「アキラとあきら」~会社員試写会~

2022.08.18
  • イベント
「アキラとあきら」~会社員試写会~

会社員試写会

「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など数々の大ベストセラーを生み出してきた日本を代表する作家・池井戸潤さんの同名小説を映画化した「アキラとあきら」。今最も勢いのある実力派俳優、竹内涼真さんと横浜流星さんが、ライバルとしてしのぎを削りながら、信念と情熱を武器に社会に立ち向かっていくアキラとあきらとしてダブル主演を務めることでも話題を呼んでいます。8月18日にはスペースFS汐留で公開直前イベントとなる「超難問でもあきらめない!?「アキラとあきら」~会社員試写会~」が開催され、竹内さんと横浜さんが登壇しました。本編を鑑賞した直後のお客さんからの感想や質問に、二人が全力回答&撮影秘話を語りつくしました。この日の模様を詳しくレポートいたします!

MC

今日は社会人になって1~10年目ぐらいの方たちに集まっていただき、本編上映後のイベントを行ってまいります。

山崎 瑛役

竹内涼真さん

山崎 瑛役

階堂 彬役

横浜流星さん

階堂 彬役

竹内さん

本作はいかがだったでしょうか。(会場:拍手) 今日は社会人1年目から10年目の方たちに集まっていただいたということですが、僕らも取材を受けながら「社会人、1年目から10年目ぐらいの方に刺さる作品なんじゃないか」とよく話していました。今、皆さんのように社会で頑張っている人たちに向けた作品だという思いで宣伝をしているので、 こういう形で公開前に観ていただけたことが本当にうれしいです。

横浜さん

一足先に、皆さんにこの熱い作品を届けることができてうれしいです。短い時間ですが、よろしくお願いします。

MC

竹内さんと横浜さんは今回、銀行員の役を演じていましたが、役作りで苦労した点があれば教えてください。

竹内さん

銀行員の役ということで、作品に入る前に流星くんと一緒に銀行のシステムを勉強したり、さらに僕らは融資課に配属される役なので、どのようなシステムがあって、どのような仕事をしていくのかと、そういった勉強をするための時間を設けてもらいました。そこから作品に入れたことは、すごく大きかったと思います。

横浜さん

やっぱり書類とかを見ただけでは分からないことが多かったので、本当に一から学びました。皆さんは、本作を観ているので分かると思いますが、僕の役柄は(後半にかけて)東海郵船の社長にならなければいけないので、経営学についての本を買って読んだりもしたので大変でしたね。

竹内さん

(会場に向かって)今日は、銀行員の方はいますか?(数人の手が挙がる) わー! 本作を観てどうでしたか?

横浜さん

一番、感想を聞いてみたい方々ですね。

MC

(会場に向かって)銀行員ではないけれど、金融関係だという方もいらっしゃいますか?(数人の手が挙がる)

竹内さん

大丈夫だったかな。

横浜さん

気になります。

MC

会場の皆さん、とても大きくうなずいていますので、大丈夫だったようです。

竹内さん

銀行監修の方が、付きっきりで現場にいてくださって、細かいお金のやり取りや、書類のやり取りなど、どこに一番注目したら良いのか、どこを読んだら良いのかなど、その都度教えていただきました。そこはリアルにできたんじゃないかと思っています。

横浜さん

そうですね。電卓の打ち方とかも、僕らがやってこなかったことだったので、そういうことも教えていただきました。

MC

池井戸先生は、本作を観て「「アキラとあきら」が好きになった」とおっしゃっていたそうです。

竹内さん

「一番だ」と言ってくれて...。もちろん僕たちとしても、そう言っていただけたことはすごくうれしいし、作りがいがあったと思います。(池井戸さんの作品には)本当にすばらしい作品がたくさんあるので、 その言葉が聞けたのは、すごくうれしかったです。

横浜さん

僕らは無我夢中で作品を作っていて、それが報われた瞬間というか...。この間、竹内くんと池井戸さんと僕の三人で取材を受けた時にそう言ってくださったんです。(作品の)生みの親である池井戸さんにそう言っていただけたのは、本当にうれしいことでした。

MC

銀行の専門用語が飛び交う場面も、池井戸作品ならではだと感じました。ご苦労はありましたか?

