「アキラとあきら」完成披露舞台挨拶

2022.08.08
  • 完成披露
「アキラとあきら」完成披露舞台挨拶

完成披露舞台挨拶

「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など数々の大ベストセラーを生み出してきた日本を代表する作家・池井戸潤さんの同名小説を映画化した「アキラとあきら」が、いよいよ8月26日より公開となります。8月8日にイイノホールで完成披露舞台挨拶イベントが開催され、竹内涼真さん、横浜流星さん、髙橋海人さん(King & Prince)、石丸幹二さん、ユースケ・サンタマリアさん、江口洋介さん、三木孝浩監督が登壇しました。対照的な宿命を背負った二人の若者"アキラとあきら"が、情熱と信念を武器に社会に立ち向かう姿を描く本作。主人公たちが信念を胸に切磋琢磨するストーリーにちなみ、登壇者陣が仕事をする上で大切にしている"信念"を語るなど、それぞれが熱い想いを明かしたイベントの模様を詳しくレポートいたします!

山崎 瑛役

竹内涼真さん

山崎 瑛役

階堂 彬役

横浜流星さん

階堂 彬役

King & Prince/階堂龍馬役

髙橋海人さん

King & Prince/階堂龍馬役

階堂一磨役

石丸幹二さん

階堂一磨役

階堂 晋役

ユースケ・サンタマリアさん

階堂 晋役

不動公二役

江口洋介さん

不動公二役

三木孝浩監督

竹内さん

昨年の今頃に撮影をしていて、やっとこういったかたちで皆様にお届けできることがすごくうれしいです。 久々にファンの皆さんが(座席の)間を開けずに、席に座っている光景を見ることができたことも、とてもうれしいです。池井戸さん原作をみんなで良い作品にできるように一生懸命頑張ったので、最後まで楽しんでいただければと思います。
(会場を見渡して)すごいね、(髙橋)海人のうちわばっかりだよ。手を振ってあげて!(登壇者の皆さん :笑)

髙橋さん

(手を振りながら)ありがとうございます!

横浜さん

本日はありがとうございます。短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

髙橋さん

一年ぶりに皆さんとお会いして、毎日緊張しながら現場に臨んでいたことを思い出しました。 今日は短い間ですが、よろしくお願いします。

石丸さん

竹内さんも言っていましたが、こうやって皆さんが座っていらっしゃる光景を見られることは、僕らにとってもうれしい限りです。この後本作を観られますが、必ず泣けます。ハンカチを用意しておいてください。

ユースケさん

海人くんも言っていましたが一年ぶりにこの面々と会うと、昨年の八月を思い出します。全員で傷だらけになって頑張ったアクションシーンとか...。
(登壇者の皆さんから「ないない!」「違う!」というツッコミ)
糸を引くような恋愛模様、そしてボーイズラブ。
(再び登壇者の皆さんから「違う!」というツッコミ)
みんなの顔を見たら思い出してきました! 今日はようこそいらっしゃいました。

江口さん

本当に暑い中、今日はありがとうございます。この映画もかなり熱い映画になっていますので、ぜひとも最後まで楽しんでいってください。

三木さん

素敵なキャストの皆さんとつくり上げた作品ですので、ぜひ最後まで楽しんでください。

MC

完成披露の日を迎えました。今のお気持ちはいかがでしょうか。

竹内さん

素直にうれしいです。プロモーションで流星くんと一緒にこの作品の取材をたくさんやって、池井戸さんの原作のすばらしさや、この作品のすばらしさが、一年ぶりにどんどん蘇ってきています。すごくテンションが高まっている中で、こうして皆さんに本作をお届けできることがすごくうれしいです。

横浜さん

公開は8月26日ですけれど、一足先に皆さんにこの熱い作品を観ていただけることがすごく楽しみです。皆さんがこの作品を観て「どう感じるのか」ということもすごく楽しみなので、「アキラとあきら」のツイッターやインスタグラムなどを見ながら、今日観た感想を書いてくれたらうれしいなと思います。

MC

竹内さんは、テレビドラマ「下町ロケット」(2015年、2018年TBS系列にて放送/主演:阿部寛)「陸王」(2017年にTBSにて放送/主演:役所広司)に続いて三度目の池井戸作品への出演となりました。池井戸作品の常連と言ってもいいかもしれません。

