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「お嬢と番犬くん」公開記念舞台挨拶

2025.03.15
  • 公開後舞台挨拶

公開記念舞台挨拶

累計発行部数336万部突破の人気コミック「お嬢と番犬くん」(講談社/はつはる著)。極道の孫娘であることを隠し、“普通の青春と恋”をすることを固く心に決めた高校生のヒロインと、彼女のお世話係で過保護過ぎる若頭との恋愛模様を描いた、溺愛ロマンティックコメディが実写映画化され、3月14日(金)についに公開を迎えました。
公開翌日の3月15日(土)には、TOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、福本莉子さん、ジェシーさん(SixTONES)、櫻井海音さん、小林啓一監督が登壇しました。ジェシーさんと櫻井さんから、福本さんにホワイトデーのサプライズ演出が行なわれ、大きな盛り上がりを見せた、こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。

福本莉子さん

瀬名垣一咲役

ジェシーさん(SixTONES)

宇藤啓弥役

櫻井海音さん

田貫幹男役

小林啓一監督

福本さん

皆さん、こんにちは! 本作はいかがでしたか?

ジェシーさん

最高だった(笑)!

福本さん

わぁっ(笑)! ありがとうございます。昨日、本作は無事に公開をして、皆さんに観ていただいて、とてもうれしいです。本日は短い時間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたら良いなと思っています。

ジェシーさん

宇藤啓弥役を演じましたジム・キャリーです(笑)。失礼いたしました。
皆さん、僕たちのために時間を作っていただきありがとうございます。短い時間ですが、楽しんでいきましょう。

櫻井さん

田貫幹男役を演じましたマライア・キャリーです。

福本さん

おぉっ!

ジェシーさん

良いですね(笑)!

櫻井さん

本日は短い時間ですが、よろしくお願いします。

ジェシーさん

(監督に何かささやく)

小林監督

監督のきゃりーぱみゅぱみゅです。こう言えと、ジェシーくんがすごくプレッシャーを与えて来ます…。

ジェシーさん

いえ、与えていません(笑)。

小林監督

僕は素人なのでそんなことできないよ(苦笑)。
監督の小林啓一です。よろしくお願いします。

MC

3月14日に公開初日を迎えた本作ですが、公開を迎えた今の気持ちを教えてください。

福本さん

やっと皆さんに観ていただけて、とてもうれしいです。私も、昨日劇場で本作を観ました。

MC

初日の劇場の雰囲気はいかがでしたか?

福本さん

皆さんがどういう反応をしているのかすごくドキドキしていました。でも、観終わった後にお隣の方が「やばーい!」っておっしゃっていました。鑑賞中も声にならない声がたくさん聞こえてきて、本当にうれしかったです。

ジェシーさん

うジェシー(うれしい)です(笑)。僕も昨日劇場に観に行きました。若い人からおじさま方まで、幅広い方に楽しんでもらえていました。僕の前にいた人は、音楽が鳴る度に(体を左右に揺らして)ノッていました。

MC

そんなにノリノリの人がいたんですか?

ジェシーさん

いたんですよ! 僕は親友と行ったので、親友に電話して確かめましょうか?  本当にノッていたんです。
本作は、音楽に乗れるようなシーンもあれば、溺愛のシーンもあって、隣にいた方はずっと手を握って「はぁ…」ってうっとりしていました。おじさまもニヤニヤしていたので、「あぁ、おじさんにも刺さるんだ!」と思いました。おじさまにも、もっとときめきを響かせていけたら良いなと思いますね。

MC

今日の記事の見出しは「ジェシー“うジェシー”」で良いですか?

ジェシーさん

勝手に決めないでくださいよ(笑)。でも、その気持ちはありますね。
去年の夏頃に撮影をして、ようやく公開できてうれしいです。僕も話したいことがたくさんあるんですが、なかなか話せずにいたので、今日はいろいろ話せたら良いなと思います。

櫻井さん

ようやく皆さんに本作が届いたので、エゴサーチをしたんです。そうしたら「(自身の演じた)幹男がマジでウザかった」ってコメントがありました(苦笑)。

ジェシーさん

ほめ言葉じゃん!

福本さん

ほめ言葉じゃないですか!

櫻井さん

そう見えるように頑張っていたので、役者冥利に尽きます。でも、うれしい反面、ちょっとだけ傷つきました…(苦笑)。
でも、全然良いです! 「マジウザかった」って感想をたくさん書いてください!

MC

素の櫻井さんはどんな方ですか?