竹内さん

もちろん難しい言葉はたくさん出てくるし、銀行をベースにストーリーが展開していくので、難しい部分はありました。ただこの作品の一番大切な部分というのは、そういった難しい言葉や、やり取りではなくて、"アキラとあきら"の二人がお互いを求め合って、社会人として壁を乗り越えていくことだと思っています。難しい言葉の部分に着目しすぎると、難しく考えてしまったりするんですが、一番はそこではないと思います。二人がどのように人生を歩んで、最後にどうやって勝ち上がっていくかというところに注目してほしいです。そうやって脚本を読んでみると、そこまで難しいことではなかったです。しかも事前に銀行について勉強をしていたので、言葉は難しくても「なるほど」と思えたり、案外すごく単純なシステムだったりするんですよね。勉強をしてベースができていたのが、大きかったと思います。

横浜さん

僕らは講習を受けさせてもらったので、そこでいろいろと学べたこともありました。最初は台本読んでも「難しい漢字が並んでいる」と思ったんですが、それを理解してみるとそんなに難しくないというか...。本当にそこだけが大事なのではなくて、二人の人間ドラマが大事なので、銀行や融資の仕組みや単語などは、役作りとして大前提にあるものなんだなと思いました。それは一段階としてまずクリアしないといけないことで、そこから作品づくりが始まると感じていたので、そこまで苦労したことはなかったです。

竹内さん

今回はスーツにもめちゃくちゃこだわったんです。(山崎と階堂)二人のスーツは、全然形が違うんです。すべてテイラーの方に特注で作ってもらいました。階堂はスタイリッシュで、僕が演じた山崎は定番の形でしたね。会社員の方はスーツを着ているので、その辺りはどうでしたか?(会場を見渡す)

MC

(会場に向かって)スーツの違いが分かったという方は、いらっしゃいますか?

竹内さん

(胴回りの)絞りとかも結構違うんです。あと階堂は良い時計をつけています。僕はホームセンターで買ったような時計です(笑)。

横浜さん

確かに。細かいところまでこだわりがあります。

MC

今日は、社会人になって1年目から10年目までの方に集まっていただいたイベントとなりますが、この「10年」という年数について、竹内さんと横浜さんはどのように感じていますか?

竹内さん

僕がこの仕事を始めて、来年で10年が経ちます。振り返ってみると、1年目と今では考え方が全然違うと思いました。毎年変わりますし、変わっていくのが良いことも、悪いこともあるのかもしれないですが、精神的にも人としても、1年目と比べると大きくなったと自覚しています。求めるものもどんどん大きくなっていくわけですが、それに比例して、ストレスやいろいろなものを感じてくるような年になってきています。「ここから10年、20年と続けていくためにはどうしたらいいんだろう」とよく考えています。

MC

特に変わったと思われるのは、どのような点でしょうか。

竹内さん

今、僕は好きな仕事をしているので、どんどん上に行きたいし、良いものを作りたいと思っています。でもやっぱりそれは一人でできることではないので、自分のイメージを共有する仲間がいて、「その仲間たちとどうやって良いセッションをしながら、高め合っていけるか」というところが、一番楽しくもあり、難しい部分でもあると思っています。精度を上げていくためには日々努力もしなければいけないし、難しいからこそストレスもかかります。でも「ものづくりとはこういうことなんだ」と痛感しながら、毎日やっています。

横浜さん

僕はデビューしてから11年ぐらい経つんですが、変わらなければいけないところはもちろん変わっていくんですが、逆に1年目の気持ちは忘れずに、"変わらないところ"も大事にしています。地に足をつけて、ブレずに、目の前のことを一歩一歩、ちゃんとやりながら進んでいきたいです。

MC

お二人は、会場の皆さんの感想って、聞いてみたくないですか?