竹内さん

今回このオファーを受けた時に、「また、竹内か」と池井戸さんに飽きられているんじゃないかと心配になったんです(苦笑)。でも僕で良いということで、喜んで受けさせていただきました。

MC

竹内さんが感じる、池井戸作品の魅力とはどのようなものでしょうか。

竹内さん

幸運なことに、池井戸さんの作品に参加するのは三度目になります。池井戸さんの原作をもとに書き上げる脚本家の方や、(作品を)つくるチームによって、雰囲気や特徴が変わってくると思うんです。今回は三木監督のもと、池井戸さんの原作(のキャラクター)を演じました。池井戸さんの小説は、それぞれのキャラクターがどういう人生を求めていて、何を勝ち取りたいのかということが、すごく明確に描かれています。だからこそ、そこに僕ら俳優が熱いお芝居を吹き込むと、観ている皆さんが感情移入することができる。また、今回は銀行が舞台になっていますが、池井戸さんが銀行内部のリアルな部分やシステムなどを小説の中に組み込まれている分、僕らもすごく演じやすいです。それに、とても繊細な描写を組み込んで描いているということを、演じていてもすごく感じます。

MC

横浜さんは、池井戸作品に初参加となります。

横浜さん

僕は、一視聴者として楽しんでいました。なので、今回池井戸さんの作られた世界を生きられるということは、すごくうれしいことだなと思って、存分に楽しませていただきました。

MC

対照的な役柄を演じる上で、お二人で話し合ったことはありますか?

竹内さん

三木監督は、僕らが口をきかないぐらいバチバチにさせたかったらしいです(笑)。

三木監督

(笑)。それぞれ主演を張るお二人なので、これまで二人の主演作(「青空エール」2016年公開/出演:土屋太鳳、竹内涼真。「きみの瞳が問いかけている」2020年公開/主演:吉高由里子、横浜流星)を撮っている身としては、せっかくだから「アキラとあきら」の二人のようにちょっとバチバチとしてもらったら、映画がより面白くなるんじゃないかと期待していたんです。でも、現場でのお二人、めちゃくちゃ仲が良かったです。

竹内さん

はい、ものすごく接近しました。

MC

髙橋さんから見ても、お二人は仲良くしていましたか?

髙橋さん

そうですね、僕は...あの...。(口ごもる)

横浜さん

海人くんの出演シーンに、竹内くんがいないんです。

MC

一緒の撮影シーンはなかったんですね。

髙橋さん

でも、夢の中で。(登壇者の皆さん:笑)

竹内さん

夢の中で仲が良かったということ(笑)?

髙橋さん

はい。僕の夢の中に出てくるお二人は、ずっと仲が良かったです。(登壇者の皆さん:笑)

MC

お二人は今回が初共演なんですね。

竹内さん

東映撮影所ではよくすれ違っていたんです。

横浜さん

同時期にヒーロー(「仮面ライダードライブ」竹内涼真さん出演/「烈車戦隊トッキュウジャー」横浜流星さん出演/両作品ともに2014年テレビ朝日系列にて放送)をやっていたので。

MC

本作を撮り始める前と後では、お互いの印象は変わりましたか?

竹内さん

作品の中や画面を通して見ることが多いと、どうしてもその役のイメージがついてしまうので、僕はあまり先入観を持たないようにしているんです。流星くんは無骨ながらも、ちょっとかわいらしい部分があったりしますね。ここでは言えないですが、お互いのダサいところを撮影の間にさらけ出せたので、すごく仲良くなりました。

MC

そんなダサいところが?

竹内さん

男はね、自分の弱いところをさらけ出すのってね...(髙橋さんに向かって)やっぱり夢の中でもそうだった? めちゃくちゃダサいところを出していた?

