映画『グランメゾン・パリ』レッドカーペットイベント&SPドラマ先行上映会

2024.12.21
  • イベント

レッドカーペットイベント&SPドラマ先行上映会

2019年に放送され、大きな話題を呼んだドラマ「グランメゾン東京」(TBS系列にて放送)が、5年の歳月を経て映画化され、12月30日(月)に公開を迎えます。
映画公開の前日12月29日(日)21時から、スペシャルドラマ「グランメゾン東京」も放送されることとなり、これを記念して12月21日(土)、新宿にて本作のレッドカーペットイベントが行われ、TOHOシネマズ 新宿ではスペシャルドラマの先行上映会が行われました。
木村拓哉さん、鈴木京香さん、オク・テギョンさん、正門良規さん、玉森裕太さん、寛一郎さん、吉谷彩子さん、中村アンさん、北村一輝さん、及川光博さん、沢村一樹さん、塚原あゆ子監督が、グランメゾン仕様にラッピングされた特製バスに乗って歌舞伎町に登場し、それぞれが本作への思いを熱く語りました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。

木村拓哉さん

尾花夏樹役

鈴木京香さん

早見倫子役

オク・テギョンさん

リック・ユアン役

正門良規さん

小暮佑役

玉森裕太さん

平古祥平役

寛一郎さん

芹田公一役

吉谷彩子さん

松井萌絵役

中村アンさん

久住栞奈役

北村一輝さん

明石壮介役

及川光博さん

相沢瓶人役

沢村一樹さん

京野陸太郎役

塚原あゆ子監督

【レッドカーペットイベント】

■キャスト陣が、グランメゾン仕様にラッピングされたバスに乗って登場し、レッドカーペットを歩きました。

木村さん

新宿というスペシャルな場所で、こういった催しをやらせてもらえて、非常にびっくりしていますし、うれしいです。寒い中、たくさんの方が見守ってくれました。本当にありがとうございます。

MC

改めて、こうしてメンバー全員が勢ぞろいすると圧巻ですね。

木村さん

僕もみんなと久々に会えて、非常にうれしいです。スペシャルドラマ「グランメゾン東京」も、映画『グランメゾン・パリ』の撮影もドラマでご一緒させていただいた後に、またみんなと会える場所をいただけたので、ありがたいと思いました。この個性あふれるキャストを束ねてくれた塚原監督に、もう一度「ありがとう」と言いたいです。

鈴木さん

こうして懐かしい仲間と会うと、5年前にみんなで星を追いかけて、その夢が叶った時と、同じような気持ちになります。スペシャルドラマ、そして映画となって帰ってこられて、最高にハッピーです。みなさんにもぜひ観ていただきたいです。

及川さん

レッドカーペットとこの赤い階段が実家のリビングみたいで、まぁ、慣れたものなんですが(笑)。
映画化すると聞いた時は、本当にワクワクしました。でも、「日本で三つ星は取ったじゃん。これから僕たちは何を目指すの?」 って聞いたら、「世界へ」ということで、パリでした。びっくりしましたね。どんな内容になっているかは、ぜひ劇場で確認してみてください。もうとにかく熱いです! 「諦めの悪い大人たちの物語」です。本当に大人げない(笑)! でも、そこが見どころです!

沢村さん

実家のリビングが赤いの(笑)?

及川さん

そこは流していこうよ(笑)。場を温めたんだから!

沢村さん

ぜひ劇場に足を運んで、映画を観ていただきたいと思います。

テギョンさん

僕は外国人として、大きなイベントに参加することができてうれしいし、幸せです。(会場に来てくれた)皆さん、帰り道も気をつけて、年末に必ず映画館に行って観てください。

正門さん

会場の皆さんの熱量がすごかったです。改めて、たくさんの方にこれだけの熱量で愛されている作品に参加できたことが、本当に宝物のような時間だったと思います。皆さん、スペシャルドラマの放送、そして映画の公開を楽しみにしていてください。

