「コンフィデンスマンJP 英雄編」ワールドプレミア
- イベント
ワールドプレミア
脚本家・古沢良太さんによるオリジナル脚本の「コンフィデンスマン JP」シリーズの劇場版第三弾「コンフィデンスマンJP 英雄編」は1月14日より公開となりました。
信用詐欺師(コンフィデンスマン)の華麗なる活躍を描く本作のワールドプレミアを、1月10日の成人の日にTOKYO DOME CITY HALLにて開催。ダー子を演じている主演の長澤まさみさんをはじめ、東出昌大さん、小手伸也さん、小日向文世さん、松重豊さん、瀬戸康史さん、城田優さん、生田絵梨花さん、角野卓造 さん、江口洋介さん、田中亮監督の合計11名が揃って出席しました。シリーズ最高傑作をお披露目した、こちらの豪華なイベントの様子を詳しくレポートします。
■五十嵐さんの前説
小手さん
コンフィデンスマンにしてダー子ちゃんラブの五十嵐です!
本日は、皆さんにたーっぷりとワールドプレミアを楽しんでいただくために、キャスト、スタッフの登壇に先立ちましていくつかお願いがございます。
一つ目のお願いです。イベント中の写真、動画の撮影はマスコミの皆さんのみとさせていただきます。スマートフォン、カメラなどはちゃんとしまっておくんだぞ。ダー子ちゃんの美しさと俺のカッコいい姿は、しっかりとその目に焼き付けて心に刻んでくれ。皆さんのご協力をお願いいたします。
二つ目のお願いです。新型コロナウイルスの感染予防のために舞台挨拶中のご発声は、くれぐれも控えていただきますようお願いいたします。ダー子ちゃんに声援を送りたい気持ちは、よーく分かる。ただ、登壇者に対する応援やリアクションは声を出さずに大きな拍手をお願いいたします。
三つ目のお願いです。察しの良い子猫ちゃんはいると思うが、今日は会場センターに敷いてあるレッドカーペットを通って、キャストが登壇いたします。近くにダー子ちゃんたちが来て、興奮する気持ちはよーく分かるけれども、絶対に立ち上がらず、声を出すことのないようにお願いいたします。さらに、上からお札が降ってくるという「コンフィデンスマンJP」らしい演出もありますが、太っ腹のダー子ちゃんからプレゼントとして、みんなはすでに一枚ずつもらっているはずだ。決して立ち上がって取りに行くことのないように、ご協力をお願いいたします。イベントの開始はまもなくだ。それまでもう少し待っていてくれ。以上、五十嵐でした。(会場:大きな拍手)
■キャストがアリーナの後方より入場し、客席中央のレッドカーペットを通ってステージへ! 同作恒例の特製紙幣が舞う演出もありました。
長澤まさみさん
ダー子役
東出昌大さん
ボクちゃん役
小日向文世さん
リチャード役
小手伸也さん
五十嵐役
松重 豊さん
丹波役
瀬戸康史さん
インターポールの捜査官 マルセル・真梨邑役
城田 優さん
元マフィアのジェラール・ゴンザレス役
生田絵梨花さん
畠山麗奈役
角野卓造さん
三代目ツチノコ役
江口洋介さん
赤星栄介役
田中 亮監督
長澤さん
本日はありがとうございます。たくさんの拍手をいただけて嬉しいです。
やっと、皆さんにこの映画をお届けできる日をもうすぐ迎えます。会場の皆さんには少し早くこの映画を観ていただきます。あと数日で公開できることも嬉しいですし、本当にこの作品が愛されているんだなということを日々、実感しております。
本日は最後まで楽しんでいってくだされば...すみません、なんかモナコ(織田梨沙さん)みたいになっちゃった(笑)!
最後まで楽しんでいってください。本当にありがとうございます。
東出さん
今日こちらの会場に入る前に、(会場)前の道を車で通ったら、開場の一時間以上前から並んでくださっている皆さんの姿を見て、「楽しみにしてくださっている方々がこんなにもいらっしゃるんだ」と思い、すごく嬉しかったです。寒い中、ありがとうございました。限られた時間ではありますが、クロストークを交えつつ、作品の話ができればと思います。
小日向さん
(この映画は)本当にめちゃくちゃ面白いです。ただ、最低でも二回以上観ないと本当の面白さは分からないと思います。ですので、今回の作品は二回から三回は絶対に観てください。それによって、興行成績もおのずと上がりますので、(映画化)第四弾も確実に実行できるかと思っています。今日はじっくりと楽しんでいってください。
小手さん
小手伸也こと五十嵐でございます。この日を待ちに待っていました。宣伝隊長として、日本全国を周らせていただいておりました。今日は、いよいよネタバレを気にせずに、皆さんにお届けできるということで、本当に嬉しく思っております。全国のイベントでやらせてもらっているので、ここでも一発! 皆さんにご参加いただければと思います。いつものような(コールアンドレスポンスの)「いたのか」「五十嵐」は、こういうご時世なのでできません。ですから、僕が「いたのか五十嵐」と言った時に、右手をグーにしていただければと思います。...嫌な人は(やらなくても)いいですよ!