髙橋さん

はい。だいぶ出されていました。三日間くらい連続で、そのエピソードが出てきました。(登壇者の皆さん:笑)

MC

横浜さんはいかがでしょうか。

横浜さん

同時期にヒーローをやっていたので、勝手に仲間意識みたいなものがありました。テレビでも(竹内さんの活躍を)観ていましたが、僕も先入観みたいなものは排除して共演しました。(竹内さんは)嘘のない、まっすぐな人です。気持ちの良い人だなという印象です。まっすぐすぎます。

MC

髙橋さんは、兄・階堂彬へのコンプレックスを抱く龍馬役を演じました。

髙橋さん

僕自身は一般家庭で仲良く家族と暮らしてきたので、家族の利害関係もないし、お兄ちゃんに対するコンプレックスなどもありません。自分にはなかったものを演じるということで、すごくチャレンジングな役だと思っていました。演じる上で意識したことは、いろいろなしがらみの中で、龍馬には責任感や焦り、悔しさなどいろいろな感情があったので、そういった感情をシーンごとに使い分けたり、バランスなどをたくさん考えたりしました。また、龍馬としてのクライマックスのシーンでは、その感情を全部出そうということを意識して臨みました。

MC

そのシーンもこれからご覧いただきますので、ぜひ注目してほしいですね。

髙橋さん

危ない! 今だいぶ言っちゃいそうになりました。すみません!

MC

撮影中、お兄さん役を演じた横浜さんとのエピソードがありましたら教えてください。

髙橋さん

池井戸さんの作品であり、豪華なキャストさんたちの中に自分が入らせていただくということで、毎日緊張していました。そういった中で流星くんと三木監督が、緊張した僕を支えてくださいました。そのおかげで素敵なシーンになったし、自分の中では「頑張った」と思っています。本当に作品を通して流星くんには支えていただきました。

MC

横浜さんにかけてもらった言葉で、覚えているものなどはありますか?

髙橋さん

観終わった後にもう一回登壇して言いたいくらいなんですが...。

MC

ネタバレになってしまうんですね。

髙橋さん

とあるシーンで、僕は"マックス緊張"していたんです。そこで流星くんが「二人きりにしてください」と言ってくださって...。そのシーンの撮影が終わった後に、自分の中でもうまくできたと思えたところで、流星くんがハグをしてくれました。そのことはずっと覚えています。

横浜さん

すごく大事なシーンだったんです。海人くんは気遣いの人だから、周りのことや時間のことを気にしてしまうかなと思ったので、撮影に集中してより良いシーンにするために「時間とか気にしなくて良いよ」「海人くんが落ち着いてからで良いよ」と話をしました。監督も優しいので、「大丈夫」と言ってくださって、結果良いシーンになりました。

髙橋さん

(そのシーンを)楽しみにしていただきたいです。

MC

江口さん演じる不動公二役は、山崎の直属の上司という役どころです。彼にとって敵として立ちはだかる場面もありました。竹内さんとの共演の感想を教えてください。

江口さん

また体がでかくなったんですよね、竹内くん(笑)。現場が終わった時には、もうちょっと痩せていたイメージだったんだけど...。
竹内くんはすぐに反応ができて、ストレートな俳優さんですね。一緒に演じていても、直球を投げてきてくれる。僕が演じた役は、嫌なヤツなんですよ。彼の申し出を受け付けない上司で、「僕だったら、この部屋にはもう絶対に来ないぞ」と思うくらいなんですが、また(山崎は)来るんですよね。僕らは、ほとんど二人だけのシーンでしたよね。アクションシーンもあったわけではなく(笑)。

ユースケさん

シャワーを浴びるシーンがありましたよね。石鹸で体を洗い合うという。(登壇者の皆さん:笑)

江口さん

そんなシーンはないよ! みんな気心の知れたメンバーなんです(笑)。映画を観ましたが、東海郵船側と、僕たちの銀行側とでは、また違った壁があって、観終わった後に背中を押してくれるような映画になっています。特に働いている人、これから働こうと思う人にとっては、気持ち良い気分になれて、「しばらくはこれを観て頑張れるな」と思えるような映画だと思っています。

竹内さん

僕は江口さんと(芝居を)やる時は、まっすぐ、正面から行って、完膚なきまでに打ちのめされようと思っていました。絶対に越えられない壁というか、江口さんが不動さんなりの正義を貫いてくれたので、本編では気持ちよく負けています(苦笑)。

MC

石丸さんとユースケさんは、お互いに異なった想いを抱えた兄弟を演じていました。現場の雰囲気はいかがでしたか?

