「沈黙の艦隊 北極海大海戦」初日舞台挨拶
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初日舞台挨拶
1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載された人気コミックを実写映画化した「沈黙の艦隊」の映画化第2弾。本作は大沢たかおさん主演兼プロデュースによるアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品です。
9月26日、本作の初日舞台挨拶をTOHOシネマズ日比谷にて実施しました。大沢たかおさん、上戸彩さん、津田健次郎さん、中村蒼さん、渡邊圭祐さん、笹野高史さん、江口洋介さん、吉野耕平監督が登壇し、鑑賞後のお客さんの前で、それぞれお気に入りのシーンを語りました。そして、激しい戦いにも決して屈しない<やまと>さながら、「全門発射」で本作のヒットを祝いました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。
大沢たかおさん
海江田四郎役
上戸彩さん
市谷裕美役
津田健次郎さん
大滝淳役
中村蒼さん
山中栄治役
渡邊圭祐さん
森山健介役
笹野高史さん
竹上登志雄役
江口洋介さん
海原渉役
吉野耕平監督
大沢さん
本日は「沈黙の艦隊 北極海大海戦」初日にご来場いただき、最後まで観ていただきましてありがとうございます。今日は短い時間ではありますが、ご挨拶の時間をもうけさせていただきました。
上戸さん
こうして初日を迎えられてすごくうれしいです。皆さんの心に、どのように届いたのかなと思っています。
津田さん
皆さん、こんにちは。初日にご来場いただきまして本当にありがとうございます。ずいぶん前から「早く観ていただきたい」と思っていたので、今日は本当にうれしいです。短い時間ですが楽しんで帰ってください。
中村さん
今日は、お越しいただきありがとうございます。また山中を演じること、<やまと>に乗ることを夢見ていました。実際にまた演じられて、そして今日という日を迎えられてすごくうれしくて、夢が一つ叶ったような気持ちです。何よりも、前作に続いて、主題歌を担当できたことをうれしく思います。(会場:反応に困った様子)
MC
Adoさんとは違いますよね?(会場:笑)
中村さん
はじめまして。僕がAdoです!(会場:笑)
上戸さん
突っ込んで良いキャラなのか、分からないから難しいんですよ!
中村さん
思っていたよりも(ウケなくて)低空飛行でした(笑)。
上戸さん
(笑)。
中村さん
それでも、「これだけは言おう!」と思っていました。(大沢さんに向かって)大沢さん、すみません!
大沢さん
(笑顔)。
渡邊さん
今日は、お越しいただきありがとうございます。僕は、ボケなしで挨拶をしようと思っております(笑)。今日は楽しんでいってください。
笹野さん
今日は、こんなにたくさんの方々にご覧にいただけて、うれしく思います。私が、今一番恐れておりますのは、「お前も総裁選に出ろ!」と言われるんじゃないかってことです。(会場:笑) なので、ドキドキしております。タイムリーな映画でございますので、お楽しみいただけたらと思います。
江口さん
どうも! 初日からありがとうございます。
この艦隊は、「男性ファンが多い」と聞いていたのですが、(客席は)ほぼほぼ女性で、ちょっとびっくりしております。皆さんの口コミにかかっていますから、感想をいっぱい広めてください。今日は楽しんでいってください。
吉野監督
素晴らしいキャストと、素晴らしいスタッフと、この作品をお届けできる日を迎えることができて本当にホッとしています。今日は楽しんでください!
MC
会場の皆さんに、改めてうかがいます。本作はお楽しみいただけたでしょうか?(会場:拍手) ありがとうございます。
今日は公開初日です。通常版の他にSCREENX版や4DX版でも公開されています。吉野監督は、SCREENX版を一足早くご覧になっているそうですが、いかがでしたか?
吉野監督
SCREENXは、平面として作った映画をさらに広げて作業していただいたので、自分でも「こうなるのか!」という新鮮な驚きがありました。それから潜水艦の中を映すのに、SCREENXはすごくマッチすることが分かりました。ぜひ体験していただけたらと思います。
MC
左右のスクリーンにも投影されるので没入観がすごいと思います。大沢さん、SCREENX版や4DX版も観たくなりますね?
