皆さんが、このサプライズを待っていました。どんな内容になるんでしょうか? 榎木さん僕もね、まだ知らないんですが、原作の流れだと劇場版で活躍している五条と夏油の過去の話などもあるので、お楽しみにしていただければと思います。 MC皆さんが急にカンペを見始めました。言って良いことと、いけないことがあるんですね? 中村さんそうですね、今回、観ていただいた劇場版の中で数シーン、過去の夏油とのシーンも入っていましたが、あの辺なんですかね? あれだと良いな? 榎木さん濁すなぁ(笑)。 MC夏油さんとしてはどうですか? 櫻井さんじゃあ、カンペを読みますね(笑)。TVアニメがあって、そこから描かれてたことからすると、夏油が10月31日に五条を封印するってことなんで。 中村さん日付指定? すげー日付指定してくるんですよ。 櫻井さん日付指定してくると頑張れるじゃん? 目標があった方が。 MCまとめますと榎木さん、どうなりますか? 榎木さんつまり、そういうこと、ですね! 花澤さん何それ(笑)? 榎木さんこれ以上はちょっと...。そういうこと。そうですね。 MCこのほかにもお伝えする情報がございます。 ■2月23日(水・祝)19時より3時間特番放送決定! ■4月3日(日)より毎週日曜日の17時から、全国28局でTVアニメの第1期放送をもう一度! MC榎木さんは今回の劇場版を観ましたか? 榎木さん観ました。というか、中村さんと行きました。 中村さん一緒に行きました。出ていないやつらと一緒に行きました。 榎木さん(伏黒 恵役の)内田雄馬くんと、(釘崎野薔薇役の)瀬戸麻沙美さんと。 中村さん楽しかったですよね? 櫻井さんそれ話せよ! 中村さんいやいや、箱で(榎木さんが)出てくるから...と思って。すごかったですね。三人(榎木さん、内田さん、瀬戸さん)は初めて観るじゃないですか? 僕は収録しているから流れを分かっているけれど、リアクションが楽しみでしたよ。原作にないシーンとか、この隣の人たちどういう気持ちで見ているんだろうとか(笑)。 榎木さんアクションシーンとかも原作から膨らませているんです。終わった後、みんなで感想を言ったりしてめちゃくちゃ興奮しましたね。何かもう、結構、泣けましたね。里香ちゃんの序盤の「頑張れ」が好きで...。 花澤さんホント(笑)? 榎木さんすごく喜んでくれていますね。他にも、憂太の気合いみたいものが画面から伝わってきて終始圧倒されましたね。あとはもう、(内田さんと瀬戸さんは)二人とも小学生のようにはしゃいでいましたね。「おもろかった~」って瀬戸さん言っていましたね。 MCそれを聞いて、中村さんはほくそ笑むという。 中村さんそうですね。特に終盤の追加シーンとか「今どんな気持ち?」って観ている最中に言えないんでね、「TVシリーズの主役チームだけ出ていないってどんな気持ち?」って(笑)。それを心に秘めながら映画館を出ましたね。 榎木さんあの七海の出方もね。 中村さんあれはずるいよな? 榎木さんずるいですよね。あれ黒閃(威力が通常の2.5乗倍の打撃の必殺技)ですよね? 七海が原作で「調子が良いと出せますよ」って言っていたやつをここで出すんだ? とか、面白かったです。 MCそしてもう一つ、サプライズで原作者の芥見下々さんからイラストコメントをいただいてきました! ■スクリーンに芥見先生によるイラスト&コメント入りの色紙が映し出される。MC緒方さん、色紙のコメントをお読みいただけますか? 緒方さん「劇場版大ヒットだってよ~! TVアニメ2期も作ってくれるって~。読者、視聴者、関係者の皆様、いつもありがとう~! 芥見下々」花澤さん良いですねー。良いですね、この里香ちゃんが。「里香ちゃんで読んで」って言われるかと思ったんですが...(笑)。 MC読んでいただいても良いですか? 花澤さん良いですか?(特級過呪怨霊の里香の声で)てれびあにめ~登壇者の皆さんそっち(笑)? 