いきますよぉ! 「いたのか五十嵐」(会場からたくさんの子猫ちゃんからの無言のレスポンス)
松重さん
このシリーズに初めて参加しました。ジェットコースターのような展開で、本当に手に汗を握るんですが、どうも...今言ってはいけないことが山ほどあるんです。ですので、今お話できることが本当にないんですが、観終わった後の感想で「嘘つきじゃないか!」というものがあれば、後ほど受け付けます。よろしくお願いします。
瀬戸さん
こんばんは!(会場の戸惑いの静寂ののちに拍手という反応に対して) 声が出せないからね。
僕は最初、このマルセル・真梨邑(まりむら)が読めなくてですね、「なんて読むんだろう?」というところからこの作品に入りました。この作品の大ファンだったので、参加できたことは大変嬉しかったです。今回はダー子たちを徹底的に追い詰めるということで、どのように追い詰めるのかを楽しんでいただけたら嬉しいです。
城田さん
ただいまご紹介に与りました今回の"おサカナ"でございます(笑)。今日は新成人の方もたくさんいらっしゃっているということで、おめでとうございます! そのような日にこの映画を観ていただけるのは、とても喜ばしいことでございます。
今回は、私本編で一切日本語を話さない役ということで、英語とスペイン語のみの出演となっております。ご了承ください。撮影現場も本当に楽しくてですね、その楽しさの十倍、映画の完成が楽しみでした。僕も先日ようやく観まして、本当にワクワク、ドキドキしました。撮影から時間が経っているので、時系列を忘れていることもあって、「あ、こういうことだったんだ!」となることがたくさんありました。先ほど小日向さんがおっしゃっていたように、これまでもそうですが、何度か観ないと分からないので、ぜひ何度も楽しんでいただければと思います。
生田さん
私は「コンフィデンスマンJP」は、ずっと観ている側だったので、こうやって仲間に入れたことは、今でも夢みたいだなと思うぐらい、とても嬉しいです。通常であれば、大先輩を前にして、知っているキャラクター相手(のお芝居)に緊張でガチガチになっていたはずだったんですが、本当にあたたかな皆さんのおかげで、撮影では初日から大笑いしていました。(五十嵐のことを)叩くことも、伸び伸びとできたと思います。ぜひこの作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。
角野さん
このお話をいただいた時に、走ってDVDを借りに行って、前二作(の映画)を観ました。めちゃくちゃ面白くて、こういう楽しい作品に参加させてもらえるのは嬉しいなと思いました。(劇中では)みんないろいろなものに変身いたします。「私は何に化けるのかな?」と考えた時に、(お笑いコンビ・ハリセンボンの)近藤春菜さんの顔が思い浮かびました。(登壇者の皆さん:笑) まあ、私があの人の顔になってもそんなに変わりませんが...実はとっても面白いものに変わっています。お楽しみです。
江口さん
赤星はダー子たちに50億円を騙しとられまして、それを何とか取り返そうという決意の中でやっています。また、今回もすごく面白くなっています。今までになく複雑ですが、この複雑なトリックの向こうには、底抜けに明るいものが待っていますので、今日はぜひ楽しんでください。
田中監督
本日は、お越しいただきましてありがとうございます。この「コンフィデンスマンJP」シリーズは、大切な仲間たちとずっと大切に作り続けてきた作品です。今回、これだけの素晴らしい方々に参加していただき、皆さんに自信をもってお届けできるものができたと思っています。先に観た方からは、「シリーズ最高傑作!」と言っていただきました。それを言ってくれたのが、小手伸也さんなので、ちょっと、今不安です(笑)。
小手さん
ちょっとー!
田中監督
ぜひ皆さんからの感想を早く聞きたいです!
