「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」ドラドラ♪シンフォニー楽団コンサート付き特別試写会イベント

2024.02.24
  • イベント

ドラドラ♪シンフォニー楽団コンサート付き特別試写会イベント

1980年に映画第1作目が公開された「映画ドラえもん」シリーズ。藤子・F・不二雄先生の生誕90周年となる記念すべき年に、シリーズ第43作目となる「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」が、3月1日より公開になります。シリーズ初の“音楽”をテーマに、地球の危機を救うべく、ドラえもんとのび太たちが素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて心を通わせ新たなハーモニーを生みます。
2月24日、「ドラドラ♪シンフォニー楽団コンサート付き特別試写会」を日経ホールにて実施しました。イベントには、バイオリニストの葉加瀬太郎さん、作曲家の沢田完さん、ゲスト声優の芳根京子さん、かが屋(加賀翔さん・賀屋壮也さん)さんが出席しました。
「ドラドラ♪シンフォニー楽団」とは、子どもたちの音楽に取り組む気持ちを応援する「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」で結成された日本全国の子どもたち52名の楽器隊です。この日は、芳根さんが、「ドラドラ♪シンフォニー楽団」とともに演奏を披露し、大いに盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。

「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」スペシャルサポーター

葉加瀬太郎さん

「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」スペシャルサポーター

ミーナ役

芳根京子さん

ミーナ役

漫才師役・バンドマン役

加賀翔さん(かが屋)

漫才師役・バンドマン役

演歌のおじいちゃん役・漫才師役・バンドマン役

賀屋壮也さん(かが屋)

演歌のおじいちゃん役・漫才師役・バンドマン役

アニメ「ドラえもん」劇伴、楽曲担当

沢田完さん

アニメ「ドラえもん」劇伴、楽曲担当

MC

「ドラえもん」というと愛着がありますよね?

芳根さん

昔から大好きです。ドラちゃんと本作の試写会の舞台挨拶などに一緒に立ってさらに大好きになりました。私の人生の宝物だと思っております。

MC

そして、かが屋のお二人は、今回声優初挑戦ということですがいかがでしたか。

加賀さん

小さな頃から見ていたドラえもん。ドラえもんの画面から僕の声が聞こえてくるなんて…鳥肌が立ちました。セリフは少しなのですが、「フォー!」っていうセリフでも感動しました。

MC

本作のテーマは、音楽の力です。ゲスト声優として参加して、音楽の力について、どのようなことを感じましたか?

芳根さん

私は学生時代ずっと音楽をやっていて、青春のすべてが音楽という人生だったので、改めて音楽って楽しいなって思いました。私が音楽をしていてすごく楽しいと思ったあの感情が、この作品には詰まっていました。参加できてうれしかったですし、楽しさを皆さんにも感じていただけたらと思います。

加賀さん

僕は、ついさっきも、音楽から「楽しさ」「うれしさ」がすごく伝わってくるなと感じました。(オーケストラメンバーの)みんなが、練習が終わった後に、スタッフさんからおやつをもらって帰っていったんですが、「どら焼き!どら焼き!」って、みんなで歌っているのを見て、幸せが伝わってきました。

賀屋さん

めちゃめちゃ良いなぁ。僕は楽器ができないんですが、本作を観たらやってみたくなりますね。最高の作品になっていると思います。

MC

今回、本作に込められた思いから、一つの楽団が結成されました。すでにスタンバイをしてくれていますが、音楽とドラえもんが大好きな子どもたちで結成された、その名も「ドラドラ♪シンフォニー楽団」の皆さんです。(会場:拍手)
皆さんは、約800人のお子さんの中から選ばれました。今回は、芳根さんもフルートで、この楽団に参加されるということです。

芳根さん

「何でベレー帽を被っているんだ?」と思いましたか?(笑)

加賀さん

これはスペシャルですね!

芳根さん

私は学生時代、フルートを担当していたので、フルートで参加します。

MC

早速準備をお願いします。

芳根さん

はい!

賀屋さん

芳根さん、緊張してない? 大丈夫かな?

芳根さん

緊張してま~す!

賀屋さん

あんなに明るい「緊張してま~す!」は初めて聞いた!

MC

では、ここからはドラドラ♪シンフォニー楽団が織りなす音楽の力、みんなで響き合う音楽の楽しさを表現した、特別なコンサートでございます。お楽しみください。
まずは皆さんご存知の「夢をかなえてドラえもん」から参りましょう。指揮は沢田完さんです。

【演奏:テレビアニメの主題歌「夢をかなえてドラえもん」】

■楽団プロジェクト映像(オーディション、四カ月に及ぶ練習風景など)が流れました。

MC

それではここからはこの方をお呼びいたしましょう。今回のプロジェクトのスペシャルサポーターで、バイオリニストの葉加瀬太郎さん、そして我らがドラえもんです。(会場:拍手)

加賀さん

お二人を同時に見られることなんてないですよ! うれしい!

賀屋さん

これはすごいです!

葉加瀬さん

どうぞよろしくお願いします。

MC

素晴らしい演奏でした。芳根さんいかがでしたか?