大沢さん
今日、この画面で観ていただいた方にまた宣伝するのは申し訳ない気もするんですが…。これは台本のルールで言わなきゃいけないので…。(会場:笑)
SCREENXと4DXもすごく見応えがあります。プロデューサーが観た時に「あまりにも面白い」ということで、僕に連絡が来ました。今日もその話をしていたら、上戸さんたちと「一緒に観に行こう!」っていう話になっています。
上戸さん
ポップコーンを一緒に食べながら観ません?
大沢さん
そういう風に思っていました。
上戸さん
本当に思っていますか? 行く気あります?
大沢さん
あります、あります。僕も(登壇時に上戸さんが大沢さんの)前を通った時にそう思いました。付いて行きます!
上戸さん
(大沢さんの「前を通る」と)台本に書いてあったし、そうするように言われていたのに、みんなは大沢さんの後ろを通るから、私だけ(大沢さんの前を通って)悪い人みたいになっちゃって…。(と口を尖らす)
大沢さん
(上戸さんに)そうとは知らずにすみません。
SCREENX版や4DX版もすごく見応えのある作品に仕上がっていると思いますので、ご興味ある方は観ていただければと思います。
MC
既に予告編の段階ですごかったですね。
上戸さん
予告編を観ました! ガッチャンガッチャンと椅子が動いて…。皆さんも見ましたか?
笹野さん
ちょっと質問!(と手を挙げる)
上戸さん
はい、何でしょう?
笹野さん
それは、ポップコーンを持っていたらひっくり返すぐらいすごいの?
上戸さん
そうなんですよ! だからぜひポップコーンありで観てもらいたいです。
笹野さん
じゃあ、バター味にしようと思ったけれど…。
上戸さん
それはベトベトしそうですね。塩味にしておきましょうか。
MC
専用のビニールに入れて渡してもらえますので、ご安心ください。
予告編であまりにも動いているので、「沈黙しない艦隊」と話題になっております。
本当に皆さんで鑑賞に行かれますか?
上戸さん
大沢さん、行きましょう!
大沢さん
先ほど裏で話をして「一度は体験してみたい」ということになったので、今、準備中でございます。
MC
さて、本作は北極海を舞台にしていますが、大沢さんは北極圏に行かれたことがあるとうかがいました。ほとんどの方が行ったことがないので、どのような世界かお話しいただけますか?
大沢さん
この映画にも出てくるような極寒の世界です。外にいるだけで、顔が真っ白になります。だいたいマイナス35度の中、普通に立っているのも厳しい環境です。
本作の中で、いくつかそういうシーンがあったので、その時のことを思い出して演じられて良かったです。
MC
大沢さんは、三度行かれたんですよね?
大沢さん
そうですね。三度ぐらい行っています。
MC
本編にオーロラの映像がありましたが、あれは、大沢さんが撮影されたお写真をモデルにして作られたものだとうかがいました。
大沢さん
そうそう!(ポケットからスマートフォンを取り出す)
江口さん
(写真を)持って来たの?
大沢さん
見せるつもりで持って来た!
■大沢さんがポケットからスマートフォンを取り出し、実際に撮影されたオーロラの写真を登壇者の皆さんにお披露目。
津田さん
おお! すごいですね。
江口さん
どれどれ? これ? すごいね! 後ろのスクリーンに映したいぐらいすごい!