MC
それでは皆さんに質問です。長澤さん、東出さん、小日向さん、そして小手さん、シリーズ第三弾の映画で、今回は地中海のマルタ島が舞台になりますが、改めて今回の見どころを教えていただけますか。
長澤さん
やはりマルタ島は世界遺産なので、景色がとてもきれいです。映画館で、旅した気分になれるのも見どころだと思います。(小手さんに)どうですか?
小手さん
僕ですか?
長澤さん
だって、四人に聞かれているんだもの。
小手さん
そうですね。えーっと、まぁ、今回の作品を、僕は最高傑作だと思っています。
長澤さん
どういったところが最高傑作ですか?
小手さん
(長澤さんに向かって)あなたが仕切るんですね!
ダー子、ボクちゃん、リチャードの三人が騙しあいバトルを繰り広げる展開は、スペシャルドラマの「コンフィデンスマンJP 運勢編」でもちょっとありましたが、そこをガッツリと描くのは本当に初めてです。「誰が一番強いのか?」みたいなのは、男の子としてはワクワクします。過去を描くのは、ドラマの十話で「あれはダー子の嘘だった」みたいなのがありましたが、今回は本当にツチノコが登場して、どういうことがあったのかという過去がつまびらかになります。さらに、警察の追手も迫ってくる! こうなると見どころづくしじゃないですか! (長澤さん、東出さん、小日向さん対して)ねえ?
長澤さん&東出さん&小日向さん
...。
小手さん
(笑)。何で黙っているの?
長澤さん
私に聞いた? ごめん...。東出くんに振ってくれていると思って...。
東出さん
いや、全部話をしてくれたから(笑)...本当にねぇ...。
小手さん
あなたたちは基本僕に振るけれど、僕が返したことは全部スルーするよね?
長澤さん&東出さん&小日向さん
(笑)。
長澤さん
そうですね、...そうだなぁと思って...。ちょっと聞き入っちゃいました。
小手さん
そうですか...。コヒさん(小日向さんの愛称)は、何か?
小日向さん
あの、ちょっと真面目な話ですが...。本当にゲストがこんなに豪華で、みんなカッコいいんです! 騙すほうも騙されるほうも、本当にカッコ良くて、本当に今回は、面白さとカッコ良さがバリバリに出ている感じです。その中でも、見逃せないのがリチャードなんですよ!
小手さん
(吹き出して笑う!)
小日向さん
リチャードのカッコ良さったらねえ!(会場:大きな拍手) 冗談で言っていると思われるでしょうが、本当にリチャードがクールです! いや、本当に僕の代表作になるんじゃないかな。(俳優業を)引退しても良いかなってぐらいです。ということで、本当に面白いです!
MC
続いて今回の豪華ゲスト陣にお話を伺います。今回はついにダー子たちが捜査機関に追われます。松重さんは警視庁の刑事役として、本作に参加されていかがでしたか?
松重さん
僕は、取扱説明書がないと本当に困るんです。最近、スマホや家電の取扱説明書がなくなったことに皆さんお気づきですか? 外国製の掃除機も取扱説明書がないんです。この映画の台本もですね、取扱説明書がほしくなりました。それぐらい時系列や、誰かの視点で...ということがとにかく入り組んでいるんです。僕はコヒさん(小日向さん)の説明書は持っていますが、ほかの人のは分からないです。古沢さんの脚本は何度もやっているんですが、監督が「当然知っていますよね?」という視点で僕に聞くので、申し訳ないと思いつつ、当然知っている風にやっていました。そういう感じでやっていたんですが、よろしかったでしょうか?
田中監督
もう完璧でした!
松重さん
あぁ、そうですか、ありがとうございます。
MC
長澤さん、松重さんの戸惑いは気づきましたか?
長澤さん
戸惑っているようには全く見えませんでした。
松重さん
この歳であまりジタバタしてもみっともないし、ずっと疑問があって聞いていると「この人はこの作品に不満があるんだな」としか思われないので...。そうなると残念なので必死でついていこうとしていたんですが、僕の能力が追いつかなかった。
田中監督
素晴らしかったです!
MC
瀬戸さんは、インターポールに所属するエリート捜査官を演じられました。
瀬戸さん
すごくハードルの高い役でした。コンフィデンスマンの方々のトークでお分かりいただけるように、和気あいあいとした現場で、すんなり入ることができました。皆さんのおかげで、撮影現場での変な緊張がなくなりました。
MC
本当にカッコいい役でした。
瀬戸さん
そうなんですかねぇ...。自分で「カッコいい」というのはちょっと...。
小手さん
カッコいいですよ!
