劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」完成披露試写会
- 完成披露
完成披露試写会
2021年7月期にTBS日曜劇場枠で放送されたドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」。オペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害の現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム“TOKYO MER”の活躍を描き、多くの感動を呼びました。このほど、満を持して劇場版が登場! 4月11日には東京国際フォーラムで完成披露試写会が行われ、鈴木亮平さん、賀来賢人さん、中条あやみさん、要潤さん、佐野勇斗さん、ジェシーさん(SixTONES)、フォンチーさん、菜々緒さん、仲里依紗さん、石田ゆり子さん、松木彩監督が出席しました。上映前には、登壇者の皆さんが“MER”のシンボルカラーに染まったネイビーブルーのランウェイを晴れやかな笑顔で闊歩。そして上映後には、サプライズで再びメンバー全員で会場に姿を現し、観客を興奮の渦に巻き込んだこの日の模様を、詳しくレポートします!
鈴木亮平さん
喜多見幸太役
賀来賢人さん
音羽尚役
中条あやみさん
弦巻比奈役
要潤さん
千住幹生役
佐野勇斗さん
徳丸元一役
ジェシーさん(SixTONES)
潮見知広役
フォンチーさん
ホアン・ラン・ミン役
菜々緒さん
蔵前夏梅役
仲里依紗さん
高輪千晶役
石田ゆり子さん
赤塚梓役
松木彩監督
【上映前舞台挨拶】
■客席側の扉から、登壇者の皆さんが登場。“MER”のシンボルカラーに染まったネイビーブルーのランウェイを晴れやかな笑顔で歩き、大歓声を浴びました。また登壇者陣が舞台上に揃うと、本編さながらに炎が上がる演出も! ド派手な登場に、会場は大きな拍手に包まれました。
鈴木さん
今日はこんなにたくさんの方にお集まりいただいて、僕たちは本当に幸せ者です。ここにいる「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を愛してくださった皆さんのおかげで、二年越しに劇場版として帰ってくることができました。ぜひ映画館で観ていただきたい! おそらく日本初の体験型医療ムービーができたんじゃないかと思っています。すごい迫力です。
MC
登場された時は、大歓声でしたね。
鈴木さん
グッときました。ドラマの撮影の時から本当に大変でしたが、こうしてファンの皆さんの前に「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のメンバーで立てました。冬木先生役の小手(伸也)さんだけはいませんが…(苦笑)。「なぜこういう時にあの人はいないんだろう」と思いながらも(会場:笑)、この場にみんなで立てていることが本当に嬉しくて、感動しています。
賀来さん
この「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は、 僕としてもすごく濃い経験ができた作品になりました。そういった作品が劇場版となって、こうして多くの方に観ていただける最初の機会ということで、最後まで楽しんでいただきたいと思います。
MC
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」ファンの前に立つのは、初めてのことかもしれません。
賀来さん
そうですね。ドラマの時から、すごくたくさん(反響の)声をいただいてたんですが、生の声というか、生の会話ができるのは、今日が初めてです。今日は8時間ぐらい喋りたいと思います(会場:笑)。
MC
大変恐縮ですが、今日の舞台挨拶は40分となります(笑)。
賀来さん
はい!(会場:笑)
中条さん
皆さん、今日は来ていただいてありがとうございます。最初はTOKYO MERに入ることを拒んでいた比奈先生とは違い、この作品では喜多見チーフの右腕として、セカンドドクターをやることになりました。そんな比奈先生の成長や強い意志、決意というものも観ていただけたらと思います。二回、三回、四回と観ても面白いと思える作品になっていると思うので、皆さん最後まで楽しんでください。
MC
先ほど、たくさんの拍手に迎えられていかがでしたか。
中条さん
緊張しています(苦笑)。すごいですね。これだけの方が「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を愛してくださっているということは、本当に嬉しいですね。
菜々緒さん
こうして「TOKYO MER~走る緊急救命室~」ファンの皆さんとお会いできることを、すごく楽しみにしておりました。スーパーナース、蔵前夏梅を皆さんに愛していただいて、たくさんの方からメッセージをいただき、直接会って「『TOKYO MER~走る緊急救命室~』大好きでした。続編を楽しみにしています」というお声をたくさんいただきました。なので、こうして皆さんに劇場版をお届けできることを、大変嬉しく思っています。
佐野さん
皆さん、こんばんは。(なぜか良い声で)
鈴木さん
なんでちょっと良い声で言ったの?