玉森さん

こうして集結することができて、すごくうれしいです。12月29日放送のスペシャルドラマ、そして30日公開の映画『グランメゾン・パリ』も楽しんで観ていただけたらうれしいです。皆さん、ぜひグランメゾンをよろしくお願いします。

寛一郎さん

5年ぶりに「グランメゾン東京」のメンバーが集まりましたが、まず(自分が演じた)芹田が辞めていなかったことをほめてあげたいです。そして、映画『グランメゾン・パリ』も大変素晴らしい作品となっているので、ぜひ劇場でご覧ください。

吉谷さん

私は、レッドカーペットを初めて歩いたんですが、こんなにたくさんの人が「グランメゾン東京」のために集まってくれたことがすごくうれしかったです。「本当に愛されている作品になったんだな」と思いました。ちょうど5年前にドラマを撮影している時に、「またみんなで帰ってこられたら良いね」って話をしていました。まさか実現するとは思わなかったので、本当にうれしいです。ぜひ、スペシャルドラマ、そして映画と楽しんでください。

中村さん

また皆さんと一緒に作品に携われる日が来るとは思っていなかったので、本当にうれしいです。12月29日・30日と、皆さん素敵な年末をお過ごしください。

北村さん

僕は、5年前から沸々とこの役を狙っておりました(笑)。僕は、テレビ越しに「このドラマはきっとスペシャルドラマや、映画化があるだろう」と勝手に想像して、「どうすれば5年後に出られるんだろう?」と、そればっかりを考えて生きてきました。今、夢が叶った瞬間です。ここに立っている自分を褒めてあげたいです。もちろん、映画も素晴らしいと思いますが、スペシャルドラマの方も、すごく面白いんですよ! ぜひ観ていただきたいです。

塚原監督

スペシャルドラマと映画で、また皆さんの前にグランメゾンというチームをお届けできることを幸せに思っております。ぜひ、おいしくて、温かい年末年始になりますように、楽しみに待っていてください。

MC

ここで一つ発表がございます。なんと映画『グランメゾン・パリ』の、舞台となったパリでの公開が決定いたしました! 2025年1月8日公開です。また、香港・台湾・韓国でも、2025年春の公開が決定しました!

及川さん

すごいじゃないですか!

鈴木さん

すごい!

及川さん

パリで公開するのは、我々のフランス語がちょっと心配…(苦笑)。

MC

木村さん、いよいよパリでの公開も決まりましたがお気持ちはいかがですか?

木村さん

僕たちがグランメゾンの舞台にさせてもらったその街、その国で、本作が公開されることに感謝したいです。ミッチー(及川さん)も若干危惧していましたが、僕らが劇中で表現したフランス語が、果たしてパリの劇場で観客の皆さんにしっかり伝わるのかどうか…。誰かに見届けて報告していただきたいです。

鈴木さん

我々は行けないですが…パリでも観たいですね。うれしいです。

MC

スペシャルドラマ、さらには映画の内容に関してもうかがいます。木村さん、鈴木さん、及川さん、沢村さんは、映画の初号試写も一緒にご覧になったとうかがいました。

及川さん

はい、一緒に観ました。今日は欠席ですが、リンダ役の冨永愛ちゃんも一緒に観ましたね。
エンドロールが終わった後、試写室ですごく温かい拍手が起こりました。隣を見たら、京香ちゃんが泣いていたのがもう愛おしくてね…。なんてキュートな人なんだろうと思いました。

鈴木さん

及川さんの目にも涙でしたし、沢村さんの涙は美しく輝いていました。

及川さん

キラキラしていたね、美しかった!

