「ゴジラxコング 新たなる帝国」一夜限りのスペシャルイベント
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一夜限りのスペシャルイベント
映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」の公開を前に4月18日、日本の「ゴジラ」誕生70周年と「モンスター・ヴァース」10周年を記念して、「ゴジラxコング 新たなる帝国」GODZILLA ANNIVERSARY NIGHTが東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLにて開催されました。
本作で日本語吹替声優を務めた宮野真守さん、鈴木もぐら(空気階段)さん、真矢ミキさん、大塚明夫さん、立木文彦さん、田中美央さん、福山潤さん、内田真礼さん、さらに日本版主題歌を担当したYaffleさん、AIさん、OZworldさんも登壇しました。オープニングではYaffle x AI「RISE TOGETHER feat. OZworld」のスペシャルライブも行われ、大きな盛り上がりを見せました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。
宮野真守さん
トラッパー役
鈴木もぐら(空気階段)さん
ミケル役
真矢ミキさん
ハンプトン役
大塚明夫さん
潜水艦艦長役
立木文彦さん
ルイス役
田中美央さん
ハリス役
福山潤さん
ウィルコックス役
内田真礼さん
ローリエ役
Yaffleさん
日本版主題歌
AIさん
日本版主題歌
OZworldさん
日本版主題歌
■本作の日本版主題歌Yaffle x AI「RISE TOGETHER feat. OZworld」のスペシャルライブで幕を開けました。
■登壇者の皆さんが入場。
宮野さん
今日は皆さんと「ゴジラ」を存分に楽しむということで、最高のイベントにしましょう!
真矢さん
皆さん、こんばんは。ハンプトン役を頑張っております。
鈴木さん
どうも、歯が全部で29本あるんですが、28本が虫歯です。
宮野さん
そんな情報はいいのよ。
鈴木さん
鈴木もぐらです。よろしくお願いします。
大塚さん
なぜか、悲しいことに潜水艦の艦長には名前がありませんでした。どうも今夜はよろしくお願いいたします。
立木さん
僕の役には名前があります(笑)。今日のこのひと時、ゴジラ映画にとって歴史ある一夜になると思いますので、皆さんも一緒に楽しんでいきましょう。
田中さん
日本の「ゴジラ」(「ゴジラ-1.0」2023年公開)の方では、大変お世話になりました。アメリカの「ゴジラ」(本作)の方でもよろしくお願いいたします。
福山さん
皆さん、こんばんは。楽しんでいきましょう!
内田さん
今日は楽しんでいきましょう!
Yaffleさん
音楽プロデューサーのYaffleといいます。「ゴジラ」の大ファンなので、一ファンとしてもこの日を楽しみにしていました。今夜は一緒に盛り上がっていきましょう。
MC
日本版主題歌のオファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。
Yaffleさん
オファーを受けた時はびっくりしました。まさか自分がやるとは思っていなかったので、ゴジラとコングのパワーに負けないようにチームで立ち向かっていかないといけないと思いました。今回、AIさんとOZworldくんにも参加してもらって、バッチリな曲ができたと思っています。楽しかったです。
AIさん
本当にすごい皆さんがこうしていらっしゃるので、テンションが上がりますね。皆さんにも楽しんでもらえたらと思います。
(本作の主題歌に)声をかけてもらって、うれしかったです。もう、断る理由がないですよね。曲をいただいて、歌詞はすごく迷いました。「みんなが知っている作品で何を言えばいいんだろう?」と思って、最初は(メインテーマのメロディーに合わせて)「ダララ、ダララ、ダララララララ…」しか歌っていないものを送ったんです。
Yaffleさん
伊福部(昭)さんの作られたメロディーのパワーが強くて、それに引っ張られちゃうところがありましたよね。
AIさん
「もうちょっと歌詞がほしい」と言われて、いろいろ考えて、「これかな」と思いました。
OZworldさん
こういう登壇は初めてなのでメチャクチャ緊張しています。今回、「ゴジラ×コング 新たなる帝国」の主題歌で共闘できて、メチャクチャうれしいです。今日はゆっくり楽しんでいってください。
MC
楽曲制作はいかがでしたか?
