「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」完成披露試写会

2024.02.11
  • 完成披露

完成披露試写会

1980年に映画第1作目が公開された「映画ドラえもん」シリーズ。藤子・F・不二雄の生誕90周年となる記念すべき年に、シリーズ第43作目となる「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」が、3月1日より公開になります。シリーズ初の“音楽”をテーマに、地球の危機を救うべく、ドラえもんとのび太たちが素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて心を通わせ新たなハーモニーを生みます。
2月11日、イイノホールにて完成披露試写会が開催され、ゲスト声優の石丸幹二さん、芳根京子さん、かが屋(加賀翔さん・賀屋壮也さん)さん、今井一暁監督が登壇し、完成した本作の感想や見どころについて語りました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。

ミーナ役

芳根京子さん

ミーナ役

ワークナー役

石丸幹二さん

ワークナー役

漫才師役・バンドマン役

加賀翔さん(かが屋)

漫才師役・バンドマン役

演歌のおじいちゃん役・漫才師役・バンドマン役

賀屋壮也さん(かが屋)

演歌のおじいちゃん役・漫才師役・バンドマン役

今井一暁監督

MC

大きな声でドラえもんたちを呼んでみましょう。ドラえもーん!

■ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が会場から大きな拍手を浴びて登場。

ドラえもん

今日は僕たちの映画を観に来てくれて、みんな、本当にありがとう。僕、ドラえもんです。

のび太

野比のび太です。

しずか

源静香です。

ジャイアン

オレ様はジャイアンこと剛田武だぜ!

スネ夫

どうも、骨川こと骨川スネ夫です。

ジャイアン

骨川って呼んだことないけどな(笑)。

スネ夫

そうだっけ(笑)?

MC

ドラえもんは、音楽家みたいなコスチュームだね。

ドラえもん

この服はね、燕尾服っていってね、音楽の演奏会の時や、かしこまった場所で着る服なんだよ。

ジャイアン

何だよ、言ってくれればオレ様も着てきたのによ!

スネ夫

ジャイアンは持ってないでしょう! 僕もカッコいい燕尾服を持って来ても良かったんだけどね。

MC

ドラえもん、その髪型もすごいね。

ドラえもん

これはね、マエストロハットって言います!

しずか

とっても可愛らしくて素敵だわ。

のび太

僕もかぶったら似合うかな?

ドラえもん

似合うんじゃない?

MC

いつかのび太くんのマエストロハット姿も見てみたい! ところでドラえもん、今回の大冒険はどうだった?

ドラえもん

とっても楽しかったよ! 今回は音楽がエネルギーになる星で大冒険をするお話で、そこで暮らす人たちと一緒にいろんな楽器を使って演奏したりしたんだよ。

ジャイアン

のび太のリコーダーの音には笑っちまったけどな(笑)。

スネ夫

のんびりのんきなのび太の「の」の音ね(笑)。

のび太

いいじゃないか! 僕だっていっぱい練習したんだよ!

ドラえもん

のび太くん、落ち着いて!
ここにいるみんなは、音楽は好きかな? 楽器を演奏したり、歌を歌ったり、好きな曲を聴いたり、音楽が好きっていうお友だち、手を挙げてもらっても良いかな?(会場:たくさんの手が挙がる)

MC

たくさんのお友だちが手を挙げてくれているね。そして音楽と言えば、ジャイアンだよね。

スネ夫

ちょっと! だめだよ、それ言っちゃ!

ジャイアン

何でだよ(笑)。もちろんオレ様と言えば、音楽好きで有名だよな! ということで、ここで一曲歌わせていただきます!

スネ夫

やめて、やめて~。こうなっちゃうから、その質問は禁止! けが人がいっぱい出るんだよ!

MC

大変大変! 失礼いたしました!
ところでドラえもん、音楽がエネルギーになる星ってどんなところなの?

ドラえもん

僕たちが行った場所はね、 楽器を演奏したり、歌を歌ったりするとエネルギーが発生するんだ。そうすると明るくなったり、水が流れたりするんだよ。

スネ夫

音楽で何でもできちゃうすごいところなんだよ。

しずか

そこに招待してくれたミッカちゃんも歌がすごくうまかったわね。

のび太

ほんとに上手だったよね。ミッカと一緒に演奏して本当に楽しかったな。

しずか

だけど、そのあと怪しい生き物が近づいてきて大変なことが起こったりして、いろいろあったけれど、またミッカちゃんたちと演奏したいよね。みんな元気かしら。

スネ夫

ミッカちゃーん!

ドラえもん

会いたいよね。

MC

すごく素敵な大冒険をしたんだね。会場の皆さんも早くその大冒険を観たいですよね。
ドラえもん、今日は素敵なゲストの皆さんがいらっしゃるんですよね?

ドラえもん

そうなんです!