鈴木さん

みんなで木村さんとハグをしたり、大変な騒ぎになって、感激でした。

沢村さん

自分が出ている作品を観て泣くとは思わなかったので、ちょっとびっくりしましたが、いろんなこと思い出して泣いてしまいました。良い作品になったと思います。パリでの公開のことを聞いてやっぱりちょっと心配なのは、僕らのフランス語です。フランス語のセリフの下にフランス語のテロップが入っているんじゃないかと…(苦笑)。

及川さん

大丈夫! 通じますよ! だって、撮影現場にはいろんな国籍の、あらゆる人種のスタッフがいましたけれど、「君たちはフランス語喋れるんでしょ?」って何回も声かけられましたよ。

木村さん

試写では、スタッフ、キャスト一緒に観ましたが、自分たちが携わった作品に素直に拍手できるのが非常に不思議な感覚で、「これ本当に合っているのかな?」って思いました。先ほど、京香さんもおっしゃっていましたが、エンドロールが流れ終わって「監督:塚原あゆ子」という文字が消えて、試写室に光がフワンと入った瞬間に、どうしてもみんなに「ありがとう」って言いたくなって、みんなにありがとうの拍手をしてもらいました。後ろを振り返ったら、冨永愛ちゃんから、もう役柄のリンダのまんま「素敵な映画になったわね」って一言をいただきまして(笑)、「ありがとう」って握手をしました。その横で、いっくん(沢村さん)がバーって泣いていました(笑)。

及川さん

相当泣いていたよね(笑)。

木村さん

「とりあえず握手してもらって良いかな?」と僕が言ったら、「僕の涙、返せよ!」って言っていました(笑)。でも、それくらいみんなが何か温かくなる作品に仕上がったんだと思います。

MC

ドラマからのメンバーにプラスをしまして今回、映画から加わった方もいらっしゃいます。テギョンさんは、このイベントのためだけに今日韓国からいらっしゃいました。韓国系カナダ人のパティシエという役どころでしたが、“グランメゾン”チームとの撮影はいかがでしたか?

テギョンさん

本当に勉強になりました。国際的な作品に参加して、韓国での映画やドラマと違って、リハーサルの時から本当に真面目に最終のエンディングまできっちりとやるのは、新鮮な経験でした。

MC

正門さんは、先輩の木村さんとの共演ということになりました。

正門さん

非常にしびれる毎日でしたね。刺激的な日々を過ごしました。大先輩の方たちの現場に途中から参加したんですが、とても温かく迎えていただきました。でも、日々良い緊張感がありました。見習いという役柄と、自分の立場がすごく連動していたので、良い経験をさせてもらえたと思います。

MC

玉森さん、吉谷さん、寛一郎さんは、尾花が去った後の“グランメゾン東京”を支え、奮闘する姿が描かれています。久々に皆さんで集まっての撮影はいかがでしたか?

玉森さん

連続ドラマ時代のことを思い出して、懐かしい気持ちになりました。東京チームも負けていないので、その辺もご覧いただけたらと思います。

吉谷さん

5年ぶりに会いましたが、空気感が全然変わっていませんでした。会ったら、それぞれ平古シェフ、芹田、栞奈さんでした。みんなドラマをもう一回見返して撮影に挑んだので、空気感は何も変わらずにできたと思います。

寛一郎さん

吉谷さんが言ったように、5年ぶりな感じがしなかったです。現場で厨房に入ったら、本当に昨日のことのように思い出して、素敵な日々が帰ってきました。厨房の中はつまみ食いするものが全ておいしかったです。

吉谷さん

そうだね(笑)。

寛一郎さん

ずっと食べていました。

MC

一番つまみ食いしていたのは誰でしたか?

寛一郎さん

吉谷さんじゃないですか?

吉谷さん

いいや、寛一郎です。ダントツで!

MC

先輩たちは、寛一郎さんがつまみ食いをしていることは知っていましたか?