花澤さんあれ? どっちだろう? 中村さん忘れちゃった? 緒方さん本当は(本編の里香の声は)加工が入っているんです。 中村さん本当はもっと上手なんですよ! 花澤さんそうそう思い出しました! 加工の技術がすごいって内山くんから聞きました! 舞台挨拶に一緒に登壇した時に後ろで、「『呪術』チームの音声加工すごいんだよ」「そうなんだねー」って話をしました。裏話でした。 緒方さん里香ちゃん頑張りました。 MC公開記念の舞台挨拶に芥見先生がいらしてくださっていたそうですね? 緒方さんいらっしゃっていたんですが、あの日は12月24日で年内最後の金曜日ということで、道がめっちゃ混んでいて、我々が舞台挨拶直前に滑り込む感じで劇場入りしたんですね。なので、お会いしたんですが「もう出なくちゃなんない」って感じでほとんど会話できなかったんですよね。ご挨拶くらいしか。 櫻井さん私も「夏油です」って言うのが精一杯でした。 緒方さん「(映画について)良かった」と言ってくださったと思うんですが、本当にあっという間だったので...。 MCそれでは最後に榎木さん、緒方さんからメッセージをお願いいたします。 榎木さん劇場版も100億円を突破したということで...僕は出ていないんですが...でも本当に嬉しくてこんなに多くの方に観ていただけているのが信じられないというかすごいなと思います。本日、第2期の放送も決定しましたので、引き続き、多くの皆さんに「呪術廻戦」を楽しんでいただけたらと思います。本当に皆さん今日はお越しいただきましてありがとうございました。 緒方さん前回の舞台挨拶でもお話させていただいたんですが、この映画がこんなにヒットしたのは、もちろん芥見先生の原作のお力があるからであり、TVシリーズのキャスト・スタッフの皆さんが熱を込めて作ってくださったからです。それが皆さんに伝わって、「呪術廻戦」という作品が盛り上がりを見せた中で、私どもが劇場版を担当させていただいたという形なので、全ての「呪術廻戦」チームの思い、そしていろんな努力の結晶だと思っています。100億とかという数字のことは正直あんまりよく分からないし、肌にも感じにくいんですが、一つだけ分かっているのは、今日もこれだけたくさんの皆さんが観に来てくださっていて、全国の皆さんもそうですし、ここに今日はいないけれど観に来てくださった皆さん、お一人お一人が観て、心震わせて、いろんな方に伝えてくださったおかげだと思います。たくさんの方にご支持いただけたのは、本当に幸せなことですし、そういう作品に関われて幸せです。ご覧の通り、とても稀有な素晴らしい作品だと思います。コロナ禍でこの作品を作れたことが一番大きいかもしれません。未来につながる、そういう仕事になったと思います。私個人にとってもですが、先ほども少し話しましたが、業界的な意味でも...というと、不遜かもしれませんが、いろんな形でつながっていく作品だと思います。これからもアニメ業界、漫画業界をいろんな形で楽しんでいただいて、皆さんのお力で、より未来につながっていくようにしていただけたら嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました。
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「KAPPEI」カッペイ披露試写会「KAPPEI」カッペイ披露試写会実写映画も大ヒットした「デトロイト・メタル・シティ」などで知られる漫画家・若杉公徳の伝説のギャグ漫画を超豪華キャストで実写化した映画「KAPPEI カッペイ」がついに完成! 