佐野さん
良い声のキャラクターを作っておこうかと思って…(笑)。ドラマから始まり、ドラマを観てくださっていた皆さんなら「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のすごさは分かっていると思うんですが、 劇場版はとにかくとんでもない迫力なので、面白いことは私が保証します。すみません、おこがましいですね。ぜひ皆さん、最後まで楽しんでいってください。失礼します!(会場:笑)
鈴木さん
「失礼します」って(笑)。
賀来さん
どうした、佐野(笑)!
佐野さん
今日不調です…本当にごめんなさい。
(周囲から「泣いている?」と声が上がる)ギリギリ泣いていないです。緊張しています!
フォンチーさん
ドラマ、スペシャルドラマを経て、そして本作と、皆さんの応援と支えがなければ、ここまで来ることはできなかったと思います。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を愛してくださった皆さん、本当にありがとうございます。この作品は、世界中の医療従事者の皆さんに向けた応援となっている作品です。この作品を観て、 少しでも皆さんの心の中に何かが残ったら良いなと思っております。今日は皆さん、本作を楽しんでいってください。二時間弱ぐらいなんですが、正直一回では観足りないと思います。ですので、映画館にも足を運んでいただけたら嬉しいです。
ジェシーさん
ジェシー役をやらせていただきました、潮見知広です。(自身にツッコむように)うん、逆だね!(会場:笑)
鈴木さん
ヨッ!
菜々緒さん
今日も調子良いよ! 絶好調!
鈴木さん
今の、もう一回聞きたい。
ジェシーさん
もう一回聞きたい!? ジェシー役をやらせていただきました、潮見知広です。(自身にツッコむように)うん、逆だね!(登壇者の皆さん&会場:笑)
鈴木さん
ありがとう。
菜々緒さん
絶好調。
ジェシーさん
僕は途中から参加したんですが、ドラマをずっと観てきて「このチームに僕が入るんだ」という不安な気持ちがありました。でも、撮影が終わった後には僕も強くなりました。そして作品を観終わってボロボロ泣きました。この作品を観て感動しない人はいないと思います。本当に心がきれいになるというか、「命って何だろう」「仲間って何だろう」「何で今生きているんだろう」「一人で生きていくことは難しいな、支えは必要だな」という風に(映画を)観ていただけたら嬉しく思います。短い時間ではありますが、楽しんでいきましょう。
要さん
皆さん、こんばんは。お越しいただきありがとうございます。オレンジのヒーロー、即応対処部隊隊⻑、千住幹生を演じました要潤こと、小手伸也です。(登壇者の皆さん&会場:笑)
鈴木さん
情報がちょっと多い(笑)。
賀来さん
もはや誰なのか分からない(笑)。
菜々緒さん
ぐちゃぐちゃ(笑)。
要さん
僕ももちろん一足先に本作を観たんですが、今皆さんマスクを着けていらっしゃると思いますが、マスクがびしょびしょになります。おそらく替えのマスクが必要なぐらい、涙が出てくると思います。僕は実際そうでした。本当に素晴らしい作品が出来上がったと思います。今日は残念ながら来ていない、部隊の隊員たちがいますので、その辺にもぜひ注目してご覧ください。
仲さん
本当にやっと、息子に観せられる作品に出られました。(会場:笑) それが本当嬉しいです。いつもはちょっと危ない役だったり、ちょっとハレンチな役だったり、家族で観られるような作品が少なかったんですが、今回は家族で観られる作品ができたので、製作の皆さんにも感謝しています。ありがとうございます。本当にこの作品は家族や恋人、みんなで観られる作品なので、ぜひ皆さんもいろいろな方を誘って観に来てください。
MC
息子さんも本作の公開を楽しみに待っていらっしゃるのですか?