ジェシーさん

ウザくないですよ! こう言うと、本当にウザいみたいじゃないですか(笑)。僕は、「焼き鳥に行こう」って、連絡を取っています。

櫻井さん

深夜に連絡を取っているよね(笑)。

小林監督

僕も、昨日劇場に観に行きました。

ジェシーさん

え? 誘われていないです…。

小林監督

自分で行ったんでしょ(笑)? 
笑ってほしいところで、女性のお客さんたちの笑い声が聞こえて、僕はすごく幸せな空気に包まれていました。(上映後に劇場が)明るくなっても、なかなかお客さんが帰らないので、感想を聞きたかったんですが、おじさん一人で行ったので、そそくさと出てしまいました(笑)。でも、皆さんすごく満足げな感じだったので、「この作品を作って良かったな」って思いました。

MC

皆さんが思う本作の魅力を教えてください。

福本さん

魅力がありすぎて…伝えきれないです!

ジェシーさん

本当ですね。どうしましょうか…?

福本さん

でも、今までにない新しいジャンルの作品だと思います。ときめきも、切なさも、アクションもあって、二時間でできることを全部やったバラエティパックのような作品だと思います。二時間観た後の充実感、満足感がすごいんです。私はもう三回観ているんですが、毎回楽しめています。見どころがたくさんあるので、ぜひ何度でもおかわりしてください。

ジェシーさん

おかわりは無料ですからね。

福本さん

無料では…(苦笑)。

ジェシーさん

無料ではないね。白米の感じで言っちゃいました(笑)。

福本さん

ぜひおかわりしてもらいたいと思います!

ジェシーさん

放課後の教室のシーンとか、ときめく感じのところで、学生の方には「そういうことあるよね」と思ってほしいですし、逆に大人の方には「こういうこともあったな」と心に響いてくれたら良いなと思います。
一回だけでは、たぶん理解ができない部分もあると思うので、何回も観てほしいです。いろいろなキャラクターがいますので、それぞれの目線になって何度か観ていただけたら面白いと思います。

MC

他にも見どころのシーンを教えていただけますか。

ジェシーさん

僕が撃たれて血を流すシーンは、クランクアップのシーンでした。あと、動物園の撮影の日は暑かったですね。

福本さん

暑かったです。ライオンがお昼寝していて、全然動かなかったですよね(笑)

ジェシーさん

ずっと撮影できるから、逆に良かったよね。ライオンにも感謝です。動物園のシーンは、散歩をしたり、(レッサーパンダの)風太くんがいたので、一緒に写真を撮ったりと、普通に動物園を満喫して楽みました。アドリブも入れたりしましたね。
あとはどこだろう? アクションシーンですかね?

小林監督

アクションシーンは、かなりリハーサルをしたよね?

ジェシーさん

やられる側の方たちがうまいから、僕がほんのちょっとアクションをするだけでも、「うわーっ!」ってやってくれて、スーパーヒーローになった気分で楽しかったです。

小林監督

棒を当てるシーンでは、普段は寸止めにするんですが、ジェシーくんは「当ててください!」と言って、リアリティのために体を張ってくれました。

櫻井さん

僕が思う見どころは、まず、キャラクターが個性豊かで、誰を見ても飽きないっていうのがポイントだと思います。(かわいらしい口調で)あとは、乙女からするとぉ…。

ジェシーさん

おぉっ!

福本さん

乙女がいる!

櫻井さん

一咲と啓弥の身長差が、すごくキュンとするかなぁ…。

ジェシーさん

(渋い声で)ありがとう。(福本さんを見て)今日は身長がちょっと高めだね。

福本さん

今日はちょっと盛っちゃっているので、あんまり身長差が出ないですね(笑)。

MC

櫻井さんは、乙女目線で身長差萌えなんですね。

櫻井さん

萌えですよねぇ(笑)?

ジェシーさん

(会場のお客さんに向かって)身長差は、やっぱり萌えるんですか?(会場のお客さん:うなずく)

櫻井さん

乙女心ですね(笑)。

MC

本作には他にもキュンポイントがいっぱいありますよね。

ジェシーさん

そうですね。触れ合うシーンや、唇と唇が重ね合う…と思ったら合わなくて、「え?そこしないの?」ってシーンもありますね。触れあうシーンでは、一緒に観に行った親友は、顔を隠していました。普段、ふざけて合っている僕が、触れ合ったりしているのが恥ずかしくなったようです。それも新鮮なリアクションで面白かったですね。キョロキョロと周りを見ていたら、皆さんは楽しんでいたのでうれしかったです。

MC

もう一つの見どころが、SixTONESが歌う主題歌「バリア」です。 福本さんの演じる一咲のことを思う、啓弥の目線で書かれた溺愛感あふれる歌詞が印象的な楽曲です。ジェシーさん、楽曲のポイントを教えてください。