大沢さん
見えないかもしれないけれど……。(会場の皆さんにスマホの画面を見せながら)
制作チームが「オーロラを本物に近付けたい」というので、この写真を提出しました。それをベースに本物に近い感じで作ったものが、皆さんに観ていただいたオーロラです。僕が見たオーロラとほぼ同じでしたね。
吉野監督
実際に見た人の経験が強いので、スタッフとしても再現できるように頑張りました。
MC
大沢さん、貴重なお写真をありがとうございました。
本日は、公開を記念してお祝いメッセージが届いておりますので、ここでお聞きいただきたいと思います。
【Adoさんからのボイスメッセージ】
舞台挨拶にお越しの皆さん、こんにちは、Adoです。
主演の大沢たかおさん、皆さん、初日おめでとうございます。ご来場いただいたお客さま、皆さんも初日に足を運んでいただき本当にありがとうございます。
「沈黙の艦隊」は、私が生まれる前の作品ですが、現代にも通じるようなとても大きくて壮大なメッセージが込められた、すごく説得力がある作品だと思っております。改めて、そんな「沈黙の艦隊」という作品に携わることができて、とてもうれしいです。
作品を観ている間は、ずっと強い糸が張り詰めているような、ものすごい緊張感で、主題歌の「風と私の物語」が流れてきた時に、やっと「ハァ」と、一息つける感じがしました。そんな、ラストで主題歌が流れることも含めて、特に、日本で生活をして、今を生きている現代の皆さんには、ぜひ触れていただきたい作品だと改めて思いました。ぜひ映画をたくさん楽しんでいただけましたらとてもうれしいです。
そして、主題歌「風と私の物語」もたくさん聴いていただけるとうれしいです。
以上、Adoでした。
MC
“本物のAdoさん”からメッセージをいただきました。前作に続きまして、Adoさんに主題歌をご担当いただきましたが、大沢さんいかがですか?
大沢さん
“本物のAdoさん”ですね? 先ほどの中村くんの流れがあるので、「今のは本物かな?」「誰か別の人間が言っていないかな?」と考えてしまい、別の人の声に感じていました。(会場:笑)
前作の映画「沈黙の艦隊」の時から、Adoさんにはお世話になっています。我々の作品は、水中や選挙といったいろいろな戦いの中から、現実に今生きている皆さんのところに届けることが最後の仕事です。それを、Adoさんの優しい歌と歌詞の世界が、映画という夢の世界から現実の世界へとすごく優しく戻してくれます。そういう意味では、本当に我々にとっては、なくてはならない方であり、歌なので、改めて本当に感謝しております。
MC
改めて「風と私の物語」、そしてコメントまで、Adoさんありがとうございました。
本日は上映後の舞台挨拶ですので、監督も含めて、なかなか一つに絞るのは難しいとは思いますが、「特に好きなシーン」についてお話をいただきたいと思います。
大沢さん
もちろん全部のシーンが好きですが、海江田が今まで曖昧にしてきた究極の残酷性みたいなものを表に出すシーンがあるのですが、そこは台本作りの時から監督と話をしました。監督に「ここは海江田をみんなの嫌われ者にしてほしいです」とお願いして、監督も「分かりました」と言ってくださって撮影したシーンです。自分としてはすごく大事な海江田の顔なので、自分で演じていても、作品を観た時も、強く印象に残りました。
MC
吉野監督、今のお話もありましたが、どれぐらいの出力で、それを出していくのかというバランスが難しいかなと思いますがいかがでしょうか?
吉野監督
海江田は強い意思と確信を持って、どんな状況においても判断をしていくのが物語の見せ場になります。その海江田と、直前の山中のコンビが、僕の中でもすごく良いコンビになったと思っていました。
上戸さん
私も好きなシーンはいっぱいあります。また説明しづらいシーンなんですが、皆さんはご覧になった後なので分かると思いますが、クライマックスのシーンがやはり一番カッコ良かったですね。恐ろしさもあり、迫力もありながら、映像がとてもきれいでした。それが美しすぎて、いろいろな感情がそこであふれだすのが一番好きです。
津田さん
ダイナミックな戦いのシーンとか、地上での政治闘争の話もすごく面白いところがいっぱいあります。選挙が終わって、笹野さん、江口さんと僕の三人でちょっとした乾杯をするシーンがジワッときました。現場もすごく楽しかったですし、本作を観てもすごく好きだなと思いました。撮影も穏やかにスムーズに行きました。お弁当もいっぱい食べました。ごちそうさまです(笑)。(登壇者の皆さん:笑)
中村さん
