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劇場版『トリリオンゲーム』初日舞台挨拶

2025.02.14
  • 初日舞台挨拶

初日舞台挨拶

2023年夏の注目作として大きな話題となった連続ドラマが、劇場版『トリリオンゲーム』となって、2月14日に公開初日を迎えました。
TOHOシネマズ 日比谷で行われた初日舞台挨拶には、目黒蓮さん、佐野勇斗さん、今田美桜さん、福本莉子さん、原嘉孝さん、村尾嘉昭監督が出席しました。
全国119館で舞台挨拶の模様が生中継される中、息ぴったりのトークを繰り広げると共に、公開2日後の2月16日に誕生日を迎える主演の目黒さんに、ドラマから最強バディを組んできた佐野さんがサプライズで涙ながらに感謝の手紙を披露するなど、チームワークの良さが伝わるひと時となりました。この日の模様を詳しくレポートします!

目黒蓮さん

天王寺陽役

佐野勇斗さん

平学役

今田美桜さん

黒龍キリカ役

福本莉子さん

高橋凜々役

原嘉孝さん

桜心護役

村尾嘉昭監督

目黒さん

本日この会場にお越しくださった皆さん、そして中継先の119館で観てくださっている皆さんに、心から感謝しています。ありがとうございます。中継先の劇場のチケットを取る時に、サーバーが落ちてしまったんですよね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:「ええ!」と驚きの声)
僕は、「席が埋まっていくなぁ」ってネット上で見ていたんですが、サーバーが落ちてしまいました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:目黒さんがその様子を見ていたことに驚き&笑)

佐野さん

見ないようにしないと、サーバーが落ちる要因の一つになっちゃうよ。

目黒さん

サーバーが落ちちゃって、朝まで繋がるのを待ったりしながら、チケットを取ってくださった皆さんには、本当に感謝しています。サーバーが落ちたのは、たぶん(佐野さんが演じる)ガクのせいだと思います。(会場のお客さん:笑)

佐野さん

何で? 何で僕のせい?

目黒さん

(ガクがズバ抜けたIT技術で活躍するキャラクターであることにちなみ)ガクがしっかりしていないからです。

佐野さん

ああ! (目黒さんが)役に入っているわ。

目黒さん

それでサーバーが落ちてしまったのかなと思います。ガクのせいで、すみません。(会場のお客さん:笑)

佐野さん

(目黒さんの謝罪に乗っかり)僕のせいで、すみません。(会場のお客さん:笑)
(気を取り直して)こんばんは! (目黒さん&会場の皆さん:「こんばんは!」) 
ありがとうございます。盛り上がっていますかー! (会場のお客さん:拍手)イエーイ!
全国119館で観ている人、盛り上がっていますか! (会場のお客さん:拍手)
(会場の熱気を感じて)日本中が今、盛り上がっていますね。

目黒さん

(佐野さんのコール&レスポンスを目にして)すごいな。ライブ会場だと勘違いしています(笑)?

佐野さん

よく分からなくなってきちゃった(笑)。
本作の撮影期間中から、公開日の2月14日に向けて、僕たちは頑張ってきました。無事に公開日を迎え、日本全国の皆さんに本作を届けられて、うれしい気持でいっぱいです。そして、「観たよ!」という声もたくさんいただいて、本当に感無量です。今日はもっともっと多くの方々に「本作を観たいな」と思ってもらえるような、楽しい時間にしたいと思っています。

今田さん

こんばんは。(登壇者の皆さん&会場のお客さん「こんばんは!」)
(キリカになりきって)ごきげんよう。皆さん、ハッピーバレンタイン! (かわいい呼びかけに会場のお客さん:歓声&拍手)
 (会場を見渡しながら)皆さん、今日はハートのボードを持っていただいていますね。すでに本作をご覧になったということで、楽しくお話しができたら良いなと思っております。ちゅう…(少し噛んでしまい)中継先の皆さんもよろしくお願いします(笑)。

佐野さん

とんでもない噛み方をしませんでしたか? 大丈夫ですか(笑)?