仲さん
そうなんですよ。本当にやっとなんです。いつもは(出演作も)観られないように、録画も消していましたから。やっと「ママはYouTuberだよ」ではなく、「女優だよ」とアピールできる作品に出られたので、本当に皆さん、偉い方、ありがとうございます!(登壇者の皆さん&会場:笑)
石田さん
都知事の赤塚役の石田ゆり子です。
鈴木さん&賀来さん
(ボケを期待して)からの?
石田さん
(ボケようとして)赤塚梓役の石田ゆり子です? あれ違う、違う…。(ジェシーさんのボケを引き継ぐように)石田ゆり子役の赤塚梓です。
石田さん&ジェシーさん
逆だね!(会場:笑&拍手)
鈴木さん&賀来さん&ジェシーさん
(石田さんに)ありがとうございます!
石田さん
今皆さんのスピーチ聞いていたらちょっと胸がいっぱいで、自分が何を言うべきか、分からなくなりつつあります…。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は私が演じる赤塚都知事直轄のチームなんですよね。こんな私ですが、そんな大きな役をいただいて、自分自身が(「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を)作ったわけではないのに、すごく誇り高い気持ちで、このドラマ、映画に参加していました。ただ撮影では全く(メンバーの皆さんに)会えないんですよ。今日こうして皆さんに会えたので、一緒に記念写真を撮りたいぐらい嬉しい気持ちです。
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は日本全国の皆さんが応援してくれている、すごい作品だと思います。参加できて嬉しいです。楽しんでいってください。
松木監督
本日は皆さん、本当にありがとうございます。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は、テレビドラマの放映時から応援してくださる皆さんに導いていただいて、ここまで来られた作品だと心から思っております。今日こうして完成した作品をお披露目できるということを、感無量と言いますか、とても嬉しく思っています。キャストの皆さんには大変な思いをさせてしまったんですが、その甲斐あって皆さんに楽しんでいただける作品になったのではないかなと思っております。どうか第一号のお客さんとして、楽しんでいただけたらと思います。
MC
今、込み上げてきているものはありますか。
松木監督
そうですね。皆さんの挨拶を聞いていたら、すごくグッと来たんですが、石田さんのボケで一瞬、冷静になりました(笑)。(石田さんも監督に寄り添い、笑顔)
MC
ドラマの撮影開始が、2021年の春頃で、およそ二年前のこととなります。過酷な撮影を経て「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は、ご自身にとってどのような作品になりましたか。
鈴木さん
自分の中で、特殊、特別な作品であることは間違いないです。そんなに特別になった瞬間というのを、自分の中ではっきりと覚えています。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は新型コロナのパンデミックが起きた時に、プロデューサーの方や脚本を作られている方々の「危険に自ら飛び込んで、人を助ける医療従事者の方々を称えるドラマを作りたい」という思いから始まったドラマです。放送している時もちょうど感染者数が爆発していたので、このドラマの「“毎回死者ゼロで終わる”という、ある種の希望的な物語が、果たして日本中の皆さんに受け入れられるだろうか」「実際に命の危機にある人たちがいる中で、医療従事者がヒーローのように戦い、死者ゼロで終わるという物語がどう受け止められるだろうか」と、不安でもありました。今でも覚えているのが、三話を撮っている時に、一話の放送を豊橋のホテルで観たんです。その日も昼間に撮影をしていて、夜にホテルに帰って、皆さんと同じタイミングで初回の放送を観ていました。