石丸さん

僕ら兄弟は、この映画の中では、会ったら、ほとんどケンカしているんですよ(苦笑)。

ユースケさん

僕の(演じた役の)方が、常に突っかかっていくという設定でしたが、もちろん現場では仲良くやっていました。二人で一緒にシャワーを浴びて(笑)。あと(もう一人の弟役に)児嶋(一哉)くんがいるんですよ。三人兄弟なんです。どんな兄弟なんだって! (登壇者の皆さん:笑)
僕自身は長男で、昔から兄貴がほしかったので、石丸さんみたいな兄貴がいてくれたら良いなと思ってやっていました。本当は仲良くやりたかったんです。でも、今江口さんが演じたのは嫌な役だと言っていましたが、僕が演じたのはそれに輪をかけて嫌な役なんですよ(苦笑)。観てもらったら分かりますが、いつもケンカをふっかけてばかりだったので、ちょっと辛かったです。

MC

数々の青春、恋愛映画を手がけてきた三木監督。池井戸作品の映画化は、これまでとはまた違った挑戦になったのではないでしょうか。

三木監督

これまでは高校生や大学生のキャラクターを描く作品が多かったですが、それが新入社員になったかなぁくらいの感覚と言いますか...。若い二人が壁にぶち当たって、そこで必死にもがいて乗り越えようとしていく姿を描くということは、やはりそれも青春モノになると思うんです。人間ドラマであるという部分では、今までつくってきた作品とそんなに変わらないのかなと思っています。そこの熱さみたいなものは、今回もしっかりと映画に込めたつもりです。

MC

皆さんに共通質問をさせていただきたいと思います。「アキラとあきら」が信念を胸に切磋琢磨する本作のストーリーにちなみ、皆さんが仕事をする上で大切にしている"信念"について教えてください。

竹内さん

信念ですか...。(テレビ朝日系列で現在放送中の木曜ドラマ「六本木クラス」で"信念の男"を演じていることから)それは"六本木の男"ということで答えた方が良いですか?(登壇者の皆さん:笑) 信念という言葉を聞いちゃうと、そっちに引っ張られてしまうので...。危なかったです(笑)。「アキラとあきら」ですね。
僕はこの仕事を始めてからもうすぐ10年になりますが、やっぱり現場が好きなんです。その話は流星くんともよくするんですが、現場でいかにみんなでコミュニケーションを取って、セッションして、良いところに持っていけるかという作業が一番好きだし、楽しいことですね。時間がない中でも、こうやってすばらしい方々が奇跡的に集まって、作品をつくるからこそ、コミュニケーションをできるだけたくさん取って意見交換をすることが、一番大事かなと思っています。「アキラとあきら」として話すなら、そうです。"六本木の男"だと復讐のモードに入ってしまう(登壇者の皆さん:笑)。

横浜さん

妥協しないことです。やはり皆さんに良い作品、心に残る作品を届けるためには、それぞれが同じ方向に向かって、妥協しないことが大事だと思っています。

MC

困難なことがあった時に一瞬、妥協しそうになったりはしますか?

横浜さん

ないです。皆さんの心に残る作品を届けるということを考えていれば、「妥協していたらダメだ」と思っています。それは、失礼になると思っています。

髙橋さん

自己満足にならないことですかね。お芝居の世界でも「そうだな」と気づいたのは、やはり必ず相手がいて、相手と会話してやるものだということです。あと、僕はアイドルをやっているんですが、必ず聴いてくれる人、観てくれる人がいるので、「そういう人たちの気持ちになるべく寄り添えるように」ということはずっと考えています。その考えは、すべての仕事に通じるなと思っています。

石丸さん

今回の作品で僕は、東海郵船という企業の社長役を演じています。"郵船"ということは、船ですよね。船というのは、寄港地に向かっているけれど、多分まっすぐには着けないんですよね。大波が来たり、天候が荒れるかもしれない。でも寄港地を目指してずっと進む。それは、一人ではできないんです。チームプレイです。乗組員みんなでチームになって、力を合わせて向かっていく。それは僕の仕事にも共通していますね。僕は舞台をやっていますが、メンバーみんなで走って、終演を迎える。そういうことだと思っています。