目黒さん

(フォローするように)まあ、バレンタインデーですからね。

佐野さん

そうですよね、バレンタインデーだから何でもOK!

目黒さん

ハッピーに行きましょう。

今田さん

ハッピーによろしくお願いします(笑)。

福本さん

こんばんはー! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)
中継先の皆さんも、こんばんは。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)
ちょうど昨年の今頃に撮影をしていた本作が、無事に公開となりとてもうれしいです。一人でも多くの方に観ていただきたいので、今日は本作の魅力がたくさん伝われば良いなと思っています。

原さん

こんばんは! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)
ついにこの日が来たなという感じでございましょうか。(独特な語り口に登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)

目黒さん

緊張しているな(笑)!

原さん

全国の皆さん、ぜひ、たくさん“LOOK”してもらって。(登壇者の皆さん:「LOOK?」とざわざわ)
“LOOK”です! (胸元から本作のコラボ商品であるLOOKを取り出して)皆さん、“LOOK”でございます! (会場のお客さん:拍手)
不二家さんと「トリリオンゲーム」がコラボをいたしました! 不二家さん、ご協力ありがとうございます。他にも、いろいろな番組ですごく盛り上げていただいて、日本列島が揺れ始めています。ぜひ、この勢いを止めずに今日からたくさん盛り上がっていただければと思います。
(“LOOK”に目を向けながら)これ、味が二種類あるんです。(商品の説明をし始める原さんに登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)
「天性の人たらしバニラと、桁違いのワガママカカオ、みんなはどっちから食べ“LOOK”?」とか言ってね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)

目黒さん

原さんは、先ほど裏で僕のところにコソコソッとやって来て、“LOOK”を出して…。(声を潜めた原さんの真似をしながら)「これやって良い?」って聞いてきました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)

原さん

(爆笑)。裏のことを言うなよ!

目黒さん

一応、許可を取りに来たんですよ(笑)。緊張している中でも、一生懸命宣伝をしてくれています。

佐野さん

すばらしい!

原さん

本日はよろしくお願いいたします!

村尾監督

こんばんは! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)
本日は初日に来てくださって、ありがとうございます。全国の劇場の皆さんもありがとうございます。本作は、稲垣理一郎先生と池上遼一先生が描いて、作り出した作品です。それを映画化して、本日、公開初日迎えることができて、本当にうれしいですし、ホッとしています。ドラマ版を観ていなくても楽しめるようになっています。また、子どもが観ても楽しめる作品です。ハル&ガクの友情や、みんなの活躍を楽しめると思うので、気に入っていただけたら、家族で観に来てもらえたらうれしいです。僕も両親と妹と小学生の甥っ子と一緒に観に行きます。

目黒さん

おおー! ご家族の感想を聞かせてくださいね。

MC

改めて初日を迎えたお気持ちをお聞かせください。

目黒さん:

すごくうれしいですが、緊張もしています。皆さんがどういう風に受け取ってくれるのかなという緊張があります。でも、一年前の今の時期に本作の撮影をしていて、その時は公開する今日のことをずっと考えていたので、今日を迎えられて本当にうれしいです。

MC

目黒さんと佐野さんは、撮影から今日までいろいろなところで宣伝活動を二人三脚でやってこられました。

佐野さん

先ほど、高校の時の担任の先生から、「ちょっとあんた、テレビに出すぎじゃない?」という連絡が来ました。(会場のお客さん:笑)
それくらい先生もよろこんでくれているし、テレビやSNSで宣伝を見たたくさんの方が、「観に行くね」「観たくなった」と言ってくださって、宣伝活動を頑張って良かったです。宣伝もすごく楽しかったです。

MC

(TBS系のバラエティ番組「バナナサンド」のゲームコーナー)「ハモリ我慢ゲーム」、最高でした。

佐野さん

おいおいおい…やめてくれよ。あれ、トラウマなんだ。(会場のお客さん:笑) でも、ありがとうございます…。

MC

今日もこの後(TBS系のバラエティ番組)「それSnow Manにやらせてください」の放送がありますね。

佐野さん

そうだ!