観終わって「どうだろう…」と思っていた時に、ポンとメッセージが(携帯電話に)入り始めて、そこからメッセージが止まらなくなりました。「素晴らしい」「こういう話を観たかった」という声を本当にたくさんいただきました。監修をしてくださったお医者様から「良かった」「病院で一緒に働いている人たちも喜んでくれている」という話を聞いて、すごくホッとしたんです。やっていくうちに、医療従事者の方だけではなく、(要さんが演じる)千住さんたちのような消防の方々や誰かのために毎日頑張っている人たちに届いてほしいという思いで作っていたドラマが、リアルタイムでそういった声をいただき、「直にいろいろな人にエールを与えられている」と肌で感じられたのは初めてでした。その瞬間に僕の中では特別な作品になりました。
賀来さん
とにかく、ハードスケジュールでした。真夏で、気温40度ぐらいの時もありましたし、コロナウイルスが蔓延していましたし、オリンピックもあったので、ロケ地も全然なかったんです。だからこそいろいろなところへ行って撮影をしたというのがとにかく印象的です。
そんな中、放送が始まって何が一番嬉しかったかというと、子供たちがどうやらヒーローものとして観ているということでした。子供も含め家族で観てくれていると聞いた時は、「血も出るし、災害のシーンも多いので怖いんじゃないか」と思っていました。でも、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のチームや救急、消防も、ヒーローものに見えるというのは、すごいと思いました。僕はそんなつもりでやっていなかったので、すごい届き方をしていると思いました。それが今までの医療ものとも違うし、すごく幅広い層に受け入れられた要因なのかなと感じている次第です。
中条さん
ドラマが始まった時は、オペ(シーン)もすごく高いクオリティのものをやらないといけないし、環境も過酷だったし、現場には亮平さんをはじめ、素晴らしい俳優さんがいて、「私はこの中でやっていけるのかな」と比奈先生と同じように、ちょっと自信をなくすというか「大丈夫なのかな」と思ったこともありました。ドラマが放送されると「私も医療従事者で、落ち込んでいたけれど明日から頑張ります」と、比奈先生と同じように日々生きるために頑張っているという方からのメッセージもたくさんいただきました。「みんな頑張っているんだな」と思って、私も皆さんに「頑張れ!」と言える、こんな素晴らしいドラマ、物語の一部とになれたら良いなと思うようになりました。本作では、(比奈が)セカンドドクターになるまで成長できて、私自身もこの作品で成長させていただけたと感謝しています。
MC
比奈先生は今回先輩になっているので、そこも楽しんでほしいですね。
中条さん
そうですね。潮見先生の先輩ですね。
菜々緒さん
テレビドラマシリーズだと第3話が夏梅さん(がメインとなる)回だったと思うんですが、その時の反響がすごかったという印象があります。シングルマザーや、医療従事者、子育てをしている方など、そういった方からたくさんメッセージをいただきました。
私たちの仕事って、会ったことのない誰かの人生を変えたり、誰かの人生に影響を与える仕事なんだなと思いました。また、そういう影響を与えられたということを一層実感できた作品だったので、それがすごく嬉しかったです。本当に大変な撮影が毎日続いていて、正直「続編は本当にやりたくないな…」と思っていたんですけれど…(苦笑)。
鈴木さん
コラ! (登壇者の皆さん&会場:笑)
菜々緒さん
「やりたくないな」と思ったぐらい本当にキツかったんです。でも、「このメンバーとだったらできる」と信じて、続編も頑張りました。
鈴木さん
気持ちは分かる!(会場:笑)
菜々緒さん
これはみんな思っています! 私だけじゃないはず。
中条さん
(大きくうなずきながら)はい!
菜々緒さん
私が代表して言いました(笑)。
中条さん
(大きくうなずきながら)はい!(会場:笑)
MC
賀来さんもそうですか?
賀来さん
うん!(会場:笑)
鈴木さん
でも楽しかったよね(笑)。
菜々緒さん
もちろん、もちろん!