竹内さん

めっちゃ聞きたいです。それを聞くために、今日は来ました!

横浜さん

聞きたいですね。

MC

では「我こそは」という方、挙手をお願いします!(会場からたくさんの手が挙がる)

Q

作品を観て、会社の方針や上司からの評価など、いろいろと限られたルールがある中でも(主人公たちが)信念を持ってやり遂げようとしている姿がとてもカッコ良かったです。私の仕事で誰が喜んでくれるかなとか、もう少し前向きに考えてみようと思えるような作品でした。
質問なんですが、お二人が共演して一番印象に残っているシーンを教えてください。

竹内さん

どこだろうな...。重要なポイントが多いんですが、僕ら二人のシーンって意外と限られたシーンしかなくて...。やっぱり、最後に二人が握手をするシーンですかね。撮影的にも終盤で、監督とも話しながら形が変わっていったシーンだったので、そこは二人で演じていても熱くなりましたよね。

横浜さん

すべて印象に残っていますが、竹内くんが最後なら、僕は最初のシーンですかね。あのシーンは、僕らがクランクインして、二人で芝居をする一日目だったんです。実際に山崎と対面して、階堂と山崎との距離感など、そこでいろいろなことを掴めたと思っています。一番最初の方のシーンなので、本作を観てくださる皆さんの心をグッと引き寄せないといけないシーンでもあって、 緊張感のある張り詰めた空気の中、僕らも集中して撮影していたので、印象に残っています。

Q

今までで一番集中して映画を観ました。私は"頑張れる理由"は必ずあると思っています。ただ、時間の変化や環境の変化がある中で、人間は忘れていったりするものだと思うんです。左遷されても頑張り続ける山崎を観て、初心を忘れずに明日も頑張ろうと思いました。冒頭のシーンで12年ぶりに二人が再会しましたが、私は今日、実は12年ぶりに再会した友だちと観に来たんです。

竹内さん&横浜さん

ええー!

Q

質問なんですが、撮影中の面白エピソードや、ハプニングとかがあれば教えてください。

竹内さん

ハプニングってあったっけ?

横浜さん

ありましたか...?

竹内さん

僕が演じた山崎が、土砂降りなのに、傘をささないでビショビショになって階堂に会いに行くシーンがありましたよね。「このスキームなら行ける!」と説得しに行くシーン。あの日は結構二人で話をしましたよね。

横浜さん

話をしましたね。

竹内さん

日が暮れてからの撮影だったので、日が暮れる前に少し本番の確認をして、そこから三時間ぐらい空いて、あのシーンを撮影することになっていました。だから、かなりいろいろと話し込んで...ここでは言えないような話もたくさんしてね(笑)。そこで二人の距離がグッと縮まりました。

横浜さん

そのシーンもそうですが、話し合ったことで、台本から変わったシーンも結構ありましたね。結構、監督と三人で話しました。ベアリングを渡すシーンも、最初は普通に受け取るだけだったんです。

竹内さん

台本上では、僕が落として...。

横浜さん

それを僕が拾って、「大事なものなんだろう」と渡す。

竹内さん

そして「ありがとう」と言って、終わりだったんですよ、実は。ここで二人が昔のフラッシュバックしているのか、いないのかを想像してもらえるようなニュアンスにしようと、一緒に考えて、一回普通に(台本通りに)撮ったんでしたっけ。

横浜さん

普通に撮りましたね。

竹内さん

それでオッケーが出たんですが、「そっち(考えた案)もアリなんじゃないか?」と流星くんと話して、もう一回撮ったんですよね。(二人でうなずき合う)

Q

本当に良い作品をありがとうございました。私は新卒社会人でエンジニアをやっているんですが、データ分析をしていると大変だなと思っています。それを(劇中では)いろいろとやっていてすごいと思いました。超難関でも諦めず、宿命という言葉が自分にとても響きました。
質問なんですが、人生には理不尽な目に遭ったり、辛いことがあったり、それをどうしても乗り越えないといけない時がたくさんあると思います。そんな時に、お二人はどのようにして乗り越えてきましたか?