目黒さん

佐野くんがゲストで来てくれましたね。

佐野さん

(番組内で忍者姿を披露したことから)ニンニン!

MC

そして、劇場版でもハルとキリカによる大人な掛け合いを見ることができます。今田さん、改めてキリカを演じた感想を教えてください。

今田さん

キリカのような役は、なかなか挑戦できる役ではないので、ドラマの時から、思う存分社長令嬢のキリカを演じたいと思っていました。本作でも、とても楽しく撮影できました。ハルとキリカは、凜々とガクの関係性とはまたちょっと違うものだと思います。本作はドラマから二年経っているので、大人な二人の距離感にも、少し余裕が生まれているなと感じていました。そこは監督と目黒さんと三人で話しましたが、余裕さと、たまにある切なさなどが表現できたら良いなと思って演じました。

MC

目黒さんは、ハルとキリカは「高い次元の掛け合いができる二人だ」とお話していました。

目黒さん

頭の切れる者同士の関係性が、良いところなのかなと思います。

MC

今日の今田さんの衣装も、キリカのようでステキですね。

今田さん

(声を潜めながら)ありがとうございます。

目黒さん

何で小声なの? (今田さん&会場のお客さん:笑)

今田さん

恥ずかしいなと思って(笑)。キリカをちょっと意識してみました。

MC

続いて、福本さんにおうかがいします。(ハル&ガク&凜々の)三人で立ち上げた「トリリオンゲーム社」も大きく、すばらしい会社になりました。振り返ってみると、ドラマからどのような思い出がありますか?

福本さん

ドラマの最終話で、凜々が社長を辞めざるを得ない状況になって、それをハルさんとガクさんに伝えるシーンが、一番印象に残っています。そのシーンは、台本に「涙をこらえながら」というト書きがあって、撮影前からすごく緊張していました。家でこれまでの「トリリオンゲーム」を全話見返して、その日の撮影に挑みました。お二人は、私の様子がいつもと違うと感じていたと思います。(照笑) そのシーンの撮影本番で、パッと目黒さんの方を見たら、頷かれたんです。それにすごくグッと来て、自然と涙が出てきました。目黒さんって、本当にすごいなと思いました。

目黒さん

僕じゃないですよ、すごいのは福本さんです。

福本さん

リハーサルの時は、なかったのに、本番の時だけ、(頷きながら)「うん」ってしたんです。

目黒さん

確かにそこのシーンは、空気が違いましたもんね。あれ? …ガクは? そのシーン、ガクもいましたよね(笑)。

福本さん

うん(笑)?

佐野さん

僕もいたし、めちゃめちゃ頷いていたと思うんだけれど…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 

福本さん

そうですね、ガクさんも…(笑)。

佐野さん

ちょっと笑っているじゃないか! 「ガクさんも」じゃないのよ! (福本さん&会場のお客さん:笑)
でも、僕も同じようなことがありました。本作で、ハルくんが危なくなった時に「ハルくーん!」と僕が叫ぶシーンで、目黒くんが頷いてくれたんです。

福本さん

あの頷きは、ヤバいですよね。

佐野さん

(カッコ良すぎるエピソードに)ずるいっすよ!

福本さん

ずるいですよね!

佐野さん

別の作品でも、そういうシーンの時は、毎回目黒くんに来てもらおう。

目黒さん

その作品に出ていないのに行くの(笑)?
お二人(佐野さんと福本さん)は現場でずっとこういう感じで、弟と妹のようなお二人がわちゃわちゃしているのを、僕は遠くで頷きながら見ているだけなんです。こういう関係性がステキだなと思います。

MC

そして、原さんです。こんばんは。

原さん

こんばんは。よろしくお願いします。

MC

(原さんがSNSやブログで使っている挨拶)「ちゃぼす」じゃなくて大丈夫ですか? (会場のお客さん:笑)

原さん

ちゃぼす! (会場のお客さん:笑) いやいや、知らない人の方が多数ですから!