寛一郎さん

パリのチームとは今回はちょっと違ったので、若手だけの中で、僕はつまみ食いをしていました(笑)。

木村さん

12月29日放送のスペシャルドラマ「グランメゾン東京」では一緒に作業はしたんですが、ちょっと訳あって、僕はグランメゾン東京の厨房には一歩も入りませんでした。その辺は、スペシャルドラマを観ていただければと思います。
今日はスケジュールの都合で、ご一緒できなかった窪田正孝くんもスペシャルドラマに出演してくれています。北村さんと窪田くんが、本当にすごいエッセンスを加えてくださいました。グランメゾンのチームは、倫子さんも相沢も京野も、祥平も芹田も萌絵ちゃんも、慣れ親しんだキャラクターなので、「きっとこういうことを言ってくれるだろうな」と思ってしまうところがあるんです。でも、北村さんと窪田くんが演じたキャラクターが、フレッシュペッパーなのか? わさびなのか? すごく角を作ってくれて、ぼやけかけていたストーリーの輪郭をしっかりさせてくれます。これはぜひみなさんに味わっていただきたいです。

MC

北村さんは、グランメゾン東京と資本提携をしている敏腕社長という役どころでしたが、チームグランメゾンとの撮影はいかがでしたか?

北村さん

最高でした! 僕はただの食いしん坊みたいな感じでした。ネタバレになってしまうのであまり言えないですが、ドラマの現場では、現場の人たちと制作陣とで、同じものを作るにしても見方が違っていることがあります。今回、僕は料理人ではない役なので、その価値観の違いから衝突が起きてしまいます。なるべくリアリティがあるように見えたら良いなと思いながら演じました。このドラマで、僕が現場に入って一番に思ったのは、皆さん俳優なんですが、本当の料理人のようだし、現場も本当のお店のようで、すごくやりやすい良い空気感がありました。僕も一員になった気持ちで、安心して撮影ができました。

MC

その北村さんの近くにいるのが、今回は出向している役どころの中村さんですが、難しい役どころでしたか?

中村さん

そうなんですよ。私は北村さんと一緒にいる時間が長かったですね。北村さんが「グランメゾン東京」にスパイスをくださって…何か、ネタバレを言っちゃいそうで危ないな(苦笑)。私も頑張りました。同じ役をもう一度やるのは、すごく難しいなとも思いました。

MC

主演の木村さんからレッドカーペットにお集まりの皆さん、そして配信でご覧になっている皆さんにメッセージをお願いします。

木村さん

12月29日放送のドラマ「グランメゾン東京」、こちらを前菜、そして続いてのスープと味わっていただいた後に、翌日公開される映画『グランメゾン・パリ』をメインとして、皆さんに味わっていただきたいです。みなさんぜひ受け取ってください。よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました!

■及川さんを中心に、自撮りをする登壇者の皆さん

【SPドラマ先行上映会舞台挨拶】

木村さん

今日は上映会にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。これから皆さんに観ていただくのは、12月30日公開の映画『グランメゾン・パリ』の前菜となっております。こちらを観ていただいて、映画『グランメゾン・パリ』を受け取っていただくと、一番良いコースになると思います。僕も昨夜、皆さんよりちょっと早めに拝見しました。「あれ?北村さん…?」って思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、北村さんは今回のスペシャルドラマ「グランメゾン東京」に、ものすごいエッセンスを加えてくれています。そして、今日はスケジュールの都合で来られなかった、窪田正孝くんも、ものすごく素敵なエッセンスを加えてくださっています。早く皆さんに観ていただきたいです。

鈴木さん:

皆さん、今日はありがとうございます。連続ドラマからもう5年になりますね…。5年前に本当に楽しい時間、そして、私にとってもかけがえのない思い出になったこのドラマが、スペシャル、そして映画になって、とてもうれしく、感激しています。撮影中は夢のように楽しい時間でした。すごく良い作品になったと思います。今日は来てくださって、どうもありがとうございます。たくさん楽しんで帰ってください。そして、周りの皆さんにスペシャルドラマの宣伝をどうぞよろしくお願いいたします。

MC

映画『グランメゾン・パリ』は、フランスの高級ジュエリーブランド「Boucheron(ブシュロン)」にご協力いただき、パリのヴァンドーム広場にあります店舗でも撮影が行われました。
今回はその縁がありまして、「Boucheron」のジュエリー総額一億円相当のものを、鈴木さんがお召しになっております。

及川さん

キター(笑)!

鈴木さん

そうでしたか…?