賀来さん
ただ、この鈴木亮平という男が走り出したら、もうこの組は止まらないんですよ。
中条さん
止まらないです。
菜々緒さん
鈴木さんが「オペシーンも自分でやる」と言い出しちゃったもんだから、私たちも自分たちでやらなくてはいけなくなったんです。
賀来さん
普通の医療ドラマとかって、手元は別の人がやるんですよ。
菜々緒さん
ドラマや映画では、プロの人が手元はちゃんとやるんです。それを(鈴木さんが)「自分でやる」とか言っちゃったもんだから…。
中条さん
そのせいで、私は(本番)直前まで心臓のオペをリアルな動画を観てやることになって…。
鈴木さん
そうだよねぇ…。
賀来さん
あと、セリフとか増やすのやめて!
菜々緒さん
(みんなの愚痴が)止まらない(笑)!
鈴木さん
多い、多い! 愚痴が多い!(会場:笑)
MC
実際にご自身でやっているからこそ、リアリティが出ていると感じます。手元のアップまでご自身でやられていることは、知りませんでした。
鈴木さん
僕は、それはもう当然だと思っていました。むしろ監督と僕の間では、最初から「ですよね?(手元も自分たちでやりますよね)」みたいな感じでしたよね。
松木監督
(戸惑いながら)は、はい…。
鈴木さん
あれ!?(会場:笑)
松木監督
本当に「できたら良いな」と思っていたら、本当にやってくださったので、ありがとうございます。
MC
オペシーンにも注目です。
菜々緒さん
皆さん、私たちがやっていますからね。私たち本人が手元まで全部やっていますから、その辺にも注目してご覧ください。
鈴木さん
僕のせいでね(笑)。
佐野さん
僕はドラマ8話で亮平さん(喜多見)が倒れてしまうシーンがすごく印象的です。たくさん大変なシーンはあったんですが、そのシーンは雨を降らしての撮影シーンで、亮平さんも唇が真っ青になるくらい本当に寒くなっていました。みんなでお湯をかけたりしながらやっていたんですが、そんな亮平さん自身の身体も危ぶまれる中、僕は次の日にライブがあったんです。撮影の後に亮平さんが「佐野くん遅くまでごめんね。ライブ、頑張ってね」と言ってくださった瞬間があって…。「もう敵わないな」と思いました。皆さんもね、亮平さんに文句とかあると思いますが…(会場:笑)。
鈴木さん
今日は、そういうこと言っていこうよ!(登壇者の皆さん&会場:笑)
菜々緒さん
そんなのいっぱいあります!
中条さん
褒めたいことはいっぱいあります!
佐野さん
その瞬間に「僕は亮平さんが走るなら付いて行こう」と思いました。
鈴木さん
正直ここだけの話、あの時は佐野くんの忙しさが半端なくて、佐野くんの方が顔色悪かった。
佐野さん
そんなことないです(笑)。
菜々緒さん
今もめちゃめちゃ忙しいから、毎日、具合悪そうだけれどね。
佐野さん
そんなことないです! やめてくださいよ!
鈴木さん
今はツアー中とかですか?
佐野さん
はい。ジェシーくんもツアー中だよね。
ジェシーさん
ちょっとこっち来ないでください。(会場:笑)
佐野さん
何でよ!(会場:笑)
仲間の絆で頑張った作品です。
MC
ありがとうございます。フォンチーさんはいかがでしょうか。
フォンチーさん
私はこの作品を経験して、精神的に強くなったと思いました。早朝から深夜までの撮影が毎日のように続いていたので、朝にも夜にも強くなりました。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の次に撮っていたドラマもまあまあ(撮影の開始時間が)早かったんですが、それがむしろ遅く感じたりもしました。あとは手術シーンの動画を見なければいけないのですが、それもご飯を食べながら見られるようになりました。
鈴木さん
分かる!