瀬戸さん
ありがとうございます。
小日向さん
瀬戸くんって、よーく見るとベビーフェイスなんですよ!
小手さん
よく見なくてもベビーフェイスです。
小日向さん
でも、ちょっと怖い感じで...リチャードの次にカッコ良かったと思います!
長澤さん
(一番を)譲らないんですね。
MC
城田さんはスペイン人のマフィア役で、セリフは英語とスペイン語のみという役どころを演じられてみていかがでしたか。
城田さん
ありがたいことに僕自身、母親がスペイン人なので、僕のための役という感じでした。逆に僕以外のキャスティング案があれば知りたいぐらいです。スペイン語でお芝居をすることが初めてでしたし、日本語を話さないことで自分の新たな可能性を知ることができてすごく楽しかったです。ただ、セッティング中は皆さんと和気あいあいとお話をして、本番になると日本語が分からない芝居をしないといけないので、そのバランスがなかなか大変でした。完成作を観た時に、監督の的確なディレクションのもとで、とても素敵な作品に携われたと感じました。台本を何回読んでも(ストーリーが)入り組んでいるので分からなくて、映画を観て、すべての謎が初めて解けました。めちゃくちゃ面白かったです。
MC
素朴な疑問ですけれど、台本には英語とスペイン語でセリフが書かれているのでしょうか?
城田さん
どうでしたっけ?
東出さん
ご自身でスペイン語のセリフのアドリブも提案されていましたよね。
城田さん
結局、日本語のセリフだけの作品だとしても現場でアドリブをすることがあるように、今回はスペイン語しか話さないわけで、現地のスペイン人のエキストラの方と相談をしながら、「こういうのはどうですか?」と提案しました。
長澤さん
ほかのキャストのスペイン語の発音指導もされていましたね。
城田さん
そうね、まさみちゃんもスペイン語のセリフを頑張ってくれました。僕は割と厳しくしてしまうのですが...それは(長澤さんが)カッコ良く見えてほしかったので...。
長澤さん
あとは英語の先生もしてくれました。
城田さん
何かもう本当にすみません。
長澤さん
本当に助かりました。
MC
言語指導もされていたんですね。
城田さん
全然言語指導なんて...一応マフィアの悪い人です。はい。
MC
城田さん演じるジェラールの内縁の妻役の生田さん。昨年末に「乃木坂46」を卒業されたばかりです。
生田さん
撮影中は、卒業後の作品になることは知らない状態でした。結果的にこの役を演じたことで、今までのイメージを打ち破るような経験ができたと思います。その姿を皆さんに観てもらえることはすごく幸せに思います。
(魔性の女を)演じるのはすごく楽しかったです。当時はアイドルだったので、知ってはいけないものを知った感じです。
長澤さん
すごくセクシーで、かわいくて...。みんながメロメロでした。特に小手さんが!
小手さん
メロメロでしたよ! なんか生田さんは麗奈を演じたことで、自分の性格がちょと変わったとおっしゃっていましたよ。
長澤さん
言っていましたね。
生田さん
そうなんです! それまでは人と距離を縮めるのに時間がかかるタイプだったんですが、この役を演じるために現場で積極的に皆さんにお話をするようになって、ほかの現場でもすぐ友だちになれるようになりました。それと「おしゃべりだね」と言われるようになりました。
小手さん
最初から当たりが強い人なのかと思っていました。そうじゃなかったんですね。
生田さん
小手さんは、「もっとお願いします」と言われたから!
小手さん
言い方がおかしい!
長澤さん
そうだよね。「お願いします」って言われたんだよね。
生田さん
「何でもっと強く叩いてくれないの?」と言われたので...強く叩いただけです。
小手さん
(ムキになって)僕が言ったのは「遠慮したら面白くないでしょう」って話ですよね?
生田さん
(笑いながら)怖いです!
長澤さん
(小手さんに)大人げないよぉ~!
生田さん
ですので、私が素でやっているのではなくて、ちゃんと要望にきちんと応えました。
MC
ちゃんとリクエスト通りにってことですよね?
生田さん
はい、そうです!
MC
続きまして、伝説のコンフィデンスマンで三代目ツチノコ役の角野さん。ダー子たち三人の過去にかかわり、本作のストーリーにも深く関わっています。
角野さん
年寄りにやさしい現場でね。あたたかくて、みんなにすごく良くしてもらいました。本当に面白い作品だと思ったので、この作品に参加できてすごく嬉しかったです。ネタバレをしてはいけないことが多くて...。(信用詐欺師として)子どもの頃から三人(ダー子、ボクちゃん、リチャード)を育てた。そして立派なコンフィデンスマンにした。そして、もしかしたら誰かの...?