2月16日(水)、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木にて、レッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニー、および完成披露ならぬ"カッペイ"披露試写会が開催され、主演の伊藤英明さんをはじめ、西畑大吾(なにわ男子)さん、大貫勇輔さん、山本耕史さん、小澤征悦さん、古田新太さん、平野隆監督がタキシード姿で登場しました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成披露試写会【「KAPPEI」レッド"カッペイ"トセレモニー】 伊藤英明さん(勝平役)マスコミの皆さん、関係各所の皆さん、本日はありがとうございます。良いんですか? この映画のためにお時間をいただいて...。やること他にあったんじゃないですか(苦笑)?短い時間の中でこの映画の良さをお伝えするのは本当に難しいんですが、ただ言えることは、キャリアを重ねてきた同世代の俳優が一生懸命、作品に向き合い、役に向き合って作った映画です......って言っているんですが、本当に難しいんですよね...(苦笑)。今日も朝から取材をやっていて、その中で(小澤)征悦くんが言っていたんですが、...ちょっと噛まずに言えるか分かりませんが、「老若男女、どの世代の方が観ても楽しんでいただける映画」だと思います。大変な時期ですが、感染対策をしっかりして劇場に足を運んでいただけたらと思います。西畑大吾さん(なにわ男子/入間啓太役)今日は皆さん、タキシードをきっちり着ていますが、後ろのパネルを見ていただいたら分かるように、ホンマに抱腹絶倒コメディとなっています。そのギャップが素敵だなと思います。今日はレッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニーというシャレが効いています。熱く、笑いで心が燃えるような、温まる映画になっていますので、ぜひともたくさんの方に観ていただきたいと思います。大貫勇輔さん(守役)本当にこの作品に関わることができて、嬉しく思っています。こんなご時世だからこそ、この作品を観て、少しでも多くの人に笑顔になっていただけたらと思います。そして、我々戦士の衣装の着こなしも見ていただければと思います。山本耕史さん(正義役)いい大人たちが真面目にふざけるというか、本当にこの戦士という役を駆け抜けています! 思い切り、恥ずかしがらず、前を向いて、明日に向かって...恥ずかしがらず(笑)...駆け抜けています! 一言でいうと青春群像みたいな部分もあるので、コメディと言いつつも心に刺さるものがあると思います。ぜひ皆さん、劇場でご覧になっていただければと思います。小澤征悦さん(英雄役)今回この「KAPPEI」という映画で、今、耕史が言っていたように、真面目にバカをやるってやっぱり大事だなと改めて思いました。台本を読んだ時、面白くて素晴らしい作品になると確信したんですが、最初の衣装合わせで、後ろのパネルにあるこれを着せられて「騙された」と感じた次第でございます(笑)。素晴らしい作品になっています。古田新太さん(師範役)実はですね、彼ら戦士たちは子どもの頃から修業を積んでいたんですが、僕はぶっちゃけ、子役しか相手にしていないんですね。僕は最後のほうにちらっと出てくるだけです。あと、見どころは小澤くんです。平野隆監督これまでたくさんの映画を製作してきたんですが、コメディ、笑いっていうのは一番難しいなと思っていました。しかし、手前味噌ですが本当にこの映画は上手くいって、コメディ映画の素晴らしい作品になったと思っています。それはひとえに、こちらにいる芸達者な役者の皆さんのおかげだと思っています。皆さん、きわめて真面目に、真摯に、一生懸命にこの作品に取り組んでいただきました。真面目にやっているからこその笑いを表現できたと思っています。僕はこの作品は「感動コメディ巨編」だと思っていますが、皆さん、この映画を観て、劇場を出ていく時に「本当にくっだらなぇな!」と笑って出て行っていただければと思います。