MC

それでは、続いてこの方々に登場していただきましょう。ゲスト声優の石丸幹二さん、芳根京子さん、 かが屋の加賀翔さんと賀屋壮也さん、そして本作の監督、今井一暁監督です。

■石丸さん、芳根さん、加賀さん、加屋さん、今井監督が大きな拍手に迎えられて登場しました。

石丸さん

歌うようにしゃべっております~! 石丸幹二です。

芳根さん

皆さんこんにちは。芳根京子と申します。今日は楽しんでいってください。

加賀さん

(声を変えて)んなわけあるかい!
加賀翔です。よろしくお願いいたします。

加屋さん

そんな重要なセリフじゃないのよ(笑)

賀屋さん

(声を変えて)俺たちの音楽はこんなもんなのかよ!
かが屋の加屋です。よろしくお願いします。

加屋さん

意外と大事そうなセリフだな!

今井監督

本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。多くのスタッフを代表いたしまして厚く御礼申し上げます。本作は、藤子先生生誕90周年、シリーズ43作目にして初めて音楽をテーマにしたドラえもん映画です。本当に何から何までやったことがないことばかりで、試行錯誤をしながら進んできた三年間でした。本当にギリギリ、先日ようやく完成したばかりの作品です。ここにいる皆さんが、完成した本作をお客さんとして初めて観ることになります。今はとにかく、この作品がどういう風に子供たちに届くのか、不安と期待でいっぱいです。よろしくお願いします。

MC

さて、本日は完成披露試写会ということで、お客さまに本作をご覧いただくのは今日が初めてになります。ご登壇のゲスト声優の皆さんは一足早く本作をご覧になっていると思うのですが、ご覧になった感想をうかがえればと思います。まずは、石丸さんいかがでしたでしょうか?

石丸さん

本当に音楽に包まれているんですよ。そして、皆さんがそれぞれ楽器を演奏するところが見どころになっています。 (のび太が笛を吹く真似を見て)のび太くんはどうやら縦笛のようですけれど、彼の演奏も大好きです。

のび太

頑張ったんだよ!

MC

芳根さんはいかがでしたか?

芳根さん

みんなの演奏に本当に感動して、「音楽ってとても楽しい」と改めて思いました。私たちは家で(本作を)観たのですが、この大きい画面で音の環境が整ったこの映画館で観る方が絶対面白いと思います。ぜひ楽しんでいってほしいと思います。

スネ夫

芳根さんは僕の活躍をどう思ったのかな?

芳根さん

最高だったよ!

スネ夫

やったー!

ジャイアン

オレ様の活躍は?

芳根さん

最高だったよ!

ジャイアン

やったー! やったな、スネ夫!

ドラえもん

京子ちゃん、ありがとう。この二人はね、いつもゲスト声優の方といっぱいお話がしたいので、今日はジャイアンとスネ夫をよろしくお願いいたします!

MC

加賀さんはいかがでしたか?

加賀さん

大傑作だと思います。リコーダーは、もう吹かないのでのび太たちがランドセルにリコーダーをさして歩いているシーンを見るだけで泣けてきます。ランドセルにリコーダーをさして歩くのは、かけがえないからね。

スネ夫

そうなんだ? 僕らにとっては日常だもんね。変なの!

加賀さん

大人になるとかけがえのないものよ(笑)! 音楽を楽しんでもらえたらと思います。

MC

賀屋さん、いかがでしたか?

賀屋さん

観終わった後に、「音楽をやりたい」って思ってもらえるような作品になっていると思います。そして、観ていて気になったんですが、スネ夫の私服がめっちゃおしゃれ! オーバーサイズを着ているんですよ!

スネ夫

そうなんだよね。僕は将来ファッションデザイナーになるのが夢だからね。

賀屋さん

ファッションリーダーさすがだったよ!

MC

スネ夫くんの私服にも注目ということですね。
今井監督、完成した作品がお披露目になります。監督の中でぜひ注目してほしいポイントはありますか?

監督

やっぱり今作のテーマは「音楽」それから「音」ですね。本作の劇中には本当にいろんな音が出てきます。楽器の音、水の音、風の音、あとは人間が奏でる音楽の音など、本当にその音にこだわって作っています。たぶんテレビや、スマートフォンでは絶対に体験できないものになっていると思いますので、ぜひその音を耳で楽しんで、感じて、(本作を)楽しんでくれたらと思っております。

MC

五感をフルに使って観てほしいということですね。
さて、今日はたくさんのゲストの方々にお越しいただいているので、ドラえもんたちから質問をしてもらおうかな。

ドラえもん

僕は前にいろいろ質問しちゃったから、誰か質問したい人いますか?

■のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が元気に手を挙げる。

ドラえもん

さっき石丸さんにも褒めてもらっていた、頑張ってリコーダーを吹いたのび太くん!

【のび太からの質問】

石丸さん、芳根さん、かが屋さんに質問です!
今回の映画の中で、書いたことがなんでも叶うドラえもんのひみつ道具「あらかじめ日記」が出てきましたが、皆さんがもし「あらかじめ日記」を使うとしたら何て書きますか?