竹内さん

ストレスを感じてしまったり、キツイことというのは、どこにいても絶対に感じることですよね。ただ一番大事なのは、やっぱり自分だと思うんです。大変なことをやっていく過程で、いろいろな壁にぶち当たると思うんですが、乗り越えなければいけない壁は、上司のためでもないし、周りの人のためでもなくて、やっぱり自分のためなんですよね。自分が幸せになるために自分の居場所を考えて、どうすれば本当になりたい自分になれるのかということを、僕は常に考えています。仕事は一人ではできないものなので、仲間とどうやって良い関係を築いて、自分が成し遂げたいことができるのかを常に考えていると、キツイことでも乗り越えられます。キツかったり、ストレスを感じてしまうことは、僕は当たり前のことだと思っています。でも、そのストレスをどうやって、自分が幸せになることのために利用していくか...。ストレスも辛いことも、利用しちゃえば良いと思うんですよね。僕は、今そうしています。それを感じないようにすることはすごく難しいことで、そうできたら天才ですよね。だから、壁を自分の活力にして利用することが大事です。僕はやりたい仕事を好きでやっているので、そこで感じるストレスや壁も、良いことだと思うんです。やっぱり悩むことって大事だと思うし、だからこそそれを逆にパワーにして、一生懸命に利用する努力をしながら頑張っています。

横浜さん

僕はありがたいことに、今好きな仕事をやらせてもらっているので、これは本当に贅沢なことだと思っています。そこで悩んでいる暇はないと思うし、 あとはネガティブな意味ではなくて「どうせ死ぬ」と思っているので...。「どうせ死ぬし、人生は一度きりしかない」そう考えていると悩んでいる暇はなくて、今目の前にあることを全力でやろうと思えます。明日どうなるかも分からないので、後悔して人生を終わりたくないので、後悔しないように生きています。

竹内さん

たしかに! そう考えると、やることたくさんあるね。忙しいな!

■「アキラとあきらはあきらめない! 映画「アキラとあきら」超難問クイズ!!」

MC

今日はまだ企画があります。お二人には本作にちなんだ難問クイズにお答えいただきたいと思います。題して「アキラとあきらはあきらめない! 映画「アキラとあきら」超難問クイズ!!」。五つの難問を出しますので、二人で協議を重ね、対立しようとも一つの答えを導き出してください。時には会場のお客さんの顔色を伺いながら、ヒントにしていただいてもOKです。劇中ではアキラとあきらが4800人の人生をかけて奮闘していましたので今日は、4800グラムの高級お肉をかけて頑張っていただきたいと思います!

竹内さん

死ぬ前に、お肉を食べないといけないから、忙しい(笑)。4.8キロということですか?

横浜さん

そういうことですよね?

MC

二人で分けていただくので、2.4キロずつになります。

横浜さん

すごいですね。

竹内さん

お肉の銘柄とかは指定できるんですか?

MC

とにかく高級なお肉ということです(笑)。全問正解するとお肉がもらえますので、頑張ってください。

【第一問】

日本で最初の銀行を設立したのは誰? A.野口英世 B.北里柴三郎 C.津田梅子 D.渋沢栄一

横浜さん

分かります、分かります。

竹内さん

ホント!? 良かったぁ!