【「KAPPEI」舞台挨拶】勝平役伊藤英明さんなにわ男子/入間啓太役西畑大吾さん守役大貫勇輔さん正義役山本耕史さん英雄役小澤征悦さん師範役古田新太さん平野隆監督伊藤さん皆さん、こんばんは。今日は会場に足を運んでいただいてありがとうございます。この映画の良さを短い時間で伝えるのは大変なんですが、とにかく僕ら同世代の俳優が、キャリアを積み重ねた上で、こういった作品をみんなで作り上げられたことに感謝しています。こういう大変な時期で、タイミングがズレたりすると、せっかく映画を作ってもこういう機会を設けることがなかなかできないので、本当に関係各所の皆さん、お客さん、こんな素晴らしい機会を設けていただきまして、ありがとうございます。西畑さん本当にこの映画は、心の底から笑えて、でも終わった後に「あの笑いはなんやったんやろうなぁ?」と不思議な感覚に襲われる...でもすごく心に残る映画になったと感じています。このようなご時世で、心から笑えないことがある方もいらっしゃるとは思いますが、本当にメチャメチャ面白いので、何も考えず、ぜひとも心を開放して観ていただければと思います。笑って免疫力を共に高めていきましょう!大貫さん本日はこの場に立てていることを嬉しく思います。こんなご時世なんですが、抱腹絶倒の「KAPPEI」という映画を、声を出しては笑えないかもしれませんが、全身で感じて楽しんでいってくれたら嬉しく思います。山本さんいい大人たちが振り切って、演じ切っています。皆さんも、振り切った気持ちで観ていただけると楽しめるんじゃないかと思います。この役について「体得(完全に会得して身につけること)が困難な馬跳流の使い手」とありますが、観ていただければ分かりますが、衣装もね...。この衣装で外でのロケをする時に、精神的にすごく困難な気持ちで演じていたシーンもあるので、その辺もぜひ楽しんで観ていただければと思います。小澤さん僕の方から皆さんに一つ質問があるんです。「最近、何かを心の底から真面目に取り組んだことはありますか?」何事にも真面目に取り組むって大事なことだと思うんです。今回「KAPPEI」という映画では、僕ら俳優部がみんな真面目にバカをやっています。そういう姿勢が大事だと思っているので、そういう部分を感じていただけたら嬉しく思います。あと、人生で初めて頭にホウキを乗せて芝居をしたので、その辺も楽しんで観ていただければと思います。 MCあの髪型はホウキなんですね? 小澤さんそうなんです。素材はホウキなんですが、未だに使用前なのか、 使用後なのか分かっていないんです。できれば使用前であってほしいというのが、僕の淡い希望です。古田さんえぇと、全部私のせいです(笑)。西畑くん以外の頭のおかしい人たちを育て上げたのは私なんですね。映画を観ていただければ分かるんですが、くっだらねぇです(笑)。そのくだらない人たちを一生懸命育て上げていたのが私です。楽しみにしていてください。平野監督これまでたくさんの映画を製作してきましたが、その中でコメディ映画、笑いっていうのは一番難しいと思っていました。でも、結果的にこの映画は一番素晴らしく、笑える映画になったと自負しています。それはこちらにいらっしゃる演技達者な皆さんが、とても真面目に、真摯に、本当に一生懸命に...時には議論を戦わせながら演じてくださったおかげです。そのおかげで「これが笑いなんだ」というものになったと思います。昨日、台本をチェックしたので、たぶん、38回くらい笑えると思います。ここにいる俳優さん以外の方も本当に笑えるところがありますので、今日はそこを注視して観ていただければと思います。そして、感動もすると思っていますが、「感動コメディ巨編」をぜひ楽しんでいただき、最後に劇場から出ていく時「本当にくだらねぇな」と笑っていただければ本望です。MC本作は若杉公徳先生の伝説のギャグ漫画のまさかの実写化ですが、最初にオファーが来た時の心境などについて教えてください。 