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「お嬢と番犬くん」大ヒット御礼舞台挨拶

2025.03.26
  • 公開後舞台挨拶

大ヒット御礼舞台挨拶

累計発行部数336万部突破の人気コミック「お嬢と番犬くん」(講談社/はつはる著)。極道の孫娘であることを隠し、“普通の青春と恋”をすることを固く心に決めた高校生のヒロインと、彼女のお世話係で過保護過ぎる若頭との恋愛模様を描いた、溺愛ロマンティックコメディが実写映画化され、3月14日に公開を迎えました。
3月26日には、大ヒットを記念してTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が開催され、福本莉子さん、ジェシーさん(SixTONES)、小林啓一監督、挿入歌「銃口をハートに向けて」を歌う乃紫さんが登壇しました。乃紫さんがアコースティックバージョンの同曲を披露し、会場が感動に包まれた、こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!

福本莉子さん

瀬名垣一咲役

ジェシーさん(SixTONES)

宇藤啓弥役

乃紫さん(シンガーソングライター)

挿入歌「銃口をハートに向けて」担当

小林啓一監督

福本さん

今日が本作の最後の舞台挨拶なので、本当に寂しいです。皆さんと本作の魅力をもっともっと語らいたいと思っています。

ジェシーさん

短い時間ですが、皆さんと話せる範囲で本作を共有していきたいと思います。

小林監督

皆さんのおかげで、もう一度舞台挨拶に立つことができました。短い時間ですがよろしくお願いします。

MC

本作の大ヒットおめでとうございます。公開を迎えて、どんな反響があったか教えてください。

福本さん

私は毎日エゴサーチをしています。「#お嬢と番犬くん」で調べると、ポジティブな感想ばっかり出てきて、本当にうれしいです。

MC

毎日エゴサーチをする時間は決まっているんですか?

福本さん

お風呂から出た後とか、クールダウンしながらやっています。

MC

ジェシーさんも、皆さんの感想をご覧になりましたか?

ジェシーさん

見ています! 「小林監督」で調べたりもしています(笑)。
あと、友だちからも連絡をもらいました。50代の友だちが、本作のポスターの前で自撮りした写真を送ってくれて、「ときめいちゃった!」とコメントをいただきました。

MC

性別・年齢を問わず、皆さんときめいているんですね。

ジェシーさん

本当にありがたいですね。

MC

福本さんは、ご家族やお友だちの反応はいかがでしたか?

福本さん

お友だちと姉は、いつもは劇場に観に来てくれるんですが、本作は「(観るのが)ちょっと恥ずかしいかも…」と言っていました。身内が出演している恋愛作品は、関係が近ければ近いほど恥ずかしいみたいです。でも、「そんなの良いから、絶対に観に行って!」と言ったら、友だちが観に行ってくれて、「キュンキュンしたし、前向きになれる、勇気をもらえる作品だね。」と感想をくれました。
原作が好きな方にも、よろこんでもらえている感想がたくさんあって、本当に良かったと思いました。

MC

監督はいかがでしょうか?

小林監督

僕も周りからすごく反響がありました。普段、連絡を取っていない人からも「観ましたよ」って連絡がありました。ジェシーくんが「普段と全然違う」「ギャップがすごい」という反応が一番多いです(笑)。

ジェシーさん

作中でもギャップがありますからね。

小林監督

TVなどの時とは全然違う男が本作の中にいるので、みんな驚いていました。

MC

小林監督は映画館でもご覧になりましたか?

小林監督

二回観ました。たまに観客の方の声にならない声が聞こえてきました。そんなことは初めての体験だったのでびっくりしました。そんな反応も良いですが、上映後に、ちょっと間を置いてからざわざわし始めて、「やば~い!」みたいな反応が聞こえるのも、めちゃくちゃ好きです。

MC

本日は、公開日から開催している「#お嬢と番犬くん溺愛体験キャンペーン」に、熱い想いを寄せてくださったお客さんのコメントを一部、“特大溺愛ボード”にしてご用意しました。気になるコメントなどがあれば、ぜひ教えてください。