田中監督
そこまでですかね!
MC
監督からストップがかかりました。
角野さん
ストップが入っちゃった。でも、僕は息子しかいないんですが、こんな娘がいたら嬉しいなぁ~。人生きっと楽しくなるだろうなと思いました。これは映画を観てもらえれば分かると思います。
東出さん
角野さんとのシーンは、小日向さんが先に撮影をされていました。それで小日向さんが「東出くん、楽しみにしておきな。お芝居に、本当に素敵な空気が流れているよ」とおっしゃっていました。縁側でのシーンでしたが、心温まるシーンになりました。
角野さん
ね? やさしいでしょう?
小日向さん
観ていただければ分かりますが、角野さんとのシーンは全然違う空気感なので、少しだけ違う作品に参加している気持ちになりました。
長澤さん
ダー子も少しだけ、駄々っ子じゃなくなっていましたね。
角野さん
とても素直ないい子でした。
小日向さん
あと、角野さんとの共演は「HERO」(2001年・2014年にフジテレビ系列にて放送のドラマ/主演:木村拓哉)以来だったので、それもとても嬉しかったです。
MC
そして、江口さん! 痛快に騙され続ける赤星に、またしてもリベンジの機会が訪れます。
江口さん
最初はドラマの一話「ゴッドファーザー編」で、そこだけの出演だと思っていました。でも、「このまま映画を撮ればいいじゃない?」と思うような台本でした。一話目はシリアスでしたが、オリジナルの脚本でここまでのコメディ色が組み込まれた作品は最近にないものでしたね。「コンフィデンスマンJP」は相当な能力と時間がかかっていることをくみ取りまして、本当に楽しく演じさせてもらいました。それから映画にも呼ばれて、でも呼ばれるたびに騙されています(笑)。今回も騙されそうになって、ちょっと取り込まれそうになり、微妙な立ち位置になり、関係性が変わっていきます。それ以上は言えません。
でも、いつか(50億円を)取り返したいなと思います!(笑)
東出さん
江口さんはすごく素敵です。劇中の赤星の大活躍は、本当に楽しみにしてもらいたいです。
長澤さん
(江口さんに)ありがとうございます!
MC
赤星は憎めないキャラですよね!
江口さん
赤星の話はもう大丈夫ですよ!
長澤さん
でも、赤星はダー子が「愛する人」と言っているぐらい、一番好きな相手ですよね。「江口さんが現場に来る」と聞くだけでウキウキするんです。今回も楽しかったなぁ~。(笑)言えないんだけど!
江口さん
ぜひ、またね(笑)。ものすごい騙されっぷりですから!
MC
田中監督、古沢さんの脚本、豪華キャストと揃いました。演出にあたり気をつけたことや意識したこと、観客に注目してもらいたいのはどのようなところでしょうか。
田中監督
映画の第三作目にして、古沢さんにまたとんでもなく素晴らしい脚本を書いていただけたので、それを思い切って映像化するにはどうするか?というのをみんなでやってきました。コンゲーム(詐欺師などが主人公で、策略により、騙し騙されたりして二転三転するストーリーのミステリーのジャンル)が多視点構造で描かれるので、一つのシーンにもいろいろな思惑が潜んでいます。それが一つずつ明らかになっていくのを一緒に楽しんでもらえるといいなと思っています。
角野さんとのシーンで、ダー子とボクちゃん、リチャードのルーツが描かれるので、これは今まで観ていただいた方は、より楽しめると思います。
回想シーンでは、ダー子とボクちゃんは子役ですが、リチャードだけは小日向さんが演じられています。その辺も楽しんでいただけたらと思います。
■フォトセッション
MC
最後に長澤さんよりご挨拶をいただきます。
長澤さん
皆さん、本日はありがとうございます。「コンフィデンスマンJP」のおなじみのキャラクターたちもこの映画にいます! そして今回新たに加わった新しいメンバーとともに、「コンフィデンスマンJP」らしく、「コンフィデンスマンJP」最大の"おサカナ"を狙ってダー子、ボクちゃん、リチャードが真剣勝負を繰り広げます。その三人の雄姿をぜひ映画館で目に焼き付けていただけたらと思います。ぜひこの映画をまた楽しんでください。ありがとうございました。