木村さん

すみません! 本人が知らなかったようです(笑)。

鈴木さん

急に緊張してきますね。先ほどレッドカーペットを普通に歩いていました…(苦笑)。急に重く感じます。でも、キラキラしているものがあるだけで、うれしかったです。値段ではないとは言いながらも、実際にお値段を聞くと、そんなに素晴らしいものを身に着けさせていただいてこちらに立てているのは、ありがたいことだと思います。

玉森さん

今日はありがとうございます。楽しんでいただけたらと思いますので、最後までよろしくお願いいたします。

中村さん

スペシャルドラマでは、コロナ禍を経てのお話になっています。栞奈さんはドラマとまた少し違った、新たな様子が描かれています。北村さんとご一緒のシーンが多かったです。ぜひ楽しんでほしいなと思います。

北村さん

皆さんここにいるということは、すごくこのドラマのファンなんだろうなと思います。僕も新しく入れていただくことになりました。今回はほとんど中村さんと二人のシーンで、熱いシーンがいろいろありました。自分史上、結構良い感じの、好感度も上がるような役を精一杯演じました(笑)。今からご覧になると思いますが、ぜひ楽しんでいただけたら幸いです。

寛一郎さん

5年ぶりに集結して、芹田が店を辞めていなくて良かったと思いました。楽しんでいってください。

吉谷さん

5年前の撮影の時も「またみんなで『グランメゾン東京』続編ができたら良いね」なんて話しをしていたんですが、帰ってくることができて本当にうれしいです。萌絵ちゃんは、すごく生意気な女の子なんですが、スペシャルドラマでもそれが出ていると思いますので、楽しんでいってください。

正門さん

初めて映画化するって聞いた時はすごく驚きました。何よりたくさんのファンがいる作品だと思っていましたので、その作品に参加できるよろこびを噛みしめながら、日々を大事に撮影に挑んだつもりです。できることは精一杯やったので、皆さんぜひ受け取ってください。

テギョンさん

日本の映画館は初めてですが、こういう風に、皆さんがいっぱい来てくださって、本当にワクワクしています。まだ僕も観ていないんですが、皆さんと一緒に楽しみにしています。皆さんご覧になったら、たくさんのプロモーション…インスタとかXとか、たくさんの広報をお願いします。

木村さん

一番ちゃんとしている。

及川さん

本当だよね! かわいい!

木村さん

テギョンとは、スペシャルドラマ「グランメゾン東京」の後、映画『グランメゾン・パリ』でご一緒しました。撮影が始まって5日間ぐらいは、テギョンのななめ後ろに通訳のスタッフの方がいてくださって、現場の会話や監督が求めるもの、共演者とのコミュニケーションを訳してくださっていました。でも、6日目から通訳の方がいなくなったんです。「大丈夫かな?」と思っていたんですが、テギョンが僕たちに歩み寄ってくれたんです。僕たちが一番びっくりしていますが、パリで一緒に撮影している間は、ずっと日本語で、その全てを理解して、日本語で返してくれていました。映画『グランメゾン・パリ』では、僕らがフランス語がどうたらこうたら…とブーたれていたんですが(笑)、テギョンの頑張りを目の当たりにすると、何も言えないなと思いました。もう一度、テギョンに拍手をお願いします!

■会場からテギョンさんに大きな拍手が送られました。

及川さん

テギョンはね、本当に良いやつなんですよ。ちょっと自慢して良いですか? パリで撮影をしていて、夕方くらいに撮影が終わって、みんなで夕食に行くんです。渋滞するパリの街をタクシーで移動するんですが、僕はだいたいテギョンと一緒のタクシーで、渋滞中はずっと二人でしゃべっていました(笑)。

MC

今回、5年が経ってスペシャルドラマ、そして映画になりました。

及川さん

2019年のTVシリーズで共演した皆さんと再会できたのはもちろんうれしかったです。そして、胸にグっと来たのは、緑山スタジオにグランメゾン東京の店のセットがそのままあって、そこに足を踏み入れた時に胸が熱くなりました。

MC

一瞬で役どころが蘇ってくるような感覚でしたか?