芳根さん

本当に楽しかったです。皆さんいかがでしたか?(会場:大きな拍手)最高でした! ありがとうございます。

MC

この後は葉加瀬さんに作っていただいた「キミのぽけっと」を披露していただきます。この楽曲のポイントを教えてください。

葉加瀬さん

曲を書き始めたのは、昨年の七月でした。七月の頭にスタッフさんと一緒にミーティングをした後に、帰りの車の中でイントロのリコーダーのメロディーがふっと浮かびました。
しずかちゃんがパーカッション、のび太がリコーダー、ジャイアンはチューバ、スネ夫はエレクトーンというキャスティングは打ち合わせで聞きましたが、「これは面白いな」と思いました。タイトルは浮かんだメロディーからちょっとずつですかね。大体曲を書く時はキーから選びます。今回、僕はまずドラえもんだから、ドとラの音を使いたいと思いました。それと藤子・F・不二雄先生の“F(ファ)”も使いたいなと思いました。なので、ファとラとドでできるFメジャーのコードで曲を書くことにしました。スタッフの方から藤子・F・不二雄先生のSFは、少し不思議な世界だということを聞いたので、僕は「キミのぽけっと」という曲名をつけたんです。ドラえもんの四次元ポケットで日常からふっと夢の世界に飛んでいけるようなそんな曲を書きたいと思って、自分でもすごく楽しみながら作りました。
曲を聞いていただくと分かるんですが、イントロにモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のフレーズをちょっと忍ばせました。クラシック音楽の世界では、モーツァルトは自由に音楽を作った人と言われているんです。だから、モーツァルトの夢の世界をちょっとだけエッセンスとして入れました。そんな風にいろんな仕掛けを作った曲なので、僕も曲を作っている過程がとっても楽しかったです。

ドラえもん

え! すごく素敵なお話。
葉加瀬さん、楽団のみんなは初めてのステージでドキドキしていると思うんですが、葉加瀬さんはそんな素敵な楽曲を皆さんの前で披露するにあたってどのような気持ちですか?

葉加瀬さん

音楽で面白いのはみんなで一緒に演奏するということですからね。家での練習や一人で演奏するのは緊張するんだけれど、オーケストラで一緒に演奏をするとそんなに緊張しなくなるんです。今日の本番はこれが最後だからね。一緒にアンサンブルを楽しんでできたら良いなと思っております。

MC

それでは皆さんお待たせいたしました。ドラドラ♪シンフォニー楽団のために葉加瀬さんが書き下ろしてくださった「キミのぽけっと」をこれから演奏いただきます。指揮は、もちろん葉加瀬太郎さんです。では、芳根さんも、もう一度楽団の中へ戻っていただきましょう。

葉加瀬さん

(オーケストラメンバーに)よろしくお願いします。

【演奏:「キミのぽけっと」】

加賀さん

すごかった!

賀屋さん

最高です!

MC

素晴らしかったです!

加賀さん

演奏を観ていたらちょっと涙ぐんでしまいました。本番前に緊張して、お互いに励ましあっているところも聞いているのでね。

賀屋さん

舞台袖から見ていると、皆さんの楽譜が見えるんですが、楽譜に思い思いのドラえもんのシールや、手書きで「ここに気をつける」とか書いてあるんです。そういうのも見えて本当に心が温かくなりました。

MC

ドラえもんはどうだった?

ドラえもん

ものすごく良かったです! みんながエンジョイしているのが伝わりました。音楽にはものすごいパワーがあると思いました。感動しました! 本当にすごかった!
(芳根さんに)京子ちゃん、ありがとう!

芳根さん

こちらこそ、ありがとうございました。

MC

芳根さんはいかがでしたか?

芳根さん

演奏していて、ワクワクが止まらなかったです。それが皆さんに伝わっていたらうれしく思います。

ドラえもん

本当だよね~!
楽団のみんなは演奏してみてどうだったかな?

MC

それでは、楽団の皆さんの中から三人にお話を聞いてみましょうか? まずはバイオリン。

ドラえもん

演奏してみてどうだったかな?

楽団メンバーA(バイオリン)

みんなで楽しく演奏できたし、練習の時にこうしたいって思った演奏よりも、さらに本番ではお客さんに伝わったかなと思ってすごく楽しかったです。

ドラえもん

どれぐらい練習したの?

楽団メンバーB(トランペット)

オーディションが終わったのが十月ぐらいで、それから四、五カ月頑張って練習しました。終わっちゃうのはさみしいけれど、みんなでノリノリで演奏できたのは楽しかったです。

ドラえもん

僕もノリノリで体が揺れちゃった。ありがとう。

楽団メンバーC(大太鼓)

僕は、もともとオーディションでは鍵盤ハーモニカで受けました。でも、大太鼓をやってほしいと言われて、僕にできるかなっていう気持ちもあったんですが、やってみたら、すごく楽しくて良かったです。

MC

本当はみんなにお話を聞きたいんですが、お時間の都合もありまして三人だけにうかがいました。

ドラえもん

(イベントの終わりを察して)僕、さみしいよ~! だってさぁ、せっかくのコンサートなんだからもっと聞きたいなぁ。

MC

この後に本作の試写会があるから……。

ドラえもん

どう? 京子ちゃん!

芳根さん

これで終わりはさみしいなぁ~。

ドラえもん

かが屋のお二人は?

加賀さん

葉加瀬さんがここに戻ってきてくれて、指揮をしてくれれば…。
ドラちゃんがひみつ道具でなんとか…?

ドラえもん

うーん。

MC

では、会場の皆さんの拍手の力をお願します!(会場:アンコールを求める拍手)

■葉加瀬太郎さんがステージに戻ってくる。

ドラえもん

葉加瀬さん!!!

MC

葉加瀬さんが戻ってきてくれました。では、特別にもう一度「キミのぽけっと」を演奏していただきましょう。

ドラえもん

次は客席の皆さんも手拍子で参加したら良いと思うんです。

MC

どうですか、皆さん参加してくれますか? (会場:拍手)
「ウン、パン、ウン、パンパン」というリズムの部分があるので、参加してください。

【演奏:「キミのぽけっと」(アンコール)】

MC

ドラドラ♪シンフォニー楽団の皆さん、ありがとうございました。(会場:拍手)

ドラえもん

会場の皆さんの手拍子がパワーとなってよりすごい音楽を奏でることができました。本当に楽しかった!