OZworldさん
自分はAメロ、Bメロの2カ所をやりましたが、国の代表作を背負っているようなプレッシャーと、名プロデューサーのYaffleさん、誰もが知っているAIさんとの共闘で、結構緊張しました。今回のために、「ゴジラ」ファンの小学生の友だちを家に呼んで、「ご飯をごちそうするから、ゴジラのこと教えて」と、改めてゴジラを学びながら曲を作りました。
MC
その小学生の友だちは曲を聞いてどんな反応をするんでしょうね。
OZworldさん
反応が楽しみです。
MC
「ゴジラ」のオリジナルテーマの公式サンプリングは、今回史上初という試みでした。
Yaffleさん
とても光栄です。あの曲が使えるのはなかなかないうまみですよね。音楽家として本懐でした。
宮野さん
あの有名なフレーズが、ヒップホップになるのは最高にカッコいいなと思いました。日本の魂と、ヒップホップの融合も作品にとても合っていて、聞くだけでテンション上がりますよね。
MC
もぐらさんは先ほどのライブパフォーマンスをご覧になっていかがでしたか?
もぐらさん
メチャクチャカッコ良かったです。裏で観ていたんですが、みんなノリノリで、しかもこのステージじゃないですか…。このステージで、あの曲が流れたら、すごく煽られたみたいで、「僕たち、今日はプロレスでもやらないとダメなのかな」って(笑)。
宮野さん
(「X」の形のステージで)戦うのかと思いました(笑)。
もぐらさん
それくらいにテンションが上がっていました。
宮野さん
上がりましたね。
内田さん
お客さんがサイリウムを持って一緒に盛り上がっているし、しかもゴジラがステージにいるっていうことは、なかなかないですよね! 素晴らしいステージでしたね。
■宮野さんがステージ上のゴジラ像にマイクを向ける。
宮野さん
(ゴジラにマイクを向けつつ)ちょっと緊張しているみたいです(笑)。
MC
2024年は「ゴジラ」70周年で、「モンスター・ヴァース」(ハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」(2017年公開)の壮大な世界観がクロスオーバーするシリーズ)が10周年というアニバーサリーイヤーとなります。本作は北米では3月29日に公開され、オープニングで約8000万ドル(120億円)と、過去作を上回るとんでもない記録となっています。
宮野さん
盛り上がっていますね! うれしいですよね。日本で生まれたゴジラが、世界でこれだけ好かれているっていうのは誇らしいです。「モンスター・ヴァース」ならではのゴジラの存在感が本作にはあるんですよ。日本で描かれるゴジラとはまた違う躍動感があって…僕、ゴジラが(腕を振りながら走るしぐさをして)こうしているの、初めて見ました! ゴジラがものすごく走るんですよ!
大塚さん
ゴジラの肩関節があんなに後ろに行くなんてね…。
宮野さん
そうなんですよ! 肩関節があんなに後ろに行くんだと思いました。いや、もうドキドキしました。「コングはパワーアップパーツを着けるんだ!」って思いましたし…気になりますよね? こういうのがあるから面白いんですよね。
MC
もともと「ゴジラ」とは縁があるんですよね。
宮野さん
そうなんです。CGアニメのゴジラ(「GODZILLA 怪獣惑星」(2017年公開)、「GODZILLA 決戦機動増殖都市」(2018年公開)、「GODZILLA 星を喰う者」(2018年公開))で主役をやったので、僕のゴジラは…って、「僕のゴジラ」っていう言い方もおかしいですが(笑)、史上最大で、惑星レベルの大きさだったんです。そんなゴジラとも戦っていたんで、いろんなゴジラに会えてうれしいです。
MC
鈴木さんは本作に出演されていかがですか?
鈴木さん
本当に光栄です。今まで「ゴジラ」シリーズって、パチンコで30シリーズくらいあるんです。それくらいパチンコ界でもスタンダートなので、レジェンドって感じがします。そんな作品に出られるって本当に光栄ですね。今までは、(パチンコを)打っていたのに、そこに出られて、しかも売り上げも120億円…。
大塚さん
すごいですね。桁が違いますね。
鈴木さん
パチンコ玉で言うと、30億玉と一緒ですからね。すごいですよ。
宮野さん
玉の数で言うんじゃない(笑)!
MC
真矢さんはいかがでしたか?
真矢さん
普段は、厳しくて強い役が多いので、最初はゴジラの声かと思いましたが、さすがに違いました(笑)。
宮野さん
それは聞きたい!
真矢さん
冗談です。でも、今日は服の色は、似せてきました。私は、先日完成作を観ました。今日は声優さんやアーティストの方と一緒で、スターとの並びだったので感動しちゃいました。ゴジラは生まれた時から日本にいた故郷のような存在なので、本当にうれしかったです。
MC
戦うシーンもすごいですよね。
真矢さん
すごかった! いろんな国に行くのも楽しかった。「そんな有名な遺産のところに行っちゃうの?」って……それくらいにしておきましょう(笑)。
宮野さん
すごいですよ!