福本さん

「原作履修済みなんだけど、昨日映画を観て、改めて漫画を読んで、再現度に感動している」ってコメントがうれしいですね。(櫻井海音さん演じる)田貫くんが最初に教室に入ってきたシーンの黒板の文字とか、原作にそっくりなんです。他にも、いろいろと細かいところまで原作を再現しています。

ジェシーさん

これも良いですね。「(ぐんぴぃさん演じる)天馬に電話越しに言い放ったセリフに、ゾクゾクしました。あんなこと言われてみたい。」車に寄りかかって、電話するシーンですね。僕も好きなシーンです。

小林監督

朝方に撮影したシーンですね。

ジェシーさん

あれはカッコ良いですよね。

MC

自分自身でもそう思われていたんですね。

ジェシーさん

自分自身でも、カッコ良いと思いました。自画自賛です。それでは映像をご覧ください!

MC

ない、ない! 映像はありません!

ジェシーさん

ぜひ、劇場でご覧ください(笑)。

MC

監督は、電話のシーンいかがでしたか?

小林監督

二回撮影をして、一回目はちょっと脅しているような感じで撮ったんです。今度は、ジェシーくんに「静かに、内側から怒りが出ている感じを表現してください」と伝えてから、二回目の撮影をしました。そうしたら、二回目もすごく良くて。色気がにじみ出ている感じがしました。

ジェシーさん

ありがとうございます。

MC

本作では、バラエティ番組などではなかなか見られない、ジェシーさんの独特な色気がありました。監督が引き出したんでしょうか?

小林監督

頑張りました。ジェシーくんは照れ屋なので、すぐふざけちゃうんですよ。

ジェシーさん

照れ屋なんです(笑)。
恥ずかしいので、いつもボケてごまかしてしまうんです。

福本さん

監督は、現場のモニターで、ジェシーさんに寄った映像を見ながら「カッコ良い!」っておっしゃってて、現場で声が漏れていましたよね。

小林監督

本当にカッコ良かったです。「漫画の啓弥が実在した」って感じがして、うれしかったですね。一咲も大変だったと思いますが、啓弥へのアプローチはかなり大変だったと思います。

ジェシーさん

プレッシャーでしたよ。

小林監督

あと、僕は最近「メロい」(何かにうっとりしたり、夢中になったりしている様子を表す言葉)という言葉を知ったんですが、啓弥を通してその言葉を実感できました。

MC

作中の細かい部分で、観てもらいたい部分もたくさんあるとうかがいました。

小林監督

車のナンバーの「139(一咲)」とかですね。「139」は他にもいろいろあるので、探してみてください。

ジェシーさん

僕の親友も「うわぁ!139がいっぱいある!」ってびっくりしていました。

MC

他にも“特大溺愛ボード”で気になるコメントはありましたか?

福本さん

「人間、キュンの限界を超えると涙が出てくるんだなということを知りました」って、すごいコメントですね!

ジェシーさん

すごいですね!

MC

キュンとするシーンが、それだけたくさんあるということですね。

福本さん

そうですね。心臓が足りないですよね。

ジェシーさん

最終的には涙が出てしまうんですね。

MC

ジェシーさんはいかがでしょうか?

ジェシーさん

「最後に爆音でかかったバリアが良すぎた、おかわりしたい」というコメント。ありがとうございます!  僕もあれが締めで良かったと思いました。そして、何度も言いますが「自分がSixTONESで良かったな」とも思います。啓弥目線の一咲への歌詞なので、心に入りやすい歌詞になっていると思います。

福本さん

エンドロールで「バリア」が流れているので、席を立つ方があんまりいらっしゃらないですよね。本当に素敵な曲だから、皆さん最後までちゃんと観てくれるんだと思います。

ジェシーさん

ちゃんとバリアしたってことですね(笑)。

MC

監督は主題歌の「バリア」はいかがですか?

小林監督

最高ですよね。ストーリーとしては、啓弥の生き様みたいなものが、最後にドーンと来るので、「バリア」とかけ合わさることで、この作品が一つにまとまったと思います。なので、エンドロールまで、余すところなく表現できたと思っています。

MC

ジェシーさんは劇場でご覧になりましたか?