目黒さん

(会場の反応を受けて)すごい。皆さん知っているよ。

原さん

こんなの覚えなくて良いですから!

MC

皆さん、聞きたいと思っていますよ。

原さん

いやいやいや…ちゃぼす! (会場のお客さん:笑&拍手)

目黒さん

何の拍手ですか(笑)。でも、ありがたいですね。

MC

原さんはトリリオンゲーム社での撮影が多かったと思うので、本作をご覧になって初めて観るシーンもたくさんあったのではないでしょうか。

原さん

めちゃくちゃありましたよ! カジノのシーンはびっくりしました。(目黒さんに確認するように)あれは、セットですよね?

目黒さん

セットです。

原さん

美術さんが細かいところまで作り込んでいるので、セットだと分からないくらいでした。本当にびっくりするシーンが多かったです。(会場に語りかけるように)目黒のアクションシーン、観ました? あんなにカッコ良いなんて聞いていないですよね! マジで嫉妬するくらい、カッコ良かったです。ムチみたいに、手足の長さをふんだんに使っていたな! 他のキャストの皆さんもそうですが、僕の知らないところで頑張って撮影していたんだなと思って、本当に感動しました。

目黒さん

(原さんの視線を感じて)「今のどうだった?」みたいに、その確認の目、やめて(笑)。(原さん&会場のお客さん:笑)

原さん

ごめん、ごめん。不安で(笑)。

目黒さん

知らない場所で、それぞれのシーンを全力で積み重ねてようやく一本の映画ができるので、それを観てもらえてうれしいです。

MC

とのことです、原さん!

原さん

ちゃぼす! (目黒さん&会場のお客さん:笑)

MC

村尾監督は、若い皆さんと一緒にここまで一緒に本作を作り上げられて来ました。

村尾監督

若いと言っても、本当に経験の豊富な方々なので、僕が何かを言うこともなかったです。シンプルに、めちゃくちゃ楽しい二年弱でした。皆さんそれぞれ大活躍で、いろいろな経験をして、ものすごいスピードで成長をされていったように思います。最初のリハーサルを覚えていますか? 

目黒さん

覚えています。

村尾監督

原さんは途中参加だったんですが、このメンバー(目黒さん、佐野さん、今田さん、福本さん)だけでリハーサルをしました。ドラマが始まって、ドラマが終わった時の皆さん、本作の撮影が始まった時の皆さんと、今、宣伝をしている時の皆さんは全然違います。成長していく姿を間近で見られて良かったです。役者として成長していくのはもちろん、人としても成長していったと思います。

目黒さん&佐野さん&今田さん&福本さん

ありがとうございます。

村尾監督

目黒さんはハル役を演じたからというのもあると思いますが、明るくなりましたね(笑)。

目黒さん

本当ですか?

村尾監督

めちゃくちゃ明るくなりましたよ! あと、先ほどの「頷いた」という話もそうですが、引っ張っていく力が成長しました。僕にも何度も頷いてくれています。無言で頷くんですよね。

目黒さん

「明るくなった」は、ちょっと恥ずかしいですね…。(会場のお客さん:笑)

村尾監督

最初は、佐野さんが「僕ちょっと、ハルっぽいんです」と話されていて、目黒さんが「僕はどちらかと言うと、ガクっぽい」と話されていました。

目黒さん

言っていましたね。

村尾監督

そういう不安から始まったけれど、今やもう二人はハルとガクでしかないです。それは他のキャストの皆さんもそうです。そして、(原さんとおばたのお兄さんが以前から似ていると言われ、コラボ動画も撮影していることから。原さんを見つつ)、おばたのお兄さんも…。(会場のお客さん:笑)

原さん

(急に振られて驚きながら)うわあ! (首を傾けて)まーきのっ! (原さんが即座に反応したことに会場のお客さん:笑&拍手) 

佐野さん

良いね! 良かったよ!