伊藤さんいろいろあると思うんですが、原作がすごく面白いのは皆さんご存知だと思います。平野さんの先ほどの話にもありましたが、いろんな映画を製作されていて、僕もデビューの時の「クロスファイア」(2000年公開/出演:矢田亜希子・伊藤英明 他)だったり「陰陽師」(2001年公開/主演:野村萬斎)、あとは最後に平野さんとやったのが15年くらい前の「この胸いっぱいの愛を」(2005年公開/出演:伊藤英明・ミムラ 他)という作品だったんです。僕もずっと俳優としてキャリアを積み重ねてきましたが、「満を持して伊藤英明にやってもらいたい役があるんだ」って(平野さんに)言っていただいて、タイトルは何かと聞いたら「KAPPEI」だと。「タイトル『KAPPEI』? へぇ...」と思いました。平野さんとは15年ぶりの仕事で、僕も40代の終盤に差し掛かり、自分としてはアクション満載のスパイ映画とか、賞レースに参加するような時代劇なのかなという期待があったんです。でも、ビジュアルを見た時に、別に作品を否定している訳じゃないんですが、何かものすごく「これじゃないよ感」がしたんですよ(苦笑)。そして、衣装合わせでは、作品によっては20パターン着て2~3時間をかけて衣装合わせをすることもあるんですが、今回は衣装は1パターンなので15分くらいで終わるだろうと思っていたら3時間くらいかかって...。いろんな素材のジージャンを着せられて、丈がどうとか、ポケットがそのままあった方が面白いとか、このベルトだともたないよね...とか...。だんだん、自分も熱を帯びてきて、いろいろ話をしたんですが、決まった衣装を見てものすごくガッカリしました。今から(作品を)降りるって言っても、関係者もいろいろいて、このご時世ですし、いろいろ詮索されるから、今更降りられないし...。その衣装合わせの時に山本耕史くんと会って、山本耕史くんの衣装も過激だなと思っていたんですが、「よくこの作品受けたね?」って言ったら自信を持って「楽しんでやります」と心強い言葉を聞いて、腹をくくろうと思ったんです。でも...この格好で大学のロケとかもあったり、渋谷の街中も出るのって...。「やっぱり降りられないかな」って(苦笑)。今日も、上白石萌歌ちゃんがいなくて、やっぱりこの映画がイヤで舞台挨拶に来ないのかと思ったらイベントの名前に「オトコ祭」ってあってちょっと安心しました。この映画の撮影の時は、まだデビューしていなかったんですが「なにわ男子」として大ちゃんもデビューしましたからね。西畑さんありがとうございます(笑)。 伊藤さんデビュー曲の「初心LOVE(うぶらぶ)」の世界観がこの「KAPPEI」の世界観と合っているんじゃないかなって...。 西畑さんちょっとちゃいません(笑)? (映画の中に)勝平さんの"うぶらぶ"は描かれていますけど、ちょっと男臭すぎる気がします。 伊藤さんはい、僕の話は以上です! MC実際に衣装を着て、その姿がスクリーンに映っているのを観ての感想はいかがですか? 伊藤さんそうですね...あの、「迷惑じゃないかな?」って単純に。マスコミの皆さんもこのご時世でお忙しいのにこの映画のために...。自分だけの映画じゃないんで、そう言うと語弊がありますが、よくこの映画のために時間を割いていただいたなって感謝しかありません。お客さんもありがとうございます、本当に、ちょっとネガティブな発言をしてしまい申し訳ないですが。 MC衣装合わせで山本さんは伊藤さんと顔を合わせたんですね? 山本さん衣装合わせの時は着せられながら「周りはどういう恰好するの?」ってところが気になっていて、「え?伊藤さんこれ着るの?」とか、大貫くんに関しては「衣装合わせっていうか、これ"衣装脱ぎ"だよね?」とか思いつつ...。