フォンチーさん
そういうものを見ながらだと、なかなか食欲が湧かないんですが、それも平気でできるようになりました。
MC
いろいろ変化が生まれたわけですね。
フォンチーさん
そうですね。精神的に強くなったのはありますね。
要さん
間違いなく、特別な作品になりましたし、自分の代表的な役になったと思います。でも、台本ができるたびに憂鬱でしたよね。(登壇者の皆さん:笑) 今回は何の災害に行かされるんだろうと…。(会場:笑) 僕あまり身体が強くないんですよ。(周囲が「え!?」と驚く) 本当に身体がひ弱なタイプで、学生の時も隅っこにいたタイプだったので、「うわ、今回はトンネル崩壊!?」みたいな。(会場:笑) 撮影時間も長かったですし、正直、睡眠も取れなかったですね。
鈴木さん
みんな、もっと楽しい話をしましょうよ!(会場:笑)
要さん
って、小手さんが言っていました!(登壇者の皆さん&会場:笑)
仲さん
私は毎回、台本が来るたびにまずセリフの量を確認するんです。バーっと見て(自分のセリフを見つけて)「あ、ここ」「ここ多い」と赤チェックをピッと。本当に皆さんのセリフ覚えがエグすぎて、「ロボットなのかな」と思いました。賀来さんもそうですし、鈴木さんも、あれカンペを読んでいるの? それぐらい、ちゃんと覚えている。(登壇者の皆さん&会場:笑)
賀来さん
最後は、カンペを読んでいたよ。
鈴木さん
なんで嘘つくの! 読んでいないでしょう!
仲さん
本当に素晴らしすぎて、ロボットなのかなって…。ドラえもんに、暗記するパンみたいなひみつ道具があるじゃないですか。「あれを食ってんのかな?」ぐらいの勢いで、本当にびっくりします。(登壇者の皆さん&会場:笑) 私はちょっとでも無理なのに、(皆さんが)まるで本物のお医者さんかのようにワーっとセリフを言われるんです。私は高輪先生のセリフ量でも厳しいぐらいでしたね。本当にキツい、キツい…。(登壇者の皆さん&会場:笑)
鈴木さん
質問って、「特別な作品になった理由」みたいなことでしたよね。大変だったことじゃないですよね?(登壇者の皆さん&会場:笑)
石田さん
とにかく皆さんのセリフの量がすごすぎて、「どうやって覚えるの」と亮平さんにも聞いたんです。ちょっとそれは黙っておきますが、実はすごい必殺技を教えていただきました。そんな風に覚えるなんて初めて聞きました。「変な人には教えたくない」とおっしゃっていました。(会場:笑) とにかくこの作品は、絆ですね。絆と希望の作品です。
MC
ジェシーさんは、劇場版から新たにメンバーに加わりました。参加していかがでしたでしょうか。
ジェシーさん
(出演の)話を聞いた時は、「本当に僕で良いのかな」という不安もありました。でも、やっぱり皆さん優しいですし、医師役は初めてだったのでいろいろと勉強になりました。作品の中でも、潮見だけ見たらまた面白いストーリーがあったり、普段の僕ではないところも見せられたかなと思うので、そちらもぜひ観ていただきたいです。
本当に感動する作品で、何度観ても、明日の活力や、「頑張って生きていこう!」という気持ちに絶対になると思います。人生一回ですから。この作品を観て「困った人がいたら助けに行く」という気持ちになっていただけたら嬉しいです。
MC
ジェシーさんが加わっていかがでしたか。
鈴木さん
平均身長がまた上がりました。(会場:笑)
ジェシーさん
上がりましたね。
鈴木さん
ジェシーくんは、我々の(チームが)出来上がっているところに飛び込んできてくれて、恐れずにみんなと話してくれて、一気に溶け込んでくれました。僕もすごく助かりました。(本作を)観てくれれば分かると思うんですが、ジェシーくんの頑張りもあって、最高の作品になったと思います。
ジェシーさん
ありがとうございます。嬉しいですね。平均身長も上がって…。(登壇者の皆さん&会場:笑) あとは川合俊一さんが参加したら、グンと上がるかなと思います。
MC
平均身長を上げる作品ではありません(笑)!