原さん

暴投が飛んできた(笑)。 ありがとうございます。

村尾監督

本当に楽しい二年弱でした。僕にとっても宝物のような時間です。

目黒さん

こちらこそです。 ありがとうございます。

MC

ありがとうございます。これから目黒さんの“頷き待ち”があるかもしれませんね。

目黒さん

ちょっと恥ずかしいです…(笑)。

MC

先日、佐野さんの家で行われたインスタライブについて、お話をうかがいたいと思います。 (Instagramの生配信中に佐野さんがご飯を作る)“佐野飯” ではなく、結局は“目黒飯” になったんですよね?

佐野さん

“めめ飯”です。

目黒さん

“め”が多いね(笑)。

佐野さん

“め”が三つです。

目黒さん

どうでしたか?

佐野さん

楽しかったですよ! ただ話が違うのよね。

目黒さん

話が違う…?

佐野さん

皆さんも知っていると思いますが、僕がアホみたいにずっと「目黒くんのお家に行きたい」と言っていたんです。それなのに、目黒くんが「佐野くんの家に行こうよ」と言い出して、本当に来ちゃうんだもん。しかも原くんと(目黒さんが所属するグループ「Snow Man」の)ラウールくんも(笑)。(目黒さん&会場のお客さん:笑)

原さん

謎にラウールな(笑)!

目黒さん

「佐野くんの家に行くんだ」と言ったら、ラウールが「行きたい」って言うから。じゃあ、行こうよって話になってね。

佐野さん

(会場のお客さんに向かって)すごいでしょ?

目黒さん

でも、楽しかったから良いよね。

佐野さん

めちゃくちゃ楽しかった!

原さん

配信を観てくれた人は分かるかもしれないですが、本作の話をしたのは最初の十分ぐらいです。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 盛り上がっちゃってね!

佐野さん

確かに!

原さん

でも、ドラマで共に過ごした月日があって、ここ(目黒さん&佐野さん)の仲の良さとか、バディ感の良さが出ていたと思います。

目黒さん

そうですね。なかなかああいうことができる機会はないと思ったので、やれて良かったです。

原さん

チームワークがありましたね。

佐野さん

あれ以降、“目黒会”というのを結成しました。これからは“目黒会”と呼んでください。

目黒さん

そういうのは恥ずかしいから(照笑)。

MC

一つうかがっても良いですか? 皆さんも気になったと思うんですが、なぜ唐揚げが五個だったんですか?

佐野さん

うわあ、それか! どうします? 目黒くん、言って良いですか?

目黒さん

シンプルに、分量をミスったんです。

佐野さん&原さん

シンプルにね。

佐野さん

買ってくる分量を調べたんですよね。「唐揚げ、分量」とネットで検索したら、三、四人前で鶏肉は150グラムと書いてあったので、四人だから、200グラムにしたんです。でも五個しかできなかったんです。(会場のお客さん:笑)

MC

お米は四合炊いていましたよね。(会場のお客さん:笑)

目黒さん

シンプルなミスです。すみません。あの後、お米もちゃんといただきました。

佐野さん

ちゃんと食べました!

MC

いつか、目黒さんのお家に行きたいですね。

佐野さん

そうなんですよ。

目黒さん

いつでも来てよ。待っているよ。

佐野さん

(驚いた表情で)えっ! (会場の皆さん:笑)

目黒さん

佐野くんが忙しいんです。

佐野さん

そんなことないんですが…じゃあ、本当に誘いますからね! スケジュール出しますからね!(会場の皆さん:笑)

目黒さん

はい、出してください(笑)。

原さん

僕の家、来る? 僕の家でも良いよ。(突然のお誘いに会場の皆さん:笑)

佐野さん

原くんの家は、いつでも行けそうだから良いや。(会場の皆さん:笑)

原さん

なんでやねん! (佐野さん&会場の皆さん:笑)

MC

昨日は、「Snow Man」の皆さんが本作をご覧になったとうかがいました。どのような感想がありましたか?