外でも撮影をするんですが、寒い時期だと、コートとかをスタッフの方が掛けてくださったりするんですが、裸の衣装の人あるあるなんですが、衣装と思わされているから(コートなしで)寒いまんまその場にいさせられたりするんですよね(笑)。今回は5月、6月とかだったのでそんなに寒くはなかったんですが、でも裸ですからね、彼は。裸にサスペンダーという、非常にインパクトの強い衣装で「はじめましてー」「どうも」って感じで...お互いよくよく見るとすごい二人が挨拶しているなと思いました(苦笑)。大貫さん僕は山本さんと初めてお会いしたのが茨城のロケの時だったんで、すごい格好をしていました(笑)。 山本さんこれは言っておきますが全裸ではないです! 大事なところは出ていないんが、一瞬「え?」となるんです(苦笑)。僕はその撮影が初日で、街中で(一般の方たちから)手を振っていただきましたが、ちょっと覚悟を決めないと精神的に危なかったですからね。本当に、これほど「気づかれたくない!」って思ったことはないくらいです。伊藤さんとは衣装合わせで会って「山本くん、よくこれ引き受けたね」って言われましたが、あの時僕も「降りられないかな」って思っていました(笑)。 大貫さん最初、「KAPPEI」という漫画原作の映画の守役と聞いて、原作を全部読んで「面白い漫画だな」って思いました。まあ、全体のキャラのバランスとしては裸ではあるけれど、キレイめな役だなって...。でも、「他の方たちはどこまでリアルにあの格好をやるのかな?」「キャストはどの方がやるのか?」って思っていました。この大先輩方があの格好をすると想像した時に、僕は裸だけれど、「この役で良かったな」って思って...。実際にお会いしたらものすごいパンチ力でした。伊藤さんにお会いしたら、似合い過ぎていて...。あの時「初めまして」でしたが、漫画から出てきたそのまんまという感じで「やっと会えたね」って感じで、僕も最初は一人での撮影から始まったので、孤独感があって「なんで僕だけこんな変な格好を...?」と思っていましたが、先輩たちとお会いしたら安心して、最後には落ち着いてお芝居できました。西畑さん僕は衣装に関しては何の面白味もなかったですね。啓太に関して、小ネタなんですがTシャツが絶妙にダサいというのが僕の中ではすごく楽しかったです。でも、皆さんの衣装がすごすぎて負けちゃっています。このお話をいただいて、企画書を読ませていただいたら、そこに「世紀末が訪れなかった『北斗の拳』」とあって。僕は「北斗の拳」をよく読んでいたので「そういう世界観なんだ!」って思って原作を読んだら、めちゃくちゃギャグ漫画でした(笑)。でも関西人っていうこともあって、お笑いが好きで、いつかコメディをやってみたいと思っていたので嬉しいなと思いました。でも皆さん、先ほど小澤さんもおっしゃっていましたが、本気でバカをやっていて、僕も気持ちよくツッコミを入れさせていただきました! 本当に素敵な体験をさせていただきました。MC西畑さんが「終末の戦士」の役だったら、着てみたいと思った衣装は? 西畑さん一度、勝平さんの衣装を着させてもらったんですよ。上のジージャンを。 伊藤さんクランクアップの時だっけ? 一緒に写真を撮ったよね? 西畑さんガリガリすぎて全く似合わんかったですね(笑)。着てみたい衣装は...皆さんが知っている正義さんの衣装。特攻服と、もう一着、攻めているのがあるんですよね? そちらを一度、着てみたいなと。 小澤さんすごいとこ行ったね。 西畑さん馬がついてるんです。そこがポイントなので、ぜひともそれは劇場で観ていただければと思います。 伊藤さん焦ったよね、耕ちゃんの衣装を見た時は...。 山本さん写メを撮ってもらって、萌歌ちゃんに「こんな感じだよ」って見せたら「え?」って...(笑)。二度見して「びっくりした!」って言われました。 小澤さん出ているわけじゃないけどね(笑)。 伊藤さん一瞬、錯覚に陥るよね(笑)? 山本さんこれがウマいことなっていてね、馬のたてがみが...。 