及川さん

今年の正月に一気に見返したので、それでですね(笑)。あっという間に5年の壁を越えた感じです。

沢村さん

今ミッチーが言っていましたが、あのセットは取ってあったんじゃなくて、もう一度作ったそうですよ。

及川さん

新たに?

沢村さん

知っていた? ゼロからまた作ったんです。残してあったんじゃなくて、スペシャルドラマのためだけに作ったそうです。そしてプチ情報ですが…テギョンはTOEICは何点だったんだっけ?

テギョンさん

満点です…いきなりなんですか(笑)?

沢村さん

彼は日本語だけじゃないんですよ! すごいですよね!

塚原監督

またグランメゾンのチームと久しぶりに再会して胸が熱くなっております。今日皆さんにご覧いただくのはドラマ版なので、普通だったらお家で観ていただくものです。でもきっと劇場で観たら、「サク」って音とか、おいしい音がお家よりも増して聞こえると思うので、お得な上映だと思います。

MC

「グランメゾン東京」が帰ってくるということになりました。たくさんのスタッフ、そして関係者、ファンの期待を背負っての作品となったと思いますが、塚原監督、改めて今のお気持ちはいかがでしょうか?

塚原監督

映画『グランメゾン・パリ』の方にはフランスのチームも半分ぐらいいました。たくさんの人に支えてもらいながら、年末の公開を迎えます。本当にいろんな人に御礼を言いたいです。ドラマの時から応援してくださったファンの皆さんがいたからこそ、スペシャルドラマや映画になったので、その方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。

MC

このスペシャルドラマは、三つ星を獲得した「グランメゾン東京」が、全ての星を失っているという、衝撃的な展開から始まります。この展開を読んだ時のお気持ちを教えてください。

木村さん

それ、言っちゃうんすね…(笑)? 今から観る人たちの前で、脚本を読んだ時の感想を言えということは、つまり中身に全て触れるってことですよね?

MC

ギリギリのラインを攻めていただけたら…。

木村さん

何だったら全部言っちゃう?(笑)

沢村さん

アンちゃんのやつとか、北村くんのやつも全部言う?

中村さん

ダメダメ! ダメですよ(笑)。

木村さん

だって、今(MCが)聞いてきたもん。脚本を読んだ時の気持ちを…って。

中村さん

間違いですよね?

MC

台本を読んで、スペシャルドラマのストーリーについて、皆さんがどう思われたか教えていただければと思います。

及川さん

はい!
「映画化する」って話になって、「それは楽しいぞ!」って思いながら最初に台本を読んで「うわ、何て面白いんだろう」「これは劇場版にすべきだ!」と思いました。そしたら、最後のページに「劇場版に続く」って書いてあったんです。だから、僕が映画だと思って読んでいた台本は、スペシャルドラマだったんです! それくらい二作とも面白い!

木村さん

確かに。今のはすごく理解できました。僕も勘違いしていたので。台本が手元に届いて、読んだら本当に面白くて「これは早く撮ろうよ!」っていうモチベーションだったんですが、読み進めてラストシーンになったら「劇場版『グランメゾン』に続く」って書いてあったんです。「ん? じゃあこれ何?」って聞いたら、「ドラマです」って言われたので、「じゃあ何で映画二本、前編・後編にしなかったんですか?」って言ったら、みんな目線をそらしていました(笑)。本当にそれぐらい面白いです。これからご覧になる皆さんに、どれぐらい「あぁ、そういうことだったのか!」って思ってもらえるか? そして今日、皆さんがお座りになっているイスから立ち上がる時に、北村さんのことを嫌いにならないか? これだけ言っておきます。最高のお芝居です! その代わり、北村さんを嫌いにならないでください(笑)。