僕も選挙のくだりです。沈黙の艦隊は、やっぱり人間ドラマなんだと思わせてくれます。<やまと>の戦いが、壮大になればなるほど政治も大きく動いて、白熱していくんだなっていうことを改めて感じました。
山中自身は潜水艦の中にいるので分からないんですが、客観的に本作を観た時に、<やまと>が動くことによって、政治もまた動いているんだと分かるシーンがすごく好きです。さらに、国民の皆さんも巻き込んでいったところも、すごく好きなポイントです。
MC
潜水艦、報道、政治の三つのパートが絡み合って物語が進むのが見どころですね。
渡邊さん
潜水艦、報道、政治の三つのパートがずっと緊迫したシーンが続いていく中で、竹上総理が総理官邸で水をこぼすシーンがあるんです。あそこで、ふと気持ちが楽になるんですよね。あの穏やかになる瞬間に、笑みが自然にこぼれて、人間を感じられてすごく良いなと思いました。
笹野さん
(マイクを使わずに総理のように)ありがとうございます。
津田さん
(笹野さんに)マイクはお使いにならないのですか?(会場:笑)
MC
客席から「かわいい」という声が上がっていますね。
笹野さん
政治の妙がうまく描かれていますね。アメリカ大統領が「こう」と言っておきながら「こう」なってしまう…。今まさに、世界でもロシアとアメリカとウクライナとのやりとりなんかを見ていると、政治の妙、悪く言うと騙し合い、ブラフ、ディール(交渉の過程と結果。取引)に感じますね。「どうなるのだろう?」と思っているところを、海江田さんがスルッと抜けてうまいこと持っていく感じが、ハラハラしました。
あとは、クライマックスがトリハ(=鳥肌)でしたね。(会場:笑) 鳥肌立ちました。あれ? トリハって言いません? 古臭い?
江口さん
(笑)。ロシアの艦隊の名前かと思いましたよ。
笹野さん
内容は言えませんけれども、クライマックスに鳥肌が立ちました! あとは、もし次があれば、記者の役をやらせていただければニューヨークに行けるんだなと思いました。ニューヨークロケに参加したいなと思っています。
江口さん
後半にトリハが来ますけれども…(笑)。そのトリハが来るために、陸で政治をずっとやって、リアリティを持たせるために僕たちは選挙活動をしていました。
僕が好きなのは、津田くんが演じた大滝のところに、一人の老人が「頑張ってくれ」と言いにくるシーンです。その老人の家族を映したエレベーターの引きのワンカットが入った時に、僕は、リアリティを感じて、より自分事のようになりました。そこから海江田の北極海まで…という映像がひろがっていくあのシーンが、僕たちの政治パートも含めたすべてのパートを一段階上げてくれたように感じました。
あのおじいさんは、今年が戦後80年ですから、戦前を経験している年齢の方をキャスティングしているんですよね。あのおじいさんからすれば、このままもしかしたら戦争になるかもしれない。子どもも孫もいる…「頼むぞ」と、思わず言ってしまった感じにリアリティを感じました。
津田さん
あのシーンは丁寧に撮られたシーンの一つです。
吉野監督
僕は、予告編にも入っていた<やまと>クルーが感情を露わにするシーンです。その口火を切るのが山中なんですが、その山中の叫びが、ちょっと声が裏返っているところが好きです。毎回「すごいな」と思って観ています。
中村さん
照れくさいですけど、とてもうれしいです。
あのシーンは、撮影に入る前からどういう風にやるべきなのか、なんとなく自分でシミュレーションをしていました。でも、実際に現場に入って撮影をしてみないと分からないテンションもあるので、悩みながらふり絞ってお芝居をした記憶があります。なので、監督にそう言っていただけて、すごく救われました。
MC
先ほどからお伝えしているように、本作は三つのパートから物語が進みます。大沢さん、中村さんがご出演されている潜水艦パート、そして上戸さん、渡邊さんの報道パート、津田さん、笹野さん、江口さんの政治パート。
先ほど笹野さんがおっしゃっていましたが、皆さんは、ご自身のキャラクター以外で次に出演するとしたら、どのキャラクターを演じてみたいですか?
江口さん
いや、難しいですね。でも、僕には海江田役は演じられません。あの閉鎖された世界の中で、微動だにせずセリフを言うのは、大沢くんの日ごろのスクワットが効いていると思います。(会場:笑)
大沢さん
自分も海江田を演じていて、大変な部分はいっぱいあります。楽なのは、観てもらって分かるように、ゼロ歩しか歩いていないことです。(会場:笑)
江口さん
前作は七歩でしたよね?