西畑さん皆さんの服を着てみたかったです(笑)。 MC小澤さんもオファーを受けた際の感想をお願いします。 小澤さんオファーを受けた時は、台本と原作を読んですごく面白かったので嬉しかったです。終末の戦士は、体を鍛えなくちゃいけないと思って、撮影前にトレーニングをして体脂肪率を落としたり、糖質制限をしたりしたんですよ。耕史と大貫さんは、結構露出多い役で、僕もそうだろうと思って衣装合わせに行ったら、僕一人だけ着ぐるみみたいになっていて...。腹筋の部分もちょっと作られた腹筋になっていて...。「僕、何のために鍛えたんだろうな...?」って思いました。あの腹筋は、6パックならぬ8パックとか、すごいもので、そうなるには3年くらいかかるものを求められていたので、それはさすがに無理だろうって僕も思いました。さっき出たホウキの話は想定外で、頭にホウキって結構な重量で、それにアクションもあって、最終的には「騙されたなぁ」ってのが感想ですかね。MCホウキをカツラのように被っていたんですか? 小澤さんそうですね。半分カツラみたいな感じで、後ろも長さがあるし、重量もあって揺れたりすると難しくて頭だけ固定してファイトしたりしていました。 MC古田さんはいかがでしたか? 古田さん僕は若杉先生のファンで当然(原作は)読んでいました。前にやった映画(「映画 みんな!エスパーだよ!」2015年公開/出演:染谷将太・「デトロイト・メタル・シティ」2008年公開/出演:松山ケンイチ)の時は参加できなくて悔しい思いをしていたので、「『KAPPEI』か、 良いな!」って思いました。師範か、楽だぞって。というか、皆さん、衣装について御託を並べていますが、みんな人間が着るやつじゃん。ゾウとかカワウソとかしたことないだろ、お前ら! 壁とか石とかそういう役。そういうのは衣装とは呼べないからね。皆さんぜひそうやって役の幅を広げていってください。小澤さん勉強になります(笑)! MC今回、突如解散を告げられた終末の戦士たちが都会に出てきて右往左往するという物語になっていますが、ここで描かれるような自分と社会の常識のギャップを感じた体験について皆さんからお話しいただきたいと思います。伊藤さんは何かありますか? 伊藤さんないですね。いや、それは冗談ですが、勝平はずっと島で鍛えて東京に出てくるんですが、僕は岐阜で育って上京したのは19歳ですが、その頃は鼻をかむと黒い煤がついていて、いつからかつかなくって、不思議に思っていたんです。田舎って空気がキレイじゃないですか。新幹線で二時間のところで「こんなに鼻の穴が黒くなるのか!」って思っていましたね。体が慣れてくるんですね。 西畑さん僕はギャップを今すごく感じています。皆さんにお会いするのは撮影以来なんですが、撮影の時はこのコスチュームで、今日会ったら、タキシードを着ていらして...、すごい違和感なんですよね。皆さん、すごく今日はカッコ良く...いや終末の戦士の時もカッコ良かったんですが、今日はよりカッコ良くて、ギャップにやられています。監督も髪型をセットしてタキシード着られていて、変な気分です。 MCそういう意味では、なにわ男子のファンもタキシード姿の西畑さんにギャップを感じられているかと。 西畑さん僕、デビューして初めての宣材写真は、胸に星の名札が付いていますからね、保育園の先生みたいな(笑)。 MC大貫さんはいかがですか? 大貫さん僕はダンサーで始まって、俳優業を23歳で舞台から始めたんですが、何年かして映像に初めて挑戦した時、まず「声が大きい」と言われたのと、動きも舞台みたいな動きをしてしまって「もうちょっと普通のテンションの動きをしてください」と言われたことがありました。稽古も、舞台は一カ月とかしてから、本番なんですが、映像はそれもなくその日に1~2回、リハーサルをして「はい本番」というテンポ感の速さも慣れるまでは大変でしたね。 