沢村さん

さっき木村くんも言っていましたが、僕も昨日観ました。iPadで観たんですが、今日はこの大画面で観られるのが本当にうらやましいです。スペシャルドラマを、映画の宣伝のための作品のように思っている方も、もしかしたらいるかもしれないですが、セットなども含め、映画と遜色ないクオリティです。この大画面で観られるのは…やばいですよ!
僕は、映画の試写でも泣いちゃいましたが、このスペシャルドラマでも泣きましたからね。自分で自分の作品を見て、泣くことはあんまりないんですが、どっちも泣いちゃいました。それぐらい、楽しい時間を過ごしていただけるんじゃないかと思います。スペシャルドラマを観たら、すぐに映画を観たくなると思いますよ。

木村さん

後、たぶん腹が減りますね。上映はすぐ始まっちゃうんですよね? 始まる前に時間が取れたら、みんなには何かを腹の中に入れておいてほしいくらい。上映が終わる頃に、みんなの食欲のスイッチを押すことができていたら、ある意味成功かなと思います。

沢村さん

この会場がみんなのお腹の音で満たされるのが楽しみですね。

木村さん

あと、みんながつばを飲み込む「ゴク」って音もね(笑)。皆さんの食欲のスイッチを押せたら良いなと思います。

MC

今回5年ぶりに集結されて、皆さん、変わったこと、変わっていなかったことなどはありましたか?

鈴木さん

5年ぶりでも同じ感じで、すぐに厨房に立てちゃったんですよね。でも、観ていただければと分かると思いますが、「倫子がちょっと不甲斐ないかな、もうちょっとしっかりやっていれば…」という反省点がありました。後は…、うちのパティシエが結婚しました(笑)。

MC

吉谷さん、おめでとうございます。

吉谷さん

撮影の時に皆さんにお祝いしていただきました。ありがとうございます!

MC

皆さんの関係性とかは変わらなかったですか?

及川さん

5年経って変わったのは、まずは尾花の髪の色です。これは間違い探しでも、すぐ分かるやつですよね。あと、僕の個人的な注目ポイントは、これはもうネタバレ関係なく言うけれど、劇中のカンカン(寛一郎さん)演じる、芹田の髪型が好き! 今日はまたモジャモジャしているけれどね(笑)。お楽しみに!

寛一郎さん

及川さんにそう言っていただけて、うれしいです。

木村さん

髪形にオンとオフがあるんだよね。

及川さん

大人になったなぁ…。

MC

若手陣も集結しましたが、久々に撮影に入った時はいかがでしたか?

玉森さん

5年ぶりというのを感じさせないぐらい、自然と厨房に立っていました。僕は、現場ではそんなに騒ぐほうではないんですが、静かにめっちゃワクワクしていました。

MC

玉森さんから見て、皆さん何か変化はありましたか?

玉森さん

あったかなぁ?

沢村さん

それを言ったら、玉森さんがね(笑)。みんな、5年という月日を感じさせない雰囲気で、「元気?」みたいな感じだったんですよ。なのに、一人だけ「あ、どうも…」っていう感じで(笑)。人見知りが激しいのよ!

玉森さん

またゼロに戻っていました(笑)?

沢村さん

戻っていたよ(笑)。

及川さん

玉ちゃんは、そこがかわいいんだよ!

玉森さん

僕だけ変わっちゃっていたかもしれないですね(苦笑)。

吉谷さん

私は何も変わらなくて、(玉森さんは)平古祥平ですし、(寛一郎さんは)芹田だったので、もう会った瞬間から「おぉ!」みたいな感じでした。この空気感が懐かしくて、変わらなかったです。

寛一郎さん

沢村さんと及川さんもおっしゃっていましたが、あのセットに入ったら、当時の感覚が一瞬で帰ってくるような感じがしました。そして、グランメゾン東京に尾花さんはいないんですが、どこかに尾花さんがいる感じがあって、すごく不思議な感覚でした。僕はこうして5年をまたいで同じ作品をやるということが、初めてのことだったので、不思議な体験でした。

MC

そして、このメンバーに新しくスペシャルドラマ、そして映画から加わったキャストの皆さんがいらっしゃいます。北村さんは、今回グランメゾン東京、そして尾花が率いる メイユール京都 をかき乱す役どころということです。

木村さん

あ、それも言うんだ(笑)?