ジェシーさん

こういうテイストの作品だと、バラードやミディアムバラードで締める形が多いように思うんですが、「バリア」はSixTONESらしい、カッコ良くてスタイリッシュな楽曲になっています。歌詞も、啓弥の目線で一咲への思いを歌っていて、ストレートな気持ちを表現しているので、作品とマッチしていると思いました。
本作の撮影後にレコーディングをしたのですが、撮影時のことをいろいろと思い出しながら歌いました。カッコ良いパートもあれば、落ち着いたパートや、ちょっとセクシーな柔らかいパートもある楽曲になっています。

MC

監督、初めて「バリア」を聴かれた時の印象はいかがでしたか。

小林監督

最高ですね。「これしかない!」と思いました。バラードより、SixTONESっぽい感じの楽曲で気分も上がるので良いと思いました。

MC

本作の本編映像を使用した主題歌PVも解禁となり、こちらも大反響をいただいております。その映像の中で、一咲と啓弥が文化祭の中で演じる「ロミオとジュリエット」のシーンも映っていました。非常にロマンチックなシーンでしたが、このシーンはどのように演出されたんでしょうか。

小林監督

一咲と啓弥が文化祭で「ロミオとジュリエット」を演じるという設定は、原作にもあるんです。二人の関係が、 “禁断の恋”に近いものがあるので、「ロミオとジュリエット」の舞台と、一咲がシンクロしていくんです。一咲が「近づいちゃいけない」と思いながらも、気持ちや体が動いてしまう重要なシーンは、全て福本さんの芝居にかかっていましたが、見事に演じてくれました。僕は、あのシーンを観ると毎回泣いてしまうんです。一咲の気持ちがすごく伝わってきて、いじらしい感じがして、とても素敵なシーンになったと思っています。

福本さん

監督がおっしゃったように、あのシーンは「ロミオとジュリエット」のセリフに合わせて、一咲の気持ちを素直に出せるシーンでした。二人が近づいていくシーンも、周りに人がいなかったので、二人だけの世界ですごくロマンチックなシーンになっていました。

MC

舞台に向けて、教室で練習するシーンがありましたが、あのシーンはジェシーさんと櫻井さんのアドリブ合戦になっていたとうかがいました。

ジェシーさん

何テイクも撮っているうちにウズウズしてしまって、監督も僕がふざけたいのを分かってくれて、最後は「ここまでちゃんとセリフが終わった後は、カットをかけるまで自由に遊んで良いよ」って言ってくださったので、いろいろやったんです。「海音くんもノッてくるかな?」と思ったら、ノッてきてくれたのでアドリブの掛け合いになりました。僕の剣の扱いに「それはダメです!」みたいにツッコミを入れてくれたり、(後ろから櫻井さんを抱えて)「タイタニック」のポーズを真似たりしていました(笑)。

櫻井さん

あそこは、メイキング映像に入っていたら良いですね。

ジェシーさん

あと、「マイケル・ジョーダン似だね」というセリフのところで、「冗談冗談!上段・中段・下段!ダンダンダン!」とか、いろいろやったんですよ。

福本さん

本当にやっていましたね(笑)。

ジェシーさん

でも、やり過ぎると啓弥じゃなくて、 “やり過ぎ謙信”になっちゃうのでね(笑)。 どうも、“やり過ぎ謙信”です(笑)!

櫻井さん

僕はジェシーさんのアドリブに対して、合わせていくようにしていました。非常に楽しかったです。シリアスな人が多くて、めったにそういうシーンの撮影がなかったので、「ようやくコメディな部分を見せられたかな?」と思います。

ジェシーさん

田貫くんが一咲に「彼氏いるの?」って言うシーンは、テイクを何度も重ねたので、海音くんを20~30回くらい引っ叩いてしまいました。カメラに映っていない時もガチでやってしまったので、「大丈夫かな?」って思っていました。(櫻井さんに向かって)大丈夫でしたか?

櫻井さん

結構強かったんですが、だんだんクセになってきて、全然大丈夫でした。

ジェシーさん

Mなんですか(笑)?

MC

昨日、3月14日は本作の公開日でしたが、ホワイトデーでもありました。2月9日に行われた本作の完成披露試写会では、バレンタインデー間近ということで福本さんと佐々木希さんが、男性陣に向けてチョコレートケーキをサプライズでプレゼントしました。今日はジェシーさんと櫻井さんから、福本さんに向けてプレゼントがあるんですよね?

■ジェシーさんと櫻井さんがサプライズの品を取りに行き、花束を持って再登場!