山本さん僕は小さい頃、家で「チッチッパー」という言葉が当たり前のようにあって、幼稚園、小学生で「チッチッパー」と言っても誰にも通じなかったんですよね。何なのか分かりますか? 伊藤さん皆さん、ご存知ですよね? 「チッチッパー」ですよね(笑)? 山本さん家で子どもがなんとなく発したことをきっかけに、お父さんとお母さんが自分の家の中で、それを「チッチッパー」と呼んでいて、僕にとってはそれが常識になってたんですよ。でも外に出て、言ってみたら誰にも通じなくて「あ、これうちだけだったんだ」って。あの「ティッシュペーパー」のことです。それを僕なのか兄貴なのか... 「チッチッパー」と呼んでから、自分の家ではそれが常識になっていて、外に出て初めて「違うんだ」と知りました...。あとこれは余談ですが、優香ちゃんは、乳首を切ったらまた生えてくると思っていたらしいですよ(笑)。 小澤さんそれ余談過ぎるだろ! 伊藤さんそんな話で広がるんなら、僕も良いですか? 僕は小さい頃、空手を習っていて、年子の妹がいるんですが、初めて妹が道場に来た時に、「男は『オス!』って言うけれど、女の子は『メス!』って言うんだよ」って教えたら、真に受けて「メス!」って言って...、先生に怒られていました(笑)。 山本さん意外とね、家で教わったことを外でやっちゃったりするから、気を付けたほうが良いですよ。 伊藤さんそうですよね。 MC小澤さんはいかがですか? 小澤さんこの後、話しづらいですね(苦笑)。ギャップ? 今考えていたんですが、ライダースって革ジャンがあるじゃないですか? 僕はあれをスーツのジャケット代わりにしたりするんです。レストランに行った時、革ジャンを着たまま店に入ってごはんを食べていたら、友達に突然「お前、革ジャン脱がないの?」って言われて...、僕にとってはジャケット代わりだから脱がなかったんですが、最終的には脱ぐことになって...。それって僕が悪いですか(笑)? 伊藤さん何の話(笑)? 小澤さんギャップの話! 伊藤さんあぁ、革ジャンの話(笑)? 小澤さん皆さん、革ジャンってレストランに行ったら脱ぎますか? 僕は脱がなくて良いかなって思っていたんですが...。意外と何人にも言われたんですよ。 伊藤さん二択で(会場のお客さんに)拍手で聞いてみたら? 小澤さん分かりました。ではこの中で、革ジャンでレストランに行ったら、脱ぐという人? ■会場からは割と大きな拍手が。 小澤さん脱がないよって人? ■会場からはやや小さめの拍手が。 小澤さん以上です! 伊藤さん何の話? これは? 小澤さんちなみに僕は「チッチッパー」は「血まみれジッパー」だと思いました(笑)。 MC古田さんはいかがですか? 古田さん僕はあんまりギャップを感じたことはないんですが、この歳になって、最近噛むことと飲み込むことが面倒くさくなってしまいまして...。 小澤さん根源的な話になってきましたね(笑)。 古田さん「酒を飲めないなら飯いらないな」って思うようになって、なので今は夜しか食わないんですよ。でも、夜もしっかり食うかと言ったら、そうではなくて、なんせ噛むことと飲み込むことが面倒くさいから。で、最近一番自分の中で盛り上がってるのが、生卵で酒を飲む――そうするとついに噛まず済むという。これ話すと「へぇー」って反応されますね。 MCついにつまみに生卵を...。 古田さん卵焼きだと噛まないといけないじゃないですか? MC平野監督からこの映画の観てほしいところについて一言お願いします。 平野監督本当に、今もこういう素晴らしい発言をされた素晴らしい役者の皆さんなので、いろんな意見が出て、収拾がつかなくなって、朝日を迎える撮影が多かったです。それがすごく大変でした。でも笑いって間だと思うので、間が素晴らしくて、今日も間を感じていただけると思います。それで笑えるんだなと思いますので、皆さんのお芝居の間を気を付けて観ていただければと思います