ジェシーさん
あ、違いますか?(登壇者の皆さん&会場:笑)
MC
最後に、鈴木さんからご挨拶をお願いいたします。
鈴木さん
改めまして、今日はお集まりいただきありがとうございます。公開前の唯一の試写会ということで、皆さんに観ていただけることが非常に嬉しいです。
この作品、初っ端からフルスロットルで行きますので、ドラマの放送は二年前ですが、(映画が)始まったらおそらく十数秒であの頃の「TOKYO MER~走る緊急救命室~」に一気に引っ張り込まれると思います。映画館、みんなと一緒に観ること、大劇場で観ることでしか味わえない興奮があると思いますので、存分に楽しんでいってください。今日は本当にありがとうございました。
【上映後舞台挨拶】
■上映が終わり、会場に涙を流している人も多く見受けられる中、ステージの幕が上がり「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のメンバーが再登場! 会場からはどよめきと大きな拍手が沸き起こりました。
MC
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のメンバーの皆さんが戻ってまいりました!
■スタンディングオベーションが巻き起こる中、MCが一人ずつ役名と登壇者の名前を呼び、それぞれが感無量の面持ちで観客の皆さんに一礼。会場から、惜しみない拍手が送られました。
鈴木さん
今までいろいろと舞台挨拶をやらせていただきましたが、上映前と上映後、両方同じお客さんの顔を見るのは初めてです。(会場の上の方までを見渡しながら)こんなに幸せなことがあって良いのでしょうか。皆さん、本当にありがとうございます。作品はどうでしたでしょうか?(会場:拍手) ありがとうございます!
■鈴木さんが、一列目の観客に駆け寄りマイクを向ける。
鈴木さん
映画、どうでしたか? (マイク周辺の観客から「最高です!」とたくさんの声が上がり) 「最高だった」とのことです! ありがとうございます!
MC
スタンディングオベーションです!
鈴木さん
僕たちも試写室で(本作を)観て味わった想いを、今これだけたくさんの皆さんが味わっていると思うと、僕たちも感無量です。ようやくここまで来ることができました。撮影から、長かった…! でも、今日のお客さんの顔を見て、本当に良かったと思いました。ありがとうございます!(会場:拍手)
映画を観てくださったら分かると思うんですが、僕(喜多見)の妻である高輪先生をはじめ、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」はここにいる一人一人、誰が欠けても成立しない物語です。みんながいてくれたから、喜多見チーフとして存在することができました。ここにいるみんなに、もう一度感謝を申しあげたい。ありがとうございます!