■ジェシーさんがボケで小林監督に花束を渡す。

福本さん

そっち(笑)?

櫻井さん

違う、違う(笑)!

■改めて、ジェシーさんと櫻井さんが花束を福本さんにプレゼント。

MC

この花束はお二人で作ったと聞きました。

櫻井さん

さっき作りました。

ジェシーさん

できたてホヤホヤです。まだ温かいと思います(笑)。

■ジェシーさんと櫻井さんがお花を選んでいる写真がスクリーンに映し出される。

福本さん

あら素敵!

ジェシーさん

福本さんが赤がお好きというのを知っていたので、それをベースに田貫と啓弥の気持ちも入れながら作りました。

福本さん

かわいいです! ありがとうございます。

櫻井さん

花束のお花を選ぶことって、なかなかないですし、二人で選んだのでセンスがグチャグチャになっちゃいました(苦笑)。

ジェシーさん

グチャグチャというか、カラフルな色合いにね(笑)。

福本さん

ケンカしないでもらって良いですか(笑)?

ジェシーさん

ケンカはしていないですよ(笑)。ケンカする時はちゃんとやりますから!

福本さん

でも、お二人が真剣に考えてくださって、本当にありがたいです。

ジェシーさん

たぶん、花束の中に請求書があるので…。

福本さん

え? 私が支払いをするんですか(笑)?

MC

福本さんは、現場でジェシーさんと櫻井さんのやりとりをどんな風に見ていたんですか?

福本さん

「少年たちが楽しそうだな」って思って見ていました(笑)。

MC

福本さんは、そこには入らずにですか?

福本さん

私は見ていましたね。「タイタニック」のポーズの時も見守っていました。お二人が無邪気で、元気をもらいました!

ジェシーさん

無邪気ー・チェン!

櫻井さん

(華麗なターンを見せながら)マイケル・無邪気ソン!

ジェシーさん

おっ!

福本さん

すごい、すごい(笑)!

ジェシーさん

(小林監督に向かって)そして? (困る小林監督のリアクションを見て)監督のこの反応がかわいいんです。

MC

福本さんは、数々のジェシーさんのボケを間近で見てきたと思いますが、もう慣れましたか?

福本さん

斜め上のボケが来るので、毎回新鮮で面白いです。でも、たまにその時に気がつけずに、後から「あ、あれはああだったんだ!」って気がつくことがあります。拾いきれなかった時はすごく無念です。

ジェシーさん

それで良いんです(笑)。

福本さん

お風呂に入っている時とかに「だからあのボケを、あの時に言ったんだ!」って、時間差で気がつくんです。

ジェシーさん

時間差のジェシーです。

MC

そして、会場の皆さんにも、本日会場に入った際にお花が渡されたと思います。

ジェシーさん

公開記念舞台挨拶ということで、今日来ていただいた「お嬢」の皆さんに…何人か「お嬢」ではない方もいますが…。「番犬くん」からのちょっとしたプレゼントです。SNSなどで本作を広めていただけたらと思います。

福本さん

かわいい!

ジェシーさん

かわいい俊一(=川合俊一さん)です! 皆さん、お花の色や種類がそれぞれ違いますからね。

MC

最後に福本さん、ジェシーさんからご挨拶お願いします

ジェシーさん

(福本さんの声をマネして)はい、やっぱり…。

福本さん

それ、私のマネですか(笑)? 本当に短い間でしたが…何だかお別れの挨拶みたい(笑)。卒業みたいな感じがしますよね?

ジェシーさん

違いますよ(笑)。

福本さん

短い時間でしたが、皆さんとお時間を共有することができてとてもうれしかったです。本作は甘いだけじゃなくて、切なさもあって、ちょっぴりスパイスの効いた、今までに観たことがないような溺愛ロマンティックコメディになっています。原作にあるシーンが本作の中にもたくさんあります。細かいところにまでこだわって、心を込めて作った作品なので、ぜひ劇場の大きなスクリーンで溺愛を体感していただければと思います。本日はありがとうございました。

ジェシーさん

台本を読んだ時は、原作のシーンをピックアップして、劇場版にするというのは、とても大変だと思いました。でも、完成した本作を観て、すごくバランスが良い作品だと思いました。
本作は、学校が舞台となっていて、単にときめきだけではなく、人間関係も描かれた作品です。大人の方には学生時代を思い出して「懐かしいな」「友だちは元気かな?」「久々に連絡してみようかな?」と、子ども心を思い出して、明日への活力にしてもらえたら良いなと思います。
いろんな方に広めていただいて、皆さんに楽しんでいただけたら、うジェシーです。本日はありがとうございま“うえ”!  “した”だろ!