目黒さん

観てすぐに、みんながLINEをくれました。「展開が読めなくて本当にワクワクした」と言っていました。想像以上にドキドキハラハラしてくれたようで、すごくうれしかったです。

MC

「Snow Man」のチーム愛が感じられますね。

目黒さん

その後にメンバーと会ったんですが、みんなで抱き合って、「観に行ってくれて、ありがとうね」と言いました。

MC

そろそろ舞台挨拶が終了のお時間となります。これから皆さんでフォトセッションを行いたいと思います。

佐野さん

ちょっと失礼します。(一人ステージを降りる)

目黒さん

あれ、フォトセッションは…?

MC

お待ちいただければ、大丈夫です。(佐野さんが不在となり、登壇者の皆さん戸惑い)

原さん

(気を取り直して、場を繋ぐようにトークを始める)だんだん暖かくなってきて…。(会場のお客さん:笑)

目黒さん

だんだん暖かくなってきましたか(笑)?

原さん

今日は、暖かかったですよね? 本当は、今日の衣装の袖を切りたかったんですが、今日はタンクトップがNGということでした。(会場のお客さん:笑)

目黒さん

誰もNGを出していないと思うよ(笑)。(会場のお客さん:笑)

原さん

本当ですか?

MC

先日のインスタライブでは、原さんが「靴下を履いていて良かった」というコメントがありました。

原さん

佐野くんの家にお邪魔するので、さすがに持っていきました。TPOです。(会場のお客さん:笑)

■会場内に「ハッピーバースデーの曲」が流れ始め、大きなバルーンの花束を持った佐野さんが中扉から再登場し、大歓声に包まれました。佐野さんは「ハッピーバースデー」をクセのある歌い方で歌いつつ、客席を通ってステージに上がると、登壇者の皆さんは大爆笑。佐野さんが「おめでとうございます!」とバルーン花束を目黒さんにプレゼントすると、受け取った目黒さんは「ありがとうございます!」と感謝を伝えました。

MC

目黒さんは、2月16日に28歳の誕生日を迎えます。サプライズでのお祝いとなりました!

目黒さん

ありがとうございます。(会場:拍手) 佐野くんのステキな歌もありがとうございます(笑)。

佐野さん

お恥ずかしながら、僕からもう一つプレゼントがあります。まだまだ宣伝活動は続きますが、今日は公開日ということで、目黒くんにお手紙を書いてきました! 

目黒さん

おおー! (会場:拍手) マジか!

佐野さん

(スタンドマイクが用意され)こんなのを用意してくださるんですか! 弾き語り風な感じですね。

目黒さん

ギターを弾くような感じでね。

佐野さん

マジ手紙なので、恥ずかしいですが、いきますね。昨日の夜書いたんですが、ちょっと気持ちがあふれちゃって、七枚書いちゃった。(会場のお客さん:笑) どうしよう! (会場のお客さんの時間を気遣いながら)みんな大丈夫? 本当にごめん! 止まらなくなっちゃって! (会場のお客さん:「大丈夫」という意志を表すように拍手)

目黒さん

僕は七枚、全部ちゃんと聞くよ。ありがとう、七枚も書いてくれて。

佐野さん

本当ですか? 本当にごめん! 止まらなくなっちゃって! すみません、いきます!