ジェシーさん

三回くらい観ました。毎回キャラクターを決めて、目線を変えて観ました。「こういう気持ちなんだろうな」「次、何て言うんだろう?」って、キャラクターの気持ちになって楽しみながら観ました。

MC

福本さんは、今後もエゴサーチを続ける予定ですか?

福本さん

今後もこっそり続けます(笑)。でも、今日言っちゃったので、こっそりじゃなくなっちゃった(笑)。

ジェシーさん

しっかりだね(笑)。

小林監督

一つだけ良いですか? この「甘くて優しい上目遣いも、冷たく見下ろす視線もかっこよすぎて、瞬きするのがもったいなかった」というコメントがあります。本作は、目でお芝居をすることが多かったと思いますが、二人とも天才的な表現をしてくれました。ありがとうございます。人間は、最初に相手の目を見るんです。二人がそこをすごく繊細に表現してくれたので、作品に深みが出たと思います。

ジェシーさん

大げさすぎてもダメだと思いますが、目で何か訴えかける感じは意識しました。

MC

本日は、本作の大ヒットを祝しまして、TikTok総再生数19億回超え、Z世代を中心に話題の最注目アーティストであり、本作の挿入歌を担当された、シンガーソングライターの乃紫さんが劇場に駆けつけてくださいました!

■乃紫さんが登場!

乃紫さん

本日は素敵なセレモニーに呼んでいただき、ありがとうございます。とても楽しみにしていました。お会いできてうれしいです。

MC

挿入歌「銃口をハートに向けて」は、一咲と啓弥が動物園に行くシーンで、印象的に流れます。楽曲を作られる際、どのようなイメージで作ったのか教えてください。

乃紫さん

私は、もともと原作のファンだったので、まずお話をいただいてとても光栄でした。
主題歌がSixTONESさんのとても男らしくてカッコ良い、啓弥視点の楽曲だったので、挿入歌は対照的な曲にしようと思いました。そこで、一咲視点で啓弥を追いかけるような、「保護対象じゃなくて、恋愛対象として見てほしい」という片思いの楽曲にしてみました。

MC

でき上がった作品をご覧になっていかがでしたか?

乃紫さん

とても素敵なシーンで曲を流していただいて、とてもうれしいです。
ジェシーさんのビジュアルが、原作の啓弥そっくりで、個人的には頬骨がポイントかなと思いました。(ジェシーさんに向かって)頬骨を見せていただいてもよろしいですか?

ジェシーさん

(笑)。「頬骨を見せていただいてよろしいですか?」って、何だか病院の方みたいですね(笑)。
本作の撮影中は身体を絞っていたので、今はちょっとふっくらしてしまいましたが…。

乃紫さん

原作の啓弥も、頬骨がすごく男らしいんです。ジェシーさんも、そういう頬骨をお持ちだなと思いました。

MC

福本さん、エゴサーチされた中で、頬骨に注目している方はいらっしゃいましたか?

福本さん

いませんでした(笑)。

ジェシーさん

この話題が今日イチ盛り上がっていますね(笑)。

MC

今日は、乃紫さんが、本作の挿入歌「銃口をハートに向けて」のアコースティックバージョンを初披露、生歌唱してくださいます!

ジェシーさん

10曲、披露してくださるということですね?

MC

1曲です(笑)。

■乃紫さんが、本作の挿入歌「銃口をハートに向けて」のアコースティックバージョンを披露しました。

MC

会場のお客さんの中には、涙を流している方もいましたね。
乃紫さんいかがでしたか?

乃紫さん

とても緊張しました。
本作では、とても良いシーンで使っていただきました。この曲は本日リリースされましたので、皆さん良かったら聴いてください。

ジェシーさん

素晴らしかったです。ありがとうございます!

福本さん

ずっと聴いていたい気持ちです。劇中で使われているテンポではなく、アコースティックバージョンで聞くと、一咲の啓弥に対する切ない恋心がより伝わってきて、撮影中のことをいろいろと思い出しました。一咲の気持ちを、この楽曲が代弁してくれていて本当にうれしいです。ありがとうございます。

MC

「銃口をハートに向けて」が流れる動物園のシーンを、改めて振り返っていかがですか?