沢村さん

結構、何でも言うね(笑)。

木村さん

メイユールって言っちゃうんだ?  

北村さん

僕、最初の挨拶で「言っちゃいけないよな」と思って、すごく考えた結果、ああいう挨拶になったんですが…(苦笑)。何でも話して良いんですね(笑)。

MC

「グランメゾン東京」初参戦で、どんなことが印象に残っていますか?

北村さん

印象に残っていることはあるんですが…ネタバレを避けて話すのがむずかしいですね。
すごく贅沢な現場だと思いました。あちこち、いろいろな場所に行ったりとかもして…、今、話を濁して話しているんですが…。

木村さん

言っちゃって良いみたいですよ(笑)。だって、さっき「京都」まで言っていますから!

北村さん

そっか(笑)。今回の撮影は京都に行ったんですよ。僕、台本を読んでびっくりしたんです。正直、ドラマの撮影では、京都という設定でも近場で撮影をするということがあるんです。でも、「グランメゾン東京」は実際に京都に行って、京都のすごく有名なお店を貸し切りにして、撮影をしたんです。「これはすごいな」「さすがだな」と思いました。

中村さん

スペシャルドラマのスケールじゃないですよね。本当に皆さんがおっしゃっていた通り、映画みたいだと思いました。

MC

テギョンさんは、現場では日本語で皆さんとコミュニケーションを取っていたということですが、改めて映画『グランメゾン・パリ』の撮影はどうでしたか?

テギョンさん

本当に楽しかったです。とにかく外国人として、僕だけじゃなくて、フランス人の俳優さんがいて、たくさんの通訳と時間が必要でした。僕が韓国で映画を作る時には、あんまり見られない現場だったと思います。先輩たちが本当にたくさんのことを勉強させてくれました。

木村さん

完璧です!

MC

正門さんは、映画の撮影の前に、スペシャルドラマ撮影中のスタジオへ見学に行かれたそうですね?

正門さん

お邪魔して、ご挨拶をしました。現場を実際見た時に、ドラマで観ていた「グランメゾン東京」のシーンが目の前に広がっていて、ニヤニヤしちゃいました。撮影の合間も、皆さんが、厨房にいる仲間としてなのか? 俳優さん同士のやりとりなのか? 分からないぐらい、本当に良い温度感で会話をしていました。ここに新しく参加できることが、すごくうれしくて「よし、頑張ろう!」と思いました。

MC

そして中村さんは、今回難しい役どころでしたね。

中村さん

そうなんです。

MC

私、中村さんの役を紹介するのはやめました。

中村さん

え(笑)? もうここまで来たら、言っちゃってください!

MC

北村さんとのシーンが多いんですよね?

中村さん

北村さんとのシーンが多いということは…いや、やめますね。皆さん、もうすぐ観られるので。

MC

最後に、木村さんから皆さんにメッセージをお願いします。

木村さん

連続ドラマの放送は2019年です。まだ誰もがマスクをせずに、久々に会った人と、ハグをしてみたり、ハイタッチをしてみたり、それが普通でした。僕も、ドラマで倫子さんが三つ星を取った後「お前、本当に取ったな」って倫子さんに抱きついて、そこで物語は一度、句読点の「。」をつけて終わりました。
その後、グランメゾン東京も星は取ったにせよ、パンデミックの状況で、いかに早見倫子シェフが踏ん張ったのか? そして踏ん張ったがためにどうなったのか? 「コロナ禍という時期をもう一度、皆さんに味わせてしまうのか」という思いもありましたが、フィクションとはいえ、「飲食店を描くんだったら、中途半端にやっちゃいけない」と、スタッフや監督と話しました。どんな時間をどのように、ここにいるキャストが役というスピーカーを通じて、皆さんに何を届けるのか? しっかりと味わっていただけたらと思います。リラックスして、思う存分楽しんでください。今日はありがとうございました。