横浜さん

これつい最近、(ドラマを)やっていましたから。

竹内さん

ああ! 渋沢さんだ! 吉沢亮くんが渋沢栄一の役(「青天を衝け」2021年NHK総合にて放送)をやっていましたね。

MC

では札を挙げてください。

横浜さん

(Dの札を挙げる)。

MC

正解です!(会場:拍手) では第2問目です。

【第二問】

「社内の◯◯を得る」に入る、"合意"や会議をスムーズに進めるための"根回し"の意味でも使用されるビジネス用語は次のうちどれ? A.コンセンサス B.コンバージョン C.コンプレッサー D.コンプライアンス

横浜さん

Dではないってことは分かりますね。

竹内さん

「コンプライアンス」は違うよね。

横浜さん

"合意"という意味ですよね。

竹内さん

全部、会場の皆さんに聞いちゃえば良いんじゃないの(笑)?

横浜さん

お肉のために!

竹内さん

Dではないですよね。これはたぶん、そういう時に使う言葉じゃない。Aかなあ? (会場から賛成の拍手)

MC

それでは札を挙げていただきます。どうぞ!

竹内さん

(Aの札を挙げる)

MC

正解です!

横浜さん

お客さんの皆さんが優しいので正解できました。

竹内さん

今日はみんなチームですから(笑)。

【第三問】

池井戸作品には中小企業のリアルな姿が描かれていますが、「中小企業者」を満たす条件の一つとなる従業員の数は、何人以下? (常時使用する従業員。製造業の場合とする)A.50人 B.100人 C.200人 D.300人

竹内さん

うわあ...。これ難しいんじゃない?

横浜さん

50人とか100人ではないですよね。

竹内さん

それ以上になると、大企業になっちゃうということですもんね。僕は「下町ロケット」(2015年、2018年TBS系列にて放送)という作品をやっていたんですが、その時に「中小企業」という言葉ってよく出てきていたんですね。でも...(頭を悩ませる)。これ、難しいな! さっき僕が(会場の皆さんに)聞いたから、今度は流星くんが聞いてみて。

横浜さん

200ですかね? (会場:少なめの拍手) ということは300かなあ? (会場:再び少なめの拍手)

竹内さん

これはまばらだな!

MC

それではお時間です。札を挙げてください!

横浜さん

(Dの札を挙げる)

MC

どうでしょうか。正解は...Dです!(会場:拍手)

横浜さん

(会場のお客さんに向かって)ありがとうございます!

竹内さん

300人なんだ。それを超えると、中小企業じゃないんですね。

【第四問】

銀行業界の専門用語である「日本茶」とはどんなお客さんを指す? A.怪しい、迷惑なお客様 B.常連のお客様 C.新規のお客様 D.外国人のお客様

横浜さん

これは習わなかったぞ。

竹内さん

出てこなかったね。日本茶だから、怪しい、迷惑なお客さんじゃないと思うんだよね。

横浜さん

常連かなあ。違うかな?

竹内さん

お客さんがもし家に来たら、お茶を出したりするじゃん? だから常連ではなくて、CかDな気がするんですよ。違う? (観客に向かって)Aなの? Bなの(笑)? ええー! (正解が分からず焦りながら)ちょっと待って! 最初にお客さんにお茶を出す...みたいな意味で「あのお客さんは、新規なんだ」という意味なのかなって思ったんですが、(横浜さんに向かって)良い? Cな気がする。

横浜さん

うん、うん。C。

MC

では札を挙げてください!

横浜さん

(Cの札を挙げる)

MC

正解は...A! 迷惑なお客さんのことを、そのように言うそうです。

竹内さん

ええー! どういう意味ですか?

MC

(スタッフに確認して)それはのちほど、ということです。

竹内さん

なぜですか(笑)! 今知りたいんですけど! すぐ!

横浜さん

(笑)。お願いします!

MC

(スタッフから解説を聞き)隠語的に、窓口で「二番目のお客さまにお茶を出してください」といった感じで、使うそうです。

竹内さん

ブラックリストに載っているような方ということですよね。

MC

そのようですね。

竹内さん

(不正解だったため)お肉、ダメじゃないですか!