佐野さん

(手紙を朗読)目黒蓮くんへ。めめ〜、元気ぃ?
(手紙の朗読から離れ)深夜に書いたんで、変なテンションでごめんなさい…。
(朗読に戻り)今僕がこの文章を読んでいる時も、たくさんの人前で、すらっとカッコ良く長い足を見せつけていることでしょう。きれいな歯を輝かせて、はにかんでいる姿が目に浮かびます。「トリリオンゲーム」の撮影が終わってしばらく経ちますが、最近当時書いていた日記を読み返してみました。一つ一つのページでその瞬間の感情とか景色が蘇ってきて、目黒くんと一緒に過ごした日々がどれだけ貴重だったかを改めて実感しています。
(涙声になってしまい、手紙の朗読を一度ストップ)僕、泣いちゃうかも! 無理かもしれない! どうしよう! まだあとこれが七ページもある! どうしよう! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)

目黒さん

頑張れ、頑張れ!

佐野さん

頑張りたい! ヤバい! まだ一枚目の半分しか進んでいない! どうしよう! どこまで読んだんだろう!(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)

目黒さん

大丈夫、大丈夫!

佐野さん

(朗読に戻り)最初にプロデューサーさんや監督さんと面談をした時、「目黒くんは本当にしゃべらないらしい」と聞きました。「どんな人なんだろう」と、ちょっと不安になったのを覚えています。でも、実際に初めて会った時、「あ、仲良くなれる」とすぐに分かりました。初めてのSNS撮影では、目黒くんは「将来、畑でオクラを作りたい」と言っていたのを覚えていますか。

目黒さん

覚えています。

佐野さん

(手紙を朗読)それに対して僕は、「僕、オクラ嫌いです。目黒くんが作ったものでも食べたくないです」と言ったんです。初めてお会いして失礼極まりないのに、目黒くんは、そんな僕に対して「そりゃそうだよね。オクラ嫌いなら、食べられないよね」と全肯定してくれました。「優しすぎだろ。付いて行こう」と軽率に思ったのを覚えています。

目黒さん

オクラで? (会場のお客さん:笑)

佐野さん

(手紙を朗読)ここで当時の僕の日記を、ほんの少しだけ紹介したいと思います。
6月1日
目黒くんは本当にすごい。どれだけ疲れていても、「盛り上がってきた! 楽しくなってきた!」と自分を奮い立たせている。合間もずっとセリフの練習をしている。
6月6日
目黒くんはやっぱすげえな。昨日も全然寝ていないのに、そんなそぶりを全く見せない。本当に尊敬する。目標。こんな人と共演できてうれしい。
7月5日
今日は一時間も寝られなかった。さすがのめめも意識が飛びそうだった。でも自分を奮い立たせて頑張っていた。すっげえや。
そしてインスタライブ。まさかの電話をしてくれた。配信止まったんですけどね。僕のことも盛り上げようとしてくれて本当に優しい。うれしさ。感謝。尊敬の念が止まらん。めめラブ。今日もお疲れぴょんのすけ(笑)。
(手紙の朗読から離れ) ごめんなさい。この時、疲れていたんです。すみません(笑)。
(朗読に戻り)それだけ本当にハードな日々だったでしょう。目黒くんは決して、器用なタイプではないのかもしれません。でも、人一倍努力をして、どんなに疲れていても自分を鼓舞しながら全力でぶつかっていきますよね。そんな目黒くんに、僕は何度も助けられました。SNSとかバラエティとか、僕がどれだけ面白くないことを言っても、いつも笑ってくれるんです。でも、ただ笑ってくれるだけじゃなくて、本当に大事な場面で僕のことをちゃんと見て、支えてくれます。昨年の冬、僕が本当に身も心もやられていた時期に…(涙を流し)二人で取材の休憩中に話したのを覚えていますか。そこで目黒くんがこんなことを言っていました。
「毎日深夜まで働いて、一時間半後とかには集合で。それでも日々をなんとなく流したくなくて、心が壊れてしまったことがある。それでも僕が逃げたら終わりなんだよね。壊れないかもしれない壁に、何度も、何度も、何度も、真正面からぶち当たっていくしかないんだよね」と言っていました。
未来が不安で、孤独でどうしようもなくなっていた僕に、「同じ境遇で戦っている人がいるんだ」「一人じゃないんだ」と気づかせてくれました。それがどれだけ僕の救いになったことだったか。家に帰ってから、涙が止まりませんでした。目黒くんがこれまでどれだけ多くのものを背負って、前に進んで今を生き抜いているのかを考えたら、僕ももっと頑張ろうと思いました。そして「佐野くんはそのままで良いよ。佐野くんを正解にしよう」と言ってくれました。この言葉がどれだけ今の僕を支えてくれているか、言葉では言い表せられません。やっぱすげえ人です、目黒蓮さん。こんなに僕にたくさんのものをくれた目黒くんに、僕は恩返しがしたいです。僕にできることは少ないかもしれませんが、これだけは言わせてください。
(目黒さんを見つめながら、声を震わせて)何があっても、僕は死ぬまで目黒くんの味方です。辛い時、たまには僕のことも頼ってください。何があっても全力で助けます。ずっとずっと友だちでいようね。