MC
大塚さん、立木さんは数々の作品に参加されていますが「ゴジラ」映画への出演はいかがでしたか?
大塚さん
いろいろな作品に出ているんですが、ゴジラがらみの作品には出たことがありません。(観客に向かって)この中で「西武ゆうえんち」に行ったことある方はいますか? そこの「ゴジラ・ザ・ライド」というアトラクションで、お客さんを守って引っ張る、潜水艦艦長じゃないですが、そういう役の声はやっています。でも、作品として「ゴジラ」への参加は初めてなのでとってもうれしいです。
立木さん
自分にとってはゴジラといえば、生まれる前から神レベルですからね。その作品に出られるなんていう出来事が「神」ですよ。それくらいに大きなことです。僕はゴジラとキングギドラの戦いとかに興奮していた世代ですからね。そんな「ゴジラ」作品に、少年時代に大興奮していましたが、今回の作品はそれを軽く飛び越えて、すごいんです。もともと、コングも好きなので「キングコング:髑髏島の巨神」でもすごく震えていたので、こうして出るなんてね。
大塚さん
ゴジラさんは五歳先輩だからね。「五歳先輩だな」って思って見るじゃないですか? 最初「ゴジラ」は「ゴジラは神じゃ…」っていうところから始まって、ハリウッドにも進出しました。日本で一番出世した俳優なんじゃないですかね? そんな作品に出させてもらって、今、文ちゃん(立木さん)は震えています。
立木さん
興奮しているんですよ。決まった時から。
MC
田中美央さんは「ゴジラ-1.0」では艦長を演じています。今、皆さんは衝撃に備えようとしていますが…。
田中さん
ありがとうございます。「衝撃に備えよ!」
宮野さん
(裏にいる)スタッフが喜んでいます(笑)。
田中さん
びっくりしましたね。オファーをいただいた時は「ええの?」っていうのが第一印象でした。「ゴジラ」70歳と「モンスター・ヴァース」10歳に、先日の素晴らしい賞(第96 回アカデミー賞視覚効果賞)をいただいたお祝いを皆さんとできて、最高の時間をいただきました。改めてありがとうございます。日本の「ゴジラ」はやってくれました。世界に届いたと思います。ありがとうございます。ゴジラこそ。
宮野さん
親父ギャグはやめてください(笑)!
MC
福山さんと内田さんは、すでに「ゴジラ」作品には出演されていますよね?
福山さん
そうなんですよね。この流れで申し訳ないんですが、皆さんは作品に出演されていますが、僕らはゴジラ役ですから! 「ちびゴジラの逆襲」という作品で、僕は ちびゴジラを演じています。
内田さん
私はミニラ!
MC
立木さんはちびヘドラですよね?
立木さん
よくご存じですね。
福山さん
70年の歴史の中では珍しい怪獣に声を当てるという。しかもシュールコメディです。
MC
本作は、「ちびゴジラの逆襲」とはまた違う雰囲気の作品ですね。
福山さん
僕は、このシリーズが大好きで、映画館で観ていました。メチャクチャ公開を楽しみにしていたんですよ。だから、オファーをいただいた時は「ネタバレ食らう!」って思いました(苦笑)。「うれしい」と「ショック」がないまぜになっていました(笑)。
MC
でも、参加されて良かったですか?
福山さん
良かったですね。自分の道筋の中に「ゴジラ」作品に出るっていうのは、なかったことなので、幸運です。
内田さん
私は、今回、ゴジラとコングが戦っているのを観て、驚いちゃいました。「え?中に人が?」っていうくらいに表情が豊かなんです。私が知っているゴジラとコングとは違うというか…。表情が豊かで、感情が伝わってきてすごいなと思いました。
MC
YaffleさんもAIさんも「ゴジラ」が大好きだったそうですね。
Yaffleさん
ずっと小さい頃から観ていて、大好きでした。「平成VSシリーズ」を小さい頃に観ていて、「ゴジラVSメカゴジラ」(1993年公開)は何回も繰り返し観ました。プラズマ・グレネイドとか、マネしていました。人間とデカい存在の戦いも好きなので、「ゴジラvsビオランテ」(1989年公開)の冒頭とか、「ゴジラvsデストロイア」(1995年公開)とかも「ゴジラ」映画の醍醐味だなって思います。
AIさん
うちの息子がゴジラが大好きなので、今、家はゴジラだらけです。今日も目覚めた時にゴジラがいっぱいでした。でも、いつも片づけをしているその作品の曲をまさかやるなんて思いもしませんでした。まだ息子には言っていないんですよ。言ったらすごいことになりそうですね。(家で)曲を一回聴いたら「それってゴジラ?」って言いながら、「ダダダ、ダダダ…」って歌っていました(笑)。ちゃんと言うのが楽しみです。
MC
言わずに映画館に一緒に観に行くのもいいかもしれませんね。
大塚さん
「ママやで」って(笑)。
AIさん
楽しみです。
MC
OZworldさんは、今日ご覧になったそうですね?