MC

とりあえず、第5問目に行ってみましょう。

【第五問】

銀行の起源はいつ・どこ? A.2世紀頃のローマ帝国 B.紀元前500年前頃のペルシア帝国 C.紀元前900年頃のクシュ王国 D.紀元前3000年頃のバビロニア王朝

横浜さん

これはもう、難しすぎる(苦笑)。

竹内さん

ローマ帝国とかは聞いたことはあるけれど、紀元前900年頃のクシュ王国って何(苦笑)? これは、(会場の)皆さんと考えて良いですか。拍手の多い回答にしましょう。(Aだと思う方、Bだと思う方、Cだと思う方、Dだと思う方と会場のお客さんに聞いていくと、Dの拍手が圧倒的に多かった。)

MC

ではお二人、札を挙げてください。

竹内さん

これはDか! 頼む!

横浜さん

(Dの札を挙げる)

MC

正解は...Dです!

竹内さん

やった!

横浜さん

(お客さんに向かって)すごいですね!

MC

結果は、5問中、4問正解でした。

竹内さん

悔しいですね。

MC

では最後に、この問題に正解すれば大逆転できる問題を出します! (会場:拍手)第6問目はこちらです!

竹内さん&横浜さん

(大笑い)。

【第六問】

池井戸作品でもはや常連の竹内さんですが、同じく常連の"一哉さん"の苗字は? A.大島 B.中島 C.小島 D.児嶋

竹内さん

(茶目っ気たっぷりに)難しいなあ。

横浜さん

(茶目っ気たっぷりに)すごく難しい問題ですね。いやあ、難しいな...。

MC

難問ですが、札を挙げてください(笑)。

横浜さん

(Dの札を挙げる)

MC

正解は...D! (会場:拍手)

横浜さん

良かった...! 一番難しかったです!

竹内さん

会場のお客さんも、誰一人分かっていなかった(笑)。

MC

というわけで、全問正解とさせていただきます。おめでとうございます! スタッフから目録をお渡しします。

■竹内さん、横浜さんがスタッフから目録を受け取り、会場から拍手が上がる。

MC

クイズはいかがでしたか?

竹内さん

ちょっと勉強になりました。紀元前3000年頃に銀行ができたんですね。

横浜さん

だいぶ前にできたんですね。

竹内さん

すごいですね。何で取引していたんですか?

MC

(スタッフから情報を得て)チグリス・ユーフラテス川の下流地方のバビロニア神殿で、人々の財産や貴重品を管理したり、穀物や家畜を貸し付けており、これが銀行の起源だと言われているそうです。

竹内さん

穀物! そうなんですね。

横浜さん

本当に(会場の)皆さんが優しくて、楽しかったです。お肉をいただけたので、美味しくいただきます。

竹内さん

(会場の皆さんに向かって)ありがとうございます。

MC

では最後のご挨拶をお願いします。

横浜さん

皆さん、本日はありがとうございました。皆さんにこの作品を観ていただいて、感想をいただき、こうやって生の声を聞けるというのはあまりない機会なので「この作品が皆さんの心に届いたんだ」と感じられて、本当にうれしかったです。皆さんにとって、この作品が心に残る大切な作品になってくれたら、僕たちは幸せです。本日は短い時間でしたが、本当にありがとうございました。

竹内さん

皆さん、本当にありがとうございました。今、流星くんが言ってくれたように、リアルタイムで、本作を観てくださった皆さんのご感想が聞けたということは、僕らとしても財産で、すごくうれしいです。なかなかこういった機会を設けることができない状況の中で、今回のような時間を作っていただけて本当に感謝しています。感想をくれた皆さんも日頃、苦しいことやストレスなどいろいろとあると思いますが、この本作がそういった毎日を頑張っていくための活力の一部になれたら良いと思います。それに、皆さんの感想を生で聞けたことで、僕たちも一生懸命作品をつくって良かったと少し報われた気持ちになり、すごくうれしいです。短い時間でしたが、こういう時間を皆さんと共有できて、すごく楽しかったです。今日はありがとうございました。