賀来さん
観た後の方の表情が本当に素晴らしいので、この作品に参加して、作った意味があったと思いました。皆さん、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の輪を全国いっぱいに広げていただけたら嬉しいなと思います。(会場:拍手)
中条さん
皆さん、比奈先生の成長は感じていただけたでしょうか。(会場:拍手)(大きな笑顔を弾けさせながら)ありがとうございます! やった! 嬉しい! 二回でも三回でも観に行ってほしいと思います。(会場:拍手)
菜々緒さん
皆さんの声援や応援のおかげで、私も一緒に走り切ることができました。そして「TOKYO MER~走る緊急救命室~」チームの皆さんがいてくれたおかげで、頑張れました。この場をお借りして、本当にありがとうございました。(会場を見渡しながら)皆さんも、ありがとうございました!(会場:拍手)
佐野さん
(泣いたことで)目が腫れている方もたくさんいらっしゃいますが、明日に響きますので目を冷やしてください。賀来さんもおっしゃっていましたが、今日は一人ずつに宿題です。十人に広めてください!(会場:拍手)
フォンチーさん
さきほど亮平さんが言っていたように、ここに立って皆さんのお顔を見ていると泣いている方もいて、(その思いが)伝わってきて、私ももらい泣きしちゃいました(涙を流す)。ごめんなさい! 歳を重ねると涙腺が緩くなってくるもので…。(会場:笑) 皆さんに観ていただけて、本当に嬉しかったです。(会場:拍手)
ジェシーさん
皆さんのお顔を見ると、「嘘のない涙だな」と改めて思いました。佐野くんが十人と言ったので、十一人に広めていただけたら…。
佐野さん
何の違い?(会場:笑)
ジェシーさん
一人違います! 皆さんで広めていきましょう! すごく良い作品ですので、これからもっともっと世界の人にまで羽ばたいていけたら良いなと思っています。(会場:拍手)
要さん
僕にとっても本作を観終わったお客さんと時間を共にするのは、初めての体験です。こうして皆さんの顔を見ることができて、本当に嬉しいです。我々作り手もそうですが、お客さんと一体となって作品を盛り上げていくのが映画だと思っています。ぜひ皆さん、十二人に広めていただきたいと思っています。(登壇者の皆さん&会場:笑)
鈴木さん
これは何の戦い!?(登壇者の皆さん&会場:笑)
仲さん
この私を見たら、涙が引っ込むでしょう?(会場:笑) 皆さんに笑ってもらおうと思って!(会場:笑)
鈴木さん
可愛いですよ!
仲さん
本当に素晴らしい作品なので、ぜひ皆さん、十四人…? 急に増えた(笑)! 広めていってください。ぜひまた劇場でお会いできることを楽しみにしております。(会場:拍手)
石田さん
皆さん、本当にありがとうございました。私は…十五人かな?
鈴木さん
別に増やさなくても良いんですよ(笑)。
石田さん
(笑)。要さんがおっしゃっていたように、映画は、観客の皆さんがあってこそ、出来上がるものです。私も、日々精進してもっと頑張りたいと思います。以上です(照笑)。(会場:拍手)
MC
続いて、松木監督です。
鈴木さん
さきほど、袖ですでに(監督が)泣いていました。(会場から監督へ、一層大きな拍手が湧き起こる)
松木監督
(涙を流しながら)テレビドラマを作っていると、観てくださる方々のリアクションを(ダイレクトに)感じられることがあまりないので、こうして本作を観た方のお顔を見られたこと、本当に感無量です。(登壇者の皆さん&会場:拍手)
MC
最後に鈴木さんから、メッセージをお願いします。
鈴木さん
こうやって観る前と、観終わった後の皆さんの顔を見て、僕たちが届けたかったメッセージが、皆さん一人一人の心にきちんと伝わったんだと感じられる機会をいただけた今日という日は、自分の中で忘れられない日になりました。二年間このメンバーと、そして今回ジェシーくんと走り続けてきた日々が、皆さん一人一人の心の中に残ったのなら、こんなに嬉しいことはないと思います。僕はこの作品から、たくさんの宝物をもらいました。今この時間も、実際に医療現場で働いていらっしゃる人がいる。そして、医療に関わる方々だけではなく、消防の方もそうですし、いろいろな人たちが誰かのために毎日頑張って生きています。子育て、介護をしている方もそうですし、誰かのために生きている人たちの小さな勇気、献身を、壮大なストーリーにして届けられたらと思って一生懸命に作りました。この輪を日本全国に広めていきたいので、皆さん良い作品だと思ったら、周りの方に「ぜひ映画館で観た方が良いよ」と伝えていただけたらと思います。この場にこのメンバーで立てていることが、二年前の撮影が始まった時期を思うといまだに信じられないです。今日は夢のような気分を皆さんからいただいて、感謝しています。感謝の言葉を一緒に言いますか!
(登壇者の皆さんが声を揃えて)本日は皆さん、ありがとうございました!