大沢さん
七歩でした。今回はついにゼロになっちゃいました(笑)。そういう意味では皆さんにやっていただければうれしいです。
江口さん
それがどれだけ大変か…。まるで全てが見えているかのように指示を出す、あそこは大沢くんならではの戦闘シーンだと思いました。車なんかの閉鎖空間は良いですが、潜水艦の中にずっといるのは、リアルだったらきついだろうなと思います。スタッフからも「大変だ」と言う話は聞いていました。
津田さん
政治パートだと、外を自由に歩けますから、潜水艦に乗ってみたいなと思います。山中役を演じているAdoさんの…。
中村さん
(うれしそうに津田さんを見て)覚えていてくださって、ありがとうございます。もうあれは、葬り去られたのかなと思っていました(笑)。
津田さん
皆さん、「忘れてらっしゃるのかな?」と思ったので、思い出していただこうと思いました(笑)。でも、潜水艦にいるのは撮影も大変そうなので、少しで良いです。だって、外に出ないんですもんね?
中村さん
そうです。
でも、僕は前作の映画「沈黙の艦隊」に比べたらちょっと右往左往できたので、それがちょっと楽しかったです。
津田さん
あの空間は怖いですが、「体感してみたいな」という気持ちです。
MC
先ほどジャーナリストというワードが出ていましたが、ご自身の演じられた役以外でしたら何が良いですか?
笹野さん
ジャーナリストは、気がついたらニューヨークに行っていますからね。「良いなぁ」と思って…。「僕も行ってみたいなぁ」と思いました。(会場:笑)
上戸さん
(笹野さんに)ぜひ一緒にヘリコプターに乗って行きませんか?
笹野さん
(上戸さんに話しかけられていることに気が付かずに、無反応)
上戸さん
えっ? 話を振っておいて…。笹野さんに話をしているんですよ。
笹野さん
あ、私?
上戸さん
はい。一緒に行きましょう!
笹野さん
「お前ついて来い!」って言われて、何も知らずについていくとニューヨークに行くわけでしょ?
上戸さん
そうですよ!(渡邊さんに向かって)良い上空でしたよね?
渡邊さん
素敵な景色でしたよ。
笹野さん
それをやりたい!
MC
笹野さんはそうおっしゃっていますが、上戸さんがやってみたいのは?
上戸さん
私は、やはり潜水艦に乗ってみたいです。撮影では「空調が届かなくて暑い」とか「本当に大変だ」と聞いていました。でも、大沢さんの部下としてチームに入ってみたいなという願望があります。
渡邊さん
僕も<やまと>に乗らせてください! 同郷の前原滉さんが、むちゃくちゃカッコ良かったので、なんか悔しくて…。僕もソナーマンをやってみたいと思っています。
中村さん
僕は大滝さんを演じたいです。
津田さん
でも、北極に行きますよ。
中村さん
でも、世界を飛び回って、いろいろなものに挑戦していく力強さとエネルギーがあふれている役柄で、見ていてワクワクする人物だったのでやってみたいなと思いました。
大沢さん
「沈黙の艦隊」は、海江田という主人公がいるんですが、実は彼を取り巻く乗組員、政治家の皆さん、メディアの皆さんも主役で、その人たちの成長物語でもあると思います。僕は、ただ話の軸となっているだけです。
他の演じられている皆さんの方がすごく大変で、葛藤して感情を出して、何かを乗り越えていく……まるで主役たちがそろっているかのような作品なんです。だから、本当に申し訳ないんですが、僕は、海江田のままで良いかなと思います。(会場:拍手)
MC
最後に代表して、大沢さんから一言メッセージをいただきたいと思います。
大沢さん
改めまして、本日はご来場いただき、そして本作を観ていただきありがとうございます。
本作は、今、我々ができる最大の力を出したエンターテインメント作品になっています。同時に、「日本の未来がより良くなるためにはどうしたら良いのか」を考えるきっかけになる物語でもあるんです。僕らスタッフ、キャスト一同は、「観ていただいた皆さんに、より素敵な未来が訪れたら良いな」と願って作りました。劇場を出た後に、素敵な日々が訪れることを一同願っております。ご来場いただき本当にありがとうございました。