目黒さん

(涙を流す佐野さんを優しく見つめ)泣くなよー! 空いているのが、肘しかなくてさ! (花束とマイクで手が塞がっているために、肘で佐野さんの涙を拭う)

佐野さん

エルボーみたいになっているけれど、もうちょっとで終わるから。ごめんね、みんなも。こんなのを聞かせて。
(朗読に戻り)そして、最後です。二人で約束した夢を叶えられるように頑張ります。出会ってくれて本当にありがとう。最強バディ、佐野勇斗より。
P.S.そろそろ、家行かせろ。(目黒さん&会場のお客さん:笑)

目黒さん

(しみじみと)ありがとうございます。(会場のお客さん:二人の友情に拍手)
思いの詰まった手紙で、びっくりしました。

佐野さん

泣いちゃうんだよね。 ダメだわ!

目黒さん

今の手紙で、佐野くんといろいろと話をして乗り越えてきた日々を、思い出しました。佐野くんがガクという役をやってくれて、本当に良かったと思います。それは皆さんにも言えることです。原にも、今田さんにも、福本さんにも、監督にも、ここにいないキャスト、スタッフの皆さん全員に対してそう思っています。そんな作品の公開を、今日迎えられて本当良かったです。佐野くんはこう言ってくれますが、僕も佐野くんにたくさん助けられています。なので、これからもよろしくお願いします。(佐野さんの涙を見て、再び)肘でも良い? (肘で佐野さんの涙を拭う)

佐野さん

あはは! (会場のお客さん:二人の友情に拍手)

目黒さん

ありがとうございます。

MC

ステキなハルとガクの姿が見られてグッと来ましたね。

目黒さん

僕じゃなくて、そっちが泣くのやめて(笑)。(会場のお客さん:笑)

佐野さん

そこなのよね(笑)! でも、もう無理なんだよ! 目黒くんへの手紙で僕が泣いたら意味が分からないんだけどさ。

目黒さん

でも、本当に佐野くんの気持ちが伝わって、すごくうれしかったです。ありがとうございます。

MC

改めて目黒さん、お誕生日おめでとうございます。

目黒さん

ありがとうございます。(会場のお客さん:拍手)

MC

それでは最後に目黒さんから、中継先と会場の皆さんにメッセージお願いします。

目黒さん

今日ここに足を運んでくださった皆さん、そして全国119館に足を運んでくださった皆さん、本当に心から感謝しています。ドラマ期間からいろいろな壁があり、ここまでやってこられたのは本当にキャストの皆さん、スタッフの皆さん、そしてそこに関わった皆さんに助けられて、僕はお芝居をすることができました。自分としても、すごく心が救われた作品です。本作はテンポも良くて、爽快感があって、夢を見ることができて、「明日からも頑張ろう」と明るい気持ちになれる作品です。ドラマを観ていない方でも楽しめますので、気軽に観に来てくれたらうれしいです。皆さん、これからも本作をよろしくお願いします。