福本さん

動物園のシーンの撮影は楽しかったですよね。いろんなところに行って、素直に楽しめました。

ジェシーさん

ポニーをなでなでするシーンのアドリブで、啓弥は一咲をなでなでしていました。

福本さん

私、現場でそれに全く気付いていなくて、映像で観て、初めて気付きました。

MC

そのシーンは、監督も「自由に」という指示だったんでしょうか?

小林監督

そうですね。音楽でセリフは聞こえないので、口パクですが、原作のセリフをそのまま言っているところもあります。どういうところか観ていただけたらうれしいです。

福本さん

歌詞で「靴ずれ」という言葉があったんですが、ストーリーでも、靴ずれをしてしまった一咲に、啓弥が「今日、キレイでしたよ」っていうシーンがあります。

MC

監督は、この挿入歌を聞かれていかがですか?

小林監督

「バリア」と双璧を成す曲だと思います。先ほどのアコースティックバージョンもすごく良かったですが、劇中で流れている楽曲は、ウキウキした感じがあって、本作の彩りがすごく良くなったと思います。本当にありがとうございました。

乃紫さん

ありがとうございます。そう言っていただけてとても光栄です。
福本さん演じる一咲は、清純でひたむきなイメージとすごく合っていて、映像を観て本当に感動しました。

MC

今日はお二人に実際に会ってみて、いかがですか?

乃紫さん

本作を観た時に、身長差がとても愛らしいと思っていたんです。今日初めてお会いして、「実物も、本当に漫画から出てきたような二人だな」と感じています。

ジェシーさん

漫画から出てきました!

乃紫さん

ジェシーさんは、本当に愉快な方ですね。

福本さん

現場でもムードメーカーでした。

ジェシーさん

ちょくちょくですけれどね(笑)。

MC

ちょくちょくどころじゃなかったのでしょう?

ジェシーさん

いやいや、ちょくちょくですよ!

小林監督

結構撮影に集中していましたよね。だから、何だかんだで、あんまりふざけていなかったですね。

福本さん

確かに、あんまりふざけていなかったかもしれないですね。

ジェシーさん

(皆さんのコメントが)本当はふざけていたけれど、なかったことにしようみたいな感じになっちゃっている(笑)。
僕が緊張しやすいのもありますし、啓弥なので、「スパっと決めないといけない」と思って集中していたと思います。

小林監督

現場にいる時は、ちょっとオーラが違いましたね。オンとオフがありました。

福本さん

はい! 違いましたね。

MC

プロモーション活動も、そろそろ終わりかと思いますが、ジェシーさんの細かいボケに気付かなかったこともありましたか?

福本さん

ありました。いつも、シャワーを浴びている時に気づくんです。でも、プロモーション活動はすごく楽しかったです。

ジェシーさん

シャワー浴びながら、「あぁ、あのボケはそういう意味なんだ!」ってスッキリした後に、エゴサーチをするんですね。

福本さん

そうです(笑)。

MC

最後にジェシーさん、福本さんからご挨拶をお願いします。

ジェシーさん

ときめきたい方も、ときめいたことがない方も、本作を観て、いろいろな感情になって、「あわあわ!」と、してくれたら良いなと思っています。また、本作のいろいろなシーンから、忘れていた過去を思い出したり、未来に向かっていく勇気の大切さを感じてもらえたらと思います。「何だかすごく良い作品に巡り合えた」と思ってもらえたらうれしいです。気づかれていなかった「なでなでのシーン」など、何度も観ると細かいところにも気づいて、面白いと思いますので、引き続き本作をよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

MC

これが最後ですが、締めのギャグとかはしなくて大丈夫ですか?

ジェシーさん

今日は偉い人に「真面目に行け」って言われたので…って、これがもうボケみたいな感じですね(笑)。

福本さん

毎日楽しいことばかりじゃなくて、大変なことや、辛いこともあると思います。でも、本作を観ている時だけは忘れて、前向きになってもらえたらと思います。とても春らしい作品になっています。ぜひ、何度も劇場に来ていただいて、日々の疲れを癒しに来てください。本日はありがとうございました!