20周年を迎えた「難民映画祭」に、今年も東宝グループが協力
2025.12.04
- サステナビリティ
国連UNHCR協会が主催する「難民映画祭」は、「ある日突然『難民』と呼ばれるようになった人たちにも、かけがえのない人生があることを知ってほしい」―という想いのもと、日本社会で難民問題への理解と共感を広げることを目的に2006年より開催されています。同映画祭は今年で20周年という大きな節目を迎えました。これまで270作品以上を上映し、累計10万人を超える来場者数を記録するなど、難民問題への理解促進に大きく貢献しています。東宝グループは、この意義深い活動に継続的に協力しています。
20周年を記念して、これまで東京会場のみで開催されていたイベントの規模を大幅に拡大しました。今年は東京会場に加え、大阪会場でも実施。さらにイタリア文化会館での特別上映も行われました。
東京のオープニングイベントは、2025年11月6日(木)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催されました。オープニング作品としてスーダンでの内戦を命がけで生き延びた5名が記憶を語るドキュメンタリー映画『ハルツーム』を上映。合わせて、ギタリストでUNHCR親善大使を務めるMIYAVI氏、モデルの紗栄子氏、俳優の石原さとみ氏がゲストとして登壇し、会場を大いに沸かせました。
まず、上映前に第一部のトークイベントとして、MIYAVI氏と紗栄子氏が登壇。世界各地を巡り難民支援に携わるMIYAVI氏と、一般社団法人Think The DAYを立ち上げ、国内外の被災地支援を行っている紗栄子氏により、難民問題や2人自身が行っている支援活動についてトークセッションが行われました。続いて、上映後には第二部のトークイベントとして、MIYAVI氏と石原さとみ氏が登壇。実際に海外支援活動の経験がある石原さとみ氏は、自身の体験を通じたメッセージを投げかけ、来場者に難民問題解決への熱い思いを伝えました。
大阪のイベントは、2025年11月13日(木)、TOHOシネマズ なんばで開催されました。東京会場でも上映されたドキュメンタリー映画『ハルツーム』の上映後、スペシャルゲストとしてお笑いコンビ・天才ピアニストの2人が登壇。会場では、国連UNHCR協会職員による「もし、日本で内戦が起こったら」という内容のレクチャーが行われた後、ゲストの天才ピアニストから職員へ向けて、質問や意見が投げかけられました。お客様は、紛争や迫害で故郷を追われる人々の現状について、ゲストと共に学び、その現実に深く想いを馳せる貴重なひと時を過ごされました。
当社グループは、今後も本映画祭を通じて、日本の多くの方々に難民問題への理解を深めていただくとともに、難民への支援活動に貢献してまいります。
©国連UNHCR協会
【開催概要】
<東京開催>
・開催日:2025年11月6日(木)
・上映作品:ドキュメンタリー映画『ハルツーム』
・場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
・ゲスト:MIYAVI氏、紗栄子氏、石原さとみ氏
<大阪会場>
・開催日:2025年11月13日(木)
・上映作品:ドキュメンタリー映画『ハルツーム』
・場所:TOHOシネマズ なんば
・ゲスト:天才ピアニスト