ユースケさん

これだけ真面目な話が出てね...。同じことを僕も思っていますが、僕の信念というと「これはどう考えてもサンタマリアの無駄遣いだな」と思うような作品は断るようにしています。(登壇者の皆さん:笑) 別にセリフがあろうがなかろうが、良いんですよ。自分が出る意味があると思えるものだったら良いんですが、どう考えても「サンタマリアの無駄遣いだろう!」というような作品は断るようにしています。(登壇者の皆さん:笑) (オファーは)うれしいんですがね。

MC

では今回の作品は、無駄遣いではなかったと。

ユースケさん

とんでもない! ここで「無駄遣いだった」なんて言ったら大変なことになりますよ!(登壇者の皆さん:笑) 観ていただいて皆さんの判断になりますが、僕自身はものすごく充実しています。

江口さん

僕も、みんなが思っているようなことですよね。普通の会社だとそれはそれですごく大変だと思うんですが、こういう仕事をしていると毎回メンバーも違うし、新しいことに日々挑戦していくことになるので、「いつまでも挑戦していく」ということが大事かなと思っています。僕自身も映画を観たり、音楽を聴いたりすることをエネルギーにしているので、自分もそういったものを作品に返していきたいと思っています。でも、オファーはだいたい受けるようにしていますよ(笑)。ワンシーンでも受けるようにしています。監督との出会いもありますから。

ユースケさん

それは僕もです。(登壇者の皆さん:笑) それを度外視した無駄遣いが、たまにあるんです! みんなはないかもしれない。僕はたまにあるんですよ! 「なんだこりゃ」みたいなやつが、たまにね!

三木監督

希望を描くことです。池井戸さんも幅広い年齢の方に愛されている作家さんですが、今回の作品は特に若い人に観てもらいたいなと思っています。これから社会人になる人や、社会人になりたての人など、今は特に若い世代にとっては大変な世の中だと思います。今回の映画の二人のもがいているさま、それでも歯を食いしばっているさまを見て、若い皆さんへのエールになれば良いなと、この作品自体が希望になれば良いなと思っています。

MC

今日は原作者の池井戸潤さんからコメントをいだいています。

【池井戸さんからのコメント】

「アキラとあきら」は、ビジネスストーリーとしても青春ストーリーとしても高次元で融合した、すばらしい作品になりました。抑制のきいた繊細な演出で、正面からヒューマンな映画に仕立てたところに、三木監督の力量を感じます。竹内涼真さんと横浜流星さんはじめ、俳優さんたちのすばらしい演技も見どころ。きっと多くの人たちの心に響くでしょう。

竹内さん

うれしいですね。先ほど池井戸さんと流星くんと三人で一緒に取材をして、(本作を観た)池井戸さんが「より、『アキラとあきら』の小説が好きになった」とおっしゃっていました。それは本当に僕らとしては一つ、頑張った救いになったと思います。

横浜さん

やっぱり生みの親に認めてもらえたということは、幸せなことだと思っています。

MC

最後にキャスト、スタッフを代表して、竹内さんと横浜さんからご挨拶をお願いいたします。

竹内さん

今回の作品で流星くんとご一緒できてすごくうれしかったです。もっと違う場所でまた一緒にいろいろセッションしたいなと思っています。
本作では主人公たちが反発し合いながらも、お互いを求め合って、社会の荒波に向かって一生懸命に頑張っています。仕事をしている中で、そして日常生活においても小さな壁、大きな壁などいろいろとぶつかると思うんです。本作では、そういう時にお互いを高め合える存在や、戦いながらそれをどうやって乗り越えていくかという、人間らしい、泥臭い生き様のようなものが、熱く描かれていると思います。そういう熱いものが、皆さんの日常生活において、前向きに生きていく中での一つの糧になれば良いと思っています。

横浜さん

改めまして、本日はありがとうございます。これから観ていただくということで、 皆さんそれぞれこの作品の受け取り方は違うと思うんですが、この作品が皆さんに活力を与えられる作品になってくれたらうれしく思います。公開は26日なので、公開まで「アキラとあきら」をよろしくお願いします。