石丸さん

僕は書きたいことが山のようにあるんだけど、「宿題がすぐできるようになりたい」って書こうかな(笑)!

賀屋さん

宿題があるんですか?

石丸さん

セリフを覚えないといけないので(笑)。

芳根さん

書いたら絶対成功するんですもんね。言葉を知らない国だとドキドキしちゃってハードルが高いなって思ったりするので、海外旅行に持って行きたい!

スネ夫

その時は「ほんやくコンニャク」を食べたら良いよ!

芳根さん

確かに! それもほしいな。それもほしいけれど、「海外旅行に行きたい」って書いたら絶対に楽しく帰ってこられるなと思って。

加賀さん

ちょっと間に合ってはいないんですが、「舞台挨拶で絶対にスベらない」。

賀屋さん

ちょっと間に合っていないな(笑)。

スネ夫

それは書いておいたほうが良かったよ!

ジャイアン

ウケてるよ、大丈夫だよ! もっと自信を持って!

ドラえもん

ちゃんと自分の力でやったから大丈夫だよ!

加賀さん

励まされたよね。僕は皆に笑ってほしいのよ(笑)。「大丈夫だよ」はスベっているからね!

賀屋さん

(話し方を変えて)「あらかじめ日記」には、「もしもボックス」とかとの共通点が結構あると思っています。それで、いろいろ考えたところ「イケメンになりたい」です。(会場から聞こえた反応に向かって)誰だ、今「ウエッ」っていったの(笑)! 望んでも良いだろ! 僕だってきれいになりたいんだ!
でも、ジャイアンに「引きで見たらイケメン」って言われたから、自信持っていきます(笑)。

【スネ夫からの質問】

本作は音楽の話ですが、 ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、そしてこの僕の五人のうち、誰か一人と一緒に音楽を楽しむとしたら、誰とどんなことがしたいですか。
歌ったり、楽器を演奏したり、曲を聴いたり、何でもオッケーです!

MC

ちょっと難しい質問ですが、賀屋さんはどうですか?

賀屋さん

ジャイアンと二人で歌いたい!

ジャイアン

デュオだ! オレ様と一緒にリサイタルでもするか?

スネ夫

大丈夫? ジャイアンの歌を聴いたら再起不能になっちゃうよ!

ドラえもん

心配だなー。

MC

ジャイアン、良かったね。

ジャイアン

めちゃくちゃうれしいよ! じゃあ、今日結成な!

MC

いつか実現できると良いですね。

賀屋さん

そうなったら、やっぱり最高ですね。

ジャイアン

すぐにリサイタルしような!

MC

加賀さんはどうですか?

加賀さん

僕はやっぱり一番耳が肥えているスネ夫ですね。オーケストラに行きたいなって思います。

スネ夫

お抱えのオーケストラを連れてくるよ。家のホールで聴こう!

加賀さん

すごい! とんでもないお金持ち(笑)。

MC

芳根さんはいかがですか?

芳根さん

私は幼い頃からピアノを習っていたので、しずかちゃんと一緒に連弾がしたいです。

しずか

素敵! よろしくお願いします!

MC

ぜひ聴きたい!

のび太

僕も聴きたい!

ジャイアン

レンコン?

ドラえもん

レンコンじゃないよ! 連弾!

ジャイアン

「連弾」って初めて聞いた!

芳根さん

一緒に弾くことだよ。

ジャイアン

勉強になりました!

MC

石丸さんはいかがでしょうか?

石丸さん

僕は、実はリコーダーが大好きなんですよ。 だから、のび太くんと一緒にリコーダーでデュオを組みたいです。

のび太

ぜひぜひ! うれしいな!

石丸さん

お風呂場で練習しよう! 良い音で聴こえるから。

のび太

一緒に練習しよう!

しずか

一緒にお風呂に入るってこと?

ドラえもん

しずかちゃんはお風呂が大好きだから、すぐにお風呂に反応しちゃうね。

MC

それでは、これから本作をご覧になる皆さんに、監督から改めてメッセージをお願いいたします。

監督

これから、ドラえもんとのび太くんたちと広くて楽しい音楽の世界の冒険を楽しんでくれたらと思います。そして、本作を観終わった子どもたちが一人でも楽器や音楽に興味を持ってくれたらこんなうれしいことはないと思っております。それでは、本作を最後までどうぞお楽しみください。本日はどうもありがとうございました。

■フォトセッション

MC

それでは最後に一言、ドラえもんからご挨拶をお願いいたします。

ドラえもん

今日は皆さん来てくれて本当にありがとうございました。今回は音楽がテーマです! みんなで楽しんで、帰りは音楽を聴いたり、歌ったり、音楽のお話をいっぱいして楽しんで帰ってください。本当にありがとうございました!