OZworldさん
今朝、観ました。前作でゴジラとコングがバトっていたので、今回、共闘するのは「どういう流れで、どういうシチュエーションなんだろう」と気になっていたんです。今回のオファーをいただいてから、タイトルに込められた意味や、テーマを聞いて、「メチャクチャ今の時代に合ったタイトルだな」って思いました。今朝、本作を観て、大迫力のモンスター同士の戦いと、物語の内容、そこに込められた思いが観られてメチャクチャ面白かったです。最高の作品でした。
MC
本作にちなんで、皆さんが「共闘したい人やモノ」をお尋ねしたいと思います。
宮野さん
今回、吹き替えには声優、俳優、芸人とたくさんの方々が携わっているわけですが、逆もありですよね? 僕がもぐらさんとコントするっていうのも良いんじゃないかと思います。もぐらさんと共闘したいですよね。
鈴木さん
良いんですか? 全然ありですよ。今すぐルミネに来ていただけると…。
宮野さん
ここじゃなくて、ルミネ(笑)? 僕、お笑いも大好きなので、実際に芸人さんと一緒に共闘っていうのは夢ですね。
鈴木さん
メチャクチャうれしいですね。そうですね、じゃあ、宮野さんが下着泥棒とか?
宮野さん
「空気階段」の世界観だなぁ(笑)。下着泥棒の先輩と後輩ですかね?
鈴木さん
そうですね。先輩と後輩で、下着の盗み方をレクチャーしていくコントですかね。でも、ちょっと新世代的には「その盗み方、古いですよ」とか言われて…。
宮野さん
ごめんなさい、事務所NGだそうです(笑)。申し訳ないです(笑)。
真矢さん
私は今回、叶えていただいた気がします。
私は、声優さんをとても尊敬していまして、以前二回だけ、吹替をしました。今回は、3分の1か…3分の2くらい声優さんの声が入っていて、それに感動しちゃって…。初めて「えらい仕事に入らせてもらっている」って思いました。もちろん、前から思っていましたが、鬼気迫る中でも、声優さんの声ってすごいんですね。「声が良い」というレベルじゃなくて、存在感が見えるんですよ。もぐらさん、どうでした?
鈴木さん
すごかったですね。声の出し方とか…。大スターの皆さんですし、恐縮です。
真矢さん
さっき、舞台袖にいる時から良い声が聞こえてきて、おちおちお茶とか飲んでいられなかったです。だから、もう共闘は叶いました。
MC
もぐらさんは、宮野さんとの共闘以外で共闘したい存在は…?
鈴木さん
僕は「北斗の拳」のアミバとか…。アミバが出てきた時点で当たりなんですよ。
宮野さん
パチンコの話をしています?
大塚さん
誰も分からへん!
鈴木さん
アミバと共闘したいですね。常に側にいてほしいです。
MC
AIさんは共闘したい存在はありますか?
AIさん
そうですね。考えていたんですが、今の話で全部吹っ飛びました(笑)。
でも、自分もすごく共演したかったアーティストさんと今回一緒にやれました。Yaffleさんには以前、プロデュースしていただいて「最高だな」って思っていました。また、今回も一緒にやれてすごくうれしかったです。本当にいつか絶対に一緒に歌ってほしいと思っていた方だったので、今回、それが叶ってラッキーでした。
MC
最後に宮野さんからメッセージをお願いします。
宮野さん
ずっと「共闘、共闘」って言っていますが、皆さんの想像をはるかに上回る共闘になっていると思います。だって、ゴジラとコングが共闘するっていうことは、そこに相対する“何か”がいないと実現しないわけです。それがまたすごいんですよ。その戦い方は、ゴジラ史上、観たことがない演出方法でした。そこに興奮しました。その興奮が皆さんに届くことを願っています。日本でも大ヒットすることを楽しみにしています。一緒にこの「ゴジラ」を盛り上げていきましょう! 楽しんでください!